五十嵐響子「甘えんぼのきょーこちゃん」back

五十嵐響子「甘えんぼのきょーこちゃん」


続き・詳細・画像をみる


 モバマスの五十嵐響子のSSです。
 シンデレラガールズ劇場の第921話が元ネタです。
 独自解釈、キャラ崩壊などありますためご注意ください。
 主に台本形式で進みます。
2: 以下、
モバP(以下P表記)「うん」カタカタカタ
P「…………ん? なんて?」ピタッ
響子「で、ですから、あのぅ……」
響子「――わ、私ももっと、プロデューサーさんに甘えてみたいんです!」
----------------------------------------------------------------------------
3: 以下、
 後から知ったのだが、事の起こりは以下の通りだ。
 響子は、「人に甘える」ということに自分なりに思うところがあったらしい。
 とはいえ、自他ともに認めるお世話好きな響子のこと。
 そういう行為にはとんと疎く、まず人に尋ねてみることにしたという。
響子「プロデューサーさんに甘えたことって、あります?」
 と。
 ユニットメンバーの素朴な疑問にP.C.Sの二人が答えて曰く――
卯月「そうですねー……考えてみたら、いつも甘えっぱなしというか……。いつかは甘えずにやっていかなきゃって思いますけど、でもまだ無理かなぁ」
(※アイドル活動的な意味で)
美穂「そうだね?……私も卯月ちゃんと同じかなぁ。むしろもっとべったりかも。ほら私の場合、部屋でも夜寝る時一緒だったりするし♪」
(※やはりアイドル活動的な意味で)
(※夜寝る件はぬいぐるみのプロデューサーくんについて。オイオイオイ)
 これを響子は、ばっちり額面通りに受け取ってしまったわけだ。
 で――もちろん当初の俺はそんなこと露ほども知らず、二人と同じ勘違いをした。
4: 以下、
P「なんだ、そんなことか。もちろんいいとも、どんどん甘えてくれ!」
響子「ほ、本当ですか……っ!?」パァッ
P「そのための担当プロデューサーなんだから、何でも相談してくれていいぞ」
響子「わ……わかりました。じゃあ甘えさせていただきますっ!」
響子「あの、じゃあ、まずはこっちに……」チョイチョイ
P「ん? ソファに移るのか?」スタスタ
P(なんだろう……腰を据えて相談事でもあるのかな)ギシッ
響子「そ、それでは……。すぅーーー、はぁーーーーっ……」
P「……響子?」
響子「ちょっと待ってくださいね。今、心の準備をしてますから……」
響子「…………よ、よしっ」グッ
P「何が始まるんです?」
響子「失礼しますっ!」
 ポスンッ
5: 以下、
P「……あのー、五十嵐さん?」
響子「は、はい……」
P「どうして膝の上に座るので?」
響子「何って、その」
響子「あ……甘えてみてる、んです、けど」カァァ
P「」
P(あっ)
P(「甘える」ってそのままの意味で!?)
響子「…………」カチコチ
P(どうする? 言うか? 「って、甘えるってそのまんまか?い! 仕事的な意味だと思ったっつーの、タハハ(笑)」とかで誤魔化すなら今だぞ)
P(このまま流すとどんどん言い出しづらくなる。決断しろ、俺!)
P「な、なあ。響子……」
響子「や、やっぱり、ご迷惑でしたか……?」シュン
P(…………言えるわけがない!!!)
6: 以下、
P「わ、わははは! まさか! 言ったろ、どんどん甘えてくれって」
響子「そ、そうですか? よかったぁ……」
P「それよりほら、もっと力抜いていいんだぞ。そんなに緊張してたらリラックスどころじゃないだろ」
響子「そう、ですね。力、抜きますね。ほぅぅうう????????っ…………」プルプルプルプル
P「下手かよ」
P(とにかく……こうなったらこっちも腹をくくろう)
P「響子さん」
響子「は、はいっ」
P「では、今からあなたを甘やかします」
響子「ぁ……はい。よ、よろしくお願い、します……っ」ググッ
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
P(何この空気)
7: 以下、
 サワ
響子「ふぁ」
 ナデナデ
響子「んきゅっ……」
P「ごめん、流石に嫌だったかな」
響子「ぅあ、いえ、その。ごめんなさい、ちょっとびっくりしただけで……」
響子「もっと、してもらってもいいですか?」
P「よし」
 ナデナデ サスサス モフモフ
 スリスリ フショフショ ポンポン
 スッチャスッチャ モッチャンモッチャン
P「まあ、できることと言えば撫でてやるくらいなんだけども」
響子「ぁぅ、んふ、はぁ……」
P「こんな感じでいいかな」
響子「ぁ……ふ。なんだか、ぽーってなっちゃう。きもちいです。もっと……」
8: 以下、
P(あ、このリボン……)
P「響子、リボン新しいのに変えたのか?」
響子「ん……はい。今日初めて付けてきたので」
P「うん、これも似合ってる。すごく可愛い」
響子「ほ、ほんとですか♪ えへへ……んぅ……」
響子「んーっ……?」
 響子の緊張は、もうすっかりほぐれているようだった。
 子供みたいに体をこすりつけ、くすぐったさにくすくす笑いながら、すっかりこっちに体重を預けている。
 ぱたぱた動く足が嬉しい嬉しいと言っているようで微笑ましい。
P(そういえばこれ事務所に他の子来たらどうなるんだろうな)
P(ちひろさんだったら何て説明すればいいんだ?)
P(……まあ、なるようになるか)
9: 以下、
 ―― 小一時間後
響子「ごごご、ごめんなさい私っ、ついこんな時間まで……っ」
P「いやいや、これくらいお安い御用だって。あんな感じで良かった?」
響子「はい! 私こういうの慣れてなくって……なんだか新鮮な感じがして。えへへ、つい夢中になっちゃいました……」
P「まあ俺も夢中になってたっちゃなってたんだが……(誰も来なくてよかった)」
P「あ、そろそろ寮に着くぞ」
 ブロロン
P「じゃあ響子、今日はこれでな。ちゃんと食べて、あったかくして寝るんだぞ」バタン
響子「はい。その、今日は本当にありがとうございました!」
響子「あ、プロデューサーさんっ」コンコン
P「ん?」
響子「あの、もしよかったら、なんですけど……。今日みたいなの、いつかまたしてほしいな、って」
P「響子……」
響子「……駄目ですか?」
P「駄目なもんか。喜んで付き合うよ。その気になったらいつでも言ってくれ」
響子「……! はいっ! あ、でも恥ずかしいから、みんなには内緒で……」
P「もちろん」
10: 以下、
 考えてみれば、響子もまだ15歳の女の子なのだ。
 仕事にレッスンに学校に、そのうえ持ち前のお世話好きもあって、寮のみんなの家事まで引き受けている。
 好きでやっていることとはいえ、世話になりっぱなしではこっちが申し訳なくなってくるというもの。
 そんな響子の気分転換になるなら、これくらいは労力のうちにも入らない。
 日々のお返しみたいなものだ。
 最初はそう思っていた。
11: 以下、
 という次第で響子のために、秘密の「甘え時間」を設けることになったのである。
 仕事やレッスンの合間、何か結果を出した時などに彼女は俺にご褒美を要求するようになった。
 最初の頃は、それでも遠慮がちだった。こういうこと自体に慣れていないのだから仕方ない。
 ちょっとだけ撫でてほしいとか、髪を梳かしてほしいとか、背中をぽんぽんしてほしいとか、その程度だ。
 そのうち慣れてきて、割と積極的になってスキンシップも増えてくる。
 膝枕をして欲しがったり、前から後ろからハグしてみたりと、そんな感じだ。
 
 彼女が甘え慣れするにつれ、おねだりする頻度が徐々に増え、時間も少しずつ長くなってきていた。
 まあ、一言で言えば。
 癖になったらしい。
12: 以下、
響子「すぅぅぅ???????っ……?」
P「……俺のジャケットそんなに良い?」
響子「…………っはぁ? これ、一回やってみたかったんです。志希さんがプロデューサーさんの上着を着たことあるって聞いて、羨ましいなぁって」
P「ああ、白衣とトレードしたんだったかな。なんでだったっけ……」
響子「やっぱり、プロデューサーさんの匂いって安心します。志希さんの気持ち、わかっちゃうかも……」
P「ういやつ」ナデナデナデ
響子「へぅ」フニャッ
響子「……あのねプロデューサーさん。私今日、トレーナーさんに褒められちゃったんです」
P「お、何て?」
響子「気合が入ってるな、って。きっとこの時間のおかげです。私の調子もいつもより良くって」
響子「今日なんか、予定よりずっと先の振り付けまで覚えちゃいました。えへんっ」
響子「……えへんっ」チラッ
P「うん、すごいなぁ響子は。俺も鼻が高いよ。ほれほれ耳の後ろをわしわししてやろう」
響子「えへへへへぇ? あっ、くすぐったいですよぅっ」
P「ほれほれほれ」フショフショフショ
響子「はうううっ?」
P「……よし、この辺で勘弁しといてやろう」
13: 以下、
響子「でも私、ほんとに感謝してるんです」
P「ん? このことに?」
響子「はい。それに、なんだか不思議な気持ち」
響子「私、ずっとお姉ちゃんだったから……」
P「そうだなぁ。実家じゃ五人姉弟の一番上で、こっちでも寮の子達を世話してくれてるからな。みんなも感謝してるよ」
響子「あ、もちろん家族はみんな大好きですよ? 寮のみんなをお世話することだって好きでしてますし!」
響子「家族や仲間のみんなが私の料理を食べてくれたり、家のお掃除をしたり……。一言ありがとうって言ってもらえるだけで、胸の奥が温かくなって」
響子「でも、だからこそ、こういう風に甘えてみるのって考えたこともなかったんです」
P「……だよなぁ」
P(響子自身が好きでやっているなら、それが何よりだ)
P(けど、こういうことがほんの息抜きになるとしたら……)
P(そうだ)
P「じゃあこの時だけは妹気分っていうのはどうだ? たとえばほら、俺を兄だと思ってみるとか」
14: 以下、
響子「え……っ?」
P「そう。仮にだけど、俺が響子のおに……」
P(いやこの提案はキモくないかいくらなんでも)
P「……っていうのは流石にアレだな。今のは忘れてく……響子?」
響子「兄だと、思って……。お兄ちゃん。プロデューサーさんが、私のお兄ちゃん……?」
響子「お兄ちゃん。……お兄ちゃん? 私の、お兄ちゃん……?」フニャァ
P(かわいい)
響子「あの、あのっ、いいんでしょうか? 今だってたくさん甘えさせてもらってるのに、妹みたいになんてそんな、そんなぁ……」
P「おうとも。それで響子が癒されるなら、いくらでも付き合うよ」
響子「わぁっ」パタパタ
響子「あ、でもあの、気分、ですよね。あくまで気分っ。こうする時だけ、妹みたいな気持ちになって……」
響子「それでその、甘えちゃっても、いいんですよね……っ?」
P(何か)
P(いかんスイッチを押した気がする)
15: 以下、
 これがどうもツボにハマったらしい。
 そもそも「妹」という立場に、彼女は淡い憧れを持っていたそうなのだ。
 ユニット仲間の卯月と美穂は響子より二つ上。活動していく中で、二人をお姉さんのように感じたことは一度や二度ではないそうだ。
 けどそれ以上に、あの二人はステージに並び立つ仲間という意識もある。
 今回みたいに、ただただ甘えて癒されてふにゃふにゃになるみたいなことは考えてもいなかったはずだ。
 そこへきて、お兄ちゃん。
 自分の髪先を指でくりくり弄りながら、響子はしきりにえへへえへへと笑っていた。
16: 以下、
 数日後 ――
美穂「あっ、プロデューサーさん!」ブンブン
P「お、美穂か。お疲れ。調子はどうだ?」
美穂「すっごくいいですよ! 特に響子ちゃんがすごくって!」
美穂「今日のレッスンなんか、ステップの基準になってくれて。私達、助かっちゃいました!」
 トテテ
卯月「プロデューサーさん、お疲れ様です!」ニパ
P「ああ、お疲れ卯月」
響子「あっおに――――」
P(ちょっ待っ!)
卯月「青?」
美穂「鬼?」
響子「げふっ、げふん! ごほほんっ!」
響子「プロデューサーさん、お疲れ様です!」
P「う、うん、お疲れ響子」
17: 以下、
P「とにもかくにも、レッスンが順調そうで何よりだ」
P「このままいけば、来週のLIVEでは最高の結果が残せるに違いない」
P「健康に気を付けて、このペースを保ってくれ!」
卯月・美穂・響子「「「はいっ!」」」
P「セッティングや裏方は全部任せろ。三人はこの調子でステージのクオリティを上げることに専念してくれ」
美穂「もちろんです! ピンクチェックスクールの、大きな舞台なんですから!」
卯月「最高のステージになるよう、頑張りますっ!」
P「うむうむ、なんて頼もしいことだ」
P「したら俺は当日の打ち合わせがあるから、行ってくるな」
 タタタッ
響子「あのっ」キュ
P「……ん?」
響子「その。LIVEが成功したら、その後……」
響子「いっぱい、褒めてくれますか?」
P「……なんだそんなことか。もちろんだよ。もうめちゃくちゃ褒めまくってやるから」
響子「ほんとですか!? えへ、わかりました……っ!」
響子「えへ、えへへへ……っ」
18: 以下、
きょーこ「お兄ちゃん……?」
きょーこ「お兄ちゃん? おにーいちゃんっ?」
P「はーい、何だいきょーこちゃん」
きょーこ「んーん、呼んでみただけぇ?っ?」
P「なんだよう」
きょーこ「えへへへっ? お兄ちゃん? おにーいちゃーんっ?」
きょーこ「きょーこの、お兄ちゃん……っ??」
19: 以下、
 ここで説明せねばなるまい!
 響子は「俺に甘え倒す」という、秘密の息抜き法を会得した。
 更にこれが進化して、本来考えたことすらない「疑似お兄ちゃん」までもゲットしてしまったわけである。
 これがまあなんというか本人の普段使ってないスイッチをビシバシ連打してしまったらしく、もうドハマりだった。
「周りに誰もいない」「お世話する必要がない」「今日一日頑張った」という条件を満たした時、
 響子はただ、「お兄ちゃん」にごろにゃんするだけの可愛い妹と化してしまうのだ。
 オンとオフの切り替わり、その最たるものだろう。
 公私共に家庭的、お世話大好きな「お嫁さんにしたいアイドルNo.1」の、ちょっとした秘密の息抜きタイムだと言えなくもない。
 言えなくもないが、モードが切り替わった時の落差がマジで凄いことになった。
 俺はこの状態の響子を、便宜上「きょーこちゃん」と呼ぶことにしている。
20: 以下、
P(……そして、そのようなモードを作ってしまったのには俺の責任が当然大きい) 
きょーこ「もーっ、お兄ちゃんったらちゃんと聞いてるー?」プリプリ
P「聞いてる聞いてる。昨日の寮の夕食のことだよな」
きょーこ「うん。あのね、きょーこね、昨日みんなにハンバーグ作ったの」
P「ハンバーグかぁ。きょーこちゃんのハンバーグはうまいからなぁ」
きょーこ「でもでも、いつも同じだと飽きちゃうかなぁって思って、本とかネットとかいろいろ調べて……」
きょーこ「それで、新しいオムバーグにしたの!」
P「へぇー、オムバーグかぁ。めっちゃうまそうだなそれ。みんな喜んだろ?」
きょーこ「うんっ。おいしいおいしいって言ってくれた! いっぱいがんばって良かった!」
きょーこ「……いっぱい、がんばったよ?」チラチラッ
P「よぉーしよしよしっ! きょーこちゃんは偉いなあ! かしこいなぁ!」ワシワシワシワシ
きょーこ「えへへへへへぇ?????っ??」パタパタパタパタ
21: 以下、
P(このままだと何かまずいことになるような気がする。だいいち、歯止めが利かなくなる)
P(ここは一度、線引きをきっちりしておく必要がある……)
P「ところでな、響子……」
きょーこ「きょーこね、みんなだぁーい好きっ? これからもいっぱいお世話してあげたいなぁ。……でもぉ」
 クテッ
きょーこ「今だけは、お兄ちゃんの妹だもーん……?」ニヘェ
P(……いっかもう何でも!! 可愛いから全部オッケー!!!)
P(そして俺は折に触れ、響子を甘やかして甘やかして甘やかし倒した)
P(だが、それがいけなかった)
22: 以下、
響子「プロデューサーさん、おはようございます!」
きょーこ「お兄ちゃんっ? きょーこ今日もがんばったよっ?」
響子「ここの振り付けはこうで……こうきたら、こうして……」
きょーこ「ね、ね、なでなでして? わしゃわしゃ?って……はぅぅうううっ?」
響子「リビングのお掃除完了っ。次は大浴場まで一気にやっちゃいましょう!」
きょーこ「きょーこ今日も大変だったから、ぎゅーってするのがいいなぁっ?」
響子「はいっ! P.C.Sのメンバーとして、舞台に立つのが楽しみですっ!」
きょーこ「やだやだやぁだぁ? 膝枕してくれなきゃやだぁっ?」
響子「みんなーっ、ご飯できたよーっ!」
きょーこ「えへへぇ、好き好きっ? きょーこ、お兄ちゃん大好きっ?」
23: 以下、
 ―― LIVE会場
 ワアアアァァァ……
P(ステージは大成功だった。ファンの熱が未だ冷めやらない)
P(掛け値なしに、神懸ったクオリティと言ってもいい)
P(それもこれも、この日のために頑張ってきた三人の成果だ)
 タタタッ
美穂「はぁぁぁ????……っ! プロデューサーさんっ、私達やりましたっ!」
P「美穂! 凄かったぞ、P.C.Sのステージ! 美穂のパフォーマンス、最高だったな!」
卯月「がっ、頑張りましたっ、私達最後まで頑張れましたっ! ファンやみなさんのおかげです!!」
P「一番にはお前達三人のおかげだ! 卯月、素晴らしいセンターだったぞ!」
響子「………………っ」プルプルプル
卯月・美穂「「響子ちゃんっ!」」
P(余韻がまだ抜けてないんだな……。無理もない、あれほどのLIVEをやりきった後だ)
P(まだ夢の中にでもいるかのような気分なんだろう。まだ、その夢に浸っていてもバチは……)
きょーこ「…………?」ニヘェ
P(あっ)
P(アカン)
24: 以下、
卯月「あれ?」
美穂「響子ちゃん……?」
 スタタタタッ
きょーこ「お兄ちゃん、おにーちゃんっ! きょーこがんばった! すっごいがんばったよっ!」
P「!? きょーこちゃ……響子! 今はそういう時じゃ……!」
(((((お兄ちゃん!?)))))
 
きょーこ「ねぇ、なでなでして? ぎゅーってして? いつもみたいにいっぱい、いーこいーこしてっ?」
(((((いつもみたいに!?)))))
P「待てって響子! 人が! 人が見てるから!」
きょーこ「やぁだぁ、きょーこがんばったんだもん! いっぱい褒めてくれ、な……きゃ…………」サーーーーーーーーッ
卯月「」
美穂「」
スタッフ一同「」
響子「」
響子「しにます!!!!」ダッ
P「ま! 待て響子!! いのちだいじに!!!」ダッ
卯月「はっ……!? ま、待ってください二人とも?っ!!」ダッ
美穂「す、すいませんお騒がせしてっ! 私達、ちょっとあの、あれがあれなのでっ!!」ダッ
25: 以下、
卯月「な……なるほど」
響子「きえてしまいたい」
美穂「そ、そういうことだったんですね……」
響子「かたつむりになりたい」
卯月「きょ、響子ちゃん落ち着いて? 人間はかたつむりになれませんよ?」
美穂「そ、そうだよ! それに妹っぽい響子ちゃんすっごくかわいかったよ!」
P「フォローになってない気がする」
P「……とにかくそういうことで、響子は何もおかしくないし、悪くもない」
P「それもこれも、線引きをはっきりしなかった俺の責任だ。びっくりさせてすまなかった」
卯月「そ、そんな! それを言うなら、誤解させるようなこと言った私が悪くて!」
美穂「そうですよ! 私なんか毎晩一緒に寝てるなんて言っちゃったんですよ!?」
響子「ち……ちが、違うんです。プロデューサーさんに甘えすぎた私が、一番悪くて……」
P「いやいやいや」
卯月「いやいやいやいや」
美穂「いやいやいやいやいや」
響子「いやいやいやいやいやいや」
26: 以下、
卯月「……なんだか」
卯月「みんな、おんなじくらい悪いって感じですね」
P「ムゥ……ある意味そうかもしれんが……」
美穂(それにしても、いいなぁ響子ちゃん……妹、かぁ……)
美穂「お、お兄ちゃん」ボソ
P「」
美穂「…………な、なんちゃって……?」
P「So cute……」
卯月「あぁっ、そうだ!!」ガタッ
美穂「わ! ど、どうしたの卯月ちゃん!?」
卯月「私達もみんな妹になっちゃえばいいんですよっ!」
響子「え……」
27: 以下、
卯月「三人で、プロデューサーさんのことお兄ちゃんってっ。それで、私と美穂ちゃんは響子ちゃんのお姉ちゃん!」
卯月「そしたら、響子ちゃんだって恥ずかしくありませんっ! どうですか、このアイディア!?」
P「天才かよ」
響子「二人も、プロデューサーさんの妹……? それで、私の、おね、お姉ちゃん……二人とも……わたし、妹…………いちばん下…………」
響子「はぁぁ…………??」フニャァァァ
美穂(へにょってなった!)
卯月(アリっぽいですね!)
P(う……うむ! なんだか興奮してきたよ!)
P「採用」
卯月「やったぁっ!」
卯月「私一人っ子だから、お兄ちゃんが欲しかったんです! えへへっ」ペカー
P「Angel……」
28: 以下、
P(という次第で)
P(響子限定だった妹的甘え時間を、三人までに拡張することになった)
P(もちろん、みんなには内緒である)
卯月「プロデューサーさん、おはようございますっ」
P「ああ、おはよう」
P「えーっと三人はこれから音楽誌のインタビューと、グラビアの撮影だったな」
卯月「はい、頑張りますっ!」
響子「行ってきますね、おに……あっ」
美穂「響子ちゃん、ここではまだダメだよっ」ヒソヒソ
響子「うぅぅ、ごめんなさい……」ヒソヒソ
響子「じゃあ後でたっぷり、そう呼ばせてくださいね……っ?」ヒソヒソ
P「かわいいかよ」
29: 以下、
凛「はい、お茶」コト
P「あ、ああ。ありがとう凛」
凛「…………ずいぶん楽しいことしてたみたいだね、『お兄ちゃん』?」ジロッ
P「ングッ、エフッ、エフン!」
奈緒「へぇ???、プロデューサーさんって妹キャラが好きだったんだな。なんか意外だよ」ジトー
加蓮「ほーんと。彼女できたら自分のことお兄ちゃんって呼ばせるんじゃない?」シラー
P「待ちたまえ君たち! これには事情があってだね!」
未央「話は聞かせてもらったよっ!」バァン
P「ヌゥッ未央率いるポジパの面々!」
未央「もー水臭いなぁ、そーゆー呼び方して欲しかったんなら早く言えばいいじゃん! ねっプロデューサー、もとい、あーにきっ♪」
茜「お互いを血の繋がった家族のように思い合う、なるほど素晴らしい絆の深め方ですね!!!! さすがです、兄さん!!!!!!!!」
藍子「あ、あはは……。なんだか不思議な感じですね、に、兄さん……?」
P「テンションのアップダウンが激しい(そしてかわいい)」
P「――――はっ。待てよ、何だこの気配は……?」
30: 以下、
 カチャッ
 キィィイィィイ……
まゆ「おに?いちゃぁん…………???」
P「」
?オワリ?
31: 以下、
 以上です。お付き合いありがとうございました。
 ちょっとオマケも投下します。
32: 以下、
〇 オマケ
P(……)
薫「あっ、せん……おにーちゃん! おつかれさまでーっ!」
仁奈「になはいつでもバッチコイでごぜーますよっ、あにじゃーっ!!」
P(……流行った)
ちひろ「……人の口に戸は立てられませんねぇ、お兄ちゃん?」ヒソッ
P「ちひろさんまで……やめてくださいマジ……」
桃華「もうっ、お兄ちゃまったら! 何をそんなにげんなりしていらっしゃるの?」
ありす「そんな顔だと、ついてくるみんなが不安になりますよ。ちゃんと自分の立場をわかってらっしゃるんですか? 兄さん?」
晴「よー兄貴ぃ、この後ヒマ? ちょっとリフティングの練習に付き合ってくんねぇ?」
ありす「あっ、もう、晴さん! 兄さんは仕事があるんですから……!」
梨沙「そうよ晴、コイツこのままこき使うと死にそうなんだから。適当なとこでほっとけばいいんじゃない?」
晴「そーかぁ? 結構イキイキしてるように見えるんだけど……」
晴「つーか梨沙、お前兄貴のこと兄貴って呼ばねぇのな」
梨沙「はぁ!? 何言ってんのよ、コイツがあたしのお兄ちゃんってありえなくない!?」
梨沙「だいたいっ、あたしのお兄ちゃんってことはパパの血を受け継いだ男なのっ! だとしたら、あたしのお兄ちゃんはこんな冴えない男なわけないの!!」
梨沙「だからコイツはあたしのお兄ちゃんじゃないっ! ただのプロデューサーよっ! そこらへんわかってんでしょうね!?」
P「梨沙!」
梨沙「っ! な、なによ……!?」
P「プロデューサーって、もっと言って……お兄ちゃんじゃなくてプロデューサーって、連呼して……」
梨沙「キモッ!!」
33: 以下、
早苗「ゔぅ゙?……迂闊だったわね……昨日飲みすぎた…………」
P「またそんな……ほら、ポカリですよ」スッ
早苗「あ゙ぁ助かるわぁ……ほんとありがとね、お兄ちゃん……」
瑞樹「ちょぉっとハメを外しすぎちゃったわねぇ。ほんとごめんねっ、お兄ちゃんっ???」キャピルンッ
心「まーもうちょいしたら姐さんちゃんと復活すっから、それまで待っといてな、マイブラザー☆」
菜々「いつもありがとうございます、お兄様っ!」キャハッ
P「……なーんか納得いかねー! このグループに兄呼ばわりされんの納得いかねぇ!!」
菜々「な゙ぁっ!? な、ナナは17歳ですからねっ!? ずうっと年下なんだからアリですよね!? ねっ!?」
?オワリ?
34: 以下、
 おしまいです。
 HTML化依頼出しておきます。
35: 以下、
最高かよ
37: 以下、
おつおつ
ウサミンにお兄ちゃんって呼ばれて甘えられたい
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509646836/
キャラクター・ボーカル・シリーズ01 初音ミク 初音ミク 10th Anniversary Ver. Memorial Box (記念本「初音ミク アーカイブ」同梱)1/7スケール ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア
グッドスマイルカンパニー グッドスマイルカンパニー 2018-12-31
Amazonで詳しく見る
関連記事
- モバP「トレーナーさんの正体も淫魔だった」
- モバP「愛を知らない悲しい飛鳥だとぉ―――ッ!?」
- 【モバマスSS】P「拓海、もう無理だわこれ」
- 響「画廊?秋葉原にそんなのあったのかー!」
- 北条加蓮「繋がってるこころ」
- モバP「天才の夏」
- P「仕事……めんどくさ……」
- 【モバマス】PaP「このランドセルを着せてな、このランドセルを着せてな」
- グラン「蘭子ちゃんを仲間にするぞ―――ッッ!!!」
- モバP「まゆについて」まゆ「パンダについて」
- 貴音「ぐれーぷふるーつの、月」
- P「愛してるから」響「かなさんどー」
- モバP「藍子のゆるふわオーラの威力が凄い」
- 雪歩「真ちゃん、スコップとシャベルの違い知ってる?」
- 緒方智絵里「一番ではなくても」
Amazonの新着おすすめ
PLAY ARTS改 FINAL FANTASY XV シドニー・オールム 塗装済み可動フィギュア
期間限定!「電子特典版」付き 弱キャラ友崎くん Lv.3 (ガガガ文庫)
PlayStation 4 ジェット・ブラック (CUH-1200AB01)
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#03【電子特別版】
GRANBLUE FANTASY The Animation 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
【早期購入特典あり】戦姫絶唱シンフォギア Blu-ray BOX【初回限定版】(B2告知ポスター付)
アイドルマスター シンデレラガールズ 橘ありす はじめての表情 1/7スケール PVC製 フィギュア
おすすめサイトの最新記事
アイドルマスターSS コメント:0 
コメント一覧
コメントの投稿
名前:
コメント:
月間人気ページランキング
【ランキングをもっとみる】 【全記事表示する】
-->
-
- 【モバマス】上条春菜「こだわりメガネ?」
| トップページ | 全記事一覧(,,゚Д゚) | NEXT ≫
ランダム記事ボタン
ピックアップ
Fate/Zero Blu-ray Disc BoxStandard Edition
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS U149(1) SPECIAL EDITION
最新記事
- 五十嵐響子「甘えんぼのきょーこちゃん」
- 【モバマス】上条春菜「こだわりメガネ?」
- 武内P「ムラムラ、ですか」
- 武内P「『次はお前だ』」
- 【艦これ】ローマ「人の艤装に何か用かしら?」【短編】
- 飛鳥「小 学生メイド?」
- 映画館館長「よく来たな……映画館『ブラック・ヒストリー』へ」
- 【モバマス?】男A「これより『346プロアイドルそっくりさんAV』企画会議を始める」
- 【再】モバP「金がないからオークションに私物を出品することにした」
- 【艦これ】艦娘で学べないシリーズ「塩」
- 【ミリマスSS】桃子「あなたに歌えば」
- 提督「ハロウィンへの抵抗」
- モバP「続・サキュバスアイドル水本ゆかり」
- ひふみ「青葉ちゃんが本当にデビル青葉に...」
- ありす「合同ライブ、ですか?」 杏「うへぇ……」
週間人気記事ランキング
【全ランキングを表示】
最新
禁書目録SS
Fate SS
アイドルマスターSS
艦これSS
ガールズ&パンツァーSS
ダンガンロンパSS
ラブライブ!SS
遊戯王SS
ポケモンSS
俺ガイルSS
エヴァンゲリオンSS
まどか☆マギカSS
シュタインズゲートSS
けいおん!SS
涼宮ハルヒのSS
その他二次創作SS
オリジナルSS
姉兄妹弟SS
魔王・勇者SS
( ^ω^)(´・ω・`)('A`)
ホライゾーンSS
SS以外
月間!人気SS
このブログについて
ホライゾーン
作者別SSまとめ
長編・シリーズまとめ
ニューリリース
マンガで分かる! Fate/Grand Order(1)
Newニンテンドー2DS LL はぐれメタルエディション+Amazon.co.jp特典付
すんどめ!!ミルキーウェイ 1
落第騎士の英雄譚 Blu-ray BOX
劇場版 天元突破グレンラガン Blu-ray BOX(完全生産限定版)
GRANBLUE FANTASY The Animation 4(完全生産限定版) [Blu-ray]
Fate/EXTELLA ネロ・クラウディウス 着物Ver. 1/6スケール フィギュア
りゅうおうのおしごと!6 (GA文庫)
はじめてのギャル Blu-ray限定版 第1巻
1/7スケールフィギュア塗装済み完成品 Re:ゼロから始める異世界生活 レム
あまナマ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)
新刊ピックアップ
ホビー
ゲーム
アニメ
ブログあれこれ
・まとめ依頼はこちら!
みんなのいちおし!SS
よく耳にするとか、印象的なSS集ダンテ「学園都市か」"楽しすぎて狂っちまいそうだ!"
一方通行「なンでも屋さンでェす」可愛い一方通行をたくさん見よう
インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ?」"一方禁書"凄まじいクオリティ
フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」通称"麦恋"、有名なSS
キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」珍しい魔術側メイン、見るといーの!
垣根「初春飾利…かぁ…」新ジャンル定温物質ウヒョオオ!!
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」ストレートに上食。読めて良かった
一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」こんなキャラが強い作者は初めて見た
美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」超かみことを見てみんなで悶えましょう
ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い
番外個体「  」番外通行SSの原点かな?
佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」ス、スタイリッシュアクションだった!
麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」レベル5で楽しくやっていく
ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの?」蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ
一方通行「あァ!? 意味分からねェことほざいてンじゃねェ!!」黄泉川ァアアアアアアアアアア!!
さやか「さやかちゃんイージーモード」オナ禁中のリビドーで書かれた傑作
まどかパパ「百合少女はいいものだ……」君の心は百合ントロピーを凌駕した!
澪「徘徊後ティータイム」静かな夜の雰囲気が癖になるよね
とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)【禁書×けいおん!】舞台は禁書、主役は放課後ティータイム
ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」これは無理だろ(抗う事が)
岡部「フゥーハッハッハッハ!」 しんのすけ「わっはっはっはっは!」ゲェーッハッハッハッハ!
紅莉栖「とある助手の1日ヽ(*゚д゚)ノ 」全編AAで構成。か、可愛い……
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」……サティスファクション!!
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」パワーカードだけがデュエルじゃないさ
ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」ただでさえ天使のミクが感情という翼を
アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」小僧・・・!
クラウド「……臭かったんだ」ライトニングさんのことかああああ!!
ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」ビターンビターン!wwwww
僧侶「ひのきのぼう……?」話題作
勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」いつまでも 使える 読めるSS
肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」壁ドンが木霊するSS
ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」読み返したくなるほどの良作
犬「やべえwwwwwwなにあいつwwww」ライオン「……」面白いしかっこいいし可愛いし!
最新
逆アクセスランキング
最新コメント

----------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------
芸ニューの
----------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------------


続き・詳細・画像をみる


最近バイトで口コミの返信も任されるようになったのだけど、壁が汚かったので星3つと書かれてしまいがち

道路わきに捨てられていた黒猫は、新しい飼い主の元、いつの間にか泳ぎの上手なスイマーキャットとなっていた。

朝のクソ急いでる時に電車を遅延させる急病人(笑)とかいうゴミ

ダサい服着てる奴ってなんか縛りプレイしてんの?

【医療】高血圧の新基準、 140(最高血圧)/90(最低血圧)mmHgよりも低い130/80 mmHgが改善必要な「黄信号」 米ガイドライン

【画像あり】エッチ過ぎるコスプレをする双子の姉妹wwwwwwエッッッッッッッロwwww

iPhone Xの顔認識「Face ID」が3Dプリントのマスクで突破される

HAL研がスマホアプリ第一弾『はたらくUFO』本日リリース!

【韓国】折り紙の起源は日本ではなく韓国!研究結果に、韓国ネットには嫌気も?=「また始まった」「そんなに日本と張り合う必要ある?」

20スロ4パチやってる奴の金銭感覚wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

夢魔道士「夢をみたあとで」

ガヴ「サターニャに初めてを奪われた…」サターニャ「ほえ?」

back 過去ログ 削除依頼&連絡先