絵里「ラブライブに向けて今日から合宿よ!」back

絵里「ラブライブに向けて今日から合宿よ!」


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1:
ラブライブを1週間後に控えたμ'sメンバーが学校にお泊まりします。
読む前にLPは消費してきたかにゃ?
凛「りんがべーまた配信されないかにゃ」
真姫「私だってどんうぉーりーしたいわよ」
希「カードが何も告げへんのや」
海未「あの4人はラブアローじゃ済まされませんね」
慣れない話しで変なところあるかもだけど凛ちゃんに免じて許してください
あくまでも創作なので現実的に不可能でも突っ込まないでね
※死ネタ有り
2:
にこ「あんた何回合宿すれば気がすむのよ!」
海未「そうですよ絵里、いつも真姫に頼りすぎです。」
穂乃果「えぇ?でも合宿だよ!?大きな別荘でお泊まり会なんだよ!?ねっ絵里ちゃん!」
真姫「ヴェェ…私そんなの聞いてないわよ」
絵里「あら、誰が西木野家の別荘なんて言ったかしら?今回はここに泊まるのよ」
希「一昨日、ことりちゃんから理事長に話を通しておいてもらったんや」
ことり「連休だから2日間泊まってもいいって言ってくれたよ」
花陽「わ、私…炊飯器とお米持って来なきゃ…」
凛「ちょっと突然すぎないかにゃ?」
3:
絵里「突然なのは悪かったわ
でも、やるからにはビシバシ行くわよ!」
希「そうゆう訳やから、今日の部活はお休みや
その代わり、お家帰って荷物作って19時にまた学校に集合な?」
穂乃果「はーい!…って、夕飯は家で食べてきていいの?穂乃果の家はいつも19時なんだけど」
凛「凛の家もそうにゃ!夕飯は学校でにこちゃんが作ってくれるのかにゃ?」
にこ「ちょっと!なんで私があんたたちの夕飯作らなきゃならないのよ!
でも、どうするの?私もチビ達に作り置きしなきゃならないなら急がなきゃならないし」
希「そうやねえ…ウチ一人暮らしやからそこまで考えてなかったわ
エリチどうする?」
絵里「うーん、とりあえず夕飯は食べてからにしましょう。少し遅くなるけど集合は20時に変更ね」
凛「アイアイサー!」
真姫「決まったなら私は帰るわね
荷物の準備したいし」
凛「おぉ?真姫ちゃんそんなに楽しみなのかにゃ?」
真姫「な!そんなわけないでしょ!レディーには色々荷物があるのよ!」
5:
花陽「まあまあ、凛ちゃん真姫ちゃん…私も美味しいお米を選ばなきゃならないし3人で帰ろっか?」
凛「みんなで帰るにゃー!」
ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、私達もそろそろ帰る?」
海未「そうですね、お母様に伝えなくてはいけませんし一旦帰りましょう」
穂乃果「楽しみだなぁ?みんなでドッヂボールして、バドミントンして…」
ことり「穂乃果ちゃんは遊ぶことしか考えてないみたいだね…?」
海未「はぁ…遊ぶことばかり考えているような人は体育館80周ですよ」
穂乃果「っ!!!」
穂乃果「よ、よぉ?し!早く帰って荷物の準備だぁ?!!帰るよ!海未ちゃん!ことりちゃん!」
6:
にこ「うるさいのが帰って行ったわね…」
希「賑やかでええやん?」
絵里「フフッそうね、とりあえず私達も帰って
また後で会いましょう」
希「せやね、にこっち1人で帰れる?」
にこ「スーパーアイドルにこにーはファンの人たちに囲まれて大変だからぁ、あんた達がボディーガードしてくれるなら一緒に帰ってあげてもいいわよぉ?」
絵里「素直に一緒に帰りたいって言えばいいのに」
希「にこっちらしいね」
にこ「ふんっ、もたもたしてると置いて行くわよ!?」
希「あ?んにこっち待ってぇ」
絵里「え、ちょっと私を置いて行かないでよ!」
8:
___同日20:00部室
凛「いっちばーんにゃ!」
花陽「凛ちゃん…早すぎるよ…」ハァハァ
真姫「よく食べた後なのに走れるわね…」ウプッ
凛「えっへんにゃ!…あ!!絵里ちゃん達がきたよ!」
絵里「あら、一年生組はお揃いみたいね」
希「ちゃんとお夕飯食べてきた?じゃないと練習中にお腹すいてバタンキューやで?」
にこ「あんたたち…あれだけ焼肉食べた後なのに何で普通に喋れるのよ…お腹が…」
希「にこっちが少食すぎるんや
もっと食べな大きくならんで?」チラッ
にこ「どこ見て言ってるのよ!あんたの少し寄越しなさいよ!」
絵里「ふたりとも騒がないの
もう、子どもじゃないんだから」クスクス
花陽「あ、穂乃果ちゃん達も来たみたいだよ?」
9:
穂乃果「みんなー!おっまたせぇ!」
海未「すみません、穂乃果が夕飯食べた後に寝てしまいまして…」
ことり「私と海未ちゃんで起こしたんだけどなかなか起きてくれなかったんだ…ごめんね?」
穂乃果「いやー、ご飯食べた後って何か気持ちよくって…」
海未「反省してください!」
絵里「まあまあ、みんな揃った事だし練習着に着替えて体育館に行くわよ」
一同「はーい」
___体育館
穂乃果「うわー!夜の体育館って何か不思議だね!」
海未「確かに授業で来る時とは何か雰囲気と言うか、普段と違う感じがしますね」
凛「何か楽しいにゃー!」
10:
希「スピリチュアルって感じやないけど、いつもと違うって言うのは分かるなぁ」
絵里「そうね、私達しかいないと思うとワクワクしするわね」
にこ「あら、真面目なあんたが珍しいわね」
真姫「エリーならそんな事より練習とか言いそうなのに」
絵里「私だって高校生なんだから遊びたい心はあるのよ?」
花陽「私も遊びたいかも…」
海未「だからって遊びはしませんよね?」ニコッ
絵里「も、もももちろんよ?ドッヂボールより練習よ!」
希「エリチ遊びたかったんやな…」
にこ「あーあー後輩に威圧されるなんて情けないわね…」
11:
___
_
穂乃果「とっどーけてぇせーつーなーさーにはー」
海未「穂乃果!ここはもっと切なげに!麗しく!目に涙を浮かべて!」鼻血タラー
絵里「凛!後ろに下がりすぎよ!前にでて!」
花陽「おーもーいがーかーさーなーるーまでー」
絵里「花陽はもっと声出して!」
___
真姫「なかなか上手くできたんじゃない?」ハァハァ
絵里「そうね、かなり理想の形になってると思うわ」
海未「ですが、やはりあそこの穂乃果はもっと全てを誘惑するように甘く切ない表情を…」
ことり「海未ちゃん…」
凛「さすがの凛も疲れたにゃー」
希「もう遅いし今日はここまでにしたらどうや?
あんまりやり過ぎても明日の朝起きられへん子がいるやろうし」チラッ
海未「そうですね」チラッ
絵里「ええ、そうしましょうか」チラッ
穂乃果「ちょっと!何で穂乃果の方見るの!」
ことり「まあまあ、ステージに希ちゃんがくれたスポーツドリンク置いておいたから水分補給しよ?」
希「おお!ことりちゃん気が効くやん!ウチは焼肉味ぃ」
穂乃果「あ!ずるーい!穂乃果も選ぶ!」
真姫「トマト味はないかしら?」
14:
___教室
凛「これが教室なのかにゃ?いつもと全然違うにゃ…」
にこ「掃除当番の人が机を出して行ってくれたのよ
連休明けにちゃんとお礼言いなさいよね?」
穂乃果「よぉーし!お布団引くぞー!」
凛「凛はかよちんと真姫ちゃんの間がいいにゃ!」
花陽「賛成ですっ 真姫ちゃんは?」
真姫「わ、私は1人で寝るのよ!勝手に決めないで!」
にこ「えぇっそんな事言うならぁ…にこにーの隣で寝るぅ?」
真姫「私は凛の隣でいいわ」
にこ「ちょっと!私の渾身のボケなんだから拾いなさいよ!」
希「しゃーないなぁ、じゃあにこっちはウチとエリチの間な?」
絵里「間に挟まれてるから明日の朝起きたらバストアップしてるかもよ?」
にこ「バカにするなぁー!!私はオセロじゃないわよ!!」
16:
ことり「ことりは穂乃果ちゃんと海未ちゃんの間がいいなっ」
海未「ではそうしましょうか」
穂乃果「ことりちゃんにダーイブ!」バフッ
ことり「もぉ、穂乃果ちゃん重たいよぉ?」
海未「はしたないですよ穂乃果」
希「相変わらずみんなといると賑やかやなぁ」
真姫「賑やかすぎると思うけど?」
絵里「でもこれがμ'sなのよね」
希「せやなぁ、楽しいなぁ」
絵里「でもそろそろ寝なきゃね?」
絵里「みんなー!布団に入って寝るわよー!」
穂乃果「お休みなさーい!」
一同「お休み(です)」
18:
___
_
花陽「フワァ…お腹すいたよぉ…」携帯チラッ
花陽「……夜中の2時…お握り1個だけならいいよね…?」
花陽「確かカバンに入れたはず…」スクッ
ペチャッ…
花陽「あれ?床が濡れてる?誰か飲み物でも零したのかなぁ」
コツンッ
花陽「え?何か蹴っちゃった…ご、ごめんね!悪気があった訳じゃ…」
花陽「暗くて見えないよ…携帯のライト点けて…」ピカッ
花陽「あれ?ことりちゃん…?もしかして私が蹴っちゃったのってことりちゃん?ごめんね!暗くて見えなくて…でも床で寝たら風邪ひいちゃうよ?」
ことり「」
花陽「ことりちゃん?ことり…ちゃん?」
花陽「ことりちゃん…の……頭…」
20:
花陽「いやああぁぁああぁあぁああぁぁぁぁあああ!!!!!!!!!!!!」
花陽の携帯に照らされたのは、真っ赤な血に染まったことり…
いや、ことりの生首だ
苦しそうに顔を歪めて涙を流すことりが転がっていた。
真姫「うるさいわねぇ…誰よ大声出して…」
絵里「もう…明日は朝から練習なのよ?静かにして…」
花陽「あっ……いや…なんで……」
真姫「…花陽?どうしたの?」
希「フワァ…なんや騒がしいなぁ…」
花陽「ことっ…こと…ちゃ…が…いやっ…」
絵里「この声は花陽?何かあったの?」
真姫「誰か電気つけて!!」
希「わかってる!」
パチッ
真姫「花陽!!どうしたのよいった…い?」
絵里「何…これ……」
希「なんやこれ…ことりちゃんなん?」
花陽「ひいぃぃっ!!」
にこ「何よ…もう朝なのぉ…?」
絵里「呑気なこと言わないの!!早くここから出て行きなさい!!」
にこ「はあ?起きて早々何で怒られなきゃならないのよ!」
真姫「にこちゃん早く出てって!」
にこ「……え?何これ…」
21:
希「遅かったか…」
にこ「何よこれ…あんたたち悪ふざけが過ぎるわよ!ことりが起きたら何て言うか!」
真姫「……」
絵里「にこ、みんなを起こしてここから出してちょうだい…」
にこ「あんたまで何言ってんのよ!ドッキリの度が過ぎてるのよ!さっさとそれ片しなさい!」
希「にこっち!!!!!!」
にこ「っ…」
穂乃果「んぅ…お母さん後30分?」
絵里「穂乃果っ!」
希「ダメや穂乃果ちゃん…眠いなら寝たらええ、お休みな?」
穂乃果「お休みお母さん…」グガーッ
真姫「…穂乃果が見たらもっと大変な騒ぎになってたわね」
にこ「安心してる場合じゃないわよ
これ、ことりなんでしょ?し、死んでるの?」
22:
希「死んだなんて…そんな人聞きの悪いこと言わんといてや…」
絵里「そうよ…そうよ…そんなのありえない」
真姫「でもことりの首からは血が流れてっウプッオエ…」
にこ「真姫ちゃん!!」
真姫「にこ…ちゃ…大丈オ゛エ゛ッオ゛エ゛ア゛ァアッ」
希「とりあえずにこっちは真姫ちゃんをトイレに…」
にこ「分かったわ、真姫ちゃん行こう?」
凛「ラーメンは鶏ガラ以外認めにゃ!」
絵里「凛…?」
凛「ハッ!!これは極細麺!!!って絵里ちゃん?もう朝かにゃ?」
絵里「いいえ、まだ夜中よ」
凛「また自分の寝言で起きちゃったにゃ?、凛よくあるんだぁ!」
絵里「凛、悪いんだけど教室から出てくれない?」
凛「どうしてにゃ?って、なんで絵里ちゃん泣いてるの?」
絵里「え?泣いてなんかないわよ…」
23:
凛「嘘にゃ!涙がポロポロ溢れてるもん!何があったのか教えてよ!」バッ
希「凛ちゃん立ち上がっちゃ!」
凛「っ!えっと……あれは…何にゃ?」
希「凛ちゃんは見たらあかん!ここから出るんや!」
凛「ことりちゃんの人形かにゃ?それにしても良くできてるにゃぁ…本当にことりちゃんみたい…オ゛エ゛ェェェェェェェェェェェェェェェッ」
絵里「凛!大丈夫!?ほら、こっちに来なさい!」
希「なんでや…何でこんな事になってるんやぁ…」
絵里「希泣かないの!凛がいるのに私たちお姉さんがしっかりしなきゃ!……」
絵里「大丈夫よ凛、背中さすってあげるから…」
凛「絵里ちゃん……大丈夫だよ…凛、かよちんとおトイレ行ってくるから…」
絵里「そう、お手洗いに真姫とにこがいるはずよ…」
凛「分かったにゃ…かよちん行こう……」
花陽「いやっ……だめ…あぁ……」
凛「かよちん行くにゃっ」グイッ
花陽「いやぁ!!!」
凛「かよちん…」
花陽「え…凛…ちゃん?私…」
凛「行こうかよちん…」
24:
絵里「…花陽大丈夫かしら」
希「凛ちゃんも相当辛いやろうな…でもエリチも辛いやろ?海未ちゃんと穂乃果ちゃんはウチに任せてええよ?」
絵里「そんな事できるわけないわ。希だって震えてるのに強がっちゃって…」
希「エリチ…2人で海未ちゃんと穂乃果ちゃんを起こそうか……」
絵里「ええ……」フラッ
希「エリチ?」
絵里「ごめん希…私もう限界みたい…」
希「エリチ!!」ドサッ
希「エリチ…!起きぃや!」
絵里「」
希「あかん…ウチもダメや…」バタッ
26:
___
_
にこ「真姫ちゃん…」
真姫「オエッ…こと…り…ゔえっ」
にこ「大丈夫だから…思いっきり吐き出していいから…」
凛「にこちゃん…」
にこ「凛じゃない…花陽は…大丈夫?」
凛「見たら分かるでしょ?こんなかよちんが大丈夫に見えるの?」
にこ「凛…?」
凛「真姫ちゃんも…こんなに吐いて辛いでしょ?凛もいるから大丈夫だよ」
真姫「り、凛…」
凛「ほら、かよちん。もう辛くないよ?大丈夫だよ?凛がついてるよ?」
27:
花陽「り、凛…ちゃ…ん…もう…大丈夫…?」
凛「うん、大丈夫だよ。凛がいるから」
花陽「凛ちゃ……凛ちゃああぁぁああぁあぁああぁぁぁぁあああんうわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
凛「辛かったね…悲しいよね…かよちん…」
花陽「ふえぇ…凛ちゃん……ことりちゃんがあぁぁぁぁぁぁァァァぁぁぁ…」
凛「うん…分かってる…でももう大丈夫…かよちん泣かないで?」
花陽「ご、ごめんね…もう…泣かないよ…」
凛「さすがかよちん…!真姫ちゃんは大丈夫…?」
真姫「ええ…私は…もう平気よ…」
28:
凛「よかった…それじゃあ絵里ちゃん達のとこ戻ろっか…」
にこ「待ちなさい」
凛「え?」
にこ「真姫ちゃんと花陽は保健室よ」
花陽「り、凛ちゃんは…?」
にこ「凛は少し話があるからここに残るわ
だから先に行ってて」
花陽「そんなっ!凛ちゃんとにこちゃんも!」
真姫「…花陽、にこちゃんの言う通りにしましょう」
花陽「真姫ちゃん…」
にこ「悪いわね…花陽、少しだけ凛を借りるわよ」
花陽「うん…保健室で待ってるから絶対来てね…?」
凛「約束にゃ」
花陽「うん…!」
29:
にこ「行ったわね…」
凛「にこちゃん、話って何?」
にこ「あんた、いつもの猫みたいな喋り方が抜けてるの気づいてる?」
凛「え?」
にこ「凛だって辛いんでしょ?私にはお見通しなのよ」
凛「にこちゃん…」
にこ「泣きなさいよ。花陽の前で泣けなかった分、私の前で」
凛「そう言うにこちゃんだって…泣きたそうな顔してるよ…」
にこ「ふん…私は…平気…よ…」
凛「泣こう?凛とにこちゃんしかいないもん…」
にこ「凛…凛…うわああああああああああああああああん!!!ことりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ」
凛「後輩の凛より先に泣くなんて…にこちゃんは子供にゃ……にゃぁ…ふえええええええええええええええええにゃああああああああああああああああ」
30:
___
_
海未「ん…なぜ電気が点いているのです……希?フフッ絵里と抱き合って寝るなんて本当に仲がいいのですね」
海未「…凛と花陽に真姫がいません…それに、にことことりもいませんね…
お手洗いにしては大人数ですし…どこへ行ったのでしょう」
海未「ことり?布団に潜って寝ているのですか?そんな寝方だと息苦しくなりますよ?」バサッ
海未「え……?」
海未「……」
海未「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
穂乃果「!?なに!?どうしたの!?」
海未「ああっ……ことり…ことり…?」
穂乃果「海未ちゃん!!ことりちゃんに何かあったの!?」
海未「ことり…ことり…嘘です…こんな…」
穂乃果「え…ことりちゃん…頭が…何でないの…?血だらけで…ことりちゃん……」バタッ
海未「ほの…か……うあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」バタッ
31:
___
_
にこ「……どう、少しは落ち着いた?」
凛「うん、にこちゃんありがとうにゃ
本当は泣くの我慢してたから沢山泣いてスッキリしたよ」
にこ「私もよ。真姫ちゃんがあんななのに私が泣く訳にいかないからね」
凛「それじゃあ、保健室に行くにゃ?」
にこ「悪いけど凛だけで行ってちょうだい
私は絵里と希の所に行くわ」
凛「でも!あそこはことりちゃんが!」
にこ「だから行くのよ
絵里と希だけに負担かけて辛い思いさせられないでしょ?」
凛「…凛も行くにゃ!」
にこ「ダメよ
あんたには真姫ちゃんと花陽を任せるわ」
真姫「私達も行くわよ」
にこ「え…?」
33:
花陽「絵里ちゃんと希ちゃんが辛くても頑張ってるのに私達だけ休めませんっ」
真姫「そうゆう訳で私達も教室に戻るわ」
にこ「あんたねえ…さっきのザマを忘れたの!?もう介護はごめんよ!」
凛「真姫ちゃんならきっと大丈夫だよ。ちゃんとことりちゃんを見なきゃ…」
花陽「私…ただ叫ぶ事しか出来なくてことりちゃんに失礼なことしちゃった…だから謝らなきゃ!」
にこ「もう…勝手にしなさいよ!私は知らないからね!」
真姫「ええ、勝手にさせてもらうわ」
凛「それじゃあ……行こうかにゃ…」
37:
___
_
にこ「いい?教室に着いたわよ…」
真姫「ふぅ……大丈夫、開けて」
ガラッ
にこ「希!!!」
真姫「エリー!!」
凛「2人とも気絶してるにゃ!」
花陽「だって…私達が休んでる間ずっとここにいたから…」
にこ「少し休ませてあげましょう…気を張りすぎたのよ…」
花陽「あれ…穂乃果ちゃんと海未ちゃん起きてたのかな…?」
真姫「体制がさっきと違ってるしそうみたいね…って!海未が泡吹いてるわよ!きっと一度起きてことりを見たのよ!」
凛「多分そうだよ!ことりちゃんの布団が捲れてるから……う゛え゛っ…」
花陽「凛ちゃん!」
にこ「ダメだわ!全員隣の教室に行きましょう!絵里たちも運び出すわよ!」
38:
___
_
凛「大丈夫って言ったのにごめんなさい…」
真姫「凛は悪くないわ。誰だってそうなるもの」
花陽「とりあえず皆が起きるの待とう…?そんなに落ち込まないで…」
にこ「…」
絵里「…あれ?何で私…」
真姫「エリー!体は大丈夫?」
絵里「大丈夫だけど……っ!ことりは!?」
にこ「…落ち着きなさい……」
希「うっ……ここは…?」
凛「希ちゃん!気絶してたんだよ?どこか痛い場所ない?」
39:
希「ありがとう凛ちゃん。ウチは大丈夫や」
花陽「あとは穂乃果ちゃんと海未ちゃんだね…」
穂乃果「…ことりちゃん!!!!!」
「「「」」」ビクゥッ
穂乃果「なんだ…夢か…そうだよね、ことりちゃんが死んじゃうなんて夢だもんね」
絵里「穂乃果…」
穂乃果「あれ?皆どうして暗い顔してるの?…てか、ことりちゃんは?私変な夢見ちゃったんだぁ…」
希「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「なんかね、ことりちゃんが合宿の夜に死んじゃってね…それで穂乃果と海未ちゃんが気絶しちゃってね」
真姫「穂乃果っ!!」
穂乃果「夢だよね!?夢だもん!私の夢だよ!ことりちゃんは生きてるの!!死んでなんかない!!」
にこ「いい加減にしなさいよ!!!」
穂乃果「…」
にこ「見たんでしょ?ことりを…それが真実よ」
40:
穂乃果「ウソ言わないで!!!ことりちゃんは生きてる!!!だって私が見た夢だから!!」
希「穂乃果ちゃん…もうわかってるんやな…?」
穂乃果「………そうだよ!見たよ!!…ことりちゃん…夢じゃないんだよね…?」
希「残念やけど現実や。認めたくなかったんやな…大切な幼なじみやもんな…」
穂乃果「…ねえ、ことりちゃんを最初に見つけたのって誰なの?」
花陽「…わ、私です。お腹が空いて目が覚めたから…お握りを食べようと思ってカバンを取りに行ったら…ことりちゃんの…あ、頭が…」
穂乃果「ふぅん…そっか」
花陽「穂乃果ちゃん…?」
42:
穂乃果「じゃあ、ことりちゃんを殺したのは花陽ちゃんなんだね」
絵里「穂乃果!?」
花陽「ち、違うよっ!私じゃない…」
穂乃果「だって最初にことりちゃんを見つけたのは花陽ちゃんなんでしょ?皆寝てたんだから花陽ちゃんしかいないじゃん」
凛「いくら穂乃果ちゃんでも憶測でかよちんを疑うのは許せないにゃ!」
真姫「そうよ!第一発見者だからって疑うのはおかしいわ!!」
『いい加減にしなさい!!』
穂乃果「えっ?」
海未「あなたはそんな最低な人だったのですか?」
花陽「海未ちゃん…」
海未「ショックで体が動かなかったのですが、あなたの最低な発言で完全に目が覚めました。
勝手な思い込みで大切なメンバーを疑って…自分のやっていることが最低だと思わないのですか!」
穂乃果「だって!起きてたのは花陽ちゃんだけなんだよ!?なら犯人は花陽ちゃんしかいないよ!!」
43:
海未「頭を冷やしたらどうですか!!ことりを失って辛いのは穂乃果だけじゃないのですよ!」
穂乃果「っ…」
海未「幼なじみ…それは私も同じです。そして皆にとっては大切なかけがえのないμ'sのメンバーです。あなたはその中のメンバーを人殺しと疑っているのですよ」
穂乃果「そう…だよね………ごめ…なさい…………ごめんなさい……ごめんなさい……」
海未「謝るのは私ではありません。花陽に謝ってください。」
穂乃果「……花陽…ちゃん…ごめんね…ごめん……本当にごめんなさい…」
花陽「ううん…いいんだよ…?疑いが晴れたならよかった…ありがとう…」
45:
海未「穂乃果、落ち着きを取り戻してくれてよかったです。まずは警察に電話を!」
希「それが…」
絵里「繋がらないのよ……学校なのに圏外なの」
にこ「そんなこと……嘘っ…」
花陽「あのね、さっき私と真姫ちゃんで保健室にいた時に保健室の電話を使ってみたんだけど…」
真姫「学校の電話も繋がらなかったわ…職員室は鍵がかかってるし」
海未「それは…どうなっているのですか!?」
凛「そんな事言われても分かるわけないにゃ…でも、携帯も固定電話もダメって…」
希「連絡手段はないっちゅう訳やな
直接交番でも行くしかない」
穂乃果「そうとなったら今すぐ行かなきゃ!」
46:
___
_
ガシャッ ガシャッ
穂乃果「何で校門が閉まってるの!?」
絵里「私達が来た時は開いていたのに…」
真姫「誰かが閉めたってこと?私達を閉じ込めるために」
絵里「どうして私達を…」
海未「分かりませんが、私達に何か恨みでもあるのでしょうか…」
凛「ううん違うにゃ!ことりちゃんが防犯のために校門は閉めるって言ってたにゃ!
鍵は職員室前の意見BOXに入れてあるって」
穂乃果「なんだぁ?ビックリした…」
にこ「気ぃ抜いてないで職員室に行くわよ!」
海未「はい!」
47:
___
_
にこ「はぁはぁ…この中に鍵があるのね…」
絵里「でも……入ってないわよ?」ガサガサ
凛「おかしいにゃ…確かにことりちゃんが言ってたのに…」
海未「正門が封鎖され、まさかと思って行ってみれば案の定裏門も開いていない…そして鍵もない…」
希「完全に校舎に閉じ込められたって感じやね…」
穂乃果「そんな…」
海未「他に手は…ないのでしょうか…」
凛「大声で助けを呼ぶとかどうかにゃ?」
希「学校で人が殺された、閉じ込められたって言ったところで真面目に話しを聞いてくれると思う?」
凛「にゃぁ…」
50:
海未「確かにそうですね。遊びの一部だと思われる可能性が高いです」
海未「ですが、やってみる価値はあります」
穂乃果「そうだよ!今から助けを呼びに行こうよ!」
真姫「あのねえ、時間を考えなさいよ
今はまだ深夜よ?近所の人はまだ寝てるわ」
絵里「凛なら柵を乗り越えられるんじゃない?」
凛「流石の凛でも無理にゃ…」
花陽「前に忘れ物を取りに来たんだけど、よじ登ったら柵から落ちちゃって…」
希「今は暗くて危ないし戻った方がええんやない?
まだ真っ暗やしウチの携帯の充電が切れそうや」
にこ「私もよ
ずっとライト点けてたから消耗が激しくて」
海未「では一旦戻って考えましょうか」
51:
___
_
絵里「どうすればいいのかしら…」
にこ「大丈夫よ、日が昇れば助けを呼べるんだもの」
穂乃果「そうだよ!そしたら犯人も捕まるし!」
希「…あれ、そう言えば海未ちゃんは?」
凛「ここに一緒にいるにゃ!…っていない!」
真姫「私さっき海未と会話したわよ?」
花陽「私も海未ちゃんがいたの見ましたっ」
穂乃果「もしかして…海未ちゃんも…?」
にこ「そんな事あるわけないじゃない!今まで一緒にいたのよ?バカなこと言わないで!」
絵里「そうよ穂乃果、変なこと考えないの」
穂乃果「海未ちゃん探してくる!」
ダッ
希「穂乃果ちゃん!!」
53:
___
_
穂乃果「海未ちゃん!どこにいるの!?返事してよ!!」
「の……ほ…か……」
穂乃果「もしかして海未ちゃん!?」
海未「ほ…のか…」
穂乃果「これって弓矢…?誰にやられたの!?今助けてあげるから!!」
海未「いいの…です……私は…くっ…もう助からない…」
穂乃果「海未…ちゃん…」
絵里「穂乃果!!」
花陽「きゃぁぁぁぁ!!!海未ちゃん!!」
にこ「海未!誰にやられたの!?」
バシュッ
海未「ゔぁっ!!」
穂乃果「海未ちゃん!!どこから矢が!?」
希「海未ちゃん大丈夫か!?すぐ保健室に!!」
凛「海未ちゃん!海未ちゃん!」
真姫「海未!意識を保ちなさい!!すぐに助けてあげるから!!」
海未「」
身体中7カ所に矢を受け、それでも意識を保っていた海未。
そしてトドメを刺すべく飛んできた8本目の矢は、心臓に突き刺さり血の花を咲かせた。
54:
穂乃果「海未ちゃん…海未ちゃん…!!」
花陽「どうして…海未ちゃんまで…」
真姫「何がどうなってるのよ…おかしいわよ…」
凛「凛…もう家に帰りたいにゃ…」
絵里「皆…落ち着きましょう…」
穂乃果「こんなの落ち着いてられるわけないよ!!!海未ちゃんが誰かに打たれたんだよ!?殺されたんだよ!!私の目の前で!!!」
希「穂乃果ちゃん落ち着きぃや!」
穂乃果「誰なの!?誰が海未ちゃんを殺したの!?また花陽ちゃん!?それとも絵里ちゃんとか!?」
にこ「あんた人を疑うのいい加減にしなさいよ!!!」
穂乃果「だっておかしいよ!!人が2人も死んでるのに落ち着けとか…犯人だから落ち着いていられるんだよ!!!だから海未ちゃんを殺したのは絵里ちゃんだよ!!」
希「…」
パァンッ
穂乃果「いった…」
希「そんな滅茶滅茶な理由でウチの親友を人殺し扱いするのは許さんで」
希「花陽ちゃんの時もそうや。皆μ'sのメンバーやろ?大事な大事なメンバー。そんなメンバーを疑うのは最低やって海未ちゃんが言ったの忘れた?」
穂乃果「だって…ことりちゃんに…海未ちゃんまで…」
55:
絵里「辛いのは分かる。でも、今は冷静になって…これ以上被害を出さないためにも」
真姫「そうよ穂乃果。エリーの言う通りよ」
にこ「私達がついてるから、だから…」
穂乃果「もういい…」
ダッ
希「穂乃果ちゃん!!」
凛「凛が追いかけるにゃ!」
ダダッ
花陽「凛ちゃん!危ないよ!」
絵里「私達も早く!!」
57:
___
_
凛「穂乃果ちゃん待つにゃー!!」
穂乃果「追いかけて来ないで!もう放っておいてよ!!」
絵里「止まりなさい穂乃果!」
にこ「ちょっと前…なんか光ってるわよ」
花陽「本当です…何かが張り巡らせてある…?」
絵里「もしかして……穂乃果止まりなさい!!!!!」
希「穂乃果ちゃん止まって!!!」
廊下に張り巡らされたピアノ線に全力で突っ込んだ穂乃果。
身体は切り裂かれ、肉片が床へ落ちていった。
脳みそ、内臓、教科書でしか見たことのないソレはグチャリと音てて…
58:
凛「お゛え゛っ…あ゛ガァァ!!」
真姫「なんなのよ!!!何でこんなこっ…ぐえ゛ぼぁぁぁっオエッ…」
にこ「いやあぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァぁぁぁ!!!!!!」
絵里「うっ…穂乃果……お゛ぉ゛っぇ゛」
希「あかん…無理や…こんなの…うぇっ…」
花陽「…あははっ…あははははははははははははははは」
花陽「みーんな死んじゃうんだよ…きっと」
真姫「は…なよ……?」
花陽「ここにいても全員死んじゃうだけなんですよ!!!目の前で3人も死んでる!!私達もどうせ死んじゃうの!!」
59:
花陽「見てよこれ…内臓がグチャグチャになって落ちてる…穂乃果ちゃんの目がこっち見てるよ?真っ二つになって」
凛「ヴッ…かよちん…お゛げぇ゛ぇぇぇっ」
花陽「こうやって私達も死んじゃうんだ…だから私は殺される前に…」
ダッ
絵里「は…よ……早まら…ない…で…!」
花陽「う゛ああぁぁああぁあぁああぁぁぁぁああぁぁああぁあぁああぁぁぁぁあああ!!!!!!!」
にこ「花陽やめっ!!」
グチャッ…
_
61:
にこ「もうイヤあぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
真姫「花陽…花陽…」
絵里「もう…無理よ…落ち着けなんて……」
にこ「こころ…こたろう…ここあぁ…っ」
絵里「嫌だ…嫌よ…こんなの…」
真姫「…ママ…パパ……」
絵里「亜里沙……うぅっ…」
にこ「もう嫌ぁぁ!!!帰らせてぇ!!!」
63:
_
「辛いよなぁ?悲しくて仕方ないよなぁ?もうこんなの終わりにしたいと思わん?」
_
66:
真姫「希…?何を言って…」
凛「凛ね、希ちゃんと考えてたんだ。どうしたらずっとずっとμ'sのみんなと一緒にいられるのか」
希「そして思いついたんや。皆の魂を別次元へ飛ばせばええって」
希「そのためにはここにある肉体から魂を抜く必要がある。だから殺したんや」
凛「でもこれで皆とずっと一緒にいられるんだよ?」
絵里「何を…言ってるの…」
にこ「そんなの…ありえない…」
67:
真姫「別次元へ飛ばす…?そんなのありえないでしょ!」
希「できるんや。ウチなら」
凛「凛ね、ファッションショーでライブをした時に思ったの。こんなに凛を思ってくれて背中を押してくれて…凛は本当にいい仲間に出会えたのに…もう終わっちゃうの?って」
希「ウチ達はμ'sの皆が大好きなんや。やっとできたウチの居場所。そんな大切な場所を卒業なんかで失くしたくないって思った。」
凛「μ'sを終わらせたくない。凛と希ちゃんの思いが一緒だったから、2人で考えた。」
希「一生μ'sでいられるようにしようってな」
にこ「それじゃあ…あの子達が死んだ時…あんた達は演技してたのね…」
凛「そんなわけ……ないにゃ」
真姫「凛…?」
凛「こうすれば皆と一緒って思って頑張った。でも、やっぱり友達が目の前で死んじゃうのは本当に辛かった」
絵里「何よそれ…人を殺しておいてよく言えるわね…」
69:
希「どんなに辛いのは今だけって思っても、やっぱり辛いもんはあったんや。大切な仲間やから」
真姫「仲間!?あんた達に仲間なんて言われたくないわよ!!!!」
希「じゃあ真姫ちゃんはこのままウチ達が卒業して、μ'sが終わってもよかったん?」
真姫「それは…」
にこ「でも決めた事なんでしょ!?あの時言ってたじゃない!!」
凛「それでも凛は嫌だったの!!もっと皆と歌って踊りたい!」
絵里「だから希と凛は私達と一緒にいるために殺した…あなたたちの勝手な思いで」
希「そんなに言うならエリチだけ生かしてあげてもええよ?
ウチ達は別次元でずっとμ'sをやる」
絵里「え…?」
希「エリチは音ノ木坂を卒業して、成人して働いて好きな人と結婚して一生を歩めばええ」
真姫「あんた…最低よ…」
希「そうや、ウチは最低な人間や。でも、そんな最低になってもずっと一緒いたいんや。」
70:
にこ「でもどうやってことり達を殺したのよ!こんなピアノ線なんか準備できるわけないじゃない!
それに弓矢だって!」
希「そんなのは簡単や。あのピアノ線や弓矢は皆が寝てる間に準備すればええだけやし、弓矢は仕掛けてあった糸を誰かが踏めば引っ張られて飛ぶようになってるんや
しかも最後の1本が運良く心臓に刺さってくれたしね
ことりちゃんは…言わんでもわかるか…」
真姫「はぁ?寝てる間なんて馬鹿じゃない!?」
凛「真姫ちゃんは練習の後、希ちゃんが持ってきてくれたドリンク飲んだ?」
真姫「ええ、飲んだわ…っ!もしかして…」
にこ「睡眠薬ね…」
希「ご名答。皆の分には睡眠薬を入れておいた。飲めば4時間は持つ、そして飲んでから約4時間後の午前2時に花陽ちゃんが目覚めて第一発見者になった」
にこ「でもそんなの私達が先に睡眠薬が入ってないドリンクを飲んだら端から作戦失敗じゃないの!」
凛「ねぇにこちゃん、凛と希ちゃんが飲んだドリンク何味だったかにゃ?」
73:
にこ「希が焼肉味で凛が醤油ラーメン味でしょ!?それが何よ!」
凛「焼肉味と醤油ラーメン味のドリンクなんて凛と希ちゃん以外が飲むと思う?」
にこ「…あっ!」
凛「皆なら焼肉味のドリンクがあったら真っ先に希ちゃんに渡すよね?」
真姫「そりゃ、焼肉好きの希だし希に見せなきゃって思うわね」
凛「だから例え皆が先に選んでも、睡眠薬の入ってない凛たちのドリンクは誰も取らないって思ってた」
真姫「それに私達は引っかかった訳ね」
にこ「まあ、希は1番乗りで焼肉味を取ってたけど」
凛「後はみんなが好きそうな普通の味のドリンクを用意して、それを飲めば完了にゃ。」
希「そうゆう訳や
これでウチ達は自由に行動ができた」
凛「そしてことりちゃんを…その後に仕掛けをして、後はかよちんが夜中に空腹で目覚めるのを待つだけだったにゃ」
78:
にこ「焼肉と醤油ラーメン味なんて馬鹿馬鹿しいと思ったら…2人だけ異様なのに気付くべきだったわ……くっ…絵里もなんか言いなさいよ!!」
絵里「私は…私は…」
にこ「何やってんのよ!いつものあんたはどこに行ったのよ!」
希「ンフッどうするエリチ…生き残って大人になるか、μ'sを続けるか…」
絵里「私は…μ'sが好き…」
真姫「エリー!!」
希「そうやろなぁ…ウチも好きや
屋上で練習して、ライブして、みんなでワイワイして…楽しいよなぁ」
絵里「でも、こんなやり方は違う」
希「なんでや?こんな楽しいμ'sがウチ達3年生の卒業で失くなってしまうんやで?」
絵里「希にとって私達の絆はそんな物なの?
卒業すれば終わりだと思うの?
μ'sが解散しても私達の友情は一生続くのよ!」
希「そっか…そうやな…μ'sが解散しても友情は一生…でも言ったよな?ウチはμ'sが好きやって」
希「ウチはμ'sの東條希でいたい。音ノ木坂学園スクールアイドルμ's!それがウチの居場所なんや」
79:
絵里「そんなの…認められないわ」
希「エリチ…分かってくれないんやな…」
絵里「ええ、分かりたくもないわね」
希「そっか…」
ドスッ
絵里「え…」
凛「絵里ちゃんなら分かってくれるかと思ってたにゃ…
分かってくれなかったのは残念だけど、また後で会おうね」
ドサッ
絵里「り…ん……」
凛「ごめんね絵里ちゃん…でも、辛いのは今だけだよ?すぐにあっちの世界で皆が待ってるから」
83:
___
希「真姫ちゃん…」
真姫「さようなら、また会いましょう。そして次は私達があんた達を殺してやるわ」
希「待ちい、最期に教えてあげる。
実は穂乃果ちゃんはウチ達と共犯やったんや。
でもドッキリとしか言わなかった、ことりちゃんが行方不明になるって言うドッキリ」
希「行方不明としか伝えてなかったけどあの時予想外に乗ってくれてな?
穂乃果ちゃんが真っ先に花陽ちゃんを疑ったのも第一発見者を疑うように台本を作ったからや
ちょっとドジ踏んでまったけど」
希「そして穂乃果ちゃんはドッキリじゃなくて殺人事件が起きたと動揺する。
後は皆次第…残ったメンバーはウチと凛ちゃんがって所や」
希「かなり無理のある作戦やけど、この機会しかなかった」
真姫「あんた達…一生恨んでやるわ」
ブシャァッ
凛「真姫ちゃん…そんな…」
希「エリチに刺さってたナイフで…自分の首を切るなんて…
流石に予想外や」
凛「でも…これで…よかったんだよね…?これで…」
希「…ウチ達は間違ってない……」
凛「でも…真姫ちゃん……次は凛を殺すって…」
希「大丈夫や、あっちではこの記憶はない。朝目を覚まして合宿2日目が始まるだけや」
凛「そっか…じゃあ最後は凛たちだね」
_
88:
にこ「待ちなさいよまだ終わってないんだからね…」
にこ「あんた達は絶対に許さない…」
希「1番厄介なにこっちが最後なんて運が悪かったなぁ…」
91:
にこ「私は宇宙NO.1アイドルになる女なの!!ここで死ぬなんてごめんよ!!」
凛「じゃあにこちゃんはμ'sが終わってもいいのかにゃ!?もう9人で歌えなくてもいいの!?」
にこ「そんなのアイドルには付き物よ。アイドルってのはメンバーが入れ替わったり解散したり、ずっとなんてない
私は1人でも進むわ」
希「せやな…にこっちはそうゆう子やもん…
ウチはそんな所に憧れててんけどね」
希「でもな…」
凛「凛が行くにゃ」
グイッ
にこ「きゃっ!やめなさい凛!!離して!!!」
凛「離さない!!!凛は皆と一緒なの!!」
にこ「くっ…」
凛「大人しくしないと…にこちゃんをこのピアノ線に押し付けるよ?」
スッ…
にこ「いっ…つ…」
凛「暴れたら変な切れ方になっちゃうよ」
グッ
にこ「痛い!痛い!やめて…やめてよ…!」
にこ「ゔぁぁっ!!いだい…いだいよぉぉ!!!!」
凛「にこちゃん…っあんまり暴れないでよ…!」
にこ「あ゛…ゔがぁ!!いた…いぃ!!」
凛「もう……そうだ!にこちゃん、下見てみてよ」
92:
にこ「ゔっ…なに…っ!!!!あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛
ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!!!」
凛「にこちゃんったら穂乃果ちゃんとかよちんを踏んでるんだよ?ダメだよ…友達を踏んじゃ」
にこ「あ゛ぁ゛…ぁ…ぁ…」
凛「どれがどれかあんまりわからないけど、穂乃果ちゃんとかよちんなのは分かってるよね…?」
にこ「がぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ…!!」
凛「後…少しにゃっ!」
希「バイバイにこっち」
凛「また後でにゃ」
にこ「お゛ぁ゛っ………………」
凛「にこちゃんはアイドルだから、顔まで切れないように途中で止めてあげるね」
にこ「」
ポタッ ポタッ
希「すごい血やね…」
凛「でもこれで本当に終わりにゃ」
93:
___
_
音ノ木坂学園スクールアイドル連続殺害事件
生徒が合宿していた2日間に9人が殺害された前代未聞の事件として大きく取り上げられた。
生徒が寝ていたと思われる教室に首を切られた遺体が1つ、数本の弓矢が刺さった遺体が1つ、バラバラに切り裂かれた遺体が2つ、刃物で刺された遺体が1つ、ピアノ線に体の半分以上を切られて張り付け状態の遺体が1つ、首を割かれた遺体が1つ
そして、9人のスクールアイドルが練習していた屋上から突き落とされたとみられる遺体が2つ
大量殺害事件として捜査されていたが、目撃者もいなく唯一見つけた手がりはアイドル研究部室から見つかった電波妨害の機械だけだった。
よって監禁、不可能犯罪として扱われ未解決のままに終わった
この事件により音ノ木坂学園の廃校が決定。
現在通っている生徒が卒業するまでの3年間、校内で様々な噂が飛び交った
アイドル研究部があった場所はそのままにされているが鍵の閉まっている部室の扉が開いていたり、PCの電源が点いていると言うのだ。
屋上からは絵里や海未の叱咤する声が聞こえたと言う生徒もいた。
更にはメンバーのタオル等の私物が屋上に落ちていたりと言う事から、μ'sの9人は今も音ノ木坂にいると言われている。
そして、彼女たちは死んでもなお廃校を阻止するためにμ'sの活動を続けているのではないかと噂されている。
94:
___
_
穂乃果『頑張って 頑張って やってーみてー
すてーきーな こーとーが おーこるよー』
海未『穂乃果!ここはもっと笑顔で!穂乃果スマイル!』鼻血タラー
絵里『凛!後ろに下がりすぎよ!前にでて!』
花陽『I'm ok! I'm ok!さーけーびたーい!』
絵里『花陽はもっと声出して!』
海未『そろそろ休憩にしましょうか』
凛『さすがの凛も疲れたにゃー』
にこ『はあはあ…ま、にこはこの程度じゃバテないわよ?』
凛『息切れしながら言われても嘘にしか見えないにゃ』
にこ『なんですってぇ!』
ことり『まあまあ…影にに希ちゃんがくれたスポーツドリンク置いておいたから水分補給しよ?』
希『おぉ!ことりちゃん気が効くやん!ウチはいちご味ぃ』
穂乃果『あ!ずるーい!穂乃果も選ぶ!』
真姫『だめ!飲んじゃだめ!』
花陽『え?』
凛『真姫ちゃんどうしたにゃ?』
真姫『あれ…何言ってるのかしら私…なんでもないわ、それよりトマト味はない?』
_終わり_
98:
雰囲気とかよかったよ
お疲れさん
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