山にまつわる怖い話『実在した人柱伝説』『はやく来いぃ』『ストーカーを尾行した結果』他back

山にまつわる怖い話『実在した人柱伝説』『はやく来いぃ』『ストーカーを尾行した結果』他


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う、怖いよぉーー
120: あなたのうしろに
変な幽霊話より、こういう人間の狂気の方が怖い
126: あなたのうしろに
ワラ人形取り返しに来たって事は、持って行くトコを見ていたって事?
((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
89: 1/2 04/01/21 16:38
実在した人柱伝説
地名は忘れたし、うろ覚えなんだけどどこかの民話で
山の上の池の主だか化け物だかが、洪水を起こし近くの村を沈めて
自分たちの住処を広げようと相談をしていた。崩れない堤にするには
人柱を埋めるしかないが、人間は知らないから安心だなどと笑っていた。
しかし旅の坊さんにそれを聞かれてしまう。
坊さんは逃げようとするんだが、気づいた主達は坊さんを捕まえて
命が惜しければ、誰にもしゃべるなと脅して解放する。
坊さんは逃げようとしたが、次第に村が不憫になり村人にすべてを話してしまう。
大慌てで堤の補強を始めたが、主の言うとおりなら村を守るには人柱を立てるしかない。
村人が悩んでいると坊さん自身が
「私は主との約束を破った為助からないだろう。ならば人柱になってこの村を救いたい」
そう言って自ら人柱になる事を申し出た。堤は完成し村は助かり坊さんは村人によって
祭られた。しかし時がたつにつれてその場所がどこだったのかは忘れられてしまった。
概ねこういった話。
90: 2/2 04/01/21 16:39
そんな昔話が伝わる土地で、ある時大きな工事をすることになった。
地面を何メートルも掘り進むうち大きな甕が見つかった。
甕の中には人骨が。一緒に僧侶の物らしい持ち物も納められていたらしい。
これは言い伝えにある村を救った僧侶の骨じゃないだろうかということになり
今では下からライトアップして、博物館だかに展示されているそうだ(死)
長々と駄文すいません。こんな話もあるから人柱伝説ってのもあながち
御伽噺じゃないんだろうなと思いまして。
まぁ実際にこんな感動的な事があったのかは分かりませんが。
坊さん、ライトなんかあてられて可哀想だ。それに写真いりだったんで
お化け屋敷に飾ってある骸骨みたいでした・・・。
100: あなたのうしろに
>>89
新潟の昔話の本にやっぱり坊さんの人柱の話があった。
山の地滑りを鎮める為に生け贄になった話。
やっぱり現代になってそのミイラが見つかったけど、ミイラを
掘り出したら、その山では頻繁に地滑りが起こるようになったそうだ。
107: 89 04/01/21 21:47
>>100
掘り出した後の事は知らなかった。サンクス
それにしても地元の昔話だったなんて・・・。
何年も前にパーキングエリアとかに置いてあるパンフみたいなので
読んだっきりとはいえ記憶力悪すぎ。逝ってきます。
110: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/22 08:11
心霊ホテルの調査
ちょっと長いけどご容赦ください。
俺がフリーの調査業をやってたころで
まだそれだけじゃなかなか食えない頃に経験したいくつかのお話の1つでつ
そのときに受けた仕事はとある出版社の心霊関係の
特集の調査で俗に言う心霊スポットを調査して、
それらは事実なのか調べる仕事でした。
そのときの調査で行った場所は関東のとある山の中の廃墟になったホテル。
まず心霊スポットだと言うとよくあるのが、
だれだれがそこで殺されたや自殺したという話で、
そのスポットもご多分にもれず、とある若い女の人が彼氏に殺されて
その廃墟の壁に埋められていて、その女が霊となってでるというものでした。
さっそくその殺人が実際にあったのかを調査しようと
まずその地域の図書館で事件がおきたとされる年代の新聞などをチェックしたり、
地元警察やそのスポットの地主、地元の人に聞き込みなどを行ったのですが、
そのような事件がおきた痕跡や記録はありませんでした。
111: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/22 08:13
そして最後に現調と調査報告に使う写真の撮影のため、
夜中に一緒に組んで仕事をしているもう一人の仲間の女性と
現場に撮影をしにいったときのこと。
さすがに人気のない山中ということもありかなり不気味。
建物のなかはかなりカビ臭い。
撮影は昼間でもいいのですがやはり夜の写真がいいというのが
依頼の内容に入っていたために夜中に現場へ向かいました。
とりあえず建物の外観や内部をカメラで撮影しはじめ、
あらかた内部の調査も終わったころに引き上げようと思い、
建物内部にいるはずの彼女に大きな声で
「そろそろ引き上げようか」声をかけた。
すると彼女が「あ、まってください。こっちの部屋にきてくれませんか」と
声をかけるのでそちらに向かうとなんの変哲もない部屋がそこにあった。
さっき通ったときはなかった気がすると思いながらも、
部屋に入るとなんだか魚が腐ったような匂いが
カビ臭い匂いと入り混じって悪臭がすごかった。
112: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/22 08:15
そして俺を呼んだはずの彼女はいなかったが、
特に気にもせず(移動したのかなくらいに思ってた)部屋を見ると
壁が一箇所だけ塗り替えたように色が違う。
「あぁ。これが噂の元になっているんだな
(壁に死体が埋め込まれたという噂)」と
思い撮影をしていると急に持っていた懐中電灯やカメラなどが
全て急に電源がきれてしまって使用不可になったんです。
暗闇の中で「参ったな…」と思ってると部屋に入ってくる足音が聞こえます。
「あのさ。明かりが消えちゃってつかないんだよ。
きりがいいから引き上げよう」というと彼女の声が
「もう少しだけここに残ろう・・・。ね?」と引き止めます。
俺が帰ろうといっても「もっと撮影したほうが・・」とか
「壁を掘り返しましょう」とかやたらと引き止めるんです。
「それならば明日にしよう」と帰ろうとすると
「待ちなさい!」と俺の手をにぎったんです。
その手の感触は今でも忘れません。
ぶじゅっ・・・と音がしたと思うと俺の手を
ものすごく柔らかくてすじばっているのに
どろどろしたような表現しがたいものがにぎったんです。
うわっ!と手を離すと彼女が一言
「もうちょっとだけここに残ろう。・・・ね?もうちょっとだから・・。」
113: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/22 08:20
その瞬間に俺は彼女じゃないと恐怖を感じ
その場から一目散に逃げました。
月明かりだけだったのであちこち体をぶつけて痛みも感じたけど、
それどころじゃなかった。
そして建物の外に出ると車の前で彼女が待っていました。
彼女の話だと撮影しはじめてすぐに懐中電灯などが
使用不可になったために、ここで待っていたとのこと。
じゃさっきのは?と思いやっぱり。。
その場からすぐに立ち去ろうと車に乗ったときに
彼女が「ひっ!」と声をあげ「あ・・あれ」と震える指で車のミラーを指差した。
俺はもう恐怖のためミラーを見たくなかったそのまま車を急発進させてそのまま町へ
そして全ての経緯をまとめて依頼主に報告。
そして事務所に戻って撮影したものを見たときには普通の写真と映像でした。
何も写ってはいなかった。
そして一緒にいった彼女が見たものを聞くことはありませんでした
「思い出したくないんです」・・ただそう言ってました
けどきっとあの映像と写真になにかあったんだと思う。
最初は報告を受けて「おもしろいじゃないか。使えるよ」と乗り気だった
依頼主が急にそれらの使用を取りやめ写真と映像を処分したからです・・・。
114: あなたのうしろに
>>110-113
ひいいぃぃいぃいぃぃぃっ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
10: ルーシー・メイ 04/01/19 04:46
山奥の神社
今日、近所の山をトレーニングで走ってたら普段行ったことがない道があった。
獣道だろ?と思って走ってたら一時間ぐらい行ったところできったねーボロ神社を発見!
近所に住む俺が知らないんだからよっぽど古いものだろうと思って中をのぞいてみた。
俺はマニアだから御神体とか残ってたらもらおうと思ったんだよ。
小さい神社だからたいしたもんは残ってなかったけど鏡と楽器?が残ってた。
そんで、こりゃいいやと思って頂戴したんだが、いつのものかよくわからないんで
神社にある手を洗う石の入れ物を調べてたら明治時代以前のものだった。
だけど、神社自体は頭の丸い釘と頭の四角い釘で補強されてたんで少なくとも
最後に修繕されたのは昭和初期?戦後の間だと思う。
ぼろぼろの紙も落ちてたが文字は薄くなってて読めなかった。
鏡とか楽器?をもらって帰ろうとしてたら神社の裏の山からガサガサ音がしてきた。
多分野良犬だろうと思ったが、いのししかツキノワグマだったらやばいのでとりあえず神社の柱を登って屋根に隠れた。
そしたら、35?40歳ぐらいの見たこともないおっさんが山から下りてきた。
山奥の超過疎の俺の町では俺の知らない顔の人間などいない。
おっさんは禁猟区の山なのに平気でコウライキジを捕まえてきていた。
俺は「やばいおっさんじゃないの?」と思って屋根の反対側に回って息を潜めた。
おっさんはぶつぶつ独り言を言いながら神社の中に入っていった。
11: ルーシー・メイ 04/01/19 04:54
「こいつは絶対にやばい!!」俺の直感がそう告げた。ものすごい恐怖感が湧き上がってきた。
俺はかってに神社に入っていろいろあさっているので、神社の中の異変ににおっさんは気づくだろう。
そう思った俺はおっさんが神社に入ってすぐに、そうっと裏の柱を伝って屋根から下りて石段を降りずに
一気に道のない急斜面をまっすぐに転がるように降りた。おっさんが俺に気づいたかどうかを確かめる余裕もなかった。
とりあえずおっさんが俺より体力がないと信じて逃げるしかなかった。
いいかげん逃げたら息も切れてきたし、ちょっと道にも迷ったので木に登って休んだ。
おっさんはどうやら追いかけてきていないようだった。
それから少し道に迷っていたら沢を見つけたので沢に沿って下っていくことにした。
途中で獣道を見つけたので獣道をたどって山を降りてきた。
あのおっさんが何者なのか気になるし、おいてきた鏡と楽器が気になるので
来週の日曜日にでも犬を連れてもう一度いってみるつもりだ。
ばあちゃんに聞いたら「そんなところに神社なんてあったか?」といわれた。
とりあえず来週もう一回行ってくる。
なんでこんな山奥の町に見たこともないおっさんがいるんだ?しかもあんな山の奥に。
今日は興奮して眠れそうにない。
91: あなたのうしろに
戦時中、北海道の鉄橋工事の現場で、反抗的な工夫がいて、幹部が手を焼いていた。
ある夜、監督がそいつを連れ出して、遅くに一人で戻ってきた。
「あいつはどうした」と聞くと「いや、あいつの事はもういい」と言ってそれっきりになった。
多分逃げたんだろう、と言う事になったが(強制連行された朝鮮人工夫だったような)
戦後、気になったその人がTV局に話を持ち込んで、調査してそれがドキュメンタリーになった。
「いきいきて神軍」みたいなやつね。
で、最後にその鉄橋のコンクリの橋脚にひとつに人型の空洞が見つかった。
スレ違いだが、昔見たテレビの話。
99: あなたのうしろに
>>91
石北線の常紋トンネルの話みたいですね。
95: あなたのうしろに
山奥の道って、分岐のあたり・トンネルのところ・ダムのあたりに、
供養碑とか、山神の碑とかあって何気にゾッとするね。
うち捨てられた飯場も夜中にみると恐いね。
大きな工事の予算には、予め事故が出たときの保障の予算が組んであるという。
もちろん、死亡事故を予測して、かなりの金額が充てられてるらしい。
上高地に入る手前の水蒸気爆発あったトコ(4名即死)とか、
高温の蒸気がゴーって吹いてる場所はなんか鳥肌もの。焼岳活火山だし。
あんなところに道路作ってしまうなんて、人間てスゴイね。
道の上の崖にも崩落と蒸気噴出があるのに。
146: << コピペ1話目 1/3 >> 04/01/23 15:21
はやく来いぃ
数年前の夏、バイクでG県のK川に釣りへ出かけた。
土手を走りながらポイントを探して、
いいポイントを見つけたのだが、土手は急で鬱蒼とした薮に阻まれ、
辿り着くには更に進んだところから、降り戻るしかなかった。
ポイント迄、巨大な岩に阻まれ何度も後戻りしながらも、辿り着いた。
絶好のポイント!僕は釣りに没頭し日暮れかけているのも気付かなかった。
辺りは真っ暗”さて帰るか”と思ったが、困った。真っ暗で何も見えない。
後ろを見ると、おじさんが一人夜釣りをしてる。
”釣れますか?”と尋ねると”今日はだめやぁ。もう帰るわ”
しめた!このおじさんに付いて行けば土手の上に出られる。
帰り支度を素早く済ましおじさんに訳を話し、後に続いた。
147: << コピペ1話目 2/3 >> 04/01/23 15:21
しかし、このおじさん、歩くのがもの凄く早い。
必死についていったがやがて見失った。
おろおろしてる僕に”おーい。こっちだぁ”とおじさんの声。
助かったぁと声の方へ。しかし、おじさんの姿はない。
”こっちだぁ”と再びおじさん。
どうやらその声は、土手の薮の中から聞こえる。
最初に降りた場所より遥かに及ばない所だ。
近道なのかな。と声のする方へ僕は急な土手を上っていった。
しかしそこは道というには、あまりにお粗末な道。
ふと静かなのに不安を感じ”おじさん”と、問いかけると
”こっちだこっちだ。はやくしろぉ”とおじさんの声。
ほっとして進むが、あまりに道が酷いので、思わず尋ねた。
「おじさん、ここから、本当に上に出られるの?」
 ・・・・・・
?返事がない。
148: << コピペ1話目 3/3 >> 04/01/23 15:22
「おじさん?いるの?」
「ああ、こっちだぁ」
「この道で出られるんだね?」
 ・・・・・・
「おじさん、この道でいいんだね?」
「そうだぁ。はやく来いぃ」
「もう土手の上に、いるの?」
 ・・・・・・
「おじさん!?」
「はやく、こぉぉ?いぃぃ」
間延びした嫌な声…何か変だ…”
土手の上に出れられるのか”と尋ねると口を閉ざす。
人が通ったにしては草が倒れていない。蜘蛛の巣にもひっかかる。
嫌なものを感じた僕は、急に恐ろしくなって転がるように土手を降りた。
すると”ちっ”上の方で舌打ちが聞こえた。
僕は背筋の凍る思いで、とにかくがむしゃらに走った。
何とかここへ来たとき降りた場所に辿り着き、
急いで駆け上がりバイクに乗り来た道を帰った。
土手の上を走るバイクの軽快な音。
もう大丈夫とほっとして、なにげなく薮の方を見降ろした僕が見たものは、
薮の合間にある無縁仏と、その脇でこっちを睨んでいるおじさんの姿だった。
149: << コピペ2話目 1/3 >> 04/01/23 15:23
雪原の穴
友人と2人で車でスキー旅行に行った帰り、
真夜中3時過ぎ、東北の某村を近道して
通り抜けようと車を走らせていました。
土地勘が無い上に街灯の無い真っ暗な道で2人共かなり不安でした。
両脇の畑は残雪で真っ白でした。
不意に脇から松明を持った老人が何か叫びながら
私たちの車に向かってくるのが見えました。
老人の表情が尋常で無いのが怖かったのですが、
何を言ってるのか聴く事にして車を止めて窓を開けました。
方言で聞き取りにくかったのですが、
怒った口調で先に行くなと言ってるようでした。
150: << コピペ2話目 2/3 >> 04/01/23 15:23
しかし今から来た道を戻る気になれなかったので、
どうしてこの先に行けないのか聞き返しました。
ですが老人はこの先に行くなの一点張り。
こちらも意地になって窓を閉めて車を発進させました。
するとまたその先で松明を持った別の老人が雪原から現れました。
同じ事を言われるのがイヤだった私たちは車を止めずに行き過ぎました。
ところが今度はいきなり道が無くなっています。
急ブレーキで止めた車のヘッドライトの光線は何も照らし返すことなく、
ホントに漆黒の闇です。
何事かと思い2人で車を降り立って見た光景は信じられないものでした。
凄まじくデカイ穴が雪原に開いているのです。
151: << コピペ2話目 3/3 >> 04/01/23 15:25
その穴はクレーターの様な形で、穴自体には残雪がありませんから、
昨日今日に出来たような感じです。
底には鳥居が立てられて、鳥居の廻りで松明を持った数人が
何か儀式らしい動作をしています。
2人共、同時にコレはマズイと感じて
大急ぎで車に乗り込み、もと来た道を戻りました。
道の途中で十数人の老人がこちらを睨み付けている横を通り抜ける時には
ホントに冷や汗が噴き出しました。
山を1つ越えて街灯の灯った町中に入った瞬間に
友人も自分もやっと口が開きました。
後日あの穴は何だったのか確認しようと昼間同じ村に出かけたのですが、
穴は無く道も全く途切れていませんでした。
ただゴルフ場を作る工事の告知の看板だけがそこに有りました。
154: << コピペ4話目 1/2 >> 04/01/23 15:27

高校の山岳部で飯豊連峰を縦走した。
下山日に、高度を下げ最終宿泊地へと向かった。
林の脇に川筋を見る細い道を進み、モッコ渡しを渡り、
(水面から十分な高度を取った)河原の一角の大きな木の根本に
三張りの天幕を張り、幕営を始めた。
夕食の準備と帰路の偵察を行い気分は最高、
皆で歌を歌い大いに盛り上がった。
時刻は9時前後、山行としてはかなり遅くまで騒いでいた事になる。
残った食料を平らげ、さあ寝るかと準備を始めた時、
OBの1人が不思議そうな顔をした。
「どうしたんですか」と問いかけると
「遭難者かもしれない。静かにしろ」と言う。
聞き耳を立てたが川のせせらぎ以外に聞こえない。
OBが見つめている先を追うと、懐中電灯の光が林を縫うように近づいてくる。
ヘッドランプを付けた登山者と同じぐらいの高さを、
林の木々に遮られながらモッコに近づいてくる。
自分達は次に起こるであろう事を想像し、静まり返った。
155: << コピペ4話目 2/2 >> 04/01/23 15:28
すると光が消えあたりは漆黒に染まった。
モッコ渡しは渡れば大きな音がする、異常があれば見に行き助ければいい。
静寂の中、数分暗闇を見つめていた。
突然3年生が、大きな木の梢を見つめ「何だこれは」と叫んだ。
全員が立ち上がり、彼の見つめる梢を眺めた。
そこには先ほど梢に隠れながら近づいてきた明かりが輝いていた。
10mほどの高さにかなり明るい光があった。
懐中電灯を点灯し梢を照らすと、突然明かりが消えた。
「何だ今のは」「化け物か」「何かの発光現象か」「あれを見ろ」
誰かの叫びが聞こえた。
彼の指さす方向、川に沿って20mほど下流、
今迄梢で輝いていた光がそこにあった。
光は凄い早さで川を下るように移動し、やがて見えなくなった。
光の大きさは20cmほど、丁度ヘッドランプの光のような色だった。
あれから随分時がたつが、あれが一体何だったのか未だに判らない。
156: << コピペ5話目 1/3 >> 04/01/23 15:32
台風と墓石
 98年10月、台風10号が中国地方を直撃しました。事の起こりは台風通過の翌日18日の夜、私が見た夢。夢の中にかつて私が「師匠」と呼んで慕っていた恩人で、2年前に亡くなったKさんが出て来た。
全身ずぶ濡れになって、生前私には見せた事の無いような困り切った顔で「頼むから何とかしてくれへんかな?」と言ってフッと消えたのです。
何の事かさっぱり判らず、翌日仕事中、夢の意味を考えていたのですが、結局判らないまま次の晩を迎え、ベッドに入りました。
するとまたKさんが夢に出て来ました。今度は顔を真っ赤にして「あんたも相変わらずニブイ奴やな!人がなんとかしてって言うてんねんから、何とかしたらどないやねんな!」と1人で勝手に怒鳴り散らして、フッと消えてしまいました。
流石に二晩連続で同じ夢を見ると(しかも相手の怒りはエスカレートしそう)気になるという以上に、超常的なコトではないかとさえ思ってしまいます。
157: << コピペ5話目 2/3 >> 04/01/23 15:33
 悩んだ末、同じく大阪に在住するKさんの妹Yさんに電話した。
すると驚いた事に、Yさんも二日続けてKさんの夢を見たと言う。
二日目の夢の中で「何ボンヤリしてんねんな!」と殴られたとか。
「多分、台風のせいで何かが起きている」という事で意見は一致しました。更に大阪では被害は無かったのだから、これはKさん姉妹と私の実家がある岡山で何かあったんだろう、という結論に達し、Yさんに実家の状況を電話で聞いてもらう事にした。
 すると「台風の被害は甚大。幸い家そのものには大した影響は無かったが、近くの川(旭川という川がある)は数十年ぶりに洪水を起こし、裏山は鉄砲水や土砂崩れの被害があって、未だに入る事が出来ない」との事。
 Kさんのお墓は裏山の中腹にある。幸いと言うべきか、その週の土曜に実家の岡山に帰る用事があったので、Yさんとも相談の上で、とにかくKさんの墓参りをする事になりました。
158: << コピペ5話目 3/3 >> 04/01/23 15:33
 土曜日、Kさんの実家に向かい、Yさんと合流後、Kさんのお墓がある裏山に登りました。洪水の跡があちこちに見受けられ、墓地への細い道も所々で寸断されています。時折前触れ無く踏み締めた地面が崩れたり、とスリル満点な登山になってしまいました。
Kさんのお墓の前に立った時、私もYさんも言葉を失いました。
 墓石だけが、完全に吹き飛ばされていたのです。
 土台の方は問題無かったのですが、墓を開いて石室の中を確認すると、石室の底から10cm程水が溜まっていたので、すくって出しておきました。
墓石は、2人で持ち上げるのが精一杯、とても元通りにする事は出来ません。仕方なく一旦山を降り、Yさんのご両親に相談する事にしました。
近所の方も集まってくれて、総勢10名程で再び山に戻り、墓石を元通りに直す事が出来ました。私は仕事の都合でその日のうちに大阪に戻ったのですが、Yさんによれば、翌日、お坊さんを呼んで供養してもらった、との事です。
 以来、Kさんは夢には出てきて居ません。
205: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/25 20:34
ストーカーを尾行した結果
これは俺が調査員として事務所に所属していたころの話。
山とはちょっと違うかもしれないけど山の中でのお話だったので。
その当時はストーカー関係の依頼が激増していたころで
自分が先輩たちと担当したその案件もストーカーをやめさせてほしいという
中年男性から依頼だった。ストーカーはその依頼者に身体的な危害を
加えたりするわけではないらしい。
ただずっと後をついてきたり家の周りに出没して監視しているだけだそうだが、
奥さんがその話を依頼者から聞き非常におびえているとのことで
なにか被害がでるまえに食い止めたいとのことだった。
さっそく調査に入り、依頼者を追尾しながらストーカーが現れるのを待った。
しかし1週間たっても2週間たってもまったくストーカーは姿を現さない。
とりあえずそこまでの経緯をストーカーらしき女性が姿をまだ見せていないことを
中間報告すると、「え?ずっとついてきてたじゃないですか!」と言う。
しかし追尾中に撮影した映像にもそれらしき人物はまったく映っていない。
206: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/25 20:35
それらしき人物が見えないことに疑問をもちながらも
「とりあえず調査は継続しますか?」との問いにしてほしいとのこと
だったので調査を継続。
すると追尾を継続しはじめて2日目に依頼者をずっと尾行する
それらしき人物が現れた。
すぐに写真とビデオで撮影してその夜に依頼者に
報告すると同時に先輩にその女性をそのまま尾行してもらったが
途中で失尾し身元はわからず。
報告を受けて写真と映像を見た依頼者は
「その女性です」と青ざめた顔でうなずいた。
そして次の日もその女性は現れた。
車を依頼者の家の近くにとめたまま依頼者の家を監視していたので、
車のナンバーから陸運局に問い合わせるもそのナンバーで
登録されている車両はないとのこと。
そして今度は俺と先輩で尾行開始。
車は県境にあるとある山に入っていった
207: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/25 20:37
山道で深夜なので通る車もほとんどなく、
走ってる車はそのストーカーと俺たちの車のみ。
すると途中で舗装されていない山道にストーカーの車が入っていった。
距離は開けていたもののそんな状況だったから気づかれたか?と
思い山道の入り口から少し離れたところで車を停車したが
ストーカーの車は出てくる気配はない。
「車で入っていくと気づかれるから徒歩で
道が通じてるのか確認してきてくれ」と言われ、
正直、嫌だったが少し藪の中を歩きつつその道沿いを
歩いていくとストーカーの車が止められた一軒の家がそこにはあった。
家は風雨にさらされぼろぼろ。ほとんど廃墟だ。
「こんなところに住んでるのか・・・」
208: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/25 20:40
家に電気はついていない。
だが車は停止しているしここから先に道はない。
この家にいるんだろうか・・・?
しばらく(20分くらい)藪に隠れて家の様子を伺っていると突然、家の中から
「あぃぃぃぃぃ??????????????っ」
とすさまじい絶叫のような声が聞こえてきた
動揺していると再び
「ひぎぎぎっ・・・・げごっ・・・るぅぅぅ????。えげっ」
すさまじい絶叫でした。
俺はなにがおきてるのかわからずただ怖くてそのまま逃げて車に戻った。
そして車までたどり着いたらそこに先輩の姿はなかった。
車内で待機してたはずなのにどこへ?と思い
「先輩!どこにいるんですか!」と声をあげた瞬間、
「ピリリリリリリ・・・」と無機質な携帯の着信音が
道路わきの茂みの中から聞こえてきたんです。
ん?と思い茂みを見るとそこに携帯が落ちていました。
それは先輩の携帯でした。
拾って出てみると
「・・・・だ・・だ・・・じゅ・・・け・・・・けくっ」と
声がしたと思ったら切れてしまった。
かけなおそうとすると圏外になっていました。
209: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/25 20:43
車内にいるはずの先輩がいない、携帯が茂みに落ちていた。
今の携帯での通話。そしてさっきの家での絶叫。
まさか・・ストーカーに連れていかれて殺されたのか・・・?
最悪の事態が俺の頭をよぎり恐怖でたまりませんでした。
本当に怖かったんです。あの絶叫。そ
して圏外であるにも関わらずなぜか鳴った先輩の携帯。
どこからかかってきたかもわからない電話。
そこから聞こえてきた先輩らしき声。なにかが起きた。
もうパニックで逃げようと思いながらも
先輩を見捨てることもできずに車の中でドアにロックをして
ずっと泣きながら震えていました。
そして朝になっても先輩は戻ってこなかった。
そのころにはある程度開き直りのような気持ちもでてきていて
何があったのか確かめたくてあの家へ向かいました。
家に向かうとあのストーカーの車はまだ停車したままでした。
まだいるのかもしれない・・そう思いながら家に入ると
そこはなにもありませんでした。
というよりは人が入ったような形跡すらまったくなかったんです。
確かにあの絶叫が聞こえたのは家の中からでした。
不思議に思いながら家中を見て回ってもただの廃墟。
そしてストーカーの車を見てみるとその車自体も
もう何年も運転したような形跡がなく車内は荒れはてていました。
そんなバカな!と思ってみてもなにもでてこず、事務所へそのまま帰還。
報告して先輩がなんらかの事件に巻き込まれた可能性も
あるとのことで後日再びほかの先輩と現場に向かいましたが
やはりなにもありませんでした。
210: 調査員 ◆doIDoIpv/A 04/01/25 20:44
先輩の家族から失踪届けが出されたものの何も進展はなく、
警察に通報もしましたが事件性なしとのことで捜査もありませんでした。
先輩の同僚の間で探そうという声もでましたが、探すことはありませんでした。
なぜなら手がかりがまったくなかったんです。
あのストーカーを撮影した写真、ビデオ。
すべてのモノからあのストーカーだけそこから
抜け出てしまったように消えていたんです。
確かに写っていたことはたくさんの仲間が確認したはずなのに。。。
そして依頼者の前にもそのストーカーが姿を現すことは二度とありませんでした。
一体あのストーカーは霊だったのか・・
そして先輩はどこへ行ってしまったのか今でもわかりません。
以上です。。長々と失礼致しました。
213: あなたのうしろに
調査員様ご苦労様でした・・・コワイ
217: あなたのうしろに
謎だな
ただ霊が電話で話してきたりするのは良く聞くので
調査員が携帯で先輩の声を聞いたときはすでに
生きてなさそうだな
249: あなたのうしろに
神奈川県丹沢。写真部の貴重な財産は保存されてる膨大な量のネガフィルム。その中でも忘れることができないものもある。
私が駆け出しの昭和45年6月。西丹沢を縦走中の東京の高校生グループが遭難し、女生徒1人と、引率の先生が沢に転落し死亡する事故があった。
豪雨で現場へ入れず、ふもとで足止めされていた時、支局の記者が救助された生徒から1本のフィルムを入手した。
直ちに写真店の暗室を借りて現像処理したが、プリントした写真を点検しているうちに背筋が寒くなった。
というのは、山頂での記念写真、途中のスナップ、いずれも亡くなった2人の表情は悲しげだった。1コマも笑顔がなかった。
さらに遭難直前、鍋割峠の草つきを下るところでは、その女生徒だけが祈るような姿でたたずんでいるではないか。
単なる偶然の一致なのか、それとも私の思い過ごしだったのか。
今もってわからない。
大河原雅彦 出典「神奈川新聞」1985年8月9日付
250: あなたのうしろに
>>249
地味に怖いな
なんともいえない後味
254: コピペ1/2 04/01/28 04:56
あいつらみんな食われるぞ
私の知人に、山田(仮名)という、マタギと言うか、猟師の男がいた。
専業の猟師ではなくて、本業を別に持っている、季節限定猟師だ。
私と彼は仕事を通じて知り合ったのだが、身元が割れると嫌なので、私の職業と彼の本業は伏せる。
地名も伏せる。
何年も前の冬、山田が連絡をよこした。
当時山田の山(彼の持ち山ではなくて、猟をする山)に、スキー場を作る話があって、山田は環境保護団体と一緒に、建設反対運動をやっていた。
その運動に協力してほしいと言う。
既に山の北側に、スキー場を視野に入れた県道が走っていたし、今さらどうこう言っても仕方ないような話だったのだけれど、仕事に絡みそうな話でもあったので、土日を使って山田のところに行った。
土曜日は山田の家に一泊して、一通り運動の説明を聞き、翌日予定地を見に行く事になった。
255: コピペ2/2 04/01/28 04:58
翌朝はスキーを履いて出た。
山田と二人で予定地を見、写真撮影をした。
午後には山を降りる予定だったのだが、帰る前にいいものを見せてやると言われて、山田についてスキー場から少し外れた斜面に出た。
山田は、ザックの中からパンツとかシャツを出して、持ってきたソリ(?)に縛り付けて、斜面を滑らせた。
ソリはかなり滑ってから止まって、上から見るとかなり小さくなっていた。
しばらく下に行ったソリを見ていると、どこからか小学生くらいの背の高さをした、白い人(?)がソリの周りに集まってきた。
動物かと思ったけれど、どう見ても二本足で歩いていた。
そいつらは、数が集まるとダンゴ状に固まってソリにたかっていた。
「スキー場作ったら、あいつらみんな食われるぞ」
山田はそう言っていた。
怪奇現象かと思ったが、なにせ真っ昼間のことだから、ただ呆然と見ていた。
山は、違うんだなと思った。
その後は、別に何事も無く山田の家に戻った。
当時の私は、仕事も油の乗っていた時期だったので、ややショックもあり、よくわからない事にかかわるのは止めた。
結局スキー場は出来てしまったし、化け物が出たと言う話も聞かない。
それから疎遠になってしまったので、今は年賀状以外で、山田との連絡は無い。
今思えば、ファンタジーな世界に入れるチャンスだったのかもしれない。
265: 灰皿 ◆RxRt4/Lex. 04/01/28 22:55
>>254
不思議な話だな?
以前なにかのTVで観たんだがUFOがよく目撃されるという
ネパールだかどこかの(記憶がさだかでない)山岳地帯に
日本のテレビ局のクルーが取材に行った。
んで現地の山岳民族の人に取材をしたんだが・・
通りすがりのほんっとに純朴そうなオッサンが
「あ?それなら昨日の晩にあの山の裏の谷に着陸してただ。
 銀色の大きな船で中から人が出てきてなんかやってたべ。
 いつも来てるよ?」なんて事を言ってた。
そのオッサンがあまりに純朴そうであたり前のように語っていたので
子供ながらにすごく怖かったのを覚えている。
ま?今となっちゃヤラセとか嘘つきオヤジか?なんて勘ぐってしまうのだが(w
299: あなたのうしろに
親父から聞いた話を思い出した。
オレの故郷にあった火葬場に昔勤めていた爺さんの話。
その火葬場は小高い山の上に建っていたんだけど、
遺体が運ばれてくる前日に魂が生前の姿で
火葬場に続く坂道を登ってくるのが見えたらしい。
…この方は突然心臓麻痺か何かで亡くなられたんじゃないか。
 坂道を元気に駆け登って来たからな。
…苦しそうに胸を押さえてらっしゃった。結核だろうな。
そうやって死因を言い当てたそうだ。
319: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 04/02/01 20:45
>>299
面白い話ですねぇ。まんが日本昔ばなしで似たようなお話がありました。
その話では、村人全員の魂が通るという凄いことになっていましたが(w。
334: 333 04/02/02 00:59
川の色
そういえば、ひとつ高野山での体験談を思い出した。
漏れが高野山に住んでいた時、こんな噂話を聞いた。
曰く
「昔、坊主専用の廓が山のどこかにあった」
「その廓は終戦後取り潰されて廃墟になったが、今でも形を保っている」
「そこはとんでもなくヤバイところで、何が出るかは知らないが、行ったら正気では帰って来れない」
と、ものすごく好奇心をそそる内容。
当時寮生だった漏れは、ある夏の休日に寮の後輩を無理矢理引き連れて、噂の廃墟へと向かったのさ。
と言っても廃墟の場所は正確にわからないから、ちょっとしたピクニック気分で山の中に入っていったんだ。
それが甘かった。
高野山の山の中って、同じような木が同じように生えているばかりで、一度迷ったらなかなか現在位置がわからなくなるんだよね。
面白がって細い獣道ばかり選んでた俺らは、それこそ一瞬にして迷った。
帰り道どころか、今どの山を歩いているのかもわからない。
歩けば歩くほど、より奥に迷い込んでいく感じだった。
続く
335: 333 04/02/02 01:12
続き
いよいよ日も翳りはじめてきた頃、誰かが「迷ったら尾根に出ろ」と言い出した。
多分どこかでの聞きかじりだったのだろうけど、一面槇の木に囲まれているよりは、回りが見渡せる方がましだ。
とにかく上に向かって上り始めた漏れたち。
どのくらい上ったのか、尾根らしきところに出ると、やっと回りを見渡す事が出来た。
遠くに大きな町と、反対側の近くに小さな町。
あれは奈良で、反対側は九度山か?と推理しても、現在地は不明。
その時はもう、みんなつかれきった上空腹で、喉も渇いている。
とにかく尾根沿いに歩くしかないと、遠くに見える町のほうに歩き出した時、後輩の一人が
「水!水がありますよ○○さん!」
と叫んだ。
立ち止まり耳を澄ますと、確かに水の流れる音がする。
水のにおいも漂っている、近くに沢があるのか。
とにかく乾いていた漏れたちは、水の音に向かってダッシュした。
続く
337: 333 04/02/02 01:24
続き
5分ほど薮を踏み越えていくと、いきなり周囲の景色が開けて、驚くくらい大きな川が流れていた。
大きな川と言っても、幅は5?6mくらいだったのだけれども。
とにかく水があったことで、みんな激しく喜んだ。
まず靴を脱いで足を浸すもの、コンビニのビニールに水を汲もうとするものなどいたけれど、漏れはまず水が飲みたかったから、水を両手ですくって、そこで固まった。
「おい待ておまいら!この水飲むな!」
不信そうな後輩たちの視線をあびながら、漏れは川底を指差した。
その川は、岩盤の上をずっと水が流れていたのだけれども、水底の岩の色が普通じゃなかった。
真っ赤。
これ以上ないくらい赤。
上流まで、ずっと鮮やかな赤。
続く
338: 333 04/02/02 01:46
続き
あまりに鮮やかな赤い川を見ながら、みんなが同時にある事を思い出していた。
昔々、丹紗とか丹とか呼ばれて、万能薬とされてた鉱物があったと授業で聴いた。
お大師さんも、高野山から京都にその薬を持ち込んでいたらしい。
でも、実際は人体にとって、毒物でしかなかったと言う。
で、恐らく、水に混じって流れてたのは、岩盤を赤く染めていたのは、その、丹紗、万能薬、要するに、硫化水銀。
硫化水銀の赤色。
毒も気持ち悪いけど、それ以上に、なにか触れてはいけないものに触れたようで、全員がそこで固まってしまった。
川底の岩盤は、上流に向かって、より赤みを増しているようだった。
面白い論文が書ける、という誘惑は確かにあった。
でも、誰も川をさかのぼろうとは言わなかった。
登山の常識としては最悪だと聞いたけど、俺たちはそのまま沢を下る事に決めた。
二時間ほど歩いて、偶然にも小さな集落に出て、俺たちは親切な農家のおじさんの軽トラで、最寄り駅まで送ってもらう事が出来た。
で、その後高野山に帰った漏れたちは、また普段通りの日常に戻ったわけだ。
しばらくしてから農家のおじさんにお礼に行ったら、既にそこは廃村になっていたり、また赤い川はもう見つからなかったりとかしたけど、それはそれでいい体験だったと思う。
339: あなたのうしろに
おぉ、なんか興味深い話だ。 書いた人グッジョブ
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コメント
1 不思議な
御神体もらってくるって、、、、、絶対日本人じゃねえ
2 不思議な
最初のみたいにザ・シンプルって感じのはやっぱりいいね
読み手の想像力に拠るから怖さがじわじわくるよ
3 不思議な
全部読んだわ、面白かった
4 不思議な
ただの窃盗犯いるやんけ。
一族郎党死滅しとけ
5 不思議な
無縁仏って、ぱっと見で分かるのが怖いんだけど。
石碑は全部墓なのかよ。
6 不思議な

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