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斧魔法使い「斧使いが魔法を使って何が悪いッ!!!」


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1:
― 村 ―
手下A「ボス、金と食料を荷馬車に積み込みましたぜ!」
手下B「いつでも出発できます!」
首領「ご苦労」
首領「よぉーし、また来月の同じ日にやってくるからな!」
ゴトゴト……
村長「くっ、ただでさえ重い税に苦しんでいるというのに……!」
村娘「残ったわずかな財産でさえ、あの人たちが持っていってしまう……」
青年「あいつらは悪魔だ!」
               
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2:
青年「こうなったら村長、領主様に相談してみては?」
青年「領主様は大勢の私兵を抱えてて、屋敷に押し入った強盗団を撃退したこともあるんでしょう?」
村長「……ダメじゃ」
村長「少し前、ワシ自ら頼みに行ったことがあるのじゃが――」
領主『村に定期的にならず者集団がやってくるようになった? 知るか、そんなもの!』
領主『大した税収も期待できないちっぽけな村に、軽々しく兵など出せるか!』
領主『どうしても助けて欲しくば、もっと働け!』
村長「――と、一蹴されてしまったんじゃ……」
青年「くそっ、あの金の亡者め……!」
               
          
3:
青年「こうなったら村長、村人の力を結集させて、ならず者たちと戦うしかありませんよ!」
村長「いや……奴らはああ見えてみんな鍛えられた体つきをしておるし、ワシらで敵う相手ではない」
青年「じゃあどうするんです!? このまま餓死しろっていうんですか!?」
村長「うむう……」
村娘「あの……」
村長「ん?」
村娘「ここは一か八か、あの伝説にすがってみるというのはどうでしょう?」
青年「伝説?」
村長「ま、まさか……!」
村娘「はい……山奥に住むという“伝説の斧使い様”のお力を借りるのです!」
               
          
5:
村長「たしかに、もしあの方が力を貸してくれれば、ならず者も退治できるかもしれん」
青年「そうだ! そうしよう!」
村長「しかし、あの方はとても気難しいとも聞く」
村長「下手をすれば、斧使い様にこの村が滅ぼされてしまうぞ」
村娘「あまり大勢で頼みに行くと、斧使い様を刺激することになりかねません」
村娘「明日、私一人で斧使い様がいるという山の奥地に向かいます!」
               
          
6:
翌日――
村長「ではくれぐれも頼んだぞ」
青年「ヤバそうだったら、逃げるんだぞ!」
村娘「大丈夫です! 必ず斧使い様のお力を借りてみせます!」
「行ってらっしゃーい!」 「頼んだぞー!」 「気をつけてなー!」
村娘(この村の運命は……私にかかってるんだ!)
               
          
7:
― 山奥 ―
ザッザッザッ……
村娘「ふぅ、ふぅ……もう5時間は歩いたかな……」
村娘(あっ、あんなところに古びた山小屋がある!)
村娘(きっとあそこに斧使い様が住んでいるんだわ!)
村娘(行ってみよう!)ザッザッ
               
          
9:
― 山小屋 ―
斧魔法使い「ぐぅ……ぐぅ……」
村娘(ぐっすり眠ってる……)
村娘(赤紫色のローブを身にまとって、なんだか魔法使いみたいな格好ね)
村娘(だけど斧使いらしく、ヒゲも胸毛ももじゃもじゃだわ……まさに人間ジャングル!)
村娘(……って、人間観察してる場合じゃない!)
村娘「あのー……」
斧魔法使い「!」ピクッ
               
          
12:
斧魔法使い「来客とは珍しいな」ヌゥッ
村娘「で、でかい……ッ!」
村娘(2メートル……!? ――否、2メートル20センチはあるッ!)
村娘(腕や足の太さは巨木を彷彿とさせ、放たれる闘気は人間よりも野生動物のそれに近いッ!)
伝説の斧使いの巨体さに、肝っ玉のすわっている村娘もさすがに驚いた。
同時に、伝説は真実であったと一瞬で悟ることもできた。
しかし、村娘がなによりも目を見張ったのは――
村娘「指に……ものすごく毛が生えてる!」
斧魔法使い「あ……」ポッ…
               
          
16:
斧魔法使い「ところで、なんの用かね?」
村娘「私は……この山のふもとにある村の者です」
村娘「実はここ数ヶ月、ならず者たちがやってきて定期的に金品を略奪していくんです!」
村娘「しかも、私たちのような小さな村は、領主様にも見捨てられてしまい……」
村娘「お願いです! 私たちの村を助けて下さい!」
斧魔法使い「よかろう……」
斧魔法使い「ただし……タダでというわけにはいかんなァ……」
村娘「分かってます!」ヌギッ
斧魔法使い「気が早いな」
               
          
18:
斧魔法使い「金とか体とかはいらん……成功報酬として接吻をくれればそれでよい」
村娘「接吻……キスですね、分かりました!」
斧魔法使い「決まり!」
斧魔法使い「これで契約成立だ……ウソをついたら許さんからな」
村娘「分かってます!」
村娘「ところで、斧使い様はローブを身にまとっておりますが、魔法を使うんですか?」
斧魔法使い「そのとおり。私は“斧魔法使い”である」
村娘「ウッソー! 斧使いなのに、魔法を!?」
斧魔法使い「斧使いが魔法を使って何が悪いッ!!!」
村娘「だって……斧使いって知性ゼロで脳筋なイメージあるし、あまりにもミスマッチすぎて……」
斧魔法使い「ひどい言い草だな」
               
          
21:
斧魔法使い「とにかく話は分かった」
斧魔法使い「次にならず者がやってきたら、君のいる村に飛んでいくことにしよう」
村娘「斧使い様、ありがとうございます!」
村娘(指にものすごく毛が生えてるけど、話の分かる人でよかった……!)
そして一ヶ月後――
               
          
25:
― 村 ―
村長「そろそろならず者たちがやってくる時刻だが……」
村長「本当に斧使い様はやってくるのかね?」
村娘「はいっ! 斧使い様はウソをつきません!」
青年「――ん!? あっ、あれはっ!?」
青年「うわあああああっ! 指に毛を生やした大男が、斧にまたがって飛んできたぁっ!」
ギュオォォォォッ!
ドゴォンッ!!!
               
          
29:
斧魔法使い「ふう、間に合ったようだな」シュゥゥ…
村娘「斧使い様! ちゃんと来て下さいましたね!」
村長「おおっ、あなたが伝説の斧使い様ですか!」
斧魔法使い「いかにも」
村長「いやはや……村娘のいうとおり、ものすごく指に毛が生えていますな」
斧魔法使い(今朝、ちゃんと手入れしてきたのに……)
青年「ところで、斧使い様は魔法を使うそうですが……?」
斧魔法使い「いかにも」
村長「バカな! 斧使い如きが魔法を使うなんてありえぬ!」
斧魔法使い「斧使いが魔法を使って何が悪いッ!!!」
斧魔法使い「今だってちゃんと斧にまたがってジャ……飛行してきたではないかッ!」
村長「ひいっ! 申し訳ありませんっ!」
               
          
30:
斧魔法使い「村人たちよ、私が来たからにはもう安心だ」
斧魔法使い「ならず者は、私の魔法で一人残らず葬ってくれよう!」
ザワザワ…… ガヤガヤ……
「ありがとうございます!」 「メチャクチャ強そうだ!」 「指の毛がハンパじゃないな」
斧魔法使い「村娘よ……約束は覚えておるな?」チラッ
村娘「はいっ! 斧使い様が村を救ったら、私の体を全て捧げます!」
斧魔法使い「全然覚えてないようだな」
               
          
31:
一時間後――
ザッザッザッ……
首領「さあ村人ども! 今日もたっぷり貢いでもらうぜ!」
手下A「ん……? ボス、やたら指に毛が生えた奴がいますぜ!」
首領「なんだぁ……? てめえ、いったい何者だ!? なんでそんなに指に毛が生えてやがる!?」
斧魔法使い「貴様らの悪行もこれまでだ」
斧魔法使い「この斧魔法使いが、天地に代わって成敗してくれようぞッ!!!」
               
          
33:
手下A「……ぷっ」
手下A「斧使いなのに魔法使い? ハハハ、ちゃんちゃらおかしいぜ!」
斧魔法使い「斧使いが魔法を使って何が悪いッ!!!」
手下A「悪いに決まってんだろ! 斧と魔法ッ、これほど似合わないもんはこの世にねーよ!」
ハッハッハ…… ゲラゲラ……
斧魔法使い「ぬうう……許さんッ!」
手下A「だったらなんか魔法をやってみせろよ」
斧魔法使い「よかろうッ!!!」
               
          
34:
斧魔法使い「炎の精霊よ、我が斧に宿れ!」
斧魔法使い「ぬんぬんぬん」ブンブンブン
斧魔法使い「ぬおおおおおおおおおっ!」ブンブンブンブンブン
みるみるうちに、斧が真っ赤に染まっていく。
青年「あ、熱い……! まるで火山が近くにあるみたいだ!」
村娘「これはまさか……!」
村長「あの人はいったい何をしておるんじゃ!?」
村娘「斧を空中で振り回しまくることにより、その摩擦熱で斧を燃やしているんだわ!」
村長「摩擦で抹殺ってか!」
               
          
36:
斧魔法使い「ファイヤーアックス!!!」ゴォォォッ
手下A「な、なんだと……!?」
               
          
39:
斧魔法使い「うりゃあッ!!!」ブオンッ
ザンッ!
手下A「ぐぎゃあっ!」
手下Aの体は上下真っ二つにされてしまった。
青年「すごい……一撃でッ!」
村長「しかし、分からんのう……」
村長「いくら燃やしたとはいえ、なぜたかが斧にあれほどの切れ味があるんじゃ!?」
村娘「村長、朝パンを食べる時、ナイフを熱するとパンを切りやすくなるでしょう?」
村長「なるなる!」
村娘「あの原理よ!」
村長「なるほど!」
               
          
40:
手下B「なめやがってぇぇぇ!」タタタッ
斧魔法使い「うりゃあッ! 風魔法、ウインドアックス!」
ブオンッ!
ザンッ!
手下Bの体は左右真っ二つにされてしまった。
青年「今度は斧が当たってもいないのに、敵が真っ二つになった!」
村娘「斧を高で振るうことにより生じる真空の波が、敵を切り裂いたのよ!」
村娘「強大な腕力と頑丈な武器、この二つがあって初めて成り立つ絶技だわ……!」
村長「パンを切りたいが、パンの近くまで行くのが面倒な時に便利な技じゃな」
               
          
41:
首領「な、なんだあの化け物は……! 指の毛は伊達じゃねえってことか!」
首領「おい、仲間をもっと呼んでこい! 今の人数じゃとても倒せねえ!」
手下C「はいっ!」タタタッ
青年「ま、まずいですよ! 追わないと!」
斧魔法使い「ふん、かえって好都合よ!」
斧魔法使い「仲間を全て集めてもらった方が、少ない労力でまとめて倒せるからな!」
村娘(すごい……! この人、指に毛が生えてはいるけど、戦いに関しては天才的だわ!)
               
          
43:
一時間後――
首領「500人集めてきたぜ!」
ズラッ……!
斧魔法使い(予想より多い……)
村長「どうされましたかな? 顔色があからさまに悪くなりましたが」
斧魔法使い「ふん、ただの武者青ざめよ!」
               
          
44:
斧魔法使い「ぬあああああッ!」ブンブンブンッ
青年「また斧を振り回し始めた!」
村長「さっきのファイヤーアックスとやらを、もう一度やるつもりかのう?」
村娘「いいえ、違うわ!」
村娘「斧で空気中の水蒸気をかき集めて、水の塊を作り出しているのよ!」
               
          
45:
斧魔法使い「水の精霊よ、我に力を! ……ウォーターアックス!」ブオンッ
ザバァァァッ!
「うぎゃぁぁぁ……!」 「ぐわぁぁぁ……!」 「助けてくれえ……!」
首領「うわぁぁぁっ! 水の奔流に500人中250人が流された!」
               
          
47:
斧魔法使い「コンボ魔法、アイスアックス!」ビュオォォォォッ
パキィィンッ!
首領「250人中125人が凍らされた!」
青年「ううう……寒い! これはいったいどういう原理なんだ!?」
村娘「斧は金属でできている! 金属特有の冷たさで水を冷やして凍らせたのよ!」
村長「金属ってすごいんじゃのう……」
               
          
48:
斧魔法使い「トドメをくれてやる……」
斧魔法使い「雷神よ、悪しき者に裁きを与えたまえ! サンダーアックス!」
斧魔法使い「ぬんぬんぬんぬんぬん!」ブンブンブンブンブン
村長「まーた斧を振り回しておる」
村娘「斧を振り回すことで、大気を動かし、雷雲を作り出しているんだわ!」
青年「ちょっとワンパターンだなぁ」
               
          
51:
ズガァンッ!
斧魔法使い「…………」プスプス…
なんと斧魔法使いは、雷を自分で喰らってしまった。
首領「フハハハ、バカめ! 自滅しやがった! 悪しき者はてめえだったってオチか!」
斧魔法使い「くそっ、こんなはずじゃなかったのに……いや!」
斧魔法使い「サンダーアックスは自分の体に雷を落として、電撃で自らの肉体を活性化させる魔法!」
首領「んなムチャな!」
               
          
52:
斧魔法使い「ずああああああっ!!!」
ズアアアアアアッ!!!
首領「あああっ! 残ってた俺の手下たちが消滅した!」
               
          
53:
首領(もうすぐ日が落ちる……。こうなりゃ暗がりに乗じて逃げるしかねえっ!)コソッ…
斧魔法使い「逃がさんッ!」ザクッ
斧魔法使い「アースアックス!!!」グイッ
首領「太陽の位置が元に戻った!?」
村長「いったい何をしたんじゃ!?」
村娘「斧を地面に刺して、この惑星を動かして自転を少し戻すことで、太陽の位置を戻したんだわ!」
               
          
56:
斧魔法使い「ここまでだな……ならず者よ」
首領「ひ、ひいい……!」
斧魔法使い「さあ、命を助けて欲しければ、全てを話すのだ」
首領「わ、分かった……」
首領「俺たちはならず者なんかじゃない……俺たちは領主の私兵軍団なんだよっ!」
村長「なんじゃと!? おぬしらが……!?」
村娘「どうして領主様の兵士がこんなことを!?」
首領「あの領主は……今の税収じゃ全然満足してねえんだ……」
首領「だから俺たちにならず者のフリをさせて、税の他にも金品を巻き上げさせてたのさ」
青年「でもそれでボクらが餓死したり逃げたりしたら、結局税収は減るじゃないか」
首領「そうなったらそうなったで、村を更地にしてよその地域の金持ちに別荘地として売ったり」
首領「あるいはテーマパークかなんかを作って観光収入で儲けようなんて考えてたみてえだ」
村長「テーマパークて……絶対失敗するパターンじゃろ、それ」
               
          
57:
首領「全部話したんだ……助けてくれますよね?」
斧魔法使い「おう」
首領「よ、よかった……」ホッ…
斧魔法使い「No!!!」
ザシュッ!!!
村娘「容赦なしッ!」
               
          
59:
― 領主の屋敷 ―
斥候「領主様、大変です!」
領主「なにがあった?」
斥候「村の連中が雇った指に毛が生えた斧使いによって、私兵たちが全滅いたしました!」
領主「なんだと!? 500人もの私兵が……全滅!?」
斥候「しかも、領主様が黒幕だと知った斧使いは、この屋敷に向かってきています!」
領主「くっ……口を割ったのか、あの役立たずどもが!」
領主「まあいい、この屋敷は特別に頑丈に作ってある! 火攻めも水攻めも通用せん!」
領主「戸締まりをしっかりして、この中にこもっていれば安全だ!」
               
          
62:
斧魔法使い「ぬうう……立てこもりおったか」
斧魔法使い「あの屋敷を解体するのは、私でも少々骨が折れそうだ」
斧魔法使い「ならば――究極の魔法を使うしかあるまいて!」
斧魔法使い「ぬおおおお……」メリメリ…
村娘「斧使い様の太ももが、蛙が鳴き声を上げる時のように膨張していくッ!」
斧魔法使い「とうっ!!!」
バッ!!!
斧魔法使いは、宇宙まで跳躍した。
               
          
63:
― 宇宙 ―
斧魔法使い「うーむ、宇宙空間は無重力で動きにくいのう」フワフワ…
斧魔法使い「手頃な岩石は、と……」フワフワ…
斧魔法使い「お、あったあった」フワフワ…
斧魔法使い「これぞ究極の斧魔法……」
斧魔法使い「メテオアーックス!!!」
ドガッ! ドゴッ! カキィンッ! ガツッ! ドガッ! ガツンッ! カァンッ!
次々と宇宙空間に浮かぶ岩石を叩き落としていく。
               
          
65:
― 領主の屋敷 ―
斥候「領主様ぁ!」
領主「なんだ? 敵は諦めて帰ったか?」
斥候「この屋敷めがけて、隕石が100個ぐらい降ってきました!」
領主「えええええええええ!?」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴンッ!!!!!
               
          
66:
ヒュゥゥゥゥ……
斧魔法使い「悪は滅びた……ッ!」
村長「あのバカでかい屋敷が、隕石で埋もれてしもうた……ホッホ、痛快じゃな」
青年「ならず者たちも、元凶である領主も、全部一人でやっつけちゃうなんて……!」
村娘「じゃあ約束の報酬を……」ヌギッ…
斧魔法使い「いや……受け取ることはできぬ」
村娘「どうしてですか!? 私の体に不満が!?」
斧魔法使い「私は……君たちに一つだけ大きなウソをついておった」
斧魔法使い「実は私は――」
               
          
67:
斧魔法使い「魔法使いを自称しているが、魔法など全く使えないのだ……!」
村娘「はぁ」
斧魔法使い「君たちは全く気づかなかったろうが、私が見せた魔法は、全て単なる力技に過ぎないのだ……!」
村長「…………」
村娘「…………」
青年「…………」
斧魔法使い「本当は最後まで黙っていようと思ったが、やはり君たちを騙すことはできない」
斧魔法使い「すまなかった……許して欲しい」
               
          
69:
村娘「……いいえ」
斧魔法使い「えっ……?」
村娘「あなたは……本当の魔法使いですよ」
村娘「だってこの村を救ってくれたんですから……」チュッ
斧魔法使い「……ありがとう」
これを機会に、斧魔法使いは村で暮らすようになり、この村は大いに栄えたという――
         〜おわり〜
               
          
7

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