花陽「真姫ちゃん、もう花陽は本気で怒ったからね!」真姫「ご、ごめんなさい、花陽……」back

花陽「真姫ちゃん、もう花陽は本気で怒ったからね!」真姫「ご、ごめんなさい、花陽……」


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花陽「もう、真姫ちゃんなんて知らないもん」プンプン
真姫「は、花陽……」アセアセ
凛「う?ん、今回は完璧に真姫ちゃんが悪いにゃー」
真姫「そ、そうね……」ションボリ
凛「ま、真姫ちゃんが素直だにゃ」
真姫「ちょっとやりすぎたって自覚はあるもの」
凛「じゃあ、かよちんにちゃんと謝らないとね」
真姫「ありがとう、凛……」
凛「お礼はちゃんと仲直りしてからだよ」
真姫「えぇ、そうね……」
2:
 
真姫「は、花陽、そのさっきは……」
花陽「……………」ツーン
真姫「その、ごめんなさい」
花陽「…………………」スタスタ
凛「かよちん1人で部室にいっちゃったにゃ」
真姫「うぅ?、花陽に無視されたわ……」グスッ
凛「あぁ、見えてかよちんは意外と頑固だからね」
真姫「はぁ……」
凛「元気出してよ、真姫ちゃん」
凛「とりあえず凛たちも部室行くにゃー」
真姫「たとえ許してもらえなくてちゃんと謝らないといけないしね……」
3:
 
凛「この時、凛と真姫ちゃんは知らなかったにゃ」
凛「本気で怒ったかよちんの恐ろしさを!!」
花陽「…………」ゴゴゴゴ
4:
 
真姫(はぁ?、部室に入るのが気が重いわ……)ハァ
凛「あれはにこちゃん?」
にこ「……………」ボーゼン
真姫「にこちゃん、部室の前に突っ立ってどうしたのよ?」
にこ「は、花陽が………………」
凛「かよちんに何かあったの、にこちゃん!?」バッ
にこ「にこが部室にいったら花陽が先にいたんだけど……」
真姫(ま、まさかあの花陽が怒りのあまり暴れたりとか……)
真姫「わ、私のせいだ、私が花陽を傷つけたからっ」
にこ「はぁ?花陽があんなことになってるのは真姫ちゃんのせいなの?」
凛「とりあえず怖いけど中を覗いてみるにゃ?」ソー
真姫「えぇ、花陽の様子を確認しましょう」ソー
5:
 
 あ…ありのまま今起こった事を話すわ!
 『私が部室を覗くと、みかんの着ぐるみを着ていた花陽がちょっとドヤ顔をしていた』
 な…何を言っているのかイミワカンナイと思うけど
 私も何をされたのかわからなかった…
 頭がどうにかなりそうだった…脳トロだとか花陽かわいいだとか
 そんなチャチなもんじゃあ断じてないわ
 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ…
 
   /|\__
   |/'´ 、`ヽ
    i  人ヽリ)
     イw(´ヮ`ハ丶 < あっ、真姫ちゃん♪
   /. .つ と ヽ
   | : : :_: : : :_: . :|
   ヽ_:( )__( ):_/
     ̄   ̄
7:
 
花陽「真姫ちゃん、やっときたね……」ニッコリ
真姫「ヴェェッ!?」
花陽「真姫ちゃん、さっきは無視しちゃってごめんね」ペコリ
真姫「ううん、元はと言えば私が……」
花陽「でもね、花陽は怒ってるんだよ?」
真姫「そうよね……」
花陽「真姫ちゃん、そこに立ってないで入ってきてくれる?」オイデオイデ
真姫「わ、わかったわよ……」
花陽「凛ちゃん」
凛「な、何、かよちん!?」ビクッ
花陽「真姫ちゃんと2人きりでお話したいから少しお外で待っててもらっていいかな?」
凛「り、了解にゃ?」
11:
 
にこ「全然話が見えてこないにこ」
凛「そう、あれはお昼休みのことだったにゃ」
凛「あの事件を切欠にかよちんと真姫ちゃんは……」ゴゴゴゴゴ
にこ「ねぇ、凛……」
凛「何、にこちゃん?」
にこ「その話、長い?」
凛「…………………」
にこ「にこっ☆」
凛「特に長くないにゃ?」
凛「回想いっくにゃ?」
14:
 
凛「今日の国語はすごい眠かったにゃ?」フワァ
花陽「あははは、凛ちゃん先生に当てられても起きなかったもんね」
真姫「ねぇ、花陽」
花陽「何、真姫ちゃ…」クルッ
ぷにっ
真姫「…………」ツンツン
花陽「ぴゃあ!?真姫ちゃん、びっくりしちゃったよー」
真姫「ふふふ、花陽のほっぺはぷにぷにして気持ちいいわ」
花陽「もう、真姫ちゃんったら……」
15:
 
凛「カップラーメン(ニラ)おいしいにゃ?」
花陽「おにぎりおいしいです!」
真姫「ねぇ、花陽♪」フフフ
花陽「何かな、真姫ちゃ……」クルッ
ぷにっ
真姫「………………」ツンツンツン
花陽「真姫ちゃん、それはさっきもやったよー」アハハハハ
真姫「だって花陽のほっぺは最高だもの、仕方ないわ」
花陽「じゃあ、もうちょっとぷにぷにしていいよ」
真姫「?♪」ツンツン
16:
 
花陽「はーい、真姫ちゃん、あ?ん♪」
真姫「あ、あ?ん♪」
花陽「どうかな?」
真姫「おいしいわ、花陽」モグモグ
花陽「真姫ちゃんがそう言ってくれると嬉しいな……///」テレテレ
凛「かよちんよかったね、真姫ちゃんのために朝早くから頑張ったんだもんね?」
花陽「り、凛ちゃん!」
真姫「花陽、あのね……」
花陽「真姫ちゃん、何か…」クルッ
ぷにっ
真姫「……………………」ツンツンツン
花陽「真姫ちゃん、ぷにぷにしすぎだよー」
真姫「そ、そんなにぷにぷにしてないわよ!」
花陽「むぅー …………」プクー
17:
 
凛「凛は拗ねて頬を膨らませるかよちんも好きだにゃ?」
花陽「いじわるな真姫ちゃんなんて知りません!」プンスカ
真姫「花陽、聞いて」
花湯「………………」ツーン
真姫「花陽、もうぷにぷにはしないから安心して」
花陽「本当?」
真姫「えぇ、本当よ」
花陽「本当の本当?いじわるな真姫ちゃんじゃない?」
真姫「当たり前じゃない」
花陽「……いつものやさしくてかっこいい真姫ちゃんなの?」
真姫「す、拗ねてる花陽もかわいいけど、やっぱり花陽には笑顔が一番よ//////」クルクル
花陽「真姫ちゃん、私も笑顔の真姫ちゃんが…」クルッ
ぷにっ
真姫「………………………………」ツンツンツン
花陽「うぅ、真姫ちゃんひどいよ、騙すなんて……」
真姫「だって頬を膨らませる花陽がかわいくて、つい……」
花陽「真姫ちゃんなんかもう知らない!」プンプン
18:
 
花陽「真姫ちゃん、花陽は怒ったからね!」
花陽「真姫ちゃんのお弁当作ってくるのも3日に1回にしちゃうし」
花陽「一緒に手をつないで帰ってあげないし」
花陽「作曲に詰まった時に肩もんだりぎゅっーとハグしてあげないし」
花陽「たまにしかあーんもなでなでも膝枕もしてあげないんだから!」
真姫「そ、そんなぁ……」アワワワ
凛「真姫ちゃんがこの世の終わりみたいな顔してるにゃ?」
真姫「ご、ごめんなさい、花陽!」
花陽「…………ふーんだ!」プイッ
19:
 
真姫「わ、私にとって花陽は高校で初めてできたとってもとっても大切な親友だと思ってるわ」
真姫「でも花陽には幼馴染の凛がずっと一緒にいるのよ……」
真姫「やっぱり長い時間を過ごしてきた2人を見ると私なんかって不安になって」
花陽「………………………」
真姫「確かに今まで花陽といた時間は少ないわ」
真姫「でも、その分これからは誰よりも花陽ずっと一緒にいたい」
真姫「花陽にはもっと私を、……私だけを見てほしいって思ったの」
真姫「それで花陽に迷惑かけちゃ意味ないわよね」シュン
真姫「ごめんなさい、花陽……」
花陽「私は真姫ちゃんのこと迷惑なんて思ってないよ!」
花陽「私だって真姫ちゃんとずっと一緒にいた…」クルッ
ぷにっ
真姫「…………」ツンツンツン
花陽「むむぅー」プクー
プクー ツンツン  プクー ツンツン   プクー ツンツン
21:
 
凛「……というわけだにゃ?」
にこ「それって構って欲しいけど素直になれない真姫ちゃんがぷにぷにしすぎただけよね」
にこ「心配して損したにこ?」
凛「まぁ、簡単に言うとそういうことになるかなぁ」
にこ「はぁ、真姫ちゃんったら花陽に対しては本当にデレデレよね」
凛「まぁ、かよちんは真姫ちゃんを甘やかす天才だからね」キリッ
にこ「じゃあ、なんで花陽はみかんの着ぐるみを着てるの?」
凛「真姫ちゃんの嫌いな食べ物はみかんでしょ」
にこ「?」
凛「かよちんは何でもおいしく食べちゃうにゃ」
にこ「そうね、あの子嫌いな食べ物はないからね」
凛「だからかよちんは嫌いな食べ物ということをあまり理解できてないのかもしれないにゃ」
花陽「どう、真姫ちゃん?みかんだよー」
花陽「がおっー!悪い子の真姫ちゃんにはおしおきです!」
真姫「!?」
22:
 
花陽「真姫ちゃんはみかんが苦手だもんね」ニッコリ
真姫「……そうね」
花陽「これで真姫ちゃんは花陽をぷにぷにできないよ!」ドヤァ
真姫「みかんは苦手だけど、別に触れないわけじゃ……」
ぷにぷにっ
真姫「は、花陽、くすぐったいわ//////」
花陽「ふふっ、ここからはずっと私のターンです!」ツンツン
真姫「…………」ゴクリッ
花陽「えいっ」
ぷにっ
花陽「えいっ、えいっ」
ぷにっ ぷにっ
花陽「真姫ちゃんのほっぺってぷにぷにして気持ちいいよ♪」
ぷにっ
花陽「真姫ちゃんのお肌、すべすべでうらやましいよ?」
真姫(か、かわいい!着ぐるみでチョコチョコ動きまわる花陽かわいいわ!)
23:
 
花陽「ふふふ、右だけじゃなくて左もやらないとね!」ニヤリ
真姫「く、くすぐったいし恥ずかしいわ//////」
花陽「えいっ」
ぷにっ
花陽「悪い真姫ちゃんなんてこうです!」
ぷにぷにぷにっ
真姫(ちょっと得意げになってる花陽がかわいすぎよ!)
花陽「これが花陽の怒りです!」ピャアー
わしゃわしゃ
真姫「ちょっ…は、花陽」
花陽「真姫ちゃんのサラサラの髪わしゃわしゃしちゃうよ!」ズイッ
真姫(花陽のか、顔が近いわ//////)テレテレ
わしゃわしゃ
花陽「真姫ちゃん、気持ちいいの?」
真姫「そ、そんなことないわ///」クルクル
25:
 
花陽「真姫ちゃんの髪ってなんでこんなにサラサラなの?」
わしゃわしゃ
真姫(花陽の手のひら温かくてすごい安心する//////)
花陽「真姫ちゃん、花陽のこと好き?正直に言ってくれたら優しくなでてあげる」
わしゃわしゃ
真姫「…わ、わたしは花陽のことが、す、好きよ//////」
花陽「いい子、いい子?♪」
なでなで
真姫「ふわぁ」
花陽「撫でられてる真姫ちゃんかわいいよ!」
なでなで
真姫「////////////」
26:
 
にこ「ねぇ、アレのどこがおしおきなの?」
凛「にこちゃんはやっぱりにこちゃんだにゃ?」
にこ「どういうことよ……」ムッ
凛「今、真姫ちゃんが反撃してかよちんをぷにぷにしたらどうなるかにゃ?」
にこ「ふん、勿体ぶらずに教えるにこ」
凛「我に返ったかよちんは自分のしてたことに猛烈に恥ずかしがるにゃ」
凛「きっと恥ずかしくてしばらくは真姫ちゃんの顔も見れなくなっちゃうし」
凛「真姫ちゃんがちょっとでも触れようものならすごい勢いで逃げちゃうよね」
にこ「まぁ、冷静になったらみかんの着ぐるみの時点で余裕でアウトよ」
凛「そして真姫ちゃんはかよちんとよそよそしくなったら……3日間くらい寝込むにゃ」
にこ「えぇ?」
凛「それぐらいショックってことだよ」
凛「だから必死にぷにぷにしたい自分を抑えてるハズ」
にこ「なるほど」
凛「つまり勝負はこれからってことにゃ?」
27:
 
花陽「真姫ちゃんをもっとかわいがっちゃいます!」キリッ
真姫(くっ、これ以上花陽とイチャイチャしたらやばいわ)
真姫(私の中のキューティなパンサーを抑えられなくなっちゃう!)
真姫「花陽、私が悪かっ… 」
花陽「うしろからぎゅーーーーっ」ダキッ
ぎゅうっ
真姫「は、花陽、もう我慢が…///」
花陽「真姫ちゃんってなんだかいい匂いがするよね///」クンクン
花陽「えへへへ、私この真姫ちゃんの匂い大好きなんだ!」
真姫「は、花陽だっていい匂いじゃない///」
真姫(それにこの着ぐるみの上からでもわかるやらかいものは//////)
むにむにぃ
花陽「ねぇ、真姫ちゃん♪」
花陽「あててるんだけど……どうかな?///」ボソッ
真姫「み、耳元で囁いちゃだめぇ///」
花陽「う?ん、着ぐるみの上からだと分かりにくいのかな?」
花陽「もっとぎゅっと押しつけた方がいいよね」
むぎゅぎゅっ
真姫「??????????!」
28:
 
真姫「お願い!こ、これ以上やられたら私は花陽のことをっ//////」
花陽「私ね、いつものかっこいい真姫ちゃんも好きだけど」
花陽「真っ赤になっちゃって震えてる真姫ちゃんもとってもかわいくて大好きだよ」
真姫「やめて!花陽への大好きが止められなくなっちゃう」
花陽「真姫ちゃん、もう我慢しなくていいの……」
花陽「大好きな真姫ちゃんなら……花陽が全てを受け止めるから」ナデナデ
花陽「だからね、私に真姫ちゃんの全部を委ねていいんだよ?」
花陽「もっともっと気持ちよくしてあげるよ、真姫ちゃん」
真姫「本当にいいの?私、なかなか素直になれないし……」
真姫「他の子と花陽が話してると胸がモヤモヤしちゃって不安になっちゃうの」
花陽「いいんだよ、真姫ちゃんが素直に甘えられないんだったら私がいっぱい甘やかすし」
花陽「真姫ちゃんがモヤモヤしないようにいっぱいいっぱい大好きって言って安心させてあげるから」ニッコリ
真姫「は、花陽!!」ダキッ
ぎゅうっ
花陽「真姫ちゃん///」
29:
真姫「駄目ね」ブリブリブリブリッ!ブパッ!ブボボッ!ブリブリブッ!
ブリブリブリブリッ! ブリッ!ブパッ!ブボボッ!ブリブリブッ!
花陽「ちょ、嘘でしょ…真姫ちゃんなにやって…」ポロポロ
真姫「なに泣いてんのよ!泣きたいのはこっちよ!ふざけないで!」
花陽「ご、ごめんね。気にしてないから落ち着いて、ね?」
真姫「はぁ…もういいからそこのコンビニに停めてよアクエリ買ってくるから」ブリッ…
31:
 
真姫「花陽、ごめんなさい」ペコリ
花陽「ううん、私も真姫ちゃんをいっぱいぷにぷにしちゃったしごめんね」
真姫「私ね、花陽を一方的にぷにぷにしたし花陽から一方的にぷにぷにされたわ」
花陽「うん……」
真姫「でもやっぱりお互いにぷにぷにしたりぷにぷにされたりするのが一番よ!」
花陽「真姫ちゃん///」パァ
真姫「ふふふ、花陽、顔真っ赤よ♪」ツンツン
ぷにっ
花陽「真姫ちゃんだって顔トマトみたいに真っ赤だよ///」ツンツン
ぷにっ
真姫「仕方ないじゃない、大好きな花陽にあんな恥ずかしいことされちゃったのよ///」ツンツン
ぷにっ
花陽「真姫ちゃん、嫌だった?///」ツンツン
ぷにっ
真姫「ううん、とても気持ちよくて幸せだったわ///」ツンツン
ぷにっ
花陽「真姫ちゃんに喜んでもらえてうれしいよ///」ツンツン
32:
 
花陽「本当はね、ちょっぴり不安だったんだ……」
真姫「花陽?」
花陽「真姫ちゃん、みかん嫌いだから私の事も嫌いになっちゃうかもって……」
真姫「そんなこと絶対ないわ!」
花陽「いじわるな花陽は嫌がる真姫ちゃんをいっぱい恥ずかしい目にあわせちゃったんだよ?」
真姫「ううん、全然嫌じゃなかったしむしろご褒美だったわ」フンス
花陽「そうなんだ……」
真姫「花陽、確かに私はみかんが嫌いよ」
真姫「でもね、花陽のことは大大大大大大大好きよ!」ドヤァ
真姫「花陽のためなら冷凍みかんだって丸かじりしてしてみせるわ」
花陽「駄目だよぉ、そんなことしたら真姫ちゃんの綺麗な歯が欠けちゃうよぉ」
真姫「もし歯が欠けてしまったら、歯科医になればいいじゃない!」
花陽「真姫ちゃん……」
真姫「花陽は私の全部を受け入れてくれるって言ったけどね」
真姫「私だって拗ねてる花陽も怒ってる花陽もみんな大好きよ!」ナデナデ
35:
 
花陽「真姫ちゃん、あのね……///」モジモジ
真姫「どうしたの?」
花陽「ま、真姫ちゃんに抱きしめてもらいたいなって」
真姫「そんなのお安い御用よ!」
花陽「ち、違うの……」
真姫「花陽?」
花陽「さっき真姫ちゃんに抱きしめてもらったんだけど、着ぐるみの上からだとね」
花陽「あまり大好きな真姫ちゃんに抱きしめられてるって感じられなくて……」
真姫「そうよね、みかんを食べる時は皮を剥かないといけないわね」フフフフ
花陽「真姫ちゃん、優しく剥いてね?」
真姫「もちろんよ、この真姫ちゃんにまかせなさい!」
36:
 
花陽「後ろにファスナーがあるから下ろしてくれる?」
真姫「わかったわ、……というかこれをよく1人で着れたわね?」クンクン
花陽「着る時は糸をつけてひっぱったんだけど……ってくんくんしないでぇ」
真姫「ふふふ、着ぐるみの中で濃縮した花陽の匂い最高よ///」クンクン
花陽「は、恥ずかしいよぉ?///」ピャァ
真姫(それに中に着ているぴっちりしたタイツのせいで花陽のボディラインがこれでもかと強調されてるわ)
真姫(いつも素直でやさしい天使な花陽だけど)
真姫(それと裏腹に身体はワガママ小悪魔ぷにぷにボディなのよね//////)ゴクリ
花陽「真姫ちゃん、花陽のことぎゅっと抱きしめてくれないの?」ソワソワ
真姫「は、花陽がかわいすぎてドキドキしてたのよ///」ドキドキ
花陽「今ね、私もすっごいドキドキしてるからお揃いだね///」ドキドキ
真姫「いくわよ、花陽///」
花陽「お願い、花陽のことぎゅっとして…///」
39:
 
にこ「あれ?2人は喧嘩してたのよね」
凛「甘いよ、にこちゃん」
にこ「何よ、甘々なのは花陽と真姫ちゃんじゃない!」
凛「これがいわゆるまきぱな日和だにゃ?」
にこ「これがまきぱな日和…………」
凛「それに今日はそんなにイチャイチャしてないし」
にこ「えっ、何それこわい」ゾクッ
凛「だって喧嘩してたんだからいつもより甘さ控えめすっきりビターになるに決まってるにゃ?」
にこ「イミワカンナイにこ」
43:
 
 
数日後
花陽「真姫ちゃん、あ?ん♪」
真姫「あーん♪」
花陽「真姫ちゃん、おいしい?」ナデナデ
真姫「おいしいに決まってるじゃない!」キリッ
花陽「真姫ちゃんが喜んでくれてよかったぁ……」
真姫「花陽もあーんして?」
花陽「はい、あ?ん♪」
真姫「あーんと見せかけて……」ヒョイパクッ
花陽「真姫ちゃん、酷いよ!」
真姫「ごめんね、そわそわしてる花陽があまりにもかわいいから」
花陽「もう、真姫ちゃんのいじわる!」
真姫「ほら、たまごやきあ?んしてあげるから機嫌直しなさい///」
花陽「私真姫ちゃんのたまごやき大好き、あ?ん♪」
真姫「あー…………ぱくり」ヒョイパクッ
花陽「むぅー …………」プクー
44:
 
凛(今日は部室で食べさせ合いっこかにゃ?)フムフム
真姫「花陽、たまごやきはまだまだ沢山あるからね?」ナデナデ
花陽「うん……」
真姫「今度こそあ?ん♪」
花陽「あ?ん♪」
真姫「あー……………今度もぱくり」ニヤリ
花陽「……………」
真姫「は、花陽……………」
花陽「真姫ちゃん、もう花陽は本気で怒ったからね!」プンプン
真姫「ご、ごめんなさい、花陽……」
45:

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