まほ「七夕か…」back

まほ「七夕か…」


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※pixivでSSを書いているものです。
※このSSは百合SSというより黒森峰仲良しSSかと思われます。
※みほはまだ転校していません。
※みほまほです。
※初スレ立てです。
わからないことまみれですが投下していきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467647282
2: 以下、
まほ「…ん?なんだこの笹は」
「あ、隊長、もうすぐ七夕じゃないですか?」
まほ「ああ…そういえばそうだな」
「ということでうちも七夕しようということで、笹を持ってきました」
「だめ…でしょうか」
まほ「ふふっ、いいじゃないか、やろうか」
「よしっ!隊長許可が出たぞ!」
「しかも隊長がやろうって言ってくれたんだ!」
「とっとと準備するぞてめぇら!」
「「「おーっ!」」」
まほ「…もうそんな季節か」
みほ「お姉ちゃんっ♪」
まほ「おお、みほか」
みほ「何してるの?」
まほ「もうすぐ七夕だろう?」
みほ「あ、だからこんなに笹があるんだね」
まほ「うちはあまりこういうことしないからな、たまにはなと思って」
みほ「えへへ、そうだね!」
まほ「みほもやるか?」
みほ「お姉ちゃんがやるなら私もやるよ」
まほ「じゃあやろうか」
みほ「うんっ!あっ手伝いまーす!」
「おお副隊長!ありがとうございます!」
みほ「いえいえ、ほらお姉ちゃんも!」
まほ「ああ、今行くよ」
「おお隊長もきたぞ!」
「これは私達もっとやる気が出るぜ!」
みほ「ふふっ、みんな楽しそうだね」
まほ「まだ七夕していないのにな」
みほ「これからももっとこういうことしていこうよ?」
まほ「そうだな、皆の士気も上がるだろうし」
みほ「えへへっ」
3: 以下、
1時間後
「「「できたー!!」」」
まほ「皆、お疲れ様」
みほ「お疲れ様でしたっ」
「「「お疲れ様でした!」」」
みほ「短冊は作ったの?」
「それがまだなんです」
まほ「ふむ…」
みほ「どうしよっか…」
まほ「よし、赤星」
赤星「はっはい!!」
まほ「ちょっと来てくれるか」
赤星「はいっ」
みほ「小梅さんこんにちは」
赤星「みほさん、こんにちは」
赤星「それで隊長、何か御用でしょうか」
まほ「ああ、これから私とみほと赤星で短冊を作ろうと思うんだ」
みほ「あっ、いいね」
赤星「そ、そんな私でいいんですか…?ほかに逸見さんとかいるじゃないですか」
みほ「エリカさん今日風邪で休んじゃっていないんだよね」
赤星「あっ…そういえば見かけないですね」
まほ「ということだ、引き受けてくれるか?」
赤星「はい!喜んで!」
まほ「ということだみほ、いいな?」
みほ「私は全然大丈夫!」
まほ「よし、明日は七夕だ!短冊はないが自分の願いを考えておくように!」
「「「はい!」」」
まほ「それじゃ皆、今日はもう解散で大丈夫だ、お疲れ様」
「「「お疲れ様でした!」」」
まほ「…さて、じゃあ二人共、隊長室まで来てくれ」
2人「はいっ」
4: 以下、
コンコン
赤星「赤星です」
みほ「私が居るからノックしなくて大丈夫だよ」ガチャッ
みほ「お姉ちゃん来たよー」
赤星「し、失礼します…」
まほ「ああ、二人共よく来た、道具は用意してある」
みほ「なんか隊長室に折り紙とか新鮮だね」
赤星「そうだね…」
まほ「さて、じゃあ作ろうか」
2人「はいっ」
まほ「…それでどうやって作るんだ?」
ズコーッ
みほ「もうっ、お姉ちゃんってそういうところあるよねっ」
赤星「あはは…」
まほ「す、すまんこういうのに疎くてな」
みほ「疎くても作り方ぐらいわかっててもおかしくないと思うなぁ…ただの短冊だし」
赤星「まず折り紙を半分に折ります」
みほ「半分に折ったら折れ線に沿ってハサミで切ります」
赤星「切ったらこの穴あけパンチで穴を開けます」
みほ「その穴に紐を通します」
2人「完成っ」
まほ「おお…あっという間だな」
みほ「覚えた?」
まほ「ああ、きっちり覚えた」
赤星「じゃあ作っていきましょうか」
みほ「ふんふん?♪…ちょっとお姉ちゃん、なんでこんな斜めに切ってるの?」
まほ「ん…?いや私はちゃんと切ってるつもりなんだがどうも斜めになってしまう」
みほ「もう…じゃあお姉ちゃんは穴開けてくれる?これなら手先の器用不器用関係ないからね」
まほ「ああ、わかった」
赤星「…ふふ」
みほ「どうかした?」
赤星「いや…本当にお二人は仲良しだなって…」
まほ「ああ、小さい頃からそうだ」
みほ「喧嘩なんてもう10年ぐらいしてないよね」
まほ「そうだな…私はみほが愛おしくてたまらないからな」
みほ「も、もうお姉ちゃんったら…///」チョキチョキ
赤星「ちょっ、みほさん折り紙が粉々になってる!」
みほ「あ、あらら…」
まほ「…ふふ」
みほ「…えへへ」
赤星「…ふふふ」
三人「あはははは!」
5: 以下、
まほ「できたな」
みほ「ざっと三百枚ってところかな」
赤星「たくさん作りましたね」
みほ「…こんな作ってどうするの?」
まほ「二人と一緒に作っていたらあっという間にこんなに作っていた」
赤星「そんな…光栄です」
みほ「とりあえずお疲れ様でした」
まほ「ああ、お疲れ様」
赤星「お疲れ様でした」
みほ「ねえ小梅さん、今度三人で一緒にどこか出かけない?」
まほ「いいな、今回のお礼もしたい」
赤星「いいんですか!?…ありがとうございます!」
みほ「それじゃまた明日ね!」
まほ「外も暗い、気をつけて帰ってくれ」
赤星「はい!失礼しました!」
まほ「…みほはいい友達を持ったな」
みほ「えへへ、小梅さんはほんとにいい人だよっ」
まほ「ああ、私も話しててわかったよ」
みほ「明日エリカさん来るといいね…」
まほ「『ただの風邪だ、明日は絶対来ます』と言っていたからきっと大丈夫だろう」
みほ「エリカさんに明日七夕やるよって言ったらびっくりするかな?」
まほ「普段こういうことしないからな、きっと驚くぞ」
みほ「じゃああとで電話で伝えておくね」
まほ「ああ、頼んだ」
みほ「じゃあお姉ちゃん、私たちも帰ろっか」
まほ「そうだな」
6: 以下、
西住家
まほ「…ということですお母様」
みほ「だめ…かな」
しほ「…」
まほ「…」
みほ「…」
しほ「…まあたまにはこういうこともしないといけないわね」
まほ「それじゃあ…!」
しほ「ただし」
まほ「っ」
しほ「…ほどほどにね?」
まほ「…!はいっ!」
みほ「ありがとうお母さん!」
しほ「ほら、二人共お風呂行ってらっしゃい」
2人「はいっ!」
ヤッタネオネエチャン! アア!
しほ「…二人にはもっと遊んで欲しいけど…ごめんね」
失礼言い忘れてました、すこしここから過激な部分があります。
7: 以下、
浴場
みほ「お母さんが許可してくれるなんて思わなかったよ」
まほ「そうだな…秘密でやるしかないと思っていた」
みほ「これで堂々とできるね!」
まほ「ああ」
みほ「お姉ちゃんはどんな願い事するの?」
まほ「それはいっちゃいけないだろう?」
みほ「あはは、そうだよね」
まほ「言ってしまったら願い事が叶わない、と聞いたことがある」
みほ「秘密だね」
まほ「ああ、だから明日まで秘密だ」
みほ「そうだね」
まほ「…」
みほ「…お姉ちゃん、体洗ってあげる」
まほ「どうした唐突に…」
みほ「いいから、やらせて?」
まほ「わかった、頼む」
ゴシゴシ
みほ「痛くない?」
まほ「ああ、気持ちいいよ」
みほ「よかった」
ゴシゴシ
まほ「ま、前は自分で…」
みほ「…」ウワメ
まほ「うっ…わ、わかった」
みほ「えへへっ♪」
ゴシゴシ
みほ「お姉ちゃんおっぱいおおきい…」
まほ「言わなくていい…///」
みほ「くびれもきゅって…」
まほ「…///」
みほ「…」モミモミ
まほ「ひゃっ…///み、みほ!さすがにやりすぎだぞ!///」
みほ「…そう、かな」
8: 以下、
まほ「どうしたんだ今日は…」
みほ「…きっとお姉ちゃんの願い事は戦車道関連だろうなって思って」
みほ「すこし嫉妬しちゃった」
みほ「ごめんね」
まほ「…そうか」
まほ「よし、じゃあ次は私はみほを洗ってあげよう」
みほ「えっ、いいよ…」
まほ「私の体をあんなに触ったのに自分になったらだめなのか?」
みほ「うっ…///わかった…///」
まほ「ふふ…よろしい」
ゴシゴシ
まほ「…みほもおっぱい大きいじゃないか」
みほ「お姉ちゃんほどじゃないよ…///」
まほ「肌もスベスベだし…」
みほ「は、恥ずかしいよ…///」
まほ「私はおっぱい揉まれちゃったんだけどなぁ…」
みほ「ううっ…///」
まほ「ふふ…」
まほ「足も綺麗…太ももも…」ムニッ
みほ「んぅ…///」
まほ「そして…ここも…」
みほ「だ、だめっ!///」
まほ「ふふっ、さすがにやりすぎたな、ごめんねみほ」ナデナデ
みほ「もう…///」
まほ「ほら、流して上がろうか」
みほ「うん」
ザバァ
9: 以下、
みほ「あつーい…」
まほ「ほら、パ○コ」
みほ「わーい!」
まほ「…ふふふ」
みほ「ん?」
まほ「いや、可愛いなぁって」
みほ「…///」
しほ「二人共上がってきたわね、ご飯できてるわよ」
まほ「わかりました」
しほ「あ、ご飯前なのにアイス食べて」
みほ「ごめんなさーい」
しほ「ちゃっちゃと食べてご飯食べてね」
まほ「はい」
みほ「おいしいね」
まほ「ああ、冷たくて美味しいな」
しほ「ネギいる?」
みほ「ほしい」
まほ「お願いします」
しほ「はい」パラパラ
まほ「ありがとうございます」
しほ「食べ終わったら歯磨きして、はやく寝なさいね」
しほ「明日はせっかくのイベントなんだから」
みほ「うん!」
10: 以下、
2人「ごちそうさまでした」
しほ「お粗末さまでした」
みほ「あ、そうだエリカさんに電話しなきゃ」
まほ「そうだったな」
みほ「ねえお姉ちゃん、今日も一緒に寝よ?」
まほ「ああ、いいぞ」
しほ「今日は暑いから冷房つけながら寝なさい」
みほ「はーい」
まほ「腹冷やさないようにな」
みほ「そうだね」
11: 以下、
prrrrr…
エリカ『もしもし』
みほ「あ、エリカさん起きてた」
エリカ『起きてちゃ悪いかしら』
みほ「そんなことないよ」
エリカ『それでなんの用かしら』
みほ「エリカさん風邪大丈夫?」
エリカ『ええ、だいぶ熱も引いたし、明日は行けるわ』
みほ「その明日なんだけどね」
エリカ『何かあったの?』
みほ「明日戦車道のみんなで七夕するの」
エリカ『…はぁ!?何言ってるのよあんた!』
みほ「みんなで協力して作ったんだー!」
エリカ『あなた本気?』
みほ「お姉ちゃんもやろうって言ったんだよ?」
エリカ『…それは本当?』
みほ「うん、今お姉ちゃん居るから変わろうか?」
エリカ『そうして』
みほ「わかった、はいお姉ちゃん」
まほ「変わったぞ、エリカ大丈夫か」
エリカ『はい、明日はいけそうです』
まほ「そうか、まだ病み上がりなんだから無理するなよ」
エリカ『ありがとうございます、それより隊長、本気ですか?』
まほ「なにがだ」
エリカ『明日七夕するって話ですよ!』
まほ「ああ、するぞ、私もやろうと言った」
エリカ『そんなことしたら西住流の名が…!』
まほ「ああ、お母様も許可してくれた」
エリカ『なっ…!』
まほ「そもそも私たちの戦車道は娯楽が少なすぎる」
エリカ『当たり前です、私たちは勝つために…!』
まほ「その勝つために娯楽を増やそうと言っているんだ」
エリカ『…は?』
まほ「いいか、うちは娯楽が少なすぎる、よって士気が下がる」
まほ「これによって負ける可能性だって出てくる」
エリカ『…』
まほ「そんな焦る必要はない、ずっとやるつもりはない、適度に増やすつもりだ」
12: 以下、
エリカ『…はぁ、わかりました』
まほ「明日来てくれるな?」
エリカ『ええ、行きます』
まほ「よかった、じゃあ明日のために何か願い事を考えておいてくれ」
エリカ『わかりました』
まほ「それじゃみほに変わる、おやすみエリカ」
エリカ『おやすみなさい隊長』
みほ「ね?」
エリカ『全く…』
みほ「そんなこと言ってお姉ちゃんと一緒に遊べるのが楽しみな癖に」
エリカ『ぐっ…///』
みほ「…お姉ちゃんは渡さないから」ボソッ
エリカ『…?何か言った?』
みほ「ううん、なんでもない」
エリカ『じゃあ私は願い事考えるから、おやすみ』
みほ「うん、おやすみエリカさん」
プツッ
みほ「エリカさん元気そうだったね」
まほ「ああ、明日元気に来るだろう」
まほ「それでみほ」
みほ「何?」
まほ「『お姉ちゃんは渡さないから』ってどういうことだ?」
みほ「き、聞こえてたの!?」
まほ「そりゃあ隣に居れば嫌でも聞こえてしまう」
みほ「…エリカさんにお姉ちゃんを取られたくないから」
まほ「…ふふ」
みほ「…?」
13: 以下、
まほ「私はみほがエリカに取られると思っていたんだがな」
みほ「そ、それはないよエリカさんはお姉ちゃんが憧れだもん」
まほ「そうか、じゃあ心配しなくて大丈夫だな」
みほ「…なんの心配?」
まほ「みほは私とエリカどっちを選ぶ?」
みほ「エリカさんには悪いけどお姉ちゃん!」
まほ「即答だな…」
みほ「じゃあお姉ちゃんはエリカさんを選ぶの?」
まほ「そんなわけないじゃないか、エリカには悪いがみほを選ぶ」
みほ「えへへっ…///」
まほ「さあ、願い事を考えよう」
みほ「私もう決まってるんだぁ…」
まほ「奇遇だな、私もだ」
みほ「じゃあもう寝よっか」
まほ「そうだな」
みほ「おやすみお姉ちゃん…」ギュッ
まほ「おやすみみほ」ギュッ
14: 以下、
翌日
エリカ「おはようございます、2人とも」
みほ「元気そうだね、おはようエリカさん」
まほ「ああ、エリカおはよう」
エリカ「…本当に笹とか短冊とか用意してあるんですね」
みほ「だから言ったでしょ?」
まほ「今日の訓練はなし、楽しくやろう」
エリカ「…はい」ニコッ
まほ「それじゃ2人とも放課後にな」
みほ「うんっ、またねお姉ちゃん」
エリカ「はい、また」
みほ「エリカさん願い事考えた?」
エリカ「いっぱいありすぎて一つに絞るのすごい大変だったわ」
みほ「もうエリカさんたら欲張りなんだから」
エリカ「一つに絞ってきたんだから欲張りじゃないでしょ」
みほ「それもそうだね」
エリカ「あんたこそ考えてきたんでしょうね?」
みほ「もちろん!すっと決められたよ」
エリカ「いいわね無欲で」
みほ「むぅ、私にだって欲しいものとかいっぱいあります!」
エリカ「あーはいはい、教室行くわよ」
みほ「もう!」
15: 以下、
放課後
まほ「さあみんな!短冊に願い事を書いて笹につけろ!」
「「「おーっ!」」」
「あんたどんな願いことにしたの?」
「えー秘密ー」
「どうせ食べ物関連でしょ」
「失礼だなー!」
キャハハ
エリカ「…初めて見ましたよこんな緩んでるの」
みほ「いいじゃん、みんな楽しそうで」
まほ「そうだな、すごく楽しそうだ」
赤星「そうですねー」
みほ「あ、小梅さん」
まほ「おお、昨日はありがとう」
赤星「いえいえ、私なんかで良ければいつでも」
みほ「あ、お姉ちゃん明日暇?」
まほ「常にみほと一緒に行動しているからみほが暇なら私も暇だ」
みほ「小梅さんは?」
赤星「特に予定はないよー」
みほ「じゃあ明日三人で一緒にケーキ食べにいこ!」
まほ「そうだな、そうしよう」
赤星「あ、ありがとうございます…///」
エリカ「な、なんで赤星が!?」
みほ「昨日短冊作るの手伝ってくれたんだー」
まほ「そのお礼にな」
エリカ「ぐぬぬ…」
赤星「なんかごめんなさい…」
エリカ「…いいのよ、明日楽しんでらっしゃい」
赤星「…!はいっ!」
みほ「なんだ、『なんで赤星なんかが隊長と!』とかいうのかと思った」
エリカ「私そんな嫌なやつじゃないわよ」
みほ「ふーん…?」
エリカ「そ、そうよね?」
赤星「あはは…」
まほ「まあまあ、短冊に願い事書こうじゃないか」
みほ「そうだね」
赤星「はい」
エリカ「はい」
16: 以下、
カキカキ
まほ「かけたか?」
みほ「お姉ちゃんは?」
まほ「私はかけた」
赤星「私もです」
エリカ「私も」
まほ「じゃあ笹に付けようか」
まほ「つけたな」
まほ「叶うかな…」
みほ「…願い事、叶うといいな」
赤星「そうだね…」
エリカ「私のは絶対に叶うわ」
まほ「ほう?じゃあ見てみようか」
『戦車道大会10連覇しますように』逸見エリカ
みほ「なんだかエリカさんらしいね」
まほ「そうだな」
赤星「同じく」
エリカ「…///」
まほ「それじゃ赤星のも見てみよう」
『みんなが楽しく元気でいてくれますように』赤星小梅
みほ「小梅さんっ!」ギューッ
まほ「素晴らしいな…」
エリカ「赤星にしちゃあいい願い事じゃない」
赤星「いえいえ…このぐらいしか思い浮かばなくて…みほさん苦しい///」
みほ「あっ、ごめんごめん」
まほ「これからもよろしくな、赤星」
赤星「はいっ!」
エリカ「さて、あとはお二人のですが…」
みほ「わ、私のはいいよ…絶対叶わないし…」
まほ「私も…きっと無理だろう」
エリカ「…」
赤星「…見てみましょうか」
エリカ「そうね」
みほまほ「あわわわわ」
17: 以下、
『みほと結婚できますように』西住まほ
『お姉ちゃんと結婚できますように』西住みほ
赤星「うん、予想できてました」
エリカ「きっとこうだろうなって思ってた」
みほ「お、お姉ちゃん…本当?///」
まほ「み、みほこそ…///」
みほ「私は…本気だよ」
まほ「…私も本気だ」
みほ「お姉ちゃんっ///」ギュッ
まほ「みほっ///」ギュッ
エリカ「…えっ今までお互い好きだってわかってなかったの!?」
赤星「まあ…お二人らしいというかなんというか…」
エリカ「びっくりだわ」
みほまほ「えへへ?…///」
エリカ「みてあの二人の表情」
赤星「いかにも溶けそうなぐらい笑ってますね」
エリカ「…幸せそう」
赤星「私はあの二人が話してるだけで幸せです」
エリカ「…そうね、私たちは見てるだけで幸せよね」
赤星「はい」
18: 以下、
まほ「っと、そろそろ終わりだな」
みほ「はぁ、楽しかった」
エリカ「たまにはいいですね、こういうの」
まほ「だろう?」
みほ「よかったエリカさんも気に入ってくれて」
エリカ「…ふんっ///」
みほ「小梅さんどうだった?」
赤星「すっごく楽しかったよ」
まほ「それはよかった、これからも定期的にやっていくからよろしくな」
赤星「はいっ」
まほ「皆楽しめたか!」
「「「はーい!」」」
まほ「これからも定期的にこういうイベントをやっていく!異論はないな!」
「「「おーーっ!!」」」
まほ「来週から次の練習試合の相手、継続高校との戦いの練習をしていく!」
「「「はいっ!」」」
まほ「日曜日療養するように!解散!」
「「「お疲れ様でした!」」」
みほ「さて、じゃあ帰ろっか」
エリカ「そうね」
赤星「はい」
まほ「皆、すこし寄り道していかないか?」
みほ「珍しいねお姉ちゃんが」
エリカ「槍でも降るんじゃないですかね」
赤星「どこへでもついていきますよ」
まほ「じゃあコーヒーでも飲みながら話をしよう」
みほ「なんの話するの?」
まほ「次のイベントはいつにするかって話だ」
エリカ「は、はやっ」
赤星「なんだかんだで隊長楽しんでましたしね」
みほ「じゃあ次はいつか決めに行こっか?」
まほ「ああ、いこう」
エリカ「仕方ないわね」
赤星「お供しますっ」
おしまいです、一方的ですみませんでした。
29: 以下、
継続高校との練習試合が終わって1週間後…
みほ「ねえお姉ちゃん」
まほ「どうした?」
みほ「ここらへんで夏祭りするところってあったっけ?」
まほ「…あまり聞かないな」
みほ「だよね…はぁ、夏祭り行ってみたいなぁ」
まほ「ふむ…」
エリカ「おはようございます二人共」
みほ「あ、エリカさんおはよー」
まほ「エリカか、おはよう」
小梅「みほさん、隊長、エリカさんおはようございます」
みほ「小梅さん!おはよー」
まほ「赤星、おはよう」
エリカ「なんかいつもこの4人で登校してるわね」
みほ「いいじゃん楽しいし」
まほ「そうだな、賑やかなのはいいことだ」
小梅「ですね」
エリカ「まあそうですけど…」
まほ「…うーん」
エリカ「どうしました?」
まほ「ここらへんで夏祭りを開催するところって知ってるか?」
エリカ「…聞いたことないですね」
小梅「私もわからないです…」
みほ「そうだよねぇ…」
まほ「…はっ」
みほ「何か思いついた顔してるね」
エリカ「…まさかとは思うけど」
小梅「そのまさかが起きそうですね」
まほ「私たちで夏祭り開催すればいいじゃないか」
三人「やっぱりねーーー!」
みほ「でもいいね…やってみたい!」
エリカ「ちょっみほ…!」
小梅「確かに…面白そう」
エリカ「赤星まで…!」
みほ「エリカさんは嫌なの…?」
まほ「そうなのか…?」
エリカ「うう…わかりました、やるなら参加します」
まほ「さすがエリカ」
みほ「わかってるね!」
小梅「うふふ」
エリカ「うるさいわね!」
30: 以下、
すみません少々出かけます。
31: 以下、
ただいまもどりました。
続き書きます。
まほ「よし、じゃあ決定だ」
みほ「みんなに報告しないとね!」
小梅「夏祭りっていうぐらいなんですから他の学校の人たちも呼んでみたらどうでしょう?」
エリカ「うーん…それはまだいいんじゃない?」
まほ「そうだな、私たちでやってみて、いい感じだったら来年の夏あたりに他の学校の生徒を呼んでやってみよう」
みほ「えへへ、楽しみ」
エリカ「だけどまだ出し物すら考えてないんだから」
小梅「みんなで考えましょう」
まほ「じゃあとりあえず報告しようか」
まほ「みんな聞いてくれ!」
「どうしました隊長」
「次の練習試合が決まったんですか?」
「次はサンダースかな?それとも聖グロかな?」
まほ「いや、練習試合の話じゃない」
みほ「これから定期的にイベントをやるって話したよね?
「ま、まさか…」
「また何かイベント…!?」
「楽しいのだといいなぁ」
まほ「ああ、きっと楽しくなるぞ、夏祭りだ!」
「「「うおおおお!!!!!」」」
エリカ「す、すごい熱気ね」
小梅「みんな嬉しいんでしょうね」
みほ「それで出し物を決めたいんだけど…」
「夏祭りといえばわたあめは外せないです!」
「りんご飴!」
「金魚すくい!」
「やきそば!」
「射的!」
「あとは花火!」
まほ「花火か…」
みほ「花火って空に打ち上げるほうだよね?」
「「「もちろん!」」」
エリカ「でもそれを用意するのにかなりの費用がかかります…」
小梅「厳しいですね…」
みほ「難しいかも…」
「そうですよね…」
「今の話はなかったことにしてください…」
まほ「…いや、やってみよう」
「「「ええっ!?」」」
32: 以下、
エリカ「やってみようって…!」
みほ「…何か考えがあるの?」
まほ「…まあ、ないわけでもない」
小梅「それは…?」
まほ「…お母様だ」
みほ「お母さんに頼む…ってこと?」
エリカ「…家元が許すとは思えません」
小梅「失礼ながら私も…そう思います」
まほ「…どうかな」
みほ「…賭けてみよっか」
エリカ「では結果が出るまで他の出し物考えましょうか…」
小梅「…お二人共、無茶はなさらないでくださいね…?」
みほ「大丈夫だよ、ありがとう小梅さん」
まほ「ああ、ダメと言われたら潔く諦める」
「花火なんてなくても私達なら楽しめます!」
「そうですそうです!他のもの考えましょう!」
「お化け屋敷とか!」
まほ「はは、まるで学校の文化祭みたいだな」
「それならメイド喫茶とかもいいじゃない!」
みほ「夏祭りっていうより文化祭だね…」クスッ
エリカ「隊長の…メイド服…」ゴクリ
小梅「エリカさん、変な妄想しないでくださいね」
エリカ「し、してないわよ!」
「逸見さん変態だー!」
「隊長逃げてー!」
エリカ「うるさいわねあんたたち!」
アハハハハ
まほ「…出し物を考えるだけでこんなに楽しいなんてな」
みほ「やっぱりみんなイベント楽しみなんだよ」
エリカ「…継続の練習試合の時、皆の動きが全然違いましたもの」
小梅「やっぱりこういうことしたほうが士気上がるんですね…」
まほ「ふふ、これでもっと強くなれるな」
みほ「そうだねっ」
小梅「…えへへっ」
エリカ「ふふっ…さあみんな!隊長も楽しめるようにもっといろんな出し物考えなさい!」
「「「おおーーー!!」」」
まほ「エリカも楽しそうだな」
みほ「やっぱりエリカさんもこういうこと好きなんだよ」
小梅「素直じゃないですね」
まほ「…みほ、お母様の件、一緒にいてもらっていいか?」
みほ「もちろんだよ、説得できるように頑張ろうね」
まほ「…ああ」
33: 以下、
まほ「皆、今日はお疲れ様!詳しい開催予定は後に伝える!解散!」
「「「はい!」」」
みほ「お疲れ様」
エリカ「お疲れ様でした」
小梅「お疲れ様でした」
まほ「ああ、三人共お疲れ様」
エリカ「二人共、どうかお気をつけて」
みほ「もうやだなぁ、別に死ににいくわけじゃないんだから大丈夫だよ」
まほ「ああ、okでもダメでも連絡するよ」
小梅「…あの」
みほ「ん?どうしたの小梅さん」
小梅「今更なんですけど、私みなさんの中に入って会話しちゃってますけど…」
まほ「それがどうした?」
小梅「いえ…私が三人の中に入っちゃっていいのかなって…」
エリカ「本当に今更ね」
みほ「いいんだよ、私の友達なんだし」
小梅「みほさん…!」
エリカ「そうよ、友達なんだから一緒に話すなんて普通でしょ?」
小梅「エリカさん…!」
まほ「ああ、みほの友達であり、エリカの友達でもある、ということは私の友達でもあるわけだ」
小梅「隊長まで…!」
小梅「…こんなに嬉しいこと、初めてです!」
みほ「だからこれからもよろしくね?」
エリカ「その…よろしく」
まほ「これからもこの四人で楽しくやろう」
小梅「…っ!はいっ!」
みほ「さ、帰ろっか」
まほ「じゃあエリカ、またあとで連絡する」
エリカ「はい」
小梅「ではまた明日」
みほ「小梅さんには私が連絡するね?」
小梅「はい!」
34: 以下、
またすこし過激な部分があります。
西住家
まほ「ただいま戻りました」
みほ「ただいまー」
しほ「おかえり、二人共」
まほ「お母様、すこしお話が…」
しほ「…お風呂入ってからにしなさい」
みほ「…はい」
浴場
まほ「…はぁ」
みほ「…大丈夫だよ」
まほ「…だといいな」
みほ「…また洗いっこしよっか」
まほ「じゃあ私から先にしようか」
みほ「お、お姉ちゃんスポンジは…?」
まほ「今回は素手でやる」
みほ「ほ、本気!?」
まほ「ああ…行くぞ」
ゴシゴシ
みほ「んひゃっ…んぅ…///」
まほ「へ、変な声を出すなっ///」
みほ「す、素手でやるからでしょっ…ふぅ…///」
まほ「う、ううぅ…///」
みほ「ひゃっ、ダメそこはっ…///あぁっ///」
まほ「あ、泡まみれでどこ触ってるかわからない///」
ジャーッ
みほ「はぁ…///はぁ…///」
まほ「す、すまん…いけないところ触っていたかもしれない…///」
みほ「…お姉ちゃん座って」
まほ「ま、まさか…」
みほ「そのまさか。はやく座って」
まほ「は、はい…」
ゴシゴシ
まほ「んにゃぁ…///はぁっ…///」
みほ「ふふふ…もっとしてやる…」
まほ「んんっ!///んやぁ…///」
みほ「ふふ…あれ、なんで泡がどんどん赤く…?」
まほ「ほ、ホントだ…はっ!」
みほ「は、鼻血が…」バタンッ
まほ「みほっ!みほーー!!」
35: 以下、
すみませんnewgame見てて遅れました
みほ「ん…んん…」
まほ「みほ!」
みほ「あれ…お姉ちゃん」
まほ「大丈夫か?」
みほ「…あ、そっか、お姉ちゃんの体洗ってたら鼻血出して倒れちゃったんだったね」
まほ「もう浴場でこういうことするのはやめよう、危ない」
みほ「そうだね…」
しほ「ご飯できたわ」
まほ「今行きます」
みほ「行こっか?」
まほ「ああ」
みほ「わぁ、親子丼だぁ」
まほ「おいしそうだな」
しほ「出来立てだから火傷に気をつけて食べなさいね」
二人「いただきます!」
みほ「んーっ、おいしー!」
まほ「お母様の料理はいつでも美味しいな」
しほ「…ふふっ、ありがとう」
しほ「それじゃ、すこし作業があるから食べ終わったら話とやらを聞くわ」
まほ「…はい」
みほ「今はとりあえず食べよ?」
まほ「そうだな」
モグモグ
二人「ごちそうさまでした」
みほ「…」
まほ「…」
みほ「行こっか…」
まほ「ああ…」
ギュッ
みほ「私も居るから…ね?」
まほ「…ああ、本当に心強いよ」
36: 以下、
まほ「お母様」
しほ「入りなさい」
まほ「はい」
しほ「…それで、話というのは何かしら」
まほ「…その…」
しほ「遠慮しないで言ってみなさい」
まほ「…」
みほ「学校で夏祭りをしたいの!」
しほ「夏祭り…?」
まほ「出し物を考えていて…花火というのが候補に挙がりまして…」
しほ「花火っていうのは、手に持つものじゃなくて空に打ち上げる方かしら」
みほ「そう…」
しほ「それで?」
まほ「…正直、私たちにはそんな予算はありません」
しほ「でしょうね」
みほ「それで、お母さんにも協力してほしいなって…」
まほ「…非常識なのはわかっています」
みほ「だけど、こういうイベントをやることによって私達の仲間の士気が上がってるの!」
まほ「前回の継続との練習試合、動きが違うと思いませんでしたか?」
しほ「…確かに」
みほ「…だめ…かな」
まほ「…無理なのはわかっていますが…どうかお願いします、お母様」
しほ「…」
まほ「…」
みほ「…うぅ」
しほ「…ふふ」
まほ「お母様…?」
しほ「私は無理とか、ダメとか言ってないでしょう?」
みほ「…っ!」
まほ「い、いいんですか!?」
しほ「ええ、私の知り合いの花火師にお願いしておきましょう」
みほ「やった!やったよお姉ちゃん!」ギューッ
まほ「ああ!」ギューッ
しほ「ただし!」
まほ「は、はい」
しほ「…その、私も行って、いいかしら」
みほ「お、お母さんも?」
しほ「だめかしら…?」
まほ「い、いえ!そんなことありません!」
しほ「ありがとう、二人共」
みほ「ううん、私たちこそ、ありがとうお母さん」
まほ「感謝いたします、お母様」
37: 以下、
しほ「いや…今まで戦車道、西住流というもので縛っていてごめんね」
まほ「お母様…」
しほ「本当はもっと遊ばせてあげたかった…だけど…」
まほ「いいんです、お母様」
しほ「まほ…」
まほ「西住流を継いだ私ですが、今もすっごく楽しいです」
まほ「後悔なんてしていません」
みほ「私もそうだけど…お姉ちゃんと、いっぱいの友達と一緒に居るから楽しいよ!」
しほ「二人共…」
まほ「なので今回のこと、本当にありがとうございます」
みほ「ありがとう、お母さん」
しほ「…お安い御用よ」
まほ「では、詳しい予定が決まったらお教えします」
しほ「ありがとう」
みほ「じゃあお母さん、おやすみなさい」
しほ「おやすみ、二人共」
まほの部屋
みほ「やったね!」
まほ「ああ…!」
みほ「正直お母さんが許可してくれるとは思わなかった」
まほ「そうだな…奇跡に等しい」
みほ「エリカさんに連絡しないとね!」
まほ「赤星にもな」
みほ「お姉ちゃんも、小梅って呼んでもいいと思うんだ」
まほ「し、失礼じゃないかな」
みほ「大丈夫だよ、お姉ちゃんに名前で呼ばれるなんて光栄です!って喜んでくれると思うよ」
まほ「そ、そうか…」
みほ「じゃあ、私小梅さんに連絡するね」
まほ「ああ」
バタン
まほ「…ふぅ」
まほ「さてと…」
prrrrrr…
エリカ『はい、隊長』
まほ「エリカか」
エリカ『…ダメでしたか』
まほ「聞いて驚け、許可をもらった」
エリカ『ええっ!本当ですか!』
まほ「ああ!」
エリカ『なんと…!まさか許可をもらうとは思いませんでした』
まほ「私もだ…」
エリカ『…明日みんなに伝えたらびっくりするでしょうね』
まほ「だな、それだけだ、聞いてくれてありがとう」
エリカ『はい!おやすみなさい隊長!』
38: 以下、
みほの部屋
prrrr…
小梅『もしもし、みほさん?』
みほ「ねえ聞いて小梅さん!花火、お母さんが許可してくれたの!」
小梅『ええ!本当!?』
みほ「本当!まさかお母さんが許可してくれるとは思わなかったけど…!」
小梅『私もダメだと思ってた…』
みほ「だけど代わりに夏祭りお母さんも一緒に来るんだー」
小梅『わぁ…!じゃあ一層楽しい夏祭りにしなきゃね!』
みほ「そうだね!」
小梅『明日は忙しくなりそうだね』
みほ「楽しい忙しいになりそう」クスッ
小梅『あはは、そうだね』
みほ「あ、そうそうお姉ちゃんが小梅さんのこと名前で呼びたいって!」
小梅『そ、そんな…!光栄だよ!』
みほ「ふふ、それじゃ、明日ね!おやすみ」
小梅『うん!おやすみなさい!』
みほ「ふぅ…」
まほの部屋
ガチャッ
みほ「エリカさんに伝えた?」
まほ「ああ、伝えた」
みほ「ちゃんとお母さんが来ることも?」
まほ「…あ」
みほ「もう…」
(まほのpartでエリカにしほが来ること言ってなかったのでここでカバー)
prrrrr…
エリカ『みほ、聞いたわ、やったわね!』
みほ「うんそうなの!ビックリしちゃった」
エリカ『私もびっくりしたわ…』
みほ「それでお姉ちゃんが言い忘れてたことがあるんだけど」
エリカ『何?』
みほ「夏祭り、お母さんも来るから」
エリカ『…』
みほ「エリカさん?電波悪いのかな」
エリカ『ええええええ!!!!???』
みほ「うわぁびっくりした」
エリカ『そ、それは本当?』
みほ「うん、それが条件で花火許可もらったの」
エリカ『そ、そう…』
みほ「ということだから、また明日ねっ」
エリカ『え、ええ…おやすみみほ』
みほ「うんっ、おやすみエリカさん」
40: 以下、
みほ「ふう、楽しみだね!」
まほ「そうだな、お母様も楽しめるようにもっと出し物を考えないとな」
みほ「そうだね…」
まほ「…今日はもう遅い、もう寝ようか」
みほ「うん…お姉ちゃん」
まほ「ああ、一緒に寝よう」
みほ「…えへへっ」
まほ「おやすみ、みほ」
みほ「うんっ、おやすみなさい…」
翌日 夕方…
まほ「今日の訓練は終了!さあ皆の楽しみな夏祭りの出し物決めだ!」
「「「おおー!!」」」
みほ「その前にみんなに話があるよ!」
まほ「昨日話した花火だが…」
「きっとダメだったんだろうな…」
「しょうがないよ…」
「みんなで楽しめればそれでいいじゃん!」
エリカ「ちょっと最後まで話聞きなさい!」
まほ「私のお母様が許可してくれた!」
「「「…」」」
「「「ええええええ!!!!」」」
「てことは…うちの学校で空に大きな花火が打ち上がるってことですよね!?」
まほ「ああ、そうだ!」
「「「うおおおおお!!!」」」
「すっげぇ!マジすっげぇ!」
「これはもっと楽しみになってきた!」
みほ「だけど一つ条件があるの!」
「「「その条件とは…?」」」
まほ「夏祭りにお母様が来る!」
「「「ということは…」」」
まほ「お母様を楽しませられる夏祭りにしなきゃな?」
「「「いえーい!!!」」」
「すごい、今私やる気に満ち溢れてる!」
「私も!」
「他のところだったら『プレッシャーが…』とか言ってるんだろうけど!」
「うちらは違うぜ!」
「やるぞてめぇら!」
「「「うおおおお!!!」」」
小梅「…すごい熱いですね」
みほ「前の七夕以上だね…」
まほ「じゃあみんな!もっと出し物を提案してくれ!!」
「「「はーい!!」」」
42: 以下、
まほ「今日は終了!あとは開催日だけだ!」
みほ「開催日は私たちで決めるから楽しみに待っててください!」
「「「はーい!」」」
まほ「それじゃあ解散!」
「「「お疲れ様でした!!」」」
小梅「ふふ、まだ夏祭りしていないのにすでに楽しかったですね」
エリカ「そうね、話し合いだけでこんなに楽しいだなんて」
まほ「開催日になったらもっと楽しくなるぞ?」
みほ「忘れられないような楽しい日にしようね!」
小梅「えへへ、そうだね」
まほ「小梅も参加してくれてありがとう」
小梅「い、いえ…同じ戦車道をしているものですし、当然です!」
エリカ「とうとう隊長に名前で呼ばれたわね…」
小梅「え、えへへ…!」
エリカ「…じゃあ、私も名前で呼ぶわ」
小梅「うんっ、ありがとうエリカさん!」
エリカ「…これからもよろしくね、小梅」
小梅「うん!」
みほ「じゃあ開催日は私達で決めるから、またあとで連絡するね?」
エリカ「わかったわ」
小梅「よろしくね」
まほ「では私たちも帰ろう」
みほ「うん!」
エリカ「お疲れ様でした隊長」
小梅「お疲れ様でした!」
まほ「また後でな」
二人「はい!」
みほ「またね?」
まほ「…お母様が行ける日にしないといけないな」
みほ「そうだね…聞いてみよっか」
まほ「ああ、そうしよう」
西住家
みほ「たっだいま?♪」
まほ「戻りました」
しほ「おかえりなさい、随分ご機嫌ね?」
みほ「うん、今日は練習したあとみんなで出し物決めてたんだ?♪」
まほ「必ずお母様も楽しくなるようなものにします」
しほ「ふふ、楽しみにしてるわ」
しほ「あ、そうそう、ほかに何か金銭面的にあったら言いなさいね」
しほ「できる限り出すわ」
まほ「そんな…ありがとうございます…っ!」
みほ「お母さんだいすき!」
しほ「ふふ…私も大好きよ、みほ、まほ」ナデナデ
43: 以下、
まほ「お母様、また少しお話があります、今回はそんな大変なことじゃありません」
しほ「わかったわ、とりあえずお風呂入ってらっしゃいな」
みほ「は?い♪」
まほ「はい」
浴場
みほ「えんた?えんた?みっしょ?ん♪」
まほ「…ふふ」
みほ「どうしたの?」
まほ「いや、そんなご機嫌なみほは久々に見るなってね」
みほ「うんっすっごく楽しみっ♪」
みほ「とか言ってお姉ちゃんも顔にすごい楽しみって書いてあるよ?」
まほ「ああ、私も久々にすごくワクワクしている」
みほ「だよね?♪」
まほ「…さて、そろそろ上がろうか」
みほ「そうだね、のぼせちゃうしね」
しほ「今日のご飯は冷やし中華です」
みほ「わぁおいしそー!」
まほ「綺麗だな…」
二人「いただきます!」
みほ「んーっ、やっぱり夏にはもってこいの食べ物だよね?♪」
まほ「そうだな、冷たくてさっぱりしておいしい」
しほ「ふふ、よかった、それじゃあ作業があるから食べ終わったら来なさい」
まほ「はい」
みほ「…ねえお姉ちゃん」
まほ「ん?」
みほ「なんかお母さん、変わった気がしない?」
まほ「…そうだな、すごく丸くなった気がする」
みほ「そうだよね…私たちがちっちゃい頃の時のお母さんになってるよね」
まほ「…懐かしいな」
みほ「いつものお母さんも好きだけど…今のお母さんの方がもっと好きだなぁ」
まほ「確かに、すごく話しやすいな」
みほ「だよね」
まほ「…夏祭り、絶対に成功させて、お母様も楽しめるようなものにしような」
みほ「うん!」
二人「ごちそうさまでした!」
まほ「じゃあお母様の所へいこう」
みほ「そうだね」
44: 以下、
すみません、今日は睡魔が襲って来るので寝ます。
また明日(今日)続き書きます。
大体19時?投稿し始めます。
それでは、おやすみなさい、いい夢を
46: 以下、
まほ「お母様」
しほ「入りなさい」
まほ「はい」
しほ「どうしたの?」
まほ「夏祭りを開催するのですが、お母様がお暇な日っていつでしょうか…」
しほ「そうね…ここ最近だと暇な日なんてないわね」
まほ「そんな…」
みほ「せっかくお母さんも楽しめられる夏祭りに出来ると思ったんだけど…」
しほ「もう…」
まほ「え…」
しほ「行けない、なんて言ってないでしょう?」クスッ
みほ「わぁ…!」
まほ「それでは…!」
しほ「好きな日にしなさい、そこに無理矢理でも夏祭り行けるようにするわ」
まほ「はい!」
みほ「えへへ、楽しみにしててねお母さん!」
しほ「ええ、待ってるわ」
まほ「では今日中に開催日を決定しますので、また後ほど」
しほ「わかったわ」
みほ「やっぱりお母さん変わったね」
まほ「そうだな…無理な日でも絶対来てくれるって言ってくれるなんてな」
みほ「うん…いつにしよっか?」
まほ「天気がいい日にしないと花火もきれいに映らないだろうしな…」
みほ「設置とかもあるしね…」
まほ「…1週間後の日曜日、とかどうだろうか」
みほ「天気は…今のところ晴れだね」
まほ「じゃあてるてる坊主を前から作っておいて晴れることを祈ろう」
みほ「ふふっ、お姉ちゃん可愛い」
まほ「…///いいから作るぞっ///」
みほ「できたっ」
まほ「みほは手先器用だから綺麗だな」
みほ「お姉ちゃんも…綺麗とは言えないけど可愛いよっえへへっ」
まほ「ありがとう」ギューッ
みほ「えへへ…」ギューッ
まほ「じゃあお母様に伝えに行こうか」
みほ「そうだね」
47: 以下、
みほ「お母さん!」
しほ「っ!もうびっくりしたじゃない」
みほ「ご、ごめんね?」
しほ「次からゆっくり開けなさいね?」
みほ「はーい!」
まほ「夏祭りの日程なんですが、1週間後の日曜日、ということになりました」
しほ「ふむ…わかったわ、無理矢理にでも行くわ」
みほ「…ごめんなさい」
しほ「なんで謝る必要があるの?私が行きたいから行くのよ」
みほ「…っ!えへへっ!」
まほ「今日はもう遅い、寝ようかみほ」
みほ「そうだね!」
しほ「はい、おやすみ二人共」
まほ「おやすみなさいお母様」
みほ「おやすみなさい!」
みほの部屋
みほ「じゃあ今日は私がエリカさんに連絡するね!」
まほ「じゃあ私が小梅に連絡しよう」
prrrrr…
みほ「もしもしエリカさん?」
エリカ『はいはいみほ、日程決まったのね?』
みほ「うん、来週の日曜日!」
エリカ『ふむ…わかったわ』
みほ「エリカさんは何か用事あったりした?」
エリカ『あっても夏祭り最優先するに決まってるじゃない』
みほ「えへへっ」
エリカ『今日はもう寝るわ、また明日ね』
みほ「うん、おやすみエリカさん!」
みほ「はい、終わったよ」
まほ「じゃあ次は私だな」
prrrr…
小梅『た、隊長!』
まほ「ああ小梅か、起きていたか」
小梅『はい、日程いつになるか楽しみでずっと起きてました!』
まほ「来週の日曜日になった」
小梅『なるほど…いい天気になるといいですね…いや、絶対なります!』
まほ「ふふ、そうだな」
小梅『わざわざ日程教えてくれてありがとうございます』
まほ「わざわざなんて言わないでくれ、私達は友達だろう?」
小梅『…えへへ、そうでした、ありがとうございます!』
まほ「ごめんな、こんな時間に、おやすみ小梅」
小梅『はい、おやすみなさい隊長!』
49: 以下、
まほ「私も終わったぞ」
みほ「じゃあ寝よっか?」
まほ「そうだな」
みほ「今日は私の部屋で一緒に寝ようねっ」
まほ「ふふ、いいぞ」
みほ「ほら来てきて?」
まほ「はいはい」モゾモゾ
みほ「えへへ…おやすみお姉ちゃん」
まほ「ああ、おやすみみほ」ナデナデ
翌日
まほ「皆聞いてくれ!開催日が決定したぞ!」
「「「おお!!!」」」
「隊長、いつになったんですか!」
まほ「来週の日曜日だ!」
「「「おー!!!」」」
まほ「今から設立を行う!」
「「「はい!!!」」」
まほ「皆怪我の無いように気をつけて設立を行ってくれ!」
みほ「何かあったら私達に言ってください!」
「「「はい!!!」」」
まほ「それでは始め!」
みほ「頑張るぞー!」
「「「おーっ!!!」」」
ワイワイガヤガヤ
エリカ「みんな張り切ってるわね…」
小梅「私たちも手伝おう」
エリカ「そうね」
みほ「私たちはどうする?」
まほ「そうだな…人手が足りてないところがあったら私たちで入ろう」
みほ「わかった」
まほ「それまでほかのところの様子を見て、なんのお店なのか聞いてみるのもいいかもな」
みほ「あ、いいね、そうしようよ」
まほ「じゃあ行ってみようか」
まほ「進展はどうだ?」
「あ、隊長、そりゃあもうみんなやる気に満ち溢れてすごい進みようですよ」
みほ「ここはなんのお店にするの?」
「ここではたこ焼きですね」
まほ「ほう、誰かたこ焼き作る人が居るわけだな?」
「はい、昔、関西のほうに居た子がいてその子が作ってくれるそうです」
みほ「それでみんなはその子のカバーって感じだね?」
「そうです!」
まほ「ふむ、美味しいのを作ってくれ」
50: 以下、
「はい!」
まほ「では引き続き頑張ってくれ、何かあった連絡するように」
みほ「またね?」
まほ「進展はどうだ?」
「隊長!まあぼちぼちってところですかね」
まほ「何かあったらなんでも言ってくれ」
みほ「人手が足りないなら手伝うよ?」
「いえ、大丈夫です!」
みほ「そう?ここは何を出すの?」
「ここは射的ですね」
まほ「ふむ、射的か」
「一回、戦車でやる射的、なんていうのも考えたんですか景品が吹き飛びそうなのでやめました」
みほ「あはは、確かにどこか行っちゃいそうだね」
まほ「その発想力は大事だ、これからもいろんなところで活用してみるといい」
「はい!」
みほ「景品はどういうものになるの?」
「そうですね、ぬいぐるみや戦車のプラモデル等ですね」
まほ「…ん?なんだそのペットボトルに入ってる紙は」
「あ、これも一応景品なんですよ」
みほ「どういう景品なの?」
「この夏祭り限定なんですけど、どこでも一回無料になる券、です」
みほ「へー!」
「あまりいっぱい発行すると怒られちゃいますので先着2名までとなってます!」
まほ「そうだな、学校の方にも無理言ってるし、ここらへんは仕方があるまい」
みほ「楽しそうだね!」
まほ「そうだな、夏祭りが始まったら遊びに来よう」
「ありがとうございます!」
みほ「何かあったら言ってね!」
まほ「では頑張ってくれ」
「はい!」
みほ「どうかな?」
「あ、副隊長と隊長!」
まほ「おや…人が少ないな」
「はい、今日風邪で休んでしまっているのが二人居てですね…」
みほ「あ、じゃあ私達手伝うよ」
「そんな…!隊長達の手を煩わせるわけには…!」
まほ「いいんだ、仲間だろう?」
「…!はい、おねがいします!」
まほ「ふぅ、ここまでやれば残りはできるな?」
「はい!ありがとうございます!」
みほ「私たちも手伝うところがなくて暇だったからまた何かあったら呼んでね?」
51: 以下、
「はい!」
まほ「ところで、ここは何をやるんだ?」
「はい、ここはわたあめを作ります」
みほ「やっぱりわたあめは祭りには必要不可欠だよねー♪」
「そうですよね!」
まほ「ふむ…その割には砂糖の量が少ないようだが…」
「ふっふっふ…隊長、驚かないでくださいね?」
まほ「…っ」ゴクリ
「ここではコーヒー味のわたあめや苺味のわたあめ、メロン味のわたあめやミ○キー味のわたあめと、いろんな味のわたあめが!」
「あ、決してD社のネズミの味じゃないですよ?ミ○キーはママの味?の方ですよ?」
みほ「すごい!そんなに作れるんだ!」
「飴を入れるだけでわたあめができるんです!」
まほ「ほぉ…!」
「だけど少しサイズが小さいので、一本50円です」
みほ「100円で2本買えるんだ!」
「試しに隊長と副隊長に作ってみましょう」
「隊長はなにがいいですか?」
まほ「ふむ…じゃあコーヒーで」
「かしこまりました、副隊長は?」
みほ「じゃあ…ミ○キー味で!」
「了解です、少々お待ちくださいね…」
ガーッ
「出来上がりです!」
みほ「いただきまーす…!」
モグモグ…
みほ「わぁ、ミルクの風味がすごいよ!」
まほ「ふむ、じゃあ私も頂こう」
モグモグ
まほ「おお、コーヒーのあの香ばしい香りと少し苦いのがいいな…!」
「どうですか?」
みほ「すごいよ!いっぱい味もあって楽しそう!」
まほ「そうだな…」
「マイナーな人用にハッカ味とか、サル○アッキ味とかもありますよ」
みほ「お、おうぅ…」
まほ「相当マイナーだな…」
みほ「…うん、美味しかった、ありがとう」
まほ「ここも楽しみだな、是非頑張ってくれ」
「はい!」
みほ「またね?」
まほ「やあ、進展はどうだい?」
「あ、隊長!」
まほ「…君は誰だ?」
みほ「なんで男の人がいるの…?」
52: 以下、
「あ、これは失礼いたしました…私、このお嬢様の執事をさせていただいております」
まほ「お、おう…そうか、ありがとう手伝ってくれて」
みほ「か、かっこいい…」
「もう!隊長達本気にしないでください!」
「お嬢様、大丈夫でございますか?」
「あんたも二人を困惑させないで!」
「あはは、失礼しました、私男装をしていました」
みほ「な、なんだ…びっくりした…」
まほ「なるほど…執事喫茶、というところか」
「ご名答です!この学校自体男が少ないので、男装してすこしでもその気になろう、というつもりで!」
みほ「確かに男の人少ないからねぇ…」
まほ「君、男装とても似合っているな」
「あはは、ありがとうございます!」
みほ「私、男の人にしか見えなかったよ…」
まほ「私もだ…」
「それなりに人気が出るんじゃないかな…と思ったんですが、どうでしょうか」
まほ「人気が出ても出なくても好きにやるといい、楽しくやれればそれでいいだろう?」
「…!はい!」
みほ「でも今はその男装やめるように!」
まほ「ほかの者たちがびっくりしてしまう」
「そうですね、化粧落としてきます」
みほ「人とか足りてる?」
「はい、大丈夫です」
まほ「そうか、何かあったら言ってくれ、では頑張ってくれ」
「はい!」
みほ「進展どうかな?」
「ふふふ…いらっしゃいませ隊長、副隊長…」
まほ「お、おう…」
「進展をご覧になりたいのなら中へお入りください…ふふ…ふへへへへ!!」
みほ「あ、あわわわ…」
まほ「と、とりあえず行ってみよう…」
ヒュ?…
みほ「ま、真っ暗だよお姉ちゃん…」
まほ「そうだな…」
みほ「手握ってて…?」
まほ「ああ…」ギュッ
みほ「うぅ…」
「うわああああああ!!!!!」
二人「きゃああああああ!!!」
みほ「はぁ…はぁ…」
まほ「な、なるほど…ここはお化け屋敷ということか…」
みほ「だね…」
53: 以下、
「ふふふ…隊長副隊長…後ろにお気をつけくださいね…いへへ…」
みほ「う、後ろ!?」バッ
まほ「な、なんだ!?」バッ
みほ「なーんだ…何もいないじゃん…」
まほ「脅かさないでほしいな…」
「ぎょえええええ!!!」
二人「ひええええええ!!!」
みほ「ふえぇ…グスッ」
まほ「な、なかなかレベルが高いな…」
みほ「も、もう少しで出口だよ…」
まほ「そうだな…」
「今度こそ後ろに気をつけてくださいね…きひひ…」
みほ「ど、どうせ何もないから振り向かないよ私は」
まほ「いや、本当にいるかもしれない…」フリムキ
「ぐおおおおおおおお!!!!」
二人「にゃあああああ!!!!」
みほ「はぁ…はぁ…グズッ」
まほ「う、うぅ…」
「お疲れ様でしたお二人共!」
みほ「う、うん…本当に疲れたよ…」
まほ「せ、戦車道以上に疲れた…」
「副隊長顔がぐちゃぐちゃです、ティッシュどうぞ」
みほ「あ、ありがとう…」チーン
まほ「…ここはお化け屋敷ってことだな」
「はい、体験してもらった通り、お化け屋敷です」
みほ「結構レベル高いよ…」
「あはは、そう言って貰えてうれしいです」
まほ「肝試しみたいで夏にはぴったりかもな」
みほ「そうだね…」
まほ「でもほどほどにな?」
「えへ、善処します」
まほ「ここは大丈夫そうだな」
みほ「そうだね」
まほ「頑張ってくれ」
「はい!」
みほ「またね?」
まほ「時間も時間だ、今日はこの辺にしようか」
みほ「今日はこの辺でっていうか、これっきりにしない?」
まほ「なるほど、私たちも知らない状態で、楽しみを増やすってことだな?」
みほ「そういうこと♪」
まほ「わかった、とりあえず集合をかけよう」
54: 以下、
まほ「皆、今日はひとまず解散だ!まだ開催予定日まで時間はたっぷりある!のんびりやっていこう!」
「「「はい!!」」」
まほ「それじゃあ解散!お疲れ様!」
「「「お疲れ様でした!!!」」」
まほ「ふぅ」
みほ「お疲れ様、お姉ちゃん」
エリカ「お疲れ様でした」
小梅「お疲れ様でした!」
まほ「ああ、皆お疲れ様」
エリカ「隊長と副隊長、すごく疲れているように見えますが…」
小梅「そういえばお化け屋敷の方面ですごい叫び声が…」
みほ「うん…あそこで一番疲れたよ…」
まほ「なかなかレベル高いぞあそこは」
エリカ「そ、そうなんですか…」
小梅「いろんな店回っていたみたいでしたが、どうでした?」
まほ「まだ設立したてだから出来ていないところも多かったが、どういうものをやるのか、とかいろんなことを聞いてきた」
みほ「夏祭り開催したらわたあめ屋さん行ってみて!美味しかった!」
まほ「あまり詳しくは言えないが、行ってみるといい」
エリカ「わかりました、行ってみます」
小梅「楽しみですっ」
まほ「では私たちも解散しよう」
みほ「そうだね」
エリカ「ではまた明日ですね」
小梅「お疲れ様でした!」
まほ「ああ、またな」
みほ「またね?」
西住家
みほ「ただいま?♪」
まほ「戻りました」
しほ「おかえりなさい、今日はすごく騒がしかったわね?」
みほ「うん、今日は設立をしてたのっ!」
まほ「本当にいろんなお店があります、私たちも数件行って、あとはお楽しみに取っておこうということになりました」
しほ「ふふ、楽しみだわ」
みほ「じゃあお母さん、お風呂行ってくるねっ」
まほ「行ってまいります」
しほ「はい、行ってらっしゃい」
浴場
みほ「は?…」
まほ「気持ちいいな…」
みほ「ね?…」
まほ「…頑張ろうな」
みほ「うんっ!」
58: 以下、
そして着々と設立は進んでいき…
ついに夏祭り前日。
まほ「皆、ついに夏祭り前日だ!」
「「「おおーーー!!!」」」
「隊長、もうすでに楽しみです!」
「私なんか設立始めた頃から楽しみです!」
「私は夏祭りの話をした時点で楽しみでした!」
まほ「ははは、そうだな、皆楽しみにしていたんだ」
まほ「明日のために今日は解散して家でゆっくり休んでくれ!」
「「「はい!」」」
まほ「それでは、解散!」
「「「お疲れ様でした!!」」」
みほ「…いよいよだね」
まほ「ああ…ここまで長かった」
エリカ「長かったですけど…楽しかったですね」
小梅「明日は絶対忘れられない日になりそうですね」
みほ「…えへへ」
まほ「どうした?」
みほ「ううん、明日みんなの楽しそうな笑顔を見れるって考えるだけでニコニコしちゃうなって!」
三人「天使かな」
みほ「え?」
まほ「いや…楽しもうな」
みほ「うんっ!」
エリカ「はいっ!」
小梅「皆で楽しみましょう!」
四人「おー!!」
まほ「では、また明日な」
みほ「またね!」
エリカ「はい、では」
小梅「良い夢を!」
西住家
まほ「戻りました」
みほ「ただいまー!」
しほ「おかえり、二人共」
しほ「ついに明日ね?」
みほ「うんっ!」
まほ「きっとお母様も楽しめるものになっています」
しほ「ワクワクして寝れなそうね」
みほ「ちゃんと寝てよ??」
しほ「ふふ、大丈夫よ」
まほ「では、お風呂へ行ってまいります」
みほ「いってきまーす!」
しほ「はい、明日大変なんだからゆっくり入ってらっしゃい」
59: 以下、
浴場
二人「ふぃ?…」
まほ「…いよいよだな」
みほ「そうだね…」
まほ「…ははっ、なんか戦車道大会と同じぐらい緊張しているよ」
みほ「もう、まだ早いよぉ…」クスッ
まほ「みほは緊張しないのか?」
みほ「しないよ、だって楽しいイベントでしょ?」
まほ「そうだが…」
みほ「変に緊張して楽しめないと嫌でしょ?」
まほ「うむ…」
みほ「だからお姉ちゃんも緊張する必要ないと思うよ」
まほ「だが、お母様を楽しめられるか…」
みほ「大丈夫だよ!」
まほ「…なんでそう言い切れるんだ?」
みほ「だってさ、私たちのお母さんだよ?」
まほ「っ!」
みほ「ちっちゃい頃はあんなに笑ってたじゃん!」
まほ「…ははっ、そうだな」
みほ「最近のお母さん見てて、絶対楽しめられるだろうなって確信してたんだ?♪」
まほ「…よし、みほのおかげで緊張がほぐれたよ」
みほ「えへへ、よかった!」
まほ「明日、全力で楽しもう」
みほ「うんっ!」
みほ「ふぅ、さっぱりー!」
しほ「おかえり、ちゃんと身体拭いた?」
みほ「もちろんだよー!」
しほ「当日になって風邪引く、なんてなって欲しくないから…」
みほ「えへへ、大丈夫、明日楽しみにしててね!」
しほ「ええ、すでに楽しみだわ」
まほ「お母様、今回の件いろいろと本当にありがとうございます」
しほ「もう、気にしなくていいのよ」
まほ「…」
しほ「親子、でしょ?」
まほ「…はは、みほにも同じようなことを言われました」
しほ「ふふ、あなたは真面目すぎるのよ」
みほ「そうだよー!もうちょっと楽観的に行こうよ!」
しほ「そうそう」
まほ「…そう、ですね」
みほ「ほら、笑顔笑顔!」
60: 以下、
まほ「…え、えへへ…」
しほ「…」
みほ「…」
まほ「…はっ!」
しほ「元々まほは可愛かったけど…」
みほ「笑っていたほうがもっと可愛いよ!」
まほ「も、もう、二人共からかわないで!///」
アハハハ…
まほの部屋
みほ「お母さんとあんなに楽しく話したの久々だったね!」
まほ「そうだな…私も久々に敬語を使わずに話をしてしまったよ」
みほ「そうだね、お姉ちゃんももっと笑おうね?」
まほ「ぜ、善処する」
みほ「…じゃあ、寝よっか」
まほ「ああ、そうだな…」
二人「おやすみなさい…」
翌朝
みほ「ふあぁ…おひゃよー…」
しほ「あら、おはよう、すごいわよ寝癖…」クシクシ
みほ「あっ…えへへ、髪梳かしてもらうのすっごく久々…」
しほ「…そうだったわね」
しほ「…ごめんね」
みほ「もう!夏祭り当日なのに謝らないの!」
しほ「は、はいっ」
みほ「今日は絶対楽しくするんだから!」
しほ「…うふふ、わかった、ほら、できたわよ」
みほ「ありがとー♪」
まほ「おはようございますお母様」
しほ「おは…あなたもなかなかすごいわね、来なさい」
まほ「あ、ありがとうございます」
しほ「…あなたにこうするのも久々ね」
まほ「そうですね…」
しほ「…はい、できたわよ」
まほ「ありがとうございます」
しほ「朝ごはんできてるわよ」
二人「はーい」
61: 以下、
二人「いただきます」
みほ「おいしーっ♪」
まほ「ふふ、みほはいつも元気だな」
みほ「今日はもっと元気になるよっ」
まほ「はは、そうだな」
みほ「お姉ちゃん元気元気!」
まほ「これでもすごく元気だぞ?」
みほ「…確かに目つきが柔らかいねっ」
まほ「むっ、いつもはきついみたいな言い方だな」
みほ「き、気のせいじゃないかな」
まほ「みほ??」ワキワキ
みほ「きゃーっ♪」
しほ「ほら二人共、遅刻しちゃうわよ」
二人「はーい」
まほ「お母様、学校の授業が終わり次第一回こちらへ戻り、お迎えにあがります」
しほ「ええ、わかったわ」
みほ「それまではお仕事とか頑張ってね?」
しほ「ありがとうみほ」
二人「ごちそうさまでした!」
しほ「お粗末さまでした」
まほ「ではお母様、後ほど」
みほ「いってきまーす!」
しほ「はい、行ってらっしゃい、気をつけてね」
バタン
しほ「…えっと、たしかここに…」
エリカ「隊長、みほ、おはようございます」
小梅「おはようございます、ついに当日ですね!」
まほ「ああ、エリカ、小梅、おはよう」
みほ「二人共おはよーっ!そうだねーすごい楽しみ!」
エリカ「さあ、気合いれて楽しむわよ」
小梅「私、授業終わったら一旦家に戻らないといけないのですが大丈夫でしょうか?」
まほ「私たちも戻る、大丈夫だぞ」
エリカ「…一応私も戻っておくか…」
みほ「じゃあ、授業終わったらこの四人は家に戻って、また集まろうか?」
まほ「私たちはお母様を連れて来る」
エリカ「じゃあ17時ごろとかどうでしょう」
小梅「ふむ…その時間でいいかと思われます」
まほ「わかった、じゃあ17時にここで集合だ」
エリカ「はい」
小梅「わかりました」
みほ「じゃあ教室行こっか?またねお姉ちゃん!」
まほ「ああ!」
62: 以下、
放課後
みほ「ふぅ…」
エリカ「お疲れ様」
小梅「みほさんお疲れ様!」
みほ「二人こそお疲れ様でした!」
ガラッ
まほ「みほ!」
みほ「お姉ちゃん、来るの早いね」
まほ「そうか?まあいい、家に戻ろうか」
みほ「そうだね」
エリカ「では私たちも」
小梅「はい!」
まほ「じゃあ17時にいつものところで」
みほ「集合だね!」
エリカ「わかったわ」
小梅「はーい!」
まほ「またあとでな」
西住家
まほ「お母様!とうとうやってまいりました夏祭り!」
みほ「迎えに来たよー!」
しほ「あら、ありがとう二人共、その前にちょっと来て欲しいのだけど」
二人「?」
しほ「いいからいいから」
みほ「わぁ…!」
まほ「こ、これは…!」
しほ「そう、浴衣よ、お古だけどね」
みほ「すごい綺麗!」
まほ「本当にこれお古なんですか…?」
しほ「そ、そうよ」
みほ「…」ジーッ
まほ「…」ジーッ
しほ「は、はい白状します、あなたたちのために買ってきました」
二人「ええっ!」
みほ「わあ…すっごい嬉しい!」
まほ「私も…感動に震えています!」
しほ「ふふ、気に入ってくれて良かったわ」
しほ「じゃあ着付けましょうか」
しほ「できた」
まほ「…♪」
みほ「お姉ちゃん綺麗!」
まほ「みほもな…!とてもキュートだ」
みほ「えへへー、ありがとう!」
しほ「じゃあ、案内してもらえるかしら、我が娘たち?」
63: 以下、
二人「はい、お母様!」
エリカ「…ふぅ」
小梅「あ、エリカさーん!」
エリカ「あら、小梅来たのね」
小梅「エリカさんこそ、早いですね!」
エリカ「待たせてたりしたら隊長に呆れられちゃうでしょ?しかも家元までくるんだから…」
小梅「そうだね…っ」
エリカ「…似合ってるわよ、浴衣」
小梅「ふふっ、そういうエリカさんこそ、綺麗だよ?」
エリカ「…///あ、ありがとう///」
みほ「みんなー!」
まほ「待たせたな」
エリカ「は、はわわぁあ…!」
小梅「わぁ、二人共、美しいです!」
エリカ「た、隊長の浴衣…!みほの浴衣…!」
みほ「えへへー、どう?似合う?」
まほ「その…なんだ、どうだ?」
小梅「みほさんはとっても可愛くて、隊長は美の塊です!」
エリカ「も、もう言葉にできないぐらい可愛くて綺麗です…!」
みほ「お母さんが買ってくれたの!」
まほ「私も買ってくれたんだ」
エリカ「はぁ…素晴らしいセンスですね…」
小梅「みほさんはこういうのが似合う、とかわかってるんだろうなぁ…」
しほ「もちろんです、親ですもの」
エリカ「はっ!」
小梅「は、初めまして!みほさんと隊長にはお世話になっております…!」
エリカ「わ、私も同じくとてもお世話になっています…!」
しほ「もう、そんなに硬くならないで?今日は楽しむために来たんだもの、もっと明るくいきましょ?」
小梅「…っ!はい!私、赤星小梅って言います、どうぞ今日はよろしくおねがいします!」
エリカ「私、逸見エリカと言います、今日は楽しみましょう!」
しほ「小梅さんとエリカさんね…よく二人から話は聞いてるわ」
しほ「こちらこそ、いつも私の娘がお世話になっています」
しほ「どうぞこれからも仲良くしてあげてね?」
しほ「と、これぐらいにして、行きましょう?」
みほ「お母さんすごく楽しみにしてくれてるから、行こっか?」
まほ「さあ、行こう!」
エリカ「はい!」
小梅「れっつごー!」
64: 以下、
ガヤガヤ
まほ「賑わっていますね」
しほ「これみんな戦車道受けてる子達よね?」
みほ「そうだよー」
しほ「…みんな明るい表情してるわね」
エリカ「えっと…その…」
しほ「しほって呼んでくれて構わないわ」
エリカ「はい!しほさんにもみんなの明るい空気を分けましょう!」
小梅「そうです、楽しみましょうね!」
しほ「…ふふ、そうね」
まほ「一度集合かけますが…お母様どうしますか?」
しほ「ここで見てるわ、行ってきなさい」
まほ「わかりました、じゃあ行こうか」
しほ除く三人「はい!」
まほ「集合!!!!」
「「「はい!!!」」」
まほ「今日は遂に、皆の楽しみにしていた夏祭りだ!」
「「「いえーい!!」」」
まほ「今日はめいっぱい楽しむように!!これは隊長命令だ!」
「「「おーー!!!」」」
まほ「…お母様も来てるから、その…頑張れよ?」
みほ「お母さんは私たちと一緒に行動するから、私たちが来たらおかあさんも一緒にいるって思ってね?」
「「「お、おお…!」」」
しほ「…皆、そんな緊張しないで?」
まほ「お、お母様!?」
しほ「今日は西住流家元として来たんじゃないの、一人のお客だと思ってほしい」
「「「…」」」
しほ「だから、私がいても堅苦しい挨拶とかなし!わかったかしら?」
「「「うおおお!!!!」」」
しほ ビクッ
「「「今日は、楽しみましょう!!」」」
しほ「…そうね!楽しみましょう!」
「「「いえええええい!!!」」」
まほ「…というわけだ、20時頃に花火が打ち上がる、見たい奴らは場所取りしっかりしろよ?」クスッ
「「「みんなで楽しく見るから大丈夫でーす!!」」」
みほ「…ふふっ、それじゃあ」
まほ「夏祭り、開催だ!!」
「「「おーう!!!」」」
しほ「…みんな元気ね、ビックリしちゃった」
まほ「七夕やる前はあんなに元気じゃなかったんですけどね…」
みほ「まあいいじゃん、明るく戦車道って!」
しほ「…そうね」クスッ
65: 以下、
みほ「それじゃあお母さん、行こう?」スッ
まほ「行きましょう、お母様」スッ
しほ「…ええ、行きましょう」ギュッ
エリカ「では、私たちは他を回っていますね」
小梅「楽しんできてくださいね!」
しほ「あら…一緒に来てくれないの?」
エリカ「うふふ、行きたいですが、ただでさえ少ない家族とのイベントです、是非娘さんたちと楽しんできてください」
小梅「もう少しイベントをやったら、私たちも一緒に行かせてもらいます!」
しほ「…ふふ、ありがとう、楽しんでくるわ、あなたたちも楽しんでらっしゃい?」
二人「はいっ!」
しほ「しかし本当にいっぱいあるわね…」
みほ「でしょー?」
まほ「みんながたくさん提案してくれたんです、一つも却下はしていません」
しほ「ふむ…」
みほ「どこ行こっか?」
まほ「どこでもお供します、お母様」
しほ「そうね、じゃあまずは無難にたこ焼きでも」
「へいらっしゃい!」
しほ「たこやき二つくれるかしら」
「お、二つも買ってくれるのかい?うれしいねぇ、そら、おまけにもう一つあげるぜ!」
しほ「あ、ありがとう…」
「…いつも隊長達にお世話になってます」
しほ「いいえ、こちらこそ」
「六百円ですぜぇ!」
しほ「はい、どうぞ」
「まいど!この夏祭り、楽しんで行きなよ!」
しほ「ふふ、ありがとう」
しほ「二つだけ買うつもりだったのにあの子、おまけしてくれたの」
みほ「ああ、あの子」
まほ「すこし関西に滞在していたそうで、たこ焼き作るの上手だそうです」
しほ「そうなの?はい、二人共」
みほ「ありがとーっ♪」
まほ「ありがとうございます」
みほ「でも、なんで二つだけ買おうとしてたの?」
しほ「二人にあげて、たこ焼き頬張って幸せそうにしてるあなたたちを見ようと思って」
みほ「…///」
まほ「お母様も楽しんでもらわないといけません///!」
しほ「そんな姿のあなたたちを見るだけでも楽しいわ♪」
まほ「も、もうっ///」
みほ「えへへっ」
パクッ
「「「うっまあああああい!?!?」」」
66: 以下、
しほ「想像以上に美味しかったわ…あれお店出せると思うわ」
みほ「あんなにおいしいたこ焼き初めてたべた…」
まほ「あっという間に食べてしまいましたね…」
しほ「…金魚すくい」
みほ「じゃあいってみよー!」
まほ「ほら、行きましょう!」
しほ「あ、ちょっ」
「いらっしゃーい、あ、隊長、副隊長」
みほ「こんばんわ、繁盛してる?」
「えへへ、割と!」
まほ「ポイを三つくれるか?」
「いいですよ、はい」
しほ「いくらかしら」
「三つなので、九十円ですね」
しほ「…はい」
「ちょうどですね、ありがとうございます」
みほ「取れるかな??」
まほ「金魚すくいって難しいよね…」
「コツがいるんですよ!金魚の尻尾をポイに乗らないようにして…ほいっ」
しほ「…ほう」
みほ「わぁ!」
まほ「上手だな」
「あはは、これでも結構練習してるんですけどね」
しほ「…とう!」パシャッ
みほ「お母さんすごい!」
まほ「もうコツをつかむなんて…さすがお母様」
「家元、お上手です!」
しほ「あ、あはは…ありがとう///」
みほ「んー…えいっ!」パシャッ
みほ「あちゃー…」
「難しいですもん、しょうがないですよ、残念賞で金魚一匹あげます」
みほ「わーい♪」
まほ「…」
まほ「はっ!」パシャッ
まほ「きたっ!」
「…あれ?」
みほ「今お椀の中に入ったと思ったんだけど…」
しほ「でもいないわね」
ピチッピチッ
「あらら、地面に落ちてますね」
ヒョイッ
ポチャン
67: 以下、
「ということで、隊長も残念賞です」
まほ「ぐ、ぐぬぬ…」
みほ「あはは、勢いありすぎて地面に行っちゃうなんてある意味すごいね…」
しほ「ふふ、ほどほどにね?」
まほ「…はい」クスッ
「それでは、まだまだいろんな出店あるんで楽しんでいってくださいね!」
しほ「ええ、ありがとう」
みほ「次はどこ行こっか?」
しほ「うーん…いっぱいありすぎて悩んでしまうわね」
まほ「時間はたっぷりあります、ゆっくり行きましょう」
しほ「りんご飴でも買いましょうか」
しほ「すみません、りんご飴…」
「いらっしゃい!あ、家元さん!いつも隊長達にお世話になってます!」
しほ「いいえ、こちらこそ…いっぱいあるわね」
「はい!苺やもも、ぶどうやさくらんぼなど、いっぱいありますよ!」
みほ「わぁ、本当にいっぱいあるね!」
まほ「すごいな、こんなにあるのは初めて見る」
「あ、隊長、副隊長、いらっしゃい!」
みほ「いらっしゃいました♪」
まほ「こういっぱいあると悩んでしまうな」
みほ「えへへ、お姉ちゃんお母さんみたい」
しほ「ふふ、二人はなにがいいのかしら」
みほ「私苺!」
まほ「ではぶどうを」
しほ「じゃあ私はりんごを」
「はい、苺とぶどうとりんごですね…合計二百五十円です!」
しほ「…なんでこんなに格安なの?」
まほ「稼ぎを目的としたものじゃありませんからね」
みほ「だからみんな手軽に手を出せるんだー♪」
しほ「そうね、手軽に手を出しやす過ぎて食べ過ぎちゃいそう」
まほ「それもまた一つの楽しみです」
みほ「ねーっ♪」
「ちょうどですね、ありがとうございます!」
「楽しんでいってくださいね!」
しほ「ええ、ありがとう」
みほ「苺はお団子みたいに三つくっついてるからみんなで食べられるね♪」
まほ「ぶどうも紫色の団子みたいな感じでいっぱいくっついているな」
しほ「りんごは変わらないわね」
みほ「みんなで食べさせ合いっこしよ!」
71: 以下、
まほ「いいぞ、じゃあ私はみほの苺を」パクッ
みほ「じゃあ私はお母さんのりんごを!」シャクッ
しほ「じゃあ私はまほのぶどうね」パクッ
みほ「んーっ♪」
まほ「果実の酸味とコーティングされた砂糖がうまいな」
しほ「そうね…なかなかレベル高いわね」
みほ「たこ焼きといいこういう食べ物系もしかして全部レベル高いのかも!?」
まほ「こらこら、ハードルを上げるんじゃない」
しほ「こうなってくると次も食べ物で行ってみたいわね…」
みほ「どこにしよっか?」
まほ「私のおすすめはわたあめですね」
みほ「あ、そうだね!わたあめ行ってみようよ!」
しほ「二人がおすすめするなら行ってみるしかないわね」
みほ「やっほー♪」
まほ「やあ」
「あ、隊長副隊長!いらっしゃい!」
みほ「もっとわたあめの種類増えてるのかなって思って!」
「もちろんですよ!りんご味にレモン味、キ○リトール味なんていうのもありますよ!」
まほ「おお…他にもいっぱいあるな」
「さぁ、好きなの選んでいってくださいね!」
しほ「じゃあレモン味くれるかしら」
「いいですよ!あと何になさいます?」
みほ「じゃあ…キ○リトール味!」
まほ「私はコーヒーで」
「隊長ブレないですね!かしこまりました!」
「へい出来上がり!百五十円です!」
しほ「はい、どうぞ」
「ちょうどですね!まいどです!」
しほ「いつも娘たちがお世話になってるわね」
「いえいえ、私たちの方がお世話になってます!」
しほ「ありがとう、それじゃあ頑張ってね!」
「はい!ありがとうございました!」
みほ「キ○リトール味…ひんやりするのかな?」
まほ「前にコーヒー味を食べてからやみつきになってしまった気がする…」
しほ「いただきましょう」
みほ「んーっ!ひんやりしてるよー!」
まほ「んー…美味しいなぁ」
しほ「これも美味しいわね」
みほ「でもあっという間になくなっちゃうね」
まほ「一つがちっちゃいからな、仕方ない」
しほ「でも美味しかったわ」
72: 以下、
>>69
ありがとうございます、今日中には完結させてみせます
74: 以下、
みほ「次はどこ行こっか?」
しほ「そうね…」
まほ「そろそろ遊べる出店とかどうでしょう?」
しほ「例えば?」
みほ「射的とか!」
まほ「そうですね、射的とか」
しほ「ふむ…では行ってみましょうか」
まほ「やあ」
「お、来ましたね!いらっしゃい!」
みほ「射的やりたいんだけど…」
「いいですよ、15発で200円です」
しほ「相変わらず安いわね…はい」
「ちょうどですね、ありがとうございます」
まほ「よし、勝負だ」
みほ「いいよ!一人の持ち玉5発で景品いっぱい落とせたら勝ちだね!」
しほ「5発だけだと一個も落とせない可能性があるわね…ごめんなさい、もう一セットくれるかしら?」
「いいですよ、はいどうぞ」
「なんか面白そうなのでこの15発は無料で大丈夫ですよ!」
しほ「ありがとう!」
「いえいえー、頑張ってくださいね?」
みほ「これで一人持ち玉10発になったね?」
まほ「ふふ…10発全部使ってすべて落としてやる」
しほ「それは無理じゃないかしら…2?3個落とせたら上出来ね」
みほ「じゃあ私から行ってみようかな」
みほ「あー!限定ボコがあるー!」
「やっぱり副隊長反応すると思いました!」
みほ「もう勝負とか関係なしであれ取りにいく!」
まほ「お、おう…」
しほ「発案者が投げ捨てちゃったわね…じゃあのんびりやりましょうか」
まほ「そうですね」
みほ「イカサマとかしてないよね?」
「やだなー、そんなわけないじゃないですか、ほら、接着材とか重りとかないでしょ?」
みほ「だよね、ようし、いくぞー!」
パン
パン
パン
パン
パン
パン
ゴトッ
みほ「わーい♪」
「おお、6発で落とすとは、さすがですね…はい、どうぞ」
みほ「ありがとー♪えへへーっ♪」
まほ「よかったなみほ」
しほ「おめでとう」
みほ「ありがとう!3発余ったから二人にあげる?!」
75: 以下、
3発じゃない、4発だ…
まほ「じゃあお母様、2発どうぞ」
しほ「ありがとう」
まほ「じゃあ私が行きましょう…」
まほ「…ティーガー?のプラモデルだと…!」
「やっぱり隊長が反応しましたか…」
まほ「全力で行かせてもらう!」
パン×10
ゴトッ
まほ「あ、危なかった…」
「あと二発でしたね…取れてよかったです、はいどうぞ」
まほ「ありがとう」
みほ「じゃあ最後はお母さんの番だね?」
まほ「何を狙うんです?」
しほ「ねえ、そのペットボトルはなんなの?」
「これはですね、この夏祭り限定の食券みたいなものです」
しほ「それを取ればどこか無料になるみたいな感じかしら?」
「そうです、一つにつき一枚消費します、例えばやきそば三つ頼んだら三枚使うってことですね」
しほ「なるほど…」
「狙いますか?」
しほ「ええ、狙ってみるわ」
パン
ゴトッ
「わお…グレイトショット!」
みほ「すごーい!」
まほ「さすがです、お母様」
しほ「まさか一発で落ちるとは思わなかったわ」
「えーっと…三枚入ってますね、はいどうぞ」
しほ「ありがとう」
みほ「いっぱい玉余っちゃったね…」
まほ「そうだな…どうしましょう」
しほ「…これ、返すわ」
「全部打たなくていいんですか?」
しほ「私達だけで景品全てとってしまう気がするから、やめておくわ」
「そうですか…」
しほ「その玉、次やりにきた子達に分けてあげて?」
「わかりました!」
しほ「じゃあ、行くわね」
「はい!ありがとうございました!」
みほ「えへへ?ボコ?♪」ギューッ
まほ「まさかここでティーガー?のプラモデルが手に入るとは…」
しほ「ふふ、良かったわね二人共」
みほ「その券何に使うの?」
76: 以下、
しほ「んー…まだ使うには早いわね…」
しほ「あら、お化け屋敷があるじゃない」
みほまほ「げっ…」
しほ「どうしたの?」
みほ「お母さん…行くの?」
しほ「面白そうじゃない」
まほ「う、ううぅ…」
しほ「なるほど…あの時叫び声が聞こえたと思ったらあなたたちの声だったのね…」
みほ「家まで届いてたの!?」
しほ「そりゃあもちろん」
まほ「結構レベル高いんですここ…」
みほ「しかも私たちが来たのは設立途中だったから…」
しほ「グレードアップしてるかもしれないってことね」
まほ「そうです…」
しほ「じゃあいきましょうか」
みほまほ「うええっ!?」
「ふふ…いらっしゃい…どうぞ入ってください…涼しくなれますよ…うふふふふふふふ」
しほ「じゃあ行ってきます」
みほ「お姉ちゃん…」
まほ「ああ、手をつなごう…」
しほ「凝ってるわね…」
みほ「ふえぇ、入るだけでこわいよぉ…」
まほ「こ、こんなに怖くなってるなんて…」
しほ「まだ入ったばっかりでしょう?」
まほ「そ、そうですが…」
「うわああああ!!!」
しほ ビクッ
みほまほ「きゃあああああ!」
しほ「へー…幽霊役もすごい凝ってるのね…」フニフニ
「あ、ありがとうございます…」
しほ「いえいえ」
みほ「怖いよお姉ちゃぁん」
まほ「大丈夫だ…私がついてる…」
しほ「もう、大げさねぇ」
「ぐおおおお!!!」
みほまほ「にゃああああ!!!」
しほ「ほう…このゾンビフェイスもなかなかね…これメイクでしょう?」
「は、はい」
しほ「すごいわね…」
みほ「お母さんすごいなぁ…」
まほ「どんな修羅場をくぐればあんな耐性がつくんだ…」
77: 以下、
みほ「やっと出口だよぉ…」
まほ「いや…油断はできない…」
しほ「もう終わりでしょう?大丈夫よ」
「三人共、後ろを振り向いてはいけませんよ…ぐへへへへ…」
みほ「み、見ないよ私は!」
まほ「わ、私も見ない」
しほ「何もいないでしょう?」フリムキ
「ぎゃあああああああ!!!!」
しほ「あらいたのね」
みほまほ「うええええええ!!!」
「お疲れ様でした!涼しくなれましたか?」
しほ「ええ、ちょうどいい感じになったわ」
「それはよかったです!おふたりは…聞かなくても大丈夫そうですね」
みほ「はぁ…はぁ…」
まほ「れ、レベル高すぎだ…」
「あはは、ありがとうございます!」
しほ「途中のゾンビフェイクとかって、あれ仮面じゃないわよね?」
「はい、メイクです」
しほ「すごいわね、あんなメイク出来る子がいるのね?」
「はい、メイクするのが好きな子が居て、その子がするとすごいんです!」
「あの子にかかればどんなパッとしない子でもキラキラ可愛い子の出来上がりです!」
みほ「へー、すごいねぇ」
まほ「いつか私たちもお願いしてみたいな」
「隊長達はすでに可愛いじゃないですか、やだなー」
みほまほ「///」
しほ「ふふ、良かったわね」
みほ「あまり脅かしすぎてショック死させないようにね?」
「あはは…善処します」
まほ「さすがにショック死はまずいぞ!?」
しほ「それじゃ、頑張ってね」
「はい!ありがとうございました!」
みほ「お母さんすごいね…」
しほ「あら、これでも結構怖がっていたのよ?」
まほ「嘘です、あんなズンズン進んでいって怖いも何もありません」
しほ「ふふ、それもそうね、だけど楽しかったわ」
みほ「お母さんが楽しめたならそれでいいよ♪」
まほ「はい、その通りです」
みほ「次はどこに行こっか?」
しほ「…執事、喫茶…」
まほ「行ってみましょうか?」
しほ「え、ええ…」
みほ「れっつごー!」
78: 以下、
「「「おかえりなさいませ、お嬢様」」」
みほ「やっほー♪」
まほ「ふむ、様になってるな」
しほ「…かっこいい」
みほ「結構お客いるね!」
「はい、なかなか人気です」
まほ「普通に話してみてくれ」
「いやぁ、やっぱり周りに男の人が少ないからか、私たちの男装を気に入ってくれたりする人いっぱいいるんですよねぇ」
みほ「だよねぇ、かっこいいよ♪」
「ありがとうございます、お嬢様(キリッ」
まほ「注文とってもらっていいか?」
「はい、かしこまりましたお嬢様」
みほ「お母さんは何にする?」
しほ「ねえ、この券ってここでは有効かしら?」
「はい、大丈夫です」
しほ「じゃああなたのおすすめで三人分用意してくれるかしら?」
「かしこまりました、少々お待ちくださいお嬢様」
まほ「おすすめはなんだろうな」
みほ「ちゅーだったりして!」
しほ「さすがにそれはないでしょう…」
まほ「楽しみですね」
「おまたせいたしました、本日のおすすめ、カルボナーラでございます」
みほ「おお、無難」
まほ「美味しそうだな」
しほ「見た目からしてレベル高いわね」
みほ「それで、なんで三人執事さんが来たの?」
「それではお嬢様、お手をお借りします」
チュッ
三人「!?」
「では、ごゆっくりどうぞ」
みほ「はえー…」
まほ「手の甲にキス…か」
しほ「執事ってあんなことするのかしら」
みほ「結構漫画とかで見るよ?」
しほ「そうなの?」
みほ「うん!」
まほ「ちょっと来てもらっていいか?」
「はい、どうしましたかお嬢様」
まほ「普通で大丈夫だ、これがここのおすすめなのか?」
「そうなんですよ、一人がちょっとふざけた感じで提案したやつなんですけど…」
「これが結構人気で…おすすめにしてしまおうということでこうなりました」
「もしかして不快な気分にさせてしまいましたか…?」
79: 以下、
まほ「いやそんなことはない、新鮮な気分を味わったよ、ありがとう」
みほ「私もかっこいいって思った!」
しほ「ええ、なかなか面白いこと考えるわね」
「ありがとうございます!」
まほ「ありがとう、ほら、お嬢様が呼んでいるぞ?」
「本当だ、では失礼いたします、お嬢様」
しほ「じゃあ頂きましょうか」
三人「いただきます」
三人「ごちそうさまでした」
みほ「すっごい美味しかった!」
まほ「ああ、アンツィオでもこんなおいしいパスタは食べたことないな」
しほ「是非作り方を知りたいぐらいだったわ…」
みほ「あ、もうそろそろで花火始まるよ!」
まほ「本当だ、では行きましょうお母様」
しほ「ええ、行きましょう」
みほ「じゃあね?♪」
「「「いってらっしゃいませ、お嬢様」」」
まほ「もうすぐで花火が始まる、お前たちもそろそろ切り上げて花火を見に来い」
「「「はい!」」」
まほ「ふぅ…」
みほ「ここいいんじゃない?」
しほ「じゃあここに座ってましょうか」
まほ「何かお飲み物でも買ってきます、なにがいいですか?」
みほ「りんごジュース!」
しほ「お茶で」
まほ「わかりました、少々遅れてしまいます、すみません」
しほ「わかったわ、行ってらっしゃい」
みほ「…本当にありがとうお母さん」
しほ「ふふ、いいのよ気にしなくて」ナデナデ
みほ「んっ…」
しほ「この花火は、あなたたちへのプレゼントと思ってくれればいいわ」
みほ「…えへへっ」
しほ「これからまほは大変な時期になるわ」
みほ「…そうだね」
しほ「だから、あなたもまほの手助けをしてあげてね?」
みほ「私、何かできるかな…」
しほ「できるわ、あなたはいつでも落ち着いていて、パッと行動できる」
しほ「そういうところが、みほのいいところだわ」
みほ「お母さん…えへへ、ありがとう」
しほ「だから、お願いね?」
みほ「うん!」
しほ「ふふ、いい返事」
80: 以下、
まほ『これから花火が打ち上がる!』
みほ「あ、お姉ちゃんだ」
しほ「遅れるってそういうことだったのね」
エリカ「あ、いたいた」
小梅「みほさん、しほさーん!」
みほ「あ、エリカさん小梅さん!」
しほ「夏祭り、楽しめた?」
エリカ「そりゃあもちろんです」
小梅「こう見えて、結構はしゃいでいたんですよ?」
エリカ「ちょっ、小梅!///」
小梅「えへへ」
しほ「よかったわ」
エリカ「しほさんはどうでした?」
しほ「ええ、今までの夏祭りで一番面白かったわ」
小梅「あは、よかったです!」
しほ「これから花火も始まるみたいだし、今日の事は忘れないでしょう」
まほ『お前たち、準備はいいか!』
「「「おー!!!」」」
まほ『カウントダウンだ!5!』
「「「4!」」」
みほ「3!」
エリカ「2!」
小梅「1!」
ヒュ?…ドン!
「「「たーまやー!」」」
「「「いえーーい!!!」」」
ワーキャー
まほ「ただいま戻りました」
みほ「お疲れ様、お姉ちゃん」
しほ「おかえりまほ」
エリカ「おかえりなさい隊長」
小梅「カウントダウンお疲れ様です!」
まほ「はい、みほ、りんごジュース、お母様、お茶です」
みほ「ありがとー♪」
しほ「ありがとう」
ドンッ ドンッ
みほ「綺麗…」
まほ「ああ…」
エリカ「大きいですね…」
小梅「天気も良くて、ばっちりですね」
みほ「お母さん、花火何発打ち上がるの?」
しほ「多分2万発ぐらい」
4人「ええ!?」
81: 以下、
みほ「2万発って…」
まほ「あの隅田川の花火大会と同じぐらいですよ…!?」
しほ「ふふ、さっきみほにも言ったけれど、これはあなたたちへのプレゼント、と思ってくれていいわ」
エリカ「…っ!」
小梅「私、感激です!」
まほ「お母様…」ウルッ
しほ「ふふっ、来年もやりなさい?今回みたいに2万発は出せないけど、1万発ぐらい出します」
4人「はい!!」
しほ「さあ、花火をみましょう」
みほ「ん?…!」
まほ「すごかったな…」
エリカ「途中から迫力がすごかったですね…」
小梅「そして綺麗でした!」
しほ「ふふ、よかったわ」
みほ「花火は私たちが楽しませられちゃったね!」
まほ「そうだな」
エリカ「しほさん、今日の事、ありがとうございました」
小梅「ありがとうございました!」
しほ「いいの、だけどその代わり」
エリカ小梅「はい」
しほ「…これからも、みほとまほをよろしくお願いします」
エリカ「…もちろんです、命をかけても守ります」
小梅「私こそ、よろしくお願いします」
みほ「ふふ、エリカさんったら、戦争に行くわけじゃないのに」クスッ
まほ「小梅、エリカ、これからもよろしく頼む」
2人「はい!」
しほ「では、解散しましょうか」
エリカ「私はここで」
小梅「私もここで」
しほ「はい、2人とも、今日はありがとう」
エリカ「いえいえ、こちらこそ」
小梅「お気をつけてお帰りください!」
まほ「またな」
みほ「またね?!」
まほ「…今日はどうでしたか?」
しほ「ええ、すごく楽しかったわ」
みほ「えへへ、よかった!」
しほ「…これから忙しくなります、まほ、頑張りなさい」
まほ「大丈夫です、みほがいますから」
みほ「うん、私もできるだけカバーするから!」
しほ「…ふふっ、あなたたちなら大丈夫そうね」
82: 以下、

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