加賀「赤城さんに私を見て欲しい…。」【R-18G】back

加賀「赤城さんに私を見て欲しい…。」【R-18G】


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1:
赤城「…んん、ここは…?」
赤城は目を覚ますと見知らぬ場所にいた。
コンクリートの壁で覆われ窓は鉄格子で覆われている。
赤城「ここは…何処?」
そして、赤城は自身の状態を確認した。手足を拘束され椅子に座らせられていた。
加賀「起きましたか赤城さん。」
赤城「加賀さん!これは一体!?」
加賀「ええ、私がやりました。」
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2:
加賀は表情を変えずいつものように答える。
唯一違ったことがあると言えば、目に光がないことだ。
加賀「どうですか赤城さん。ここは提督が趣味で作った秘密の部屋なの。ここなら…誰にも邪魔されないわ。」
赤城「加賀さん、どうしてこんなことを…。」
加賀「どうして?決まっているじゃないですか。」
加賀「私が赤城さんが大好きだからです。」
3:
赤城「え?それって…?」
加賀「でも…あなたは私のことを見てくれない…。」
赤城「そ、そんなことありませ…」
加賀「嘘よっ!!」
赤城「…!!」ビクッ!
加賀「あなたはいつも…私以外のものに夢中だった…。」
4:
ー回想ー
加賀「あ、赤城さん。今から…。」
赤城「あ!加賀さんごめんなさい!今から間宮に特盛餡蜜を食べに行くところなので…。」
加賀「そうですか…。」
5:
加賀「赤城さん、あの」
赤城「ごめんなさい加賀さん。これから吹雪ちゃんとカツカレー食べに行くから…。」
加賀「……。」
6:
加賀「あか」
赤城「今日は焼き肉食べ放題ですって!!食わねば!!」
加賀「……。」
7:
加賀「いつも私より食事を優先していたじゃないですか!!」
赤城「し、仕方ないじゃないですか!腹は減っては戦は出来ません!!」
加賀「…私はそこで考えたんです。どうすれば赤城さんが私を見てくれるのかを…。」
加賀「そこで、思いついたんです。」
赤城「な、何をですか…?」
加賀「赤城さんが食事ばかり見ているなら…それを奪ってしまえばいい、と。」
8:
加賀「そのための部屋です。ここでは私だけを見てください。食事なんて出しません。赤城さんには私さえいればいいんです。そうに決まってます。一航戦の誇りさえあればどうとでもなります。愛があればお腹もいっぱいのはずです。」
赤城「ちょ、ちょっと待って加賀さん!食事が出ないって!?」
加賀「ええ、食事なんてものがあるから赤城さんは私を見てくれなかった。じゃあ、食事なんて不要です。」
赤城「そ、そんな!!今日の夕食は大和さんのフルコースなのに!!」
加賀「また食事のこと…ましてや私以外の人のことを…!!」
バシィン!!
9:
赤城「い、痛い!!」
加賀「赤城さんは私のことだけを考えればいいんです…。」
赤城「お願い加賀さん!せめて今日の夕食は…!!」
加賀「…どうして。」
赤城「…加賀さん?」
加賀「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」
赤城「」
10:
加賀「……。」ブツブツ
加賀はフラフラと出口へ向かう。
赤城「…はっ!加賀さん待って!私を置いて行かないで!!」
加賀「……。」ブツブツ
しかし、赤城の声は加賀には届かず加賀は部屋から立ち去ってしまった…。
赤城「フルコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオス!!」
部屋には赤城の悲痛な叫びだけが響いた。
11:
翌日
赤城「…お腹空いた。」グゥ?
この部屋に監禁されてから丸一日が過ぎた。しかし、加賀は一向に現れない。
赤城「…ああ、確か今晩はビーフシチューでしたね…。」グゥ?
ガチャッ
加賀「……。」
赤城「加賀さん!!」
12:
加賀「赤城さん…私、一晩じっくり考えたんです。どうしたら赤城さんが私を見てくれるのか…。」
赤城「そんなことよりご飯を!食事をください!!」
加賀「…これならきっと赤城さんも私を見てくれます。」
そう言うと加賀は服を脱ぎだす。
赤城「加賀さん?何をしているんですか…?」
加賀「決まっているじゃないですか。これから赤城さんに私を味わってもらうんです。」
服を全て脱ぎ捨てた加賀の手には包丁が握られていた。
13:
赤城「加賀…さん?」
加賀「…いきます。」
スパッ!ブシャァ!!
加賀「グゥッ…さあ、赤城さん…私の太もものお肉です…食べてください…。」
赤城「」
14:
加賀「あ…私としたことが…調理してませんでしたね…。」
赤城「加賀さん!?一体何をしているの!?」
加賀「…こうすれば…私が食材になれば赤城さんは私を見てくれる…でしょう?」
赤城「何言ってるんですか!?死んじゃいますよ!?」
加賀「ああ…赤城さんが私を見てくれている…!!嬉しい…!!」
赤城「そんなこと言ってる場合じゃありません!!誰か!!誰か来てください!!」
加賀「そうですね…太ももだけじゃ足りませんよね…次は…この胸肉でも…。」チャキッ
赤城「加賀さん止してええええええ!!」
15:
提督「おかしいな、ここには誰もいないはずだけど…。」
吹雪「いや、ここから声がしたんです!!」
提督「ハハハ、そんなバカな…。」ガチャッ
加賀「胸肉を切り落とします…!」
赤城「て、提督!!加賀さんを止めてええええ!!」
提督「な、なんじゃこりゃああああああ!?加賀!裸で何やってんだ早まるな!!」
16:
吹雪「加賀さん!!やめてください!!」
加賀「離して!こうしないと赤城さんは私を見てくれないの!!」ブン!
提督「あっぶね!!ちょっと寝てろ!!」ドン!
加賀「ガッ…!?」ガクッ
吹雪「急いでドックに運びましょう!!」
この後、赤城は無事解放され加賀の負傷部も高修復剤で完治した。
そして…
17:
加賀「鎧袖一触、心配いらないわ。」
赤城「流石ね、加賀さん!」
加賀「いえ…そんなことは…///」
赤城「あ、そうだ!帰ったら一緒に食事に行きましょう!」
加賀「…ええ!是非!!」
赤城「……これでいいのよね?多分…。」
こうして、この一件は無事(?)幕を閉じた。
吹雪「……。」
吹雪「どうしたら赤城さんを私だけのものに出来るかな…。」
……END?
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