『"オニコカエシ"という奇妙な風習』他 土地にまつわる変わった風習教えてback

『"オニコカエシ"という奇妙な風習』他 土地にまつわる変わった風習教えて


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一風変わった風習とか、現代では考えられないような信仰とか
今は失われてしまったものから現代まで続くものまで
人柱とか、口減らしとか、ゾッとするような因習もあったら教えてください
管理人です!
「オニコカエシ」の話は記事の最後にあります。
2: VIPの帝王 ◆koxjyhajbE 2009/07/06(月) 22:09:21.63 ID:fUqtKJp80
三重県の一部ではまだ土葬してます
3: 以下、
>>2
高知県にもあるよ
ひい祖父さん土葬だわ
4: 以下、
埼玉の実家では、かぼちゃを栽培してはいけないという決まりがある。
集落の家それぞれに、栽培してはいけないものが決まってる。
10: 以下、
>>4
そう、こういうの大好きだわwww
作物の物々交換をしていた文化の名残かな?
同じ商品が被らないようにするための談合みたいな
8: 以下、
なんとかっていう木が道路の真ん中に生えてて
そこを逆走してはいけないらしい
お前らの地元の神話とかお伽話、オカルトネタ聞かせろ
http://world-fusigi.net/archives/8475776.html
※木ではありませんが、動かしてはいけない岩
夫婦岩
http://tanteiwatch.com/18033
14: 以下、
>>8
神隠し伝承の中には「後ろ向きに歩く」っていう行為について語られているものもある
木の神木信仰と結び付いた風習かな?
13: 以下、
蛇の頭を切り落として捨ててはいけない。三年経つと化けて祟る
18: 以下、
>>13
蛇は不思議なことに西洋、東洋問わず神、精霊なんかと同一視する信仰が多いよな
嫌ってるのはキリスト教みたいな後身の宗教くらいなもんで
原始的な信仰には神の中に蛇が必ず登場する
無下に扱えば罰が当たるわな
16: VIPの帝王 ◆koxjyhajbE 2009/07/06(月) 22:50:09.59 ID:fUqtKJp80
盛り塩する
22: 以下、
>>16
塩漬けにしたものは腐らない

負気を払い浄化する力がある

塩を神聖視する
ていう流れで「塩には清めの力がある」という風になったそうな
もっとも、盛り塩は牛車の牛が塩を舐めたがって止まってしまうため
「仕方ない‥‥この店で一服していこう」ってさせるためのトラップだったらしい
23: VIPの帝王 ◆koxjyhajbE 2009/07/06(月) 23:05:17.62 ID:fUqtKJp80
なるほど。塩自体にそういう意味があったんだな。
後者の意味しか知らんかったわ。
33: 以下、
>>23
善きを引き寄せ、悪きを祓うって感じだね
商売人が軒先に塩を盛るのはお祓いの為じゃなく
客寄せの願掛けの意味合いが強いかな
105: 以下、
なにこの興味深いスレ
17: 以下、
2/10は山に入ってはいけない。山の神様が狩りのときに無くした冠を探している
山に入ると障られる
34: 以下、
骨はみ、ちょっと怖くて切ない風習
53: 以下、
亡くなった親しい人の骨を噛む(はむ)ことで、その人が持ってたエネルギーを貰えるとか霊的に見守って貰えるとかそういった意味だったかな
カニバリズムの風習も元は自分より強い人間を食べることで活力を得るって目的だったし何か似てるね
骨はみとかいいつつ実際は欠片をガリゴリするんじゃなくて粉をペロっと舐めるとです
葬式で遺体を焼いたあと、お骨を食べたって話を友達にしたら信じず、マジだと説明したらドン引かれたんだが
http://world-fusigi.net/archives/8184634.html
究極の愛はカニバリズム(食人)ってよく分かるよな
http://world-fusigi.net/archives/8453887.html
骨かみ葬儀の場面でお骨を食べる社会文化的儀礼または風習としての「骨かみ」は、現在も各地に残っている。
近藤雅樹の論文では、愛知県三河地方西部、兵庫県淡路島南部、愛媛県越智郡大島、新潟県糸魚川市の例が取り上げられている。長寿を全うした死者や人々に尊敬されていた人物などが被食対象となっていることから、死者の生命力や生前の能力にあやかろうとする素朴な感情が根底にあるとみられる。
最愛の配偶者の遺骨をかむことは、強い哀惜の念からと思われ、これらは素朴な感情表出として受けとめられている。
俳優の勝新太郎は父の死に際して、その遺骨を「愛情」ゆえに食したと、本人が証言している。いわゆる「闇の社会」では骨かみの特殊な習俗が継承されているとの推測もある。
wiki-カニバリズム-より引用
関連:「骨噛み」 - 骨噛みの風習に関して詳しい方教えて下さい。 - Yahoo!知恵袋
58: 以下、
>>53
忌み事で語りにくいのは重々承知してはいるんですけど
できたら都道府県だけでも教えてもらえませんか?
62: 以下、
>>58
都道府県はちょっと・・・
九州の下の方です
66: 以下、
>>62
ありがとう
ここからは自分で調べてみるよ
67: 以下、
タコ八郎さんか間寛平さんか忘れたけど
母親の遺骨を食べた(囓った)って言ってた気がする。
勝新太郎(中略)
上記の通り舞台裏ではトラブルが多かったが、その反面、非常に肉親思いであった。1982年に母・八重子が死去した際、「俺を産んでくれたところに顔を埋めてキスをしたよ」と発言。1992年4月には兄の若山富三郎が死去、納骨式の時にカメラの前で遺骨を食べ、涙を流してその死を悼んだ。さらには1996年2月、父であり長唄の長老、杵屋勝東治が死去。勝は父が亡くなる数日前から添い寝をし、施主を務めた納骨式の際には火葬場でこっそり懐に入れた遺骨の一部を取り出し、泣きながら食べ、「とうとうお別れだけど、これで父ちゃんは俺の中に入った」とコメント。このように、肉親への強い愛情を改めて印象付けた。
wiki-勝新太郎-より引用
35: 以下、
今でもへその緒食うところあるよな
39: 以下、
土葬の話が出てたけど
沖縄は昔、風葬してたらしいよ
明治以降、風葬を蛮習としたり衛生上の問題から政府が禁止したらしいけど
70年代頃まで一部の島では残ってた
結局、岡本太郎が墓荒らしして、メディアに公表したせいで
その島が好奇の目に晒されて、結局その風習は完全に失われたらしい
45: 以下、
>>39
沖縄はいまでも洗骨やってるところがあるよ
えーとたしかに一回土葬してからだった気もする
掘り起こして洗骨だな
48: 以下、
>>45
洗骨ググってきた
イメージだとほぼ白骨化した骨を洗う行為だと思ってたけど
「衛生的問題」とか「過酷な作業」って単語を見る限りだと
腐った肉がまだヌチャヌチャの状態なのか…?
洗骨洗骨(せんこつ)は、一度土葬あるいは風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制である。
東南アジアや、日本では沖縄県や鹿児島県奄美群島に、かかる風習が存在するとされる。沖縄諸島では「シンクチ(洗骨)」といい、奄美群島では「カイソウ(改葬)」と称する。かつての沖縄などでは、よく見られる葬制であった。琉球王国の王室は、戦前まで洗骨を経て納骨されていたことが、記録に残っている。
沖縄における洗骨の意味は、洗骨されないうちは死者は穢れていて、神仏の前に出られないという信仰があるからとされる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/洗骨
52: 以下、
>>48
ミイラ化した状態だね
43: 以下、
>>39
そういや沖縄って古墳みたいな集合墓地だったよな
しかし岡本太郎が原因で無くなったのは初めて聞いた
ありがとう
50: 以下、
>>43
一般的には亀甲墓って呼ばれるやつみたいだね
島によって墓地の形態は違うみたいだけど
岡本太郎は結構民俗学の研究してて、沖縄の研究とかも熱心にしてて
研究のために島の人たちは結構協力してくれたらしいんだけど
島民でもぜったいに破ったらいけないっていう禁忌事項を好奇心から破って
墓地の中の写真撮って公開したらしい
57: 以下、
>>50
暴墓は時代さえ違えば死刑だからなぁ
好奇心で異郷の信仰を汚しちゃならない
49: 以下、
人の死に関わる風習はゾッとするものが多いな…
57: 以下、
>>49
忌み事は大抵興味深い内容がどこかにある
51: 以下、
インドのサティー
夫に先立たれた妻が火葬の時一緒に焼かれること
サティー_(ヒンドゥー教)サティー、サッティは、ヒンドゥー社会における慣行で、寡婦が夫の亡骸とともに焼身自殺をすることである。日本語では「寡婦焚死」または「寡婦殉死」と訳されている。本来は「貞淑な女性」を意味する言葉であった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サティー_(ヒンドゥー教)
61: 以下、
>>51
ええぇ…
信じられん
それはちょっとほんとに文化とか風習とかさっぴいてもどうなんだ…!?
54: 以下、
毎年12月の初めには農家はタノカミという架空の人物を
自分の家に招き入れて接待をする演技をする
63: 以下、
>>54
すっげぇキタ
心の琴線にビンビンきた
都道府県だけでも教えてもらえませんか…?
69: 以下、
>>63
「アエノコト」っていう石川県の祭りみたいなもん
今じゃ国の文化財指定だから隠すようなもんじゃないから大丈夫
俺の所じゃやってないけど代わりに子供が3人ほど一日神様になって
村を回る「キヤラゲ」ってのはある実は俺も選ばれたことがあったり
https://ja.wikipedia.org/wiki/アエノコト
70: 以下、
>>69
なんか妖怪大戦争でそんなのあったな
77: 以下、
>>70
変わってるのが男しか選ばれないこと女装すること
祭りの間は決して床以外の地面に足を着けず
「ヤマ」っていう乗り物か男衆が背負って移動すること
81: 以下、
>>77
選ぶ基準とかは?
90: 以下、
>>81
選考基準は10歳以下の村で生まれた男っての他には特になかったはず
ただし地区が3つに分かれていて「向出」という地区に生まれた俺は残り2つ
の「上出」・「下出」のキヤラゲにはなれない
後は七五三みたいに年をずらした3人を男衆が適当に選ぶ
83: 以下、
>>81
可愛いかどうかだろ…
93: 以下、
>>83
可愛い以外にもいろいろあるかと思ったんだが、そうでもないのか…
98: 以下、
>>93
本当は担当する家系みたいのがあるみたいなんだよね
でも最近とか少子化がすごいしさ
それに何かダメでしょ社会風潮的に家で差別とか
102: 以下、
>>98
担当する家系ってローテで変わるとかじゃなくて?その家系は農家とか?神職?
112: 以下、
>>102
基本的に今じゃだいたい皆職についてて農業なんて副業だけど元農家だし
やっぱり名字もらう前の家系名とか使ってるんだよね、例えば俺の家は「ナシモ」
詳しいことは分からないけど長とか地主的な家系が担当してたんだと思うね
126: 以下、
>>112
聞いてる感じだと、もとを辿ると先祖を奉ってるもんなのかね?
若衆は青年団みたいなもの?
135: 以下、
>>126
豊穣祭だし多分田の神だろうね墓は墓で寺があるし
大国主をまつる気多大社の近くにも似たようなのがあるんだよ
多分出雲とか古いタイプの民間宗教じゃないかな
139: 以下、
>>135
具体的には何するんだ?あと儀式中のタブーは足をついてはいけないだけ?
148: 以下、
>>139
ダシって通じる?車の付いたキリコみたいなあれに乗って9時に神社から出発
上出→下出→向出→神社の順に村を回るその間に予約していた家によって
キヤラゲの子供は特別な歌を歌って踊る(数え唄というのから3つとキヤラゲ唄)
その後酒と食べ物をキヤラゲと若衆が食べた後5000円前後の金を奉納して次へ
ダシが回る途中で決まったポイント毎に決まった唄を歌って
日没後神社で最後の唄を歌ってキヤラゲの子供は神性を返す後は神主さんが秘密の仕事
71: 以下、
最近聞いた風習
湯のみに十分お茶を入れるとそれは客に対しては失礼で、恥ずかしい行為なんだとか
78: 以下、
>>71
おぉ、いいねいいね
そういう家庭的な風習
きっとそれにも発祥となった理由があるんだろうね
87: 以下、
1月3日は絶対髪を洗ってはいけない
クマ(?)が向いてる日だからってばっちゃが言ってたんだけど、なんの事かさっぱり分からん
89: 以下、
>>87
さぁ都道府県を教えるんだ
大好きだそういうの
96: 以下、
>>89
兵庫県
だいぶ廃れた習慣みたいだけど、一部の田舎の漁師町の人は未だに気にするらしく、その日は漁を休む人もいるらしい
髪を洗うのと漁とどんな関係があるのかも不明
ばっちゃに聞いても
「とにかく駄目」
としか言わないんだ…
106: 以下、
>>96
御祖母堂はご存命ですか?
ご存命ならもう一度聞いてみてはいかがかね
風化寸前の風習や文化の保存は若い世代の役割でもあるよ
何より面白いw
108: 以下、
>>106
自分も知りたくてウズウズしてるので、また聞いてみます
107: 以下、
>>96
漁師なら類似の呪術とかかな?
でもなんで洗ってはいけないになるかが不思議だ
92: 以下、
単純に、夜爪を切ってはいけないとか
霊柩車見たら親指隠せもいわれが判らないし。
意味のわからない不思議な禁忌
http://world-fusigi.net/archives/8519459.html
95: 以下、
>>92
お墓で転ぶと指を一本置いていかないといけない
ってのもあるな
97: 以下、
>>92
そういった風習の由来本てかだと、照明器具が発達してなかったからそこで怪我して破傷風の流れで親の死に目に会えないと書いてあるが、胡散臭い。
100: 以下、
>>92
あくまで一説だけど
●夜爪を切ってはいけない
昔、夜の明かりといえば蝋燭の灯くらいしかなく
そんな時に爪を切るのは危険だった
そんな無謀な事をする奴は親が死ぬより先に死ぬだろう
って事で親の死に目に会えないと言われるようになった
●霊柩車が来たら親指を隠す
人の魂は親指の爪の間から出入りしている、という考えがあったらしく、親指を出しっぱなしだと、そこから死んだ人の魂が乗り移ったり
逆に魂を吸い取られるため、親指を隠す風習ができた
103: 以下、
夜に口笛を吹くと蛇が?
って言うのは全国的じゃないか?
110: 以下、
米粒を残すと目がつぶれる
114: 以下、
爪は暗いところで切ったら怪我するぞ、って子供に言っても聞かないし
夜に口笛吹くのは近所迷惑だからやめろ、って言ったって聞かない
118: 以下、
あと、夜(朝だっけ?)蜘蛛を殺しちゃいけないとか
111: 以下、
聞いてばっかりなんで俺から一つ
前にVIPのスレで「オニコカエシ」って風習について書いたんだけど誰か見てた人いる?
128: 以下、
>>111
詳しく
134: 以下、
>>128
前に「母親の実家がヤバいとこみたいだ助けて」みたいなタイトルのスレで書いたんだけど
ちょっと特定されそうなキーワードを出したらスレ住人に一発で場所特定されちまったんで「釣りでした」で締めちゃったんだが
そのスレ見てなかったら書くわ
因みにガチの忌み事なんで特定は勘弁
管理人です!
「オニコカエシ」の話は記事の最後にあります。
115: 以下、
巳年がいると燕は巣を作らないらしい
ヤクルトファンの俺涙目
123: 以下、
かぼちゃを書いた者だが。
葬式で歌う歌がある。歌詞カードみたいの配られた。年寄りはみんな節回しを知ってる。
若い奴はなんとなく合わせて、皆で歌ったよ。
歌詞は、なんか和歌だった
127: 以下、
>>123
俺もやった
お経じゃないし何あれ?
130: 以下、
>>127
いたかwどこ?俺埼玉
138: 以下、
>>130
すまん、今から書くことの内容が内容なだけに場所書けないwww
因みに埼玉ではないです
129: 以下、
うちの地方に通称【廃神様】って名前の神を奉る神社があるんだが。
一言 ヤバイ
132: 以下、
お盆の迎え火の時に「ヤンゴメ食い食い水のみのみこの灯りでごさらっしぇ、ござらっしぇ?」って歌う。
送り火も
「ヤンゴメ食い食い水のみのみこの灯りでかえらっしぇ、かえらっしぇ?」って
歌う
133: 以下、
葬式に和歌…ぬ?べ?でみたことあるwww
197: 以下、
古代アテネでは浮浪者を二人選び、一年間公費で養った後
祭りの日に市民全体の罪や穢れを浮浪者になすりつけ
最後に街の郊外にある崖から突き落として市民全体の罪を浄化する
という儀式があった
201: 以下、
>>197
ケルト民話には旅人に金を渡す代わりに死者の罪を食べる儀式をさせて死者を清める話がある
213: 以下、
台湾では結婚式に親族そろって麻雀をする
麻雀できるのが大前提とかすごいよな
215: 以下、
日本では麻雀の音が幸福を呼ぶとか、悪霊を退けるとかの意味があったような…
145: 以下、
719:以下、
2009/07/01(水) 17:49:20.71 ID:ZIqAYMlN
遅れたけどオニコカエシの話
家のひい祖母さんから昔聞いた話なんだが
婆さんの生まれた〇〇県の山間部の村(俺の実家の近くでもあるんだが)、そこには「カミコ」って呼ばれる女の子がいた
ただ「カミコ」というのは本当の名前ではなく、その子を呼ぶ時の名前は別にあったらしい
まだ子供だったひい祖母さんは母親から「カミコさんには神通力があるから好くしてもらえ」と何度も言われたそうだ
でも当の「カミコ」さんは親達の扱い以外は回りの子と全く一緒で普通の子供だった
ただ変わったことに、月に一度、村で管理されている塩屋?っていう会堂で保存されてる塩漬けの鹿肉が村人皆に振る舞われる行事があるのに
「カミコ」さんは親に一度も肉を食べさせてもらったことが無いと言っていたらしい
今読み返すとイミフな所があるんで捕捉
「塩屋」とは屋号みたいなもので実際は村の集会所
塩が貴重だったため村単位で塩を一括購入し定期的に分配するシステムだった
当時冷蔵庫のような食肉を保存する場所がなかったので塩屋が一括して肉を塩漬けにし、保存していた
月に一度集会と労いを兼ねて肉と酒が振る舞われ村人のちょっとした楽しみになっていた
147: 以下、
728:以下、
2009/07/01(水) 18:00:52.94 ID:ZIqAYMlN
で、ひい祖母さんは「カミコ」さんに話を聞いてみたら
「両親から12歳になるまでの辛抱だよ」「生き物の殺生は絶対してはいけないよ」
とキツく言われているそうな
両親も厳しい人だったらしいが、肉を配る塩屋の仕切り役の人も「カミコ」さんにやたら厳しかったらしく
塩屋に近づくだけで大激怒していたらしい
(そもそも塩屋には子供は近付いてはいけなかったらしいがカミコさんだけは名指しで怒られていた)
そんで「カミコ」さんが12歳の年、小さな祭事が行われた
149: 以下、
740:以下、
2009/07/01(水) 18:14:59.96 ID:ZIqAYMlN
祭事は「カミコ」さんと村の大人数人で行われ、ひい祖母さんの母親もその祭の役員として参加していた
その年から「カミコ」さんの事を「カミコ」と言う大人はいなくなり
「カミコ」さんも回りの大人からあれやこれやと口煩く言われることも減っていったらしい
祭事の後、ひい祖母さんがカミコさんにその祭りの内容を聞くと
服を着替えてお酒と肉料理を振る舞われたそうな
その後、時代の移り変わりもあり、村は徐々に開いていき、他の村や町と頻繁に交流を持つようになり
村の文化や信仰も徐々に変化していった
そんでひい祖母さんが立派なレディに成長した年に
ひい祖母さんの友人が村で双子の男の子を出産した
150: 以下、
752:以下、
2009/07/01(水) 18:27:22.62 ID:ZIqAYMlN
出産した友人は交流のある町の坊っちゃんと密かに交際していたらしく
双子の出生に村の大人たちは酷く狼狽えた
ひい祖母さんは、その理由を母親に尋ねたところ、今まで知らなかった村のしきたりを教えられた
母親が言うことには「双子が産まれた場合、先に産まれた子は「カミコ」として育て、後に産まれた子供を「オニコ」と呼び、その場で母親が殺し、首を落とす」というものだった
今までは村の中だけのしきたりと信仰だったため、なんの問題もなかったが、
今回は他所の男との間にできた子ということもあり問題になったらしい
151: 以下、
>>150
そういうの良くあるよね特殊なパターンは神聖視されるけど
片方はその分だけマイナスなんだみたいな
154: 以下、
双子を忌避する理由はなんだろうね
158: 以下、
>>154
権力が二分するのを恐れたとかそんなじゃね
烈火の炎によると
155: 以下、
766:以下、
2009/07/01(水) 18:37:38.96 ID:ZIqAYMlN
そしてひい祖母さんを驚愕させたのが問題の「オニコカエシ」
「オニコカエシ」は「カミコ」が数えで12歳になった時に行われる祭事で
塩漬けにして保存した「オニコ」を「カミコ」に食べさせる、と言うもの
つまりカミコさんが12歳で受けた祭事で振る舞われたのは
本当なら一緒に育っていき共に生きていったであろう実の妹の肉だった
村の老人は「オニコ」が産まれると災厄がふりかかると信じ、また「オニコ」を食べる事で「カミコ」にはさらに強い神の力が宿る、と考えていたそうな
捕捉
当時の村人は本来なら一人分の体に一つの魂を持って生まれてくるところを
大きな魂が宿り、神と鬼に別れて生まれてきてしまった、と考えており
「オニコカエシ」の名前の通り、塩に漬け浄化した「オニコ」の肉と魂を「カミコ」に「返す」という儀式だったらしい
157: 以下、
785:以下、
2009/07/01(水) 18:55:08.16 ID:ZIqAYMlN
当時の若い世代には、すでに情報が開けている状態で、
その様な特殊な信仰を完全に信じている人は既にほとんど存在せず
塩屋の役員も他の町といざこざが起きることを危惧し、「オニコ殺し」は取り止められたそうな
もちろん、その後は一切「オニコカエシ」は行われず、「カミコ」信仰も潰えた
という現代に至るまでの郷土文化
そんなお話
おしまい
161: 以下、
>>157
おつです
双子に関する風習って結構あるみたいだね
男女の双子は「夫婦(めっと・めおと)子」って言われて特に
163: 以下、
>>157

2つに別れた未完成のものを食べるということで完成させる、か
160: 以下、
忌避するかはともかく特別視はするだろう
医学的な根拠とかそんなん全くない時代に、子供が二人同時に産まれるなんて異常以外の何物でもない
その見方が負の方向に働いただけなのかな
162: 以下、
>>160
この場合がどれに該当するかは分からんけど
家族っていう社会の最小単位に同位の存在があるのは
家督やら資産分配やらでもめるから、ってのもあるらしい
165: 以下、
>>162
昔ながらの家制度だと長男か次男なのかで全然違うしね
地域によっては双子の兄弟の分別は結構最近になってからかも
169: 以下、
>>165
双子の場合、先に生まれた方が兄、後に生まれた方が弟って法的に決まったのは昭和に入ってからだったような記憶がある
164: 以下、
カミコオニコは滋賀の話か?
どっかで聞いたことあるなまあ俺が聞いた話は双子が生まれた場合忌子として捨てるって話だったが・・・
167: 以下、
>>164
いや、違う
171: 以下、
>>167
俺の思い違いか
168: 以下、
>>164
その似た話は昔の中でも最近まで行われたとする話?それとも大昔にあったとする話?
171: 以下、
>>168
明治だかって聞いた
又聞きした話だから詳しいことはわからん
166: 以下、
まぁいろいろ後日談もあるんだけどカミコさんは結構最近まで生きてたらしい
カミコさんにも子供ができて今は孫が本屋やってる
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コメント
1 不思議な
うちの母方の祖父の家は特別な神を祀っていて
獣肉を口にすると天井に血が飛び散るとかで固く
禁止されていた
でも子供の頃どうしても試してみたくなりポケット
に煮た豚肉を一切れ忍ばせて祖父の家で食べたの
だが特に何も起きなかったんだよ
でも農作業から帰った祖父は天井を見上げて血の
跡が付いてるとか言いだしたのよ
俺の目には何も見えなかったのだが…
2 不思議な
夫婦岩っていうんか知らんかった
運転ミスってその岩に突っ込んだら
オーバーキルになるんだろうなぁと思いながらバスから横見してたわ
3 不思議な
神奈川県川崎市だが神社に奉納する獅子舞を踊るのに家柄が必要だった。
まあ古くて由緒がないとだめってこと。
しかし少子化と民主化で持ち回りってことになった。
でもいまだにそのことに不満のある年寄がいる。
農家がほとんどだけどね。
4 不思議な
ヤンゴメ食い食い〜は千葉の房州だ。義母がお盆の時に言ってたわ。
5 不思議な
>>123
西国三十三所御詠歌だろ
「ふだらくや?」で始まるやつ
6 不思議な
キヤラゲって生け贄の儀式なんじゃないの?
わざわざ女装させるって
女の子にやらせたらよくない神さんに連れてかれるんじゃないか?
7 不思議な
もし三つ子とか六つ子生まれたらどうするんだろう
8 不思議な
>>154
男女の双子は心中者(前世で心中した男女の生まれ変わり)だとして忌み嫌われた
9 不思議な

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