俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いてback

俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて


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1:
初めに言っておく、オカルトな話だし、ありきたりな話だ。
書き溜めもしてないから、ガーって書いて行く。
去年の夏だった。
何て言うか、去年も今みたく暑かった、と思う。
エアコン20度でガンガンつけてたけど、電気代が勿体ないなーと思ったんだよね。
たから、俺は最寄りの図書館へ向かう事にしたんだ。
ネトゲできなかったことは苦だったけど、やり過ぎてもダメ人間どうまっしぐらだし……と思ってな。
で、図書館に向かう途中に、その子に出会った。
黒いセーラー服に、赤いネクタイ、ほっそりとしながらも健康的で綺麗な手足。
そんな足の魅力を引き立てる黒ストッキング。
手入れするが大変そうな肩までスラッと伸びた黒髪。
魅力的な高校生ぐらいのJKが交差点に立ってた。
ぶっちゃけ見惚れてた。凄い可愛かった。
一目ぼれって言うやつなのかな?そんな感じだった。
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3:
暑いから
黒いセーラー服に
一目ぼれ! ってこと?
4:
その子とは、交差点で信号待ちしている時に出会ったんだ。
向かい側に立ってて、俺は赤信号で止まってた的な。
ボーッと見つめてると、その子が気が付いてコッチを見た。
思わず目を逸らした。
俺は、バイトの時以外引き籠ってネトゲしている時点で察する体形。
何を言われるか分かったもんじゃない。
正直山手線で昔痴漢冤罪で、JKに腕取られた事ある身。
信号が変わるなり、自転車を立ちこぎしながら、そのJKの横を通り過ぎた。
6:
図書館に到着して、適当に軽そうな内容の本を取って(確か、カラフルだったと思う)。
一人でテーブル席に座りながら、読んでいる時に、何度もあの子を思い出してた。
何て言うか、今でも思い出すとドキドキするぐらい、可愛いだよ、メッチャ。
いやいや、話の流れ的に分かると思うけどよ。ただ、好きになっちゃってたんだと思う。
で、思い出しているうちに、あの子の変な所に気がついてきたんだ。
今日はこんなに暑いのに、何故セーラー服で、しかも長袖だったんだ?
童貞の妄想だけど、JKってこの時期ワイシャツ一枚でアイス食べてるの多いよな。
シャツも、長袖ってのはちょっと考えられないし。
それに通り過ぎる時に見たあの子は、汗一つかいてなかった。
7:
そんな事を考えだしたら、本なんか読めなかった。
ただ、妙な見栄で「考えるとかきめぇwww本読もうぜwwwww」と自分を変に促してた。
どうにか図書館で3時間潰した。
そのウチ、8割はあの子の事を考えてたと思う。
ただ、時間も遅くなるしネトゲしたいなーっと思い出したので、本を返し帰る事にした。
で、居たの。
(――あの子だ。)
図書館の自動ドアの向こうに、周囲を見渡ながらアタフタとしている、JKの子が。
頭の中パニックになりながらも、冷静さを装いながら、自動ドアに歩く俺。
ドアの前には、あの子が立ってる、てか、コッチメッチャ見てる。なんでなんで?
8:
本当に文才ないな……、ただ、とにかくパニックになってた。
何か言われるんじゃないか、何か誤解されてるんじゃないか、悪い事したんじゃないか。
冷静さを装ったとか言いながら、装えてなったと思う。うん
ドアが開いて、JKがすぐ近くに居て。
俺はチラッと見た。
「あ、あの〜」
おいまて、スゲーカワイイ声だぞ。
なんか子犬が鳴いているような?いやいや、あんな甘ったるい声じゃない。
何て言うか、普通に「あ、あの」な感じだったかもしれない。
「は、ハイッ!」
妙にカチコチンな返事をしたのを覚えてる。
凄く周りの人の視線が痛かった。
9:
「見えるんですか?私が?」
な ん か 心 の 中 で 壊 れ た 音 が し た 。
10:
噂に聞くメンヘラ!?それとも中二病!?なにこの子!?
すっごく可愛いけど、すっごく面倒で、やっかいで、
ネトゲの姫的な感じを想像してた。てか、俺のちっぽけな観点でそう推測してた。
ものすっごくテンションが落ちたのを、よく覚えてる。
「そ、その、私が見える人が少ないみたいで……」
照れ気味に言うんだよ。
カワイイよ、うん、可愛いけどさ。
(うわぁ……)って俺はなってた。
11:
「すみません、何の事だか分りません」
「え、そうじゃなくて……」
「通ります。失礼します!」
俺は、JKから逃げる様に横を通り過ぎた。
その時、やけに警備員や周りの人が俺をジロジロ見てたんだよな。
「はっ、野次馬の糞共が」って見下してたけど、
今考えれば、周りの人がザワザワしていた理由が分かる。
その日の晩、俺は嫌なほど思い知ったから。
12:
>>1の祖父「お前、あそこに入ったんか!」
13:
家に帰りネトゲしてた。
いつもの様に、晩御飯で来たよーの声も無視して、ほしい武器掘り&経験値稼ぎ。
ニートの廃人さんと、どこかの社長さんらしい廃人さんと、専門学生を自称する男の子の、固定PTだ。
そこであったことを、話しながらゲームしてた。
たしか専門さんだったと思う。
専門「オレさん、それって追いかけられてますよ」
オレ「えぇ、専門君どういうこと?」
専門「俺の昔いた彼女が、そんな感じのメンヘラで」(ニートと俺舌打ち
 「なんか”私を見えるのは専門君しかいないの”って言いながら家までつけられました」
オレ「で、でも、自転車で逃げる様に帰って来たし、走ったとしても追跡できる距離じゃ……」
俺の家から図書館まで、大体20分ぐらい。
14:
専門「いや、女の子なめちゃダメっす。知り合いに刺された奴いますしねぇ」
ニト「関係ねーだろ、チャラ男、死ね」
専門「アハハっ、でも本当だよ。なんでか教えてないのに家知ってたり、メアド知ってたり、母親と連絡取り合ってたり、
 どこどこで遊んでいたとか、昨日○○食べてたでしょ?とか、そんなの日常茶飯事ですよ」
社長「今の子は、そう言う所の情報が駄々漏れだからねぇ……オレ君は大丈夫かい?本当に?」
オレ「だだ、大丈夫ですよ……、それに女の子だし」
ニト「正当防衛でオレさんが逮捕されるパターンktkr」
専門「女子の乙女パワー舐めると怪我しますよ……っ」
ニト「専門ウゼーな、お前の場合は何かされるようなことしたから、そうなってるんだろ?」
社長「まあまあ!二人とも、とにかくオレ君は、何かあったら警察に直に電話しない。今は何が起こっても不思議じゃない社会だから」
15:
そんな会話をしてて、だんだん怖くなってたのと、面白がってたのがある。
危険な好奇心ってやつだろうね。
そんな会話で談笑しながらネトゲをやって、今日も目的の品はでず。
スカイプ通話を終了して、背伸びをした。
夜になってもカーテンを閉めないので、暗いガラスに映った、自分のだらしない体形にため息がでる。
その時、ふと背後に何か影が見えた気がした。
16:
一瞬ドキッとした。
背後は、パソコンがあり、机があり、人が居る訳じゃない。
ただ、今見えた影の形はヒトだ。
光の反射の具合でそう見えているのか、ネトゲのやり過ぎて錯覚を起こしたのか、どっちかだろう。
そう思いながら風呂場へと向かった。
17:
専門の「家までつけられました」がエコーが掛かったかのように、頭の中をグルグルしていた。
ネットでもよく見るキ○ガイ女エピソードでも、そう言う話はよくあるし、もしかして俺が?
いやいや、さっきの影が本当なら家の中に居る訳だし、流石に幻覚すぎるだろ。
「ん……?」(見えるですか?)
「あ……」(私が)
今度は女の子の可愛い声がループし始めた
18:
マジだ、いやいやいや、マジなのか!?本当なのか!?
そう言えば、なんか幽霊の女の子のつけられた話とか、女性と同棲していた話とか聞く限り、
女 性 の 幽 霊 は 存 在 す る。
「まてまてまて、じゃあ俺は憑かれたの!?」
風 呂 場 で 独 り 言 マ ッ ハ な オ ッ サ ン。
19:
なんか勝手に一人で妄想が進んでた。
ただ、もしもただのリアルキ○ガイだったら面倒だと思い、父親に相談した。
父親「なんだ、俺。相談って?」
オレ「……女に付けられてるかも」
親父「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
鼻から枝豆が飛び出す糞親父。
オレ「ま、マジなんだよ!」
親父「まあまあ、百歩譲って本当だったとしよう。で、どういう子なんだ?」
オレ「女子高校生ぐらいの子。図書館に行く途中に目が合って……」
親父「ふむ……」
オレ「なんか、”見えるんですか?私が?”って」
親父「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ビール噴き出すんじゃね。
コッチとしてはマジだ。本気だ、メンヘラに刺されてもいいのか?と、怒鳴って行ったと思う。
親父「お前が死んだ所で困りはしないんだが……」
オレ(´・ω・`)ショボーン
親父「確かに危なそうな子なのかもね。ただ、家までつけられてるのか?」
オレ「分からないけど、なんか、そんな気がする」
親父「ヤンデレ?って言うモノが好きなんだし、良かったんじゃないのか?」
オレ「リアルヤンデレは有害だ」
親父「とにかく、戸締りは確りやれ。あと、夜はカーテン閉めなさい。外に丸見えだから」
20:
その後、親父はどこかに電話してくれた。
恐らく夏季パトロールしている同じ班の人にだと思う。
親父は、俺が痴漢冤罪で6時間拘束されたのを知ってるし、だからこそ、真剣(?)に聞いてくれたんだろう。
俺は安心して二階に上がって行った。
そしてカーテンに手をかける。
「……。」
ジーッと、家の門を見つめるあの子が見えた。
直に見つかる前に、まるでカエルが地面に叩きつけられたかのように伏せた。
(なんで、なんでいる!?なんでいるんだ!?)
頭も心も大パニック。
変に身体がガクガク震えて、口も震えている。
俺は潰れたカエルの状態で床を這いずり廊下に出て、父親を呼んだ。
父親が変に頼もしく見えた。
親父は「ナニっ!?」と言うと、ゆっくりと俺があの子を見た窓の所まで向かった。
親父「いないぞー?見間違えじゃないか?」
そんな訳は無い、本当に門の方を見ていた。
親父「うーん……、とにかく何かあったらすぐに警察を呼ぼう。
 お前もゲームのやり過ぎと、トラウマでおかしくなってるのかもしれない。
 今日は寝ろ」
オレ「うん」
21:
まだ夜は長かった。
寝れなかった。
別に女の子が攻め込んできた所で大丈夫だと俺は思っている。
ただ、怖いと言う感情だけは、どういう訳だか消えなかった。
矛盾しているかもしれないけど、
女の子が来るって言う恐怖は大丈夫でも、女の子に何かされるって言う恐怖は駄目な感じ。
カーテンを閉め切ったから、中の様子は見えないと思うけど、
カーテンを開けたら立ってるんじゃないかと言う妄想に襲われた。
しかモオタであったからか、何故かレ●のイメージ。あんまり見てないのに……。
恐怖でやばい、そう思いパソコンを立ち上げスカイプを見た。
ニート退席中でログインしている。
22:
すまん、熱すぎてジュース買に行ってた。
誰も見てないと思うけど……
ニト「特定されててワロタ」
オレ「どうしよう」
ニト「うらやましい、死ねよ」
オレ「いやいや、コッチは結構本気で考えてて」
ニト「うっせぇ、幽霊かもしれないと言うのが本当なら、寺生まれのTさんでも召還しろ、破ッ!」
オレ「ぇぇ……」
ニト「マジレスすると、迷ったら警察(´・ω・`)
 警察頼りない言って頼らないで、痛い目見るよりは、頼って「頼りねーぞks」って怒鳴る方が百倍いい」
豚面していたが、妙に安心出来た気がした。
親父は寝ていたので、静かにスマホで地元の警察へ相談の電話をした。
24:
警察に色々説明すると「落ち着きなさい」と励まされた。
今の段階ではどうしようもできないけど、ここ数日続くようなら昼間に相談くださいと、言われた。
あと、付近の警察官に見回りするように伝えておきます、と。
オレ「……って感じになりました。ニトさんありがとう」
ニト「もっと崇めなさい(´・ω・`)」
そんな感じで落ち着いてきた頃、それは始まった。
コツコツ、と音が鳴った。
ガラスを誰かが叩いているみたいな。
「〜〜?」
何かを訪ねているような声が周囲から聞こえてくる。
25:
そんな可憐な女子高生なら、俺だったらとりあえず話くらいは聞いてやるけどな
>>25
オレはその時、トラウマ思い出してたと思う。
痴漢冤罪された時の女子が、すげーかわいい子でね。いや、可愛いと言うより美人?
結局「ごめん、私の勘違いだったみたい☆」で済まされたけど、その日から女の事を過剰に警戒してたわ。
28:
痴漢冤罪ほんま、なんとかして欲しいよな・・
26:
ここで無常にもニトは「眠い、落ちる。生きろ」と言いログアウト。
オレの孤独な戦いが始まった。
まず、その声の出所を静かに息を殺して探った。
??「〜〜?す...せん」
オレ(玄関……?いや門?)
でも家から聞こえるような距離なのだろうか?
てか、結構クリアに声は聞こえてる。これが頭に話しかけると言うものなのか?
どちらにせよ、声がしていたのは確かだ。それもだんだんリアルになって行く。
そして声が聞えるたびに、家の中でラップ音と言うのが鳴っていた。
ギギギだったり、パンパンとか、パキンっとか。
俺は『幽霊』だと確信した。
27:
原付が通る音がする、新聞ではないだろう。
ここ等辺に車が通ることはあれど、原付は聞いた事が無い。
その間も「〜〜?すみ...ん」と聞こえてくる。
原付が一台家の前に止まったが、直に発進していった。
俺の中で「幽霊でFA」が現実的になってきた。
29:
ここでオレは小学校の怪談話を思い出した。
オレの町ではちょっとしたオカルトブームが流行って居て、
その時、キリスト教のシスターや、神主さんを呼んで大々的な「怪談会」をやったことがある。
その中の話で、こういうのがあった。
『幽霊とコンタクトを取れば、危険から逃れられる。
 そのためにまず、頭の中で声に出さず『貴方は誰ですか?』と尋ねる。
 そして、『人なら1回、幽霊だと思うなら2回、音を鳴らしてください』と言うのです
 そうやってコミュニケーションを取りましょう。』
……今思い出すとかなり滅茶苦茶な話だわ。めっさ怖いわ。
ただ俺は、藁をもつかむつもりで、それを実践した。
30:
オレ(貴方は人ですか?幽霊ですか? 人なら〜(省略
??「〜〜?す...せん」
オレ(聞こえていますか?聞こえていたら音を一回〜(ry
??「〜〜?すみ...せん」
オレ「…………聞こえてないだろうか。」
と言うか、声が今度はハッキリと聞こえてきた。
??「昼間の人ですか?すみません」
オレ「OH....」
恐らく意思疎通しようとして、声が聞え出してしまったのかもしれない。
そう言う話もよくあるし、意識を集中しては駄目だって言うのも怖い話のあるあるだ。
オレ「……聞こえていますか?」
??「――ッ!」
そとで驚いた様な声が聞えた。
その瞬間、家が地震にでも襲われたかのような、激しい軋み声を鳴いた。
31:
声に出して話しかけるのはNGだと、あの怪談会でも言われていたのを今頃思い出した。
曰く引っ張られる、連れてかれる、神隠し、etc...
ただ、俺はやってしまったのである。
今の外の声の反応的に確かにオレの存在を確信してしまっただろう。
と言うか、今のもの凄い家のきしみなんだよ。
ギギギってレベルじゃなかったと、ギシシーーッッッ!ってレベルで家壊れるかと思ったぞ。
オレ(ああ……、俺ここで死ぬのかな。呪われて殺されるのかな)
ただ、こうとも言う。
本当に酷い呪いは、死ぬギリギリで苦しめるものだと。つまり死ねないと。
何故かこの先十年かけて、この呪いから解放されようと言うような妄想に取りつかれた。
親父「大丈夫か、オレ!?」
ドアを開けて、親父が飛び込んできた。
32:
親父「今のは!?もしかして本当なのか――?」
オレ「今、家の前に居るはず……」
親父「参ったな……、ただお前は大丈夫なはずだ」
曰く、父親の母方の祖先に北海道でも霊感が強く昔は大名に仕えた人が居るらしい。
血が薄まり過ぎていると思ったが、親父は続けた。
親父「お前は昔から霊感が凄く強い」
生まれて3歳の頃、知らない人と遊んでいたり。
両親には見えない人に手を振って居たり、話しかけていたり、そう言う変な子だったらしい。
あまり覚えていないが、五歳の頃、母親の実家で着物を着た女の子と山奥の寺でメッチャ遊んでた記憶が薄らとあるが、それがそうかもしれない。
親父「昔、お前が群馬で地縛霊に憑りつかれたことがあってだな。」
オレ「え?」
親父「その時、地縛霊の方がお前に引っ張られて、東京まで連れて来てしまっていたほどだ」
オレ「何それ、中二病すぎ」
親父「一応、親戚一同でお前のお祓いをして、とっても強い守護霊を憑け、霊感を抑えたから、大丈夫なはずだ」
とにかく、中二病の下手なラノベの様な説明を受けた。
ただ、その間もラップ音と妙な揺れは収まらず、結局親父の部屋で恥を堪え夜を越した。
33:
朝、10時頃、その日のバイトは休む事にした。
ただ幸いにもバイト先に間違えて多くの人を出勤させていたらしく、幸いだと言われた。
一回に降り、祖父と祖母に会う。
祖父「……夜中うるさかったな」
祖母「線香立てておきな」
妙に神妙な二人に恐怖を抱きながらも、線香を立てて、仏壇に揚げられていた饅頭を手に取って食べた。
祖父「俺はそう言うのが全くわからないが、良くない事にならないように、気を付けるんだぞ」
祖母「アンタなら大丈夫よwwいつまでも遊んでる能天気な人だしww」
オレ「……門の所に居なかった?朝とか」
オレは饅頭を食べながら尋ねる。
今でも門の所に立ってるのではと、ビクビクしてた。
祖母「誰も居なかったよ、ただね……」
そこで祖母何も語らなかった。
祖母「塩用意しておくから、見ておいで」
34:
門の前まで行くと、絶句した。
昨日、あのJKが立っていた場所が異常なほど濡れ、黒くなっていたのである。
花壇とかする人なら分かると思うけど、黒い土に水を通すと出てくるような黒い濁った水。
それが直径3メートルぐらい、そこだけポツンとあると思うと言い。
念の為に言うけど、水気はない。そもそも、そんな黒い水が発生するようなものはない。
オレは家に帰ると、塩をまいて貰い、祖母が黒い水たまりに塩をかけに行った。
黙って、まっすぐに二階へあがり、カーテンを閉め切った。
そんな状態でベットで横になっていたが、カーテンを開けられるような気がして、そのカーテンをガムテープで止めたほどだ。
35:
大変だったな
36:
ただ、ふて寝するにも、妙に興奮してできない。
ツイッターで呟くのははずいし、2にスレ建てる?いやいや、何か怖い。
今スレ建てちゃってるけど、何故か立てるって気にならなかったんだ。
仕方なくスカイプにログインし、誰かしらに愚痴ろうと探す。
ニトと専門がいた。
社長は取り込み中なので、仕事中のサインだ。
一度、社内通話にスカイプを利用しているらしく、それで俺に誤爆し、この時間帯に仕事していると俺は知っていた。
専門「幽霊にビビってるオレさんチーッスwwwwwwwwwww」
オレ「殺 し て や ろ う か ?」
専門「え、あ……そうマジにならないでください……」
オレ「ごめん。」
ニト「それで俺が落ちた後どうなったか、説明ヨロ」
37:
オレ「夜中にその子に話しかけてみて……」
専門「アチャー、一番やっちゃダメなパターンの典型」
妙に興奮している専門が本当にウザかった。
ニト「ふむふむ、それで……?」
オレ「気が付かれました」
専門・ニト「「キタアアアアアアアアアアアア!」」
オレ「笑ってるんんじゃねーよ!!」
ニト「はははwごめんごめんw」
ニト「ただ、心配していたのは本当だ。一応、心霊に関して友人とか専門と調べたんだけど」
38:
語り頑張れ>>1!
39:
オレ「そうなの?ありがとう」
ニト「結局、俺の中では無視するのが一番じゃねーか?ってなったわ。それと、コンタクト取ろうとしないのが一番って」
オレ「もうだめじゃんorz]
専門「ですねwwただ、一応お祓いに行くのはどうなんでしょうか?」
思い当たる所で二件しかなく、どちらも金がかかる。
実害が出てから……ッと思ったが、あのラップ音のすさまじさを考えると視野に入れなくては。
専門「あと保障できないですけど、地縛霊じゃなさそうだし、大丈夫じゃないんですかね?」
ニト「もしくは生霊って線あったり、呪い殺すって線もあるけど……」
オレ「今の話聞いてた?強弱あれば、強い分類の霊だよね?」
専門「そこなんですよー!」
何故こいつは楽しそうなのか。
専門「俺の予想ですが、多分、凄く未練がある霊だと思うですよ」
専門「だから力も強いし、一生懸命、オレさんにアピールしてきているんだと思います」
専門「こうなったら、コッチから歩み寄るしかないじゃないですか?」
こ い つ は 何 を 言 っ て い る ん だ ?
40:
て か な ん で 楽 し そ う な ん ?
この時、ニトが裏でチャット送って来たけど、どうも専門は遊び気分らしい。
てか、楽しんでいるそうだ。それも、誰よりも。
ニト『俺も遊び気分だけど、専門の場合は、俺より酷いわ。』
オレ『みてて分かる。ただ、こういう話だし馬鹿にされても仕方がない。』
ニト『ただな、交流するってのもある意味ありかもしれないわ(・ω・`)』
オレ『そうなの?』
ニト『だって、その子はコンタクト取りたいだけかもしれないし、ナマジカ無視している方がハラたつじゃん?』
オレ「ああ……」
ニト『どうなるか安全の保証は出来ないけど、そう言うのも手なんじゃないかな。』
ただ「一番は直にお祓いに行け」とニトさんは言い締めくくった。
その間、会議チャットの方で専門の女たらし話()が流れていた。
あと、友人の霊感話をしてたが、どことなくウザかった。
41:
そのまま気分を紛らす為に、ネトゲを始めた。
その日はいつも以上に収獲の悪い日だったのと、俺が足を引っ張りまくってた。
頭の中では、お祓い&無視する考えと、コンタクトを意を決して取るの二択が戦っていた。
無視するには、いつか頭の中がおかしくなるんじゃないか、
そもそもニトが言ってた通りになるんじゃないかと、不安に駆りたてられた。
なので、『無視』と言う案は消えた。
面と向かって立ち向かおう。お祓いか、コンタクトかで。
駄目元で祖父と祖母へ相談したが「金掛かるぞー」と言われ、失敗するリスクもあった。
理由としては親父の話がある。
オレにしたお祓いと封印と憑りつかせ?、この三つを知らない人がお祓いをすれば、何か起こるのではと思ったのだ。
とりあえず、夜中、親父に頼みその親戚に電話する事にした。
じゃあ、コンタクトを取る方は?
2や、世間的に広まる様な、コンタクト取って成功した例は、生存したからだと思っている。
つまり、失敗した例は、死亡か、失敗した話を伝えられない状況に陥ったか、どのどちらかだと思ったんだ。
42:
ニト「まだ考えてるのかよ?金足りないなら貸そうか?」
オレ「いや、そうじゃなくて……」
専門「これはこれは……コンタクトとるしかないですねー、ですっねー!」
ニト「専門、ちっと黙れ」
専門「あ、はーい……」
ここで決断を迫られた。
と言うか、ここでいつまでもこの怪奇現象を悩みながら生きて行っても仕方がないし、
いつかは絶対に立ち向かわなくてはいけない時が来る筈だ。仕事もいつまでも休めないし。
オレ「……お祓いする。」
専門が露骨につまらなそうにため息をつく。
オレ「ただ……、コンタクト取ってみるよ」
ニトが微妙な感じの笑い声「ええ、ああそう?」って言う。
43:
俺は一端、二人にお別れを告げネトゲを止めた。
今日の朝には居なくなっていた、あのJKが何処に居るのか探しに行く事にしたのだ。
オレは祖父と祖母には「息抜きしてくる」と言い家を出る。
真っ先に向かったのは、昨日あのJKと出会った場所、交差点だ。
向かう途中、俺が中学生の頃そこでひき逃げがあったのを思い出した。
もしかしてそれか?
結論を言えば、違った。俺も憶えているが轢かれたのは若い男性だ。
それも工場の従業員だったと思う。
その男の彼女が、後を追って自殺し、その場所を目指した可能性もあるが、
どうもそう言う雰囲気には思えなかった。
44:
俺は思い返す。あのカワイイ姿を。
いや、ビビってたけど、可愛いと思える感情は嘘ではない。
本当にかわいいだ。童貞拗らせてるから補正かかってるけど、マジでかわいい。
ただ、あの時。
交差点で立っていた様子は、何かを待ってたり探していたと言うよりも、
”日常的な行動で信号待ちしている”と言う方がしっくりくる感じだ。
そこで偶々、見えるオレに出会った。
それで俺に興味を覚えて、図書館や家まで追ってきたのだろう。
俺はそう推測を立てて、交差点へ到着した。
45:
そうして見つけた。
今でも思う。この日、この子に会いに来てよかったと。
どんなことが、この先あろうかオレは知らないだろうけど、よかったんだ。
間違いなく。
その子は、昨日よりも悲しそうな顔をしながら電信柱に寄り掛かり座っていた。
こんな暑い日なのに、長袖のセーラー服に、向きによっては下着が見えちゃうだろう態勢。
ただ、自分の手でスカートを上げ隠していた。
そ の 姿 に 微 か に 興 奮 し た。
内心ビビっていた半分、萌えていた半分。
俺の中でもなにがなんだか、今思い出してもくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
46:
ごめん、暴走してた。
ただ、その場では本当に冷静さは装ってた。
自転車ですーっと近寄り、その子の近くに止まる。
だが、女の子は下を向いていて気が付かない。
どうにか気が付く方法はないかと考え、小さく咳払いした。
その子「……っ!」
驚いた顔をしてコッチを見たと思う。
その子「あ、昨日の……、え、うそ……?」
たしかそんな事言ってたと思う。
その子は、立ち上がりオレをの方を見ながら、きょろきょろ周囲を見てた。
ただ、これで、この子が幽霊だと確信した。
昨日の声の主と同じだし、何より。
先ほどから、横を人が通り過ぎるのだが”気が付く様子がない”
オレはスマホを弄る振りして、チラチラと女の子を見ていたが、若干不審者っぽかったかもしれない。
47:
頭の中で幽霊に話しかけて恥ずかしい思いをした、と言う2の怖い話を思い出し、
スマホに文字を入力した。
オレ『昨日はすみませんでした。お話がしたいです』
その子「……えっ?」
すまんが、飯だ。食べ終わったら再開します。
ああ……うな重だ。
49:
頭の中で幽霊に話しかけて恥ずかしい思いをした、と言う2の怖い話を思い出し、
スマホに文字を入力し、それをその子に見える事を思いついた。
オレ『昨日はすみませんでした。お話がしたいです』
その子「……えっ?」
短い言葉で驚いているのだと、確りと伝わってくる。
オレ『良かったら、家までどうぞ』
その子「は、はい……!」
すごく嬉しそうに笑っていた。本当に効果音がキラキラしているような、
愛くるしい可愛い顔だった。
まさか、俺の肩に右手を置いて、空中を滑る様についてくるとは思わなかったけど。
それと置かれた左肩から腕が、異常なほど結構悪くなり鳥肌凄かった。
本当に「ヒトでない者」なんだと、悟った。
50:
自転車をこぐのに支障はまったくなかったのだけど、変にその子を意識して右寄りに走ってたと思う。
車が来たときは咄嗟に、避けようとして壁に激突した。
腕の状態は、まるで紐で縛った指かと思うほど痺れ赤紫色になってた。
とは言え、十分ぐらいなら問題が無いだろうと思い、そのまま女の子を連れて帰った。
案の定、女の子が家の前につき手をはなすと、腕の色は元に戻った。
――ただ、問題が発生した。
51:
その子「この家に近寄れないんです……」(以後、S子
オレ「え?」
昨日の夜中、一生懸命に外で叫んでいた訳はそれだったそうだ。
あと、地面が黒く濡れていた件に関しては、本人も知らなかった。
ただ、あそこまで真っ黒な水あとが、帰ってきたら無くなっていた。
オレ「うーん……、どうして入れないの?」
S子「近寄ると、強い風が吹くと言うか、押されると言うか……」
オレ「分からないなぁ……祖父と祖母に聞いてくる」
祖父と祖母は「何をしているんだバカモノ」と怒ったが(当然だけど)
祖母「うーん、どちらにしても上がれないなら、”あがれない存在”なんだよ」
そう祖母は俺に諭す様に言った。
52:
結局、近くの川のベンチへ向かう事にした。
そこで、S子と話をした。
その場所は蚊が酷いため、誰も座らない様なベンチで、川の匂いが酷く人気も少ないスポットだ。
ちなみに深夜にここでカップルの情事を数度目撃するほど、人気が少ない。
とりあえず、俺が先にベンチに座った所でS子が切り出した。
S子「どうして、急に……?」
53:
オレ「いや、どうしてオレなのかな……って興味から」
S子「でも、昨日……絶対悪い事したと思うのですが……」
オレ「正直、確かにアレは怖かった。今でも恐いよ……」
S子「やっぱり……」
オレ「アレはワザとだったのかな?」
S子「そ、そう言う訳じゃ……」
だよねーっと、オレは笑った。
恐らくあの水たまりの件も知らなかったのだし、ラップ現象などまったく思いもしてないだろう。
案の定、聞けば、その通りだった。
オレ「ただ、夜中にああいうのするのは止めよう……、怖い」
S子「私、夜と昼間が分からないんです」
オレ「え?」
S子が言うには、世界が灰色だったり、薄い青色だったり、ぼんやりとし過ぎて光の区別がつかない世界が見えているらしい。
人の顔は分っても、その顔色まで分からないと。
そこで俺は思った。
さっきの腕の色、この子が見えて分って居たら手を離したと思う。
54:
可哀相な子なんだな……、と思えた。
で、何故かわからないけど、興奮していた気持ちも、怖い気持ちも落ち着いたんだよね。
その後、適当なこと言って、その場を終わらせ、自己紹介をする事で空気を替えた。
オレ「オレの名前はオレです」
ちなみにこの時、一応人目につく事を想定して、電話している振りしながら話した。
S子「オレさんかー……、私は、名前分からないの……」
そうしてS子が、自分の事を話し始めた。
S子「気が付いたら、こんな感じになってて……。日が経つと記憶もぼやけてくの。
私を見える人は、昔にも居たと思うけど、殆どの人が私の事を避けたの。
時々話しかけてくる人も居たけど、凄く怖かった。」
オレ「なんで怖かったの?」
S子「ほとんどの人が成仏しろって……私はまだ生きているのに……」
オレ「ぇ……ぇぇ」
何も言えなくなった。
55:
S子「あとは、なんか話しかけてくるのだけど、言葉が分からない人とか」
オレは、それは本当に人なのかと思いながらも、言わずに堪えた。
S子「だから、見えてるのかなーって人に話しかけてたんです。
 それで今回オレさんが気が付いてくれて……。
 話しかけてきたけど、怖い感じもしないし、ただ嫌がってたのは分かったよ」
オレ「ごめん……。」
S子「うんうん、いいよ。ただ、どうしても話がしたくて。
 それで夜中だと知らなかったとは言っても、家まで見つけて……」
S子が言うには、強く思うとあの場所に居たらしい。
それで一生懸命に訴えかけていたと言う。
ちなみに俺が最初に見た家の中に何かいるって言うのは幻覚だったようだ。
S子も「知らない」と苦笑いしていた。
56:
その後、S子から色々な話を聞かされた。
自分がこういう状態だと気が付いた時から、長い時間経っていると言う事。
多分一番古い記憶で二年前のクリスマスだと言う事。
ここ最近、この町に流れ着いたと言う事。
他の自分に似たような人の真似をして、憑いて動く方法を習得したと言う事。
長距離移動方法が車に手を付け、先ほどの自転車の様に滑っていると言う事。
そう言う怖いけど、話すS子は凄く嬉しそうで、楽しそうだった。
かわいかった。
57:
ただ、そんな話を聞いて居たら、時間が来てしまった。
流石に夜だし、帰らないとまずい。
オレ「ごめん、時間が来たから変えるよ……」
S子「ぇ……」
なんか凄い可愛い顔で寂しい顔してた、オレSの気あるのかな、ってぐらい、可愛いと思えた顔をしてた。
一応、腕時計を見せたのだけど、予想外の答えが買ってきた。
S子「時計を見ると、凄く歪んで見えるか、グルグル動いていて見えないの……」
なんだそれと、俺はポカーンとした。
やはりオレとは見ている世界が違うようだ。ただ、その日は別れるしかなかった。
58:
ふむふむ
59:
家に帰り、パソコンを起動し、スカイプに入る。
三人もログインしていた。現在、ランダムで発生する大規模イベントに参加中のようだった。
オレ『ただいま帰りました。コンタクト取れました。』
社長『お、おかえり。通話するかい?』
オレ『今日は疲かれたので寝ます』
ニト『憑かれたか。』
専門『明日、話を聞かせてくださいねー!』
この後、社長から個別チャットが来て。
社長『仕事上、お祓いとかよくするのだが良かったら紹介しようか?』と言われた。
どういう仕事だよ!って思った。
社長『たしか、探しに言ったらしいけど、どう見つかった?』
オレ『はい、見つけました……本物みたいです……』
社長『そうか……、私としてはあまり深入り意思ない方がいいと思うなぁ』
オレ『そうですよね……』
社長『信じる信じないは別だが、信じざるが終えない事も世の中にはある。不幸な話でね』
俺にはちょっと分からなかったが、大体2の洒落怖な話だろうと思った。
社長『そのために、そう言う事を仕事にしている人もいるんだ。いつでも私は相談に乗るよ』
それと最後に「専門君は少し行儀が悪い。適当な事を言い過ぎだ」とお怒りの文章が添えられていた。
60:
専門はどうしようもねーなw
62:
>>60
専門は若干ネタだと思っていたのと、後に聞いたけど2に投稿しようと考えていたらしい。
あとは大学生特有のテンションだ。
61:
親父にお祓いについて相談した。
親父「聞いてみないとなぁ……、多分、親戚の方で紹介してくれると思うが」
オレ「そうだよね……」
親父「ところで――オレ、その子を家に連れて来たらしいな?」
親父の形相が変わった。
その後、一時間以上怒られた。
とてもとても、怒られた。
オレ「……すみませんでした」
親父「いいか、俺は心霊に詳しい訳ではなく、心霊を調べるような行為なら、まだ好奇心だ許そう。
 だが、そう言う『モノ』に会いに行くとは、どういう事だ!?何を考えている!?」
正論だなと、思った。
いや、幽霊信じてない人からしたら笑い話だけど、そんな人でも地蔵様を蹴らないだろ?
それと同じような感覚で親父は怒っていたのだと思う。
63:
親父「それで……その子は今どこに居るんだ?」
オレ「あー……、また明日家の前でって約束で、何処に居るかは」
親父「何も無ければいいな、今夜は。」
そう親父は言うとビールを飲み干して、二階に上がって行った。
いつもなら反抗的な態度を取るが、この時ばかりは何も言えなかった。
二階に上がり、ベットで横になった。
S子の顔が浮かび、S子の声と可愛らしい顔を思い浮かべると、色々やばかった。
胸とか下とか、心とか、頭とか。
ただ、幽霊なんだと思うと、すぅーっと冷めた。
それでどうにか落ち着きを取り戻し、いつの間にか眠りについた時、変な夢を見た。
64:
自分の部屋に一人で居るんだけど、誰かと話をしている夢。
その人は凄く低い声の男なんだよね。
ただ、ものすごく怒ってるんだ。怒男とでも呼ぶか。
怒男「何を考えているか分からないが、そんなんでは私も許せない。」
オレ「すみません……」
怒男「こうして説教をしても貰えるのをありがたく思え。」
オレ「はは……」
怒男「それとお前の未来の為に助言がある。決して心のよりどころにするな」
オレ「……S子をですか?」
怒男「あの箱と板でしている画(ネトゲ?)もそうだが、自分の未来に残らないモノに心寄せるのは、愚の極みだ」
オレ「は、はい……」
怒男「どうしても行うと言うなら私に止める事はできないが、それでも自身を大切にしろ。」
怒男「今の自身も、未来の自身も、大切にできるよう努めろ」
一字一句、それと言葉が合っている訳じゃないけど、最期の一文だけは怒男はそう言ってたと思う。
65:
翌日、早起きした俺は、仕事に行く前の親父と何年かぶりに出会った。
早朝の天気予報とニュースを見ながら、インスタントの味噌汁と米とお漬物の日本人らしい朝食は、脱帽者だった。
親父!って感じがした。
親父「おう、オレ、早起きだな……何も無くてよかったよ」
オレ「え、ああ……ただ、夢の中でオッサンに怒られた」
あったことを話すと、親父はニコニコしながら話した。
親父「ははは、お前に憑けた守護霊様かもな」
俺に付けた守護霊は、元々神社に祀られていたような存在だったらしい。
守護霊の生前は、生まれた時から『守護霊になる事を定められていた様な人』であるらしく、人を救う事に生きがいを感じ
曰く学問を教え、剣術を教えて、歩いて居たとか。(歴史に残らない偉人ってやつか?
死んだあと神社の守り神として祀られ、戦国時代は名のある武将の守護霊として貸し出された過去もあるとか。
オレの中二病設定が急激に極まって行くのが分かった。
66:
親父「それで、その子に会いに行くのか?」
オレ「……たぶん。」
親父「なんで、そこまで会いたいんだ?」
オレ「……なんでだろう」
ここら辺でオレはなんで会いに行くのか分からなくなっていたと思う。
いや、今だから分かるけど、本当にその時分からなかった。
ただ会いたかった。
親父「そうか……、これ親父の数珠だ。常に持ち歩きなさい」
親父はどこからか持ってきていた数珠を俺に手渡した。
線香の様な匂いがして、若者が付けてるような明るい色をしている訳ではない数珠だった。
オレ「……たぶんだけど、S子はそう言う事する子じゃないよ」
親父「オレもそう言うのは分からないから、何とも言えない」
オレ「なら。」
親父「ただ、それはお前も同じだろ?」
67:
部屋へ戻り、スカイプを起動。
ログインしているのはニトと専門。専門は寝落ちだろうが。
ニト「起きたか。よく寝れたか?」
ニトの方からチャットが来た。
オレ「寝れた、けど複雑」
ニト「お姉さんに話してみなさい(´・ω・`)」
オレ(お前お兄さんだろ……)
そう思いながら、昨日話した話の4割ほどを話した。
S子の話を全てまとめ切れていた訳じゃなし、ニトが気になっているだろう部分だけを伝えた。
ニト「マジもんじゃねーか(((゚Д゚)))ガタガタ」
オレ「うん、マジもん」
ニト「お前も大変だな(゚∀゚ )」
オレ「今結構楽しんでると思うけどね……」
ニト「まぁ、そう言うな。とにかく会いに行って分かったのは、やっぱり自分を見て貰いたかったんだなぁ」
ニト「オレはどうしたいんだ、その子?」
オレ「……お祓い、と言うより成仏させてあげたい」
ニト「ただきついぞー、本人自分が生きていると思ってるしな」
オレ「うん、それが……一番聞いてて辛かった」
ニト「お前本当に取り殺されるなよ?」
オレ「それはない。」
68:
ここで専門が起きた。
専門「おはようございまーす、通話しません?」
オレ「パス」 ニト「死ね」
専門「ぇぇ……」
専門「それで、ログ追いましたけど、その女の子は……?」
オレ「今日会います」
専門「色々聞いて来てほしい質問あるのですがいいですか?」
オレ「なに?」
ニト「逝って良し」
専門「じゃあ言いますねー」
自分が死んだと自覚していないのはなぜか。
覚えている生前だと思える記憶はあるのか。
どうしてこの町を選んだのか。
今までどういう目的でさ迷っているのか。
オレさんの事をどう思っているのか。
……かなりこいつの人間性を疑った。
ただ、俺も気になる質問があったので幾つか利用することにした。
69:
専門「ところで、お祓いは考えているのですか?」
オレ「ま、まあ……」
専門「なら、失敗すると、悪霊化することもあるらしいし、気を付けてくださいね」
オレ「え……。」
専門「俺の友人にお祓い失敗して、酷い事になった奴いますんで……」
オレ(ウッザ……)ニト「死ねよ」
専門「ちょっと厳しくないですかーww」
ニト「はぁ……、こういうのもあれだけど、お前ふざけすぎ」
専門「こういう話題ですしwwww」
ニト「ああ、こういう話題だからふざけて良いよ」
ニト「ただ、ふざけるなら周りが笑えるネタでふざけろ、ガキ」
その日は喋ることはなかった。
同時に俺の中でニトさんの株が急上昇した日でもあった。
その後、ニトと二人でネトゲをしていると、ふと脳裏にイヤーな電気が走るような感覚がした。
外から感じる。直に分かった。
S子が来たと。
70:
ニト「よろしく伝えてくれ。あと、お祓いの件はお前に依存する前に伝えておけよ」
この時の忠告をもっと真摯に受け止めるべきだった。
それに気が付くのは、もっと先の話である。
S子「……おはよう、かな?朝だよね?」
相変わらずのセーラー服姿に、黒いストッキングが魅力的な、可愛い女子が門の前に居る。
なんか照れくさそうにニコニコしているが、そのしぐさが愛しい。
オレ「うん、朝だよ」:表 冷静ぶって
オレ(わあああああ):裏 歓喜喝采
こんな日が訪れるとは、このオレに、幼馴染なんかレディースのヘッドになったような化け物しか居なかった、俺に。
こんな日々が、まさか、この歳で、来るとは。
ただ、ただ……、こんなにかわいいのに幽霊なんだよな……って思うと、冷静さに磨きがかかってきた。
71:
多分、今日中に語り切れないのと、明日今でも続けてるネトゲがメンテなのでコテハンつけておく。
もう、なんていうか。
門の前に居たセーラー服のこの子と、俺が寂しい青春を送った工業時代に会いたかった。
そうすればきっと毎日が天国だっただろう。
制服が違うから、途中で分れることになるが、それもそれでドラマチックで最高だ。
それで放課後あって……うへへへ。
と、童貞拗らせた妄想を一秒でして、幽霊だと気が付き冷静になって、そんな精神的異常をきたしながらS子にあった。
S子「……なんかこうして人みたいな行動取るの久しぶりで、嬉しい」
俺も嬉しいよーヽ(゚∀゚ )ノ
72:
その日は近くの人気のない公園に行く事になった。
もちろん電話をする振りして、S子と会話をする。
オレ「そう言えば、夜中のうちは何していたの?」
S子「猫がしゃべって……」
オレ「え!?」
S子「なんて言ったのか分からなかったから、捕まえようとして追い回してた……w」
別に不穏な影がある訳ではないらしいが、猫が喋るとは……。
やはり彼女と住む世界は違うようだ、とどこか心苦しかった。
オレ「どうやって時間を?」
S子「うーん……、なんとなくオレさんが眼覚めたなーって気がして、気が付いたらここに居た」
あかん、誰かティッシュ、テッシュ……。
73:
なんか精神的に異常は、今でも継続しているようだ。
凄い思い出しただけで、童貞拗らせてヤバイ。
S子「それでオレさん、何のお話するのですか……?」
オレ「あ……、そうだ、今みたいな状態になる前の記憶とかあるのですか?」
ピタッとS子が固まった、地雷だったか?
S子「うーん……」
え、今どきの子って、頭に手を当てて考えるっけ。
何そのしぐさ、二次元だけじゃないの。二次元じゃないけど、三次元でもないけど。
S子「お母さんが居て、お父さんも居て……、弟がいたかもしれない」
オレ「おお……、名前は?」
S子「分からないし、眼しか思い出せない。声も言葉も、思い出せないの……」
オレ「前からそう言う感じなの?」
S子「どうだろう、今オレさんに言われたらパッて思い浮かべた感じ」
な ん じ ゃ そ り ゃ 。
75:
オレ「えーっと、どうしてこの町に来たのですか?」
S子「何となく掴まって、気が付いたら、この町に来てたの……かな?」
どうもよく覚えていないらしい。
そもそも、前の町やこの町の名前も知らないそうだ。
S子「で、最近来たんだけど、オレさんにあって……」
ここでS子は急に喋らなくなったんだ。
オレ「ど、どうしたの?」
俺には女心は分からないのが悪かったのかもしれないけど、気の利く言葉をかけれなかった。
オレ「なにか失礼なこと聞いちゃった!?」
S子は静かにクビを横に振る。
S子「違うの……嬉しくて……ただ、変なんだね、涙がでないの……」
S子はそう言うと、顔を下に向けて、セーラー服で顔を隠しながら、小さな声で鳴いていた。
俺は見ちゃいけない気がして、眼を逸らしながらS子の話を聞いた。
76:
S子「こんな風に話しかけてくれた人は、オレさんしか居なくて……」
S子「本当にここまで生きていてよかった……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ごめん、今だから思うだけど。
やっぱりこの言葉。
すげー、辛いわ。お風呂入ってくる。ごめん、情緒不安定すぎて。
77:
俺が代わりに風呂入ってくるから続きはよ!
78:
落ち着いた、この公園でしたS子との話で今日は最後にする。
S子「ねえ、オレさん」
オレ「は、はい?」
S子「私、お化けな顔してる?」
オレ「そんな事は!」
普通にかわいい顔しているし、普通にパッチリとした顔しているし、
子供っぽさと、大人っぽさが混ざった、俺なんかと比べれば断然整った顔しているS子だ。
S子「ずっと、誰とも話せなかった。話しかけてくる人が居ても恐かった。
 私みたいな人に会ったこともあったよ。でも、会話することないし、皆、お化けな顔してたの。
 私もいつかああなっちゃうじゃないかと、ずっと怖かった」
S子「だから、オレさんに会えてよかったな……って変だよね。まだあんまり会って時間経ってないし」
オレ「そうだね……」
S子「ふふっ……、それで他に何か聞きたい事あるのですか?」
それから、彼女が見て来た不思議なことの話を聞くことになった。
自分みたいな人間が突然光となって消えたり、暗闇に飲まれたり、倒れて地面へ吸われて逝ったり。
かと思えば、異常なほど長い手足をくねらせて移動していたりと、
かなり怖い話を聞かされた。S子も恐かったらしい。
オレ「ちなみに今この公園にそんな人いる?」
S子「うーん……あのスベリ台の下に女の人が……」
俺は直に場所を変える事を提案した、そして、また腕を変色させながら、大きな川の歩道へ向かう事にしたんだ。
79:
すまんが、宣言通り今日はこのぐらいにしておくよ。
正直、今スゲー寂しい気持ちになってきた。
今日夢の中で怒男が出てきそう。
何とか、語り切るよ。
80:
乙でした。
引き込まれる話で、続きが楽しみです!
82:
公園から、川へ変える理由は、そのS子が言う女性が俺には見えなかったからだ。
それが何となく怖かったし、
小学校の頃、この公園に白服を着た女の霊が出るともっぱら有名。
そう言えば、移動するときに。
S子「なんで移動するの?」
オレ「いや……、怖いじゃん……」
S子「私みたいな子と居るのに、怖いんだ……w」
オレ「えwwあ、まぁ……w」
とか今思い出すと本当に面白い会話だった。
ちなみにオレは、今でも幽霊とかオカルトは怖いと思っている。
83:
川についた。
その頃には俺の左腕の色が酷いありさまになってた。
どうにかしてこの対策をしなくては……S子はやっぱり気が付いてないっぽい。
オレ(さて……、なんの話をするべきか……)
とりあえず到着した川の芝生に座り、ボーッと川を眺めていた。
S子はその時、俺の横に立って川をずーっとながめていた。
俺みたいな奴が横にいなければ、S子を絵に収めたいって人が出ただろう感じ。
凄くなんか、綺麗で、ミステリアスな感じだった。
84:
オレ「どうしたの?」
S子「いや……、こうやって人と川に来るの久しぶりだなって」
オレ「そう言うって事は、今みたいになる前、良く誰かと来てたのかな?」
S子「あー、そうかも」
そうだよな、こんなかわいい子だも。
彼氏とこういう所でドラマチックなことしてるよな(#・∀・)
S子が言うには、昔、誰かとこうして川に来た気がすると言うことだ。
それは今思い出しただけで、前々から覚えてないことらしい。
86:
S子「不思議だよね……、私も不思議だなーって思うんです」
オレ「……。」
S子「あの……オレさん……」
S子の声の音が変わった。
ちょっとドキっとした。怖い意味で。
S子「私のこと、助けるてくれま……せんよねーww」
オレ「ちょ、ちょっと俺じゃ頼りないんじゃないかなーww」
S子「はははww」
ちょっとS子が寂しそうな顔をした。
87:
S子「ただ、こうして、またお話していてくれませんか?」
オレ「は、はいっ!(喜んでっ!)」
この事がきっかけで、この先何が待ち構えているか、俺は思いもしなかった。
ただ、この時は単純に「危険な好奇心」と「S子と会える嬉しい」って気持ちしかありませんでした。
オレとS子の奇妙な夏が始まりました。
88:
S子「そう言えば、さっきオレさんばかり質問してきましたよねー?」
オレ「え、ああ、そうですね……」
S子「じゃあ、私からも質問いいですか?」
断る理由もなく、承諾。
S子「私みたいな人と、昔あったことあるのですか?」
オレ「うーん……、あまり覚えてないけど、あったみたいだね」
S子「覚えてない?」
オレ「うん、親父に一昨日聞いただけだし、俺もはっきりと言えるわけじゃないんだ」
S子「へー、やっぱりオレさんは特別な人なんですね」
いえ、特別と言うか、駄目な人です。
ネトゲと高卒フリーターです。……とは言えず「そうでもないですよーw」と強がりました。
90:
S子「家族は皆、オレさんみたいな感じなの?」
オレ「うーん、よくわからないけど、もしかしたらそうなのかなぁ」
まったく会話に上がってないが、母親は一年の殆どを出張で過しているウーマンだ。
母親は強いのかどうかは、未だに謎だけど、不思議なパワーを持っている人なのは確か。
昔、某占い師に『特別なオーラを持ってる』と言われたことがあるらしい、本人にその気がないけど。
あと、姉がいるのだが、コイツはパチモンくせぇ霊媒師的なことを友人にしていた事がある。
自身曰く「コックリさんを撃退した」そうだ。
S子「それじゃ……、私のこと気が付いて居たりする?」
オレ「一昨日ね、あと昨日家に連れてきた時、祖父と祖母に話をしたんだ」
S子「そうなの……、迷惑かけてごめんなさい、と伝えてください」
オレ「いやいやいや!連れて来たのオレだし、迷惑だなんて……っ」
S子「嘘見え見えですよーw 分ってます、自分が変なんだーって、だから変に気を使わなくて良いですよっ」
S子「申し訳ないって言う気持ちは本当ですし、怖い思いさせちゃってごめんなさい」
何ていい子なんだ。・゚・(ノД`)・゚・。
89:
霊ならすべて見えるわけではなく、見える霊と見えない霊があるのが興味深い…
91:
>>89
見える見えないは、最近だから分って来たけど、
俺は無意識に視界に映るみたい。それで、見える―って言ってるだけ。
そう言えば今年、事故の多い踏切で首と手が無い親子の霊みたいのを見て戦慄した記憶がある。
S子が、そう言う怖い分類(かな?)じゃないだけ、よかったかもしれん。
92:
その後は、本当にただの雑談だった。
日頃なにしているの?
学生の頃なにしていたの?
怖い経験ってある?
あと、図書館に居たからか「好きな本てあるのですか?」と聞かれた。
ぶっちゃけ本あまり読みません……読めてもラノベだけです……。
オレ「ライトノベルぐらいかな……読んでも」
S子「ライトノベル……?」
オレ「えーっと、漫画の小説みたいな?」
S子「漫画……?」
流石におかしいと俺は思った、漫画も分からないのは変だと。
オレ「ほら、絵と文字で出来た本……」
S子「あ、ああ!アレ漫画って言うね!」
オレ「本当に分からなかったの?」
S子「昨日も話したのですが、記憶がぼやけると言うか……ど忘れ?」
オレ「おばあちゃんみたいな」
S子「ひどーいw」
その時のS子は笑っていたが、どことなく困った顔をしていた。
なんだか申し訳ない事をしたと、思いながらもそれを謝れずオレはS子と話をしていた。
そこで訪れたのです、第一の危機が。
93:
ちょっと仕事の方で電話が、またしばらくしたら書きに来ます。
95:
俺が代わりに電話するから続きはよ
99:
??「キ ミ 何 し て い る の ?」
オレ「……え?」 S子「あっ……」
――職務質問、職質である。
100:
警察官のお兄さんは、とてもイケメンな人と、
黒縁眼鏡が特徴的な細身の草食系男子まっしぐら感じの青年だった。
どうやら通報があったらしい。まったく、いつ通報されたのか。
いや、この時点で昼は過ぎていたし、大分長い事川に居た筈だ。
通りかかった人はいなくはない。
警A「一人で喋ってると言う通報があってね……(´_ゝ`)」
警B「キミ、一人だよね?(´<_` )」
S子「あ……その……!」
この子、まさか俺を庇おうとしているのか、いやいや、そこに萌えている場合じゃない。
オレ「で、電話していまして……^^;」
警A( ´_ゝ`)(´<_`  )警B
二人「いや、今見ていた限り……電話していなかったよね(mp´_ゝ`)(´<_`qm)」
オ レ は 絶 望 し た 。
101:
そこで俺は大きな過ちに気が付いた。
いつの間にかスマホをしまっていたのだ。
ごまかし思考でイヤホンはしていたが、恐らく通話できるモノではない。
てか、通話していないのは一目瞭然。
この見えすぎた嘘をついた時点で、警察官の不信感はマッハになるのである。
S子「オレさん……ごめんなさい……(´・ω・`)」
オレ(いいよっ!構わんさ(;´∀`) )
警A「何か隠し事でもしているのかな?( ´,_ゝ`)」
警B「まぁー、変なことがなければいいのですが……(´<`;)」
102:
警A「まー、家の電話と携帯電話、住所、職業など聞かせててもらおうかな( ´_ゝ`)」
イケメンの警察官Aがグイグイ来る。
完全にダウトし切った顔だ。
警B「この川には何しに来たのかな?(´<_` )」
黒縁眼鏡は、まだオレのことを人として見る目だ。
いや、バッチリ不審がっているだろうけど、まだ話せばわかりそうである。
S子「オレさん……、俺さん……」
オレ「えーっと、そのー……」
俺の脳裏に過るのは、痴漢冤罪で捕まった日のこと。
絶望しかない、あの個室。
怖い顔した警察官三人に取り囲まれ、女性(美人だけどブスっつったる)の周りに女性警官2名。
全員ガン睨みしてきたあの空気。
――どうやって脱出したか、それを俺は思い出した。
103:
オレ「実は、激しい独り言を聞かれたので恥ずかしくて……チッ(#・∀・)」
( ´_ゝ`)(´<_`  ) 「「……。」
オレ「癖なんですよ、大声で話すのは(# ゚Д゚)」
(: ´_ゝ`)(´<_` ;)((なんなんだ、コイツ……))
実戦する事はオススメしないが、オレは痴漢冤罪で捕まった時、無駄に強気に出たのだ。
と言うのも99%有罪になる事件だろ、どうしようもないじゃないか。
俺は、自暴自棄になりながら怒鳴り散らし、警察官に「おいッ」とガチ抑え込みされるまで暴れてやった。
ただ、それが幸いしたのか、事件から数時間たった後だが、奇跡が起きた。
それを見かねた駅員が目撃者いないかと(遅すぎるjk)探してくれたのである。
更に奇跡は重なる。
その時、俺が席を譲っていた老婆(の皮を被った真の女神)が現れたのだ。
朝のうちは、孫に会いたく無視してしまった、遅くなったが証言したいと。
結果、朝ホームに帰宅しようとしていた、その電車に乗り合わせていたサラリーマン二人と、
その老婆が、オレは触る様な事はしていなかったし、手を上にあげていたと証言してくれた。
こうして、俺はとてつもない奇跡を巻き起こしたのである。
――今回もそれに期待した。
104:
今回の場合それきつそうだな。
105:
( ´_ゝ`)(´<_`  ) 「「落ち着け、おま」」
S子「あんまり刺激しない方が……!」
幽 霊 に さ と さ れ る オ レ (笑)
オレ「なんなんですか!?独り言の何が悪いんですしょうかー!?(#^ω^)」
俺は声を裏返しながら、警察官へ立ち向かった。
警A「( ´_ゝ`)と、とりあえず……」
警B「(´<_`  ) しょ、いくつか質問を……」
オレ「何なんだよ(# ゚Д゚)ゴラァ!!!!」
通りすがりのオッサン「うっせぇ!!!!!!!!!!!!!!!」
オレ「ひっ、は、はい……」
106:
( ´_ゝ`)(´<_`  )「「……ぷっ」」
その後、俺はとりあえず、家に電話され、いくつかの質問に答えた。
警察官には厳重注意されたのと、ああ言う逆切れはよろしくないと、結構厳しい口調で怒られた。
スマホを警察官に一応みせ、通話履歴には親父と友人二名しか居ない、しかもここ一週間電話した形跡が無いものを見せ
警A「あ、ああ……(; ´_ゝ`)スマン」
そうイケメンに何故か謝られた、うっせー、リア充( ゚Д゚)イッテヨシ!
祖母「警察のごやっかになるとはくぁwせdrftgyふじこlp;@:」
祖父「馬鹿者くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」
電話越しに怒る祖父と祖母の声は、いつもの聞き取れない声ではなかった。
警A「さて……この先は、そう言うのは注意するように( ´_ゝ`)」
警B「そう言うのは怖がる人もいますので、家でやってください(´<_` )」
長かった。俺が馬鹿騒ぎしたからか、1時間ぐらいかかったと思う。
……そう、オレは。
ここで 危 機 が 去 っ た と 思 っ て い た 。
S子「……(^ω^)」
107:
警A「あれ、エンジンが……」
から吹かしする原付。
警B「こっちもだ……」
から吹か(ry
S子「(^ω^)」
オ レ に は 見 え て い た 。
セーラー服の袖をギュッと握りしめる萌え動作。
半分泣きそうな顔で居るS子。
その圧倒的に可愛らしい眼光が向けられるさき。
S子「オレさんは……っ、オレさんは……」 って言っては無かったと思うけど←
S子は警察官を見ていた。
いな、S 子 が 二 人 を 睨 み つ け て い た 。
108:
オレ「( ゚д゚)……」
ボーッと、( ´_ゝ`)(´<_`  )を見守るオレ。
二人は「な、なんだよ」と言いたげな顔で俺を見てくる。
S子「むう……(´・ω・`#)」
寂しそうな表情で、声になってない声を漏らし、
い や い や 、怒 っ て ま す よ ね ? S 子 さ ん ?
俺はここでS子がどういう存在なのか悟った。
あの家の強烈な軋み、移動、幽霊的じゃないほどのこの姿と見た目。
そう言えば、オレを思うと見つけられたとか言う能力。
そして、この原付。
そ う と う ”ヤバイ奴(幽霊的意味)” だ と 。
109:
やっと追いついたー!
がんばれいっち(^∇^)
112:
>>109
正直、俺の自己満足の話を聞いてくれている人がいると、話してて楽しいよ。
110:
警A「参ったな……」
警B「えー……マジですかい」
オレ「あ、その……なんか、すみません」
警A(本当だよ……(# ´_ゝ`) )
わー、小声で何か言ってる。
警B「しょうがない、向かえを呼びますか、ハー、なんでだ?」
オレ「すみません、すみません」
オレは謝るしかなかった。
ただ、これがよかったのか、少し常人として見てくれるようになったと思う。
111:
その後、迎えが来てくれることになったあと、警Bと他愛の無い話をした。
最近の治安がーとか、この辺りも●●、こないだーっと。
警Aは、未だに原付とにらめっこしながら、ブツブツ言ってた。
S子は、その間、ジーッと二人を睨んでいた。
心なしか、Aの方をよく睨んでいたと思う。
そのせいか、Aの生気がだんだん無くなっていた、としか表現できないけど、
最初の威勢も、消え、最終的には、ベンチに座りぐったりしていた。
114:
警C「もう、何押しているのですかー 从・∀・ノリ人」
カワイイ婦警さんが来た。
(A ´_ゝ`)「うご……動かなくなりまして……」
(´<_` B)「そうなのですよ……」
 从・∀・ノリ人 「えー?●●(車検?)は大丈夫だったんですよねー?」
 从・∀・ノリ人 「てか、A君どうしたの?顔色悪いよ?」
(A ´_ゝ`)「夏バテですかね……ははは……」
そんな会話をしていた。
盗み聞きと言うより、聞こえて来てしまったのだが。
交通安全の為には、乗って帰るのは出来ないとのことらしい。
S子「ふぅ……」
そこでなんか、スゲー、なんていうか、とにかく可愛らしい声が聞えた。
S子だ。
オレ「……ぁ」
从・∀・ノリ人「本当に動かないの―?」ベベベベ....
( ´_ゝ`)(´<_`  ) !?
115:
会話ずれてたww
関係ないけど、この様子が本当に流石兄弟みたいだったww
从・∀・ノリ人「動くじゃない……」
(´<_`B)「いや、落ち着け!本当にさっきまでは!」
(A´_ゝ`)「もう、なんか嫌になる……」
从・∀・ノリ人「どちらにせよ、乗って帰れないし、もう直ぐ業者さんが来るから」
( ´_ゝ`)(´<_`  ) 「「本当に動かなかったのに……!」
116:
その時、S子は疲れたかのように背伸びをしていた。
体のラインがよく見える背伸びの仕方だ。意外に胸があるな。
ただボインって言うより、可愛い感じにポインってある感じだ、ってかそんなのどうでもいい。
黒ストッキングのラインに沿って綺麗な弧を描くラインかと思いきや、胸の部分は適度に膨らんでいる。
テッシュテッシュ……じゃないけど、本当にこんな美人な子が幽霊だとは思えなかった。
てか、S子……君は警察官に何て言う事を……。
いや、自覚あってやってるのかな……うん、コワイなーって、その時は思っていた。
S子「オレさん、もういいじゃないですか?行きましょう」
オレ「逝く!?」
なんか素でこういうビビる様な発言をしたと思う。
この後Sは「ハッハッハw」と凄く笑ってくれたので、怒ってはいない。
警C「……夏だねぇ」
そんな冷たい声が聞えた気がした。
俺は、三人の警察官に謝罪を告げ、また場所移動することにした。
と言うか、お腹がすいていたのだ。
オレ「S子は大丈夫?」
S子「うーん、そう言うのは感じないから」
なんか申し訳なかった。
ただ、オレのお腹は限界だ。
あの熱さの中、ジュース一本(家から持ってきていた)で喋りっぱなしで、喉もカラカラだ。
サイフの中身は2000円ぐらいしかない。
安くすませたい。
117:
S子「サイゼ●アとかどうですか?」
オレ「いいね!」
てか、この子はサイゼリア分かるんだ……( ゚д゚)
オレ「へー、サイゼ●アよく行っていたのかもねっ!」
S子「へっ……wそ、そうなのかなー?」
俺の左肩に右手を置き、すーっと滑るように移動するS子。
左手で顎に手を当て、首を傾げ、なんか、もうそっち見ていたい!!!!!!!!!
118:
漫画は覚えてなくて、サイゼリアは覚えてるのか・・
>>118
補足説明になるけど、「記憶がぼやける」って感じらしいだ。
ど忘れの最上級版みたい、って感じ。
だから、さっきまで分っていた事が、分からないこともあるんだって。
119:
ちょい、おやつー。
上司が家に来るかもしれないから、遅くなるかも。
ちなみに適当にスレも拾うよー。
121:
上司の相手もしといてやるから はよ
>>121
お前ら、はよ。俺の代わりはよ。
122:
文章はともかく、内容は面白い!
ゆっくり楽しませてもらってます!
>>122
文章力wwwwwwww
これでも元文系出身なんだぜ……社会に出て後悔したけど。
ちなみにS子にも……。
な!?S子本当にカワイイだぜ! はぁ……  
125:
ちなみにそのS子は今の妻ですって展開はよ。
126:
おいしかった……おやつにラーメンっていう。
親父ェ……
続き。
オレとS子は、駅近くのサイゼに到着した。
二階にあり、そこそこオシャレな感じのサイゼだ。
ピークを過ぎていたからだろう、店内には頭を抱えるウーマンと、新聞やパソコンをしているリーマン。
主婦会なうなお母様方、騒がしいJKたち、とありきたりな店内だった。
店員「いらっしゃいませ、お客様は何名ですか?」
オレ「二名で」
店員「え?」
オレ「あ、間違えました一名でです!」
S子「ww」
小さくS子は笑っていた、恥ずかしかったけど、なんかオレは嬉しかった(?)ような。
オ レ M な の か な !?
127:
俺が注文するモノはどこでも同じだ。
ガッツリ食べる時用のメニュー。
ミラノ風ドリア、エスカルゴ、辛みチキン、エビのサラダ、カボチャスープ、そしてドリンクバーだ。
ちなみに、デザートは『シナモンウォッカチオ ミルクアイスのせ』だ。
店員「お飲物はよろしいですか?」
オレ「あ、ドンクバー 2 つ で」
店員「え?」
オレ「え?あっ……」
オレ「ああ!間違えました……」
S子「オレさん落ち着いて……w」
128:
流石に人目が多い店内で話すわけにもいかず、オレはスマホを取りだし、メモ帳を起動した。
メモ帳を利用して、最初S子を家に呼んだように、会話することにしたのである。
手間はかかるが、流石にまた警察の厄介になるのも、周囲に白い眼で見られるのも困る。
そのメモ帳の裏では、使われていないラインと、異常なほど使われているスカイプを起動している。
もしも覗き込まれた時や、見えた時ように起動したのだ。
今回はバッチリである。
129:
S子「オレさんって、よく来るのですか?」
オレ『友人とかと遊ぶ時とか、よくサイゼ利用しているよ』
S子「ですよねwwメニュー頼む時、シュパパパッて感じでしたもんっ!」
俺の頭の中でエコーが掛かる。
感じでしたもんっ……たもんっ……もんっっ……と。
すげー、なんか言い方が可愛かった。
130:
S子「私もこういう所来てたのかなー」
オレ『多分、そうだよ』
S子「……どうしてです?」
オレ『若い子は、こういう店に良く来るの。
 安い、美味い、長居できるの三拍子でね。』
S子「ああー……、あっちにも居ますもんね。じゃあ来てたのかなー」
S子は席の離れた所に居るJKの集団を見ながら、呟いた。
オレは、無我夢中でドリアを食べてた。
131:
S子「ちょっと見てきますねー」
オレ「はい」
ここでオレはS子を観察する事にした。
S子は食事に集中している俺に気を聞かせてくれたのだろう。
ただ、その間何をしているのか、気になった。
S子は、最初ドリンクバーの所を何度も行き来していた。
ドリンクバー文字なども読んでいる仕草もあった。
オレ「ああ、そのままジュースを注いで友人の元へ向かうのだろうなぁ(´Д`*)」
可愛かった。
次にカウンターに置かれたベルが鳴るたび、振り返り。
ドアが開いた時のベルが鳴るたびに振り返る。
チャリンチャリーン S子Σ(・∀・;)ベルか……
チリーンチリーン!お会計オネガイシャッース! S子Σ(・∀・;)ベルうるさっ
音は聞こえているのか。会話していたから当然と言えば当然だが。
JKの一団の所です割ると、女の子たちの顔を覗き込んだ。
ただ、直に何か違うって言う顔をして、とっとっとと、店内を歩いて行く。
俺はこの時のことだけが気になった。
オレは、食べる配分をミスり、ドリア残り2割で、サラダ・エスカルゴ・辛みチキンが有り余ってる事に苦悩していた。
132:
俺が、どうにかアンバランスな配分で残るはサラダと少しのエスカルゴとなった所で、S子が返ってきた。
S子「ふぅ……」
どう言う事だろうか、なんかお疲れな様子だった。
オレ「どうしたの?」
S子「あの人の近く言ったら、凄く疲れて……」
S子が指さした所には、若いスーツを着た男性が居た。
スマホを弄っているが、なんていうか……すごく疲れた顔をしている。
後に推測で語られた話だけど、多分”憑かれてる”人だったのだろう。
S子が言うには、近寄ると身体が圧迫されるような感覚がするらしい。
それで近寄ってはいけないと察したそうだ。
オレは、頃合いを見てさっきのJKの所での行動を聞いてみた。
オレ「あの子達の所で何をしていたの?」
S子「知っている子かなーって思って」
オレ「え?記憶あるの?(; ・`д・´)」
S子「ないないw ただ見たら思い出せるかなーって……(´・ω・`)」
オレ「そっか……、でも違ったんだね」
S子「うん……」
オレはエスカルゴを口に運んだ。
S子「それなんですか?」
オレ「エスカルゴだよ」
S子「エスカルゴ……?なんだっけ……」
オレ「カタツムリ。すごくおいしいよ」
S子「うわぁ……」
その軽蔑したかのような、明らかに引きましたーって言う、眼に心を痛めると同時に、
ちょっとゾクゾクッとした。お巡りさん、オレです。
133:
久々の良スレ
応援してるぞ
頑張れ
134:
S子「あ、エビのサラダ……それ凄く好きでした」
オレ「へ?覚えてるの」
S子「うーん……、私も良く頼んだ気がします。そうか、それ頼んだんだ俺さんは―(´∀`*)」
オレ「へ、へへ……っ」(・∀・)ヤッタゼ!
そこでまた会話が終了した。
S子はジーッとオレのことを見ながら、ニコニコしていた。
俺は運ばれてきたウォッカッチオを照れくさそうに食べた。
135:
結局、今日分かったことは、S子は幽霊(?)なのと、可愛いと言う事と、S子の状態のついて少しだ。
何よりカワイイのがよくわかった、今の所害が無いのも安心した。
時間も夕方になり、S子とは別れる事にした。
ただ、S子は寂しそうな顔をしていた。
――どうしようもなく、家までついてお出でーっと俺の方から誘ちゃった、へへっ。
S子「そう言えば、私が肩に掴まるとき、変な顔していますけどー……?」
オレ「え、あ、いや!なんでもないよっ!」
駅 前 で 声 を 出 し て し ま い 白 い 眼 で 見 ら れ る オ レ 。
ざ わ つ く 周 囲 。
フ フ ッ と 可 愛 く 小 さ く 笑 う S 子 。
136:
そ し て 、 萌 え る オ レ (´∀`*)
家につくと、S子はヒョコッと地面へ着地した。
その時、服に乱れはなかったが、一つ気が付いた。
どうも服は重力は無いけど、S子の動きに反応して動いているみたいだと。
つまり風が吹いてキャーな展開はないわけだ。
てか、本当にその時、こう言うやらしい事をパパッと思い浮かべれた。
男ってやーねー( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー
137:
重力はないってのは可笑しな表現か。
何て言うかこう……、自然的で物理的な動きをしていないけど、
S子の運動的で物理的な動きはしているって事。
歩けばスカート揺れすり、服が少しずれたらサッとS子は直してた。
……俺は一体何を見ているんじゃ。
139:
オレ「じゃね、今日はありがとうね」
S子「……(´・ω・`)」
オレ「ん、どうしたの?(・∀・?)」
S子「そ、その……(´;ω;`)」
オレ「どどd、どうしたの!?( ゚д゚ ;)」
S子「また……明日も、来ていいですか?(´;ω;`?)」
オレ「もも、もちろん」
ウェルカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアム。
とびっきり、ウェルカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアム!!!!
その恥じらいな仕草と、なんか泣きそうな顔が、凄い魅力的だよおおおおおお。
でも、そう言う顔されると凄く心配になった。
オレ「お願い、泣かないで……」
S子「(´;ω;`)うん…でもオレさんと居れたのが本当に嬉しくて…」
オレ「あわわわわわ」
それから5分ぐらい、静かにS子の傍に居てあげた。
S子は顔を隠しながら泣いていたみたい、涙はなかったけど。
138:
ってか、S子って見た目は芸能人で言うとどういう見た目しているんだ?
140:
>>138
チョイ調べたけど、やっぱ分からない。
芸能人知識乏しいんだオレ(´∀`;)
顔的には見るからに未成年なんだけど……、うーん。
健康的な日焼けしていない肌に、眼は二重っていうのかな?パッチリしてて、
鼻はスラッと高く、眉毛は太くも捕捉も……ただ変に整ってたって言うのかな。
全体的に小顔な子だよ。
変に左右バランス壊れてるような顔でもないし、歯並びも綺麗だった。
そう言えば、ニコッてよく笑うだけど、その時チラッて見える歯が凄い可愛かった。
そう言う清楚系っていうのかな、
それに反してイタズラな表情を浮かべる子供っぽい子だったよ。
じゃっかん、俺の童貞補正入ってるけど、今のオレにはそう言う説明で限界。
ごめんな、芸能人で似たような子いたかな……。
141:
S子が落ち着いたあと、S子の方から手を振って去って行った。
バイバーイって手を振るその仕草が、もう……何とも堪らん(゚∀゚)!
そうして歩いているS子は、妙にフワッフワッて言う感じだった。
恐らく少し浮いていたと思う。
俺は「幽霊なんだなー」って思いながら、家に帰ってきた。
祖父と、祖母まで起きてて、俺に大説教だった。
警察にお世話になるとは、何事だ、と。
そして、なぜそうなったか話せと言われたのでS子のことを説明。
祖父「そうか……、うーむ……」
祖母「あらら……オレ……」
オレ「でも、悪霊とかじゃないと思うよ!」
祖父「そうだな……、ただ”あがれない存在”なのを忘れるな」
祖母「あんまり関わるんじゃないわよ……」
祖父「……ちなみに可愛いのか?」
オレ「すっげー、とびっきり」
祖父「ほほぉー(´∀`*)」
祖母(#・∀・)爺さん?
祖父(´∀`:)……スマン
こんなやり取りを終え、夜中にもう一度親父と話そうと言う事になり、一度は終った。
142:
二階に上がり、パソコンを起動。
ニトと社長がログインしていた。
ニト『おおー、良く帰ってきた』
社長『死んでしまうとは情けない』
オレ『王様が二人いる……』
スマホで確認していたが、ドラクエ対談で盛り上がっていた様子だったからだろう。
俺はヘッドホンマイクを被り、会議チャットを始めた。
専門はオフラインだが、恐らく隠しである。
俺が少し前に送ったエロ画像をダウンロードしていたからだ。
ニト「おかえり、オレ」
社長「それで幽霊に会えたのか?」
オレ「はい、バッチリ」
社長「うーむー……(;^ω^)」
ニト「死亡フラグktkr」
オレ「え、なんか怖い……」
143:
社長「うーん……私の仕事は建築業関係でね」
ニト「社長儲かってまかー?」
社長「ぼちぼちでんなー、ってそうじゃない、私の話を聞け」
この社長の『私の話を聞け』はある意味危険信号である。
チームマスターをしてくれているのだが、持ち前のカリスマ性をもってしても通じない相手も居る。
その時、「”話を聞かないとただじゃ済まないぞ”」の合図が『私の話を聞け』なのである。
社長「まあ、ネットでも書かれているように”いわく憑き”ってのも幾つか経験するんだ」
社長がタバコに火を点ける音がした。
いつ聞いてもライターの金属音が渋いぜぇ……
社長「一度な、解体工事した事があったんだ。ただ、当時は私も若く幽霊など信じていない新人だった。
 依頼主である若い夫婦はお金を出し惜しんでいてね。
 実は昔からの繋がりの関係上、お祓いなどをそう言う業者に紹介するのだが、その時私はしないまま解体したんだ。
 京都の古い家だったなぁ。
 私達はドンドン壊して行った。
 ただその家には、君らには魅力的な言葉かもしれないが『開かずの間』があってね。
 私がパワーショベルで、ドアを主っきり破壊したんだ。」
社長の怪談話はまだ続く。
144:
社長「その時、私は顔を冷たい風とぬるい液体の様な手が触れて来たような感覚がした。
 開かずの間に置かれていたコケシの様な人形が、しかめっ面で私を睨んでいたのをよく覚えている。
 結局、その後も工事は続いた。
 ただ従業員や依頼主に”あまり良くない事”が立て続けにおこってね。
 私なんか「家を壊したな!壊したな!私の家帰せ!」って子供に責められる夢を何度も見たよ。
 ……だから、私はそう言う事には人一倍気を付けるようになったんだ。
 同時に、誰よりもそう言う事に関わりたくないと思っている。
 古いつながりの業者に、当時の社長が頭を下げてお祓いしてくれたが、お祓いしてくれた業者の人は言ったよ。
 ”も う 貴 方 か ら 離 れ ま せ ん 。
 私 に に は 無 理 で す 。” ……と。
 聞けばもう少し早ければ、何とかなったらしい。
 夢に出ていたのが、憑りつかれる合図だったそうだ。」
社長の二本目のタバコの音がした。
ニートは、静かにネトゲしている音を立てていて。
オレは必死に「あの子は違う違う違う違う」と
 (((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブルしてた。
145:
社長「今でも、そう言う夢をみるんだ。特に、取り壊し工事の時は。
 だから私はお祓いや霊媒ごとには注意しているよ。
 少なくとも、私はお客さんにこういう話はしないが、お客さんにはお祓いを強く進めている。
 それと同時に、今の立場になるまで、沢山の心霊経験を現場でしてきた。
 その経験から言うが、あまり深入りしてはいけない。
 その子と、オレ君は、住む世界が違うんだ。分かるね?」
その後、社長の方から静岡の寺の神社のURLを送られ、一人の名前が貼られていた。
社長の名前らしく、それを伝えれば安くお祓いしてくれると、言われた。
なんとも複雑な気持ちに俺は陥っていた。
146:
社長「ハッハッハ!変な話して済まなかったね、所どうだったんだい?」
オレは思い出したかのように、今日のS子との会話をした。
社長は終始唸っていた。
ニトは結構質問してきた。
ニト「その子、生きているって言ったって事は生霊なのかな?」
オレ「どうだろう……」
俺の本能的直感では、死人だと思った。
魅力的で、凄くかわいくて、抱き着きたいぐらい愛しいけど。
相手に出来ない感覚。
そうだ、昔、曾婆ちゃんが死んだ時のような感覚だ。
だから、オレは生霊と言う分類ではないと思っていた。
ニト「ただ、お前の話を聞く限り……相当強い霊じゃないか?」
オレ「うん、そう思う……」
社長「腕の具合は?アザとか、痺れとかするのかい?」
オレ「大丈夫みたいです。S子が離れると色も治ります」
社長「ならよかった……ただ、オレ君は一つ、覚えておきなさい」
オレ「?」
社長「その子は身体に影響を及ぼせるほどのチカラを持っているのだと」
ニト「中二病みたいな台詞だなwwww」
社長「ぶっふwwwwww」
社 長 、 ま さ か の 自 爆 。
147:
ニト「身 体 に 影 響 を 及 ぼ せ る ほ ど の チ カ ラ 」
社長「くっ……肉体的干渉だと……!」
なんか茶番が始まった所で、俺はネトゲにINした。
社長がマスターを務めるチームに挨拶をすると、一人が個別チャットを飛ばしてきた。
このチームで社長の次に人望あると言われる骨顔さんだ。
骨顔なのはそう言うお面をしているからである。
社長ほどの敏腕はないが、人との絡み、勧誘、盛り上げには、
頭が上がらないほどの才能がある人で。
一度、オフ会で会ったことあるが、普通に大学生だった。なお、男。
骨顔「今日、変な夢みまして……」
オレ「どうしたの?」
骨顔「オレさんに黒い靄が絡みついているみたいな……」
オレ「え、え!?」
まさかS子のことか?
そう言えば、オフ会で怖い話していたとき、自称霊能力者を語っていた骨顔さん。
骨顔「……大丈夫ですか?」
オレ「大丈夫、特に問題ないよ」
骨顔「変なこと言ってすみませんでしたorz」
オレ「いいよーw」
以後、当分骨顔は出てこない。
何かあったら相談しようとか、その程度の奴でしかなかった。
148:
俺がネトゲをしていると、親父が帰ってきた。
そして俺を呼ぶ声がした。
俺は、怒られるのだと察していた。
ネトゲをログアウトし、リビングへ向かうオレ。
親父「警察から電話あったぞ、お前今何才だ?」
お決まりの切り出しで怒られた。
ただ、怒っていたのは初めだけで、本題は別の所にあった。
親父「あの幽霊に会いに行ったのは本当か?」
祖母が話していた様だ。
親父「……どうだった?」
オレ「普通の優しい子だったよ……」
親父「悪い気配はしなかったのか?」
オレ「まったく、そんな感じはなかった」
親父「そうか……いやな、実家から電話が来たんだ」
149:
親父が言うには、親父の実家で寝たきり状態の祖父が呟いたのだと言う。
親父「オレを呼べ―って。オレ、こっちに来い!ってな」
それを聞いたオヤジの兄、俺から見て伯父さんが慌てて親父に電話したそうだ。
そして、一昨日のことと、S子のことを話ししたらしい。
親父「結果、親戚のそう言うのが強い人から電話が来てな」
親戚「オレ君に憑いているの地縛霊か何か?またなのかな?」
霊視と、言う行為を行ったそうだ。
お札に名前を書き、その人物の霊的空間を見るだとかなんとか。
その結果、昔憑けられた守護霊とはべつの、大きな黒い影が見えたらしい。
親父「親戚が言うには、守護霊が守れる範囲だけど、あまりにも酷いならお祓いしようっとの事だ……」
オレ「なら、本当に問題ないよ……。それに守護霊強いでしょ?」
親父「まあ……そうだと聞いているが……」
オレ「平気だよ、それに本当にS子は悪い子じゃない」
親父「そうか……なら、一つ決めて貰いたい」
親父「 お 前 は そ の 子 に 何 を し て や り た い ん だ ?」
その場で答えは出なかった。
いや、何となくだが、出したくなかった。
もっとS子と話がしたいと、その時は思えていたからだ。
150:
キリの良い所で、ご飯食べてくるわ。
まだまだ、続く。
151:
すまん、やっぱり今日はここまでにしておく。
適当に質問あったら答えるよ。
ちなみに上司、迷子らしい。このままにしておくべきだろうか。
152:
1乙ー!!
楽しみにみてるから明日もがんばてー!
>>152
ありがとう。
153:
上司 案内したってw
S子ちゃんが見てる世界は歪んでるってあったけど、いちの事はハッキリ見えてるの?
あと、S子ちゃんは自分の姿が見えないの?
154:
無事上司と一杯してきました。
レスに返答するわー。
>>153
歪んでるのは時計とか時間の部分限定らしいけど、
ネタバレちゃうけど、この先で一緒にいて時間が見えたのかなーって所は結構あったよ
あと、見えている所の視界が気が付くとメチャクチャになってるみたい
>>53の『世界が灰色だったり、薄い青色だったり、ぼんやりとし過ぎて光の区別がつかない』って説明にしたけど
こう説明したまでの話を聞く限り、白黒テレビ状態だったんだと思う。一色の世界みたいな。
S子「目の前が凄い光に包まれてて、眼を開けられなかったり。
 かと思えば、うっすらうす暗かったり。
 ただ日頃は灰色だったり、薄い青色だったり、そう言う風に見えてて、昼と夜の区別がつかないの」
って言ってたと思う。もっと違う言い方だった気がするけど。
生活に支障は出てなさそうだったよ!
あと、S子は自分の姿は見えていたはず。
自分の身体の位置も、仕草とか見ている限り、顎触ったり手を話さったり、スカート隠したり。
たぶん分ってたのかな。
>>153
今一、回答間違えてたな……ww
俺の顔は、そんな状態の視界だけど見えていたと思うよ。
それと、人の顔の区別はつくみたいだった。
生きている奴と、生きていない奴も。例えば、公園の女とかね。
157:
このスレ急かす奴多すぎるだろwwwwはよはよとかニコ厨臭すぎwwww
イチさんは、昔から霊感あったのか?
あとS子は誰に似ているの?
二次元でもいいから教えてくれ
にしてもイチ変態過ぎ、リアルでそこまで興奮してたら逮捕されるぞ
>>157
昔から霊感云々は、書いてある通りはっきりしないけどあったよ。
覚えてないだけで、親父やおふくろに聞くと結構教えてくれる。
今はバッチリあると思う。S子のおかげなのかな……w
158:
>>157
俺は本田翼で再生してるわ
159:
俺は堀北真希かな。
イチ参考URLをおいておくよ
http://matome.naver.jp/m/odai/2133087022813737801
162:
おはよう。今日は休みだし、頑張って話を進めて行くよ。
>>158-159
今検索してみたけど、どちらも可愛いね。
俺の童貞補正パワーもあるんだけど、>>159のURLの中で似てそうなのは、
堀北と大川を合わせたような感じかな……。
もう少し顔が子供っぽいけど、なんていうか……大人な顔つきもしてた、本当に美人な子だったよ。
163:
今日は休みだしと書いたが、この先当分休みだし、昨日のは休日出勤だわ。
あと、……とある奴にスレ発見されて見辛い言われたので改行大目、漢字少な目で書きます。
>>149の続き。
オレの頭の中で、親父の言葉が変にグルグルしていた。
心のどこかでも、たしかにS子に何をしたくて接触しているのか分かってなかった。
そんなボーっとしながら、夕食をすませ、二階へ上がった。
いつもの様にパソコンの前に座り、ネトゲをしようと思うが、どうも気分は乗らなかった。
オレ(S子に何をしてやりたいか……)
最初は流れで『成仏』なんていう漠然としたことをいっていたが、
いざ目の前にくると、こうも考えさせられるものなのか、と悩んだ。
ぐるぐるぐるぐる……そう30分ぐらい考えて。
その間、2ちゃんやネットでお祓いについて検索して。
S子の可愛らしい姿を想像していたら……ゲフンゲフン
賢者モードになった所で結論だした。
オレ「いやいや、成仏が一番正しいんだろ。正しくなければ、お祓いやお葬式なんかやらない」
オレ「成仏してもらうのが、一番だ」
164:
ただ、俺が考えた成仏とは別だった。
集めた情報から導きだした、俺の考えは。
『自分が死んでいることに気がつけていない』のは、かわいそう。
それを強引にお祓いして昇天させるのも、如何な物だろうか。
かと言って、それを強引に話、除霊するのは、
テレビの心霊番組の除霊合戦みたいな泥沼化になる可能性があるそうだ。
やはりS子自身に気がつき、受け入れてもらうのが良いのであろう。
ただ、S子はどう思っているんだ……?
もう一度、明日聞くことにした。
165:
社長『寝る前にいいかな?』
スカイプの音がなった。
社長からの個人通話だった。
社長「結局、その子をどうするか決まった?」
オレ「成仏してもらえるように……頑張ろうかと……」
社長「オレ君は素人だよね?」
少しカチーンときたが、心配しての言葉だろう。
社長「……まあ、これから先大変かもしれないが、相手する以上はしっかりしなさいな」
オレ「その、解体工事で社長が憑かれた子供とはどうやって接しているのですか?」
オレはふと思い尋ねてみた。
あの話が本当なら、十数年は付き合っている仲だろう。
それに今の立場なら、祓えないと言った霊媒師と、別の霊媒師と縁は有る筈だ。
なぜ、祓ってもらえないのか。
社長「そうだねー……、ある意味、私への戒めもあるんだ」
若いころの失敗を糧にしている。
この経験を常に活かせるようにするために、こうしている。
なんと言う、ご立派なお人なんだ。
社長「ただ……、いつの間にか可愛く見えて来てしまってねw」
お い お い マ ジ か 、 社 長 。
166:
社長「キミに紹介した神主さんなら、祓えると言うのだけど、私は祓ってもらうつもりはないんだ。
 たしかに怪奇現象もあるし、それが理由で失った友人もいる。(詳しくは知らない
 でも別に悪い事ばかりではなくてね。
 私が憑かれている時、肩をもんでくれたり、足を撫でてくれたり。
 そうすると、気持ちも身体も楽になる。
 元々が”座敷童”と言われる神様的霊だったのも理由かもしれない。
 とは言え、精神的に責めてくる事もあるけどね……w」
座敷童……、
社長に憑いていたのはロリだったのだ。
167:
オレ「ああ……ロリコンな理由がわかりました」
社長はゲーム内でも有名なほどのロリコンだ。
使用しているキャラクターも、中々可愛らしい女の子だ。
社長「はっはっはww私も実はそう思っているw
 こういうのが”影響されてる”って言うそうだ。
 まあ神主は『霊のせいにするな』って言っていたがな……」
オレ「……俺も大丈夫だったりしますかね?」
俺はそう思えてきた、てか、成仏させなくても……などと言う、淡い妄想は直に砕かれた。
社長「それは違うよ。
 私の場合は、ある意味『悪霊じゃない、座敷童だ!』って言う保証があった。
 家を壊したとき、何となくそれを察していた。
 悪い事をしてくるけど、悪い幽霊じゃないってね。
 ただ、オレ君のS子がどう言う霊かは、私には分からない。
 悪霊じゃないにしても、成仏できない可哀相な霊なんじゃないかな。
 それに、霊って言うのはなるべく成仏できる方がいいんだ。
 お盆や、特別な日に、家に帰ってくる。
 その子は自分の家も分からないんだろ、それはかわいそうじゃないか?」
オレ「……。」
何も言えなかった。
ただ、社長は間違ったことを言っている訳じゃないと、感じた。
168:
オレ「とりあえず、明日S子と話して決めます」
社長「……そうか。いい結果に終わることを願うよ」
そう話を終え、俺は眠りについた。
夢の中で、またしても怒男が出てきた。
怒男「……お前と言う奴は」
もう、なんて言うか……、
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
こうなってた(ズレてたらごめん。
169:
その後、何かを怒男に怒られた。
怒男「一体、君はなぜ気が付かない……」
オレ「?」
怒男が言うには、俺がS子と接触している時、
オレの体に起こる異変を多く祓っていると言う内容だった。
ただ「あまりにもオレが気が付いていない!」と思ったらしく、腕だけは異常状態にしていたのだと。
それに気が付いていたと、告げると、露骨に「(´Д`#)ハァ?」と顔をされた。

怒男「まったく……」
オレ「あの……怒男さんは、S子のことどう思いますか?」
怒男「…………単純に言うなら、あそこまで強いのに会うのは久しい。
 ただ、強すぎるだけで、悪いものではなさそうだ」
オレ「おおっ」
怒男「今はな。この先、長く付き合うのだとしたら、私は君を守れる自信がない」
おい、守護霊。
と、思ったが、守護霊も見切りをつけることもあるのだろう。
いや、それともS子が強すぎるのだろうか?
怒男「それと、目が覚めたら、数珠を確認するといい。
 君がどういう者と居るのか分かるだろう」
その後、怒男は終始ため息をついていた。
170:
目が覚めた。もう周囲は明るくなっていた。
子の感じ的にS子は来ていないだろう。
オレは昨日夢の中で怒男に言われた事を思い出し、カバンを確認した。
オレ「……!」
今でも胸がバクッ!て音を立てたのを覚えている。
てか、アレが胸が飛び出しそうになるとか言う状態なのだろうか。
オレ「S子って……なんなんだよ……」
カバンの中を確認したオレは思わず声に出したと思う。
数 珠 は 粉 々 に な っ て い た 。
ゴムではない、糸で纏められた数珠だったが、その紐だけを残し、数珠は粉々だった。
カバンの中がすさまじくお香の香りが充満していた。
何処かにぶつけた記憶も、そうなる様な事をした覚えもない。
……S子の仕業なのだろう。
これは意図的な物かどうか……今日は、結構強く聞くしかなさそうだ。
171:
家で遅い朝食を食べていると、S子の気配がした。
急いで食べ終え、門を確認すると、やはりいた。
肩まで伸びた髪の毛、学生服を着た、黒ストッキングで、ナイスボディな女の子が。
キョロキョロと背伸びしながらこちらを覗き込んでいた。
そして俺の顔を見つけると「ニコッ」と笑い手を振ってきた。
何ちゅうかわいい子なんだぁああああああああああああああああ、と俺の心は暴走しかけた。
オレは直にしたくをし「出かけてくる」と祖父と祖母に言う。
祖父と祖母は「ああ……気を付けてね、警察の厄介になるなよ」と言った。
外に出て、一言目はS子の方だった。
S子「あれ、オレさん……今日はなんか近寄りやすい」
オレの第二の危機は、この日に訪れた。
172:
その日は、少し遠出した。
家から遠いところにある植物園にである。
幼い頃から、なんでこういう所を作ったんだ?と何度も疑問に思いながら、数度訪れた事がある場所だ。
お祭りでしか見ない様な屋台や、当園で作ったキュウリ棒が自慢らしい(詳しくは今も知らない。)
避暑地には最適で土日は無料である。
その為か、DQNやホームレス、少しの親子ずれがいたが、それでも広すぎる園内。
人気が無い所など沢山あった。……主に日当たりだったが。
173:
S子「オレさんどうしたのですか、元気ないですよ(´・ω・`?)」
オレ「オレ、あ、いや!そんな事はないよ!(・∀・;)」
S子「この時期は暑いみたいだし……」
オレ「え……だだ、大丈夫だよ!デブだし痩せるしちょうどいいよ!(・∀・!)」
S子「……やっぱり私のせいですか?」
オレ「え?」
S子「昨日考えていたのですけど……やっぱり、私が居ると変なこと起きていますよね?」
オレ「……まぁ」
あんなに朝意気込んでいたくせに、S子の方からそれを察して聞かれてしまった。
S子の顔は真剣だった、あんなにかわいい子が、今はジッと見て来ている。
オレ「……S子が初めて、俺の家に来た時のことは話したよね?」
S子「はい」
オレ「ラップ音って言う怪奇現象と、黒い水たまりがーって」
S子「……うん(`;ω;´)」
少しS子が泣きそうな顔をしていたが真剣に聞いてきたので、俺は構わず続けた。
こう言うのがモテない理由だろうな。
174:
オレ「実はそれだけじゃないんだ……」
S子が俺の肩に掴まると腕に異常が出ること、
親父の親父が使っていた数珠が砕け散っていたこと、
怒男から聞いた話(多分守護霊と説明して)。
S子「ごめんなさい……、ごめんなさい(´;ω;`)」
S子は只管謝りだした。
恐らく俺の胸が苦しかったのは、S子のチカラとは別の理由だろう。
オレ「S子さん……(・∀・;)」
S子「ごめんなさい……昨日も私のせいでお巡りさんに捕まっちゃうし……」
この時、風も吹いていないのに植物園の木々が激しく揺れていた。
どこかのDQNが「え?え!?なに!?マヤの大予言!?」とか騒いでいたと思う。
それぐらい揺れてた。なお、地面などは揺れていない。
176:
オレ「だだだ、大丈夫だよ!掴まってないよ!注意されただけだよ!」
S子「でも……でも……(;∀;)」
オレ「でもじゃない!本当に大丈夫だから!」
適当に励まそうと頑張る俺。
ただ、女心を読めないオレ。
S子「本当のことを言ってよッッッ!!!!!!」
木々『 ガサガサガサ!ガタガタガタ!ガッタン!』
ちょーーーーーーーーー、木が揺れた。
オレ( ゚д゚)ポカーン
そりゃ、蒼い葉がボトトッて落ちてくれるぐらい揺れた。
失礼ながら俺は死を覚悟した。
S子「……うう(´;ω;`)ごめん」
オレ「へ、平気だよ……ただ落ち着いて……お願い、俺も悪かったよ」
177:
俺は、すぐに2の怖い話だか何かで読んだ、悪霊化した話を思い出した。
きっと負の感情を与えては駄目だ。きっとそうだ。
とにかく、この状態を何とかしないと、俺のみも、S子もいたたまれない!!
てか木がすっごい!なにこれすっごい!
S子もそんな悲しそうな顔しないで!こっちを向いて!うわあああああああああ!
頭に過るのは、ネトゲで俺らをまとめ上げる、あのカリスマスターの姿。
オレ「……オレの話を聞いてください」
そう……、 社長の真似 を始めたのだ。
179:
S子「は、はい……」
S子は急に大人しくなった。そして俺の顔を泣き顔で真剣に見つめる。
オレ(社長、社長……アンタの切り出し文句、すげーっすよ――ッ!(;^ω^)ロリコン言ってごめんな!)
そんな風に社長の凄さを再確認しながら、S子に話した。
オレ「S子さんは、別に……そうしたくてしている訳じゃないでしょ?」
S子「うん……殆どそうだよ……」
オレ「ほんど……って言うと、意識して出来ることはあるの?」
そうだ、社長は聞く所は相手の心容赦なく聞いてくる。
こういう感じが良い。
S子「そう言う訳じゃないけど……昨日のおまわりさんの時は……」
聞くと、警察官の時は「オレさん助けなきゃ!」と必死に頑張ったら、ああいう事が出来たらしい。
オレ「……ってことはね」
オレ「つまり、それ以外の、家のラップ音や水たまりや、腕の変化や、数珠など。
 君はまったく意図しないでやっているって事じゃん、それって悪いことなのかな?」
S子「(´;ω;`)でも私、迷惑じゃ……」
オレ「オレの話を聞いて。
 俺は思うんだけど、そうなってるなーって気が付けてるだけで偉いと思うよ。
 たしかに治せれば凄く良いけど、治らないなら仕方がない。
 いつか治れるようになれば、いいじゃないかな。急ぐことでもないよ」
S子「……はい(´^ω^`)」
180:
S子が笑ってくれた、いや、泣いていたけど。
でも、素敵でかわいい笑顔だった。
オレ「……うし、気分転換に歩こうか」
S子「は、はい……!」
その時、一応周囲を確認する。
DQNが馬鹿騒ぎしているだけど、こっちの異変や、コッチが原因だとは思ってなさそうだ。
オレ「うし、行きますか」
S子「は、はい……」
俺は励ますつもりで園内を見て回った。
この歳になってから見まわる植物園は少し小さく感じた。
あの飽き飽きと見ていた花も「綺麗だなー」とか思える様になって、不思議な感覚だった。
何より、となりに女の子がいるのが、もの凄く………………ものすっごく、良かった(´∀`*)
そうとしか言えなかった。
しかも、可愛いんだよ。
花を見てて「あ、花だー」とか、指さして「鳥がいるー」とか、
もっと近くで見たいとか言って、柵をすり抜けて見に行っちゃったりとか。
オレ「……(^ω^)うん、かわいい」
S子「近くで見たら、そうでもなかった……あははw」
オレ「wwww」
S子「色分からないけど、綺麗な花なんだろうねーw」
オレ「すごくきれいな花だよ」
それ以上に、君の方がとか、なんだとか、童貞拗らせて、
脳内床ばんばん叩いて、顔真っ赤ッかになっちゃってて。
もう、わああああああああああ(^ω^)
落 ち 着 け オ レ 。
【画像】ムチムチJKの夏服に興奮するなって無理じゃね????
181:
落ち着いた。
結構時間を潰し、ゆっくりと花壇ゾーンを歩いていたときだ。
名前は分からないけど、色とりどりの花が咲いていた。
説明には四季ごとの花が咲くように出来ているらしい。
S子「オレさん、私って怖いですか?」
オレ「……怖くないって言えばウソになるよ」
S子「そうですか……」
オレ「でも、こうして話しているのは楽しいよ(・∀・)」
全部本当の気持ち。てか、怖いって気持ちはあんまりない。
怖い事が起これば怖いって思うのが普通だし、それ以外の時は「幸せ〜ふにゃ〜」って俺は思ってた。
S子「オレさんって、本当にやさしいですね」
オレ「え、そ、そうかな……」
口元がモニャモニャした。
S子がそれを指摘してイタズラに笑ってくる。
老婆「あら、仲が良いのねェ〜」
そんな状態の時に、 突 然 の 老 婆 (しかも、S子見えてる。
オレ・S子「「え?」」
老婆「あれ、今の子はどこに……?」
80ぐらいの見事な婆様だ、そう言えばお年寄りをよく見かける。
オレ「な、なんのことですかーw」
そう言うが、S子は俺の後ろに隠れていた。
え、何で隠れるんだろう。すごくかわいいだけど、
老婆「はて……?」
その後老婆に、花の話をつき合わされ、時間が1時間ぐらい過ぎた。
なんであんなに花の話長いんだろう。
S子はその間、俺の近くの花や屋台を見て回っていた。
182:
オレは、花が詳しいと思い、老婆に聞いてみた。
オレ「●●にあった青い?白い?みたいな花ってなんですかね」
先ほど、S子が見に行った花だ。
老婆「水辺にあったやつかい?(・〜・?)」
オレ「そう、それです!」
この老婆が植物園マスターか。
老婆「そりゃ、スイレンだね(・∀・)」
オレ「ほうほう……」
老婆「その花が好きなのかい?」
オレ「はい」
老婆「言い花だよ。花言葉は『純粋』だったかの」
183:
老婆の息子たちが迎えに来て、連れて帰って行った。
S子「……長かったね」
オレ「お年寄りはね……w」
む、なんかいじけてないか?
S子「そうですか……」
オレ「ところで、なんで隠れたの?」
S子「匂いが……」
オレ「え、匂いは分かるの……?」
S子「違うの、あのね……昨日オレさんに会ったときもしていたんだけど、
 すごく薬みたいな、線香かな?、そんな感じの匂いがしてたの。
 その匂いがする人は、前々から近寄りづらくて……。
 近寄ると押し返されるみたいな感じがしたの」
オレは服の匂いを嗅ぐ。
……うん、オッサンな匂いだ。
S子「ただ、今日はオレさんから匂いはしないし、凄く近寄りやすいよ!」
ニッと愛想笑いでS子は言った。
オレ「本当に?」
S子「……少ししているけど、昨日ほどじゃ」
オレ「なんなんだろう……」
察するに数珠のことだろう。凄い匂いしてたし。
S子「でも、昨日帰る頃には匂いはしなくなってたよ!」
あ、多分その時だ、砕けたの。
そう思いながら俺は言わずにコーラを飲んでいた。
184:
その後は、適当に遅いお昼を食べ、適当に雑談した。
今日のお題は、日頃何をしているかーだった。
バイトがある時以外は、ネトゲー漬けのオレだ。
それでもS子は「知らない人と遊べるってすごいよ!」と、何故か励まし気味にほめられた。
S子「やっぱオレさんは、そう言う人なんですよ……w」
フフッと、笑うS子は凄い可愛い……。
オレ「S子さんは?」
S子「うーん……、いつもボーッとしてたかな」
オレ「時間の感覚って……?」
S子「そうだね……特に感じないかな?」
オレ「そっか、不便だねー……」
S子「……でも。」
S子が小声で言う。
S子「オレさんを待ってるときは長く感じるなー」
照れくさそうにS子は言う。
チラッと俺の顔を見て、目線をそらす。
あかん、オレ、オレの胸よ、鼓動よ、息子様よ、鎮まりたまえ。
俺は動揺し、興奮し、何も言えず、
S子をガン見してしまったorz
S子「へっ……wなんですかw」
オレ「いやいやいやいや、なんでもないw」
――――そこで本日の危機が訪れた。
185:
S子「なんなんですかー(`・ω・´)」
オレ「い、いやいや……w」
S子「オレさんおもしろーいw(・∀・)」
オレ「は、ははは……ww」
チラッと、目線を下に提げる。
S子の魅力的なスカートと、そのスカートから伸びる黒ストッキングの足を見る。
ふっくらとした健康的な太もも、ただふと過ぎずスラッと綺麗なラインを描く足。
股の所に手を置き、モジモジとしているその仕草(やましい事してないよ)
にしても、本当に綺麗な足だ。
ストッキングのしたの足も、肌の様に白く綺麗なんだろう……。
S子「もー!オレさん何見ているんですかっww(´∀`*)」
顔は照れ臭そうに笑っていたよ。
俺も笑いながら「へへっ」って思っていた。
恥ずかしがるように、S子が左手で俺の右肩を押した。
正確には、右肩をS子の左手がすり抜け、背中へ流れたのだが。
オレ「えっ( ゚д゚ )」
途 端 、 視 界 が 暗 転 し た 。
186:
右肩に強烈に重いドロッとしたような、
ズズッと車で100キロ以上出した時のGが掛かっているような、
妙な感覚が右肩を襲った。
暗転する視界が空を映し出す。
ボーッとオレが眺めていると、係員らしき人が走って来て何か声を上げてる。
その横でS子が「オレさん!オレさん!」って叫んでいた。
オレは地面に吸い寄せられるかの様に肩を持って行かれ、
起き上がりたくとも力が入らず、声も出ず。
オレ(これ金縛り?)
多分違う。
押さえつけられると言うより、そこに体の感覚が無いのだ。
S子「オレさん!オレさん!」
オレ「は、ははは……(´∀`;)」
俺は妙に冷静に、ただS子の顔を見て元気が出る様に笑う。
係員は容赦なくバケツの水を俺にかける。
溺れかける。
――気が付けば、病院に居た。
親父「起きたか!」
親父が俯いてて、俺が目を開けた時「(゚∀゚)」と嬉しそうな顔をした。
ああ、迷惑かけたんだなーって申し訳なく思った。
S子「……(´;ω;`)」
その横に、S子が泣きそうな顔で少し浮いて立っていた。(10cmぐらい)
ちょっと怖かった。
175:
今北
ネトゲはなんてゲーム?
187:
>>175
たぶん、分かる人は分かるんじゃないかな?
一応伏せておくよ。
因みに俺も社長もニトも専門も、皆現役。
強いて違うところを言えば、ニトが増えたことだ(ゲフンゲフン
188:
お医者様がきて「熱中症でしょう」と言われた。
園の人たちで応急処置し、救急車で運ばれてったそうだ。
医者「熱も下がり、汗も出てるし安心でしょう」
そう言うと、医者は出て行った。
親父は、恐らくS子と会っているからだと、言いたそうなことを沢山言って来た。
少し頭に来たが、親心で行っていると思うと、何も言えなかく、ただ黙って聞いた。
その後ろにS子が居たが、S子は怒るよりも、申し訳なさそうな顔で俺を見ていた。
親父「●●(親戚)に電話した、すぐに北海道に行くぞ」
オレまさかの東北旅行決定。
拒否権はなさそうだった、ちなみに確認したのか数珠のことを知ってた。
オレ「……ちなみに、その子が今そこに居るんだけど」
親父のバッと、驚いた顔を今でもよく覚えてる。
同時に、凄く怒っている様な、怖い顔をしていた。
親父「……どこに居る?」
オレ「もういないよ」
嘘だけど、ほどなくしてS子は親父の顔を見ると廊下へ出て行った。
小さくだけど、頭を下げていたと思う。
病院の方は点滴が終わったら家に帰っていいと、言われた。
親父とオレは先生に頭を下げた。
その日S子に会うことはなかった。
189:
家に帰宅してから、親父は「明日詳しく話す」と言うと自室に入って行った。
久しぶりに本当に怒ってる親父を見たと思う。
部屋の中からは、親戚に電話しているだろう親父の声がしていたが、
盗み聞きする訳でもなく、俺も自室へと戻っていった。
ベットに横になり、S子を考えた。
怒ってるだろうか、なんで庇ってあげられなかったのか。
気に病んでいないだろうか、どこかで泣いていないだろうか。
なにより「もう会えないのかな」と思うと、自然と涙が出てきた。
すごく苦しかった。
そんな気持ちを紛らす為に、俺はパソコンへと向かった。
190:
専門「オレさーーーんwwwwwwこんばんわーwwwww」
専門は謎テンションだった。
後に知ったけど、その日は専門の誕生日だったらしい。
二ト「うっせーな、ガキ」
社長「まあまあ、二人とも^^:」
攻でニトがツッコミを入れ、社長が宥めていた。
オレ「いやー、ちょっと病院に行ってまして」
専門「あれ?もしかして熱中症ですかー?」
専門は意外に勘が鋭い奴だった。
どうでも良い事を結構鋭く当ててくるタイプ。
オレ「……そうなんだけど」
専門「あー、幽霊絡みもありそうですねー……詳しく教えてくださいよ、旦那〜」
オレ((# ゚Д゚)うぜぇ……!!)
ぶっちゃけ主っきり机を蹴飛ばしてた。
それを聞えたのか専門の口調は大人しくなった。
社長「……なにがあったか、話してくれるかな?」
ニト「そうだぞー、相談ぐらい乗ってやるよ」
専門「そうですよ、教えてください」
オレ「実は……」
今日あったことを話した。
夢の中の守護霊のこと、数珠のこと、植物園言ったこと、
最初のS子のチカラ、花を見たこと、S子に叩かれてからおかしくなったこと
ニト「が、ガチすぎるわ……w」と苦笑いしていた。
専門は唸りながら何かを考えていたようだ。いや、言いづらかったのかもしれない。
俺が少し頼りにしていた社長は一言。
社長「親父さんの言う通りにしなさい。」とだけ、言った。
191:
専門「でも、憑かれてる訳じゃないし、オレさんの話的には悪い霊じゃないんじゃないですか?(・∀・)」
ニト「とは言っても、除霊できるならするべきじゃないか?('A`)」
社長「私もそう思う。同時に、今回病院に運ばれるような事態になったのだから、真剣に考えなさい(`・ω・´)」
オレ「ですよね……(ヽ'ω`)」
専門「ただ、思うのですが――」
専門の言葉に全員が集中する。
専門「オレさんに、祓う意思がなきゃ失敗しませんか?(・∀・)」
ニト('A`)「は?オレは祓う気あるんだろ?」
長(・ω・)「そうだよね、オレ君?」
オレ「…………実は、一緒に居たいと思ってる」
ようやく、俺は”S子とどうなりたいか”を初めて口にした瞬間だった。
192:
ニトが「ばかじゃねーの?」と攻だった。
ニト「身体的に影響出てて、ご家族さんも心配してくれてるんだぞ。
 お前はもう少し自分を大切に考えたらどうなんだ?
 それに俺だってテメーの相談に乗ってやってたんだぞ。
 確かに幽霊と仲良くなってるお前とか思い浮かべたら面白かったけどよ、
 お前の身体が駄目になるようなら、俺は其処まで望んじゃいねーよ。
 てか、お前お祓いしろよ、メンドクセー奴だな。それだけだろ?
 それにな、お前がそう感情を抱いている相手は”幽霊”だからな。
 お前や俺が住んでる世界じゃねーんだよ、ボケ。
 二次元に恋する系のオタク野郎か、気持ちワーナ。いや、お前の場合はもっとヒデーよ
 何お前はその子の為に死ねるの?死んで会いに行けるの?
 もっと自分が味わった状況を考えろよks」
DQN口調で、ニトは俺をまくし立てた。
社長「ニト君、少し黙れるか?(#^ω^)」
苛立った声で社長は言う。
ニト「え、ああ?」
社長「ニト君は優しいから、そう言うのかもしれないが」
ニト「きれいごとですよ、綺麗事」
社長「……そうだな、ただ言っちゃいけない事も言ったから気を付けろ」
ニト「うっせーな、昔から口は悪いだよ」
社長「 黙 れ 話 を 聞 け 」
ニト「 嫌 だ 、 糞 社 長 」
193:
何故かバトルが始まっていた。
ニトに口のきき方を直せと、社長が怒鳴り。
ニトはお前の態度が偉そうだ、と社長を怒鳴り。
専門と俺は何も言えず、いや、止めようと苦笑いしてたけど、二人の闘いは凄かった。
ニトの音割れ怒鳴りボイスは凄かった。
専門「お前ら本当に煩いwwww何熱くなってるんだよwwww」
そこに油を注ぐかのように登場したのは、専門の爆笑した声だった。
専門「喧嘩するなよwwwwww」
社長「……ふむ」
ニト「んだ(゚Д゚#)ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
専門「貴方たちが喧嘩して決めた所で、無駄って分からないのですか?」
社長「ふむふむ……」
ニト「ああ゛《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
専門「もうオレさんは、この話をこの会議チャットに持ち込まないでください。」
専門が、あのウザイ性格ながら、怒鳴りはするがニトも認めている長所を発揮していた。
『決断と切り捨』てが、何より早いのである。
300m掛かった装備も使おうとか考えず、攻転用し、壊れても「ははは、壊れた」で済ませれる人なのだ。
チーム内でも揉め事があり、専門が仲裁に入るが。
ニトや、俺、骨顔さんが、マスターや他の役所持ちが来るまで待ちましょうと言う中、良くも悪くも一人で解決しようとする。
凄い場合はマスターに許可なく、メンバーを追放するようなこともする。
仲良こよしチームで唯一、残虐無比な性格している一面を持つのだ。
なお、チーム内で一番怖がられて居ると思う。揉めると面倒だし、ウザイし。
194:
専門「もう一度いいますよ?」
専門「もうオレさんは、この話をこの会議チャットに持ち込まないでください。」
こう言う、言い方をしなければ、間違いなく専門のオレの中での株は上がっていた。
結局、ニトも社長も落ち着きを取り戻し、互いに「さっきは」と謝り合ってた。
なお、専門がヤバイぐらい、社長とニトに怒られてた。
専門「……誰か怒れる人が居てよかったですね(#・∀・)d」
ニト「うんだと《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
やはり、専門……お前、惜しいよ……本当におしい……。
社長「今回はすまなかった。とりあえず、相談は個別チャットで受けるよ」
ニト「はぁはぁ……そうだな。まあ、祓ってもらって来い」
専門「俺には個別に話を教えてほしいなー」
ニト「もう怒る気も失せたわ……(# ゚Д゚)はぁはぁ」
195:
ニートのニートたる所以がわかった感じだな
196:
専門が個別チャットで、こう言って来た。
専門『多分、俺さん、S子さんのこと好きになってますよ(・∀・)ニヤニヤ』
オレ『ウンな訳ww(*^ω^)』
専門『好きだと、怖い物も、酷い物も、許せるんですよ♪(・∀・)』
オレ『……そうなの?』
専門『ただ……幽霊じゃなければねー、お祓いは免れませんよ。
 でも、どうしても……って言うなら止めません。』
専門『で す が 、 彼 女 の 幸 せ を 考 え て あ げ て 。』
専門『もっともお祓いが、彼女の幸せな気もしないけど。』
何となく、俺の頭の中に深く突き刺さった。
197:
その後、なんでそう思えるのか専門はこう言い締めくくった。
専門「俺も彼女にはそう言う感情を抱くので」
何故か、とても説得力を失った。
お前女ったらしだろうが……
ちなみにチーム内のリアル女が何故か専門を好きらしい。
何故こういう奴がモテるのだろうか。
198:
>>197
どうしようもないクズ男好きな女多いよね・・
うちの職場に恩を仇で返しまくるクズ野郎がいるんだけど、同じ職場の人妻と不倫して、更に独身の女とも付き合ってるわ。
そういう男とつきあう女もろくでもないのしかおらんから、お互いクズ同士引き付けあうのかも。
199:
S子に出会って5日目。
その日の夢は、怒男も呆れた様に「(´Д`)ハァ…」と言う顔をしていた。
なんでそう言う顔をしているかは、直に分かった。
ただ、今日の場面は怒男が門の前に立ち、「あれあれ(´Д`)ハァ…」と指さしていた。
バッと、目が覚める。
頭にピリッと電気が走る。
そ の 日 、 S 子 は 家 の 前 で 体 育 座 り し て い た 。
足を寄せ、膝にデコを当てて、太ももの下に手を回し。
俯いていて髪の毛が顔を隠している。ただ泣いているように見えた。
S子は、我が家の門に背中を向けて座っている。
朝5時頃だったと思う。俺は迷わず外へ飛び出した。
202:
S子「オレさん(´・ω・`)」
オレ「(・∀・)!」
S子「(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: 」
S子は俺の顔を見ると、どこかにすーっと消えて行った。
歩くように道路を歩き出して、消えて行った。
いや、本当に空気に溶け込む下の様に薄くなって消えて行ったんだよね。
オレは酷く悲しい気持ちになった。
ただ、こんな朝から叫ぶにも、叫ぶにしても相手は幽霊だ……。
俺は自身の声を抑え込み、家へ戻るしかなかった。
204:
朝、親父と遭遇。
親父「その子でも来てたのか?」
オレ「うん……」
親父「参ったな……憑りつかれてるじゃないか」
オレ「それは無いと思う」
とは言うも、親父は聞く耳を持たなかった。
そして、北海道へ向かう話になった。
親父「オレはついていけない。だから、お前だけ行って来い」
予定は来週らしい。
それまで出来るだけS子には近づかず、家の中で大人しくして居ろと言われた。
バイトが来週から始まるはずだったが、急きょ延長してもらった。
夏休みに調子こいてオーナーと俺で学生を雇いまくったのが幸いして、かなり長く貰えた。
205:
で も さ 。
俺 が 我 慢 で き る わ け が 無 か っ た 。
今すぐにもS子に会いたかった。
それも分っていただろう、親父は、親戚たちは、俺にあることを隠していた。
201:
いつも思うんだがこういうの書く時には結論から書いた方がいいと思うの
206:
昼飯食べてくるわー
>>201
オカルトな話だし、ありきたりな話だ。>>1でも言ったけど。
で大体分かる人は分かると思うよ、オチは。
208:
勘のいい俺の予想するオチは、
1の婆ちゃんが爺ちゃんに邪王炎殺黒龍波を放って大団円やと思う。
209:
>>208甘いな
>>1の100パーセントの力を見くびるな
210:
>>209
そして、S子はよく見たら戸愚呂兄だった
>>208-210
黒龍波じゃないけど、こないだ祖母が黒スイカを祖父に投げつけてた。破ッ!
214:
>>204の続き。
その日は、家から出ずに只管ネトゲしていた。気が付けば午後8か9時だった。
まあ、いつものことだ。
ネトゲはしていたが、その頭の中ではS子のことばかり考えていた。
一体なぜ、家の前に居たのか。
何で何も言わずに消えたのか。
オレはS子になって言って上がればいいのか。
まだ短い間でしか会ったことないけど、あの笑っていたS子の顔を思い出すと、凄く愛しいと言うのかな、
今すぐにでも会いたい!って変な気持ちになった。
ニトとオレと他メンバーで高難易度()なクエストをやっていた。
ただ、ニトが俺の異変に気が付いたらしく。
ニト『どうしたんだ、死に過ぎだぞksが(´・ω・`)』
まさかの暴言に俺は面を喰らったが、微かに元気になった。
オレ『S子が居なくなっちゃったのかもしれない』
ニト『そりゃ、良かったんじゃないのか?』
オレ『どうなんだろう……よくは無いと思うんだ』
ニト『それは、また…メンドクさ(´・ω・`)』
オレ『S子に会いたいよ……』
ニト『俺の考えは、やっぱりS子と関わるのは反対だわ』
オレ『うん……』
ニト『ただ、実行するのはオレじゃないし、オレは正直どうでもいい』
ニト『……もういいや、お前が好きにやりたいようにやれば?』
冷たい突き離すような言い方だったけど、オレは目覚めた。
215:
オレ「翌日会いに行こう。見つけよう……」
俺は強く決意多。
その夜は、社長から個別でチャットが来ていた。
本格的にお祓いを勧めてきのである。
ただ、家の方でお祓いすることになったと伝えると、良かったと笑っていた。
もちろん、明日、S子を探しに行くとは言っていない。
言えば、迷惑や面倒事になると思ったからだ。
専門は、その日は会議チャットの方に顔は出さなかった。
ニトや社長とは距離を置いて、他メンバーとクエストに出かけていた。
たぶん、昨日事があってだと思う。
ちなみに、ニトも社長も、専門には個別で謝ることにしたらしい。
専門の態度や言い方には腹立たしいが、そうなるのも無理が無い、と言うのが社長の見解だった。
ニトは、「まあ形だけでもー、一応チームメンバーだしー」と謎のデレを見せていた。
たぶん社長がニトをおだてて、ついでに謝ることを勧めたのだと思う。
専門の方も、オレに『謝んなきゃ駄目かな?』と相談してきた。
俺は『その方が良い』とだけ言った。
専門からは『(´・ω・`)』の返答以外、何も来なかった。
そんなこともあって、俺は何だかチームに居るもの辛くなり、いつもより大分早く(とは言っても、ここ最近は早かったけど)
ログアウトし、眠りについた。
216:
あんまり話す事がないから、早く進むよ。
翌日、図書館に行くなど、適当な理由で外に出た。
S子と出会った交差点、図書館、公園、川……長い間探したが見つからなかった。
その夜、親父には「会いに行ってないよな?」と問いただされた。
オレ「うん」とだけ答えた。
親父はジーっと見ていたが、直に表情を変え「●●に行ったらこれ買ってきてくれー」と来週の話が始まった。
どうやら親戚一同はヤル気十二分で、
同時に8年ぶりぐらいに来るオレを歓迎する準備を進めているらしい。
内心少し楽しみだった。
217:
その次の日も、次の日も、街中を適当に散歩していたが会うことはなかった。
怒男が一度出てきたのだが、何を話したか本当に覚えてない。
ネトゲの方も、勝手に考え込みログインしなくなっていた。
S子に会って9日目、S子が消えて4日目。
三日後、新幹線と船を利用して北海道へ向かうことになった。
それを朝告げられ、俺はボーっと聞き、日課になってしまっていたS子探しに出かけた。
初めてS子に会った場所、いない。
図書館……いない。公園……いない。川……いない。
もう会えないのかな、と思い始めた。
と言うか、これでお祓いして効果はあるのか?とさえ思い出していた時だ。
頭に電気が走る様な、直感を感じた。
――町の商店街をゆらーゆらーっと、灰色の視界で歩いている誰か。
俺は直に分かった。
これはS子の視界だ。S子は商店街に居る!と。
218:
川から商店街まで、そんなに遠くはなかった。
自転車を立ちこぎし5分程度の距離だ。
商店街のコンビニと時計が見えたから、恐らくこの辺り……。
と思いながら、周囲を見渡すがS子の姿は見えない。
俺は必死に考え、S子のあの動きが何処へ向かっていたのか、を考えた。
オレ(この方向で進むなら、図書館か?)
何度も確認したし、何度も見た場所。
いやいや、もう一度確認しに行こう。S子居る筈だ!
無駄に変な自信と興奮を抱きながら、俺は図書館へ向かった。
219:
図書館について。
若干、係員の人とは顔見知りになっていた。
……と言うより、印象に残っていたのだろう。
それもそうだ、本も読まずキョロキョロと辺りを見渡しただけで出て行くオレだ。
俺は息を整えながら図書館内を探索した。
ただ、一向に見つけることはできなかった。
―― そ し て 、 俺 は あ る 奇 行 に 出 る こ と に し た 。
220:
オレ「どこに居るんだよ!出て来いよ!《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
周囲(´・ω・`!?) (!?・∀・) ('A`!?) ( ゚д゚ !?)
周囲の痛い視線が俺に突き刺さる。
ただ、俺は構わず叫んだ。
オレ「別に気にしてないから!出て来てくれない方が気にするから!」
恥を忍んで叫んだ。
駆けつける警備員や係員の足音を聞き、( ゚д゚)ハッ!として冷静さを保った。
係員「どどどd、どうしたのですか( ゚д゚ )」
警備「騒いでるんじゃないぞ!」
オレ「……(´;ω;`)」
気が付いたら俺は泣いていた。
それに気が付いたのか係員がポケットテッシュを差し出した。
周囲に人が集まりだして、大学生みたいなやつがニヤニヤしながらスマホを向けた。
それを警備員が「何、撮影しようとしているんだ《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」と超絶怒鳴り声をあげてた。
ササッて、カメラ向けてた
てか警備員メッチャ顔怖いの。
安岡力也みたいな顔で体格180ぐらいあった。
221:
文字ちょん切れてた。
周囲に人が集まりだして、大学生みたいなやつがニヤニヤしながらスマホを向けた。
それを警備員が「何、撮影しようとしているんだ《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」と超絶怒鳴り声をあげてた。
ササッて、カメラ向けてた若者が逃げてった。
てか警備員メッチャ顔怖いの。
安岡力也みたいな顔で体格180ぐらいあった。
222:
なんか貸出カウンターの裏みたいな、学校の図書室のような事務室へ案内された。
警備員の人が半分強引に俺の首元を掴みながら、こいっと連れてかれた。
内臓売られるかと思った。
事務所の応接室に入る、オレ・係員・安岡。
高そうなソファーとガラスのテーブル、あと周囲になにかの証と写真が飾られてる「ザ・応接室!」っという感じの部屋だった。
近くにある棚から紅茶を取りだし、「何を飲みますかー?」と係員のお姉さんが優しく尋ねる。
リプトンのアップルティーをお願いした、図々しかったかもしれない。
安岡は「コーヒーで」と、お前も飲むのかって心の中でツッコミを入れた。
安岡はコーヒーを飲みながら、オレを睨んでいた。
超恐かった。懐にドス入っててもおかしくない顔をしている。
てか、よく見ると日焼けしていたが、額になんか切られた(?)みたいな傷跡あった。
一方で係員のお姉さんは「落ち着きましたか^^」と笑顔で話しかけてくれた。
ちなみに係員の人は眼鏡をかけたベッキーみたいな顔してた。美人さんの分類だと思う。
223:
やたらと安岡が俺に茶菓子を勧めてくる状況で、説教がはじまった。
お前クッキー好き過ぎるだろ。
係員「ここは公共の場ですので……」から、「●●な行為はご遠慮願ってます―」とか。
普通に、あたりまえな、当然なことを怒られた。
その後、何かをプリンターから印刷し、謝罪書?なのかな、
簡単に書くと『今後このような行為はしません』と言う契約書を書いた。最悪出入り禁止と書かれていた。
安岡の方はコーヒー5杯目に突入していた。
ちなみに「そうだぞ」とか、「こないだもホームレスが」とか、小さく相槌入れながらこの話に乗ってた。
224:
係員「……ふぅ、まあオレさんは最近よく来てますよねーw」
オレ「え、あはい!」
突然言われて、俺は動揺した。
安岡「そうなのか?勉強か?」オラッオラッ
何故かニヤニヤとうより、ニカニカした笑みでオレを小突く安岡。
てか、アンタ最初オレの目に座ってただろ。いつ横来た。
係員「でも直に何か探して出てっちゃいますけど、お探しの本とかあるのですか?」
オレ「あ、それは……」
流石に「幽霊を探しています」とは言えず。
オレ「人を探していて……」
安岡「人?女か?」オラッオラッ、ニカッ
オレ「ええ、あ、はい……」
係員「あらあら(・∀・*)」
安岡「どんな子だ?」
オレ「えーっと、肩まで髪の毛があって、セーラー服姿の、高校生ぐらいの女の子です」
安岡と係員の顔が「へ?」と曇った。
たしかにパッと聞くと、不信極まりない発言だった。
安岡「まさか、間違ったことしている訳じゃねーよな?(# ゚Д゚)」
オレ「そそs、それはありません!」
安岡「本当だな?……にしてもこの時期にセーラー服か……私立高校か……」ブツブツ
係員「うーん……少なくとも今日は見てないわね……」
安岡「プライベートなことを聞くが、その子とはどういう関係なんだ?」オラッオラッ
225:
半分、安岡に押され気味に、いつぞやかの「自供するしかねーぞ」な空気になりながら話した。
オレ「こないだ、ここでその子と会いまして……
 それで……仲良くなって……向こうから会いに来てくれたりとかして……」
オレ「適当にお話しとかして、植物園行ったりとかして……、
 別にやましいことしてないですよ!」
ハッと気が付いた。
係員・警備員(・∀・)(`・ω・´)ニヤニヤ
こ、こいつら……楽しんでやがる…………ッ!!!!
226:
安岡「でもなんで、その子は消えちまったんだ?」
ズキッとしながらも、答えた。
オレ「植物園で熱中症にかかっちゃいまして……それを気にしているみたいで」
係員「あー、私のせいとか思っちゃった感じかな?」
安岡「思う物か?お前の体調管理が悪いんだろ」
うーん……、彼女のチカラが原因だから……いや、でも……。
係員「今の子は、結構自分のせいだ!って抱え込むんですよー
 うーん……そうだねぇ。
 一番はやっぱりその子と会って話をするしかないよね」
安岡「そうだな……ただ、今日みてーなことは駄目だ。迷惑だ」
その後、安岡に今日は家に帰れと入口まで送られた。
係員さんは「お幸せにー」と小さく手を振って見送ってくれた。
※次レスでご飯行きます。
227:
最後、安岡から。
安岡「……男なら女の一人二人、めそめそするな」
オレ「……。」
安岡「ただ、女の一人二人、大切にも出来ない奴より、お前は良い奴だ」バンバンッと背中を叩く。
ちょっと惚れた。
無駄に夕日がバックにそう言う安岡はカッコよかった。
安岡「もう暴れるなよ!がんばれ、坊主!(゚Д゚”)明日があるさ!」オラッオラッ
オレのようなオッサンを坊主とは……
てか台詞イケメンすぎるだろ……。
この人なにものだよ……。
俺は奇行を反省しながら、家へ向かい自転車を勧めた。
そして、この日の奇行が報われるのは、意外な形でやってきたのである。
それもその日のうちに。
228:
飯行ってんじゃねーぞ!!!
オラオラっ
なんかお前の人生充実しているな。
てか安岡ワロタ、テルマエロマエの人でしょ?
>>228
このスレ厳しい人大杉……ww
テルマエロマエ見てないから分からないや(´・ω・`)
229:
やっと追いついた!
久々の良スレ
231:
ただいまー
>>229
こんな長い文読んでくれてありがとうございます。
そう言ってくれると嬉しい。
232:
>>227の続き。
オレ「( ゚д゚)」
家について俺は驚いて声が出なかった。
家の前に居るその子に、オレは目が釘付けになった。
その人は「……オレさん」と、小さな声で言う。
泣きそうな顔をしながらも、強い表情で、オレを見つめていた。
オレも似たような表情でその子を見ていたと思う。
オレ「( ;д;)ぇ、え……?」
肩まで伸びた艶のある髪に、綺麗な肌。
適度に膨らんだ胸と、スラッとした身体。
セーラー服に、膝上程度のスカート、そこから延びる黒ストッキングの足。
S子「オレさん……(´・ω・`)」
オレ「S子さん(;∀;)」
S子が居た。
二日ぶり(大体三日ぶりかな?)に見たS子はやっぱり可愛かった。
233:
そこからはあまりよく覚えてないけど、凄いきょどってたww
童貞拗らせまくってたww
S子も「え!?え、なに!?(・∀・;)」って感じになっていた。
オレは小躍りしながら、S子に近寄る。
やっぱりS子は何処から見ても可愛い子だった。
オレが、見間違えるわけが無い。
S子「近寄らないでッッッ!!!!!!」
その体の何処に、そんな大きな声がさせる力があるのだろう。
いや、もしかしたら霊的な物だったのかもしれない。
オレ「Σ(・∀・;)」
S子の声が俺の頭の中に響く。
木々 ガサガサガサガサッ!!!
同 時 に 激 し く 揺 れ る 家 付 近 の 木 々 。
それをハッとした表情でS子は見て、また泣きそうになっていた。
234:
S子「……私が近くに居ると、オレさんに迷惑掛かる」
オレ「え、そんな事は……(・∀・;)」
S子「嘘言わないでいいですよっ……」
オレ「……ごめん」
S子「謝らないでも良いです……、私が悪いです……」
オレ「……そうか。」
俺の頭のなかで、社長が呟く『聞いてあげろ』と。
俺は再びの社長モードに突入した。
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