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【前編】ニートだった俺にいきなり息子ができた話


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1:
書きためなし
寝落ち勘弁
2:
気になる!
5:
はよかいてや
7:
院卒ニートだ
飛び級したとは言え大学院までいかせてもらってニートとか親不孝なのは自覚してた
実家でゴロゴロゴロゴロ
夏、ばあちゃん家へフラッと行くと
ちょうど神社祭かなにかをやっていた
祭りに言ってそのへんのおっさんらと話してみた
すると彼らは
「このへんは飯食う店がねーんだよな」
と口々に言う
8:
聞けば、老夫婦がやっていた店があったんだが
奥さんが倒れて締めざるを得なくなったらしい
ばあちゃん家へ帰り、ばあちゃんにその話をした
その店は味はそこそこで安価、それなりにいいお店だったらしい
「あんたどうせ働いとらんなら店やんなさいよw」
と冗談を言われたけど
ふと、いいかもしれないと思ってしまった
13:
翌日、その店に行ってみると
なんやかんやあって俺が従業員って形で店を再開するのも良さそうだってことになった
奥さんの世話があるから、おっちゃんは今まで通り働けるわけじゃなかったが
その分、俺が頑張ることで話がついた
お店をやっていただけあって仕入れとかパイプは問題なかった
18:
ニートが就職した話?
20:
おっちゃんに色々教えてもらいつつ資格も取りつつ
何回目かの夏になった
飲食店の厨房は灼熱地獄
汗だくになりながらも店をやっている日々
その頃にはおっちゃんが出られない時は1人でやるようにもなってた
21:
俺が1人の日
客足も落ち着いた頃
少し涼もうと外に出てタバコを吸ってた
すると1人の少年が店の前で立ち止まった
その時の少年は物欲しげな顔をしてた
「よっ」
「…」ペコ
小さくお辞儀をすると少年は走って行った
23:
ニートから就職とかシンデレラボーイかよ
35:
数日後、また俺が1人の日
またタバコを吸いに外に出ようと扉を開けるとまた少年がいた
「おぉ」
「…」
「どうした」
「…」
申し訳なさげな顔をしてじっとしてる
36:
別に子供が好きとかそんな性格はしてないけど
さすがにそんな表情をしてる子供をほっとけなかった
「あー…余りもんで良ければ食うか?」
「っ!」
少年の顔が一瞬明るくなった
お?っと思う間にまた申し訳なさげな顔になる少年
37:
当然、余りものなんかあるわけはないんだけどつい口をついて出た
まさか虐待されてるわけじゃないよな、とか
いやな考えが頭をよぎった
のびてヨレヨレのTシャツに暗い表情
話しかけても反応は薄い
俺じゃなくても、この少年が恵まれた家庭の子では
ないだろうってことはすぐに想像できたと思う
38:
「とりあえず入んな、ほら」
「…」
少年は躊躇してる
「余りもんで金は取らないから安心しなよ」
「…ごめんなさい」
心底申し訳なさそうな顔をして、戸惑いながらも店に入った
41:
「嫌いなもんある?」
「…」
「…なんでも食える?」
「…」コク
なかなかめんどくさい子供だと思った
とりあえずカツ丼を作った
作ってる間、少年はずっとソワソワしていて
やっぱり帰るって言い出しそうだから
目を合わせないようにしてた
43:
作ってから気づいたけど
子供用に少し少なめに作れば良かったと思った
余ったら俺が食うか、と思ってそのまま出した
少年は唾を飲みながらまじまじとカツ丼と睨めっこをしていた
なかなか食べようとしない
「早く食べないと冷めちゃうよ」
「ごめんなさい…」
ようやく食べ始めた
44:
「食いきれなかったら残していいからな」
とは言ったものの、少年はものすごい勢いでカツ丼を平らげた
見た限り、食べ方も汚くないし箸だって正しく使えてた
普通、虐待されてるような子なら
箸の持ち方とか教わらないんじゃないのかなぁ
とか思ってたから意外だった
46:
食べ終わった少年は少し明るい表情になってた
「腹一杯か?」
「…うん」
「いっつも昼飯食わないの?」
「…お母さん仕事だから」
「そうか、またいつでもおいで」
「…でも」
「余ったら捨てちゃうんだし、食べてもらった方が助かるんだ」
店の外に少年を送り出すと
しっかりお辞儀して歩いて行った
47:
その夜、おっちゃんに少年のことを聞いてみた
「このへんに男の子いるよね?」
「男の子?」
「小学低学年くらいの」
「いやぁ、よっちゃんとこのマサキしか知らねーや」
「痩せてて大人しい?」
「いや、デブだなwwもう高校生だしなwww」
おっちゃんひでぇ
しかもなんで高校生の話してんだよ
48:
マサキwwwくっそわろたwwwww
49:
どうやら、マサキがこのへんじゃ最年少らしい
あとは赤ん坊しかいないらしい
つまり、おっちゃんネットワークには
あの少年の情報はなかった
虐待があれば田舎ネットワークは一瞬で広がるはずなのに
50:
翌日、少年はこなかった
仕事も終わって、おっちゃん夫婦と飯食ってると
「あ、俺たち明日からいないから、店頼むぞ」
「え?どっか行くの?」
「かみさんとハワイ行ってくるww」
「明日!?急すぎだから!」
「まぁ、お前だって大丈夫だろ?」
「いや、まぁ多分」
「じゃ頼んだ」
2週間1人ぼっち確定
53:
翌日、またタバコを吸いに外に出ると少年がいた
「もしかして昨日も来てた?」
「あ…」
気まずそうにしてるとこをみると
昨日も来ていたようだ
「まぁ、入んなよ」
戸惑いつつも店に入ってくる
やっぱり食べるつもりで来てるらしい
56:
さすがに一回食べてると少し会話もできるようになった
「母さん仕事の日は毎日昼抜き?」
「夏休みだから…」
「普段は給食だな」
「うん」
「朝と夜は?」
「お母さんいる時は食べてる」
「いない時は抜きか」
「家はお金ないから…」
62:
今北産業
63:
>>62
高学歴ニート
棚ぼた就職
小児誘拐
67:
>>63
おい
おい
64:
そんな感じでほぼ毎日のように食べにくるようになった
「どこに住んでんの?」
「〇〇、この前引っ越してきた」
「はーなるほど、親の仕事でか」
「うん」
「父さん?」
「お父さんいないから、お母さん」
「そっか、母さん好き?」
「好きだけど、ちょっとうるさいかも…」
「うるさいかwww母親ってのはそういうもんだww」
割とよく喋る子だってことがわかった
68:
お互いに浣腸とかする程仲良くなったある日
混んでいてクソ忙しい時に珍しくギャルギャルしい女が店にきた
「すみませーん!」
「はい、いらっしゃーい」
チラッと見ると、金髪ロングに色白で目鼻立ちがくっきりしてる
見る人が見れば美人と言うかも知れないが
一目見てわかった
こいつは嫌いなタイプだ
だってギャルギャルしいんだもん
69:
お互いに浣腸とかwwww
どんな仲までハッテンしてんだよwwwwww
72:
>>69
子供の遊びだぞ
大人の浣腸じゃないからなww
ギャルギャルしいのは席にも着かず
「ユウタ(少年)の母ですが!」
一瞬ドキッとした
モンペきたー
確かにギャルギャルしいのの横には少年がいる
会ったばかりの頃みたいな申し訳なさそうな顔をしてる
77:
「あー、今忙しいから食べないなら後にして下さーい」
「わかりました。カツ丼2つお願いします」
食うのかよ
忙しいんだよ空気読めよ
少年が来たのはいいけど親が来やがった
ほかの客も大半が知った顔だし極力大人しくしてたかったが
「おいおい!お前どこでこんな綺麗な姉ちゃん引っ掛けたんだよww」
とか言ってくるドカタのオヤジ
「タケちゃんだって若いんだからいいじゃないのww」
とのたまうおばちゃん
頼むから黙っててくれ
ちなみにタケちゃんってのは俺だ
80:
たけちゃんがんばって
81:
再婚フラグとか許さないよ…
83:
カツ丼が出来て持って行くと
「ユウタがいつもお世話になってるみたいで」
とか言ってきた
「まだ忙しいんで」
と断り、少年とも目を合わせずに対応した
で、間もなく客も減り余裕が出来るとギャルギャルしいのが寄ってきた
85:
まだ忙しいんでってwww
普通「いえいえ」とかいうんじゃね?
91:
>>85
だってギャル嫌いなんだもん
関わりたくなかったんだもん
88:
ギャルギャルしいのは何歳くらい?
91:
>>88
20半ば〜後半かと
90:
「この子が今まで食べた分もまとめとお支払いします」
少年は俯いている
おそらく、うちのことを話して怒られたのだろう
「カツ丼2つで1700円です」
「今までの分はこれで足りますか」
3万出してきた
「今までも何もお客さん、今日が初めてじゃないですか」
「ユウタがお邪魔していましたよね」
「ユウタ…さぁ、マサキしか知りませんが」
「で、でも、いつもこの子がこちらで!」
「来てません、大声出すなら早くお帰りください」
ギャルギャルしいのはぐぬぬと言いそうな顔で
少年の手を引いて帰って行った
少年はとても驚いた顔をしてた
少し悲しそうでもあったかも
91:
ギャルギャルしいのと少年が帰った後
ギャルギャルしいのざまぁwwwwwメシウマwwwwww
とか少しテンション上がってた
92:
金払う意思を見せたところは普通の責任ある親じゃないか
94:
>>92
そうだよな
93:
何このイエメン
95:
見た目はさておき、割とちゃんとした人かもしれないが
俺はそんなことどうでもよくて
ギャルギャルしいだけで同じ空気を吸うのがイヤなほどギャルが嫌いだ
だいたい、ギャルって響きからして不潔っぽいし
ギャルってケバいし臭いしうるさいし
言い出せばきりがないほど嫌いだ
まぁそこはいいか
数日後、なんと少年がきた
96:
追加するならギャルと関わってプラスになったことがない
「お、どうした」
「お金…」
「いらんよ、余りものだし」
「でも、お金払わないのは泥棒だってお母さんが」
貯金箱をそのまま持ってきたようで
リュックからドカッと貯金箱を出した
「何円ですか?」
泣きそうな声で言われても困る
97:
虐待痕とかなかったん?
98:
人によるのはもちろんだけど
シングルマザーだと子供にはしっかりした感覚を身に着けてほしい
って思うらしいね
99:
「これで足りますか」
とか、タメ口でケラケラしてたのにまた敬語になってるし
財布と貯金箱丸ごと差し出されても困るし
「多分それじゃ多すぎるかな」
「お詫びの分も…」
「だからいらないって」
「でもそれじゃ泥棒って」
少年は泣き出してしまった
「わかったよ、じゃ50円」
少年の出した財布から50円貰ってあとは返した
106:
「それで、今日も食べるだろ?」
「でもお金…」
「今日も入れて50円貰ったんだけど」
「…」
「食っとけ、母さんにはお金払ったって言っとけ」
俺イケメンすぎワロエナイ
119:
食い終わって帰り際
「また来いよ」
「いいの?」
「母さんには内緒にするか、お金払ったって言っとけよww」
それでまたバレた時、少年が叱られるのは可哀想だけど
飯食えない方がキツいよな
なんて正当化してる俺はきっとダメな大人なんだと思う
120:
カツ丼食いたくなってきた
136:
こういう人が、世の中増えたらいいのになー
155:
休みの日
前日に仕事終わってから常連たちと朝まで麻雀をやったから
起きるともう夕暮れ時だった
タバコを買いにコンビニまで行った帰り
自転車に乗ったギャルギャルしいのがいた
仕事帰りだったのか化粧は薄めだった
でも金髪だったからビッチktkr状態
顔をよけてすれ違うことにした
158:
「あ!●●(店名)の方ですよね!」
声かけんなよドグサレ女!
なんて言葉を飲み込んだ
「えぇ、まぁ」
「あの子がまたご馳走になったみたいで、お金払ったって言うんですが…」
「ちゃんともらいましたんで、それじゃ」
「あの子、ここでうまくやっていけると思いますか?」
「さぁ、僕も元々ここの人間じゃないんで。それじゃ」
「あの!私たち最近こっちに引っ越したばかりで…」
「聞いてます、頑張って下さい。それじゃ」
ここまで行って逃げた
というか、無理やり切り上げて歩き始めた
困った顔したギャルざまぁwww
今夜のオカズにしてやるぜひゃっはーww
くらいに思った
159:
そういえば、少年は8月になってから引っ越したって言ってたし
夏休み明けから登校するとか
前は広島にいたとか
野球したいけどきっと道具高いしとか言ってた
確かに、夏休み中に引っ越してきて
学校にもまだ行ってないとなれば
遊ぶ友達もいないだろう
母親も仕事で不在ならなおさら寂しいだろうなぁ
うちの常連に学校関係者いなかったかなぁ
なんて考えてるうちにギャルの困り顔をオカズにするのを忘れてた
172:
で、結局オカズにしたの?
173:
>>172
した
した
161:
俺は実家に連絡して、もう使ってないグローブやバットを送って貰うよう頼んだ
少年野球やってた頃のグローブなら少年でもサイズ的に問題ないだろう
やたらと思い出だから、と物を取っておく両親にやや感謝
グローブボロいけど
数日後にまた少年が店に来た
162:
「今日暇か?」
「うん!」
なんかあるのかと少年は少しキラついた顔をした
「じゃ食ったら公園に行こう」
「うん!でもお店は?」
「おっちゃん、少し外れていいよね?」
「おう、夕方までには戻れよ」
「親かww」
で、飯食い終わってから2人で公園に向かった
163:
「ほら、ボロいけど良かったら使いな」
「あ!グローブ!」
「キャッチボールすっぞー!」
「おー!」
いざはじめてみると見事なオカマ投げ
多分初めてなんだろう
投げ方を簡単に教えると、若いだけあってそれなりに見れるようになった
一時間くらいしてやめた
165:
「それやるから持って帰れ」
「いいの?」
「俺もう手入んないし」
「やった!」
「学校始まったらそれで友達作りな。学校いつから?」
「明後日から…」
「不安?」
「うん…」
「3日も通えば慣れるww」
166:
タケちゃんに惚れた。
170:
>>166
マジでイケメンすぎて困っちゃうな
女がほっとかんでほんま
顔面崩壊してるけどな
167:
翌日、はいきましたギャル
少年を引き連れて
開店時間きっちりのご来店
営業中の札かけにいったら店の前に張り込んでやがりました
「昨日グローブを頂いたみたいで…」
「俺もう使えないんで」
「凄く喜んでるんです、本当にありがとうございます」
「いえいえ」
ギャルギャルしいのはそれだけ言いに来たらしい
「今日もキャッチボールしようね!」
「うい、じゃ3時に公園な」
「うん!」
169:
タケちゃんマジでいい人…
170:
その日、キャッチボール中に
ギャルギャルしいのの職業が看護婦だと聞いた
看護婦で金髪とかダメだろjk
夜勤とかあって1人の夜もあるらしい
前までは学童保育のとこに泊まっていたらしいが
こっちに来てそういうのがないから1人らしい
173:
「じいちゃんばあちゃんいないの?」
「いるよ」
「こっちにいんの?」
「ううん、カナダ」
「は?」
「カナダ」
「マジか」
なんでも、じいちゃんがカナダ人
ばあちゃんはカナダと日本のハーフ
しかもギャルビッチの金髪は地毛らしい
とんでもねぇ一家だった
175:
ハーフとか友達にいないぞ
ありえん
180:
>>175
俺も韓国人の友達いないから韓国なんて国は存在しなかったんだね!
平和だね!
178:
父親のことはさすがに聞けなかったが
ギャルギャルしいのは概ねカナダ人だった
四分の三がカナダ人
父親が日本人だとしたら少年は八分の三カナダ人
やけに目鼻立ちくっきりだと思ったらそういうことか
「カナダには戻らないの?」
「え?英語わかんないよ?」
カナダに行くつもりはないらしい
197:
>>178
院卒なら英語出来るだろ
向こうのじじばばと会話出来るように教えてやれよ
179:
スリークォーターの看護婦と・・・
うらやまけしからんな
180:
翌日、少年は学校で仲良くやれてるかなぁ
とか考えながら時間がたち、夕方になった
店の扉が開いたと思うと少年だった
しかもめっちゃ笑顔
「よう」
「今みんなでキャッチボールしてたの!」
「友達できたかww」
「うん!でもみんな家遠いんだ…」
「このへんは街から離れてるからな、まぁでも学校楽しくなりそうだろ」
「うん!ありがとう!」
「あいよ、またそのうち来いよー」
183:
それからは、たまに少年が店に顔を出し
遊んできただの宿題たくさん出ただの話したり
キャッチボールしに行ったり飯食わせたりしてた
昼間でも涼しくなってきた頃
休みだったのでばあちゃんと飯食いに行くことにした
「孫にご飯食べさせてもらうなんて初めてだよww」
なんて言いながらしわくちゃになるばあちゃん
185:
何回か飯食いに行ってんのにボケ始めたんだろうか
飯食って、その辺プラプラして図書館で休憩して
帰るかなって頃には3時半頃だった
たまたま通り道だった小学生の前を通り過ぎると
「タケちゃーーん!!」
声の方を見ると少年だった
隣りにはギャルギャルしいのがいる
186:
ギャルギャルしいって書いてて疲れないか?
192:
>>186
予測変換だから余裕のよっちゃん酢漬けイカ
188:
少「今日参観日でお母さんと帰るんだ!」
俺「そりゃ良かったな」
少「タケちゃんのおばあちゃん?」
俺「そう、家のボス」
婆「お人形さんみたいな男の子だねぇ、綺麗なお顔してw」
ギ「いつも息子がお世話になってます」
みたいな、ごちゃ混ぜなやり取りがあって
「タケちゃんも一緒に帰ろよ!」
と、少年親子と途中まで一緒に帰ることになった
189:
ギャルしいに惚れそう
190:
タケちゃんマンにほれるスレ
192:
道中、ばあちゃんとギャル
俺と少年
ってな具合に自然と並んでた
というか少年が俺の横に来て勝手にそうなった
俺が少年の話を聞いている後ろでは
我が家のボスによる人生相談室が開催されていた
そして
「なんかあったら家を頼りなさい」
「いえそんな、でもありがとうございます」
「まぁ家にはこんな老いぼれとDTしかいないけどwww」
おいババア嘘吹き込むなよ
ギャルギャルしいのも笑ってんじゃねぇ
193:
これが釣りでなくて、ほんとならたけちゃんの婆ちゃん…おもろいなwww
196:
>>193
そんなばあちゃんも今は…
198:
>>196
えっ…ばあちゃん…
200:
>>198
あぁ
さっきから友達との長電話とまんねぇ
194:
てか結局ギャルギャルしいのはホントは
ギャルじゃないんだろ?
196:
>>194
見た目以外はね
195:
そのうち、家と少年宅との分かれ道に着いた
ギ「それじゃ、私たちはこっちなんで」
婆「あらそうかい、じゃあんた送ってやんな」
俺「いやいや、ばあちゃん1人じゃん」
婆「女性と子どもだけにする方が危ないんだから」
俺「いやいやいやいや」
婆「ほら行った行った」
結局、ギャルギャルしいのと少年を送ることになった
199:
3人の帰り道
「いいお婆さんですね」
「ただのお調子者ですよ」
「でも羨ましいです、あの、タケちゃんみたいな家庭」
「…はぁ」
「すみません、タケちゃんとしか知らなくて、お名前聞いてもいいですか?」
「ノリタケです」
「あ、ノリちゃんじゃないんですねww」
「タケの方を取られるのはこっち来て初めてで」
「でもそういうの良いですねww」
ケラケラ笑うとこは少年の母親だなって感じだ
一応言っとくけど名前は偽名だからな
200:
なんやかんや少年宅に着いた
ギ「今日はありがとうございました」
俺「いえいえ、ばあちゃんも言ってたし、なんかあればいつでもどうぞ」
ギ「ありがとうございます、助かります」
少「タケちゃんバイバーイ!」
俺「じゃあなー。あ、あと一応言っとくとDTじゃないんで」
ギ「え…あっははwwwwわかりましたwwwwww」
ほんまやで
208:
なんでギャルは最初イメージ悪いの?そう感じるの俺だけ?
212:
>>208
タケちゃんが個人的にギャル嫌いだから。
先入観もあっただろな。
214:
>>208
よく考えてみるんだ
若いくせにへんな化粧ばっかりして自分から肌をボロボロにし
どこそこ構わず騒ぎ立て
なにか言えばすぐにキレて
うそを平気で噂と称して広め、特定の人物を貶める
俺はこう思ってる
そりゃ全部が全部そうとは思ってないけど、上2つは大抵のやつに当てはまる
コレでいい印象もてという方がおかしい
217:
>>214
確かにその通りだ
でもお菓子と一括りにしてもチョコもクッキーもあるんだし
そこまで頑なに線引きしなくても…
気持ちは分かるよ
俺も内心バカにしている節はある
227:
それ以来、ばあちゃんも少年親子を気にかけるようになって
親戚からなんか送られてきたら
お裾分けと言って俺をパシりに使ってた
それで冬が近づいてきた頃
夜、少年から電話があった
「タケちゃん、お願いがあるんだけど…」
「おう、どうした」
「今日、お母さん夜勤なの」
「そうか、じゃ一人か」
「うん、あの…今からタケちゃん家いってもいい?」
「あーなるほど、いいよ」
「本当に!?」
「うん、泊まってけ。1人だと寂しいだろ」
「やった!じゃ今から行くから!」
「いや、俺迎えに行くから待っとけ」
「え、でも…」
「待っとけ」
「わかった、待ってる」
229:
少年宅へ着くと、玄関に座って待ってた
とりあえず明日の準備をさせて、母親に連絡を入れさせた
飯は済ませたようだが風呂はまだみたいだった
道中、少年はやけにテンション高かった
俺も、お泊まり会とかはやけにテンション上がった記憶がある
子どもってのはそんなもんなんだれう
家に着くと、ばあちゃんも歓迎モード
お腹減ってないかとかなにかと質問責め
241:
風呂で少年はやたらにはしゃいだ
広い広いと言ってずっとニコニコしてた
そんな広い風呂ではなかったけど
アパートに比べりゃ幾ばくか広いかもしれない
布団に入ってからも、突然小さく笑い出したりととにかく騒がしかった
無意味に俺をよんでは、何でもないと言う
ムーミンのAAみたく
247:
翌朝、少年を自宅まで送って
学校へ向かうのを見送ってから店に向かった
店を開けて間もなくギャルギャルしいのがきた
夜勤明けだからか疲れた顔をしてた
仕事メイクなのに目元がクマで暗い
「昨日、あの子がお世話になりました」
「いえいえ、お仕事お疲れ様です」
「なんとお礼を言っていいか」
「お礼はいいけど、なんか食べます?」
「あ、そうですよね、じゃ生姜焼き定食を」
「はーい」
夜勤明けなのに割とガッツリ食うんだな
とか思いながら厨房に下がって作り始めた
おっちゃんは新聞読んでる、働け
250:
タケちゃん優しくなったな。
251:
今更気が付いたんだけど
1働いてるから現時点でニートじゃなくね
つまり…
252:
>>251
ひもきゅ〜
256:
たけちゃんひもだったのか
257:
>>256
ちゃいまんがなでんがな
254:
完成したものを持って行くと
ギャルギャルしいのはテーブルに突っ伏して寝てた
夜勤ってのはキツいだろうから起こすのも忍びない
まだこむ時間でもないしそのまま寝かせておくことにした
カウンター席だし客が来ても邪魔にならんだろうし
257:
ある程度混んでくるとギャルも目が覚めた
モゴモゴとすみませんとかなんとか言ってるけど
それでも目は開ききってない感じ
帰ると言うのでそのまま送り出して厨房に戻った
258:
たけちゃん
ギャルギャルなお姉さんの子どもに
懐かれる
261:
次の客がきた時
「おーいタケ!!姉ちゃん寝てるぞ!」
店に入るなり声をはった常連
呼べれて言ってみると、入り口のすぐ横に座り込んでギャルギャルしいのが寝てた
肩を揺すって起こそうとすると
「んぁ…すみません大丈夫です大丈夫です」
と繰り返す
仕方ないから常連に手伝わせて店の奥に運んで寝かせた
背が高いからか、細い割に重かった気がする
266:
その日はひどかった
伝言ゲームみたく話が広がって
俺がギャルギャルしいのとできてるだの
薬を盛って襲う気だっただの
冗談とは言え田舎の人間はえげつない噂話が大好物だ
生きる糧と言ってもいい
こんな田舎に金髪ギャルが引っ越してきたわけだし
数ヶ月経ってみんなギャルギャルしいのを知っていて
何者なんだと気にしていた
268:
客足も落ち着いた頃、様子を見に行くと
若干の服の乱れ方といい寝顔といい床に広がった金髪といい
俺は新たなオカズをまぶたの裏に焼き付けた
よっぽど疲れてたのか全く起きない
確かに麻雀やった日もかなり眠いわけだし
ましてや仕事ともなれば納得できなくもない
太ももくらい触ってもいいよなぁ
とか思ったりもした
男だもの
269:
ご近所ネットワークってやつだな
270:
田舎なところに定食屋とか建てて暮らしてみたいな
355:
ギャルギャルしいのが起きないまま夕方になった
少年が友達と遊んでから帰宅する時間は大体いつも同じなので
その時間に店に顔を出さなければ直帰してるだろう
ましてや今日は母さんが夜勤明けで家にいるはずだから
その時間を見計らって電話をかけた
360:
やっぱり少年は家に帰ってた
店に母親がいることを伝え、少年を店に呼ぶ
「今日、いると思ったのにいなくてまだ仕事してるのかと思ったw」
「職場から真っ直ぐここ来たみたいだな、そんで寝た」
「もう起こしていいよね」
「いんじゃないか?」
少年が声をかけるとギャルギャルしいのはすぐに起きた
366:
「あ、ユウタおかえり…」
「お母さん、ここタケちゃんのお店だよww」
「え、あ!ごめんなさい!私寝ちゃって!」
「いいよいいよ、夜勤って大変そうですし」
「本当にごめんなさい」
なんやかんやで、少し早いけど
せっかくだからと、親子揃って飯を食って行くことになった
367:
食い終わってそのまま2人仲良く帰った
帰り際にギャルギャルしいのから
昨日のお礼と、今日のお詫びをされた
それからは、ほぼ夜勤のたびに少年は家に泊まりに来た
ムーミンのAAみたいのも、最初の頃で落ち着き
普通に来てくつろいで寝て
373:
なかなか平穏な日が続いていた
クリスマスイブ、ちょっとそれが揺らいだ
「タケ、お前いい歳なんだからクリスマスくらい彼女と出かけろ」
「彼女なんかいねーよ、こんちき」
「今日はもう店閉めるから帰れ、な?」
「まぁ、今日は客も来ないか」
「だろ、たまには早上がりもいいだろ」
おっちゃんもこう言ってるからいつもより早く帰ってゴロゴロしてた
378:
リア充なばあちゃんもババ友とクリスマスパーティーらしい
帰ってきた頃にはもう居なかった
自己処理でもするか、と思ってるとベルが鳴った
俺を訪ねてくる人は稀なので、ばあちゃんの客だなと思い玄関へ向かう
玄関を開けると少年が立っていた
しかも泣きながら
380:
「どうした?」
「今日泊まっていい?」
「いいけど、なんで泣いてんの?」
「だって…」
と、さらにしゃくりあげる少年
「母さんいないのか?」
「お母さん、は、いる」
「そうか、まぁ上がりな」
家にあがると居間で正座してまたシクシクと泣き始めた
382:
どうせ親か友達とケンカでもしたんだろうな
と思ったからとりあえず泣き止むまでほっとくことにした
案の定、間もなくギャルギャルしいのからメールがきた
やっぱり少年とケンカしたらしい
理由までは聞かなかったけど
なんか静かになったなぁ、と思ったら泣き疲れて寝たらしい
ストーブ付いてるから寒くないと思うけど
一応タオルケットをかくておいた
391:
日も沈んだ頃、少年が目を覚ました
「ケンカしたんだって?」
「…」
「まぁ、よくあることだからな」
「タケちゃんもお母さんとケンカするの?」
「ケンカどころか包丁で刺されたからな」
「え…」
「刺されなかったろ?」
「う、うん」
「じゃあ、なんて言われた?」
まぁ聞き出すと
今日は一緒にケーキを食べる予定だったと
でも急に仕事が入ってしまう
少年がゴネて、親子で揉めて
なんやかんやで「タケちゃん家に生まれたかった」と
そしたら「じゃ出ていけ、もう知らない」
ということらしい
384:
かーちゃんいるけど、冷たくなって動かないのかと思った。とりあえず無事で良かった
392:
事の顛末をなんとなく言い終わると
少年は泣きながら
「お母さん泣いてた」
「お互い様だな」
「うん、でもお母さん泣いてるの2回目」
「へぇ、一回目は?」
「多分、お父さんがいなくなった時」
正直言って、聞かなきゃ良かったと思った
395:
>>1が包丁で刺された件kwsk
416:
>>395
「母さんうざい」
「なんですってー!!」
ザクッ
「えっ」
「えっ」
って感じ
418:
>>416
!!!!!
419:
>>416
!?
420:
>>416
事件じゃんかww
422:
>>416
(  Д ) ゚ ゚
397:
「僕小さかったからわかんないけど、お父さんいなくなってからお母さんずっと泣いてた」
「それ覚えてたから、お母さんのこと大事にするって決めたのに」
「お母さん怒ってるかな?」
「明日謝れば許してくれるだろ」
「本当に?」
「本当に」
「タケちゃんも一緒に行ってくれる?」
「家の前までな」
「一緒に謝ってくれない?」
「お母さん泣かせたのユウタだろ?ちゃんと1人で謝りな」
「わかった…じゃ家の前までね」
「家の前までな」
400:
その日は帰ってきたばあちゃんと3人で普通に飯食って、普通に寝た
翌朝、少年に起こされた
「タケちゃん、携帯鳴ってるよ」
「あ゙〜…」
「朝早くにすみません」
朝っぱらからギャルギャルしい声だ
「ユウタ、そっちに居ますよね?」
「あー、はい」
「今から迎えに行きますんで」
「あー、はい」
冬の朝6時とか眠すぎるんですけどー
402:
タケちゃんはカワイイ?
まあ上のほうに祖母がカナダのハーフってあったからカワイイんだろうな。
ちなみに小学校何年?
406:
>>402
タケちゃんは>>1だぞww
412:
>>402
タケちゃんは顔面崩壊のイケメンだよ☆ミ
403:
「母さん迎えに来るって」
「え、謝るのに?」
「あー…じゃ来たときに謝れば?」
「タケちゃんも居てくれる?」
「居てあげない」
「ケチ」
ほどなくしてベルが鳴った
玄関にはギャルギャルしいの
「ご迷惑おかけしちゃって」
「まぁとりあえず中にどうぞ」
「え?あ、お邪魔します」
412:
とりあえず居間に通す
居間が一番暖かいから
で、少年に居間へ行くように促す
渋々居間に入って行く少年
俺はとりあえず台所でばあちゃんと一緒に朝飯を作ることにした
429:
いや、ワタシが気になっているのはですね
「いきなり息子が出来た話」ってとこですよ
いいですか?「嫁と息子が出来た話」ではなく
「いきなり息子ができた話」ってところです
何かしらの悲劇を想像せざるを得ない!
437:
>>429
嫁と息子ができた話がスレタイだったら俺はスレ開かなかっただろうよ
息子のみだったから面白そうだなと思ったわけで
511:
ギャルが大嫌い
ギャルギャル「しい」
完全にフラグだったわけか。
517:
30分も経たないくらいで、2人揃って台所にきた
2人の表情を見ると無事解決した様子
とりあえず朝飯を食べさせると2人で帰って行った
520:
年末、30日
正月は店も休みだからたまに帰省するかなぁ
と荷物をまとめてたら少年から電話がきた
「一緒に初詣行こう!」
「母さんと行っとけ」
「タケちゃんも一緒に行こうよ」
「家、ばあちゃんいるからなぁ」
「じゃ、ばあちゃんも!」
と、ここで電話がギャルギャルしいのにかわった
525:
「ワガママ言ってごめんなさい」
「元気そうでいいと思うけど」
「お正月は親戚で集まったりする予定?」
「予定はないけど、こっちに人が来るのは2日以降だろうなぁ」
「もし良ければ、みんなで年越しでもと思って」
「あー、ちょっとばあちゃんに聞いてみる」
久しぶりにお節でも作ろうか、と乗り気なばあちゃん
「いいって、お節作るって張り切ってるから適当な時間に家に来たらいいよ」
「やった、お節作るの手伝いに早めに行きまーす」
527:
翌日、昼前に2人がきた
お節やら年越しそばの材料を4人で買いに行くことになった
俺は荷物持ち要因
ばあちゃんは、賑やかな年越しは久しぶりだよ
といつもより嬉しそうだった
手早く物を選んで会計へ
ギャルギャルしいのが払おうとしていたけどばあちゃんが
「皆様から頂いた年金だから還元しないと罰が当たる」
と言ってばあちゃんが払った
530:
>>527
ばあちゃん偉いな
540:
>>530
結構変わり者だぞ
何よりリア充だし
532:
帰宅すると女2人は早台所に入った
曰わく、今日の台所は男立ち入り禁止
とのこと
暇だから少年とプロレスやったり、冬休みの宿題を見てやったり
少年は国語も算数も得意らしい
しかも勉強が楽しいとか言う宇宙人だ
試しに、英語教えてやるかと聞くと
目をキラキラさせてた
534:
英語を教えてもらうだけで目をきらきらさせてたとか…
勉強嫌いの俺にはなかったわ
536:
夕飯はちょっとしたオードブル、お節は元日
大人は酒を、少年はジュースを
ばあちゃんは早々に
「久しぶりに働いたら疲れた」
と言って自室へ向かった
「ばあちゃんも初詣行くだろ?」
「朝に友達と行くから、夜は若いのでいっといで」
まぁ、年寄りに夜更かしはキツいだろう
538:
9時を過ぎた辺りで少年も電池が切れてきたようで急に大人しくなった
「眠いか?」
「ん〜大丈夫…」
「初詣の時間になったら起こしてやるから少し寝ときな」
「絶対?」
「絶対起こすから」
「わかった」
と、居間の片隅にタオルケットで寝かした
539:
真冬の夜にタオルケットか…
541:
>>539
ストーブがんがんやで
540:
俺とギャルギャルしいのの2人になった
酒を飲みながらなんやかんやと話して、少年の話になった
「あの子、こっち来るまですっごく大人しい子だったんだ」
「へぇ〜、確かに最初は喋んなかったなぁ」
541:
「それが今では友達もいるし、家でもよく喋るし」
「いい事じゃん」
「悔しいなぁって」
「何が?」
「私、タケちゃんに嫉妬してるんだ」
543:
離婚した時、絶対に子どもは真っ当な人間に育てるって決めて
片親だからって絶対周りは悪く言うから
そんなの関係ないってくらい大事にして
私は何言われてもいいけど、子どもだけはしっかりさせよう
ってやってきたのに
タケちゃんに会ってからだよ
内向的だったのに急に明るくなって
友達だってすぐに作っちゃうし勉強だってするようになっちゃったし
やっぱり片親ってダメなんだなぁって思っちゃった
子どもじゃなくて、親がダメなんだって
多分、ユウタはタケちゃんを無意識に父親に見立ててるんだよ
それでタケちゃんと会ってから急に中身が成長したんだと思う
だからタケちゃんに嫉妬してる
545:
ってことを止まらずに喋ってた
ギャルギャルしいのだってギャルギャルしいのなりのプライドがあって
いつもキリッとしてバリバリ働くぜ
みたいな感じだと思ってたら、弱音吐きまくってるし
金髪で気強そうでも、やっぱりそういう不安あるんだなぁ
って感心というか納得というか
なんか安堵感みたいなものをおぼえた
548:
「母親の私より、近所の兄ちゃんの方があの子を成長させてるんだよ」
「たまたまそういうタイミングだっただけだって」
「それでも、それ親からしたらちょっと寂しいよ」
「気にしすぎだろ」
「なんか自信なくなっちゃった、私ってあの子にとって本当に必要なのかぁって」
「そういうのはキリがないから考えない方がいいよ」
「私はちゃんと母親やれてるのかな」
「立派な母親だって」
飲むと良くない方に向かうらしい
549:
キスするの?ねぇキスするの?wktk
556:
>>549
>キスするの?ねぇキスするの?wktk
8歳か
580:
どうしても気になることがある。
常識はありそうなのに、そもそも何で食事を与えなかったのか。
交代勤務で時間まちまちだって、例えばおにぎり作るとか、最悪パン買っておくくらいならできるでしょ。
子供の食事って一番大切なのに残念すぎる。
583:
食事がなくてもお金を渡されてこれで買いなとか言われてたんだと思う
ただ子供にしたら一人で食べるより家族や大勢で食べたいと思う
そんな時に食堂で働いてるたけちゃんに出会い
自分の事を気にかけてくれるもんだから子供にしたら最高でしょ
662:
結局、初詣に出る時間までギャルギャルしいのは
弱音吐きまくりでかなり弱々しかった
「そろそろ時間か」
「あ、本当だ、ユウタ起こさなきゃ」
パシパシと自分の顔を叩いて気合い入れてる
「ユウター、初詣行くよー」
「ん〜…」
「起きないとタケちゃんとお母さん2人で行っちゃうよー」
「んー、起きるー」
寝ぼけ眼の少年を連れて外に出ると
さすがに寒くて目が覚めたよう
672:
神社には、田舎だけあってまばらに人がいる程度
出くわした常連にはかなりいじられたが適当に受け流した
おみくじを引いてお神酒をもらって
雰囲気を楽しんだところで帰路についた
途中、少年宅によって着替えとかを用意
677:
家に着いて、風呂に入るだの入らないだの
綺麗な身体で新年を迎えよう
ってことで結局入ることになった
少年が母親と入るとか俺と入るとか言って
みんなで入るとか言い出した時はさすがにお断りした
たってしまったらえらいこっちゃ
680:
最終的に俺と少年で入ることになった
もう何度か一緒に入っているのでちゃちゃっと上がった
次にギャルギャルしいのが風呂に向かった
女の人ってのは風呂が長い
待ってる間に少年は寝落ち
そろそろ起きてるのキツいなぁって頃にギャルギャルしいのがあがってきた
濡れた髪が色っぽい
686:
「あ、待っててくれたんだ」
「一応ね」
「ちゃっかりくつろいじゃってすみません」
「くつろいでもらえて何より。ユウタは寝たよ」
「あ、もう3時かぁ」
「俺も寝るわ、客間に布団敷いてあるから」
「ありがとー」
なんで同じシャンプーと石鹸なのにいい匂いがするのか
さすがに年明け早々抜くのはやめといた
689:
翌朝、そこそこに起きてお節を突っついた
ユウタにはお年玉をあげた
5円玉をぽち袋パンパンに入れてやったら飛び跳ねてた
まだ金の価値がよくわからない子供は楽
適当にグダグダ過ごして夕方、2人は帰って行った
ギャルギャルしいのは翌日、早番らしい
少年は残ると言っていたけど帰らせた
なんかあんま家にいさせるとギャルギャルしいのがまた無駄に悩みそうだったし
690:
> 5円玉をぽち袋パンパンに
wwwww
703:
うちと、少年親子が集まったところで4人だからやかましくもならないし
かえってちょうどいいくらいになるから
何かと集まって過ごすようになった
店のおっちゃんとか常連からは本格的に嫁とか息子ってからかわれるようになった
引用元: ・ニートだった俺にいきなり息子ができた話【後編】ニートだった俺にいきなり息子ができた話
※12:24 公開予定
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