盲目美少女「大好きだよブサイクくん…」ブサイク「照れるぜ」back

盲目美少女「大好きだよブサイクくん…」ブサイク「照れるぜ」


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1:
?放課後?
盲目美少女「今日も手を繋いで帰ってくれてありがとね!お陰で杖に頼らなくていいから楽ちん楽ちん♪」
ブサイク「ま、俺がお前にしてあげれんのはこれくらいだしな」
盲目美少女「へへっ十分嬉しいよ♪」
ブサイク「そうかい?しっかし急に外も冷え込んで来たなあYシャツじゃ寒いし」
盲目美少女「私はすぐ側に人がいてくれるから…あったかいよ///」
ブサイク「…ったく、人を困らせることを言いやがるぜ」
盲目美少女「えへへー」
ヒソヒソ ヒソヒソ
盲目美少女「…」
ブサイク「どうした?」
盲目美少女「う、ううん!何でもないよ!」
引用元:http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1538237977/
4:
盲目美少女「ねぇ、ブサイクくんは私のこと好き?」
ブサイク「おいおい急にどうした?」
盲目美少女「もし好きじゃなかったら毎日一緒に帰ってもらって申し訳ないなって…」
ブサイク「何だ、気にすんなよ。俺もお前と帰んの…案外楽しいからさ」
盲目美少女「///」カァッ
ブサイク「ど、どうしたんだよ…そんな顔赤くして。熱でもあんのか?」
盲目美少女「い、いや大丈夫だよ!か、顔赤くなってるんだー恥ずかしー」アセアセ
ブサイク「ふっ…」
ブサイクは盲目美少女の手を少し強く握った
盲目美少女「え?」
ブサイク「今のお前、可愛いからさ…離したくねえなって思ったんだよ」フッ
盲目美少女「か、かわい…///」
ヒソヒソw ヒソヒソw
9:
ブサイク「でもぶっちゃけお前は男子の間じゃ可愛いって評判だぜ?」
盲目美少女「そ、そうなの?うーん分かんないよ」
ブサイク「まあ…だから自信持ちな。お前は目が見えない欠点1つで自分が何をとってもダメと勘違いしてる」
ブサイク「お前には光るものがたくさんあるから胸を張って生きて欲しい」
盲目美少女「…ありがと」
ブサイク「おっと、ちーと真面目くさい言い方をしちまったな!すまね!」
盲目美少女「ううん。そうやって言ってくれる人…いないから凄く嬉しい」
ブサイク「そ、そっか」
盲目美少女「実はさブサイクくん」
ブサイク「どうした?」
盲目美少女「私ね、ブサイクくんといると…何かこうドキドキしちゃうんだ」
ブサイク「…」
ヒソヒソw ハ? ハ?
12:
ブサイク「ドキドキ…ねぇ」
盲目美少女「だからその…ちょっと止まってもいい?」
ブサイク「お、おうよ」
盲目美少女「…」
盲目美少女「大好きだよブサイクくん」
ブサイク「…」
ブサイク「照れるぜ」
ヒソヒソ ヒソヒソ! ヒソヒソ!
ブサイク「うるせぇ!嫉妬すんじゃねぇ!」
しーん
盲目美少女「どうしたの?」
ブサイク「ガヤがうるせぇからちーと一喝してやったんだよ…」フッ
盲目美少女「かっこいい…」
18:
盲目美少女「ブサイクくん…私とさ…その今みたいに仲良い友達ってのも凄く嬉しいんだけど」
ブサイク「うん」
盲目美少女「正式にお付き合いしてもらえませんか?」
ブサイク「…」
ブサイク「いいぜ」
盲目美少女「///」
盲目美少女「やった!」ダキッ
ブサイク「おいおい…いきなり抱きついてくんなよ」ドヤァ
うわまじうぜぇわー 見てらんねー 盲目ちゃん視力さえあればー
盲目美少女「…気にしないよ。あの人達の言ってること」
いやその盲目ちゃんには
ブサイク「あいつらの悪口は気にするな!お前のことは俺が絶対に守ってやる!」キリッ ニチャァ
20:
そうして正式にお付き合いした二人のラブラブ高校生活が始まった
盲目美少女「今日も手を繋いで一緒に登校だね!」
ブサイク「俺がお前の杖になってやんよ」
………
盲目美少女「お弁当さ、お母さんがブサイクくんの分も作ってくれたんだ!」
ブサイク(人の家の母が作った物は抵抗あるけど…)
ブサイク「うめぇじゃん!お前もお母さんと似て美味い料理つくれるようになるよ!」
盲目美少女「そ、そうかなぁ…」
………
ブサイク「どうする?スタバでも寄ってく?あ、金ならバイトしてるし奢るぜ」
盲目美少女「また奢ってもらうの悪いよー私が払うー」
ブサイク「いやいや、お前に金を使うのは全然苦じゃないんだぜ?遠慮すんなよ」
盲目美少女「じゃ、じゃあ…ありがと」
………
21:
ある日
盲目美少女「私ね!今度、目の手術を受けられることになったんだ!
成功すれば少しだけ視力が回復するかもしれないの!」
ブサイク「ふーん」
盲目美少女「そしたらさ!ブサイクくんの顔も見れるようになるね!私、楽しみ!」
ブサイク「そ、そうだな…」
………
ブサイク「というわけで早急に整形手術を受けたいのですが」
父「無理や」
28:
ブサイク「おいジジイ!」バンッ
父「何や」
ブサイク「息子がな!きっっっせきてきに美少女と付き合ってんねんぞ?あ?
こんな奇跡なほんと宝くじで1等当てるレベルの奇跡だよ!??な??」
父「かもな」
ブサイク「それ考えたら整形手術の数十万、数百万なんて安いもんやろ??俺もバイト代から20万くらいは出すわ限界値!」
父「あんな。母さん見てみ」
ブサイク「ん?」
父「メスゴリラや」
ブサイク「…」
父「人にはな相応の相手っちゅうんがおるんや。俺はよくシャクレカマキリ言われたもんや
お前はゴリラとシャクレカマキリの息子でシャクレたゴリラや。高望みすんなて」
ブサイク「…クソォ!!!!」
33:
翌日
ブサイク「なあ手術っていつなんだ?」
盲目美少女「来週から入院してだいたい10日後くらいになる予定だよ」
ブサイク「そっか」
盲目美少女「これで私もさ。ブサイクくんに釣り合う彼女になれるかな」
ブサイク「…」
ブサイク「…ヒック…グスッ…」
盲目美少女「ど、どうしたの!?」
ギュッ
ブサイク「ごめん。ちょっと抱きしめさせてくれ…グスッ」
盲目美少女「何か…辛いことがあったの?」
ブサイク「いや…グスッ…嬉しいことがあったんだけどさ…素直に喜べないんだよ…グスッ」
盲目美少女「ブサイクくん…」ナデナデ
39:
ブサイク「…」
盲目美少女「ブサイクくんよくさ、自分はモッテモテの陽キャだーって言ってたじゃん?」
ブサイク「…そ、そうだっけ…かな?」
盲目美少女「ふふっ…あれさ、嘘でしょ?」
ブサイク「ふ、ふぇ!?」あたふた
盲目美少女「だってさ…他の女の子と話してるの見たことないもん」
ブサイク「いや見えないだけだろ」
盲目美少女「…ひっどい言い方」
ブサイク「ご、ごめん…ちょっと動揺してて」
盲目美少女「何だろうな…あんまり見栄張らなくていいんだよ?」
ブサイク「…」
盲目美少女「私は本当に…仮に人に好かれてなかろうと『顔がブサイク』だろうとブサイクくんが好きだから」
ブサイク「…」
ブサイク「…ぅっ…ぅっ…うわぁぁぁ!!」ボロボロ
盲目美少女「あははっ…そんな泣かないでよ笑…なんか私まで…グスッ…泣きそうになっちゃうじゃん」ポロポロ
42:
………
ブサイク「というわけで世の中には不思議なこともあるんだなと思ったのです」
父「そんなバカな」
ブサイク「いやね、これも私の人柄の良さなんでしょうな。大抵人は容姿と性格は比例して醜くなるものですが
私の中身はこれはもう宝石のような美しさを放っていたのでそれに惹かれたのでしょう」
父「このブサイクの家系に…ひ、光が入り込むとでも言うのか…!!」
ブサイク「まま、テキトーに祝ってくださいな父さんや」
父「お、おうこいつぁすげぇぜ。おいメスゴリラや寿司注文せい!」
メスゴリラ「ウホッ」
父「いやしかし。それなら無事に彼女の手術が終わることを願うばかりだな」
ブサイク「ああ。きっと上手くいくさ」
47:
そして手術日
盲目美少女「ちょっと電話していい?」
母「よく話に出てくる男の子?」
盲目美少女「うん」
母「いいよ。まだ30分くらいあるし」
………
ブサイク「ん?」
ブサイク『もしもし』
盲目美少女『今から手術するんだ…」
ブサイク『言ってたもんな…成功を祈ってるよ』
盲目美少女『ありがと。目が見えるようになったらさ…もっと色んなとこ行こうね!』
ブサイク『ああっ楽しみにしてるよ!』
………
そして盲目美少女の手術が始まった
50:
数日後
盲目美少女「…」
看護師「では目の周りの包帯を取りますねー」
………
盲目美少女「あ、ぼんやり…光と色が…」
看護師「おおっ…私のこと見えますか?」
盲目美少女「あ、はい!だんだん見えてきました!やった!」
看護師「おめでとうございます!成功です!」
母「良かった…グスッ…」
ダッダッダッ ダッダッダッ
ガラッ
ブサイク「…はぁ…はぁ…」
看護師「あ、あのどちら様ですか?」
ブサイク「彼氏です」
57:
母「…」
看護師「あ、そ、そうでしたか!お、おめでとうございます!成功されましたよ!」
ブサイク「良かったー!」
母「…」チラッ
美少女「…」
母「…」チラッ
美少女「何?」
母「いえ…」
美少女「…」
ブサイク「良かったね。成功して」
美少女「あ、はい。ありがとうございます」
64:
ブサイク「ほんとさ、今日も学校の授業も全然集中できなくてさ」
美少女「あーそうなんですか」
ブサイク「そうそう…」
母「あの…あなたが仲良くしてくれてた方?」
ブサイク「あ、はいそうです!」
母「これまで目の見えない娘に優しくしてくださってありがとうございました」
ブサイク「…」
ブサイク「…」
ブサイク「あ、ヤバイヤバイ!流石に塾サボっちゃうのはまずいな!行かなくちゃ!」
ブサイク「では!本当におめでとう!これから幸せになってね!」
美少女「…」
ダッダッダッ ダッダッダッ
ブサイク「…」
ブサイク「………グスッ」ハァハァ
79:
………
ガラッ
ブサイク「…」
父「さーて、自慢の息子よ。今日もお寿司を頼んでおいたぞ」
ブサイク「え?何で二日連続で」
父「そりゃー父さんがお寿司大好きだからさ」
メスゴリラ「ウホホッ」
ブサイク「…」プルプル
父「いいか息子よ。中身を見てくれる女性ってのはそらまあ大変稀少なもんでな
我々レベルの奇形になってくるとお前の言うように宝くじレベルになってくるんだよ」
ブサイク「…」
メスゴリラ「…ウホッ」
父「だから良い人を見つけなさい。ちゃんと顔を見て話してくれて内面まで見てくれる人を。ちなみに私は人間は無理だった」
ブサイク「…ありがとう父さん。父さんなりに励ましてくれてるの伝わったよ」
メスゴリラ「ウホォ…ウッホウッホ」
父「母さんもこう言ってるんだ。今日は美味しいものを食べてゆっくり休むといい。お前も1つ大人になったんだ」
89:
翌日 学校ぬるぽ
ブサイク「…」
男「おはよ。ブサイクくん」
男2「今日は自慢の彼女さんが戻ってくる日だね」
ブサイク「…」
男「手術は成功したんだってね。おめでとう」
男2「ブサイクくんももちろん祝福したんだよね?」
ブサイク「…」
ガラッ
美少女「…」
男「おっ来ましたね」
男2「いやあ羨ましいなーあんな綺麗な彼女」
ブサイク「……いいからあっち行けよ」
男「…ふっ」チラッ
男2「…へぇ」チラッ
93:
ブサイク「……ごめんな変にイキってた時期があって」
男「ん?」
ブサイク「こんな俺でもさ彼女が出来るんだって嬉しかったんだよあの時」
男2「なんか急に語りだしたぞwww」
ブサイク「でももうさ!お前たちの弄りの意図の通りだよ!うん!そいこと!」ヘラヘラ
男「は?どういうことwww?」
男2「俺ら彼女が手術成功しておめでとーしか言ってないんだけどwww」
ブサイク「だからさ…その…」じわっ
男「えっwwwなんで涙目になってんのwww」
男2「ちょっと意味わかんないwww」
男「ねえねえ美少女さんwww」
ブサイク「!?」
このときブサイクは口の中の水分が一気に抜け落ちていくような気がした
ブサイク(やめろ…やめろ…)
102:
美少女「何?」
男「www」
男2「www」
美少女「席に戻っていい?」
男「え?戻るんすかwww?」
ブサイク「…」
美少女「ねえ」
ブサイク「え?」
美少女「ちょっと後で話があるから昼休みに図書室に来て」
美少女はブサイクの耳元で小声で言った
ブサイク(…何だろう)
107:
昼休み
ブサイク「…」
美少女「来てくれてありがと」
ブサイク「うん」
美少女「あのさ、今まで色々と支えてもらってた部分はあったよね」
ブサイク「ああ…いやそんな…言うほどじゃ」
美少女「それには本当に感謝してるし…あの時は実際に嬉しかった」
ブサイク「あ、そうなんだ」
美少女「でも…ごめん。私のことを恨んでもいい。嫌いになってもいい」
ブサイク「……」バクバク
美少女「彼氏彼女の関係は…継続したくない」
114:
ブサイク「……」
美少女「…」
ブサイク「やっぱこの顔はキツイ?」
美少女「…」
美少女「ふふっ…」
ブサイク「いや笑うのは流石にひどくない?」
美少女「いやその…間が面白くて…!顔本体とかいうのじゃなくてね!」
ブサイク「…」
美少女「そこでさ…提案なんだけど…」
ブサイク「提案?」
126:
美少女「私と…親友になってくれない?」
ブサイク「…親友」
美少女「辛いことは何でも相談できるような…そういう関係」
ブサイク「…」
ブサイク「ふはははは」
美少女「!?」
ブサイク「無理に決まってんだろ調子乗んなカス」
ブサイク「てめえに散々気を使って杖の代わりになって歩いてやったり
ネガティブになってる時は励ましてあげたりバイト代で色々奢ってやったのに
今の今になって彼氏は無理でーす友達ならーだって??なに目が見えるようになっただけで立場上だと思ってんだ」
ブサイク「いいか!?ん!?お前じゃなくて俺が振るんだからな!性格の汚さが発覚して嫌になったって理由でな!」
美少女「……」
140:
美少女「ごめん…でも無理だった…」
美少女「お母さんの反応を見たり…家に帰ってから色々聞いたら」
美少女「やっぱり私って最低だよね」
ブサイク「いや…別に気にしなくていいさ。それに俺の方が最低だからね」
美少女「え?」
ブサイク「実は…もう既に別に交際してる方がいるんだ」
美少女「…」
ガラッ
メスザル「ウキッウキッ」
157:
美少女「…えっ…それ…」
ブサイク「おいで、マイハニー」
メスザル「ウキャキャッ!」ギュッ
ブサイク「ビックリしたよ。この子ね一昨日、動物園から脱走したらしいんだが異常に懐くから園の職員から幸せにしてあげてと言われてね」
美少女「そ、そうなんだ」
ブサイク「まあ君にもいずれ、相応しい人が現れるだろうさ」フッ
物陰から二人の生徒がこの光景を見ていた
男「何か俺さ自分が恥ずかしくなって来たわ」
男2「分かる。実は俺も同じ気持ちだった」
男「あいつとは仲良くしよう…後で謝って」
男2「ああ」
172:
そして20年後
ブサイク「何?義足の美少女の彼女が出来た?」
ブサイク息子「ああ!そうなんだ!すっげぇ可愛いwww」
ブサイク父「孫よ…あんな既に別れとけ」
メスザル「ウキャウキャ…キケン。ニンゲンノメス」
メスゴリラ「やめた方がいいと思うよ。あんたもウチら受けする顔だから人間受けせん」
ブサイク息子「うるせぇ!俺はあの子をモノにするんだ絶対に…そしてこの人間と獣の家系図を変えてやるんだ!」
ブサイク「…まあいい。一度痛い目を見れば大人しくなるだろうから好きにしろ?」
ブサイク父「確かこの子はピザが好きだったな…また出前頼む準備しとくか」
178:
学校
義足美少女「ごめんね…またおんぶしてもらって」
ブサイク息子「いいってことよ!」
ブサイク息子(俺は…絶対この子と幸せになる…人間の女と結婚するんだ!)
to be continued...
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