千歌「果南ちゃんは?」曜「山籠りだって」back

千歌「果南ちゃんは?」曜「山籠りだって」


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千歌「えっ、なんで!?スクールアイドルの活動は…」
梨子「最近、スクールアイドルを狙った襲撃事件が起こってるでしょ?だから、何かあった時に皆を守れるようにって」
曜「すごいよね。果南ちゃん」
花丸「そういう曜さんも最近筋肉のハリが増してるずら」
曜「あはは、私も果南ちゃんほどじゃないけど皆の役に立てたらなって」
ルビィ「頼もしいなぁ」ウユウユ
ダイヤ「おや」
鞠莉「どうしたのダイヤ?」
ダイヤ「また元スクールアイドルが知事になったらしいですわよ」
千歌「またぁ?なーんかスクールアイドルも安くなっちゃったね…」
ダイヤ「むしろ逆ですわ。最近はスクールアイドルであったことを高く評価されますから」
千歌「スクールアイドルって…なんなんだろうね」
2:
ピロピロ
ダイヤ「おや、メールですわ」
梨子「私も」
花丸「マルもずら」
千歌「えーと、何々…沼津の高校でスクールアイドルが襲撃された!?」
曜「遂にここまで来たって感じだね」
ダイヤ「そうですわね。ひとまず今日は出来るだけ固まって早めに…」
ルビィ「あっ!!」
千歌「うひゃあ!」ビクッ
ダイヤ「ルビィ、いきなりどうしましたの?」
ルビィ「善子ちゃんが…」
ダイヤ「善子さん?そういえば今日はまだ姿を見ていませんわね」
ルビィ「善子ちゃん、今日は用事があるってもう沼津に帰って…」
3:
梨子「そんな!よっちゃんが…」
曜「こうしちゃ居られないよ。私、行ってくる」ヒュンッ
千歌「待って曜ちゃ…早っ!?」
鞠莉「行っちゃったわね」
ダイヤ「早く追いかけますわよ!」
花丸「曜さんに走って追いつくのは無理ずらよ?」
ダイヤ「なら車ですわ!」
鞠莉「待ってて、すぐ手配するから」
千歌「曜ちゃん…善子ちゃん…」
千歌(お願い!無事でいてね…)
4:
???
善子「ふふーん♪今日発売のゲーム、堕天使エディションが残ってて良かったわ」
善子「こういうのが遅くまで残ってるのは田舎の特権よねぇ」
善子「早く帰ってやりた…ハッ!ここの路地を抜ければ家まで近道ね!」
善子(襲撃事件とか最近物騒なのよね…昨日もスクールアイドルの有名校、紫苑女学院のさゆりさんが襲われたって聞いたし)
善子(でも、ここは田舎だから…大丈夫よね?)
善子「えーい!行っちゃえ!」
5:
??「待ってください」
善子「えっ?」
??「貴女、スクールアイドルですね」
善子「そ、そうだけど…」
善子(あれ?この人どこかで見たような)
??「そうですか、では…」
海未「少し斬らせていただきます」ヒュンッ
善子(思い出した!この人μ'sのーー)
善子「って、危なっ!」バッ
6:
海未「避けないでください。本物の刃物ではありませんから」
善子「あ、あれ?何も持ってない」
善子(でも今、ハッキリと刃物のような殺気を感じたわ)
善子(何にせよ向こうは危害を加える気満々みたいだし、ここは…)
善子「堕天奥義!堕天龍鳳凰縛!」グワッ
善子(これで少し大人しくなってもらうわ!)
8:
海未「ふんっ!」ピピッ
善子「ぎゃああああ!!」
善子(何!?なんで!?身体は斬れてないのに斬られたような痛みが!)
海未「次で終わらせます」
善子「うっ…脚をやられて立てない…っ!」
善子(お願い。誰か……)
9:
果南「うおらぁ!」パァン
海未「ぐっ!」
顔面にビンタを喰らい吹っ飛ぶ園田
咄嗟に踏ん張るもその距離なんと20メートルッ!!
果南「間に合ってよかった」
善子「果南さん!」
海未「貴女もスクールアイドルですね…こちらから出向く手間が省けました」
果南「まさか伝説のμ'sが襲撃事件の犯人だったとはね」
11:
海未「私達は私達の責務を果たさなければなりません。誰にも邪魔されるわけにはいかないのです」
果南「ふぅん…ま、私がここで頑張れば襲撃事件は止まるって考えていいのかな?」
海未「出来ればの話ですけど…ねっ!」ヒュッ
果南「おっと!」サッ
海未「遅いっ!」ヒュヒュンッ
果南「…っ!」ピッ
果南(頬に斬られたような痛み…でも、斬れてない)
果南「せいやぁ!」ブンッ
海未「くっ…」バッ
果南(距離を取られたか…)
12:
海未「他のスクールに比べて骨がありますね」
果南「そっちこそ面白い手品を使うんだね。本当に斬られたみたいだよ」
海未「熟達した剣士は刀を手放してなお刀を手にしていますから」
果南「へぇ…」
善子(…意味がわからないわ。この人も厨二病?)
海未「無刀の境地…そうですね、エアギターのようなものでしょうか」
海未「"エア刀"。私はそう呼んでいます」
果南「なるほど。実際に刀を持ってなくてもそこに刀は有るってことだね」
善子「????」
13:
海未「お喋りはこのくらいでいいですか?」
果南「うん。いつでもどうぞ」
ジリ…
海未「ひゅっ」バッ
果南(なっ!間合いを一瞬で詰められた!?)
果南(ヤバ…これ、間に合わな…)
14:
ドッ
曜「」
果南「曜!?」
海未「何奴!?」
果南(斬られる寸前に曜が間に入って守ってくれた)
果南(でも、それじゃ曜は…!)
果南「曜!大丈夫!?曜!」
16:
警察「こら!そこで何をしてるんだ!」
海未「…ここは退きましょう。次に会う時が貴女の最期です」ササッ
果南「曜!しっかり…あっ、これは」
善子「ちょっと!大丈夫なの!?」
果南「うん。見て…下にアラミド繊維で編まれた防刃チョッキを着てる」
果南「気絶してるだけみたいだね」
善子「はぁ…準備がいいわね」
果南(ありがとう。曜)
18:
千歌「えぇっ!?じゃあ、園田海未さんが襲撃事件の犯人だったの!?」
善子「全部そうかはわからないけどね。少なくとも一部は」
梨子「責務…全国のスクールアイドルを襲うことが責務を果たすことに繋がるの?」
ルビィ「益々わからないよぅ…」ウユウユ
鞠莉「果南はどうしたの?」
善子「それが、あの時の戦いで不覚を取ったことがよっぽど悔しかったみたいで…」
19:

ーー
ーーー
果南「私はもうちょっと山籠りを続けるよ」
果南「初めて会った…自分より強い相手」
果南「悔しいけど、今すごく嬉しいんだ」
果南「だから、次戦う時までに恥ずかしくないくらいの実力をつけたい。ううん…つけなくちゃいけないんだ」
ーーー
ーー

善子「そう言ってまた山に」
ダイヤ「はぁ、相変わらずの鍛錬バカですわね」
20:
???
ザッ
海未「貴女もスクールアイドルですか」
?「だったら…?」
海未「貴女のスクールアイドル活動、ここで終わりにさせます」ヒュッ
?「………」
21:
キンッ
海未「なっ…!?」
剣「武道家スクールアイドルが自分だけだと思った?襲撃犯さん」
海未(この人もエア刀を…!)
剣「私の剣道は我流だけどそこらの剣道少女には負ける気がしないよ」
海未「くっ」バッ
剣「間合いを取る気か。逃さな…」
ドッ
剣「え…」
22:
※門田 剣
スクフェスに登場するスクールアイドル
剣道が強い
23:
剣(膝に突きが来た…?)
剣「バカな!あの距離で刀が届くわけが…」
海未「何も刺さるのは刀だけではありませんよ」
海未「貴女に今刺さっているのは刀ではなく矢…エア刀ならぬ、"エア弓"です」
海未「いつ、私が刀しか使わないと言いました?」ザッ
剣(刀の間合いの内側に詰められた…!)
剣(こうなったら護身用に身につけた柔術で)グオッ
海未「おっと」クイッ
剣「なっ!?」ガクンッ
剣(体勢を崩された…っ!)
24:
海未「合気です。驚きました?」
剣(何なんだコイツ…か、勝てない…)ガクガク 
海未「まさか剣術だけで勝てるつもりでいたのですか?園田流に出来ない武道はありませんよ」
海未「剣術で上を行かれるならば弓、槍、薙刀…それら全てを使います」
剣「あ…あぁ……」バッ
海未「逃がしませんよ。…覚悟っ!」
ザシュッ
剣「うわあああぁぁぁ!!」
26:
???
曜「はぁ…はぁ…」
曜「はは…鍛えても鍛えても満たされないや…」
曜「今日も篭りっきりだったし、戻ったらまた先生に怒られちゃうんだろうなぁ…」
先生『ゴルァ!渡辺!また授業サボりよってからに!』
曜「ああもう煩い!」ドゴォ
曜「あれ…?」
曜(今、確かに居ないハズの先生に触れたような感覚が…)
曜(今度は別の…そうだ!枯れ木でいいや…枯れ木…枯れ木…)
枯れ木『………』
曜「せぇい!」バキャッ
曜「触れられるほど鮮明なイメージは本当に触れられる…」
曜「これだ!この方法で実戦を想定すれば…」
曜「…よし、それじゃ早」
??「………」ユラァ
曜「ヨーソロー!!」ゴォッ
???
27:
梨子(あれからしばらく経ってもスクールアイドル襲撃事件は続いていた)
梨子(果南さんは戻ってこないし、曜ちゃんも学校のトレーニングルームに篭りっぱなし)
梨子「はぁ、私たちのスクールアイドル活動はどうなっちゃうんだろう」
ガチャ
果南「ただいま」
梨子「えっ!果南さん!?」
千歌「ほぇ?ああっ!果南ちゃんだ!」
果南「ごめんね。心配かけて」
ダイヤ「本当ですわ。どれだけ皆が…」
鞠莉「ダーイーヤ。果南は皆を守るために強くなってたんだよ?」
ダイヤ「そ、それはそうですけど」
28:
千歌「まあまあ、とりあえず皆でお昼でも食べようよ。丁度いい時間だし…」
ブ-ブ-
果南「あれっ?メールだ」
果南「…っ!」
梨子「果南さん…?」
果南「ごめん、皆。ちょっと用事が出来ちゃった」
千歌「えぇっ!?先生に呼び出しでもされた?」
果南「呼び出し…まあ、そんなところかな」
果南「お昼、先に皆で食べてて。それじゃ」
ダイヤ「行ってしまいましたわね」
30:
ガチャ
曜「あれ?果南ちゃんが戻ってきたって聞いて来たんだけど」
鞠莉「果南ならまた行っちゃった。誰かに呼び出されたーって言って」
曜「呼び出された?」
鞠莉「おかしいわね。土曜日だし先生が呼び出すことは無いと思うんだけど」
曜「ふーん…」
31:
海未「ちゃんと1人で来たのですね」
果南「そうしろって書いてあったからね。私も一対一の真剣勝負がしたかったし」
海未「一対一…そうですね。私たちは、でしょうか」
果南「どういうこと!?」
海未「貴女がここに居るということは浦の星には残りのメンバーだけ。この意味がわかりますね」
果南「つまり…?」
海未「浦の星には今、私の仲間が向かっているということです!」
33:
シン…
果南「…ぷっ。あはははは」
海未「何故笑っていられるのです?仲間のピンチなのですよ」
果南「いや、それで少し申し訳なさそうにしてたんだーと思って」
海未「申し訳なさそう?私がですか?」
果南「うん。本当はこんなことしたくないんだろうと思ったけど、案の定みたいだね」
果南「私を引き離して皆を襲わせてることが心苦しいんでしょ」
海未「そんなことはありません!」
海未「仮にそうだとしても、貴女の仲間が危機に晒されているのは事実!笑っているような余裕は無いはずです!」
果南「いや、皆なら心配いらないと思うよ」
果南「だってウチには曜がいるから」
34:
???
ダイヤ「なんでですの…憧れのエリーチカが現れたと思ったら突然縛り上げられて…」
絵里「悪かったわね!でも、貴女はここで人質になってもらうわ」
絵里「他のメンバーを集めるためのね」
ダイヤ「ルビィ…鞠莉さん…皆…っ!逃げてください!」
絵里「そんなところで叫んでも聞こえないわよ。待ってて、今放送でここに呼んであげるから」
ダイヤ「いやあああ!」
35:
曜「ダイヤさん。そんなに大声を出したら教室でお昼寝中のルビィちゃんが起きちゃいますよ」
絵里「誰っ!?」
曜「内浦の平和を守るパトロール船長ってところかな。ヨーソロー♪」
絵里「ちょうどいいわ。貴女も人質に…」
曜「そりゃあっ!」ガシャァァァン
絵里「ぐげぇっ!?」
ダイヤ「タックルで2人とも二階の窓から外に投げ出されましたわ!」
ダイヤ「ふ、2人は無事ですの!?」バッ
絵里「ふ、ふふ…やってくれるじゃない」ピキピキ
曜「怒ってる?いいよ。どこからでもかかって来て」
ダイヤ「普通に着地してる…人間じゃありませんわ」
36:
絵里(さっきは不意を突かれたけど、私のシベリア拳法に敗北はないわ。大丈夫)
絵里「シベリア拳法・破羅掌!」バオッ
曜「よっ」パシッ
絵里「ハラァッ!」ブォン
曜「ほっ」パシィ
絵里(何故…何故当たらないの!?)
曜「私はこの数週間で1000人以上のスクールアイドルとの戦いを想定してシャドウを行なってきた…」
曜「絢瀬絵里さん。貴女との戦いも既に済んでるんですよ」
39:
絵里「ちょっとお喋りが…過ぎるわよっ!」ゴウッ
曜「捕まえたっ!」ギリッ
絵里「しまっ…」
曜「せりゃあ!」グォンッ
綺麗な弧を描く背負い投げ
その時、絵里は昔おばあさまにイタズラを叱られて背負い投げをされた事を思い出していた
絵里(あぁ…あの時もこんな風にフワッて浮いてたっけ…)
絵里(そうね、この後は地面へ…)
スパァン
絵里「」
曜「ふぅ、これで一丁ヨーソローかな」
40:
果南「どうする?足止め作戦は失敗だろうし、ここで辞めとく?」
海未「いえ、やりましょう。どの道貴女との戦いは避けて通れません」
海未(一見以前と変わってないように見えますが、筋肉の割合が増してます。より高密度に…)
海未「成長しているようですね。壊すのが楽しみです」ニヤッ
果南「壊れないよ。そう簡単にはね」ニッ
海未「………」
果南「………」
ジリ…
海未「きぇあっ!」ヒュッ
果南「うらぁ!」シャッ
41:
ドゴォ
海未「ぐっ!」
海未(凄いさで間合いを詰められましたね…しかし)
果南「う…」
海未(相手にも深手を与え…っ!?)
果南「いたた…やっぱり表面はやられちゃうかぁ」
海未「刃が奥まで届いていない…?」
果南「驚いた?私が腹筋を固めたら並大抵の刃物は通らないんだ」
海未「ふふ、それでこそ現代最強のスクールアイドル!」
海未「いいでしょう。全身全霊をかけて断ち切って差し上げます」
果南「上等!」
海未(今頃他のメンバーも頑張っているハズ。私だけ負けて帰っては格好がつきませんからね)
42:
???
真姫「みーつけた。さ、観念しなさい」
瑞希「かさね、下がってて」
かさね「でも、瑞希ちゃんが…」
瑞希「私は大丈夫だから。早く」
かさね「う、うん…」
真姫「彼女さん想いね。でも、無事では帰れないわよ?」
瑞希「どうかな、私だって鍛えてるよ」
44:
※支倉 かさね
スクフェスに登場するスクールアイドル
衣装作りが得意
※吉川 瑞希
スクフェスに登場するスクールアイドル
バスケ少女
45:
真姫「そう…いい事を教えてあげるわ」
真姫「人体にはね、どうしても強化できない弱点っていうのがあるの」
真姫「私は医者としてその殆どを知っているわ」
瑞希「えっ…」ゾクッ
真姫「さて、どこから壊してあげようかしら」ザッ
瑞希「あ…」ガタガタ
瑞希(クリスティーナが言ってた…神様はいつも皆を見守ってるから、救いが欲しい時必ず助けてくれるって)
瑞希(こんな時だけ頼るなんて都合がいいかもしれないけど)
瑞希(助けて、神様ーーー)ギュッ
理亞「見つけたっ!」ゲシィ
真姫「きゃあっ!」
47:
※クリスティーナ
スクフェスに登場するスクールアイドル
かさねや瑞希のチームメイト
※鹿角 理亞
アニメ ラブライブ!サンシャインに登場するスクールアイドル
口が悪い
48:
瑞希「えっ…ホントに神様!?」
理亞「貴女バカ?人間に決まってるでしょ」
理亞「さっきの子と一緒に隠れてて。私はソイツに用がある」
瑞希「は、はいっ」
真姫「突然現れて他人の戦いを邪魔するとはいい度胸ね」
理亞「突然現れて姉様を襲っていった貴女に言われたくない」
理亞「姉様の仇…今ここで取る」
真姫「面白いじゃない。いいわ、返り討ちにしてあげる」
50:
???
海未「はあっ!」ヒョウッ
果南「無駄ァ!」ゴウッ
海未(格闘技は素人ですね。殴る時に隙が出来ている…)
海未(…今です!)クッ
果南「!?」ガクンッ
海未(獲った!)
果南「させないよ」ブンッ
海未「なあっ!?」
海未(合気で体勢を崩したつもりが逆に投げられたっ!)
51:
海未(しかし、この距離なら槍で…)
海未「ふんっ!」ボッ
果南「ちぇえええい!」バキッ
海未「そんな!」
海未(エア槍を破壊した!?)
果南「あははっ、危ない危ない」
海未(格闘技の素人…それに間違いはないようですが、パワーとセンスは常人を遥かに超えています)
果南「どうしたの?もうお終い?」
海未「いえ、ここからが本番です」
果南「ん」
海未「園田流の武術、その全てを貴女にぶつけます」
52:
凛「海未ちゃんちょっと手こずってるにゃ…」
凛(にこちゃんに『海未を尾行して危なくなったら援護しなさい!』って言われたけど…)
凛(そろそろ助けたほうがいいかも。よし!)
??「おい」
凛「にゃ?」
??「ちょっとツラ貸しな」
53:
凛「誰?凛は今忙しいんだけど」
??「そう焦るなよ。時間のかかる用じゃない」
凛「知らない人と話すことなんて無いよ!」
番長「そうだな。なら、"番長"とでも名乗っておこうか」
凛「はぁ…それで、番長さんが何の用事?」
番長「ウチの仲間がお前らに襲撃されちまってなぁ…可哀想に今も部室に来られず泣いてるよ」
番長「そういうことで丁寧に"御礼"をしに来たってわけだ」
凛「へぇ、それじゃ貴女もスクールアイドルなんだ」
番長「…だったら?」
凛「それなら貴女も同じ目に遭うよ」
番長「ほぅ」
54:
※番長(志賀 仁美)
スクフェスに登場するスクールアイドル
風紀は力によって守られる がモットーの風紀委員
55:
凛(確かに体格はいいけど凛は海未ちゃんに身体の使い方を教えて貰って以前の疾いだけのスポーツマンとは違う…)
凛「いくにゃ」バッ
凛「はあああああ!!」ドドドドドッ
番長「……!」
凛(陸上で鍛えた瞬発力に生まれ持った身体能力、それに海未ちゃんから教えて貰った身体の使い方が加われば…)
凛(秒360 mのパンチ。それを相手が倒れ骸と化すまで浴びせ続けられる)
凛(これが凛の必殺技)
凛「"音ガトリング"にゃ!」ドドドドドッ
番長「…それだけか?」
凛「へ?」
番長「………」ブンッ
ドゴォッ
56:
凛「えっ…」
次の瞬間、凛の身体は地面と平行に飛んでいた
それは地面と平行に取り付けられる固定砲から放たれたミサイルのように
グシャッ
凛「ぐえっ」
番長「面白い名前じゃないか。なら、俺のは"バンチョーミサイル"とでも名付けておこうか」
番長「どうした?早く立ちな」
凛(無理無理無理。音のパンチを物ともしない相手なんて勝てるわけないよ!)
凛(あの軍服の女の子だって15秒も経たずに動かなくなったのに!2分以上打たれ続けてダメージ無しなんて)
57:
番長「聞いてるか?お前」
凛「ひっ…!」
番長「トラウマのほうは十分だな。なら、アイツが受けた分の残りは気絶…それでおあいこだ」
凛「待って!これ以上は」
番長「黙ってな。舌噛むぜ」
ゴッ
凛「」ドシャッ
番長「…ふん」
番長(お返しはキッチリしといたぜ…軍曹)
58:
※軍曹(兵藤 さゆり)
スクフェスに登場するスクールアイドル
ミリタリー好き
59:
真姫(くっ…!こんな娘、関節さえ外しちゃえば何でもないハズなのに)
理亞「……」バッバッ
真姫(捕まえられない!)
理亞「ヒット」ドッ
真姫「うぐっ…」
理亞「アウェイ」バッ
真姫(ああもう、ちょこまかと!)
真姫「仕方ないわね…」
真姫(海未から武器は使うなって言われてたけど、やむを得ないわ)
真姫(このメスで動きを…)スッ
60:
バシッ
真姫「痛っ!」
ポ-ン ポ-ン
真姫「バスケットボール…!?」
瑞希「武器は反則じゃない?ドクター」
真姫「余計なことを!」
理亞「隙あり」フッ
真姫「しまっ…!」
ドッ
真姫「……ぁ」
61:

ーー
ーーー
真姫「せいっ」ヒュッ
ストッ
まこ「西木野さんすごい!あんなに遠くの的にメスを当てるなんて」
真姫「当然よ。診療所に暴漢が出たとしてもこれでやっつけちゃうんだから」
まこ「やっていいのは悪人にだけだよ?」
真姫「わかってるわよ。何言って…」
まこ「約束して」
真姫「え…」
まこ「そのメスを投げるのは皆を守るためだけって」
真姫「…ふふっ。わかったわ」
真姫「約束する」
ーーー
ーー

62:
※尾崎まこ
スクールアイドルダイアリー ?西木野真姫? に登場する
真姫ちゃんの中学時代の同級生
63:
真姫(ああ、そっか…約束を破ったから)
真姫(バチが当たったのかな…)
ドチャッ
理亞「姉様…仇は討ったわ」
理亞(まあ、もう元気にイクラ丼食べて雪かきしてるけど)
瑞希「あ、あのっ!」
理亞「?」
瑞希「ありがとうございました!」
理亞「別に、コイツが邪魔だっただけ」フイッ
理亞「まぁ…どういたしまして」
64:
???
海未「それっ!」ビュオッ
ドッ
果南「ぐぅっ…!」
果南(エア…飛び道具?ナイフが突き刺さったような感じがする…っ!)
海未「はっ!」ブンッ
果南「それ以上は…投げさせないっ!」グオッ
果南(腕を抑えれば…)
海未「近づきましたね」
果南「えっ」
ズンッ
果南「かっ…はぁっ!」
海未「空手…その中でも最もシンプルでいて最強の"正拳突き"」
果南「こ…のぉっ…!」グワッ
海未「もう一発…」
65:
グキィッ
海未「な…!」
果南「へへっ、これでもう正拳突きは打てないね」
海未「くっ!手首が…!」バッ
果南「ふぅ……」
海未(お互いに身体はボロボロ、体力も限界…恐らく、次が最後の攻防になるでしょう)
海未「松浦果南。最後に言っておくことはありますか」
果南「…楽しかったよ」
海未「えっ」
果南「なんだかここまでの戦いを思い出しちゃってさ。こんなにも楽しい戦いは初めてだった」
海未「ふふっ、私も同じことを考えていました」
果南「あははっ。同じ"最強"を目指したスクールアイドルとして通じ合うものがあったのかな」
海未「そうかもしれませんね」
海未(私は別に最強を目指していたわけでは無いのですが)
66:
果南「最後にもう1つだけいいかな?」
海未「なんでしょう」
果南「どうしてμ'sは全国のスクールアイドルを襲ったりしたの?」
海未「…貴女も今の世の中を知っていますよね。スクールアイドルというだけで評価される世の中を」
果南「うん」
海未「スクールアイドルも学校が終わればただの一般人だった頃は良かったのです」
海未「しかし、それがいつしか全てにおいて絶対的なブランドとなっていました」
海未「政治、経済…今や全てがスクールアイドルに動かされていると言っても過言ではありません」
海未「そこで、私たちはμ'sでもう一度集まって考えたのです。スクールアイドルはこのままでいいのか」
海未「そして、皆で出した結論は…」
果南「今の間違ったスクールアイドルを終わらせよう。そんなところ?」
67:
海未「はい。私たちはスクールアイドルを広めた者の責務として、スクールアイドルを終わらせるため活動を始めました」
果南「それが今までの襲撃事件の真相ってわけだね」
海未「そうです。これが終わればスクールアイドルは…この間違った世の中と共に終わるのです」
海未「そのためにも、私はここで負けるわけにはいきません!」
果南「そっか…そういうこと」
果南「でもね、海未さん。スクールアイドルは消えないよ」
海未「………」
果南「たとえ誰かが終わらせたって何度だって蘇る」
果南「今はスクールアイドルってだけでブランド扱いだけど、きっとすぐ終わると思う」
果南「人ってさ、結構飽きっぽい生き物なんだよね」アハハ
68: >>67ミス(茸)@\(^o^)/ 2016/11/15(火) 23:58:21.30 ID:ChjW+krc.net
海未「はい。私たちはスクールアイドルを広めた者の責務として、スクールアイドルを終わらせるため活動を始めました」
果南「それが今までの襲撃事件の真相ってわけだね」
海未「そうです。これが終わればスクールアイドルは…この間違った世の中と共に終わるのです」
海未「そのためにも、私はここで負けるわけにはいきません!」
果南「そっか…そういうこと」
果南「でもね、海未さん。スクールアイドルは消えないよ」
海未「………」
果南「たとえ誰かが終わらせたって何度だって蘇る」
果南「今はスクールアイドルってだけでブランド扱いだけど、きっとそのうち収まると思う」
果南「人ってさ、結構飽きっぽい生き物なんだよね」アハハ
69:
シン…
海未「…さて、お互いに覚悟は決まりましたね」
果南「…うん」
海未「スクールアイドルを終わらせるため」
果南「スクールアイドルを守るため」
海未果南「「いざ!!」」バッ
70:
海未(いくら実際に斬れないとは言っても、これには抵抗がありますが…)
首ーーー
海未(松浦果南。貴女を強敵と認めたからこそ斬らせていただきます)
海未(御免ーー)ヒュッ
ゴチャッ
海未「……ッ!!」
果南「………」
海未(金…的……っ!?)
71:
果南「ごめんね…次の一撃を受けたら自分が立てなくなるのが判ったから」
海未(なるほど…私が躊躇っていた時には既に覚悟を決めていたのですね)
海未「貴女こそ…『地上最強のスクールアイドル』です」フッ
薄れゆく意識の中で海未は思った
嗚呼、この人にならこれからのスクールアイドルを任せられるとーーー
海未「」ドサッ
果南「『地上最強のスクールアイドル』…ありがとう。いい響きだね」
果南「これで守れたかな。皆を…スクールアイドルを…」
74:
???
曜(あの事件から世の中は変わり始めた)
曜(μ'sはどこかに姿を消しちゃったけど、スクールアイドルは以前のように絶対的なブランドじゃなくなった)
曜(なんていうか…一時的な流行り?だったみたい)
曜(色々大変だったけど、皆が前みたいに楽しくスクールアイドル活動をできるようになったことが嬉しいから今となってはどうでもいいかなって)
曜(少し変わったことと言えば…)
千歌「曜ちゃーん!また地下のスクールアイドル闘技場から連絡が来てるよー!」
千歌「あ、今のはね!地下の闘技場からの連絡を千歌が報告するっていう…」
曜「あはは、説明しなくていいから」
曜(例の事件をくぐり抜けた者たちを越えようとスクールアイドル達が覇を競い合うスクールアイドル地下闘技場が設置されたことくらい)
75:

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なぜ漫画の実写化が続くのか?

法政大教授の書いた今年最高の記事がヒドイwww

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