【ガルパン】エクレール「あ、憧れの西住しほ様が何でマジノの制服を…」キリキリ…back

【ガルパン】エクレール「あ、憧れの西住しほ様が何でマジノの制服を…」キリキリ…


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1:
コミック版「激闘!マジノ戦ですっ!!」のマジノ女学院に乗りこむお話です
よろしくお願いしマウス
2:
しほ「大洗女学園から来た、西住しほです!!(みほ真似)」
好子「このフリルのブラウス、今までの学校とは趣が違いますね!」
百合「これぞ、お嬢様学校ですわね」
久子「うん、いいなフリル…////」
沙織「おばあ…浮かれないでよ」
エクレール「あ、あれは、西住しほ様?憧れの西住しほ様が何でマジノの制服を…」キリキリ
カリソン「うっわぁー、キッついわぁ」
フォンデュ「……」
ガレット「ねぇ…まさか、この方々が来るなんて聞いてなかったわよ」
フォンデュ「そうですね…」
………
……

3:
数日前 練習試合
『勝者!――』
エクレール「くっ、またしても…」
ガレット「惜しかった…ですね」
フォンデュ「エクレール様、気を落とさずに」
エクレール「…わかっているわ、皆の意識も動きも纏まってきている…そうよ、もっと隊長の私がしっかりしなくては…」ブツブツ…
ガレット「……」
フォンデュ「エクレール様…」
4:
ガレット「隊長、焦っているわね」
フォンデュ「サン・シール流戦術に変えてまだ実績が挙がっておりませんし…私達がもっと…」
ガレット「でもこれ以上、隊員達に無理を強いるの?」
フォンデュ「そ、それは…」
ガレット「実際、今の戦術に慣れつつはあっても手ごたえがあるのかどうか」
ガレット「いっそ、どこからかコーチでも呼ぶ?」
フォンデュ「…それ、ありかもしれませんね」
5:
― アンツィオ高校
アンチョビ「よく来たな!せっかくだ、ピザでも焼こうか?」
フォンデュ「それには及びません、実は今日お伺いしたのは…」
ガレット(え?ピザ食べたかった…)
フォンデュ「練習試合とはいえ、二度も大洗を破った実績のあるアンツィオにコーチをお願いしたくて」
アンチョビ「ふむ…」
フォンデュ「お願いします!私達に力を貸してください!」
ガレット「無理は承知ですがお願いします」
アンチョビ「おいおい、そんな頭を下げるなって、当然だろ!マジノ女学院は私が一年の頃から世話になっているからな!」
フォンデュ「あ、ありがとうございます!」
6:
……
……
アンチョビ「…と言う訳で、シマチョビ姐さんに協力してもらおうと思いまして」
千代(ツインテール)「他ならぬアンチョビさんの頼みです、任せて下さい」
しほ「では、さっそく行きましょうか」
アンチョビ「……」
千代「……」
しほ「どうしました?」
千代「なんでここにいるのよ、しほちゃん」
7:
しほ「ふふ…昨日、千代ちゃんと一緒の時に電話がかかってきたじゃない」
しほ「やけに私に聞かれないようにソワソワしていたから…」
千代「うぐっ」
アンチョビ「それって、私からの電話ですよね」
しほ「そうみたいね、てっきり私は…」
しほ「千代ちゃんが若い男と浮気でもしている物かと思って後を付けて来たら、こんな事とはね?」
千代「浮気なんてするわけないでしょ!!」
千代「それに、今回は私がマジノへ行って活躍…」
しほ「おりゃ!シホタックル!!」
 ドンッ!!
8:
千代「ちよ…いきなり…」グラッ…
アンチョビ「わわ!…し、シマチョビ姐さん!?」ドタッ
しほ「いまよ!!」
 ワシャワシャ!!
千代「し、しほちゃ…イダダ!!」グイッ!
アンチョビ「あ゛あ゛あ゛あぁ!!か゛、髪がぁぁ!!」グイッ!
しほ「大変だわー、千代ちゃんとアンチョビさんのツインテールが絡まって大変なことにー」
千代「それは、しほちゃんが…か゛あ゛あ゛!!」グググ…
アンチョビ「千代ざ、あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」グググ…
しほ「仕方ないわー、マジノへは私が行くしかないわねー」
千代「し゛ほ゛お゛お゛お゛ォ!!!」
しほ「それじゃ!招集コールするわよ!!」ピッ!
9:
― 大洗 秋山理容店
好子「いつも皆、遊びに来てくれてありがとうね?」
優花里「お、お母さん!///」
沙織「ゆかりんのお母さん、お邪魔しています」
華「こちらこそ、優花里さんのお宅に押しかけてご迷惑をお掛けしてます」
みほ「お邪魔しています」
好子「今、お茶とお菓子を持ってくるからね?」
麻子「おお、ありがとうございます」
 ♪着メロ?
沙織「ん?」
好子「あら、電話ね」ピッ
10:
好子「もしもし、はい…」
華「どうしました?沙織さん」
沙織「あれ、しぽりんからの着メロだよ」
みほ「えっ」ビクッ!
優花里「そうなんですか、随分と幻想的なメロディですね」
沙織「うん、なんでもしぽりんが若かった頃の曲みたいでね」
沙織「確か、歌いだしがね…えっと…」
好子「…わかりました」ピッ
沙織「私を?後ろから抱き…」
好子「フン!!」
 ガシィッ!!
沙織「ふぇっ!?」
麻子「沙織が後ろから羽交い絞めにされた…」
11:
好子「西住殿からの招集です…武部殿!!」ニコ
沙織「よ、よしりん!?い、行かないよ私は!!」ジタバタ
好子「そうは行きませんよ?!」
華「沙織さん、優花里さんのお母様への呼び方がママさんの時になっているのお気づきなんですかね」
優花里「お母さん、今回はどちらへ?」
好子「マジノ女学院よ」
みほ(今回ババを引いたのはエクレールさんのとこか…)
好子「さぁ、武部殿!今、冷泉殿が車でこちらに向かっていますから」
麻子「おばあが運転していくのか…」
12:
 ブロロロロ…
好子「来ましたよ!!あのニッサンのホーミー、冷泉殿です!」
久子「迎えに来たぞ」キリッ
麻子「おばあ、マジノに行くのか?」
久子「うん、ちゃんと連絡するから心配するな」
麻子「わかった、安全運転でな」
久子「まったく心配性だねぇ」
麻子「…う、うるさい」
華「いつ見てもあの二人は仲がよろしいですわね」ホッコリ
沙織「んむー!んむー!」ジタバタ
好子「暴れないでくださいー!」グイッグイッ
優花里「…その微笑ましい後ろで武部殿が猿ぐつわされて青年向けの暴力シーンのように車に無理矢理、乗せられてますねけど…
みほ「沙織さん!」
沙織「んもみん?」
みほ「えっと…私はそっちへ行かな…行けないけどお母さん達の事、よろしくお願いします!」
沙織「……」
好子「それじゃ、五十鈴殿をお迎えして西住殿とこへ行きますよォ!!」
沙織「ままもー!!」
 ブロロロロ…
華「……」
華「そういえば、今日のお母様は予定があったような…」
13:
>>12 訂正
 ブロロロロ…
好子「来ましたよ!!あのニッサンのホーミー、冷泉殿です!」
久子「迎えに来たぞ」キリッ
麻子「おばあ、マジノに行くのか?」
久子「うん、ちゃんと連絡するから心配するな」
麻子「わかった、安全運転でな」
久子「まったく心配性だねぇ」
麻子「…う、うるさい」
華「いつ見てもあの二人は仲がよろしいですわね」ホッコリ
沙織「んむー!んむー!」ジタバタ
好子「暴れないでくださいー!」グイッグイッ
優花里「…その微笑ましい後ろで武部殿が猿ぐつわされて青年向けの暴力シーンのように車に無理矢理、乗せられてますけど…」
みほ「沙織さん!」
沙織「んもみん?」
みほ「えっと…私はそっちへ行かな…行けないけどお母さん達の事、よろしくお願いします!」
沙織「……」
好子「それじゃ、五十鈴殿をお迎えして西住殿とこへ行きますよォ!!」
沙織「ままもー!!」
 ブロロロロ…
華「……」
華「そういえば、今日のお母様は予定があったような…」
14:
― 五十鈴家
新三郎「奥様ぁ!どこに行かれるのですかぁ!!」
百合「しほさんが…皆さんが呼んでいるのです、行かなくてはなりません」
新三郎「で、でも、家の方は…」
百合「ええ、ですから新三郎これを…」スッ
新三郎「ま、まさか…」
 百合の着物
新三郎「……」
百合「五十鈴家は任せましたわ」
新三郎「あっしがですかい!?」
百合「ええ、今日一日貴方は“新百合三郎”です」
新三郎「そんな私鉄の駅みたいなノリで…」
百合「家の中だから、警察のお世話になる事もないですし、いいでしょ、ね?ね?」
新三郎「……」チーン

……
………
しほ「さぁ!張り切っていくわよォ!!」
好子・百合・久子「「「 オー!!! 」」」
沙織「やだもー!!」
エクレール「うぐぐぐ…」キリキリ…
15:
エクレール「嘘よ…あんなのが西住しほ様だなんて…」ブツブツ…
ガレット「隊長の胃が大変な事になっていそうね」
フォンデュ「無理もないです…憧れていた方が、あんなお姿になってしまって…」
沙織「そんなに憧れていたの?」ヒョコッ
カリソン「うわ!いきなり出て来て驚いたわ」
16:
 ― DVD再生
エクレール「これが、当時の西住しほ様ですわ」
しほ(若い頃)『西住流に後退はありません』キリッ
沙織「うわ!しぽりん、若いし綺麗だし、まともそう!!」
しほ(若くない)「どういう意味です、沙織さん」
エクレール「強さと美しさ、その両方を兼ね備えた、西住しほ様…私が戦車道を始めるきっかけとなった方ですわ」ウットリ…
エクレール「それが…それが、どうして、こんな風に…」シクシク
フォンデュ「き、きっと、何か不幸な事故があってその時のショックでこんな風になってしまったのかもしれません!」
カリソン「坂道で止まらない乳母車から乳児を助けようとして、大岩が直撃したとか?」
ガレット「なによ、そのシチュエーション」
エクレール「武部沙織さん、西住しほ様に何かあったのでしょうか!!」
沙織「え?し、しぽりんに…」
………

しほ(大洗制服)「おはようございます、沙織さん!」

………
沙織「最初会った時でもウチの制服着てたから、元々こうなんじゃないかな?」
エクレール「いやああああ!!」キリキリ…
17:
エクレール「うう…胃薬を…」ザラザラ…
フォンデュ「エクレール様、しっかり!」
ガレット「コーチに来ただけなのに、エクレールがどんどん追いつめられている…」
しほ「エクレールさん」
エクレール「ひゃい!」ゴクリ!
しほ「今回、私達はアンチョビさんのたっての要望でマジノ女学院へと参りました」
エクレール「そうだったのですか…」
しほ「貴女が直面している悩み、それに対しての答えを導く為にも」
しほ「試合をしましょう」
― 一方その頃の アンツィオ
カルパッチョ「どうしたんですか二人とも!?絡まったバネのおもちゃみたいになって」
アンチョビ「た、助けてくれ…」
千代「解けないのよぉ?」
ペパロニ「そのウィッグ外せばいいじゃないッスか」
千代・アンチョビ「「 地毛だ!! 」」
18:
― マジノ
エクレール「私が西住しほ様と試合」
フォンデュ「エクレール様…」
しほ「言葉で説明するよりも、実際にぶつかった方が解ることもあります」
好子「私達が、ここに集ったのは戦車道の為なんですよ」
百合「受ける受けないの決定権はエクレールさんにありますが」
ガレット「私達は隊長のエクレール様、貴女に従います」
エクレール「ガレット…わかりましたわ」
エクレール「マジノ女学院、戦車道隊長、スペード・ブル(青のスペード)の名において、受けて立ちますわ!」
しほ「ええ、よろしくお願いします…」
しほ「貴女が 青のスペード …ならば、私は ハートの王様ぁ(キング・オブ・ハート)!!」ビシィ!
沙織「し、しぽりん、いつの間に手の甲にトランプマークなんて…」
百合「マジノ女学院、本気ですわね、私のジャック・イン・ダイヤの紋章も輝いていますわ!」グッ!
沙織「百合まで…」
久子「ほれ、沙織も手を出せ描いてやるから」
沙織「ちょっと!?やめてって!!」
エクレール「……」キリキリ!
フォンデュ「へ、平常心です、相手のペースに囚われないで下さい…」
22:
― 戦車演習場
沙織「これがマジノの戦車服か?」
百合「青を基調とした様相…私好みですわ」
好子「学生服とは打って変わって凛々しさを強調してますね」
久子「このデザイン、どっかで見たな…確か…サイレント…」
沙織「サイレントマジョリティー?」
しほ「サイレントメビウスね!!」
百合・好子・久子「「「 それだ!! 」」」
沙織「なにそれ?」
エクレール「あ、あの、しほ様…戦車戦をするのはよろしいのですが、お使いになる戦車は?」
沙織「そうだよ、しぽりん、今回の戦車はどうするの?」
しほ「心配には及びません、私の方で戦車を用意してあります」
しほ「では…」コホン
しほ「出ろぉぉ!!サンダース!!!」パチン!
23:
 キュイイイン!!
エクレール「あれは、サンダースの…」
好子「C-5Mスーパーギャラクシーです!!(優花里真似)」
ケイ「ハーイ!シホ、戦車持ってきたわよ!」
久子「おお来たか、サンダース、我が足となって戦えぃ!」
沙織「ケイさん!?」
ケイ「いきなりシホから戦車貸してってエマージェンシーを受けてね」
しほ「無理なお願いでしたが、ありがとうございます」
ケイ「気にしないでって、シホ達に頼まれて何もしないなんて、女がすたるってモンよ!」
百合「さすがケイさんですわ」
ケイ「…と言いたいけど、流石に今、ウチから出せたのはシャーマンの四輌だけどね」
しほ「充分です、そちらは何輌出せますか?」
フォンデュ「今すぐに走らせられるのは、同じく四輌です」
しほ「ふむ…では、こうしましょう」
しほ「私を除く四人が指揮する四輌とそちらの四輌で4対4で試合を執り行いましょう」
エクレール「なっ!?」
24:
エクレール「わ、私達では、しほ様と戦うに値しないとでもおっしゃるのですか?」
しほ「そんな事は思っておりません、私は全体を見てみたいという考えでの提案です」
しほ「それに、ここにいる四人は私が全幅の信頼を置いておりますので、決して貴女方に後れを取ることはないと思ってください」
エクレール「そうだったのですか…つまり、この方々はしほ様がお認めになる車長なのですね」
沙織「えっ…私は通信手なんだけど…」
好子「私は理容店の妻です」
百合「五十鈴流、華道の家元でございます」
久子「元心臓病だ、戦車道界の三杉君とはアタシの事よ」
エクレール「……」
しほ「そして、昨日の私は飲みすぎちゃん!!」
しほ・好子・百合・久子「「「「 ダーハッハッ!!wwww 」」」
沙織「しぽりん、少しはお酒控えなよー」
エクレール「うぐぐ…」キリ…
ケイ「エクレール」
ケイ「確かにシホ達五人は一見ただのクレイジーなオバサン達に見えるけど」
沙織「あ、あの…ケイさん…」
ケイ「甘く見てたら痛い目みるわよ?!」
エクレール「け、ケイさんまで…」キリキリ…
フォンデュ「もうすでに体の一部は痛い目を見ていると思うのですが…」
……
……
25:
……
……
― 作戦会議 マジノ
フォンデュ「エクレール様、作戦の方は?」
エクレール「も、もちろん…いつも通りですわ」ザラザラ…ゴクリ
ガレット「大丈夫ですか?」
エクレール「相手の出方がわからないのですから、こちらはこちらの戦術を駆使するしかありませんわ」
カリソン「いえ、ガレットが言っているのは…」
ガレット「カリソン」
エクレール「そうよ、私達の戦術を見せつけてあげるのよ…」ブツブツ…
ガレット「……」
カリソン「あっちゃあ…」
フォンデュ「エクレール様…」
26:
― 作戦会議 ママさん
沙織「ねえ、どうするの!?しぽりんはここにいないし!作戦とか!」
久子「まぁ、なんとかなるだろ、アタシら三人と沙織がいれば」
沙織「そんなぁ?」
好子「う?ん、では武部殿は単騎で相手を探してください」
沙織「え?で、でも私だけで動いてて見つかったらどうするの!」
百合「その時はやられないように、ちょこちょこ逃げ回って下されば結構ですよ」
沙織「そんな簡単に言わないでよ…」
27:
― 観戦席 サイド
しほ「ケイさん、戦車だけでなく人員までお借りして申し訳ありません」
ケイ「気にしないで、一緒に来たウチのメンバーもしほ達のタクティクスを肌で学べるんで、こっちとしてはサンクスよ!」
ケイ「ところで、シホはサオリ達にはどんな指示を出したの?」
しほ「私があれこれ言わなくても沙織さん達ならやってくれると思ってますので特には」
ケイ「ワオ!信頼してるのね?」
???「失礼、こちらに座らせていただいてもよろしいでしょうか?」
28:
マドレーヌ「失礼致します」ペコリ
しほ「貴女は…」
マドレーヌ「マジノ女学院戦車道、前隊長のマドレーヌと申します」
ケイ「ハイ!マドレーヌ、久しぶりね!」
マドレーヌ「ケイさんもお変わり無いようで」ニコ
しほ「はじめましてマドレーヌさん、僭越ではありますが、本日は私達がマジノへお邪魔させてもらっています」
マドレーヌ「ありがとうございます、西住流家元のご指導ともなればエクレールもさぞ喜ばれるでしょう」
しほ「あ、マドレーヌさん、今回の私は家元ではなく、『大洗から来たマジで恋する四十前な女子高生 西住しほ』ですので」
マドレーヌ「そ、そうですか…」
29:
― 試合前
エクレール「ルールは四輌での殲滅戦 これでよろしいでしょうか?」
好子「ええ、私達は異論ありません」
エクレール「では、よろしくお願いしますわ…そちらのリーダーは?」
沙織「え…しぽりんいないし、誰が代表によしりんかな…」
好子「いえいえ、私達のリーダーは武部殿ですよ」
沙織「え?私ぃ!?」
百合「ええ、沙織の御頭しかおりませんわ」
久子「頼むぞ、大統領!!」
好子・百合・久子「「「 よっ!太っ腹!! 」」」
沙織「お腹は関係ないでしょ!!やだもー!!」
エクレール「…そ、それでは良い勝負にしましょう…」ヒクヒク…
 スッ…
沙織「あ、握手だね、よろしくお願いします!!」
 ギュッ
沙織「…!?」
好子「武部殿ぉー、戦車に乗りますよー」
沙織「うん、今行く」
沙織(エクレールさん、すごい汗かいてた…それに震えてたし…大丈夫かなぁ)
30:
……
……
― 試合中
 ゴゴゴゴ…
エクレール「まずは私とフォンデュ、ガレットの三輌で進軍します」
エクレール「索敵、発見後は相手をポイントまで引き入れ…カリソン、狙撃の方は任せますよ」
カリソン「了解ですわ」
フォンデュ「エクレール様!前方に敵車輌です!」
沙織「え?適当に走ってたらいきなり見つかっちゃったよ!」アワアワ
― 観戦席 サイド
マドレーヌ「どうやら、はぐれた一輌が捕まってしまいそうですわね」
ケイ「複数に追い回されるとなると、全国大会の時のウチのアリサと同じね」
しほ「さて、沙織さんどう動きますか」
沙織「と、とにかく逃げなくちゃ!後退!後退だよ!!」
31:
エクレール「まさか、こんなにも早く遭遇するとは…」
ガレット「どういたします?」
エクレール「まずは、この逃げる獲物を仕留めるとしましょう、周囲に伏兵が潜んでいるなら機動戦に持ち込むとしますわ」
フォンデュ「待ってください、エクレール様!逃げる戦車の前方から三輌が突っ込んできます!」
エクレール「なんですって!」
 …ゴゴゴゴ!!
沙織「みんな!!」
好子「武部殿!お待たせしました!!」
百合「五十鈴百合、推参ですわ!!」
久子「生きてるか、沙織、私はまだ生きてるぞ」
沙織「おばあ!そういうこと言わないの!!」
ケイ「ヨシコ達の三輌が駆けつけてきたけど…」
マドレーヌ「些か、度が出過ぎではありませんか?」
しほ「…ふむ」
32:
エクレール「こ、このスピードで向かって来るの!?」
フォンデュ「エクレール様!どういたします!」
エクレール「ぐ…このまま正面からぶつけられてはひとたまりもありません!」
エクレール「密接して突撃する三輌をやりすごして、後方のカリソンに狙わせるか、もしくは、向こうが反転する前に先んじて攻めて行きます!」
ガレット「ウイ!」
ケイ「エクレール達は受け流して、反撃に出ようとするみたいね」
マドレーヌ「それに対して、御婦人方は構わず直進してますわ…大丈夫なのでしょうか」
しほ「アレをやるつもりね」
33:
― シャーマン車内
久子「いいかい!ビビッてアクセルを緩めるんじゃないよ!」
サンダース生「イエス!マム!」
好子「タイミングは私達が指示しますので心配しないでください!」
サンダース生「イエス!マム!」
百合「勝機は相手との交差直前の一瞬、集中あるのみです!」
サンダース生「イエス!マム!」
ケイ「くおぉ?!!このままじゃ!」
マドレーヌ「ぶつかってしまいますわ!減しなくては!」
しほ「いえ!ここでアクセルを全開です!!」カッ!
好子・百合・久子「「「 そして、ハンドルを右に!! 」」」
サンダース生「「「 イエス!マム!! 」」」
34:
 ギャギャギャ!!
エクレール「三輌同時のド、ドリフトぉ!?」
フォンデュ「側面を取られた!!」
ガレット「しまった!」
ケイ「あ、あの動きは…」
しほ「本家には劣るかもしれませんが、あの三人が揃えばあれくらい造作もありません」
マドレーヌ「確か、あれは…大学選抜戦で見ました…」
しほ「ええ、ケイさんには苦い思い出になりますね」
ケイ「うぐっ…忘れもしないわ、アレは…」
百合「いただきます」
 ズドンッ!!
ガレット「くぁっ!」…シュポッ!
フォンデュ「ガレットさん!!」
マドレーヌ「大学チームのバミュー…」
しほ「ババーダアタックです」キリッ!
マドレーヌ「え?」
ケイ「へ?」
しほ「ババーダアタックです」キリッ!
35:
エクレール「カリソン、三輌を撃って!一輌でも崩せれば、こちらも押し返せます!」
カリソン「ウイ!」
 ガガガガ!!
久子「ほれほれ、動きについてこれるか?」
カリソン「ぐっ…狙いが…定められない!」
マドレーヌ「流れるような動きで捕捉ができないようですね」
ケイ「あのフォーメーションでナオミも狙いが絞れず撃破されたのよ」
しほ「予測もつかない動きと連携で相手を殲滅する、この技の真骨頂です」
好子「落とさせてもらいます!」
 ズドンッ!!
カリソン「うぐっ、申し訳ありません!エクレール様!」…シュポッ!
36:
エクレール「そんな!?二輌も落とされてしまうなんて!」キリキリ!(そんな…)
フォンデュ「ど、どういたしますか!?」
エクレール「とにかく、ここを離れて態勢を建て直し…」(どうして…)
 ゴゴゴゴ!!
フォンデュ「あれは!、さっきの逃げていた一輌!?」
エクレール「なんですって!!」
沙織「す、隙ありだよ!」
 …ズトンッ!!
エクレール「きゃあッ!!」…シュポッ!
フォンデュ「エクレール様!」
エクレール「うぁっ…」(こんな…結果だなんて…)
エクレール「…っ」(私は…マジノの隊長として…)クラッ…
 ガクッ…
「…エクレール様!?、エクレール様ぁ!!」
………
……

41:

……
………
エクレール「……うぅ」
しほ「大丈夫ですか」
エクレール「し、しほ様っ!?」ガバッ!
しほ「無理に動いてはよくありません、まだ休んでいなさい」
エクレール「そ、それより!試合の方は!!」
しほ「…残念でしたね」
エクレール「あぁ…」ズキン…ズキン…
エクレール「!!…うぶっ!」(ダメっ…!我慢しなくちゃ!)
 
しほ「……」
42:
エクレール「…はぁっ…はぁっ…」
エクレール「…ううっ…」
エクレール「何が、サン・シール流戦術よ!何が新しいマジノ女学院よ!!」ガッ!ガッ!
しほ「……」
エクレール「折角来て下さった、西住しほ様に何もお見せできずに…」
エクレール「その上、隊も見届けられず、気絶なんて醜態を…」
エクレール「私なんて…隊長失…」
しほ「そこまでです」
43:
しほ「その先の言葉は許しません」
エクレール「し、しほ様…でも、私は…どうしたら…」ウルウル…
しほ「今、言葉は必要はありません」
しほ「我慢しなくてもいい、総てを吐き出しなさい、貴女は今、泣いて…いいのです」
エクレール「う…ううっ…」ジワァ…
エクレール「うあぁぁぁぁぁ…!!」ポロポロ…
エクレール「!!…うぷっ!!」
エクレール「ぅおぇッ…!」
 …ビチャ、ビチャッ!
 
しほ「……」(ええ、総て吐き出してスッキリしなさい…)
エクレール「…ぶぅおぇッッ!!」
 オロロロロロロロロ…
しほ「……」(う、うん!?)
エクレール「…ぐぼぉおぇッッッ!!!」
 ダババババババババ… 
しほ「…だ、大丈夫?」オロオロ…
マドレーヌ「エクレール…」
44:
ケイ「い、行ってあげないの?マドレーヌ」
マドレーヌ「行ってあげたいですわ!行って、あの子を抱きしめてあげたいくらいです!!」
ケイ「いや、もの凄い勢いで吐いてるけど…介抱しなくて大丈夫なのアレ?」
マドレーヌ「エクレールは、いつもあれくらいです」
ケイ「そ、そう…」
マドレーヌ「それでも行けません…私はあの子にマジノの全てを押し付けて去った身ですから…」
ケイ「まぁ、確かに面と向かっては会えないわよね」
ケイ「バット!会えなくても…こういう方法もあるんじゃなくて?」スッ…
マドレーヌ「これは…全く、サンダースの隊長の人たらしには感服しますわ」
ケイ「ウチは大所帯だからね、こういう処世術は色々と覚えちゃうのよ」
マドレーヌ「では、お願いしてよろしいですか」
ケイ「イエース!まかせて!」
エクレール「…ぐすっ」
しほ「お、落ち着きましたか?」
エクレール「…はい」
しほ「じゃあ、少しお話をしましょうか」
45:
しほ「エクレールさん、戦車道は好きですか?」
エクレール「も、もちろんです、もちろん好きです!…けど」
しほ「…けど、上手く行かない事ばかりだから、自信を持って好きとは言えなくなってる、かしら?」
エクレール「…はい」コクン
しほ「その気持ちは当然わかります、それに加えて隊長としての重圧もあるのですから」
しほ「でも、エクレールさん、貴女は一人で戦車を動かすつもりなんですか?」
エクレール「…!!」
しほ「演習場の方を見て下さい」
エクレール「え」
46:
 ギャギャギャ!!
エクレール「戦車が走っている…」
好子「いいですか!副隊長は隊長が次に何をするかを予想し考え、それが行いやすいようにしなくてはいけません!!」
好子「ただ付き従えば良いと言うものではないですからね!」
フォンデュ「は、はい!!」
フォンデュ(そうよ、エクレール様がもっと戦えるように私が!)
百合「機動戦での砲撃は集中力だけでなく、動きの中の一瞬の匂いを嗅ぎ分ける事が肝要です」
カリソン「か、嗅ぎ分けるコツは?」
百合「ん?、反復あるのみですね」
カリソン「んな殺生なぁ?」
久子「操縦も同じだ、相手との動きを予測して撃ちやすい位置取り、流れを読む」
久子「あとは砲弾飛び交う中でも動じない胆力だな」
ガレット「わ、わかりました!」
久子「すまし顔が戦闘中いつでもできてるくらいになれば上等だぞ」
ガレット「くっ…やってやるわよ!!」
久子「おー、がんばれ、がんばれ」
好子「それでは、心苦しいのですが…実践の為なんです!」
百合「お願いするのは不本意なのですが…生贄となってください」
久子「マジノ全員で追いかけるから逃げ回れ…止まるんじゃねぇぞ」
好子・百合・久子「「「 沙織さん!! 」」」ニコ!
沙織「今回こんなのばっかじゃん!やだもー!!」
エクレール「フォンデュ、ガレット、カリソン…皆…」
しほ「どうです?マジノの皆さん、貴女の期待に応えようと必死なんですよ」
47:
ケイ「ハーイ!お邪魔するわよ!」
エクレール「け、ケイさん…見てたのですか…」
ケイ「見てたわよ?せっかくの美貌がゲロで台無しじゃない!ほら、これ使って」
エクレール「あ、ありがとうございます…これは?」
ケイ「そこで親切な人に?水と一緒に渡されてね?」
エクレール「!?、このハンカチは…水のペットボトルに何か書いてある…」
『 Bon courage  』(頑張りなさい)
エクレール「!!」ウルッ(間違いありません…マドレーヌ様ですわ)
しほ「エクレールさん」
48:
しほ「戦車を走らせ操縦するだけなら一人でもできるかもしれません」
しほ「ですが、戦車が戦車足り得る為には、砲弾を込める装填、中てる為の砲撃、狭く限られた中で情報をまとめる通信…」
しほ「そして、それらを長が統括して始めて戦車と呼べるのです」
エクレール「……」(そうですわ…)
しほ「それに加えて、整備や協会、挙げればキリがないですが、様々な人が関わり繋がりあう事で道ができるのです…それこそが…」チラッ
ケイ「!!」
しほ・ケイ「「 ザッツ!戦車道なのよ!! 」」グッ!×2
エクレール「……」(私は独りで見ているだけで廻りを見ていなかったのよ…)
ケイ「オウ、リアクションがないわね」
しほ「ふふっ、どうやら気づいたようですね」
49:
しほ「そもそも、私達がここへ来たのも、フォンデュさんとガレットさんが貴女を心配しての事だったのよ」
しほ「まず二人がマジノと付き合いの深いアンツィオを頼り、そして私達へと話が回って来たのです」
エクレール「そうだったのですか…あの二人が…そしてアンチョビさんにまで…」
……
……
― 一方その頃の アンツィオ
ペパロニ「アタシが二人のツインテールの片方を解くから、カルパッチョはもう片方を頼むな」
カルパッチョ「わかったわ」
アンチョビ「……」(顔が…)
千代「……」(近い…)
ペパロニ「姐さん達、もっとくっ付いてくれないと解けないッスよ」
アンチョビ「お、おい!バカ!押すな!これ以上近づけると…!!」
千代「ちよ、ちょっと、ペパロニちゃん、駄目よ、このまま近付いちゃうと…!」
ペパロニ「ゴチャゴチャ言ってないで近付いてくださいー」グイッ
カルパッチョ「あ」
 ぶちゅうぅぅ
アンチョビ「んむー!!」(わ、私のファーストキッスがぁぁ!)
ペパロニ「おおっ!良いッスよ!姐さんそのままでじっとしててください!」ホドキホドキ
アンチョビ「んむー!!んむー!!」(ひぃぃぃ!早くほどいてくれぇ?!)
千代「んんっ…////」(キスなんて久しぶりね…舌は…入れたら不味いわよねぇ…)
アンチョビ「んむー!んむー!」(なに?なんで?千代さんの顔が赤くなっているんだ?)
ペパロニ「こうして、こうで…よっしゃ!解けたッス!」
カルパッチョ「うわ…すごいキス…私も、いつかたかちゃんと…ハァハァ…////」カラミカラミ
ペパロニ「だぁぁぁ!!カルパッチョ、なに余計に絡ませてるんだよ!!」
カルパッチョ「あ、つい二人のキスに見惚れて…手元が」
アンチョビ「んむー!!」
……
……
しほ「ええ、アンチョビさんも、きっと貴女の事を思っているでしょう」シミジミ
50:
エクレール「これほどの方々に想われていたのに気づいていないなんて…」
エクレール「私も隊長として…まだまだですわね」
エクレール「そうですわ!時間はあるのですから、しほ様、引き続きご指導を!」
しほ「ふふっ、勿論です」ニコ
ケイ「オウ!シホ、今度は隊長の発言を制止しないのね」
しほ「ええ、今の彼女には自嘲はあっても自棄ではありませんから」
ケイ「ハーイ!じゃあ、エクレール!私からもワンポイントいいかしら?」
エクレール「け、ケイさん」
ケイ「だいたいねー、エクレールは真面目すぎるのよ、隊長がパーフェクトである必要なんてないの」
エクレール「そうなんですか」
ケイ「そうそう、ウチなんて作戦はアリサ、隊の訓練とかはナオミ達に丸投げしたりしてるわよ」
しほ「サンダースほどの規模になると、一人では出来ることも限りがありますからね」
ケイ「イエス!隊長なんてのは失敗した時に頭を下げる事だけを真面目にやればいいのよ!」
エクレール「そ、そういう考え方もあるのですね…あ、あの、ケイさんは隊長をしていて辛くなることはないのですか?」
ケイ「当然あるわよー、確かに色んなことでストレスを感じたりもするし」
ケイ「バット!そんなときはエクレールが胃薬を飲むのとは違って私はストレスを発散させて切り替えてるわよ!」
エクレール「ストレス解消ですか、それはどのようなことで?」
51:
ケイ「 おもいっきり食べる! 」キッパリ
エクレール「まぁ」
ケイ「カロリーとか何も気にしないで食べて、熱いシャワーを浴びて、ぐっすり寝て気持ちをリセット!」
ケイ「沈んだ気持ちじゃ、出来ることも出来ないからね!」
エクレール「なるほど…」
ケイ「だから、エクレールも胃薬じゃなくて、今度は私とレッツ!一緒に食べにいくわよ!」
エクレール「ぜ、善処いたしますわ」タジタジ
しほ「ケイさんらしいですね、でも私も高校時代の辛い時は同じようにしていました」
エクレール「し、しほ様も?」
しほ「もちろんです、エクレールさんは昔の映像の中での私しか見ていませんが、同じように泣いたり吐いたりしていたのですよ」
エクレール「信じられませんわ」
ケイ「その時のシホのストレス解消法ってのは?」
しほ「ええ、内容としてはエクレールさんの薬の意味も兼ねていますが…」
しほ「 酒 ですね 」キッパリ
52:
エクレール「さ…け…?」キリキリ…
ケイ「こ、高校生の時の話よね?」
しほ「ええ、そうです」
エクレール「あの、これとんでも無い事を聞かされたと思うのですが…」ヒソヒソ
ケイ「お、オゥ…私もそう思う」
しほ「ああっ、懐かしいわ、そう高校時代の事を…」
………… 
………

53:
― 黒森峰 戦車倉庫
しほ(高校三年)「島田流め!私の高校戦車道、有終の美に水を差して!!」ドン!
しほ「でも焼酎は水を差さずにストレートで飲んじゃう!!」グビー!
しほ「全国大会三連覇、そして無限軌道杯の優勝で幕を下ろすはずが…くやしい!でも…飲んじゃう!」グビー!
常夫「あ、あの西住さん…」
しほ「あぁ?黒森峰の雇われ整備士さんがなんですかぁ?」プハー
常夫「い、いや…その、よくないと…」(さ、酒臭い…)
しほ「あぁん!?」
常夫(ひいぃ、怖い…でも飲酒が露見して戦車道が出来なくなったら、職が…食い扶持がなくなる!諌めないと!)
常夫「に、西住さん!!お酒は飲まないで!!」
しほ「うるさいですね…」グビグビグビ
常夫「体にもよくないし!」ガシッ!
しほ「ひゃあッ!!」
54:
しほ「…な、なんで、私なんかを気遣うんですか」ドキドキ…
常夫「え?」(どうしよう…職を失わない為なんだけど…)
しほ「聞かせて…ください////」
常夫「(この整備士の仕事が)好きだからです」キリッ
しほ「…え」キュン!
常夫「だからお酒を飲んでもらったら(仕事として)困るんです!」
しほ「そこまで(私を)想っていてくれるなんて…」キュンキュン!
しほ「我慢できない…」
常夫「ん?」
しほ「我慢できんばい!!整備士さん…確か名前は…常夫さんですよね?」
常夫「え、ええ、そうですが」
しほ「抱いて下さい」
常夫「え」
55:
常夫「いやいやいや、なんで?なんでそんな話になるの!?」
しほ「あんな事言われたら、もう止まれません!!」
常夫「こ、こういうのは段階を踏んでからですね…まずは交換日記からとかで…」
しほ「交配日記から始めましょう!!」
常夫「……」チーン
常夫「ほ、ほら、ここは戦車倉庫だし人目もあるし、とりあえず日を改めて話し合いを…」
しほ「……」キョロキョロ…
ティーガー「……」
しほ「ちょうど都合の良い戦車がありますねぇ…」ニヤリ
しほ「では戦車道らしく、戦車の中で愛し…話し合いをしましょう」ガシッ!
常夫「いやぁぁ!離してぇぇッ!!」ジタバタ!
しほ「西住流から逃げられるという選択肢はありません」
しほ「さぁ、行きますよ!!」ズルズル
56:
ティーガー「……」バタン!
しほ「この車内なら人目に付きませんね…ハァハァ…」ヌギヌギ…
常夫「だ、駄目だって!こんな事!!」ガタガタ…
しほ「そうは言いますが、股座が熱うなっておるではないですか」サスサス…
常夫「お止めくだされぇ…西住殿ぉ…」
しほ「これより、貴方様にはいのちの精を、西住に精をお注ぎしていただく!!」キリッ!
常夫「あわわわ…」
しほ「下着の腰紐が解かれ申したぁぁぁーっ!!」
常夫「いやぁぁぁぁっ!!」
(※推奨BGM 緊迫する戦況です!)
ティーガー「………」ギシ…
ティーガー「ほあああああああああ!!!」ギシギシギシ!!
常夫「し、しほちゃん!激しくしないで!!」
しほ「うるさいですね」ギシギシギシ
しほ「ウプッ…ですが、激しい上下運動でさっきの焼酎が…常夫さん!限界です!出します!」オロロロロロ!!
常夫「ひゃあッ!」ビシャーッ

……
………
しほ「…思いだすわぁ」
エクレール「うおぇぇぇぇッ!!」オロロロロロ…
ケイ「エクレールゥッ!!」
57:
エクレール「げほ…そんな事実知りとうなかったですわ…」
ケイ「う?ん…その話に出てきた、シホがダーリンに装填された戦車って…まさか…」
しほ「ええ、まほが乗っているティーガーです」
ケイ「オゥ…」
エクレール「ぶぉぇぇぇッ!!!」ダババババ…
エクレール「聞きたくも知りたくもなかったですわぁぁぁ!!」
ケイ「つ、ついでに聞くけど、その時に命中したなんて事は…」
エクレール「ケイさん、これ以上ほじくらないでぇぇぇ…」キリキリ!
しほ「どこぞのカイザーではありませんからね、一発必中とはいきませんでした」
ケイ「確かにマホの誕生日を考えればそうよねー」
58:
エクレール「ハハハ…もう滅茶苦茶ですわ…憧れの西住しほ様が、こんな方だったなんて…」
しほ「エクレールさん御存じ?『憧れは理解から最も遠い感情』なのよ(ダージリン真似)」
ケイ「藍染惣右介ですね(ペコ真似)」
しほ・ケイ「ダァーッハッハッハッ!!」
エクレール「ケイさんまで?」
ケイ「アーハッハッ…ソーリー、でもこれくらい、おバカしないと隊長なんてやってられないわよ!」
エクレール「ちょっと前までの自分でしたら否定していましたけど、今ならなんとなく解ります…」
しほ「じゃあ、そんなエクレールさんにバカになれる魔法を教えてあげましょう」
エクレール「え?」
ケイ「ワオ!シホ!アレをやるのね!!」ワクワク!
エクレール「え…なんなのですか…」
しほ「貴女に私の“とっておき”をくれてやりましょう 」キリッ!
エクレール「襟をわざわざおっ立ててまで言う“とっておき”って…」
― 同時刻 聖グロ
ダージリン「ひっくっしぃ!」
オレンジペコ「くしゅん!」
ダージリン「…誰か噂でもしているのかしら?」
オレンジペコ「冷えただけですよ、暖かい紅茶をご用意します」
ダージリン「なんでしょう…この胸騒ぎは…」
62:
――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪
エクレール(あんこうスーツ)「こ、これが、とっておきなのぉ!?」バッバッ!
しほ(あんこうスーツ)「ええ、これこそが、私のとっておきです!!」
フォンデュ(あんこうスーツ)「ああっ、エクレール様が…そうよ!次にエクレール様がどうするか、考えないと…やっぱり嘔吐かしら?」バタバタ!
好子(あんこうスーツ)「ほらほら、隊長に気取られて踊りがおろそかになってますよ?!」
ガレット(あんこうスーツ)「この踊りの流れの中に…機動戦のカギがある…?」シュッ!シュバッ!
百合(あんこうスーツ)「ええ、そうです、隣のおばあちゃんは言っていましたわ、総ての道はあんこう踊りに繋がっていると」
カリソン(あんこうスーツ)「んな、わけあるかい!」クルクル!ビシッ!
久子(あんこうスーツ)「せやかて、クレソン…アタシらは、この踊りでこれまでやってきたんでんがな」
カリソン「カリソンや!あと、その喋り方もやめや!」
ケイ(あんこうスーツ)「イェーッス!やっぱりシホ達が揃ったなら最後はANKOUダンスよね!!」
沙織(あんこうスーツ)「ケイさん…なんでそんなに楽しそうなんですか…」
63:
ケイ「こんなパワフルでエネルギッシュな事が楽しくないわけなんてないじゃない!!」
エクレール「…うふふ、アハハハハ!!」
沙織「え、エクレールさん?」
フォンデュ「大丈夫ですか!?ゲロのお時間ですか?鬼太郎袋?洗面器?いいえゴミバケツくらい持ってこないと!!」
エクレール「心配いりませんフォンデュ、もう吐く物はありませんわ!ええ、弱音さえもです!!」
エクレール「今日一日で色々な事を学びました…ハッキリと言います、私達は弱いです」
フォンデュ「エクレール様…」
ガレット「いきなり弱音じゃない」
エクレール「続きがありますの!だから強くなろうと私は躍起になっていました」
エクレール「私が強くなって皆を引っ張ればって思っていました…でも」
エクレール「…でも、もっと強くなりたいって気持ちは皆同じだというのに気づいていなかったの!」
エクレール「だから、お願い!こんな私とですが一緒に強くなれるよう歩んでください」ペコリ
64:
ガレット「まったく…大洗の練習試合の時といい…進歩のありませんこと」
フォンデュ「ガレットさん!」
ガレット「ですから、これからも私達が貴女を支えます、エクレール様の御心のままに前進してください」
カリソン「負担も分けて喜びも分かち合う、いいことやないですか」
フォンデュ「ガレットさん…カリソンさん…も、もちろん私もです!!」
エクレール「皆…本当にありがとう!」ウルッ…
沙織「なんか、よくわかんないけど、結果オーライなのかな?」
しほ「ええ、そうですよ沙織さん、じゃあ!良い話でまとまった所で…」
好子「新生マジノ学園のお披露目とまいりましょう!!」
エクレール「お披露目ぇ?」
百合「他校に見せつけてさしあげるのですよ」
久子「おケイ、準備はいいか?」
ケイ「オッケーイよ、オバア!さぁマジノの皆も、スーパーギャラクシーにハリーアップ!!」
フォンデュ「え?では着替えてまいり…」
しほ「いえ、その格好のままでいいですよ」
ガレット「こ、こんな恥ずかしい格好で!?///」
カリソン「私達、芸人じゃないのですが…」
久子「こまけえ事はいいんじゃよ!」
エクレール「武部さん、あの…西住しほ様は、いつもこんな事を…」
沙織「うん…そうだよ…、いつも、こうなんだよね…」
65:
しほ「では出発です!」
ケイ「イエース!まかせて!!」
 キュイイイン!!(飛び立つ、スーパーギャラクシー)
マドレーヌ「…エクレール、遠くからですが私も見守っていますよ」
 ???
マドレーヌ「これは…忘れ物かしら?」
沙織「それで、しぽりんお披露目するってどこに行くの?」
しほ「それはですね…」
……
……
66:
……
……
― 同時刻 聖グロ
オレンジペコ「ダージリン様、紅茶です」
ダージリン「いただきますわ」
― 同じく同時刻 大洗 秋山理容店
優花里「西住殿、粗茶とお菓子よかったらどうぞ」
みほ「優花里さん、ありがとう」
― さらに同時刻 黒森峰
小梅「隊長、コーヒーを淹れました」
まほ「ああ、すまない」
67:
― 聖グロ
ダージリン「茶柱は…ありませんわね」ホッ…
オレンジペコ「ダージリン様が茶柱を嫌がるので、一々濾すの大変なんですよ」
― 大洗
みほ「あっ…茶柱が…」
 トプン…
優花里「ああ、せっかく立った茶柱が沈んでしまいましたね」
みほ「う、うん…」(何だろう、ホッとしたような…よかったのかな)
― 黒森峰
まほ「なぁ、なんでコーヒーに茶柱が立っているんだ?」
小梅「縁起がいいですね」
まほ「……」(何だ、この胸に込み上げてくるモヤモヤは…いやな予感が…)
エリカ「隊長!!」
68:
まほ「どうした、エリカ」
エリカ「こちらに向かっている輸送機があるのですが」
まほ「機体と所属は?」
エリカ「C-5M、サンダースです」
小梅「あれ?ウチへの着艦予定なんてないはずですよね?」
エリカ「そうなのよ、だから隊長の方で何か聞いているかと思いまして」
まほ「いや…私の方は聞いてないな…わかった、ケイに連絡してみよう」
 ピッ
まほ「こちら、黒森峰女学園、西住まほだ」
ケイ『ハーイ!マホ!元気?』…ア…アアン…
まほ「ケイ、輸送機がこちらに向かっているのだが」(後から騒音?音楽でも流しているのか)
ケイ『私も乗っているわよ!ソーリー、連絡してなくて』…アン…アアン♪
まほ「何かあったのか?」(なんだか、聞き覚えのあるような…?)
ケイ『ちょっと、見せたいものがあってねぇ?』
まほ「なぁ、その後ろから流れている、スチャラカな曲はまさか…」
――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪
しほ『ハーイ!マホ!遊びに来たわよ!!』グッ!
まほ「うわぁぁぁぁぁ!!お母様ぁぁぁぁだぁぁぁ!!」ガクガクブルブル
69:
 プツッ!(通信カット)
まほ「学園艦、対空戦用意!!」
エリカ「そんな装備ないですよ」
まほ「ならば、全車輌、準備!!目標はC-5M!!」
エリカ「無理ですって届きませんよ…戦車道の戦車なんですから」
まほ「ああぁ!どうすれば撃墜できる…このままでは、お母様が…お母様が来る!!」
小梅「取り乱していますけど、実の母親を叩き落す気は満々なんですね」
エリカ「隊長…」
エリカ「副隊長より意見具申」
まほ「エリカ!?」
70:
エリカ「ウチのヘリをサンダースにぶつけます」
小梅「確かに空の事は空で片付けるのが手っ取り早いですね」
まほ「だが、操縦はどうする?自動操縦なんて機能はないぞ」
エリカ「私が乗ります」
まほ「なっ!?エリカ、危険すぎる!」
エリカ「ですが、現状ではこれしかないかと」
まほ「しかし、お前にもしもの事があっては!」
エリカ「大丈夫です、この時の為に“アムロ再び”を何度も見てシュミレーションしてきました」
まほ「……」
エリカ「TV版も劇場版も両方です」
まほ「し、しかしだな…」
エリカ「隊長…、いいえ、まほ」
まほ「!!」ドキッ
エリカ「私が守護るわ」キリッ
まほ「エリカ…」
???「まったぁー!!(まほ真似)」
71:
小梅「なに一人だけ、良いカッコしようとしてるんですか」
エリカ「小梅」
小梅「その手伝い、私にもさせて下さい」
まほ「こ、小梅まで…」
エリカ「危険よ、無事に帰れるかわからないのよ」
まほ「そうだ、お前まで…」
小梅「エリカさんと二人でなら確率は上がります、それに助けたいという気持ちは同じですから」
まほ「小梅…」
エリカ「わかったわ!時間はないからすぐに出るわよ!!」ダッ!
小梅「はい!」ダッ!
72:
 バラバラバラバラ!!
エリカ「では行ってきます」キリッ
小梅「あとは頼みます」キリッ
まほ「あ、ああ…」
 バババババ…!!
 …バババ!
  …ババ…バ…
まほ「あの二人が乗ったヘリ…、逆方向に飛んでいる…」
 ピッ
まほ「エリカ…方向が違うぞ」
エリカ『申し訳ありません隊長、実家の部屋の電気を消し忘れたので消してから向かいます』
小梅『エリカさん、急がないと!電気料金が大変なことに!』
エリカ『ええ、では通信圏外になるのでー、切りま』ブツッ
まほ「……」
まほ「エリカぁぁぁ!!小梅ぇぇぇ!!」
73:
 キュイイイン…
ケイ「ハーイ!マホ!遊びに…」
まほ「うわぁあぁぁぁぁ!!いつもだ!!いつも!!いつも!!私ばっかり!!」バンバン!
エクレール「黒森峰に着いて、いきなり目にしたのが号泣している西住まほさんとは…」
フォンデュ「あれが高校戦車道、最強の人…!?」
ケイ「オゥ…」
まほ「ケイ、教えてくれ、私は後、何回踊ればいい!!」
まほ「後、何回エリカと小梅に逃げられればいいんだ?」
まほ「お母様の事になると、みほは何も言ってくれなくなる…教えてくれ」
ケイ「知らないわよ」キッパリ
まほ「ケイ?」
しほ「まほ」
まほ「お母様…」
74:
しほ「お母さん、今日はまほの顔を見たかったのよ」
まほ「は、はぁ…」
しほ「マジノのエクレールさんがね、黒森峰の頃の私を知っていてね?」
しほ「まほのティーガーに乗ってた学生時代を思い出して来ちゃったの!」
エクレール(あれが…)
ケイ(ゲロとか色々な液にまみれたティーガーね!)
まほ「そ、そうなんですか…マジノも遠いところから…後、母が迷惑をかけたようで…」
フォンデュ「そ、そんなことはないです!」
ガレット「ええ、西住流、大変勉強になりました」
まほ「一応言っておくが、そのあんこうスーツとあんこう踊りは西住流とは無関係だからな」
カリソン「へ?そうなんですか」
まほ「もういや…」
75:
ティーガー「……」
エクレール(あの戦車の中で…///)
ケイ(クレイジーにも程があるわよね?)
沙織「どうしたの?二人とも、さっきからまぽりんの戦車を眺めて」
エクレール「な、なんでもありませんわ!!」アセアセ
ケイ「ふふ?ん、サオリには悪いけど、これは私とエクレールだけのシークレットなの!」
しほ「さぁ!久々の黒森峰でハッスルするわよ!!」
好子「当然、ダンスだけじゃなく戦車道もしますからね!」
ケイ「イエス!じゃあ、サンダースからも呼び寄せて、三校合同でやりましょうか!」
まほ「わかった…付き合うから、もう、好きにしてくれ…」
フォンデュ「な、なんか凄い事に…」
ガレット「ええ…そうね」
エクレール「でも、このメンバーの中で揉まれ続ければきっと私達の成長になりますわ!」
カリソン「“鉄を叩いてこそ鍛冶屋”って事ですね!!」
エクレール「ええ、皆さん、それでは行きますわ!!」
エクレール(見ていてください、マドレーヌ様、私…いえ、私達は強くなりますから!!)
………
………
76:
………
………
― 一方、その頃 マジノ
アンチョビ「やっと着いたぞ!マジノ女学院!!」
ペパロニ「髪解くの大変だったスね?」
アンチョビ「そのせいで、私の…私のファーストキッスが!!」ワナワナ…
カルパッチョ「す、すいません…」
千代「千代美ちゃんの唇、ほんのり味噌味で大変おいしゅうございました」ニッコリ
ペパロニ「アンチョビ姐さん、まだ味噌舐めるの続けてるんスか?」
アンチョビ「う゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!!西゛住゛流゛め゛!!ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
 バンッ!!
アンチョビ「ア゛ン゛ツ゛ィ゛オ゛高゛校゛だ!! 動゛く゛な゛!!」
マドレーヌ(あんこうスーツ)「これは…なかなか刺激的な衣装で…ッ!?」
アンチョビ「おい、マドレーヌ…なんだ、その格好は…」
ペパロニ「マドレーヌの姐さん、久しぶりッス」
マドレーヌ(あんこうスーツ)「あの…その…/////」
カルパッチョ「こちらに西住しほさん達が来ていると思うのですが…」
マドレーヌ(あんこうスーツ)「ウチの学校の子達を連れて飛び立っていきましたわ////」
千代「ああ…一足遅かったのね…今回は良いとこなしだったわね…私達」
アンチョビ「おのれ、ママさんチームめェェェーッ!!」
 END
77:
 ― 関係ないオマケ 1 高校時代のしほ
沙織「しぽりんが高校生の時の黒森峰ってどんな感じなの?」
エクレール「現在の常勝校、黒森峰の礎を作りあげたのは、しほ様達のなのですよ」
沙織「達?他にも凄い人がいたんだ」
しほ「ええ、幸運にも一つ下に井上、二つ下に久川って各学年で隊長格を張れる優秀な後輩がいましてね」
エクレール「その三人を“戦車道の三女神”だなんて世間は持て囃したりしましたわ」
沙織「へぇ?、今のしぽりんからじゃ考えられないね」
しほ「……」
沙織「その後輩はどんな人なの?」
78:
しほ「二つ下の久川は、そうねぇ、この中だと…カリソンさんが似てるかしらね」
カリソン「ふぇ、私ですか?どのあたりが似ているでしょうか?」
しほ「普段は上品ぶってるけど、素になったりブチ切れると関西弁になるとこ」
カリソン「方言かい!」ビシッ!
しほ「よく、あの子の戦車にチャベス号って書いて怒らせたりしたわぁ?」シミジミ
沙織「それでそれで、一つ下の井上って人は?」
しほ「……」
しほ「…17歳です」
79:
沙織「そりゃ、高校二年生だから17歳でしょ」
しほ「…今でも、17歳なのです」
沙織「え?どういう事?」
しほ「私が聞きたいですよ…高校時代が忘れられないのか…いまだに自分は17歳だって言って憚らないですから」
しほ(マジノ制服)「全く、いい年して何をしているんでしょうねー」
沙織「しぽりんがそれ言うんだ…」
エクレール「うぐぐ…」キリキリ!
80:
 ― 関係ないオマケ 2 年齢シャッフル同盟
Q、話の中で手の甲にトランプマークが出てきましたが、残りを教えて下さい
しほ「私がキング・オブ・ハートで…」
百合「私がジャック・イン・ダイヤでしたわね」
好子「そして、私が…クイーン・ザ・スペードなんです!」
久子「ブラック・ジョーカーのヒサコ・マゴガスキーだ」
沙織「私に描かれた…これ、クラブのエース?」
しほ「似合っているわよ、ゼク・ゼクシィ」
沙織「ちょっと!変な呼び名つけないでよ!!」
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