【艦これ】明石「落し物ですか?」back

【艦これ】明石「落し物ですか?」


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1:
提督「ああ。こういう丸い白銀の指輪なんだが……」
明石「白銀の指輪……確かに昨日拾いましたね」
提督「本当か?」
明石「これですよね?」
提督「おお、確かにそれだ」
2:
明石「それで?提督はこの指輪をどうしてほしいんですか?」
提督「は?返してもらうに決まっているだろう」
明石「あー……甘い、甘すぎますよ提督」
提督「何がだ」
明石「この指輪は私が拾った物。つまり今は私の所有物なんですよ」
提督「何言ってんだお前。俺が落としたんだから俺の物に決まってるだろ」
明石「証拠は?」
提督「…………」
明石「あれれ??証拠もないのに自分のだと言い張るんですかぁ?」
3:
提督「おい、指輪と一緒に関連書類も拾っただろ。同じ封筒に入れてあったはず。あれが証拠になる」
明石「封筒?書類?何のことでしょうか?」
提督「お前……!」
明石「あははっ!これじゃ証明できませんねぇ?」
提督「チッ……ちょっと待ってろ。今本営に連絡して書類の再送付を……」
明石「折角本営から頂いた物を失くした、そんなことがバレれば提督の立場が危うくなりますよ?」
提督「…………」
明石「只でさえ本営から『捨て艦でも何でもいいから素早く海域を制圧せよ』っていう命令を突っぱねて厄介者扱いされてるのに、今そんなことを報告したらどうなるか……」
4:
提督「……だったら俺が個人的にお前に制裁を加えてやる。飯抜きだ!」
明石「改修工廠」
提督「む……」
明石「泊地修理」
提督「ぐ……」
明石「私が使えなくなって困るのは提督なんですから、その辺もちゃんと考えてくださいね?」
提督「汚い真似を……」
明石「これでも商売人ですから」
5:
提督「拾い物の物資を売りつける商売人か。卑しい奴め、それでも軍人か」
明石「何とでも。趣味ですから切ろうと思えばいつでも証拠隠滅できますし」
提督「…………」スッ
明石「実力行使も無駄って分かってますよね?私、艦娘、提督、人間」
提督「…………」
明石「も?そんな怖い顔しないでくださいって」
提督「誰のせいだと思ってんだ」
明石「私だって鬼や悪魔じゃありません。何も指輪をこのまま渡さないわけでもないですし」
7:
明石「簡単な事です。この指輪を失くした状況を説明してください」
提督「それでいいんだな……よし」
明石「ではどうぞ」
提督「先日、ある任務の達成報酬でそれを貰ったんだ。驚いたよ、こんなものを渡してくるなんてな」
明石「ふんふんそれで?」
提督「うちには数多くの、練度が極限に達した艦娘がいる。だがそれはつまり色々な者たちから好意を持たれているということでもある」
明石「自信満々ですねぇ。まぁ事実でしょうし鈍感よりは全然マシですが」
提督「これを明るみに出せば騒乱が起きる。そんな予感がした俺はこれを隠すことにした」
明石「相手は決まってないんですか?男ならドーンと決めちゃいましょうよ!」
8:
提督「……んで、ずっと机に隠してたんだがこの前溜まった書類を片付けるついでに大掃除をしてな」
明石「ああ、そういえば昨日から廊下とかにたくさん物が置いてありましたね」
提督「掃除中とはいえ、執務室は遠征・出撃の報告、単なる冷やかし、飯等の差し入れ、爆撃、駆逐艦の子たちが遊びに来たりと何かと出入りが多い。そうやってバタバタしながらも掃除を終わらせた」
明石「そこでどっか行っちゃったというわけですか」
提督「さっき言った通り、執務室付近の廊下は必然的に人が多く通るから置いてあったものが散乱してしまってな……気が付いた時にはもう指輪はなくなっていた」
明石「確かに私がこれを拾ったのは執務室の傍です。これは面白そうだなーって思って持ち帰りました」
提督「人の物を勝手に拾っておいて、よくもまぁいけしゃあしゃあと……」
明石「離れた場所にぽつんと放置されていたんですもん」
提督「はぁ……で、物を探すなら何かをよく拾っては売っているお前に聞くのが一番だと思い、ここに来た。そして今に至る」
9:
明石「そう言うことでしたかぁ……大体想像と一緒でした。分かりやす過ぎますね」
提督「ここに来てまで煽るか貴様……まぁいい、約束通り状況は話したぞ。それを渡せ」
明石「やーです」
提督「おい……」
明石「そうですねぇ……じゃあこれを渡そうとしている人の名前を教えてください。それが出来たらいいですよ」
提督「……それは言えん」
明石「えー」
提督「言ったら指輪を隠してきた意味がないだろうが」
明石「とんだロマンチストですねぇ。大体私にはもう指輪の存在がバレてるのに」
提督「やかましいわ」
10:
明石「まぁいいでしょう。無理に聞き出しても嘘吐かれるかもしれませんし」
提督「じゃあそろそろ返してもらってもいいだろ?十分会話には付き合ってやったんだし」
明石「なんか私がボッチみたいな言い方じゃないですかー」
提督「自分の工房からあまり出てこないくせに」
明石「泊地修理のときにいろんな人と話したりしますしー!大淀や間宮なんかとも古い付き合いですしー!」
提督「確かにその二人はずっと一緒にいたか……」
明石「そうですよー」
提督「懐かしいな。さて指輪を返せ」
明石「唐突に話題を変えてもダメです」
11:
提督「チッ……じゃあいくらだ」
明石「あれあれ?」
提督「何だよ」
明石「素直にお金を払うんですか?もっと絡め手を使ってくると思ったんですけど」
提督「時間が無いんだよ。俺は忙しいんだ」
明石「はぁ、私との時間は無駄ですか。はいはい」
提督「いいから、早く言え」
明石「ふ?ん、そんなこと言う提督には……これくらいでどうでしょう?」
提督「……ふっざけんな!俺の給料のほぼ3か月分じゃねーか!」
明石「これも経済、しいては商売ですから。お金持ちにはそれなりの交渉ってものがあるんです。工廠だけに、なんちゃって。てへっ」
提督「……ぶん殴りてぇ」
12:
明石「それで?それでそれで?払うんですか?払っちゃうんですか?」
提督「嫌だね。もっと安くしろ。こんなのあまりにも暴利が過ぎる」
明石「それこそ嫌です?。ただでさえ提督はあまりここで物を買って行かれないんですから、搾れる相手には搾らないと」
提督「もし俺が買わないという選択をしたらどうするんだ?」
明石「さっき自分で言ってたじゃないですか。これの存在が明るみに出たらどうなるかって……」
提督「…………」
13:
明石「いいんですか??今でさえ色々な方が自制しつつも水面下では争いを繰り広げてると言うのに、こんな起爆剤を使ったら……」
提督「くっ……!」
明石「露骨に提督を狙ってくるようになりますよ?朝から夜まで休みなく誰もが提督に自分を売り込もうとして来るはずです。それこそ寝る暇もないくらいに」
提督「しかし……!」
明石「忙しい提督には非常に困った事態になっちゃいますね。かといって指輪を使わず相手を決めなくても鎮守府内の火種が大きくなっていくだけ、いつかは破裂します」
提督「…………!」ギリッ
明石「さあ、もう一度聞きます。これを買いますか?」
提督「……分かったよ」
明石「はい、商談成立です!」
14:
提督「元はと言えば管理の甘かった俺が悪いんだしな……それにお前はなんやかんや言いつつもこの指輪の存在を黙っていてくれた。その恩も入れておこう」
明石「話が早くて助かります!では代金は……うん、頂きました!毎度ありがとうございます!」
提督「皮肉かこの野郎」
明石「お客さんに皮肉を言うほど腐ってませんよ。相手は提督ですし」
提督「上司を脅してる時点で腐ってるとは思わないのか……」
明石「性分ですので。はぁ、でも疲れたなぁ」
提督「疲れたのは俺の方だよ……」
15:
明石「それで、その指輪は本当に誰に渡すつもりなんですか?候補くらいなら決まってるんじゃないですか?」
提督「…………」
明石「やっぱり初期艦のあの子?それともアピールが激しい金剛さんとか?」
提督「明石」
明石「あるいはクールに見えていつも目で提督のことを追いかけてる加賀さんとか?鳳翔さんみたいな方も」
提督「明石!」
明石「何ですかー。人が候補を当てて見せようとしてるのにぃ」
16:
提督「ん」
明石「どうしたんですか指輪を突き出して。まさかそれを加工して渡す相手の名前を掘るとか……」
提督「いいからお前も同じポーズ取れ」
明石「??」
提督「ほい」
明石「えっ」
提督「よし」
17:
明石「……なんですかこれは」
提督「いや、指輪」
明石「何で私の指に?」
提督「お前が好きだから」
明石「……………………えっ、私!?」
提督「お前以外に誰がいるんだよ」
明石「嘘ぉ……!?」
提督「嘘でも夢でもない」
明石「……ぁぅ……」
提督「全く……意中の相手に渡す指輪を、そいつ自身から買う羽目になるなんてな……」
18:
明石「なんで言ってくれなかったんですか!?」
提督「俺自身の所有物として渡さなきゃ意味ないだろ?」
明石「……私、もしかして道化師になってました?」
提督「お互い様だな。それと、今日が何の日か覚えてるか?もう日付変わりそうだけど」
明石「……何の日でしたっけ」
提督「……はぁ……俺の着任一周年の日だよ。つまりお前と初めて会って一年ってこと」
明石「あっ」
19:
提督「勘弁してくれよなぁ、折角それ渡したのに。お前は俺のこと全然興味ないのか?」
明石「そ、そんなことありませんよ!でも、どうして私なんかに……」
提督「……何でだろうな」
明石「えぇ……」
提督「いつの間にかとしか言いようがない。普段から話したり、皆を修理してる時の易しい顔、工廠や慣れない戦闘でも頑張ってる姿……それを見るうちに、な」
明石「……本当に、いいんですか?私、他の方と比べたら全然活躍とかしてないし……」
提督「アイテム屋、改修工廠、泊地修理、メンタルケア。お前は陰で一番活躍しているじゃないか。自分で言ったことも忘れたのか?」
明石「うぅ、でもぉ……何だか信じられなくて……」
20:
提督「ほれ、早くしないと一周年が終わる。俺の気持ちは渡したんだから、今度はお前……明石の返事を聞かせてくれ」
明石「……嬉しいに決まってるじゃないですか!はぁあ……大事にします!ありがとう!」
提督「これからもよろしく頼む」
明石「こちらこそ、これからも……いえ、一生お願いします!」
提督「……さて、どうしようか」
明石「何がです?」
提督「いや、他の連中どうしよっかなって」
明石「あー……」
提督「ハッキリと言うつもりではあるんだが、何か変な事態が起こると困るし……」
明石「大丈夫ですよ、私が付いてます!」
提督「ほぉ、それは心強いな」
明石「ふふふ……降りかかる火の粉は払わないといけませんからね!」
21:
提督「じゃあ、今日は寝るとしようか。余韻もクソもないが眠たくてな……」
明石「…提督、提督自身も時々修理しないとダメですよ?私がメンテ…しておきますね」
提督「機械人間とかにしないか?」
明石「……言いましたね。だったら夜通しメンテしてあげます!上から下まで赤裸々に全てをね!」
提督「勘弁してくれ……」
明石「いいえ、今夜は寝かせませんからね!」
提督「はいはい。愛してるよ、明石」
明石「私も、です!」
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