花陽「μ'sと私のバースデー」back

花陽「μ'sと私のバースデー」


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1月16日
―――部室―――
穂乃果「やっほー!今日は一番乗りー...アレ?」
花陽「あ、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「花陽ちゃん!今日は早いね、真姫ちゃんと凛ちゃんは?」
花陽「それが...凛ちゃん今日は休みらしくて、真姫ちゃんが家に行ってるの。」
穂乃果「ほえー...凛ちゃんが...風邪かな?」
花陽「いや、分かんない。けど凛ちゃん、今まで風邪で休んだ事は無いのに...」
3:
穂乃果「そうなの?」
花陽「今日...私も休んでいいかな...」
穂乃果「花陽ちゃん...」
――――――――――――
絵里「それで今日は三人休みって事かしら?」
穂乃果「うん...」
海未「困りましたね、今日は1年生を中心とした練習でしたから...」
にこ「全く...こう自由に休まれると困るわねー...」
希「にこっち、本当は心配なんとちゃうん?」
にこ「ま、まぁ...それもそうだけど...」
4:
ことり「今日の練習はお休みにする?」
海未「そうですね、では練習は各自行ってください。」
希「ウチは三人を探すかなー」
海未「希!」
希「あ、海未ちゃんも来る?」
海未「行きません!」
―――凛宅―――
真姫「もう一度言ってくれるかしら、凛...?」
凛「だーかーらー!明日はかよちんの誕生日でしょ?それで、何をあげたら喜ぶかなっ
て...」
真姫「それを私に相談するの!?」
5:
凛「後生の頼みにゃ!」ペコリ
真姫「全く...心配したのが馬鹿みたいじゃない。なんでそんな事...」
凛「そんな事ってどういうこと!」
真姫「ヴェェッ!?」
凛「凛とかよちんは切っても切れない関係だにゃ。今もたまに一緒にお風呂に入ってたりもしてるんだからね!」ハナダカ
真姫「胸張って威張る事じゃないと思うけど?」カミノケイジイジ
凛「張るほどないにゃ!...って何言わせるの!」
真姫「自分で言ったんでしょ...(めんどくさい...)」
凛「良いから考えるにゃ!」
真姫「何で私が...」
6:
凛「真姫ちゃんはかよちんの事どうでもいいの?」
真姫「べ、別に...そんな事は...」ギクリ
凛「真姫ちゃん、初めて出来た友達はかよちんだよね?」
真姫「ウルサイワネー...しょうがないわ、手伝ってやろうじゃない...」
凛「(相変わらずちょろいにゃ)」
凛「(でも知ってるよ、真姫ちゃんはかよちんの事、本当に大切に思っているんだよね。素直じゃないにゃ。)」
真姫「それで、凛は何か考えたの?」
凛「さっぱりだよー...。」
真姫「花陽の好きな物...アイドル...?いや、お米?」
凛「そうだけど...駄目だよ。」
7:
真姫「えっ?」
凛「かよちん、お米とアイドルに関しては凛が入る隙間がないほど五月蝿いから...。」
真姫「あー...確かにね。」
凛「まぁ、こんな事もあろうかと増援を読んだんだけど。」
真姫「(私じゃなくても良かったのね...)」
凛「そろそろ来るはずにゃ。」
真姫「えっ?」
バタン!
希「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!スピリチュアルのんたん参上やで!」
海未「希!だからここはどこなんですk...凛、真姫?」
8:
凛「あ、きたきた。」
海未「きたきたじゃないですよ!心配したんですからね?」
希「という訳で、海未ちゃんも呼んできたでー。リリホワ勢揃いやんな!」
海未「ところで、なんで私は呼ばれたんでしょう...?」
真姫「(海未、御愁傷様ね。)」
凛「ゴハンゴハンライスにゃって事にゃ。」
海未「なるほど」
真姫「(今ので分かったんだ...)」
凛「それでは、何か案がある人!」
希「はいはいはーい!」
9:
凛「はい、希ちゃん!」
希「花陽ちゃんはお米が好きだよね」
凛「...?そうだけど...」
希「けど、凛ちゃんは花陽ちゃん程のお米の知識はない。」
凛「ラーメンなら話せるんだけどなぁ」
真姫「それはそれで凄いけどね、ある意味。」
海未「それで、どうするのです?」
希「花陽ちゃんが好きなお店に行きます」
凛「ふむふむ」
希「凛ちゃんが付いていきます」
10:
凛「割と行く時は一緒にゃ」
希「花陽ちゃんの分まで凛ちゃんが奢ってあげればええんとちゃう?」
海未「お金の問題ですか...いや、花陽はそれで喜ぶんですかね...?」
真姫「いや、奢るって...それぐらい大した事じゃないでしょ…」
希「ついでに、ウチの分まで奢ってくれたら嬉しいんやけどなぁ?」
凛「それは無理にゃ」
希「ん、何でや?」
凛「今、凛の財布...お金無い」(´・ω・`)
希「バッカモーン!お前はお金と花陽工作兵とどっちが大事なんや!」
凛「希隊長...それは...!」
11:
真姫「茶番はいいから他の案を考えましょうよ」アキレ
海未「大体私はそれで良いとは思えませんし」
凛「じゃあ海未ちゃんは何か案あるの?」
海未「そうですね...うーむ...」
凛「ほらー、無いんじゃん」
海未「私は希に連れてこられただけなので...特には考えてなかったんです!」
真姫「まぁ、海未はしょうがないわね…ところで、海未自身は花陽に何するか決めてるの?」
海未「ええ、それは決めてます。」
凛「海未ちゃんに負けたにゃー...」
真姫「負けとかの問題じゃないと思うけど」
12:
そうして話はもつれ込んでいった......。
―――一方他のメンバーは―――
花陽「アワワワワワワ」プシュー
穂乃果「花陽ちゃんがいつに無く慌ててるよ?」
ことり「花陽ちゃんと凛ちゃんはいつも一緒だからねぇ」
希「どっかの誰かさんみたいやね」ニヤニヤ
絵里「希!?わ、私は...」
希「んー?何も絵里ちの事とは一言もいっとらんよー?」クスクス
絵里「ーッ!////」
ことり「けど、私と穂乃果ちゃんも小さい頃から一緒だよねー♪」
13:
花陽「わわわわ...はっ!そういえばそうだったね」
穂乃果「海未ちゃんもだね、ずっと一緒だもんねー」
ワイワイガヤガヤ
にこ「」
にこ「にこここここここここここここ」ガクガク
4人「!?」
にこ「にこここここここここここここ」
花陽「にこちゃん、どうしたのかな...」
ことり「とうとう壊れちゃったのかな?」
絵里「ハ、ハラショー...何なのこれ...」
14:
希「うちに任せときー。どれどれ...?」グヌヌヌヌ
希「ほうほう...」
穂乃果「どうだったの?」
希「真姫ちゃん禁断症状やんな。」
三人「真姫ちゃん禁断症状!?」
希「せや、素直じゃないコンビの二人は自然と無くてはならない関係になってるんや...。」
にこ「にここここここここここここ」ガクガクブルブル
希「まぁ、真姫ちゃんは気付いてないやろうなぁ、もしかしたら真姫ちゃんがこうなってたかも知れへんけど...。」?
絵里「それで、にこはどうなったら治るの?希。」
花陽「にこちゃんをなんとかしないと..」
15:
希「簡単なことやん?真姫ちゃんを見せればいいんや。」
4人「真姫ちゃんを?」
穂乃果「でも、ここには真姫ちゃんは...」
ことり「いないよね...?」
うーん...。
にこ「にここここ...真姫ちゃん」
花陽「悪化しちゃったのォ!?」
希「こうなってしもうたら...すぐにでも処置を施さんとにこっちは...」
穂乃果「にこちゃんは...?」ゴクリ
希「真姫ちゃんとしか話せなくなる!」
16:
Printemps「な、なんだってー!」
絵里「私にはもう手遅れの気がするんだけど...」
にこ「真姫ちゃん」
穂乃果「希ちゃん!何とかしてよぉ!」
希「うちには...無理や...」
穂乃果「そんなぁ!」ガックリ
花陽「そういえば、この前凛ちゃんと真姫ちゃんと撮った写真があっt」
3人「それだ!」
絵里「花陽、早くにこにそれを!」
花陽「エ゛ェ゛ー!?ちょっと、待ってぇ...」ガサゴソ
17:
にこ「真姫ちゃん」バンバン
希「とうとう暴れだしたで...」
にこ「真姫ちゃん真姫ちゃん」ゴロゴロゴロ
ことり「暴れて...るのかなぁ?」?
絵里「何なのよこの状況...」
穂乃果「ファイトだよ!にこちゃん!」
花陽「あ、ありました!」
希「でかした!花陽ちゃん!」
絵里「にこ、ほら真姫よ!」
にこ「真姫ちゃん!?真姫ちゃん真姫ちゃん」ガクガク
18:
4人「...」
にこ「真姫ちゃ...はっ!私は何を...?」
穂乃果「戻ってきたー!」
希「この感じ...本物のにこっちやん!」モッギュー
にこ「希!?や、やめなさいよぉ!苦し...」
絵里「全く世話がかるんだから...」ホッ
ことり「まぁ、にこちゃんも戻ってよかったね。」
花陽「あっ、写真が...」
シュウウウウ
絵里「消えたわね…」
19:
希「治療と引換に役割を終えたんやね、実にスピリチュアル...やね。」
ことり「ところで...」
にこ「希...」
絵里「なんで、ここに...?」
花陽「凛ちゃんの所に行ったんじゃ...?」
希「ふふふっ、スピリチュアルやろ?」ニッコリ
絵里「エリチカ、これは夢よ...いや希の悪いイタズラよ...」ガクガクブルブル
穂乃果「希ちゃんすごーい!」
にこ「いや、緊張感持ちなさいよ!」ビシッ
希「あれ?あーれー...時間切れやーん...」シュウウウウ
20:
5人「...」
5人「消えたッ!?」
ことり「何だったんだろうね...」
花陽「さぁ...私、凛ちゃんのところ行ってみるね」ピロリンピロリン
花陽「あれ、凛ちゃんからだ。どれどれ...?」
ピャァァァァァァァァァァ!
4人「花陽(ちゃん)!?」
花陽「あ...あぅぅ...」グスッグスッ
花陽「にこちゃん...私、もう駄目ぇ...」
にこ「何があったのよ...しっかりしてよね」
21:
穂乃果「どれどれ...?」
「かよちんへ、凛の所にはもう来ないで欲しいにゃ」 By凛
にこ「お、おぅ...(花陽以外察したでしょうが、これは花陽にはキツイわね…)」
ほのことえり「(察した)」
花陽「ねぇ...私どうすればァ...」エグエグ
ことり「んー...えーと...」
穂乃果「あー...うん...」
絵里「何と言えばいいのかしら…」
花陽「ピェェェェェ」バタン!
穂乃果「あっ」
22:
にことえり「あー...」
4人「どうする...?」
ことり「なんとかなるんじゃないかな?」
にこ「いや、ならないでしょ。」
―――のぞうみりんまきサイド―――
時は少し先上り...
凛「あー、思い付かないにゃー!かよちんがいないと凛は駄目なんだよー...」
希「あちゃー...」
真姫「しっかりしなさいよー...」
海未「凛がこの調子ですと花陽は大丈夫でしょうか..?」
23:
凛「あっ!かよちんが心配だにゃー!!希ちゃん、何とかしてぇ...」グデー
海未「無理言わないでください凛。」
希「うち一人じゃ何も...」
真姫「諦めなさいよ。」
希「真姫ちゃんが協力してくれへんとなぁ…」
真姫「ヴェェッ!?イミワカンナインダケド!」
海未「どういう事です?」
希「うちはスピリチュアル的なもの...まぁオカルトに少々通じとるやん?」
海未「なんかそんな広い範囲で表していいんですか?」
希「それで真姫ちゃんは医者の娘。たまに変な薬も作ってるんやないの?」
24:
真姫「そ、それが何?関係無いでしょ」イジイジ
希「オカルトと科学が交わりし時、願いし者の姿映し出されん...と聞いたことがあるんよ。」
真姫「貴女何言ってるの!?」
海未「なるほど、まるで意味がわかりませんね...」
凛「何でもいいからお願いするにゃ!」
希「ほら、凛ちゃんもこう言ってるんやし...」ワキワキ
真姫「絶対にお断りよ!」
希「そんな事言わんと。」
凛「あっ、にこちゃんがいるにゃ!」
真姫「ヴェッ!?」キョロキョロ
25:
希「今や!スピリチュアルわしわしタイフーン!」ぎゅるるるる
真姫「キャァァァァァァァ!!」
ボンッ!
海未「何か落ちてきましたね。」
希「出来たで、立体再現スピリチュアルマシンや!」
凛「おぉっ!」
真姫「希...覚えてなさいよ...」ガクッ
凛「ではさっそく!」ポチッ
シーン...
凛「あれ? 」
26:
海未「動きませんね。」
希「あー、これは単一電池が9個必要なんや。」
海未「多いですね...てか本当に動くんです?」
凛「あるよー」
希「ナイス凛ちゃん!」
凛母「ちょっと、そんな電池持っていって何するんだ?」
海未「花陽のためで...」
凛母「よし、持ってけ!うちの全部出してやろうじゃん!」
海未「いや、そんなには」
凛母「いいからいいから!花陽ちゃんの危機とあらば、何としても必ず手を指し伸ばさないといけね..噛んだ..」
27:
凛「じゃあ持っていくねー」バタン
凛「ふぅ」
希「花陽ちゃんの事になるとあっさり渡してくれたなぁ。」
凛「お母さんはかよちんのお母さんとすっごく仲良かったんだって!今もだけど。」
海未「なるほど...」
凛「前ほどじゃないけど週5で遊びに行ってるらしいよ。」
真姫「減って週5なのね...」ムクリ
希「あっ起きた」
凛「真姫ちゃんのお母さんも最近はたまに飲みに行ってるって。」
真姫「最近たまにいないのはそういう事ね...」
28:
海未「なんかこういうのも慣れました。嬉しいんだか悲しいんだか...。」
凛「じゃあ、電池を入れるにゃ!」
希「入れたら凛ちゃんが押すんやでー。」
凛「はーい。」
真姫「何とかなりそうね、こっちも早く話をつけましょ」
凛「セット完了!」
希「早くおさんと、うちが先に押しちゃうよー?」ニヤニヤ
凛「にゃー!?止めるにゃー!」
希「冗談やって、ほら押すフリやって...」ポチッ
4人「あっ」
29:
凛「何してんのー!?」
希「テヘヘ」
海未「希...貴方って人は...。」
真姫「やっぱりこうなるのね...」ハァ
希「まぁ大丈夫やって!話し合いの続きや!」
凛「全くもー...。」
そして...
海未「」グッタリ
凛「完璧だにゃー!」
希「これや!海未ちゃんも完璧だったで!」
30:
海未「ありがとうございます...」パタリ
真姫「海未...御愁傷様...。なんか途中でにこちゃんに呼ばれた気がしたけど..まぁいいわ。」
凛「みんなに早見てもらおうよ!」
希「そうやな...って、花陽ちゃんには見せたらアカンやろ」
凛「そうだった!じゃあかよちんにそれを伝えないと...でもどう打てば...」
海未「私におまかせを。」カチカチッピロロン
希「今の間にこれのスイッチも切っとかんとなぁ」ピッ
凛「どれどれ...にゃー!?これじゃかよちんが傷ついちゃうにゃー!」
海未「いけませんでしたか?」
凛「駄目駄目だにゃ!どうやったらこんなストレートに伝えれるの!?」
31:
海未「すいません、要件は伝えないと分かりませんし...。」
真姫「この人達先輩...よね?」アキレイジリ
希「花陽ちゃん以外には来てもらうように伝えたでー!」
―――20分後―――
穂乃果「来たよー!」
ことり「おじゃましまーす♪」
にこ「お邪魔するわ。...意外と普通なのね。」
絵里「お邪魔します。にこの家より広いわね。」
にこ「うっさいわね!」
真姫「あっ来たわね。」
32:
にこ「真姫ちゃーん!」
真姫「な、何なのよいきなり...//」
凛「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!」
真姫「凛まで...って、凛は一緒にいたでしょ!」
穂乃果「それで、凛ちゃんがいい案を思いついたって!?」
凛「そうだよ!すっごい自信あるんだー」
希「これは笑顔間違いなしやん!」
海未「ですね...」ズーン
ことり「へぇ ~楽しみだなぁ」ワクワク
絵里「で、海未はなんで落ち込んでいるの?」
33:
にこ「三人で何かするのかしら」
凛「ご名答にゃ!」
希「名付けて、リリホワ漫才大作戦や!」
海未「私は嫌です...。」
ことり「あ、あはは...。」
絵里「それで...」
穂乃果「海未ちゃん、ファイトだよ!」
にこ「しょうがないわ、見てあげる。海未、しっかりしなさい。」
凛「じゃあ始めるよ!」
34:
―――――――――――――――
希凛海未「はいどーもー!」
海未「私達lily whiteと申しますんでね、せめてユニット名だけでも覚えていただきたいと思っております。」
凛「ヨロシクお願いするにゃー」
希「海未ちゃん?そんな紹介やったら名前すら覚えてもらえへんよ?」
海未「えっ!?ですが、何をすれば...」
希「ほら、あれあるやろあの弓で撃つ奴!」
海未「えぇッ!?やらないと駄目ですか...?それに、皆本当は私の事知ってますし...」
希「ごちゃごちゃ言わんとはよやらんかい!」
凛「ほら、希ちゃん怒らせたら怖いよー?」
35:
海未「凛は何を知ってるんです!?」
希「」ワキワキ
海未「しょうがないですね...」スーハー
海未「皆のハート、打ち抜くぞぉ☆ラブアロー...シュートットットットー...」
5人「ウッ!」
凛「疾風の鈴猫!ラーメン目掛けて一直線!その名も、スター、凛!」
海未「ちょ...えっ!?」
希「そしてウチが、大魔王スピリチュアル=ノゾミーンとはウチの事や!我が前に跪くがいい!」バーン!
シーン...
海未「何やってるんですか!台本とぜんぜん違うことしないで下さい!」
36:
希「海未ちゃん、これは掴みや。インパクトさえ与えたら良かろうなのだー!」
凛「希ちゃんカッコイイー!」
海未「はい、こんな変な2人と私で漫才をやっているんですがよろしくお願いしますねー...」
海未「ところで2人、実は私高校を卒業したら引越しを考えてまして。」
希「きゃー、海未ちゃんエローい!」
海未「何でですか!?...それですが私、引越しをした事がないので...希ならよく知ってると思って相談をしたいのですが」
希「成程、じゃあちょっとシュミレーションしてみよか!」
凛「凛もやるにゃ!」
海未「では...ウィーン」
希「そういうのいらないわ」
37:
海未「エェッ!?」
希「何そのウィーンって、馬鹿にしてるん?」
海未「えっ、いえあの...」
希「真面目にやらないんだったら帰りぃや?」
海未「す、すいません...」
凛「また怒られてるにゃー!」
海未「凛こそ何してるんです...?さっきから椅子に座っていますが...。」
凛「凛は助手にゃ!希ちゃんが店員さんで凛が助手をするの!」
海未「(要らないと思いますが...)そうですか」
希「はいはい、よってらっしゃい見てらっしゃい!」
38:
海未「もう突っ込みませんよ...あの、一人暮らしのための引越しを考えているんですが」
希「ふむふむ、じゃあ条件とかありますか?検索しますんで。」
海未「そうですね...まずはアパートで...」
希「成程...じゃあこれとかどうでしょう?」
海未「アパートだけで絞れるんですか?えっと...ここは...」
凛「ここは西表島ですねー」
海未「西表島!?」
希「はいー」
海未「いえ...西表島にわざわざ引っ越すって人少ないと思いますよ!?」
希「離島って、スピリチュアルな生き物とかいて神聖な気分になれるやん?」
39:
海未「ならなくてもいいです!もっと住みやすい所にしてくださいよ...」
凛「希ちゃんの意見に指図するのー...?後が怖いよ?」
海未「さっきから貴方は何なんですか!?」
凛「じゃあ、凛のおすすめのところを教えるにゃ。」
海未「ではお願いしますか。」
凛「ほらここ。」
海未「どれどれ...1DKでここからもそこまで遠くは無いですね。」
凛「ここのラーメン屋さんは隠れた名店なんだよ!」
海未「ラーメン屋ですか!」
凛「え、そうだけど?」
40:
海未「私は住むところを探してるんですよ...?」
希「あー...凛ちゃん、惜しかったなぁ」
海未「惜しくもないんですが、0点ですよ」
希「あそこは学生には少し財布的にキツいわな。」
海未「値段の問題!?ラーメン屋には突っ込まないんですか!」
凛「だからこそたまにしか行けないプチ贅沢☆」
希「それには同意や☆」
海未「何なんですかこれ」
希「分かったわかった、条件も聞いてみるから。」
海未「えっとですね..〇〇駅から徒歩5分で..家賃5万以内とかあります...?」
41:
凛「ふむふむ...」
海未「あ、あと...お風呂とトイレ、別がいいんですが...。」
希「お風呂とトイレ別ですか」
海未「はい。」
希「お、あったやん」
海未「良かったです。」
凛「あ、希先輩...ここは...」
海未「何かあるんです?」
希「あぁ、ここはなお風呂とトイレは別ですが、トイレとキッチンが一緒やな。」
海未「嫌ですよ!」
42:
希「トイレしながら料理も作れますよ?」
海未「作りませんよトイレで!誰がこんな所すむんですか!」
凛「凛は絶対嫌であります!」
海未「不動産屋も嫌なら売ったら駄目でしょう!?」
希「いやー...誰かこんな面倒な家買い取ってくれたらラッキーやと思って。」
凛「ねー!」
海未「面倒って言いましたよね!?」
希「あと、家と風呂別ならありますよ?」
海未「それただの風呂なしじゃないですか!」
希「いかがですか?」
43:
海未「いりませんよ!」
凛「文句が多い客だにゃ。」
海未「そりゃ言いますよ!...ってこれは...駅から徒歩5分、家賃4万円。いい場所あるじゃないですか。」
希「あっ...その家、実はいわく付きでして...」
海未「出ましたね、本当にいわくつきの家ってあるんですね...」
希「実はその住人さんが色々ありまして...」
海未「自殺...ですか?」
凛「違うよ?」
海未「えっ?」
希「まだ住んでるんですよー...」
44:
海未「住んでるのです!?いや、まず売ってはダメでしょう!」
希「同居といった感じですがよろしいでしょうか?」
海未「よろしくないですよ!」
凛「安心するにゃ。」
海未「どこに安心をしろと...」
凛「その住人さん、ホモでロリコンの自宅警備員してるから。」
海未「いやいやいや!駄目なところしか無いじゃないですか!」
希「いかがですか?」
海未「嫌ですって!」
海未「マトモな家は無いんですか...?」
45:
希「じゃあこれはどや?」
海未「駅からは11分...少し遠いけど、5LDK!?お風呂とトイレ別!ここにします!」
凛「それが...ちょっと...いわく付きなんですよね...」
海未「またですか...何があるんです?」
凛「実は...その物件、火事で...」
海未「昔燃えたんですか?」
希「今燃えてるやん。」
海未「燃えてるんですか!?」
希「見に行きます?」
海未「行きませんよ!ただの野次馬じゃないですか!」
46:
凛「全くしょうがない客だよ」フゥ...
海未「しょうがない不動産屋に言われたく無いですね...。」
海未「もういいです、西表島でもどこでもいいですから...そんな営業止めなさい。」
希「あ、決まった?」
海未「全く...」
希「もしもし?あ、西表島の物件ですが、ちゃんと死体片付けといてくださいー...」
海未「あるんですか!?」
希「ありますよ?」
海未「嫌ですよ!」
凛「家族全員揃ってるにゃ。」
47:
海未「一家心中!?」
希「はい。」
海未「もういいです!帰ります!」
凛「あぁっ、ちょっと待つにゃ!」
海未「何です?」
凛「取っておきの物件紹介するから!」
海未「早くそれから紹介してくださいよ...」マッタク
希「海未ちゃん、実に運がええやんなぁ。」
海未「そういうのいいですから。」
凛「ほらこれこれ!」
48:
海未「どれ、...えぇっ!?」
希「10LDKで家賃2万円!更にプールにサウナまで付いてお風呂とトイレ別!」
海未「凄すぎます!ここに決めました!」
希「他にこんな物件ないやろー?」
海未「無い無い!最高ですね!」
希「実はこの家、真姫ちゃんの別荘なのだ!」
海未「いいかげんにしなさい」
海未凛希「どうもありがとうございましたー」
パチパチパチパチ...
49:
穂乃果「予想以上にちゃんとした漫才だったね!」
ことり「うん、面白くて苦しいよぅ...プッ」
にこ「な、成程...まだまぁまぁね...」
絵里「ハラショー!とっても良かったわ!」
真姫「まぁ面白かったけど...なんで漫才なのよ」
希「嬉しいなぁ、あとは実践あるのみ!」
海未「ハァァ...緊張しました...」
凛「海未ちゃんお疲れにゃー」
穂乃果「これなら花陽ちゃんも笑顔になるよ!」
ことり「そうだね、面白かったもん!」
50:
真姫「待ちなさいよ。」
凛「えっ?」
真姫「こんなんで花陽が本当に喜ぶと思ってるわけ?」
希「真姫ちゃん...」
にこ「まぁ、真姫のいう事も一理あるわ。笑いだけが喜びじゃない。所詮一瞬の事よ。」
海未「にこ、それは言い過ぎでは...」
真姫「凛が本当に花陽にしてあげたいことって何なの?」
凛「それは...」
にこ「自分に迷いがあるなら相手を笑顔にできないわ。アイドル失格も同然のことよ。」
希「にこっち...!」
51:
凛「凛は...凛は...」
穂乃果「うーん...面白いから良いんじゃ無いかなぁ...」ウーム
ことり「ほ、穂乃果ちゃん...?」
絵里「続きが見たいチカ」
海未「凛...貴方は...」
凛「っ...!」ダッ
希海未「凛(ちゃん)!」
穂乃果「行っちゃった...」
にこ「それでいいのよ、凛。」
真姫「全くね。気持ち、伝えて来なさいよ」
52:
絵里「希ー...続きが見たいチカー...」
希「えりち...また今度な。」
絵里「チカァ...」
ことり「大丈夫かな...」
海未「信じましょう...私達にはそれぐらいしかできません。」
穂乃果「そうだね、頑張れ凛ちゃん!ファイトだよ!」
―――――――――
凛「かよちん...どこにいるんだろ...」
花陽「はぁ...凛ちゃん...」
凛「かよちんだ!」
53:
凛「かよちーん!」
花陽「フェッ...?凛ちゃん?」
凛「心配かけてゴメンね...」
花陽「あのメールは...?」
凛「あれは...その...」
花陽「...?」
凛「実は、かよちんにサプライズをしようとしてて...でも、上手くいかなくて...。それで考えてたんだど、それで」
花陽「凛ちゃん。」
凛「えっ?」
パシン!
54:
凛「え、えっ...?」
花陽「凛ちゃんは馬鹿だなぁ...私、嫌われちゃったと思ったんだよ...?」
凛「ごめんにゃ!それは」
花陽「凛ちゃん。」
凛「ううぅ...」
花陽「言い訳は駄目!それに、花陽は凛ちゃんと昔約束したじゃん。」
凛「え......あっ!」
花陽「二人の間に秘密は駄目!」
凛「うん...」
花陽「じゃあ、ちょっとここでゆっくりしていこ?」
55:
凛「うん。」
――――――――――――
花陽「私達、変わらないよねー...良くも悪くも。凛ちゃんが私を引っ張って、たまに問題起こしたりして。」
凛「...。」
花陽「そして私は、自分の力では何も出来なかった...。」
花陽「けど、今は真姫ちゃんや、μ'sの皆と一緒に居てとても楽しいよ。」
凛「...。」
花陽「今があるのは、本当にみんなのお陰なんだなぁって思うんだ。」
凛「かよちん...。」
花陽「ごめんね、時間取らせちゃって。」
56:
凛「あ、うんん...。」
花陽「そろそろ皆の所に行こ。心配してるだろうなぁ...」
凛「かよちん!」ガバッ
花陽「凛...ちゃん?」
凛「凛達ははいつまで経っても友達だよね...?」グスッ
花陽「勿論だよ。」ニコッ
凛「本当!?」
花陽「うん、けど三年生や二年生は先に卒業しちゃう。このメンバーでいるのは...限られた時間なんだよ。」
凛「...そうだよね。」
花陽「仕方の無いことだよ。...勿論辛いけどね。」
57:
凛「...。」
花陽「凛ちゃんは...どう思う?」
凛「えっ?」
花陽「どうせ分かれちゃうなら、μ'sに入らなきゃ良かったって...辛いから。」
凛「そんなことは無いよ。凛にとっても、きっと皆にとっても、大切な時間に違いは無いと思う...。思いたいよぅ...。」
花陽「凛ちゃん...やっぱり泣き虫なんだから...けど、凛ちゃんの気持ち、よく分かったよ。皆もそうだと思ってるはずだよ!」ニコッ
凛「かよちん...そうだよね...。」
花陽「さ、帰ろ!」
凛「かよちん!」
花陽「えっ?」
58:
モッギュー
花陽「え、エェェッ!?」
凛「かよちんは、一つ忘れてるにゃ。」
花陽「えっ...?」
凛「かよちんと凛の約束。もう一つあるよ?」
花陽「あっ...そうだね///」
凛「凛とかよちんはずーっと一緒!」ニコッ
花陽「うん...うん!」
凛「かよちんが困った時には凛がいつでも助けに行くにゃ!」
花陽「えへへ//」
59:
凛「でも、凛が困った時は助けて欲しいにゃぁ...」
花陽「勿論!まぁ、凛ちゃんの方が多そうだけど...」
凛「なにおう!」
花陽「フフッ」
凛「かよちん」
花陽「凛ちゃん」
『「大好きだよ!」 』
――――――その後――――――
りんぱな「ただいま!」
7人「おかえりなさい!」
60:
真姫「それで、どうなったのよ。まぁ、見ればわかるけど...。」
凛「この通りだにゃ!」ブイ
にこ「全く、世話がかかる後輩ね。」
真姫「にこちゃん、それ私の事も?」
にこ「さぁ、どうかしらね?」
真姫「ナンナノヨー!」
絵里「まぁ、無事で何よりね。」
希「そうやな。」
海未「これで無事誕生日会ができますね。」
花陽「テヘヘ...」
61:
穂乃果「うんうん、やっぱり二人はμ'sで一番仲良くないとね!」
ことり「私とホノカチャンも仲いいもんね!」
海未「抜け駆けは良くないですよ、ことり。」
穂乃果「二人とも仲良しでいいんじゃない?」
ことり海未「どっちの方が仲いいの(ですか)?穂乃果(ちゃん)!」
穂乃果「ぇ、ぇぇ!?二人とも怖いよ...?」
真姫「ちょっと、凛と花陽は私がいないと駄目でしょ?...一人にしないでよ。」
凛「勿論真姫ちゃんも一緒にゃ!」
花陽「真姫ちゃん、おいで!」
真姫ちゃん「ショウガナイワネー...」
62:
にこ「あれー、真姫ちゃんはにこの所には来ないのかしら?」
真姫「後で行くわよ...というかこっち来なさいよ!」
にこ「にこわぁ?疲れちゃってぇ?自分じゃ立てなーい♪」
真姫「ヴェェッ!?なんなのよもう...」
凛「じゃあにこちゃんはこなくてもいいにゃ」
にこ「何ですってぇ!?」
希「えりち...」
絵里「ええ。」
希「幸せやね。」
絵里「ええ...!」
63:
花陽「(私...幸せ者ですね。こんな仲間に囲まれて。)」
花陽「(皆個性はあるけれど、だからこそ輝いているんだよね。)」
花陽「(μ'sは私にとっての二度と忘れられない大切な思い出です)」
凛「おーい、かよちーん!」
花陽「チョットマッテテー」
凛「記念写真撮るよー、早く来てー。」
花陽「うん、すぐ行くよ!」
花陽「(ところで、凛ちゃんにはもうプレゼントを貰いました。それは...)」
穂乃果「にこちゃーん!タイマーしたー?」
にこ「したわよ!」
64:

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