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俺「これをガヴリールちゃんに渡してください!」 まち子「天真さん宛にラブレター!?」


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1:
俺「お願いします委員長!!どうかこれを天真さんに!!」
まち子「これってラブレター……よね?」
俺「///」
まち子「どうして私に……」
俺「直接渡すのが恥ずかしくて……こんなこと頼めるの委員長しかいないんです!!」
俺「お願いします!!」
まち子「いや、下駄箱に忍ばせるとか……こういうのは自分でやったほうが」
まち子(……いや、でも正直気になる)
まち子(天真さんがラブレターを貰ったときの反応!)
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2:
まち子(天真さんの恋愛観念って謎に包まれてるのよね)
まち子(独身男性について調べてたときは結婚に興味があるのかなって思ったけど)
まち子(そんなこともなさそうだったり)
まち子(今のところ恋愛に興味なさげな印象だけど、実際に好意を寄せられたら?)
まち子(そう!クラスの男子が天真さんのことを想ってる、その事実に直面したら!)
まち子(いつもとは違った天真さんが見られるかも……!)
まち子「わかったわ。今回だけよ?」
俺「流石委員長!委員長オブ委員長!!」
 
3:
放課後
ガヴリール「さてと……帰ってネトゲでも嗜ませていただきましょうかね」
まち子「天真さん、ちょっといいかしら」
ガヴリール「いんちょ。どしたの」
まち子「えっと、渡したいものがあるんだけど……ここじゃちょっとアレだから場所を変えてもいいかしら?」
ガヴリール「……?まあいいけど」
まち子「じゃあちょっとついてきて?」
ガヴリール「ん」
まち子(さあ……天真さんはどんな反応を……!)
 
4:
ガヴリール「で、渡したいものって?」
まち子「これなんだけど……受け取ってもらえると助かるわ」
ガヴリール「手紙……えっ!?」
ガヴリール(ハートの封……これってあれじゃん……!ラブレターってやつじゃん!!)
ガヴリール「え、ちょ……いんちょ……?」
まち子(へぇ〜天真さんってこういう反応するんだ。結構乙女なところもあるじゃない!)
ガヴリール「これ……ラブレター……」
まち子「そうよ」ニコニコ
ガヴリール「いやいやいやおかしいでしょ私にラブレターって!!」
まち子「そんなことないと思うけど」
まち子(天真さんってアレなところあるけど結構人気あるのよね)
 
5:
ガヴリール「いや……だって……」
まち子(普段は恋愛に興味無さそうな雰囲気だしてるけど実は初心……!)
まち子(かわいい……)
ガヴリール「おかしいじゃん!だって委員長女じゃん!」
まち子「……ん?」
ガヴリール「お、女の子が女の子にラブレターっておかしくない……?」
ガヴリール(でも委員長はまとも枠だし……)
ガヴリール「あれ……?別におかしく……もないのか……?」
まち子「……」
まち子(えっ!私が送ったと勘違いしてる!?)
 
6:
まち子「て、天真さん!これは」
ガヴリール「さ、さすがに急すぎるだろ……こんなストレートにアプローチされたら……///」
まち子「いや、あの」
ガヴリール「私にも考える時間が必要……というか……」モジモジ
まち子「これは私のじゃ」
ガヴリール「と、とにかく!」
ガヴリール「今日一日だけ考えさせて!」ダッ
まち子「ま、待って天真さん!」
ガヴリール「……///」タッタッタッ
まち子「ちょ!!待って天真さん!」
まち子「うそ足はやっ!?なんでこういうときだけ!!」
まち子「あー……行っちゃった……」
まち子「……まあ、明日言えばいいか」
 
7:
翌日
ガラッ
まち子「おはよー」
ガヴリール「待ってたぞいんちょ」
まち子「えっ」
まち子(遅刻欠席常習犯の天真さんが私より早く学校に!?)
ガヴリール「ここじゃあれだから来てくれ」
まち子「あ、そのことなんだけど……」
ガヴリール「教室じゃ誰か来るかもしれないから」
まち子「う、うん」
 
8:
ガヴリール「ここならいいか……」
まち子「あのね天真さん?その、昨日のラブレターの件なんだけど」
ガヴリール「ああ、一応ちゃんと考えたつもりだ」
まち子「いやっその」
ガヴリール「手紙読んだ。恥ずかしかったけど……嬉しかった」
まち子(私内容知らないんだけど!?)
ガヴリール「でもやっぱり私達はお互いのことを知らなすぎると思うんだ」
ガヴリール「だからまずはお互いを知るところからというか……」
まち子「えっと……」
ガヴリール「あっ、断るとかじゃないぞ!?お互いのことをちゃんと知ってから決めるというか」
ガヴリール「仮の付き合い?的な……それでその後決断みたいな」
 
9:
まち子「……」
ガヴリール「そんな感じで……どうかな」モジモジ
まち子(顔真っ赤……こんな天真さん見たことない)
まち子(必死に考えたんだろうなぁ……)
まち子(あのラブレターは私が書いたものじゃない。天真さんに向けられた想いは私のものじゃない)
まち子(でも今の天真さんを見ちゃうと……)
ガヴリール「委員長……?」
まち子(この想いを無下にしたくない)
まち子(ラブレターの主には悪いと思うけど……)
まち子「わかったわ。そうする」
ガヴリール「……ん」
まち子「じゃあそろそろ教室に戻りましょうか」
ガヴリール「ああ」
 
10:
放課後
まち子(色々あったけど……結局のところお付き合いとかするわけじゃなくて)
まち子(これからもお友達として仲良くしましょうってこと……よね?)
ガヴリール「いんちょー」
まち子「天真さん。未提出のプリントとかあったっけ?」
ガヴリール「いや、そういうことじゃなくてさ。これからうちに来ない?」
まち子「えっ」
ガヴリール「ほら、私の事もっと知ってもらいたいし、私も委員長のこともっと知りたい」
まち子「なるほど……そうね、今日は部活もないしそうしようかな?」
ガヴリール「決まりだな!」
まち子(これは……友達としてじゃなくて、本当に……?)
 
11:
ガヴリール宅
ガヴリール「ちょっと汚い部屋だけど、上がってよ」
まち子「……」
ガヴリール「一応これでも昨日掃除したんだぞ」
まち子「へ、へえ……」
まち子(確かに足の踏み場が確保されてるみたいだけど……)
まち子(それでも結構酷いわよこれ……)
ガヴリール「まあうちには遊べるものいっぱいあるからさ」
まち子「本当にゲーム好きなのね」
ガヴリール「ああ。いんちょはゲームとかしない感じ?」
まち子「昔にいくつかしたぐらいで今はあまりしないかな……?」
ガヴリール「なるほど……まあとりあえずいくつかやってみよう」
ガヴリール「ジャンルは幅広く取り揃えてるつもりだし」
まち子「んー……わかったわ」
 
12:
ピコピコ
まち子「ええっ!これでもダメなの!?」
ガヴリール「ロープに掴まる時はジャンプしないと」
まち子「難しい……」
ガヴリール「すぐ死ぬからなぁこいつ」
まち子「聞いたことはあったけどここまでとは思わなかったわ」
ピコピコ
ガヴリール「まあそのシビアさが面白いんだ」
まち子「なるほどね……ああっまた……」
ガヴリール「いいねー初な反応」
まち子「でもコツは掴んだわ。もうミスは……」
まち子「ああっ」
 
13:
ガヴリール「なんとかクリアしたな」
まち子「ええ」
ガヴリール「結構うまいじゃん。他にも色々できそうだな」
まち子「そうかしら」
ガヴリール「流石委員長……万能生命体だな!」
まち子「委員長関係ないでしょ!」
ガヴリール「次はこれとかどう?」
まち子「これは……なに?」
ガヴリール「こうやって移動したり角度変えて……」
まち子「……」
ガヴリール「こう切り取って形を変えて……」
ガヴリール「指定された枠に嵌めるんだ」
まち子「なるほど……そういうことね」
 
14:
ガヴリール「この形は……」
まち子「これは一度90度回転させてこの辺で切って……」
ガヴリール「ああ、なるほど。それだ」
ポチポチ
まち子「これで……ハマるはず」
ガヴリール「お、上手く行ったな」
ガヴリール「いんちょとやるとサクサク進むな。パズルゲームとか好きな感じ?」
まち子「んーたしかにそうかも。クロスワードとか好きだし……」
ガヴリール「なるほど。まち子はそういうのが好きなのか」
ガヴリール「パズルゲー幾つか探してみるか……頭を働かせるって意味ならストラテジーも合うかも」
まち子「いっぺんに渡されてもっ」
ガヴリール「ああごめんごめん。まあ時間はいくらでもあるしゆっくりやってこうよ」
 
16:
まち子「それにしても……ほんと色々あるのね……」
ガヴリール「でしょ」
まち子「これ全部やったことあるの?」
ガヴリール「まあ基本積まないかな」
まち子「天真さんっていつからゲームするように?」
ガヴリール「春からだよ。入学するちょい前くらいからゲームするようになった」
まち子「……え!?今年の春!?昔からじゃなくて!?」
ガヴリール「うん」
まち子「急にこんなに……?」
ガヴリール「あー……地元にこういうゲームなかったからさ。やってみてドハマりしたんだよ」
まち子「地元……」
 
17:
まち子「そういえば天真さんってハーフっぽいけど……地元どこなの?」
まち子「日本語上手だし日本育ちだと思ってたけど……」
ガヴリール「あー……まあ、なんだ」
ガヴリール「こういう娯楽がなくて昭和みたいなところだよ」
まち子「ここから遠いの?」
ガヴリール「んー……委員長達が行くのは難しいかな」
まち子「そうなの」
ガヴリール「まあ、いつか必ずいけるよ。それは保証する」
まち子「なにそれ。ま、楽しみにしてるわ」
ガヴリール「よしっ、次は何するかな。テトリスとぷよぷよで対決してみるか」
まち子「なにこれどっちもできるの!?」
ガヴリール「そうそう」
…………
……
 
18:
まち子「んんーっ……!」
ガヴリール「ふぁ……結構遊んだなぁ」
グゥゥゥゥ
ガヴリール「あ……もう晩飯時か……」
まち子「そうねー……」
ガヴリール「何か作っ……あ、いんちょは実家ぐらしだっけ」
まち子「……ちょっと待ってて」
ガヴリール「?」
prrr
まち子「……もしもしお母さん?今友達の家にいるんだけど……」
まち子「うん。ここでご飯食べることになって。うん」
ガヴリール「いんちょ……!」
 
19:
まち子「……もう少しいていいって。今日は私が料理を作るわ」
ガヴリール「そういえばこの前見学に行った時はいんちょの料理食べてなかったな」
まち子「あの二人には敵わないかもしれないけど……私だって調理部だからね」
まち子「食べられるくらいのものは作ってみせるわ!」
ガヴリール「期待してる!」
まち子「リクエストは?」
ガヴリール「特には……いんちょの得意料理で!」
まち子「んーそうね……じゃあ麻婆豆腐とかどうかしら」
ガヴリール「あり!」
まち子「決まりねっ」
 
20:
まち子「よーし……」
まち子(ただ晩御飯を作るだけなのに結構気合入ってるわね……私……)
まち子(何かしらこの気持ち……あの二人に負けたくない……?)
まち子(天真さんにあの二人よりも美味しい料理を作りたい……のかな)
まち子「……」
まち子「ふふっ」
ガヴリール「?」
まち子(皆が天真さんのことが好きになる理由、ちょっとわかったかも)
 
21:
まち子「おまたせっ」
ガヴリール「おお、うまそうっ」
まち子「一応調理部の意地をと思って頑張ったんだけど……どう?」
ガヴリール「うまっうまっ」ガツガツガツガツ
まち子「ほっ……」
まち子(口に合わなかったらどうしようかと……)
ガヴリール「なんだめっちゃ美味いじゃん!流石委員長!!」
まち子「そ、そんなに?」
ガヴリール「うむっ!」
まち子「そう……♪」
ガヴリール「いんちょー!おかわり!」
まち子「はーい」
 
22:
ガヴリール「はー……食った食った……ごちそうさま」
まち子「お粗末さま」
ガヴリール「んー今度もう一度見学に行こうかな」
まち子「やっぱり上野さんや田中さんのほうが美味しいしね」
ガヴリール「んにゃ、次は私もなんか作ってみたい」
まち子「えっ」
ガヴリール「今日はゲームに付き合ってもらったし、次は私が料理をしてみようかなと」
まち子「……いっそ入部しちゃえば?」
ガヴリール「バイトしてるしゲームもしたいしそれはないな」
まち子「やっぱり」
ガヴリール「個人的にいんちょが教えに来てくれるのならあり」
まち子「……考えておくわ」
まち子「っと、流石にそろそろ帰ろうかしら」
ガヴリール「ん、じゃあまた明日」
まち子「ええ」
 
24:
翌日
放課後
まち子「ということでまた天真さんが見学に来てくれたわ」
ガヴリール「よろしく」
上野「天真さん!」
田中「ついに入部する覚悟が!」
まち子「今見学って言ったんだけど!?」
ガヴリール「一応今日は試食部じゃなくて調理部の見学ってことで」
まち子「元々試食部じゃないから!」
上野「ってことは天真さんも何か作るの?」
ガヴリール「うん。カップ麺生活もあれだし自分である程度作れるようにはなりたいし」
田中「そういうことなら任せて!」
 
25:
田中「じゃあ今日は肉じゃがにしようか」
上野「作りやすいしね」
まち子「賛成。天真さんは?」
ガヴリール「まあ肉じゃがくらいなら私でもなんとかできそうだし、それで」
田中「決まりだね!じゃあ早……作るかー!」
上野「やるぞー!」
まち子「もうっそれはいいから!」
田中「わかってるって〜」
上野「じゃあ野菜の皮むきからしよっか」
ガヴリール「うむ」
 
26:
上野「天真さん思ったより手際いいね」
田中「一人暮らしなんだっけ。自炊してた?」
ガヴリール「最初の頃はね」
まち子(最初の頃……たしかに集団幻視説が囁かれてたあの天真さんなら自炊してそう)
まち子「調理実習でどうしてあんな惨状に……月乃瀬さんもいたのに」
ガヴリール「……私のやる気がなかったのとサターニャがいたからだな」
まち子「納得……」
上野「あー……胡桃沢さん……」
田中「スポーツはすごいよね胡桃沢さん!」
ガヴリール「それフォローになってないぞ」
まち子(……今まで知らなかった天真さんの一面がどんどんでてくる)
まち子(天真さんのこと知らなすぎたっていうのは本当ね……)
 
28:
ガヴリール「じゃがいもも入れるのかー」
まち子「肉じゃがだからね」
ガヴリール「いや、じゃがいもって皮むくの難しくてさ」
まち子「気持ちはわからなくはないけど」
田中「慣れだよ慣れ」
ガヴリール「どうしても実ごと切っちゃうんだよね」
上野「ピーラー使ったらどう?」
ガヴリール「ピーラーでも細かいところとかやろうと思うと何回も削っちゃって」
まち子「わかる……!」
上野「茹でるっていう裏技あるよ」
ガヴリール「裏技!?なんだそれ詳しく!」
上野「えっとね、切れ込みを入れて……」
 
29:
ガヴリール「おお……これは気持ちいい……!」
まち子「たしかに……でもこれじゃ茹でちゃうから限られちゃうわよね。調理法」
田中「火を通さないで楽するとなると……やっぱりピーラーじゃないかなー」
上野「タワシで擦るのもあるよね」
ガヴリール「ふむ……」
上野「じゃあ野菜も切り終えたし後はもう簡単!」
田中「炒めて出汁とか調味料とかぶっこむだけ!」
上野「もちろんアク取りとかはするけどね」
ガヴリール「おぉ!」
田中「これならもっと難しいのでもよかったかも」
上野「次はちょっと難易度上げてみる?」
ガヴリール「んー次来た時考えるわ」
 
30:
ガヴリール「ふむ……テキトーに入れちゃダメなんだよね」
まち子「そりゃね!」
上野「慣れたら感覚で入れても大丈夫だけど」
田中「最初はレシピ通りに作ったほうがいいよ〜」
ガヴリール「やっぱりそうか……仕方ない。やるか」
ガヴリール「……これって表面張力の分はどう扱えば?」
田中「そ、そこまではあんまり気にしなくていいかな」
上野「大体で……」
ガヴリール「やっぱ大体になるのか」
まち子「そうじゃなくて……」
 
32:
田中「沸騰してきたね」
上野「じゃあアクを取って……」
ガヴリール「アクって?」
まち子「この泡っぽいやつね」
ガヴリール「あーこれ取らなきゃいけないやつなんだ」
田中「全部取らなきゃいけないってわけじゃないけど」
上野「でもやっぱりそれなりに取ったほうがいいかな」
ガヴリール「ふむ」
まち子「で、アクを取ったら調味料を加えて……これで落し蓋をするの」
ガヴリール「落し蓋?」
まち子「これを被せるの。煮崩れも防げるし、味が染み込みやすくなるの」
 
34:
田中「あとはしばらく煮込めば完成!」
上野「お疲れ様!」
まち子「いやまだ終わってないから!」
ガヴリール「はー疲れた……」
まち子「だから終わってないから!」
ガヴリール「まああとはウィニングランみたいなものでしょ」
まち子「うーん……」
田中「ところで天真さんって最近まち子とよくいるよね」
上野「あ、それ私も思ってた」
田中「何かあったのかなって」
ガヴリール「……」
 
35:
ガヴリール「あー……えっと……」カァァ
まち子(……ん?これで私がラブレターを渡したことが知られたら)
まち子(私へんな目で見られる!?)
ガヴリール「ほら、委員長だし、もっと仲良くしとこうかと思って」
田中「ふーん」
上野「じゃあ私達とも仲良くしようよー」
ガヴリール「も、もちろんだ」
上野「やったー!」
田中「これからもよろしくねー天真さん!」
まち子(ほっ……)
まち子(でも、ちょっとムカムカする。あぁ……これって嫉妬じゃない……!)
 
37:
田中「そろそろいいかなー」
上野「うんっできてるできてる!」
ガヴリール「おーうまそうっ」
まち子(まさかこの私が二人に嫉妬するなんて……)
田中「まち子ーできたよー」
まち子(これって天真さんのこと……私も本気にしつつあるってことよね……)
上野「できたよー?」
まち子(いやいやいやっ……でもまさか……昨日の今日でこんなっ……!)ドキドキ
まち子(悪い気はしなかったとはいえ……まさかこんなに早く……!)
ガヴリール「いんちょー」
まち子「はいっ!?」
ガヴリール「できたってさ」
まち子「あ、ああっ……わ、わかったわ」
 
38:
田中「私達の声には反応しなかったのに……」
上野「天真さんの声には反応した……」
田中「これって!」
上野「もしかして!」
田中「まち子はー!」
上野「天真さんのことがー!」
まち子「……っ!!冷めるから!ふざけてないでいただきます!!」カァァ
ガヴリール「……」テレテレ
田中(えっ、なにこの)
上野(まさかほんとに)
 
39:
ガヴリール「うん、美味しい」ガツガツガツ
田中「でしょ」
上野「これなら家でもできるね!」
ガヴリール「正直野菜の皮鬱陶しくて作らないかも。生ゴミに虫湧くし触りたくないし」
まち子「いや、あの部屋の時点で虫すごそうだけど……」
田中「ん、まち子って天真さんの家に行ったことあるの?」
ガヴリール「え、ええ。昨日……」
上野「やっぱり二人は!」
まち子「今は食事中だから!」
ガヴリール「……///」パクパク
 
40:
ガヴリール「あー美味かったなぁ……もっと食べたかった」
まち子「3回もおかわりしたのに……!?」
田中「よしっ片付け完了!」
まち子「じゃあ今日はこの辺で解散にしましょうか」
上野「おつかれさまー!」
ガヴリール「おつかれー」
まち子「また明日ね」
ガヴリール「ん、また」
まち子「……」
田中「ねー天真さんを入部させるためにもさ」
上野「ここ、試食部に変えよ?」
まち子「……」
田中「あれ、冗談だけど」
まち子「わ、わかってるわよ!?」
 
41:
まち子宅
まち子「昨日と今日、天真さんのことをいっぱい知ることが出来た」
まち子「天真さん……」
まち子「こんなに短い時間で天真さんのことが頭から離れなくなるなんて……っ」
まち子「これからどうなるのかしら……」
まち子「もしかしたら本当に付き合うことになったりして……」
まち子「いやいやいやっそれは……だって私達同性だし……」
まち子「……でも女の子同士でもいい気もする」
まち子「本当に、お互いのことが好きなら性別なんて関係ないんじゃないかしら……」
まち子「……」
まち子「天真さんがいいのなら……私は……」
 
42:
一週間後
まち子(あれから一週間。私と天真さんは今までにはなかった頻度で接するようになった)
まち子(天真さんとした会話の9割はこの一週間に集中していると思う)
まち子(放課後は天真さんの家に遊びに行ったり、天真さんが私の家に来たこともある)
まち子(休日は二人で街に出かけてゲームセンターやカラオケに行った)
まち子(素行不良なイメージがあったけど……実は優しくて、実は乙女なところもあって)
まち子(なにより一緒にいて楽しいと思える。これほどわかりやすいものはないと思う)
まち子(最初は付き合いそうな流れになって驚いたけど……)
まち子(今はもう付き合ってしまってもいいとさえ思ってる)
まち子(手紙の主には本当に悪いことをしてると思う。横取りだと思う)
まち子(でも……もし正式に付き合うことができるのなら私はこの機会は利用したい)
まち子(その覚悟は……もうできている)
まち子「天真さん。話があるの」
 
43:
ガヴリール「いんちょ。プリントなら全部渡したと思うけど」
まち子「それじゃなくて……ここじゃ話しにくいから場所を変えてもいい?」
ガヴリール「あー……わかった」
まち子「……来て」
ガヴリール「ここじゃあ話しにくいってことは……あれ、だよね」
まち子「……うん」
ガヴリール「……」
まち子(天真さんの答えが聞きたい。でも)
まち子(あのラブレターには私の言葉は書かれていない)
まち子(だから……私の気持ちをちゃんと伝えたい)
 
44:
まち子「ここならいいかしら……」
ガヴリール「えっと、確か今までは仮のお付き合いって感じだったんだよな」
まち子「そうね」
ガヴリール「いやー結構楽しかったから仮だったの忘れてた。もうこのまま付き合っても」
まち子「……その前に伝えておきたいことがあるの」
ガヴリール「ん?」
まち子「先週渡したラブレターのことなんだけどね……あれ、私が書いたものじゃないの」
ガヴリール「えっ」
まち子「あれはある男子が天真さんに宛てて書いたものなの」
まち子「私が代行する形で天真さんに渡しただけで……だからそこに書かれたことは私の想いじゃないの」
ガヴリール「え……じゃあ……なに……?私の勘違いだったってことか……?」
ガヴリール「全部、私が早とちりして勝手にその気になってただけ……だったのか……!?」
ガヴリール「なんだよそれっ……私超恥ずかしいやつじゃんっ……!!」
まち子「……だから、今度はちゃんと私の言葉で伝えるわ」
 
45:
ガヴリール「……!」
まち子「最初は……天真さんの想いを台無しにしたくないと思って合わせてたつもりだった」
まち子「いつかちゃんと本当のことを言おうって。傷つけないように断ろうって……」
まち子「でも……その前に私のほうが変えられちゃった」
まち子「この一週間、今まで知らなかった天真さんのこといっぱい知ることができた」
まち子「時間が経てば経つほど……私の頭のなかから天真さんが離れなくなっていった」
まち子「とっても楽しかったわ」
まち子「まだこの楽しい時間を終わらせたくない……ううん、ずっと続けていたい」
まち子「だから……天真さん」
まち子「私と付き合ってください」
ガヴリール「……っ」
ガヴリール「よろこんで……!」
 
46:
ラフィエル「報!報です!!」
ヴィーネ「どうしたの?」
サターニャ「やけに騒がしいわね」
ラフィエル「ガヴちゃんが委員長さんとお付き合いするそうです!」
ヴィーネ「が、ガヴが……?」
サターニャ「お、お付き合い!?」
ラフィエル「お付き合いです!」
ヴィーネ「ままままっ待って!お付き合いって、買い物に付き合う〜とかじゃなく!?」
ラフィエル「ガチなほうです!」
ヴィーネ「ええええええ!?」
ラフィエル「今お二人の様子が変だったので後をつけたら……告白してました!!」
サターニャ「こうしちゃいられないわ……いくわよ!ヴィネット!」
ヴィーネ「ええ!!案内してラフィ!」
ラフィエル「はい!!」
 
48:
ガヴリール「今日は記念日だな……」
まち子「そうね……」
ドドドドドドッ
ヴィーネ「ガヴリール!!」
サターニャ「委員長!!」
ヴィネサタ「「どういうことか説明してもらうわよ!!」」
ラフィエル「私にも経緯を含め詳しく!」
ガヴリール「……まち子、逃げるぞ」
まち子「そ、そうね!」
ラフィエル「あっ逃げます!」
ヴィネサタ「「待ちなさーい!!」」
……
俺「フッ……これでいい」
俺「俺の想いを犠牲にして美しい百合の花が咲くのなら……俺はそれで構わない」
俺「二人ともどうか幸せに――」
俺「コングラッチュレイション……!天真婦妻……!」
このあと俺は数週間に渡って咽び泣いた
☆完☆
 
49:
面白かった乙
 
50:

不幸になる人は1人もいなかったな
 
5

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