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触手「お試し召喚?」 召喚士「うん」


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めかぶ
7: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 01:07:03 ID:fbXuX3to
めかぶ「……」シュゥゥゥ
召喚士「……………えっ」
めかぶ「……」
召喚士「……」
召喚士「…え?っと……あれ? 何これ……葉っぱ?」ソロソロ
めかぶ「……」ヌルリ
召喚士「ひぃっ!? なんかヌトヌトしてるぅっ!!?」
召喚士「え?……なんなの…これ、ホントに召喚獣なの……?」オロオロ
召喚士「えっと…お、お?い…あの?……」ソロソロ
めかぶ「……」
8: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 01:13:32 ID:fbXuX3to
召喚士「も、もしかして植物系の召喚獣…とかなのかな?」
召喚士「…でも、それにしたって何の反応もないし……」
召喚士「……はっ! これって、もしかして……」
召喚士「……試されているのっ!!?」
召喚士(一見して葉っぱのような何かだけれど…コレは仮の姿)
召喚士(この姿の自分に対して私がどう接するか…それを見ているんだとしたらっ!)
9: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 01:21:18 ID:fbXuX3to
召喚士「……こ、こんにちわ?っ! 私は召喚士と言うものですっ」ペコリ
めかぶ「……」
召喚士「えっと、こんななりですが召喚術師の端くれです! ……ひよっこ、ですけど」
めかぶ「……」
召喚士「で、でもでも! ちゃんと召喚獣と契約しているんですよ! しかも3体も!」ビシッ
めかぶ「……」
召喚士「なのでその、ひよっことは言えですね? それなりに腕の立つ方のひよっこなんじゃないかなぁと思うわけですよ」エヘン
めかぶ「……」
召喚士「だからですね、今日一日の間だけですけど、私と契約をですねっ!」ズイッ
めかぶ「……」
10: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 01:29:57 ID:fbXuX3to
召喚士「結んでも、その…決して損はしないんじゃないかなぁ…って、その……」
めかぶ「……」
召喚士「……」
召喚士(どうしよう…心が折れそう)
召喚士(だ…だめよっ! こんな所でめげちゃ!!)ペチペチ
召喚士(この程度がなによっ! こんなの…しょっくんと初めて会った時と比べれば…っ!)グッ
召喚士「…っあ、あのっ! お願いです! 半人前に名乗りたくなんか無いのかも知れませんが、どうか名前だけでm」ズイッ
???「ひゃっほぉぉぉ???いwwwwwwww」
ドッガアァァァァンッ!!
召喚士「ぴっ!!?」ビクーン
11: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 01:40:12 ID:fbXuX3to
???「やっばwwww俺やっばwwww立ちはだかる壁をwww粉www砕wwwwパネェwwww」
召喚士「ぅぅぅ……な、何が…って…ひゃあぁぁぁぁっ!! 壁がぁぁっ!!あな、あなあなん穴ぁっ!!?」
???「あっれwwwwwこのwwwスウィートなwwwwボイスってばwwwwwハニーじゃんかYOwww」
召喚士「……ゆっくん…っ…なにやってんのっ!? 壁にっ!! 大穴がぁっ!!」
ユニコーン「HA☆HA☆HAwwwメンゴメンゴwwwwwブレーキ間に合わんかったわwwwwwテヘペロッwwwww」
召喚士「テヘペロじゃないよっ!! どうすんのこれっ!?」
ユニコーン「まぁまぁwwwこの程度wwwww俺にかかればwwwwちょろいもんよwwwww」
……キラキラキラ……
召喚士「わ…わぁぁっ…綺麗……光の粒が、穴をふさいで……っ」
ユニコーン「ほいっとwwwwホレ元通りwwwwww俺ってばwwwwマジ優秀wwwww」
12: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 01:49:02 ID:fbXuX3to
召喚士「……っも、もう! 元通りに出来れば壊して良いって訳じゃないんだからねっ!」
ユニコーン「うはっwwwwwこれはwwwツンデレktkrwwwwwww」
召喚士「違うっ!! それよりなんでこんな事したのっ!」
ユニコーン「ゴメンよwwwwwハニーwwwwwこれにはwwww絶対領域の定義並みに深?い理由がwwwwwww」
召喚士「ぜった…? その例えは分からないけど…理由が、あったの? なら……」
ユニコーン「いっやぁ?wwwww日課のランニングでさwwwこれがまたwwwwwなんかメッチャ調子良くってwwww」
ユニコーン「今日こそ音の壁をwww突破できると思ったんだけどwwwww気付いたらwww壁を突破(物理)みたいなwwwww」
召喚士「うん、ちょっと頭冷やそうか」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ユニコーン「………サーセン………w」
13: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 01:56:22 ID:fbXuX3to
召喚士「全く……走るのは良いけど、人や建物なんかには気をつけてよね?」
ユニコーン「あいあいwwww」
召喚士「もう、ホントに分かって……あれ? 何か、忘れてるような」
ユニコーン「? あwwwそういやwwwハニーってばwwwここで何してたん?wwww」
召喚士「へ? 何って…お試し……あぁぁぁぁっ!!?」バッ
ユニコーン「ふおっ!wwww ハニーってばwwwいきなりどうしたしwwwww」
召喚士「さ、さっきはここに…っ! まさか衝撃で……ああぁぁっ!」
めかぶ「」ベチョリ
召喚士「い…いぃぃやああぁぁぁぁぁあぁっ!!!」
14: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 02:04:13 ID:fbXuX3to
召喚士「……っ……うぅぅっ……ひっぐ……」
めかぶ「」ベッチョリ
召喚士「こんな……酷いよ……まだ、一言も話せて……っぐ……」ギュッ
めかぶ「」ベッチョリ
召喚士「衝撃で、所々が千切れて…っ…ツヤが、見る影もぉっ」フルフル
めかぶ「」グッチョリ
召喚士「これから…まあ、これからだったのにぃっ」ポロポロ
ユニコーン「……あ?……wえっと、ハニー…?w」
召喚士「っ! ばかっ! ゆっくんのひとでなしぃっ!!」
ユニコーン「えぇぇっwwちょっwwwヒドスwwwいやwww俺人じゃないけれどもwww」
15: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 02:12:15 ID:fbXuX3to
召喚士「せっかく…これからっ! お友達になろうってところだったのに…っ」ハッ
召喚士「そ、そうだ! ゆっくん! この子を回復して!今すぐに!!」
ユニコーン「えっ……wハニーってばwww冗談きついってwww」
召喚士「冗談なんかじゃない!! ゆっくんふざけないで! 私は! 真剣だよ!!」
ユニコーン「ちょっwwwマジかよwwwでもそれwwwどう見てもめかぶwwww」
召喚士「…え? …ゆっくん、この子のこと、知ってるの?」
ユニコーン「まぁwww一応はwwww」
召喚士「なら…早く治してあげてよ!! ゆっくんの力ならまだっ!!」
ユニコーン「いやだからwwwwなにが悲しくてwwwめかぶをwwwいくら俺でもwwwwそれは無いwwwww」
召喚士「なっ…! ちょっとゆっくんっ…幾らなんでも冗談が……っ
16: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 02:19:23 ID:fbXuX3to
触手「なんやさっきから騒々しいなぁ…って、なんやチャラ馬…帰っとったんか」
召喚士「…っ!! しょっくん!」
ユニコーン「おぉっ!! オッサンwww丁度良いとこにwwwヘルプwwwミーwww」
触手「んぁ? なんでワイがチャラ馬を……って嬢ちゃん、何持ってんの?」
召喚士「しょっくんからも言って! ゆっくんにこの子を治してあげてって!!」ギュゥ
めかぶ「」デロン
触手「治してって……そりゃぁ…めかぶ、かいな……んなもんどうして嬢ちゃんが?」
召喚士「どうしてって…私がこの子を召喚したのっ!」
触手「はぁぁっ? 召喚って・・・めかぶをかいな?」
召喚士「そうだよっ! そんな事は今は良いからとにかくこの子をっ!」
17: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 02:22:42 ID:fbXuX3to
触手「いや、それ明らかに召喚獣やないし、海草や海草、海に生えとるただの草やで」
召喚士「…………………えっ」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
18: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 02:35:09 ID:fbXuX3to
召喚士「……結局、めかぶはめかぶであって召喚獣ではなかったわけで」トントントントン
召喚士「なんでそんなのが出てきたかと言えば…まぁ、うん……」トントントン
召喚士「……術式、間違ってたとか…ちゃんと確認したのにぃ……」シュン
触手「ま…まぁまぁっ! 初めての事に失敗はつきもんやて! なぁっ?」
ユニコーン「禿同wwwwドンマイドンマイwwwwケセラセラよwwwww」
白昼夢「……」コクコク
召喚士「はぁ……まぁ、そうだよね……うん、同じ失敗を繰り返さなければ、ね……」ジャッジャッジャッ
召喚士「……よっし!クヨクヨするのお終い! 明日こそは絶対成功して見せるんだから!!」ジャジャッ!
触手「おう! それでこそ嬢ちゃんや!」
ユニコーン「いつでも前向きwwwwハニーはwww笑顔が一番wwwプリチィwwww」
19: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 02:43:55 ID:fbXuX3to
召喚士「みんな……っ……ありがとうっ!」ニッコリ
触手「なぁに、ホンマのこと言うとるだけやて」
触手「あ?……それはそうと、嬢ちゃん……一個聞きたいんやけどえぇか?」
召喚士「……? 聞きたいこと? 何なに?」ザッザッ
触手「えっと…確かに言うたで? でも……ホンマに食べるん?」
召喚士「へ? そりゃ…ねぇ? 折角だし、捨てたらもったいないし」
ユニコーン「wwwww 流石はハニーwww食い物と見るやwww容赦なしwwwww」
召喚士「ちょっ、ちょっと! それじゃ私が食いしん坊みたいだよっ!?」
触手「いや…むしろ……いや、まぁ…えぇけどね」
めかぶとキャベツの炒め物「……」ホカホカ
20: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 02:53:22 ID:fbXuX3to
―――1日目――――
召喚 → 失敗(魔方陣の不備による召喚術の誤作動)
召喚対象 → めかぶ
一日を終えて
普段滅多にお目にかかれない海の幸を堪能した
ヌルヌルしてちょっとアレだったけど思いのほか美味しかった
上手く使えば食べるものが無い時にたすk
なんて事は召喚術に対しての冒涜であると思います、本当にいえ、ホントですって、嘘じゃなごめんなさいごめんなさいたすk
... 終わる
ニア 二日目に続く ピッ
22: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 19:29:10 ID:rRwurLRo
・・・
召喚士「……んぅ??……う?ちょっと寒いかも……」モゾモゾ
触手「……」zzz
ユニコーン「……www」zzz
召喚士「しょっくんとゆっくんは…まぁ寝てるよね」ソロソロ
白昼夢「……」フィヨフィヨ
召喚士「あっ、ドリーおはよっ! ドリーはやっぱり早起きさんだね」
白昼夢「……」
…ポンッ!
白羊「……メェ」
23: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 19:32:18 ID:rRwurLRo
召喚士「うっ……あはは、ドリーにはお見通しかぁ……」ファァ
白羊「……メェ?」スリスリ
召喚士「ありがと、でも今日はやりたい事があるから」ナデナデ
白羊「……」
……シュゥゥゥッ
白昼夢「……」スーッ
召喚士「……? あっ、お散歩に行くの? はいっどうぞ」ガチャッ
白昼夢「……」スイーッ
召喚士「いってらっしゃーい……よしっ、私も活動開始っ!」パンッ
召喚士「っと、その前に……朝ご飯食?べよっと♪」
24: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 19:36:51 ID:rRwurLRo
・・・
召喚士「さってと、朝ご飯も食べて元気も魔力も満タンっ!」 ムグムグ…ゴクン
召喚士「術式の確認もオッケー! 念入りに三回もしたから今度こそ完璧っ!」 ムンッ
召喚士「それで……次にやるとしたら媒体になる物を用意、かぁ……」
召喚士「ん?……でもこの家に媒体になりそうな物なんて……いや、師匠の部屋になら有るだろうけど」
召喚士「……」
召喚士「か、勝手に人の部屋に入るのはダメだよねっ! うん!」 ガタガタ
召喚士「…あっそうだ……この書庫にある魔道書なら媒体に使える、かも?」
召喚士「でも昨日は結局ちゃんと召喚できてすらいないし…う?ん……」
どうするか↓1
25:以下、
ファラオ
26: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 22:49:39 ID:fbXuX3to
召喚士「う?ん……まぁ、物は試し! 何でもやってみるもんだって酒場のおばちゃんも言ってたし!」
召喚士「取り合えずここの魔道書なら何を使っても媒体になるだろうし」
召喚士「ここは、敢えて手探りで最初に触った本を……」ソロソロ
召喚士「………っ!! これだぁぁっ!!」バッ
召喚士「え?っと、この本は………???」ペラペラ
召喚士「何この本、見たこと無い文字……どこの国の言葉なのかな?」
召喚士「所々に挿絵みたいなのがあるけど、変わった絵柄だなぁ」
召喚士「ん?……どんな本なのかよく分からないけど」
召喚士「この絵の感じだと、どこかの国の王様とかについて書かれた本なのかな?」
召喚士「あんまり魔道書っぽくないけど…まぁ、大丈夫だよね」
27: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 23:03:53 ID:fbXuX3to
・・・
召喚士「んっ、媒体を所定の位置にセットしてっと……」
召喚士「これでよしっ! さてと、今日こそ新しい召喚獣に会って見せるんだからっ!」ギュッ
召喚士(それに今回は媒体を使っての初めての召喚……どんな子が出てくるのかなぁっ)
召喚士「…よしっ! それじゃあ張り切って行ってみよう!!」
召喚士「現世に在らざるモノよ 常世の果てに在りしモノよ」
召喚士「我が名 召喚士の 名において 我が声に応え 集い来たれ 幻想なるモノよ!」
......キィィィィィィッ!!
召喚士「!! 昨日と光り方が少し違う! こ、今度こそ成功したっ!?」
......シュゥゥゥゥ
召喚されたモノ↓1
28:以下、
ミイラ女(ただし見た目は包帯を全身に巻いただけの美少女)
29: ◆s7soK/wALM 2013/02/18(月) 23:54:21 ID:fbXuX3to
ミイラ女「……?」キョロキョロ
召喚士「……あ……あ……」フルフル
召喚士「成功だあぁぁぁぁぁっ!!! やったあぁぁぁぁっ!!!」
ミイラ女「……!?」ビクンッ
召喚士「こんにちは! わたしっ! 召喚士!! はじめまして!」ブンブン
ミイラ女「!!? ???! ???!」フゴフゴ
召喚士「うわぁぁ?うわぁぁ?っ! 凄いよっ! 人型の召喚獣なんて始めて!」
召喚士「しかもヌルヌルしてないしっ、いきなりナンパしてきたりもしないっ」
召喚士「それに姿がいきなり変わったりもしなそうだし・・・はぁぁ…嬉しいよぉぉ」スリスリ
ミイラ女「???! ???!!」フゴフゴフゴ
30: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 00:09:35 ID:CAiK6DSw
召喚士「…? どうしたの? そんなフゴフゴして」
ミイラ女「??! ????!!」グイグイ
召喚士「ひゃっ! な、なに!? いたたっ、そんな強く掴んだら手が痛いってば!」
ミイラ女「??! …?!」クイクイッ
召喚士「??? えっと…顔の包帯を指差して…まさか……ちょ、ちょっと待ってね!」ササッ
……スルスルスル
ミイラ女「????……」ヒューッヒュー
召喚士「やっぱり……口元が包帯で塞がってて息苦しかったんだ…良かった、これでもう大丈夫だね」ホッ
ミイラ女「……」スクッ...ザッ
召喚士「へ? なに? 片膝をついて屈み込んで…えっ?」
31: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 00:19:08 ID:CAiK6DSw
ミイラ女「○※□◇#△!」
召喚士「……へ?」
ミイラ女「$♪※□◇×¥●&%#?」
召喚士「えっえぇ……? もしかして、これって…どこか違う国の言葉、なの?」
ミイラ女「※□◇×¥●&! $♪※□◇×!!」ガシッ
召喚士「ひゃぁっ!? あのえっと!? ごめんなさいっ! 私アナタが何て言ってるか分かんな」
ミイラ女「%#? ○※◇#△! ●&$♪※♪!」サワサワ
召喚士「えっ!? ひゃわっ
32: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 00:20:28 ID:CAiK6DSw
ミイラ女「○※□◇#△!」
召喚士「……へ?」
ミイラ女「$♪※□◇×¥●&%#?」
召喚士「えっえぇ……? もしかして、これって…どこか違う国の言葉、なの?」
ミイラ女「※□◇×¥●&! $♪※□◇×!!」ガシッ
召喚士「ひゃぁっ!? あのえっと!? ごめんなさいっ! 私アナタが何て言ってるか分かんな」
ミイラ女「%#? ○※◇#△! ●&$♪※♪!」サワサワ
召喚士「えっ? ひゃわっ!? ななな、くすぐったいっ! ちょっ、やめっ…う、うわぁぁぁんっ
33: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 00:38:09 ID:CAiK6DSw
……ウゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
触手「どうした嬢ちゃぁぁんっ! なにがあ……ぬぉぉっ!? 」ウネーンッ
召喚士「あぁっ! しょっくん! 助k」
触手「嬢ちゃんがなんや包帯まみれのベッピンさんとくんずほぐれつ!!? あかん! わいもまぜてぇなっ!!」ウネウネ
召喚士「………うん、そうだった、しょっくんはそうだよね、あはは」ホロリ
ミイラ女「※◇#△×¥●!? ×●◇#!!」サッ
召喚士「んひゃっ! 今度は後ろに押しやって…も、もうっ! さっきからなにが」
触手「んなっ!? オイコラァッ! 気味の悪い化け物とは何じゃいコラァ!!」グネグネ
ミイラ女「×●◇#※◇#!! ※◇#△×¥●!!」ユラァッ
触手「あぁんっ? こんの……っ! ちょいと調子に乗りすぎやでぇ…言っとくけど、わいはそないな布切れなんざぁ」ウゾウゾ
35: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 04:01:11 ID:CAiK6DSw
ミイラ女「※◇#△×¥●×●◇#!!」ググッ
触手「こんのぉぉ…いっくらベッピンでも許されへんでぇぇっ!」ウゴゴゴ
召喚士「ちょっ…ちょっとまったぁぁっ!! ストップスト??ップ!!」ブンブン
触手「止めんといてや嬢ちゃん! このアホにゃ一度思い知らせとかなアカンねや!」ウゾッ
ミイラ女「※◇#△×¥!」ズイッ
召喚士「あぁ?もうっ! あとでしょっくんにはミルクかけてあげるから! だから少し落ち着いて話を」
触手「争いは何も生まん、やっぱ何事も話し合いやでしかし」キリリッ
ミイラ女「○※□◇#△!?」ギョッ
触手「ナハハハ、何言っとんねんワイは最初から落ち着いとったで?」ウネウネ
召喚士(……予想通りだったけど……しょっくん……)
36: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 12:49:00 ID:flSZcLVQ
召喚士「ところでしょっくん、さっきから気になってたんだけど……」
召喚士「もしかして、この子の言葉が分かるの?」
触手「ん? 言葉って……そこの性悪なベッピンさんのかいな?」
ミイラ女「…×●◇#>>>0??ジトッ
触手「じゃかぁしいわ!……まぁ普通に話せるけど…それがどうしたん?」
召喚士「……この子のしゃべってる言葉、全然聞いた事無い言葉なんだけど」
ミイラ女「×●◇#※●#? ……※◇#△×¥●」
触手「……あ?成る程なぁ、そういう事かいな」
召喚士「えっ? 何? そういう事って??」
ミイラ女「……×>>>0??◇#△¥●」ペッ
37: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 23:30:18 ID:CAiK6DSw
触手「このアマ……まぁアレや、この性悪はこことはだいぶ離れた所の召喚獣みたいなんよ」
触手「そんなもんやさかい、ソイツはこの辺りの言葉は喋れへんのやわ」
召喚士「あぁ、それじゃあやっぱり外国の言葉なんだね」
召喚士「…あれ? でも、それなら何でしょっくんは話せてるの?」
触手「カンタンな話や、ワイはそこの性悪の国の言葉を知っとるんや」
触手「んでもって嬢ちゃんも忘れとるみたいやけど、ワイとの会話は全部テレパシ?的なモンやさかい」
触手「嬢ちゃんには嬢ちゃんの国の言葉で、性悪には性悪の国の言葉で聞こえるっちゅう訳や」
召喚士「え…えぇぇっ!? 何それっ! そんな能力があるなんて聞いてないよっ!?」
触手「いや?言葉の通じん輩なんてそうそうおらんし、言ってもしゃあないやん?」
ミイラ女「×●◇#……※◇#△×」フンッ
38: ◆s7soK/wALM 2013/02/19(火) 23:53:54 ID:CAiK6DSw
触手「コイツ…っ…あんなぁ? オマンいちいちうっさいでぇ? ええ加減にせんとホンマにイテこますぞ」ウゴゴゴ
召喚士「あ、あの?しょっくん……それならその、しょっくんはその子とお話が出来るってことだよね」
召喚士「だったらその、私とその子の通訳をして欲しいんだけど」
触手「えぇ?……通訳ぅ? しかもソイツとのぉ? ……メンドイわぁ」グデッ
召喚士「そんなこと言わないで、お願いっ!」ギュッ
触手「おほっ!?」
ミイラ女「!!?」
召喚士「せっかく召喚できたんだもん……やっぱりちゃんとお話したいの、だから……ね?」ウルウル
触手「しゃ……しゃ?ないなぁ??っ! そないな風に頼まれたら断れへんがな??っ」ウニョウニョ
召喚士「それじゃあやってくれるんだねっ!? ありがとっ! しょっくん大好き!」ニコッ
40: ◆s7soK/wALM 2013/02/20(水) 00:20:25 ID:w/WJmy6I
触手「いやいやいや? そんな大好きとかこそばゆいこと言わんといてぇ?な?」ウネウネ
ミイラ女「×●◇※◇#△?!!? #△#!!」
触手「はっはっは、 そったら一々ワイが間に入って話すんも手間やし、もっと楽な方法でいこうかいなぁ」
召喚士「えっ? 楽な方法って…それ以外に方法なんて無いんじゃ」
触手「いやいや、それがあるんやなぁ?…ん?…そぉぃっ!」ブチッ
召喚士「ふぇっ!? ななな!?自分の体をちぎっ……!? 何やってるのしょっくん!? 」
触手「ん? ナニって…おとと、何やってるって決まっとるやん」
触手「コイツを嬢ちゃんが身に付ければ万事解決っちゅうこっちゃ」 つ~ ウニョニョ
ミイラ女「!!!?」
召喚士「え、えぇぇ……それを身に付けるって…それ、しょっくん…の一部…だよね?」タラリ
42: ◆s7soK/wALM 2013/02/20(水) 00:43:07 ID:w/WJmy6I
触手「せやなぁ、でもこの位は別に大したことあらへんで? 爪とか髪の毛の端っこみたいなモンや」 つ~ ニュニュッ
召喚士「そうなんだ……でも、うん…それはそれでちょっと微妙だけど…何だかウネウネしてるし」
触手「まぁそこら辺はご愛嬌ってことやね! それより使うんなら早よしてぇな」ズイッ  つ~ニュル
ミイラ女「×●◇※◇#△×●#!! ※◇#△×¥●×●◇#!!」
召喚士「……うん、分かったよ……お願いしたのは私だしね」ムンズ
ミイラ女「!!!??!」ガガーン
触手「おうっふ! そない力入れんとっ、そぉっと扱ってぇな??」ウネウネ
召喚士「えっ? あ、ごめん……えっと、それで身に付けるってどこに付ければいいの?」
触手「クビスジ! ミミアナ! ペロペロっ!ペロペロっ!(そうだなぁ、伝導率的な見地から頭、特に耳の近くに配置するのがベストかな)」ウニョロロロッ
召喚士「……考えてることがだだ漏れだよ、しょっくん」
43: ◆s7soK/wALM 2013/02/20(水) 01:03:56 ID:w/WJmy6I
・・・
触手「うぅぅ…一生の不覚や……嬢ちゃんの耳の感触を合法的に満喫する千載一遇のチャンスやったのに」シオシオ
召喚士「まだ言ってる……もうっ! もしそんな事したらしょっくんのこと嫌いになるんだからねっ!」
触手「いやいやいや、冗談ジョウダン、ぜ?んぶ冗談やて、も?本気にしたらアカンてホンマに?」
召喚士「はぁ……ホントかなぁ……もう」クニクニ...ピトッ
~召喚士「…んっ、これでいい、かな?」
触手「ピアス穴…これも種別としては穴だよな…ゴクリ(問題なし、いつでもいけるで?)」ビシッ
~召喚士(……コレさえなければなぁ)ハァ
~召喚士「えっと、もう一度確認するけど…こうしてる間は普通に話すだけであの子の言ってることが分かるんだよね?」
触手「せやで、そのうえ嬢ちゃんが性悪に言ったことも性悪に分かるようになっとるで」
44: ◆s7soK/wALM 2013/02/20(水) 01:14:55 ID:w/WJmy6I
~召喚士「そっか…うわぁ、何だか緊張してきたっ!」ペチペチ
ミイラ女「……」ソワソワ
~召喚士「……よしっ!しょっくん! 私いってくるね!!」
触手「ん、まぁ頑張り?…まぁそない気張らんでも嬢ちゃんなら平気やと思うで」
~召喚士「?? よく分からないけど…ありがと!頑張るねっ!」グッ
~召喚士「…っ、あ、 あのっ! こんにちは! 私は召喚士って言います! アナタのお名前h」
ミイラ女「「何をしているこの薄汚い化け物が!!」」オロオロ
~召喚士「」
ミイラ女「「 戯けた事を抜かしてないで消え失せろ!!」」オズオズ
~召喚士「」
45: ◆s7soK/wALM 2013/02/20(水) 01:31:26 ID:w/WJmy6I
~召喚士「う……うわぁぁぁぁっん!! すっごくきらわれてるぅぅぅっ!! なんでぇぇっ!!?」ポロポロポロ
~召喚士「しょっくぅぅんっ!! いま、化け物って! 薄汚い化け物ってぇぇっ!!」
触手「んあ? 化け物? …そないなことは言っとらんと思……あ、もしかして」ピトッ
触手「お?い性悪、オマンなに嬢ちゃんを泣かせてんねや、サイテ?やなホンマに」
ミイラ女「「んなっ!? 何を馬鹿な! 私は何もっ! その少女が突然泣き出したのだ!!」」オロオロ
~召喚士「………あ、あれぇ?」グスッグスッ
触手「あ?やっぱりや…嬢ちゃんスマン、なんや翻訳にラグがあったみたいや」
~召喚士「…ら、ぐ……?」グシグシ
触手「せやせや、なんやさっき言っとったことを今更翻訳しとったわ、いっや?ホンマにスマンかった!」
~召喚士「……脅かさないでよぉぉっ! しょっくんのバカぁぁっ!!」
46: ◆s7soK/wALM 2013/02/20(水) 23:33:32 ID:w/WJmy6I
・・・
~召喚士「えっと、それじゃあ改めて……私は召喚士って言います! アナタのお名前は?」
ミイラ女「「ごきげんよう、召喚士さん。 私は見ての通りのミイラだ」」
~召喚士「えっと…ミイラ……ねぇしょっくん、ミイラって何?」コショコショ
触手「ん?? ……まぁ一言で言うんなら人間の干物やね」
~召喚士「え…えぇぇっ!? 干物って、全然そんな感じじゃないよ?」マジマジ
ミイラ女「「おや、これは嬉しいことを言ってくれるね…ふふふ」」ナデナデ
~召喚士「えっ、あぅっ……ど、どうもです」オドオド
~召喚士(…うぅぅ……何だろう、このヒトちょびっと怖いかも……)
触手「でも確かにミイラってよりも見た目的にはマミーって言った方がえぇ感じやなぁ」
47: ◆s7soK/wALM 2013/02/21(木) 00:38:05 ID:HaGtKD1k
~召喚士「マミー? ……しょっくんのお母さんってああいう感じなの?」
触手「そっちとちゃうわ、ソイツみたいに包帯をグルグル巻いとるモンスターのことやがな」
~召喚士「へぇ?そういうモンスターがいるんだ……」
~召喚士「でもそれってモンスターなんでしょ? だったらミイラ女さんはそれとは違うんじゃ」
ミイラ女「「……召喚士さん、少しよろしいか?」」
~召喚士「えっ? あっ! ごめんなさいつい話し込んじゃって…えっと、何ですか?」
ミイラ女「「いやなに、あまりに突然のことで聞くに聞けなかったのだが……私は何故ここにいるのだろう」」
~召喚士「……えっ? 何故って、それは私がアナタを召喚したから」
ミイラ女「「召喚? …それは、異界から幻獣を呼び出す技法を使った、と言うことなのかな?」」
~召喚士「はい、そうですけど……えっと、何でそんなことを?」
48: ◆s7soK/wALM 2013/02/21(木) 01:03:42 ID:HaGtKD1k
ミイラ女「「いや、何と言うか……私は異界の幻獣の類ではないのだが」」
~召喚士「……へ?」
ミイラ女「「というかどちらかと言えばキミと同じ人間なのだが? …元、が付きはするが」」
~召喚士「………えぇぇぇっ!!?」
~召喚士「…そ、それじゃあミイラ女さんって……」
ミイラ女「所謂、モンスターと呼ばれる存在と考えてくれて相違ない」
~召喚士「……って事は、もしかしてまた」
触手「召喚獣の召喚は失敗、っちゅうこっちゃな……」
~召喚士「うぅぅ…今度こそ成功したと思ったのにぃぃ」クスン
触手「あ?……ドンマイやで」ペタペタ
49: ◆s7soK/wALM 2013/02/22(金) 02:21:16 ID:77cO9kfQ
~召喚士「うぅぅ……しょっくん、ありg」
ミイラ女「「コラッ! 気安くその子に触れるなっ! この淫獣め!!」」パシンッ
~召喚士「!?」ビクッ
触手「アダッ!? ……いきなり何さらすんじゃっ!」
ミイラ女「「うるさいっ! その子は貴様のような汚らわしいモノが触れていい存在ではないのだ!!」」
触手「はぁぁ? いきなり何を言っとんねんこの性悪は」
~召喚士「え、えぇと…ミイラ女さん? どうしてそんな事を言」
ミイラ女「「だが召喚士さんっ! そもそもキミは無警戒すぎるのだ!」」ビシッ
~召喚士「えぇっ!!?」
ミイラ女「キミが純粋無垢で穢れを知らないだろう事は一目見て分かった、だがそれとは別に淑女たるもの何時も己が身を守る為の警戒を怠っては」クドクドクド
50: ◆s7soK/wALM 2013/02/22(金) 02:52:59 ID:77cO9kfQ
~召喚士「あ、あぅぅ…? ミイラ女、さん? その、しょっくんは私の大切なお友だt」
ミイラ女「「お供!? いけません! あのような淫獣をお供になんて! それにたとえお供だったとしてもいえむしろお供なら尚更に」クドクドクドクド
~召喚士「ひぃぃっ……しょっくん?ミイラ女さんが話を聞いてくれないよぉ?」ヒソヒソ
触手「あ?あの手の輩はメンドイんよなぁ……正直、これ以上は関りとうないわぁ」
ミイラ女「「言ってるそばから! その淫獣に不用意に近づくのは危険です!」」グイッ
~召喚士「わわっ!? ミイラ女さんちょっと落ち着いて話をっ」
ミイラ女「「えぇ、えぇ! 話しましょう、じっくりと淫獣の危険性について分かってもらえるまで!」グイグイ
~召喚士「ふえぇっ!? ちょっ、引っ張らなっ! しょっくぅぅんっ!!」ワタワタ
触手「ん?…なんや口出すとややこしゅうなりそうやし、何とか頑張りぃや?」ウネウネ
~召喚士「えぇっ、そんなぁっ! しょっくん??っ!」ズリズリズリ
52: ◆s7soK/wALM 2013/02/22(金) 03:38:35 ID:77cO9kfQ
・・・
ズリズリズリズリ
ミイラ女「「ふぅ……ここならば落ち着いて話せそうだ」」キョロキョロ
~召喚士「う?……ここは、裏手の林? なにもこんな所まで来なくても……」
ミイラ女「「引きずって来た事については済まなかった、しかしだ」」
ミイラ女「「あのような淫獣のいる場所ではどこであろうと安心など出来ないだろう」」
~召喚士「…ミイラ女さん、しょっくんは見た目はその、ちょっとアレかもだけどそんな危なくなんか」
ミイラ女「「召喚士さん、キミはやはりとても純粋だ……その純粋さは今後も失わないで欲しいと思う」」
ミイラ女「「だが、やはりそんなキミだからこそ! もっと気をつけるべきなのだ! 分かって欲しい!!」」ガシッ
~召喚士「……ミイラ女さん、どうしてそこまでしょっくんの事を……」
53: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 08:38:09 ID:jBiEU8Qc
ミイラ女「「……良いかい、キミは知らないかもしれないが世の中は汚いことばかりなんだ」」
ミイラ女「「その中でも一際けがらわしいのが……男という生き物だ!!」」クワッ
~召喚士「……へ?」
ミイラ女「「頭の中には醜い欲望ばかりでそれを満たす為なら何をしても良いと思っている」」
ミイラ女「「そんな愚か極まる存在が、さも自分が最も偉いと思い込んで理不尽な振る舞いをとる」」
ミイラ女「「奴等にとって見れば女なんて全て自分の言うことを聞く玩具程度にしか思っていないのだ!」」
~召喚士「あ……あの?……」
ミイラ女「「あぁ汚らわしい汚らわしい消えてしまえば良いというのに奴等はどこに行っても虫けらのように湧いて出て」」ブツブツブツ
~召喚士(えっと…これは、ミイラ女さんも昔何かあったのかな……?)
ミイラ女「「それに比べて!! 私達はどうだい!」ガシッ
54: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 08:56:31 ID:jBiEU8Qc
~召喚士「ふぇっ!? わ、私達って……えっと?」
ミイラ女「「私達……つまり、女は男に比べてどうか、と言うことだよ」」
~召喚士「……そのぉ、話がよく見えな」
ミイラ女「「良いかいっ! 男とは常に欲望を満たす為に争い他者を踏み台に、食い物に、玩具にせずにはいられない存在だ」」
ミイラ女「「だが、それに比べて私達女性はどうだ、常に協調を尊び争い無く優雅にそして美しく振舞う」」
ミイラ女「「更には男がその精神と同じくその体も汚く粗野で美しさのかけらも無いものだというのに、ほら」」スッ
ミイラ女「「私達はその精神を映し出すかのように柔らかで優雅な曲線をもつ美しい存在では無いか」」ナデリ
~召喚士「………はひ?」タラリ
ミイラ女「「私がその事に気付いたのはキミの年頃よりももっと先だったが、気付いた時には世界が明るく開けて見えたものだ」」ジリッ
ミイラ女「「キミにもその光景と世の真理を伝えたい……この世には女だけいれば良いというね」ボソッ
56: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 18:16:01 ID:jBiEU8Qc
~召喚士「え、えぇぇっ!? で、でもあの、えとっ!」アタフタ
ミイラ女「「なに、キミは難しい事など何も考えなくて良い……」」
ミイラ女「「ただ私に全てを委ねれば良いだけだ……さぁ」」スッ
~召喚士「……」...ジリッ
ミイラ女「「……おや、どうして距離を取るんだい?」」ジリジリッ
~召喚士「えっ……あ…これは、そのぉ?……」ジリッジリッ
ミイラ女「「…あぁ、そうか……いや、私とした事が少しばかり思慮を欠いていたようだ……済まない」」ピタッ
~召喚士「……えっ?」ピタッ
ミイラ女「「キミは……私が恐ろしいのだね? …この、異形の姿が」」
~召喚士「へっ?」
57: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 19:11:58 ID:jBiEU8Qc
ミイラ女「「ふふっ…この体はあらゆる秘術を用いて腐ることもなく多少の損傷も自ずと消える」」ペタペタ
ミイラ女「「だが悲しいかな……不変となったこの身はもう人の物とは言えない」」
ミイラ女「「その様な私になど……汚らわしいと思われて仕方が……いや、むしろそれが当然の」」
~召喚士「そ、そんなこと無いっ!!」グッ
ミイラ女「「……良いんだ、人の身でない私にそんな無理をしてまで気遣う必要など……」」
~召喚士「違う! 無理とか気遣いなんかじゃ…っ…それに人だとか人じゃないだとか、関係ないよっ!」
ミイラ女「「……っ……」」
~召喚士「だから、そんな風に自分の事を言わないで……それに、そのぉ」
~召喚士「ミイラ女さんを始めて見た時……えと、綺麗なヒトだなぁ、って思ったし」ゴニョゴニョ
ミイラ女「「……召喚士さん……キミって子は……」
58: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 19:21:50 ID:jBiEU8Qc
ミイラ女「「……その言葉、信じても……良いのかい?」」
~召喚士「……! うん、うんっ! ホントに思った事を言ったよ!」
ミイラ女「「じゃあ、私の事は……怖くないんだね?」」
~召喚士「うんっ!」
ミイラ女「「私が人じゃなくても……構わないのかい?」」
~召喚士「うん、モチロン! ドンとこいだよ!」
ミイラ女「「…私のこと、綺麗だと思ってくれていたんだね」」......シュルリ
~召喚士「う、うん……エヘヘ、何だかこんな面と向かって言うとちょっと恥かしいかも」テレテレ
ミイラ女「「そうか……なら何も問題なんか無い、そうだね?」」ガッチリ
~召喚士「うんっ! 問題なんて何も……へっ?」ギチッ
59: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 19:52:31 ID:jBiEU8Qc
ミイラ女「「いやはや、『人だとか人じゃないだとか、関係ない』か、うむ実に…実に喜ばしい」」ウンウン
~召喚士「あ、あれ……? えっと、ミイラ女さん? ちょっと、腕に包帯が……えっ?」ガシッガシッ
ミイラ女「「それに私のことを綺麗だ、と……ふふふふふっ」」ニヨニヨ
~召喚士「……あのぉ……両手両足に包帯、が……」
ミイラ女「「そうだ! キミが折角その胸の内を明かしてくれたのだ、私も明かさねば不公平というものだ」」スッ
ミイラ女「「実は私もキミを一目見て思ったのだよ、あぁ……なんと可憐かつ純心な目をしているのだろうと、ね」」クイッ
ミイラ女「「まるで荒涼たる砂漠に湧いたオアシス、その中に咲く一輪の花のようだと」」クンクン
ミイラ女「「……あぁ、芳しい…本当に花のようだ……あぁ、本当に……」」サワサワ
ミイラ女「「愛おしいなぁ、キミはっ」」ギュゥゥゥッ! ムニムニムニッ
~召喚士「ひぅぅぅっ!!? なっ!? いっ! くすぐったっ! あぅぅぅっ!?」ジタバタ
61: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 22:12:31 ID:jBiEU8Qc
ミイラ女「「おっと……済まない、ついその柔らかな肢体に顔を埋めたい衝動に駆られて」」スリスリ
ミイラ女「「ただ……キミは見た目よりも案外しっかりとしたさわり心地なのだね……どれ」」ピラッ
~召喚士「!!?」
ミイラ女「「おぉ……これは……ふむ」」ツンツン
~召喚士「ひゃぁっ!? や、やめっ! 突かないでぇっ!!」ピクンピクン
ミイラ女「「…男の無駄な筋肉を指して肉体美、などという形容があると聞いた事がある……が」」
ミイラ女「「成るほど、真の肉体美とはこの様な物なのかもしれない」」
ミイラ女「「よもや私が筋肉を美しいと評する日がこようとは……いやはや、キミには恐れ入ったよ」サワサワ
~召喚士「く、くすぐったいっ! お腹をそんな風に触らにゃっ!!?」ビクッ
ミイラ女「「ははは、どうしたただ少しヘソを撫でただけだと言うのに……キミは可愛らしいなぁ」」ハァハァッ
62: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 22:23:15 ID:jBiEU8Qc
~召喚士「も…もうっ! ミイラ女さんっ! いい加減にしてよっ! 怒るよっ!!」バタバタ
ミイラ女「「…? おや、どうしたんだい、急におかしな事を」」
~召喚士「おかしいのはミイラ女さんだよっ! 何でこんな事するのっ!」
ミイラ女「「何で……?決まっている、分かり合うためさ」」ニッコリ
~召喚士「分かり合う? そ、それならこんな風じゃなくって普通にお話をすればっ」
ミイラ女「「お話? ははは、言葉なんてものでは真に分かり合う事なんて出来ないのだよ」」フッ
ミイラ女「「それにそもそも…私達は今も尚、本当の意味で会話なんてしていない……違うかな?」」
~召喚士「え……えぇ? どういう、意味」
ミイラ女「「私とキミとは本来なら出会うことも無いほどに遠い国の者同士だ、当然言葉は通じない」」
ミイラ女「「その私達が互いの言葉を理解している……それは、キミのその友達とやらのせいだろう?」」キッ
63: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 22:34:07 ID:jBiEU8Qc
~召喚士「そ、それはっ」
ミイラ女「「今もっ! 私の言葉は、思いはっ……その薄汚いモノの力を介さなければキミには伝わらない!」」
ミイラ女「「これでは! 私はキミ本人ではなくソイツに愛を囁いているような物ではないか!!」」
ミイラ女「「……ハッキリ言おう、私には耐え難いほどの屈辱だ」」フルフル
~召喚士「そ、そんな……しょっくんは私と、ミイラ女さんの為に……」
ミイラ女「「ふんっ、アレも所詮は男の一種だろう? ならばどうせこれもキミを篭絡する為の浅知恵と言った所だろう」」
ミイラ女「「ふふっ……だがそれも結構……最後に笑うのは私達なのだから……ふふふっ」」ニヤッ
~召喚士「っ!?」
ミイラ女「「それにまぁ…確かにそれが無ければこうして話すことも出来なかったのだし、その事に関しては感謝しても、良い」」
ミイラ女「「でも、この先はそんなモノは……必要ないの」」ツゥゥッ
64: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 22:48:21 ID:jBiEU8Qc
~召喚士「ぅぁ…っ…な、何をっ」
ミイラ女「「…ここからは、体を通して語るとしよう」」スゥッ
ミイラ女「「ふふっ……教えてあげよう……至極の悦び……それを通しての会話にはあらゆる境などないと言う事を……」」キュッ
ミイラ女「「そしてようこそ!! 目くるめく女の園へ!!」」プチッ つ~
召喚士「あっ、あぁぁっ!! しょっくんピアスがぁっ!!」
~「」ピクピク
ミイラ女「※◇○△○¥@●」フゥッ
召喚士「ふやぁぁっ!!? なっ、なにすっ! やぁぁっ!!」パタパタ
ミイラ女「……×○¥@……※◇¥@▽@?」ハァッハァッ
召喚士「目、目がっ目が怖いよぉぉっ! た、たすけっ! い、いやぁぁっ!!」フルフル
66: ◆s7soK/wALM 2013/02/23(土) 23:38:50 ID:jBiEU8Qc
……フォォォォォォォ……
ミイラ女「……? ※◇○●¥@●?」キョロキョロ
召喚士「…っ…白っ…これは……」
……スゥゥゥ……
白昼夢「……」フィヨフィヨ
ミイラ女「……! ※◇×●¥#▲@●!!」ギュバッ
白昼夢「……!」バシュゥゥッ
召喚士「!! ど、ドリー!! いやぁぁっ! ……?」
……シュゥゥゥゥゥ……
白女「……」
67: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 00:00:46 ID:Oh2wZbXk
召喚士「……? 女の、人?えっ、でも何で」
シュルルルッ......シュルルルルッ
召喚士「えっ、えっ? きゃわっ!?」トスッ
召喚士「…あたた…っ…包帯が解け……?」
ミイラ女「」パクパク
白女「……」スタスタ
ミイラ女「…! ※◇○●¥@#●!? #@▲@??」ワタワタ
白女「……」ニコリ
白女「……」ボソボソ
ミイラ女「※◇○●#○¥@×@*¥#●!?!!?」ビクーンッ!
68: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 00:23:14 ID:Oh2wZbXk
白女「……♪」ガシッ...ズリズリズリ
ミイラ女「@×@*¥#●!! ●#○¥@!!?」バタバタバタ
......ガチャ...パタン
召喚士「……」ポカーン
召喚士「…えぇっと……え? 何がどうなっ」
?????くぁw背dfrgtひゅじこlp;@:「????!!!
召喚士「!!?」ビクッ
69: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 00:48:35 ID:Oh2wZbXk
・・・
......ガチャッ
召喚士「……」ソロリソロリ
触手「お?う嬢ちゃんお帰りやで?っ」ニョコッ
召喚士「うわあぁぁぁっ!!? …な、なんだしょっくんかぁ……脅かさないでよぉ」ホッ
触手「…いきなしご挨拶やなぁ……んで、今まで何処に行ってたん?」
召喚士「えっ? 何処って……林、だけど」
触手「んぁ? そったら何やずぅぅっと帰って来んとどっか行ってもうたんかと思たで、何で帰って来んかったん?」
召喚士「……しょっくん、ミイラ女さん…それと、ドリーは?」
触手「お? あぁ、あのベッピンな?………ウヘヘ」ウネリネリ
70: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 01:00:12 ID:Oh2wZbXk
召喚士「…えっと……なんでそこで笑ったのかな?」
触手「何でって? そら嬢ちゃん、アレはもうなんつ?か凄かったでぇ…もうえr」
召喚士「あ???あ???聞こえなーい聞こえなーい」
触手「お?何や聞いといて損は無いでぇ? あの性悪ベッピンの変わりようったらもうなぁ?」ウニョウニョ
召喚士「……しょっくん」ジトッ
触手「なはは?っ! 分かっとる分かっとる……んじゃま、冗談はさておき」
触手「あの様子からして多分もうそろそろ還り時やろし…挨拶、するかい?」 つ~
召喚士「……うん、でも私一人で大丈夫……ありがとね、しょっくん」
触手「そか、そんなら行ってきいや……ワイの分もヨロシク頼むわ?」ウネウネ
召喚士「……うんっ」
71: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 01:07:12 ID:Oh2wZbXk
召喚士「……し、失礼しま?…す」カチャッ
ミイラ女「」ヒクッヒクッ
白女「……♪」ツヤツヤ
召喚士「う…うわぁ……ドリー…やりすぎだよぉ」ヒキッ
白女「……?」
......シュゥゥゥ
白昼夢「……」フィヨフィヨ
召喚士「…でも、うん……ありがとね、ドリーがいなかったら多分もっと酷い事になってたし」
白昼夢「……」フィヨフィヨ
召喚士「…お疲れ様、ドリーは先に休んでて良いよ」
72: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 01:43:19 ID:Oh2wZbXk
白昼夢「……」フィヨフィヨ
召喚士「大丈夫だから、ね?」
白昼夢「……」...スイーッ
召喚士「…ありがと……さてと」
ミイラ女「……」ヒクヒク
召喚士「……お、お?い……だ、大丈夫?」ツンツン
ミイラ女「……」...パチッ
召喚士「あっ! 起きた…良かったぁ……」ホッ
ミイラ女「……!」ヨロッ
召喚士「あっ! 無理しないでっ、そのままで良いからジッとしてて?」ナデナデ
74: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 02:10:26 ID:Oh2wZbXk
ミイラ女「……」フイッ
召喚士「…えっと、何と言うか……ごめんなさいっ」ペコリ
ミイラ女「……?」
召喚士「あのね、さっきの女の人はね……アナタの本当に会いたい人じゃ、ないの」
召喚士「アレは私の友達で白昼夢(デイドリーム)のドリー」
召喚士「見た人が望むものをその身に映す、そういう召喚獣なの」
ミイラ女「……」
召喚士「…あの人がミイラ女さんにとってどんな人なのかは分からない…だけど」
召喚士「大切な人の姿を勝手に使って……ごめんなさい」ギュッ
ミイラ女「……」
75: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 02:36:25 ID:Oh2wZbXk
ミイラ女「……?」...ポウッ
召喚士「あ……時間、みたい」
召喚士「…ミイラ女さんは今日一日だけって期限で召喚したんだけど」
召喚士「消耗した魔力が大きいと召喚期限は短くなっちゃうモノだから……」
ミイラ女「……」スッ
召喚士「え、えと……その、結局ちゃんとお話できた時間はちょっとだけだったけど…でもねっ!」
召喚士「ミイラ女さんに会えて、良かった……私の呼びかけに応えてくれて、ありがとうっ」ニコッ
ミイラ女「……」ジッ
召喚士「…な?んて……はは、何言ってるか分かんないよね……」
召喚士「しょっくんに力を借りれば、ちゃんとお話できるんだし…力を借りるべきだったと思う」
76: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 02:42:17 ID:Oh2wZbXk
召喚士「でも…やっぱり、最後くらいはちゃんと二人だけでお話したいな…なんて、思ったりして」モジモジ
ミイラ女「……」ジィィッ
召喚士「…あははっ、もう私ったら本当にバカでっ! 呆れて物も言えない、よね」シュン
ミイラ女「……」...スッ
召喚士「……? えっと、手? な、にぃっ!?」グイッ
ミイラ女「……」ムギューッ
召喚士「えっ、えぇぇっ!? な、なんで!? なんで抱きつきっ!?」
ミイラ女「……」ニコッ
ミイラ女「…ぁ…りがぁ……とっ」
......パァァァッ......
77: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 02:53:50 ID:Oh2wZbXk
召喚士「……あっ……」
触手「……終わったかい?」ニュルッ
召喚士「……しょっくん……前に言ったかもだけど、ドアの隙間から入ってこないでって」
触手「あ?! そんな事を前に言われとったかいなぁ、いやぁエ口ウすんまへんっ」
召喚士「全くもう……しょっくんはホント、いい加減なんだから」
触手「いやいや、今度からは気ぃつけるさかい堪忍なぁっ!」ウネウネ
召喚士「はいはい……さて、っと!」グッ
召喚士「もうこんな時間! 早く夕飯の支度しないとっ!」
触手「おっと! ホンマや! ほんならワイもいっちょ腕を振るうかいなぁ!」ウネンウネン
召喚士「うん、気持ちだけで良いや! …でも、ありがとね、しょっくん!」ニコッ
78: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 03:15:54 ID:Oh2wZbXk
―――2日目―――
召喚 → 失敗 (本来召喚対象とならないモンスターを誤って召喚)
召喚対象 → マミー(砂漠地方ダンジョンピラミッド郡の内何れかの主の可能性有り)
備考 → 召喚の際に媒体としてファラオについて書かれた魔道書(詳細は別項参照)を使用
.  これにより術者との交流の不可能な対象が召喚された可能性有り
一日を終えて
言葉が通じないのはとても大変、でも言葉が通じなくても通じるものがあると分かった
今回も召喚自体は失敗だったけれど、今まで意識していなかった言葉と思いの大切さを学ぶ事ができた
そういう意味では失敗じゃなくて寧ろ成功と言えるにちがいn
失敗は失敗ですよね、そういう事は成功してから始めて言えってその通りです正論ですごめんなさいごめんなさいゆるs
... 終わる
ニア 三日目に続く   ピッ
.  あれ?何か忘れてるような ピッ?
79: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 10:54:51 ID:Oh2wZbXk
ーーー2.5日目ーーー
ユニコーン「俺のwwwいない間にwwwそんな事がwwwちくしょうwww」
触手「ホンマに勿体なかったわなぁ…にしても、おまん何でおらんかったんよ?」
ユニコーン「朝起きてwww唐突に七つ向こうの山の草の新芽がwww食いたくなってwww」
触手「……うっさんくさいのう…まぁえぇけど」
ユニコーン「んな事よりwwwおっさんもwww続きを話せってのwww」
触手「続き? いや、別にあらへんけど?」
ユニコーン「えっwwwwちょっwwwマジかよwww」
触手「……? 何やおまんがそないにワイの話聞きたがるんは珍しいなぁ」
ユニコーン「いやwwwだってwww肝心な所を全然話してないwww」
80: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 11:20:10 ID:.wsNgewU
触手「は? 肝心な所て……どこやて」
ユニコーン「ちょっwww素で忘れとるwwwありえwwwなーいwww」
触手「忘れて? ……ちょい待ち、なんや言われてみれば確かに忘れとるような」
ユニコーン「おっさんwww遂にボケたかwwwザマァwww」
触手「ぐぬぬ…っ…! …もしかして、あれの事かいなぁ?」
ユニコーン「おっwwwやっと思い出したのかっwww」
1 召喚士にミルクをかけてもらう約束
2 ミイラ女と白女の……
3 そんな事より○○しようや!!
↓1
81:以下、
1
83: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 13:38:22 ID:Oh2wZbXk
触手「いっやぁ?……ワイとした事がスッカリ忘れとったわぁ」
ユニコーン「おいおいwwwおっさんがwwwマジかよwwww」
触手「アホッ! ワイはおまんと違って色々忙しいんや!」
ユニコーン「はいはいwwwwんで?wwwどうすんのwwww」
触手「そら決まっとるやろ、約束はその日の内にこなすんが吉や」ウニョリ
ユニコーン「まぁそうだよなwwww」スクッ
触手「それにしてもおまんがワイに得な事を言うなんざ珍しいわなぁ」
ユニコーン「何を言うかwww俺はいつでもwwwしwwwんwwwしwwwwwそれはそうとwww分かってるよなwwww」
触手「……あぁ、そういう事かい……まぁえぇわ、でもおまんは見てるだけやで」ウネウネ
ユニコーン「あいあいwwww」パカパカ
84: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 13:48:52 ID:Oh2wZbXk
・・・
召喚士「……んにゅ」スヨスヨ
触手「どうも?隊員一号触手やで?」ウネリ
ユニコーン「どもどもwww隊員2号wwwwユニコーンwwwwちょりーっすwww」ヒョッコリ
触手「いっや?2号はん2号はん……コラまた見事に寝とりまんなぁ」シミジミ
ユニコーン「寝てますなぁwwwマジwwwプリチーwww」ウキウキ
触手「もうブッチャケこれを見てるだけで夜も明けようかってとこやけど」ヒソヒソ
触手「ここは大人として約束の大切さを教える為にも…寝起きドッキリを敢行やねっ!」ヒソヒソ
ユニコーン「約束の大切さwwwwwミルクかけてもらうwww約束でwwwww」
触手「さて、ここはリアクション、起床率の高さ双方の観点から……『寝耳に粘液』、これやね」ドロ゙リッチ
85: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 13:58:41 ID:Oh2wZbXk
・・・
ひぃぃぃいいいいいやぁあああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!
・・・
召喚士「うぅぅぅ……耳がぁぁ、まだ奥に残ってるぅぅ」シクシク
触手「ぉぉう…っ…どうですかい隊員2号はん、今の台詞は」ボロボロッ
ユニコーン「正直wwwwwたまりませんwwww」ボロボロッ
召喚士「もぅ! 二人とも! 寝てる人にあんなことしちゃダメなのっ! 反省して下さいっ!!」
触手「いっやぁ?それにしてもホンマ嬢ちゃんにはかなんわぁ?」ケロッ
ユニコーン「寝顔w驚き顔w泣き顔w怒り顔w……どれもプリチーwwwwwパネェwwwハニーマジパネェwwww」ケロッ
召喚士「……うぅぅ……お願いだから話を聞いてよぅ」シクシク
86: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 14:51:17 ID:Oh2wZbXk
召喚士「……はぁ、それで? お外まだ真っ暗だけどどうしたの?」ファァ
触手「おぉっ! 流石は嬢ちゃん! 気持ちの切り替えが早いなぁっ」
ユニコーン「ハニーってば懐が深いwwwwあっwww別にヒンヌーって事じゃないからwwww」
召喚士「……うん、一々突っ込んでたら話が進まないしね」ヒクヒク
触手「おぉそうやった、つい脱線してもうた……そったら本題なんやけど」
触手「ホラ嬢ちゃんってばワイと約束したん覚えとるかい?」
召喚士「約束……? ……あっ」
触手「おぉっ? その反応はさては嬢ちゃんっ!」
ユニコーン「ハニーってばwww約束を忘れちゃwwwダメッしょwww」
召喚士「……あれっ、それじゃあもしかしてその為に?
87: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 17:05:56 ID:Oh2wZbXk
触手「せやでっ!」
ユニコーン「あたぼうよっwww」
召喚士「……朝になってからにしようよ……」
触手「い?やっ!約束は約束や! 思い出したら気になって寝れへんねやっ!」
触手それとも嬢ちゃんはワイとの約束なんてどうでも良い言うんか……?」ウネンウネン
召喚士「そうじゃないけど……はぁ、分かったよ……しょうがないなぁ」モゾモゾ
触手「おぉっ! そう来なくっちゃやっ!」
ユニコーン「流石ハニーwww話が分かるwww」
召喚士「調子がいいんだから……あれ? そういえば何でゆっくんも一緒なの? 約束したのはしょっくんとだけだよ?」
ユニコーン「あぁwwwそこは気にしないでwww俺はただwww見てるだけだからwwww」
88: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 17:32:42 ID:Oh2wZbXk
召喚士「そうなの? ふ?ん……まぁいいや、それじゃミルクを取って来」
触手「おぉっと! その必要はあらへんでっ!」ニュビシッ!
ユニコーン「既にwwwスタンバッておりますwwwww」カランッ
召喚士「あ、ホントだ…用意がいいんだねぇ……それじゃあお外に出」スッ
触手「はいちょいと待ったっ! スト?ップやでぇ!」ニュビシッ!
ユニコーン「こんな時間にwww外に出たらwww暗いしwww危ないってwwwww」
召喚士「えぇ? そりゃぁ真っ暗だけど、危ないってしょっくん達が一緒なんだし大丈夫じゃ」
触手「そらまぁナニが出てこようと任しとき! …と言いたいとこやけど」
触手「折角嬢ちゃんにミルクかけても貰うんや、完全にリラックスしていたいんやっ!」
ユニコーン「そゆことwwwそれにwww外だとよく見えないしwwww色々とwww」
89: ◆s7soK/wALM 2013/02/24(日) 18:18:20 ID:Oh2wZbXk
召喚士「えっと……でもそれじゃあ何処でミルクを?」
触手「そら嬢ちゃん、ここですればえぇやんか」
召喚士「……えっ?」
触手「せやから、ここでやればえぇんとちゃうか? ミルク掛け」
ユニコーン「それが良いwwwここなら明かりもあるしwww」
召喚士「ちょ、ちょっと! ここ私の部屋だよっ!? そんな事したら床がミルクでビショビショにっ」
触手「その心配はあらへんっ! ワイがワイにかけられたミルクを……一滴でも零すとでも……?」
召喚士「えぇぇ……でも……やっぱり」
ユニコーン「ダイジョブダイジョブwww零してもwww最悪俺がキレイにするしwwww」
触手「ホレ! コイツもそう言っとるし! なっ!なっ!!」ズズイッ
90: ◆s7soK/wALM 2013/02/28(木) 23:57:57 ID:LMEEKmpg
召喚士「……はぁ……キレイにできるからって、わざと汚したりしたらダメなんだからね?」
触手「おぉぉっ!! モッチロンやがな! やっぱ嬢ちゃんは話が分かるなぁっ!」ウネウネ
ユニコーン「流石はハニーwww頼まれるとwww嫌とは言えないwwwマジ女神wwww」
ユニコーン「でもそんなwwwわざと汚すとかwwwwありえんてぃwwwww」キリッ
触手「せやでっ! なんせワイらは紳士やからなぁっ」ムフニ
召喚士「……本当の紳士はこんな事させないと思うんだけど」
召喚士「まぁ今更か……それじゃあうん…っしょっ」キュポン
召喚士「はい、それじゃあミルクを掛けるy」
触手「ちょっと待ったぁぁぁああああああっ!!」
触手「折角の機会や……↓1な感じでかけてくれへん?」
↓1(ミルクかけオプション、どんな風にミルクをかけるか)
91:以下、
スカートの中からゆっくりと
93: ◆s7soK/wALM 2013/03/01(金) 07:37:55 ID:uDng4YHY
召喚士「え……? スカートの中からゆっくり……?」
召喚士「それは……えっと、つまり………っ!?」
召喚士「なに言ってるのっ!? ヤダよそんなのっ!!」カァァッ
触手「そこをっ! そこを何とかっ!!」
召喚士「イヤっ! だって私の持ってるスカートって言ったら……」
ユニコーン「あぁそういやwwwハニーのスカートってwwwジャンスカだけだっけかwww」
触手「じゃん…スカ? 何やそれ新手のプレイかいな」
ユニコーン「ちげぇwwwオッサンに分かるように言うとwwwワンピースなスカートだよwww」
触手「ワン…ピース……そったら、そったらおまっ……予定してたパンツから下乳までマルっとお見通しっ!?」ウゴーン
召喚士「そっち!? それにパンツは見る前提だったの!!?」
94: ◆s7soK/wALM 2013/03/01(金) 08:45:25 ID:uDng4YHY
触手「なははははっ! 冗談やて、そんな別に嬢ちゃんの水玉のパンツ見たいとか思ってへんよ?」
召喚士「……そっか、ところで何で私が履いてるパンツの柄を知ってるのかな?」ジトッ
触手「とにかく! ワイがパンツを見ぃへんかったら問題無いんやろ?」
触手「そったらホレ、目ぇ閉じとくさかい! これなら構へんやろ? なっ!!」ウネリ
召喚士「しょっくん、そこまでして……いまいちどこが目なのか分からないけど」
ユニコーン「それはwww細けぇ事は(ry www」
召喚士「……でも、ゴメンっ! やっぱりやりたく無いっ!」
ユニコーン「なんっwww」
触手「やてぇぇぇ!! 何でやっ、理由を言ってぇな!」
召喚士「り、理由は…わ、ワンピースだから、そのっ、スカートの中からっていうのは難しいって言うか」ゴニョゴニョ
95: ◆s7soK/wALM 2013/03/01(金) 09:10:36 ID:uDng4YHY
触手「そんなんスカートたくし上げたらえぇんちゃう? ホレ、目ぇは瞑ってる訳やし」ウネッ
召喚士「うっ……で、でもっそんな風にしたらその、足とかスカートがミルクで汚れちゃうかも」
ユニコーン「その辺はwww俺がカバーすっからwww問題ナッシングwww」ズイッ
召喚士「えっ」
触手「おぉっ! ほんなら問題は解決やね! さぁ嬢ちゃんいってみよか!!」ズズイッ
召喚士「ぁぅ……で、でも……でもっ」アセアセ
触手「……何や?? もしかしてまだ問題がある言うんか??」
ユニコーン「マジかーwwwどんな問題だーwww思いつかねーwww」
召喚士「えぇっ? いやだって、ホラ……何だかちょっと……ねっ?」オロオロ
触手「あかんな?嬢ちゃん……言いたい事は ハ ッ キ リ 言わんと伝わらんで??」
96: ◆s7soK/wALM 2013/03/01(金) 21:49:00 ID:uDng4YHY
召喚士「うぅぅ……だから、その……っ」モジモジ
触手「ん???」
ユニコーン「言ってみwww言ってみwww」
召喚士「……っこ……みたいだし」ゴニョゴニョ
触手「ん??? なんやよう聞こえへんかったな???」ウニョウニョ
ユニコーン「ワンモアセッwwwワンモアセッwww」
召喚士「???っ…だからっ、その……ォシッコ…してるみたい……だなって」??
97: ◆s7soK/wALM 2013/03/01(金) 21:59:10 ID:uDng4YHY
召喚士「うぅぅ……だから、その……っ」モジモジ
触手「ん???」
ユニコーン「言ってみwww言ってみwww」
召喚士「……っこ……みたいだし」ゴニョゴニョ
触手「ん??? なんやよう聞こえへんかったな???」ウニョウニョ
ユニコーン「ワンモアセッwwwワンモアセッwww」
召喚士「???っ…だからっ、その……ォシッコ…してるみたい……だな、って……うぅぅ」モジモジモジ
触手(ハイっ!羞恥で耳の先まで紅に染まる少女の図、頂きましたっ!)ニヨニヨニヨ
ユニコーン(隊長www俺のユニコーンドリルがwwwファイナルアタックしそうですwww)ニヨニヨニヨ
触手(まだやっ! リミットブレイクには早過ぎるっ! まだまだかまして行くでっ!)ニヨニヨニヨ
100: ◆s7soK/wALM 2013/03/02(土) 00:05:47 ID:ygn58uE6
召喚士「…ほら、ちゃんと言ったよ? だからせめて違う事を」
触手「いやいやいや?……それはちょいと違うんやないかい?」
召喚士「えっ? 違うって……どういう」
触手「嬢ちゃんや、ワイと嬢ちゃんがしたんは何をするいう約束やったっけ?」
召喚士「へ? それは……ミルクを掛けるっていう……」
触手「せやなぁ、せやなぁ? そったら……別に恥ずかしい事と違うんやないの?」
召喚士「えっ……えぇぇ?」
触手「えぇかい? あくまでも、あくまで?も、嬢ちゃんがするんはワイにミルクを掛けるってそれだけのこっちゃ」
触手「そったら、別に嬢ちゃんかて恥ずかしくもなんともないやろぉ??」ウニョウニョ
召喚士「それは、えっと……あ、あれ? でも、だってホラッ! そもそもそんな掛け方しなくてもっ」
101: ◆s7soK/wALM 2013/03/02(土) 07:10:36 ID:ygn58uE6
触手「……嬢ちゃんや、嬢ちゃんは毎朝何を食べとるんや?」
召喚士「えっ? 朝はパンを……って何で今そんな事を」
触手「パン! そうやね嬢ちゃんは毎朝パンを食っとる訳や」
触手「でも嬢ちゃん? 嬢ちゃんは毎朝パンを食っとるけど…ず??っと毎日同じパンを同じ様に食っとる訳とちゃうやろ?」ウネリ
召喚士「え……っと、それは…まぁ、その」
触手「せやな? 確かに嬢ちゃんは毎朝パンを食っとるけど、日によって食べ方はちゃう訳や」
触手「それは何でか? …それはず??っと同じモンを食っとると飽きるからや、違うかい?」ニュイン
召喚士「えっ、それは……たしかにそういう部分もあ」
触手「せやろせやろぉ! つまり! 今回いつもと違う掛け方をするんもそれと同じいうこっちゃ!」ニュビシッ
召喚士「同じ……なのかなぁ?」
103: ◆s7soK/wALM 2013/03/02(土) 14:35:52 ID:O/xcQPak
触手「同じやて! えぇかい? そういうこっちゃからなんも恥ずかしい事や無いんやて」
触手「嬢ちゃんがするんはいつものミルク掛けと別に変わらへん訳やしな?」
触手「ただちょ??っとだけ、いつもとやり方がちゃうってだけや……せやろ?」
ユニコーン「うんうんwwwパンtじゃなくてwwwオシッコじゃないから恥ずかしくないもんwwwですね分かりますwww」
召喚士「………でもぉ」
触手「アカンアカンっ! 細かく考えるからアカンねや! ホレ、案ずるより産むが易し言うやろ?」
召喚士「知らないよそんなの……赤ちゃん産んだ事なんてないもん……」
触手「いやまぁそんな事言うたらワイかて……っ!!?」ピキーン
召喚士「……? どうしたのしょっくん? 急に固まって」
触手「いや……ちっとばかし異世界の同志から入電が……いや、気にせんといてや」ウネリ
104:以下、
俺たちは触手だったのか
105: ◆s7soK/wALM 2013/03/02(土) 20:47:58 ID:ygn58uE6
触手(成る程、確かに首の所からミルクを流し入れる……えぇ考えや)
触手(体のラインに沿って流れ落ちるミルク……想像だけでごはん3杯は硬いわな)
触手(そして最後には嬢ちゃんの体を通過してきたミルクをワイが……うむ、最高のアイデアと言ってもえぇやろな)
触手(問題は…流れてきたミルクを床に零さず受け止めるには嬢ちゃんにワイが直接触らなアカンことや)
触手(モチロン、ワイにとってはご褒美やで? でも嬢ちゃんにしたら肌から直飲みはハード過ぎやろ)
触手(……悲しいかな、この案には嬢ちゃんの羞恥心の限界が考慮されてへんねや)
触手(嬢ちゃんは見ての通り、あの程度の下ネタ?で赤面するウブなネンネや)
触手(直飲みもやけど自分の体を伝った物をワイが飲むゆうんは完全に拒否される危険が有る訳や)
触手(約束言うても別に強制力の有るもんやないし、何より……)
触手(…いや、それは置いといても! ワイは変態であっても犯罪者や無いからな! 無理強いはアカンで!!)
107: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 07:21:37 ID:Nhf26QP.
触手「……っと、お待たせしてもうたなぁ嬢ちゃん」ウネリ
召喚士「へ?別に大丈夫だけど…今なにかしてたの?」
触手「いやぁ?ちっとばかし同志と認識の共有をなぁ?」
召喚士「……ふ?ん? 」
触手「まぁそんなワイの事はどうでもえぇんよ、それよりもっ!」
ユニコーン「そうそうwwwハニーがどうするかのがwww大事っしょwww」
召喚士「うっ……ねぇ、ど??しても……他のやり方じゃダメなの?」
触手「……せやなぁ、どうしてもイヤ言うんなら違うやり方でもえぇで」
召喚士「えっ……ほ、ホントにっ?」
ユニコーン「なん……だと……www」
108: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 09:07:07 ID:Nhf26QP.
触手「所詮は嬢ちゃんから言い出した口約束やし、ワイがアレコレ言って嫌な事を無理矢理やって貰うんは違う思う」
触手「……今回のワイの要求がワイの働きと見合うモンや無かった、そういうこっちゃからなぁ」
召喚士「……あっ」
触手「嬢ちゃんからの評価がそんなモンやったんなら、まぁ……しゃあないわな、せやったら今迄通りのやり方で」
召喚士「ちょっ! ちょっと待ってしょっくん!!」ギュッ
触手「おぅふっ! ……ゴホン…何や嬢ちゃんそない慌てて」
召喚士「その…っ……っても、良いよ?」
触手「……ん???」
召喚士「だからっ、その……しょっくんのお陰でとっても助かったから、えとっ」
召喚士「……やるよ、しょっくんの言ってるやり方でミルク掛け」
110: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 18:15:17 ID:Nhf26QP.
触手「おぉっ!ほ?かほ?か!! やってくれるんか!」
召喚士「うん、約束は約束だし……それに普段から色々と助けてもらってるからね」
召喚士「でも……その、かけてる間は目を閉じるのは約束してね?」
召喚士「パンツもだけど……やっぱり、その……恥かしいし」モジモジ
触手「わ?っとるわ?っとる! そこら辺はモチロンやでぇ?!」
ユニコーン「ホラwww俺らってばwww紳士だしwww」
召喚士「ははは……それじゃあ着替えるからちょっと部屋の外で待ってて?」
触手「あいよ?! 着替え終わったら声かけてぇな?」 ガチャッ
ユニコーン「待ってるよ?wwwハニーwww」 パタン
召喚士「……さて、と」ゴソゴソ
111: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 19:10:19 ID:Nhf26QP.
触手「……ぬふふ」ニュルリ
ユニコーン「にっしっしwww」
触手「いっや?……なんや恐ろしいほど上手いこと進みよるなぁ?」
ユニコーン「だなぁwww」
触手「嬢ちゃんも自分からやる言うとったし……これはもう、間違いなくイケるでっ!」
ユニコーン「だなだなっwwwちっくしょwwwツマンネ?のっwww」
触手「つまらんって、オイコラ! おまんなぁ、そないなこと言うんやったら」
ユニコーン「おっとwwwつれないこと言うなってwwwジョーダンジョーダンwww」
ユニコーン「俺としてもwwwこのままいったらwww良いモンが見れる訳だしなwww」
触手「……まぁえぇわ、おまんにも協力してもらう訳やしな……さて、そろそろかいな?」...コンコンコン
113: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 19:21:35 ID:Nhf26QP.
触手「嬢ちゃ?ん! 入るで??!」ガチャリ
召喚士「わっとと! …ちょっとしょっくんっ! まだ良いって言ってないよっ!」アセアセッ
触手「あり? せやったかい? そりゃまたスマンかったわ?」
ユニコーン「まぁwwwハニーの着替えにかかる時間とかwww把握済みだしwww」
召喚士「……そんなのいつの間に計ってたの?」
触手「いやいやその程度はなぁ?」
ユニコーン「基本だわなwww計るまでもwwwwなしwww」
召喚士「そ、そうなのかなぁ……?」
触手「まぁまぁ! そないなことは気にせんと! やることやろうやないか!」
ユニコーン「そゆことwwwそゆことwwwせっかく着替えた訳だしwww」
114: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 19:38:58 ID:Nhf26QP.
召喚士「…うん、そうだね……それじゃあその前に、ゆっくん」
ユニコーン「あいあいwwwお任せあれ?wwwあらよっとwwwww」
………キラキラキラ………
ユニコーン「ふぃ?wwwこれでよしっとwww」
+召喚士+「わぁぁっ! 体がキラキラしてる……ゆっくんの魔法はいつ見てもキレーだなぁ……」
ユニコーン「ありとぅ??っすwwwwまぁwwwハニーはデフォでwww輝いてるけどねwww」
+召喚士+「あはは…ありがと、えっとそれじゃ……ゆっくんはあっち向いててね?」
ユニコーン「おっとwwwそうだったwwwあいよ?んwwww」クルッ
+召喚士+「えっ」
ユニコーン「えっ」
触手「えっ?」
116: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 19:46:42 ID:Nhf26QP.
+召喚士+「あっ……ご、ごめん! てっきりその、少しくらいはゴネるかと思ってたから」
ユニコーン「ちょっwwwwwハニーってばwwwwwヒドスwwwww」
触手「嬢ちゃん、なんやワイらのこと疑ってたんかい?」
+召喚士+「そ、そういうんじゃじゃないよっ? ただ素直だなぁって思っただけで」
触手「そっかい? でもまぁこれで信じてもらえたやろ?」ウネリ
ユニコーン「俺らってばwwwwマジ紳士だってことよwwwww」
+召喚士+「……うん、そうだよねホントにごめんね? 二人とも」
触手「なぁに、えぇってことやで! そないなことより、加護が切れん内にっ」
+召喚士+「あっ……うん、それじゃあ」ガタッ
触手「ん? イス? どうしたん、そないなモン出してからに」
117: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 20:00:40 ID:Nhf26QP.
+召喚士+「あぁコレ? いや?しょっくんを直接跨いでだと幾らなんでも掛け辛いからさ」
触手「ふむ、つまりその上に座り……いや、屈み込んでするいうこっちゃな?」
+召喚士+「う……そうなんだけど……想像するとやっぱ恥かしいや」モジッ
触手「いいや! 恥かしくなんかない! これは! れっきとした……」
触手「食事的な行為(羞恥プレイ)なんやからな!」ババーン
ユニコーン「 ……?」
+召喚士+「まぁ…うん、そうだよね……いつもしてる事と同じ……だねっ!」
触手「せやでせやで! ようやく嬢ちゃんも納得したんやなぁ」
+召喚士+「…うんっ、それじゃあイスに上がるから……しょっくん、目を閉じてね?」
触手「はいな! ……ほ?い、目ぇ閉じたでぇ??」ウニョリ
118: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 22:56:12 ID:Nhf26QP.
触手( な ? ? ? ん て な っ ! ! ! ホンマは全っ然閉じとらんねやけどなっ!!)
触手(ウッヒッヒッヒ! こういう時はワイの身体は便利やでぇ?っ!)
触手(目を瞑る? ヌッハッハァ! そもそもどこに目ぇと瞼がある言うんや!)
触手(そもそもワイの体は全部が全部目にも耳にも口にもなるんやでっ!)
触手(そら見たない時は見ぃひんこともできるで?)
触手(でもなぁ! この状況で見ぃひんかったらいつ見るんやっちゅう話やろ!)
触手(それと! 同士がスパッツとかはくんちゃうか言うとったけどな……ぐふふっ!)
触手(そないなモンはここにはあらへんねや! なはははっ!)
触手(まっ、あったとしてもそれはそれ、何だかんだ言うたかてスパッツもえぇモンやで?)
触手(むしろ、あのピッチリと肌に張り付いとるモンをはいただけで安心しきるその隙をやね……)
119: ◆s7soK/wALM 2013/03/03(日) 23:09:09 ID:Nhf26QP.
触手(いや! 無い物のことを語ってもしゃあないなっ!そんなことよりこっからが肝心や!)
触手(ここまでは嬢ちゃんの羞恥心を可能な限り減らすよう声をかけてきた……が!)
触手(…そうは言いつつもいざ事に及ぶ段階で嬢ちゃんは間違いなく恥かしがる!)
触手(ワイの計算やと、そのタイミングは……イスに登った後!!)
触手(そこからスカートを捲くる所! ミルクをスカートの内側に入れる所!)
触手(そしてミルクをかける直前からかけている間にかけて!!)
触手(羞恥とそれと気付かないほどの僅かな背徳感によって染まる表情!!)
触手(それを真下っちゅう絶好のアングルからジックリネップリタップリ鑑賞するぅぅ!!)
触手(アカンッ! テンション上がりすぎて声に出して叫んでまいそうやったわ)
触手(くくくく……いつもやったらここらでバレとる所やけど……今日は最後までいったるんやぁぁっ!!)
121: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 02:57:30 ID:/PLctsPA
ユニコーン「……???」
+召喚士+「よっこい、しょっと……わわわっ」ガタタッ
触手「おっと、だいじょうぶかいな嬢ちゃん」シュルッ
+召喚士「わととっ、うん大丈夫ありがとしょっくん……?」ジッ
触手「え?ってことや! それよりはよぉ頼むでぇっ??!」ウネウネウネ
+召喚士+「…あ、うん……それじゃあ、ちゃんと目を瞑っててよ?」ゴソゴソ
触手「分かってるがな、さっきからちゃ?んと瞑ってるで??」ウニョウニョ
+召喚士+「……そうだよね、それじゃあ……」スッ
触手「……? 嬢ちゃん嬢ちゃん! ミルクの蓋取り忘れとるで??」
ユニコーン「!」
122: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 03:11:53 ID:/PLctsPA
+召喚士+「……あー……ホントだ、うっかり……ねぇ、しょっくん?」ジィッ
触手「なんやまったくしょうがないなぁ?嬢ちゃんは??……って、どうしたん? まさかまた恥かしい言うんかい?」
+召喚士+「……目、瞑ってるんだよね?」
触手「嬢ちゃん……心配性やなぁ?さっきからちゃ?んと瞑って」
+召喚士+「じゃあ……どうして、ミルクの蓋が取れてないって分かったのかな?」ゴゴゴゴ
触手「……ほへ?」
+召喚士+「イスの上でよろけた時も……なんで見えてないのに私のことを支えられたのかな?」ゴゴゴゴ
触手「あ、あぁぁ……それはぁ?その?……ホラ! ワイの紳士としての心も」
+召喚士+「しょっくん、ホントのこと、言おっか?」ゴゴゴゴゴゴ
触手「バッチリ目ぇ開けてましたですハイ」
123: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 03:26:07 ID:/PLctsPA
+召喚士+「そっかぁ?……しょっくんってばウソついたんだ?」ゴゴゴゴゴゴ゙ゴゴ
触手「ご…誤解やでぇっ!? そないなウソついたとか人聞きわるいがなぁ?っ」ダラダラダラ
+召喚士+「……契約のもと、我が前にその身を現せ……デイドリーム」スッ...キィィィッ
白昼夢「……?」ボフンッ
触手「……っ!? な、ナニをする気ぃや嬢ちゃんっ」
+召喚士+「…我が前に在りしモノの真なる望みを映したまえ」サッ
触手「ちょぉっ!? や、ヤメッ!」
白昼夢「……」
ボフンッ
白召喚士「あぅぅ?恥かしぃよぉぉ??っ」クネクネ
124: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 03:40:33 ID:/PLctsPA
白召喚士「……でも、約束だしぃ??…うぅぅ??」スルッスルッ
白召喚士「こ、こうして……あぅぅ、やっぱりこんなのおしっこみたいで……えっちぃよぉ??」モジモジモジモジ
白召喚士「………で、でもぉ……こういうのもぉ……たまには、良いかm」ボフンッ
白昼夢「……」
触手「」
+召喚士+「……ふ??ん、そっか?あぁいうのがお望みだったんだ???」ゴゴゴゴゴゴ゙ゴ ゴ ゴ ゴ
触手「こ、これはそのぉ??(ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!早くここから逃げ……って!あのバカ馬がおらんっ!?)」ダラダラダラ
+召喚士+「……信じてたのに、これはそういうんじゃないって」ゴソゴソッ......スッ
触手「……!? ちょっ、その杖はお師匠はんのっ!? アアアアアカン! それはアカンって! シャレになr」ワタワタワタ
+召喚士+「……なのに……しょっくんの、しょっくんのぉぉぉ……っ!」ゴゴゴゴゴゴ゙ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ キィィィィィィッン!!
125: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 03:45:15 ID:/PLctsPA
+召喚士+「 バ カ ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ッ !!」
   チ ュ ド オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ン ! !
126: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 04:05:37 ID:/PLctsPA
―――2.5日目―――
被害状況 → 召喚士個室爆失(その後修復済み)及び召喚獣1体重症
原因 → 護身用杖(仮)を用いての魔力の暴走現象(使用は任意によるもの)
備考1 → 重症の召喚獣に関してはミルクをかけたところすぐに回復し、以後の経過は良好
備考2 → エッチなのはいけないと思います!!
... 終わる
ニア 三日目に続く   ピッ
127: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 13:18:00 ID:IcduEFzQ
・・・
召喚士「……うぅ?……眠ぃ?」モゾモゾ
召喚士「あ?でも、日がもう完全に上って……急がないと術式を書き換えなきゃいけなく……」ゴソゴソ
召喚士(…このダルさはやっぱり…昨日は流石にやり過ぎだったかもなぁ)
召喚士「……でも、たまには毅然とした態度を示さないとダメ…だよねっ!」
召喚士(師匠……は置いておくとして、ヤッパリちゃんとした信頼関係は必要だもんね)
召喚士「…よしっ! それじゃあ急いで準備して今日も召喚いってみよう!」
召喚士「しょっくん達にも一応声を……」
召喚士「…うぅん、何事もしょっくん達に頼ってたらダメだよねっ」
召喚士「今までは結構助けてもらってばかりだし、今日は何があっても一人でなんとかするんだからっ!」グッ!
128: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 18:54:21 ID:IcduEFzQ
召喚士「ふぅ、流石に3日目になると準備の要領も良くなってくるね」
召喚士「さてと、そうしたら……媒体を使うかどうかだけど……」
召喚士「昨日みたいな事になったら大変だし、今日は使わないで良いかな」
召喚士「何だかんだでまだちゃんと召喚成功してないし、ね」
召喚士「…えっと、こういう時なんて言うんだっけ……二度ある事は三度あるだっけ?」
召喚士「……何か違う様な気もするけど、まぁとにかく! 頑張るぞっ!」ペチッ!
召喚士「…現世に在らざるモノよ 常世の果てに在りしモノよ」スッ
召喚士「我が名 召喚士の 名において! 我が声に応え 集い来たれ 幻想なるモノよ!」
......キンキンッキンキンキンッ!!
召喚士「!! また光り方が違う! 今度こそ…今度こそっ!!」ギュッ
召喚されたモノ↓1
129:以下、
アラクネ
130: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 21:45:47 ID:/PLctsPA
……シュゥゥゥゥゥ
アラクネ「……あらぁん?」キョロキョロ
召喚士「わ…わわわ…っ、おっきなクモの下半身に凄くキレイな女の人の上半身…これって、確か前に本で見た……っ」
アラクネ「……何かしらこの感じぃ……いつもと違うようなぁ……?」
召喚士「あ、あのっ! すみません! えと、お姉さん!」
アラクネ「……? あらぁ、こんにちは小さなお嬢さぁん? 丁度よかったわぁ、少し聞きたい事がぁ有るのだけれどぉ」
召喚士「えっ? あっ、ハイ私に答えられる事ならっ!」
アラクネ「私をここへ召喚した方は何処にいるのかしらぁ? それらしき方が見当たらないのだけれどぉ」キョロキョロ
召喚士「へ? えと……私が召喚者、何ですけどぉ……」
アラクネ「……はいぃ? ……貴女が、私を呼んだ、とぉ?」ジッ
131: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 22:00:34 ID:/PLctsPA
召喚士「はいっ! えと、私の名前は召k」
アラクネ「そうだったのぉ、それじゃあ早く案内してくださらなぁい?」スッ
召喚士「えっ? あ、案内って……えと、どういう?」
アラクネ「……? 殿方のいる所の他に何かあるというのぉ?」
召喚士「……???」キョトーン
アラクネ「……どうにも話の通じない召喚者ですわねぇ……誰か上のモノはいらっしゃらないのぉ?」フゥ
召喚士「ふえっ!? う、上のモノって……い、今は留守にしていてぇ」オドオド
アラクネ「上のモノが、居ない? ……じゃあ何だって私の事を呼んだりしたのぉ?」ジロッ
召喚士「えぇっ!? ……何でって言われてもぉ」ビクビク
アラクネ「……ハァ…もう良いわぁ……まったく、何がどうなってるのぉ?」ブツブツ
132: ◆s7soK/wALM 2013/03/04(月) 22:40:12 ID:/PLctsPA
召喚士(ど、どうしよう……よく分からないけど、何だか怒ってるみたい)
召喚士(うぅぅどうしよう、何で怒らせちゃったのかな? 分かんないよぉ)
召喚士(こんな時、しょっくんとかゆっくんが居れば)
召喚士(……って、ダメダメッ! 今日は一人で何とかするって決めたんだからっ!)
召喚士(大丈夫っ、今日は言葉がちゃんと通じてる……話し合えば、絶対何とかなる!)グッ
アラクネ「…改めて見ると、ここは書庫? ……そういうプレイ、って訳でもないみたいだしぃ……」ブツブツ
召喚士「あ、あのっ! お姉さんっ! えっと……アラクネさん、ですよねっ?」オズオズ
アラクネ「…あら、まだなにかぁ? ……って、そっちから呼んでおいて何で疑問系なのかしらぁ?」ジロッ
召喚士「…ぅ…っ…あの、その……わ、私の名前は、召喚士って言いますっ!」
召喚士「今日はそのっ! 短期契約型の簡易術式による召喚術で、そのぉっ」
134: ◆s7soK/wALM 2013/03/05(火) 00:45:52 ID:zWgcojhw
アラクネ「…短期契約型ぁ? その上、簡易術式ですってぇ?」
アラクネ「……それじゃあもしかしてぇ、私が呼び出されたのってぇ」
召喚士「えと……特定の目的があってとかじゃ、ないんです……ゴメンナサイ」シュン
アラクネ「成る程ねぇ……やっと色々と納得がいったわぁ」
召喚士「色々と……?」
アラクネ「気にしないで良いわぁ、それよりぃ……」
アラクネ「特定の目的が無いって言ってもぉ、遊びで召喚してみたって訳じゃぁないんでしょぉ?」
召喚士「えっ? あっ、もちろんですっ! そのっ、色んな召喚獣さんとお話してみたいなって思って!」
アラクネ「……お話ぃ? 召喚獣とぉ?」
召喚士「はいっ! 私、もっともっと召喚獣に詳しくなって早く一人前に成りたいんです!」
135: ◆s7soK/wALM 2013/03/05(火) 00:58:30 ID:zWgcojhw
アラクネ「……その為の手段が召喚獣とのお喋りなのぉ?」
アラクネ「何だかもっとぉ、やるべき事がある気がするんだけどぉ?」
召喚士「うっ……そ、そういう事は普段やってるんデスヨ? これはその、滅多にない事と言うか」
アラクネ「ふぅ??ん……でもぉ、そういうの嫌いじゃぁないわよぉ?」ニコリ
召喚士「へっ?」
アラクネ「何はともあれ、今日一日はぁここに居る事になるんでしょぉ
136: ◆s7soK/wALM 2013/03/05(火) 01:03:11 ID:zWgcojhw
アラクネ「……その為の手段が召喚獣とのお喋りなのぉ?」
アラクネ「何だかもっとぉ、やるべき事がある気がするんだけどぉ?」
召喚士「うっ……そ、そういう事は普段やってるんデスヨ? これはその、滅多にない事と言うか」
アラクネ「ふぅ??ん……でもぉ、そういうの嫌いじゃぁないわよぉ?」ニコリ
召喚士「へっ?」
アラクネ「何はともあれ、今日一日はぁここに居る事になるんでしょぉ?」
アラクネ「それならぁ、たまにはノンビリ過ごすのも悪くないしぃ、付き合ったげるわよぉ? お喋りぃ」
召喚士「ホントっ!? やったぁっ! ありがとっ!」ギュゥッ
アラクネ「あ、あらあらぁ?」
召喚士「……? あっ! ゴメンナサイッ! つい嬉しくてっ」ササッ
137: ◆s7soK/wALM 2013/03/05(火) 01:24:33 ID:zWgcojhw
アラクネ「あぁ、別に良いのよぉ? …と言うよりぃ、貴女の方が気にならないのぉ?」
召喚士「へ? 気になるって……何が?」
アラクネ「何ってほらぁ、私の体ってまんまクモだしぃ……」
アラクネ「いくら召喚術士って言ってもぉ、貴女くらいの子ならそのぉ」
召喚士「……? えっと……あっ! クモさんの部分って意外と毛深いんですね!」
アラクネ「…はいぃ?」
召喚士「もっとこう、ツルツルしてるのかと思ってたんですけどね?」
召喚士「細かくてしっかりした毛が生えてて…でもコレはこれで触り心地が良いですね?」サワサワ
召喚士「それにそれにっ! クモのお腹の部分っ!ここが結構良い感触でっ!」ツンツンッ
アラクネ「……」ポカーン
138: ◆s7soK/wALM 2013/03/05(火) 19:24:45 ID:4nNPusxQ
召喚士「……ハッ!? ゴメンナサイっ! 私ったらまたっ!」
アラクネ「気にしないで良いわぁ……それよりぃ、貴女って変わってるのねぇ?」
召喚士「えぇっ!? わ、私って変わって……ますか?」
アラクネ「えぇ、とってもぉ……でも悪い意味では無いわよぉ?」クスクス
召喚士「へっ?」
アラクネ「今までぇ私に毛深いだなんて言ったのはぁ貴女が初めてよぉ?」ニッコリ
召喚士「っ!? あわわわ…し、失礼な事を…その、ごめんなさいっ!」ワタワタ
アラクネ「ふふふっ、別に怒ってやしないわよぉ? 」
アラクネ「むしろぉ、私も貴女と色々とお話したくなってきたわぁ」
召喚士「!! ほ、ホントに!? 」
139: ◆s7soK/wALM 2013/03/06(水) 00:31:12 ID:0lxNAXWg
アラクネ「えぇ勿論よぉ? でもぉ、お話の前にぃ、幾つかハッキリさせなきゃいけない事が有るわぁ」
召喚士「ハッキリさせなきゃいけない事?」
アラクネ「えぇ……まずはぁ、お互いに堅苦しい話し方はぁ、やめにしましょぉ?」
アラクネ「せっかく話すならぁ、楽しく話したいものぉ……ねぇっ?」
召喚士「そういう事なら…こちらこそっ! よろしくだよっ!」
アラクネ「ふふふっ、話しが早くて助かるわぁ……それじゃあ次はぁ、呼び方ねぇ」
召喚士「呼び方? えっと……アラクネさんじゃダメなの?」
アラクネ「うぅ?ん、悪くないけどぉ…まだ堅さが抜けてない気がするわねぇ?」
召喚士「堅さが……ん??……」
召喚士「……! そうだっ! アッちゃんっていうのはどうかなっ?」
141: ◆s7soK/wALM 2013/03/08(金) 19:42:58 ID:gNyXENjk
アラクネ「……アッちゃん?」
召喚士「うんっ、どうかな? ピッタリだと思うんだけど」
アラクネ「ピッタリと言うかぁ、この場合はぁ……」
召喚士「?」
アラクネ「……まぁ良いわぁ、そうしたら私は貴女のことを召ちゃんと呼ぶわぁ」
召喚士「!! 私の呼び方も変えるのっ?」
アラクネ「それはそうよぉ、何ぃ? この呼び方は気に入らなかったかしらぁ」ニマリ
召喚士「そんなこと無いよっ! ありがとね、アッちゃん!」キラキラ
アラクネ「……あぅ……眩しいわぁ」
召喚士「え? 眩しいの? …薄暗い位だと思うけど……」キョトン
142: ◆s7soK/wALM 2013/03/08(金) 20:35:27 ID:gNyXENjk
アラクネ「……気にしないで良いわぁ、少ぉし暗くて汚い所に慣れちゃっただけだからぁ」
召喚士「えっ? それって……」
アラクネ「気にしない気にしなぁい、そんな事よりぃ、もっと楽しいお話をしましょうよぉ?」
召喚士「……ん、それもそうだねっ!」
アラクネ「そうそうっ、お姉ぇさんどんな事でも答えちゃうわよぉ?」
召喚士「どんな事でもっ! えぇっ、どうしようかなぁ……」
召喚士(アッちゃんはあぁ言ってるけど……うぅ、いざとなるとどんな事を聞いたら良いか分かんないよ)
召喚士(変な質問しちゃったら恥ずかしいし……って、ダメダメ! こんな風に悩んでる方がアッちゃんに悪いよっ!)
召喚士(あぁもうっ! こうなったら!とにかくパッと頭に浮かんだ事をっ!)クワッ
↓1アッちゃんへの質問
143:以下、
食べたい物とか、したいことがあるか
144: ◆s7soK/wALM 2013/03/10(日) 10:14:14 ID:1yP9U99k
召喚士「えっと、何か食べたい物とか、あと……そうっ! たい事とかはある?」
アラクネ「食べたいモノにシたい事ぉ?」
召喚士「うん、ホラ召喚獣って用事があって呼び出されるのが普通でしょ?」
召喚士「だからその、こういう機会に食べたい物とかしたい事が有ったら……」
アラクネ「あらぁ……ありがとぉ、召ちゃんってぇ、ホントに優しいのねぇ」ナデナデ
召喚士「ええっ!? そ、そんな事ないよっ! 普通だよっ」
アラクネ「そうかしらぁ? それじゃあ、そういう事にしておいてあげるわぁ」ヨシヨシ
召喚士「と、とにかくっ! ホラ! 何かないの?」
アラクネ「そうねぇ……特にお腹も空いてないしぃ、これと言ってやりたい事も無いわねぇ」
召喚士「えっ? そうなの?」
145: ◆s7soK/wALM 2013/03/10(日) 10:48:32 ID:1yP9U99k
アラクネ「まぁねぇ、召喚獣が空腹を感じるのってぇ、大抵が魔力不足の時だしぃ」
アラクネ「今日は召喚されてからぁ、特に何もしてないしぃ」
召喚士「あ?そっか、そう言えば……でも、召喚の時の魔力が足りなかったりしてない?」
アラクネ「そんな事は無いわよぉ? むしろぉ、いつもよりも多くて溢れちゃいそうなくらいよぉ?」
召喚士「ホント? 良かったぁ……今日はいつもより魔力少なめだったから不安だっんだよ」
アラクネ「……えっ? 魔力少なめぇ? これで?」
召喚士「うん、昨日の夜に色々あって魔力を沢山使っちゃったから今日は本調子じゃなくって」
アラクネ「はぁっ? ちょっとちょっとぉ! そんな状態で召喚するって…危ないじゃないのぉ! こんなお話なんてしてる場合じゃ」
召喚士「えっ? 危ないってそんな大げさな」
アラクネ「大袈裟ぁ? 何を言ってるのぉっ! 魔力が枯渇したらどうなるかぁ、知らない訳じゃぁ無いでしょ?」
146: ◆s7soK/wALM 2013/03/10(日) 13:09:32 ID:1yP9U99k
召喚士「枯渇って……あっ! ご、ごめんっ! その、本調子じゃないって言っても全然平気なんだよっ?」
召喚士「アッちゃんを召喚するのに魔力そんな使わなかったし、一週間召喚しててもへっちゃらだよっ?」
アラクネ「……へっ?」
召喚士「だから、えと、心配させてゴメンね?」
アラクネ「一週間って……そんな長期間の連続召喚をへっちゃら?」ボソリ
召喚士「……? えと、アッちゃん?」
アラクネ「……まぁ、そういう事ならぁ……心配は要らなさそうねぇ」
召喚士「あ、うんっ! 大丈夫っ! ホントに心配させるようなこと言ってゴメンね?」
アラクネ「良いのよぉ、私が勝手に心配しただけだからぁ」
アラクネ「それよりぃ、少しやりたい事を思いついたんだけどぉ……良いかしらぁ?」
147: ◆s7soK/wALM 2013/03/12(火) 19:42:31 ID:8fTP.bJ2
召喚士「!! モチロンだよっ! それで? 何がやりたいの?」
アラクネ「んふふっ……狩りがしたいのぉ」
召喚士「えっと……かりって言うと」
アラクネ「狩りって言ったら狩りよぉ? ハンティングとも言うわねぇ」
召喚士「何と言うか……ちょっと意外かも」
アラクネ「あらぁ? そうなのぉ?」
召喚士「うん、なんて言うか……もっとお淑やか?な事をしたいんじゃないかなって思ってたから」
アラクネ「あらあらぁ、私ってそんなに大人しそうに見えるぅ? 嬉しいわぁ」クスクス
召喚士「だって、アッちゃんってあんまり戦闘向きの能力は無さそうだし……」
アラクネ「まぁ確かにぃ、戦闘向きの召喚獣と比べられたらぁ……そうなるわねぇ」
148: ◆s7soK/wALM 2013/03/12(火) 20:01:30 ID:8fTP.bJ2
アラクネ「でもぉ、クモの半身はだてじゃないのよぉ?」
召喚士「あっ、 そっか! クモの巣を張って獲物を獲るってこと?」
アラクネ「そうねぇ……その方法もない訳じゃないけどぉ……まぁ実際にやった方が早いわねぇ」
召喚士「そっか……分かった! それじゃあ早狩りに行こうっ!」
・・・
ガチャッ......キィィィッ......
アラクネ「へぇ?……予想はしてたけどぉ、人里とはそれなりに距離がありそうねぇ」ノソッ
召喚士「ん?そうだね、普通に歩いたら近くの里までは半日位かかるかなぁ」
召喚士「特に道も整備されてないし、たまに魔物も出るから人は滅多に来ないかな」
アラクネ「やっぱりぃ、でもそれなら周りの事を気にしないで済みそうねぇ」
149: ◆s7soK/wALM 2013/03/14(木) 13:00:58 ID:pfpDvwiE
アラクネ「ところでぇ、この辺りだとどんな動物がいるのぉ?」
召喚士「んっと、さっきも言ったみたいにこの辺りは魔物が出るからね……」
召喚士「魔物以外で狩りの獲物になりそうな動物となると、鳥くらいかなぁ」
アラクネ「鳥ねぇ……まぁ、獲物としては妥当なところねぇ」
召喚士「でもこの辺りの鳥は警戒心が強いし、低い所はあんまり飛ばないから罠で捕まえるのは難しいと思うよ?」
アラクネ「そうなのぉ……でもぉ、心配は要らないわぁ……んっ」シュルシュル
召喚士「あっ、やっぱり糸を使うんだ?」
アラクネ「えぇ……でもぉ、召ちゃんの想像してるのとは少し違うわよぉ?」シュルシュル
召喚士「??? 糸を張らないでそんなに長く……って、もしかして!」
アラクネ「あらぁ、分かったみたいねぇ? んふふっ、鳥を捕まえるならこれが一番なのよぉ」シュルリ
150: ◆s7soK/wALM 2013/03/16(土) 13:51:53 ID:WtN3l8B6
召喚士「投げ縄みたいにするんだよね? でも飛んでる鳥を捕まえるなんて……」
アラクネ「まぁ見てれば分かるわぁ……ところでぇ、貴女が持ってるそれって…投石器?」
召喚士「あっこれ? これはアッちゃんが狩りをするなら私もと思って」
アラクネ「へぇ?……狩りにスリングを使うなんてぇ、いまどき珍しいわねぇ」
召喚士「まだまだ練習中で小さい的には上手く当てられないんだけどね?」
アラクネ「そう……もしかしてそれぇ、手作りなのぉ?」
召喚士「……分かる? あはは……本を参考に作って見たんだけど、やっぱりどこか変かな?」
アラクネ「そんな事ないわよぉ? って言うか貴女って器用なのねぇ」
召喚士「えっ?」
アラクネ「本を見て作ったんでしょ? それでこれだけの物が作れるならぁ、才能あると思うわよぉ?」
151: ◆s7soK/wALM 2013/03/16(土) 18:39:29 ID:WtN3l8B6
召喚士「さ、才能って……もうっ! お世辞なんて言わないでよっ」
アラクネ「あらぁ? お世辞なんかじゃ無いわよぉ? 素直な感想……っと!」ビシュッ!
バサバサバサッ!
召喚士「へっ!? なななっ、なにっ?」
鳥「ギャーギャーギャー!!」バサバサッ
アラクネ「一丁あがり、よぉ」グイグイ
召喚士「す、スゴイ……本当に飛んでる鳥を捕まえちゃった……しかも会話しながら」
アラクネ「んふふっ、慣れればこの位は普通よぉ?」
召喚士「そんな事は無いと思う……うん、やっぱりスゴイよアッちゃん!」
アラクネ「あらぁ、そんなに素直に褒められると少し照れくさいわぁ」
153: ◆s7soK/wALM 2013/03/18(月) 17:53:48 ID:KXxxW6wg
・・・
アラクネ「んふふふっ、何だか今日はとっても調子が良いわぁ」ヒュンヒュン
召喚士(す、すごい……この短時間でもう四羽も捕まえちゃった……あっ)
アラクネ「は?い、五羽目っ」グイッグイッ
鳥「ギー! ギー!」バサバサッ
アラクネ「あらあらぁ、暴れても糸が食い込むだけよぉ?」ギチッ
鳥「ギー! ギー! ギー!」バタバタバタッ
アラクネ「……かぁわいいわねぇ」ニマリ
召喚士「っ!?」ゾクッ
アラクネ「んふふぅ……えいっ」プスッ
154: ◆s7soK/wALM 2013/03/18(月) 18:53:56 ID:KXxxW6wg
鳥「ギーッ! ギーッギー…ギッ……」ピクピク
アラクネ「んふふぅ、おやすみなさぁい」ナデリ
召喚士「……えっと、アッちゃん? ちょっと良いかな?」オズオズ
アラクネ「ん?? 何かしらぁ?」
召喚士「さっきからね、少?し気になってたんだけど……」
召喚士「そのぉ……鳥にやってるプスッ、ってやつだけど」
アラクネ「あぁコレェ? んふっ、こういう時に便利なのよねぇ」
召喚士「うん、便利だよね……でも、それってやっぱりその……毒、だったり」
アラクネ「んふふっ、そのものズバリ毒よぉ?」
召喚士「やっぱりそうなの!? なんでそんな、わざわざ毒なんてっ」
155: ◆s7soK/wALM 2013/03/18(月) 21:27:44 ID:KXxxW6wg
アラクネ「だってぇ、あんな暴れてたらお肉が痛んじゃうじゃないのぉ」
召喚士「……へっ?」
アラクネ「 ……何よぅ、そんな意外そうな顔してぇ」
召喚士「あぅ、そのっ……ゴメンね? てっきりもっと違う理由なのかなって」
アラクネ「あらあらぁ、失礼しちゃうわねぇ?」
召喚士「うぅぅ、だってアッちゃん一瞬すごく怖い顔してたし」
アラクネ「怖い顔ぉ? ……してたかしらぁ?」
召喚士「してたよっ! なんていうか…獲物をイジメてるネコみたいっていうか」
アラクネ「あ?……それはまぁ、多少はそういう気持ちもぉ」
召喚士「やっぱりあったんじゃんっ!」
156: ◆s7soK/wALM 2013/03/19(火) 21:11:42 ID:v7naIMHI
アラクネ「仕方ないわよぉ、狩りなんてずいぶんと久しぶりにした物だからぁ」
召喚士「……したものだから?」
アラクネ「つい興奮しちゃってぇ?……てへっ♪」
召喚士「て…てへって……」
アラクネ「あぁんもうっ、そんなに引かれると悲しくて泣いちゃいそうだわぁ」ヨヨヨ
召喚士「……でも楽しめたなら何よりだよね、うん」
アラクネ「そうそうっ、楽しいは正義なのよぉ?」
召喚士(……なんか少し違うような気が)
アラクネ「でもそうねぇ……これだけ捕まえれば目標的には充分なんだけどぉ」
召喚士「へっ? 目標?」
157: ◆s7soK/wALM 2013/03/19(火) 21:21:27 ID:v7naIMHI
アラクネ「あぁ、こっちの話だから気にしないでぇ?」
アラクネ「……そう、充分と言えば充分……でもぉ」
召喚士「えっと、何か問題でもあるの?」
アラクネ「うぅん、そういう訳じゃないのよぉ」
召喚士「??? それじゃあ何で迷ってる風なの?」
アラクネ「…んっとね、何だかもっと大きいのを狩りたいような気分にねぇ?」
召喚士「お、大きいの?」
アラクネ「あぁんっ、どうしようかしらぁ?……他にシたい事もあるしぃ?」
召喚士(よく分からないけど困ってる、のかな? そしたら……)
↓1 狩り続行 or 終了
158:以下、
終了で
159: ◆s7soK/wALM 2013/03/20(水) 00:17:46 ID:AXi/le7g
召喚士「他にもしたい事があるならそっちもしてみない?」
召喚士「それにさっきも言ったけどこの辺りは魔物が出るからね」
召喚士「小型のならともかく、大型の魔物はアッちゃんと私だけだと少し危険かもだよ」
アラクネ「ふぅん? …そうねぇ、確かに私としても今日はガチな戦闘は避けたいわねぇ」
アラクネ「それじゃあ頃合いも良いしぃ、狩りはお終いにして次にイキましょっかぁ」
召喚士「うん、そうしよっ! それでアッちゃんは次に何をしたいの?」
アラクネ「あらあらぁ、そんなの決まってるじゃなぁい」
アラクネ「手元には取り立ての新鮮な獲物、体には心地よい疲労感」
アラクネ「と来ればぁ……次にする事と言えばぁ」
・・・
161: ◆s7soK/wALM 2013/03/23(土) 19:35:32 ID:euT8zu42
召喚士「……よい、しょっと! ふぅ?、これで良しっ」
召喚士「アッちゃ?ん! もう入って平気だよ?」
アラクネ「ん?……あらぁ、ステキなキッチンねぇ?」キョロキョロ
召喚士「えっ、ホント?」
アラクネ「ホントよぉ?、思ってた以上に広いし上手に整理されてるのもポイント高いわぁ?」
召喚士「そ、そう? …えへへっ、何かそう言われると嬉しいや」テレテレ
アラクネ「それじゃあ有るものの確認をさせてもらうわよぉ?」
召喚士「うん、どうぞ?っ」
アラクネ「それじゃあ……ん?、どれどれぇ」ゴソゴソ
召喚士「……ねぇねぇ、アッちゃん?」
163: ◆s7soK/wALM 2013/03/26(火) 23:07:07 ID:uqzE6pMI
アラクネ「ん?? なぁにぃ?」
召喚士「今更だけど、もっと他のことじゃなくて良かったの?」
召喚士「狩りをしたから獲物を料理しなきゃって思ったんなら、別に後で私が」
アラクネ「……召ちゃん、ちょっと来てぇ?」チョイチョイ
召喚士「えっ? 何か変な物でもあっt」
アラクネ「えいっ」ムニュッ
召喚士「ひへっ!? は、はっひゃんはにほっ!?」
アラクネ「全くぅ……貴女って思ってたより心配性ねぇ?」ムニムニ
アラクネ「でもねぇ、狩りも料理も私がホントにやりたかった事よぉ」ムニムニン
アラクネ「だからぁ、これからはそんな心配はしないで欲しいわぁ」ムニョムニョ
164: ◆s7soK/wALM 2013/03/27(水) 20:18:51 ID:ufgmqcOg
召喚士「……はっひゃん」
アラクネ「んふふぅ、さてとっそれじゃあ改めて確認開始よぉ」ゴソゴソ
召喚士「うんっ!」
アラクネ「んっとぉ?調味料はここにぃ……あらぁ? やけに沢山あるわねぇ?」
召喚士「あっそこは」
アラクネ「塩に胡椒に唐辛子…あっクミンにこれは…コリアンダー?」
アラクネ「他にも見た事ないのがあるしぃ……これってどうしたのぉ? 」
召喚士「それはその……前にちょっと遠い所に行ったことがあって、ね?」
召喚士「その時にそういうのが沢山売ってる所に連れて行ってもらったんだけど」
召喚士「売り場で私があんまり楽しそうにしてたからって、連れて行ってくれた人が記念にくれた物なの」
165: ◆s7soK/wALM 2013/03/28(木) 00:35:06 ID:DwcHW/6A
アラクネ「……へぇ?これだけの量となるとぉ、その殿方は何処ぞの名士さん?」
召喚士「うぅん、別にそういう訳じゃな……って、なんでその人が男の人だって分かったの!?」
アラクネ「あらぁ、そんなこと聞くまでもなく分かるわよぉ」
アラクネ「それにしてもぉ、可愛い顔して中々やり手ねぇ?」
召喚士「や、やり手?」
アラクネ「しかも無自覚、ねぇ……んふふ、罪作りですことぉ」ニマニマ
召喚士「???」
アラクネ「まぁそのことは置いといてぇ、スパイスもあったことだしぃ、これなら問題なく料理できそうねぇ」
召喚士「ホントに? 良かったぁ」
アラクネ「んふっ、それじゃあ早料理するからぁ貴女はそっちで待っててぇ?」カチャカチャ
166: ◆s7soK/wALM 2013/03/30(土) 12:13:59 ID:4fFV3Dwg
召喚士「えっ? そんな、私も手伝うよ」
アラクネ「んふふっ、良いから良いからぁ私に任せてぇ」
アラクネ「久し振りの料理だものぉ、一人で目一杯楽しみたいのよぉ」
召喚士「でも……うん、分かったそれじゃあ待ってるね? 手伝う事があったら呼んでね?」
アラクネ「えぇ、その時はお願いねぇ?」ヒラヒラ
カチャッ...パタン
召喚士「さて、と……ん?待ってる間どうしようかなぁ」
召喚士「まずはアッちゃんが座れるように物を移動して、新しいクロスをひいて、それから……ん?」
???「……」
↓1 誰と遭遇するか
1 触手
2 ユニコーン
3 白昼夢
167:以下、
2で
169: ◆s7soK/wALM 2013/03/31(日) 20:57:37 ID:9xotQQH.
ユニコーン「おっwwwハニーじゃんwwwオイ?ッスwww」
召喚士「あっユッくんおはよ?、今起きた……んじゃないよね?」
ユニコーン「あたぼ?よwwwちょっとwwwひとっ走りしてきたとこwww」
召喚士「そっかぁ、お疲れさま……えっと……ところでユッくん」
ユニコーン「ん??www どったの?www」
召喚士「その、対した事じゃないんだけど……」モジ...
ユニコーン「あぁ?wwwもしかしてwwwおっさ」ニヨニヨ
召喚士「ど、ドリーは見かけなかった!? 今日はまだ一度も会ってなくって!」ワタワタ
ユニコーン「…まぁ良いけどwwwwアイツならwwwいつも通りwwwそこらを彷徨いてるっしょwww」
召喚士「そ、そっかぁ…うん、そうだよねっなに変なこと聞いてるんだろ私ったら、ハハハ……」
170: ◆s7soK/wALM 2013/03/31(日) 21:26:42 ID:9xotQQH.
ユニコーン「……あぁそうだwww ハニーwww 調子の方は平気?www」
召喚士「へっ? 調子って?」
ユニコーン「いやほらwww 昨日の夜は盛大に爆発させたじゃん?www 」
ユニコーン「だからさwww ひょっとして疲れてたりすんじゃね?www って思った訳よwww」
召喚士「あぁそういう……うん、私は大丈夫だよ? むしろユッくんこそ大丈夫?」
召喚士「あの後、壊れた部屋の修理をお願いしちゃったし」
ユニコーン「おっほwww 心配してくれんのwww ウレピーwwww」
ユニコーン「ダイジョブダイジョブwww あの位www ヨユーヨユーってねwww」
召喚士「そか、それなら良いんだけど」
ユニコーン「そうだwww 昨日の事と言えばwwww いや?wwww 燃えてたね?www おっさんwwww」プークスクス
171: ◆s7soK/wALM 2013/04/02(火) 00:03:09 ID:t83gpz2s
召喚士「えっ、あっ、んとっ……そだね」
ユニコーン「いやぁ?www ハニーのアレはwww いつ見てもwww 気分爽快wwww」
召喚士「気分爽快って……別にそんな面白いようなものじゃ」
ユニコーン「いやいやいやwww アレはwww 見てるだけで笑えるwww」
ユニコーン「特にwww 何とも言えない色の爆炎の中でwww うねってるおっさんがもうねwwww」
召喚士「そ…そっかぁ」
ユニコーン「まぁwww アレを食らってwww 少ししたらケロっとしてるおっさんはwww かなりwww キモイwww」
召喚士「……!」
ユニコーン「でもまぁwww あのしぶとさがwww おっさんらしいっちゃらしいけどwww」
召喚士「…えっと、ユッくん?」
173: ◆s7soK/wALM 2013/04/02(火) 20:10:38 ID:t83gpz2s
ユニコーン「ん?www どったの??www」
召喚士「んと……しょっくん、なんだけどさ?」
ユニコーン「おっさん?www おっさんがwww どうかした?www」
召喚士「その、なんて言うか……私のこと、何か言ってたりした?」
ユニコーン「何かってwwww 例えばwww どういう事よwww」
召喚士「だから……ほら、ヒドイ奴だとか…やり過ぎだとか」
ユニコーン「えっ」
召喚士「えっ?」
ユニコーン「……ちょっwwwww うはっwww ハニーwwwww マジかよwwww」
召喚士「えっ? えっ???」
174: ◆s7soK/wALM 2013/04/03(水) 19:40:08 ID:nWZ6pGbM
ユニコーン「安心しなってwww あの程度www むしろwww 俺からしたらwww もっとやれってレベルwww」
召喚士「あ、アレよりもっと!? 」
ユニコーン「そうそうwww だからwwwww」
ユニコーン「おっさんにwwww 嫌われwww たんじゃwww とかwww 心配いらっwwww うぇっwwwww」
召喚士「ふぇっ? ……あ……あぁっ! ち、違っ! さっきのはそういう意味じゃっ!!」カァァァッ
ユニコーン「wwwwww 顔www がwwww 真wっw赤www 図星wwww イタダキマシターwwww」
召喚士「違うったら違うのっ!! 別にそんなっ、心配なんてしてないもんっ! ホントだよっ!!」
ユニコーン「そんなwww ムwwキwwにwww なるなってwwwww 萌えてまうやろーwwwww」
召喚士「うぅ……うぅぅぅぅっ! ユッくんのバカっ! 意地悪っ!!」
ユニコーン「うひひひっwwww サーセンwwwww」
175: ◆s7soK/wALM 2013/04/03(水) 23:58:29 ID:nWZ6pGbM
召喚士「……はぁ、こんな事ならユッくんに聞くんじゃなかったよ」
ユニコーン「連れない事www 言うなってwww ハニーwww」
召喚士「……ふんだっ」プイッ
ユニコーン「ちょっwww 悪かったってwww あぁそうだwww そういやおっさん情報がwww 一つあったわwww」
召喚士「…しょっくんの情報?」
ユニコーン「そうそうwww なんかさwww おっさん朝っぱらからwww 出掛けてるんよwww」
召喚士「しょっくんが朝からお出掛け? ……何処に?」
ユニコーン「流石にそこまではwww でも何かwww 遊びに行く感じじゃwww 無かったなwww」
召喚士「そっか……朝から会わないとは思ってたけど、出掛けてたのかぁ」
ユニコーン「まぁwww 流石にちょっとwww 顔合わせ辛いとかwww そんな所かもねwww」
177: ◆s7soK/wALM 2013/04/05(金) 03:24:39 ID:6OH.Gaq6
召喚士「えっ……それじゃ、やっぱり」
ユニコーン「おっとwww 違う違うwww 冗談だってwww そんなんwww おっさんのキャラじゃないしwww」
召喚士「……でも」
ユニコーン「おっさんのことだしwww どうせwww 大した理由なんか無いってwww」
召喚士「そう、かなぁ……?」
ユニコーン「そうそうwww 気にするだけwww 無駄無駄www」
ユニコーン「んな事よりwww なんかwww さっきから良い匂いがするんだけどwww 何か作ってんの?www」
召喚士「へっ? …あっ、ホントだ良い匂いが……って、いけないっ! 準備するの忘れてたっ」
ユニコーン「えっwww 準備ってwww 誰か来んの?www」
召喚士「んっと、来るっていうか来てる、かな? いまキッチンでお料理してくれてるの」
178: ◆s7soK/wALM 2013/04/10(水) 20:25:49 ID:CrzzWF5A
ユニコーン「なんですとwww 久し振りの来客www しかもwww 料理って事はwww まさかwww」
召喚士「うん、多分ユっくんの予想通りだよ」
ユニコーン「おっしゃぁぁっwwww キターーーーッwww 」
ユニコーン「誰なん誰なんwww 依頼人、な訳ないかwww そしたら里の知り合いとか?www あ…まさか…w 妹ちゃん、だったり?ww」
召喚士「ん?、残念っ! 違うよ?っ」
ユニコーン「えっwww マジでかwww なんだよwww 勿体ぶらずに教えt」
アラクネ「…なんだか騒がしいけどぉ、誰か来たのぉ?」ヒョコッ
ユニコーン「ぬおぉぉぉっwwww これはwww めっちゃレーキーなwwww チャンネーじゃないのwwww」
アラクネ「!!……額に一本角、それにこの清浄な気配……」
召喚士「えっと、紹介するね? 私のお友達の一人、ユニコーンのユっくん」
179: ◆s7soK/wALM 2013/04/11(木) 19:27:45 ID:SmtGvugU
ユニコーン「チョリーっすwwww 貴女の白馬な王子様ことwwww ユっくんでぇ?っすwwww」
アラクネ「……なんだかぁ、思っていたより随分と軽薄ねぇ」
ユニコーン「おっとwww これはキッツイwww でもwww 堅苦しいよりwww こっちのがwww 親しみやすいっしょ?www」
アラクネ「それにしても極端な気がするわよぉ」
ユニコーン「え?www んなこたないっしょwww ハニーwww ちょっと言ってやってよwww」
召喚士「……ごめん、私も最初はちょっと話し辛かったかも」
ユニコーン「ちょっwwww ここでまさかのwww カミングアウトwwww ヒデェwww」
召喚士「で、でもっ! 最初だけだよっ! 今はそんなこと全然無いしっ!」アセアセ
ユニコーン「うはっwww ハニーの気遣いがwww 胸に痛いwwww ええいwww んな事よりwww その子の事をオセーテちょwww」
召喚士「あっそうだ紹介の途中だったねっ…んと、こちらはアッちゃ…じゃなくて、アラクネさんだよ」
181: ◆s7soK/wALM 2013/04/13(土) 18:51:08 ID:5eJHXX4s
ユニコーン「へぇ?wwww アラクネちゃんってんだwww 可愛い名前だn……って…w アラクネ?w」
アラクネ「……その様子だとぉ、ご存知ということかしらぁ?」
ユニコーン「あ?っと……w 機織りの腕がパネェっていう話しは……w」
アラクネ「あらぁ……そんな所を知ってるだなんてぇ、思ったより物知りなのねぇ」
ユニコーン「あれれ?www 何だかwww バカにされてねwww 初対面なのにwww ヒデェwww」
召喚士「そうだよアッちゃん! ユっくんはあんなだけど意外と物知りさんなんだよっ!」
ユニコーン「ちょっwwww ハニーwwww それはwww」
アラクネ「……私が言うことじゃないけどぉ、その言いぐさだとぉ」
召喚士「……え?」
ユニコーン「いやいやいやwww 皆まで言うないwww ハニーの気持ちだけでwww 胸一杯だよ?んwww」
182: ◆s7soK/wALM 2013/04/14(日) 10:23:39 ID:/VYtahaE
召喚士「えっと?……?」キョトン
アラクネ「……何というかぁ、天然ねぇ」
ユニコーン「だろぉwwww だがwww それが良いwwww」
召喚士「天然って、えっ? もしかしていま変なこと言っちゃった?」
ユニコーン「べっつに?www 気にしなーいwww 気にしなーいwww」
アラクネ「同意だわぁ、気にしないで良いと思うわぁ……いまはそれより」チラッ
ユニコーン「?www」
召喚士「あっそうだアッちゃん、ここで話しててお料理は平気?」
アラクネ「あぁ、それなら平気よぉ……ただ、まきが
183: ◆s7soK/wALM 2013/04/14(日) 10:27:32 ID:/VYtahaE
召喚士「えっと?……?」キョトン
アラクネ「……何というかぁ、天然ねぇ」
ユニコーン「だろぉwwww だがwww それが良いwwww」
召喚士「天然って、えっ? もしかしていま変なこと言っちゃった?」
ユニコーン「べっつに?www 気にしなーいwww 気にしなーいwww」
アラクネ「同意だわぁ、気にしないで良いと思うわぁ……いまはそれより」チラッ
ユニコーン「?www」
召喚士「あっそうだアッちゃん、ここで話しててお料理は平気?」
アラクネ「あぁ、それなら平気よぉ……ただそうねぇ、ちょっと薪が足りなくなるかもしれないわぁ」
召喚士「えっホントに!? ゴメンね、いま薪持ってくるから!」
184: ◆s7soK/wALM 2013/04/18(木) 18:37:10 ID:Kc23DoqE
アラクネ「ごめんなさいねぇ……あぁでも、急がないで良いのよぉ? 焦って怪我でもしたらいけないしぃ」
召喚士「あははっ、心配してくれてありがとっ、それじゃあちょっと待っててね!」
ガチャッ...パタン
アラクネ「……さて、とぉ……ユニコーンさん、貴方に少しお話g」
ユニコーン「おぉぉっ!www なになにーwww お話?wwwお話ってアレ?www 俺の趣味についてとかwww 聞きたいの?www んだねーwww 俺の趣味っつったらーwwww」
アラクネ「そこは別に興味ないわぁ」
ユニコーン「ちょっwwww んなバッサリwww」
アラクネ「聞きたいことは沢山あるのだけれどぉ……そうねぇ、まずは」
アラクネ「貴方が本当にユニコーンなのか、ぁ……そこを話して欲しいわぁ」
ユニコーン「……ん??www いまなんて?www」
186: ◆s7soK/wALM 2013/04/20(土) 09:52:36 ID:lLAAPBWg
アラクネ「さっきは軽薄って言ったけどぉ、それ以外にも私の知ってるユニコーンと少し違うのよねぇ」
アラクネ「特にぃ……こうやって私と普通に会話してる時点で普通ならあり得ないわぁ」
ユニコーン「いやいやwww なんでそーwww なるのwww」
アラクネ「あらぁ、簡単な話よぉ? だって私は処女じゃぁないものぉ」
ユニコーン「ちょっwwww いきなりそんなwww カミングアウトwwww」
アラクネ「カミングアウトも何もぉ、そんな事くらいユニコーンなら一目見た時点で分かるはずよぉ」
ユニコーン「え?www そんなこと無いってwww ほらwww 何事もwww 個体差とかがwww」
アラクネ「そんな人間の性癖みたいな話じゃ無いでしょう……召喚獣にとっての'特徴'は、ねぇ」
アラクネ「私がアラクネであるようにぃ、貴方がユニコーンならぁ……ユニコーンとしての特徴から外れるはずがないのよぉ」
ユニコーン「つまりwww ユニコーンならwww 全て処女厨じゃなきゃおかしいってかwwww」
187: ◆s7soK/wALM 2013/04/20(土) 16:16:26 ID:lLAAPBWg
アラクネ「ハッキリ言うならぁ、そういう事になるわぁ」
ユニコーン「なんてこったいwww」
アラクネ「……と言うかぁ、こんな召喚獣なら常識な事ぉ、今更改めて言うまでもないと思うのだけどぉ」
ユニコーン「あっれぇーwww そうなんだーwww 知らなかったわーwww」
アラクネ「……それとぉ、もう一つ……貴方から感じられる魔力の質だけどぉ、ユニコーンとは少し違う清浄なぁ」
ユニコーン「まぁまぁまぁwww そういう話はさwww 別にいいっしょwww だからなにって感じだしwww」
アラクネ「そうはいかないわぁ」
ユニコーン「えっ」
アラクネ「召喚獣が召喚しようとしたのとは別の何かだったとしてぇ、それを召喚した本人が知らないって言うのはおかしいわぁ」
アラクネ「可能性の話をすればぁ……貴方があの娘を騙してる事だって有り得るわぁ」
188: ◆s7soK/wALM 2013/04/21(日) 13:55:26 ID:Y38pEfrQ
ユニコーン「なんじゃそらwwww そんな事してwww どうすんだってのwww」
アラクネ「……あくまでも可能性の話よぉ」
ユニコーン「んな訳ねぇってwww それにwww もし俺がハニーを騙してたとしてwww あんたに関係ないじゃんwww」
アラクネ「関係なくはないわぁ、だって私ぃ、あの娘のこと気に入ったんだものぉ」
ユニコーン「えっwww いまwww 何てwwww」
アラクネ「あらぁ、もう一度聞きたいぃ? 私はぁ、あの娘のことが好きになったのよぉ」
アラクネ「正直に言ってぇ、私はもう人間にこれっぽっちも興味が持てなくなってたのよねぇ……でも」
アラクネ「ほんの短い時間しか話していないけれどぉ……あの娘と話してたらぁ、随分と久しく楽しいって思えたのよぉ」
アラクネ「だからぁ、私にできることを一つでもぉ……あの娘のためにしてあげたいのよぉ」
ユニコーン「……」
189: ◆s7soK/wALM 2013/04/21(日) 16:07:15 ID:Y38pEfrQ
アラクネ「あらぁ、笑わないのぉ? 自分で言っておいてなんだけどぉ、今の台詞は結構くさかったと思うのだけれどぉ」
ユニコーン「……笑って欲しいってんならwww 幾らでも笑ってやんよwww」
ユニコーン「でもwww ……アンタの言いたいこと、俺にも分かるからさ」
アラクネ「……!」
ユニコーン「そうだな……アンタの質問に答える事は、できない」
ユニコーン「でも誓っても良い、俺もハニーを……召喚士のことを大切な存在だと思ってる」
ユニコーン「これじゃあ、ダメ……かな?」
アラクネ「……貴方って思いのほか卑怯なのねぇ」
ユニコーン「……卑怯な奴は、信じられない?」
アラクネ「…いいわぁ、信じてあげる……でもそんな風に話せるなら最初からそうやって」
190: ◆s7soK/wALM 2013/04/24(水) 19:00:15 ID:fvP8itGM
ユニコーン「ん? あぁ、やっぱそこが気になるか……まぁなんて言うか」
ガチャッ
召喚士「ゴメンね?っ、遅くなっちゃった!」
ユニコーン「あっwww ハニーwww おっ帰り?んwww」
アラクネ「えっ」
召喚士「ねぇアッちゃん、取り敢えずこのくらい有れば大丈夫かな?」
アラクネ「へっ? あっ、えぇそうねぇ…それだけ有れば足りると思うわぁ」
ユニコーン「そういやwww 料理作ってるんだっけかwww なに作ってんの?www」
召喚士「あっそう言えば私も何を作ってるか聞いてないや」
アラクネ「そう、ねぇ……さっき獲った鳥を使って野菜と一緒に煮込み料理を」
191: ◆s7soK/wALM 2013/04/25(木) 02:32:59 ID:FxdKsSeQ
ユニコーン「ちょっwww 肉入りとかwww そしたら俺はwww 食えねぇwww」
召喚士「あっ、そう言えば」
アラクネ「……貴方、召喚獣なのに食べる気満々だったのぉ?」
ユニコーン「そらまぁwww いただけるものならwww いただきますともwww」
召喚士「えっと、いつもウチだと出来るだけみんなで食べるようにしてるから」
アラクネ「あらぁ、そうだったのぉ? それじゃあ悪いことしちゃったわねぇ」
ユニコーン「いや別にwww 気にしないでwww 良いけどwww」
ユニコーン「そしたらwww もうひとっ走りwww 行ってくるかなwww」
召喚士「えっ、行っちゃうの? 折角だしアッちゃんともっとお話したら……」
ユニコーン「いやいやwww そこはwww 2人水入らずでwww 色々と話しときなってwww」
193: ◆s7soK/wALM 2013/05/01(水) 14:45:26 ID:hk79T9eU
召喚士「でも……」
ユニコーン「良いからwww 良いからwww あっそうだwww その前にwww 一個だけwwww」クルッ
アラクネ「……?」
ユニコーン「さっきの質問www アレだけどwww」
ユニコーン「ぶっちゃけwww 堅苦しいのがwww 嫌いなんだよねwww そんだけwww」
アラクネ「……まぁ、そんな所だろうとは思ってたわぁ」
ユニコーン「なんだwww ばれてたかwww そんじゃまwww ごゆっくりwww」パカパカ
召喚士「いってらっしゃ?い! ……ねぇねぇ、ユっくんとどんなお話してたの?」
アラクネ「…大した話はしてないわぁ……それよりぃ、料理の続きをしないとねぇ」
召喚士「あっ、そっか……そしたら私もこっちの準備をしておくねっ!」
194: ◆s7soK/wALM 2013/05/05(日) 12:39:13 ID:Sp4T/6uQ
・・・
召喚士「…ごちそうさまでしたっ!!」パチンッ
アラクネ「はぁい、お粗末様ぁ」カチャンッ
召喚士「はぁ?……初めて食べたけど美味しかったぁ?……」
アラクネ「ふふっ……口に合ったみたいで良かったわぁ」
召喚士「そりゃもぉ! って言うかアッちゃん料理すっごく上手だったんだね!」
アラクネ「まさかこの辺りでとれる物であそこ迄の物が作れるなんて……うん、尊敬しちゃう!」
アラクネ「あらあらぁ、そこまで褒められると恐縮ねぇ」
アラクネ「…でも、そうねぇ……嬉しいわぁ、ありがとう」ナデッ
召喚士「…えへへぇ」
196: ◆s7soK/wALM 2013/05/05(日) 20:15:14 ID:Sp4T/6uQ
召喚士「いっや?……それにしても、お腹一杯になったらなんだか……っ」クシクシ
アラクネ「あらあらぁ、召ちゃんはお眠かしらぁ?」クスッ
召喚士「!? ち、違うよっ! そんな子どもみたいなっ!」アタフタ
アラクネ「んふふっ、別に無理しなくても良いのよぉ?」
召喚士「無理してないよっ! それにお試し召喚の期限だってあるし」
アラクネ「あぁ、そう言えばそうだったわねぇ……時間はあとどれくらい?」
召喚士「んっと……あと5時間位、かなぁ?」
アラクネ「ふぅん、そう……それ位あればぁ……」ポツリ
召喚士「……? あっ! もしかしてやりたい事が?」
アラクネ「ん?……実は最後に一つだけ、どうしてもぉ」
198: ◆s7soK/wALM 2013/05/27(月) 19:11:03 ID:tPGrIHHU
・・・
召喚士「えぇっと?……こことかどうかな?」
アラクネ「ん?……あらすごぉい、いい感じよぉ」
召喚士「ホント? 良かったぁ丁度いい場所が有って」
アラクネ「えぇ本当にぃ……それじゃあ早始めるとするわぁ」スッ
召喚士「所でアッちゃん、今更だけどここで何をするの?」
アラクネ「えっ? …あぁ、そう言えばまだ説明してなかったわねぇ」シュルシュル
召喚士「あれ? 糸を出してる……って事はまた狩りをするの?」
アラクネ「んふふっ、違うわよぉ?」ガシッ
召喚士「ひゃっ! あ、アッちゃん? えと、脇の下はそのっくすぐったいんだけど」オロオロ
199: ◆s7soK/wALM 2013/05/28(火) 08:18:59 ID:YvGVECLs
アラクネ「んふふっ、大丈夫よぉ 天井のシミでも数えてる間に終わるからぁ」シュルシュル
召喚士「天井のシミって……ここ森の中だよ?」
アラクネ「あらあらぁ、言われてみれば確かにぃ……ならこの場合は木の葉の数とでも言うのかしらねぇ」
召喚士「えっとぉ……?」
アラクネ「まぁどうでも良いわよねぇ、そんな事よりぃ……」ツイッ
召喚士「ひゃっ!?」ビクッ
アラクネ「……そこの二本の木、何かを括るのに丁度良い間隔……そうは思わなぁい?」ニヤリ
召喚士「えっ? 何かって何のこ……あっ」
召喚士「えっと……もしか、して……アッちゃんのやりたい事って」
アラクネ「……んふふふっ」
201: ◆s7soK/wALM 2013/05/28(火) 18:46:55 ID:YvGVECLs
・・・
シュッ...シュッ...ハラッ
「えっ……そんな風にしたらっ」
「んふふっ、だぁいじょうぶ任せて……私を誰だと思ってるのぉ?」
「あっ……うん、そうだよね……お願い、続けて?」
「えぇ勿論よぉ……んっ、ここはこんな風にして……」シュッシュッ
「わわっ、スゴイ……ここってこんな風に……」
「驚くのはまだ早いわぁ、見ててねぇ……ん、しょっ」シャッシャッ
「え、ええっ? 今どうやって……わぁぁっスゴイよっ!」
「んふふふっ、そんなに悦んでくれると私も嬉しいわぁ」
203: ◆s7soK/wALM 2013/05/29(水) 12:41:14 ID:Ld2V4Cxg
「…アッちゃんごめんね? 私ったら今まで勘違いしてた……コレってこんなに楽しいことだったんだね!」
「あらあらぁ、それじゃあ……もう少し、やってみるぅ?」スッ
「うん、お願い! もっと色々と教えて欲しいっ!」
「んふっ、分かったわぁ……それじゃあ今度はロケットをこんな風にして……」シュッシュッ
「えっと…こう、かな?」シュッ
「そうそう上手よぉ、召ちゃんったら中々筋が良いわぁ」
「ホントに!? えへへっ、そしたらこれからも続けてみようかなぁ……機織り」
触手「って何じゃそりゃぁぁぁぁぁっっ!!」 ガサガサガサッ
召喚士「ひゃぁぁっ!? えっ、なっ……しょっくん!?」
アラクネ「な……何このウネウネして気持ち悪いのはぁ」
205: ◆s7soK/wALM 2013/05/29(水) 20:03:36 ID:Ld2V4Cxg
触手「ワイかっ? ワイはいつもウネウネ這いよ……って! んな事はどうでもえぇ!!」
召喚士「えっ、いや、自己紹介はどうでも良くな」
触手「んな事はどぉぉぉでもええっ! それより何なんっ!? 今のは何やのっ!?」
召喚士「えっ……えぇぇ……?」
触手「嬢ちゃんと! そこのクモい別嬪さんは! 何しとったん言うてんねや!」
召喚士「何って……機織りだよ?」
触手「機織りだよ? じゃあらへんわ!!何でやねん! そこは、もっとこう……あるやないかっ! 流れ的にっ!」
召喚士「そんな流れって言われても……」
触手「こんなん納得いかへんわぁぁぁっ!! ワイには分かるでぇっ! 異世界の同志達の持て余したリビドーがぁぁぁっ!!」
アラクネ「……いきなり出てきた上に突然何を言い出すかと思えばぁ」フゥ
209: ◆s7soK/wALM 2013/05/30(木) 23:24:18 ID:xYkOUA2I
触手「ほ??れ! やっぱりやっ! やっぱりこんなんじゃ同志達も納得いかん言うとるでぇぇぇっ!!」グネグネ
アラクネ「……と言うかぁ、そもそも同志ってどこの誰の事よぉ」
召喚士「ご、ごめんね? しょっくん…あ、ユっくんと同じで私のお友達なんだけど……その、たまにあんな感じでよく分かんない事を言うというか……」
アラクネ「ふぅん? つまり……おバカさんって事ねぇ?」
触手「あぁんっ? だぁれがおバカさんやっ! もっかい言うてみぃ! って言うかもっかい言ぅて下さいお願いします」ウネリ
アラクネ「……はぁ…コレのことぉ、だいたい理解できたわぁ……」
触手「ほ?う……? ワイの事を理解した、そう言うたかぁ? ほんならホレ! 大きな声で言うてみぃ!さん、ハイッ!」
召喚士「しょ、しょっくん! いつも言ってるけど女の人にあんまり変な事を言うのはっ」
アラクネ「…………はぁ……黙りなさぁい、このドの付く変態さぁん」ジトッ
触手・召喚士「!!?」
212: ◆s7soK/wALM 2013/05/31(金) 18:35:21 ID:Lr9yFo4E
アラクネ「正直に言ってぇ、私は変態に構ってるヒマなんてないのよねぇ、分かるぅ?」
アラクネ「でも放っておいて騒がれるのも何だからぁ、アンタの要望に応えてあげるわぁ……感謝なさぁい?」
触手「お……おぉう?」ドキドキ
召喚士「あ……っちゃん?」
アラクネ「取り敢えずぅ、現状のアンタの言動と行動から察するにぃ」
アラクネ「アンタは私とあの子が"お楽しみ"な現場を覗いてたぁ……そういう事よねぇ?」
アラクネ「まぁ、どんな状況だと思ってたかは察し……が付かないわぁ、えぇ全くもって」ニヤリ
触手「ちょっとタンマ、何やいま不自然な間が」
アラクネ「気のせいよぉ、と言うかそもそもぉ」
アラクネ「さっきの私たちの会話でぇ、機織りをしている以外の状況なんてあり得ないわぁ」フンッ
213: ◆s7soK/wALM 2013/05/31(金) 19:13:59 ID:Lr9yFo4E
触手「いやいやそんな事あらへん、ってかおいコラ! いま絶対オマン鼻で笑いよったよなぁ!?」
アラクネ「被害妄想よぉ、とにかく……アンタはそんな誤解のしようの無い状況を曲解するような歪んだ変態って事よぉ」ビシッ
触手「はぁぁっ!? オマッ言うに事欠いて何を!」
召喚士「ふ、2人とも落ち着いてっ! アッちゃん、その…しょっくんは変わってると思うけどそんな歪んだ変態だなんて言ったら」
触手「せやせやっ! ワイとワイの同志は歪んどらん! 正統派の変態紳士や! 訂正せんかいっ」
召喚士(あっ、変態って部分は認めるんだ)
アラクネ「どうでもいいわぁそんなのぉ、それいぜ」
触手「どぉぉぉでもよく無いわぁぁぁっ!! えぇか!? ワイらはYesおにゃのこ! NO犯罪! がモットーの健全なる変態なんや! だから断固として訂正をようきゅ」
アラクネ「話の途中よ黙りなさぁい、さも無いと裂くわよぉ……縦に」ギロッ
触手「スンマヘン黙りますんで、縦は勘弁して下さい」
214:以下、
縦はダメなんだwwww
215:以下、
ご褒美やぁ
216: ◆s7soK/wALM 2013/06/07(金) 09:46:19 ID:l0jjlNeg
アラクネ「まったくぅ……話の腰を折られちゃったわぁ」 フゥ
アラクネ「これだからぁ、躾のなってない変態は始末が悪いわぁ」グニグニ
触手「イタタッちょっ! 刺さっとる! 脚先が刺さっとるがな!」ビチビチ
アラクネ「あらぁ……それじゃあ止めて欲しいのぉ?」ジトッ
触手「もっと! もっとお願いしますっ! あっでもできたらも少し優し」
アラクネ「それじゃあお望み通りにぃ」ギリギリギリ
触手「んひぃぃぃっ! らめぇぇぇぇっ!」グネグネ
召喚士(何だか2人とも楽しそうだなぁ)
アラクネ「…はっ!? い、いけないわぁ…今日はこんな事してる場合じゃなかったわぁ」ズンッ
触手「」ビクンッビクンッ
218: ◆s7soK/wALM 2013/06/07(金) 19:45:54 ID:l0jjlNeg
アラクネ「ごめんなさいねぇ、変態なんかに構ってる場合じゃなかったのにぃ」
召喚士「へ? あっ、うぅん? 気にしないでっ!」
召喚士「しょっくんもアッちゃんも何だか楽しそうだったしねっ」
アラクネ「…若干、不本意だけどぉ……そう言ってくれると助かるわぁ」
触手「ま……待ってぇな……まだ、話は終わっとらん…でぇ……」ヒクヒク
アラクネ「あらぁ、まだそんな事を言う元気が有ったのぉ……踏み込みが浅かったかしらぁ?」
触手「あっ、いえ、これ以上やられると流石に穴が空きそうなので勘弁して下さい」
アラクネ「あらそぉ、別に一つや二つ増えた所で平気そうに思えるけどぉ」ジィッ
触手「いえ、あの、ホントに大丈夫なので、その話は置いといてですね、ワタクシとしては本題の方を話したいと言いますかね?」
アラクネ「本題ってぇ……アンタが変態かどうかじゃなかったかしらぁ?」
219: ◆s7soK/wALM 2013/06/07(金) 20:02:48 ID:l0jjlNeg
触手「それに関しては何と言うか、二時的と言いますか、本題はもう少し話を戻って戴きたくてですね、えぇ」ヘコヘコ
アラクネ「…回りくどいわねぇ、ハッキリ言いなさぁい」
触手「あっ、ハイ、それでは……さっきのお二人の言動描写に若干の作為を感じる、と言いますか」
アラクネ「……」
触手「正直に申しまして……非常に持て余している、と言いますか……ね? 分かるでしょう?」ウニョッ
アラクネ「……ねぇ召ちゃん、さっきアイツの事をお友達って言ってたのはぁ、私の聞き間違いじゃぁないわよねぇ?」
召喚士「ん? …えと、しょっくんは、その……いつも変な事を言うし、大嫌いって思う事もある……けど」
召喚士「やっぱり、私にとっては大切な……大切な、お友達だよ」
触手「……嬢ちゃんっ」フルフル
アラクネ「……そう……そこまでなのぉ」
220: ◆s7soK/wALM 2013/06/08(土) 08:18:45 ID:ADBUYKow
アラクネ「そうなってくるとぉ……軋轢を残しておくのは得策じゃないわねぇ」
アラクネ「……仕方ないわねぇ、納得がいくかは知らないけどぉ…私の考えだけは話しておくわぁ」
触手「お……おおっ! ホンマでっか!?」
アラクネ「でもぉ、ちょっと待ちなさぁい……召ちゃん、ちょっとこっちに来てぇ」 チョイチョイ
召喚士「へ? うん……えっと、来たけどな、にっ!?」ガバッ
触手「!!?」
アラクネ「……ん?、思ってたより締まった体なのねぇ」ギュッ...ムニニッ
召喚士「ひゃっ!? あ、あのっ! アッちゃん何をっ!?」
アラクネ「んふふっ、大丈夫よぉ……変な事はしないから……ただ、ちょっと寝ててね?」プスッ
召喚士「いっ……! アッ……ちゃ……?」トサッ
//召喚士が寝ている間の事を描写するorしない
//安価↓
221:以下、
する
222: ◆s7soK/wALM 2013/06/08(土) 08:53:12 ID:ADBUYKow
トサッ
触手「んなっ……! おまっ! 嬢ちゃんに何しおったぁっ!!」
アラクネ「大きな声を出さないで欲しいわぁ……少し眠っててもらっただけよぉ、安心なさぁい」
触手「……」ジリッ
アラクネ「信用できない、って感じねぇ……まぁそう思うのも仕方ないけどぉ、せめて私の話を聞いてから判断して欲しいわねぇ」
触手「……聞いたら理由に納得する、そう思うんか?」
アラクネ「えぇ、アナタなら納得してくれると思うわぁ……だからぁ……ね?」
触手「……分かった、ただし……納得できなかった時には」
アラクネ「ふふっ、煮るなり焼くなり縛るなり……好きにして、良いわよぉ?」
触手「……」ピクピクッ
226: ◆s7soK/wALM 2013/06/08(土) 09:56:48 ID:ADBUYKow
アラクネ「そうねぇ、それじゃあ何処から話そうかしらぁ」
アラクネ「……うん、やっぱり最初から話すのが良さそうねぇ」
アラクネ「まず、私が召喚されてすぐ……少し話した段階で私にはハッキリと分かったわぁ」
触手「……分かったって、何がや」
アラクネ「当然……この娘がとぉっても綺麗な"花"だって事よぉ」ナデッ
召喚士「……」スヨスヨ
触手「……花?」
アラクネ「えぇそうよぉ……優しい色と香り……きっとどんな物でも受け入れてくれる優しい花」
アラクネ「そんな娘だから……こんな汚れた私の本性を知って欲しく無い……だから眠ってもらったの」
触手「……ふむ」
231: ◆s7soK/wALM 2013/06/22(土) 21:37:30 ID:Kmp84Fbc
アラクネ「……話が少しだけ逸れちゃったわねぇ」
アラクネ「結論を先に言うとぉ……私としてはこの子をどうこうしようって気はないのよぉ」
アラクネ「……すくなくとも、今のところはねぇ」
触手「んなっ!……そ、それはつまり、今後は分からんっちゅうことか?」 ドキドキ
アラクネ「でもぉ、アナタが想像するような事は今後もする気は無いわよぉ」
触手「はぁぁっ!!?オイ おまっ、なんやそれっ! どういうこっちゃ!」
触手「……はっ、まさか……ワイの想像を超えるような事をするいうこっちゃ……」
アラクネ「……普通そこはぁ、もっと別方向に考えそうな物だけどぉ……まぁ良いわぁ」
アラクネ「ある意味でぇ、それも正解と言えるしねぇ」
触手「んなっ……なんやてぇぇっ!!」
235: ◆s7soK/wALM 2013/07/04(木) 08:18:25 ID:WFPUOFUc
アラクネ「そうねぇ……さっき私はこの娘の事を綺麗な花だっていったわよねぇ?」
アラクネ「これは持論だけどぉ、綺麗で清らかな花を見付けてその場で摘んでしまうのはぁ……ハッキリ言って二流、三流がする事よぉ」
触手「んななっ!?」
アラクネ「何故ならぁ……今その時にどれだけ美しい花でもぉ、摘んでしまえばやがては醜く枯れ果て朽ちていくわぁ」
アラクネ「だから真の一流は……野に咲くそのままの姿を愛でるものよぉ?」
触手「ぐっ……で、でも待ってぇな! それって詰まる所は何にも手を出さんと、黙って見てろっちゅうこっちゃないか!」
アラクネ「……ふふふ……焦りは禁物よぉ……私がさっき、何と言ったか、よぉく思い出しなさぁい?」
触手「さっき言うた事……ん? んん? ……まさかっ!」
アラクネ「気付いたみたいねぇ……そう、私は野に咲く姿を"愛でる"と言ったのよぉ」
アラクネ「端的に言うとぉ、清らかな花をより美しく、そして健やかに育てるって感じかしらぁ」
237: ◆s7soK/wALM 2013/07/04(木) 18:26:22 ID:WFPUOFUc
触手「ぐぬぬっ……で、でもホンマにそないな事が……?」
アラクネ「フフフ……可能よぉ、当然の如く……ねぇ」 ニヤリ
アラクネ「ただし、その為にはある程度の準備……関係性の構築が必要になるわぁ」
アラクネ「そうで無いと結局は愛情の押し付けになっちゃうしぃ」
触手「か、かんけーせい? なんや急に話しがややこしゅうなって……」
アラクネ「あらぁ、そんな事ないわよぉ? 要はお友達になれば良いって事よぉ」
触手「トモダチィ? えっ、何やそんなんでえぇんならワイかてとっくに」
アラクネ「んふふっ、残念だけどぉ……アナタが考えているのとはすこぉし違うのよねぇ」
アラクネ「アナタは確かにこの娘のお友達、他でもないこの娘が言っていたのだから間違いないわぁ」
アラクネ「でもねぇ……私の予想ではアナタは友達は友達でも、"手の掛かる男友達"枠なのよぉ!」 ビシィッ!
238: ◆s7soK/wALM 2013/07/04(木) 18:47:51 ID:WFPUOFUc
触手「手の掛かる男友達、枠ぅ……? な、なんやそれ?」
アラクネ「読んで字の如しよぉ……正直に言って、アナタってこの娘に相当な迷惑を日常的に掛けてるんじゃなぁい?」
触手「……ソ、ソンナコトアラヘンヨー?」 ウニャリ
アラクネ「図星なのねぇ……まぁ、自覚があるなら手が掛かるっていう事の内容には触れないでも大丈夫そうねぇ」
触手「……ぐぬぬ」
アラクネ「それじゃあ話を進めるけどぉ……そうねぇ、先ずはここに可愛らしい服が一着あるのを想像してみてぇ」
触手「可愛らしい服? っちゅうんは、つまり嬢ちゃんが着とる様な地味ぃなんとはちゃうって事かい?」
アラクネ「そこは想像にお任せするわぁ、ここではそんなに重要じゃないしぃ」
触手「そか……ほんなら…………ぐへっ……ぐへへへへっ」 ウニョウニョ
アラクネ「……ちょっとストップ、質問良いかしらぁ?」
240: ◆s7soK/wALM 2013/07/05(金) 20:12:55 ID:w7.ygjts
触手「なんや? 今せっかくえぇかんじに……うへへへぇ」 ニュルニュル
アラクネ「……念のため聞くけどぉ、他の事じゃなくて服の想像をしてるのよねぇ?」 ジトッ
触手「あぁん? あったりまえやろが、他になにがある言うんや」
アラクネ「そう……なら良いわぁ……この時点で結果が見えてるけれどぉ」 ハァ
触手「んで? 服は想像したでぇ? 次はどうするんや?」
アラクネ「そうね、そしたらぁ……アナタは想像したその服を召ちゃんにプレゼントしたくなった、とするわぁ」
触手「ふむふむ、当たり前のこっちゃな」
アラクネ「だからアナタは召ちゃんに直接プレゼントするのだけれど、さてぇ……」
アラクネ「アナタはなんて言ってその服を渡して、それに対して召ちゃんは何て返すかしら?」
触手「なんや回りくどいなぁ……でも、ん??……」
241:以下、

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