アムロ「皆の良い所と悪い所を指摘する?」back

アムロ「皆の良い所と悪い所を指摘する?」


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※アムロがZで宇宙に上がった設定。
※稲中を元ネタとしたギャグです。
2:以下、
ブライト「ああ、お前がアーガマに来てから丁度一ヶ月経った」
ヘンケン「お互いの親睦を深める意味でも、ラーディッシュのメンバーと合わせて何かやろうと思ったんだ」
ブライト「そこで考えたのが、皆の良い所と悪い所を指摘する、という企画だ」
ヘンケン「自分の良い部分や悪い部分というのは、自分では客観的に見れないものだからな」
アムロ「しかし、良い所を指摘するのはともかく、悪い所を指摘するのは、お互いに悔恨が残ってしまうんじゃないか?」
カミーユ「そうですよ。親睦を深めるどころか、大喧嘩になったらどうするんです?」
クワトロ「私も同意しかねるな」
ブライト「それはちゃんと考えてある。まずこの紙を見てくれ」
カツ「良い所、悪い所って書かれていますね」
エマ「この紙に記入をするということですか?」
ヘンケン「その通り。そしてその記入された用紙を見ながら、私が良い所と悪い所を発表するというわけだ」
クワトロ「なるほど。それなら誰の意見か分からないから、喧嘩になることもないということか」
3:以下、
ブライト「用紙にはそれぞれ名前が書いてある。アムロのところにはアムロの良い所と悪い所を書いてくれ」
カツ「直接言わなくていいなら、遠慮なくかけますね!」
ファ「だからって、あまり変な事を書いちゃだめよ」
カミーユ「カツ、お前の悪い所は遠慮なく書いてやるからな」
カツ「なんだと!じゃあ僕だってカミーユの悪い所を遠慮なく書いてやるからな!」
アムロ「……発表する前から喧嘩が始まりそうなのだが(カキカキ」
エマ「こんなので親睦が深まるのかしら……(カキカキ」
―数分後―
ブライト「よし、皆かけたようだな。用紙を回収するぞ」
ヘンケン「こほんっ。あー、では早だが始めたい思う。さて、最初は誰から発表しようかな」
カミーユ「アムロさんでいいんじゃないですか?今回の主役みたいなものでしょう」
ヘンケン「うむ、ではアムロ大尉、いいかな?」
アムロ「ああ、構わない。初めてくれ」
4:以下、
ヘンケン「えー、ではまず悪い所から発表しよう。後で良い所を発表された方が、気持ち的にも楽だろうしな!」
カツ「アムロさんの悪い所か、皆なんて書いたのかなぁ」
アムロ「カツ……。お前楽しんでないか?」
カツ「え?い、いえ、そんな事ないですよ!」
ヘンケン「あー、ではまずは……『航空機でアッシマーに特攻とか頭がおかしい』」
アムロ「は……?すまない、もう一度言ってくれないか?」
ヘンケン「『航空機でアッシマーに特攻とか頭がおかしい』そう書いてあるんだ……」
アムロ「おいカツ!『頭がおかしい』は言いすぎだろう!」
カツ「ど、どうして僕に言うんですか!僕が書いたって証拠はどこにもないでしょう!(サッ」
ヘンケン「おほんっ。次、いいかな?」
アムロ「あ、ああ……」
ヘンケン「『後ろにも目をつけろとか意味不明なことを言う』」
アムロ「カミーユ!意味不明とはどういうことだ!」
5:以下、
カミーユ「な、何で僕に言うんです?僕が書いたって決まったわけじゃないでしょう!(サッ」
アムロ「あの言葉はカミーユに言ったような記憶があるのだがな……」
ヘンケン「次は……『私よりリック・ディアスを上手く扱っていて腹立たしい』」
アムロ「シャア、お前……」
ファ「うわぁ……」
クワトロ「ま、待て!私が書いたとは限らんだろう(サッ」
アムロ「俺の目を見ていってくれないか?」
ヘンケン「次は……『7年間のブランクを感じさせないバケモノ』」
アムロ「なっ……」
ヘンケン「『強すぎ。連邦軍が幽閉してたのがなんとなく分かる』……以上だ」
アムロ「何ぃ!?(ガタッ」
エマ「……(サッ」
ファ「……(サッ」
6:以下、
ヘンケン「ま、まあまあ!良いじゃないかアムロ大尉!それだけキミの強さが認められているという事だ!」
カミーユ「そうですよ。罵詈雑言を書かれるよりよっぽどマシです」
ブライト「ある意味では、長所が書かれているようなものだからな」
アムロ「そ、そうか……」
ヘンケン「次はアムロ大尉の良い所の発表だ!それで気を落ち着かせてくれ!」
アムロ「そ、そうだな」
ヘンケン「よし、まずは……『パイロットとして非常に頼りになる』」
アムロ「そ、そうかな?(ポリポリ」
ヘンケン「次は……『居てくれるだけで嬉しい存在』」
アムロ「な、なんだか照れるな(ポリポリ」
ヘンケン「えー……『航空機でアッシマーに特攻とか凄すぎて笑った』」
アムロ「おいカツ!なんだそれは!!(ガシッ」
カツ「だ、だから何で僕なんですか!ぼ、僕が書いたんじゃありませんよ!」
アムロ「お前にとって俺は、アッシマーに特攻するだけの男なのか!おいっ!」
7:以下、
カツ「や、やめてくださいよ!僕はそんな事思ってませんよ!」
ヘンケン「おほんっ。次行っていいかな……?」
アムロ「あ、ああ……」
ヘンケン「『後ろにも目をつけろとかすごいアドバイスをくれた』」
アムロ「カミーユ!さっきは意味不明と書いた癖になんだそれは!」
カミーユ「し、知りませんよ!僕に聞かないでください!(サッ」
ヘンケン「『リック・ディアスで私より活躍しやがった』」
ファ「うわぁ……」
アムロ「いい加減にしろ、シャア!(ガシッ」
クワトロ「わ、私が書いたのではない!筋違いの文句は勘弁してほしいものだな、アムロ(サッ」
アムロ「これのどこが俺の良い所なんだ!言ってみろシャア!」
クワトロ「だ、だから私ではないと言っている!」
8:以下、
ヘンケン「おほんっ!あー、喧嘩はよくないと思うぞ、二人とも」
アムロ「ブライト!最後のあの文句は、シャア……いや、クワトロ大尉が書いたんだろう!?そうだろう!?」
ブライト「ダメだアムロ。誰が書いたか聞くのは無しだ。後々悔恨が残ってしまうからな」
アムロ「くそっ……!」
クワトロ「ふう……」
ヘンケン「あー、ではアムロ大尉の発表はこれで終わりだ。さて、次は誰にしようか」
エマ「では、私にしてください」
ヘンケン「む、中尉か……。わ、わかった……」
エマ「覚悟はできています。発表してください」
ヘンケン「では悪い所から……『亀頭ヘア』……んふっ!ぶふぉっ!おほん!おほんっ!んんっ!!」
エマ(やっぱりね……)
9:以下、
ヘンケン「えっと、その……『公然猥褻カット』」
エマ「……」
ヘンケン「中尉。そ、その、だ、大丈夫かな?は、はは……」
エマ「大丈夫ですから続けてください」
ヘンケン「えっと……『歩くセクハラ』」
エマ「……(キッ」
カツ「な、なんで僕達の方を睨むんですか!」
カミーユ「そ、そうですよ。僕達が書いたって証拠がどこにあるんです!」
クワトロ「き、決め付けは良くないと思うぞ、中尉」
ヘンケン「次は……『髪形が変』」
エマ「なっ……!」
ヘンケン「『卑猥な髪形』……以上だ」
エマ「そ、そう……。皆さん、随分と私の髪型に不満があるみたいね(ギロリ」
10:以下、
アムロ「い、いや……(サッ」
ファ「そ、そういうわけじゃ……(サッ」
ヘンケン「おほんっ!さ、さあ!次はエマ中尉の良い所の発表だ!いいかな!?」
エマ「えぇ、構わないわ」
ヘンケン「まずは『時には厳しく、時には優しく部下に接してくれている』」
エマ「あ、あら……」
ヘンケン「次は『パイロットとして非常に頼りになる存在』」
エマ「そ、そうかしら……」
ヘンケン「えっと……『母性を感じる。あと5歳若ければ母になってもらいたかった』」
ファ「うわぁ……」
エマ「クワトロ大尉……」
アムロ「流石に引くぞ……」
11:以下、
クワトロ「ま、待て!なぜ私を見るのだ!私が書いたと決め付けるのはよくないぞ!」
ヘンケン「『抱きしめてもらった時、正直言ってムラムラした』」
エマ「カミーユ……」
アムロ「お前……」
ファ「最低……」
カミーユ「な、なんで僕なんですか!勝手に決めないでくださいよ!」
ヘンケン「『Gディフェンサーでドッキングする時、実際に合体するみたいでドキドキした』」
エマ「カツゥー!(ガタッ」
ファ「不潔ね……」
クワトロ「カツ、貴様!戦闘中にそんな事を考えているのか!」
カツ「や、やだなぁ!Gディフェンサーのパイロットは僕だけじゃないでしょう?決め付けはよくないですよ!」
ヘンケン「えー、以上だ……」
エマ「何ですかこれは!前半のふたつは良いとして、後半3つのどこが『良い所』なんですか!(バンッ」
12:以下、
アムロ「俺の時もそうだったが、ただの個人的な感想になっているぞ!」
ヘンケン「そ、そう言われても困る!私はただ、ここに書かれたことを発表しているだけでな……」
クワトロ「ま、まあ良いではないか。さあ、早く次の発表に移ろう」
ヘンケン「あ、ああ。さて、次は誰がいいかな?」
ファ「じゃ、じゃあ私で……」
ヘンケン「そ、そうか!キミならきっと、まともな意見が書かれているはずだ!」
ファ「だと言いんですけど……」
ヘンケン「えー、ではまずファの悪い所だが……(ペラッ」
(生足出しすぎ)
(生足出してるとか誘ってるとしか思えない)
(エマ中尉とは別の意味で歩くセクハラ)
(操縦技術云々の前に、自分の服装のチェックをなさい)
(スカートが短すぎる)
13:以下、
ヘンケン「……」
ファ「ど、どうしたんですか?」
ヘンケン「ファ、ファの悪い所は『優しすぎる』という意見ばかりだなぁ!はっはっはっ!」
ファ「そ、そうなんですか!?な、なんか申し訳ないです……(テレテレ」
カミーユ「……」
カツ「……」
クワトロ「……」
ヘンケン「よし!次は良い所に行こうか!」
クワトロ「待ってくれヘンケン艦長。それはおかしい」
カミーユ「これが大人のやり方ってやつですか?ちゃんと正直に発表すべきです」
カツ「少なくとも僕はそんなこと一言も書いてないですよ……?」
14:以下、
ヘンケン「あー、何だ何だ!良い所も『優しい』という意見ばかりじゃないか!はっはっはっ!」
ファ「や、やだぁ!私どうすればいいの?(テレテレ」
カミーユ「くそっ、これが大人のやり方なのかよ……!」
カツ「だから大人は信用できないんだ!」
クワトロ「ヘンケンめ、腑抜けたか!」
エマ「ファには随分と優しいのですね……(ジロリ」
ヘンケン「さ、さあ!次はカツにしようか!いいかな!?」
カツ「あーはいはい。別に構いませんよ(ホジホジ」
カミーユ「おいカツ!なんだその態度は!」
クワトロ「カツ、やはりキミには問題があるようだな。ここで一つ、悪い所をハッキリとさせようではないか!」
ヘンケン「ではまず悪い所からだ……『勝手に出撃する癖がある』」
クワトロ「うむ。確かにその通りだ」
カミーユ「そのおかげで、俺達が何度迷惑を被ったことか!」
15:以下、
ヘンケン「次……『戦場で指示通りに動かなくて困る』次は……『命令違反をする』」
クワトロ「うむ。これも尤もな意見だ」
カミーユ「お前、戦場を甘く見すぎなんじゃないか!」
カツ「ふわぁぁ……」
カミーユ「こ、こいつ……!貴様、真面目に聞いているのか!(ガシッ」
クワトロ「カツ、自分が何を言われているのか分かっているのか!」
カツ「ええ、分かってますよ。次から直せばいいじゃないですか。手を離せよカミーユ(バッ」
カミーユ「くそっ!まるで反省してないじゃないか!」
ヘンケン「次……『惚れた女に相手にされていない』」
カツ「……(ピクッ」
ヘンケン「『そもそもサラはシロッコに抱かれている』」
カツ「お、お前か!?お前が書いたのかぁぁあああー!!(ガシッ」
カミーユ「さあ?僕は知らないな」
16:以下、
カツ「ブライト艦長!誰ですか!?最後二つを書いたの誰ですか!?」
ブライト「ま、待て!誰が書いたか聞くのはダメだ!」
クワトロ「カツ、大丈夫か?ひどい事を書く奴がいるな全く!許せん!」
カミーユ「本当ですね!何てひどいんだ!」
カツ「サラは関係ないだろぉおおおおおお!!」
アムロ「泣くなよ……」
ヘンケン「ほ、ほらほら?!次はカツの良い所を発表してやるからな??」
カツ「うっ……うっ……」
ヘンケン「えーと。あれ……?誰も書いてないな……」
カツ「」
ヘンケン「あっ違う!あった!あったぞ!一つだけあった!!」
カツ「ほ、本当ですか!」
ヘンケン「『MSを扱える』」
17:以下、
カツ「……」
アムロ「あ、それ俺だ」
カミーユ「良かったじゃないか!アムロさんに褒められるなんて羨ましいぞ!」
クワトロ「うむ、大変名誉なことだ!」
カツ「あーはいはい!そうですよ。僕はMS扱えるぐらいしか取り柄がありませんよ(ゴロゴロ」
クワトロ「ぬうう……!」
カミーユ「くそっ!こいつ、開き直った……!」
ヘンケン「えー、カツは以上だ。さて、次は……」
クワトロ「私にしてくれ。そろそろ覚悟を決めたい」
ヘンケン「そうか。ではクワトロ大尉、いいかな?」
クワトロ「構わん」
ヘンケン「まずは悪い所からだな。えー……『バカ』」
クワトロ「えっ」
18:以下、
ヘンケン「次は……」
クワトロ「ま、待て!そ、それだけか!?『バカ』の一言のみか!」
ヘンケン「あ、ああ……」
クワトロ「これのどこが『悪い所』なんだ!ただ適当に悪口を書いただけではないか!」
ヘンケン「い、いや……。私に言われても……」
エマ「『公衆猥褻カット』などと書かれるよりは良いではありませんか、大尉」
クワトロ「それは私がしっかりと考え、嘘偽りのない意見を中尉に向けて書いたのだ!適当に書かれた私のものとは違う!」
エマ「へえ。やはりあれを書いたのは大尉でしたのね」
クワトロ「あっ……」
カミーユ「バカですね」
アムロ「バカだな」
19:以下、
クワトロ「ちぃっ……!」
ヘンケン「えー、次……『マザコン』」
クワトロ「アムロ、貴様ぁ!」
アムロ「それは俺じゃない」
クワトロ「嘘をつけ!こんなことを書く奴が貴様の他にいるものか!」
ヘンケン「『器量が小さい』」
クワトロ「ぬおっ……!?」
アムロ「俺が書いたのはこれさ。マザコンだなんて書いていない」
クワトロ「で、では一体誰が……」
エマ「……(サッ」
クワトロ「エマ中尉……。なぜ今、視線を反らしたのかな?」
エマ「いえ、別に……。意味はありません」
20:以下、
ヘンケン「次……『少女に母性を求める変態』」
クワトロ「カミーユ!貴様ぁ……!(ガシッ」
カミーユ「ち、違いますよ!僕がこんなこと書くわけないでしょう!」
クワトロ「ならばカツ!貴様か!(ガシッ」
カツ「知らね(ホジホジ」
ファ「……(バッ」
スタタタタタタ……。
カミーユ「あっ!ファが逃げた!」
クワトロ「何ぃ!?(バッ」
クワトロ「ファ・ユイリィ!生足で平然と歩いているキミがよくも私を変態などと言えたな!おい!聞こえているか!!」
アムロ「まさかファだったなんて……」
エマ「意外と思い切った事を書くわね……」
21:以下、
ヘンケン「おほんっ!次……『レコアを寝取られた』」
カツ「……(バッ」
スタタタタタタ……。
アムロ「今度はカツか……」
クワトロ「……」
カミーユ「意外と傷ついてますね……(ヒソヒソ」
エマ「結構気にしていたのね……(ヒソヒソ」
ヘンケン「ク、クワトロ大尉。次は良い所の発表だ。そう気を落とさないでくれ!」
クワトロ「ああ……」
ヘンケン「えー、まずは……『なし』」
クワトロ「……」
ヘンケン「えー、次は……『なし』」
クワトロ「……」
22:以下、
ヘンケン「次は……『なし』」
クワトロ「」
ヘンケン「次……『なし』」
クワトロ「か、艦長……。わ、私ってそんなに良い所がないかな……?」
ヘンケン「い、いやいや!そんな事はないぞ!あっ!『意外と頼りになる上官』!!」
クワトロ「!!」
カミーユ「……(サムズアップ」
クワトロ「うおおおー!カミーユ!やはり私の気持ちを分かってくれるのはお前だけだ!(ガシッ」
カミーユ「やだなぁ大尉。当たり前のことじゃないですか!いつも頼りにさせてもらってますよ」
クワトロ「今度何か奢ろう。何でも好きなものを頼むといい!」
ヘンケン「あー、盛り上がってる所悪いが……最後にカミーユの発表に移りたいと思う」
カミーユ「……(ピクッ」
23:以下、
ヘンケン「ではカミーユ、まずは悪い所からだ。いいかな?」
カミーユ「いえ、僕はいいですよ。皆から愛されてますし……」
エマ「だめよ!ちゃんと聞きなさい!」
アムロ「そうだ!皆、辛く苦い思いをして聞いているんだぞ!」
カミーユ「アムロさんは殆ど褒めているような感じだったじゃないですか!」
クワトロ「そうだ!私なんて『レコアを寝取られた』とまで書かれたのだぞ!」
アムロ「『頭がおかしい』のどこが褒めているような意見なんだ!」
ブライト「お前達、騒ぐな!さあ、始めてください」
ヘンケン「うむ。まずは……『女みたいな名前をしている』」
カミーユ「くっ……!」
ヘンケン「次は……『名前が女の子っぽい』」
カミーユ「はっ……ははっ……!も、もう慣れっこですよ!さ、散々、い、言われたことですからね!」
24:以下、
アムロ「顔が引き攣っているぞ……」
ヘンケン「『すぐに怒る』」
カミーユ「誰がすぐに怒るって言うんです!(バンッ」
エマ「怒ってるじゃない」
カミーユ「うっ……!」
ヘンケン「『暴力に走る癖がある』」
カミーユ「失礼ですね!僕はそんなに人を殴ったりしていませんよ!」
アムロ「えっ」
クワトロ「えっ」
エマ「えっ」
ヘンケン「えっ」
ブライト「えっ」
25:以下、
カミーユ「えっ。ぼ、僕ってそんなに誰かを殴ってますか……?」
クワトロ「私は何度もキミに殴られているのだが……」
アムロ「ともかく、すぐに怒り、暴力に走る癖は直したほうがいいな」
カミーユ「そう思ってるんなら、ハッキリと僕に言えばいいんですよ!こんな場でしか言わないなんて姑息な!」
エマ「あら、だったら貴方も私にハッキリと言えば良いでしょう?『亀頭ヘア』って」
カミーユ「違いますよ!僕が書いたのは『歩くセクハラ』で……はっ……!」
エマ「へえ……。あれはカミーユが書いたのね……(ピクピク」
カミーユ「か、艦長!次行きましょう、次!!」
ヘンケン「あ、ああ。えっと……『フォウを助けられなかった』……以上」
カミーユ「……」
アムロ「あっ、効いてる……」
カミーユ「た、大尉……。言って良い事と悪い事ってありますよね……?」
クワトロ「ま、全くだ!ひどい事を書く奴がいる!許せんな!」
26:以下、
カミーユ「まさか大尉が書いたんじゃありませんよね……?」
クワトロ「ば、馬鹿な事を言うな!私がそんな事を書くはずがないだろう!きっとカツだ!今度私が修正しておこう!」
カミーユ「ええ、お願いします……」
クワトロ「よーし、艦長!カミーユの良い所を挙げて彼の心を暖めてやろうではないか!」
ヘンケン「あ、ああ!そうだな!まずは……『なし』」
カミーユ「……」
クワトロ「次!」
ヘンケン「『なし』」
クワトロ「つ、次……」
ヘンケン「『なし』」
クワトロ「次は……?」
ヘンケン「えっと……『なし』」
27:以下、
カミーユ「た、大尉……。僕ってそんなに良い所がないですか……?」
クワトロ「そ、そんな事はない!全く、どいつもこいつも冷たい奴らばかりだな!」
ヘンケン「えー、次は……」
クワトロ「次が最後か。おそらく私が書いたやつだろう。安心したまえカミーユ。私はお前の良い所を具体的に書いたつもりだ」
カミーユ「……本当ですか?」
クワトロ「ああ!カミーユ、心して聞いてくれたまえ(ガシッ」
カミーユ「そ、そういわれるとなんだか照れますね……」
ヘンケン「『あるわけない』……以上」
クワトロ「……(バッ」
スタタタタタタ……。
カミーユ「……」
アムロ「なあ、この『フォウを助けられなかった』って書いた奴はシャアじゃないか?」
28:以下、

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