幼馴染「本日私は、フラれました」back

幼馴染「本日私は、フラれました」


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幼馴染「分かっていました…」
幼馴染「ムリめだとー…」ポローン
男「お前、俺のギター勝手に弾くんじゃねーよ」
幼馴染「別に、いいじゃん! どーせ買っただけで満足してろくに手つけてないんだし」
男「…なんなんだよ、お前」
幼馴染「別に、いつもの事でしょお! あたしがあんたん家にいるのなんか!」
男「…最近は無かったろうが」
幼馴染「それは、だって…」
男「あん?」
幼馴染「…じ」
幼馴染「自覚しちゃったからでしょーが」
男「…」
幼馴染「す、好きだって…」プシュゥウ
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2: 以下、
男「自分で言って自分で照れてんなよ」
幼馴染「て、照れてねー!」
男「…」ジト
幼馴染「うっ…」
幼馴染「て、てゆーか、何で男はそんなに普通なんだよっ!」
男「だって…さっきもう告られたし」
幼馴染「…くっ」
男「…」
幼馴染「…」
男「フったし」
幼馴染「言うなあー!!(泣)」
3: 以下、
幼馴染「ちょ、ちょっと信じられないわ…っ! なんというデリカシーの無さっ!」
幼馴染「いや元々デリカシーの無い奴だとは知ってたよ!? 知っていたけど再確認ッ!」
男「うるせー! そもそもフラれといて家まで上がり込んで来る奴が言えた事か!」
幼馴染「な、何をーっ!?」
ガチャ
J( 'ー`)し「男、アンタ今日の晩御飯…あら、幼馴染ちゃん来てたのねぇ!」
幼馴染「あ、お邪魔してますー」
J( 'ー`)し「そうだ、幼馴染ちゃんも晩御飯食べてくかい? 今日はせっかくだし、ねぇ! ご馳走作るわよ?」
幼馴染「あ、ありがとうございます。でも、いいんです! 今日はちょっと寄っただけなんで!」
J( 'ー`)し「あら、そう? 遠慮しなくていいんだよ? 幼馴染ちゃん、いつも美味しそうに食べてくれるから、カーチャン嬉しくってねぇ」
幼馴染「あ、あはは…」
男「カーチャン、用は?」
J( 'ー`)し「ん? ああ、幼馴染みちゃん居るなら後にするよ。それじゃね」
バタン…
幼馴染「…」
男「…」
4: 以下、
幼馴染「おばさん、久しぶりに見たけど、元気そうで良かった」
男「そんなに久々じゃねぇだろ」
幼馴染「うん…でも、それが一番だよ」
男「…」
男「そうかもな」
幼馴染「あ、なになに? 急に素直ー!」
男「うるせー」
幼馴染「あはは…」
男「だから、お前さ…」
幼馴染「…うん、そだね」
5: 以下、
幼馴染「っていうか、早く電話しなよ」
男「は?」
幼馴染「告白、するんでしょ? 女さんに」
男「ばっ、おまっ、違うっつってんだろ!」
幼馴染「男と女さんはね、動物占いの本見ても相性いいんだよ?」
男「…あっそ!」
幼馴染「風水の観点から言ってもなかなかのもんだし」
男「…お前ね」
幼馴染「陰陽道に精通した私から見ても…」
男「信心深すぎだろお前!」
8: 以下、
男「…ったく、相変わらずそーいうワケわからんもん好きだな、お前」
幼馴染「まあね。星占いなんかは基本中の基本過ぎてあんまり見ないくらいだわ」
幼馴染「ちなみに今日の恋愛運1位はなに座か知ってる?」
男「知るか!」
幼馴染「…そうかね、まあ知らずともよろしい」
男「なんなんだ、お前はよ」
幼馴染「それより…約束は約束、でしょ?」
男「約束って、あれはお前が勝手に!」
幼馴染「勝手だろうと何だろうと、既に決まったことなのだよワトソン君!」
男「…はあ」
9: 以下、
幼馴染「…」
男「…」
幼馴染「…男」
男「――…分かったよ」
男「お前の、頼みだ」
幼馴染「………ありがと」ニコ…
男「…はあ」
男「ええい、なるようになれ!」ピポパポ
prrrrrrrrrr…
幼馴染「…」
幼馴染(あたしって、ほーんと、性格悪い)
幼馴染(…見ててよね?)
10: 以下、
男「…っ」ドキドキ
幼馴染(…あーあ。緊張しちゃって、可愛いなあ)
男「…アっ!? も、もしもし…」
幼馴染(声裏返ってるし。さっきまでの余裕はどこいったんだか)
男「い、いや…はは…。だ、大丈夫だったか、急に電話して」
幼馴染(ちょっとは、私といる時も緊張して欲しかったな)
男「いや、用があるってわけじゃないんだけど、や、用はあるんだ…はは」
男「そーだよな、どっちだよってな」
幼馴染(慣れない服着てみたんだけどなあ、今日は。…ま、いっか。そんなの)
男「…いや、さ。あの…俺」
男「………俺」
幼馴染み(…大丈夫、大丈夫。きっと大丈夫)
男「…俺………」
幼馴染み(みずがめ座は、恋愛運、一位だったから、ね)
幼馴染み(大丈夫)
男「俺、女さんが好きだ」
11: 以下、
――朝
『本日の星座占い! 恋愛運第一位は――』
『みずがめ座のアナタ!! おめでとーございます!』
『今日はアナタが意中の人からとても魅力的に見える日っ! 告白するなら、今日かも!?』
『特に、バレンタイン翌日の今日、生まれたあなたの恋愛運は、ミラクル最高!』
『誕生日の勢いに任せて、トライしてみてはどうでしょう!? まだ急げば間に合うかもしれませんよ?!?』
幼馴染「…おぉ」
幼馴染「そっかそっか…」
ガラ…
父「お? なんだ、今日は早起きだなぁ。学校行くの?」
幼馴染「…どこの世界に、休日に私服着て学校行く高校生がいるの」
父「え? 私服…あ、そっか」
父「珍しいなあ、スカート履いてるなんて」
幼馴染「う、うるさいなあ」
父「でも、似合ってるじゃない」
幼馴染「………」
幼馴染「ありがと」ボソ
12: 以下、
幼馴染「じゃ、あたし行ってくるから」
父「んー。帰り、遅いのか?」
幼馴染「…あー」
幼馴染「夕飯までには帰るよ」
父「そうなのか? 外食してくるなら、それでもいいけど。小遣いやろうか? それに、今日って…」
幼馴染「い、いいよ! もう。毎月ので足りてるしっ!」
父「あー、そう」
幼馴染「…じゃあ」
父「ん。行ってらっしゃい」
幼馴染「ん」
バタン…
父「………」
父「そっかそっか。ふふ」
父「…どんどん、似てくるなあ」
13: 以下、
ピンポーン
『はーい』
幼馴染「あっ、おはよーございまーす!」
『あら、幼馴染ちゃん! お休みの日まで来てくれてありがとねぇ!』
『ほーら、幼馴染ちゃん来てるよ! あんた毎日毎日女の子を待たせるんじゃないよ!』
『えー…もうそんな時間?』
『あんたっ、まーだそんな格好して! 早く着替えてきなっ!』パシーンッ
『いてぇっ!』
幼馴染「あ、あはは…」
『ごめんねぇ、もうちょっと待っててねぇ』
幼馴染「あ、はーい」
14: 以下、
幼馴染「毎日毎日、か」
幼馴染「…」
――――――
――――
――
女「二人ともおはよ!」
幼馴染「あ、おはよー!」
男「…はよ」
女「毎日毎日、二人仲良し登校だねー?」
男「な、仲良しじゃねぇ!」
幼馴染「そーだよ。これは、もはや長年の習慣であって、惰性の賜物なわけ。勘違いなさらぬよーに」
男「全くだ! いい迷惑だっつの!」
幼馴染「あー? 迷惑はこっちの方だっての!」
女「くすっ、仲良いねー」
男・幼馴染「断じて良くねー!!」
15: 以下、
男「じゃ、俺クラスこっちだから」
女「じゃあねー」
幼馴染「じゃーね」
男「あー」ヒラヒラ
幼馴染「…たく。なんなわけ″あー″って。あれ挨拶のつもり?」
女「男くん相変わらずの無気力ー」クスクス
幼馴染「ほんっと。低血圧もいいトコだわ」
女「でも、いいよねぇ! 家がお隣同士の幼馴染みなんて! 漫画みたい!」
幼馴染「んな、良いもんじゃないから。毎日あいつ起こさなきゃだし。親同士でプライベートは筒抜けだし」
女「窓から行き来したり、一緒にゴハン食べたり! 一緒にお風呂も入っちゃったりして…/////」
女「あぁっ…広がるラビリンス!」キラキラ
幼馴染「あの、もしもし? 女ちゃーん。ラビリンスは迷宮だけど。どっか迷い込んじゃったのー?」
17: 以下、
女「もちろん、お互いの血液型から好物から、誕生日までデータは揃ってるのでしょうなあ」
幼馴染「あ、あのねぇ…」
幼馴染「ま、生まれた病院も同じで、日付も近いんだけどさ」
女「えっ、そうなの!?」
幼馴染「そうそう。そんであのモノグサがさあ、毎年…」
女「あの、さ!」
幼馴染「へ?」
女「…ずっと、ちゃんと聞こうと思ってたんだけど、さ」
幼馴染「どした?」
女「幼馴染ちゃん…男くんの事、好きだったりする?」
幼馴染「ぇうっ?」
18: 以下、
幼馴染「なっ、ばっ…! ナイナイ!! そーんなわけないよー!!」
幼馴染「なぜあたしが、あんな不健康で理屈っぽくて低血圧な甲斐性無しなんぞのことを、好きにならなきゃいかんのか!」ウキィー!
女「そ、そこまで言う?」
幼馴染「もっとさ、こう、爽やかで活発で人気者で、サッカーとかやってるよーなタイプの男子がいいワケよ、あたしゃー」
女「………そ、か」
女「そーなんだ」ホッ
幼馴染「およよ? ホッて何よホッて。まさか、女ちゃん。おぬしもしや…」
女「うん」
女「私…男くんの事………」
幼馴染「――え?」
19: 以下、
幼馴染「…マジで? デジマ? マジデジマ?」
女「…マジっす」
幼馴染「………はぇー」
幼馴染「そうかね、そうかね…」
幼馴染(………)
女「つ、つきましては、来月にはバレンタインデーなるイベントがあるわけでして。ささやかながら、チョコなんて作ってみよーかなー、なんて…」
幼馴染「は、ははー! あのリア充イベントに、女ちゃんも参戦でござるか!?」
女「ふ…ふふ。苦しゅうない…」
女「なーんて、ね」
女「告白する勇気なんか、ないんだけど、ね」
幼馴染「………そーなの?」
女「うん」
女「まあ、やっぱしさ。好きな人がいるなら、作っとくもんかなーって思ったわけでして」
幼馴染「…あ」
幼馴染「あはは…」
20: 以下、
幼馴染「そっかそっか」
幼馴染(………)
幼馴染「男ってさ」
女「うん?」
幼馴染「甘いの苦手だから、ビターチョコがいいと思うよ」
女「そ、そうなんだ!?」
女「知らなかったー。危うく嫌いなものを恩着せがましく押しつけるとこだった!」
女「ありがと、幼馴染ちゃん!」
幼馴染「…へへ」
幼馴染「どーいたしまして!」
――
――――
――――――
21: 以下、
幼馴染「どーいたしまして!」ニコ
幼馴染「…」
幼馴染「じゃ、ねーよ。あたしよ」
幼馴染「ハア…」
幼馴染「…」
幼馴染「甘いもの苦手だから、ビターチョコがいいと思うよ」ドヤ
幼馴染「…」
幼馴染(最っ悪)
幼馴染(あたしって、こんなに性格悪かったっけなァ)
22: 以下、
幼馴染(まぁ、男の隣っていう定位置に甘んじてたツケが回ってきたってことよね)
幼馴染(あちらさんが両思いって分かって初めて慌ててみたりして)
幼馴染(結局バレンタインにくっつかなかった二人に、内心安心しつつ)
幼馴染(今さら遊園地なんかに誘ってみてるあたしって)
幼馴染(ピエロもいいとこ。救いようねー…)
幼馴染(………)
幼馴染「居なくなるかもって分かってみて初めて」
幼馴染「気持ちに気づきました…ってのは」
幼馴染「ありがち過ぎて、ダメ…ですかねー…」
幼馴染「………ハア」
幼馴染「死にたい」
男「お前、なんちゅー独り言こぼしてんだ」
幼馴染「ウワチャーッ!?」
26: 以下、
男「うっせぇ。何それ、ヌンチャクの達人のマネかなんか?」
幼馴染「と、トイレはもう済んだのかね!?」
男「済んでなきゃ帰ってこねぇだろ」
幼馴染「そ、そうかねそうかね。では、次は何のアトラクションにしたものか…」
幼馴染(ど、どどどどっから聞いてたんだ一体。いや、待て聞かれていたとしてもそれぞれのピースだけでは私の本心には気づかれないハズ)
男「おい、実はお前に渡すものがあって…」
幼馴染(大丈夫だ、問題ない、このカバチタレのスカタン野郎にはまさか女ちゃんとのやり取りまで想像できるはずもない)
男「…おい、ちょっと」チョイチョイ
幼馴染(いや、しかし昔から変な所で勘の鋭さを発揮するからなーコイツ、つーかなんで袖引っ張ってくんださっきから、今あたしは自分を安定させるための理論を展開するのに超絶忙しいというのに)
男「おいってば!」グイ
幼馴染「あんだコラ!?」ア?
男「ホレ。誕生日プレゼント」ヒョイ
幼馴染「」
幼馴染「………」
幼馴染「ちゃ、ちゃんと手洗った?////」
男「洗ったに決まってんだろぶっ殺すぞ」
27: 以下、
男「なんなんだよお前よ、それが贈り物してくれた相手に対する態度か!?」
幼馴染「め、面目ない」
男「…けっ。ま、せいぜい感謝するんだな」フフン
男「その分、俺の誕生日プレゼントには、それなりに良質なものを要求する権利が俺にはあるという事だ」
幼馴染「な…なんで、今日なのよ」
男「あんだよ。別に、毎年のことだろ」
幼馴染「…そーだけど」
幼馴染「あ…」ガサ…
幼馴染(これ、お気に入りだった星形のネックレスに、そっくり)
幼馴染(中学の時無くして…ずいぶん探したっけ。そういえば、男にも手伝わせたなぁ…)
幼馴染(だってあれは。…大切な物だったから)
幼馴染(…覚えてて、くれたんだ)
28: 以下、
男「おい、聞いてんのかよ」
幼馴染「…」
男「…ハア。ったく今日のお前はなんだってんだよ?」
男「自分から誘っといて、妙に無口だしよお、かと思えば急にテンションぶち上がったりするし」
男「情緒不安定ですかー? 思春期特有のヤツですかー?」
幼馴染「…」ガソコソ
男「もしもしー? もしもー…」
幼馴染「ほっ」ヒョイ
男「もがっ!?」
幼馴染「さんきゅー、ね。それ、お礼」
男「もが、もがもが!?」
幼馴染「そんな変なモン放りこんだわけじゃないっての」
幼馴染「チョコよ。チョコ」
29: 以下、
男「…!」
男「もがもがが…(そーいえば)」
幼馴染「そ。バレンタイン、だったでしょ」
男「…」モグモグ
幼馴染「美味しい?」
男「…あんな食い方して、ロクに味わえるかよ」ゴクン
男「食い物ってのはだな、きちんと席について飲み物を用意したりして、そうして初めて口にするもんだ。食というのは、その時間そのものが豊かな…」
幼馴染「…」ヒョイ
男「もがっ!?」
30: 以下、
男「…」モグモグ
幼馴染(そんなしかめっ面でひとの手作りチョコ食べるなっつの)
男「…」モグモグ
幼馴染(…ああ)
幼馴染(なんだろうなぁ、この居心地の良さ)
幼馴染(あたし、やっぱり)
幼馴染(好きなんだな。コイツのこと)
男「…」ゴクン
男「お前、今までチョコなんか作ってきたことなかったろーが」
幼馴染「そりゃ、あんたが甘いもの嫌いって知ってるからね」
幼馴染「でも…今年は、駄目なんだよ。チョコじゃなきゃ」
男「は?」
幼馴染「………」
男「なんでだよ。バレンタインよりも、いつもはよ…」
幼馴染「ねえ、男」
男「あ?」
幼馴染「女さん」
幼馴染「あんたの事好きだって」
31: 以下、
男「ヌ?」
幼馴染「…」
男「…今なんつった?」
幼馴染「だからー」
幼馴染「女さんがあんたの事が好きなんだとー!」
男「○※▲♂Å!?」ドンガラガシャコーン!
幼馴染「………」
幼馴染「…分かりやすい奴」
32: 以下、
男「おま…何が目的だ!」
幼馴染「さーねぇ」
男「そもそも急に二人で遊園地に行こうなんて、ヘンだと思ったんだよ!」
幼馴染「悪かったな、ヘンで」
男「ちょっと前からそっけなくなったと思ったら、今度は大事な話があるとかなんとか言いやがってよ!」
幼馴染「大事な話じゃん?」
男「そっ…ソレのどこが大事な話だ」
幼馴染「あんたにとっちゃ死活問題でしょうよ」
男「お前っ、勝手に俺があいつの事好きだって勘違いしてるけどな、俺はぜんぜn
幼馴染「ところでここに女さんの寝顔を激写した画像があります」
男「」ガタッ
幼馴染「バルス!(目潰しフラッシュ)」ピカーッ
男「ぬわーっ!? 目がーっ!?」
33: 以下、
男「て、てめー…覚えとけよ」
幼馴染「なっはっはっ。チョロい。チョロすぎるわ」
男「俺をからかって楽しいかよ!?」
幼馴染「そりゃあ楽しいよ。だって私、あんたのこと好きだもん」
男「全くいい性格してやがるぜ。人をおちょくるのも大概に………え?」
幼馴染「…」
男「…は?」
34: 以下、
幼馴染「いつも、私がちょっかい出した時の反応が可愛くて好き」
男「ぇあ?」
幼馴染「一緒にふざけあってくれるのが楽しくて好き」
男「ちょっ、えっ?」
幼馴染「私の考えてること先回りして、優しくしてくれるのが好き」
男「お、おい…」
幼馴染「おかーさんが死んじゃった時も、隣に居てくれたよね」
男「…待てよ」
幼馴染「ぎゅってして、頭ぽんぽんしてくれてたよね。ありゃ惚れてまうわ。誰だって」
男「待てってば」
幼馴染「他にも、私が小学生の時に教室でおしっこ漏らした時、黙ってバケツに水汲んできてぶっかけてくれたよね」
男「おい!」
幼馴染「わざわざ自分が悪者になって、バレないようにしてくれた。一見最低の行いのようで、垣間見える優しさ、そこにシビれるあこがれる――」
男「おいってば!!」ガシッ
幼馴染「…何さ」
男「………本気で言ってんのかよ」
幼馴染「…」
幼馴染「本気だよ…」
35: 以下、
幼馴染(そして、今日だって)
幼馴染(お母さんがくれたネックレス、無くして本気で落ち込んでたこと)
幼馴染(覚えてて、似たヤツ買っておいてくれた)
男「だって、お前…」
男「お前っ…」
幼馴染「…証明して、みせようか?」
男「なに――」
幼馴染「」グイッ
チュ
男「」
幼馴染「………」
男「…」
幼馴染「/////////////」
36: 以下、
男「………お前」
幼馴染「…こ、この顔見ても」
幼馴染「まだ、分かんないか、この、馬鹿!」
男「…」
男「そう、か」
幼馴染(…だ、駄目だ)
幼馴染(男の顔…ろくに、見れやないや。や、やるんじゃなかった、かも)
男「………なあ」
男「ありがとな」
幼馴染「っ!?」
男「あんだよ、その反応」
幼馴染「い、いや…だだだって、あんたが、ありがとうだなんて」
男「い、良いだろ、別に」
幼馴染「い、いいいい良いけど、さ」
男「…」
幼馴染み「…」
37: 以下、
男「しかし…告白するのにあの語りクチはないだろ」
幼馴染「ッ!! う、うっさいな!」
幼馴染「無理だったんだもん! 改まって言うのなんて」
男「そ、そりゃ、そうかもしんないけどよ」
幼馴染「あ、あんな感じで言っちゃうしかなかったんだもんっ!」
男「なんで怒ってんだよ」
幼馴染「 怒 っ て な い っ !!」
男「」キーン…
38: 以下、
男「…」
幼馴染「…あんたと私。何年一緒にいる?」
男「え? あーっと…幼稚園入る前からだから…十…何年だ?」
幼馴染「それ。無くなっちゃうかもしれないって」
幼馴染「そう思って…死ぬほど勇気振り絞って…」
幼馴染「そしたら、あんなんしか、やりよう無かったんだもん…」
男「…無くならないだろ。今までの事は」
幼馴染「…でもさ。今までみたいに居れるかな。私たち」
幼馴染「壊した私が言うのも何だけど、さ」
男「俺は…」
幼馴染「うん」
男「俺は、さ」
幼馴染「…うん」
男「好きな人がいるんだ」
39: 以下、
男「だから」
男「ごめん」
40: 以下、
幼馴染「あ、あはは…」
幼馴染「やっぱ、だよね」
幼馴染「分かってた、分かってたよ」
幼馴染「分かってたのになぁ」
幼馴染「??…何で言っちゃんたんだろうなあ」
幼馴染「ガラにもなく、チョコなんか作ってさあ」
男「お前…」
幼馴染み「あ、やだなあ。同情とかしないでよ!」
男「…分かった」
幼馴染み「…あはは」
41: 以下、
男「…なあ」
幼馴染み「な、何?」
男「無理、しなくていいんじゃねぇか」
幼馴染み「え?」
男「お前、そうやっていつも、辛いときは笑って誤魔化すだろ」
幼馴染み「…」
男「それ、悪い癖だよ」
幼馴染み「…」
男「泣きたいときは、泣いてもいいじゃねぇか」
幼馴染み「…バカ」
男「な、なんだよ」
幼馴染「あんたが」
幼馴染「あんたがそうだから…」
男「…」
幼馴染「………」
幼馴染「好きになっちゃったんだから、泣けないよ」
幼馴染「格好、つけたいんだよ。私だって」
男「そう言う、もんか」
男「…うん、そうだよな」
幼馴染み「…」
男「悪い」
幼馴染(――ああ)
幼馴染(やっぱり駄目だ)
幼馴染(今、その痛みを想像したあんたの、胸の内に想い描いたのは)
幼馴染(私じゃ、ないから)
42: 以下、
幼馴染「………」
男「…」
男「お前みたいな良いヤツに好きになってもらえて」
男「俺は幸せモンだ」
幼馴染「…!」
幼馴染(良いヤツ? …あたしが?)
幼馴染「………馬鹿だな」
男「え…?」
幼馴染「良いヤツなんかじゃない、あたしは」
幼馴染「だから、涙も出ない」
男「…」
幼馴染「正々堂々と勝負してれば」
幼馴染「ちょっとは自分に酔って泣けたのかもしれないよね」
男「何…」
幼馴染「ね、男!」
男「?」
幼馴染「女さんに、告白して!」
男「」
男「はあー??」
43: 以下、
幼馴染「そういうのは、オトコからビシッと決めるもんでしょっ!」
男「なんで、お前がそんなこと…」
幼馴染「…フラれたから、だよ」
男「…」
幼馴染「好きって分かってるなら…伝えなきゃ」
幼馴染「ほら、善は急げ!」
男「いやいや馬鹿馬鹿! こんなとこで!」
幼馴染「こんなとこ? じゃあどんなとこなら良いの?」
幼馴染「男んち? あ、それならレッツらGOだよ! GOGO!」
男「いや、そういうわけじゃ、おい、ちょっと押すなって…」
幼馴染(…これで、良いんだよ)
幼馴染(分かりきってたこと)
幼馴染(男の告白、側で聴いていられるかな)
幼馴染(途中で自分の部屋に逃げちゃうかもな)
幼馴染(情けなくて、どうしようなくて…もう何がしたいんだか、自分でも分からなくなるけど)
幼馴染(それでも、少しでも。少しだけでも)
幼馴染("良いヤツ"に、あたしもなりたいと、思うから)
45: 以下、
幼馴染(一人になったら泣くかもなあ)
幼馴染(泣いて泣いて、泣き晴らすだろうなあ)
幼馴染(あなたのこと…ちゃんと忘れて)
幼馴染(進まなきゃ、なんだから)
幼馴染「そういやさ!」
男「あんだよ」
幼馴染「あたし、何座か知ってる?」
男「あん? みずがめ座じゃねーの?」
幼馴染「バーカ。お前と一緒にすんな」
男「何ィ!」
幼馴染「来週誕生日の生まれは、魚座なの!」
男「あーそうかい!」
46: 以下、
幼馴染(――大丈夫)
幼馴染(大丈夫だよ、男)
幼馴染(今日は、あんたの恋愛運、ミラクル最高だから、さ)
幼馴染「言い忘れてたけどさ!」
幼馴染「誕生日おめでと、男っ!」
幼馴染(自分のとごっちゃにして、毎年一週間早くプレゼントをよこすモノグサだけど)
幼馴染(あんたみたいな良いヤツに、あたしもなれたらって)
幼馴染(…ずっと、思ってた)
幼馴染(ずっとずっと、あなたのことが、好きでした)
幼馴染「本日私は、フラれました」
47: 以下、
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56: 以下、

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