少女勇者「エッチな事をしないとレベルがあがらない呪い…?」【後日譚 第3〜4話】back

少女勇者「エッチな事をしないとレベルがあがらない呪い…?」【後日譚 第3〜4話】


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す、素晴らしい・・・
なんてすばらしい絵なんだ・・・
この姿がイき乱れる姿を想像できる・・・

357: 以下、
想像以上のクオリティでワロタ
書けるし描けるっていいなぁおつ
358: 以下、
乙!
挿絵すばらしいな!
365: 以下、
乙、挿絵のクオリティが凄いな
370: 以下、
俺の股間が神獣変化した

371: 以下、
>>370
その見苦しい小動物を仕舞え
376: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:03:48.19 ID:/6Sh584oo
後日譚第3話<楽園と極楽>つづき
傭兵(はぁ…最高だ…)
傭兵(熱い湯に、うまい食べ物、澄んだ酒、周りには裸の少女たち…)
傭兵(まさに極楽ってやつだな…)
勇者「おいし〜。もう1つたべちゃお、むぐむぐ」
僧侶「キュウさんのご用意くださるお酒は格別ですね」
勇者「あー飲んじゃダメって言ったのに」
僧侶「いいじゃないですか。さぁユッカ様も」
勇者「えぇ〜、ボクは…うーん」チラ
傭兵(…眠たくなってきた。このまま沈みたい…)
勇者「…飲んでいいのかな?」
魔女「やめておいたほうがいい」
勇者「マナも一緒に飲んでみようよ」
魔女「……一口だけ」
377: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:08:00.73 ID:/6Sh584oo
勇者「くふふふ。ソルがあんなにだらけきってるの珍しいね」
魔女「きっと疲れてる」
勇者「そうだね。ゆっくりさせてあげよう」
僧侶「はいユッカ様マナちゃん。どうぞ」
勇者「すんすん。ゔっ」
勇者「…見た目はおいしそうなんだけどなぁ」
僧侶「一気に飲まずに、ちびちびと味わってくださいね。あと何か食べながらが良いですよ」
勇者「ありがとー」ゴク
魔女「いただきます。んくっ…」ゴク
魔女(まずい…)
勇者(からい…)
勇者「やっぱもういらないや。ヒーラあと飲んでいいよ」
僧侶「えー」
妖狐「これじゃから小童共は…。おぬしらに飲ますのはもったいないのぅ」
378: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:14:30.77 ID:/6Sh584oo
妖狐「さてワシは小僧をねぎらってやるか」
妖狐「おい、酒の一杯でもついでやる。くるがよい」
傭兵「ぁ〜〜〜」
妖狐「なんじゃ、いつまでこんな隅でくつろいでおる」
妖狐「こっちへこんか!」
傭兵「ぁ〜〜〜」
妖狐「気持ちはわからんでもないが、裸の女を前にその反応はちと寂しいの」
勇者「ソルはねぇ、ふたりっきりじゃなきゃエッチな気持ちにならないんだよ」
妖狐「そうなのか?」
傭兵「ぁ〜〜〜? ふぁぁぁ」
妖狐(どれ、ちと心のなかを探ってみるか)
妖狐「……なるほど」
妖狐「3対1で遊ばれるのが目に見えてて、怖いらしいぞ」
傭兵「だっ!」バシャ
379: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:20:21.87 ID:/6Sh584oo
傭兵「誰がそんなこと言った!」
傭兵「誤解だぞ! 別にお前達のことが嫌ってわけじゃないからな!?」
妖狐「くく、いままで散々苦労してきたみたいじゃな」
妖狐「随分うらやましい話じゃの」
傭兵「うるさいっ、人の記憶をたどるな」
妖狐「おぬしが勝手にいろいろと思い起こすのが悪い」
勇者「キュウちゃんの魔覚はすごいなー。ボクにはそんなことできないや」
妖狐「ユッカよ、小僧と皆でいじめるときは、手心を加えてやらんといかんぞ?」
勇者「だってさぁ、ふたりっきりでエッチするとどうしてもソルのペースになっちゃうんだもん」
勇者「みんなで本気でかからないと勝てないよ」
傭兵「お前なんでこんな場所でそんな話してるんだ! 黙って飯くってろ」
380: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:24:47.73 ID:/6Sh584oo
僧侶「ソル様は案外照れ屋さんでかわいいです」
傭兵「ヒーラちゃんまで…」
魔女「もっと素直に理性を解放していいのに」
傭兵「動物じゃあるまいし、大人としてそんなこと…できるか」
妖狐「説得力皆無じゃな」
勇者「この前なんてさー、ボクお風呂の中で」
傭兵「ああああっ、言うな言うな!」
妖狐「言わんでも今の一瞬でワシは全部読み取ったぞ」
傭兵「あぁぁぁお前もう出て行ってくれないか」
妖狐「くく、そうじゃな。ここからは家族水入らずとして、ゆっくり楽しむがよい」
妖狐「ちなみにここは運良く子宝の湯じゃ。精々がんばるんじゃぞ」
傭兵「く…お前が連れてきたんだろうが」
381: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:31:25.07 ID:/6Sh584oo
僧侶「子宝の湯…」
僧侶「いつか、私達も恵まれるんでしょうかねぇ」チラッ
傭兵「ひっ…もう酔ってないか」
魔女「いつくれるの」
傭兵「まだ早い! とくにマナやユッカを、妊娠させるなんて道徳的にまずい。グレイスに殺される」
勇者「ボクもマナももう大人だよ?」
傭兵「そりゃ太陽の村基準ではそうかもしれんが…」
傭兵(どうみても子供を産める体型じゃないだろ? こんなもんなのか!?)
勇者「いっとくけどソル、ママは結構若い時にボクを産んだよ?」
傭兵「……」
勇者「ママもちっちゃかったでしょ?」
傭兵「そ、そう…だが…」
傭兵「おまえたちが腹大きくしてるとこなんて想像できない…」
382: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:37:33.58 ID:/6Sh584oo
ざぱっ
勇者「見て」
ユッカは岩の上に腰掛け、お腹をさすった。
勇者「こんな感じかな♪」
傭兵「それはたらふく食って胃が膨れてるだけだろ…」
勇者「さわってみる? くふふ」
傭兵(どうしてこうもむき出しの肌を見せることができるんだ)
僧侶「あ、あのっ! ユッカ様とマナちゃんはともかく、私は…その」
傭兵「…」
僧侶「赤ちゃんつくっても大丈夫ってことですか…?」
勇者「ヒーラは準備万全って体だもんね。こーんなにおっぱいおっきいし」ふにっ
僧侶「ひゃっ、ユッカ様…」
勇者「ヒーラの赤ちゃんはおいしいミルクいっぱい飲めて幸せだね」
勇者「ボク出るようになるかなぁ」
383: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:42:24.29 ID:/6Sh584oo
魔女「なに逃げようとしてるの」ガシッ
傭兵「あっ」
魔女「あなた真面目に考えてる? 現実逃避はダメ」
魔女「約束した以上、しっかりと真剣に考えて」
傭兵「…あぁ」
傭兵「わかってるが、もう少し後回しじゃだめなのか」
傭兵「国に帰って落ち着いてからとか」
勇者「む〜〜。そしたら次は仕事が決まるまで〜とか、色々理由つけるでしょ!」
僧侶「ソル様。私達はすっごく真剣に考えてるんですからね」
魔女「あなたに魔力を戻す方法を日夜討論してる」
傭兵「まじかよ」
勇者「だって赤ちゃんほしいよ! ね?」
僧侶「はい。いますぐとはいいませんが…で、できれば若いうちに…」
魔女「私はいつでもいい。婚前でもOK」
傭兵「OKなわけあるか!」
384: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:47:09.29 ID:/6Sh584oo
傭兵「なぁ、俺はどうすれば魔力が復活するんだ」
勇者「まず1つ目の方法はね」
勇者「ボクが魔力貸与でソルに一時的に魔力を与えること」
勇者「でも、それだとボクの魔力がソルの中に混じっちゃうよね」
勇者「マナとヒーラとエッチする時はそれはよくないかなって結論に達したの」
傭兵「ずっと前にもそんなようなことを聞いた気がするな」
勇者「2つ目は、クロノさんに頼んで昔のソルに時間をもどしてもらう」
勇者「でもそれだとみんなの記憶まで巻き戻っちゃうよね…」
僧侶「さすがに、お互いのためにもよくないですね」
魔女「3つ目」
傭兵「……」
魔女「たくさん療養する」
傭兵「お? まともだな」
385: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:52:15.31 ID:/6Sh584oo
僧侶「ソル様はいままでずっと闘いの中にいました」
魔女「毎日心身共に疲れきってては回復するものもしない」
勇者「だからね、この霊泉みたいな場所で、毎日ゆっくりすれば戻るんじゃない?」
勇者「キュウちゃんはそれで失った魔力の回復をしてるって言ってたでしょ?」
傭兵(…俺に魔力が…)
勇者「気長に、ね?」
魔女「休息、大事」
僧侶「まずはマッサージでもいかがですか」
傭兵「お前たち…」
勇者「よしみんなでソルを癒やしてあげよう」
魔女「うん」
僧侶「いいですね」
386: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 21:59:33.21 ID:/6Sh584oo
傭兵(みんな心配してくれていたんだな…)
確かにこの8年間、いや生まれてこの方ずっと、俺には心の休まる瞬間がなかったかもしれない。
常に外的に対して神経を研ぎ澄まし、昼夜問わず戦いに暮れていた。
肉体はすでに20代半ばとはおもえないほどにズタボロだ。
命を削ってきた日々の代償に、いつ動かなくなってもおかしくない。
ユッカたちは俺の全身の傷跡を愛おしそうにさすってくれた。
傭兵(休暇か……そうだな。帰国して報告を終えたら、なにもしないほうがいいのかもな)
勇者「ソル。はいもっとだらーんってして」
魔女「足ひらいて」
僧侶「肩こってますねー。んしょ、んしょ」
傭兵「ありがとう…」
勇者「くふふ、サービスしてあげる」
僧侶「お酒もどうぞ。飲ませてさしあげますね」
傭兵「至れり尽くせりだな」
387: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 22:07:55.97 ID:/6Sh584oo
勇者「ボク、ソルが戦ってる姿好きだよ。かっこいいし頼りになる」
勇者「大好き! ……でも、もう戦わなくていいんだ」
勇者「これからは自分で自分の身を守るから、もうキミが守る必要はない」
勇者「ボク、成長したよ」
傭兵「…あぁ」
勇者「ママと約束したの?」
傭兵「…お前を守るって。ユイさんに誓った」
傭兵「そうか…もう、俺の役目は終わっていたんだな…」
傭兵「わかっていた。お前が覚醒したとき、世界の真理を側で見た気がするんだ」
傭兵「俺はお前を育てるために存在したって事をはっきり感じ取れた」
傭兵「いまとなってはすでに…不要なのかもな」
勇者「ううん、不要なんかじゃないよ」
勇者「これからは兵士としてボクを守るんじゃなくて、旦那様としてボクたちの家庭をまもってほしい」
勇者「ね…?♥」
388: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 22:12:22.38 ID:/6Sh584oo
傭兵「ユッカ…んっ」
勇者「ちゅ…♥ ちゅぅ…んぅ、ちゅ♥」
傭兵「そうだな…」
僧侶「ううう、ユッカ様だけずるいです」
傭兵「ヒーラちゃんもキスしようか。おいで」
僧侶「は、はいっ」
僧侶「んっ…んぅ♥ はふっ、うふふ。いままでお疲れさまでした」
傭兵「あぁ。ごめんな、騎士には戻れそうにない」
僧侶「騎士じゃないソル様も素敵です」
傭兵「じゃあ養って…」
僧侶「それはダメです!」
勇者「休んでいいって言ったけど、最低限何かお仕事はしようよ〜」
389: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 22:17:40.43 ID:/6Sh584oo
傭兵「そうなんだよな〜〜」
傭兵「戦いをやめるって言っても、結局俺から戦いをとったら何が残るのやら…」
勇者「う……そ、それは考えようよ」
僧侶「いまからでも何かはじめたらどうですか?」
傭兵「うーん…言っとくが勉強なんて殆どわかんねぇぞ」
勇者「牧場やろうよ!」
傭兵「俺動物に妙に嫌われるんだよなぁ」
勇者「それは怖い顔と雰囲気してるからだよ。いっつも威嚇してる!」
傭兵「そういう風に育ったからしかたない。あと土地持ってないし…」
僧侶「商売人は難しそうですね」
勇者「うん…こんな店員ヤダ」
傭兵「なぁ、ところで……マナ」
魔女「なに」しゅこしゅこ
傭兵「お前俺たちが真剣な話してる間になにやってんの」
魔女「どうぞ。聞いてるから続けて」しゅこしゅこ
390: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 22:22:49.82 ID:/6Sh584oo
傭兵「んっ…集中できないんだよっ」
魔女「固い…肉棒を固くする事だけは才能ある」
 しゅこしゅこ しゅこしゅこ
傭兵「や、やめろ…」
魔女「とりあえず、1回出す?」
傭兵「だしません! なんで触ってんだよ!」
魔女「癒やしてあげようと思った」
 しゅこしゅこ しゅこしゅこ
勇者「…」ジー
僧侶「…」ジー
傭兵「なんだよっ、あんまり見るなよ」
勇者「はぁ、すぐおちんちん固くしちゃって…ソルにはがっかりだよ」
僧侶「戦いのことばっかり考えてなんておっしゃりつつも、思い返せばここ最近はエッチなことばっかりですよね」
勇者「ほんとだよ。なんだか真面目に考えるのが馬鹿らしくなっちゃった」
傭兵「不可抗力だろ! 触られたらだれでもこうなるの!」
391: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 22:27:42.99 ID:/6Sh584oo
勇者「とりあえず、1回すっきりしよっか?」
僧侶「ですね。頭の中ピンク色では良いアイデアは出ないでしょう」
魔女「うん。夫の性処理も妻の勤め」
 しゅこしゅこ しゅこしゅこ
傭兵「や、やめ…ダメだこれ…いつものパターンでなぶられる」
魔女「出す?」
傭兵「く、くぅ…」
勇者「はむ…♪ あむぅ…ソルのおちんちん、かひゃいね♥」
僧侶「あ、ずるいです。私もー…あむ」
魔女「ふたりとも邪魔……れろぉ、れろ」
勇者「れろぉ♥」
傭兵「…!」
傭兵(そうだ、ここで主導権を握られるようでは、俺は一生3人の尻に敷かれる)
傭兵(威厳を見せねば…! 三人同時に相手にしても余裕綽々とした態度を保たないと、俺に真の平和は訪れない!)
392: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 22:33:04.05 ID:/6Sh584oo
傭兵「うおおお!」ムクッ
勇者「な、なに!? せっかく舐めてあげてるのに」 
傭兵「お前らにナメられるのは今日までだ!」
傭兵「俺はうまれ変わってみせる」
傭兵「たとえ3人相手だろうと、無抵抗でやられっぱなしでいられるか」
僧侶「どうなさったんですかねぇ」
勇者「きっと悔しいんだよ」
魔女「おとなしくしていれば気持ちよくしてあげるのに」
傭兵「違う! 俺がお前たちを気持ちよくしたいんだ!」
勇者「んー。それは嬉しいけど、できるの?」
傭兵「とりあえず、3人ともこの岩に手をついて、おしりを向けろ」
僧侶「えっ?」
魔女「…」
勇者「…♥ なんだ、エッチしたかったんだ♥」
勇者「いいよ。じゃあみんなソルの言うとおりにしよ」
393: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/25(日) 22:40:38.89 ID:/6Sh584oo
傭兵「……よ、よし」
目の前に少女のお尻が3つ並んでいる。
丸くてつるんとしたユッカのかわいいお尻。
安産型のヒーラちゃんのエロいお尻。
意外と肉付きのよいマナの真っ白なお尻。
どれも違っていてそれぞれのいやらしさがある。
勇者「…な、なんか変な感じだね。こうして2人に挟まれてお尻丸出しなんて、えへへ…」
僧侶「ですね…。あんまりこういう姿勢でエッチしたことないので、緊張しちゃいます」
魔女「…見てる?」
傭兵「おう、全部よく見えてるぞ」
魔女「……む。あんまり、お尻は見ないでほしい…」
傭兵「俺のペニスを無断でごしごししてたお前が何を言う。拒否権は無いぞ」
傭兵「ふふ、ふふ…なんだか征服感があっていい光景だ」
傭兵「さぁて、誰から可愛がってやるか」
傭兵「立場は逆だが、第3回聖剣争奪杯開催だな」
後日譚第3話<楽園と極楽>つづく
 
 
399: 以下、

一度挿絵みてしまうとシーンごとの絵をみたくなるな
411: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:03:48.51 ID:EgzRNgOwo
後日譚第3話<楽園と極楽>つづき
勇者「ねぇボクぅ、ボクから挿れてぇ♥」
傭兵「どうしようかなぁ」
勇者「ほしい…ちょうだい。おまんこいれて」
真ん中のユッカが甘えた声を出しながら丸いおしりを小さく振っていた。
白い割れ目からは粘性の雫がツゥーっと垂れている。
受け入れ準備は万全なようだ。
勇者「ねぇソル。ボクからぁ」
傭兵「けどな」
魔女「私に挿れて」
僧侶「私も…挿れても大丈夫ですよ…えへへ」
濡れた綺麗なおしり達が三者三様に揺れて、そのどれもが魅力的で目移りしてしまう。
股間はすでにはちきれんばかりにいきり立っていて、いますぐにでも挿れてかき回したい。
412: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:07:46.78 ID:EgzRNgOwo
勇者「ソルぅ…」
傭兵「わかってる。だがみんなほしがってると決められない…どれもうまそう」
いわば極限の空腹時に大好物の料理が目の前に3つ並んでいる状態だ。
遠慮無く豪快にかぶりついたらさぞや気持ちいいだろう。
よし、誰であれ一発目はそうしよう。
子宝の湯の効能なのか、ただでさえいつもより欲求が増している気がした。
勇者「ボクだってばぁ。もうアソコうずうずしてたまらないよぉ」
勇者「見えてるでしょ? お汁が外まで出ちゃってるよぉ」
傭兵「ほんとだな」
僧侶「わ、私もですっ…ほらっ!」
俺がユッカの誘いに乗ろうと一歩歩み寄った途端、隣におしりを並べるヒーラちゃんが声をあげた。
ヒーラちゃんは指で恥部をくにゅりと開き、自らの淫乱さを証明する。
ひくついたピンク色の膣口でとろっとした愛液が糸を引いている。
傭兵「…」ゴクリ
僧侶「…ソル様…ここにください♥」
413: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:10:54.70 ID:EgzRNgOwo
傭兵「…おお、エッチだな」
僧侶「うふ…いいんですよ。どうか私にソル様のたくましいおちんちんください」
勇者「あーだめぇ」
魔女「むむ…」
魔女「はやく…あなたのペニス、私の中に突き刺して」
マナもヒーラちゃんに負けじと恥裂を左右に開いて俺に見せつけた。
未成熟の小さな肉穴が蠢いて物欲しそうにオスを誘っていた。
傭兵「お前もそんなことしちゃうのか。いやらしいな」
魔女「…んぅ、いやらしいのは知ってる。けどここに…ほしい」
魔女「おちんちん。挿れて欲しい♥」
傭兵「…」ゴクリ
魔女「かきまわして叩きつけて、奥にいっぱい出してかまわないから…早くっ♥」
414: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:15:21.00 ID:EgzRNgOwo
勇者「え? ふたり共もしかして…っ」
勇者「うう、ボ、ボクも!」
遅れて気づいたユッカが焦って股間へと手を伸ばし、恥穴を外気に晒した。
穴がぱくぱくいやらしく呼吸をくりかえして、粘液がヨダレを垂らすようにどんどん溢れて太ももを伝った。
勇者「ねぇボクの中を見て。こんなにほしがってるの」
勇者「ソルのおちんちんずぶずぶって挿れて気持ちよくしてよぉ」
勇者「うずうずするの取ってよぉ」
3人はおしりを振って俺を挑発し続ける。
傭兵(いかん…また選べなくなった)
勇者「ソルぅ♥ ボクのエロエロおまんこにいれたいでしょ?」
魔女「ソル様♥ 私のおまんこを手荒に扱っていいんですよ?」
魔女「ソル…♥ 私が最初の精子うけとめるから…ちょうだい」
415: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:20:13.11 ID:EgzRNgOwo
傭兵「おいおい俺はひとりなんだから、もうじゃんけんでもしろ」
傭兵「決められるわけがないだろ…」
勇者「ううう…」
僧侶「では私パーだしますね」
勇者「えええっ、それ嘘じゃないよね? ヒーラはボクに嘘ついたらだめなんだよ?」
僧侶「さーどうでしょうねー」
勇者「うぐぐ…勝ちたい勝ちたい勝ちたい。今日はほんとにうずがまんできないよぉ」
魔女「なら私はチョキにする。フフフ…」
勇者「うううう?! ど、どうしよう…ずるいよふたりともボクをそうやってひっかける気でしょ!」
傭兵「早く決めてくれ…俺にも限界が…」ムラムラ
傭兵「このままじゃ自慰をはじめてしまいそうだ」
勇者「そんなのだめっ! ボクたちがいながらオナニーなんてしたらぶっとばしちゃうから」
勇者「えっと、うーん。よし決めた。せーの、じゃんけん!」
416: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:25:07.15 ID:EgzRNgOwo
勇者「ぽん!」チョキ
魔女「む…」パー
僧侶「はう…」パー
勇者「やったぁ! ねぇソル!ボクが勝っ……うにゃあああああ♥」
ずちゅんっ!
俺は結果を最後まで聞かずにユッカの蜜でいっぱいの穴にペニスを容赦なく突き入れた。
膣内の壁をおもいっきり擦りながら、あっという間に奥まで深々とつながる。
勇者「んんっ、ぎゅう♥ んぁぁぁあ♥」
僧侶「ふぁぁユッカ様すごい声…」
魔女「たぶん今のでイッた」
勇者「ハァはぁ♥ ふ、深…お、奥ぅまで♥」
狭い膣内を無理やりこじあけて、奥の子宮口を叩くとユッカは背中を弓反りにして声を荒げた。
ずりずりとひっかくように抜いて、また激しく奥までばちんと叩きつける。
勇者「んぎゃう♥」
勇者「お゙おっ、あああ♥ な、なに、なんれ…こんなっ、あっ、あ゙あっ♥」
417: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:30:15.10 ID:EgzRNgOwo
勇者「え、えへ…すごい声でちゃった」
勇者「ソル…いいよ。奥もっとガンガンって犯してぇ」
勇者「ボクのおまんこで中出ししてすっきりしてね♥」
傭兵「あぁ…まずはお前で一発抜かせてもらう」
勇者「うんっうんっ♥」
ユッカの表情はこの角度では見えないがおそらくいつものように歓喜で真っ赤に染まっているのだろう。
目の前の細い腰からお尻にかけてのラインをぐっと力をいれてつかんで、俺は貪るように律動を開始した。
 ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ!
 ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ!
温泉の水流の音をかき消すように大きな水音が2人の間から鳴り響く。
ユッカのぐじゅぐじゅになった膣にわけいって、奥を何度も叩いて、カリで肉襞をがりがりこすりながら出て行く。
勇者「うあああっ、あ゙ああっ、お゙おっ♥」
勇者「うひぃぃ、あああっ♥」
418: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:33:52.80 ID:EgzRNgOwo
傭兵「さすが子宝の湯だな…」
勇者「うう、あああっあああ! んにゃあああ♥」
勇者「おっき、おっきいのがごりごり♥ んんん♥ ボクの中ごりごりしてるぅ♥」
傭兵「お前の大好きな俺のちんちんだぞ」
勇者「すきぃ! おちんちん好きだよぉ♥ もっと激しいのしてっ」
勇者「ボクの中できもちくなって、いっぱいだしてソルもきもちくなってぇえええ♥」
勇者「ン、んんんぅ〜〜〜っ♥」
勇者「ああっ、あっあっ、あっ♥」
僧侶「ユッカ様イッちゃうんですか?」
魔女「はやすぎ。まぁいいけど…声おおきい」
勇者「だ、だってぇこんなのがまんできないよぉ! マナもいれてもらったらわかるってばあ♥」
魔女「じゃあ早くイッて」
勇者「〜〜〜〜っ♥」
419: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:39:50.00 ID:EgzRNgOwo
 どくんっ
 びゅくっびゅるるるっ!びゅうううっ
ユッカの中がギュウギュウにしめつけられ、俺は一度目の絶頂を迎えた。
雷撃にうたれたように頭がしびれ、思わず天を仰いでしまう。
ユッカも同じくして達し、声にならない声をあげておしりを押し付けるようにつき上げた。
傭兵「う……、ふーー…」
傭兵「すげぇ絞られた…」
勇者「ぅ、ふぅ…ふぅ…ハァ♥ えへへ…」
勇者「すごいのイッちゃったぁ…おまんこ…けーれんしちゃってるよ」
傭兵「抜きたいんだが」
勇者「あんっ…! そうだね、次はマナとヒーラどっちかな」
名残惜しそうに蠢くユッカの性器からペニスを引き抜くと、盛大に出した白い液体が案の定おさまりきらずにドロリと溢れだした。
ユッカはそれをお湯にこぼさないように手の平でうけとめて、口元に持って行き、匂いを嗅いでいた。
420: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:45:49.93 ID:EgzRNgOwo
勇者「んぅ…ソルの匂いだぁ。くふふふ…えへへへ…」
魔女「ちょーだい」
勇者「だーめ♥ ボクが出してもらったやつだもーん」
勇者「あ、そうだ! はむ…」
ユッカは精液を口に含んだ。
リスのように頬をふくらまして口の中に貯めている。
そして突然起き上がり、どこかへ走っていったかと思うと、
宴で飲み干した酒筒を3つ持って戻ってきた。
傭兵「のどかわいたのか? 空だぞそれ」
僧侶「エッチしながらお酒はやめたほうがいいですよ?」
勇者「ひはうほん!」
傭兵「なに?」
ユッカは口内の精液を空筒の中にぷえっと吐いて移しかえた。
勇者「ちがうもん! 今日の勝負の方法だよ!」
勇者「だれが一番いっぱい精液だしてもらうか、これで測るの!」
勇者「ふふ、みて、こんなに!」
傭兵「……」
421: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:49:54.36 ID:EgzRNgOwo
勇者「これがヒーラとマナの入れ物ね。射精してもらったら、ここに移し替えるんだよ?」
僧侶「え…えっ?」
勇者「こぼしちゃだめだよ?」
僧侶「わ、わかりました…」
魔女「私もおなじくらいだしてもらう」
僧侶「こんなにいっぱい…今日は随分お盛んですね」
傭兵「妙な効能のお湯のせいだ」
傭兵(つーかそれユッカの唾液まじってかさ増しされてるだろ…)
勇者「100回くらいエッチできるかなぁ!?」
傭兵「できるわけないだろ」
勇者「でも、おちんちんもうがちがちビンビンだよ? こんなに出したあとなのに♪」チャポチャポ
傭兵「う、うるせー…みせるんじゃない」
勇者「これ満タンになるまでエッチしようね♥」
魔女「ヒーラじゃんけん!」
僧侶「ま、負けませんよ! じゃんけんぽいっ!」
422: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 22:54:56.57 ID:EgzRNgOwo
 
 ずちゅんっ!
 ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ
 ぱちゅんっ ぱちゅんっ
僧侶「あああっ♥ あんっ、あんっ…そ、そんな激しくっ」
傭兵「はっ、はっ…すげ…」
僧侶「だめですよぉ〜〜♥ そこっ、そこばっかりやぁん♥」
マナとのじゃんけんに勝利したヒーラちゃんに遠慮なく腰を叩きつける。
やわらかい肉ひだをかきわけて、コリコリした奥を刺激しつづけるとヒーラちゃんは喜色の混じった声で喘いだ。
肉棒がとろっとろの温かい膣内に包み込まれて俺もついつい声が漏れてしまう。
僧侶「あああっ! ふあああ♥」
僧侶「そこっ、そこ好きなんですっ。ああっ♥ あああっ!」
勇者「ヒーラの声やらしー…くすくす」
魔女「淫売」
僧侶「ち、ちがっ…ほんとちがいま…しゅうううああああああ♥」
勇者「あーあ、もうヒーラったらよだれでちゃってるよぉ」
423: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 23:00:04.22 ID:EgzRNgOwo
僧侶「ご、ごめんなしゃ…くぅうううん♥」
勇者「あはは、手加減してもらえないね」
魔女「ぱんぱんうるさい」
勇者「ヒーラはお尻のお肉がぷよぷよだからね。いっぱいぶつかるエッチな音しちゃうね」
ユッカの言うとおり、叩きつけるたびに盛大に揺れるお尻のお肉とその音がさらに俺の興奮をあおる。
がっちりと掴んだ下半身にむかって、夢中になって腰を突き入れて快楽を貪った。
そこにもはや人間としての理性は欠片もなく、ただただ動物のように交尾を続けていた。
 ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ
 ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ♥
僧侶「あああっあああっ、ふぁあああ♥」
僧侶「ソルさまっソルさまぁあ♥」
僧侶「おまんこついてもっとついてくださいっ♥ おまんここわれちゃうくらいまでいっぱいついてくださいぃぃ♥」
僧侶「あっあっああそこそこ♥ そこすきなんですぅう♥」
424: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 23:06:17.57 ID:EgzRNgOwo
勇者「あーあ。もう聖職者としての面影がないよ…」
勇者「ヒーラのパパには見せられないね」
僧侶「あああんっ、そ、そんな、いじわるいわないでくださいっ」
僧侶「エッチでごめんなさいっ♥ ああっあんっ、でもっ」
僧侶「これがわたしなんですぅぅ♥ ふぁぁああ♥」
勇者「…くすくす。ヒーラにはいぢめられてばっかりだからお返ししちゃお」
激しくヒーラちゃんを陵辱する横からユッカの思いがけない援護攻撃が加わる。
ユッカは乳首をつねりあげて、乳頭に強い刺激をあたえて楽しそうに笑っていた。
勇者「ぴゅーーっぴゅーーっ♪」
僧侶「きゃああああっ♥ ユッカさま、それは、ああああん♥」
勇者「なにおっきい声だしてるのぉ。声枯れちゃうよぉ?」
勇者「ほら、おまんこに集中しなよ。せっかく大好きなソルとエッチしてるんだからさぁ」
425: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 23:09:25.78 ID:EgzRNgOwo
僧侶「ひぐっ、あぐっ、あああっ♥」
勇者「コリコリ♪ コリコリ♪ コリコリ♪」
僧侶「ふあっ、あんっ、だめっ、だめぇ♥」
勇者「ヒーラの乳首はエッチな色してるね。はむ、あむ…おいひ」
僧侶「だ、だめっ、だめなんですぅ♥」
勇者「きもちぃね? あたまぶっとんじゃうんでしょ? いいよ。ねぇソル、イカせてあげてよ」
勇者「ボクも乳首すりすりして、ヒーラのミルクいっぱいだしておっぱいで絶頂させてあげる」
勇者「すりすりすりすり♪」
 ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ
 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♥
僧侶「ああああああっ♥♥」
426: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/27(火) 23:16:55.51 ID:EgzRNgOwo
僧侶「イッちゃ…イッちゃ…うっ♥ ふぁぁあ♥」
勇者「いいよっ、いいよっヒーライッて! ほらソルもっと腰がんがんぶつけて」
勇者「きもちいね? おっぱいぴゅーーってきもちいね?」
勇者「ミルクが射精みたいだね? ぴゅっぴゅっていっぱい出てるよ」
勇者「おまんこの中になくした分のミルクを代わりにいっぱいだしてもらおうね」
勇者「イッちゃえ!」ギュウッ
僧侶「んっ、ふぁぁああああああああ♥♥♥」
勇者「あは、ぴゅーーっ♪ ぴゅーーっ♪」
ヒーラちゃんは盛大にミルクを吹き出しながら背を大きくそらして絶頂した。
俺の方からはどんな顔をしているかはわからないが、楽しそうなユッカの表情を見る限り、壮絶なイキ顔を晒してしまっているのだろう。
大量に中出しを終え、ペニスを引き抜くとどろりと精液が膣口から垂れる。
気を失いかけのヒーラちゃんにかわってマナが空の容器でそれを受け止めていた。 
魔女「む……こんなに…二度目なのにユッカの時より多いかも」
勇者「え〜〜、ほんと? くふふ、ヒーラのすけべなおまんこにいっぱい絞られちゃったね」
傭兵「……すごく良かった」
僧侶「あう…あう…はぅ♥」ヒクヒク
勇者「さーどんどんいこー! 夜はながいよ!」
後日譚第3話<楽園と極楽>つづく
 
432: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:09:12.07 ID:VLhRKqVHo
後譚第3話<楽園と極楽>つづき
傭兵「マナ。待たせたな」
魔女「…う、うん」
勇者「はやくマナにもあげて。こんなにおまんことろとろにして待ってるよ」
魔女「…広げちゃだめ」
勇者「ほらぁ。マナのこのかわいい穴に、ドロドロおちんぽ挿れちゃお?」
ユッカに誘導されて、亀頭を穴の入り口にぐりぐりと擦り付けるとマナは一瞬ビクリと背を伸ばした。
勇者「んー、ちっちゃくて入らないかな?」
傭兵「前は入ったから大丈夫だと思う。挿れるぞ?」
魔女「…うん♥」
そしてゆっくりと腰を突き出し、マナの柔らかい肉襞をみちみちと拡げながら、中へと侵入していく。
魔女「あっ…ああっ」
いくら濡れていてもやはりきつい。
マナのここは、本来まだ性行為に使ってはいけない場所だ。それくらいに穴は狭くて未成熟だ。
慎重を期してゆっくりゆっくりと歩みを進めていった。
 ちゅく…ちゅく…
433: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:14:40.66 ID:VLhRKqVHo
すこしずつマナと触れ合う面積が広くなっていく。
ひだを1つ1つ感じながら、お互いの粘液がまじりあって、やがて最奥へと到達した。
 ちゅぷんっ!
魔女「んぅ…あぁぁ♥」
勇者「あー、はいったね。すっごい、おまんこ入り口こんな風になっちゃうんだ」
勇者「マナの中どう?」
傭兵「あつい…狭いし、すげぇ締め付ける」
魔女「んっ…」
勇者「マナよくがんばったね。さぁソルに気持ちよくしてもらお?」
魔女「うごいて…いい」
傭兵「あぁ。しっかりイカせてやるからな」
マナの細い腰を掴んで、ちいさなおしりに向かって腰を打ち付けはじめる。
ペニスがねじきれそうなきつさだ。
それを無理やりこじあけて、ペニスの形を幼い膣内におぼえさせる。
434: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:20:36.68 ID:VLhRKqVHo
 ぱちゅっぱちゅっぱちゅっ
 ぱちゅっ ぱちゅっ ぱちゅっ
魔女「…んっ♥ んんぅ…く、あぁぁ」
傭兵「マナのここは俺専用だからな…しっかり受け入れろよ」
魔女「はっはっハッ、あっ♥ ああっ♥」
勇者「マナ。よかったね。お嫁さんにするってさ」
魔女「…うんっ♥ あああ、ソル、あっ♥」
魔女「お嫁さん…わたし、あなたにっ、ご奉仕…」
魔女「すきなだけしてっ、あなたが満足するまでついてっ♥」
 ぱちゅっぱちゅっぱちゅっぱちゅっ
 ぱちゅっ ぱちゅっ ぱちゅっ
魔女「ああソコ、そこっ、ダメっ…ダメ」
傭兵「ダメじゃないよな? お嫁さんなんだろ?」
魔女「んんぅ♥ あああっソコは、弱いから」
傭兵「マナのかわいい声もっと聞かせてくれ」
435: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:27:46.14 ID:VLhRKqVHo
勇者「うひゃあ…マナってこんな風にエッチするんだ。すっかりトロトロ顔になってるよ」
勇者「きもちいい? ソルのおちんぽでおまんこの奥ずこずこされて、イッちゃいそ? くふふ」
魔女「うっ、ユッカ…みちゃ、だめっ。あっ♥」
勇者「マナのこんな顔はめったに見られないからね。ほらソルもっとつよくして大丈夫そうだよ」
勇者「マナのおまんこ、いじめていじめたおして、イカせちゃえ」
傭兵「お、おう」
ユッカが隣でマナの羞恥を煽る度に膣内はきゅんと締まって俺をしめつけた。
親友に自らの痴態を見られるのはマナにとってはダメージがあるのかもしれない。
 ぱちゅっぱちゅっぱちゅっ
 ぱちゅっぱちゅっ ぱちゅっ
小さな穴に出入りを繰り返して、体液をまぜあって官能を高めていく。
マナのつるんとした膣内がみだらな水音をたてて俺を飲み込む。
引き抜くときはカリが激しく擦れ、壁を削る音がするのではと錯覚する程に強い刺激をもたらす。
魔女「んんんぅ〜〜〜っ♥ あっ、あああっ」
436: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:35:48.47 ID:VLhRKqVHo
勇者「いっぱいお汁出てるね」
勇者「クリちゃんもこんなにツンってしてる。えへへへ、剥いていい?」ツンッ
魔女「だめっ、あああっ、ダメ」
勇者「こうやって間近でおちんちんができるするとこみてると、ボクも我慢できなくなってきちゃうよ」
勇者「ほらぁ、早くイカせてあげてよぉ」クリクリ
魔女「あぁぁぁあ! ユッカ、バカ。ダメっ…きゅぅん♥」
傭兵「あんまりマナをいじめないでくれよ…まだ経験が浅いんだから」
勇者「えー、ソルが一番おちんぽでいじめてるじゃん」
傭兵「お前はあとでしてやるから、よだれ垂らしてそこで見てろ」
そこからは夢中で腰を振った。
マナのなかを目一杯かきまわして、オスのにおいをこすりつけて極太のペニスの形に歪ませる。
傭兵「一生俺のものだ…ほら、俺のでイケっ」
魔女「うっ、あっ、ハッ♥ ああ、イク、イク…♥ わたし…腰がっ」
魔女「ソル…ハッハッ♥ はぁはぁ、はぁー♥ あああっ♥」
437: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:43:08.69 ID:VLhRKqVHo
マナは短い呼吸をくりかえして、勢い良く達した。
魔女「〜〜〜〜っ!! あっぁぁあああ♥♥♥」
白い背中をピンとのばし、腰をややつきあげて素っ頓狂な嬌声をあげてマナは絶頂する。
俺も同時に吹き出した自らの欲望を、マナの狭すぎる子宮へと押し流して快感に浸った。
膣道をうめつくしてもまったく容量は足りず、どんどんと外へと流れだす。
魔女「……!」
魔女「す、すくわなきゃ…ああっ、あ」
マナはひくつく恥部に空の竹筒をあてがい、精液をこぼさないように受け止めた。
魔女「……♥ 結構おおい」
魔女「ん…奥の…とれない」チュク
傭兵「お、おいおい…そこまでしなくても」
魔女「だって、勝負だから…んっ、んっ…取れない」チュク
マナは岩の上に腰かけて、両足をひらいてイッたばかりの膣に指をもぐりこませ、精液を一生懸命かき出していた。
小さな穴から真っ白なものがどろりとあふれてくる様は実にインモラルだった。
そんな光景を見て俺は再び燃え上がり、3度目の射精にもかからず完全な状態へとペニスは回復していく。
439: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:48:48.87 ID:VLhRKqVHo
勇者「はぁ〜〜〜すごいね♥」
勇者「おちんちん、はむ♥ かちかち」
傭兵「こらこら」
勇者「くんくん…ふふ、せーしの匂い…マナのえっちなお汁も混じってるね、れろぉ」
勇者「あむ…ちゅっ、こんなおっきいのでかきまわしたんだね」
勇者「はぁむ♥ …ちろちろ」
傭兵「ユッカ…口もいいが次挿れたい…」
勇者「! えへへ、エッチィ…♥ ボクもがまんできなくなってたから、2巡目いっちゃおー!」
僧侶「はっ! じゃんけんですか!?」
勇者「えー、ボクヒーラマナの順でしょ?」
僧侶「そう…ですか」
勇者「ヒーラもまたムラムラした?」
僧侶「う……はい。でも、これはサキュさんの呪いのせいです…私は…エッチじゃないです」
勇者「そっかそっか。でも呪いのおかげで、こんなに楽しいエッチがいっぱいできてボクは嬉しい…♥」
傭兵(勇者としてそれはどうなんだ?)
440: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 22:53:54.50 ID:VLhRKqVHo
勇者「みんな一緒に楽しいことできて、嬉しくない?」
傭兵「そりゃ…楽しいが」
勇者「でしょ? 恥ずかしささえ捨てれば、こんな素敵なことってないよ」
勇者「おいしいごはん、あったかいお風呂、大好きな人…裸んぼで、こうやってぎゅうってできるの」
勇者「ちゅっ♥」
傭兵「ユッカ…」
勇者「……挿れて♥ ボクのおまんこ犯してください」
勇者「マナだけじゃなくて、ボクもヒーラもソルのお嫁さんなんだから、ソルの専用おまんこを好きにジュブジュブしていいよ?」
勇者「旦那様のおちんちんいつでも受け入れてあげる。くふふふ」
傭兵「……そんなに誘われたら容赦しないぞ? お前あとで泣いてもしらないからな」
勇者「手加減なんていつもしてくれないじゃん♥」
傭兵「ヒーラちゃんも覚悟してくれよ」
僧侶「!? は、はいっ! 私もですか!?」
勇者「ずっとボクたちは一緒だよ! 拒否しちゃダメ!」
勇者「最後までつきあってね?」
441: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 23:00:13.60 ID:VLhRKqVHo
その後はもうめちゃくちゃに絡み合った。
ユッカに出してヒーラちゃんに出してマナに出してを何巡も続けて、
やがて時間間隔さえなくなって、俺たち4人は完全に盛りのついた野生動物のように交尾を繰り返した。
少女たちの目の前に並べられた筒に入った白濁液はどんどんかさを増していった。
勇者「お゙おっ♥ お゙おっ♥ ああぁ♥ あんっ、あん、あぅうう♥」
僧侶「ひゃうううっ♥ ああっ…あんっ、あんっ、んあああああっ♥」
魔女「んくっ、ああっ♥ あああん、んんぅ…んんんっ♥♥」
傭兵「うぉぁぁああ、お前ら全員妊娠してもしらねーからな!!」
 びゅるるるっ、びゅるっ、びゅびゅびゅるるるっ!
 どぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷ
 ・ ・ ・
傭兵「 」
妖狐「し、死んどる……!」
442: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 23:05:09.80 ID:VLhRKqVHo
勇者「うう……足、たたないよぉ…♥ えへへ…」
魔女「つかれた…しにそう。ねる」
僧侶「ふーふー…ふーフー♥ ソルさま…だしすぎですっ、さすがに…むりです」
勇者「えへ、えへへ…ボクこーんなにだしてもらっちゃった♥」
勇者「みて、七分目くらいまでこれ全部ソルの精子だよ! すごい」
魔女「わ、わたしもこれくらい! 一緒くらいある!」
勇者「ん〜〜? うわわ、ほんとだ……ソルがんばったねぇ」
傭兵「 」 
勇者「すんすんっ…んぅ…ソルの濃い匂いだぁ…っとと、舐めたら減っちゃう!」
勇者「ヒーラは?」
僧侶「え、えっと…んーっと…これくらいです」たぷん
勇者「! あ、あれ…そんなに? たぷたぷだね…」
魔女「…」ジー
僧侶「え…だめでしたか…」
443: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 23:08:29.48 ID:VLhRKqVHo
勇者「はぁ…ヒーラの勝ちかぁ」
僧侶「あう…で、でもほんとにソル様の精液だけかわかりませんし…」
勇者「のんでみたら?」
僧侶「え? 飲む…?」
勇者「いっき!いっき! ぐいっと!」
僧侶「ちょっ…の、のめませんよ!」
魔女「のめたら全会一致でヒーラの優勝」
僧侶「飲む……」チラ
傭兵「 」
勇者「せっかくソルが命を削ってだしてくれた精液を捨てちゃうの? ヒーラってひどいなぁ」
僧侶「えぇ……わ、わかりました…ありがたくいただきます…」
勇者「ボクも一緒に!」
魔女「私も飲む。全部飲む」
僧侶「は、はい…では…乾杯?」コツ
444: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 23:13:38.31 ID:VLhRKqVHo
勇者「んぐっ!!?」
勇者(の、のめない…喉通らないよ)
魔女「ヴ!!?」
魔女(くさい…きつい…鮮度悪い…)
僧侶「ひぁう!!?」
僧侶(ふえーん、私には無理ですー)
妖狐「何をやっとるんじゃ…」
妖狐「まぁ、たとえ命落としても、男冥利に尽きるじゃろう」
妖狐「野生の動物に食われる前に穴でも掘って埋葬しといてやるか」ズルズル
傭兵「生きてるにきまってるだろ!!」ムク
妖狐「…! まだ生気があるのか、生命力どうなっとるんじゃ…」
傭兵「あーくそ、頭ガンガンする…一体なにをしていたんだ俺たちは…」
妖狐「みんなして一晩中野生に還っておったぞ」
傭兵「…え?」
妖狐「なんじゃおぼえとらんのか」
445: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 23:17:08.78 ID:VLhRKqVHo
妖狐「小娘たちに聞いてくるとよかろう」
傭兵「…いやんっ俺裸じゃねぇか!」
妖狐「温泉じゃぞ、当たり前じゃろう。ほれ、さっさといかんか」ゲシッ
傭兵「よぉ…おはよう」
勇者「あっ! ソル!」
僧侶「お、おはようございますソル様…えへへ」
魔女「生きてたの」
傭兵「あー頭いてんだよ。なんでだ酒でも飲み過ぎたか?」
傭兵「喉乾いた。お前らなに飲んでるんだ。ユッカそれくれよ」パシッ
勇者「あ゙っ!」
傭兵「…」ゴク
傭兵「んんびゅううっ!?」ブバッ
446: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 23:22:30.92 ID:VLhRKqVHo
傭兵「げほっ、げほっ! なんだあこのドロドロ! この世のものとは思えんのどごしだ…」
勇者「あ……あー…えっと? なんでのんじゃったの…バカなの?」
傭兵「あん? ヒーラちゃんもマナもよく飲めるな」
勇者「え?」
傭兵「あー、水水…ところで、なんなんだこの飲み物。すっげぇ魚介くせぇな」
勇者「うーー? もしかして昨夜のこと覚えてないの?」
傭兵「あぁー…なんか粗相をしてしまっていたらすまないな。どうも飲み過ぎて頭がぼぅっとしてるんだ」
勇者「そ、そっかぁ…」
傭兵「で、何の飲み物だったんだ」
僧侶「そ、それは……つくろうとして失敗したジュースです! このあたりに珍しい果実があって」アセアセ
傭兵「へぇ」
魔女「精液」
傭兵「は?」
魔女「3本ともあなたの精液。くさい」
傭兵「………え?」
447: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/28(水) 23:29:47.04 ID:VLhRKqVHo
その鮮烈な一言に、冷水をあびたように頭がすっとクリアになり、昨夜の記憶が一気に蘇る。
記憶の中で俺はユッカたちと絶えずまぐわい続け、射精をくりかえし、目の前の筒には…確か……。
傭兵「うそ…だろ…」
とめどなく涙があふれ、途端に胃が大変きもちわるくなってきた。
傭兵「ヴ、ヴ……オ、オエ…やばい」
勇者「だ、だめぇぇ!!」
僧侶「あぁぁぁあわわ、お湯のなかで吐いたらだめですよ!」
傭兵「水…水を…」
妖狐「…どうやら、旅路を経てずいぶん仲が深まったようじゃな」
妖狐「うむ。善きかな善きかな」
傭兵「マナ…おしっこでいいから…なにか…オエッ、飲めるのみものっ」
魔女「あっちいって。自分の精液を飲む変態は私の旦那ではない」ゲシゲシ
傭兵「助け…っ」
勇者「こ、コレ飲んで…って、あああこれも精子の筒だった!」
傭兵「んぐ…ヴぉああっ! お前ふざけんなよ!!」
僧侶「そ、ソル様お下品です!! 飛ばさないでくださいっ」
傭兵「飲もうとしてたお前らに言われたくなぁい!」
妖狐「善き…かな?」
後日譚第3話<楽園と極楽>おわり
 
 
449: 以下、

三つの竹筒に溜まるほどってどんな量なんだ…
452: 以下、
乙!
おしっこでいいから…
普通に飲料になっとるww
453: 以下、
乙、チート金玉。
質量保存の法則を越えとる
460: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 21:40:38.50 ID:q2t+Jwdco
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>
妖狐「では、達者での」
勇者「ねーーキュウちゃんも行こうよぉ」グイグイ
妖狐「わがまま言うでない」
妖狐「ワシはそろそろ祖国へ帰るといっておるに」
勇者「寂しいよぉ」
傭兵「ユッカ」
勇者「うん…わかってるけど」
妖狐「それとも、ワシの大人の色気で小僧を虜にしてしまってもよいか?クック…それなら同行してやっても良いぞ」
勇者「え、えーーっ!?」
妖狐「ワシの貯めに貯めこんだ知識とてくにっくを用いれば、どんなオスでも簡単にコロッと堕ちるじゃろうなぁ…」
妖狐「小僧がおぬしらに見向きもせず、ワシ相手に四六時中甘える様を想像すると…ぬふふ」
妖狐「小僧よ、伽は一日三度までで頼むぞ♥ ワシはそう何度も立て続けには付き合いきれんからな」
勇者「ダメだよソル!!」
僧侶「ソル様!!」
魔女「アホアホアホ」バシバシ
傭兵(なぜ俺に怒る…)
傭兵「心配しなくても狐には欲情しない」
妖狐「なんじゃと」
461: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 21:46:12.62 ID:q2t+Jwdco
妖狐「ま、冗談はさておき」
妖狐「いつでも遊びにこい。おぬしらなら何度でももてなしてやろう」
勇者「また会えるかなぁ…キュウちゃんの国いったことないし…」
妖狐「なぁに。ワシとおぬしが万全の状態に戻れば、魔覚で感応しあうことくらい容易いことじゃ」
勇者「…ほんと?」
妖狐「あぁ。そんなに大きな島でもないからの。ワシのほうから見つけてやろう」
勇者「じゃあ遊びにいくね!」
僧侶「新婚旅行…っていいですよね」
傭兵(そんな金ないぞ…)
妖狐「それと例の件に関して、随分と迷惑かけてすまんかったな」
傭兵「もう気にするな。俺たちはみんな無事だった」
妖狐「じゃがマナはワシの災厄を一身に引き受け、未曾有の危機を招いてしまった」
魔女「…大丈夫。みんながいてくれた」
勇者「えへへ」
462: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 21:55:55.96 ID:q2t+Jwdco
妖狐「そうか………」
妖狐「誇っていい。おぬしらでなければ、決して乗り越えられない苦難であった」
妖狐「マナよ。太陽は確かにそこにあったんじゃな」
魔女「…うん。ユッカたちが私を照らしてくれた」ギュ
勇者「な、なんだか照れちゃうなぁ。ボクたちは無我夢中だっただけだよ」
傭兵「世話になったなキュウ。また会おうぜ」
僧侶「手土産をたくさんもって会いに行きます」
妖狐「うむ。また元気な顔をみせておくれ。じゃあの」
そしてキュウは小さな狐へと戻り、俺たちにペコリと一礼して山の中を駆けていった。
あの体でこの世の災厄を抱え、かつては魔王に匹敵する力をもっていたのだというのだから驚きだ。
傭兵(結局、あいつの言ってたことは全部本当だったんだな)
ユッカ曰く、キュウの使う読心術は魔覚を極めたものであるらしい。
まだ人の感情の表面しか読み取ることのできないユッカとは比較にもならない力だ。
おそらく、何百年という膨大な時の中を生きてきたキュウにしか唯一出来ないことだろう。
あるいは、覚醒時のユッカには似たようなことができたのか。
いまとなっては確かめようもない。
463: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:02:35.16 ID:q2t+Jwdco
傭兵(また会えるだろうか…)
勇者「ソルー、行くよー?」
傭兵「…」
勇者「ソルー? なにぼーっとしてるの」
傭兵「お、おう。いまいく」
勇者「なに考えてたかあててあげよっか?」
傭兵「い゙っ!?」
勇者「キュウちゃんのお酒もっと飲みたいなぁって思ってたでしょ!」
傭兵「いや……ま、まぁそれでいいや」
勇者「あたり? やったぁ。ぐふふ、もしかしてボクも心のなかが読めるんじゃないかなぁ!?」
傭兵「そんなわけないだろ…」
勇者「ヒーラ〜〜」
僧侶「なんですか?」
勇者「ぬぬぬ……いまヒーラの考えてることは…」
僧侶「は、はい?」
勇者「…お腹すいたなぁ。もっとおにぎり食べたかったなぁ。でしょ?」
傭兵「お前の心のうちをさらけだしてどうする」
464: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:09:17.72 ID:q2t+Jwdco
魔女「はやくのって、もうエアブラスター使うから」
▼魔女は魔宝石に風魔法を込めた。
傭兵「飛ぶぞー」
勇者「はぁい。いくよスレイプニル。紅蓮鳥合身だ!」ボウッ
馬「ヒ、ヒヒン…」
僧侶「スレイプニルちゃん、結構イヤそうですよね」ヒソヒソ
傭兵「いきなり主人に空飛べなんて命令されたらそりゃあな…俺だってイヤだ」
勇者「はいよー、飛べー」
馬「ヒヒゥ!!」
傭兵(すまん、帰国するまでがんばってくれ…)
 ・ ・ ・
勇者「バザはあっという間だよね」
傭兵「そうだな、陸路でも大した距離じゃない。昼寝でもしてる間につきそうだな」
勇者「ふぁー、ボクも寝たいよ」
魔女「ダメ」
傭兵「お前が寝たら落ちるから絶対寝るなよ?」
465: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:17:41.78 ID:q2t+Jwdco
勇者「もうバザまで来たんだね。太陽の国までもあとすこしだね」
傭兵「まさかグレイスも俺たちがこんな度で帰ってきてるとは思わないだろうな」
勇者「というより、任務を達成したことしってるのかなぁ?」
傭兵「そりゃ知らないだろう。手紙をだしても俺たちのほうが早く着くぞ」
勇者「そっか!」
僧侶「でもですね、お世話になったみなさんの話によると」
僧侶「邪龍が現れたときに世界中の人が確かになにかを感じ取っていたようですし」
僧侶「グレイス様がその後の消滅に気付いていてもおかしくはないですよね?」
傭兵「そういうもんなのか」
勇者「んーどうだろうね?」
傭兵「なんにせよありのままを報告するまでだ」
魔女「…」
傭兵「マナは太陽の国が嫌いか?」
魔女「! …ううん。そうじゃないけど…」
勇者「大丈夫だよ。ボクたちが一緒だからね」
傭兵「そうそう。グレイスなら理解してくれる…俺はあいつのことを信じてるよ」
466: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:26:12.17 ID:q2t+Jwdco
【商業の町バザ】
勇者「見張り塔が見えてきたよ!」
勇者「なつかし〜」
勇者「いそげースレイプニル」
僧侶「また積み荷を補給しなくてはいけませんね」
傭兵「とりあえず降下しようぜ。門をくぐらずに空から入るのはダメだ」
傭兵「魔物だと思われて撃ち落とされたらたまんねぇ」
魔女「うん。揺れるからなにかにつかまって」
 ・ ・  ・
隊長「そこの不審な馬車…! いまたしか空を飛んで……む?」
隊長「ソル殿? ソル殿ではありませんか」
傭兵「よぉ。元気してたか」
勇者「あー隊長さん。お久しぶりです」
隊長「ご、ご無沙汰しています!」ビシッ
467: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:32:12.02 ID:q2t+Jwdco
隊長「驚きました…まさか空からお越しになるなんて」
隊長「どういう手品ですか!? 馬から羽が!?」ナデナデ
馬「ヒヒン…」
傭兵「まぁ…いろいろ。俺はなんもしてないぞ?」
隊長「危うく攻撃命令を出すところでした」
傭兵「ちゃんとマニュアルは行き届いてるんだなぁ」
隊長「ソル殿の残してくれた防衛マニュアルのおかげで、バザはあれ以来魔物による被害0です」
隊長「有事の際の戦力も増強できました」
傭兵「そりゃよかった」
隊長「ど、どうぞお入りください。そうだ、部下たちに歓迎の準備を」
傭兵「い、いやーそういうのはいい。今はただの旅人だからな」
傭兵「知人に会って買い物を終えたらまたすぐに発つ」
隊長「そうですか…」
盗賊「リーダー。なに油売ってんのさ」
傭兵「ん?」
盗賊「あ! あんたら…なにしてんの?」
傭兵「そりゃこっちのセリフだが…獄中じゃなかったのか?」
468: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:37:45.38 ID:q2t+Jwdco
隊長「ええっと、彼女は現在」
盗賊「あたし今仮釈放でさ、守備隊の下部組織に所属してるよ。社会奉仕活動ってやつ?」
盗賊「気に入らないけど、こいつの下っ端だね」
傭兵「そうか…元気そうでなによりだ」
盗賊「…! そ、そりゃどーも。別にあんたに気にかけてもらう必要なんてないけどね」
盗賊「にしても、帰ってくるの案外早かったじゃん。10年は会えないと思ったよ。もしくは死んだか」
隊長「こら。失礼なことを言うな」
隊長「ごほん。ソル殿、我々は勤務中なので後日改めてご挨拶に伺います。どちらにご宿泊予定ですか」
傭兵「気にするなよ。元上官とは言え大した期間じゃねーし、別にかしこまらなくてもいいって」
隊長「そ、そうですか…いえ、お伺いさせていただきます」
傭兵「そう?」
盗賊(行きたいんだな)
隊長「マオさんの元でよろしいですか?」
傭兵「あぁ…その予定だ」
傭兵(なんで知ってんだ?)
469: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:43:11.99 ID:q2t+Jwdco
勇者「はやくマオにゃんに会いたいなー。行こう行こう」
傭兵「おう、じゃあ俺たちいくから。またなー」
隊長「はっ! バザは今日も平和です!」
隊長「よし、見回り行くぞ!」
盗賊「うーーい」
盗賊(なに気合いれてんだが。部下の1人くらいにしか思われてないって…)
 
 ・ ・ ・
【獣人マオの商店】
勇者「ここココ! ふぁ〜〜マオにゃんのお店だ。なつかしい」
魔女「師匠元気かな」
僧侶「入りましょう!」
勇者「えへ、なんだか緊張しちゃう。おじゃましま〜す」ガララッ
獣の商人「! ん?」
470: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:48:25.01 ID:q2t+Jwdco
勇者「マオにゃん…えへへ。ただいま」
傭兵「よ!」
僧侶「お久しぶりです!」
魔女「元気でしたか師匠」
獣の商人「あーー。開店時間ちゃうのに誰やおもったらユッカはん達やん!」
獣の商人「おいでおいで、あがってき」
獣の商人「うわー久しぶりやなぁ。なんや雰囲気ちょっと変わったんちゃう」
勇者「マオにゃんっ」ぎゅ
獣の商人「なう!? なんやー甘えて、どうしたんや。そういうとこは一緒やんっ」
傭兵「元気そうだな。ちょっと改築したか?」
獣の商人「せや! 広なったやろ?」
勇者「えへへ、ボクたち帰ってきたよぉ」すりすり
僧侶「ちょ…ユッカ様、マオさん困っちゃいますよ」
獣の商人「むふふ。まぁ座って、いやぁほんまええとこにきたわ」
471: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 22:54:26.88 ID:q2t+Jwdco
傭兵「なんだその怪しい笑みは…」
獣の商人「まぁーそう警戒せんと、ほらーウチもいろいろいま忙しいとこやん?」
傭兵「…? まだ開店前だろ」
獣の商人「なんやあんた相変わらず疎いやっちゃな」
獣の商人「ここにくるまで街の様子みてへんの?」
僧侶「なにかあちこちで飾り付けをしてましたね?」
勇者「うん。かぼちゃいっぱいあってさ、久しぶりにスープつくろうかなーっておもったよ」
魔女「…魔法使いみたいな人いた」
傭兵「そういえばちょっと雰囲気違ったが、年から年中結構賑やかな街なんだろ?」
獣の商人「なんと! 今日から一週間、バザはハロウィンなんやで! ハロウィーンのお祭り!」
勇者「…? はろうぃん?」
僧侶「なんですか?」
獣の商人「なんやこの田舎もんども!」
傭兵「いや俺は聞いたことあるぞ…たしか、魔物が菓子を強奪する祭りだとか」
472: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/10/30(金) 23:02:49.22 ID:q2t+Jwdco
獣の商人「ちゃうちゃう! 魔物に扮した子供がお菓子をもらいに街を練り歩くお祭りや!」
獣の商人「まぁ子供だけやなくてみーんな好き放題仮装してどんちゃん騒ぎするだけになってきてるんやけどな」
獣の商人「というわけで、はいこれ!」スッ
勇者「なにこの服!?」
僧侶「かわいいですね…この耳としっぽも衣裳ですか?」
傭兵「は?」
獣の商人「は?やあらへん! お客さん来る前にみんなこれ着て!」
勇者「え!? ボクたちが着替えるの?」
僧侶「マオさんのお洋服じゃないんですか?」
獣の商人「ウチそんなん着んでも猫の獣人やし…全部あんたらの分やで?」
魔女「…師匠」
傭兵「なにをしれっと…準備よすぎだろ…」
獣の商人「いやー、ほんまええタイミングで来たわ。これで今日の大入り満員は約束されたようなもんやでぇ、ぐふふ」
傭兵「変なタイミングで戻ってきちまったな…」
勇者「かわんないね」
僧侶「いつもどおりで安心しました」
獣の商人「ちゃんとお給料には還元するからがんばってやー」ニコニコ
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>つづく
 
 
474: 以下、

狙ってハロウィンに被せてきたとはさすがやな!
495: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 21:43:18.81 ID:JXdbKH5ko
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>つづき
店の中で待つこと数分。
着替え終わったユッカ達が奥の部屋から元気よく飛び出してきた。
勇者「みてみてー」
魔女「似合う?」
傭兵「おお…!」
勇者「お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうワン!」
魔女「にゃん…」
傭兵「犬と黒猫なのか…」
ユッカは頭に犬耳を装備し、フリフリとした給仕服に身を包んでいた。
おしりにはふさふさの尻尾が元気よく反り返っている。
傭兵「この尻尾どうやってくっついてるんだ?」
勇者「これ? しっぽ付きの下着を上から履いてるんだよ! だからマオにゃんみたいには動かないよ」
傭兵「へぇ…まぁ、犬っぽいな。お前の場合は特にな」
勇者「ワン! でもこれ狼だよ?」
勇者「お菓子〜〜」ペト
傭兵「ないっつの! ちょっと待てみんな揃ってからだ」
496: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 21:46:54.78 ID:JXdbKH5ko
傭兵「ヒーラちゃんは?」
魔女「着替え中…にゃん。たぶんまだ出てこない…にゃん」
傭兵「それ語尾徹底するのか?」
魔女「そうしないとお菓子、もらえない…にゃん。らしいにゃん」
マナはふわっとした猫耳にダランと垂れた長い尻尾を身にまとい、
随分とやる気のなさそうな表情で猫のものまねをしていた。
2人の服装自体は胸元が強調されたデザインであるはずが、なんとも主張が少ない。
傭兵(ヒーラちゃんが楽しみだな)
勇者「ヒーラが終わったらソルも着替えるんだよ。ワン」
傭兵「え?俺もか…」
勇者「せっかくなんだからさ」
猫の商人「せやせや」
猫の商人「ほらヒーラはんもはよ行き」グイグイ
僧侶「えっ、えっ…ちょっと…恥ずかしいですっ!」
傭兵「おお…!」
497: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 21:53:02.93 ID:JXdbKH5ko
傭兵「……牛?」
僧侶「も、モーー! ってわたしだけ可愛くないです!」
僧侶「おかしくないですか! ユッカ様が狼で、マナちゃんが黒猫なのに!」
僧侶「牛ですよ!! こんなの納得できません」
勇者「合ってるじゃん」
傭兵「似合ってるな」
魔女「牛そのもの」
僧侶「もーーーっ! みんなしてそんなこと言わないでください!」
ヒーラちゃんは疎らな白黒模様のまるで水着のような給仕服を身にまとっていた。
肩とお腹と足がはっきりと露出していて、店の中でこれを着るのはあまりに大胆に思えた。
猫の商人「なにが嫌なん? めっちゃかわいいで!」
僧侶「だ、だって…こんなの恥ずかしいです。牛ですし…」
僧侶「あの…私もユッカ様たちみたいなウェイトレスがいいんですけど…」
猫の商人「ヒーラはん、ここおっきいからちゃんと採寸して仕立てんと用意できへん」
498: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 21:58:55.11 ID:JXdbKH5ko
僧侶「……ゔう。これだけは許して下さい」
僧侶「こんな格好で接客できませんよぉ」
勇者「オクトピアでいっぱい水着で仕事したじゃん」
僧侶「もーーーっ!あれはみんな水着じゃないですか! 浜辺と街中を一緒にしないでください!」
魔女「ヒーラうるさい…にゃん。あなたの宿命にゃん」
僧侶「きぃーーーッ!」
傭兵「まぁ、俺は眼福だからかまわないんだが、本人がイヤだと言ってるからなんとかならないか?」
獣の商人「しゃあないなぁ…ほんなら他のん考えるわ」
僧侶「!」コクコク
獣の商人「でもその前にソルはんの着せ替えするから、しばらくそれでおってな」
僧侶「うえーん」
勇者「えへへ、ヒーラの牛さん姿おいしそうだね。がぶ」
僧侶「食べないでくださいね……」
499: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:04:15.60 ID:JXdbKH5ko
傭兵「俺は何を着るんだ?」
獣の商人「せやなぁ、ドラキュラとオークどっちが好き?」
傭兵「…」
獣の商人「ソルはん腕太いからクールなドラキュラって感じちゃうな! よっしゃオークにしよか」
獣の商人「さー脱いで脱いで♪」ペタペタ
傭兵「おい…ほんとに仮装は必要なのか!?」
獣の商人「街中みーんな仮装するんやから、普段の格好やと浮いてまうで」
獣の商人「それにな、仮装して買い物したら全店10%オフなんや! めっちゃお得やろ?」
獣の商人「バザで旅の物資を補充するなら今がチャンスやで!」
傭兵「そ、そうか…」
傭兵(なんだかいいくるめられてしまった気がするな。まぁいいかちょっとくらい)
獣の商人(それにしてもほんまにええからだつきしてるなぁ)サスサス
傭兵「マオ…どこ触ってんだ」
獣の商人「な、なんでもないでぇ! さぁあとは皮の腰巻きを下着の上から巻いて終わりや」
傭兵「は!? こんなの半裸じゃねーか! ヒーラちゃんより露出多いぞ!」
獣の商人「男が何を細かいこと気にしてんの」
500: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:10:27.03 ID:JXdbKH5ko
獣の商人「あんたらわがままやな?」
傭兵「……。別にお前の商売手伝わなくてもいいんだぞ」ガシ
傭兵「それともなにか? もう一度守備隊で勤めて、今度こそこの怪しい風俗店紛いを摘発してやろうか」
獣の商人「にゃう…!? わ、わかった、堪忍して!」
獣の商人「ヒーラはんもちゃんとした服にするから〜〜っ!!」
傭兵「よし」
獣の商人「これやから冗談通じひん人は…」ブツブツ
獣の商人「そうや、ちょっと聞きたかったんやけど」
傭兵「なんだよ。旅の話なら今晩きかせてやるが」
獣の商人「まぁどんな旅路やったかも気になるけどなにより」
獣の商人「渡したあの薬、役にたった?」
傭兵「…ぐぶっ」
獣の商人「めーっちゃいっぱいあげたんやけど、もしかして残ってへんかったり?」
獣の商人「なぁなぁ、どうなったん?」
獣の商人「場合によっては捕まるのあんたのほうやったりして!」
502: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:18:01.95 ID:JXdbKH5ko
獣の商人「さてユッカはんとマナはんは何歳やったかな〜」
獣の商人「バザは取り締まりは厳しいで〜。どこぞの誰かさんが対犯罪マニュアルを完備させたみたいやからなぁ」
傭兵「マ、マオ…いいかよく聞け」
獣の商人「なんやの。どう言い訳しても、子供相手にしたことは取り返しが――――」
傭兵「愛し合っていれば性犯罪じゃないんだ」
獣の商人「ひょえ……?」
傭兵「……」
獣の商人「…ほんきなん?」
傭兵「あぁ。将来は3人を娶ろうとおもっている」
獣の商人「…」
獣の商人「な、な…そうなんや…ははぁ……」
獣の商人「そら、どえらい決心したなぁ」
獣の商人「ソルはんあんた男やでぇ…あはは!」バシバシ
獣の商人「よう言うた! ほんまにあんたらの関係がどないなるか思っててん!」バシバシ
獣の商人「そっかーみんなもらうんかー。豪勢やなぁ」
傭兵「責任は果たす」
獣の商人「じゃあウチもついでにもろてや」
傭兵「いらん」
獣の商人「!」ガリガリッ
503: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:25:48.35 ID:JXdbKH5ko
獣の商人「なんやの! 3人も4人もかわらんのんちゃうん」
傭兵「いつからそんな関係になったんだよ」
獣の商人「い、いつからって…んんんんぐっ!!」
傭兵「お前だれも相手いないのか? バザにはこんなに人が住んでるのに」
獣の商人「商売に人生捧げてきてなにがわるいねん!! うにゃーーーん」
勇者「ねーソルまだ? あれ、マオにゃんどうしたの」
獣の商人「ソルはんがー、もろてくれへんー、なんでやーーウチの何があかんのー」シクシク
勇者「ソル!」
傭兵「なっ! いいのか!? お、おれ…まだこいつとはなんとも」
勇者「当たり前でしょ! くれるお菓子はちゃんともらわないと失礼だよ! そういうお祭りなんだから!」
獣の商人「……。かわええなぁ」なでなで
勇者「? マオにゃんボクにもお菓子頂戴。ワン」
獣の商人「……はぁ。やっぱ、歳の差やねんな」
獣の商人「ウチお菓子もらえる歳にもどりたーーい」
504: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:36:30.03 ID:JXdbKH5ko
 ・ ・ ・
祭りがはじまる。
ヒーラちゃんは牛の名残をのこしたまま、まだら模様のナース服に着替え終わっていた。
僧侶「いらっしゃいませ」
勇者「お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうワン!」
魔女「ちがう。接客中はそれしない」
勇者「え。だめだっけ? いらっしゃいませー」
客A「おお、君たち懐かしいね。ちょうどポケットにお菓子あるからあげよう」
客B「いやぁいい時期にきたもんだ。マオちゃんはいつも可愛い子を雇ってくるねぇ」
客B「ほらお菓子だよ」
傭兵「サンキュー」ワシッ
客A「ひっ、お、オーク…! なんでこんなところに」
傭兵「あん? どうみても仮装だろ!」
その後マオの薬飯店にはたくさんの客が訪れた。
ユッカたちは経験を頼りにテキパキとマオの元で働いていた。
505: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:41:41.93 ID:JXdbKH5ko
傭兵「つかれた。なれないことはするもんじゃないな」
傭兵「おとなしく警備の仕事でもすりゃよかったぜ」
獣の商人「ソルはんあんまり外にたたんとってくれる? あんたが客引きしたら怖がって逃げてまうわ」
獣の商人「忙しくなるまで奥ひっこんどいていいで」
傭兵「…こいつ」
獣の商人「あの子ら来てくれただけで大助かりや!」
獣の商人「今日はえらい儲けでたやろなぁ。贔屓のお客さん以外もどっさりや!」
獣の商人「あぁみんなこのままずっとうちで働いてくれたらええのに…?」チラ
傭兵「…?」
獣の商人「そういえば、浮いたお金でちょうど居住部分を改装して広くしようとおもっててん」
獣の商人「2世帯くらいなら…奥と2階で住めるで?」チラ
傭兵「…いや俺たち帰る場所あるから」
獣の商人「ぐぐ…」
506: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:47:40.13 ID:JXdbKH5ko
傭兵「寂しいのか?」
獣の商人「そ、そういうわけちゃうけど…」ポリポリ
傭兵「そうだマオ。お前も太陽の国に来ればいい」
傭兵「バザほどではないが、城下町は結構賑わっているし、店を出して商売もできる」
獣の商人「え……うーん」
傭兵「きっとユッカたちも喜ぶ」
獣の商人「ほんなら、考えとくわ…」
獣の商人(うぎぎぎ、ユッカはんたちはこの朴念仁をどうやって口説き落としたんや!)
ガラガラッ
隊長「ソル殿! いらっしゃいますか」
勇者「隊長さんいらっしゃいませー。ソルは奥にいるよ」
隊長「そ、そうですか…いま混み合ってなければ…呼んでもらってもいいですか?」
勇者「うん。ソルー! お客さんだよー」
507: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/02(月) 22:54:35.02 ID:JXdbKH5ko
傭兵「ん? おお、もう来たのか」
隊長「はっ、挨拶に伺いました」
傭兵「律儀だな」
隊長「みなさま長い旅路お疲れ様でした。つきましては今夜、兵舎にてささやかな宴会を――」
猫の商人「はいはい仕事の邪魔や、またあとでおいで」
隊長「そ、そんなっ、ソル殿! 実は他にお話がありまして!」
傭兵「なんだよ」
隊長「隊に復帰なされるおつもりはありませんか! ポストは空けてあります」
傭兵「え?」
隊長「ど、どうか。バザに永住してください!!」
傭兵「…こっちも永住ときたか」
猫の商人「せやせや! バザはええで! な、ウチの2階なんてずっと空いてるし! 住み心地最高!」
隊長「宿舎も現在空きがありまして、いえ失礼。ソル殿でしたら私の家を明け渡してでもっ」
猫の商人「ここに住もうや!」
隊長「どうかバザにお住まいください!」
勇者「ね、ねぇ…何の話?」
僧侶「すごく…勧誘されてますね…」
魔女「ひきぬきはだめにゃん」
傭兵(一体なにが起きているんだ…)
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>つづく
 
 
518: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 21:31:34.75 ID:aY7ub2ozo
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>つづき
獣の商人「…ソルはん!」
隊長「……ソル殿!」
獣の商人「…ええやろ?」
隊長「…」ゴクリ
傭兵「悪いな2人とも」
傭兵「俺はこいつらと帰らないといけない場所がある」
傭兵「太陽の国が、俺にとっての故郷なんだ」
傭兵(そうだ。俺の心の在り処はいまでもずっと―――)
傭兵(まだあの丘の家は残っているのだろうか…)
獣の商人「ソルはん?」
傭兵「俺の、俺たちの旅は終わっていない」
傭兵「全て終えてからまたバザを訪れようと思う」
傭兵「先送りになってすまないが、今はそれで許してくれないか」
獣の商人「…せやな。この子らを前に無理は言えへんわ」
隊長「ですね。身勝手なお願いしてしまい申し訳ありません」
傭兵「俺をこの街の一員として必要としてくれることは嬉しい。ありがとう」
519: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 21:34:07.62 ID:aY7ub2ozo
隊長「では任務に戻ります」
傭兵「夜になったら顔を出す。タダ酒飲めるんだろ?」
隊長「本当ですか! 隊の者が喜びます。お待ちしております」
傭兵「おう、がんばれ」
隊長「はい! ソル殿もお風邪をひかぬようお仕事頑張ってください!」
隊長「…では!」
傭兵「おう…?」
傭兵「……ってこんな格好で俺はなにをやってるんだぁ」ガク
僧侶「ユッカ様マナちゃん」チョンチョン
勇者「?」
僧侶「あの人、明らかにソル様に好意をもってますよね」ヒソヒソ
勇者「だねー」
魔女「浮気にゃん。許さないにゃん」
勇者「まー仕方ないかなー。戦ってるときのソルはかっこいいもんね?」
僧侶「はいそうですね。好きになってもしかたないです。浮気はだめですケド」
520: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 21:38:21.02 ID:aY7ub2ozo
傭兵「さぁて仕事仕事。これ片付けりゃいいんだな」
勇者「あっ! しまった!」
傭兵「どうした! 何かまずいことでも起きたのか」
勇者「隊長さんにお菓子もらいそこねた…ワン」
傭兵「……。明日いくらでも買って来てやるから我慢しろ」
魔女「真面目に働くにゃん」
勇者「わぅん!」
傭兵(なりきりの何が楽しいのかわからん…っ。恥ずかしくないのかこいつらは…)チラ
僧侶「…!? も、モーー! うう…何ですかぁ、モーモー」
傭兵(…悪くないな)
<夜>
傭兵「あーつかれた…」
勇者「おつかれー。そんなに大変な仕事だった?」
傭兵「精神的にな。何度子供に泣かれて叩かれたことか…こんな格好するもんじゃない」
勇者「ふふふ、やっぱりソルは剣振り回してるほうがいいのかな?」
521: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 21:43:06.50 ID:aY7ub2ozo
僧侶「ソル様。私達お風呂行ってきます」
傭兵「そういやここは公衆浴場だったな」
勇者「お風呂あがりにぐいっとフルーツミルク飲むんだぁ。楽しみ〜、うふふ」
傭兵「ゆっくりしてこい。俺はこのまま兵舎に向かうぜ」
僧侶「勧められるがままに飲み過ぎないように気をつけてくださいね?」
魔女「酔った勢いで向こうでへんなことしたら……制裁にゃん」
傭兵「もうその変な語尾付けなくていいと思うぞ」
傭兵「変なことなんて起きないから安心しろ、そう睨むな」
勇者「ほんとかなぁ」
傭兵「マオ! いってくる。聞こえてるか?」
獣の商人「〜〜♪」ジャラジャラ
獣の商人「ぐふふふ♪ ここからあの子らの取り分引いても…ぐふふふ、やっぱウチは商売の天才や」ジャラジャラ
獣の商人「こりゃどうあっても居てもらわんと困るでぇ…あとはソルはん落としてちょいちょいのちょいや」ジャラジャラ
傭兵「返事がないな…ほうっておくか」
勇者「だね…」
魔女「金の亡者にはなりたくない」
僧侶「慎ましく生きましょうね」
522: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 21:47:28.08 ID:aY7ub2ozo
【公衆浴場】
勇者「はふぅ〜…ひろびろー」
勇者「街中の人がくるだけあって、やっぱりお風呂広いね」
僧侶「ですね。ですがお湯はオクトピアのほうが私は好きです」
勇者「あそこは山と海にかこまれてるからねー」
僧侶「ユッカ様は将来どこで暮らしたいですか?」
勇者「ボク? うーん…なかなか決められないよ」
勇者「マナは? 好きな街ある?」
魔女「私はあの人と一緒ならどこでもいい」
勇者「そうだね! ボクもそれが大前提!」
僧侶「はぁ〜…」
勇者「どしたの?」
僧侶「いえ…帰ったらいろいろあるなぁと思いまして」
僧侶「私、大聖堂を継ぐことになるので、もしかしたら…国を出られないかもしれません」
勇者「そっか…で、でもすぐじゃないでしょ?」
僧侶「いろいろ下積みが必要なんです。本当はいまも修練に励んでいなきゃいけないのに…」
523: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 21:52:58.29 ID:aY7ub2ozo
勇者「ごめん…ボクについてきたからだよね」
僧侶「いえいえ、愛しいユッカ様のためです! すべてをかなぐり捨ててでもお供いたします」
勇者「アハハ…ほんとは旅に出たかっただけでしょ」
僧侶「ゔ…」
魔女「ヒーラは意外とおてんば。無茶ばっかりする」
僧侶「だってお固いお仕事は息がつまるんですもの…お父様が厳格ですし…」
勇者「よしよし、大変だねヒーラ。でも立派なお仕事なんだから頑張ろうよ」
僧侶「ユッカ様だって、王位継承権があるんですから」
僧侶「いままでみたいに自由に外に出かけられなくなるかもしれませんよ?」
勇者「げ……そ、そうだった」
勇者「ちょ、ちょっと待ってボクまつりごとなんて全然わかんないよ…」
僧侶「将来のために帰ったらお勉強の日々ですね」
勇者「ひーーん帰りたくないよーーっ」
524: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 21:57:49.71 ID:aY7ub2ozo
魔女「家のことはまかせて」グッ
魔女「あなたたちが忙しくしている間に、私が妻として朝も夜もあの人を支えるから」
勇者「な゙っ、ずるいよぉ! ボクもお嫁さんになるんだもん!」
魔女「ユッカ、はやく王様になって多重結婚ができるように法を変えて」
魔女「それまで私があの人の面倒を見る」
勇者「ぞんな゙〜〜」
僧侶「結局、太陽の国で暮らすことになるんでしょうか?」
勇者「ソルはどう思ってるのかな…」
勇者「マオにゃん達に気に入られてるし…まさかバザやピニオンに単身赴任しちゃったりして…」
魔女「大丈夫。その時は私もついていくから。あなたたちは国務を――」
勇者「がうがうっ!」
魔女「い、いたい…」
勇者「ボクも一緒にいたいよぉ〜〜〜っ!!」
525: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:04:32.91 ID:aY7ub2ozo
僧侶「帰ってみなきゃわからないですよね」
僧侶「案外時間の猶予あるかもしれませんよ? 私のお父様もグレイス様もまだまだ現役ですし」
僧侶「とくにグレイス様はとてもお若いですから、あまりこういった話をするのは不敬ですね…」
勇者「そっかぁ。じゃあみんなでまた色々する時間はあるんだね!」
僧侶「えぇきっと」
魔女「みんなで尽くす」
勇者「うん! みんな一緒に仲良くね!」
勇者「マナ、抜け駆けしちゃだめだからね」ぐににに
魔女「んぎぅ…どの口が言うの」ぐににに
僧侶「どうして喧嘩するんですか」
僧侶「そういえばいい忘れてましたけど」
僧侶「私、明日ソル様でデートしてきます♪」
勇者「わぅ!?」
魔女「にゃ!?」
526: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:08:17.88 ID:aY7ub2ozo
僧侶「うふふ。もう約束しちゃってるんですよ。前回の争奪杯で優勝した時に♥」
僧侶「それに私、ピニオンでデートしてませんし……ね?」
勇者「…」
僧侶「というわけで、おふたりはお店番よろしくお願いします!」
魔女「見て、このしたたかな態度」
勇者「ヒーラってほんとずるいよね」
僧侶「そんな!?」
獣の商人「なーんの話しとるんや? あんたらどこおってもやかましいから目立つなぁ」
勇者「あ、マオにゃん! 明日ヒーラが出かけるって言ってるんだけど」
獣の商人「聞いてるで。ソルはんと一日中くんずほぐれつなんやろ?」
勇者「根回し早い!」
僧侶「いえそこまでは言ってません……一緒にお出かけするだけです」
獣の商人「店のことは任せてええで」
僧侶「はい♪」
527: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:15:03.20 ID:aY7ub2ozo
勇者「いいなぁ…まぁヒーラ嬉しそうだし。いってらっしゃい」
勇者「勝負に負けたのはボクたちだしね…はぅぅ、もっと本気出しとけばよかったよ」
魔女「お土産絶対買って来て」
勇者「お菓子! ジュース! ケーキ! グミ!」
僧侶「はい」
獣の商人「なんの勝負したんや?」
魔女「…」
勇者「な、ないしょっ! えへへ…」
獣の商人「内緒なん? 今度ウチもまぜてーや! ソルはんとデートしたいー」
勇者「えっ、えっ! やっぱりマオにゃんって…好きなの?」
獣の商人「…? あーソルはんの事?」
獣の商人「デートっておもろそうやん。あのカッコつけがウチの美貌にうろたえる顔を拝んでやりたいわ」
獣の商人「にゃはは!」
勇者(どうなのかなー?)
僧侶(気をつけて見張ってないとソル様のことですからコロッといっちゃうかもしれませんね)
魔女(管理)
528: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:22:13.46 ID:aY7ub2ozo
獣の商人「あんたらも楽しめるうちに楽しんどかんとあかんで」
獣の商人「歳食うのはあっという間やからな」
獣の商人「商売なんてしてようもんなら光陰矢のごとしや。あれまという間にまた一年過ぎてまう」
獣の商人「ハロウィンなんてついこないだやったばっかりやんって思うのに…ふにゃぁ。怖いぃぃ」
勇者「ま、マオにゃん…いくつなの?」
獣の商人「……何歳にみえるー」フリフリ
勇者「尻尾がどうしたの? かわいいね」
獣の商人「ふっ…同じ獣人やないもんには尻尾を見てもわからんっちゅうことやな」
勇者「う、うん…? 見たところボクたちと一緒くらいだよね? 背ちっちゃいし」
勇者「16歳くらい!?」
獣の商人「……ふっ。あんたら何歳なん。言うてみ」
勇者「15!」
魔女「15歳」
僧侶「16歳です。もうすぐ17ですけど」
獣の商人(やっぱ…あの人犯罪者やん…)
獣の商人「15、6かぁ…お肌つるつるでええな…」
勇者「やんっ、マオにゃんの方こそふさふさでうらやましいよ〜」
529: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:28:43.01 ID:aY7ub2ozo
魔女「結局師匠いくつなの」
獣の商人「態度で察してや。えぐるのやめーや」
魔女「誰にもいわないから、私にだけ教えて」
魔女「私と師匠の間で隠し事はなし」
獣の商人「……まぁあんたは口硬そうやから、特別に教えたる」
獣の商人「えっとなぁ。人間に換算するとだいたい」
獣の商人「――歳や」ヒソヒソ
魔女「聞いてはいけないことを聞いてしまってごめんなさい」
獣の商人「ああああああああっ!」ワシャワシャ
魔女「でもあの人とは年齢的にお似合いかもしれない」
獣の商人「せ、せやろ!? 確かソルはんって25くらいやったやんな!?」
魔女「ソルとは言ってない」
獣の商人「な、なんやて」
魔女「あの客で来てる人たち。たぶんあなたに好意を寄せていると私は分析した」
獣の商人「うにゃ〜〜ん、いじわる〜」
530: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:33:09.83 ID:aY7ub2ozo
<深夜>
【獣人マオの商店・2階】
傭兵「帰ったぞー。さすがにもう寝てるかな」
傭兵「…っと、俺はどっちの部屋だっけ」
カチャ…
勇者「ゔ〜〜〜…zzz ゔ〜〜〜ん…zzz」
僧侶「zzz」ギュウウ
傭兵「こっちは、今日はユッカとヒーラちゃんか」
傭兵「相変わらず仲がいいな」
傭兵「じゃあ俺は隣の部屋っと」
カチャ…
 ヴヴヴヴ…ヴヴヴヴ…
傭兵「…?」
傭兵(何の音だ?)
531: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:39:28.33 ID:aY7ub2ozo
聞き慣れない音に俺は酔いが冷め、とっさに警戒体勢に入った。
気配を断って、半開きのドアに寄り添うように室内を伺う。
傭兵(…殺気、敵意はなし)
傭兵(おそらく気づかれてもいない)
 ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ…
その羽虫の羽ばたくような、もしくは何かが激しく鳴動するような不穏な音に不安が募る。
 『んっ…』
傭兵「!」
傭兵「マナ…?」
さらに体を傾け、死角となっていたベッドに視線を送ると、
一糸まとわぬ素っ裸で大きく股を開いたマナが、何かを必死に自らの股間に押し当てていた。
魔女「…んっ♥ んぅ…♥」
異音と共にマナの甘い声が短く途切れ途切れに響く。
傭兵(なんだ…マナか)
傭兵(って、あいつ…なにやってんだ)
傭兵(…あの格好ですることといえばオナニー…だよな?)
傭兵「…」ゴクリ
532: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:45:21.62 ID:aY7ub2ozo
よく見るとマナは例の木棒を握っていた。
3号だとか4号だとか名付けられている、いかがわしい事だけに酷使してきた棒だ。
しかしそれを膣内に挿入することはなく、ただ恥部にぐっと押し付けているだけに見えた。
傭兵(声が出るくらい、そんなにきもちいいのか?)
傭兵(中に入れりゃいいのに)
傭兵(……む、いつまでも盗み見はまずいな。しかし入るタイミングをなくしてしまった)
傭兵(だいたいなんでこんな時間まで自慰に耽ってんだあいつは!)
傭兵「…お?」
魔女「ふっ…んぅぅ♥」
 ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ
魔女「はっ、く…う、んんぅ♥」
魔女「はぁ、ハア…すご…」
魔女「ふ、ふふ…これさえあれば」
傭兵「これさえあればなんだって? ったくこんな時間に」
魔女「うっ! そ、ソル……おかえりなさい」
魔女「!! み、見た……?」サッ
傭兵「いまさら隠してもおそいぞ」
533: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:50:17.70 ID:aY7ub2ozo
傭兵「見せてみろ」
魔女「……」
傭兵「オナニーしてたよな?」
魔女「し、した…けど。何…何がわるいの。生理現象」
傭兵「あーなるほど、改造してあるのか」
魔女「あっ、あっ! 4号改を返して」
傭兵「これから音がしてたんだな? どういう仕組だ?」
傭兵「なんで音がしただけでお前は気持ちよくなってたんだ」
魔女「……」
傭兵「マナ」むにっ
傭兵「教えてくれよ。教えてくれたら、お前の欲求不満をこのあと解消してやる」ムニムニ
魔女「……。こ、これ」
マナは小さな手のひらをそっと開き、握った球体を見せてくれた。
傭兵「これは?」
魔女「これをぎゅうって握ると」
 ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ
傭兵「…おお! 震えてる!」
534: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 22:55:24.32 ID:aY7ub2ozo
傭兵「なるほど、振動でオナニーしてたのか」
魔女「オナニーって連呼しないでほしい」
傭兵「お前はほんと、性に貪欲というか、頭のなかスケベなやつだな?」
魔女「……」
傭兵「その球俺にもつかえるのか?」
魔女「…」コク
魔女「すごく弱い振動魔法を、4号のほうにかけてあって、魔法球を刺激すると発動する」
 ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ
傭兵「おもしろい…こりゃいいな。使えそうだ」
魔女「ほんと…? つくったばっかりでまだテスト不足だけど…」
傭兵「つーわけで早マナで試してみよう」
魔女「え…あ、で、でも…」
魔女「弱く設定してても、刺激としては強すぎるから…中に挿れたら…」
傭兵「よっと」
俺はマナの足首をつかんであっというまにベッドにひっくり返し、濡れた恥部を顔に寄せた。
魔女「あっ…ダメッ」
傭兵「こんなもん作っておいてダメはないだろ? 俺につかってほしかったんだろ?」
535: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 23:00:10.01 ID:aY7ub2ozo
魔女「あう」
傭兵「マナ、ここ自分で開いてごらん」
魔女「酔っぱらい」
傭兵「とっくに冷めてるぜ」
魔女「なおさらたちがわるい…変態」
傭兵「お前が誘ったも同然だろ。ほら、指で開いて」
魔女「ん……」
マナはおずおずと指先をくっきりとしたスリットにあてがい、顔をややしかめながら左右にぐにっと開いた。
やわらかい恥肉が左右にぱかっと分かれ、中から薄桃色の性器が顔をのぞかせる。
とろりと糸をひいた膣口はひくついて、いまにもオスを受け入れたがっているように見えた。
ゆっくりと人差し指を沈めていく。
 じゅぷ…
魔女「んっ…んんぅ♥」
傭兵「おー、あったけ。ぷにっぷに」
魔女「や、やだ。顔が…近い」
傭兵「すんすん。マナのここはあいかわらずあんまり匂いがしないな」
傭兵「けどもっとやらしい汁をいっぱいだせば、マナの匂いになっていくんだよな〜」
魔女「…っ」フルフル
536: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 23:05:56.75 ID:aY7ub2ozo
魔女「球を…返して」
傭兵「なんでだよ。せっかくなんだから試そうぜ」
魔女「で、でも…あなた手加減しないから」
傭兵「?」
 ヴヴヴヴ! ヴヴヴヴ!!!
傭兵「な、なんだ? 振動やけに強くねぇか。うるせぇよコレ」
魔女「球を強く握れば、その分振動が強くなる…だからあなたには扱えないも同然」
傭兵「そうか…ふふ」
魔女「! だ、だめ入れないで」
賢いマナはこれから起きることをすでに頭のなかでシミュレート済みなのだろう。
真っ赤な顔でイヤイヤと俺の手から4号をひったくろうと暴れた。
しかし、力勝負で俺に叶うはずもなく。
俺は4号をマナの中にあっけなくねじ込むように沈めた。
魔女「はぁぁう!」
傭兵「お、ぱっくり咥えてるな。こんなにエロい汁でてるぞ」
魔女「もうっ…入れちゃダメって言った。ほんとうに刺激が強いから…や、やめ」
傭兵「んで球を握ればいいんだな?」
魔女「だめっ!」
537: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 23:10:14.69 ID:aY7ub2ozo
傭兵「そんなにだめ?」
魔女「…っ」コクコク
傭兵「楽しいと思うんだけどなぁ。じゃあなんのために作ったんだよ!」
魔女「それは…うう」
傭兵「挿れるためだろ?」
魔女「………うん。でも、私の予想を超えていた、だから怖い」
傭兵「…わかった。じゃあこうしよう」
俺は球をマナに渡した。
マナはおそるおそる刺激しないようにゆっくりと両手のひらで包み込んでそれを受け取った。
魔女「ふぅ……」
足を大きく拡げ4号がずっぷり突き刺さったまま、お祈りをするようなポーズで安堵するマナがやけに滑稽に見え、
俺の胸中には再びふつふつといたずらごころが湧き上がった。
俺は球を包み込んだマナの両手を、さらに上から自信の大きな手のひらで包み込み。
魔女「え……や、やめ」
 ぎゅっ
 ヴヴヴヴ! ヴヴヴヴ!
魔女「〜〜〜〜っっ!?♥♥」
魔女「あああっ、あああ♥ ああああっはあああっ♥」
538: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 23:14:31.61 ID:aY7ub2ozo
 ヴヴヴヴ!ヴヴヴヴ!
魔女「に゙ゃあああっとめ、とめてっ♥ ああああ♥」
傭兵「どうした? 球をもっているのはマナだぞ?」
魔女「んんああああっ♥ だめ、中でっ、ぶるぶる、ああ♥」
魔女「とめっ、イクッ、イクッ♥」
魔女「んぅっ!!♥」
傭兵「うっわ、すっげぇ汁出てる…」
傭兵「マナそんなに気持ちいいのか? うらやましいな」
傭兵「わかった。じゃあ一旦停止してやる」
手を離すと球を押さえつける力が緩まり、激しく振動していた4号は動きを止めた。
魔女「はぁ…ハァ…」
傭兵「なるほどな。いまのでだいぶ使い勝手がわかったぞ」
傭兵「つまり俺の握力で全力で握ったら」
魔女「それだけはやめて……だからあなたに見つかりたくなかった」
傭兵「みせつけるようにオナニーしてたのは誰かなぁ」
魔女「う……帰ってくるとおもわなくて」
傭兵「俺って信用されてないのか」
魔女「ご、ごめんなさい…」
539: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 23:19:42.82 ID:aY7ub2ozo
傭兵「ゆっくりしてやる。球かしてみろ」
魔女「……」コク
傭兵「えっと、手で握らず指でつまむ程度なら?」
 ヴヴヴッ ヴヴヴッ ヴヴヴッ
球を軽くつまむと微弱な振動が木棒を持つ手につたわった。
マナはとろんとした顔で4号をうけいれている。
ゆっくりとストロークをして、狭い膣内を擦ってやると、声を漏らして嬉しそうにしていた。
魔女「んっ……んぅ♥」
魔女「はぁ…う、きもちいい…これ好き」
傭兵「おう。これくらいなら安心だな。くっそー4号がうらやましい」
傭兵「奥も突いてやろうか? 手前? 振動これくらいでいいのか?」
魔女「…」
傭兵「どうした。もう1回イキたい? 遠慮せず言えよ」
魔女「…こ、これは…もういいから」
傭兵「おう?」
魔女「あなたのがほしい…♥」
傭兵「…あぁ」
540: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/04(水) 23:28:25.66 ID:aY7ub2ozo
その晩、マナの発明品を性交の助けにして俺たちはへとへとになるまでたくさんつながった。
これからも道具をつかうことでまだまだセックスのバリエーションは増えそうだ。
魔女「今度あなたのペニスにも振動機能つけてあげる…♥」
傭兵「いや、いいです…」
魔女「魔法球のかわりにこの玉を…ぎゅっ、なんて」
傭兵「こらこら。あんまいたずらしてると犯しちゃうぞ」
魔女「ハロウィンだから? くすくす」
傭兵「次は本気で球握ってやる…泣いても抜いてやらないからな」
魔女「うぐ…改造しなきゃ」
傭兵「そうだマナ。そろそろお眠のとこ悪いが、5号にもこの機能つけられるか?」
魔女「…?」
<翌日>
僧侶「では、いってまいります」
勇者「はぁい。楽しんできてね。お土産忘れずに!」
傭兵「…と、出かける前にヒーラちゃん。ちょっとこっちきて」
僧侶「…? なんですか」
僧侶「……えっ、そ、そんなものを…!? ……うう」
僧侶「どうしてもソル様がつけろとおっしゃるなら…」
傭兵「…楽しいデートにしようぜ」ニヤリ
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>つづく
 
 
542: 以下、
乙です。
ソルがすごい悪い顔をしているのが目に浮かぶww
548: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:07:37.16 ID:nLqCJUUJo
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>つづき
僧侶「んっ…んぅ…」モゾモゾ
傭兵「ちゃんと挿れてきた?」
僧侶「は、はい…お待たせしてすみません」
僧侶「これ…すっごく落ち着きませんよ」
僧侶「こんなことしてるとこ、誰かに見つかったら…」
僧侶「うう…まともに歩けないですよぉ」ヨロヨロ
傭兵「大丈夫。スカート履いてるんだし見えないよ」
僧侶「でも…もし抜けて落としちゃったら…」
傭兵「上からしっかりパンツで固定してるでしょ?」
僧侶「え、おパンツですか…?」
傭兵「……は?」
僧侶「……」
傭兵「履いてないのか。いまノーパンなの?」
僧侶「は、履いてきますっ!! きゃーーっ、もぉーーっ!」
傭兵「…あんな顔してずっと一生懸命締め付けてたんだな。ふ、ふふ」
549: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:10:50.35 ID:nLqCJUUJo
僧侶「またまたお待たせしてすみませんっ」
傭兵「おう、それじゃあ行こうか」
僧侶「あの…なんだか意地悪な顔してますよ」
傭兵「ん? 天気よくて絶好のデート日和でワクワクするよな?」ポンッ
僧侶「はい……えへへ、デートは楽しみです」
傭兵「さてどこ行こうかな」
僧侶「考えてないんですか?」
僧侶「マナちゃんは劇場で、ユッカ様は牧場につれていってもらったって」
僧侶「嬉しそうに話してくれましたよ!」
傭兵「…あー、どっちも行き当たりばったりでな。運良く辿りつけたんだ」
傭兵「昨日頭を絞ったが、年頃の女の子をどこ連れていったら喜ぶか、ちっともわかんなくてさ…」
僧侶「…うふふ」ギュ
僧侶「ソル様と一緒ならどこへ行っても私たちは幸せですよ」
傭兵「そ、そうか…」
傭兵「とりあえず商店街で買い物なんてどうだ。ヒーラちゃんに似合う服探そう」
僧侶「はい!」
550: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:15:49.43 ID:nLqCJUUJo
【服屋】
僧侶「♪」
傭兵「結構買うなぁ。何軒目だ」
僧侶「5♪ やっぱりバザは品揃えが豊富ですね」
僧侶「いろんな国の珍しい服も集まってて、歩いてるだけで色々欲しくなっちゃいました」
僧侶「荷物もってもらっちゃってごめんなさい」
傭兵「大した重さじゃないしそれはいいんだが…」
傭兵「あれ、これサイズ小さくないか?」
僧侶「それはマナちゃんのです」
僧侶「あ、このシャツユッカ様好きそう。買っちゃお…♪」
傭兵「すっかり2人の母親だな」
僧侶「え…? そ、そんなことないですよ」
僧侶「あの子たち放っておくとずっと同じ服着てるじゃないですか」
僧侶「ユッカ様なんて昔はどろんこのまま着替えずに寝ちゃったりしてたんですよ」
僧侶「ユッカ様らしいといえばらしいのですが、王宮暮らしの勇者様のすることではありません」
僧侶「一体何度お説教したことか…」
傭兵「ははは。あいつはなぁ、そういうところあるよな」
僧侶「ソル様もですよ!」
551: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:21:03.39 ID:nLqCJUUJo
傭兵「本当によく気がついていい子だ」
僧侶「旅のお洗濯もいつも任せっきりで…」
傭兵「いやー悪い悪い。ヒーラちゃん働きものすぎて俺たちつい甘えちゃうんだよ」
僧侶「うふふ。でも私、そんなみんなのお世話をするのがとっても好きなんです」
傭兵「ヒーラちゃんはいいお母さんになれそうだ」
僧侶「!! …そ、その前にお嫁さん…デスヨ」
僧侶「なにかご要望があれば…言ってくださいね? 私にできることならなんでもいたしますので…♥」
傭兵「…」ゴク
傭兵(こんな献身的で健気で家事上手な子がお嫁さんかぁ…イイ嫁の条件揃いまくってるな)
傭兵(それに加えて夜は床上手……っと、アレをそろそろするべきか)
552: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:26:29.27 ID:nLqCJUUJo
傭兵「ヒーラちゃん。少しこの服試着してみようか」
僧侶「はい、可愛いですね! 早着てきます」
店員「どうぞこちらをご利用ください」
傭兵「フフフ…」
傭兵(そろそろ5号も膣内に馴染んで、違和感が薄れてきたことだろう)
傭兵(さて、取り出したるはこの魔法の操作石!)
傭兵(最初はびっくりするだろうが、ちゃんと我慢するんだぞヒーラちゃん…)
【試着室】
僧侶「〜♪ 〜♪」
僧侶「ソル様の好みはこういうシンプルな装いなんですねー」スルスル
僧侶「これも買っちゃおうかな…あ、でもちょっと外歩くには薄地かも…」
僧侶「まさか夜に…? やぁんもうソル様ったらぁ♥」
傭兵(まずは握力弱めでじっくり。作動!!!)ギュ
 ヴヴヴッ! ヴヴヴッ!
僧侶「ひゃっ!? はうっ! むぐ…ッ」
僧侶(な、なに…? これ、えっ、えっ!?)
傭兵「お、ちゃんと発動したみたいだな」
553: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:32:24.26 ID:nLqCJUUJo
僧侶「ひゃぅぅううっ! な、なにかがビリビリ…」
僧侶(雷撃…!? 違う…なんでしょう、おまたがっ)
僧侶(おまんこがなんだかおかしいぃぃぃ)ビクッ
 ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ
僧侶「ハァ、ハァ…な、なんなんでしょう」
僧侶(呪いが強くなっちゃったのかな…)
傭兵「どうしたー? もう着替えたか?」
店員「お客様? どうなさいましたか」
僧侶「!? ま、まだですっ! カーテン開けちゃだめですよ!」
僧侶「ううう…どうしてあそこが震えるんでしょう」
僧侶「やっぱりこれのせい…ですよね」
 ヴヴヴヴ ヴヴヴヴ
僧侶「うぐっ…やっぱり! この木棒が原因っぽい…」 
僧侶「ハァハァ…おまんこ…びりびり…立てなくなっちゃう」
僧侶「はぁ、ソル様ぁ…これ、どうなっちゃってるんですかぁ」
傭兵「どうしたー? 入っていいよな?」
僧侶「……ぅぅ、どうぞ」
554: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:36:49.57 ID:nLqCJUUJo
傭兵「びっくりした?」
僧侶「…」ムスッ
傭兵「察しのいいヒーラちゃんならもうわかっただろ?」
僧侶「…はい。やっぱりそういう目的で、私にこれを付けさせたんですね」
傭兵「その服似合ってるね」
僧侶「ううううっ! と、取っていいですか」
傭兵「ダメ」
僧侶「それよりどうしてただの棒がぶるぶるするんですか?」
傭兵「この球を見て」
僧侶「それなんです?」
傭兵「これをこうやって。ぎゅ…って握りしめると」
 ヴヴヴヴ! ヴヴヴヴ
僧侶「〜〜〜〜っ♥!!? ふっぁっぁぁーーむぐぅ!?」
僧侶「んっ、んんぅ♥ ちゅ…ん、ちゅう…じゅる、にゃゔ、んむぅ♥」
僧侶「ぷはっ…♥ ハー、ハー…」
傭兵「おっきい声だしたら外の店員に怪しまれるよ?」
僧侶「……と、止めっ、止めてください! ぶるぶるがっ♥ あんっ♥」
555: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:42:53.62 ID:nLqCJUUJo
僧侶「つまり…魔法で連動してるってわけなんですね…」
僧侶「ソル様の意思で自由に動かせると?」
傭兵「ふはは、そういうことだ。いまヒーラちゃんの運命は俺の手の平の中に!」
僧侶「でもそれどう考えてもマナちゃんお手製ですよね」
傭兵「ぎく」
僧侶「ソル様は魔法つかえませんし、そんなの作れるはずがないです」
僧侶「まさかこんないかがわしい物をマナちゃんに作らせたんですか…?」ジトー
傭兵「……」グニッ
 ヴヴヴヴ! ヴヴヴヴ!
僧侶「はぁぅぅぅごめんなさいごめんなさい♥」
僧侶「ソル様のお考えはすてきですっ! つかってもらって嬉しいですっ」
傭兵「よし。今日はこれ挿れたままデートだからな」
僧侶「はぁ…はぁ」
僧侶「ソル様ってもしかして変た――はぅぅううう♥」ヴヴヴ
店員「お客様! お客様ー! 大丈夫ですか」
556: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:50:26.89 ID:nLqCJUUJo
【繁華街】
僧侶「どうして私にこんなことするんですか」
傭兵「どんな反応をするか気になってな」
僧侶「この通り、怒ってます!」
傭兵「あと、俺ヒーラちゃんの恥ずかしがってる顔好きだし…」
僧侶「え…そうなんですか。で、でもっ! なにも街中でしなくたって…」
傭兵「…最近さ、ヒーラちゃんもユッカみたいに随分積極的になって」
傭兵「抱く時にあんまり恥ずかしがってくれないじゃん?」
僧侶「はぁ」
傭兵「そういう初々しい顔を見たいとおもった」
僧侶「でもほんとに恥ずかしいです」
傭兵「見つからないように我慢するんだよ」
僧侶「困ります…」
傭兵「じゃあ言うこと聞かせちゃおうかな。これを握れば…」
僧侶「あぅううわかりましたわかりました。絶対ぎゅってしないでくださいね」
傭兵(ほんとに嫌なら外せばいいのに、俺の悪戯に付き合ってくれるなんていい子だなぁ…)
僧侶(いつブルブルなるのかわからなくて、おまんこぞくぞくしちゃう…♥)
僧侶(こんなのソル様に知られたらエッチな子だと思われちゃいます…♥)
557: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 22:56:20.36 ID:nLqCJUUJo
傭兵「さて、どこへ行こうかな」
傭兵「なるべく人が多い場所がいいなぁ」
僧侶「!」
僧侶「ぶ、ぶるぶるする気なんですか?」
傭兵「いや別に? ハロウィンだし、仮装してる人たちがいっぱいいて楽しそうだなと思ったんだが」
僧侶「! そ、そう…ですよね」
傭兵「期待した?」
僧侶「!」フルフル
僧侶「行きましょうっ! お腹空いてきちゃいました!」
傭兵「おう。屋台でも見て回るか」
荒くれA「おお! 大兄貴! なにしてんですかい」
荒くれB「ご無沙汰してまっす! っておぅい、アネさんもご一緒でしたか!」
傭兵「……」
傭兵(こいつら誰だっけな)
僧侶「ほら、以前バザに来た時揉め事で…、ってなんで覚えてないんですか」
傭兵「あ、あーお前たちか」
荒くれA「丁度昼時なんて、人の多い場所に屋台ださせてもらってます!」
荒くれA「大兄貴、ウチの特性ソースパスタ食っていってくだせぇ」
558: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 23:01:12.01 ID:nLqCJUUJo
傭兵「いいのか」
僧侶「これ美味しいですよね」
荒くれA「へへ、アネさんに喜んでもらえるならお代なんていりやせん。どうぞどうぞ」
荒くれB「またアネさんの美しいお顔を見られて幸せです」
傭兵「…」ギュ
 ヴヴヴ…
僧侶「!? ぶっ」
荒くれB「アネさん…?」
僧侶「んっ…♥ んぅ……ひぅ」
荒くれA「アネさんどうしました! 喉つまりやしたか!? 水1丁ぅ!」
荒くれB「へい!」
僧侶「ち、ちが…あんっ」
僧侶(ちょっとソル様〜〜〜っ!?)
傭兵「おっと悪い、ポケットの中で締め付けてしまったようだ」
僧侶「もぅ…」ドキドキ
傭兵「いやーうまいなーこれ。ヒーラちゃんあんまりがっついちゃだめじゃないかー」
僧侶「…むむぅ」
荒くれA「そういや大兄貴、アネさんとおふたりでデートの真っ最中ってことは、もちろんアレに出るんですよね?」
傭兵「アレ?」
僧侶「デートってわかります!?」
559: ◆PPpHYmcfWQaa 2015/11/05(木) 23:08:18.83 ID:nLqCJUUJo
荒くれA「広場で開催されてるベストカップルショーですぜ」
荒くれB「そりゃもう毎年、美男美女カップルがたくさん出場しやす」
傭兵「へぇ」
傭兵「美男美女か…ヒーラちゃんは間違いなく美女だが俺はな…」
僧侶「なにいってるんですか、そ、ソル様かっこいいですよ…」
荒くれA「大兄貴はどうみても賊にしか見えませんが、いまからでも間に合いますんでエントリーしてみてはどうですかい」
荒くれB「ささやかなイベントですけど、優勝したらちょっとした小銭稼ぎ以上になりますぜ」
荒くれA「副賞で高級ホテルのペア宿泊券ももらえるとか」
傭兵「ホテルか…急にいかがわしいイベントに思えてきたな」
僧侶「そうですか?」
傭兵「…よし。どうせぶらぶらしてるだけなら、いっちょ出てみようぜ!」
僧侶「え……本気ですか。でも私…そんな自信ないです」
傭兵「足をひっぱるとしたら俺の方だ、オクトピアの女神に輝いたほどのヒーラちゃんは胸張ってりゃいい」
僧侶「…わかりました」
僧侶「お金、この先も必要ですもんね! がんばります!」
傭兵「うんうん」
僧侶(ベストカップル…うふふ。取れるかな)
後日譚第4話<イイ嫁の条件?>つづく
 
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