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【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『放送室』『夏休みのバイト』
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1:
貴方が聞いた・体験した怖い話や、2ちゃんの色んなスレから
拾ってきた死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみませんか?
56:
停電
俺の大学時代の話。もう12年位前にはなる。
当時親戚の家に厄介になり、八王子の大学に通っていた俺は片道2時間ほどあったため
高校の同級生で西八王子に住んで(大学は別)いた友達の家に入り浸っていた。
その日もいつもの様に大学帰りに親戚の家ではなく西八王子で下車し、友人宅へ行った。
因みにその部屋は5,6階建てで友人宅は5Fだった。
俺はその部屋でPSのみんなのゴルフをやり友人はベッドに寝そべりコンポで何か音楽を聴いていた。
57:
すると突然「バチッ」と音がしてその部屋の電気が落ちたんだ。
その時は友達と何も不審に思わず「電気の使いすぎ」と言うことで
ブレーカーを上げ、コンポを切り、照明を落としたんだ。(まだ夕方だった)
すると暫く(数分)してまた「バチッ」と音がしてブレーカーが上がった。
流石に電力もそんなに使用していると思われなくて、ベランダに出て町を見たんだ。
そうしたら1Fの眼鏡屋や2F以上の他の部屋の電気は点いていて、
町単位の停電でない事は分かったんだ。
58:
おかしいなと友人とべランダデで不思議がっていると突然「ピンポーン」とインターホンが鳴ったんだ。
友人は明るいやつで溜まり場みたいな部屋だったから
その時も不思議がらず「誰か他の友人が来た」と玄関へ出た。
でも扉を開けてみても誰もいなかった。
ただその時も所謂ピンポンダッシュを誰かがやっていると気楽に考えて
部屋に戻ってブレーカーを戻したんだ。
60:
「またインターホン鳴るぞ」なんて友人と話して
「多分○○(その部屋常連の友人)が来た」なんて話していたと思う。
そうしたら再びブレーカーが「バチッ」と落ちた。
そしてすぐ「ピーンポーン」と鳴るからまた玄関へ行った。
だけど何故か誰もいない。
おかしいと思ってエレベーターの影や物陰もその時は見たけどやはり誰もいない。
部屋に戻って友人と「なんかおかしい」とようやく少し真剣に話だした
その時もう1度「ピンポーン」と再びインターホンが鳴った。
2人とも同時に背筋がゾクゾクして(友人のゾクゾクも伝わった)思わず抱き合った。
63:
2人とも嫌々ながら押し合いへし合い玄関へ出たがやはり誰もいない。
部屋に慌てて戻って、どちらからともなく「やばい、塩だ塩!」という流れになり
べランダへ行って、あの青いキャップの(調理用?)塩をお互いに振り掛けあったんだ。
また青いキャップの下の透明の穴あき中蓋もとってベランダに塩を盛った。
またあまりの怖さにもう一人友人に電話して来てもらう事にした。
64:
その友人が来て一心地ついたし、その後上述の現象は収まった。
長文で悪いが本当の心霊現象って「見せ場」や「オチ」もなく、
文章にするとこうした平坦な話になると思う。
ただその時の「空気」は半端じゃなく怖かった。
今でもあれはだれか「ただならぬもの」があの部屋に訪問してきたとしか思えない。
656:
>>64
まぁそうだな
79:
死ぬほどか分からないし、実体験だから落ちが曖昧なんだが、
少し長い話投下してもいいだろうか?
81:
俺的には怖かったから投下させてもらうよ。
スレチだったらすまん。
金縛り
2年前くらいの話。
当時の俺は高校も中退していて親からも見放された状態だった為、
遊びよりも金って感じで朝から夜までバイト三昧だったんよ。
貴重な休みには息抜きで時々友達と遊びにでかけたりしてた訳。
高校中退だったからDQN友達くらいしかいなかったんだけどな。
バイトできる年から貯めた金で免許もとって車も買って、
バイトで疲れてようが夜中のドライブが日課になってたんよ。
夏頃に息抜きの休み前日の夜に友達と廃墟に行ったりして遊んでたんだが、
期待を裏切るように霊とは会えず、そこにいたホームレスのおっさんにびびらされたくらいで、
ガッカリして帰ろうってなったんさ。んで、帰りの車内で怖い話をしようってなった。
82:
でな、家に居た時に携帯サイトで見た話を思い出して話を聞かせたんだ。
稲川の放送中止になった話。確か内容は戦時のとある女の話なんだがな、詳しくは話せない。
要するに誰かに話したらいけない系統の話だったんだ。
当時の俺はそんなの信じてる訳もなく得意げに皆に聞かせた。
これが間違いだったんだ。
まぁ、なんだかんだで帰りの車内は盛り上がってそのまま各自宅へ友人を送り届け、その日は解散。
未だ慣れない夜の運転に疲れた俺は、体のだるさを気にしつつ家までの階段をのぼり
鍵を差し込み回せばドアの部に手をかけて玄関開けようと引いたんだけど、
ガチャンっていって開かない訳。
鍵閉めてったよな??って疑問抱きながらも、もう一回鍵取り出して玄関開けて中に入った。
早く風呂に入りたくて取り敢えず部屋の電気つけたらびっくり。
空き巣に入られたように部屋があれてた。
クローゼットの洋服やテーブルの上にあったものは床に散らばってるしで最悪。
しょうがないから警察呼んで事情聴取。
84:
事情聴取終えてシャワー浴びて、明日バイト休みだから
明日片付けようと思って寝室のベッドに飛び込んだ。
その日初めて金縛りにあった。
胸元に誰か乗ってんのかってくれい圧迫されて首を締められるような感覚で、
顔の前には気配感じて吐息がかかる。
気持ち悪いし苦しいし目あかないし、疲れたから寝たいってのもあって苛々しはじめて
心の中で『眠いんだよ!!』って叫んだら金縛りがとけて瞼開いて体を起こした。
なんだ、呆気ない。って思ってたら耳元で
「あなたの体ちょうだい」
って囁かれてゾッとした瞬間、気が付いたら寝てた。気を失ったらしく情けないって思った。
次の日の昼間、蒸し暑くて窓を開けながら部屋の掃除をし終えてテレビ見ていたんだが、
急に恐怖心が襲ってきて家にさえ居たくなくなった為、急いで車の鍵もって友人宅に向かった。
急に出向いたわりには、快く迎えてくれて夜までそいつの家に居座ってたんだ。
流石に明日バイトだし長いするのに罪悪感もあり礼をいって家に帰る事にした。
88:
友人と過ごしたおかけで、恐怖心どころか昨日車内で話した事もすっかり忘れていたのだが、
家について中に入ると変に家の中の風通しが良くて焦げ臭い。
真っ暗だから見えないし、どうせ近所の誰かが
魚でも焦がしたんだろと思って電気をつけて窓の方をみた。
窓をみてゾッとした。
エアコンとその周りの壁が真っ黒でカーテンが半分以上もなくなってた。
網戸に火種がとんだらしく燃えた跡のように大きな穴があった。
気持ち悪くて窓を閉めようと手をかけた瞬間、目の前に紫いろの着物に身をつつみ、
左脚右腕のない女が目見開いてニタニタしながら立っていて思わず小さい悲鳴をあげて尻餅ついた。
満足したかのように笑っていて、俺死ぬかもって思ってたらスッと女は消えた。
暫く恐怖でその場に座り込んだままだった。
後日、エアコンも新しいのを業者に取り付けてもらいカーテンも網戸も新調した。
あの話をしたから、こんな事が起きたのだろうかと考えるも確信がない為偶然だって思うようになって
数週間後、バイト先に行く途中、車内のバックミラーにふと目をやると
紫色の着物を着た女が後部座席に座っており変わらずニタニタと笑っていて、ひって短い悲鳴をあげて
視線を前に戻した瞬間、後ろから車に突撃されて全身打撲とあばら骨折で病院に入院。
突撃された瞬間、ゲタゲタとでかい笑い声を耳にして痛みに耐えられなくて気を失った事を覚えてる。
それ以来なんもないけど
もう誰かに話てはいけない系統の話はしないって思った。
文章へたくそですまん。
読んでくれた人がいたなら、ありがとう。
90:
>>88
乙
久しぶりに怖かったよ
94:
>>90
ありがとう。
以来いろいろ体験あったんだけど、俺の中では
一番この体験が怖かったから投下させてもらったよ。
読んでくれた人お粗末さまでした。
198:
夏休みのバイト
去年の夏休みにしたバイトの話
去年の夏休み前、俺と友人A、Bが大学の掲示板を見ていると、変なバイトの募集チラシがあった。
内容は、「日給8000円、避暑地の別荘の引越し作業、
3泊4日の泊り込みで食費と交通費は別途支給」というものだった。
俺が「これけっこうおいしくね?」というと、Aが「チラシの感じだと宿泊先もこの別荘だよな?
楽そうだし電話してみね?」と返してきた。
Bも「別荘地で過ごせて金ももらえるのか、おいしいじゃん」とノリノリで、
3人ともたいして深く考える事もなく連絡先に電話してみる事になった。
電話をするとそこは別荘地の管理事務所?のような場所で、
なぜか俺達は面接も何も無しに即採用された。
この時、少し怪しいと感じるべきだったかもしれない。
当日、俺達は早朝に出発し、午前中のうちに待ち合わせ場所の最寄り駅に到着した。
到着すると既に迎えの車が待っており、中には人の良さそうな40代くらいのおじさんが乗っていて、
道中おじさんが色々と作業内容などを説明してくれたのだが。
ざっと書くと場所は別荘地からは少し離れたところにある2軒の別荘、
老朽化と立地の悪さから持ち主が手放す事になり、どうせ買い手も付かないだろうという事で
取り壊すので中のものを全て運び出すということらしい。
ちなみに、荷物の受け取りに毎日夕方バンが来るが、作業そのものは俺たち3人だけでやるとのことだった。
それと、食事はそのバンが毎回持ってきてくれるので気にすることは無いらしいし、別荘は2件とも
電気もガスも水道も繋がっているし、携帯の電波は届かないが
備え付けの電話があるので不便は無いとの事だった。
また、俺達の寝床はどこでも好きな部屋を使って良いらしいが、後々結局運び出す事を考えたら
入り口近くのほうが良いんじゃないか?とも言っていた。
今から良く考えると、それは完全隔離状態になるのと同じ事で、
相当怪しいのだが当時の俺達は全くそこまで頭が回らなかった。
199:
別荘に到着したとき、俺とA、Bはちょっと引いてしまった。
老朽化していると聞いていたが、予想よりもかなり古いし荒れている。
2軒とも大きな建物で普通の家と変わらない大きさのログハウス風なのだが、
木の壁は黒ずんでいて日のあたっていない場所や下のほうは苔が生えている。
しかも庭は何年も放置していたようで荒れていて、植木は枯れるか枝が伸び放題、
雑草が生い茂りあちこちに蔦が絡まっている。
俺とA、Bが「うわー…」という顔になって立ち尽くしていると、
おじさんが「ま、まあ外見はあれだけど中は結構きれいだよ、と手前側の建物から中を案内始めた。
なるほど、たしかに外見と違い中の方は結構小奇麗だった。
どうも先に少し片づけが進んでいたようで、
玄関を入ると横に棚や段ボール箱が無造作に置かれているが、
それ以外は特に気にするような物もなく、「別荘っていっても普通の家とたいして変わらないのな」
と思いながら室内の案内や作業の段取りの説明を聞いた。
次に隣のもう一つの方の説明になったのだが、
玄関を入るとちょっとカビ臭い、あとなんか妙に陰気な気もする。
おじさんは気にせずあがり説明をし始めたのだが、最後にまだ行っていない
1階の廊下の奥のほうをみながらこう説明した。
「あの奥はやらなくて良いよ、以前雨漏りしてね、それ以来床がモロくなっていて危ないんだ、
奥の部屋には大した荷物も無いし、そのまま取り壊すから」ということらしい。
なるほど、カビ臭いのはそのせいかとちょっと納得した。
一通り説明が終ると、おじさんは俺達に名刺を渡し「じゃ、よろしくね」というと帰って行った。
初日は午後からの作業ということもあり、ある程度片付いている最初に説明してくれた
奥側の建物の二階の荷物を1階に降ろす作業をし、夕方にやってきた
さっきとは別のおじさんのバンに荷物を乗せ、1日目の作業を終らせた。
俺達はかび臭いほうの建物に泊まる気はなかったので、さっき作業をした方の建物のリビングに
寝泊りすることにし、夕食を食い風呂に入ると、疲れていたこともあり早めに寝てしまった。
200:
翌朝、朝飯を食っているとBが変なことを言い出した。
「昨日さ、夜変な音聞かなかったか?」
Aが「変なって?」と聞くと、
Bは「いや、夜ちょっと目が覚めてトイレいったんだけどさ、その時に外から何かを引き摺るような変な音聞こえてきたんだよ…、なんか気味悪くてさ」という。
俺はBが俺達を怖がらせようとしてるんだなと思い「またまたー」と笑いながら言うと、
Bは真顔で「ネタじゃねーって、マジ聞いたんだって」と言い返してきた。
俺は予想外の返事にちょっと面食らっていると
Aが「じゃあちょっと作業の前に周りを確認してみるか?」と提案してきた。
飯を食い終わった俺達は、Aの提案どおり別荘の周辺をちょっと散策してみる事にした。
が、周辺を散策してみたが、草が生い茂っていて先に進めない場所などもあったにはあったが
特になにもなく、Bが動物の歩く音でも聞いたんじゃ無いかという話で落ち着いた。
その日はそのまま奥側の建物の片づけをし、もう1日くらいかかるんじゃないかと思ったが意外と早く
その日のうちに全て運び出せ、作業を完了することができた。
その日の夜、俺が寝ていると隣で寝ているBが俺を起してきた。
BはAも起したらしく、「こんな夜中に何なんだよ」と迷惑そうに聞くと、
Bは「耳澄まして外の音聞いてみろ」と小声で言って来た。
俺とAは何なんだよ…と思いながら聞き耳を立ててみると、
ズズ…ズズ…と何かを引き摺るような音が聞こえる。
俺とAは顔を見合わせ、Bに「…何あれ?」と聞くと、
「俺が解るわけねーじゃん、だから言ったろ?」と返してきた。
動物の音にしてはなんか規則的過ぎるし、そもそもあんな音を立てるような動物は全く想像がつかない。
俺はちょっと怖くなってきていたがAとBに「窓から外を確認してみないか?」と提案した。
AとBも怖かったみたいだが、音の正体は皆気になるので窓のほうへと3人で移動し、
カーテンを少しずらして外を見てみた。
すると、もう一つの建物の玄関のところに何かがいる。
201:
薄暗い月明かりしか明かりが無いので何なのかは良く解らないが、大きさ1mちょっと、
子供くらいのサイズの何かがゆらゆらと揺れながら黒っぽいものを引き摺っているのが見えた。
俺達が声も出せずじっとそれを凝視していると、
それはズリズリと何かを引き摺りながら建物の影へと消えていった。
完全に見えなくなってから更に2?3分過ぎた頃、Aが「なんだあれ…」と声を挙げた。
俺が「人…か?」と聞いたのだが、Bが「あんな小さい人って子供か?子供がこんな山奥に、
しかも深夜にいるか?ありえねーよ」と答えた。
それもその通りだった、では、あれは何なのか。
Aが「…一応、確認しにいくか?」と提案した、その時完全にびびっていた
俺は「いや、どうせ明日あっちの建物の片付けするんだし、その時一緒に確認すればよくね?」と
やたら早口に即答した。
AもBも内心ビビってたらしく、全員そうしようという事でその場は無理矢理寝る事にした。
翌朝、疲れとは明らかに違う理由で俺達の足は重かった。
重かったが、流石に今は昨夜のあれについて確認しないわけにはいかない。
俺とA、Bは近くに落ちていた棒を持ち、恐る恐る昨夜あれがいた辺りの藪を突付き始めた。
暫らくそうしながら別荘の裏側の藪を調べていると、棒の先に何か柔らかい物が当ったのがわかり、
俺はAとBを「おーい、こっちになにかあるっぽいんだが」と呼んだ。
藪を掻き分けて見ると、それはヘドロ状というかなんというか、
どろどろしたなんだか良く解らない黒い色の物体で、
良く調べてみるとそこにあるだけでは無く点々とあちこちに落ちていて、
後をたどっていくと別荘の裏の壁にもベチャッという感じで張り付いていた。
更にその物体の後を辿ってみると、どうも別荘の縁の下のほうにも跡が続いているように見えた。
が、それ以上は何も無い。
縁の下のほうも見てみたのだが、入り口の辺りに例のどろどろした物体があるだけで
奥のほうには無さそうで、俺もAもBもなんか妙に期待はずれというかgdgdになってしまって、
そのまま微妙な空気のまま引越し作業の続きをする事にした。
202:
昼過ぎ、2階部分がある程度片付き出し、そろそろ休憩しとくかとBと話していると、
1階にいたAが「ちょっとこっち来てくれ」と俺達を呼んだ。
1階に下りていってみると、Aは例の雨漏りがして床が腐っているという
廊下の手前辺りにいて、俺達を手招きしている。
Bが「どうした?何かあった?」というと、
Aは「この奥で何かガサガサ音がするんだが…何かいるんじゃねーか?…昨日のあれとか…」
と真顔で言っている。
俺は一瞬ゾクッっとしたが、ビビってることを悟られないように「じゃあ確認してみるか?」と、
行きたくは無いが廊下の奥の方へと歩いて行こうとした。
すると、奥の方からガサッ!ゴトッ!ガサガサ!と何かが蠢く音が聞こえてきた。
全員ビクッ!としていると、Bが「…動物でも入り込んでんじゃねーの?」と
明らかに自信無さそうに言っているが、昨日の今日なので流石に怖い。
しかし確認して安心したいという気持ちもある。
そこで、3人で勇気を振り絞り、薄暗い廊下を奥へと行ってみる事にした。
ミシ…ギシ…、床は湿気で相当モロくなっているらしく、歩くたびにいやな音がしてくる、
それに奥のほうのガサガサいう音も消える気配が無い、それでも勇気を振り絞って進んでいくと、
廊下の奥の暗がりに音の正体があった…
それは…腹の辺りからドクドクと血を流している猫だった。
まだ微かに生きているらしく、もがいて動き回るのでガサガサと周囲に脚が当って音がしていたらしい。
俺達はそれを見た途端、「うあああああああああああああああ!」と叫び声をあげてその場から逃げ出した。
別荘の外まで逃げ出し、暫らく放心状態でいたが、
Aが「あの猫、きっともう死んでるよな…何であんなところに…」と喋り出した。
俺も「そもそも何であんなところに大怪我した猫が?おかしいだろ!」というと、
Bが「とりあえずもう一回確認に行ったほうがよくないか…」と言ってきた。
確かにあのままにしてはおけないので、俺達はもう一度廊下の奥へ行ってみる事にした、
が、行ってみるとさっき猫がいた場所には何もいない、血らしい沁みはあるのだがそれだけで、
あれだけドクドク流れていた血すらない。
203:
3人とも「どういうこと?」という顔でお互いを顔も見合わせ、周囲を探してみたのだがやはりいない。
廊下の奥には扉が1つあったのだが、鍵がかかっているらしくビクともせず、
そこにいるとも思えないので俺達はひとまず戻る事にした。
俺もAもBも訳が解らなかったし不気味だったが、作業は終っていないし
もう日が高くなってきていたので、怖さを紛らわすように荷物を運び出す作業を始めた。
昼飯中、Bがボソっと「面接もなしに即決だったのとか、やたら待遇が良いのとか、
作業するのが俺達だけで監督するやつも誰もいないのとか、要するにこれが原因じゃねーの…?」と。
確かにそうだ、俺達は今更ながらこのバイトがやたら不自然で変な事に気が付いた。
Aが「今日だけ作業してさ、それで今日までの給料もらって帰らねえか?」と言い出した。
しかし俺はこういった
「一応3泊4日の契約だろ?最後までやらなかったら給料払わないとか言われたらどうするよ、
それに、『良く解らない何か変なものがいるからもうやめます』なんて通用すると思うか?実害も無いのに」と。
AもBも「そうだよな…」と言い、とにかく早く終らせてしまおう、
そしてバンが来たら一応事情を聞こうという話になった。
夕方、とにかく早くこの場を去りたい俺達は必死で作業を頑張り、
2軒目の荷物もその日のうちにほぼ全て外に出した。
バンが来ると、乗っていたおじさんに俺達はそれとなくここで変な事がないか聞いてみたのだが、
どうもおじさんも頼まれて来ているだけでここのことは良く知らないらしい。
俺達は結局何の情報も得られないまま最後の夜を迎える事になった…
今から考えると、名刺を渡されていたのだからさっさとそこに電話すべきだったのだが。
204:
その夜、事件が起きた。
俺とAがリビングでモンハンをしていると、風呂に入っていたBが飛び出してきて
「おい、やべーよ!またあの音するぞ!」と言ってきた。時間は夜の10時頃。
Bが言うには、風呂から上がって服をきているときに、
脱衣所の窓からズル…ズル…と昨日と同じ音が聞こえてきたらしく、
大慌てでこっちへ逃げてきたらしい。
俺達は今度こそ音の正体を突き止めなければと、玄関にあった懐中電灯を片手に
外へ出てみることにして、準備をすると外に出た。
怖さも勿論あったが、実害は今のところ無いし、恐怖心よりも好奇心のほうが勝ったからだった。
これがいけなかった。
外に出ると、昨日と同じでやはり何か1mちょっとくらいのものが動いている。
懐中電灯を向けようとすると、それはそのまま隣の別荘へとスッと入っていってしまい見えなくなった。
いなくなったほうへ行くと、別荘の鍵はかけたはずなのになぜか玄関のドアが開いている。
とにかくここにこうしているわけにも行かないし、
何より鍵を閉めたはずなのに空いているのは事実なのだから、
中を確認しないわけにも行かない俺達は、3人で目配せすると中に入る事にした。
中に入ると、元からかび臭い建物ではあったのだが、
それ以外に何か生臭いような変な臭いが立ち込めている。
異様な雰囲気の中、俺は廊下の電気をつけようとスイッチを探していてある事に気が付いた、
玄関の横、靴箱の上の壁に、花瓶が死角になって今まで見えていなかったのだが、
明らかにそれと解るお札が貼ってあり、電気をつけて良く調べてみると、
そこだけでは無く廊下の天井にもお札が貼ってあるのが解った。
俺とAとBは「やっぱそういうことかよ…」と顔を見合わせた。
するとその時、廊下の曲がったほうの奥、例の瀕死の猫がいたところあたりから
ギィ…と扉が開く音がした。
あの先には例の鍵がかかっていて開かなかった扉しかない。
そして、廊下の曲がり角からベチャ…ズズ…ベチャ…ズズ…と
何かを引き摺るような気持ちの悪い音がしてきた。
俺達は完全にビビってしまい、何も喋れず動けずその場で立ち尽くしていると、
廊下の角からこちらを何かが覗き込んだ。
俺達は息を飲んだ。
205:
それは人間の子供サイズの日本人形だった、日本人形の首だけが無表情に
廊下の角からこちらを覗き込んできている。
俺は「…え…ちょ…」と声にならない声を出しながら後ずさりし始めた。
AもBも同じで、あまりにも不気味な光景に後ずさりしている。
人形は一度首を引っ込めると今度は体全体が廊下に出てきたのだが、
その姿は身の毛もよだつという言葉がまさにぴったり来る異様さだった。
上半身は和服を着た大きめの日本人形なのだが、
下半身は何か真っ黒のベタベタしたヘドロのような物体に埋まっており、
引き摺っているように見えたのはそのベタベタした黒い物体の後ろのほうだった。
その黒いヘドロのような物体は、まさに俺達が昼間みた物体そのものだった。
人形はなおもこちらに近付いてくる、そして近付くにつれて鼻をつくような生臭さが漂ってくる。
俺達はなおもずるずると後ずさりし、玄関から外に出たのだが、その時俺はある事に気が付いた。
動揺していてそこまで気が回らなかっただけだとおもうのだが、
この人形、何か歌いながら近付いてくる、耳を澄ますと、民謡の手毬歌のような、
でも良く聞いてみるとお経にも聞こえるような、不思議で不気味なフレーズの歌を歌いながら近付いてくる。
結構近くで聞いているはずなのだが、何故か歌詞はわからないのだが…
俺たちが後ずさりして道のあたりまで出た時、
Bが「おい、やべーよ!」と俺とAに森のほうを見るよう促した。
俺とAが森のほうを見ると、あちこちの藪がガサガサと揺れている、
何か沢山の物がこっちに近付いてくるようで、その数はどんどん増えてきている。
更に、そのガサガサ言う音に混じって、人形が歌っているのと同じフレーズの歌があちこちから聞こえ始めた。
206:
俺はAとBに「やべぇよ!逃げるぞ!」と大声で言い、そのまま全力で道を走り出した。
俺達はそのまま全力で息が切れるまで多分1kmくらいは走り続けたと思う、
流石に疲れてAが「ちょっと待てって!」と俺達を呼びとめその場にヘタリこんだ。
Aは息を切らしながら「勢いで逃げてきたけど、どうすんだよ、俺達の荷物も置いたままだぞ」と。
それに続いてBも「わけも解らず逃げてきたけど、これからどうするんだ…?」と。
俺は2人に、「でも、これからまたあそこに戻るのか?」と聞くと、2人とも無言で首を振った。
その時、森の中からまたあの歌声が聞こえてきた。
Bが真っ青な顔で「あいつら追ってきやがった!」と大声で叫んだ。
俺たちは疲れていたが、それでもそこにいるわけには行かずまた真っ暗な山道を全力で走り出した。
それから更にどれだけ走ったか解らないが、ドライブインらしきところにたどり着いた。
勿論、こんな時間にやっているわけがないのだが、それでも安心した気分になったのはたしかだった。
そして、俺がふと携帯を見るとなんとアンテナが立っている。
俺は急いでもらった名刺の電話番号に電話したのだが、流石にこの時間では電話が繋がらない。
すると、Aが自分の携帯でどこかに電話し始めた。
Aは電話越しに何かやり取りしていたが暫らくすると「とりあえず来てくれるって」と力なく答えた。
どこに電話したのか聞いてみると、どうやら警察に電話したらしい。
それから30分ほど、俺達はまたあの人形が追ってくるんじゃないか、
歌声が聞こえてくるんじゃないかとビクビクしながら待っていると、回転灯を回したパトカーがやって来た。
パトカーを見た時、俺はこれからどう事情を説明した物かとか考えるよりも先に心底ホッとして、
その場にへたり込んでしまった。
何か完全に緊張の糸がほぐれたという感じだった。
207:
パトカーに乗せられ、俺達はとあえず近場のビジネスホテルまで送ってもらえる事になった。
道中事情は一通り話したは話したのだが、当然のように全く信じてもらえず、
最終的に単なる見間違いという事にされてしまった。
まあ仕方が無いと言えば仕方が無いが…
ホテルの前で降ろしてもらい、警官にお礼を言って見送ったあと、俺達は重大な事に気が付いた。
財布、別荘に置きっ放しだった…
結局俺達は日が高くなるまで近場の公園で野宿する事になった。
翌朝、名刺の番号に電話してキレ気味に事情を話すと、最初に駅に迎えに来たおじさんが
血相を変えて大急ぎで公園まで迎えに来た。
おじさんは車の運転中、「ほんとごめん、ちゃんと事情くらいははなしておくべきだったね…、とりあえず事務所で全部話すから」と、
平謝りに謝り続けたので、俺達は何か気まずくなってしまい怒るに怒れなくなってしまった。
事務所につくと、どうも先に誰かが俺達の荷物を取りに行っていたらしく、
あと20分ほどで荷物を持って戻ってくるらしいとのことだった。
そしておじさんが事情を話し始めた。
予想通りというかなんというか、あの別荘2軒は「例の日本人形」が
出てくるようになったので持ち主が手放してしまった物件らしい。
そして、取り壊す事になって荷物を運び出し始めたところ、次々と怪現象が起こり、
しかも、噂が広まってしまったため、近場の人は誰もあそこで作業をしてくれなくなってしまったのだという。
それが1年前の事。
それで困ってしまい、近所のお寺に相談し結構お金をかけて御払いをし、もう大丈夫だろうということで、
地元から離れたうちの大学に求人を出したというのが事の顛末だった。
そして、俺達が「まんまと引っかかった」というわけだ。
209:
おじさんお話によると、元は昼夜問わず怪現象や人形が目撃されたらしいが、
お払い以後昼間行っても何も起きなかったのでもう大丈夫だと勝手に思い込んでいたらしい。
その結果が今回の事件なわけだが…
おじさんは「ほんとごめんね、給料は4日分全部払うし、交通費も今払うか」とやたら腰が低いので、
俺達はもう何か完全に肩透かしにあってしまい、起こる気も起きず
4日分のバイト代と帰りの分の交通費を貰うと帰る事にした。
最後に、俺はおじさんに一つ質問をした。
「おじさん、結局あの人形は何なの?」と、するとおじさんはこう答えた「さあ?」
以上です
オチも何も無いですが長々とお付き合いありがとう御座いました。
212:
ナース
高校生の頃、インフルエンザで高熱を出した。意識が朦朧として、救急車で病院へ。
肺炎と分かり三日ほど寝込んだが、なかなか体力が回復せず、そんまま半月ほど入院した。
定時に看護師が点滴を交換したり、配膳したりで訪れたが、時々30代半ばくらいの
看護師がたいした用事もないのにふらりとやってきて、こちらの顔を窺うことがあった。
やっと食事が取れるまで回復して、看護師とも会話できるくらいになった。
そこで、時々見回りに来る看護師について聞いてみた。
「あの人は何をしに来るんですか」と言うと、そんな暇がある職員はいない、
名前は?と聞かれ、白衣ではなく、薄緑色のナース服だったと答えると、
一瞬こわばった表情になってこちらを見た。あきらかに動揺して、最近も来たの?と
小声で話しかけられ、この三日は来ていないと答えた。
何回来たか覚えているかと聞かれ、五六回かなと返すと、パートで頼んだ人だったかも、
などと曖昧に口を濁し、それきり部屋を出て行った。
その病院を退院して一年後、足の指を骨折して再び訪れると、偶然に謎の看護師の女性と出くわした。
女性は急患受付の廊下にいて、運ばれてきた老人の担架を無表情に覗き込んでいた。
その様子が変だと感じると、ぱっと全身に鳥肌がたった。
視線を逸らすのが遅れた瞬間、彼女はこちらに気づいて、スウーと近づいてきた。
そして、「あんた、私が見えるの?」と話しかけた。
思わず両手で顔を覆い、心の中で消えろ、消えろとつぶやいた。
五分ほどそうして顔を上げると、もう彼女の姿はなかった。
幽霊を見たのはそれっきりだが、死神だったのかもしれない。
248:
ベッドの下
カキコミはじめてです!
私が小学生(5?6年に)体験した話をかきます
夏休みに父方のいとこの家に泊まりに行った時の事
いとこの家は山奥?で回りに家は沢山あったがお墓があったりして、
小学生の私は、あまりいいイメージを持ってはいなかったんです
249:
248の続き
その日の夜はいとこの部屋で寝る事にしました
いとこの部屋には大きなベットがあり、充分子供2人は寝れました。
しかしその日は父方の妹(叔母さん)が気をつかってくれベットの下隣に布団を引いてくれました。
250:
続き
細かくて申し訳ないです、
結局いとこと二人で布団で寝よういう事になりました布団の中で話をしたり本を読んだりしていました
もう寝ようかとなった時
ベットの下に足をのばした瞬間右足の親指が誰かの口の中に入る感触がありました
生暖かい口の中に。とっさに『噛まれる!』と思った私は足をすぐに布団へ戻しました。
251:
最後です
ベットの下は大人一人入れるスペースはありましたがもちろん誰もいませんでした。
いとこ(2個下の女の子)は隣で寝ているし、大人達も寝ているし一人でガクガクしながら
(近くにはお墓もあるし)布団にもぐりました。
あの親指が口に入った感触今でも忘れられないです。ベットの下って怖いんですね…。
252:
地縛霊かもね
261:
>>252
地縛霊って
悪い霊なんですか?
264:
>>261
いやその霊にもよるけど
成仏しきれていない可愛そうな霊
256:
2009年の、 民主党政権交代以来、
日本で起きた天変地異
民主党口蹄疫、
記録的な、異様な酷暑、
日本海側での集中豪雪、
新燃岳大噴火
東日本超震災発生
ーーーーーーーーーーーーー
1993年から1994年、
細川、羽田両政権の、
非自民政権下で起きた大災害
1993年ー1994年
記録的な冷夏による、米不足
北海道南西沖大地震
北海道南東沖大地震
三陸遥か沖大地震
オウム真理教による、
松本市サリン散布事件
1994年は、異様な酷暑だった。
1995年
社民党党首・村山富市首相の
社・自・さ連立政権が出来る。
で、阪神大震災。
オウム真理教による、地下鉄サリンテロ事件が起きた
302:
放送室・みるとおかしくなる
どこの学校にも怖い話は幾つかあるものだけど、
俺の母校の小学校は、なぜか怖い話が放送室にばかり集中している。
数えきれない噂があるんだけど、中には実際に起きている出来事もあったりする。
クラスメイトが体験したのをきっかけに俺は興味を持って、
機会があれば地元の近所の人からさりげなく
「小学校の放送室」について話聞いてみたりしていた。
その中から幾つか選んで、下手だけどまとめてみた。
ややこしいけど事件ごとの↑(矢印)以下は出来事に関する補足と、噂のまとめ。
事件は全部同じ小学校の出来事。上から古い順。
303:
【放送事件】
80年代前半の出来事。
午前10時過ぎ、2時間目の授業の最中、放送の流れるスピーカーの電源が入り、
「・・・さい。・・・なります。・・・さい。・・・なります。」
と、抑揚の無い棒読みの声で、低めの大人の女性の声で放送が流れる。
1・2年生には泣きだす児童もいたため、1,2年生の担任の先生は教室に待機。
3年生の教室に居た3年の担任の男性のA先生が、生徒を落ち着かせた後真っ先に放送室を確認に向かう。
続いて4?6年生の担任等他の先生や用務員が駆けつけ、
真っ先に駆けつけていたA先生に情況を聞くも、「放送をした者を確認できなかった」。
当時、学校にいた女性の先生は皆授業中だった。
学校では、外部の者が学校に侵入し行った悪戯として、防犯体制を強化した。
↑
俺が小学校に入学するだいぶ前に起きた事件。
真っ先に駆けつけた3年生の担任のA先生は、
その事件の日から体調不良を理由に、仕事を休むようになっている。
他の先生たちで台替えの授業を行ってA先生の復帰を待ったけど、A先生は結局3週間ほどで退職。
3年生の生徒が手紙を書いたり連絡を取ろうとするも、連絡はつかなかった。
さらに、A先生は精神病で病院に入院しているという噂が流れる。
件の流れた謎の放送、「・・・さい。・・・なります」、はボソボソとした口調だった為、
生徒の間で、こう聞こえたー、いやいやこうだー、と様々な意見が流れたが、
一番多かった意見が、「見ないでください。おかしくなります。」
304:
【窓ガラス破壊事件】
当時小学校5年、放送係のB君が放課後、1階放送室の校庭側に面した窓に体当たりして、
外れた窓枠と一緒に放送室に面していた校庭に落下した。
落下と同時に窓ガラスが割れてB君は切り傷を負い、入院が必要な位の大怪我。
↑
俺が実際に小学校の生徒だった頃にあった事件。B君はクラスメイト。
入院しているB君に、俺とクラスの数人とで一緒にお見舞いに行って話を聞くと。
放課後、放送室で係の仕事をしていたら、急に放送室に女の人が現れたらしい。
髪は長め、後ろ向きで部屋の隅に立っていて、全く動かない。
B君は、驚いて放送室から逃げようとしてドアの方を振り返ったら、
今度はそのドアの前で、ドアを塞ぐように後ろ向きのままで立っていた。
意味無くここに居る訳じゃない。自分を狙っている。
と、危機感を感じたB君は、今度はドアと反対方向の窓に向かってダッシュ。
窓のカギ開けた所で、窓に女の顔の輪郭が映ったのを確認する。
つまりさっきまでと同じ後ろ向きじゃない、こちらを向いている。
ここでB君半分パニック状態になる。もう窓を開ける時間さえ惜しい。
B君は窓にそのまま体当たり。何とか放送室から抜け出せた。
というのが一連の流れだったらしい。
どんな顔だったの?という俺らの問いには、「ガラスに映ったのを見ただけだから良く分らない。」とB君。
服は?と聞くと「ボロい古い柄の布を何重にも重ねたようなもの。」
俺たちはそれを学級新聞にしようとしたが、流石に先生に怒られた。
B君は閉所恐怖症になってしまったけど、怪我が治ると転校して他の学校に復帰。
俺が放送室の女の噂集めるようになったきっかけになった出来事。
305:
【自殺】
教頭であるC先生が夜に学校に忍び込み、放送室の直ぐ向かいにある上り階段で、
すずらんテープを束ねたものを階段の手すりに結び付けて、首を吊って自殺。
学校で契約していた警備会社の社員が発見。
【消えた魚事件】
2か月ほど、学校中の水槽から、観賞魚が1匹づつ消えていった出来事。
後に放送室の資料を保存する部屋の引き出しから大量の干からびた魚が発見される。
町内の有志の人が、事件が落ち着いた後、魚寄贈してくれている。
↑
近年起きた出来事、この話は俺の姉(子供がそこの小学生)から聞いた。
学校中の水槽の魚が日々どんどん消えていき、ほとんど魚が居ない状態にまでなったらしい。
先生たちの間で調べて、ある一人の生徒の仕業だと判明して、その子に話を聞いたら、
放送室の隣の放送準備室(資材置き場的な部屋)に隠してあるって白状した。
その子が抜き取ったのか、それとも腐ってしまったのか、
発見された干からびた魚には目が無かった。
先生たちは、特に犯人について生徒に発表しなかった為、
どの子の仕業かはっきりとは分からないが、
ちょうどその時期に、不自然に急に転校した子供がいて、その子では?と噂されている。
さらに、どうしてこんな事をしたのか、という先生の問いに、
その子は「あれの顔をみても、こうすれば助かる」と錯乱気味に答えたとの噂もある。
306:
????????????????
他にもいろいろな出来事や噂があるけど、
どの話もだいたいの共通点は、放送室に女がでて、「顔をみちゃいけない」。
とりあえず、犠牲になった可能性のある人の話と、助かった人の話と、
救済方法の話、という訳で選んで書いてみた。
これからも、周りに変人扱いされない範囲で、地道に情報集めて行くつもり。
正直、B君から聞いた話は、小学校の時の俺のトラウマだし、
噂にある程度一貫性があると、その放送室の女が本当にいるみたいで、怖くてしょうがなくなる時もあるけど、
なぜか【窓ガラス破壊事件】のB君の話を聞いた時からずっと興味が尽きない。
近々、「ある年度の卒業アルバムに【放送室の女】が写っている」って言われている、
その卒業アルバム(70年台のもの)を近所の人にみせてもらう予定。では失礼しました。
312:
>>306
怖くて楽しめたけどさ、
最後らへんの文章少し気になるんだよな。
お前とり憑かれてないか?
326:
>>306
久々に怖えぇー特に最初の話
216:
代替機
文才無いから長くなる。すまんな。
去年、実際に起きた話。
ある時、携帯が調子悪くなり、ショップに持ち込んだ。
修理の為に預ける事になったんだけど、代替機が無いと言われて、
他のショップに持ち込もうかと思っていたら、一番若い店員(女)が、
『これ、使えないんですか?』
と、一台の携帯を持ってきた。
俺が修理に出した携帯と同じメーカーだし、こっちとしては都合が良い。
ところが、他の店員達が集まって何か相談を始めた。
『…ホントにいいの?』『まずいんじゃ…』『もしかして…また…』
ボソボソと聞こえてくる。
他のショップに、改めて行くのが面倒だった事もあって、
『少しぐらい調子悪くても、電話受けれたらいいですよ』
と、俺は催促するように話しかけた。
結局、その携帯を代替機として預かってきたんだ。
217:
まぁ、経験した人なら分かるはずだけど、代替機を借りる時には
中身がリセットされてることを、店員と確認するよな?
もちろん、その時も確認して、書類にサインを書いた。
ところが、帰宅してから携帯をいじっていたら、発信履歴に
見慣れない番号があった。
それも日付が半年も前の。
携帯電話の日付時刻設定は間違っていないし、俺は代替機から誰にも
電話をかけた覚えが無い。
何より俺は、基本的に受ける方が専門に近くて、殆どの用事は
メールで済ませるタイプだ。
気にはなったけれど、借りる時から調子が悪そうな口振りだったし、
このぐらいの事は気にしても仕方ないと思った。
218:
それから翌日の話。
代替機に、特に調子の悪い部分は無く、知り合いにメールをしていた。
やり取りをしてる時に、ちょっとした操作ミスで、最新の受信メールから
一番古いメールに表示が切り替わったんだ。
(リストで一番上に最新メールが出てる時に、上キーを押した)
メルマガやら、仕事の連絡でメールを頻繁に受信する事もあって
俺の受信ボックスには、せいぜい1ヶ月前のメールしか無い。
保護してあれば別だけど。
ところが一番古いメールは、見覚えの無いデコメで
半年も前のメールだった。
絵文字も無く、黒背景にオレンジで、
たった一行『ねえ?見えてる?』だけ。
凄く気になって返信してみた。『いつ送ったメール?』って。
219:
案の定、送信完了と同時に、未達の時のエラーメールが来た。
ところが、それと同時にもう一通のメールまで受信してた。
つまり、二通同時に受信した事になる。
エラーメールと別のメールには、一言。黒背景にオレンジの文字で『今』
それから何通かメールをしても、毎回エラーメールが来る。
そして、返事のメールも。
やり取りで分かった事は、相手が20代の女性で、1人暮らしらしいと言うこと。
興味を持つと同時に、段々と気味が悪くなってきて、その日はメールを止めた。
続きは長くなりそうだから、一旦書きためるよ。
要望があれば早めに書くし、なければのんびり書く。
363:
丸一日でかけていて、遅くなりました。
続きを書く。
翌朝起きると、メールの着信ランプが点滅してる。
まぁ、寝てる間にメルマガが届くから、毎朝の事なんだけど。
いつもと違うのは、前日にメールした正体不明の相手から
『見えるの?』『見えてないの?』
と交互に数十通のメールも届いていた。
さすがに気持ち悪くなって、前日のやり取りも含めて
全部メールを削除して、拒否リストに入れてから仕事に出かけた。
昼飯の時間になって、携帯をいじっている時に、半年前のメールが
まだ残っている事を思い出した。
黒背景にオレンジの文字で、デコメ。正確にはHTMLメール。
その時、その文字にリンクが貼られている事に、気付いたんだ。
クリックすると、地図が出た。見慣れたGoogleの地図。
そして、表示された地点は、俺の自宅。一気に寒気が来た。
言いようの無い嫌悪感と恐怖。
365:
例えば、俺が自宅にいる時にクリックした結果が、自宅の地図なら
現在地を表示するリンクが貼られていたって解釈すれば
まだ納得は出来る。
ところが、今は自宅とかけ離れた場所で、明らかに自宅の地点を
指定した地図が表示されている。それも、半年前のメールに。
頭がパニックになりそうになっている状態で、気が付くとメール受信している。
『見えた?』黒背景にオレンジの文字。
そして更に、とんでもない事実に気付いた。メールの受信音も
通知ランプも点かない。
他のメールは、もちろん通常通りの受信音で、通知ランプも点く。
メールのやり取りをしてる内は、エラーメールと同時に来るから
全く気にしてなかった。
無音で気付いたら受信している。
『裸だから寒い』
『暗くて怖い』
『誰も来ない』
次々と受信するメール。受信拒否も意味が無い。
366:
俺の事を知っている誰かが、いたずらしてるのかとも思ったけれど
受信拒否や半年前のメールの説明がつかない。
質問すると返事が届いてたメールは、段々と一方的になり
『怖い』『見てる?』『寒い』をリピートしはじめた。
余りの気持ち悪さに、友人の使わなくなった携帯を借りる事にして
代替機を返却する事にした。
ショップのカウンターで返却の手続きをしてる最中に
未読メールが一通ある事を店員に教えられた。
それはまさに今の時刻が刻まれた『独りにしないで』というメールだった。
そして、ただただ黒いだけの写メが添付されていた。
店員は何かを知ってるらしく、顔がひきつっている。
あわただしく店員は代替機をリセットして、手続きを終わらせた。
367:
この話は、これで終わり。だけど後日談がある。
代替機を借りてすぐに見つけた、半年前の発信履歴は、顔見知りの携帯番号だった。
気になってメモしていたのを、知り合いに見せたら見覚えがあると言われ、
調べてもらったら、 連絡先は交換してないけど、顔見知りの女性だった。
実は半年程前から失踪しているらしい。
あの変なメールはそれっきり届かなくなったし、忘れようとしてたんだけど
数日前、自分が寝ていた時間に、その番号に発信した履歴が残っていた。
1人暮らしだから、誰かが携帯を触った形跡もないのに。
思い出して怖くなったので、ながながと書いてしまった。
駄文ですまない。
395:
いる
初めて書くわ
ごめん怖い話とかではなくてただの事件だからスルーおk
かなり前の話なんだけど、事件としては解決してて
地方紙の小さな欄に載った本当にあった事なんよ
俺の友達の話なんだけどね?だから俺は聞いた通りを書くだけだし
当事者じゃないんであんま詳しくは書けないんだけど…
友達(k子)が高3ん時に留守番してたんだって
なんか親戚の結婚式で両親が不在で一人で受験勉強してたらしいのよ
で夜に台所に飲み物取りに行ったときに、窓が開いてたんだと
閉めたつもりだったらしいんだけど、よく見たら鍵んとこがガムテープ?
付いたままで割られてるのに気づいたんだって
ですぐに泥棒が入ったって感じたらしくすぐに俺に電話しようとしたらしい(台所に電話ある)
なんで俺かって言うと、そんときは携帯とか無くて親戚の電話番号もわからなくて
なにより住んでるところが田舎で同学年の幼馴染は俺だけで…って感じで、
まぁパ二くってたんだと思う
俺は高校も違うし思春期であんま話とかしてなかったんだけど
でも俺はその電話結局取れなかったんだ寝ててw
話それたが、んで電話してコール音なってる時にk子がふとテレビの方に目をやったら
テレビの後ろに隠れてる泥棒の足を見つけてしまったらしいのよ
深夜だし田舎だから台所だと息とかも聞こえるらしいんだけど、息止めてる?のか超静かで
泥棒は自分がばれてるのは気付いてないらしくずっと隠れてるんだけど、
k子にしたらもう心臓バクバクだったんだって
んで結局電話もつながらなくて台所を出ようと思ったらしいんだけど
どうしてもテレビの前を通らないと戸(ドアじゃない)を開けられないらしく
ドキドキしながらも平静を装って前を通ったらしいんだけど
そんときに戸が建て付け悪かったのかなかなか開かなかったらしいのよw
でふとテレビの方見たらしく
そしたら泥棒まっぱ!しかも口紅してて化粧してんのきもすぎ…
案の定バレた泥棒でてきてレイープしてきたんだと、
でもすんげー暴れたらしくてぎりぎり未遂に終わった
隣の家の人が叫び声に気付いて助けに来てくれたらしい
新聞にはなんか前科ありの暴行魔なんだと書かれてました
おwr
396:
相手にこちらが気付いている事を悟られないようにするシチュエーションって怖いな
397:
こえええ・・・
457:
『日傘の女』
姉から聞いた話。
高校生の時に用事があって、いったことのない駅に行った時、
ホームに秋なのにサマーワンピ着て、真っ白いレースのいっぱいついた
日傘持ってる女の人がいたんだって。
日傘も手に持っているんじゃなくて、ホームなのに傘さしてたそう。
えぇっ?と思っていたら、ホームに電車が入ってきて女の人を見失ったそうな。
で、姉が社会人になって通勤途中に人身事故の起こった電車に乗ったことがあったんだって。
やだなーとか思いながら外を見ていたら、本当に運悪く遺体搬出しているトコで、
姉のいる車両の近くに搬出して置いていたそう。
458:
見たくないけど好奇心でそっちを見ていたら、駅員とか警察?の人に混じって、
レースの日傘が見えたんだって。
えっ?と思ってよく見ると、サマーワンピの女の人がいたんだって。
姉はそこで怖くなったんだけど、なぜか目が離せなかったらしい。
一回瞬きをしたら、遺体のそばにいたその女の人が電車のそばまできていて
姉に向かって何か言ってにこって笑って消えたんだって。すごくかわいらしい女の人だったと。
何を言ったのかわからないけど、きっと「ほらね」っていったと思うと姉は言っていた。
でも死んだ人を姉は知らないし、その女の人にも心当たりはないらしい。
459:
>>458
ほらねじゃなくておいでって言ったんだよ
467:
>>459
その勘違いのおかげで助かったのかも知れないよ
おいでって言われたのが分かってたら惹かれて行ってしまったのかも
ダイノジ大谷の怖い話『踊って』
480:
この流れで一つ話投稿していいかい?
481:
>>480
どうぞどうぞ
483:
階段の手摺り
俺にはNっていう友人がいるんだが、
どういう訳かNは自分の家に人を呼ぶのを嫌う。
いや、嫌うというか
親に友達を家に上げるな。と言われていたらしい。
確か、家が片付いてないだとか、洗濯物が干してあるからだとか、毎回理由はそんな感じ。
Nは学校の中で一番の人気者で、友達の数も多くてさ。
家に遊びに行く約束とか良く言われるんだけど、
そういう時、絶対にNは断る。
しかし、それが長い間続くと、
何故かNの家は玄関だけで遊ぶならOKっていう許しが出た。
男5、6人が人ん家の玄関でカードゲームしたりゲームボーイしたりする
ちょっと珍しい事になってたのはいい思い出。
玄関は広かったし、すぐ近くにトイレもあったから何不自由なく遊べたし、
最初は新鮮味のあった遊びのスタイルも、皆徐々に慣れて、それが普通になっていった。
484:
俺は幼稚園の頃からNを知っていて、自分で言うのも何だが、Nとは親友のつもりでいる。
それくらい仲が良かったんだ。
一緒に飯を食いに行ったり、小学校を卒業した時には、一緒に旅行なんかも行ってた仲なんだが、
そんなに仲が良い俺でもNの家の中に入った事はなかった。
Nん家は3階建てで、3階に自分の部屋を持ってるのは知ってて、
若い時分、3階建ての民家なんて入った事がなく興味もあったし、
親友の俺くらいには家の中を見せて欲しいって思いも強かった。
そして、ある日。
とうとう俺は、どうしてもNの家で遊びたいとNに頼み込んだ。
最初はいつもみたく断るNだったが、ちょっと悩んでから、
「お前なら家に上げたの親にバレても怒られんと思うし、別にええで。」
と許しを得る事ができた。
初めてNの部屋で遊べる、
その時は本当に嬉しかった。
485:
Nの家に着き、ルンルン気分の俺、
「お前の家めっちゃ気になっててん」
とか言いつつ二階に上がる。
二階はリビングで、Nが言う程部屋は汚くなかった。
いや、むしろ片付いている方だとさえ思った程だ。
片付いたリビングを横目に、俺はNに案内されて三階の階段へと向かう。
階段は当たり前だが一階から二階へ続く階段と同じ、木製の良く見る普通の階段。
案外普通だな、と思いながら一歩階段に足を乗せる。
すると妙な事に、少し遅れて階段の板の裏から、
「トン、」
と、小さな振動が返って来る。明らかに木のきしみではない。
俺がびっくりして、
えっ!?と声を上げると、Nは、
「建て付けが悪くてな、気にしんといてくれ」 と言う。
Nの言う事に納得しつつも、階段を昇る度に返ってくる振動に気味の悪さを感じ、
俺は何となく手すりに手をかけようとした。
「手すりに触るなよ、」
Nが振り向く事なく俺に言ってきた。
普段温厚なNらしくない命令口調だったので、俺は不思議に思ったが、
慌ててNが、
「すまん、手すりには触らんといてくれ、頼むわ。」
と言い直してきたので、
それ以上の事は聞かない事にした。
488:
再び階段を昇り始めるのだが、やはり階段の小さな振動には慣れる事はできない。
階段を昇って8、9段目くらいだっただろうか、
階段に足を乗せた途端、
ゴツンッ!!
と、今までと比にならないくらいの大きな振動が俺の足の裏を叩いた。
その振動に思わず仰天して、俺は咄嗟にNに触れるなと言われていた手すりに手をかけてしまった。
あっ…
「おいっ!」
少しの間も無くNが凄い形相でこちらを振り向く。
それとほぼ同時、階段の全ての段が
ドドドドドドドドドドドドドッ!!
と振動した。
全身に鳥肌が立ち、恐怖におののく中、俺は直感した。
大量の何かが、階段の板の裏を踏み鳴らしている。
それも厨房の俺の足が振動で浮く程、かなり強い力で。
涙目の俺は前にいるNの脚にしがみつき、振動が止むことを願った。
振動していた時間がどれだけのものだったかわからない。
あれだけ強く揺れていた階段が急にピタッ。っと止まったのだ。
といっても、俺の方はgkbrしまくってて、とても立てるような状況じゃなかったのだが。
終始立ち続けていたNは、一度深いため息をして、
「降りよう」と俺に言う。
呆気にとられた俺に、
「俺の部屋に入る気なくなったやろ?」
とNが俺を起こしながらそう言う中、俺はただ頷くしかできなかった。
俺がNん家の玄関から出る時、
「階段の事、皆には言わんといてくれんか?」
とNが言ってきたので、俺は絶対に言わない事を約束した。
489:
大学に入る辺り、Nは親の都合で東北の方へ引っ越しする事となり。
Nの家族はあの家から離れた。
といっても、Nと俺はまだ繋がりがあり、今でもたまにNの新しい実家の方へ遊びに行ったりする。
新しい実家になってからは、Nもその両親も俺が家に上がる事を歓迎してくれている。
N家に上がる時は、もっぱら小さい頃の話で盛り上がるのだが、
俺は今でもあの階段の事は聞けないままでいる。
657:
携帯の都市伝説
ドコモのケータイを持ってる人は、試してみて下さい。
やり方は簡単です。「1111」とダイヤルするだけです。
「発信試験を行っています」というガイダンスが流れたら、電話を切って下さい。
少しすると、「通知不可能」という相手から、電話がかかってきます。
電話をとると、「着信試験を行っています」というガイダンスが流れます。
これが普通です。これはいわゆる「発着信テスト」と呼ばれるものです。
正常に回線が使えるか、電話機のスピーカーに異常がないかを調べるためのものです。
ただ、ごく稀に発着信テストが正常に行えない場合があります。
「通知不可能」から電話がかかってくると、ガイダンスではない音声が聞こえるのです。
それはお経であったり、うめき声であったり、爪を引っ掻く音であったりします。
霊的な存在が、無機質な着信を利用してその存在を知らしめようとする音です。
運が良ければ、あなたにも聞こえるかもしれません。電気を消して、真っ暗な中、
合わせ鏡でやると確率はアップするかもしれません。
715:
目撃
もう10年以上前の話。トラウマで人に話した事は無いけど、どっかで吐き出さないと、
変になりそうなので、ここに書きます。
怖い話とはちょっと違うかも知れないけど、ここなら読まれないだろうし。
そのころ初めての車を買った俺は、とにかく運転したくて、
一人で夜、ちょっと離れた県の海沿いに、ロングドライブに出かけた。
何時間か走った深夜、小便がしたくなったんで、人家も無いところだったけど、
車来たら嫌なんで、更に路地に入って行って、車を停めてションベンをした。
716:
疲れてた俺は、体を伸ばすついでに、ちょっと散歩しようと思った。
丈の高い草むらの間の道を、海の方に向かってブラブラ歩いていると、
ゲッゲッという蛙の鳴き声が聞こえてきた。
蛙か?と思って、何となく立ち上まって聞いてたら、
蛙の鳴き声に混じって、ハァハァという人の息づかいみたいなのが聞こえてきた。
一瞬ビビったけど、もしかしてこんなところで、野外エッチか?と思った俺は、
ゆっくり音を立てないように、そっちに近づいていった。
717:
草むらの向こうに、チラッと人影が見えたので、身をかがめて見やすい位置に移動すると、
男らしき人影が、女の上に乗って動いてるのが見えた。
本当にやってる!と思って、目をこらして見たけど、エッチにしては、何か動きがおかしい。
それでよく見てみて、とんでもない事に気が付いた。
男は手に刃物らしきものを持っていて、それを女の喉に何度も何度も、突き刺してた。
そのたびに女の口から、ゲッゲッという声が出てた。
俺は一気に腰の力が抜けて、そっからはただ見てるだけだった。
女は手を振り回して抵抗してたけど、こっちから見える手の指は全部、
半分くらいから先がブランてぶら下がってて、抵抗になってなかった。
それから何度も刺してるうちに、だんだん女が動かなくなって、男も刺すのをやめた。
その時、別の方からガサガサいう音と、何人か人が来る気配がした。
718:
誰か来たと思って、俺もちょっと気を取り直して、腰を浮かせかけたんだけど
「おい、終わったか」って声がしたんで、またしゃがんでじっとしてた。
他人が通りかかったと思ったけど、男の仲間だった。
いま考えると、他人が通りかかるような場所じゃないんだけど。
危なく立ち上がるところだった。もしあの時立ち上がってたら、俺はこの世にいなかったと思う。
「派手にやったな」
「お前、服、汚し過ぎだろバカ」とか
「とどめ刺したか」
とか言ってる声に混じって、笑い声まで聞こえてきたんで、俺は心底ビビって、本当に息を殺してた。
しばらくするとまた人が来る気配がした。見ると全部で5?6人は人がいた。
新しく来た奴は、映画でよく見る黒い死体袋(?)あれを持ってきてた。
719:
そっからよく聞き取れ無かったんだけど
「●●…(←俺の車のナンバーの地名のやつ)」
とか
「車…黒い…」
とか聞こえてきて、俺の車の事を言ってるみたいだった。
それで一人の奴が「しっ」とか言って全員を静かにさせて、耳をそばだててた。
俺は心臓が破けそうなくらいバクバクして、とにかく早く家に帰りたいって、
そればっか考えてじっと動かないでいた。
で、しばらくしたら諦めたみたいで、ゴソゴソなんかやり始めて、
やがて死体袋のジッパー閉める音がした。
水をぶちまける音がしたり、あと何だか知んないけど、クソの匂いが強烈にしてきた。
そっと覗くと、死体抱えて皆で帰るみたいだった。俺はとにかく息する音もしないように、じっとしてた。
男たちがいなくなっても、しばらくじっとしてたんだけど、
今度は何台かの車の音が近づいてきて、ちょっと離れたとこで止まった。
明らかに俺の車の方だった。
720:
車のドアの開け閉めの音がした瞬間、反射的に体が動いて、
俺は車から離れるように、海の方にダッシュした。
せまい砂浜に出てから、横に全力で走って、別の草むらに入って、腹ばいになってじっとしてた。
そこからだと、車の音ももう聞こえないけど、とにかく俺はじっとしてた。
携帯も財布も全部、車に置いてきてたから、窓破られたら身元がバレると思って
気が気じゃ無かったけど、とにかく明るくなるまで、何時間もじっとしてた。
明るくなり始めたら、釣竿持った人が現れたんだけど、俺は警戒して出ていかなかった。
さらに明るくなってきた頃、犬の散歩の人とかも砂浜に現れ出したんで、
俺もどさくさに紛れて、散歩のふりをして、やっと草むらから出た。
721:
砂浜をしばらく散歩するふりしてから、車の方に行ってみた。
もちろん昨日の殺人現場の方には、顔も向けないで歩いてった。
俺の車の後ろには、赤いマーチが停まってたけど、昨日の奴らの車じゃ無さそうだった。
車は窓も破られてないし、特に変わったところは無いみたいだった。
その時はそう思った。
それでも念のため、そのまま車の横を通り過ぎて、そっから何キロも離れた、
旅館や民宿がある辺りまで、歩いていった。
そこで更に時間を潰して、また車の近くの砂浜まで戻って、
怪しい人影が無いのを確認してから、やっと車に乗った。
エンジンかけたら攻発進して、猛スピードでそっから逃げた。
高に乗ってから、ようやく落ち着いてきて、サービスエリアで水を買って飲んだ。
警察に電話しなくちゃって思いながらも、ビビってする勇気が出ない。
迷いながら車に戻って、気付いた。乗る時は分からなかったけど、
助手席側のドアに30センチくらいガーッと、刃物でつけたような傷が入ってた。
723:
警察に電話するのはやめた。
それから車には乗らなくなって、車は売った。数年前に転勤で遠くに引越したんで、
もうその海岸のある県に行く事もない。今後も行かないと思う。
こういうトラウマ抱えちゃうと、人と話したくなくなるんで、
転勤を機に、以前の友達とは連絡も取らなくなった。
一生この記憶と付き合うのかと思うと、鬱になるorz
726:
>>723
ネタじゃなければもっと詳しく聞きたいな
現場も晒してみんなで検証するべき
その殺された女もうかばれないだろ
739:
>>723
かなり怖い話だと思います。
スリルありますにぇ。
でも警察に通報して欲しかった。
735:
ヤクザじゃなくて、ネットで募った殺人集団とかかもよ・・・
そういうニュースたまにあるじゃない
736:
>>735
うぇ?
今ってそんなん居るの?
恐ろしい(>_<)全員摘発して死刑!!!
770:
明け方の訪問者
昨夜って言うか今朝4時ちょっと前に、うちの呼び鈴を「ピンポンピンポンピンポン」と連打する奴がいて、
時間にして10秒くらいの短い間だったけど、
後半は「ピンッ…ポ?ン」みたいに押したまま指を放さないやり方をされ、かなり怖かった。
二階建のメゾネットタイプのアパートだから二階の窓から
コッソリ真下の玄関辺りを見たら、普通に小学生くらいの子供だった。
暫く直立不動で玄関を見つめてたけど、1分くらいしたら誰もいない玄関にお辞儀して帰っていった。
幽霊とかじゃないけど、あんな時間に呼び鈴連打されると、普通に泣きそうなくらい怖かった。
771:
>>770
出てあげればよかったのに。
773:
文章だと恐さが伝わらないけど、実際は死ぬほどビビったよ。
自分は耐性あるほうだと思ってたけど、見事に固まって暫く動けなかった。
775:
>>773
そっか?なんだったんだろにぇ。
823:
日課
こうやって文章にすると、さっきの発言がちょいと変になるかもしれんが、
俺、風呂場でケータイに入れてある曲をかけて歌う日課(?)があるんだよ。
で、最近から同じ曲の同じ場所が急にガクンと音量下がるの。
ほんとに一瞬。
で、戻ってまたいつもの所で音量下がる、の繰り返し。
ケータイがバグったのかと思って風呂場じゃないとこで音楽かけたら、別に音量変わらないの。
824:
すまん。纏める前にカキコしてしまった。
短いから許して…
で、毎回同じ所が音量下がるもんだから、覚えちゃって。
いまさっき風呂入ってた時に、遊び感覚で、音量下がる所だけを口に出してたんだよ。
そしたら、三周目くらいで、自分の口から
「お、前の、う、し、ろー」
って言ってるのに気付いた訳。
怖くなかったらすまん。
でも、当事者にしたら。
手が震えるほどこえぇwwwww
825:
>>824
乙
超こわじゃったです
なんて曲ですか?
82
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