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美術部に入ったらヤンキーばっかだった話
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1:
俺が中学生の頃の話しなんだけど、
思い出す事があったんで良かったら聞いてくれ
2:
俺の通ってた中学校は地元ではあまり良い噂のない中学校だったんだ
俺は小学生の時にいじめられていたし
中学でもいじめられたくなかったんだけど
何せめちゃくちゃ中学校が近かったもんだからそこに通う事になってた
あんまりヤンキーとか関わりにならないよう
平穏な中学生活を送ろうと心の中で決心して俺は通い始めた
3:
入学してすれ違う先輩達っていうのが
本当にヤンキーで、制服をダラダラ着てたり
中にはほぼ私服の奴がいたりした
本当関わりになりたくないと思っていたが
部活は絶対入らなくちゃいけない制度だったので
俺は体験入部にも行かず美術部で届けを出したんだ
それが俺の中学生活がめちゃくちゃになった原因だった
4:
入部届けを出しに美術部の顧問の先生を訪ねたときだった
先生は意外そうな顔で俺をみてた気がする
先生は
「おまえ、美術部でいいんか?大丈夫?」と念を押してた
俺は何の疑問も思わず
「はい、美術部が良いんです」
とか言って見事入部が決まった。
先生に
「とりあえず来週の月曜の放課後美術室においで」
と言われた
5:
そして月曜の放課後
俺は初めての部活に緊張しながらも
「まぁ俺と同じような地味な人たちがいるんだろう
漫画書いたり、漫画読んだりゲームの話で仲良くなろう」
などと考えていたわけだ
だが違った
異変に気づいたのは廊下を歩いてた時だ
明らかに私服みたいな格好のヤンキーが美術室に入っていく
しかも三人くらい
俺は補習とかなのかなとか
まさか美術部じゃねぇだろとか思いながら美術室のドアの前まで来た
6:
中からぎゃーぎゃー声が聞こえる
本当ヤンキーが騒いでる音が聞こえる
俺はつばを呑んで扉をあけた
一瞬静かな空気が流れた
「お前か!!新入部員は!!!!」
と奥の方で机に座ってた色とりどりのズボンを履いて
なんかチェーンをじゃらじゃらさせてるヤンキーが叫んだ
俺はびびって
「ひゃあああい」とか言ってた
7:
ホントに美術やりたいやつはどうするんだろ
9:
それからなんか始業式で見た事がある
まじめそうなさわやかな先輩が
「びびってるだろ!大声だすなよ!」とか言って俺の前にたった
「ここが美術部だよ、名前は?」
「あ、え、あ、俺です」
「俺くん!美術部にようこそ!」
まじめそうな先輩が席に着くように促してくれた
10:
ストーリーの予感
12:
>>10 ちょっと盛ってるしだいぶ前の事だから細かい所ちがうと思うけど実話
そして椅子に座るとヤンキーに囲まれる俺
7人の先輩に囲まれ本当にちびりそうだった
で質問攻めにあうんだが
「彼女いる?」とか
「音楽なにすき?」とか
「ゲームやる?」とか
「漫画は?」とか
なんか集中砲火だったから何も答えられずに
あわあわしてた
16:
そして真面目そうな先輩が
「まぁとりあえず体験入部も来てないし美術部の説明をしよう」
と先輩方に提案をし
真面目そうな先輩が黒板の前にたった
まじめ「部長、説明して」
ジャラジャラ「うす!」
俺は意外すぎて
「えぇええ?」とか言っちゃって周りの先輩に笑われた
17:
じゃらじゃら「俺が部長のジャラジャラだ!よろしく俺君!!」
俺「は、はい!」
じゃらじゃら「えー美術部の活動について説明するんだけど!!
えっと平日は毎日部活あります!
終わり時間は一応6時!で8時まで残って良いって先生がいってくれてる!
で、朝は7時から部室(美術室)開けてるから!合鍵後でわたすわ!
とりあえず一番先に来た人が部室をあけること!以上!」
俺「?え?ええ?えと」
真面目「困ってんじゃん、活動の内容教えろよ」
先輩方「説明へたすぎだろ」
じゃらじゃら「だあああ、わああったよ!!!
えっとこの美術部は基本的にガチで美術やるから!!よろしくね!!」
俺はまったくついていけてなかった
11:
ヤンキー 「ダヴィンチマジパネェ」
>>11 ヤンキー「やっぱデュシャンやべーわー」だった
18:
じゃらじゃらいい人そうだな。
19:
>>18 みんな良い人だったよ
真面目「えっと美術にもいろいろあると思うんだけど
この美術部は正真正銘美術をやります
もっとわかりやすく言うと作品をつくるんだ
で、まぁ詳しい話になっちゃうんだけど
現代美術って言う一番新しい美術をやる部活って事ね」
じゃらじゃら「まじ美術はんぱねぇーから!」
俺「あ、えっと」
実質真面目が部長なんだと悟った
20:
真面目「ほら、部長、各自の活動内容」
ジャラジャラ「そーだった!えっとみんなの自己紹介をかねて
どんな作品つくってるとか言ってもらいまーす」
俺「は、はぁ。」
ジャラジャラ「まずは俺!the俺!俺は絵を描いてます。
絵と言ってもこういう感じのPOPな感じの絵です」
写真をパラパラ見せてくれる
じゃらじゃら「どーよかっこいいっしょ
で、まぁなんかナイキとか、マクドとかのそういうゴミとか箱とか
張ったりしてます!」
俺はさっぱりついていけんかった
21:
まぁそんな調子でその場にいた先輩がたの自己紹介タイムは終わり
俺が自己紹介する番になった
「あ、えっと俺って言います。
あの現代美術とかちょっとわからないんですけど
精一杯頑張ります、よろしくお願いします」
そんな感じで初日は終わった。
帰り際に部長に
「明日朝からこいよー!!」って言われて
正直しんどいなぁとか
なんで朝からやるんだとか
本当なんでこんな事にとか思ってました
22:
俺は次の日朝だいたい7時10分頃に学校いったんだが
もう既に先輩方が揃っていて驚いた
みんな絵をかいたり粘度いじったりしてて
俺は何をしていいかわからないまま
先輩たちの様子をみてた
寡黙な感じの頭をワックスでツンツンさせた先輩が
俺に近寄ってきた
ツンツン「何か作らないのか」
俺「正直どうしていいかさっぱりで」
ツンツン「そうか」
俺「はい…」
ツンツン「放課後、部室くる前に俺のとこ来い。終わったら体育館裏で集合だ。」
俺「・・・・・」
全俺が恐怖した
ちょっとタバコすってくる
23:
放課後おそるおそる俺は体育館裏に行くとツンツン先輩がいた
一定の間合いを取りつつ何時でも逃げられるようにしていると
ツンツン先輩は地面の方を指差しながら
ツンツン「ピーマンとネギ」
ツンツン「夏に素麺食べるんだ」
ツンツン「あとバジルも育てようと思う」
俺は何を言ってるのか
そしてこの人は何を俺にしたいのかさっぱりだった
24:
ツンツン「美術は嫌いか?」
俺「いや嫌いではないですけど、どうしていいかわからないです」
ツンツン「わかった」
そう言ってついてこい的なジェスチャーをして歩き始めた
ツンツン「ゲーム好きか?」
俺「あ、好きです」
ツンツン「スマブラできるか?」
俺「あ、できます」
ツンツン「そうか」
そう言うと美術教官室につれていかれた
25:
何この心温まりそうな話
26:
美術教官室に入ると
ひとりの先輩が64をやってた
ツンツン「スマブラ」
64さん「おーけ!」
そういうとスマブラを起動して
俺にコントローラーを渡し
64さんはネスを選んだ
俺はカービィとか選んでたと思う
64さん「本気でかかってきて」
俺「は、はい。」
俺は別にスマブラとかそんなうまくなかったけど
精一杯頑張ろうと思った
28:
64さんはめちゃくちゃうまかった
俺を投げては下に突き落とす流れ作業のような試合だった
64さん「今のは良くない例ね」
俺「あ、はぁ」
次に64さんはルイージを選ぶ
俺はファルコンを選んだ
ボロボロに負けた
だけどさっきの試合とは何か違った
64さん「どっちも負けたけどどうだった?」
俺「あ、後半の方が楽しかったです」
64さん「だろ?」
俺「は、はぁ」
29:
64さん「いいか、俺くんよぉ、
勝つ事は重要だけどよ
その勝ち方ってのがもっと重要なんだわ、わかる?」
俺「まぁ、なんとなく」
64さん「後半の方が美しかったじゃん。
俺ルイージ好きなんだけどよぉ
ルイージで格好良く勝ちたいんだわ」
俺「はい」
64さん「いかに格好良く勝つか。これよ。つまり。」
俺「はぁい…」
64さん「わっかんねぇーかなぁー、前半は勝ったけど全然美しくなかったじゃんよ
でも後半は、『俺君』とちゃんと闘ってたし、かっこ良かったと思うわけ!」
30:
俺「あーなんとなくわかってきました」
64さん「いいか!ゲームにも美学がいるんだよ!!わかる?
強いキャラで強い攻撃ばっかしてるのなんて格好良くないんだよ
ハメなんて全然楽しくない!
好きなキャラで格好良く勝つ、もしくは格好良く負ける!これがゲームの良い所だとおもうわけ!!」
俺「な、なるほどー」
64さん「格好良く勝ったり負けるのは芸術だと思う訳よ。
だから俺は正々堂々学校で美術部としてゲームをするわけだ!!」
ツンツン「そう言う事だ」
俺「そう言う事なんですね!(全然わかんねぇええええええ)」
32:
とりあえずその日ツンツン先輩が言いたかった事は
後から気づいたんだけど
まぁどんな形であれ芸術にしよーってのがこの美術部なんだって事だったと思う
で、まぁ部活の事全部話したらきりが無いので
面白かったり嬉しかったりした事件とかについて話してこうと思う
部活に入って2週間くらいたって
先輩達からプレゼントを貰った事があった。
それは黒いツナギだった。
先輩達は自分でツナギやら作業着を持ってきてたんだけど
俺が初の後輩だったっていうのもあって嬉しくてくれたらしい
俺もすごく嬉しかった
みんな作業着を来てる中に俺1人制服だったから
これで仲間になった気がした
はやく先輩達みたくツナギが汚れていって
ボロボロになったり、いっぱいペンキやら色とりどりのツナギになってほしいって思ってた
そんなある日
33:
前にも書いてたけど俺は小学生の時いじめられてた
っていうか実は中学に入って最初もそのままいじめられてた
まぁ上履きを隠されたりとか、キモイって言われたりとかね
ある時ツナギを隠された
俺はクラスのロッカーに入れてたんだけど
それがどこ探してもなかった
先輩に申し訳なくて
そのまま部活行ったらバレちゃうから
今日は委員があって遅くなるって嘘ついて
放課後1人で探してた
でもやっぱりどこ探しても無かった
その日は部活に行かなかった
次の日
俺は部活に制服で行った
先輩にはツナギ洗濯したんだけど乾いてなかったと伝えた
34:
続き気になる
期待
35:
ジャラジャラ「ツナギ洗うとか斬新だわ!」
とか言ってた
真面目先輩「お前はたまには洗えよ」って突っ込んでた
で、その日俺はちょっと用事があるとか言って
ツナギをまた探してたんだ
でも結局その日も見つからなかった
そしたら次の日の昼休み
ジャラジャラ先輩が俺の教室に来た
「俺ちゃんいるーーー!?」
相変わらず騒々しい声で
俺「どうしたんですか先輩」
ジャラジャラ「もー、俺たちのプレゼントしたツナギ落としちゃ駄目よ★」
と言って俺のツナギを持ってきてくれた
36:
俺「え、あ…どこにあったんですか?」
ジャラジャラ「んー?普通に道ばたにおっこってたよ!
最初死体でも見つけちゃったかと思った★」
とかなんとかいつもよりチャライ感じで喋ってた
ジャラジャラ「じゃー!放課後部室でなー!」
それからイジメはぱたりと止まった
なんとなくわかってたけど
ちゃんと真相をしったのは
卒業して美術部の同窓会をやった時だった
38:
どうやら、俺がツナギを探しているのを
そんでもっていじめられていたのを
先輩方は知ってたらしい
それでイジメてた奴を特定して
ジャラジャラ先輩は直接そいつの所に行って
ツナギのありかを聞き出し俺に届けてくれたらしい
ジャラジャラ先輩の見た目が見た目なんで
イジメてた奴もそれ以降俺に関わろうとしなくなった
39:
ジャラジャラ先輩はそんな感じだったので
普通にサッカー部とかそういう人たちとも仲良くしてたし
足も早いし、スポーツ神経万能だったし、派手だったから
とにかく目立ってた
仲良くやろう精神で普通に俺みたいな暗い奴でも
他の人と同じように接してくれた
本当良い部活と先輩だったんだ
40:
これは聞いた話なんだけど
ジャラジャラ先輩はある革命を起こした事があった
ツナギもそうなんだけど普通美術部ってエプロンじゃん?(勝手なイメージ)
っていうかツナギはOKでも作業着と称してGパンやら
普通にTシャツやら着てたのは完全にアウトだったにも関わらず
ある日ジャラジャラ先輩は真面目先輩と共に
校長に直談判しにいった事があったらしい。
作業をするから作業着の持ち込みと着用を許可してほしいという交渉
でも最初校長は認めてくれなかったらしい
ある日ジャラジャラ先輩は蛍光オレンジのペンキを
制服を着た状態で頭からかぶって朝礼に出た
もちろん担任やらに自室にいろとか言われたらしいけど
それを振り切って蛍光オレンジのまみれの格好で朝礼にでた
41:
かっこいい!!!!
42:
それが気に食わなかった校長が
ジャラジャラ先輩に名指しで前にでろと言った
ジャラジャラ先輩は前に出て
それを校長が
最近風紀が乱れている、これはなんのつもりだ
とみんなの前で問いつめたらしいんだ
先輩はマイクを奪って
「美術部で作業着に着替えられなかったから
制服で制作したら汚れてしまったんです
作業着を認めてください」
とみんなの前で言ったらしい
それ以降作業着が解禁になったそうな
ただ美術部だけ。
44:
オレも美術部だったけどそこまでぶっ飛んでなかった。
45:
まぁそれ以降は
さっき言ったように
作業着と称したGパン、シャツ、パーカー、キャップ
安全靴と称して上履きを履かずお気に入りのスニーカー
とやりたい放題だった
46:
スマブラ大会の話
64先輩がある日
「大画面でスマブラやりてぇ」と呟いた
みんなしてやろーやろーと盛り上がったんだけど
美術室にはちっちゃいブラウン管テレビしかなかった
そのテレビもゴミで出てた奴を拾ってきたもので
音が片方しか聞こえない祖末な物だったんだ
作戦会議の結果
視聴覚室っていうなんかビデオを見る教室があって
そこを使ってスマブラをやろうという話になった
だが、問題があった
作業着は良いけどゲームは認められていない
顧問の先生が黙っててくれたのと美術部の中だけの話だったから
どうにかすんでたけど
さすがにまずいという話だった
47:
64先輩は
・大画面でプレイしたい
・なんだったらトーナメント戦やりたい
・学校中のスマブラ好きを集めたい
という無茶な要望をだした
俺は内心
さすがにいくらなんでも無理だ
と思っていたが
真面目先輩「あ、良い事思いついた。
明日、ちょっと考えたのまとめてくるから。」
とか言って帰っていった
48:
次の日真面目先輩は顧問の先生を連れて部室にいた
全員集まると真面目先輩が口を開いた
真面目先輩「僕たち、講演を開きたいんです、外部から人を呼んで」
先生「そうか、なんの勉強会だ?」
真面目先輩「新しいメディアについて触れていきたいんです
ゲームや漫画などそういったサブカルチャー的な事をしっかり学びたくて
それでレクチャーしてくれる方も勝手ながらお話させて貰っていて」
先生「そういうのは俺通してくれないと。で、その人は良いって?」
真面目先輩「はい、来てくれるそうです。それも三日も。
なんで三日間視聴覚室を放課後貸していただけませんか?」
俺は正直、この人たちやばいと思った
49:
甘え過ぎ
50:
先生はもう段取りできてるなら仕方が無いと言っていた
「先生から挨拶しなくちゃいけないから電話番号と名前を教えてくれ」と言っていた
真面目先輩は
「わかりました、その方の番号はホニャララで」
先生「ふむふむ」
真面目先輩「64さんと言います」
先生「え?すごい、同姓同名!」
みんなでその後急いで64先輩の家に帰って電話の前で待った
すると学校から電話がかかってきたので真面目先輩が電話にでて
任天堂64などを使ったレクチャーをしたいと思っているとか説明をし
何日からよろしくお願いしますと伝え電話を切った
51:
正直先生は気づいてたのかどうなのかわからないけれど
どっちにしても抜けてんなぁとか思ってた
それから講演会のポスターを作ったりして
学校中に張りまくった
学校では生徒達の中でスマブラ大会という事が伝わっていた
当日、64先輩は何故か白衣を着て現れた
それを丁寧に真面目先輩が対応する
爆笑するジャラジャラ先輩
やられたわーとか言ってる顧問の先生
視聴覚室に64先輩が64とスマブラを持って入った時
すでにいた30人くらいの学生が歓喜の声をあげた
64先輩がよくわからないレクチャーみたいな事をした後
ついに大会は開幕したのだった
53:
大会は5時半くらいまで続いた
が、
講演会のポスターを見た校長と教頭が
視聴覚室に現れた
一瞬にして静かになる場
校長が口を開く
「おまえらなにしとるんだ」
それでしかない言葉を前に64先輩は
「ゲームという新しい文化に対してのレクチャーです」
とか言ってたけど
美術部全員御用になった
52:
おもしろいです
ギャグ漫画みたいな思い出羨ましいです
54:
>>52 先輩達の変なやる気がこんな思い出を作ってくれました
ものすごく叱られ
全員反省文と親に連絡が行った
俺は今までいたってまじめな子だったので
この時初めて問題を起こして学校から親に連絡だったから
親もすごく怒ってきた
でも、小学生の時と比べ明るくなって
先輩達と一緒に悪巧みをしてた事が実は少し嬉しかったらしい(大人になってから聞いた話)
55:
ヌードクロッキー会
夏休み
ジャラジャラ先輩と真面目先輩がニヤニヤしながら
「ヌードやります!!」と言った
デッサン自体はなんかちょいちょいやったりしてたけど
遂にヌードかと
中学生というおませな時に俺と先輩は燃えた
モデルさんを呼ばなくちゃいけないから
お金をださなきゃいけないって話しで
みんなでお金を徴収した
57:
そして当日
朝から美術部は準備をしていた
顧問の先生はさすがになれていたのもあって
テキパキうちらに指示を出した
モデルさんが現れて美術教官室は休憩所みたいな感じで
そこで着替えててうちらは隣にはいま裸の女の人がいるんだとか思ってたりした
が出てきてのはワンピースをきた女の人だった
うちらは困惑した
ヌードで頼んだはずだと
顧問がもしやなにかしたのではないかと
顧問が
「15分間で3セットでクロッキーします。その間動き続けてください。
その後は20分3セットでポーズ指定しますんで…」
モデルさん「はい、わかりました。よろしくお願いします」
58:
顧問「じゃあ今からお願いしますね」
モデルさん「はい」
といってワンピースを脱ぎ台の上にたった
俺と先輩達はしばらく、たぶん5分くらいその体を見ていた
初めて生でみた
あたりまえだけど裸だった
顧問も描くのに加わっていてうちらの様子を見て咳払いをした
俺も先輩もそれで気づいて絵を描き始めた
60:
でも本当不思議で
いざ描き始めるとエロい考えなんてものはどっかに飛んじゃうのね
動いているモデルさんの体の流れみたいなのを
一生懸命追っていく
なんかすごく必死に描いた
でクロッキーが終わった後、
モデルさんが椅子に座っているのをデッサンした
時間が無かったから完成はしなかったけど本当楽しかった
モデルさんのポーズは終わり
講評っていう絵を全部並べて顧問の先生や先輩とかが
意見をいうのがあるんだけどそれが始まった
59:
うちら に物凄く違和感感じる
男でも使うんか?
61:
>>59 俺に姉貴がいるからかな
俺は男だよ
しかも顧問の先生がモデルさんまで呼んで
「どれが良いですか?」とか聞いた
みんなそんなにうまくないけど
モデルさんが
「中学生でこれはうまいですよ!」と言ってくれた
64先輩が
「一番を決めるとしたらどれ!?」って聞いてて
モデルさんが俺のクロッキーを指差してくれたのがとても嬉しかった
このモデルさんを描いた日
あんなに楽しみにしていたジャラジャラ先輩は夏風邪で休んだ
それ以降みんなに童貞と呼ばれるようになった
64:
美術部誕生の話
もともとこの中学に美術部は無かった
昔あったらしいけど部員がいなくて廃部になったらしい
というか存在自体はしてたんだけど誰もいなかったから
実質廃部みたいなもんだった
ジャラジャラ先輩と真面目先輩、ツンツン先輩が一年生だった時
教育実習生がきたらしい。
美大の学生だったらしいんだけど
その人は耳にでかいピアスの穴があったり
ジャラジャラ先輩が思っていた美術をやっている人とは正反対だったらしい
じゃらじゃら先輩はそれまで美術っていうのは
暗くて、面白みもなくて、地味でオタクみたいな人が美術をやってると
思ってたみたい。
ちょっとコンビニ行ってくるわ
65:
胸糞話かと思ったらいい話系かよ
66:
>>65 胸くそ話もあるよ
たまたまその教育実習生(ピアスさん)はジャラジャラ先輩のクラスをうけもつ事になった
そのピアスさんは背が高くて、イケメンで
ファッションとか音楽とかいろいろ詳しかったらしい
じゃらじゃら先輩はその人と仲良くなった
それである日、そのピアスさんの通ってた大学に
真面目先輩とジャラジャラ先輩は見学しにいった
そしたらピアスさんみたいな人たちがいっぱいいて
絵を描いたり石を彫ったり、鉄が真っ赤になってたり
大工みたいな人もいれば、ギャルみたいな人もいたり
仙人みたいな人やオタクっぽい人もいて
画集とか開いて話し合ったりしてるのをみて
ずいぶん感動したらしい
それからピアスさんに現代美術の事を教えてもらって
そのパンク精神みたいなのとかに
ジャラジャラ先輩は憧れをもった
70:
それからガチ美術部を作ろうって真面目先輩にもちかけ
派手な宣伝活動と言う名のテロ行為を繰り広げていったらしい
まずポスターを制作
「来たれガチ美術部員
アートを言い訳にしよう」
だいたいそんな感じのポスターを学校中に張りまくる
しまいにはパチンコ屋の看板持ちみたいな感じで
看板を身につけて歩きまくってたらしい
お昼の校内放送をジャックしては
美術部員募集の宣伝をしていたらしい
64先輩から聞いた一番ひどい宣伝方法ってのが
給食中の校内放送でジャラジャラ先輩が一発ギャグを言い続ける放送
笑ったら美術部にならなきゃいけないっていう
64先輩はちなみにわらちゃって
仲良くなろうとおもって美術部員になったらしい
71:
後聞いてて覚えてるのは
授業と授業の間の休憩中に
じゃらじゃら先輩は教室をまわっては
黒板に「美術やろう」って書いてまわったらしい
すごいのは上の学年の教室までまわって
わざわざ頭をさげて書いてまわったってこと
ちなみにツンツン先輩は
ジャラジャラ先輩が一方的に大貧民をしかけてきて
負けたら美術部員になれって言われたらしい
もともとツンツン先輩とジャラジャラ先輩は仲がよかったらしく
それで入っちゃったらしいんだ
72:
(大富豪な気もするが…だまっとこ)
>>72 こっちじゃ大貧民って呼んでたよ
73:
初期の美術部は
じゃらじゃら先輩、つんつん先輩、真面目先輩の3人で
翌年に
64先輩と他3人が入部したらしい
でその次の年に
俺が入部
俺だけ宣伝活動やらなんかあったりして
入部してないから
不本意な部員って言われてからかわれてたわ
74:
なんかヤンキーっぽい話しがあんまり出てないから
ちょっとそっちの話しするね
体育祭の時
部活対抗リレーがあったんだけど
美術部は何やるかって話しになった
もちろん剣道部とかは剣道着を着てやるだろうし
サッカー部はサッカーボール蹴りながらやるだろう
吹奏楽部は楽器をもって走るに違いないと
美術部がいざやろうとすると地味だという話しになった
ジャラジャラ先輩「筆なんて生温い」
真面目先輩「石膏像とか?」
ジャラジャラ先輩「いやいや、うちらはガチ美術なんだからさ」
ジャラジャラ先輩「当日、俺がもってくるから!!みんな作業着わすれんな!」
77:
体育祭当日
ジャラジャラ先輩は大きな白い袋を持ってきていた
中身は教えてくれない
とりあえずリレーで最後ジャラジャラ先輩の所まで袋をもってこいとの事だった
不穏な空気が流れる
袋からちょっとはみだしているそれは
明らかに空気人形
あとやたらカチャカチャいう
空気人形だけではない『重さ』があった
俺と64先輩ともう1人の二年生は学年の席で応援がかりだったから
そのあとデカイ旗で応援してた
78:
体育祭のアナウンスがなる
「次は○○部と〜美術部、□□部、△△部です」
作業着でリレーにでる先輩方
まず二年生の先輩が袋をもって走る
さすがガチ美術部、運動部と互角くらいの早さ
ツンツン先輩に白い袋を渡し
一気に差をつけていく
正直美術部がもったいないくらい早いと思ってた
真面目先輩に渡り
ちょっとペースは落ちた物の以前一位
そしてジャラジャラ先輩の番がきた
79:
ジャラジャラ先輩は袋をもらうと
それはものすごい早さで
半周すると
いそいで袋から
空気人形と
ジャックダニエルと
タバコを取り出し
「芸術家は!!!!!酒と女とタバコじゃあああああ!!!」
と声をあげタバコに火をつけようとした所で
全力で入ってきた体育教師にドロップキックされた
80:
はたから見ると面白い光景だろうな
81:
真面目先輩はすかさずジャラジャラ先輩のところに走っていき
立ち上がったジャラジャラ先輩に右ストレートを入れ
体育教師と一緒にジャラジャラ先輩を連行していった
もちろん謹慎
中学なのにも関わらず謹慎
俺と64先輩は大きく口をあんぐりさせながら
さすがにそれは駄目でしょ、いくらなんでも
とお互いに思っていた
アナウンスで
「美術部員全員職員室にきなさい」と流れる
82:
職員室にむかうと体育教師以上にきれた真面目先輩がいた
正座をしているジャラジャラ先輩は
俺らに目で「タスケテ」ってやってくるも
64先輩が「馬鹿か」と言い捨て
俺も「あれはない」と言い
他の人も「正直うちらでもドン引き」と責め立てた
その間真面目先輩はジャラジャラ先輩の正座している
太ももの部分を足でぐりぐりしていた
真面目先輩が教師に他の部員は何をやるかしらなかった事を説明してくれたおかげで
ジャラジャラ先輩のみが謹慎処分になった
ちなみに謹慎あけ、真面目先輩になぐられた部分がめちゃくちゃ腫れている
ジャラジャラ先輩はモデル台の上で土下座を2時間させられ
それをみんなでデッサンした
83:
めっちゃ楽しそうな部活
84:
ちなみにそのデッサンした土下座したジャラジャラ先輩の絵は
お詫びの文とジャラジャラ先輩が書いた反省文と共に
校内のいたるところで展示された
85:
文化祭の話
文化祭、それは美術部が一番輝く場所
今まで話してた話しが美術っぽくない話しだったけど
実際毎日朝と放課後とか合宿とか
実はしっかり活動をしていた
なので文化祭はもちろん展示する事になっていた
どんな作品にするかとか
ひとりひとりがプレゼンみたいな事をして
どういう方向性でいくかみたいなのを決めてた
ちょいちょい顧問の先生がこういうテーマは?とか
言うんだけど
ジャラジャラ先輩は
「そんなそこら辺の中学生がやってるようなテーマは嫌だ!」と抵抗していた
86:
ジャラジャラ先輩は
「メメントモリでいこう!」とか言ってたけど
実際他の先輩とかはブーイングしてた
結果顧問の先生から出た「痕跡」ってテーマで作品を作るみたいな
話しになって各々だいたいの方向性が見えてきていた
がしかし、俺は現代美術とか何もしらない
まぁツンツン先輩と真面目先輩がちょこちょこ教えてくれた用語とか
作品の写真とかは知ってるけど
実際そんな見た事があるわけじゃなかったから
作品なんてどうしていいかわからなかった
87:
制作というか遊びみたいな感じの事はしてんだけど
いざ作品を作るとなると何をしていいかわからなかった
64先輩はゲームのコントローラー手の絵を描くとか言ってたし
ツンツン先輩は足跡で絵を描くとか言ってた
真面目先輩はなにやってたか思い出せないや
そしてジャラジャラ先輩は
幽霊を捕まえるって言ってた
みんなの話しを一通り聞いてから
俺は先輩達と海とか行きたかったなぁとか思ってたので
スイカ割りで絵を描く事にした
88:
まぁ結果展示はほぼ失敗だった
というより文化祭に向けて作った作品はあまり良くなかったと思う
ジャラジャラ先輩は良い!って言ってたけど
俺はあんまよくわからなかった
実際自分の作った物も良くないと思ってたし
ただでもツンツン先輩の絵はなんかかっこ良かった
画用紙にいろんな種類の靴の痕が泥でついてるんだけど
なんかかっこ良かった
文化祭に向けて作った作品よりも
日頃やってた遊びみたいな制作の展示の方が
俺は好きだった
91:
ジャラジャラ先輩は虫カゴを持ってきただけで
その中に女の幽霊がいるんだと言い張ってた
虫取り網にアルミホイルをつけてそれで取ったと言い張ってたけど
よくわからなかった
人をしっかり呼ぼうと真面目先輩が提案し
文化祭で外部の人にできるだけ見てもらえるよう頑張ろうと言う事になった
まぁ看板作戦や、よくわからない美術部マンなるジャラジャラ先輩のヒーロー物の寸劇や
さまざまな工夫で宣伝していた
宣伝から疲れて部室に戻ると
虫取り網と虫かごは撤去され
そこには土下座のデッサンがあった
タイトルも入れ替えられ「馬鹿」に変わっていた
真面目先輩、あんたよくわかってるって思った。
92:
そんなこんなで
三年生は受験のために
引退した
一年しか関わっていないが
あんなに悲しかったのは初めてだった
部室にいっても人が少なくて寂しかった
俺にとって初めての先輩という存在だったから
それはそれは寂しかった
94:
時の流れを初めて認識した
ここまで登場してなかったけど
64先輩の他に二年生の先輩は3人いる
the体育会系の「スポーツ先輩」(リレーに出た先輩)
ちょっとギャル男風の「パナイ先輩」
すごい漫画が好きな「ガンマ先輩」
三年のキャラが濃すぎたので話しに書いた時には全然でてこなかったけど
この三人もまた強烈な先輩だった
この4人と俺で先輩が卒業する前に
今の一年生の勧誘を徹底的にやろうという話しになった
95:
この新美術部で熾烈な宣伝をおこなった
まずおこなったのは各部活の幽霊部員チェックだ
幽霊部員という幽霊部員の名をどんどん集めてまわった
大半の部活も三年生が引退しているので
二年生の先輩達は同級生の部長達に声をかけ
幽霊部員を教えてもらった
そしてその幽霊部員達のロッカーや
下駄箱、机の中に
「美術部へようこそ」ってかかれたチラシを
めっちゃ入れまくった
それはそれは入れまくった
もう迷惑な程に
96:
何日も何日も、教室のゴミ箱は美術部チラシでいっぱいになるほど
刷っては入れ刷っては入れを繰り返した
そしてある日突然それを止めた
そう、パナイ先輩の考えた
「えー女の子ってさーめっちゃ毎日告白してから
突然やめるとさー気になって好きになっちゃうってあるジャン?作戦」
そしてまんまと引っかかった一年の
バスケ部幽霊部員が美術室を訪れてきた
彼は俺と違うクラスの俺の事をいじめていた奴のうちの1人だった
つなぎの犯人ではなかったのだけど
まぁ俺の事は小学生の時からいじめてた奴だ
まさかそいつがくるとは思ってもいなかった
97:
なぜ名前を挙げた時点で気付かなかった
98:
>>97 いや知ってた
けど本当にくるとは思ってなかったんだよ
そいつは俺を見るなり
「今までごめんな」って
そんで「俺、美術部はいりたいです、よろしくお願いします」
とそれはハキハキした声で言った
二年生達は多いに喜んだ
俺はちょっと複雑な気持ちだった
この場所も奪われるかもしれないとか思ってた
99:
が、ちがった
予想は多いにはずれた
朝は苦手らしく100%とは言えないが
放課後は100%部室にきて
一生懸命制作してた
デッサン用の鉛筆とか買って
デッサンしたり
先輩に美術の事を聞いたり
自分がきになってるアーティストの話しをしてたりした
それで俺とも仲良くなった
一緒に部活の勧誘を全力でやった
100:
それから部員があと一年生が1人増えた
それもいじめてた奴と仲がいい奴だったけど
そんな事関係なかった
普通に良い奴でこっちがアニメや漫画の話しをすると
ちょいちょいトライしてくれたりした
貸した漫画はしっかり返ってくるし
しまいには感想を長々きかせてくれるし
部室はだんだんまた盛り上がっていった
102:
で、卒業式。
うちらは何をしてやろうかと散々悩んだ
部員が増えた事で先輩も安心して卒業できるって事はもう
クリアしていたから
先輩がいなくなっても美術部の精神は残っていると言うのを
アピールしようと思った
103:
で、当日
準備は完璧だった
失敗した時の流れすら用意していた
卒業式がはじまる
在校生は最初から席についていて
卒業生が入場がはじまる
威風堂々と共に三年生達が入ってくる
真面目先輩は既に口元から目を手で押さえている
その様子をみてこっちももらい泣きしそうになる
ツンツン先輩もなにやら我慢してる風だった
104:
そしてジャラジャラ先輩が…
やられた
奴は金髪モヒカンだった
しかもなんとも斬新な
後頭部と生え際あたりのみのモヒカン
しかもそんな伸びてないから
江戸時代の時の子供みたいな坊主頭だった
場内はどよっとした
105:
真面目先輩とツンツン先輩は泣くのをこらえていた訳ではなく
あの面白頭のせいで笑いをこらえていたのだ
よくもまぁやるもんだと関心した
そして俺たちもやり返さなければと強く思った
卒業式が進む
合唱があったりして
卒業証書授与がはじまった
1人、そしてまた1人
よばれて校長の前にいき卒業証書をもらっていく
106:
ちなみにこの画像の真ん中みたいな感じのサイドがないバージョンね
真面目先輩が呼ばれた
スポーツ先輩とパナイ先輩がすくっと立ち
いかにもそれが普通ですと言わんばかりな紳士な立ち振る舞いで
壇上の真面目先輩の方へ近づいていく
卒業証書を貰った真面目先輩はこちらを向くと
その二人の動きを確認していた
壇上でしばらく動かない真面目先輩の姿をみた
保護者達はざわつきはじめる
107:
真面目先輩が
「さぁ、来い!」と叫ぶと
スポーツ先輩、パナイ先輩は走りはじめた
そして壇上にあがった時
打ち合わせでは特製卒業証書を渡すつもりだったはずが
二人は真面目先輩に
「おめでとおおおおおおうううううう」と泣きながら抱きついた
二人をなだめながら真面目先輩と降りていき
そして各自席についた
パナイ先輩の手には特製卒業証書が握られたままだった
108:
ちょっとしてツンツン先輩が呼ばれた
俺は緊張しつつも席を立ち
特製卒業証書をもち静かに近寄った
近寄っていく最中どんどん悲しくなっていった
あぁあの二人はそういうことだったのかと思った
案の定ツンツン先輩はこっちを向いていて
俺が近づけた時に
「ありがとうな、部活よろしくな」と
たぶん俺にしか聞こえない声で言った
その瞬間もう駄目でワンワン泣きながら
「今までありがとうございましたあああああ」と叫んでいた
席に着いた時思った
あぁ俺、特製卒業証書わたしそびれたと
109:
おいwww
111:
そして金髪モヒカンの番がくる
金髪モヒカンの担当は
64先輩とガンマ先輩だ
打ち合わせでは
金髪モヒカンが呼ばれた瞬間
歌舞伎のメイクをした64先輩が
頭の白い長いフサフサをぶん回しながら登場し
マイクを奪って罪状をよみあげ
ハリセンでたたくと言うものだった
ジャラジャラ先輩の名前が呼ばれる
と同時に思ったよりクオリティの高い歌舞伎の衣装を着た
64先輩とその着物をもつ黒子のガンマ先輩が出て行く
「であ〜〜〜えええええであ〜〜〜ええええええええ」
よくわからないがそれっぽい言葉を
それっぽい感じに言う64先輩は
あぁさすが二年生だけあってそれっぽいなって思った。
112:
壇上までが長い
64先輩は一生懸命顔を歌舞伎っぽく
頭の毛をフリフリさせながら
それっぽい言葉を叫んでいた
たぶん64先輩も
壇上まで思ったより長いと思ってたに違いない
何せ歩きにくい服をきて頭をぐわんぐわん揺らしているのだから
まっすぐすら歩けていない
その間
「であ〜〜〜えええええであ〜〜〜ええええええええ」
だけが響く
113:
相当面白かった
内輪ネタでしかないが相当ゲラゲラ笑った
ようやくたどり着き
マイクを奪い罪状を読み上げる
だが、涙やら緊張やらで全然何を言ってるかわからない
がとりあえず怒ってるっぽい感じはでてる
さすが64先輩
そして壇上にあがりハリセンを取り出し
ジャラジャラ先輩を引っぱたいた
115:
その瞬間
ジャラジャラ先輩は口から血を噴いた
64先輩はびっくりしすぎて壇上から落ちた
校長先生が
「だ、大丈夫か!!!」と叫ぶ
が、もちろんさすが校長先生
血を噴いた方には目もくれず落ちた歌舞伎役者のもとに向かう
そしてさすがは64先輩
歌舞伎役者として「だああーーいじょうぶでーーーす」と言った
校長は歌舞伎役者の持っていたハリセンを奪うと壇上のうえで
あたふたしているジャラジャラ先輩の頭を軽く叩いてから
「君には本当に毎回悩まされましたが
これだけ記憶に残る生徒も珍しいです。
卒業しても頑張って自分の意地を通しなさい」
とまたハリセンで軽く叩いた
116:
そして卒業証書とハリセンをジャラジャラ先輩に渡すと
ジャラジャラ先輩はこちらを向いて
「今までおつきあいいただきありがとうございました。
本当にありがとうございました」
と一礼してから校長の方を向き
一礼してハリセンで頭を叩いて席に戻っていった
117:
叩くなww
118:
何もうまく行かなかったが
とりあえず卒業式は無事終わった
卒業式後
校庭で卒業生達は歌舞伎姿の64先輩と記念写真をとって帰っていった
あぁひとつの時代がおわったのだと
そんな風に思った
121:
まだ素麺大会の話しとか
理科室炎上とか
先輩卒業してからは
新入生勧誘とか
俺が部長になっておみまいされたとか
まぁ色々あるけど
とりあえずこんなもんです
なんか質問ある?
122:
いまは何歳?
123:
>>122 心はガラスの十代
本当は31
124:
素麺大会
理科室炎上
Kwsk
125:
>>124
素麺大会は夏合宿で学校に部活勢はみんないて(主にスポーツ)
校内放送つかって前日に
ジャラジャラ先輩「明日は大量に素麺ゆでるから飯はまかせろ
各自めんつゆと薬味もってこい」
って放送しまくって
次の日に三階の美術室から長々と作った流しようの筒を
三階から一階の階段つたってグランドまで引いて
流し素麺した
その時いたスポーツ系の部活の連中もみんな割り箸と
麺つゆもって流し素麺したんだ
時々缶詰のみかんとか流した
126:
>>124 理科室炎上は
ミニ四駆大会を理科室でやったんだよ
そしたらあの先輩が
「俺、一階限りの最強のミニ四駆作った」
とかいって
プラモデル用のシンナーを充満させた
なんかラムネの容器とライターを乗っけたミニ四駆(もはや乗っけたというか本体どれだよってレベル)をね…
まぁわかるでしょ
ラムネの容器からでてる導火線にライターで火をつけて
ジェットエンジンになるとかいう説明があったんだけど
まぁそうはならず理科室が燃えたよね
といっても理科室炎上なんて大げさに書いただけで
先輩のミニ四駆が炎上して大変だったってだけの話し
127:
あぁこうやって過去を振り返ると
馬鹿だねぇ
馬鹿ですまされて良かったよ、本当
128:
その先輩と今でも付き合いあるの?
あとそういう部活で育って、今の仕事とかにいかされてる?
130:
>>128 みんなと付き合いあるよ
このあいだっていってももう何年も前だけど
何人か同じ大学だったし。
いかされてるよ。
132:
ちなみに最初に思い出す事があったと言ったのは
ジャラジャラ先輩に子供ができたんだ
それでメールがきたもんだから
つい色々考えちゃったわけさ
131:
大学は美術系?
美術部メンバーで美術系の職業についた人いる?
135:
>>131 うん、美術系だよ
っていうか奇跡の美大率だよ
今日登場したので美大に行かなかったの
ガンマ先輩だけかな
他は同じ大学では無いにしても美大に行ったよ
アーティスト目指す人もいれば
普通にデザインとか建築とかの事務所入ったり
バラバラだね。俺は就職した。
136:
時々、っていうか一年に一回は同窓会みたいな事をするよ
このあいだは真面目先輩の別荘に行った
まぁ個人で見ると結構あってるよ。
全員で会うってのは一年に一回くらいだけど
もろもろお互いの専門分野の事で会ったりしてる
138:
別荘…だと!?
140:
>>138 あれな、そんな大層なもんじゃないらしいよ
俺も詳しくは突っ込んでないから
まぁ俺もおなじ反応だった最初
141:
美大出て美術とはなんぞっていうのを人よりわかるようになったと思うから聞きたいけど
自分達の普段やってたことは現代美術だったの?また、はっちゃけたことをいっぱいしてるけど、そこで、美の感性を養われていたと思う?
>>141 いや、現代美術ではなかったと思うね。
まぁ言っちゃえば現代でやっている以上は現代美術って解釈もなくは無いけど
そんな都合のいい考えで美術やるつもりはなかったし。
それにあの時、中学の時はただ見よう見まねでやってただけだからね。
じゃあ何が現代美術なのかって本当難しい課題だと思う。
はっちゃけた事で美の感性が養われたかと言われるとそうではないかな。
部活で美術の事を知れて、作品や作家に出会えた事で美の感性というのは養われたと思う。
あのはっちゃけに関しては、美の感性と言うよりは
タガの外し方が養われたと思うよ。どっからどこまで外して良いかっていう事もね。
お酒が飲めるようになって、最初に
自分はどこまで飲めるか知る事が大事だと思うんだけど
そう言う事が中学の時にできてたのはとても良い事だと俺は思ってる。
142:
良い先輩に巡り会えたな
143:
>>142 うん!
144:
まぁある意味タガの外し方の悪い例が先輩にいたから
どれくらい外すかとかも学べた気がするよw
ネラーの人は結構現代美術嫌いな人が多いけどなんでだろうな。
やっぱわからないが先行しちゃってるのかな?
まぁもしこのスレ読んで(まぁ現代美術の欠片もでてきてないけど)
現代美術について知りたいと思ってくれたら嬉しいとは思う。
148:
ところで部長になってからの話を聞きたいんだが
あとお前さんの卒業式の時にも何かやってもらった?
150:
>>149 いやそれが正解だと思う
好きなアニメがあるとすんじゃん?
それってストーリーが面白かったりキャラが好きだったりで入るとしよう。
それで裏設定とかしりたくなるじゃんか?
でそしたらいくら噛んでも味が何度も何度も出てくる。
つまりそう言う事だよ。
ビジュアルかっこいい作品だなって思う(アニメ面白かった)
↓
タイトルの意味やコンセプトを調べる(あの台詞そういう意味なんだ)
↓
どういう人が作ったのか調べる(へぇ作った人こういう人なんだ)
↓
えー!こいつすげーおもしれー!(この人の作ったアニメみてみよう)
149:
>>144
現代美術って、正直説明なしじゃ理解不能なのが多いからさ
ただ最近、もう無理に理解しようとせずに直感で好きか嫌いかでいいような気がしてきた
152:
>>148 やってもらったよ
俺の卒業式は壇上に立ったら
武士が「たのもー!!たのもー!!」とか言って出てきて
特製卒業証書に無罪って書かれてて斬られなかった
よくわからなかったけど武士の子が泣きながら
抱きついてきたから
「がんばれよ」とか言った気がする
153:
いい話やでぇ
尊敬できる先輩はいた?
>>153 いたよー。ツンツン先輩と真面目先輩かな。
154:
かっこいいと思えるならいいんだけど、便器とかあーいうウンチク(いいわけ)前提のって好きじゃない。
>>154 あれはスキャンダルだったんだよー。
例えば今FF7のポリゴンみても感動しないよね?
3Dだ!すげええ!!!ってなったのはあの時代だからさ。
便器は「既製品を作品にしちゃったよ…美術の範囲広げちゃったよ…やべぇ」
っていうのを意図的に事件にした(と思われる)から今でも有名なんだよー
歴史上の事件みたいなもんさ
155:
特製卒業証書は伝統なのかww
157:
>>155 そう、伝統になったんだよ
もっと変な事してほしかったんだけどね
158:
あ、もっと美術を簡単に楽しめるコツがあるよ
作品はスタンドだと思うと良いよ
作品があったら
「スタンド攻撃をうけているっっ!!!」
て思えば楽しめると思う
スタンド攻撃って能力がわかったら
対処できる事おおいよね
スタンドにも近距離、遠距離、自動操縦とかあるみたいに
アートもそういう種類がいくつかあって
まずそこからヒントに攻略してくっていう
Dioだって言ってたしね
159:
くそ面白い最高の部活じゃないか
漫画化したくなるな
胸糞悪い話はツナギの件という事?
のちに先輩がどうしたか知りたい
161:
>>159 胸くそ悪い話しはジャラジャラが卒業してから起きたんだ
だから先輩達は関係してこない
はずだった
164:
じゃあ胸くそ悪い話しでも
中2の文化祭中事件が起きた
勧誘の努力の末にゲットした初の美術部の紅一点の女子部員が
学外の高校生のヤンキーを美術室に連れてきてしまったんだ
まぁ普通に見て帰るかなとか思ってたんだけど
女子部員を執拗にお茶しよーよとか誘ってくる
女子部員は目でタスケテとサインしてきたので
俺と俺をいじめてた奴の二人で
止めに入った
がコレが間違いだった
165:
「調子のってんのかてめー?」的な事をひたすらうちらに言ってくる
うちらは毅然とした態度で
「ほら、でてけよ、帰れよ」と促すも
いかんせん俺は相変わらず
普通の人から見たら調子に乗ったオタクのような感じだったんで
完全に火に油をそそいでしまった形になった
思いっきり突き飛ばされた
といっても後ろに二三歩下がるくらいだったんだけど
運悪く俺は64先輩の固定していない作品のコードに引っかかり
盛大にこけてしまった
その瞬間俺をいじめてた奴が切れる
「てめええこらああああ」となんかすげー怒ってた
そして俺は地味に嬉しかった
166:
あ、いじめてた奴ってバスケ部の幽霊部員の奴ね
バスケ幽霊が殴ってしまったのだ
殴られた高校生はうしろに倒れ
置いてあった作品も台無しになった
もう1人の高校生がバスケ幽霊を殴りとばす
と、まぁ
殴り殴られる度に作品や展示がめちゃくちゃになっていった
部員の1人が
「先生呼んでくる!」といって出てったのを聞いた高校生二人は
一目散に逃げていった
167:
64先輩に申し訳なかった
たまたま宣伝で外にでてた64先輩や三年生の人たちに
めっちゃ謝罪した
女子部員も泣きながら
「私がつれてきちゃったから…」とか言って謝ってた
でもそれは仕方が無い
なんせこの女子部員、谷間を全面に押し出したコスプレで
客を引いていたのだ
男なら絶対ついてくる作戦だったが
ある意味成功しすぎて失敗した
168:
と、まぁ文化祭なか日にしてこの有様だったが
64先輩(この時部長)の
「形があるから壊れんだ」
「今からでもまた良い展示にしよう」
という部長っぽい言葉のおかげで
みんなその日のうちに頑張って立て直した
まぁ元の状態と比べたら良くはなかったけどね
169:
文化祭はそんなこんなで終わったが
こっからが最悪だった
ある日いつものように部活にでたが
バスケ幽霊がいない
いつまでたってもバスケ幽霊は現れず
みんなで
「さわやか馬鹿も休む事あるんだね」
とか話してた
170:
次の日
そのさわやか馬鹿は
見るも無惨なボコボコな顔で登校してくる
俺「え、だれ?どうした?」
バスケ幽霊「いやー昨日親父と喧嘩してさー
しばらくちょっと早めに帰るわぁ」
俺「お前の父ちゃん、猛者なんだな。がんばれ」
俺はなんの疑問も思わず
いろいろ大変な事ってあるなーぐらいに思ってた
それから一週間くらいはバスケ幽霊は
ふと気づくと既に帰っているという状態だった
171:
そんなある日
紅一点が俺に話しがあると呼び出してきた
そりゃあもう期待しましたさ、次期美術部部長ですし
胸もでかく、適度なギャルの色白の紅一点は
俺を放課後の体育館裏に呼び出した
意気揚々と向かう俺
人生がバラ色の気分だった
が、まぁ違った
紅一点「バスケ幽霊先輩の事なんですけど…」
俺はあぁ、俺ではなくバスケ幽霊の事が好きなのかと
心底がっかりした
172:
紅一点「下校してるのたまたま学校の窓から見えて
そしたら文化祭の時の高校生の人と一緒に歩いてるように見えたんです」
俺「え、あのヤンキー?」
紅一点「そうです、あと知らない人も何人か」
俺「ええ!?それってあれじゃね?リンチじゃね!!?やばいよそれ!!」
紅一点「はい、だから部長(次期)に相談したんですけど」
173:
俺「わかった…ちょっと考えるわ…」
次の日
なんも考えられなかった俺は
バスケ幽霊が帰るのをバレないようにつけていった
が、バスケ幽霊にはバレなかったものの
高校生にばれた
そして捕まる俺
もがくもむなしく連れ去られる俺
174:
そして俺の叫びがバスケ幽霊に届いてしまった事で
再びバスケ幽霊はブチ切れて全力でこっちに走ってきた
なんか「話しが違う」とか
そんなような事を話してた気がする
ざっくり説明すると
バスケ幽霊が下校中はってた高校生集団に会う
イケメンな事を言う
「俺に何しても良いんで他の子には手をださないでください」
で殴られまくる
っていうのをこの何日間かやっていたようだった
175:
うーんマジ胸糞悪いな...
176:
そんな世界もあるのだなぁと思った
その日は二人で殴られた
相手の高校がどこかもわからないし
名前もわからないので反抗しようがなかった
俺が部長になって早々大問題を抱えてしまった
もう殴られたくないしと悩んでいたある日
「ちぃいいいっっす、ひさしぶりー!」
相変わらず騒々しい声で奴は入ってきた
178:
短髪に金髪、そして念願のピアスを開け
秋すぎてるのにアロハシャツ、そして絵の具まみれのGパン
ジャラジャラなんかつけたアクセサリー
「なんだーおまえらー喧嘩したんかー?」
俺とバスケ幽霊は膝から崩れ
「ぜんぱあああいいい、だずげでえええええ」って泣いた
182:
あの時の先輩の登場シーンは忘れられない
俺の人生のなかで1、2をあらそう思い出補正ゆえのイケメン化がされていた
事情を説明してから早かった
先輩の中学の時の同級生をつたって
高校を特定した先輩は単身校門の前で
プラカードと拡声器で
「俺ええええ○○中学の卒業生だけどおおおお家の後輩をぼこぼこにした奴おいでええええ!!!」
「暴力反対!!いじめ反対!!中学生しか相手にできないのかっこわるーい」とか叫んでたらしい
それ以降何があったかはしらないが
本当にピタリと止んだ
ジャラジャラ「ビシッと決めてやりましたんで、まじ土下座のデッサン飾らないでください」
ていって帰っていった
183:
俺もこんなに男気のある人間になりたい
184:
ちなみに紅一点が俺の童貞を奪っていった話しは
高3になってからの話しなんで話さないです。
あ、あとその紅一点と結婚した話しも中学の話しとは別の話しなんで
遠慮願いたいですね、えぇ。
185:
なんだよそれwwwwwはらたつなwwwww
187:
>>184
マジかよ!?
おまえ漫画の主人公かよ!
>>187 みんな主人公だろ?
186:
もうお前、思い出洗いざらい喋ってけwww
189:
>>186
あれな、俺が美術部入ってモテた話しするわ
まぁ本当ひょんな事から美術部に入ってしまった俺は
先輩から良い事から良からぬ事までをいろいろと教わった
周りが周りだけに、というか美術部で目立つ人たちが
みんなヤンキーっぽかったりしたのもあって
わりかし目立つ事をする俺は特に
ヤンキーに混ざったオタクという新ジャンル開拓の末
変に注目されるようになった
まぁ新入生入ってきたら目立つ先輩に憧れるのと同じだよ
190:
特に同級生達からも
「俺君って真面目先輩と仲いいんだよねー」とか
「ツンツン先輩ってこわい?」とか
「あのジャラジャラ先輩ってどこかおかしいの?」とか
まぁ威を借ってた訳ですわ
目立つ先輩と一緒にいつもいるから
俺までやたら目立つようになった
特に最初は何もしてなかったけど夏休み前くらいから
色々やりはじめてたし
そこら辺から目立つオタクとしてポジションを得ていった訳ですよ
191:
お前今の仕事デザイナーだろ
192:
>>191 なんでそう思ったの?
特に真面目先輩は生徒会だったし
ジャラジャラ先輩とは違うベクトルで目立っていた
いや、モテていた
そしてツンツン先輩も
寡黙さと身長の高さがあいまって
さらにジャラジャラ先輩という比較対象までいた事で
モテていた
この二人の血を受け継いだ俺は
言うたらジョルノジョバーナの用な存在
とか勝手に思っていた
っていうか二人は顔が整っていたし(まぁジャラジャラもなんだけど)
体育祭の事もあいまってモテまくっていた
そう美術部はモテる部活だったのだ
195:
そして何より
パナイ先輩の恋愛講座が俺をモテ街道を一直線に進ませた
まぁ嘘だ
実際もてるというかチヤホヤされたのは
中3になってからだった
1年生から面白い先輩として人気を得て
二年生からも面白くてしっかりしている先輩として
人気を得ていた
まぁバスケ幽霊にはかてなかったんですけど
196:
バスケ幽霊は美術部にはいない爽やかさ+イケメン+美術部ってGAP
そしてクールで仲間思い、中身までイケメン
ときたもんだ
そりゃあモテる
奴がモテなきゃ誰がモテんだって話し
俺が中3の時、バスケ幽霊は一番モテていた
俺は
正直さっきモテたとかいう話しを盛ってしまったのが
つらいぐらい
そんなことはなかった
本当下級生に元気な声で挨拶され
よくわからないけど
「ファンです!」って男子に言われたりした
197:
男子にファンですって言われるのは悪い事じゃない
でも、
それってあれだろ?
お笑い芸人的扱いだろ?
俺は女子にもてたいんだ
って心底思ってた
pickup
【悲報】日本中がヤバイ事になってる…(画像あり)
【画像】もえのあずき、「中まで丸見え」の無修正がwwwエロ過ぎ抜いたwwwwww
【愕然】99.8%のチェリーボーイが、これに気づかないらしいwwwww嘘だろwwww
嫁が入った後の風呂がやばいwwwwwwwwwwww
【悲報】佐藤かよ、わりと普通におっさん・・・(画像あり)
女友達「私でシコったりしたらダメだぞw」 ワイ「するわけねーだろw」 → → →
【エロ注意】御伽ねこむとかいうKカップコスプレイヤーがエロすぎて勃起不可避wwww
【超驚愕】派遣の女社員がSクラスのベンツ乗ってきた結果wwwwwwwww
【画像】人間の姿に化けて社会に紛れ込んでる化け物がこちら・・・
【驚愕】「千と千尋の神隠し」を放送しまくる本当の理由wwwwww
【閲覧注意】闇が深い死に方をした有名人で打線組んだwwwwwwwww
198:
でもバレンタインの時は本当嬉しかった
本命のチョコはなかったけれど
義理チョコをいっぱい貰った
俺はそんな事なかったから嬉しくて嬉しくて
その年のホワイトデーは相当気合いを入れた
バスケ幽霊とパナイ先輩にお願いして
お返しの助言をしてもらったりした
まぁその義理チョコの中に
紅一点からのチョコもあったんで
なんか感慨深いよね
とまぁ俺の話しはどうでもいいや
次の話しをしたら寝るわ
199:
美術部っぽい話しではないけれど
ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデーの話し
もしくは美術部っぽい話しがいい?
200:
上が題名でもう面白い
201:
「明日、遂に作戦を実行する日が来た」
「わかるな、絶対さとられてはいけない」
「これはドッキリなんだ」
「仕込みも完璧だ」
「相手に感づかれたら終わりだ、明日は心して行け」
「ラジャ!!」
ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデー
202:
朝、いつもより少し早めに
ジャラジャラ先輩以外が集まった
そわそわさせながら
様々な仕込みをすましていく
誰かが階段をのぼる音がする
ジャラジャラ言わせたアクセサリーの音だ
間違いなくターゲットの登場だった
下っ端の俺は真面目先輩にアイコンタクトを送る
そしていよいよ世紀のドッキリが始まるのだった
203:
一週間前
真面目先輩「来週じゃらじゃらの誕生日なんだが…」
俺「あ、じゃあ祝いましょうか」
真面目先輩「今年もドッキリで行く!」
64「お!去年に引き続きだね!」
真面目先輩「今年のドッキリの計画をもう既にたてた
皆聞いてくれ…」
204:
真面目先輩
「今年のドッキリは
ドッキリを仕込んでる風なんだけどいつまでもドッキリがこないドッキリだ!!!!!」
一同「なんだってーーー!!!?」
205:
真面目先輩「あいつが
自分で
俺今日誕生日だったんだ
って言ったら祝ってやろう」
俺はさすが真面目先輩
ぬかりねぇって思った
206:
時は戻り
ジャラジャラ「おはよー」ガラッ
扉をあけられた瞬間急いで先輩の前に立ち
俺「せんぱーいおはようございます。
あのちょっと個人的な相談があるので来てもらって良いですかー?」
ジャラジャラ「お、おう。」
そう言って先輩を連れ出し
どうでもいいような会話をし
とりあえず朝部活は無事終了
207:
時をすっとばし
放課後
相変わらずコソコソ何かやってる風を装う俺たち
64先輩
「あ!そういえばジャラジャラ先輩、今日はちょっと外でスケッチしましょうよ!」
ジャラジャラ「えー、おう。じゃあみんな行こうか!」
64先輩「あ、いや、えっと二人で行きましょう!ね!」
肩を押して先輩を送りだす64先輩
209:
それで20分くらいしてから
64先輩が大きな咳払いを廊下でしながら帰ってきた
64「ただいまー。」
ジャラジャラ「…ただいまー。」
多分この時くらいから
ジャラジャラ先輩は見事に
ドッキリされる側として気を使いはじめたのだった
回想
真面目先輩「あいつはドッキリを仕組まれてるって思ったら
台無しにしようと自ら今日何の日だっけーとか言い始めるから
みんなはそれを無視し続けてくれ」
回想終
ジャラジャラ「あー、今日っていい日だなー」
210:
ジャラジャラ「あーこんないい日ってあるんだなぁー」チラ
まんまと引っかかってる模様
すかさず俺はうっかり何か物を落とす
すると64先輩が
「っば!俺!おま!」
と少し慌てる
ジャラジャラ「えーー?なにーー?どうしたのーーー?」
ジャラジャラ「なんだなんだー?何がどうしたー??」
正直笑いをこらえるのが大変だった
211:
ツンツン先輩が
「あ…」
と呟く
真面目先輩がツンツン先輩に
ばれないようにしてる感じで
「なんか問題でもあったか?」
的な事を聞いていた
勿論本人に聞こえてしまうくらいの声で
ジャラジャラ「ひゅーーーーひゅーひゅーーー(口笛)」
聞こえてないふりをしている
212:
すると真面目先輩が俺にアイコンタクトをする
もちろんジャラジャラ先輩には丸見えの状態で
俺はカレンダーの方をみて
やっちゃったって顔をする
カレンダーのその日の場所に
「ジャラジャラ先輩ドッキリ誕生日会」
と赤ペンで書かれている
それをチラッとみて確認したターゲットは
「64さ!ゲームしに美術教官室いこうぜー!」
と言いはじめた
213:
64「そ、そうだな、じゃあゲームすっか」
と今のうちにカレンダーを隠すんだてきなっぽい感じでこっちに視線を送る
俺「あ、今教官室…」
64先輩「あ…」
すると
ジャラジャラ「いやー外の空気もう一度すいにいこうかなー」
本当に扱いやすい人間だと思った
214:
ジャラジャラ先輩が教室から出て
去ったふりをしているのはうちらにはバレバレだったので
俺「いやぁ一時はどうなるかと・・・」
とか
真面目「まぁでもあいつは馬鹿だから気づいてないみたいだな」
とか
ジャラジャラ先輩に聞こえるように発した
215:
すべての登場人物が芝居じみてるwww
216:
そんな感じであっというまに下校時間がくる
ジャラジャラ先輩は何時間も前から
今か今かと首を長くしすぎて折れてしまうのではないかというくらい
待っているようだった
すると真面目先輩が切り出す
「帰るか。」
そうすると一斉にジャラジャラ先輩以外の人たちは帰る準備をし
「じゃあ、おつかれさまでしたーまた明日ー」
とか言って部屋をでようとした
217:
すると
「待つんだ!!!!!!」
それは今まで聞いた事の無い
まじめなトーンで
ジャラジャラ「まて、なにか忘れてないか?」
俺たち「え?なにがですか?早く帰りましょうよ」
ジャラジャラ「いや、よく考えて、今日は何の日よ?」
64「部活の日だろ?」
218:
ジャラジャラ「まぁ、そうだ、だがそれじゃないんだ」
パナイ先輩「あ、俺これからデートだ帰らないと…」
ジャラジャラ「え…え?だって、え?いろいろ仕込んでるんじゃないの?」
真面目「え?なにが?ごめん俺予備校いかなきゃだから先でるわお疲れ!」
そういって真面目先輩とパナイ先輩はでていった
それから
俺「あ、じゃあお疲れさまでしたー」
64「うーい、またあしたー」
ツンツン「うす」
219:
うちらが教室をでて
扉をしめようとした時
ジャラジャラ先輩は膝から崩れ落ちながら
顔は天をむき瞼はとじ
「お、俺今日誕生日やん」
と言った
221:
すかさずクラッカーをならす俺たち。
状況が全然読めていないジャラジャラ先輩。
そうしてドッキリは大成功におわりクラッカーをならした後は
普通に解散した
222:
解散したときも
ジャラジャラ先輩は
「え!?なに?え?あんだけ仕込んでてコレだけ?えーーー!?」
とか言ってたけど
みんな一目散に帰った
次の日いじけた先輩を相手にする事になったのも
考えとけば良かったと思った
おわり
223:
ってことで長い間付き合ってくれてありがとうね。
もう夜遅いんで、体力もおっさんは限界なんで
寝ますわ
224:
おつかれ、
おやすみ
また今度
225:
おつ
また明日ー
235:
中三
俺「俺紅一点の事が好きだ」
紅一点「うーん、ありがとう」
俺「やった君を幸せにする」
紅一点「うん、まぁ頑張りたまえ」
俺「付き合おう」
紅一点「それは遠慮願おう」
高?
俺「好きだ」
紅一点「お、まだか」
俺「君を幸せにする」
紅一点「できるのならな」
俺「付き合おう」
紅一点「それは遠慮願おうか」
236:
高2
俺「好きだ」
紅一点「中々やるな、お前」
俺「君を絶対幸せにする」
紅一点「気持ちだけ受け取っておこう」
俺「付き合おう」
紅一点「遠慮願おう」
高3
俺「好きだ」
紅一点「そうか」
俺「幸せにする」
紅一点「うん」
俺「付き合おう」
紅一点「遠慮ねg」
俺「付き合おう」
紅一点「だから遠慮ねg
俺「付き合おう」
紅一点「…はい」
237:
紅一点「ええーーー童貞?きっもーーい
童貞が許されるのは中学生までだよね?
え?何?高校三年生?
サイテーマジうけるんですけどーwwwwww」
俺「ええーー??処女?やっほーーい
その見た目でまだ処女だったんすね」
紅一点「まぁ、そういうこともある」
俺「まぁ、あの…よろしくお願いします」
紅一点「あ、はい」
238:
浪人時代
俺「あの、しませんか」
紅一点「いつか現れる王子のために取っといてるから」
俺「その王子きっと俺だから」
紅一点「それはない」
俺「一年付き合ってますよね」
紅一点「…はい///」
俺「今まで一回もした事ないじゃないですか」
紅一点「そういった事もあると思うんだ」
俺「まぁ、あるでしょう。あるでしょうけどね」
紅一点「私が高校卒業するまでは待ちなさいよ」
俺「はい(高校生としたかったなぁ…)」
239:
紅一点の卒業式一週間前くらい
俺「スヤスヤ…」
紅一点「・・・・・・・」
俺「ぐがががががが(イビキ)」
紅一点「…うるせぇ」
俺「…!?」
紅一点「…いただきます///」
俺「!!!!!?////」
★喪失★
240:
あぁ、あとフェイクいっぱい入ってるからよ
まぁそこはなんとなく詳しい所ずれててもまぁ気にしないでくれ
241:
あ、来てた!ちょうど今追いついたし!めっちゃおもろい!
242:
>>241 たぶんこれからの人生も含めて
一番輝いていたのは中学の時なんだろうって思うわ
今のうち馬鹿な事に全力ださないとあっというまにオッサンだぞ
244:
紅一点さん、その語り口だと腐女子に見えるねw
245:
>>244 そうだね、実際は全然違うよ
この人も見た目ものすごいギャルだったから
246:
紅一点との結婚までの話はよ
247:
ジャラジャラ「お前らもぅ何年付き合ってんだよ!!」
俺「んーと、5年くらいかな」
紅一点「6年な」
ジャラジャラ「結婚するんすかwww」
紅一点「えー?わかんないー」
俺「いや、するよ」
紅一点「え?」
俺「今日ジャラジャラ先輩が帰ったらプロポーズする」
紅一点「え?え!?え??」
ジャラジャラ「ジャラジャラはクールに去るぜ…」
紅一点「え!!!?なに!?え????泣」
俺「うし、風呂はいるわ」
紅一点「え、なに!?なんなの!!」
紅一点「え、わたしも入る!!」
婚約
248:
夜の美術部
夏休み、何故か許可をとって学校にみんなで泊まった
夜の7時に部室集合だった
部室に集まった時みんな細長い筒状のような物をもっていた
遅れてジャラジャラ先輩が部室のドアの前から
「カーテン閉めろ!電気消す前にドライアイス!」とか言ってた
俺は何が始まるんだとか思いながらみていると
ドライアイスがたかれ
みんな筒状の物をいっせいに取り出し真面目先輩が電気を消した
249:
めっちゃ面白いwww
250:
ドアの前でブオオオオオンって音がする
曇りガラスの向こうで何かが赤く光っている
真面目先輩がCDをかけた
その瞬間ドアがあきダースベーダーのお面をかぶり
黒マントをしたTシャツ短パンのダースベーダーが入ってきた
その瞬間一斉に他の先輩はビームサーベルを取り出した
ブオオオオオン
ブオオオオオン
251:
ドライアイスの煙と
真っ暗の中に青や緑そして赤の光が交差しまくる
スターウォーズを知らなくてもテンションがあがった
64先輩が
「俺よ、お前の父の形見のビームサーベルだ!」と
ビームサーベルを俺に渡すと
俺も闘いに加わった
他の先輩がみんなやられ俺とダースベーダーの一騎打ちになると
ダースベーダーが喋り始めて
252:
「お前の父は私だ」
俺はわからなかったので
「よくも母を殺したな」
とか言ってきりかかった
がすんなりかわされ
ダースベーダーの面をとったジャラジャラ先輩が
「おまえ…まさかスターウォーズみてないのか…!?」
と聞いてきた
253:
俺「え、あ見てないです」
ジャラジャラ「おおおおい!!見ろよ!!!見なきゃダメだよ!!!」
そうしてその日一回家に帰ったジャラジャラ先輩は
スターウォーズのビデオを3本もってきて
夜な夜なスターウォーズを見続けたのだった
254:
あ、ビームサーベルじゃなくてライトセーバーか
256:
だいたいこんな感じだったなぁ
長い話に付き合ってくれてありがとうね
じゃ、またどっかで
258:
最後に何か作品見せて
当時のでも今のでもいいので
267:
作品はないなぁ。昔のとか実家だわ。
俺はアーティストを目指してたわけじゃ無いから中学、高校以外は作品作ってないのよ。
美術部は残ってるみたい。ただ最後文化祭に見にいった時は作業着のシステムは無くなってたわ。
土下座の絵が飾ってあって
下に初代部長ってかかれてあったわ。
ジャラジャラとかと行った時に
「俺の土下座を残すなああ!」とか言って美術部員と仲良くなってた
270:
面白かった
できたらパナイ先輩達の卒業式も頼む
272:
64先輩達の卒業式
俺は64先輩担当でトリだったから
他の先輩達をどう見送ったかは見れてないんだ
だから64先輩の卒業証書の話しをするわ
卒業式が始まって俺はメイクと着替えを済まし体育館(卒業式会場)のそばの更衣室で待機してた
273:
64先輩の番が近づいたこと聞いて
俺は体育館のドア付近で待機してた
64先輩の名前が呼ばれる
俺は威勢良く小走りで会場の真ん中らへんまで走っていった
目の上から一回り大きい瞳をかき
赤い帽子とシマシマのTシャツに
膝らへんで切ったGパンを履き
バットを持って
「はぁああ〜い!!!」
と叫んだ
274:
だが叫んでから俺は気づいた
「はぁああ〜い」は
カービィのアピールだと
俺ネスの格好してるのにカービィのアピールしてしまったと
テンパった俺は64先輩の元へ走る
「ぴーーーけええええサンダー」とか言いながら走ってた
275:
そしてようやく64先輩の顔を見るのだが
64先輩は号泣していた
それにつられそうになるが
必死で我慢しつつ
卒業証書を読み上げた
276:
あなたは美術部員として
まじめに64を毎日プレイしたことを
ここに評します
そんな内容
277:
それを受け取った64先輩は
「ありがどヴ」とか言ってて
我慢できず泣いた
二人で手をつなぎながら
その手をブンブンしながら
壇上からおりていった
278:
64先輩は涙もろいというか泣き虫だった
それ以降卒業式の日は別れるまでずっと泣いてた
それがまぁ64先輩達の卒業式の記憶かな
279:
思い出したジャラジャラ伝説あったわ
ジャラジャラ先輩うんこ食ったんだよ
283:
>>279
ジャラジャラじゃなくてうんこ先輩じゃねーか
285:
追い付いた
青春良いな〜、羨ましい
昔って自由だったのか?
286:
今も自由だろ
うんこはねぇ、
ぱない先輩が制作でカピカピになったウンコを水で戻しながら
そこに板チョコの包みとか置いてたんだけど
食べちゃったんだよ
チョコかなんかだと思って
ウンコみたい!とか言いながら
288:
まぁそのあと
口に入れで一通り味わって
ゲロ吐いてたけど
294:
何作ってたかはわからないけど
とりあえず
「うふふ、頂き★」
って笑顔で口に入れてたよ、
あのジャラジャラ先輩は
295:
ジャラジャラ先輩の目の下にものすごいクマがあった時期があった
夜寝れないらしく授業中に寝ているんだとか言ってた
原因は幽霊が出るらしい
それを聞いた真面目先輩が
「ツンツンだったら対処できるから塩と和紙を買って放課後にどうにかしよう」
とか言ってた
296:
放課後になって部員全員で
ツンツン先輩が指示したように
魔法陣みたいなものをチョークとかで描いて
塩を持ったりロウソクをたてたりした
ジャラジャラ先輩に中止でアグラを書くように指示をすると
電気を消してロウソクに火をともした
297:
始終怯えているジャラジャラ先輩を見るのは
少し可哀想だし早くどうにかしてあげたいと思っていた
ツンツン先輩がお経が書かれた物を取り出し読み始める
298:
美術部には珍しくみんな真面目に
その様子を見ていた
お経だけが聞こえる
しばらくたってから64先輩の様子がおかしくなった
聞き取れないくらいの声でブツブツ何か言っている
299:
その内唾をダラダラ垂らしながら
「きょええええええええええ!!!!!!うががががが!!」
みたいな感じで暴れ始める
完全にビビりまくるジャラジャラ先輩にツンツン先輩が
「体制を崩すな、そのままで我慢してくれ」
とか言ってお経を読み続けた
300:
ツンツン先輩は暴れる64先輩に近づき
指で空になんか描くと
おでこにその指をあて
「出ていけ!!!」と
普段のツンツン先輩からはありえない声の大きさで叫んだ
すると64先輩はぱたっと倒れ静かになった
301:
ツンツン先輩「終わった、もう大丈夫だ」
けろっとした64先輩とほぼ泣きかけているジャラジャラ先輩
儀式?は無事終えジャラジャラ先輩も安心して帰っていった
302:
次の日からまたジャラジャラ先輩は元気になった
目の下にクマはない
部活にいくと真面目先輩が
「昨日のあれは全部嘘だ。ツンツンと64に手伝って貰ったんだ。
あいつはバカだからすぐ信じるだろうし
それで幽霊騒ぎも収まるだろうと思ってな」
ちなみに今だにジャラジャラ先輩はこの時の幽霊騒ぎの
真相を知らない。
305:
ジャラジャラ先輩アホ過ぎワロタw
306:
>>305 でも俺も最初信じちゃってたくらい64先輩がすごかったんだよ
痙攣みたいのしながらヨダレダラダラ流してボサボサの目にかかるくらいの髪を
ブンブンさせてさ
そりゃあもうリアルだったんだよ
307:
好きな音楽聞かれて思い出したけど
一回音楽室をかりてジャラジャラ先輩の演奏会があったんだよ
普通にポスターとか貼ったり校内放送で
「演奏会やります!来てください!」とか言って宣伝をたくさんしたんだ
308:
それで一曲しかやらない演奏会なんだけど
やっぱジャラジャラ先輩だったから人が結構来たんだ
まぁ暇な先生とか学生ばっかだけど
音楽室もなんかパンパンで立ち見の人とかもいた
309:
開始時刻より10分くらいしてからスーツ姿でオールバックのジャラジャラ先輩が入ってきた
拍手や「よっ!!」とかみんなに言われてて入っただけで大盛り上がりだった
ジャラジャラ先輩はマイクを持って喋り始めた
310:
「今日は俺のために集まってくれてありがとう。
これからやる曲はとても繊細な曲なんだ。
だから静かに聞いて欲しい。」
何時になく真面目なテンションでゆっくりそう話した
ピアノの椅子にジャラジャラ先輩は座った
「え!?ピアノ弾けんの!!?」とか
そんなような事をみんな言ってた
311:
楽譜を開き、楽譜の近くに腕時計を置くと
ジャラジャラ先輩「それでは聞いてください。
ジョンケージで
4分33秒」
と言い鍵盤の上に指を置いた
312:
変な緊張感があり
みんな静かになって耳を傾ける
が一向にピアノを弾く気配はない
時々指を別の鍵盤の上に置いたりする動作があるが
音は聞こえない
流れる不穏な空気
313:
困惑するみんな
さぁ弾くぞみたいな動作を時々いれるも
やはり音は聞こえない
時々時計を確認する先輩
しばらくしてみんなも本当に静かになった
時間だけが流れた
314:
演奏を始めるといって
五分くらいがたったところで
ジャラジャラ先輩は立ち
「ありがとうございました!!!」と一礼をした
何が何だかわからない中
音楽の先生が惜しみない拍手をするので
みんなもつられて拍手をした
315:
中学生でジョンケージとかませてるなぁ
316:
音楽の先生がマイクを持ち
「今の曲は無音を聞くっていう曲なんです。」
ってなにやら色々説明してくれた
みんな「なるほどなぁ」みたいな感じになって
解散した
318:
後日、
誰も望んでも無いのに
ジャラジャラ先輩は
校内放送を使って
「今から俺の演奏聞いてください!
ジョンケージで4分33秒!!」
っていうのを何回かやってた
320:
そのせいもあって
中学で無言になったり静かになると
「あ、今ジョンケージだったな」
っていう共通言語ができた
321:
ジャラジャラ先輩は
音楽とか美術とかの先生の所によく話しに行ってたし
歴史や理解、数学とか色んな先生の所に行って
なんか色々話しを聞いてたみたいだった
成績とは関係無い所で優等生だった
成績は低かったみたいだけど
322:
ちなみに曲はこれね
323:
64先輩が何気に凄い
狂った演技って超難しいんだよね
羞恥心や笑えてきたりして
324:
>>323
まぁ64先輩は笑ってたよ
超不気味な感じだったけど
326:
校内放送
俺「美術部でえええす、美術部でええええええす!!!」
紅一点(放送委員)「あの、もういいですか?」
俺「いや、もうちょい!美術部でええええええす!!!みんな入部だああああ!!」
紅一点「そろそろ」
俺「美術部でえええええ
紅一点「スイッチOFF!」
俺「あ、え、おい」
これが出会い
327:
別の日
俺「美術部でえええええ
紅一点「スイッチOFF!!」(嘘)
俺「え、あの、まだ一回目じゃないですか」
紅一点「美術部でえええええすってしか言わないじゃないですか」
俺「いや、まぁそうなんだけど…
あ、美術部どう?」
紅一点「遠慮するわ」
328:
俺「えー、入ろうよ女の子1人もいないんだよ。」
紅一点「入ったらなんかしてくれるんですか?」
俺「んーと、なんでもやって欲しいことやってあげるよ!!」
紅一点「ふーん。言いましたね!!」
329:
紅一点遠慮するの好きだな
333:
>>329 当時そういう感じだったわけじゃないけど
最近というか大人になってからはそんな感じになった
というか冷たいというかますますSになったというか
強いというかなんというか
334:
でもそこが可愛いんだろ?
335:
>>334 そーーなんだよぉお
330:
紅一点「じゃあ
好きな人教えてくださいよ。」
俺「えー、あー」
紅一点「教えてくださいよー。」
俺「えっとホニャララさん(当時の生徒会の副会長)が気になるかな」
紅一点「へぇー、好きなの?」
俺「まぁー、、うん」
331:
紅一点「と言うことでお昼の校内放送終わります!」
カチャ
俺「え?」
しばらく相当からかわれた
332:
そういう頭がきれるというか、
なんか真面目先輩とか
ジャラジャラ先輩が出し抜く時の感じがあったから
俺は紅一点を部活にどうしても誘おうと決意したのだった
336:
聞いてやるからもうちょっとノロケて行けよ
339:
>>336 向こうが先に寝てるとするじゃん
天使みたいじゃん
しばらく寝顔みてんじゃん?
しばらく見てると
「ずっとみてんじゃねぇー」
とか言うの
かわいいーふー!!
348:
追いついた
学生時代にばかみたいにはめ外すのはいいなー
社会人になったらそんなことしてられないだろうし、思い出話としてもいいし
そして幸せそうでうらやまw
349:
一応あれだぞ、
当時の言葉なんて100%覚えてないし
だいたいこんな感じだったで書いてるからな
あとまぁ盛ってるし、フェイクも入ってるから
一応そう言ったつもりだったんだけどな
350:
美術部、京都に行く
ジャラジャラ先輩が卒業してすぐ
卒業生もつれて旅行に行こうと言う話になった
修学旅行といえば京都!
清水寺のふもとで生八つ橋を食いまくる
抹茶ペットボトルは持ち歩き
夜はみんなでまくら投げ
そんな普通の旅行を考えていた
351:
考えていたというより、
俺が勝手にそうだと思っていただけだった
旅行の内容は
64先輩の親戚のお家にとめさせてもらうという感じで
5泊6日の旅の予定だった。
ジャラジャラ先輩が作ったシオリは色々絵が描いてあって
すごく賑やかで楽しそうなシオリだった
352:
駅集合で新幹線にのり京都へ向かった
本当道中笑いが絶えなくて
あぁなんて楽しいんだとか思ってた
駅弁くったり席を回してみたり
そんなこんなで京都についた
354:
64先輩の親戚の家に向かう
向かいながらも京都を観光してた
やっぱ関西弁っていいなぁーとか
そんな事を思ったりして
ホノボノした空気が流れてた
355:
何年も前の京都旅行…
今思えば疑うべきだった…
8人が泊まれる家なんて
しかもそれを快諾してくれる家なんて
そんなご立派な家なんて
まあある意味ご立派な建物だったが
そんな家存在しなかった
356:
64先輩が門をくぐったそこは
寺だった
真面目先輩とツンツン先輩はなんのツッコミもなく入っていく
驚愕する他4人
そして未だ気付かぬ1人
ジャラジャラ先輩「寺見るのは64の家についてからにしよーよ」
357:
真面目先輩「ん?ここがそうだが?」
ジャラジャラ先輩「え?」
ジャラジャラ先輩「すげえええええ!!!寺泊まるなんてすげええええ!!」
俺は嫌な予感がしていた
358:
64先輩の親戚のおじさんがでてくる
「おーついたか、ようこそ。」
一同「よろしくお願いします。お世話になります。」
おじさん「ははは、見た目より礼儀正しい子達だ!」
泊まる部屋に案内してもらって
そのに荷物をおいた
359:
ジャラジャラ先輩「よーし、じゃあ早京都観光だ!!えっと最初は金閣
真面目先輩「みんなにシオリを渡す。」
ジャラジャラ先輩「!!!!?」
ジャラジャラ先輩「おれの作ったシオリは!?」
真面目先輩「お前の乏しい知識で書かれたシオリなんて使わん。鹿と戯れるのは奈良だろうが」
360:
真面目先輩「まず、今日はこのお寺を掃除しておじさんに色々話をうかがいます。」
ジャラジャラ先輩「え、金閣寺は…」
真面目先輩「じゃあ班わけするから、さぼったら例の棒で肩叩いてもらうからよろしく」
そうして掃除がはじまった
362:
でもまぁタダで泊めてもらえるんだし
掃除とかで返さないととは思ってた
だからまぁジャラジャラ先輩も嫌々って感じじゃなくて
「綺麗にし過ぎた結果輝いて見える心の中の金閣寺」
とかそんなような事を言ってた
掃除が終わると
おじさんはお茶を入れてくれた
364:
なんとなくみんな正座して
お茶を飲んでいると
そのお寺の歴史みたいな事を
おじさんは話し始めた
そのお話は
二時間はかかってないけど
中々長かった。
正座もなんとなくしてなきゃという意識から
足はもう最高に痺れていた
363:
紅一点の谷間はよ
365:
>>363 いや、それ俺の物なんでちょっと遠慮ねがいたい
お話が終わっておじさんが
「明日は自転車で京都を回ると良い。その間に荷物送っとくから」
と、意味深な発言を残し
その日はまぁお寺の中やらあたりを散策して終わった
366:
次の日、レンタルで自転車を借りてみんなで京都観光した。
もうすぐ春だというのに京都は寒かったのを覚えてる
その日に清水寺いったと思う
中々自転車だと時間がかかった
367:
帰りも時間かかるんだろうと思ってると
真面目先輩はまた新たなお寺に入っていった
そして
「今日お世話になります、マルマル中学校からきました美術部の真面目です。」
とか言ってた
64先輩もツンツン先輩も最初から知ってたようで
それ以外の人たちはみんなビックリした
368:
その日、つくなり寺を掃除し
その後でお坊さん?のお話をきいたりした
この5泊6日の京都旅行は
毎日別の寺に泊まり
その代わりメチャクチャ掃除をして
毎日お寺の人の話しを聞くというものだった
369:
観光よりもどちらかと言うと
自転車を漕ぎ、寺を掃除し、お坊さんの話しを聞く
それのみの旅だった
というかトライアスロン的な感じだった
朝は早いし、ラジオ体操とか掃き掃除とかしちゃうし、
自転車で足はパンパンだし
2時間近いお話を毎日聞いて
足は痺れ
夜には体力がほとんどなかった
370:
ジャラジャラ先輩が提案をした
「いや、そうだ肝試しをしよう!
お寺の人に怖い話を聞いたり
怖い場所を教えてもらって行こう!」
と言うことがあり
ラジオ体操、掃き掃除、自転車、お寺掃除、お話を聞く
に肝試しが加わった
371:
それから訪れたお寺の人達はみんなノリノリで
様々な怖い話を教えてくれて
あそこが怖いだのなんだの
夜は夜で話しを聞くことになったが楽しかった
ジャラジャラ先輩の提案は結構的を得た提案だったみたいで
そのお寺の歴史に関わるような怖い話が
いくつかあった
372:
京都旅行最後の夜
お寺の人に言われた幽霊スポットに
肝試しした時だった
2人一組で森(山?)の中に入っていくことになった
先にお寺の人が奥に紙を置いてくるからそれを取って来なさい
と言ってお寺の人は森に入っていった
373:
しばらくすると森の中でお寺の人の悲鳴が聞こえた
ざわつく俺たち
汗だくで息を切らして帰ってきたお寺の人は
「一応紙置いて来たけど、やめた方が良い」
とか言って1人でお寺に帰ってしまった
375:
くじ引きの結果
俺はツンツン先輩とになり
ジャラジャラ先輩は真面目先輩と
64先輩はスポーツ先輩と
パナイ先輩はガンマ先輩と
っていう組み合わせになった
376:
先に64先輩達が入っていく
ぎゃああああああああああああ
とか散々聞こえて
2人は涙目になりながら帰ってきた
「無理無理無理無理!やばいんだってまじで!」とか言ってた
378:
なにがあったか聞くと
「雰囲気やばすぎるんだ!何をみたわけでもないが怖過ぎてヤバイ」
とか言ってた
次に俺とツンツン先輩が行くことになった
380:
本当に真っ暗で静かだった
異様に草木がザワザワしてる気がする
怖過ぎてツンツン先輩に
「本当すみません、手繋いでもらっていいですか?」と聞くと
「あぁ、」と手を出してくれた
しばらく進むともう完璧アウトな
捨てられた社みたいなのがあった
381:
そこにお寺の人が、おいたであろう紙が置いてあった
それを恐る恐る取って一目散に
帰ろうとした時
絶対なんか明らかにズルズルって音が聞こえた
ツンツン先輩をみるとさっきのズルズルって音の方を向いていた
382:
俺「先輩逃げましょう」
ガタン
その音にビックリした俺は
先輩の手を引っ張りながら
ぎゃーぎゃー言いながら走った
383:
その後真面目先輩とジャラジャラ先輩が行くも
同じようにぎゃーぎゃー言って戻ってきた
意外だったのは真面目先輩が半泣きで帰ってきた事だった。
ちなみにここまで全員怖過ぎて手を繋ぐ軟弱者
384:
パナイ先輩とガンマ先輩が森の中に入っていく
同じようにぎゃーぎゃー聞こえる
が戻って来たのはパナイ先輩のみだった
しばらく待ってもガンマ先輩は戻ってこない
385:
ジャラジャラ先輩が「探しに行こう」と言ったので
みんな2人一組でまた手を繋いで
森の中に入っていく
社に後少しでつく時に先頭を歩いてた真面目先輩が
「いや、、待て待て待て、おかしいだろ!!!」とか言いはじめ
何かに気付いた64先輩が
「逃げるぞ」と叫び
ぎゃーぎゃー言って森を再びでた
386:
真面目先輩「手を、手を繋げなかった人…!!?」
誰も手をあげない
真面目先輩「7人なのに、手みんな繋げるっておかしいだろ!!」
64先輩「みんな誰と手を繋いでた?」
387:
俺「ツンツン先輩と」
ツンツン「俺君と」
64先輩「スポーツと」
スポーツ「64と」
パナイ先輩「ジャラジャラ先輩と」
真面目「え?」
ジャラジャラ先輩「パナイと繋いでた」
真面目「え、俺は?」
真面目「俺、ジャラジャラと手繋いでたんじゃ」
389:
みんな怖くなって
もう森には入れない雰囲気になった
がそこはやはり部長
ジャラジャラ先輩は
「仕方が無い、俺行ってくる」
1人で入っていった
390:
森の中から
「ガンマあああああガンマああああああ」と
叫ぶ声が聞こえるが
それも段々遠くなっていった
するとうちらの所にお寺の人が
遅いから心配になって来たと言った
392:
真面目「実はガンマがいなくなって」
お寺の人「え、寺に戻って来てお腹減ったとか言ってコンビニ行ってたよ?」
「え?」
393:
ガンマ先輩wwwwwww
394:
真面目「え、でもこっちに通ってきて無いんですけど」
お寺の人「あぁ、社の裏に道が続いててそこ行くと寺に戻れるんだよね」
一同「あぁ、なるほどー」
397:
部屋に戻ると本当にガンマ先輩は
部屋でジャンプ読みながらオニギリ食ってた
ガンマ先輩「え、俺の事探してたの?
普通にパナイが走って逃げてたの見た後、
俺社のあたりで待ってたんだけど誰も来ないから
道見つけたし歩いて行ったら寺に出たから
そのままコンビニ行ったよ」
398:
なんかみんなキャラ立ってんなw
399:
あぁ前からこの人も自由な人だと思ってたけど
その時本当に自由な人だと心で理解できた
20分くらいして泣きながらジャラジャラ先輩が戻って来た
次の日新幹線の中でみんながミカンを献上するまでジャラジャラ先輩は拗ねてた
400:
そんな京都旅行でした
401:
ジャラジャラ先輩のカッコよさとピュアさのギャップに萌える
402:
今更だけど美術部のスペック書いていくわ
当時のね
俺 身長低くてガリ
根暗
いじめられっこ
友達ほぼいなかった
ジャラジャラ先輩
割りかしデカイ
ちょっと筋肉質
みんなと仲良かった
残念なイケメン
真面目先輩
眼鏡、時々コンタクト
(コンタクトの時は本気と言われてた)
身長ジャラジャラ先輩と同じくらい
生徒会
イケメン
ツンツン先輩
身長高い、男前イケメン
声低い クール
髪の毛短くてツンツン
403:
64先輩
髪の毛ボサボサ、
身長低くはないけど高くもない
濃い目の茶色のセーターと言えば64先輩
パナイ先輩
ギャル男のようなヤンキー
実は頭が切れる
女の子に弱い、というかチャラい
スポーツ先輩
スポーツ万能でクール
だけどドジだったり天然だったりする
身長は高い
ガンマ先輩
オタクの根がヤンキー
ジャラジャラ先輩とは違う自由さ
一番肝がすわってる
友達もやたら多い
405:
現在の彼ら
ジャラジャラ先輩
子供できる
作家活動してる
なんか服装がユルい感じになった
真面目先輩
大手に就職してデザイン事務所立ち上げたいって言ってた
今では本気の時が眼鏡
ツンツン先輩
建築系にいった
相変わらずクール
404:
文才あるよな
当時の会話全く覚えてないのにこれは凄いよ
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