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由比ヶ浜結衣「え、ヒッキーの家なくなっちゃうのッ!?」


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由比ヶ浜結衣「え、ヒッキーの家なくなっちゃうのッ!?」
雪ノ下雪乃「あら、とうとう住むところまでも失ってしまったのねホームレス谷君」
比企谷八幡「いやいや、話は最後まで聞けよ。なくなるんじゃなくて、改装するんだよ」
結衣「改装?それってつまりリフォームするってこと?」
雪乃「あら、てっきりこの世からあなたの住まいがなくなると思っていたのに………変な期待だけさせないでくれないかしら」
八幡「いや、お前は何を期待してんだよ……」
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2: 以下、
結衣「んでさ、どうしてヒッキーの家リフォームする事になったの?」
八幡「ああ、なんつーかその……親が仕事を辞めたんだよ」
結衣「ええ!? ヒッキーの両親、何かしでかしちゃったの!?」
雪乃「いいえ、それはおそらく違うは由比ヶ浜さん。きっとこの男のせいでご両親は何か負債を抱えてしまったのよ。家族まで巻き込んなんて、流石はクズ谷君ね」
八幡「いや、ちげーから。なんで俺のせいで両親が負債抱えるんだよ」
雪乃「あら、では何故自宅をリフォームするのかしら?そしてそれがあなたの親が仕事を辞めた理由とどう関係するのかしら?」
八幡「俺の親が仕事を辞めて、自宅で新しく自営業を始める事にしたんだよ。んで、自宅の一部を改装して、新しく店を開くってわけだ」
結衣「お店開くんだ・・ へぇ〜ヒッキーの親すごいね!」
3: 以下、
雪乃「高校生と中学生の子供がいるのに、しかもこのご時世でわざわざ職を辞めて一体何屋を営むというのかしら?」
八幡「いやそれが……俺と小町はまだ知らないてよ。教えてくんねえんだよ……」
雪乃・結衣「えっ!?」
結衣「いやいやいや、ヒッキーそれおかしくないーーーー!?」
雪乃「そうね。比企谷君にだけ教えないというのならまだしも、小町さんにまで教えないというのはおかしいと思うわ」
八幡「いや待てよ、何で俺には教えなくていいみたいになってんだよ!」
結衣「ヒッキー、親は聞いても教えてくんないの?」
4: 以下、
八幡「ああ、どうやら当日までのサプライズだとさ。たく、親の仕事が変わるってのに、直前まで教えてもらえないなんて迷惑なサプライズだよ」
雪乃「きっと比企谷君に前もって仕事の内容を教えることで生じる損害を回避しようとしたのではないのかしら?あなたのご両親の判断は正しいわよ」
八幡「いや、だからなんで俺だけには教えちゃダメになるわけ」
結衣「それにしても、一体何屋さんになるんだろうね?」
八幡「さあな? 自営業になるわけだし、それなりに収益が見込める商売だと思うぞ」
5: 以下、
結衣「収益ねぇ………………あ、もしかしてドッグカフェとか!?」
雪乃「いいえ由比ヶ浜さん、それならキャットカフェの方がいいわ!」
八幡「いやなんでだよ・・ そんなのわざわざ自宅改装してやんなくても、そこら辺にあんだろ」
結衣「えぇえーーーー!! いいじゃんドッグカフェ」
雪乃「キャットカフェでもないのならば、一体何を営むのかしらね」
八幡「んなもん、飲食店とかじゃねえのか?」
雪乃「今時、飲食店で小町さんを大学まで出せる程の収益を見込めるとはなかなか思えないのだけれど……」
八幡「いや、だからなんでさっきから小町だけなんだよ。八幡もいるからね!」
6: 以下、
結衣「飲食店…………隠れ家的な?」
雪乃「あら、それなら比企谷君の家である時点でアウトだわ。飲食店を営むのに病原体がいたのではアウトだもの」
八幡「おい、俺はインフルエンザウイルスか何かか!?そもそも飲食店にらなるって決まったわけじゃねえしな」
結衣「もう、結局何なのさぁーー!? ヒッキーじれったいし!」
八幡「いや、んなもん俺が知りてえから。まあ、あまり面倒な店にならなきゃいいけど」
7: 以下、
八幡「ってはわけで、悪りぃけど俺今日はもう帰るわ。どうせ相談はねぇだろうし」
結衣「え、ヒッキーもう帰っちゃうの!?」
八幡「色々と準備があるらしいんだよ。その手伝いを小町だけに押しつけるのも悪いだろ。それじゃなーー」
ガラガラガラ、ガタンッ!
結衣「あ、ヒッキー行っちゃった……」
雪乃「由比ヶ浜さん、少し話があるのだけれど」
結衣「え、どうしたのゆきのん? そんな真剣な顔して」
8: 以下、
雪乃「比企谷君の家で開かれるお店、ひょっとして私達には言えないような如何わしいものなんじゃないのかしら?」
結衣「え、えぇぇーーー/// 如何わしいって、どうしてそう思うの?」
雪乃「気になってネットで調べて見たのだけれど、最近家庭を持つサラリーマンでも思い切って脱サラして独立起業するケースが多いみたいなのよ」
結衣「え、この不景気に?」
雪乃「不景気だとかそういった事に関係なく、意欲ある人は新たなビジネスに挑むものよ。おそらく、比企谷君のご両親のそうなのかしらね」
結衣「それでいきなりお店開くの!? でもさ、どうしてそれが如何わしいお店なの?」
9: 以下、
雪乃「ネットで調べているうちに、こんな如何わしいお店を見つけたのよ!!」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira097905.jpg
結衣「ゴ、ゴム屋おのでらってッ・・ 何だしこれ、コンドーム屋さん・・」
雪乃「どうやらそのようね。このゴム屋おのでらとかいうお店、どうやらご家族で経営しているようね。それも、ツイッターで見てみる限りなかなか売れ上げも好調のようね」
10: 以下、
結衣「ああ……そういえば原宿とかにコンドーム屋さんとかあったの見た事あるけど……でで、でもさ、コンドーム屋なんてそう何軒もあるわけじゃないし、ヒッキーの家だってきっと別のお店だと思うよ///」
雪乃「私もできる事ならそう思いたいわ。ただ、コンドーム屋はこの一軒ぁけではないのよ」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira097906.jpg
結衣「ラビットゴムハウスって、何だしこの店!?」
13: 以下、
雪乃「一見するとおしゃれな雰囲気の喫茶店だけど、れっきとしたコンドーム専門店のようね。しかも従業員は可愛らしい高校生や中学生が主のようね」
結衣「私達と歳変わんない子がコンドーム屋で働くとか、大丈夫なのそのお店!?」
雪乃「由比ヶ浜さん、脱サラしてコンドーム屋を開く事が今、密かなムーブメントになっているのよ! これに倣って比企谷君の家で開かれるお店もコンドーム屋になる可能性は決してゼロではないわッ・・」
結衣「うう……なんだかそう言われると心配になってきちゃった。でもさ、どうしてヒッキーの家のお店がコンドーム屋さんになるとマズいの?」
14: 以下、
雪乃「あのシス谷君の事だから、これに乗じて小町さんに如何わしい事をするに決まっているわ!! 例えばこんな風に………」
小町『お兄ちゃん、今日からとうとうウチでコンドーム屋さんが始まるね!』
八幡『そうだな。しかし、このままではまだ店を開けない。最後の仕上げと行こうか』
小町『え、仕上げって?』
八幡『決まってるだろ………』
バタンッ!
小町『キャッ、お…お兄ちゃん、いきなり何するの!?』
八幡『ナニをするって、決まってるだろ』
カサコソカサコソ……
小町『ッ!? お兄ちゃん、それ売り物のコンドームだよね、一体小町に何するつもりなのッ!?』
八幡『本当に売り物として問題がないか、実際に使ってみて製品チェックをするのさ。お前を相手にな!!』
小町『ひやぁーーー、お兄ちゃん、ダ…ダメェーーーーーッ////』
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結衣「そ、そそそ…そんなのダメェーーーーーーーーッ/////」
雪乃「そうよ!! エロ谷君のせいで小町さんの純潔が汚れてしまうわッ// それに、同じ高校の、しかも同じ部から妹相手に強姦紛いな事を働く変態が出たとなれば、彼の身近にいる私達の面子だって立たないわよ」
結衣「そ、そそッそうだよねーーー! そうなる前になんとか阻止しないとだね!」
雪乃「ええ、あの男が本当のゴミと化す前に、私達がそれを阻止しなければならないわね!」
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結衣「でもさ、具体的にどうするの?」
雪乃「今度の休みの日に、比企谷君の家へ思い切って押しかけみましょう。もちろん、アポなしで!」
結衣「ええ!?そんないきなり押しかけて大丈夫なの?」
雪乃「今日の比企谷君の話を聞く限りでは、もう既に店を開く為の準備は進んでいるはずよ。今からそれを阻止するのは私達だけでは困難ね。なら、いっその事オープン当日の朝に押しかけて、メチャクチャにしてしまえばいいのよ」
結衣「うわぁ、ゆきのんらしからぬ大胆な作戦………、でも、小町ちゃんをヒッキーから救うにはそれしかないみたいだね!!」
雪乃「というわけで由比ヶ浜さん、今度の休日に朝早くから集合して、比企谷君の家へ奇襲を仕掛けるわよ」
結衣「了解ッ!!」
17: 以下、
雪乃(そうよ………このままコンドーム屋をオープンさせてなるものですか!!)
結衣(何としても阻止しなくちゃ、それに、こればかりはゆきのんに譲るわけにはいかない………だって!)
雪乃(由比ヶ浜さんに負けるわけにはいかないわね………何故なら!)
結衣・雪乃(ヒッキー(比企谷君)と製品チェックを行うのは、私なんだからッ////)
18: 以下、
そして当日……
結衣「うう……眠いよゆきのん、まさかこんな朝早くからだなんて思わなかったよ」
雪乃「由比ヶ浜さん、お店というのは大体開店前に備えて朝早くから準備をするものなのよ。このくらいの時間がちょうどいいはずよ」
結衣「そうなんだ。てゆうか、ヒッキーの家、結局何屋さんなんだろうね」
雪乃「コンドーム屋でない事を祈るばかりだわ。そろそろ着くわね」
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結衣「ドックカフェだったら良いのになぁ〜、あ、ヒッキーの家だよ!」
雪乃「そうみたいね…………ってアレは!?」
結衣「うわ、こここ…これって!!?」
結衣・雪乃「ドッグカフェーーーーーーー!!!?」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira097907.jpg
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結衣「ヒッキー、ひょっとして私のためにドッグカフェを///」
キラキラキラキラ
雪乃「…………………ッ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
結衣「うわッ、ゆ、ゆきのん、顔怖いよ!!」
雪乃「…………どうして、どうしてよりにも寄ってドッグカフェなのよ!!?」
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八幡「朝っぱらからうるさいなと思ったら、お前ら人ん家の前で一体何してんだよ!?」
結衣「あ、ヒッキーやっはろーーーーー!!! これがヒッキーの家で今日からオープンするドッグカフェだね」
八幡「ああ、確かにそうだけど……ってか何で今日からオープンだって知ってんだよ? 何かキモいし……」
結衣「ハァ!? キモいって何だし!! せっかく遊びに来たのに、ヒッキーマジキモいしッ!!」プンプン
結衣(でも、嬉しい///)
22: 以下、
雪乃「………………比企谷君?」ギロッ
八幡「ッ!? ゆ…雪ノ下さん………!?」ビクッ
雪乃「これは一体、どういう事かしら?」
八幡(うわ、ちょ、なんだよこれ!? 雪ノ下さんはどうしてこんなにもおっかねえ鬼の形相なのッ!!? 泣いちゃうよ、八幡ビビって漏らしちゃうよ)
八幡「いや、どういう事と言われても…………見ての通り、ドッグカフェを開いたんだけど」
雪乃「私は、何故ドッグカフェなのかと聞いているよの!!?」ギロリ!
八幡「ヒイィィーーー!」
結衣「ゆきのんってば、落ち着きなよ!! ヒッキー怖がって怯えてるよ。まるで子犬みたいにッ!!」
結衣(でも、なんだか怖がってるヒッキーホントに子犬みたいで可愛いかも///)
24: 以下、
雪乃「何故よりにもよって、キャットカフェではなくドッグカフェなのかしら? 答えなさい駄犬谷君!!」
八幡「なんだよ駄犬谷って! てか、怒ってるのそこなのかよ………」
結衣「も、もしかしてさぁ〜〜、ドッグカフェになったのって、私が犬好きだからかな///」モジモジ
雪乃「ッ!? そうなの狂犬谷君ッ?」
25: 以下、
八幡「いや、狂犬谷って何だよ、意味不明だしよ………別にそういうわけじゃねえよ。俺もどういう経緯でドッグカフェになったかは良く知らないし、まあ少なくとも由比ヶ浜の要望に応えたわけじゃねえよ」
結衣「そっかぁ…………たまたまなんだね」シュン
雪乃「そ、そうよね。よくよく考えてみれば、あなたの家がこうしてお店を開く事自体知らされたのは数日前の事だし、由比ヶ浜さんの要望に応じるには確かに不自然よね。しかし、何故ドッグカフェなのかしらね。ドッグカフェカフェよりもキャットカフェの方が生産性もあるし準備するのも楽だったのではないのかしら?」
八幡「例えそうだとしても、雪ノ下の要望に応じる事もなかったと思うけどな」
雪ノ下「…………チッ」
八幡「露骨に舌打ちしやがったよ!」
26: 以下、
結衣「あれ、そういえば小町ちゃんやヒッキーの両親はいないの?」
八幡「ああ、実はオープン初日だっていうのに、今日は俺一人なんだよ」
結衣「え!? それどういうこと!!?」
八幡「実は小町の奴が風邪ひいて寝込んじまってさ、あと両親が新しい取引先と大切な話があるとかで店に出れないらしくて、俺一人に店番任されたんだよ。全く、初日だっていうのに最悪だよな……」
雪乃「つまり、店番はあなた一人だけということかしら?」
八幡「ああ、そういうことになるが」
雪乃「あなたのご両親は一体何を考えているのかしら? あなたみたいな腐った目をした人間に接客業が務まると思えないのだけれど。ただでさえドッグカフェなんていう一部のマニアックな人間にしか支持されないようなニッチな業種にしただけで集客など見込めないというのに、あなたのように人とロクに接する事も出来ない薄汚い野良犬同然の男が店番だなんてありえないわ。ここはいっその事オープン日を後日にして、今からでもより幅広い顧客層に対してアピールの出来るキャットカフェへ業種転換すべく今からでも準備をすべきなのよ!!」
八幡「犬が猫になっただけじゃねえか。大して変わりねえだろ」
結衣「ちょ、ゆきのん! ドッグカフェの事までdisらないでよ!!」
八幡「いや、俺のことはdisってもいいのかよ!」
27: 以下、
結衣「でも、確かにヒッキー一人にお店任せるのはどうかと思うね。あ、そうだヒッキー、良かったら私手伝うよ!」
八幡「え?」
雪乃「な、何を言っているの由比ヶ浜さん!? こんな今にも崩れそうな腐った犬小屋のような店で働くというの? 考え直しなさいッ!!」
八幡「これからオープンする新築ですけど!!」
結衣「えぇーーー、良いじゃん別に。それにヒッキー一人に接客なんて無理だろうし、それにドッグカフェって事は可愛いワンちゃんたくさんいるんだよね!! 私せっかくだしお店の中みたいーーー!」ワクワク
雪乃「由比ヶ浜さん。働くという事はそれに見合った賃金、つまりお給料を対価として貰うということよ。この家の何処に従業員に支払うだけのお金があると思うのかしら?」
八幡「いや、ウチをブラック企業のように言わないでもらいたいんだけど。ワ○ミじゃねえからな!」
結衣「犬と触れ合えるんならタダ働きでもいいし、ねえヒッキー、良いでしょ?」
八幡「犬と触れ合えるのは従業員じゃなくて客の方だからな。まあ、初日は何かと忙しいし、手伝ってくれるなら素直に有難いけど」
28: 以下、
結衣「ホントに!? えへへ、やったぁーーーーー!」
雪乃「待ちなさい比企谷君、由比ヶ浜さんが手伝うというなら私も手伝うわ!もちろん給料はいらないわ!!」
結衣「え、ゆきのんも手伝うの?」
八幡「そりゃ手伝ってくれるんなら有難いけど、でも良いのかよ?お前猫派なんだろ?」
雪乃「あなたが研修という名の名目で、由比ヶ浜さんにセクハラ指導する可能性があるわ。由比ヶ浜さんを守る為に私が同行しないと」
結衣「えぇーー、セクハラって………ヒッキーマジキモい、エッチーーーッ
////」
八幡「べ、別にそんな事するつもりねえよ!」
結衣(え、してくれないんだ………ヒッキーの意気地なし///)シュン
29: 以下、
雪乃「それに、私と働く事で改めて猫の素晴らしさに気付くかもしれないわ。ドッグカフェをキャットカフェへと改めるのにもいい決心がつくわよ」
八幡「どんだけお前はこの店をキャットカフェにしたいんだよ!」
そして店の中……
結衣「うわぁーーー、お店の中結構広いね!」
八幡「まあ、一応カフェだからな」
雪乃「確かに、わざわざ改装しただけの事はあるわね。でもこれがキャットカフェなら工事の人も余計に広くしてくれたでしょうにね」
八幡「何で工事の人が猫派前提なんだよ! そうだとしても勝手にそんなことするわけねえだろ」
30: 以下、
雪乃「ところで比企谷君、ドッグカフェというのに肝心の犬の姿が見えないのだけれど」
結衣「あ、そういえばそうだね……」
八幡「ああ、犬なら………」
雪乃「ハッ、まさかあなた、ドッグカフェと謳っておきながら実は小町さんや由比ヶ浜さんに犬のコスプレをさせて男性客を相手に如何わしい事をさせて儲けようとしていのかしらッ!? 最低ねクズ谷君!! クズもここまで来たらもはやただの外道、鬼畜だわ。由比ヶ浜さん、こんな店さっさと出ましょう!!そしてここで条例に反した性的なサービスが行われる前に通報するのよ!!」
八幡「いや、犬なら向こうの部屋で待機してるんだけど……」
犬達「ワンワンッ!!」
結衣「わぁーーーーーーかわいいッ!! いろんな犬がいるね!!」
雪乃「…………………」
31: 以下、
雪乃「コホンッ………比企谷君、もしもあなたがこの店をキャットカフェへと変えるというのならば、その……私、猫耳付けて下着姿であなただけにサービスしてあげても良いのだけれど////」モジモジ
結衣「ねえねえヒッキー、今度サブレ連れてきてもいい?」
八幡「お前な、いきなり飼い犬連れて来んなよ。この犬達はまだ客の相手も経験ないのに」
結衣「えぇぇーーーいいじゃん、サブレと一緒に遊びたいし!!」
32: 以下、
雪乃「…………………比企谷君、実は猫ってとても寂しがり屋な生き物なのよ。構ってあげないと寂しさのあまり可笑しな行動を取るし、最悪の場合死んでしまう事もあるのよ」
八幡「お、そろそろ時間だな。そんじゃ由比ヶ浜、こっちに更衣室あるから、そこで制服に着替えてくれ」
結衣「へえーーー制服までちゃんと用意してあるんだね」
八幡「まあな、じゃ着替え終わったら教えてくれ」
結衣「はぁーーーーい。ねえ、ヒッキー?」
八幡「うん、なんだ?」
結衣「覗いちゃダメだよ///」
八幡「の、覗くかよこのビッチ!!」
結衣「もう、ビッチって言うなし、ヒッキーのバカッ///」プンプンッ
雪乃「………………………」
雪ノ下負け猫END
33: ドッグカフェ八幡 2015/12/29(火) 04:01:10.32 ID:lkYEtRC60
これで終わりではありません。
他のENDもあります。
38: 以下、
結衣「ヒッキー、着替えてきたよ〜〜」
八幡「おう、それじゃさっそく準備に取り掛かるか」
結衣「むうーーッ、ヒッキーってば、「似合ってるね」の一言くらい言ってよ!!」プンプン
八幡「面倒くせえ奴だな。まあ……似合ってると思うぞ」
結衣「ホントに、えへへへ……////」
39: 以下、
八幡「そういや、雪ノ下の姿が見えないけど……」
結衣「あ、言われてみれば。ゆきのん何処行っちゃったんだろうね?」
犬達「アウゥーーーーんッ!!」
ドタバタ
八幡「な、なんだよ一体ッ!!?」
結衣「向こうでワンちゃん達が騒いでる!! 行ってみようヒッキー!」
八幡「ああ!」
40: 以下、
犬達「アウゥーーーーん!!!」
ドタバタ
八幡「おいお前ら、なんで騒いでんだよ!?」
結衣「ヒッキー、なんだかこの部屋変な臭いしない?」
八幡「言われてみれば確かに……でも改装したばかりなのに、こんな臭いしないはずだぞ」
結衣「なんだろうこの臭いは……って、ゆきのん!!?」
41: 以下、
雪乃「キャウゥゥゥゥーーーン」
ジョジョジョジョジョジョジョーーーーー!
結衣「はわわわ……ヒッキー大変だよッ!!! ゆ、ゆきのんがお店の中でおしっこしてるーーーーッ/////」
八幡「雪ノ下、お前何してるだよ!?」
雪乃「キャウ?」
八幡「いや、キャウじゃねえよ!! 何その犬とも猫ともいえない独特な鳴き方は。お前何科の生物なの?」
結衣「犬達が騒ぎ出したのって、ゆきのんのおしっこが原因だったんだね」
八幡「それよりどうすんだよコレ!! こんなんじゃ店開けねえじゃんか、雪ノ下、どう責任取ってくれるんだよッ・・」
雪乃「キャウゥゥ………」シュン
42: 以下、
結衣「こんなおしっこ臭いお店じゃ、お客さんも来てくんないよね」
ドドドドドドドドドドドド………
八幡「なんだ、この物音は?」
キモオタA「ぐおぉぉぉぉーーーー美少女のおしっこの香りがするぞーーーー!!」
キモオタB「はぁはぁ………堪らんでゲスゥ〜〜〜」
杉田「はやみんprpr」
八幡「うわ、なんだよコイツらッ・・」
結衣「なんだかキモいオッサン達が来たし!! てゆうかコッチ来んなぁーーーー!!」
雪乃「…………………キャウッ!!」
雪ノ下招き猫END
43: 以下、
八幡「そんじゃ由比ヶ浜、こっちの更衣室で着替えてくれ」
結衣「はぁーい!」
雪乃「どうして………どうして彼は私には変わってくれないの? 由比ヶ浜さんとはあんなにイチャつくくせに、私の何がいけないというのよ!!」
ミッ○ーマウス「ハハッ、お困りのようだね、お嬢さん」
雪乃「なッ、あなたは誰ッ!?」ビクッ
ミッキ○マウス「僕はミッキー○ウス、舞浜から来たんだ。よろしくね、ハハッ!!」
44: 以下、
雪乃「舞浜から? 同じ千葉県内でしかもここから近くね、それで、そのミッキーマ○スさんが私に名の用かしら」
ミッキーマウ○「僕は困っている人の見方なのさ! 君、どうやらあの比企谷君という男子に恋心を抱いているようだね?」
雪乃「そ、そんな事あるわけないじゃないのッ//// 別に彼とは、そういう中じゃ………///」
○ッキーマウス「ハハッ、僕の目は誤魔化せないよ。それに、あの由比ヶ浜という子から比企谷君を奪う方法ならあるよ」
45: 以下、
雪乃「ッ!? そ、それは一体?」
ミ○キーマウス「なぁ〜に、簡単な事さ。邪魔なもの消してしまえば良いのさ!! あの由比ヶ浜という子さえいなくなれば、比企谷君のハートは君だけのものだよ、ハハッ!!」
雪乃「そ、そんな簡単にいくものなのかしら?」
ミッ○ーマウス「それは君次第さ。さあ、勇気を出して一思いにヤっちゃいなよ!! 由比ヶ浜さんに負けたくないんでしょ?」
雪乃「そ……そうね。悔しいけれど、このままでは私に勝ち目はないわね。このまま報われない恋を抱くのならば、思い切って大胆な行動に出るのも悪くないかもしれないわね」
ミッキ○マウス「そうそう、その意気だよッ!! それじゃ僕はこれから昼のパレードに向けて準備があるからこれで失礼するよ。健闘を祈るよ、ハハッ!」
46: 以下、
雪乃「あ、待って………行ってしまったわ。確かにあのネズミのいう通りね。このままこの私が黙って終わるわけにはいかないわ」
結衣「ヒッキー、着替えてきたよ」
八幡「おう、それじゃ今から店の詳しい説明するから」
結衣「あ、ごめんヒッキー、その前にトイレ借りてもいいかな?」
八幡「ああ、トイレなら奥にあるぞ」
結衣「ありがと〜〜!」
キィーーーガタンッ!!
47: 以下、
トントンッ
結衣「あれ、ここ女子トレイのはずだけど、もしかして小町ちゃん?」
雪乃「いいえ、私よ由比ヶ浜さん」
結衣「あ、ゆきのん! ゆきのんもトレイ使いたいの?」
雪乃「いいえ、あなたに話しておきたい事があるのよ」
48: 以下、
結衣「え、私に話って………って、ゆきのん!!? なんで手に刃物なんか持ってるのッ!?」
雪乃「フフフフ………せいッ!!」
グサッ!!
結衣「ッ!!?」
八幡「あ、雪ノ下、由比ヶ浜を見なかったか? あいつトイレに行くって言ったきり、姿が見えねえんだけど」
雪乃「比企谷君、由比ヶ浜さんなら夢の国へと旅立ったわよ」
八幡「は? 何を言い出すんだよいきなり」
雪乃「由比ヶ浜さんは決して目覚める事のない永遠の夢の中で、あなたの思い出と共に踊り続けているわ」
八幡「いや、言ってる意味がわからんのだけど……」
雪乃「うふふ、でも安心して。私とあなたと、これから似たようなところへ行くのよ。そう………二人だけの夢の国へとね」
シャキーーーンッ!!
八幡「ッ!?」
雪乃「……………ハハッ!」
夢の国END
50: 以下、
結衣「ねえねえヒッキー、そういえばなんだけどさ、ドッグカフェなんだし、ちゃんと犬にあげる餌もあるんだよね?」
八幡「ああ、そこに置いてあるんビーフジャーキーが餌だけど」
結衣「へぇーー、このお店ではビーフジャーキーをあげるんだね。よし、さっそく一本あげてみよう!」
犬達「ワンワンッ!!」
八幡「っておい、それ店の売りもんなんだし、勝手に使うなよ」
51: 以下、
雪乃「ビーフジャーキー………細い棒状の形をした肉のことよね? 犬だけでなく、人が食べるようにも売られているわ」
八幡「え、まあ確かにそうだけど」
結衣「そういや、うちのパパもよくおつまみにビーフジャーキー食べてるかも」
雪乃「あら、こんなところにもビーフジャーキーがあるわね。随分とイカ臭くてお粗末そうだけども」
モゾモゾッ
52: 以下、
八幡「ゆ、雪ノ下ッ!!? 」
結衣「はわわわッ!! ゆきのんがヒッキーの股間をまさぐり始めた////」
雪乃「うふふふ……あら、比企谷君のビーフジャーキーは思ってた以上に肉厚なのね///」
八幡「ゆ、雪ノ下……いきなり何を///」
53: 以下、
結衣「ちょッ、ヒッキー何顔赤くしてんのッ/// ヒッキーマジキモい、エッチ、バカ、最低ーーーーッ/////」
八幡「こ、これは雪ノ下が勝手に///」
雪乃「うふふ、それではさっそく、この極太ビーフジャーキーを頂こうかしら///」
八幡「おい、雪ノ下……や、やめろぉ///」
結衣「ゆきのんばっかしズルいーーー!! 私もヒッキーの食べるしッ////」
ガシッ!!
八幡「アヘェッ///」
54: 以下、
雪乃「なッ、離しなさい由比ヶ浜さん!! これは私が食べるビーフジャーキーだワン!」
結衣「ムカァッ、ゆきのん猫派のくせに何語尾にワンとかつけてんのよ!! この泥棒猫ッ!」
雪乃「よくも言ったわね………このビッチ犬がッ!!」
ギュウゥゥゥ!!
八幡「うがあぁぁぁーーーー///」
結衣「私はビッチじゃないしッ、それに私の方がヒッキーのこと好きだし、ゆきのんは引っ込んでてよ!!」
雪乃「いいえ由比ヶ浜さん、比企谷君に必要なのは私のような完璧美少女よ! あなたのように胸の膨らみしか能の無い汚らしい牝犬に彼を渡せないわ!!」
55: 以下、
ギュウゥゥゥ…………ポキッ!!
結衣・雪乃「ッ!?」
結衣「あれ?」
雪乃「今、ポキッと何が折れたような音がしたような」
八幡「ギャャャャャーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
結衣「ヒッキーッ!?」
雪乃「比企谷君ッ!?」
その後私とゆきのんは、折れてしまったヒッキーのおちんちんを治すための手術代の費用分、ドッグカフェ八幡でタダ働きをする日々を過ごしました。
ヒッキー陰茎折症END
56: 以下、
結衣「ほーーら、餌だよ。お食べ!」
犬達「ワンワンッ!!」
モグモグ
結衣「やっぱり犬は可愛いなぁ〜」
八幡「確かしこうしてみると、犬ってなかなか可愛い生き物かもだな」
57: 以下、
結衣「ヒッキーもそう思う?やっとヒッキーも犬の良さがわかってきたか!!」
八幡「お、ここにも可愛らしい犬がいるじゃねえか……」
結衣「え、どこどこーーッ?」
サササッ
58: 以下、

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