イタリア某所での出来事だ。
サブリナ・ラ・グロッテリアさんが外出中、心温まる光景を目撃した。
サブリナさんが目撃したのは、一人のおじいさんが台車に愛犬を乗せてゆっくりと散歩させる姿だ。
どうやら犬には身体的問題があり、歩くことができない状態だったようだ。
愛犬を思うおじいさんの気持ち、おじいさんを信頼し感謝しているであろう犬、その両者にサブリナさんは心をうたれた。
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おじいさんとおじいさんが台車に乗せて散歩する愛犬
イタリア南西部の都市ヴィボ・ヴァレンツィアで、サブリナさんは、おじいさんが歩けない犬を台車に乗せて散歩に連れ、自宅に帰る姿を目撃した。
犬もおじいさんと同様老いているのかもしれない。散歩なのになぜ犬は歩かずに台車に乗っているのか?その事情はわからないが、おじいさんの犬に対する愛情に感動したサブリナさんは、その光景を撮影した。
そうしてFacebookに投稿した動画はいつの間にやらイタリア中の人々をも胸とまぶたを熱くさせていた。
Il padrone anziano e il povero cane ammalato.
来る日も来る日も台車に愛犬を乗せて散歩するおじいさん
それはその日だけではなかった。おじいさんは毎日のように台車に愛犬を乗せて散歩させている。
「とにかく1匹と1人の愛情にとても心あたたかくなって感動して、投稿することにしたんです。」とサブリナさんは語った。
image credit:YouTube
13年共に暮らしてきたおじいさんと愛犬
この写真が拡散され、ついには地元メディアが取材することとなった。
おじいさんの名前はトニーノ・ヴィタールさん。その愛犬のディランという。彼らはもう13年来の付き合いで、ディランは関節炎を患い後ろ足が不自由になってしまったのだそうだ。
ディランが体調を崩して以来、トニーノさんは毎日かかさずこの台車による散歩に出かけているという。
image credit:Facebook
いつまでも、どうあっても愛犬は家族
トニーノさんは、「自分の映った動画にたくさんの人々が感動したと知って驚きましたが、何か皆さんの心に残せたなら幸いです。」と語った。
さらに「私はディランがこの世に生まれた瞬間から今日までずっとディランを愛しています。私たちの家族がディランを愛することは自然なことで、彼の障害の有無は関係はありません。私の愛犬を世界の人々に知ってもらう機会がもらえたことに感謝します。これを機に少しでも多くの人々が動物への愛情に目覚めてくれたら、と思います。」と締めくくった。
こちらが地元メディアがトニーノさんとディランを紹介したニュースの動画である。
TONINO E IL SUO CANE MALATO, L’AMICIZIA CHE HA COMMOSSO IL WEB