玄関のドアを開けると……ブチ猫が1匹、チョコンとお座りして俺を見上げていたback

玄関のドアを開けると……ブチ猫が1匹、チョコンとお座りして俺を見上げていた


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8:
四半世紀の付きあいだった親友が亡くなり、線香を上げにそいつの家を訪ねた時の話を。思い込みと言われればそれまでの、大した話ではないのだが…
親友の死に関しては色々と経緯がある。生前、彼には霊感があり……まあ、その辺りの話は省いておこう。
都内の自宅から高を使い1時間半。実家にクルマをとめ、少年の頃に幾度も歩いた順路を行く。
いかにも昭和な感じの古い棟が建ち並ぶ団地…1街区の○号棟。5階建ての2階に、あいつの家がある。
179:
仏壇に向かったあと、お土産に持っていったケーキのひとつを俺にも勧めてくれたお袋さんと、小一時間思い出話をし、
「じゃ…そろそろ…」
と玄関へ。ドアを開けると……ブチ猫が1匹、チョコンとお座りして俺を見上げていた。割とふてぶてしい面構えのおデブちゃんだ。
「あら、ミーちゃん!」
お袋さんが顔を綻ばせた。
……そういやこの猫、何度か見かけたことがある。
『半年くらい前から餌をもらいにやってくるようになってさ。今じゃドア開けた途端に家ん中へピュ?だよw』
生前、あいつがそう言ってたあの猫だ。
180:
あれから2年くらい経っている。動物好きなあいつに可愛がってもらってたんだろうな。ちなみにこやつ、残念ながら俺に触らせてくれたことは一度もない。俺、猫好きなのに…
餌が欲しいなら室内へピュ?のはずだが、ミーちゃんはなんだか俺に神経を向けている気配。
「……あら? 中に入らないの? おいしいおいしい要らないの?」
お袋さんの言葉が終わらぬ内に、ミーちゃんは俺の足元をすり抜け、ゆっくりと階段を下り始める。
181:
「じゃ…これで…」
「あ、今日はありがとうね、気をつけて帰ってね…」
と、別れの挨拶をしていると、ミーちゃんは踊り場に座ってこちらを伺っている…まるで俺が下りていくのを待っているみたいだ。
お袋さんに見送られつつ階段を下り始めると、ミーちゃんも踊り場から次の階段へ。俺の目の前を「こちらでございます」とばかり、落ち着いた歩を進めるミーちゃん。
2階からなのですぐに1階の昇降口へ。ここでミーちゃんは、棟の南と北へ出る2つの通路の内、北側へ出る通路へ進んだ。
…歩いて5分。俺の実家は、団地の北側にある…。
182:
外へ出たミーちゃんは進路を譲るように左へ寄り、草むらの中で香箱座りになった。
…単に偶然だったのかもしれない。が、餌をねだりに来たわけでもなく、懐いてもいない俺を待ち、歩調を合わせ…スタスタ行ってしまいそうなところを、お見送りポーズなどと…
「…バイバイねミーちゃん。案内と見送り、ありがとうね」
声をかけたが、ミーちゃんはこちらを見ることはない。ジッと動かず、細めた目を北の方角へ向けている。
撫でてやりたい衝動にかられたが、やめておいた。
以前のようにサッと逃げられでもしたら、台無しになる気がして…
183:
何度も振り返りつつ、帰途につく。
「ご主人がお世話になりました、お気をつけて…」
香箱座りのミーちゃんが、そう言っているように思えた。
…10年経った今でも、あれは猫のお見送りだったんだと、勝手にそう思い込んでいる。
―おしまい―
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