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【リトバス】理樹「安価で行動しよう」


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理樹「まずは>>2」
2:以下、
李儒に改名する
3:以下、

李儒(僕は自分の部屋の前のプレートをペンキを使って”井ノ原・直枝”の欄を”井ノ原・李”と上塗りした)
真人「おっ、なにやってんだ理樹?」
理樹(しばらくすると起きてきた真人がドアから出てきた)
李儒「見ての通り名前を直してるんだよ」
真人「……待て待て!もしかして出て行っちまうのか!?うぉおおおそんなぁぁあ!!」
理樹(真人がこの世の終わりを告げるような声で叫んだ)
李儒「えっ、どういうこと?」
真人「だ、だってその李って奴に描き直すってことは理樹はどっか行っちまうってことだろ!?」
李儒「はははっ!違うよ。ただ僕の名前を改名しただけだから!これからは李儒って呼んでね」
真人「な、なんだ……あせらせやがって!」
李儒(というか知らない人と急に同部屋になる事については別に良かったのか)
真人「そうだ理樹……じゃなくて李儒。俺はこれからグラウンドでランニングして来るけどお前はどうする?」
李儒「そうだなあ……」
李儒(とりあえず>>4でもするか)
4:以下、
キルミーダンス
8:以下、
李儒「じゃあ僕はダンスでも踊っているよ。最近ノリの良いヤツを覚えたんだ」
真人「そうかい。じゃあお互い頑張ろうぜ!」
室内
??♪
李儒「どこまで二人でいれるかな?♪」
李儒(この動きは見た目とは裏腹になかなかハードな運動とキレを必要とした。これを完全に覚えるまで3ヶ月はかかったくらいだ。しかし、いざマスターするとこれがまた非常に楽しい。歌自体もつい口ずさんでしまう程でなかなかやめられない)
李儒「ものまねすきるが未熟なの?♪」
李儒(そのため、さっきから鳴っていたらしいノックに気づく事が出来なかった)
ガチャッ
>>9「!?」
9:以下、
ささみ
11:以下、
佐々美「あ、あなた……ダンスの趣味なんておありでしたの?」
李儒(ドアから驚愕と呆れが混ざった顔の笹瀬川さんが現れた)
李儒「あっ、笹瀬川さん。どうしたの?」
佐々美「え、ええ…実は少し相談がありまして……少々時間をいただいてもいいかしら?」
李儒「相談?まあ僕でいいなら……」
佐々美「………とりあえずそのダンスをやめていただけるかしら?」
李儒「ええー」
・・・
李儒「で、どうしたの?」
佐々美「>>12」
12:以下、
初めて会った時から好きでした。付き合ってください
13:以下、
佐々美「じ、実は……な、直枝理樹!……さん。初めて会ったときからあなたの事が気になっていましたの!」
李儒「あ、あの……」
佐々美「分かっていますわ!確かに宮沢様の事はずっと好きでしたの……でも、私にとってあの方は憧れの存在……確かに好意はありますが、それは愛してるって方の意味ではございませんの。でも、あなたは違いました。最初はなんでもない風を装っていても次第に気持ちが抑えきれないというほど、あなたを好きになってしまいましたわ。……愛しているという意味で」
佐々美「さ、さあ!私の思いはすっかり言ってしまいましたわ!あなたの気持ちをお聞かせ願いますわ!!」
李儒「……その、僕、今は直枝理樹じゃなくて李儒って名前に変えたんだ」
佐々美「なっ!?……ま、まあ…それはそれで良い名前かもしれませんわね……でも私の気持ちに変わりはありません。どうぞ、今度こそはっきり言って下さいまし!どんな答えでも甘んじて受けますわー!」
李儒「>>14」
14:以下、
よろしくお願いします
15:以下、
佐々美「あ……」
李儒(その時、彼女の目からポロポロと涙がこぼれた。突然のことだったので僕はどうしたらいいのか分からずとにかく声をかける事しか出来なかった)
李儒「さ、笹瀬川さん!?えっと……」
佐々美「ふふ…申し訳ございません。少し取り乱してしまいましたわね……ただ、とても嬉しくってつい抑えきれませんでしたわ。そう……実るというのはこんなにも嬉しい事ですのね……」
李儒「………」
李儒(そうだ。笹瀬川さんは例え憧れだったとはいえ謙吾にアピールしてもなかなか振り向いてもらえていなかった。プライドの高い彼女が来る日も来る日も努力して、それでも無駄だった毎日を思うとその涙には頷ける。その健気な彼女は今、僕を目の前に満面の笑みを浮かべている。とても綺麗だった)
李儒「笹瀬川さん。僕、謙吾ほど強くないけど、きっと君を幸せにしてみせるよ」
佐々美「ええ……期待していますわ」
李儒(そして僕らはまるで最初からこうなる事が当然だというようにお互い歩み寄り、キスをした。その時、ドアからまた別の人が現れた)
>>16「>>17」
16:以下、
葉留佳&佳奈多
17:以下、
おめでとう!
18:以下、
李儒(その二人は拍手と共に現れた)
葉留佳「いやー!オメデトオメデトー!!」
佳奈多「ふふっ、二人とも末長くね」
佐々美「な、なんですのあなた達は!?」
李儒「は、葉留佳さん…それに二木さんまで」
佳奈多「実はさっき勝手に寮の名前のプレートを塗り直した輩がいると聞いて駆けつけてきたのよ」
葉留佳「あっしはそれに付いてきたんでやんす!」
佳奈多「風紀委員長として見過ごせないと思ってね……それで蓋ならぬドアを開けてみたらこんな所でお熱いのを見せられていたって訳」
李儒(しまった……塗ったはいいけど怒られるのは想定外だった)
佐々美「な、なお……じゃなく、李儒さん……」
佳奈多「……でも。今回は二人の愛に免じて許してあげましょう」
李儒「ほ、本当!?」
佐々美「やりましたわ!」
佳奈多「その代わり幸せにしなさいよ!」
李儒(こうして僕らのドラマは終わった。改名したり踊ったり付き合ったり……色んなことはあったけど、どうしても愛し合うことだけはやめられないんだ)
終わり(∵)
19:以下、
適当になったな
明日その2
20:以下、
理樹「まずは>>21」
21:以下、
夕陽に向かってダッシュ!!
22:以下、
理樹(夕日に向かってダッシュだ!!夏の終わりが近づきつつある今、あえて誰もやらないような青春の一ページを開いてやるぞ!しかし、その為には色々と用意が必要になってくる。たとえば夕日を追いかけるにはドラマチックな動機が必要だ。そう、最後に夕日に向かって走るしかないような強い感情の昂りが)
理樹(幸い今は朝っぱらだ。とりあえずこれから夕日が登ってくる頃までにその”何か”に繋がる事をやっていこう)
ガチャ
真人「おっ、もう起きてたのか理樹。ただいまジョギングから帰ったぜ」
理樹「おはよう真人。朝ご飯どうする?」
真人「あーちくしょー!朝はもう走ったあとで食堂ので済ませちまってたぜ!すまねえ理樹!なんならもう一回カツ定食一緒に食べてもいいが……」
理樹「そこまで無理しなくていいよ……」
理樹(はて。一人で食べることになってしまった。そうだ、ここは朝ご飯を>>23と一緒に食べるついでに今回の事を相談してみようかな)
23:以下、
朱鷺戸沙耶
24:以下、
理樹(メールで屋上に来てもらった)
理樹「という訳なんだ」
沙耶「あ、あなたねぇ……!!」
理樹(その時、沙耶の拳がプルプルと震えた)
沙耶「緊急の件だからって呼び出されたかと思ったらなにそのくだらない理由は!?時風の新たな情報かと思ったじゃない!」
理樹「くだらなくないよ!いい沙耶?僕らが子供でいられる時間ってびっくりするほど早いのにその癖、それを自覚出来る人って信じられないくらい少ないんだ。だからその時が来るまでに青春を刻んでおきたいのは当然のことじゃないか!」
沙耶「はぁ……なんかもうどうでもよくなってきた……」
理樹「サンドウィッチあるよ。食べる?」
沙耶「食べる。……それで、あなたは具体的にどうしたい訳?ただ夕日を走ればいいって訳じゃないようだけど」
理樹「それを沙耶に考えてほしいんだ。なんかない?」
沙耶「そ、そうねぇ……普通、そういうのって野球とかでどこかのチームに負けた時に悔しさを忘れない為に走るとかが一般的じゃない?……ハムッ」
理樹「なるほど…誰かに負けたり、悔しさを感じればいいのか」
沙耶「モグ……まあそういう事ね……あっ、このツナ意外とイケる」
理樹「よーしじゃあ沙耶!今からなにか勝負しない?」
沙耶「いや安直すぎるわ!だいたい今からやっても夕方には早すぎるでしょうが!」
理樹「うーんそれもそうだな……あっ、それじゃあこうしない?今からお互い出来る限り>>25を集めて夕方になったらここに来てその数を競い合うっていうのは!」
25:以下、
食パンの袋をとめる青いあれ
26:以下、
沙耶「『食パンの袋をとめる青いあれ』?まあどんな奴かは想像つくけどね……オーケーいいわ。でもあなたの目的は負ける事だからわざと集めないって事もある。だから一つ罰ゲームを設けない?」
理樹「信用ないなぁ……まあでもそれがあれば勝負は白熱するよね。よーしここはいっちょキツいの頼むよ!」
沙耶「ふふっ、それじゃあ『勝った方は負けた方に>>27出来る』でいきましょ。ルールは夕方まで、場所はそうね……あんまり広くてもキリがないから校内までって事でいい?」
理樹「うん」
沙耶「よーしそれじゃあミッションスタートよ!で、とりあえず1個目ゲット!」
理樹(そう言って沙耶さんはさっき僕がふくろごと渡したサンドウィッチについていた食パンの袋をとめる青いあれを僕に見せつけた)
理樹「あっ!ふ、不覚……」
27:以下、
ダッシュ
28:以下、
ダッシュ出来るってどういう意味なんだ…?
29:以下、
再安価したらいいんじゃないかな
30:以下、
理樹(罰ゲームの内容はともかくこのゲームは正直貰ったも同然だった。何故ならその昔、恭介らと食パンの袋をとめる青いあれを使って色んなものを作っていたからだ。猫の家から手作りロボットまで(※)。あれだけの数があればたとえ沙耶といえど勝てっこない)
・・・
恭介「あーあれか。あれならもう捨てたぞ」
理樹「ええーっっ!!」
恭介「どうした?欲しかったのか?」
理樹「ちょうどアレをいくら集められるかで勝負しててさ……でもどうして捨てたの?あんなに大事にしてたのに」
恭介「なんだその勝負は!?……いや大切なのは変わらないが正直言って物を作りまくったせいで残っているのが20個ほどしかなかったんだ。あれだけだとロープさえ満足に作れねえってんでもう処分したのさ。一応俺のロボットはまだここに飾ってあるけどな」
理樹(恭介はそう言って机の上のロボットを指した)
理樹「……恭介。提案なんだけどさ、あのロボットを分解すれば僕絶対勝てると思うんだよね。だからちょっとの間自爆させてくれない?勝負が終わったら返すから」
恭介「いや俺のゼロに何させる気だよ!?俺にメリットねえじゃん!」
理樹「ええ??」
恭介「いくら理樹のお願いだったとしてもダメだ!」
理樹「分かったよ……その代わり、食パンの袋をとめる青いあれが大量にある場所とか知らない?」
恭介「うーん…そうだなぁ…あっ、そういえば>>35がちょうど大量に持ってるって言ってたな」
(※)恭介「なあ、このパンの袋を挟むアレを有効活用する方法を考えてくれ」理樹「えっ?」 参照
31:以下、
>>29
まあそうするかどうかは取った本人の意図を聞いてからにしよう
とりあえず今日は寝る
32:以下、
>>31
こう、夕陽にダッシュする権利をやろうみたいな
オプーナを買う権利をやろうみたいなやつ
33:以下、
パンの袋を挟むアレのSS読んだけどアンタすげえよ
あんな使い方されたらしばらくリフレインまともに見られないよ
34:以下、
>>32
いや、どっちにしろ走ることになるじゃねーか!
悪いがそれだと勝負が成り立たんから>>36を代わりにさせてもらうぜ
>>33
へへ、ありがと
35:以下、
小毬
36:以下、
愛の告白
37:以下、
理樹(小毬さんと裏庭で落ち合った)
理樹「やあ小毬さん。ごめんね突然」
小毬「ううん。大丈?夫ですよ?!今日はどんなご用事?」
理樹「実はかくかくしかじかで……」
小毬「なるほど。分かりました!実はちょうどその食パンの袋をとめる青いあれ結構余ってたのです。よろしかったら理樹くんにあげるっ」
理樹「おお流石小毬さん!とても助かるよ」
小毬「今お部屋にあるから取りに行ってくるよ」
理樹「ありがとう!」
理樹(その時、小毬さんの後ろからチリンチリンと音を立てて走ってくる人が見えた。この学校ではその音をしながら来るのは猫と彼女しかいない)
鈴「小毬ちゃん!こんなところにいたか」
小毬「あっ、鈴ちゃん?おはよう!」
理樹「おはよう鈴」
鈴「おっ、理樹もいたか。とりあえず今はそれどころじゃない小毬ちゃん!昨日一緒に例の駅前のパンケーキ屋さんに行くって約束だ!」
小毬「あ、あ??!ごめん鈴ちゃん!すっかり忘れてたよぉ……」
鈴「今から行けばまだ間に合う!さあ行こう!」
理樹「ち、ちょっと待って!小毬さんにはこれから部屋に取ってきてもらいたいものが!」
鈴「悪いがそんな暇はない」
理樹「そんな……」
小毬「ご、ごめんなさい理樹君!代わりに鍵を預けるから行って取ってきてくださいっ。多分引き出しにあるから??……」
理樹(小毬さんのおそらく最高度であろう喋り方で鍵を僕に預けるとそのまま鈴に引きずられるように走り去っていってしまった)
38:以下、
理樹「じ、女子寮か……風紀委員会に捕まったらコトだからな……」
理樹(しかし誰かに愛の告白をさせるなんて罰ゲームは普通に洒落にならないんだよなぁ。ここは覚悟を決めて行くっきゃない!)
ガチャッ
理樹「ふぅ……とりあえず部屋には入れた」
理樹(小毬さんの言う通り引き出しに30個ほどあった。ペットボトルを切った入れ物に入れていたと言うことはきっと趣味で集めていたんだろう。これはなかなかの収穫だ。勝負が終わったら返しておこう)
理樹「さて、そろそろ笹瀬川さんでも来る前に出ますか……」
ガチャッ
佳奈多「じゃあそろそろパトロールは終わりに……ん?」
理樹(部屋から出た瞬間、ちょうど二木さん率いる風紀委員の本隊に出くわした)
理樹「あー……おはよう二木さん」
佳奈多「…………」
女子寮 取り調べ室
理樹(気が付けば僕は椅子にロープで縛られ、一人残った二木さんに尋問を受けていた。窓は無く、電気もドアの前のライトしかないせいで部屋はとても暗く、椅子の横にあるテーブルには何に使うか知りたくもないような拷問器具が並べられていた)
理樹「ち、違うんだ!この鍵は小毬さんから貰ったもので決して泥棒に入ろうとかは……!」
佳奈多「……仮にそれが全部本当だとしてなんで一人で行ったの?誰か他の女の子に取りに行かせればよかったじゃない」
理樹「そ、それは……その、頭が回らなくて……」
佳奈多「ふうん………」
理樹(二木さんはそう言って鞭のような物を手に取った。そして僕の前に立つと、とても使い慣れたような様子でその鞭の先を地面にしならせた。風を切る音がすごく怖い)
理樹「あ、あわわわ……」
佳奈多「……次の言葉は慎重に言いなさい」
理樹(どうすればいい!?このままでは沙耶との勝負どころではない!いったいなにを言えばいいんだ!?……そ、そうだ!)
理樹「>>39」
39:以下、
狭い部屋に二人っきりだね
41:以下、
理樹「狭い部屋に二人っきりだね……」
佳奈多「……は、ハァーー!?口を開いたと思ったらよくもそんな下品な台詞を……あっ、いや下品って言うのは妄想とかじゃなくて貴方側から見た想像であって私自身がそう考えた訳じゃなくて!と、というか別に特に意味あって二人になった訳じゃないから!呼ぼうと思えばいつでも3人4人私が手塩かけて育てたプロの拷問員がこっちに来れるから!待ってなさい!すぐ戻るから!」
理樹(そう言って全力で二木さんは行ってしまった。僕はここぞとばかりに椅子ごと立ち上がり、同じドアからもう一度遭遇しないよう祈りながらひょこひょこ走った)
・・・
グラウンド
理樹「ま、真人??っ!」
理樹(僕はいつものようにグラウンドでランニングを続けている真人に声をかけた)
真人「ん?……うぉっ!?な、なんだよその格好!」
理樹「ちょっと訳あってね……よければこれ解いてくれない?」
真人「お、おう!」
真人「なるほどなぁ。そりゃ災難だったな」
理樹「まったくだよ……」
沙耶「…………」
理樹(真人とその縛られていた椅子に座りながら話しているとグラウンドの向こうでスタスタと歩いている沙耶を見つけた。僕の方には気付いていないようだが、驚くべきはその手に持ってる袋で、どこから仕入れて来たのかもう僕と同じくらいの数の食パンの袋をとめる青いあれを持っていた)
理樹「嘘でしょ……」
理樹(正直小毬さんから借りた分で勝った気分だったがあれだけ持っていたらまだ勝てるかどうか不安になってきた。食堂の方向から出てきたということはきっと購買部から手に入れてきたんだろう。流石手が早い)
理樹「まずいな……このままじゃ負けるかもしれない」
真人「あっ、そういえば食パンの袋をとめる青いあれなら三枝が大量に持ってるんじゃねえか?」
理樹「えっ、葉留佳さんが?」
真人「おう。確か今日食パンを使ったお菓子をリトルバスターズの全員に配るとか言ってたし購買部から大量に買い込んでるかもしれねえ。その袋を頂戴すりゃ……」
理樹「完璧だ真人!」
・・・
理樹(家庭科室に行くと葉留佳さんがちょうどその料理らしき物を作った後だった)
葉留佳「食パンの袋をとめる青いあれ?そりゃちょうどゴミ袋にその袋ごと入れましたケド……」
理樹「そ、それ貰えるかな!?なんとしてでも欲しいんだ!」
葉留佳「……ほぉ、なんとしてでも……ですカ」
理樹(その時、葉留佳さんが一瞬ニヤリと笑った。嫌な予感がする)
葉留佳「ならそれを渡す代わりに交換条件として>>42」
42:以下、
女装して
43:以下、
理樹「じょ……なに?」
葉留佳部屋
理樹(彼女の部屋で僕は酷い辱めを受けていた。具体的に言うと葉留佳さんの服を着せられていた)
理樹「こ、これで本当にくれるんだね!?」
葉留佳「フムフム……何度見てもこりゃ中々のものですな……」
理樹「そんなまじまじと見ないでよ恥ずかしい!携帯で写真撮るのも禁止だから!」
葉留佳「ふっふっふっ?!いや、前からもう一度見たいと思ってたんだけどまったく機会が来なくてさあー」
理樹「男が女の格好して喜ぶ人ってなかなか人間として終わってると思うんだけど」
葉留佳「グヘヘ上等ですヨ!」
理樹「上等じゃダメだよ!!」
理樹(そろそろ勘弁してもらおうとするとうしろのドアが開いた)
佳奈多「ねえ葉留佳、ちょっと直枝誘き出すために電話貸してくれない?」
理樹「???!?」
葉留佳「あっ、お姉ちゃん……!」
佳奈多「あら、そちらは……お友達?」
理樹(嘘だろこの人)
44:以下、
理樹(いくら髪飾りしてるとは言えさっき会ったじゃないか!なんかもうめちゃくちゃ傷付くよ!しかし、今はそんな事は言ってられない……むしろこれはチャンス!このままやり過ごさなければ!)
葉留佳「あ、え、えーとそんな感じ……」
佳奈多「そう。私は……まあ言わなくても分かると思うけど風紀委員長の二木佳奈多よ。よろしくね」
理樹「………」
理樹(黙って頭を下げた)
佳奈多「……えと、あなたの名前は?」
理樹「………!」
理樹(当たり前ではあるが流石に喋ったら正体が露見する。葉留佳さんにアイコンタクトで助けを求めた)
葉留佳「あ!お、お姉ちゃん!実はり……この子は物凄い人見知りで初めて会った人にはまともに口も開けられないの!」
佳奈多「そ、そうなの?ごめんなさい……」
理樹(少し強引だがなんとか切り抜けた。僕の本来の制服をこのまま残すのは避けたかったがこのままおさらばする事にしよう)
佳奈多「じゃあ早だけど携帯貸してもらうわね」
葉留佳「あっ……!」
理樹(そう言って二木さんは机の上に置いてあった葉留佳さんの携帯を取り出して慣れた手つきでメールを打った。おそらく葉留佳さんに成りすまして僕をどこかへ呼び出す内容に違いない。その作戦には引っかからないで済むのはいいが問題なのは……)
ピロンッ
理樹(僕の携帯自体がそこにあると言う事だ)
佳奈多「ん?……なっ、なんでこんな所に直枝の制服が?……ま、まさか!?」
理樹(風紀委員特有の勘が働いたのか二木さんは少し考えてすぐに僕の方を振り向いた)
葉留佳「理樹君逃げて!」
理樹「クッ……」
佳奈多「待ちなさい直枝ぇぇぇえ!!!」
48:以下、
・・・
理樹(おそらく今、二木さんから生き延びたので人生の半分近くの運は使い果たしただろう。困った事に葉留佳さんから食パンの袋をとめる青いあれを貰い損ねたが、おそらくもう既に葉留佳さんは風紀委員によってマークされているだろう。もう一度会うのはおろかメールした時点でアウトのはずだ)
理樹「とほほ……食パンの袋をとめる青いあれでとんでもない事になったな……」
理樹(なんだかんだで時刻は14時を過ぎていた。昼ご飯を食べる暇がなかったのでとてもお腹が減った)
理樹「とりあえず食堂でパンでも食べるか……」
・・・
理樹(女装したままの格好なのでパンを買う時につい言葉を喋ったせいで購買部の人からはとても驚かれた。もうやだ)
理樹「とりあえず着替えに戻るとしよう……」
「……そこの君」
理樹「?」
恭介「突然だけど名前を聞いてもいいかな?」
理樹「!?」
理樹(すぐ後ろに恭介が立っていた。まったく気付かなかった。これはまずい。絶対に僕が女装してるなんて気付かれたくない!既に見破られてない事に割とショックを受けたけど!とにかくここは裏声を駆使して乗り切らなければ!!)
理樹「た、民安ともえと言います……」
恭介「ともえさん……素敵な名前ですね」
理樹(なんか恭介いつもと口調違うくない!?というか初対面の女性にいきなり名前呼びってどういう事なんだ……)
恭介「ともえさん。突然ですが>>48」
47:以下、
俺とロマンスなんてどうですか
49:以下、
>>47で行こう
50:以下、
恭介「俺とロマンスなんてどうですか?」
理樹「は?」
恭介「実は学校でのんびり出来る隠れスポットかあるんです。どうですか?そこで一杯食後のコーヒーでも」
理樹(ま、まさか今、恭介は僕をそういう目で見てるのか!?いや、待てこれは逆に好機!なんとか恭介を上手く騙して例の恭介の部屋にあるロボットの食パンの袋をとめる青いあれを手に入れたら今度こそ勝つはずだ!なに、こんな気持ち悪い事してくるんだからお互い様さ)
理樹「そ、それはいいですね……オホホ」
・・・
理樹(恭介に連れられ、中庭の奥の細道を抜けると静かで気持ちのいい場所に辿り着いた。そこにはテーブルとイスがご丁寧に用意されており、裏庭の来ヶ谷さんが作ったカフェテラスのようだった。というか僕にも連れてきてない癖にこんな初対面の女性を連れてくるなんて……どれだけ気に入ったんだよ恭介……)
恭介「ええと………」
理樹「…………」
恭介「はははっ、その……」
理樹「……………」
恭介・理樹「……………」
理樹(てんで素人だこの人!!)
理樹(なんだよさっきはカッコつけて連れてきた癖にいざ話すとなると急に恥ずかしがったりして!ああ、もう、なんか机の角っこ弄ってるし!こんな恭介見たくなかったよ!!)
理樹(仕方がない。上手く恭介の部屋に行ってロボットを貰うためにも僕がなにか切り出さなければ)
理樹「>>52」
52:以下、
手を…握ってもいいですか?
55:以下、
理樹「手を…握ってもいいですか?」
恭介「えっ!?あっ、えっと……はひぃ!」
理樹(僕は恭介の手を握った。手汗が凄く、申し訳ないけど少し気持ち悪かった)
理樹「あの……棗さん」
恭介「なっ、なんだね……」
理樹「噂で聞いたんですけど、棗さんってあの食パンの袋をとめる青いあれを大量に持ってるとか」
恭介「食パンの袋をとめる青いあれ?いや、別に……ハッ!い、いやいや!ちょうど持っているよ!」
理樹「本当ですか!?ぼ……私、あれをずっと探していたんです!」
恭介「ハハッ!それなら喜んで譲ろうじゃないか!」
理樹「ありがとうございます!」
恭介「フッ、お安い御用さ」
・・・
理樹「ここが棗さんの部屋……」
恭介「あった。……ともえさん。少し目を瞑っていてくれないか?」
理樹「えっ、あ、はい」
理樹(僕が1分ほど目を瞑っている間、なにか変な音が聞こえた。例えるならロボットのように作り上げられた食パンの袋をとめる青いあれが凄いスピードで分解されていくような感じだ)
恭介「……さ、さあ……これを持って行ってくれ」
理樹(恭介の両手には赤や白に塗られた様々な色の食パンの袋をとめる青いあれがあった。比べあったあとでちゃんと組み直して恭介の部屋に置いておこう)
理樹「ありがとうございます!きっとこれで勝てます!」
恭介「なんだかよく分からないが力になれたようで嬉しいよ。さあ、これから出かけないか?ちょうど美味いカツ丼屋を知って……あれ?」
56:以下、
理樹(屋上に着くと、ちょうど空が良い具合に赤みが差していた。約束の夕方だ)
沙耶「ふふっ、ちゃんと持って来たかしら?」
理樹「沙耶!」
理樹(沙耶は恐らく食パンの袋をとめる青いあれが入っているであろう黒い袋を片手に貯水タンクの上に乗っていた)
沙耶「さあ勝負よ!」
理樹「なんでもいいけどそんな高いところに立ってたらパンツ丸見えだよ」
沙耶「み、見るなー!!」
沙耶「改めてルールを確認するわよ。持って来た食パンの袋をとめる青いあれが多い方が少ない方に告白させる……だったわよね」
理樹「グッド」
沙耶「じゃ、行くわよ。せーのっ!」
>>57(理樹)と>>58(沙耶)でコンマの大きい方が勝ち
57:以下、

58:以下、
はい
59:以下、
沙耶「ふっふっふっー!私の勝ちね!」
理樹(負けた。女装し、恭介に合わせ、色んな犠牲を払ったと言うのに)
沙耶「さあ約束の告白をしてもらうわよ!……ってなにその格好!?」
理樹「今気付いたの!?」
沙耶「ま、まあいいわ。とにかく、罰ゲームは受けてもらうから」
理樹「分かったよ……」
・・・
理樹(沙耶さんは何故か僕の手を引っ張って校舎の方に向かっている)
理樹「ええと……別に告白するのはいいんだけど相手は誰?それと今どこに行ってるの?」
沙耶「そりゃあ、もちろん勝者である私に告白してもらうわ!そして今から体育館の校舎裏に行くの。定番でしょ?」
理樹「こ、こだわるなぁ……」
理樹(その時だった)
「「やっと見つけた(わよ)………」」
理樹「そ、その声は……」
佳奈多「この変態女装女たらし!!今度こそ捕まえて徹底的に痛めつけたあげるんだから!」
恭介「ともえさん!やっと見つけたぜ!今度こそ俺と一緒にーー!!」
理樹(2人がどう指し示したのか同時に僕の元へ走ってきた。地獄のような光景だ)
理樹「う、うわぁああああああああああああ!!!!」
理樹(僕は沙耶の手を振り解き、全力で走った。走るしかなかった)
佳奈多「待ちなさーい!」
恭介「あはは?!待て?!」
理樹「うおおおおーー!!」
沙耶「あらあら……何があったのか知らないけど良かったわね。ちゃんと夕陽に向かって走ってるじゃない」
理樹「うわーん!助けて沙耶ー!」
チャンチャン♪(∵)
60:以下、

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