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ヒゲメン消防士に救助・保護され、飼い猫と仲良しな関係を築いたカササギの物語(ニュージーランド)
2020年08月14日 ι コメント(9) ι 画像 ι 動物・鳥類 ι #
イケメンなヒゲメンとカササギの甘い関係 image credit:swoopandmowgli/Instagram
ヒゲメンと猫の相性がいいのは既に知られたことだが、どうやら鳥もヒゲメンが大好きなようだ。更にイケメンも好きなふしがある。
去年の夏、1羽のカササギの赤ちゃんを救助したニュージーランドの男性は、自宅で世話をするにつれて、カササギと素晴らしい絆を結ぶことができた。更にカササギは、男性の飼い猫とも異種を超えて友情をしっかりと育んだ。
やがてカササギを野生に戻すことになった男性だが、それまでの愛情あふれる日々を自身のインスタグラムでシェアしており、78700人のフォロワーを集めている。
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怪我していたカササギの赤ちゃんを救助・保護
ニュージーランドの自然が美しいアフィトゥ半島に住む消防士マット・オーウェンスさん(32歳)は、2019年8月、出血して身動きできずにいる1羽のカササギを発見した。
どうやら母鳥に見捨てられた様子だったため、マットさんは自宅へと連れ帰り、いつか野生に返すまで世話してやろうと決心した。
問題は、飼い猫モーグリが鳥に対しどのような反応を示すかということだったが、モーグリは突然やって来た新しい家族に最初は戸惑いながらもすぐに慣れて、とても仲良しになった。
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A post shared by Swoop and Mowgli (@swoopandmowgli) on Dec 11, 2019 at 12:15pm PST
マットさんにスウープと名付けられたカササギは、マットさんにもすっかり慣れて、甘えた声を出したり、呼びかければすぐにやってくるほど慕うようになった。
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A post shared by Swoop and Mowgli (@swoopandmowgli) on Dec 14, 2019 at 8:04pm PST
辛い時期をカササギに支えられた男性
実はマットさんにとって、スウープを救った時はとても辛い時期の最中だった。
マットさんの父が末期がんと宣告されたばかりだったのだ。
しかし、スウープの世話をすることで、ほんの少し辛い気持ちが和らぎ、愛と慰めを得ることができた。
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A post shared by Swoop and Mowgli (@swoopandmowgli) on Jan 28, 2020 at 6:43pm PST
異種を超えた絆は日々強くなっていったが、いつかはスウープを野生に返してやることを望んでいたマットさん。
時間を見つけてはスウープに飛ぶ練習をさせたりして、いつでもスウープの準備が整えば旅立てるようにサポートしてやった。
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A post shared by Swoop and Mowgli (@swoopandmowgli) on Dec 28, 2019 at 3:34pm PST
多くの喜びを与えてくれたスウープ、野生へ戻る
やがて、マットさんの父は他界。皮肉にも同時期にスウープもマットさんのもとから旅立つ決心をしたようだ。
マットさんは、インスタグラムに心境をこのように綴っている。
スウープを保護した時、いつでも野生に帰れるようにとスウープが健康で元気にいられるために、最善のケアをして育ててきました。
そして、その日がついにやって来ました。父の病を知った時期にスウープを保護し、父が去った今、皮肉にもスウープも私のもとを去ることを決めたようです。
きっと、スウープは野生で素敵なパートナーを見つけることでしょう。そしていつか、赤ちゃんと一緒に私のもとへ戻ってきてくれる時が来るかもしれません。
この美しいカササギとの驚くべき出会いと経験は、私に多くの喜びをもたらしてくれました。特に、それを一番必要としていた辛い時だったので救われました。
旅立ちを見送ったら、きっと寂しくなります。引き続きこのアカウントで、スウープとの思い出の写真をシェアしていきたいと思っています。
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A post shared by Swoop and Mowgli (@swoopandmowgli) on Feb 25, 2020 at 1:20pm PST
動物好きのマットさんの様子がよくわかるインスタグラムのアカウント『swoopandmowgli』には、スウープの後に世話をしたニワというカササギや、その他の動物たちとのショットもシェアされている。
マットさんの元を巣立っていったスウープだが、カササギはとても頭の良い、義理堅い鳥だ。手土産を持って「あの時助けてもらったカササギです」とマットさんの元を訪ねてくれる日も近いかもしれない。
written by Scarlet / edited by parumo
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