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ルビィ「ずっと」花丸「友だちだよ」


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――木曜日 一年生教室
善子「ヨハネと同じく堕天して悪魔になった同志バルバトスと共に」
善子「永き眠りから覚めた大天使ハシュマルと対峙することになるの」
クラスメイトA「そ、そうなんだ……」タジタジ
善子「戦う直前、ヨハネはバルバトスにこう助言したのよ……」
善子「『余計な鎖を全て外して真の力を開放しなさい』とね」
クラスメイトB「ゴクリッ」
クラスメイトC「それでそれで!?」
善子「普段は冷静なバルバトスの目が真っ赤になり、『天使を駆る者』として覚醒を……!」
花丸「ほらほら善子ちゃん。また堕天使が暴走してるずら……よっ!」スパーン!
善子「あたっ!!」
クラスメイトB「あ、ハシュマルちゃん」
花丸「花丸ずらよ」
3:
クラスメイトA「あ、ありがとう。花丸ちゃん」
花丸「いえいえ」
善子「あいたたた……ちょっと!少しは手加減しなさいよずら丸っ!」ヒリヒリ
花丸「善子ちゃんがお願いしたんだよ?堕天使が暴走しだしたらこのハリセンで止めてって」
善子「それはそうだけど……」
花丸「って、ちゃんと『フォーリンエンジェル・デストロイヤー』って名前があるんだから、ちゃんと呼びなさいよっ!」
花丸「はいはい」
ガラガラ
ルビィ「プリント、もらってきt……」
クラスメイトC「それにしても、本当に仲が良いよね?。善子ちゃんと花丸ちゃんって」
クラスメイトB「善子ちゃんが『堕天使』なら、花丸ちゃんは『天使』って感じがするし!」
花丸「そ、そうかなぁ?///」テレテレ
善子「ま、まあ、ずら丸といると楽しいのは、否定しないわ///」
クラスメイトC「やってることはまんま夫婦漫才だけどね」アハハハ
ルビィ「……………………」ズキッ
4:
花丸「あっ、ルビィちゃんおかえり?。先生からプリントもらってきたずら?」
ルビィ「う、うん。ホームルームの時に配るように言われたよ」
花丸「そうだ、聞いてよルビィちゃん。善子ちゃんがさ、また……」
ルビィ「……ごめん!トイレ行くの忘れてたから、あとで聞かせて!」
タッタッタッ
クラスメイトA「ルビィちゃん行っちゃった……」
クラスメイトB「あんなに慌てて、そんなに我慢してたのかな?」
花丸「ルビィちゃん……?」
6:
――放課後 部室(ミーティング中)
ダイヤ「という訳で、次の新曲は久々に『ダブルセンター』で行きたいと考えておりますわ」
千歌「夏に作った『想いよひとつになれ』の評価が高かったから、それに続く曲を作ってみないかって話してたんだ」
梨子「選出方法はまだ決めていないけど、みんなはどうかな?」
果南「いいと思うよ。そろそろセンターをやってみたいなぁ?って思っていたんだよね」
鞠莉「わたしも果南と同じで?す!スクールアイドルなら誰もが一度は憧れるものよねっ!」
花丸「まるも、そろそろ自分の実力を確かめてみたいって思ってたところずらっ」
ルビィ「ル、ルビィは……」
善子「幾多の経験を積んだヨハネが遂にセンターに堕天する時ねっ!」ギラン
花丸「もう善子ちゃん?そこは堕天しちゃだめずら……よっ!」スパーン!
善子「あいたっ!」
11:
千歌「おおっ、今日も花丸ちゃんのハリセンが炸裂したね!」
鞠莉「わおっ!これが『ジャパニーズ・ツッコミ』ってやつね!いい音してるわっ!」
善子「『鬼に金棒』もとい『ずら丸にフォーリンエンジェル・デストロイヤー』よー!」ムキー!
花丸「その名前、いくらなんでも長過ぎて呼びにくいずらよ?」クスクス
ルビィ「……………………」ズキズキ
花丸「ねえ、ルビィちゃんもそう思うよね?」
ルビィ「…………えっ?あっうん、そうだね……」
花丸(ルビィちゃん。どうしたんだろう。なんか様子が……)
千歌「梨子ちゃんはどうするの?前回は曜ちゃんに譲る形になったけど」
梨子「そうね。せっかくならやっぱりセンターに立って踊ってみたいな」
千歌「梨子ちゃんがセンターやるなら、わたしもまたセンターやりたいっ!」
曜「ちょ、千歌ちゃん!?わたしたちは連続になっちゃうから控えたほうが……」アセアセ
ルビィ「……あっ、あの!」
千歌「ルビィちゃん?」
12:
ルビィ「ル、ルビィは……花丸ちゃんと善子ちゃんがいいと思います!」
花丸「えっ、ルビィちゃん!?」
ダイヤ「ルビィ、あなたはそれでいいんですの?」
ルビィ「いいも何も、二人ともルビィより歌は上手だし、花丸ちゃんも最近ステップ上達してるし……」
花丸「そ、そんな、ルビィちゃんだって上手になって……」
ルビィ「それに!二人はその、幼なじみだから!あの時の千歌ちゃんと曜ちゃんみたいに息ぴったり合うと思うの!」
善子「……ルビィ」
花丸「ルビィちゃん……」
ダイヤ「えっと……みなさんはどうですか?ルビィがこう仰ってますが」
千歌「うーん、ルビィちゃんがそこまで言うなら……」
果南「ちゃんとした理由もあるし、わたしも特に異論はないけど……」
ダイヤ「……分かりましたわ。センターを決めるのはひとまず保留にしましょう」
花丸「……………………」
13:
――放課後 部室(ミーティング終了後)
ルビィ「お姉ちゃん、一緒に帰ろ?」
ダイヤ「ルビィごめんなさい。これから生徒会室に戻って、残りの仕事を片付けないといけないの」
ルビィ「そう……なんだ。お仕事忙しいんだね」
鞠莉「ルビィ。ダイヤはこう言ってるけどねぇ」
鞠莉『引き継ぎの書類が多すぎて処理しきれませんですわ?!』
鞠莉「って言って、わたしに思いっきり泣きついてきたんだからね?」
ダイヤ「い、いちいちマネしないでくださいっ!///」
ルビィ「…………」ポカーン
ダイヤ「……はっ!ごほんっ……とにかく、花丸さんたちと先に帰って欲しいの。ちょっと長引きそうだから」
ルビィ「う……うん。分かった」
果南「ほらほら、出来るだけたくさん片付けるよ!わたしも手伝うからさっ」
鞠莉「さぁさぁ!生徒会室へレッツゴー!」
ダイヤ「ちょっ、ちょっと!そんなに押さないでください、二人ともっ!」
ポツーン
ルビィ「……行っちゃった」
14:
――学校玄関
テクテク
千歌「あっ、ルビィちゃーん!」
花丸「ルビィちゃん、一緒に帰ろ?」
善子「早くしないと置いていっちゃうわよー?」
ルビィ「…………っ!」ビクッ
ルビィ「ご、ごめん!ルビィ、お姉ちゃんと帰るから、みんなは先に帰って」
花丸「え?……でも……」
ルビィ「大丈夫だよ。お姉ちゃんたちすぐお仕事終わらせるって言ってたし。それまで待ってるから」
花丸「うん……分かったずら……」
善子「それじゃあルビィ、また明日ね?」
ルビィ「うん。また明日……」
15:
――バス車内
曜「……ねぇ、なんかルビィちゃんの様子おかしくなかった?」
千歌「うーん、確かにいつもより口数が少なかった気がするけど……」
梨子「なんか……花丸ちゃんたちとわざと距離を取ってた感じがしたわね」
花丸「……梨子ちゃんたちにもそう見えたずらか?」
善子「この頃ルビィの様子が変なのよ。昼食の時とかほとんど無口だったし」
善子「帰る時も『用事があるから』って言って、わたしたちよりも遅れて帰るようになったのよ」
花丸「ルビィちゃん、一体何があったんだろう……」シュン
梨子「そんなに落ち込まないで花丸ちゃん。きっと何か訳があるのよ」
曜「ひょっとするとルビィちゃん……」
梨子「曜ちゃん?」
曜「ん?いやっ、なんでもないよ」
千歌「とにかく、しばらくしたらダイヤさんにもLINEで相談してみるよ。」
花丸「よろしくお願いします。千歌ちゃん」ペコリ
16:
――夕方 通学路(ルビィ下校中)
トボトボ
ルビィ(はぁ……何やってるんだろう)
ルビィ(お姉ちゃん、遅くなるのは分かってたのに……待っているなんて嘘ついて)
ルビィ(そう言えば、今週に入ってからずっと一人で帰ってるなあ……)
ルビィ(最初は心細かったけど、今は少しだけこの下校時間が心地良く感じる)
ルビィ(内浦の海はいつ見てもきれいで、眺めながら歩くだけでも気分が晴れるし……)
ルビィ(でも、どんよりくもり空。まるでルビィの心の中みたい)
ルビィ「…………花丸ちゃん」ボソッ
17:
――夜 黒澤家・ルビィの部屋
トントン
ルビィ「はい」
ダイヤ「ルビィ、ちょっとよろしいですか?」
ルビィ「お姉ちゃん?いいよ」
ガラッ
ダイヤ「失礼します。先ほど千歌さんから連絡がありましてね……」
ダイヤ「近頃、花丸さんたちと何かありましたの?」
ルビィ「…………っ!」ビクッ
ダイヤ「今日も『先にみなさんと帰りなさい』と言ったのに、一人で帰ったみたいですし」
ダイヤ「何より、ミーティングの時も花丸さんたちを強く推薦していましたし。自分を差し置いて……」
ルビィ「な、何でもないよ?本当に大丈夫だから」
ダイヤ「ルビィ?あなたが今無理しているのはひと目で分かりますわ」
ルビィ「おねえ……ちゃん……」
ダイヤ「正直に話してごらんなさい。ちゃんと聞いてあげるから、ね?」
19:
ルビィ「……ありがとう、お姉ちゃん」
ルビィ「でも、本当に大丈夫だからっ!」
ダイヤ「ルビィ……」
ルビィ「ル、ルビィ、これから宿題するから!そろそろ一人にして欲しいの、ごめんね!」
ダイヤ「ちょ、ちょっとお待ちなさいルビィ!」
ピシャ
ダイヤ「……………………」
ダイヤ(ルビィ、明らかに本心を隠そうとしていましたわね……)
ダイヤ(とにかく、千歌さんにLINEで現状を報告して……)
ダイヤ(それから、あの方にも連絡を……LINEは使えないから電話で)
プルルルル プルルルル ガチャ
ダイヤ「夜分遅く申し訳ありません。わたくし、黒澤ダイヤと申しますが……」
20:
――夜 ルビィの部屋(ベッドの中)
ザアアアアアアアアア
ルビィ「……また雨が降り始めてきた」
ルビィ「……………………」
ルビィ(今日も楽しそうだったなぁ……花丸ちゃん)
ルビィ(クラスのみんなも言ってたっけ。善子ちゃんが堕天使なら、花丸ちゃんは天使だって)
ルビィ(花丸ちゃん、嬉しそうだった)
ルビィ(今まで当たり前のように見てきた光景なのに)
ルビィ(『アレ』を見てから、心がモヤモヤするようになっちゃった……)
ルビィ(明日もきっと善子ちゃんと仲良くおしゃべりするんだよね?)
ルビィ(当たり前だよね。だってルビィよりも先に仲良くなった幼なじみなんだもん……)
ルビィ(…………あれ?)ジワッ
ルビィ(なんで、また涙が出てくるんだろう……早く寝ないといけないのに……)ポロッ
ルビィ「うっ……ぅううっ……ひっく」ポロポロ
ルビィ「花丸ちゃあぁん……」ポロポロ
21:
――金曜日 朝 通学路
ルビィ(昨日もあまり眠れなかったなぁ……)
ルビィ(お姉ちゃん朝から心配してくれてたけど、今日も生徒会のお仕事を片付けるために早く学校に行ったし)
ルビィ(やっぱり、お姉ちゃんに迷惑はかけられない……)
ルビィ(自分でなんとかしないと。でも、どうやって……?)
22:
花丸「おはよう、ルビィちゃん」
ルビィ「あっ、花丸ちゃん。おはよう」
花丸「昨日は……その、元気がなかったみたいだけど、大丈夫ずら?」
ルビィ「う、うん。しっかり熟睡したから今日は元気だよ」
花丸「……本当に?」
ルビィ「ほんとほんと。心配かけちゃったみたいでごめんね」
花丸「ううん。それなら良いんだけど」
ルビィ「うん……」
花丸(ルビィちゃん、一体どうしちゃったの……?)
花丸(そんなバレバレなウソまでついて。顔色悪いよ……)
善子「ずら丸、ルビィ。おはよう」
花丸「あっ、おはよう善子ちゃん」
ルビィ「お、おはよう……善子ちゃん……」ビクッ
曜「おはヨーソロー!なんだルビィちゃん、元気ないね??」
ルビィ「そんなこと、ないよ?おはよう、曜ちゃん」
曜(ルビィちゃん、やっぱり……)
23:
――一年生教室
ガラガラ
花丸・善子「おはよう(ずら)」
ルビィ「おはy……」
クラスメイトB「おはよう花丸ちゃん、善子ちゃん!ねえねえ、これ見て!」スマホ見せる
花丸「ずら?」
善子「何よそれ?」
クラスメイトC「これはね、全国のスクールアイドルの情報を扱っているサイトなんだけどさ……ほらここ!」
クラスメイトC「じゃじゃん?!花丸ちゃんと善子ちゃんが『注目スクールアイドル』のページに紹介されてたんだよ!」
ルビィ「……………………っ!!」ズキズキ
25:
クラスメイトB『国木田花丸と津島善子、一年生メンバーの中でも歌唱力とパフォーマンスに定評があり』
クラスメイトB『次回の新曲ではセンターに選ばれる可能性が非常に高い有望株。今後も目が離せない』
クラスメイトB「……って書いてあるの!すごいよねっ!」
クラスメイトC「これはもう次の曲のセンターは二人のうちのどちらかで決まりだよね!?」
クラスメイトB「ううん、もしかしたらダブルセンターで花丸ちゃんと善子ちゃんが……」
花丸「えっ、ちょちょっと待って欲しいずら!」
善子「その話をルビィの前で話すのは……!」
ルビィ「……うっ…………ぅうう…………っ!」ポロポロ
タッタッタッ
花丸「あっ、ルビィちゃん!待って!!」タッタッタッ
26:
クラスメイトC「えっ、ルビィちゃんいたの!?」
クラスメイトB「ウソッ!?」
善子「……教えてくれたのは嬉しいけど、ルビィの前で言って欲しくなかったわ」タッタッタッ
クラスメイトC「ど、どうしよう」オロオロ
クラスメイトB「ルビィちゃん泣いてたよね……?」オロオロ
クラスメイトA「そんなに気を落とさないで?二人とも悪気があった訳じゃないから」
クラスメイトB・C「う、うん……」シュン
27:
――廊下
善子「花丸!ルビィは!?……って、どうして廊下にへたり込んでるの?」
花丸「善子ちゃんごめん!途中で転んでルビィちゃん見失っちゃったずら……」
善子「だ、大丈夫なの?ケガしてない?」
花丸「まるのことより、今はルビィちゃんが……!」グスッ
善子「落ち着きなさい。とにかく立てる?手貸してあげるから」
花丸「う、うん。ありがとう」
善子「にしても、二人で捜すには校内は広すぎるし、どうしたら……」
善子「あっ、この階は確か……」
28:
――ニ年生教室
梨子「そっか。ダイヤさんでもルビィちゃんの本心を聞き出すことが出来なかったんだ」
千歌「うん。本当にどうしたんだろう、ルビィちゃん」
曜「一時間目終わったらさ、みんなで一年生の教室に行って……」
ガラガラガラ
善子・花丸「失礼しますっ!」
千歌「よ、善子ちゃん!花丸ちゃんも!?」
梨子「もうすぐ一時間目の授業が始まるわよ?」
机バンッ!!
花丸「ぐすっ……お願いずらっ!一緒にルビィちゃん捜すのを手伝って欲しいずらっ!」
千歌「えっ?ルビィちゃんを!?」
曜「何があったの!?」
善子「詳しいことは後で説明するから、とにかくお願い!あの子、泣きながら教室を出て行っちゃったの!」
千歌「っ!……分かった。それじゃあみんなで手分けして……」
曜「……待って。ここはわたしだけが行くよ」
千歌・梨子「曜ちゃん!?」
29:
曜「さすがに三人一緒に授業を抜け出すのはまずいから、わたしが代表して行く」
梨子「曜ちゃん……もしかして当てがあるの?」
曜「どこにいるのかは分からないけど……」
曜「ルビィちゃんの今の気持ちなら分かるかもしれない」
花丸「曜ちゃん、ルビィちゃんの気持ちが分かるずら!?」
曜「もしかしたら、だけどね」
曜「千歌ちゃん。先生には『体調不良で保健室で休んでいる』って言っておいてくれる?」
千歌「……うん、分かった。よろしくね、曜ちゃん」
曜「まかせなヨーソロー!さぁ、行こう。二人とも!」
善子・花丸「うんっ!」
タッタッタッ
梨子「大丈夫かしら、ルビィちゃん」
千歌「大丈夫だよ。曜ちゃんたちが見つけてくれるのを信じよう?」
梨子「……うん。そうだね」
30:
――廊下
カクカクシカジカ
曜「……そんなことがあったんだね」
花丸「ルビィちゃん、話を聞いた途端とても辛そうな顔して教室を飛び出したの」
花丸「……うぅ、ルビィちゃん。どこに行っちゃったのぉ……?」メソメソ
善子「しっかりしなさい!今はとにかくルビィを捜すことに専念するわよっ!」
花丸「善子ちゃん……うん」コクリ
曜「……ねえ、善子ちゃん」
善子「え?」
31:
――一年生教室
ガラガラガラ
善子「すみません、遅くなりました」
先生「津島さん。もう授業が始まっているのですよ?」
善子「ごめんなさい。黒澤さんの具合が悪くなったので、国木田さんと保健室に行っていました」
善子「国木田さんは今黒澤さんに付き添っているので、一時間目は出られないです」
先生「はぁ……まぁいいわ。とにかく早く席に座りなさい」
善子「はい」
善子(ルビィ……)
32:
――数分前 廊下
曜「……ねえ、善子ちゃん」
善子「え?」
曜「これからはわたしと花丸ちゃんの二人でルビィちゃんを捜すから、善子ちゃんは教室に戻ってくれない?」
善子「な、何言ってるのよ!一刻も早くルビィを捜さないといけないのに……」
曜「さっきの話を聞いて、疑惑が確信に変わったんだ」
曜「ルビィちゃん、善子ちゃんに嫉妬しているんだよ」
善子「……え?」
花丸「どういうこと……ずら?」
33:
曜「薄々感じていたんだけど、ルビィちゃんと花丸ちゃん二人でいる時間が前より短くなって」
曜「それに変わって花丸ちゃんと善子ちゃんの二人でいる時間が長くなっているんだよ」
曜「昨日のミーティングの時もルビィちゃんがずっと大人しいから時々様子を見ていたけど」
曜「二人が仲良くおしゃべりしている間、ずっと目を逸らしてたの。わたし見ちゃったんだ」
花丸「そんな……ルビィちゃんが……」
曜「ルビィちゃんにとって花丸ちゃんは、きっと友だち以上に『特別な存在』なんだと思うの」
曜「家族であるダイヤさんとはまた違う、特別な存在」
花丸「特別な……存在……」
曜「けど、花丸ちゃんには善子ちゃんという幼なじみがいる。そして二人の仲はクラスメイトからの評判もいい」
曜「ここまで話したら分かると思うけど、ルビィちゃん、この状況が辛くてたまらなかったんだよ……」
34:
善子「何よ、それ……」
善子「それじゃわたしは、ルビィから花丸を奪い取った本物の悪魔ってことじゃないっ!」ジワッ
曜「お、落ち着いて!?わたしは善子ちゃんのせいだって言ってるわけじゃないよ!」
曜「ルビィちゃん、花丸ちゃんと同じくらい善子ちゃんのことも好きだと思うよ?」
善子「ぐすっ……えっ?」
曜「『堕天使ヨハネ』を一番敬愛しているリトルデーモンがルビィちゃんなのが、何よりの証拠」
曜「きっとルビィちゃんも戸惑ってると思うんだよ。この気持ちをどう晴らせばいいのか分からなくて」
善子「曜…………」グスッ
曜「とにかく、ここはわたしと花丸ちゃんを信じて、善子ちゃんは教室に戻って。ね?」
善子「……分かった。曜に従うわ」
花丸「でも曜ちゃん本当にすごいずら。まるで探偵みたいずらね」
曜「……探偵なんかじゃないよ。わたしの経験を基に推察しただけだから」
花丸・善子「え?」
曜「ううん、なんでもない。それじゃ行こう、花丸ちゃん」
花丸「うん」
タッタッタッ
善子(頼むわよ……曜、花丸……)
35:
――廊下
曜「花丸ちゃん。そっちはどうだった?」
花丸「はあ……はあ……部室にもいなかったずら」
曜「屋上にもいなかったし。そうなると、ルビィちゃんが行きそうな場所と言えば……」
花丸「……もしかしたら」
――図書室
曜(扉をゆっくり開けて)
花丸(分かったずら……)
ガラガラ…
曜「……あ」
36:
ヒック…ヒック…
花丸(この泣き声は……)
ウウ…グスッ…
ルビィ「ひっく……ぐすっ……ううぅ……」ポロポロ
花丸「ルビィちゃん……」
曜(それじゃあ花丸ちゃん、わたしは入口で見張っているから)ヒソヒソ
花丸(えっ、でも曜ちゃん……)ヒソヒソ
曜(今のルビィちゃんには花丸ちゃんが必要なんだよ)ヒソヒソ
曜(だから、話を聞いてあげて。そして花丸ちゃんの想いを伝えてあげて)ヒソヒソ
花丸(……分かったずら)ヒソヒソ
曜(がんばって)
ポツ ポツ
ザアアアアアアアアア
曜(あっ、雨降ってきた。今週はずっと天気が悪いなぁ……)
37:
鉄血始まったので30分後に再開します
45:
ルビィ「ううっ…えぅ……うぅ、うゅゆ……」ポロポロ
肩トントン
花丸「ルビィちゃん」
ルビィ「……ぅゆ?……は、はなまるちゃぁ……ん」グスッ
ルビィ「ぐすっ……あ、あっ、もうこんな時間!?早く教室に戻らな……」
花丸「待って!」ガシッ
ルビィ「ピギッ!?」
花丸「お願い、まるにちゃんと話して?ルビィちゃんの今の気持ちを……」
ルビィ「……花丸、ちゃん……」
ルビィ「……」コクン
46:
――
ザアアアアアアアアア
花丸「また、雨が降ってきたね」
ルビィ「うん……」
ルビィ「ねえ……花丸ちゃん覚えてる?ルビィと初めて会った日のことを」
花丸「もちろん、忘れるわけがないずら」
花丸「今みたいに図書室の隅でルビィちゃんがこっそりスクールアイドルの本を読んでた時のことは」
ルビィ「ルビィ、昔から人見知りが激しくてね、友だちと呼べる人がほとんどいなかったんだけど……」
ルビィ「図書室で花丸ちゃんと知り合ったあの時、生まれて初めて『この子とは仲良くなれそう』って思えたんだ」
花丸「まるもルビィちゃんとなら仲良くなれそうって思ったよ」
ルビィ「ルビィね。あの日からいつでもそばにいてくれた花丸ちゃんのことを『特別な存在』だと思ってるんだよ?」
ルビィ「お姉ちゃんとはまた違う、特別な存在……」
花丸「ルビィちゃん……///」ドキッ
花丸(すごい。曜ちゃんの言ってたとおりずら……)
47:
ルビィ「でも……花丸ちゃんには善子ちゃんという大切な幼なじみがいたんだよね……」
花丸「…………っ!」ビクッ
ルビィ「ルビィ、最近分かったの。花丸ちゃんと善子ちゃんはルビィが思っている以上にお互い大好きなんだって」
ルビィ「とてもルビィが入り込めないくらいに……」
花丸「そ……そんなことは!」
ルビィ「善子ちゃん、堕天使が受け入れられて今ではクラスの人気者だし」
ルビィ「花丸ちゃんは堕天使を止める天使だもんね」
花丸「そ、それは……」
ルビィ「それに、さっき見たでしょ?あのサイトの記事を」
花丸「注目スクールアイドル……」
48:
ルビィ「実はね、ルビィも知ってたんだ。あのサイトも記事も全部」
ルビィ「ルビィもクラスの子たちと同じだよ。センターは二人がふさわしいって本当に思ってる」
花丸「ルビィちゃん……」
ルビィ「でもね。二人が紹介されて嬉しかったはずなのに……何故か置いていかれた気分になっちゃって……」
ルビィ「いつも一緒だった花丸ちゃんが、遠く感じるようになっちゃって……」
花丸「……………………」
ルビィ「あの記事を見てから、二人が仲良くしているのを見るたびに胸がズキズキって痛くなるの」
ルビィ「こういう気持ち、生まれて初めてなんだけど……これが『嫉妬』って言うんだよね」エヘヘ…
花丸「……………………」
49:
ルビィ「善子ちゃんのことは好きなんだよ?堕天使なのに優しい心を持ったいい子だし、ルビィの憧れでもあるから……」
ルビィ「でも……心のどこかで善子ちゃんのことを嫌いになりそうな自分がいてね……」ジワッ
ルビィ「そんな自分がすごく嫌で……でも、嫌な気持ちが膨らむばかりで、とても苦しいの……」グスッ
花丸(ルビィちゃん、まるが思っていた以上に苦しんでいたんだ……)
花丸(それなのにまるは、ただ様子を見てただけの、ただのバカ丸だ……!)グッ…
ルビィ「ねえ花丸ちゃん……ルビィ、どうすればいいのかな……?どうしたら……」ヒックヒック
花丸「…………ルビィちゃんっ!!」
50:
ギュッ
ルビィ「は……花丸ちゃん!?」
花丸「ルビィちゃんが悩んでいたの、前から分かっていたのに……」
花丸「すぐに相談に乗ってあげなくて、ごめん。ごめんね……!」
ルビィ「あ、謝らないで?それはルビィがずっと黙り込んでいたから……」
ギュー
ルビィ「は、花丸ちゃん……苦しいよぉ///」
花丸「ルビィちゃん」
花丸「確かに善子ちゃんは幼稚園の頃に知り合った、まるの大切な幼なじみだよ」
ルビィ「……っ!!」
花丸「十年ぶりに再会した時は本当に嬉しかったし、今こうして一緒にスクールアイドルが出来て良かったって思ってる」
ルビィ「……うん」
52:
花丸「でもね?小学校に入ってから中学までの間は、一人で本を読むことが好きになって」
花丸「積極的に友だちを作ろうとはしたかったの」
ルビィ「そう……だったの?」
花丸「ルビィちゃんにもまるの小学校の友だちの話はしたことが無かったよね」
花丸「本しか友だちがいなかったから当たり前だけど」エヘヘ…
ルビィ「花丸ちゃん……」
花丸「そんな時、本を大好きな気持ちと同じくらいに大好きな友だちがやっと出来たの」
花丸「それが……ルビィちゃんだったんだよ……」
ルビィ「ルビィが……」
花丸「だから、まるにとってもルビィちゃんは特別。目の前に天使が舞い降りたと思ったんだから」
ルビィ「そんな、ルビィが天使だなんて……///」
54:
花丸「それに、ほら……これ見て」
ルビィ「写真?あっ、前に撮った……」
【ずっと友だちだよ?】
花丸「ちょっとクシャクシャになってるけど、まるのお守りに入れていつも肌身離さず持ち歩いてるんだよ?」
ルビィ「……ルビィも!」サッ
【ずっと友だちだよ?】
ルビィ「ほら……見て?ちゃんと持ってるんだよ……花丸ちゃんとの、写真……」グスッ
花丸「あのサイトの記事やクラスの子たちの話は気にしないでって言っても」
花丸「ルビィちゃんはきっと気にし続けちゃうよね」
ルビィ「う、うん……」
花丸「でもね、これだけは信じてほしいの……」
ルビィ「え?」
55:
花丸「この先どんなことがあったとしても……」
花丸「まるはルビィちゃんのこと、ずっと『最高の友だち』だと思っているからね」
ルビィ「あっ…………」
花丸「だから、いつもみたいに笑顔を見せて?……まるの大好きなルビィちゃん」グスッ
ルビィ「はな……ま…ちゃ……」ジワッ
ルビィ「うっ……ううぅうっ……!」ポロポロ
ルビィ「うわああぁああぁあん!」ギュッ
花丸「ううっ、ルビィちゃん……!」ウルウル
花丸「笑ってって……言ったのにぃ……っ!」ポロポロ
花丸「ルビィちゃあん!ルビィちゃぁああぁあんん!!」ギュッ
56:
ウワアアァアアアン
曜(良かったね……ルビィちゃん、花丸ちゃん……)グスッ
曜(お互いに思いの丈をぶつけ合うって、やっぱりいいなぁ……)ゴシゴシ
曜(花丸ちゃんには『想いを伝えてあげて』って偉そうに言っちゃったけど)
曜(わたしの時は目の前で泣き崩れちゃって、結局想いを伝えられてなかったんだっけ……)
曜(わたしはいつになったら『想いよひとつになれ』るんだろう……)ハァ…
曜(……はっ、いけない!善子ちゃんにLINEで連絡して、それから……)カキカキ
曜(……さて、人が来る気配はないから、見張り役はそろそろ退散するとしますか)
曜「渡辺曜はクールに去るヨーソロー……」ガラガラ
57:
――
花丸「……ずずっ。一緒に泣いてたらもう少しで一時間目が終わりそうだね」
ルビィ「ぐすっ……ごめんね。ルビィのせいで一時間目の授業休んじゃって」
花丸「大丈夫だよ。きっと善子ちゃんがうまく先生に説明してくれてるはずだから」
ルビィ「でも花丸ちゃん、目が真っ赤だよ?」
花丸「そういうルビィちゃんだって……」
ルビィ・花丸「ぷっ、あははははははっ!」
花丸「ようやく笑ってくれたね」フフッ
ルビィ「あ……ホントだ。なんか久しぶりに笑った気がする」エヘヘッ
花丸「やっぱりルビィちゃんの笑顔は、天使みたいに可愛いずら」
ルビィ「て、天使みたいって……うゆゆ……///」
花丸「……実はね、昨日ダイヤさんから電話があったんだよ」
ルビィ「えっ、お姉ちゃんから?」
花丸「ずら。それでね、ダイヤさんにこう言われたの……」
58:
――昨日 夜 国木田家
黒電話<ジリリリリーン! ジリリリリーン! ガチャ
花丸「はい、国木田です」
ダイヤ『夜分遅く申し訳ありません。わたくし、黒澤ダイヤと申しますが……』
花丸「あっダイヤさん。こんばんは。花丸です」
ダイヤ『こんばんは花丸さん。早なのですが、千歌さんから話を聞きました。ルビィのこと』
花丸「っ!……それで、どうでした?ルビィちゃん」
ダイヤ『残念ながら、わたくしでもルビィの本心を聞き出すことが出来ませんでした……』
花丸「そうずらか……ダイヤさんでも……」
ダイヤ『あの子、わたくしがここ連日忙しくしてるから、気を使って相談できずにいるのかもしれません』
花丸「確かに、ルビィちゃん人に合わせてしまうところがあるから……」
ダイヤ『……花丸さん』
花丸「ずら?」
ダイヤ『花丸さんに折り入ってお願いがあります』
花丸「まるに出来ることなら何でもやるずらよ」
ダイヤ『もしも、ルビィが崩れそうになった時は……花丸さんがルビィを支えてくれませんか?』
花丸「まるが……?」
ダイヤ『こんなことを頼めるのは、ルビィの無二の親友であるあなたしかいません。だから……』
花丸「ダイヤさん……分かりました。まるがルビィちゃんを支えます!」
59:
――
ルビィ「……そうだったんだ」
花丸「ダイヤさんもまるも、ルビィちゃんのことはよく知ってるから、無理に聞こうとはしなかったの」
花丸「でも、結果的にはルビィちゃんが傷ついちゃって、どれだけ悔やんだことか……」
ルビィ「花丸ちゃんは悪くないよ!誰にも相談しなかったルビィがいけないんだから……!」
花丸「ルビィちゃん……」
60:
――
ルビィ「……ねえ、花丸ちゃん」
花丸「なに?」
ルビィ「善子ちゃんとは、これからも今までどおり付き合って欲しいの」
花丸「えっ、でもルビィちゃんが……」
ルビィ「ルビィに遠慮して、善子ちゃんとの仲がギクシャクしちゃうほうが辛いんだ」
ルビィ「二人が仲良くしてくれたら、ルビィもまた善子ちゃんと向き合うことが出来るから」
花丸「……そっか」
ルビィ「それに……花丸ちゃんがルビィを『特別』だって、『最高の友だち』だって言ってくれたんだもの」
ルビィ「だから、もう平気だよ」ニコッ
花丸「ルビィちゃん……うん、分かったずら」
ルビィ「……あ、花丸ちゃん。外見て?」
花丸「あっ、雨が止んでる……」
ルビィ「ルビィたちが泣き止んだから止まったのかな?」
花丸「そうかもしれないずらね」クスッ
61:
――
花丸「……そろそろ行こうか」
ルビィ「うん」
花丸「……あれ、曜ちゃんがいないずら」
ルビィ「え、曜ちゃんいたの?」
花丸「うん。まると一緒にルビィちゃんを捜すのを手伝ってくれて、図書室の入口を見張っててくれてたの」
ルビィ「そうだったんだ……曜ちゃんにも迷惑かけちゃったんだね」
ルビィ「あれ、置き手紙がある?」ペラッ
ルビィちゃん、花丸ちゃん。仲直り出来て良かったね。
善子ちゃんにはわたしから連絡しておいたよ。早く善子ちゃんとも仲直りしてね。 曜
花丸「ルビィちゃん」
ルビィ「うん」コクリ
62:
――一年生教室
ガラガラ
花丸「戻ってきたずらよ」
ルビィ「た、ただいま」キョロキョロ
クラスメイトB・C「ルビィちゃんっ!!」ガタッ
ルビィ「ピギッ!?」ビクッ
クラスメイトB「さっきはごめんなさい!ルビィちゃんがいたのに無神経なこと言って!」
クラスメイトC「ルビィちゃん、スクールアイドル大好きだからきっとあのサイトのことも知っていたはずなのに……!」
ルビィ「ううん、大丈夫だよ。ルビィも突然飛び出しちゃって……心配かけてごめんね」
クラスメイトB・C「……ルビィちゃん」ウルッ
善子「ルビィ」
ルビィ「……善子ちゃん」
善子「ルビィ……わたしを殴って」
花丸「ずらっ!?」
ルビィ「ピギィ!?いきなり何言ってるの善子ちゃん!?」
63:
善子「話は曜から全て聞いたわ」
善子「元はと言えば、わたしが花丸と幼なじみであることをいいことに独り占めしてたのが原因だから!」
善子「ルビィにとっても、花丸が特別な存在だと分かっていたはずなのにっ……!」
善子「リトルデーモンを……大切な友だちに辛い思いをさせてしまったわたし自身がとても憎いのよ!」
ルビィ「善子ちゃん……」
善子「だからお願い……!ひと思いに思いっきり、殴って……!」グッ
力強く目を瞑る
ルビィ「うぅ……そんなこと言われても……」
花丸「……ルビィちゃん」スッ
ルビィ「これは……」
64:
花丸「ルビィちゃんが言ったんだよ?『今までどおり付き合って欲しい』って」
花丸「それはルビィちゃんも同じ。ここで善子ちゃんに遠慮したら、それこそ善子ちゃんに悪いから」
花丸「だから、これで思い切っきり叩いてあげて。そして善子ちゃんと、もう一度向き合おう?」
ルビィ「花丸ちゃん……うん、分かったよ」
ルビィ「じゃあ……行くよ。善子ちゃん!」
善子「遠慮はいらないわ」
善子「余計な鎖を全て外して、真の力を開放しなさいっ!」
ルビィ「すぅ?……はぁ?……」
ルビィ「っ!!」キッ
65:
ルビィ「フォーリンエンジェルゥウウウウ……」
ルビィ「デストロイヤァアアアアアアッッッ!!!」ブゥンッ!!
スパアアアアアアアアアアアアアン!!!
善子「あべしっ!!!」グハッ
花丸「ずらっ!!?」ビクッ
バタッ…
善子「」チーン
花丸「よ、善子ちゃん……生きてる、ずらか?」ツンツン
善子「……うっ、ぐぐ……」
花丸「あ、生きてた」ホッ
善子「ま、まさか、ルビィにこれほどまでの力があったとは……本当に頭が割れそうになったわ」ズキズキ
善子「さすが……わたしが認めた最高のリトルデーモンね……」
66:
ルビィ「善子ちゃん……善子ちゃあんっ!!」ギュッ
善子「なっ!?ルビィ!?///」
ルビィ「善子ちゃんのこと、ほんの少しでも嫌いになりそうになってごめんねっ!!」ポロポロ
善子「…………っ!」ビクッ
善子「な、何言ってるのよ。人は誰しもが『負の感情』を持つもの……」フルフル
善子「本来なら嫌われて当然なことをしたんだもの。謝るのはむしろわたしの……」フルフル
ルビィ「それからっ」グスッ
善子「え?」
ルビィ「ルビィの友だちになってくれて……ありがとう……!!」ポロポロ
善子「!!!」ハッ
ルビィ「……大好きだよ、善子ちゃぁん……!!」ポロポロ
67:
善子「ぐすっ……まったく……本当に泣き虫なリトルデーモンなんだから……」ウルウル
花丸「善子ちゃん、涙目になってるずらよ?」グスッ
善子「うるさいわよっ!そういうずら丸だって……!」グスッ
クラスメイトA「本当に良かったね、三人とも」グスッ
クラスメイトA「でもね?……お取り込み中悪いんだけど」
ルビィ・花丸・善子「え?」
クラスメイトA「ニ時間目の授業、もう始まるんだけど……」
先生「……」ゴホンッ
ルビィ・花丸・善子「あ」
69:
――お昼休み 部室(緊急ミーティング中)
ダイヤ「……そうでしたか。ルビィにそんなことが」
梨子「はい。ひとまず解決はしたみたいですが……」
千歌「元を辿ると、わたしが新曲をダブルセンターにしようって言い出したのがいけなかったんだよね……」
ダイヤ「今回はタイミングが悪かっただけですわ。千歌さんが気に病むことはありません」
梨子「花丸ちゃんの話だと、善子ちゃん、ルビィちゃんとは仲直り出来たけど、未だに自分を責めてるみたいだって……」
ガラガラ
善子「……ダイヤ、ここにいるのよね?」
千歌・梨子「善子ちゃん?」
ダイヤ「善子さん……」
70:
テクテクテクテク
善子「ごめんなさいっ!!」
善子「大事な妹を……ルビィを苦しめていたのは、わたしのせいだったの!」
善子「ルビィの大切な友だちを、花丸を独り占めしてたからっ!」
千歌「善子ちゃん……」
善子「ルビィを傷つけたんだから、ダイヤは許してくれないかもしれない……!」
善子「けどわたし、どうしても謝りたくて……だからっ!」
ダイヤ「お待ちなさい」
ダイヤ「誰が『許さない』なんて言いました?」
善子「え?」
71:
ダイヤ「善子さん。わたくしはあなたには感謝しているのですよ?」
ダイヤ「ルビィは元々人付き合いが苦手で箱入り娘のような子でしたから、とてもいい子に育ちました」
ダイヤ「けど、いい子になりすぎてしまった。今まで人を嫌うこと、恨むことを知らずに生きてきたんです」
ダイヤ「そんなあの子が、初めて人に対して負の感情を抱いたのは、わたくしは『成長した証』だと思っています」
ダイヤ「善子さんは、ルビィを成長するきっかけを作ってくださった『恩人』なんですよ?」
善子「そんな……ダイヤァ……」ジワッ
ダイヤ「それでも、善子さんが贖罪したいと言うのでしたら……」
ダイヤ「これからも、ルビィと仲良くしてあげてください」
ダイヤ「そうしてくれたら、わたくしからは何も言うことはありませんわ」
72:
善子「うっ…ううう……」ウルウル
善子「うわあぁぁああん、ダイヤァアアアッ!!」ポロポロ
ダイヤ「おっと、よしよし。今はとにかくいっぱい泣いて、スッキリしなさい」
ダイヤ「いくらでも付き合ってさしあげますわ」
善子「ぐすっ……えぅ……うんっ……うん!」ヒックヒック
千歌「良かったね、善子ちゃん」グスッ
梨子「ほんとにね」グスッ
梨子「まるで堕天使が女神によって救済されてるみたいだわ……」ボソッ
千歌「梨子ちゃん、何か言った?」
梨子「……はっ!いいえ、何も///」
ダイヤ「千歌さん、梨子さん。それに善子さん。お話があります」
千歌・梨子「はい」
善子「ぐすっ……ふぇ?」
73:
――放課後 部室(ミーティング中)
果南「……そっか。わたしたちの知らない間にそんなことがあったんだね」
鞠莉「さっきまで知らなかったのは、わたしと果南だけだったみたいだけどね」
ダイヤ「お二人にまで心配かけたくなかったもので……あえて伝えるのは控えてましたわ」
果南「まったくダイヤは水臭いなあ、困った時はお互い様でしょ?」
鞠莉「そうよっ!それに悩みごとなら、このマリー相談員がちゃんと聞いてあげたわよっ!?」プンプン
ダイヤ「果南さん……鞠莉さん……」
花丸「あの、みなさん……このたびはご心配をおかけしました」ペコッ
ルビィ「本当にごめんなさいっ!」
ルビィ「特に曜ちゃんはルビィを捜すために授業休んじゃったみたいで……!」
曜「えっ?いいよ、いいよ!一時間目は苦手な教科だったし。気にしないでね?」
花丸「それで、今回のセンターの話なんですけど……」
ダイヤ「……本日はまず、その話からしたいと思うのです」
ルビィ「えっ?」
74:
千歌「お昼にダイヤさんと梨子ちゃん、それから善子ちゃんの四人で話し合ったのは、みんな知ってるよね?」
梨子「話が二転三転して混乱するかもだけど、聞いてほしいの。ダイヤさん」
ダイヤ「ええ。今回のセンターは、誠に勝手ながらこちらで決めさせて頂きました」
ダイヤ「花丸さんと善子さん……」
ダイヤ「そしてルビィの三人です」
花丸「えっ……三人?」
ルビィ「ぅゆ……で、でもルビィは……」
75:
千歌「うん。わたしたちも見たよ。あのサイトの記事」
梨子「とても丁寧にまとめられてて、Aqoursや花丸ちゃん、善子ちゃんのことをしっかり見てくれてるのが伝わったわ」
梨子「正直、文句の付けようがないくらい、とても質のいい記事だった」
曜「ルビィちゃん。一年生で自分だけが評価されなくて、そんな自分がセンターを務めていいのかなって気にしてるんだよね?」
ルビィ「……うん。それにクラスのみんなも、センターは花丸ちゃんと善子ちゃんがいいって……」
ダイヤ「ルビィが他人の意見を深く気にしすぎてしまうきらいがあるのは、分かっていますわ」
ダイヤ「ですが、ルビィだってスクールアイドルとして二人に負けないくらいしっかり成長している」
ダイヤ「花丸さんと善子さんと一緒に、センターに立って成長した姿をお客さんに見て欲しいと思ったのです」
ルビィ「お姉ちゃん……」
76:
千歌「考えてみたら、なにもダブルにこだわる必要は無かったんだよね」
千歌「一人でも三人でも、なんなら全員がセンターでもいいんだし。μ'sだってそうだったんだもん」
千歌「ダブルセンターを予定してたことで、ルビィちゃんには辛い思いをさせてしまったみたいだから……」
千歌「本当にごめんなさいっ!」ペコッ
ルビィ「千歌ちゃんも……そんな、謝らないで……」
善子「ルビィ。わたしは……ルビィにもセンターやって欲しい」
ルビィ「……善子ちゃんっ」
善子「確かに、わたしと花丸が評価されたのは嬉しいわ。クラスの子たちが教えてくれた時も本心では嬉しかった」
善子「でもね、その裏でルビィが悲しんでいたら何の意味がないのよ。それで輝いても全く意味がないのっ」
善子「だからわたしは、ルビィと花丸の三人でやりたいと思ってる!誰が何を言おうとも!!」
ルビィ「……………………」
ダイヤ「みなさんはどうですか?他に意見のある方は」
77:
シーン
果南「決まりだね」
鞠莉「イエーイ!それじゃあ、次の新曲は一年生トリオのセンター曲に決定ね!」
曜「良かったね、ルビィちゃん」
ルビィ「みんな……」
花丸「やったよルビィちゃん!これで一緒に歌えるねっ!」ダキッ
善子「フフフッ、堕天使ヨハネとリトルデーモンズのステージで、観客たちを魅了させましょう!」
花丸「善子ちゃんだけがセンターじゃないずらよ?」
善子「わ、分かってるわよっ!」
ルビィ「……ひっく、うぅっ、ぐすっ……えぅ……」ポロポロ
花丸「……もう、ルビィちゃんったら……今日は何回涙を流すずらか?」
ルビィ「だって……嬉しくて……ルビィも、一緒に歌っていいんだって!」ポロポロ
花丸「うん……うん……!いいんだよ。まるもルビィちゃんと一緒じゃなきゃ、絶対嫌だからっ!」ウルッ
善子「わたしだって同じよ!三人一緒にセンター頑張るわよっ!」グスッ
ルビィ・花丸「うんっ!!」
78:
千歌「良かったね。ダイヤさん」
ダイヤ「……みなさん。わたくしのわがままを聞いてくださって、本当にありがとうございました」
ダイヤ「今回はわたくしの独断で選ばせていただきましたから……」
千歌「わがままだなんてそんな!今回はわたしにも責任があったんだし……」
梨子「それに、あの三人にはいつも笑顔でいて欲しいから、ねっ千歌ちゃん」
千歌「うんっ」
果南「まあ、三人のあの力説を聞いたらとてもセンターやりたいだなんて言えないしね」
鞠莉「でも、ルビィたちがすごく喜んでるから、文句はナッシングねっ」
果南「うん。そうだね!」
ダイヤ「……それから曜さん」
曜「え?」
ダイヤ「このたびはルビィの捜索に尽力して頂き、ありがとうございました」
曜「いやいやダイヤさん、そんな深々とお辞儀しないで!?なんか申し訳ないから!」
曜「わたしも、果南ちゃんと同じ気持ちだからさ。困った時はお互い様ってね!」
ダイヤ「曜さん……」
79:
梨子「それにしても、今回の曜ちゃんは本当にお手柄だったね」
果南「気になったんだけどさ、曜ちゃんはどうしてすぐにルビィちゃんの気持ちが分かったの?」
曜「そ、それは……ヨーソローセンサーが反応したっていうか……」
鞠莉「……そう言えば、以前にも似たようなことがあったわよねぇ、曜??」ニヤニヤ
曜「えっ!?なんのことかな……」ビクッ
梨子「……あっ、なるほどね。曜ちゃんがあそこまで察しが良かったのも、大体理解できたわ」
曜「梨子ちゃんまで!?」
千歌「えっ、なになに?曜ちゃん何かあったの?」
曜「千歌ちゃん!?///」ドキッ
曜「何にもない!何にもないからね!?鞠莉ちゃんも梨子ちゃんも、変なこと言わないでよぉ!」
千歌「ええ??いいじゃん、教えてよ??」
曜「ち、千歌ちゃん!あまり顔を近づけないでっ!?///」ドキドキ
鞠莉「……………………」ジー
80:
――
鞠莉(なるほどねぇ……)
鞠莉(花丸を千歌っち、善子を梨子、そしてルビィを曜に置き換えて推察してたのね)
鞠莉(だからルビィが善子に嫉妬ファイヤーしていたこともすぐに気付けたと)
鞠莉(曜にとって千歌っちが『スペシャルな存在』なのは言わずもがなだしね)
鞠莉(それにしても、あの様子だと曜ってばまだ千歌っちに本音をぶつけてないのかしら?)
鞠莉(高飛び込みのプロフェッショナルなのに、どうして千歌っちにダイブする勇気がないのかしらねぇ……)
鞠莉(ただ『大好きだよ』と伝えればいいだけなのに)
鞠莉(ほんと、ヘタレヨーソローなんだから……)ヤレヤレ
81:
――部室(ミーティング終了後)
鞠莉「さぁて、今日も残りのお仕事も片付けますかー!」
果南「あともう少しだから、終わったらプチ打ち上げしようよっ」
鞠莉「いいわねぇ!ダイヤも今日くらい大目に見てもいいでしょ?ってあれ……ダイヤ?」
花丸「あっ、夕日がきれいずら。なんか久しぶりに太陽を見た気がするずら?」
ダイヤ「花丸さん」
花丸「ずら?」
ダイヤ「今回、一番感謝しないといけないのはあなたでしたわね」
ダイヤ「ルビィのこと、支えてくれて本当にありがとうございました」
花丸「そ、そんな滅相もないずら!」
花丸「それに、もっと早く本心を聞くことが出来たら、こんな大ごとになかったから……」
ダイヤ「花丸さん……」
82:
花丸「でもっ!」
花丸「またルビィちゃんが思い悩むことがあったら、まるがすぐにルビィちゃんの支えになります!」
花丸「だってまるはルビィちゃんの……最高の友だちだからっ!」エッヘン
ルビィ「……なんか、妬けちゃいますわね」クスッ
ルビィ「花丸ちゃーん!早く帰ろう?」
善子「早くしないと置いていっちゃうわよー?」
花丸「うん!今行くずら!」
花丸「それじゃあダイヤさん。またあしt……」
ダイヤ「花丸さん!」
花丸「……えっ?」
ダイヤ「これからも、ルビィのことをよろしくお願いします」ペコリ
花丸「…………はいっ!じゃあまた明日!」
ダイヤ「ええ、また明日……」
83:
タッタッタッ
果南「あっ、いたいた。ダイヤ!」
鞠莉「残りの仕事、さっさと終わらせてパーティーを開きましょう!」
ダイヤ「ええ、そうですわね」
鞠莉「……ダイヤ、なんか嬉しそうね?」
ダイヤ「そんなことありませんわ。ただ……」
果南「ただ?」
ダイヤ「なんでもありまんわ。さっ、行きましょう」
果南・鞠莉「?」キョトン
ダイヤ(友だちって、やっぱり素晴らしいものだと思っただけですわ……)
84:
――翌週 部室(歌詞作り中)
ガラガラ
梨子「千歌ちゃん、花丸ちゃん。ちょっといいかな?」
善子「だーかーら!ここのフレーズは『荒れた大地と天空(そら)を裂く闇の波動……』がいいのよ!」
花丸「それだと歌いにくいし、そもそも何の曲か分からなくなるずらよ?」
善子「フフッ、それわね……」
善子『楽園を追放されて怒りに我を忘れた元天使が、禁断の秘術を使いどうにか元の世界に戻ろうとする……』
善子「……というのを表現してるのよっ!」
花丸「ダメだ、完全に堕天使に飲み込まれてるずら……」
梨子「……どうなってるの?」
千歌「『ルビィちゃんと善子ちゃんと一緒に歌詞を作りたい』って花丸ちゃんが提案してきたんだけどね……」
梨子「案の定、全然まとまってないって感じなのね。で、千歌ちゃんのほうは……」
千歌「言わずもがなです!」ビシッ
梨子「やっぱり一度本気でお尻を叩かれたほうがいいかもしれないわね……」ニコニコ
千歌「ぴぎぃ!」ビクッ
梨子「……あれ?そう言えばルビィちゃんは?」
千歌「え、ええと、ルビィちゃんならあそこに」
85:
ルビィ「ふんふふ?ん……♪」ペタペタ
梨子「何してるの?ルビィちゃん」
ルビィ「よし出来たっ!花丸ちゃん、受け取ってっ!」ヒョイ
花丸「ずらっ!ありがとうルビィちゃん!」パシッ
善子「それは……のっぽ!?」
ルビィ「違うよ」
ルビィ「これは暴走したヨハネ様を『救済』するために作られた新たな武器!」
ルビィ「その名も『フォーリンエンジェル・リリーフ・ルビーソード(いちごチョコ味)』!」
花丸「そしてこれが『フォーリンエンジェル・リリーフ・フラワーサークルソード(クリーム味)』ずら!」
千歌「おおっ、なんだかパワーアップしてる!」
梨子「…………」ポカーン
86:
善子「なんでフォーリンエンジェル・デストロイヤーよりも名前が長くなってるのよぉ!?」
ルビィ「あ、ちなみに中身は細長いビニール風船にのっぽの袋を被せただけだから、叩かれても痛くないよ?」
善子「いやいやいや、この間のルビィの一撃、本当に痛かったからね……?」
ルビィ「さっきから歌詞作りが全然進んでないのは」
ルビィ「善子ちゃんの堕天使が何度も出ちゃうのがいけないと思うの」
ルビィ「ルビィは確かにヨハネ様のリトルデーモンだけど……」
ルビィ「でも今は、花丸ちゃんと同じエンジェルだから!」
花丸「まるとルビィちゃんで『ツインエンジェル』ずら!」ビシッ
87:
善子「なっ!?……天使と悪魔のハイブリッドですって……!?」
善子(悔しいけど、カッコいいじゃない……ルビィ///)キュン
千歌「ハイブリッド!?なにそれ、カッコいい!」
花丸「それじゃ、行くよルビィちゃん!」
ルビィ「うんっ!花丸ちゃん!」
善子「って、惚れてる場合じゃない!まずい、まずいわ……」ガクガク
ルビィ・花丸「せーのっ!」
梨子「いい加減にしなさああああああああああああああいっ!!!」
ガラス ガタガタ
四人「ピギィイイイイ!!?」ビリビリ
梨子「いいから!早く片付けてみんな歌詞作りに集中すること!いいわねっ!!」プンプン
四人「は……はい……」
88:
――
ルビィ「……怒られちゃったね?」
花丸「ずら」シュン
善子「いつぞやの千歌の大声以上に響いたわね……」
千歌「うん。間違いなくわたし以上に声が出てたよ……さすが元音ノ木坂……」
ルビィ「……ふふふっ。あははははっ」
花丸「ルビィちゃん?」
ルビィ「なんだか、今こうしてみんなと作業するのが楽しくて。怒られたのに不思議だね」アハハ
花丸「ルビィちゃん……うんっ、そうだね!えへへ」
善子「ま、まぁ悪くわないわね……ふふっ」
千歌「梨子ちゃんおこだったけど、何だかんだで許してくれるよ。本当は優しいからね」ニコッ
千歌「さ、歌詞作り再開しよっか!」
ルビィ・花丸・善子「はーいっ!」
――部室外
梨子(まったく、千歌ちゃんったら……)
梨子(でも、ルビィちゃんたちが元の仲良しに戻って良かったよ。本当に)
89:
――部室(歌詞作り中)
シーン……
千歌「うーん……」頭ポリポリ
善子「やっぱり、ダークサイドは外せないわよね……」ブツブツ
花丸「?♪」スラスラ
ルビィ「…………」カキカキ
ルビィ(先週はいろんなことを経験したなぁ……)
ルビィ(初めて人に嫉妬して、初めて人を嫌いになりそうになって……)
ルビィ(初めて人を(ハリセンだけど)思いっきり叩いて、本当に『初めて』尽くしだった……)
ルビィ(ルビィにこんな感情があるなんて思いもしなくて、最初はとても苦しくて怖かったけど)
ルビィ(でも、おかげで善子ちゃんとももっと仲良くなれたし、それに……)ピタッ
90:
花丸(………)チラッ
ルビィ(…………)チラッ
ルビィ・花丸「あっ……///」カアッ
ルビィ(花丸ちゃんともますます仲良くなれた気がするんだけど)
ルビィ(この間二人で長浜城跡に行った後から、たまにお互い変に意識してしまうようになっちゃったんだよね……)
ルビィ(あ、あれ?これって友情なのかな?それとも……愛情??///)
ルビィ(ルビィまだ子どもだから、恋とか愛とか全然分からないんだけど……///)
ルビィ(でも……これだけは胸を張って言える……)
ルビィ(……花丸ちゃんっ!)
91:
――先週日曜日 長浜城跡
ルビィ「はぁ?、いい天気だね。富士山もくっきり見えるよ」
花丸「そうずらね?。今週はずっと天気が悪かったから、一週間ぶりかも」
ルビィ「もしかしたら、ルビィがずっと泣いていたから天気が悪かったのかも……」
花丸「……そうかもしれないね」
花丸「でもっ、今日は雲一つない快晴ずら!」
ルビィ「うんっ!」
ルビィ「……ねえ、花丸ちゃん」
花丸「なに?ルビィちゃん」
ルビィ「手、握ってもいい?」
花丸「うん。いいずらよ」ギュッ
ルビィ「……花丸ちゃんの手。あったかいね///」ギュッ
花丸「ルビィちゃんだって……///」
ルビィ・花丸「えへへっ///」
92:

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