海未「もう嫌です!私も甘やかします!」穂乃果「へ?」back

海未「もう嫌です!私も甘やかします!」穂乃果「へ?」


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1:
海未「なんで正論を言ってる私がいつもいつも穂乃果に嫌われるんですか!」プンスカ
穂乃果「う、海未ちゃん?」オロオロ...
海未「私だってことりみたいに撫でたりしたいです!」
ことり「あはは...」アセアセッ
海未「それに怒るのだって疲れるんですよ!帰ってお風呂に入った時死ぬほど後悔するんです!」
穂乃果「そんなの穂乃果知らない...」
海未「もういいです!私も甘やかしますよ!穂乃果をダメ人間に育て上げますからね!」
穂乃果「え?」
海未「では早明日から行きますので!ではっ!」スタスタスタ...
ことり「帰っちゃった...」
穂乃果「ど、どうしよう...」
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2:
ー翌日・穂乃果宅ー
穂乃果「......zZZ」
ダダダダダダダ...ガチャン!
雪穂「ちょっとお姉ちゃん!いつまで寝てるの!」ユサユサッ
穂乃果「あと5分...」ムニャムニャ
雪穂「もう8時半だよ!」
穂乃果「.........えぇぇぇえええ!?なんで起こしてくれなかったの!?」ガバッ
雪穂「お姉ちゃんが悪いんでしょ...ほら、早くご飯食べてきなよ」
穂乃果「うぅぅ...あっ!そういえば海未ちゃんは!?来てないの!?」
雪穂「そういえば今日は来てない...毎日来るのにね。風邪かな?」
穂乃果「...あ」
海未『もういいです!私も甘やかしますよ!穂乃果をダメ人間に育て上げますからね!』
穂乃果「...」アセアセッ...
雪穂「お姉ちゃん?」
穂乃果「と、とにかく準備しなきゃ!」ダダダダダダダ...!
3:
ー数時間後・教室ー
穂乃果「...」チラッ
海未「...」カキカキカキ...
穂乃果「(昨日あんなこと言ってたけど特に変わってないよね...よかったぁ)」ホッ
キーンコーンカーンコーン
教師「じゃあ今日はここまでね。予習しとくのよー」スタスタスタ...
穂乃果「ねぇねぇ海未ちゃん!さっきのとこノート写させて!」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん、また居眠りしてたよね...」アセアセッ
穂乃果「昨日ちょっと夜更かししちゃって...てへへ」
ことり「(夜更かしかぁ...これはまた海未ちゃんに叱られて、)」
海未「はい、さっきの所ですね。どうぞ」スッ
ことり「海未ちゃん!?」
穂乃果「あ、ありがとう!」
ことり「海未ちゃんいいの!?穂乃果ちゃん居眠りしてノート写してないんだよ!?怒らないの!?」
海未「怒っては穂乃果がかわいそうではないですか。ほら穂乃果、どうぞ写して下さい」ニコッ
穂乃果「うんっ!海未ちゃんありがとー!」ムギュー
海未「あっ...///ふふっ」ナデナデ
ことり「こ、これは...一大事!」チュンチュン
4:
ー放課後・部室ー
海未「はい穂乃果、どうぞ」スッ
穂乃果「ありがとう海未ちゃん...んー!美味しい!」ヒョイパクッ
真姫「う、海未?練習前にお菓子なんてあげない方が...」
海未「穂乃果が欲しいというのです。別にいいじゃないですか」
穂乃果「そうだそうだー」
にこ「穂乃果、完全に調子に乗ってるわね」ボソボソッ
希「唯一の弱点である海未ちゃんを味方につけた事は大きいやろな...」
絵里「ちょっとあれどうするのよ」
ことり「あはは...」アセアセッ
穂乃果「ねぇ海未ちゃん!今日練習休みにしてどっか遊びに行こーよ!最近練習続きだったし!」
海未「たまには休みも必要ですもんね。わかりました、今日は練習休みにしましょう」
凛「えー!?練習楽しみにしてきたのに!?」
花陽「ら、ライブも近いし...海未ちゃん?今日は練習しよ?」
海未「いいえ休みです」
絵里「ちょっと海未!いい加減に、」
海未「...」ギロリッ
絵里「や、休みでいいチカァ」ガタガタガタ...
希「ポンコツやなぁ」
にこ「ポンコツねぇ」
5:
真姫「ちょっと待ちなさいよ!何の権限があって海未が休みにするのよ!」
にこ「おぉ!真姫ちゃん食いさがる!」
希「あぁ、見えるで...真姫ちゃんが海未ちゃんに反論されて泣きじゃくる未来が...スピリチュアルやぁ!」
6:
ー数分後ー
真姫「ヴェェェ!イミワカンナイ!」ダダダダダダダ...!
海未「まったく。正論を言っただけで逃げるとは真姫もまだまだお子ちゃまですね」
花陽「ほ、穂乃果ちゃんが可愛いから練習休みって正論なの...?」
凛「凛にはわからないにゃ...」オロオロ...
ことり「う、海未ちゃん本当にお休みにするの?皆せっかく集まったんだし、穂乃果ちゃんも練習やらない?」オネガァイ
穂乃果「うーん...ことりちゃんがそこまで言うなら...練習やる!」
ことり「ありがとう穂乃果ちゃん!いい子いい子〜」ナデナデ
穂乃果「えへへ///」ニヤニヤ
海未「...では練習やりましょうか。穂乃果、屋上に行きましょう」スタスタスタ...
穂乃果「はーい」テクテクテク…
絵里「なんとか中止は阻止できたわね」キリッ
にこ「...」ジトー
希「...」ジトー
絵里「な、何よそのポンコツが何か言ってるよみたいな視線は」オロオロ...
凛「...かよちん行こっか」スタスタスタ...
花陽「うん」トテトテトテ...
絵里「ちょっと!?唯一フォローしてくれそうな2人までどこ行くのよ!?」
希「えりち、今日はそういう日や」
にこ「ポンコツ日和ね」
絵里「( ゚д゚)」ハラショー
10:
ー屋上ー
海未「ワン・ツー・スリー・フォー!ワン・ツー・スリー・フォー!」
にこ「はあっ...はあっ...!」
海未「にこ!ワンテンポ遅れています!凛は早い!絵里はもう少し笑って!」
希「(今日も相変わらず厳しいなぁ...)」
真姫「(一時はどうなるかと思ったけど練習は普通にやってくれるのね...)」
海未「花陽!手の位置が違います!ことりは次のパート気をつけて下さい!そして穂乃果可愛すぎです!」
ことり「っ!?」
海未「ことり!よそ見をしている場合ですか!」
ことり「ご、ごめんなさぁーい!」
穂乃果「ほっほっ...あっ!」スッテーン
海未「穂乃果っ!大丈夫ですか!」タッタッタッタ...
穂乃果「あいてて...滑っちゃった」
真姫「まったく...あそこのステップは足がもつれやすいから練習一杯しなきゃって自分で言ってたじゃないの」
凛「穂乃果ちゃん昨日も同じ所で転んでたにゃ」
穂乃果「だって難しいんだもーん」
11:
にこ「開き直ってるし...海未、何か言ってあげたら?」
海未「そうですね...まぁ人間誰にでも失敗はあります。もう一度同じ所をやってみましょう」ニコッ
希「う、海未ちゃんが怒らない!?」
花陽「昨日散々説教してたのにィィ!?」
真姫「う、海未?穂乃果は昨日も今日も同じ所で転んでるのよ?少し喝を入れたほうが、」
海未「真姫?あなたは穂乃果がミスをする事について何か文句があるのですか?」
真姫「も、文句はないけど...ほら!喝を入れたら穂乃果だってやる気に...」アセアセッ
海未「穂乃果のやる気スイッチは喝などではありません。他のやり方でやる気になるんです」
穂乃果「へ?そうなの?」
海未「はい...穂乃果」
穂乃果「へ?」
ムギュー
穂乃果「あっ...えっ///?」カァァァァ
ことり「海未ちゃぁぁああん!?」
12:
海未「穂乃果なら出来ますよ。もう一踏ん張りです」ニコッ
穂乃果「......穂乃果っ!頑張る!やるったらやる!」ゴゴゴゴゴゴ...!
にこ「あ、ありえないわ...あの海未が大胆にハグなんて...///」ソワソワ
真姫「( ゚д゚)」
花陽「す、すごい...!ミニスカでさえ嫌がる海未ちゃんに一体何があったのぉぉお!?」
凛「す、すごいにゃ...」
希「(ほのうみではなくうみほの...!ええやん!素敵やん!)」
絵里「(もうやだ帰りたい)」
13:
ー数時間後ー
海未「では今日はこの辺で終わりにしましょうか」
穂乃果「...」ボーッ
海未「穂乃果?」
穂乃果「えっ?あ、か、帰ろっか」ソワソワ
絵里「か、完全に意識しちゃってるわね」
ことり「うん...」
希「でも海未ちゃんすごいね。穂乃果ちゃんに抱き着くなんて昨日今日の覚悟じゃ絶対無理やん。海未ちゃん何があったんやろね」
花陽「普段溜めてたものが一気に出ちゃったのかな...」
凛「溜めてたもの?」
花陽「たまに海未ちゃん、穂乃果ちゃんを撫で回したいとか膝枕して朝を迎えたいとか漏らしてるの聞いた事あるから...」
真姫「あー...海未って内心いろいろ妄想してそうよね」
14:
絵里「それが爆発したと...でもまぁ特に被害もなさそうだし別にいいんじゃない?ただ穂乃果に甘いだけでしょう?」
にこ「ちょっと絵里...」クイックイッ
絵里「ん?」フリムキッ
ことり「穂乃果ちゃんが...海未ちゃんと...ううぅ...」ウルウル...
絵里「あ、いや、その」アセアセッ
真姫「これはやっちゃったわね」
凛「ちょっとどころじゃないくらい寒いにゃ」
花陽「...」フルフル
絵里「ちょっとみんな酷くない!?しかも花陽まで首を横に振ってるし!」
希「えりち、もう終わりや」
絵里「ちょっと何が!?何が終わりなの!?ねぇ希!ちょ、無視して帰らないでよ!」
15:
穂乃果「あ、海未ちゃん見て見て!あそこのお店リニューアルしたんだって!見に行こうよ!」
ことり「(ここでいつもの海未ちゃんなら...もう暗いのでまた明日行きましょうだとか言うけど)」
海未「はい。穂乃果に似合うのがきっとありますよ」ニコッ
穂乃果「っ///そ、そうかな...///」ニヤニヤ
ことり「(もはや穂乃果ちゃん専用たらしに成り下がってる...穂乃果ちゃんもデレデレだし...はぁ...)」
穂乃果「ことりちゃんも行こうよ!」
ことり「あっ、うん」テクテクテク…
海未「前より雑貨の数が増えてますね...」キョロキョロ
穂乃果「若い人向けにリニューアルしたって書いてあるね。あっ!これなんかことりちゃんに似合うんじゃない?」
ことり「本当?...どう?似合うかな?」
穂乃果「うん!とっても可愛い!」
ことり「ありがとう///じゃあ穂乃果ちゃんには、」
海未「穂乃果、これなんか似合うのでは?」スッ
穂乃果「おぉー!太陽が一杯のシュシュだぁ!いいねいいね!」
海未「穂乃果にぴったりですね」ニコニコ
穂乃果「そ、そう?じゃあこれ買っちゃおうかな///」ニヤニヤ
18:
海未「ありがとうございます」ニコッ
穂乃果「...これ、海未ちゃんにどう?」
海未「これは...月の模様のシュシュですか?」
穂乃果「うん。その、穂乃果とある意味お揃い...///」モジモジ
海未「っ...!もちろん買わせていただきます。穂乃果に勧められたものを断るわけありませんからね」
穂乃果「そう?別に嫌だったら無理しなくても、」
海未「穂乃果が私の為に選んでくれたのです。嫌なわけないでしょう?」
穂乃果「っ///」
海未・穂乃果「///」イチャイチャ
ことり「...はぁ」ドヨーン
22:
ーことり宅付近ー
穂乃果「でね!魚は熱いお茶を飲んでるから水中で呼吸できるんだって!」
海未「面白い説ですね」
ことり「じゃ、じゃ私こっちだから。また明日ね2人とも」ソワソワ
穂乃果「あ、ねぇことりちゃん!さっき海未ちゃんと話したんだけど今日泊まりに来ない?」
ことり「え?」
穂乃果「久しぶりに3人でお泊まり会しよーよー!」
海未「久しぶりと言っても3週間ぶりなんですけどね」
ことり「あー...今日はいいや。ちょっと次のライブで着る衣装作りたいから」
穂乃果「手伝おうか?」
ことり「ううん大丈夫!それにちょっと難しいところだから1人で集中したから...ね?」
穂乃果「でもでも、3人でやった方が、」
海未「穂乃果、無理やり引き止めてはいけませんよ。私たちがいても足を引っ張るだけです」
穂乃果「そっか...ことりちゃん!私たちに出来そうなことがあったら呼んでね!すぐ駆けつけちゃうから!」
海未「まずしゅくだ...」
穂乃果「っ...」ビクンッ
ことり「...?」
23:
海未「...そうですね。いつでも呼んでください」
ことり「ありがとう...じゃあ、またね」テクテクテク…
海未「穂乃果、行きましょうか」スタスタスタ...
穂乃果「う、うん...」トテトテトテ...
ことり「(海未ちゃんさっき宿題って言いかけたような...気のせいかな)」
ことり「(でもお泊まり会行きたかったなぁ。久しぶりに穂乃果ちゃんと夜通しお喋り...けど2人の邪魔になるだろうし...)」
ことり「...はぁ、穂乃果ちゃん...」
prrr prrr prrr
ことり「...はい、にこちゃん?」
にこ『そっちはどう?まだ2人イチャイチャしてる?』
ことり「さっきまでイチャついてたよ...2人はこの後お泊まり会もやるんだって」
にこ『お泊まり会?ことりは行かなかったの?』
ことり「行きたかったけど...2人の邪魔になるし...」
24:
にこ『それじゃあますます海未に穂乃果取られちゃうわよ?いいの?』
ことり「だって...」
にこ『ことり?とある特撮モノのオープニングテーマに、言い訳みたいな「でも」「だって」「だけど」吐き捨てた道は行き止まり、なんて歌詞があってね?』
ことり「と、特撮?」アセアセッ
にこ『そう!ベルトさんが出て......ちょっと希!』
ことり「?」
希『にこっちが変な事言い出したから代わったよー。ことりちゃん、今日は穂乃果ちゃん家じゃなくてうちの家に泊まりに来んへん?』
ことり「希ちゃんのお家に?」
希『そう。そこでいろいろ対策を練ろうっちゅう事やね。あとポンコツえりちを慰める会も同時進行や』
ことり「あはは...」
希『どや?少しは気も紛れると思うよ?』
ことり「...うん。準備してから行ってもいい?」
希『もっちろん。あ、できたらお菓子持ってきてなー』ピッ
ことり「...対策かぁ」
25:
ー30分後・希宅ー
ことり「お邪魔しまーす」トテトテトテ...
にこ「やっと来たわね...ことりも絵里に何か言ってあげて」
絵里「なんでよぉ...私ポンコツじゃないのにぃ...」パクパクモグモグ...
ことり「チョコレートヤケ食いしてるね...」
希「今日はちょっとポンコツ言いすぎたからね。事実だけども」
絵里「おふんっ」グサッ
にこ「今なんか精神にクリティカルヒットしたような音しなかった?」
希「気のせいやて。ことりちゃん、まずお風呂入ってこよか。ウチらは先入っとるから遠慮せんでええからね?」
ことり「あ、ありがとう...」
27:
ー30分後ー
ことり「ふぅ...希ちゃん上がったよ...ってえ?」
絵里「うひゃぁ...いひひ...」フラフラ
ことり「絵里...ちゃん?」
にこ「まさかウイスキーボンボン食べて酔うとは...なーにがロシアよ、クオーターどころか100分の1くらいしか血混じってないんじゃないの?」
希「そこがまたポンコツえりちのええとこやって。ほらことりちゃんもお菓子食べて食べて」
ことり「ありがと〜!ことりもマカロン持ってきたんだ。どーぞっ」スッ
にこ「マカロン!やったぁ!」ニコニコ
希「にこっち喜びすぎやって」
にこ「だってマカロンなんて1年に1回食べるかどうかよ?あんな高いもん買えないわよ」
ことり「でも美味しいよねぇ〜」ポワポワ
希「なー。えりちも食べる?」
絵里「わひゃひもはべるぅー」パクッ...モグモグ...
希「えりちそれうちの腕やて。ほらこっちがマカロン」スッ
絵里「んー...のろみも食べりゅー...」
希「ちょえりち、2人とも見てるて///」
にこ「ことり、梅干し味のキャラメル買ってきて」
希「待つんやにこっち。話を戻そう」キリッ
28:
にこ「始まってすらいないわよ...して、あのダブルバカどうすんのよ」
希「どうと言われてもなぁ...誰かが穂乃果ちゃんに厳しくしないといけへんのはわかるけど...海未ちゃんという高すぎる壁を誰も超えられへんみたいやね」
にこ「クール担当の真姫ちゃんも絵里もフルボッコだし...あえて花陽とか凛みたいな変化球で攻めたらどう?」
ことり「なんかすごい可哀想な気が...2人はどう?海未ちゃんにいろいろ言えたり...」
にこ「...」アセアセッ
希「...」ソワソワ
ことり「出来ないかぁ...」ショボン
絵里「まちらしゃーい!はい!わらひにまか、」
希「えりちは黙ってようなー」ナデナデ
絵里「うきゅー...」バタンッ
ことり「これから一体どうすれば...」
にこ「どうすれば...」
希「どうすれば...」
絵里「...だって、可能性感じたんだ、そうだススメ...のろみぃー」ムギュー
希「はいはい、いい子いい子」ナデナデ
にこ「...こうなりゃ奥の手ね。ことり、やるわよ」
ことり「ふぇ?」
にこ「誰も穂乃果を怒叱れず、今まで叱っていた海未が甘やかしている...なら今まで甘やかしていた人が・・ればいいのよ」
ことり「え、まさか...」
にこ「そう!ことり!明日から穂乃果を叱るの!」
29:
希「にこっちそれは酷すぎるで!頭プランタンなことりちゃんに叱るなんて無理や!」
ことり「今さらっとことりの事バカにしなかった?」
にこ「でもこうするしかないでしょ。甘々なことりに叱られれば穂乃果だって反省するわよ」
希「そんな上手くいくかなぁ...ま、やってみんとわからんし明日早試してみよか。上手くいけば海未ちゃんから取り返せるかもしれへんしね」ニヤニヤ
ことり「っ///こ、ことりは別に...」アセアセッ
にこ「ことりはぁ、別に穂乃果の事なんてぇ、どうでもいいのよねぇ?」ニヤニヤ
ことり「...よ、よくないです」オロオロ...
にこ「だったら真正面から奪い返してきなさい!穂乃果は誰のものなの!?」
ことり「こ、ことりのです」
にこ「聞こえない!もう1回!」
ことり「ことりのですっ」
にこ「まだまだぁ!もう1回、」
希「にこっち?一応ここマンションやからね?わかる?」
にこ「あ...ごめんってちょっとなんでワシワシの構えとってるのよ!やめっ!あー!」
絵里「......zZZ」
34:
ー翌日・昼休みー
海未「...穂乃果、どうかしましたか?」キョトン
穂乃果「う、うん...その、朝の事怒らないの?」
海未「怒る?穂乃果が何かしたのですか?」
穂乃果「だって穂乃果が目覚まし時計かけ忘れたせいで遅刻しかけたんだよ!?いつもの海未ちゃんなら怒って、」
海未「別に遅刻くらいどうだっていいじゃないですか。私は穂乃果と少しでもそばにいられたので気にしませんよ」
穂乃果「...そっか」ソワソワ
ことり「...ほ、穂乃果ちゃん?」アセアセッ
穂乃果「んー?どうしたのことりちゃん」
ことり「朝遅刻しそうになったって本当?」
ソワソワ
穂乃果「うん...でも海未ちゃんが起こしてくれてセーフ、」
ことり「せ、セーフじゃないよ!」チュンチュン
35:
穂乃果「こ、ことりちゃん?」アセアセッ
海未「ことり...?」オロオロ...
ことり「だ、だからいつも言ってるよね?目覚ましかけたか確認しないとって」
穂乃果「は、はい」
ことり「海未ちゃんに迷惑かけてもう...めっ!だよ?」
穂乃果「うん」
ことり「だからね?...その、えーと...明日は遅刻しないようにね?」
穂乃果「はーい...」ショボン
ことり「(上手くいったのかな...全然手応えないけど...)」ハァ
穂乃果「(ことりちゃんが怒ってる...でもなんかふわふわしてて怒られた気がしない...)」ハァ
海未「...」
36:
ー放課後・部室ー
にこ「で、どうだったの?穂乃果の事・・れた?」
ことり「うーん...全然手応えなかったよ」
希「やっぱことりちゃんには難しいかぁ。えりち、なんか案ない?」
絵里「な、何の話?」ソワソワ
希「いやもうその演技ええからね?昨日酔っ払って何も覚えてないとか嘘やろ?こないだウイスキーボンボン2箱がっつり食べても平気だったやん」
ことり「演技だったの?じゃあ昨日のアレは......あっ///」カァァァァ
にこ「酔ったふりでもすれば希に甘えられると思ったんだぁ...絵里って甘えん坊ねぇー」ニヤニヤ
絵里「ちょっとにこ!そんなんじゃ、」
希「え?違ったん?...うち、少し嬉しかったんやけどなぁ」ショボン
絵里「希?甘えていい?」
希「それはまた今度なー。して何か案ある?」
絵里「...海未にまた叱らせればいいんじゃないの?」
にこ「それが出来ないから困ってんのよ...本当ポンコツなんだから」
絵里「ぽ、ポンコツ...」
ことり「そう言えば凛ちゃんたちは?」
希「さぁ?特に連絡きてへんけど...」
37:
にこ「穂乃果達は生徒会なんでしょ?ことりは行かなくて大丈夫なの?」
ことり「海未ちゃんが2人で大丈夫だからって...除け者にされちゃった」ショボン
絵里「だ、だったら生徒会室に行ってみまむぐぅっ!?」ジタバタ
にこ「絵里何言ってんのよ!?もし生徒会室で2人が...アレしてたらどうすんのよ!」ボソボソッ
希「そうやで!事実上μ'sは解散や!ここまでえりちがポンコツとは思わんかったわ!」ボソボソッ
絵里「モゴモゴッ!(アレってなんなの!?)」ジタバタ
ことり「...私、ちょっと行ってくる!」タッタッタッタ...!
にこ「ことり待って!」
希「これはあかんて!早よ追いかけんと!」タッタッタッタ...!
38:
ー生徒会室ー
海未「穂乃果、本当にやるんですか?別に生徒会の仕事なんて私とことりで片付けますよ?」
穂乃果「う、ううん...私が会長なんだし自分で頑張らなきゃ」カキカキカキ...
海未「...そうですか。なら私も手伝いますよ」カキカキカキ...
穂乃果「...ねぇ海未ちゃん」
海未「どうしました?」
穂乃果「穂乃果の事...怒ってる?」
海未「どうして私が穂乃果の事を怒るんですか。私はいつまでも穂乃果の味方ですよ」ニコッ
穂乃果「そうじゃ、なくて...どうして穂乃果の事叱ってくれないの?」
海未「......私は今まで間違っていたと思うんです。穂乃果を思うあまり厳しくあたったり酷い事も言いました。これは全て穂乃果の為、きっといつか分かってくれる、私は必要悪なのだと」
穂乃果「...」
海未「ですが最近、思うんです。私が干渉する義務はあるのかって」
穂乃果「...」
39:
海未「私が何もせずとも穂乃果はやっていける。だからこれからは私の好きなようにやりたいんです。厳しく怖い幼馴染ではなく、優しく甘い幼馴染を」
穂乃果「...そっか。海未ちゃんがそうしたいならしょうがないよね」
海未「えぇ。これからどんどん甘く、」
穂乃果「でもちょっと...寂しいなぁ」
海未「寂しい?」
穂乃果「いっつも穂乃果の為に叱ってくれる海未ちゃんの事、少し嬉しかったんだ。こんなにも穂乃果の事思ってくれてるんだーって」
海未「...」
穂乃果「ことりちゃんが留学しそうになった時怒ってくれたでしょ?あの時、穂乃果の事大切に思ってくれてるって実感したんだ...えへへ」
海未「...」
穂乃果「でも穂乃果これから頑張るよ!海未ちゃんに迷惑かけないように寝坊もしない!宿題もちゃんとしてダンスも練習も頑張る!だから、だからね?」
海未「...」
穂乃果「穂乃果が間違えた時には......たまにでいいから叱って下さい。お願いします」ペコッ
40:
海未「...穂乃果、本当にいいんですか?私はまたキツい事を言うかもしれません。それに...あなたに嫌われる様な事も言うかも、」
穂乃果「それは大丈夫!だって、」
ムギュー
穂乃果「海未ちゃんの事、いつまでもだーい好きだもん!」
海未「ほ、穂乃果///」
穂乃果「海未ちゃん...///」
海未「......早言いたい事が山ほどあるのですが」
穂乃果「...え?あ、たまに叱る感じで大丈夫なんだけど...」アセアセッ
海未「まず昨日のダンスの部分です。あそこは自主練をしなさいと言いましたよね?穂乃果は大丈夫と言いましたが昨日のアレはなんですか!転んじゃってるじゃないですか!」
穂乃果「海未ちゃーん?」アセアセッ
海未「それに宿題もろくにせず私のものを写してばっかり!しかも暗くなってから雑貨屋に立ち寄るとは何ですか!部活後はまっすぐ帰りなさいと何度も何度も...」
穂乃果「海未ちゃん!?さっきまでの甘々海未ちゃんはどこ行ったの!?」
海未「あなたが犯した間違いを全て反省しお利口さんになってくれたらまた現れます!まずは書類から片付けますよ!ほら手を動かして!」カキカキカキ...
穂乃果「ひぃぃい!?ダレカタスケテー!」
41:
ことり「...」ジーッ
にこ「私たちが何にもしなくても解決したみたいね」ボソボソッ
希「せやね。今回は珍しく海未ちゃんのワガママって事やな」ボソボソッ
絵里「ワガママねぇ...」
ことり「...私決めた」
にこ「何を?」
ことり「私も海未ちゃんみたいに穂乃果ちゃんに厳しくしようかなぁ」
希「...は?」
ことり「だって穂乃果ちゃんが間違えた時それを正しい方に導くなんて羨ましいもん!私も穂乃果ちゃんの泣きそうな顔見てニヤニヤしたい!」チュンチュン
にこ「...穂乃果って結構苦労してんのね」ハァ
希「...うちもう知らん」ハァ
絵里「(いつも優しい希に厳しくされる...すごい!すっごいハラショーね!)」ニヤニヤ
希「(えりちがすっごいニヤニヤしてるけど面倒だし無視しとこ)」
42:
ー翌日ー
ことり「穂乃果ちゃん!今日も遅刻しそうになったでしょ!」
穂乃果「きょ、今日はちゃんと目覚ましかけたんだけどなぜか鳴らなくて、」
ことり「言い訳は、めっ!だよ!」チュンチュン
穂乃果「うわーん!海未ちゃん助けてぇ!」ムギュー
海未「こ、ことり?穂乃果も反省してるみたいで、」
ことり「海未ちゃんは口出さないで!次のライブの衣装、スカート丈2cmにするよ!」
海未「2cm!?完全に見えちゃってますよ!?」
穂乃果「に、2cmがなんだい!海未ちゃん頑張れ!」
海未「穂乃果...衣装だけは譲れないのです」スタスタスタ...
穂乃果「海未ちゃーん!?」
ことり「今日こそは言わせてもらうからね穂乃果ちゃん!誰かれ構わずハグして勘違いされたらどうするの!?私も勘違いしちゃうかもしれないよ!?いいの!?」チュンチュン
穂乃果「何の話!?で、でも......ことりちゃんになら勘違いされても...穂乃果はいいよ///?」モジモジ
ことり「えっ///」
穂乃果「///」
4

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