【艦これ】三日月「菊月の部屋を掃除していたら薄い本が出てきました……」back ▼
【艦これ】三日月「菊月の部屋を掃除していたら薄い本が出てきました……」
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三日月「朝です。今日はとても天気のいい朝」
三日月(私が取った行動は、本当に思い付きの行動だった。なんとなくやっただけ)
三日月(本日は秘書官の仕事もなく、遠征もない日。だから久しぶりに姉妹でも連れてどこかに行こうっかなーって思って、菊月の部屋をノックしたの)
三日月(返事はなく、ちょっと部屋を覗いたら菊月の姿は見えなかった。加えてなぜだか部屋は散らかっていて、本が大量に落ちていた)
三日月(もう、仕方ないですね! っとなり部屋に入り私は掃除を開始した)
三日月(本を集め、本棚に戻そうとした時、何か飛び出ている本がありました。それを抜いて確認すると、私は呆気を取られました)
『これならイケそうです! R-18本』
三日月「……薄い本が出てきました……」
※短め
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2: 以下、
三日月「いや、これ……現実なのかしら……?」
三日月「だ、だってあの菊月の本棚から出てきたのよ? もっちならまだしも、菊月がこんな……」
三日月「し、しかもこれ……だ、大体が私の……え、えっちな本じゃないですか!///」 カァァァ
三日月「……ほ、他のもあるみたいね」 ガサゴソ
『不可抗力でダメになる! 嫌いな先輩が私を!? R-18本』
『今日の夕食は春雨ちゃん? R-18本』
『三日月とゆっくりイきましょう???? R-18本』
『ウチの妹が可愛すぎる件について?やっぱり三日月はすごいよ? R-18本』
『三日月とお・や・す・み R-18本』
三日月(あのさぁ……)
4: 以下、
三日月「というか、私の奴多過ぎじゃない!? き、菊月?……」
三日月「も、もう……」
三日月「……///」
三日月「――ハッ!? そ、そうじゃないです! こ、これ……本当に菊月のなのかしら……」
三日月「というか……薄い本持ち過ぎじゃないかしら……」 ガサゴソ チラー
『私は立派なレディーだもんっ! R-18本』
『如月も一緒にイかせてぇ??? R-18本』
『本当は大好きな後輩、犯す R-18本』
三日月「しかも大体がR-18本じゃない! っあ、でもこれは……」
『睦月型の日常』
三日月「これは全年齢版みたいね……よか――」 ピラ
三日月「あれ、何か紙が落ち……」
『睦月型の日常 会場限定ペーパー 三日月ちゃんR-18ペーパー』
三日月「」
6: 以下、
三日月「…………」 チラ、チラ スッ
『大好きな三日月と!? R-18本』
三日月「…………」 ペラ
『み、三日月!! 私……好きなんだ!』
『わ、私も菊月の事好き!!』
三日月(ふ、ふわぁぁぁ/// わ、私と菊月が……え、えええええっちを……)
『――こうして、私は三日月と幸せなキスをした。 ?完?』
三日月「…………」 パタ
三日月「…………っ!!///」 カァァァ
三日月(ちょ、ちょっと鼻血出そうになっちゃった……エッチなのはいけないと思います……)
三日月「……し、司令官が出てくるのはないのかしら?///」 ガサゴソ
「お、おい」
三日月「……んー、中々ないわね……あっ、うーちゃんのが出てきた。フミちゃんのもあるわ。……あ、雷さんのもあったわ」
「み、三日月? ……三日月さん?」
三日月「うーん……大体が女の子同士のエッチな本です。菊月、もしかして……」
「三日月!?」
三日月「!?」 ビクッ
三日月「え?」 フリムキー
菊月「お、お前……それ……」
三日月「」
7: 以下、
三日月「き、きききき菊月さん!? ど、どうしたんですか!?」
菊月「それはこっちの台詞だ……お、お前その手に持ってるやつ……」
三日月「そ、そういえば菊月どこ行ってたんですか!? さ、探しちゃいましたよ!?」
菊月「……トイレに行っていた。……それよりその手に持っている――」
三日月「い、いやぁ今日はいい天気ね!! わ、私遠征行ってきますので!! じゃ、じゃあまた後でね!!」
菊月「待て!! お前私と同じ隊だから知ってる!! 今日は遠征無しだ!」
三日月「……あ、あははは……え、えと……こ、これはですね?」
菊月「……知ってしまったんだな……?」
三日月「た、偶々だったの! 」
菊月「……」 スッ
三日月(や、ヤられます!?)
三日月「き、菊月落ち着いて!?」
菊月「す、すまなかった……!!」 ドゲザ
三日月「え、えええええ!?」
三日月「き、菊月!! 土下座なんてしないで!? わ、私気にしてませんから!! そ、それに勝手に部屋に入って掃除した私も悪いし……ご、ごめんなさい!!」
菊月「……すまん……すまん」
三日月「き、気にしてませんから! ちょ、ちょっと意外だったなーとは思ったけど、大丈夫だから!」 ヨシヨシ
菊月「……み、三日月?……!!」
三日月「よしよし……本当に私の方こそごめんね菊月」
菊月「…………」 グス
菊月(本当に、本当にすまない三日月)
菊月(そこにある三日月本、描いたの大体私なんだ)
8: 以下、
三日月「……そ、それにしても本当にこれ菊月のなの?」
菊月「…………あぁ」
三日月「あはは……ちょ、ちょっと意外だったなぁ」
菊月「……本当にすまない……」
三日月「だ、大丈夫だって! ですけど……わ、私のやつが多いのは……ちょっと恥ずかしい、です……」
菊月「死にたい(すまない)」
三日月「だ、ダメです!! 私気にしてませんから!!」
9: 以下、
三日月「そ、それにしてもこの本……私の髪描くの上手ですね……結構変なクセっ毛付いちゃってるって自分では思うのに、上手く再現してるわ」
菊月(いつも見ているからな)
三日月「描いてる人の名は……クリサンセマムーンって言うんだ。何か由来があるのかな?」
菊月(菊と月です)
三日月「……私の本多いですね本当に。しかも菊月とのやつばかりです……///」
菊月「あ、あははははは!! 私まだ男のあれは見たことがなくてな!! は、恥ずかしいんだ!!」
菊月(描くのが)
菊月「け、決してレズってわけじゃないんだ!! 信じてくれ三日月!!」
三日月「き、菊月落ち着いて!! こ、声が大きいよ!!」
10: 以下、
三日月「……クリサンセマムーンさんの本多いわね」 ペラ、ペラ
菊月「あ、あぁ……」
菊月「というか三日月!? なんでさりげなく色々と読んでるんだ!?」
三日月「ふぇ!?/// あ、ちっ、違うの!! ふ、不可抗力と言うか!! ねっ!?」 バサッ
菊月「そ、そうか……」
三日月「…………///」
菊月「…………///」
どっどっどっどっどっどっ!!
バターーン!!
秋雲「はいはーい! 菊月―!! 今度の新刊のは――」
バッ
――刹那。その瞬間、菊月は時を“超越”した。
誰もが理解できなかった。しかし、彼女の刃は捉える。狩るべき者の首を――
バキッ!!
秋雲「うげぅぇ!? ――が、はっぁ……!!」
菊月「…………貴様は間違えたんだ。……訪れるべき時を、な」
秋雲「ちゅ、厨二かよ……!!」 ガク
三日月「き、菊月ー!? なんでラリアットしたの!?」
菊月「大丈夫、死んではいない。何も聞かないでくれ三日月」 ゴゴゴゴゴゴ
三日月「は、はい」
11: 以下、
三日月「……それにしても、すごいわね同人誌って」
菊月「え?」
三日月「なんか、描いてる人の愛って物を感じるわ」
菊月「…………」
三日月「この瑞鶴さん×加賀さんの同人誌なんかすごいわ。他のもそうなんだけど、本当に好きなんだなぁって思うわ」
菊月(加賀さん、貴様が描いた同人誌、好評だぞ)
三日月「空気だし、魅力のない私のものまであって、ちょっと恥ずかしいけれど……私達が戦って頑張っているから、同人活動を続けれている人もいるんだなぁって思えるし」
菊月「……三日月」
三日月「一つの本を作って、売ることを個人でやるなんて、本当にすごいことだと私は思います。お金も時間もかかるだろうし、本当にすごいわ」
菊月「…………ありがとう、三日月」 ボソッ
三日月「へ?」
菊月「……ふふ、何でもない」
12: 以下、
菊月「……というか三日月、ここに来たって事は何か用事があったんだろ?」
三日月「あっ、そうでした! 今日このあとお出かけしない?」
菊月「……あぁ、いいぞ。ちょうど休みだからな」
三日月「ふふ、なら決定です! 他の睦月型も誘っていきましょ!」
菊月「あぁ、そうしよう」
三日月「なら、まずはお片付けからですね」
菊月「待て、片付けは私がやる。三日月は先に他の奴らを誘ってきてくれ」
三日月「え、でも……」
菊月「…………」
三日月「わ、わかったわ。じゃあ、また戻って来るわね」
菊月「あぁ。頼む……」
バタン
菊月「…………」
菊月(さすがに……スライム責めとか触手モノの三日月本を発見をされてしまったら……姉妹関係が終わる可能性があるからな。さすがに、な?)
秋雲「」
菊月「あ……秋雲の事忘れてた。まぁ、あとでラインに連絡しろってメモ書き残しとくか……」
14: 以下、
……
…………
………………
三日月(はぁ、今日は楽しかったぁ)
三日月「ふふ、弥生ちゃんの笑った顔はやっぱ可愛いですよね。もっちもなんだかんだ楽しそうだったし、本当に楽しかったぁ」
三日月「……朝はちょ、ちょっと意外な事もあったけれど……楽しかったなぁ……」
三日月「…………」
三日月「ど、同人誌……今度買いに行ってみようかな……ちょっと色々と調べてみよ」 カタカタ
三日月「……なるほど、今度イベントがあるみたいですね。そこで色々と買えるのね」
三日月「……ちょうど休みの日だわ。場所は……うん、鎮守府から近いわね」
三日月「……い、行ってみようかな。……え、えと、しておくべき準備は……」 カタカタ
15: 以下、
<イベント当日 会場>
秋雲「あっ、菊月今回ブース近いね! ほい、これ新刊!」
菊月「……事前に確認できるんだから、確認しておくべきだぞ。ほら、私の新刊だ」
秋雲「おやおやー、まーた三日月モノなの」 ペラペラ
菊月「うるさい。三日月の可愛さを私が世の中に教えてやるんだ」
秋雲(でも大体がきくみかのレズモノなのよね。業が深い)
スタスタスタスタ
加賀「あら、秋雲さんもちょうどいたのね。菊月さんのあとに挨拶に行こうかと思ってたから、よかったわ」
菊月「あぁ、加賀さん。これが新刊だ」 ホイ
加賀「ありがとう。……相変わらず良いレズっ気のある作品ね。これを」 ペラペラ
菊月「感謝する。……加賀さんのも良いずいかがだ」
加賀「売り子の翔鶴にも絶賛だったわ」
17: 以下、
「お、おい……あれ壁サークルの……」
「あの第六駆逐隊同人作家の」
ざわざわざわざわ
「やぁ」 スタスタ
菊月「ん? ……来たのか」
秋雲「おっ、本当だ」
加賀「……相変わらずオーラが違うわね」
響「皆、集まっていたんだね」
菊月「いいのか? 壁サークルは準備が忙しいだろうに」
響「もう大体が済んだのさ。それよりも新刊交換だ。今回は三冊あるよ」
加賀「……第六駆逐隊純愛レズ本……」
菊月「それに加えて……司令官×響モノと……第六駆逐隊レイプモノか……!! すごいな……」
秋雲(買う客層バラッバラよねこれ)
響「ふふ……全部私の妄想を描いただけさ、大したことはない」
菊月「……ガチすぎる」
加賀「ええ……私達にはまだ壁はランクが遠いわね」
響「そんなことはないよ」
秋雲(一番やばいって事も確かよね!)
18: 以下、
響「……さぁ、開催まで間もなくだね」
加賀「えぇ」
菊月「……終わったらまた連絡を取り合おう」
秋雲「打ち上げの場所とかまだ決めてないしねー。んじゃ、お互い頑張りまっしょーか!」
菊月「あぁ」
バッ
19: 以下、
<会場外>
三日月(……開催までもうすぐね。待ち疲れちゃったけど、色々とサークルチェックしたから楽しみで乗り越えられたわ!)
三日月「……クリサンセマムーンさんへの差し入れと手紙はこんなもんでいいわよね? ……うん、おすすめ差し入れで調べてきたから確かだわ!」
三日月(……ふふ、新刊楽しみだわ。菊月の分も買って行った方が良いかしら? ライン送っとこー)
瑞鶴「…………」
瑞鶴(……べ、べつにずいかがの本が目的じゃないわ!! うん、うん!! …………差し入れ持ってきた方が良かったかしら?)
瑞鶴「……もっと素直になりたい……加賀さぁん……」
電(はわわ……初参戦ですが、とっても緊張してきたのです!!)
電「壁サークルだし……始発できたのは正解みたいですが、こんなに後ろなのです!? 絶対徹夜組がいるのです……ぐぬぬ」
電(……ほ、他のみんなにバレたらエッチな子だと思われちゃいそうなのです……偶然がないようにないように……)
夕雲「秋雲さんの新刊楽しみねー」
提督「うし、いつもメロブだったけど、今回は偶々休みにできたし、色々買うぞー……!!」
?完?
21: 以下、
朝からお目汚し失礼しました。艦これACの三日月ちゃん天使。
過去作↓
【艦これ】提督「三日月が可愛すぎて辛い」菊月「うむ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434912102/
【艦これ】瑞鶴「加賀ァ!!」加賀「やりました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447227139/
【艦これ】真面目な子ほど壊れやすい
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436814464/
24: 以下、
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