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龍亞(19)「限界を超える」


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龍亞(19)が頑張るお話です
時系列的には最終回冒頭より二年くらい前です
デュエル描写ありです
・ライディングデュエル(スピードワールド2)
・マスタールール2(先攻ドローあり、表側守備表示召喚無し、マスタールール3導入後のカードもありますが大目に見てもらえると助かります)
・ライディングデュエル関連のアニメオリカとゲームオリカあり
・作中で使用されていないカードを使ったりしてます(デッキコンセプトやキャライメージから外れすぎないようにと一応考慮してます)
遊戯王アーク・ファイブ OCG クロスオーバー・ソウルズ BOX
----------------------------------------------------------------------------
2: 以下、
―――デュエルサーキット
エリア「行け、《宇宙砦ゴルガー》!ダイレクトアタック!」
ゴルガー『オォォッ!!』ゴゴゴ…
龍亞「くっ……」LP1200
 ドゴォォォォォン!!!
龍亞「うわーーーっ!!!」LP1200→0
 プシューーー……
MC『決まったーーッ!ベスト8進出を決めたのはエーリアンデッキ使いのエリアだーーッ!』
龍亞(はぁ……。またベスト16止まりか……)
龍亞(プロの壁は厚いって分かってはいたけど、こうも続くとなぁ……)
3: 以下、
―――龍亞と龍可の家
TV『デュエルニュースです。今日行われたライディングデュエルカーニバル20XX三回戦第三試合では……』
 プツッ
龍可「あれっ?」
龍亞「……ただいま」
龍可「あ、お帰り龍亞……ってリモコン!見てる途中だったのに!」
 ピッ
TV『明日行われる第五・第六試合では……』
龍可「あー!もう終わっちゃってるじゃない!」
4: 以下、
龍亞「別にいいよ……。……負けたし」
龍可「え?また負けたの?」
龍亞「ま、またって何だよ!良いだろ別に、ベスト16までは進んだんだから!」
龍可「うーん……友達に自慢するには微妙な線ね……」
龍亞「何だよそれ、俺は自慢の材料か」
龍可「だって龍亞は自慢のお兄ちゃんだもん」
龍亞「うっ……」///
5: 以下、
龍亞「わ、分かったよ。次は……次はもっと上行けるように頑張るから……」
龍可「それでよし。期待してるわよ、お・に・い・ちゃん♪」
龍亞「は、はぁ……」
龍亞(最近になって龍可も変わったなぁ……大学で彼氏でもできたんじゃないか)
龍亞(ジャックもずっと王座を死守してるし、クロウもチーム戦のリーグで活躍してる)
龍亞(アキ姉ちゃんは開業したって聞いたし、遊星も……)
龍亞(パッとしないのは俺だけか……)
6: 以下、
龍可「お夕飯は?食べてきた?」
龍亞「いや、まだ」
龍可「作ろうか?」
龍亞「うん。お願い」
 Prrrrr…
龍亞(ん?電話……)
 ピッ
龍亞「はい、もしもし」
7: 以下、
龍亞「……。はい、……はい。分かりました、今から向かいます」ピッ
龍可「こんな時間に呼び出し?」
龍亞「ああ。事務所から」
龍可「そろそろ首が冷えてきたんじゃないの??」
龍亞「へ、変な冗談言うなよな……全く……」アセ
龍亞「ま、そういうわけだから!行ってくる!」
龍可「いってらっしゃーい」
 ガチャッ バタンッ
龍可「……」
龍可「……はぁ」
龍可(龍亞……何か壁みたいなものに当たっちゃってるのかな……)
龍可(あんまり深刻そうな素振りはしないよう振る舞ってるけど、やっぱりちょっと心配だな……)
8: 以下、
―――事務所
 ガチャッ
龍亞「失礼しまーす」
オーナー「おお来たか龍亞くん」
龍亞「大事な話があるってことでしたけど……」
龍亞(まさかマジにクビなんじゃ……)
オーナー「来週ネオドミノシティで開催されるDホイール選手権のことは知っているね?」
龍亞(ネオドミノシティ……)
龍亞「はい。うちからはダービーが行く予定の……」
オーナー「ああ。だがさっき彼のマネージャーから連絡があってね」
オーナー「実は今日彼が病気と診断されて、しばらく静養しなきゃならんらしいのだよ」
龍亞「へえ、それは……」
オーナー「で、うちのチームから代わりを出さなきゃならんのだが……」
9: 以下、
オーナー「どうだい龍亞くん、行く気はないかい?」
龍亞「!俺でもいいんですか?!」
オーナー「ああ。これは事務所代表戦のようなものだから、君でも構わない」
龍亞「いや、そういう意味じゃなくて……実力とかそういう面で……」
オーナー「……」
オーナー「確かに実力で言えばミューラーの方がいいのだが、彼はまだライディングデュエルカーニバル20XXに勝ち残っているからな」
龍亞「あ、そっか……」
オーナー「言い方は悪いが、今日君が敗退したことでDホイール選手権の方にエントリーできるようになるわけだ」
龍亞「……」
オーナー「だが物は考えようだ。これも良い経験になると思ってエントリーしてみないか?」
龍亞「……はい。ぜひ、お願いします!」
10: 以下、
―――龍亞と龍可の家
 ガチャッ
龍可「……あっ、龍亞が帰ってきた。それじゃ切るね。うん、またね」
龍亞「ただいま?」
龍可「おかえり。何の話だったの?」
龍亞「うん。次の大会について」
龍可「へえ。遠征とか?」
龍亞「……ああ」
11: 以下、
龍可「どこに?」
龍亞「……」
龍可「龍亞?」
龍亞「ん……いや、まだ決定ってわけじゃないから」
龍可「……。そう」
龍亞「うん。じゃ、風呂入ってくる」
龍可「……?」
龍可「あ、龍亞ー!ご飯はー?」
龍亞「上がったら食べるから、置いといてー」
龍可「……もう」
12: 以下、
―――バスルーム
 シャアアアア
龍亞「はあーーー……」
龍亞(別に誤魔化す必要なかったかな……でもな……)
龍亞(あの時は興奮して『ぜひ』なんて言っちゃったけど、今の俺が行っても……)
龍亞(遊星に会えるかもとは思ったけど、カッコ悪い姿見せるだけかもしんないしな……)
龍亞(……)
龍亞「……ああああーーーーーっっ!!!」
龍亞(こんなの俺らしくない!出るって言ったからにはやるしかないだろ!)
龍亞「よしっ!やるぞっ!」キュッ
13: 以下、
―――リビング
 ガチャッ
龍亞「龍可!俺――」
龍亞「……って、いない……」
龍可「…… …… うん…… ……うん。それじゃあね」
龍亞「龍可ー?電話してたのか」
龍可「う、うん。……あ、今お夕飯あっためるね」
龍亞「……?」
龍亞「……じゃない!そうだ、龍可!」
龍可「ん?」
龍亞「俺、来週ネオドミノシティで開かれる選手権に出ることになったから!」
龍可「ええぇっ!?」
15: 以下、
龍亞「ま、凱旋ってとこかな?。遊星たちにも会ってくるから」
龍可「う、うん……わかった」
龍亞「何だよ、そんなに驚くこと?」
龍可「……ううん。ちょっと急だったから」
龍亞「そんなわけで俺は当分家にいないから、友達とか彼氏とか呼んで遊んでてもいいぜー」
龍可「い、いないわよ!彼氏なんて!」
龍亞「あははっ。じゃ、晩飯食べるかー」タタタッ
龍可「……もう」
龍可「……」
龍可「こっちの気も知らないで……」
16: 以下、
 モグモグ……
龍可「おいしい?」
龍亞「うんうん。最近腕上げた?」
龍可「分かる?けっこう勉強してるのよ」
龍亞「……ふーん……」ジー
龍可「な、なにその目……」
龍亞「いや、別にぃ」
龍可「!もしかして、また彼氏がどうとか思ってるんじゃないでしょうね!」ガタッ
龍亞「そ、そうじゃなくって!」
17: 以下、
龍可「だからそんなのいないって言ったでしょ!」
龍亞「そ、そんなに怒鳴らなくたっていいだろ、別に……」
龍可「……はぁ」
龍亞「……ゴメン」
龍可「はいはい。反省してるなら良し」
龍亞(ムキになるのが余計怪しいというか……)モグモグ
龍亞(まぁこのことには触れない方が良いか……)モグモグ
龍可「……ね、龍亞」
龍亞「ん?」
18: 以下、
龍可「私も、付いて行っていい?」
龍亞「何に?」
龍可「だから、ネオドミノシティの大会に」
龍亞「あぁ……」
龍亞「そうだよな、龍可もみんなに会いたいよな」
龍可「……」
龍亞「わかった。じゃあ一緒に行こっか。出発は三日後だから支度しといて」
龍可「うん。みんなには私から連絡しとくから」
 ・
 ・
 ・
19: 以下、
―――三日後、ネオドミノシティの空港
龍亞「んーーーっ、やっぱ飛行機は疲れるなぁ」ノビッ
龍可「しっかりしなさいよ、これからプロでやっていくには慣れなきゃ」
龍亞「分かってる分かってる。そのうち慣れるさ」
龍可「そのうちって……」
「「「おーーい!!」」」
龍亞「……あ!」
天兵「龍亞!久しぶり!」タタタッ
龍亞「天兵!すっげー久しぶり!何年ぶりだろ?!」
20: 以下、
パティ「龍可も久しぶり!」
ボブ「よっ」
スライ「……」
龍可「うん。久しぶり」
龍可「みんな変わったね。大人っぽくなった」
パティ「そんなの龍可が一番じゃない!すごい素敵!」
龍可「えへへ」
21: 以下、
ボブ「龍亞!テレビでお前の活躍見てるぜ?!すごいじゃん!この間の大会、ベスト16まで行ったんだって?」
龍亞「あ、あはは……逆に言うとベスト16止まりなんだけどね……」
スライ「で、負けてすぐ観光か?のん気なもんだな」
天兵「スライ!」
龍亞「そうじゃない。こっちで開催される大会にエントリーすることになったんだ」
スライ「……ふん。ま、せいぜい頑張れよ」
ボブ「ハ、ハハ……スライは昔から変わってないから」
龍亞「いいよ。そっちの方がスライらしいし」
22: 以下、
パティ「龍亞、こっちの大会に出るの?もしかしてDホイール選手権?」
龍亞「ああ。ホントは別の人が出る予定だったんだけど、色々あって俺が代わりに」
パティ「へえ、そうなんだぁ。応援してるね!」
龍亞「へへっ。サンキュ」
パティ「……あ!そうだ、だったら私のカード使ってよ!」スッ
天兵「パティ、龍亞はもうプロだから……」
龍亞「いや、ありがとう。使わせてもらうよ」
パティ「えへへ」
龍可「……」ムスー
スライ「……さっきから喋ってないが、どうかしたのか」
龍可「別に!」プン
スライ(やれやれ……)
23: 以下、
「龍亞!龍可!」
龍亞&龍可「「!」」
遊星「すまない、約束の時間に遅れて」タタタッ
龍可「いいのいいの。お仕事忙しいんでしょ?」
龍亞「……」ワナワナ
龍可「龍亞?」
龍亞「遊???……星ーーーーーっ!!!」バッ
遊星「う、うわあぁっ!?」
 ドサァッ
龍亞「遊星???っ!会いたかったよ、久しぶり!!」ウルウル
遊星「あ、ああ……大きくなったな、龍亞……」
24: 以下、
龍可「こら龍亞!感極まるのは分かるけどいきなり飛びついちゃダメでしょ!」ペシッ
龍亞「いてて……でも嬉しくってさぁ?」
パティ「龍可、龍亞のお姉さんみたい」
スライ「実際は逆なのにな……」
龍亞「それじゃ、積もる話もあるけど、俺はスタッフたちと打ち合わせがあるから!」
遊星「ああ。頑張ってこいよ」
龍亞「うん!じゃあ、また後で!」
 タタタ……
25: 以下、
龍可「……まったく。全然変わってないでしょ、龍亞は」
遊星「そうかもな。だが、向こうでも頑張っているんだろ?」
龍可「……ええ。そうね」
遊星「……」
天兵「?龍亞、どうかしたの?」
スライ「ベスト16止まりなんだよ。いつも」
ボブ「え?」
26: 以下、
スライ「ベスト16と言ったら聞こえはいいかもしれないが、いつも良いところまで行って敗退してる」
パティ「へえ……。プロの壁……ってやつなのかな」
スライ「どうかな。単純にあいつの実力がそこまでってことなのかもしれない」
ボブ「だからお前はそういう言い方を……」
龍可「でもスライ、龍亞のこと気にかけてくれてるんだ。ありがと」
スライ「べ、別にそういうわけじゃない……!たまたま記事が目に入って……」//
龍可「くすっ」
27: 以下、
遊星「さて、龍可。そろそろ行くか」
龍可「ええ。それじゃあ、みんな。迎えに来てくれてありがと」
パティ「いいのいいの」
天兵「龍亞に、試合の日は会場で見てるからって言っといてね!」
龍可「うん。それじゃ」
 ・
 ・
 ・
28: 以下、
―――夜、ポッポタイム
 タタタッ
龍亞「ごめん、遅れたー!」
龍可「もう、龍亞!遅刻!せっかく作ったご飯冷めちゃったじゃない!」
龍亞「ごめんごめん。思ったよりミーティングが長引いて」
遊星「構わないさ。Dホイールの調整は大切だからな」
龍可「遊星がそう言うんだったら……」
龍亞「にしても、遠征先でも龍可の手料理かぁ?……何か遠征って感じしないなぁ」
龍可「何よ、文句あんの?!」
龍亞「べ、別にないって……。あ、遊星。龍可、最近料理の腕上げてるんだぜ。きっと遊星も気に入ると思うな」
龍可「ふんっ、おだてたって許してあげないんだからね」
龍亞「ハ、ハハ……」
29: 以下、
遊星「龍可はちょっと気が強くなったな」
龍亞「だろ?こっちは大変だよ。毎日顔つきあわせてんのに」
龍可「龍??亞???」ジトー
龍亞「い、いや、なんでも……」
遊星「身体はもう大丈夫なのか?」
龍可「うん。最近一年は風邪もひいてないのよ」
遊星「そうか。何よりだ」
龍亞「あ、そうだ。それよりさ。遊星の最近の研究はどうなの?進んでるの?」
遊星「ああ。最近は…… ……」
 ・
 ・
 ・
30: 以下、
 ・
 ・
 ・
龍亞「よっし。そろそろ帰るか。龍可ー」
 シーン……
龍亞「龍可?」
龍可「……」スヤスヤ
龍亞「あれ、龍可寝ちゃってるよ」
遊星「移動もあって疲れたんだろう。そっとしておいてやれ」
龍亞「うん」
31: 以下、
龍亞「でもどうしよ……。ホテルの部屋はとってあるんだけど」
遊星「ここに泊まっていくか?」
龍亞「いいの?」
遊星「ああ。部屋は空いてるし、こういうこともあるかと思ってゾラに掃除してもらってる」
龍亞「そっか。じゃあそうさせてもらおうかな」
遊星「ああ」
龍亞「……あ!じゃあさ遊星、俺とデュエルしようよ!久々にさ!」
遊星「……そうだな。だが龍可の目が覚めないように、テーブルでだ」
龍亞「うん!」
 ・
 ・
 ・
32: 以下、
遊星「《ジャンク・ウォリアー》で《ライフ・ストリーム・ドラゴン》を攻撃」
龍亞「ぐ……また負けた……。これで2勝18敗……」
遊星「だが、昔と比べると龍亞も格段に強くなってる。自信を持て」
龍亞「へへ……遊星にそう言われると自信出てくるなぁ?……」
遊星「……」
龍亞「そういえば遊星、一度も《シューティング・スター・ドラゴン》使わないね。出せる場面あったのに」
遊星「ああ。あのカードはライディングデュエルの時にしか使えないからな」
龍亞「え?そうなの?」
遊星「ああ。前にクリアマインドの話はしたよな」
龍亞「うん」
33: 以下、
遊星「その境地に達すると、このカードに絵柄が浮き出てくるんだ」スッ
龍亞「まっさらなカード……へえ、そういう仕組みだったのか」
遊星「ああ」
龍亞「……」
遊星「龍亞?」
龍亞「クリアマインドってさ、遊星が自分の限界を超えるために会得したスキルなんだよね」
遊星「ああ。……」
龍亞「……」
34: 以下、
龍亞「……俺さ!プロデュエリストになったはいいんだけど、あんまりパッとしなくて……」
龍亞「周りはプロの壁って言うんだけど、俺的にはそんな気はしなくって……何というか……」
遊星「自分の殻って奴か」
龍亞「……うん。そんな感じ」
龍亞「どうやったら遊星みたいに、自分の限界を超えることができるんだろうって、最近ずっと考えてて」
遊星「……」
龍亞「昔からずっと憧れだったんだ。遊星もジャックも」
龍亞「でも二人みたいには、そう簡単にはいかないや……」
遊星「龍亞には龍亞にしかできないデュエルがある。それをすればいい」
龍亞「……そうだな。だけど」
35: 以下、
遊星「けど、何だ?」
龍亞「俺にとっての憧れは、やっぱり遊星たちなんだ」
龍亞「遊星みたいに強く、かっこよく……昔からそう思ってたから」
遊星「龍亞……」
遊星「……龍亞。これを」スッ
龍亞「え?これって、アクセルシンクロの……」
遊星「そのカードをお前に託す」
龍亞「え、ええっ!?何で!?」
龍可「ん、んん……」ゴソッ
龍亞「!」ビクッ
36: 以下、
龍可「……」スヤスヤ
龍亞「あ、あぶね……起こすとこだった」
遊星「龍亞。もっと周りにも目を向けてみたらどうだ?」
龍亞「え?」
遊星「自分の内側ばかり見ていたら、見ようと思っても見えなくなるものがある」
龍亞「内側ばかり見ていたら……」
遊星「ああ。……例えば龍可とかな」
龍亞「龍可?」
37: 以下、
遊星「最近、よく俺に電話してきてな。龍亞にどう接すればいいのかとか訊いてきたよ」
龍亞「龍可が……」
遊星「つい数日前には直接アドバイスしてほしいって頼みも来たよ。まあ、お前たちがこっちに来ることになったんだけどな」
龍亞「そうだったのか……最近何か龍可の態度が変わった気がしたのは……」
遊星「お前の体調を考えて料理の勉強をしたりとかな。もっと感謝した方がいいぞ」
龍亞「……うん、そうするよ。……でも」ガタッ
遊星「龍亞?」
38: 以下、
龍亞「まずは一回戦を突破してからだ」
遊星「……ああ。そうだな」
龍亞「遊星、見ててくれよ。俺、頑張るから」
遊星「ああ。凱旋デュエルだからな。最後まで見届けさせてもらうよ」
龍亞「うん」
龍亞(絶対に勝つんだ。……そして)
龍亞(自分の限界を……超える!)
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
39: 以下、
―――数日後、試合当日、デュエルサーキット
MC『さァ、次は一回戦第四試合!』
 ワアアアアアアアッッ!!!
遊星「……」キョロキョロ
龍可「あ、遊星ー!こっちこっち!」
遊星「すまない、遅れた」タタッ
龍可「まだ始まってないよ。来てくれてありがと」
遊星「ああ」
40: 以下、
パティ「いよいよだね」
天兵「うん!龍亞、勝てるかな?……何だかこっちがドキドキするよ……」
ボブ「大丈夫だって、龍亞なら!」
スライ「……フン」
MC『Dホイーラー、カモーン!!』
 ギュウゥゥゥン!!!
ムクロ「ヒャッハー!炎城ムクロ様の登場だぜー!!」
遊星「相手は炎城ムクロか」
天兵「ちょっとベテランの風格も出てきたDホイーラーだね……」
41: 以下、
 ギュウゥゥゥンッ!!!
龍亞「……よっと!」ギャギャギャ
MC『第四試合はムクロvs龍亞だーー!!両者所定の位置についてーー……』
龍亞「……」
ムクロ「……」
MC『それではデュエルスタートだー!フィールド魔法、《スピード・ワールド2》!セット!』
 ギュワアアーーーン
MC『これでフィールドはスピードに支配された!この場ではスピードスペル以外の魔法カードは使えなくなるぞー!』
42: 以下、
MC『そして、カウントダウン開始ー!!』
カウントダウン『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ』
龍亞「……」
ムクロ「……」
カウントダウン『ピッ、ピッ、ピッ』
遊星「……」
龍可「……」
カウントダウン『ピッ――』
龍亞「!」
ムクロ「!」
カウントダウン『ピーーーーッ!!!』
43: 以下、
MC『ライディングデュエル!アクセラレーーィショーーーーーーーン!!!』
 ギュォォオオォオッ!!!
MC『両者一斉にスタート!第一コーナーを先に曲がった方が先攻だー!』
龍亞(ムクロのおっちゃんは攻を仕掛けてくるDホイーラー)
龍亞(先攻は絶対に俺が取る!)ギュゥゥゥンッ
ムクロ「ふへへへへっ、この俺のスピードについてこれるかァ!?」ギュォォォォッ!!
龍亞(!い……!)
44: 以下、
MC『流石のベテラン・炎城ムクロ!期待の新星・龍亞に差をつけて……』
 ギュォォォォッ!!
MC『先に第一コーナーをとったーーーッ!!』
龍亞「くっ……」
ムクロ「先攻は貰ったぜ」
龍亞「……いいだろう、来い!」
ムクロ・龍亞「「デュエル!!」」
45: 以下、
[TURN 01]
・ムクロ LP4000 手札5→6枚
・龍亞 LP4000 手札5枚
ムクロ「俺のターン!」シュバァッ
ムクロ「へっへっへ……。俺は手札の《スカル・コンダクター》を墓地に送ることで、その効果を発動!」
龍亞(!来たか……!)
ムクロ「手札から攻撃力の合計が2000になるようにアンデット族モンスターを2体まで呼び出す!」
ムクロ「さぁ来い!2体の《バーニング・スカルヘッド》!」
《バーニング・スカルヘッド》☆3/DEF800
《バーニング・スカルヘッド》☆3/DEF800
46: 以下、
ムクロ「そして《バーニング・スカルヘッド》は手札から特殊召喚された時、相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える!くらええっ!!」
 ゴオオォォォッ!!
龍亞「ぐっ……!」LP4000→2000
MC『おっとォー!ムクロ、先攻1ターン目から2000ポイントの大ダメージを与えたーーッ!!』
ムクロ「まだまだこんなもんじゃねえぜ……!俺は更にチューナーモンスター《ユニゾンビ》を召喚!」
《ユニゾンビ》☆3/ATK1300
龍亞(チューナーモンスター……!)
ムクロ「《ユニゾンビ》の効果発動!1ターンに1度、デッキのアンデット族モンスターを1体墓地に送り、俺の場のモンスター1体のレベルを1アップさせる!」
ムクロ「俺はデッキから《スカル・フレイム》を墓地に送り、《ユニゾンビ》のレベルを4に上げる!」
ユニゾンビ『オォォ……!』☆3→4
47: 以下、
ムクロ「レベル3の《バーニング・スカルヘッド》にレベル4の《ユニゾンビ》をチューニング!」
 チュイン、チュイン……
ムクロ「シンクロ召喚!」
 カッ!!
ムクロ「現れろォ!《ダーク・ダイブ・ボンバー》!!」
《ダーク・ダイブ・ボンバー》☆7/ATK2600
龍亞「《ダーク・ダイブ・ボンバー》……!」
48: 以下、
ムクロ「更に続くぜぇ!墓地の《スカル・フレイム》を除外!」
 ギュゥゥゥン……
ムクロ「この召喚条件により呼び出せるモンスターがいる……!いざカモーン!《スピード・キング☆スカル・フレイム》!!」
《スピード・キング☆スカル・フレイム》☆10/ATK2600
龍亞「!」
遊星「まずい……」
天兵「え?」
49: 以下、
ムクロ「更に続くぜぇ!墓地の《スカル・フレイム》を除外!」
 ギュゥゥゥン……
ムクロ「この召喚条件により呼び出せるモンスターがいる……!いざカモーン!《スピード・キング☆スカル・フレイム》!!」
《スピード・キング☆スカル・フレイム》☆10/ATK2600
龍亞「!」
遊星「まずい……」
天兵「え?」
50: 以下、
遊星「ムクロの場の《ダーク・ダイブ・ボンバー》は、リリースしたモンスターのレベル×200ポイントのダメージを与える効果がある」
龍可「《スピード・キング☆スカル・フレイム》のレベルは10……」
パティ「ってことは!」
スライ「残りライフ2000の龍亞の負け……か」
ムクロ「だがその前にこいつの効果を発動させてもらうぜ!《スピード・キング☆スカル・フレイム》!」
スピード・キング☆スカル・フレイム『オォォォッ!!』ゴォッ
ムクロ「1ターンに1度、墓地の《バーニング・スカルヘッド》の数×400ポイントのダメージを与える!くらえ!」
 ゴォォッ!!
龍亞「く……っ!」LP2000→1600
51: 以下、
ムクロ「これで終わりだ!《ダーク・ダイブ・ボンバー》の効果発動!《スピード・キング☆スカル・フレイム》をリリース!」
 ドゴォォォォォン!!!
遊星「!」
龍可「龍亞……」
 シュゥゥゥゥ……
ムクロ「!」
MC『おおっとォーー!?龍亞、爆煙の中から姿を現したァーーッ!!』
龍亞「へへっ」LP1600
MC『しかもライフは減っていないぞー!?どういうことだーー!?』
52: 以下、
龍亞「《ダーク・ダイブ・ボンバー》の効果が発動された瞬間、俺は手札からこいつの効果を発動させてもらったのさ」
ムクロ「!そうか、《ハネワタ》か……!」
MC『なんと龍亞!手札のカード効果を使って効果ダメージを回避していたーーッ!!』
MC『《ハネワタ》は手札から墓地に捨てることで効果ダメージを0にし、このターンの間の効果ダメージも無効にするのだーーッ!!』
龍亞「パティ、お前のカード使わせてもらったぜ」
パティ「龍亞……!」
ボブ「だけど何で最初の《バーニング・スカルヘッド》の時に効果を使わなかったんだ?」
天兵「《ハネワタ》の効果でその後のダメージも0にできたはず……」
53: 以下、
遊星「確かにそうしていればここまでダメージを受けることはなかった」
遊星「だが敢えて《ハネワタ》の効果を温存することで、ムクロは先攻ワンターンキルの為に手札を大幅に減らすことになった」
天兵「なるほど……」
ボブ「でもその為だけに1ターン目からこんなにライフ減らしちゃ、割に合わなくないか?」
龍可「普通はそうね。でも龍亞のデッキにはそれをひっくり返せるカードがある!」
ムクロ「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
54: 以下、
[TURN 02]
・ムクロ LP4000 手札0枚
《ダーク・ダイブ・ボンバー》/《バーニング・スカルヘッド》
《―――》
・龍亞 LP1600 手札4→5枚
龍亞「俺のターン!」
  ____________
 | ムクロ | SC:00→02 |
 | 龍亞 | SC:00→01 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
龍亞「……!?」
MC『おおっと、これはどうしたことだーー!?ムクロのスピードカウンターが一気に2つも増えているぞーーッ!?』
ムクロ「お前がドローした瞬間、永続罠《フルスロットル》を発動させてもらったぜ……」
55: 以下、
ムクロ「このカードが場にある限りィ!スタンバイフェイズごとに俺が得るスピードカウンターは1つ増える!」
 ギュォォォォッ!!!
MC『ムクロ、更に加ーーッ!!』
龍亞「面白い……!だけどすぐ追いついてやるっ!」
龍亞「俺はチューナーモンスター《D・スコープン》を召喚!」
《D・スコープン》☆3/ATK800
龍亞「ディーフォーマ―は表示形式によって得る効果が変わる!《スコープン》の攻撃表示の効果発動!」
龍亞「1ターンに1度、手札からレベル4のディフォーマーを特殊召喚できる!来い、《ラジカッセン》!」
《D・ラジカッセン》☆4/ATK1200
56: 以下、
龍亞「レベル4の《ラジカッセン》にレベル3の《スコープン》をチューニング!」
 チュイン、チュイン……
龍亞「――世界の平和を守るため、勇気と力がドッキング!」
 カッ!!
龍亞「シンクロ召喚!出でよ、《パワー・ツール・ドラゴン》!!」
パワー・ツール・ドラゴン『!』ピキーン!! ☆7/ATK2300
MC『出たァー!龍亞のエースモンスター、《パワー・ツール・ドラゴン》だーーッ!』
ムクロ「だがそれじゃあ《ダーク・ダイブ・ボンバー》は倒せねえぜ!」
龍亞「まだまだこれからだ!俺は墓地の《D・スコープン》を除外し、《D・スマホン》を特殊召喚!」
《D・スマホン》☆1/ATK100
57: 以下、
ムクロ「またチューナーか……!」
龍亞「《スマホン》は墓地のディフォーマー1体を除外することで特殊召喚できる!」
龍亞「更に《スマホン》の攻撃表示の効果!ダイヤルを回し、止まった目と同じ枚数デッキの上からカードをめくり、その中のディフォーマーカードを1枚手札に加える!」
龍亞「ダイヤル・オン!」
 ピココココココ…… ピコン!
龍亞「止まった目は5!よってデッキの上から5枚めくる!」シュバッ
《Sp?ジ・エンド・オブ・ストーム》
《ディフォーム》
《D・リモコン》
《D・キャメラン》
《Sp?エンジェルバトン》
龍亞「俺は《D・リモコン》を手札に!」
58: 以下、
龍亞「そして、レベル7の《パワー・ツール・ドラゴン》にレベル1の《D・スマホン》をチューニング!」
ムクロ「何ィィーー!?更なるシンクロ召喚だと!?」
 チュイン、チュイン……
龍亞「世界の未来を守るため、勇気と力がレボリューション!」
 カッ!!
龍亞「シンクロ召喚!進化せよ!《ライフ・ストリーム・ドラゴン》っ!!」
ライフ・ストリーム・ドラゴン『グ――オォォッ!!!』 ☆8/ATK2900
ムクロ「くっ……攻撃力2900……!」
龍亞「《ライフ・ストリーム・ドラゴン》が場にいる限り、俺への効果ダメージは0となる!」
龍亞「更にこのカードのシンクロ召喚に成功した時、俺のライフを4000にすることができる!」
ムクロ「にゃにーーッ!?!?」
59: 以下、
 キラキラ……
龍亞「助かったぜ、《ライフ・ストリーム・ドラゴン》!」LP1600→4000
MC『何ということだーーッ!龍亞、1ターン目に受けたダメージを帳消し!これでデュエルは振り出しに戻ったぞーーッ!!』
龍亞「行け、《ライフ・ストリーム・ドラゴン》!《ダーク・ダイブ・ボンバー》に攻撃!」
ライフ・ストリーム・ドラゴン『……!』キュィィィン…
龍亞「――ライフ・イズ・ビューティーホール!!」
ダーク・ダイブ・ボンバー『グオォォォォォ……ッ!!』ドゴォォォォン!!!
ムクロ「ぐぅぅっ……」LP4000→3700
龍亞「これで逆転だぜ、ムクロのおっちゃん!俺はこれでターンエンド!」
60: 以下、
[TURN 03]
・ムクロ LP3700 手札0→1枚
《バーニング・スカルヘッド》
《フルスロットル》
・龍亞 LP4000 手札3枚
《ライフ・ストリーム・ドラゴン》
ムクロ「俺のターン!」
  ____________
 | ムクロ | SC:02→04 |
 | 龍亞 | SC:01→02 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ムクロ「《Sp?エンジェルバトン》発動!」
ムクロ「スピードカウンターが2つ以上ある時、カードを2枚ドローし、1枚捨てる!」シャコン
ムクロ「そして俺は、墓地に送った《馬頭鬼》の効果発動!」
龍亞「なにっ!?」
61: 以下、
ムクロ「このカードを墓地から除外することで、墓地のアンデット族モンスター1体を特殊召喚できる!」
ムクロ「ふったったーびィ!いっざカモォーーン!!《スピード・キング☆スカル・フレイム》!!!」
スピード・キング☆スカル・フレイム『ハァァッ!!』 ☆10/ATK2600
龍亞「だけど攻撃力2600じゃ《ライフ・ストリーム・ドラゴン》の敵じゃない!」
ムクロ「それはどうかなぁ?更に俺は《Sp?スピード・エナジー》を発動!」
龍亞「!」
ムクロ「このカードにより、《スピード・キング☆スカル・フレイム》の攻撃力は俺のスピードカウンターの数×200ポイントアップ!」
《スピード・キング☆スカル・フレイム》ATK2600→3400
MC『これはムクロ!スピードカウンターを活用した華麗なコンボだーーッ!!』
62: 以下、
ムクロ「《バーニング・スカルヘッド》を攻撃表示に変更!」
《バーニング・スカルヘッド》DEF800→ATK1000
ムクロ「《ライフ・ストリーム・ドラゴン》がいる限り効果ダメージは0だったな……だったらまずはそいつを始末してやるぜぇ!」
ムクロ「《スピード・キング☆スカル・フレイム》!《ライフ・ストリーム・ドラゴン》を攻撃!!」
ライフ・ストリーム・ドラゴン『グオォォッ……』バゴォォォォン!!
龍亞「くっ……《ライフ・ストリーム・ドラゴン》……!」LP4000→3500
63: 以下、
ムクロ「更に《バーニング・スカルヘッド》でダイレクトアタックだぁっ!ヒャッハー!くらええーーい!!」
 ゴォォォッ!!
龍亞「うわあああーーーっ!」LP3500→2500
ムクロ「へっへっへ……更に《スピード・キング☆スカル・フレイム》の効果発動!俺の墓地にいる《バーニング・スカルヘッド》は1体!400ポイントのダメージだ!」
龍亞「くっ……!」ゴォォッ LP2500→2100
ムクロ「最後に、《バーニング・スカルヘッド》の効果発動。フィールドからこのカードを除外することで、除外されている《スカル・フレイム》を墓地に戻す」シャコン
ムクロ「ターンエンド!さぁ、ついて来れるならついて来てみなぁ!この俺のスピードにぃっ!!」ギャオォォォンッ!!
龍亞「まだだ、まだ食らいついていってやるっ!」ギャォォォンッ!
64: 以下、
[TURN 04]
・ムクロ LP3700 手札0枚
《スピード・キング☆スカル・フレイム》
《フルスロットル》
・龍亞 LP2100 手札3→4枚
龍亞「俺のターン!」シュバッ!!
  ____________
 | ムクロ | SC:04→06 |
 | 龍亞 | SC:02→03 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
龍亞「《D・リモコン》を召喚!」
《D・リモコン》☆3/ATK300
龍亞「《リモコン》の攻撃表示の効果。墓地のディフォーマーを除外し、そのモンスターと同じレベルのディフォーマーを1体、デッキから手札に加える!」
龍亞「俺は《スマホン》を除外し、《モバホン》を手札に加える!」
龍亞「更にカードを1枚伏せ、ターンエンド!」
ムクロ「それだけかぁ?まだまだ俺の加は続くぜ!俺のターン!」
65: 以下、
[TURN 05]
・ムクロ LP3700 手札0→1枚
《スピード・キング☆スカル・フレイム》
《フルスロットル》
・龍亞 LP2100 手札3枚
《D・リモコン》
《―――》
  ____________
 | ムクロ | SC:06→08 |
 | 龍亞 | SC:03→04 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ムクロ「俺は《スピード・ワールド2》の効果発動!」
ムクロ「スピードカウンターを7つ取り除くことで、カードを1枚ドローする!」SC:08→01
龍亞(!自分からスピードを落とした……?)
ムクロ「俺は《ゾンビ・マスター》を通常召喚!」
《ゾンビ・マスター》☆4/ATK1800
66: 以下、
ムクロ「《ゾンビ・マスター》の効果発動!手札を1枚捨てることで、墓地のレベル4以下のアンデット族モンスターを1体特殊召喚できる!」
龍亞「!」
ムクロ「蘇れ!《ユニゾンビ》!」
《ユニゾンビ》☆3/ATK1300
龍亞(これでまた、レベル7……!)
ムクロ「まずは《スピード・キング☆スカル・フレイム》の効果を発動させてもらうぜ!400ポイントのダメージだ!」
 ゴォォッ!!
龍亞「リバースカードオープン!《リビングデッドの呼び声》!」
ムクロ「なに……」
67: 以下、
龍亞「墓地から《ライフ・ストリーム・ドラゴン》を特殊召喚!」
ライフ・ストリーム・ドラゴン『グオォッ!』 ☆8/ATK2900
龍亞「《ライフ・ストリーム・ドラゴン》がいる限り、俺への効果ダメージは0になる!」
 キィィィィン!!
MC『《ライフ・ストリーム・ドラゴン》、バリアを張って龍亞を守るーーッ!!』
ムクロ「躱したやがったか……」
龍亞「ああ。それに、シンクロ召喚から《ダーク・ダイブ・ボンバー》を呼び出してダメージを狙うこともできなくなるぜ」
ムクロ「へっへっへ……ならば俺は《ユニゾンビ》の効果を発動!」
68: 以下、
ムクロ「デッキから《バーニング・スカルヘッド》を墓地に送り、《ゾンビ・マスター》のレベルを1上げる!」
《ゾンビ・マスター》☆4→5
龍亞(!レベル8……!)
ムクロ「レベル5の《ゾンビ・マスター》にレベル3の《ユニゾンビ》をチューニング!」
 チュイン、チュイン……
ムクロ「シンクロ召喚!!」
 カッ!!
69: 以下、
ムクロ「来い!《スクラップ・ドラゴン》!!」
《スクラップ・ドラゴン》☆8/ATK2800
龍亞「《スクラップ・ドラゴン》……!」
ムクロ「《スクラップ・ドラゴン》の効果発動!俺とお前の場のカードを1枚ずつ選択し、破壊する!」
ムクロ「俺は《スピード・キング☆スカル・フレイム》と《ライフ・ストリーム・ドラゴン》を選択!」
 パリィィィィン!!
龍亞「くっ……」
ムクロ「そしてぇっ!《スピード・キング☆スカル・フレイム》の効果発動!」
70: 以下、
ムクロ「こいつがフィールドから墓地に送られた時、墓地の《スカル・フレイム》を特殊召喚できる!」
ムクロ「戻って来い!《スカル・フレイム》!!」
《スカル・フレイム》☆8/ATK2600
龍亞「!」
ムクロ「《ユニゾンビ》の効果を発動したターン、俺はアンデット族モンスターでしか攻撃できねえが、関係ねえな!」
ムクロ「行け、《スカル・フレイム》!《D・リモコン》を攻撃!!」
スカル・フレイム『ハァァッ!!』ゴォォッ!!
MC『《リモコン》の攻撃力は300!これが通れば終わりだぞーー!?』
71: 以下、
龍亞「手札の《ガジェット・ドライバー》の効果発動!」
《D・リモコン》ATK300→DEF1200
ムクロ「なるほどな」
龍亞「このカードを手札から墓地に送ることで、俺の場のディフォーマーの表示形式を変更する!」
 ドゴォォォォン!!!
MC『《リモコン》は守備表示!戦闘ダメージを回避したァーー!!』
龍亞(だけど相手の場には破壊能力を持った《スクラップ・ドラゴン》……次のターンでどうにかしないとマジにヤバいぜ……)
ムクロ「ターンエンド!」
72: 以下、
[TURN 06]
・ムクロ LP3700 手札0枚  SC:01→03
《スカル・フレイム》《スクラップ・ドラゴン》
《フルスロットル》
・龍亞 LP2100 手札2→3枚 SC:04→05
龍亞「俺のターンっ!」シュバァッ
  ____________
 | ムクロ | SC:01→03 |
 | 龍亞 | SC:04→05 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
龍亞「《Sp?エンジェルバトン》を発動!2枚ドローし、1枚捨てる!」
《Sp?シンクロ・デフューズ》《D・ラジオン》
龍亞(よし!)
73: 以下、
龍亞「俺は《D・モバホン》を墓地に!更に《Sp?シンクロ・デフューズ》を発動!」
龍亞「スピードカウンターが2つ以上ある時、相手のシンクロモンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る!」
スクラップ・ドラゴン『グォォ……』キュィィィン
ムクロ「にゃにーーっ!?!?おわああーーっ!《スクラップ・ドラゴン》ーーっ!!」
龍亞「へへっ。だけどそのモンスターはこのターン攻撃できない」
ムクロ「ぐぬぬぅ……」
龍亞「だけど関係ないな!《スクラップ・ドラゴン》の効果発動!《スクラップ・ドラゴン》と《スカル・フレイム》を破壊だ!」
 パリィィィィン!!
ムクロ「くっそぉーーっ!どっちとも俺のカードを!」
74: 以下、
龍亞「更に俺は《D・ラジオン》を召喚!」
D・ラジオン『ハッ!』ジャキーン!! ☆4/ATK1000
龍亞「《ラジオン》が攻撃表示の時、俺の場のディフォーマーの攻撃力は800アップ!」
《D・ラジオン》ATK1000→1800
龍亞「バトルだ!《ラジオン》でダイレクトアタック!」
 バチバチッ!!
ムクロ「ぐ、ぐぅぅ……!」LP3800→2000
MC『ムクロ後ーー退ーーッ!これまた見事な逆転劇!この勝負、どっちに転ぶかーーっ!?』
76: 以下、
龍亞「へへっ。もうこれであんたの場には《フルスロットル》しかない」
龍亞「更に手札も0だ。貰ったぜっ!」ギュォォォォッ!!
ムクロ「へ……へへ……まだだぜ……」
龍亞「え……?」
ムクロ「まだ俺にはぁ!スピードが残っているぅっ!!」ギュォォォォッ!!
龍亞「!」
77: 以下、
[TURN 07]
・ムクロ LP2000 手札0→1枚
《フルスロットル》
・龍亞 LP2100 手札1枚
《D・ラジオン》
ムクロ「俺のタァァァーーーン!!!」シュバァァァッ!!
  ____________
 | ムクロ | SC:03→05 |
 | 龍亞 | SC:05→06 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ムクロ「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」ヴゥンッ
MC『おおっとォーー!ムクロ、ここでカードを伏せただけでターンエンドだァーーッ!!』
龍亞「……!」
78: 以下、
[TURN 08]
・炎城ムクロ LP2000 手札0枚
《フルスロットル》《―――》
・龍亞 LP2100 手札1→2枚
《D・ラジオン》
龍亞「俺のターン!」
  ____________
 | ムクロ | SC:05→07 |
 | 龍亞 | SC:06→07 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
MC『ここで二人のスピードが並んだァーー!!ライフの差で龍亞が一歩リード!!』
ムクロ「よう……追いついて来たぜ……」ギュォォォォ
龍亞「くっ……」ギュォォォォォ
79: 以下、
龍亞(俺の手札にはさっき引いた《ガード・ブロック》と《D・パッチン》……)
龍亞(《D・パッチン》の効果を使えばあの伏せカードを破壊できるけど、そうしたらライフを削り切れなくなる)
龍亞(……やっぱり、ここは……)
龍亞「《スピード・ワールド2》の効果発動!スピードカウンターを7つ取り除き、1枚ドロー!」SC:07→00
 ギュォォォォ……
MC『龍亞、ここで自ら後退!』
80: 以下、
ドローカード《ロスト・スター・ディセント》
龍亞(……!ダメだ、これじゃ……!)
龍亞「くっ……!俺は、《D・パッチン》を召喚!」
《D・パッチン》☆4/ATK1200→2000
龍亞「《ラジオン》の効果で《パッチン》の攻撃力は2000ポイント!」
龍亞「行け、《パッチン》でダイレクトアタック!」
D・パッチン『テヤァーー!』シュバァッ!!
ムクロ「ふふん……リバースカードオープン!《スピード・ブースター》!」
81: 以下、
 ゴォォォッ!!
MC『何だァーーッ!?ムクロのDホイールにブースターが装備されたぞーーッ!?』
龍亞「い……!」
D・パッチン『……ッ!』
MC『加して《D・パッチン》が追い付けないーーッ!これは一体ーーーッ!?』
ムクロ「このカードの効果は相手よりスピードカウンターが多い場合発動できる!」
ムクロ「そして、スピードカウンターの差と同じ回数、攻撃を無効にすることができるのさぁっ!!」ギュォォォッ!!
龍亞「!」
82: 以下、
ボブ「ってことは、1ターンに7回も無効にできるのかよ!」
スライ「……《パッチン》は元の手札にあったな」
パティ「え?」
スライ「つまり《スピード・ワールド2》の効果を使わずに《パッチン》を召喚して攻撃してれば龍亞は勝てていた。スピードカウンターは同じ7つだったからな」
天兵「確かに……。じゃあ、龍亞のプレイングミス……?」
遊星「いや」
天兵「!」
83: 以下、
遊星「一概にそうとも言えない。伏せカードを警戒するのは当然のことだからな」
遊星「もし龍亞があのドローで《D・スコープン》のようにディフォーマーを展開できるカードを引き込むことができていたなら、《パッチン》の効果で伏せカードを破壊できていた」
龍可「龍亞は今回の場合、そっちに賭けたのね……」
遊星「恐らくはそうだろう。そしてそれは……」
龍可「遊星?」
遊星「見えない未来に向かって、手を伸ばすこと――」
遊星(龍亞……)
84: 以下、
龍亞「くそっ……。だったら俺は、《D・パッチン》の効果を発動!」
龍亞「《D・ラジオン》をリリースすることで、相手の場のカード1枚を破壊する!《スピード・ブースター》を破壊!」
D・パッチン『ヤァァッ!!』ATK2000→1200
 パリィィィン……
ムクロ「へっへっへ……」
龍亞「カードを2枚伏せてターンエンド!」
85: 以下、
[TURN 09]
・ムクロ LP2000 手札0→1枚
《フルスロットル》
・龍亞 LP2100 手札0枚
《D・パッチン》
《―――》《―――》
ムクロ「俺のターン!」シュバァッ!!
  ____________
 | ムクロ | SC:07→09 |
 | 龍亞 | SC:00→01 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ムクロ「イヤァッハーーーーッ!!最ッッ高のカードを引いたぜぇええっ!!!」
龍亞「なにっ!?」
ムクロ「《スピード・ワールド2》の効果発動!スピードカウンターを4つ取り除き、手札のスピードスペル1枚につき相手プレイヤーに800ポイントのダメージを与える!」SC:09→05
86: 以下、
ムクロ「俺の手札にあるのは《Sp?異次元からの埋葬》の1枚!」
龍亞「そのカードは!」
ムクロ「800ポイントのダメージを食らいなぁ!」
 バチバチッ!!
龍亞「ぐああぁーーっ!!」LP2100→1300
ムクロ「そしてスピードカウンターを3つ取り除くことで《Sp?異次元からの埋葬》を発動!」SC:05→02
ムクロ「ゲームから除外されているカードを3枚まで選択し、持ち主の墓地に戻す……。俺は《馬頭鬼》と《バーニング・スカルヘッド》の2枚を選択するぜ!」シャコン
87: 以下、
ムクロ「そしてそしてぇっ!墓地の《馬頭鬼》の効果発動!こいつを墓地から除外し――」
ムクロ「みたびカモォォォォォォォン!!!《スピード・キング☆スカル・フレイム》!!!」
スピード・キング☆スカル・フレイム『ハァァッ!!』 ☆10/ATK2600
ムクロ「《スピード・キング☆スカル・フレイム》で《D・パッチン》を攻撃ィ!これで終わりだぁっ!!」
龍亞「させるか!リバースカードオープン!《ガード・ブロック》!!」
D・パッチン『ウワァァァァーーーッ!!!』ドゴォォォォン!!!
龍亞「俺へのダメージを0にし、カードを1枚ドローする!」シュバッ
88: 以下、
ムクロ「ならば《スピード・キング☆スカル・フレイム》の効果発動!俺の墓地には《バーニング・スカルヘッド》が3体!」
龍亞「!」
ムクロ「フルバーストだぜぇっ!1200ポイントのダメージを食らいなあああぁっ!」
 ゴォォォォッ!!!
龍亞「くっ……うぅっ……!!」LP1300→100
MC『龍亞、何とか耐えたが、残りライフは僅かに100だァァーーッ!!』
ムクロ「ターンエンド!」
89: 以下、
[TURN 10]
・炎城ムクロ LP2000 手札0枚
《スピード・キング☆スカル・フレイム》
《フルスロットル》
・龍亞 LP 100 手札1→2枚
《―――》
龍亞「俺の……ターンッ!!」シュバァッ
  ____________
 | ムクロ | SC:02→04 |
 | 龍亞 | SC:01→02 |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
龍亞「よし!手札から《Sp?ヴィジョンウィンド》を発動!」
龍亞「スピードカウンターが2つ以上ある時、墓地からレベル2以下のモンスター1体を特殊召喚する!戻って来い!《D・モバホン》!」
D・モバホン『ハァッ!』 ☆1/ATK100
90: 以下、
龍亞「《モバホン》の攻撃表示の効果!ダイヤルを回し、出た目と同じ枚数デッキの上からカードをめくり、その中からディフォーマーを1体選んで特殊召喚する!」
龍亞「ダイヤル・オン!」
 ピココココココ……
龍亞「……」
 ピコン!
龍亞「!……出た目は、1……!」
ムクロ「ふ……はははっ!残念だったなぁ!上から1枚じゃ可能性もあって無きに等しい!」
龍亞「……そんなことはないさ!」
ムクロ「んん?」
91: 以下、
龍亞「さっきのターンもそうだった……スピードカウンターを減らさなきゃ俺は勝ってた。でも……」
龍亞「見えない可能性に向かって手を伸ばすこと――これがディフォーマーの……そして俺のデュエルなんだ!」
ムクロ「ほぉ?」
龍亞「だから俺は諦めない!たった1枚だったとしても、掴んだ希望は絶対に手放さない!」
ムクロ「へっへっへ……いいじゃねえか。だったらお前のその可能性とやらぁ!見せてみろぉっ!!」ギュォォォッ!!
龍亞(……)
龍亞(カードたちよ……俺の声に……応えろ……!!)
92: 以下、
93: 以下、
龍亞(――!?)
龍亞(頭の中にイメージが……。あの、まっさらなカード……)
龍亞(……)
 シュバァァッ!!
龍亞「――めくったカードは……チューナーモンスター《D・ライトン》!」カン☆コーン
ムクロ「なにぃぃっ!?」
龍亞「出でよ!《D・ライトン》!」
《D・ライトン》☆1/ATK200
94: 以下、
龍亞「更に俺は、《D・クリーナン》を通常召喚!」
《D・クリーナン》☆1/ATK0
龍亞「レベル1の《モバホン》と《クリーナン》に、レベル1の《ライトン》をチューニング!」
 チュイン、チュイン……
龍亞「シンクロ召喚!」
 カッ!!
龍亞「出でよ!《霞鳥クラウソラス》!!」
《霞鳥クラウソラス》☆3/DEF2300
95: 以下、
ムクロ「守備表示だと……?」
龍亞「《霞鳥クラウソラス》の効果発動!1ターンに1度、相手モンスター1体の攻撃力を0にする!」
ムクロ「なにぃぃっ!?」
霞鳥クラウソラス『ギャァァァァッ!!!』ゴォッ!!
スピード・キング☆スカル・フレイム『オォォ……』ATK2600→0
ムクロ「くっ……」
龍亞「更にリバースカードオープン!《ロスト・スター・ディセント》!」
龍亞「戻って来い!《ライフ・ストリーム・ドラゴン》!」
ライフ・ストリーム・ドラゴン『オォォッ!!』 ☆8→7/DEF2400→0
96: 以下、
ムクロ「……へっ、冷や汗かかせやがるぜぇ」
ムクロ「《ロスト・スター・ディセント》で特殊召喚したモンスターは守備力が0になり、レベルが1つ下がり、更に効果も無効。守備表示で特殊召喚され、その後表示形式も変更できない」
ムクロ「それじゃあせっかく攻撃力を0にしても俺の《スピード・キング☆スカル・フレイム》は倒せねえなぁ!」
龍亞「それはどうかな?」
ムクロ「なに?」
龍亞「俺にはもう見えた。このデュエルの、次の可能性が!」ギュイィィィィン!!
ムクロ「何だ……?」
MC『おおっとーーッ!?スピードカウンターも増やしていないのに、龍亞のDホイールが急激に加ーー!!』
97: 以下、
龍亞(もっとだ――もっともっともっと、もっとく!!)ギュィィィィイン!!!
ムクロ「うおぉっ!?」
MC『ム、ムクロを抜き去ったぞーーーッ!?』
パティ「え、何?何が起きてるの?」
龍可「遊星……これって……」
遊星「龍亞……」
98: 以下、
龍亞「――クリアマインド!!」
ライフ・ストリーム・ドラゴン『グオォォォッ!!!』
霞鳥クラウソラス『ギャァァァッ!!』
龍亞「レベル3の《霞鳥クラウソラス》に、レベル7となったシンクロチューナー《ライフ・ストリーム・ドラゴン》をチューニング!!」
 ゴォォォォ…… チュイン、チュインッ!
龍亞「――集いし力が拳に宿り、鋼を砕く意思と化す!」
龍亞「――光差す道となれ!!」
 キュイィィィィィィイイン……!!!
龍亞「――アクセルシンクロオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
99: 以下、
 シュバァァッ!!
ムクロ「き、消えた……」
 ゴォッ!
ムクロ「!」
龍亞「現れろ!」シュバァァッ!!
龍亞「――《スターダスト・ウォリアー》!!!」
スターダスト・ウォリアー『――ハァァッ!!』ドンッ☆ ☆10/ATK3000
ムクロ「こ、攻撃力3000……!?」
100: 以下、
龍亞「行け!《スターダスト・ウォリアー》!《スピード・キング☆スカル・フレイム》に攻撃っ!!」
スターダスト・ウォリアー『ハァッ!』シュバァッ!! ゴゴゴ…
龍亞「――シューティング・ソニック・フィスト!!!」
スターダスト・ウォリアー『トアアアアッ!!!』バゴォォォン!!!
スピード・キング☆スカル・フレイム『グオォォォォ……』
 ドゴォォォォォォン!!!
ムクロ「ぐああああああーーーーーーっ!!!」LP2000→0
 プシュゥゥゥゥ……
MC『け、決着ーーーっ!!勝者は龍亞だーーッ!!』
 ワアアアアアアアアアア!!!!!
101: 以下、
 ・
 ・
 ・
―――通路
龍可「龍亞?!」タタタッ
龍亞「龍可!」
龍可「やったね。一回戦突破」
龍亞「ありがと。……」
龍可「龍亞?」
102: 以下、
龍亞「……えっと。色々ありがとな。最近色々気ぃ遣ってくれてたらしくて……」
龍可「えっ……聞いたの?遊星から?」
龍亞「う、うん。この前ポッポタイムに泊まった時に……」
龍可「もう、遊星……絶対に言わないでって言ったのに……」ムスー
龍亞「ハ、ハハ……でも、ちゃんと礼言っとこうと思って」
龍可「良いよ、そんなの。だって……」
龍可「龍亞は、私の自慢のお兄ちゃんだもん!」
おわり
107: 以下、

いいデュエルだった
105: 以下、

龍亞は5D'sで一番好きだ
104: 以下、
乙乙
まともにデュエルしててビックリしたわ
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- 提督「駆逐艦怖い」
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- P「響にカンチョーしたらウ〇コ漏らした」
- 【艦これ】提督「少しだけいつもと違う」 愛宕「日常」
- 女提督「これは?」金剛「バレンタインプレゼントの黒トリュフデース!」
- 【SS】使い捨てカイロ娘(5袋入り)
- シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
- 男「今年はなんだか冷えこむなあ」雪女「ごめんなさいね」
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- エルフ「え?淫魔にチョコあげるの?」犬娘「そう」
- シンジ「朝だよ、アスカ」 アスカ「ねむい…」
- 凛「アーカード?知らない英霊ね…」
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