春香「ヌミャェクヌチュァン」back

春香「ヌミャェクヌチュァン」


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1:
ガチャッ
春香「おはようございまーす!…って亜美?真美?何してるの?」
亜美「あ、はるるん!おはよう!」
真美「何って宿題だよ」
2:
春香「へぇ、何?数学?国語?教えてあげよっか?」
亜美「その気持ちはありがたいけど…」
真美「調べ学習だから自分で調べなきゃダメなんだぁ…」
3:
春香「亜美…真美…」
亜美「ん?」
真美「どったのはるるん?」
春香「エラい!」ダキッ
亜美「うわぁ!?」
真美「何なの!?」
5:
春香「ちょっと前までは、『はるるん、わかんないから代わりにやっといて?』とか言ってたのに…ちゃんと自分でやるようになったんだね…」グスン
亜美「うあうあー!?そんなことで泣かないでよぉ!」
真美「く、くるちぃ…」
6:
春香「はっ!?ごめんね、2人の成長が嬉しくてつい…」
亜美「もう!亜美たちもう中学生なんだよ?」
真美「他の勉強はりっちゃんやいおりんに教えてもらってるんだから、調べ学習くらい自分たちでやんなきゃね?」
8:
春香「へぇ、そうなんだぁ。で?何について調べてるの?」
亜美「『ヌミャェクヌチュァン』の歴史についてだよ!」
春香「は?」
10:
真美「亜美ー、そっちの本取ってー!」
亜美「ほーい」
春香「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って!?」
11:
亜美「今度は何?」
春香「えーとその…ぬみゃ…え?ぬみゃき?」
真美「ヌミャェクヌチュァン?」
春香「そう、そのぬみゃ…なんとかってやつ!」
12:
亜美「ヌミャェクヌチュァンがどうかしたの?」
春香「何なのそれ?」
亜美真美「「え!?」
春香「え?」
13:
亜美「は、はるるん、ヌミャェクヌチュァンを知らないの?」
春香「知らないよ、そんなの。何なの?」
真美「何なのって、ヌミャェクヌチュァンはヌミャェクヌチュァンっしょ?ヌミャェクヌチュァンはヌミャェクヌチュァン以外の何ものでもないよ」
春香「ちょっと待って…何か意味がわからなくなるから…」
16:
亜美「はるるん…ヌミャェクヌチュァンを知らないで今までどうやって生きてきたの?」
春香「至って普通に生きてきたよ!?」
真美「はるるん、本当にヌミャェクヌチュァン知らないの?」
17:
春香「知らないよ…あっ!わかった!またからかってるんでしょ?もー、2人とも…」
小鳥「あら?ヌミャェクヌチュァンじゃない、懐かしいわね」
春香「…」
20:
亜美「あ、ピヨちゃん!」
真美「ピヨちゃんはどのヌミャェクヌチュァンが好き?」
春香「え?ヌミャェクヌチュァンって種類があるの?」
22:
小鳥「私はベタに2号かな?」
春香「それも2号がベタなの?1号じゃなくて?」
亜美「あー、わかる?」
真美「ピヨちゃんっぽいね」
春香「わかんないよ、小鳥さんぽいのかヌミャェクヌチュァンが何なのかも…」
24:
伊織「は?何言ってるの?」
春香「だよね!そうだよね、伊織!伊織はこっち側だよね?」
伊織「ヌミャェクヌチュァンはV3が最高ってこの間結論出たじゃない」
春香「仮面ライダー!?ヌミャェクヌチュァンって仮面ライダーだったの?」
28:
伊織「何何?何の話?」
亜美「いおりん!」
真美「今ね、ヌミャェクヌチュァンについて喋ってたんだよ!ピヨちゃんはヌミャェクヌチュァン2号が好きなんだって!」
30:
伊織「は?何言ってるの?」
春香「だよね!そうだよね、伊織!伊織はこっち側だよね?」
伊織「ヌミャェクヌチュァンはV3が最高ってこの間結論出たじゃない」
春香「仮面ライダー!?ヌミャェクヌチュァンって仮面ライダーだったの!?」
31:
伊織「は?何言ってるの、春香。仮面ライダーは仮面ライダー。ヌミャェクヌチュァンはヌミャェクヌチュァンでしょ?」
春香「いや、でもV3って…」
律子「いい加減にしなさい、あんたたち」
34:
春香「律子さん!律子さんは…」
律子「ヌミャェクヌチュァンはヌミャェクヌチュァンXP一択じゃない!」
春香「律子さんも!?」
律子「え?いや、だってヌミャェクヌチュァン10は初期の段階でだいぶ使いにくかったし…」
春香「Windowsか!」
36:
真「みんなどうしたのさ?」
雪歩「あっちまで声が聞こえたよ?」
真美「まこちん!ゆきぴょん!」
亜美「今ね、みんなでヌミャェクヌチュァンの話をしてたんだよ!」
38:
雪歩「あ?、ヌミャェクヌチュァンか?。小さい時よくやったな?」
春香「幼少時に嗜むものなの!?」
真「こないだ響とやったけど、中々強かったな?」
春香「対戦形式!?」
39:
律子「春香?さっきからどうしたの?」
雪歩「何か変だよ?」
春香「私がおかしいのかな…」
42:
千早「みんなどうしたの?」
美希「ふわぁ…うるさくて寝てられないの…」
春香「千早ちゃん!美希!ヌミャェクヌチュァンって知ってる?」
千早「ヌミャェクヌチュァン?」
美希「春香?何言ってるの?」
春香「ほら!やっと味方が…」
44:
千早「当たり前じゃない」
美希「そんなの知ってて当たり前なの!」
春香「…」
45:
千早「ヌミャェクヌチュァンは難しいわよ?春香、大丈夫?」
春香「ここにきて『難易度』っていう新たな要素が出てきた…」
美希「ミキはごはんにかけるのが好きなの!」
春香「食べれるの!?ヌミャェクヌチュァンって食べれるの!」
48:
ガチャッ
やよい「うっうー!おはようございま…ん?亜美?ここ、間違えてるよ。ヌミャェクヌチュァンの導入によって早期決着したのはヴァンガードの乱でじゃなくて、ヴァイスシュバルツの戦いだよ?」
亜美「あ、本当だ!ありがとう、お姫ちん!」
春香「とうとうヌミャェクヌチュァンを知ってる前提の問題が!?」
51:
ガチャッ
やよい「うっうー!おはようございま…ん?亜美?ここ、間違えてるよ。ヌミャェクヌチュァンの導入によって早期決着したのはヴァンガードの乱でじゃなくて、ヴァイスシュバルツの戦いだよ?」
亜美「あ、本当だ!ありがとう、やよいっち!」
春香「とうとうヌミャェクヌチュァンを知ってる前提の問題が!?」
53:
真「いや、そりゃ出るでしょ」
千早「真、多分春香は日本史選択なのよ…」
春香「そういう問題なの?」
54:
千早「あら?真美、あなたも間違えてるじゃない…ヴィレッジヴァンガード城を一瞬で地図から消しさったのはヌミャェクヌチュァンエキストラエディションじゃなくてヌミャェクヌチュァンマークツーエックスよ?」
真美「あ、本当だ!」
春香「とうとう非人道兵器みたいなことに!?」
56:
ガチャッ
響「はいさーい!なんかヌミャェクヌチュァンの匂いがするけどどうしたの?」
春香「どんな匂い!?」
57:
ハム蔵「ヂュヂュイヂュイ!」
響「はっはっはっ!ハム蔵のヌミャェクヌチュァンジョークはいつも秀逸だぞ!」
春香「何それ!?聞いてみたい!」
58:
ガチャッ
貴音「ぬみゃえくぬちゅぁん?」
春香「とうとう挨拶みたいになってる!?っていうか貴音さんの発音凄っ!?」
あずさ「あらあら?、これは…」
春香「あずささんまで…」
61:
あずさ「ニャメリッカネメセパラーレじゃない」
春香「違った!?違いますよ!これはヌミャェクヌチュァンですよ!」
あずさ「ぬみゃ…なぁに?それ…」
春香「私が聞きたいわぁぁぁぁあ!」
63:
亜美「はるるん…」
真美「どうしちゃったの?さっきからずっと変だよ?」
春香「え?私がおかしいの?」
律子「だってこのヌミャェクヌチュァン社会でヌミャェクヌチュァンを知らないなんて…」
春香「そんな言いづらい社会、絶対生きづらいよ!」
64:
伊織「え?じゃあ本当に春香はヌミャェクヌチュァナーじゃないの?」
春香「形容詞か副詞かすらわかんないけど知らないものは知らない…」
響「じ、自分も知らないぞ!だから春香は何にもおかしくなんかないさー!」
春香「うん、ごめん響ちゃん、本当に知らないから今の響ちゃんの優しさがどれくらいのものかもわかんないんだ…」
66:
真「大丈夫…大丈夫だよ?春香…」ギュッ
雪歩「まだ…まだ間に合うから…」ギュッ
春香「え?何?怖い怖い怖い怖い!なんで優しく抱きしめるの?そんなに知らなきゃおかしいものなの!?」
67:
やよい「えっぐ…春香さぁん…死んじゃ嫌ですぅ…」
春香「死ぬの!?ヌミャェクヌチュァン知らないと死んじゃうの!?怖っ!?」
69:
春香「だいたいあずささんだって知らなかったんだし…」
貴音「にゃめりっかねめせぱらーれはぬみゃぇくぬちゅぁんのめりめりぱいなぽー地区での呼び名です」
あずさ「あら、そうだったのね?」
春香「いやいや、わかんないわかんない。貴音さんが言うとよりわかんない」
70:
美希「春香…どうしちゃったの?」
春香「みんなこそどうしちゃったの?」
千早「何か悩みがあるなら言って…力になりたいの…」
春香「ヌミャェクヌチュァンが何かがわかればすぐに解決するんだけど…」
72:
小鳥「みんな、おかしいわよ!ヌミャェクヌチュァンを知ってようがヌミャェクヌチュァンを知らなかろうが春香ちゃんは春香ちゃんでしょ!?」
春香「本当におかしいのはそこじゃないんだよなぁ…」
73:
美希「小鳥…そうなの!小鳥の言う通りなの!」
真「うん…そうだよね…今まで仲良くやってこれたもんね…」
雪歩「ヌミャェクヌチュァンを知らなかっただけで殺すなんて…やっぱりおかしいよ!」
春香「え?私が死ぬって殺されるところだったの!?何で!?」
74:
亜美「はるるんがいてこその765プロだもん!」
真美「はるるんが居ない765プロなんて嫌だよぉ!」
春香「それは別の場所で聞きたかったなぁ…」
76:
響「春香!自分、誰が春香のこと悪く言っても春香の味方になるぞ!自分が絶対に春香を殺させやしないぞ!」
春香「私の命を狙うのはここにいる人だけじゃないんだ…」
伊織「響、水くさいじゃない。『あんただけ』じゃないわ、『私たちが』よ?」
春香「すっごいキメ台詞感あるけど私まだそこまで追いつけてないんだぁ…」
7

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