やる夫が独裁君主になるようです 第四十六話 (やる夫が独裁君主になる前です2 第二十話)back ▼
やる夫が独裁君主になるようです 第四十六話 (やる夫が独裁君主になる前です2 第二十話)
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|┃ エ ナ ジ ー ボ ン ボ ン の 秘 密 3 ┃|
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
丿 |\
/ | `‐-〆
┌────────────────┐ r`´ ノ
r-‐‐-、 │さて某エタースレで戦争まっ最中の .│ .レ^‐-、丿
ノ `,.....│ .│ .r‐^,
. r‐'´ ,'......│日本・明朝・朝鮮であるが・・・ ..│ ..{ }
ノ ,'. └────────────────┘ ./ /
,' , ' ' `‐´`_つ `'‐-、 ヽ ,、 ノ |
'、_ , -、__ , ‐ ' ノ く } 丿`´ {
く 丿 _| ,-‐-‐' _ r'
ヽ '-‐'´~ο ニ二 -‐‐、 r-‐^´.゙"
,-‐-、 ,‐-、_ ヽ o r'´ヽ ィ二コ ヽノ
-‐'´ `ヽ , 、 ,, ' `‐) } .}
`‐´ `-‐´ < `‐´
) 。°
ノ
r'´ o
丿 ο
ノ´, っ °
,、 , - ' / / 。。 °
 ̄〉 r---‐' ´ `~´ { 丿
`‐` `´
99
┌─────────┐
│残念なことに・・・ ....│
└─────────┘
\ ★ (⌒ ) ☆ /
| ☆ \ ★ |::
*(⌒ ⌒ヽ ::/ \ // ゙i ,r'⌒ ⌒): ☆
\ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ γ ⌒ ⌒ `ヘ* ッ⌒ ⌒ ⌒`) /
(⌒ ) ('⌒ ; ⌒ ::⌒ ) イ "" ⌒ ヾ ヾ ( ⌒:: ⌒ ; ⌒')::
:(´ ) ::: / ( ⌒ ヽ ( ::: ( `)* :
:(´ ( ) ::: ( ⌒ ヽ ( ::: ) ) ( ) `)
┌──────────────────┐
│この3国は、戦争中にもかかわらず .│
│ .│
│そろって後継者争いで内ゲバやって │
│ .│
│さらに国をガタガタにするのである ..│
└──────────────────┘
100
┌─────────────────┐
│どれほど酷かったのかというと・・・ .│
└─────────────────┘
/三少ク 〃:::::::::::::: : : \
/ニニ7 ,ハ {{::::::::::::: : : ヽ
ミ三7 ,ハ \ハ:::::::::: : : .: : : : : : : :. ',
、 ハ \ ヾ::::::::: : .: : : : : : : : : : :.
\} ト、\ ヾ::::::::: .: : : : : : : : : : : : : : : i ┌──────────────┐
. r<^\\ヾ:::::: : : : : : : : : : : : : : : | │残酷だが果断な処置をした ...│
/ r'^ヾ\ヾ゙:::::: |/ノ. │ .....│
| .|:: (^ヾ ミ::::::: |゙'く │日本の秀吉が .│
| .|:: `ニ ミ:::::: ≦三≧x、_ j j _,.zx,,ハ:::} │ .....│
| /:: ノ:::/ 「`¨ゞ=-ミヽ ,x≦=≦了:ノ:,′... │一番マシに思えるほどだった │
', {::::...(:::::{ `¨'' ー…'゙ノリ /癶`ニ゙ノ } :::/ └──────────────┘
ム=ミ、;;ノ:::::ハ -‐=彡 ::| i ヾミ=- / ::/
`丶:::::::ゝ、 .::::l. | /:::/
\:::::::ヽ. j廴::j !ム /:::/
\::::ハ ..::::::::::`ー '゙ /:ト-'゙
\:} .::::__,. 、_,.、_ /::/
\ :::: ̄`¨¨¨´ {::/ 【豊臣秀吉】
101
┌────────────────┐
│明朝では、優柔不断な万暦帝が .│
│ .│
│ぐずぐずと決断を .│
│ .│
│先延ばしに したせいで・・・ .│
└────────────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
,.-─── 、
/ ______ヽ
/ | ヽ ,.-─── 、
| | 王氏の子 | / ______ヽ
v‐、 ノ 長男 | / | ヽ
l ) 【朱常洛】 l | | 鄭氏の子 |
`ー 、 ノ v‐、 ノ 三男 |
` ー──、´ l ) 【朱常洵】 l
/|/\ / ヽ `ー 、 ノ
l l | | ` ー──、´
| | | | /|/\ / ヽ
l l | |
| | | |
102
┌─────────────┐
│じつに数十年間も ....│
│ │
│君主と官僚が 対立し・・・ │
└─────────────┘
ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ...
イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
ゝ/____ヽ
/ | , ─ w?、 朕は三男【常洵】を
| __|-| +|+ | 皇太子にしたいんだが・・・
( u `ー oー |
/ヽ、/^\__/ ノ
l、(uu ー,─ 、´ ┌──────────────┐
l \ __/┬ ′. │政治のリソースを │
【万暦帝】 │ .....│
│無駄づかいし続けるのである .│
└──────────────┘
____ ____ ____
/´ / \ /ヽ\ /´ / \ /ヽ\ /´ / \ /ヽ\
/ , ┤ ・|∠. |-、ヽ / , ┤ ・|∠. |-、ヽ / , ┤ ・|∠. |-、ヽ いけません!
. / / `ー ●ー´ ヽ . / / `ー ●ー´ ヽ . / / `ー ●ー´ ヽ 跡継ぎはご長男に
l / ●三. | 三● | l / ●三. | 三● | l / ●三. | 三● | 決まってます!
. | | /^\___▲|▲_/ ヽ l . | | /^\___▲|▲_/ ヽ l | | /^\___▲|▲_/ ヽ l
l l l ノ ! _. l l l ノ ! _. l l l ノ ! _(…政治の主導権は
ヽヽ `ー─━━━─´ /( _) ヽヽ `ー─━━━─´ /( _) ヽヽ `ー─━━━─´ /( _) われら官僚のもの!
>━━━,-、━━━ ´ /ヾ >━━━,-、━━━ ´ /ヾ >━━━,-、━━━ ´ /ヾ 皇帝の勝手は
/ / ヽフ `ヽ ヽ ノノ / / ヽフ `ヽ ヽ ノノ / / ヽフ `ヽ ヽ ノノ 認めないぞ! )
(__) l l (__) (__) l l (__) (__) l l (__)
103
┌────────────────────┐
│ぶっちゃけ、明朝の君臣にとっては │
│ ....│
│秀吉の侵略なんかより .....│
│ ....│
│こっちのほうが よほど重大問題だったりする。 . │
└────────────────────┘
_____
. / /⌒\/⌒ヽ
/ , ?| ・|・ |、\ 長幼の序を 乱しては
/ / ` ー ●ー ′ヽヽ
/ / 二二 | 二  ̄ノ 国が なりたちません。
l / /⌒\ ── | ─ /
| | /  ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ 聖賢の教えは 絶対でございます!
l | | / /⌒ヽ
l | ヽ /⌒ヽ⌒ヽ |/ヽ__ ノ
ヽヽ `ー───┴─7 / 皇太子には ぜひ ご長男を!
>━━━━━O━━ /
_____
. / /⌒\/⌒ヽ
/ , ?| ・|・ |、\ 長幼の序を 乱しては
/ / ` ー ●ー ′ヽヽ
/ / 二二 | 二  ̄ノ 国が なりたちません。
l / /⌒\ ── | ─ /
| | /  ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ 聖賢の教えは 絶対でございます!
l | | / /⌒ヽ
l | ヽ /⌒ヽ⌒ヽ |/ヽ__ ノ
ヽヽ `ー───┴─7 / 皇太子には ぜひ ご長男を!
>━━━━━O━━ /
_____
. / /⌒\/⌒ヽ
/ , ?| ・|・ |、\ 長幼の序を 乱しては
/ / ` ー ●ー ′ヽヽ
/ / 二二 | 二  ̄ノ 国が なりたちません。
l / /⌒\ ── | ─ /
| | /  ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ 聖賢の教えは 絶対でございます!
l | | / /⌒ヽ
l | ヽ /⌒ヽ⌒ヽ |/ヽ__ ノ
ヽヽ `ー───┴─7 / 皇太子には ぜひ ご長男を!
>━━━━━O━━ /
/ ´ ̄ `(\
/ \-'、
/ ヽ ヽ ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
_| | | ∵∵イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵∵
´! / 、/ ^ ──- 、_
\.__ _ / //( _____/ `ヽ
/ ((( j─ ´ヽ// / \)ノノ ̄`\_ /^ヽ
(.  ̄ 人. i |____/ \| ̄ ̄ ノ ←ヘソを曲げ引きこもる【万暦帝】
( ̄ ̄ ̄ ̄ / `ヽ、_ | ´_|__\ ` ─ 、_./
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ (___ノ
104
┌───────────────────┐
│いっぽう、国が戦場となり │
│ ......│
│ただでさえボロボロの朝鮮はというと・・・ │
└───────────────────┘
}〉┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰〈{
.ヘへへハ┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃ハへへヘ.
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
五ヾヾヾ ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ シシシ五
\三三ヾ.「 ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄|フ三三 /
({. . . . . . . \三三lニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ|三三/. . . . . . . })
/巫巫巫巫巫巫巫|===========================.|巫巫巫巫巫巫巫\
/////////| ┏─━─━─┓ |\\\\\\\\\
@@@@@@@@@| | 城 漢 | |@@@@@@@@@
ヾ!⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ | ┗─━─━─┛ | ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥jジ
|.ニニニニニニニニニニニ | ,. -──- 、 | ニニニニニニニニニニニ.|
| | i i | |
| ,. -- 、 | | | | ,. -- 、 |
|. i i | | | | i i. |
≧ii≦ | | ,≧ii≦ | | ≧ii≦ | | ≧ii≦
⌒il⌒ | | '⌒il⌒ | | ⌒il⌒ | | ⌒il⌒
iコ─┘ └─‐.iコ‐───┘ └───‐.iコ.─┘ └──iコ
,.-‐´ ̄ ̄ ̄ ゙ 、 ┌─────────────┐
.r'´ ヽ . │こちらは さっさと │
(,nヾ-ヾ─- ヽ.... │ │
l ヒ 'i │国王の二男【光海君】を ..│
) ,.-‐‐ .き-、 .l....... │ │
/ θ) l... │後継者に 決めていたので ....│
.i .「゙ ' j │ │
、 _ヽ , ,,ノ.. │問題ないはずだった ..│
/l ̄ ̄ ̄_,.:-`'' ̄ ヽ.... └─────────────┘
/lll/ 、-‐'''´´ (二二二).
/lllll// _iヽ‐''´l ',
レ/_,.-‐''´´〓〓 l |
イ‐''´ 万万 l-------l
r ○○ .l l ←ソウル脱出直前に 王世子になる
[三]ニニニニニニニニニニニ l____l
【宣祖】の二男 【光海君 李琿】
105
この国難に、後継者問題でモメてはいかんニダ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そう、ここは・・・ ∧_∧ 【光海君】を正式に世子にして
 ̄ ̄ヽ( ̄ ̄ ∧∧ n <`Д´;,,> ∧_∧  ̄ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/< `Д> (m)v )_ < >
∧∧'⌒ ) ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧/⌒ 争いを回避するニダ!
./< `Д´> / < >  ̄ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| i′ ./ /⌒ / |.l .|
| l∪./ ../ / | |」/||
| `/ ...ι ゝ | |||
、 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l/__.」/||
||
┌──────────────┐
│ところが不幸にも │
│ .....│
. ○ │これが意外なところから │
「 ̄l二ニ=-┃ │ .....│
| { ┃ │つまづいて しまうのである。 ..│
L_二ニ=-┃ └──────────────┘
. ┃
. ┃ ∧_∧ 上国に 認定していただくニダ
_. ┃<`∀´ > ____
/ ヽ⊂ )__/´ /
∠ //⌒ヽ )/| /
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ∧∧ /
<∧|____<〃マヽ>
<{{><}}> <{{><}}>
<ヽ.ムノ' > <ヽ.ムノ'>
∨∨ ∨∨
106
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
というわけで、天朝には ∧_∧
王子【李琿】を 世子に <`∀´ >
冊封して いただきたいニダ! ⊂ ⊂)
(__..(__ ̄)
, ─── 、
/ /⌒ ⌒ヽ \ ふむ、わかった。
/ , -| ・|・ |‐、ヽ
/ / `ー ●ー ヽ 一応ねんのため確認しとくけど、
l | 三 | 三 | その王子がいちばん「年長」だよね?
| l \ | / l
ヽヽ ヽ、 ____|___/ /_
>━━━,-、━━━ ( _ )
/ / ヽフ ヽ /
明朝の官僚
∧_∧
<;`д´|!;> えっ!?
( つ O
と_ )_)
107
いえ、【李琿】は二子で、 ∧_∧
上に同母兄【李?】がおりますが・・・ .<`Д´ ;>
⊂( ) (へうげものは美化しすぎニダ…)
この長子は、乱暴者で人望がないうえ | | |
倭賊に捕まって 迷惑かけた王子ニダ <__<__>
∧_, ,_∧
それに比べて 二子【李琿】は < `∀´;>
倭賊に臆せず 軍民を鼓舞した ⊂⌒ヽ ./⌒ ⌒i /⌒つ
功績がありますニダ \\/ /i i レ / ̄
\_/ i .L__/
【李琿】こそ 世子にふさわしいニダ! ) |
___
/ - 、 -、\
/ , -| ・|・ |-ヽ なるほど ほうほう・・・
. i / `- ●- ′ |
| i 三 | 三 | ・・・・・・・って
. | |. __|___.)
ヽヽ / /
━━━━o━━
/ / \ |
108
____
. . :,x≦ 、: : :,,イ/ヾ:` :..
/: : / \`,ili!,'/ !: : : : :`ヽ
. /: , =1 三ヾi!i!・) ,_: : : : : : : : \ それじゃダメに 決まってるだろ!
 ̄: ` :〆、 ゝ-, ;;;;;;;;;;;)ヽ _/ ヾ.: : : :U : : :\
, ´ ̄` ゝ ヽ ヾ;;;;;彡' ─‐‐ =' 丶.: : : : : : : ヽ 兄が生きてるのに
ゝ─‐─‐‐--- |l  ̄ ̄ ̄ 丶 : : : : : ::...
> _ ==─ | _..,,x== x、 丶 : : : : : :.! 弟が継ぐなんて絶対に許されない!
. { ` |`>=‐----─-‐ 彡 , =..、 ヾ i : : : : :::
li x≦三} {三三ヽ 、 ? : : : : i!
, -x,;ニ三ヾ='彡三ニ! } } : : : : ::, そんなの常識だろうがっ
\ \ ( ` ‐-‐ ' ) , ,: : : : : ソ
\ \ ヽ ,, = 、 / ,' /: : : : :/
. _ _ ,ゝ ヾ==彡' ` =====彡' , : :_:_:_/_
, =x≦: : : : : `》三三三三=三三三三三三三二x≦: : : : :`/ ̄ 、
, ヾ: : : : : :/ : : x≦ {=== } ≧x : : : : : : : : : : : : : { / )
l , : : : : /: : :/ ヾ┴ ' ヽ : : : : : : : : : : : :ヾ __,彡'
. 弋_ イ´  ̄`i: : :/ | : : : : : : i´ ̄ ̄´
/ | / |
/,_ ┴─/ ヽ
(_゜.,》.'(_゜,》)ミ ヽ (いや、でも、常識ってほどじゃないニダよ・・・)
/ ,,__,ニ、、 ノ( \
ヽ Y~~/~y} `, ~ /
| ,k.,.,!,.,.,r| ,! く
/ <ニニニ'ノ \
109
┌──────────────────┐
│不幸にも朝鮮は .....│
│ .│
│宗主国の後継者争いの .│
│ .│
│とばっちりを受けて しまったのである │
└──────────────────┘
_____
. / /⌒\/⌒ヽ
/ , ?| ・|・ |、\ 長幼の序を 乱しては
/ / ` ー ●ー ′ヽヽ
/ / 二二 | 二  ̄ノ 国が なりたたん!
l / /⌒\ ── | ─ /
| | /  ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ 聖賢の教えは 絶対だ!
l | | / /⌒ヽ
l | ヽ /⌒ヽ⌒ヽ |/ヽ__ ノ
ヽヽ `ー───┴─7 / 【李琿】の王世子冊封は認めない!
>━━━━━O━━ /
_____
. / /⌒\/⌒ヽ
/ , ?| ・|・ |、\ 長幼の序を 乱しては
/ / ` ー ●ー ′ヽヽ
/ / 二二 | 二  ̄ノ 国が なりたたん!
l / /⌒\ ── | ─ /
| | /  ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ 聖賢の教えは 絶対だ!
l | | / /⌒ヽ
l | ヽ /⌒ヽ⌒ヽ |/ヽ__ ノ
ヽヽ `ー───┴─7 / 【李琿】の王世子冊封は認めない!
>━━━━━O━━ /
_____
. / /⌒\/⌒ヽ
/ , ?| ・|・ |、\ 長幼の序を 乱しては
/ / ` ー ●ー ′ヽヽ
/ / 二二 | 二  ̄ノ 国が なりたたん!
l / /⌒\ ── | ─ /
| | /  ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ 聖賢の教えは 絶対だ!
l | | / /⌒ヽ
l | ヽ /⌒ヽ⌒ヽ |/ヽ__ ノ
ヽヽ `ー───┴─7 / 【李琿】の王世子冊封は認めない!
>━━━━━O━━ /
110
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
/ ゙、__/ ゙、 / ゙、__/ ゙、 / ゙、__/ ゙、
/ \ / \. / \ / \. / \ / \
/ |---| \. / |---| \.. / |---| \
\ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ \ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。. \ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
\ . 。≧ 三 ==-. \ . 。≧ 三 ==-. \ . 。≧ 三 ==-
/ . -ァ, ≧=- 。.. ━━┓┃┃ .≧=- 。.. / . -ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・. ┃ ━━━━━━━━...。゚ ・. イレ,、 >三 。゚ ・
≦`Vヾ ヾ ≧. ┃ ┃┃┃ ≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・ 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚...┛ 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
_,. -------: . _
, : ´ : : : : : : : : : : : :.` : 、
/: : : : : : : , -- 、: : , --、: :.\
,:': : : : : : : : :7- _ V _,. -',: : :.ヘ
/: : : : : : : ;. -{ 9 ` Y´9 } `ヽハ (気の毒だけど、いまは
7: : : : : :./_ ヘ __,ノ::ヽ__,ノ_,. -‐':、i 皇帝に余計な口実を与えるわけには
{: : : : : / ``ヽ、 弋::::ノ ´__ Y いかないんだよ!)
!: : : :7 _,. ---- | ``.!
V: : :.! _, - | ``>‐、 '
∨: :.', U,. '´ _j };'
ヘ: ハ , -‐ ´ ` ー--y′
\∧ ′ /
弋ー ______,. イ:ハ
/:>-: .ニニニγ⌒Y_:ノ: : :}
7: :i: : : :>-γ  ̄ ヽ: : : : : ノ
111
┌──────────────────┐
│おかげで朝鮮は .│
│ .│
│明朝以上に ゴタゴタが長引き・・・ │
└──────────────────┘
\ ★ (⌒ ) ☆ /
| ☆ \ ★ |::
*(⌒ ⌒ヽ ::/ \ // ゙i ,r'⌒ ⌒): ☆
\ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ γ ⌒ ⌒ `ヘ* ッ⌒ ⌒ ⌒`) /
(⌒ ) ('⌒ ; ⌒ ::⌒ ) イ "" ⌒ ヾ ヾ ( ⌒:: ⌒ ; ⌒')::
:(´ ) ::: / ( ⌒ ヽ ( ::: ( `)* :
:(´ ( ) ::: ( ⌒ ヽ ( ::: ) ) ( ) `)
iヽ
iヽ -' `゙'-、
iヽ-' `゙'-、 ゙'、ヾヽ 貴様など国王でもなんでもない
,. ---' `゙'-、゙'、ヾヽ‐ヽ、 l', 魔離根羅島に追放だ!
,.'´`゙'-`、-゙'、ヾヽ‐ヽ、 l', y
,',`゙'---、__ィ-‐ヽ、 l', y ̄ン( -'´ ̄ ̄ ̄ ゙ '- 、
i`゙'------l y ̄ン( 〉 .r´' ヽ バカなっ!
!ニニニ.,-、 ( ̄ン( 〉 ⊂´ .( ,nヾ、_、_、__、- l
'-----(6 〉 ⊂´-‐. ' /`l`π ,.-‐-、_,.-‐、 r !l`|`|`l
、二二人 ⊂´-‐. ' (_ て(| /.ヽ、__,..ヘ F-、j ~ヽ~|
-'´ r--‐. ' 二)\\ .| ̄ !/:::::::::::::::::::::::::ヘi ∂!. ̄ ̄l
|""''''''''ll''l 二)\\ | | | .| /.i-‐'´ ̄ ̄ ̄`'-.!- ' ヽ |
(二二二二)\\ | | |. | | ', l ヽ、-‐''三゙''‐‐っノ 、 ! .|
| | | | | | / l /|| (_ヮョヮ_〉> ヽ l .|
,´ / || >',〉llll〈/< 〓〓', |
【光海君】
113
属国の悲哀だなあ
112
侵略おかわりニダ!
! ̄ ̄ ̄ ,! ┌─────────────────┐
ゝ__川ノ │ついには女真族の侵攻まで │
∧_∧ / / │ .│
< *`∀´>/ │みずから招き寄せる始末であった .│
/ |. └─────────────────┘
【李カツ】
_ _ ◎ | お へ
_ュ // \\ | ま │
/´< _ ,-, // \\ | ち い
,. j (_/´,二ノ // \\ | !
( r'´ |  ̄  ̄ \__
`i | ┌―┐ _. (⌒Y⌒Y⌒) ∨
| /| | └―┘ // \__/__
U´ | (_ // ./ \\
`‐、`つ / // / ⌒ ⌒ \ \
~ λ //  ̄ | (・) (・) \ ⌒ )
↑ JVl/l/ / | ⊂ 9) )
朝鮮 > / n、_ ,, | ___ | )
/ ; ・ > >ヽ~ ヽ ,_ _ ;'´ ヽ、 \ \_/ /
∠_ y'  ̄ヽ、 y'´ `-'´ ‐- \____/、
) | `'ヽ-t ヽ
∨)_,-;γ ‐-_`ヾ、 |
|´ ‐-_ =_ ̄ ̄ヽ, |後金二代目【ホンタイジ】
─ _  ̄─── 三三二≡≡≡≡
=二二二二二三三≡≡≡≡
116
┌─────────────────┐
│そして、そんな間抜けな3国と違い ....│
│ .│
│つねに内ゲバを 回避し続け │
│ .│
│天下を取ったのが・・・ .│
└─────────────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
┏━━━━━━━━━━━━┓ ※1589年ごろ「マンジュ」
清(しん、1636年 - 1912年) 1616年「アイシン(金)」に変える
┗━━━━━━━━━━━━┛ 1632年「ダイチン(大清)」に変える
1644年から中国支配
┌─────────────┐
│正義感あふれる野蛮人 ......│
│ │
│満洲族(女真族)である。 ...│
└─────────────┘
_____ _____ _____
r' ,v^v^v^v^v^il r' ,v^v^v^v^v^il r' ,v^v^v^v^v^il
l / jニニコ iニニ!. l / jニニコ iニニ!. l / jニニコ iニニ!.
i~^' fエ:エi fエエ)Fi i~^' fエ:エi fエエ)Fi i~^' fエ:エi fエエ)Fi
ヽr > V ヽr > V ヽr > V
l !ー―‐r l l !ー―‐r l l !ー―‐r l
__,.r-‐人 `ー―' ノ_ __,.r-‐人 `ー―' ノ_ __,.r-‐人 `ー―' ノ_
ノ ! ! ゙ー‐-- ̄--‐'"ハ ~^i ノ ! ! ゙ー‐-- ̄--‐'"ハ ~^i ノ ! ! ゙ー‐-- ̄--‐'"ハ ~^i
ヽ ! ヽ、_ _.ノ i \ ヽ ! ヽ、_ _.ノ i \ ヽ ! ヽ、_ _.ノ i \
ヾV / ! /.入 ヾV / ! /.入 ヾV / ! /.入
117
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
┌─────────────┐ .../:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
│初代ヌルハチ時代 後期 .│→ .\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r
└─────────────┘ ...\:::::::::::::::::::::.┌──┐::::::(
'―-'''、::::::::│後金│:::::::イ
ヘ.:::::└──┘:::::│
\:::::::::::::::::::::::/
■■■■(ゴビ砂漠)■■■■■ ヘ、::::::::::::::/
■■■■■■■■■■ :‐''´:::::::/
┏━━━━━●山海関
━┓ ┏━┛北京◎ .r'´ ∨ │
┗┓ ┏━━━┛ ┌ ┘ \
.\┗━┛ > 、,--_
`、 r‐"
丿 _/
( `ー、
厂 │
j′ ┌────┐. マ
ノ │ 大 明 │. >
-.-..,,、 ノ └────┘. │
`1____..v―-J''v「 _/
} }
_../ │ _,,、
l__ ノ´ /´丿
'、 ├┘ │丿
〈 、 ノー―"`''┐ ...-―‐′ ∨
`''゙∪ /゙‐ー‐-ゝ ニ-―'
118
┌─────────────────┐
│そもそも満洲族のアイシン(後金)は │
│ .│
│初代の【ヌルハチ】が死んだとき・・・ .│
└─────────────────┘
┗0=============0┛
\===========[_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_]===========/
/三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三\
0 │ |∞∞∞ |::|∞∞田田田田田田∞∞|::|∞∞∞ | ::| 0
...[二] | ::| |::|┏━━━━━━━━┓|::| | ::l [二] ナンマイダ?
........|□|.│ |┌┬┐ |::|┃ / \ ┃|::| ┌┬┐| ::|. |□|
)三(...| ::|├┼┤ |::|┃/ ζ \┃|::| ├┼┤| ::|`)三(´ ナンマイダ?
| ::| | ::|└┴┘ |::|┃ / ̄ ̄ ̄ ̄\ ┃|::| └┴┘| ::| | ::|
| ::| | ::|┌┬┐ |::|┃ / \┃|::| ┌┬┐| ::| | ::|
| ::| | ::|├┼┤ |::|┃/||| ⌒ ⌒ ||||┃|::| ├┼┤| ::| | ::|
|: :| | ::|└┴┘ |::|┃||||| (・) (・) |||||┃|::| └┴┘| ::| | ::|
| ::| | ::|┌┬┐ |::|┃6|----◯⌒○---|9┃|::| ┌┬┐| ::| | ::|
| ::| | ::|├┼┤ |::|┃|./_||||||_\ |┃|::| ├┼┤| ::| | ::|
| ::| | ::|└┴┘ |::|┃ .\ \_/ / .┃|::| └┴┘| ::| | ::|
.....┏━━━━━┓| .|┃ \____/ ┃|::|┏━━━━━┓
.....┣┳┳┳┳┳┫|: |┗━━━━━━━━┛|::|┣┳┳┳┳┳┫
○ ● ∫∬∫∬ ● ○
○○ ●● iiiii iii ii iiii ●● ○○
[ ̄ ̄] [ ̄ ̄] ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [ ̄ ̄] [ ̄ ̄]
|_○_| .|_○_| |_____| |_○_| .|_○_|
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( )( )(, )(,, ) ,,)( )( )(, )( )
┌───────────────────┐
│それぞれに軍隊を率いる後継者候補が ......│
│ ......│
│4人も居たのである。 ...│
└───────────────────┘
_____
/ ヽ 三 ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\ (⌒Y⌒Y⌒)
| .| / ____| _ノ _ \ /\__/
| \ / | / >\ /| / / \/\ ⌒) / / \
|ミ〉. (・)--(・) .〈ミ| / / (・) (・) | / / \ / ヽ / / / \ / \
(@ ((__人__)) @) | /---○--○-| | _| (・) (・) V (⌒ / (・) (・) |
| |r┬-| .| |─(6 つ | | (6 > | ( (6 つ |
\ `ー'´ / | ___ | ヽ_フ ___ | ( | ____ |
,,.....イ.ヽヽ、ー ー ノ゙-、. \ \_/ / \ \_/ / \ \_/ /
\\__.// \ \___/ \___/ \____/
【ダイシャン】 【アミン】 【マングルタイ】 【ホンタイジ】
119
┌─────────────────┐
│とうぜん ...│
│ .│
│どエライ争いがおこると思いきや・・・ │
└─────────────────┘
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/
┌──────┐ :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/`ー´
│モ ン ゴ ル │ ;:;:;:;:;:;:後金;:;:;:;:/
└──────┘ ;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:(,
;::;:;:;:;:;:;:,/´
、--、 _ (´ ┌─────┐
ノ / /  ̄| `ヽ │ 李氏朝鮮 │
,,_ノ `′ (_,、 `ヽ . └─────┘
(_ ,‐-っ, く `|
`‐´ /´ ) /
/ レ´
く,,_ \ さっさと内乱で滅べ蛮族め! /
\ ∧∧ 人
┌────┐ `>. / 明\ ∧_∧ (___)
│ 明 朝 │ >. ( `ハ´) <丶`∀´> ( ´∀`)
└────┘ し、_... ( ~__))__~) ( ) ( メ )
|. | | | | | | |___|
ノ´. (__)_) 〈_フ__フ (__)_)
中国 朝鮮 モンゴル
120
(⌒Y⌒Y⌒)
\__/__ ┌─────────────┐
/ \\. │さしたるゴタゴタもなしに │
/ ⌒ ⌒ \ \. │ .│
| (・) (・) \ ⌒ ) . │話し合いで後継者が │
| ⊂ 9) ). │ .│
| ___ | ) │決まっちゃったりする。 .│
\ \_/ / └─────────────┘
ト\____/i
,..、-‐──,一、-‐'i´ム`>‐┬<ヾ`ヽ、_,、-、ー──‐-、
,ム二二二ニ,r'´ リ、 ヾ、'´,,.) !,|;l、`フ/´ ,リ ,コi二二ニニンヽ
,r'//,//,!
.//,/,//,.,! ,! ,!l \,、 `ヾi'彡ミミiゞ/ / `| | ,| ,| l ,! ,! ,! l
. ,!,! ,! l ,! ,! ,! / ! `、i_,丿,!i ,!l ( ,)/ ! l ,l ,! ,! ,! ,! ,! |
,l l ,! l,N ,! ,!,!r'´ \==ゞ'シ´ム/ ,! l ,! ,! l ,;! ,! ,! |
`i},!_,!_,l、!r'´|i \,リ ,r'/ `¨`ー|,!,!、-'‐'i
|i l| ヾ ,i/ ,|!
【後金二代目ハーン ホンタイジ】
┌───────────────────────────┐
│ \ なにそれ! 信じらんねー!! / │
│ ( ⌒ ) ( ⌒ ) │
│ l | / ( ⌒ ) l | / │
│ ∧∧ l | / 人 │
│ / 明\ ∧,,∧ (___) .│
│ ⊂(# `ハ´) ⊂<#`Д´> ⊂(# `Д´) │
│ / ノ∪ / ノ∪ /メ ノ∪ .│
│ し―-J |l| | し―-J |l| | し―-J |l| | │
│ ━/ニニヽ ━/ニニヽ ━/ニニヽ │
└───────────────────────────┘
121
┌─────────┐
│ホンタイジ後期 │
└─────────┘
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r
\:::::::::::::::::::::.┌──┐::::::(
'―-'''、::::::::│大清│:::::::イ
-‐‐:::::::└──┘:::::│
..-┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
■■■■(ゴビ砂漠)■■■■■:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
■■■■■■■■■■::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
(:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┏━━━━━●山海関
━┓:::::::::::::::::::::::::::::::::┏━┛北京◎ .r'´ ∨ │
┗┓:::::┏━━━┛ ┌ ┘ \
.\┗━┛ > 、,--_
`、 r‐"
丿 _/
( `ー、
厂 │
j′ ┌────┐. マ
ノ │ 大 明 │. >
-.-..,,、 ノ └────┘. │
`1____..v―-J''v「 _/
} }
_../ │ _,,、
l__ ノ´ /´丿
'、 ├┘ │丿
〈 、 ノー―"`''┐ ...-―‐′ ∨
`''゙∪ /゙‐ー‐-ゝ ニ-―'
122
┌───────────────┐
│そして、 ....│
│ ...│
│二代目ホンタイジが死ぬと・・・ ......│
└───────────────┘
/|/l/|/| ____
/ | ┌─┐ ┌─┐. /∵∴∵∴\
/ ____| . .1 .「 .,7 ,f´. /∵∴∵∴∵∴\
/ / |. | | ,/ /'. /∵∴/\ /|
/ / \ /|. | l、,,/ /',. ‐ '二一勹 |∵/ (・) (・) |
|_ | ・ ・ | | ,/' / /´ // (6 つ |
|(6レ ∴ つ |. l、__/ l .` ー 、.. | ___ |
| ___ |. `ー-、 /. \ \_/ /
\ \_/ / // _,/ ,ノ \____/
\___/. ∠-- 二 - ''´. ホンタイジの弟【ドルゴン】
ホンタイジの長男【ホーゲ】 . ヌルハチの十四男
┌────────────────────┐
│こんどこそ長男【ホーゲ】と .│
│ ....│
│叔父の【ドルゴン】との間で │
│ ....│
│激しい後継者争いが 起こると思いきや・・・ .....│
└────────────────────┘
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/
;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:/`ー´
;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;大清;:;:;:;:/
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:(,
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,/´
、--、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;(´ ┌─────┐
ノ / /  ̄| `ヽ │ 李氏朝鮮 │
,,_ノ `′ (_,、 `ヽ . └─────┘
(_ ,‐-っ, く `|
`‐´ /´ ) /
/ レ´
く,,_ \ だから いいかげん内ゲバで滅べよ蛮族め! /
\ ∧∧
┌────┐ `>. / 明\ ∧_∧
│ 大 明 │ >. ( # `ハ´) <#`Д´ >
└────┘ し、_... ( ~__))__~) ( )
|. | | | | | |
ノ´. (__)_) 〈_フ__フ
中国 朝鮮
123
┌─────────────┐
│ところが ここでも ......│
│ │
│一族の長老が間に入って ..│
└─────────────┘
_____
/O ヽ
| ゜ ??? | 身内で争ってはいかんぞい!
| / \ |
|ミ〉( ◎)-(◎)〈ミ| ここはとりあえず 幼い【フリン】を
(@ ((__人__)) @) 三代目に すえようではないか
| |r┬-| .|
\ `ー'´ /
,,.....イ.ヽヽ、ー ー ノ゙-、.
\\__.// \
ホンタイジの兄【ダイシャン】
┌───────────────┐
│どっちも あとを継がないことで ......│
│ ...│
/|/l/|/| │争いを回避するのであった。 ..│
/ | └───────────────┘
/ ____|
/ / |
/ / / \| ごもっともです
|_ | ・ ・ |
|(6レ ∴ つ |
| ___ |
\ \_/ /
\___/
ホンタイジの長男【ホーゲ】
____
/∵∴∵∴\
/∵∴∵∴∵∴\
/∵∴// \| ごもっともです
|∵/ (・) (・) |
(6 つ |
| ___ |
\ \_/ /
\____/
ホンタイジの弟【ドルゴン】
124
_____ ┌─────────────┐
///// \ │ホンタイジの九男【フリン】 │
///// \ │ │
/ ̄ ̄ ̄ ̄ \ | │すなわち ..│
| ⌒ ⌒ ヽ | │ │
| ´c ` 9) │三代目【順治帝】である。 .....│
| ____ | └─────────────┘
\ \_/ /
\__ __/
( ヽ ←このとき6歳 モンゴル人とのハーフ
(⌒(⌒,,人)
【順治帝 フリン】
┌───────────────────┐
│\ なにそれ! 信じらんねー!! / │
│ ( ⌒ ) .│
│ l | / ( ⌒ ) ..│
│ ∧∧ l | / ......│
│ / 明\ ∧,,∧ │
│⊂(# `ハ´) ⊂<#`Д´> .....│
│ / ノ∪ / ノ∪ │
│ し―-J |l| | し―-J |l| | │
│ ━/ニニヽ ━/ニニヽ ...│
└───────────────────┘
125
ζ
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
. / \
/||| へ.__, ,_ノ ||||
||||| (・) (・) |||||
6|----◯⌒○----|9
|/ _|||||||_\|
\ \_/ /
\____/
┏━━━━━━━━┓
┃初代 【ヌルハチ】...┃
┗━━━━━━━━┛
┃
┃
┣━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━
┃ ┃ ┃ ┃ ┃
__)__ _____
.../ ヽ / ヽ / ̄ ̄ ̄\ (⌒Y⌒Y⌒) .____
..| .| | .| _ノ _ \ /\__/ /∵∴∵∴\
┌──────┐ | ⌒ ⌒ | / ┌──────┐ ../ / \ /∵∴∵∴∵∴\
│ヌルハチ時代に...│ .....|ミ〉. (・)--(・) .〈ミ| ./ │ホンタイジ時代に│ ...../ / ⌒ ⌒ \ ./∵∴// \|
│粛清・死亡 .│ .(@ ((__人__)) @) .| │粛清・死亡 .│....(⌒ / (・) (・) | .|∵/ (・) (・) |
└──────┘ .| |r┬-| .| .| (6.└──────┘ ..( (6 つ | (6 つ |
\ `ー'´ / \ `ー'´ / . ヽ_フ ___ | ( | ____ | .| ___ |
/ヽヽ、ー ー ノ゙-、 /ヽヽ、ー ー ノ゙-、 \ \_/ / .\ \_/ / \ \_/ /
\\__.// \ \\__.// \ \___/ \____/ \____/
長男【チュエン】 二男【ダイシャン】 五男【マングルタイ】 ┏━━━━━━━━┓ 十四男【ドルゴン】
八男┃二代.【ホンタイジ】...┃
┗━━━━━━━━┛
┃
┃
┏━━━━━━━━━┫
┃ _____
/|/l/|/| / \\\\\
/ | ./ \\\\\
/ ____| ./ /  ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / | |/ |
/ / / \| (6 ´ っ` |
|_ | ・ ・ | | ___ |
|(6レ ∴ つ | \ \_/ /
| ___ | \___/
\ \_/ / ┏━━━━━━━┓
\___/ .九男┃ 三代..【順治帝】 ┃
長男【ホーゲ】 ┗━━━━━━━┛
126
┌────────────────────┐
│そして、この【順治帝】の時代に .│
│ ....│
│中国王朝としての清朝が始まるのだが・・ .│
└────────────────────┘
┏┓ ┏┓ 巛 ヽ. ┏┓ ┏┳┓
┏━━━┛┃┏┓ ┏━┛┗━┓ ┏┓ + 〒ー| ┏┓ ┏┓┏━━┛┗┓┏┓┃┃┃
┗━┓┏━╋┛┗━┳┳┳╋━┓┏━╋━┛┗┳━| |┳━┛┗┳━┛┗╋━┓ ┏┻┛┗┫┃┃
┃┃ ┗┓┏┓┃┃┃┣┓┃┃┏╋┓ +┻ +/ /┻┓ ┏┻┓ ┏┛ ┃┃┃┏━┓┃┃┃
┃┃ ┃┃┗╋┻┛┃┃┃┃┃┣┛ ∧_∧/ / .┏┛┃┃┏┛┃┃┏━┛┃┣╋━┛┣╋┫
┗/´》〉 ┗┛ ┗━━┻┛┗┛┗┻━(´∀`_/ / ┗━┻┛┗━┻┛┗━━┻┛┗巛 ヽ┻┻┛
* | 〒 /⌒ヽ | 〒 ||| ,.へ´_|_ヽ ,-r、,r/」 f ||| ∧ ∧,.へ, 〒 ! /⌒ヽ 〒 !
| | ( ´∀`) | 人l ァ'`・ω・)〉/_ュヘ〈|7 | * (゚∀゚ `ァ ノ + | | ( 个 ) | |
+ | { | .| { .(__)、 ○〈_}ノ : | + O /:-一;:、 / /. | | ./ /*
ヽ ヽ | .|.ヽ ヽ (___) 、 〈 く/ ヽ__,」 + ) ミ;;★:;:;:;ミ/ / | |/ /
ヽ ヽ,, ´∀`) ヽ ヽ ´∀`)__ノ ヽ__) / ,ヘ | __,, '´ ̄`ヽ__ (・ω・´/ / (・∀・ / / たなぼたで
,.へ ■ヽ ヽ ー、 ヽ ー、 / / |. | ★((ハヾヽ,.べ, ミ三彡 f ,- f+ 中国を手に入れたぞ!
l ァ'^▽^) i ,rュ ', i rュ ', ||| ( 〈 .| .| ハ^ω^*`ァノュヘ | / ュヘ |
ヽ ○.| /{_〉,.へ∧ ∧{_〉 << \ ヽ .| .| O☆゙ _ノ_,} ) | 〈_} ) |
| 、 〈 | 〈 l ァ';・∀・) \ノ |_,,| ノ´ ̄ゞ⌒'ーァ ! ||| / ! |||
||| l__ノ ヽ__)| ,ヘ. ヽ ヽ ○ヽ + |__ノ| ) `7゙(´〈`ー''´ | / ,ヘ | ガタタタン!!!!
127
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r
\:::::::::::::::::::::.:::::::::::::::::::::::::::(
'―-'''、::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ
-‐‐:::::::::::::::::::::::::::::::::│
..-┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
■■■■(ゴビ砂漠)■■■■■:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
■■■■■■■■■■::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
(:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┏━━━━━●山海関
━┓:::::::::::::::::::::::::::::::::┏━┛北京◎:::::::.r'´ ∨ │
┗┓:::::┏━━━┛:::::::::::::::::::::::::┌ ┘ \
.\┗━┛::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::> 、,--_
`、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r‐"
丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_/
(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー、
厂:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
j′:::::::::::::::┌────┐:::::::::::::::::::::::::::マ
ノ::::::::::::::::::::::::│ 大 清 │:::::::::::::::::::::::::::::>
-.-..,,、 ノ:::::::::::::::::::::::::::└────┘:::::::::::::::::::::::::::::│
`1____..v―-J''v「:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_/
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
_../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│ _,,、
l__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ´ /´丿
'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::├┘ │丿
〈 、:::::ノー―"`''┐:::::::::::::::::::::::::::...-―‐′ ∨
`''゙∪ /゙‐ー‐-ゝ ニ-―'
128
┌─────────────┐
│ところが、【順治帝】は .│
O 「「「l │ │
o \. V7 │わずか二十四歳の若さで │
○`) | | r‐、 │ │
(⌒) o | | >、,>... │急死する。 .....│
____`o ○ | |. | |... └─────────────┘
// |O。゚-ト、. | | |
.//| /( ) ∩ |o. | | | /\ | |
|//| | | | | / | | ̄`l /\
|//| ( ) \_| |─/ /く | / r、/`ーっ
|// \ | / / | \/\/ `ー'"
|/ ヽ__ // / | /
mn____|___r──l__/ | /
ヽ_______|__ノ────' ──''"
129
┌──────────────┐
│で、皇族重臣会議で .│
│ .....│
│後継者に選ばれたのが・・・ ...│
└──────────────┘
∧_∧
∧∧ n (`ハ´;,,) ∧_∧
/( `ハ) (m)v )_ ( )
∧∧'⌒ ) ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧/⌒ 世間には「先帝のご遺言」という事にするアル・・・
./( `ハ´) / ( )  ̄ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| i′ ./ /⌒ / |.l .|
| l∪./ ../ / | |」/||
| `/ ...ι ゝ | |||
、 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l/__.」/||
||
/ ̄\||i ┌───────────────┐
| | │【順治帝】の3男 │
\_/ │ ...│
| |ii. │【玄?(げんよう)】であった。 .│
i||/  ̄  ̄ \||i . │ ...│
/ ::\:::/:: \||i. │すなわち 四代目【康熙帝】である │
i||/ .<●>::::::<●> \i └───────────────┘
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
i||/,,― -ー 、 , -‐ 、|i
( , -‐ '" ) ←このとき8歳 母親は漢旗人だが
`;ー" ` ー-ー -ー'|i のちに満洲人と認定される
そi|l l て カシーンッ!!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ワ ゴ ン |
130
┌──────────┐
│そして、康熙帝は │
│ ..│
│成人になると・・・ │
└──────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
┌───────────────┐
/ ̄\. │自分は中国の制度にならって │
| | │ ...│
\_/. │「皇太子」というものを ......│
_|__. │ ...│
/ ::-:::-::\. │立ててみたくなり・・・ ......│
/ <●>::<●>\. └───────────────┘
| (_人_) | 漢人は、
/ ∩ノ ⊃ / あらかじめ後継者を決めておくのか・・・
( \_/ _ノ | |
\_/___/
四代目【康熙帝】
131
|. `| | l l. |
/ ̄\ 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ,' / ノ ̄ ̄| ┌──────────────┐
| |. | ヽ_j / // | │わずか二歳の .│
\_/ | 皇太子権利書ヽ_ハ/′ │. │ .│
| | | . │二男【オプーナ夫】を │
/  ̄  ̄ \ | オ プ ー ナ 夫 |.. │ .│
/ \ / \.. | ・・・ ・・・ ・・・ |. │その地位に つけたのだった │
/ ⌒ ⌒ \ | ・ ・ ・・ ・・・ | └──────────────┘
| (__人__) |/| |
\ ` ⌒´ /l|.| :::::::::::::::::::::::: |
ヽ、--ー、__,-‐´イ l リ :::::::::::::::::::::::: |
>'´/ / _,.ノ|/ l.| :::::::::::::::::::::::: .|
,r7′_,.レァ‐‐'′、 l i l| __ |
/,厶イ_:.:/ ヽヽ. :l .| 〃. `ヾ | ○
/7 /:.:「 ゝL/| ::::..... |l 康 ||.. | _|_
/〈 /:.:.:.:', / // | :::: |l 熙 l|.. | /- ::: -\
∧',. ヘ /:.:.:.:.:.:', / 〃 | ヾー-‐シ | /:(● ::: ●)\ <ありがとう ですぅ
/ ヽヽ V:.:.:.:.:.:;.イヘ トr'′ .!  ̄´ | ( :::: (_人_) ::: )
l `ヽ >、フ:.:.:.:/:.:./ l └─────────────┘ ノ ヽノ ヽ
⊂_, l l、_つ
| x |
し- '^` -J
【 オプーナ夫】
133
l l
', ,'
ヽ / ┌──────────────────┐
\ / │康熙帝の熱心な教育もあって .│
` .、 ∠ │ .│
`>――‐<´ │この皇太子は │
_>―――<_ │ .│
.,,r''"´ `丶、 │満州語 漢語 武術 すべてに優れた .│
. / \. │ .│
/. \. │文武両道の立派な青年に成長する │
/ _ _ ヽ. └──────────────────┘
,' γ´ `ヽ γ´ `ヽ .',
,' ',
| ● ● |
l ・ ・ l
', ヽ、___,ノ ,'
ヘ .∧
i ヽ / }
,,〆ヘ \ / ノ`ヽ、
/、 入 `>-、______,,-‐<´ ,,イ \
. /、/ / \ / ヘ \
/ `>――――――――‐<´ \
【二阿哥 オプーナ夫】
134
___________
/´ , -‐- 、. / ┌──────────────────┐
. i /:::::::::: `''‐ 、..__,. ‐'´ヽ. / │また、血筋の点でも .│
. ! ,':::::::::: 、 ∨ │ .│
| i:::::::::: 、 、`''ー---‐''´ ヽ │皇太子の母は 満洲の名族だったので ....│
|. l:::::::: /へ.\` ー---‐ ´/,.ヘ │ .│
│ \:::::::: _\\, /∠_ | │外戚の強力な後ろ盾もあり ...│
|. /"ヽヽ:::==。=`,, /=。==│ │ .│
| { i⌒| |:::::` ー-‐' .::.\-‐ ´│ │その将来は、まったく問題ないように .│
/|. l ト、|.|:::::: ー-‐ ' ::::::::::: l::-‐'.| │ .│
/ | ヽ.._||::r':; -‐‐' r __::::::::::::: l ー、| │思われた │
_/ | /l!:::/:: ー----------ー'--.| └──────────────────┘
.! .| ./ ::|:::::::::: |
| │./ ::|::::::::::: ===== |\
| |/ ::|:::::::::::::... ,.イ .!`
| |\ :`'' ‐- 、::_:....... ,. ‐'´/| │
| │ \ ::::::::::::::::::`~`''"::::::::/ .| |
皇太子の亡き母皇后の叔父【索額図(ソエト)】
135
┌────────────────────┐
│ところが、強力なバックを持っていたことが ..│
│ ....│
│逆に 不幸の始まりとなってしまう │
└────────────────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
136
ヽエエエエエエエ〃77,ヘヽ
,∠_-‐ |/∠=:三| ┌────────────┐
/ ̄/へ |三三三| │強力な後ろ盾、といえば │
\ `´===。= .∠≡三三| │ ..│
/ `二ニ | l⌒iニ三| │頼もしそうだが・・・ │
. ∠ ,- ` ー- 、 |.|こリ:≡ニ| └────────────┘
<-ェェェェ-‐ | l ||_ンミミミ|
[´_ |\゙ミミミミミ|
l __,,⊥-‐'''´~ ̄| ┌──────────────┐
. └--ァ''"´ ___,,⊥ │つまるところ │
_,∠´-‐''''"~ ̄ |【索額図(ソエト)】. │ │
_o_ │子分をたくさん抱えている │
γ~三ヽ __o__ │ │
l二二二l ∧満∧ \__/ │「政治ボス」である。 │
8( `ハ´) ( `ハ´) 8( `ハ´). └──────────────┘
§(___)))__) §(___)))__) §(___)))__)
/∧_〃_| §| ) /∧__?|
(__)_) |________| (__)_)
⌒ ⌒
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/ 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\
( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´)
( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~)
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
(__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_)
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/ 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\ / 中\
( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´) ( `ハ´)
( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~) ( ~__))__~)
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
(__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_) (__)_)
137
┌──────────────┐
│だから皇太子は .│
│ .....│
│やがて 子分たちに頼まれて │
│ .....│
/0 ̄\ │政治運動を始めてしまい・・・ .│
|:::::::::::::::::|......└──────────────┘
\___/
___
/ \ < 陛下 お願いしたいことがございます!
/ u\ /\
| ・ .. ・ |
| ⊂⊃ |
\____/
/ ⌒ヽ ( ┌─────────────┐
/ ,_ \ \/\ \. │わが子かわいさのあまり │
と___)_ヽ_つ ヾ_ つ . │ │
│康熙帝は │
│ │
│うっかりそれを許してしまう │
/ ̄\ └─────────────┘
| |
\_/
| < うーむ まあ良かろう
/  ̄  ̄ \
/ ノ \. \
/ <●>::::::<●> \
| /// (__人__) /// |
\ ` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
138
∵:: . ∵:. : i::i_i::i_,‐、
∵∴∵ : . .. :∵..::::/U::∪:`U ┌────────────────┐
∵∴∵∴: : . . /:::::::\ ::(つ:::::::::::::::::ヽ │すると、皇太子派の政治運動は │
. : ∴∵ ....... : .:|::::::::::=-―‐‐ /:::::::::::::::::::::::::::,-,,,_ ‐-,,,_.... │ .│
.. : : ....:: :: . :::::::\:::,;-‐=ニ二_{:::::::::::::::::::::::::::::}_二ニ=-‐'''~ │次々とエスカレートしていき │
∵ ::..:: .::::::: __~'''‐- ヽ ~~"'''―-----―''' │ .│
∵:: :::∵/::::::::::::\ |ヽ::::::::::::::::/ ∴∵ . │歯止めがかからなく .│
∴∵::. ::/::::\::::::/::\ /:::::::::::::::::/ ∵ │ .│
∵∴:: .:::: |:::::::::・::::..::::・:::::::|...:∴:: │なってしまったのだ │
∵:..:.: /::::::ヽ::l:::::`i::::::' ̄`::::::::::|∵:: └────────────────┘
:/:::::ヽ|:::::::|;; ;|:::::::|:::::::::::::::::::/ ∴::
(::::ヽ;;ヽ:::ノ;;; ヽ:::ノ ! ̄ ̄ ̄
>‐'::/´:::::::::::::::::::::ヽ`ト、 .:∴:: . ∴∵∴
(::::::/0:::::::::::::::::::.::::::::::::', : .. ...::∴
∵ |o.::::::::::::::::::::::::::::::::::::}: :: ..... ::∵
139
┌─────────────────┐
│だがこれは、独裁君主制にとっては .│
/ ィ彡 / /::: ̄`ヽv_=二ヽ │ .│
/ / ノ/::::: ゙i| | │許されない行為である .│
l / ,'イ:::::::::: | ! └─────────────────┘
{ j,,、--.、,,_ ゙il
i f⌒iソ::::::~、'''='ヽ`' ヒニ`'}}
,' {{ ((::::::::: '´ |`'~ '/{
/f ?ヽ、ユ゙i、 _ _l ,'f´ ________
{ l | |ハ _ /リ /
ゝリ 从::::ヽ  ̄二`' / f < 組織にナンバー2は必要ありません。
{シンfル、_:::: \ / 乂 \
レ'从リ:::ll `'ー-、_'-、__/_从  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ::::ll:::ミ:::::::::frー、'Tニン:::|
r'´`''ー-、ミ:::::::::U::::ノ | | |;;;;|
140
┌────────────────┐
/ ̄\ │我慢しきれなくなった康熙帝は ...│
| | │ .│
\_/ │とうとう皇太子の廃立を宣言し・・・ │
ノ L__|___ └────────────────┘
⌒:::\:::::/::\ ヽ 二阿哥を廃立する!!
/ <●>::::<●>\ )
/ (__人__) \, `v'⌒ヽ/⌒ヽ/ ,. ‐- .. _
| |::::::| | / __ `` ー- 、
| |::::::| | , ィ/ ゝヽ ̄ヽ ー- '
\ l;;;;;;l /" _ / { {ヽ、_ ヽ' ノ_,.〉
\ `ー' \_ -ァー- 、_ ... -‐ ' ヽヽ、 `>、..ノ=┘
/j >-‐ ' ´/ / / / _ノ \ `ー '!
, -‐ 7´/{⌒| / _/ j >‐'
/ / //| 〉‐f/ \' ! ´
/ ,' > .|/ レ ゚ノ
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙
| |l || ||,/|| || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; ┌─────────────┐
| |l ||,/|| || || || | ; : ;:゙:# ;": :; ; : ;:゙: ;": :; │その身柄を 宮中に拘禁して │
| |l/.|| || || || || |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;"゙; │ │
/..|| || || || || || | ;;: ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙ │しまうのだった .│
| || || || || || || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; └─────────────┘
| || || || || || || || |; : ;:゙: ;/0 ̄\; ; ;:: .: " ;; ゙:::
| || || || |レ|| || || | ; : ;:゙:|:::::::::::::::::| : ;:゙: ;": :; #
| || || |レ|レ|| || || | ;;: ; : \___/ ; : ;:゙: ;": :; ゙
| || |レ|レ||_|| || || |;; : " ; :___ ;": :; ; : ": :; ゙;
| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ; ,;/ \ ; : ; ;": :;
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄/ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
レ||_|| || || || || | ノ ヽ、 |
|_|| || || || || | ・ .. ・ l|!|i |
./\ ' ̄` /\
| |_ __/ )
| |:::::::| |::::::::/ /
(YYYヾ____(YYYヽ
(____ノ--('___)ノ
142
┌──────────────┐
│ところが、こうして皇太子が │
│ .....│
│失脚してしまうと・・・ │
└──────────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
143
┌───────────────────┐
│今度は、たちまち他の皇子の間で ....│
│ ......│
│後継者をめぐる争いが 起きるのである。 │
└───────────────────┘
\ ★ (⌒ ) ☆ /
| ☆ \ ★ |::
*(⌒ ⌒ヽ ::/ \ // ゙i ,r'⌒ ⌒): ☆オレが皇太子になるぞ!
\ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ γ ⌒ ⌒ `ヘ* ッ⌒ ⌒ ⌒`) /
(⌒ ) ('⌒ ; ⌒ ::⌒ ) イ "" ⌒ ヾ ヾ ( ⌒:: ⌒ ; ⌒')::何を言うか!オレのがふさわしい!
:(´ ) ::: / ( ⌒ ヽ ( ::: ( `)* :
:(´ ( ) ::: ( ⌒ ヽ ( ::: ) ) ( ) `)
/ ̄\
| |
\_/
|
/ ̄ ̄ ̄\. ━━┓┃┃
/<○>:::::::<○>\ ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==- ┌──────────────────┐
-ァ, ≧=- 。 │まあ、争いといっても .│
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚ │ .│
≦`Vヾ ヾ ≧. │国をガタガタにするようなレベルでは .│
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・ │ .│
│ないのだけれど、 ......│
│ .│
│それでも面倒ごとには違いない。 .....│
└──────────────────┘
144
┌───────────────────┐
│康熙帝には │
_ │ ......│
/O \ │優秀な息子がたくさん居たので │
| .° | │ ......│
\_,/ │跡継ぎ候補は いくらでも居るのだが・・・ .│
| ◯. └───────────────────┘
/ ̄ ̄ ̄ \ ,-┴-、
/ ::\:::/::::\ r( n ◯
/ <●>::::::<●> \ > ,/ . ,-┴-、 ┌───────────────┐
| ///(__人__)/// | しー、_) r( n) │多すぎるのも困りもので、 │
\、 ` ⌒´ ,/ `/ <_ │ .│
/ . . ,\ し -一┘◯ . │われもわれも 自分こそがと、 .│
しイ ト、ノ ,-┴-、 │ │
| / .( ´・ω)... │やらかすのであった。 │
\ Y ,/ ◯ / っっ . └───────────────┘
`ー' ̄ ,-┴-、 └ー-、ぅ
◯ .r、´・ω・))
,-┴-、 > _/´
◯.n__n (´・ω・`) .し-一┘
,-┴-、 ノ c' っ
c('・ω・`)っ (_,'ー、_)
145
┌───────────────────┐
│特に熱心に 運動を繰り広げたのは・・・ │
└───────────────────┘
|ミ| |ミ|
|ミ| |ミ|
|ミ| |ミ|
|ミ| |ミ|
|ミ| 玉座 |ミ|
|ミ| |p|q| |ミ|
|ミ| _lニニニニl._ |ミ|
|ミ| _lニニニニニニニl_ |ミ|
|ミ| _」二二二二二二L_ |ミ|
|ミ| _」二二二二二二二二L |ミ|
|ミ| ┌┴─────‐───┴┐ |ミ|
|ミ[__l ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄L]ミ|
__| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄L_
/ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄\
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
_,,. ‐ ''' "~´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : :"'''' ―- ,,..
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : ::. : : : : : : : :: ''‐- ,..
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: : : : : : : : : : : : : : : :- ,..
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ''-
_____
/.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Y⌒ヽ::.| ともにあの高みを・・・
|::::::::ゝ ⌒ ⌒ |. ___
|::::::( ( ●) (●)| / \
(@ ::::⌒ノ(、_, )ヽ⌒). / ⌒ ⌒\ 目指しましょう!
| `-=ニ=- | . / ( ●) (●)\
\ `ー'´ / | 、___´__ |
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノ゙-、.. ヽ、 /
: | '; \_____ ノ.| ヽ / \
| \/゙(__)\,| i 徳妃の子【十四阿哥 できる夫】
良妃の子【八阿哥 いく夫】
┌────────────────────┐
│【八阿哥 いく夫】と【十四阿哥 できる夫】の ......│
│ ....│
│コンビであった .│
└────────────────────┘
146
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \
/ ::\:::/:: \
/ .<●>::::::<●> \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
┏━━━━━━━┓
┃ 四代..【康熙帝】 ┃
┗━━━━━━━┛
┃
┃
┏━━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
_____ / ̄ ̄\
/0 ̄\ /.::::::::::::::::::::::::::.ヽ / _ノ \
,.⌒ヽ γ⌒ ヽ |:::::::::::::::::| |.:::::::::γ⌒Y⌒ヽ::.| | ( ●)(●) ____
〈● ノ\ /\ ●〉 \___/ / ̄ ̄ ̄\ |::::::::/ ⌒ ⌒ | | (__人__) / \
ヽ彡' ヽ / ヾ_ノ ____ / ─ ─ \ .|:::::::〉 ( ●) (●)| | ` ⌒´ノ / ⌒ ⌒ \
. ) Y ( / \ / (●) (●) \ .(@ ::::⌒(__人__)⌒) | } / (●) (●) \
../γ⌒ ⌒ヽ\ / ⌒ ⌒ \ | (__人__) | .| |r┬-| | ヽ } | __´___ |
/ | | ヽ | ・ .. ・ | \ ` ⌒´ / \ `ー'´ / ヽ ノ \ `ー'´ /
| ヽ__人__ノ | | `ー' | / \ ヽ、___ ーーノ゙- .> <
\ `ー'´ / \____/
長男【胤?】 二男【胤ネ乃】 四男【胤?】 八男【胤祀】 十三男【胤祥】 十四男【胤ネ題】
きめぇ夫 オプーナ夫 やる夫 いく夫 やらない夫 できる夫
147
┌─────────┐
(ヽ,,. │この二人は ....│
__,,,,,,,))))ヽ,i彡, │ ....│
(・ │ ● 彡ミ ____ │生母の身分こそ .│
>イ| 彡| /\ /\ . │ ....│
 ̄| ̄ヽ_ 彡彡ミ /( ●) (●) .\... │低かったが .│
| / 彡ミ | __´ _ | └─────────┘
ヽ∠__彡ミ. \  ̄ /
彡彡彡彡彡\ミ ソ / )
/ 彡彡彡|____/ / ./ __
/彡彡彡彡彡彡{!!!____// , ‐' ´ ``‐、 / ̄:三}
| ___y /. /,. -─‐- 、. ヽ / ,.=j
/ \ ヽ ( _ ノ _,.:_'______ヽ、 .! ./ _,ノ
//\ \| \ \ ̄ ̄\ `‐、{ ⌒ ⌒ `!~ヽ. ! /{. /
丶◆| ̄ ̄ ̄ ノ と__ヽ \ `! ( ●) (●)`v‐冫 , '::::::::ヽ、/
| | ̄ ̄ ̄""\ .| {.⌒(__人__)⌒:::: 6',! / :::::::::::::::/ __
| | ヽ |ノ⌒ミ. 〈 |r┬-| .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
丶◆ \__| | )))ミ ヽ.、 ``ー'´‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠. ヽ_} ゙ヽ
徳妃の子【十四阿哥 できる夫】 ./ ((((. ,.r` "´ /:::::::::::::::::::ィ´ `ゝ !、 /
/ /ヽ ))). / / :::::::::::::::: ; '´ /´\ / r'\
/ /\ \ (( i ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
\ \ \ \ )),. { {:::::::::::;:イ / ?i:::::::/:::::::::::::/ \
\ \ // ヽ ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: /
┌─────────────────┐ 良妃の子【八阿哥 いく夫】
│ともに文武両道・上昇志向の性格で ....│
│ .│
│お互いに ウマがあったのである。 .....│
└─────────────────┘
148
____
/ \
/ \ /\ 母の出自が低いことは
/ (●) (●) \ 必ずしもマイナスじゃないんですよ
| ´ |
\ ⌒ / むしろ利点とさえ言えます!
/ ̄ ̄ヽ \
(「 `rノ \
ヽ ノ \
| | 「\ \
_____
/:::::::::::::::::::::::::::.\
_ |.::/⌒Y⌒ヽ:::::::::::.| そのとおり。
| ! .| ⌒ ⌒ i:::::::|
| ! .|(●) (● ) 〈::::::| 有力なバックが無いかわりに
| ! ,.-, (⌒(__人__)⌒:::: @) 余計な しがらみも無いから
.._,ノ ┴、/ ,/ .| |r┬-| |
. r `二ヽ ) i ..\ `ー'´ イ かえって公平に見られて
..| ー、〉 / _,,..ゝーー ../i\,,,,_ 浮動票が集まるんですよ。
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
| ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| /\ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
. ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
. √..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }
____
/ \ つまり、大多数にとっては
/ ⌒ ⌒ \ 私たち みたいなほうが
/ (●) (<) \ 神輿として かつぎやすい訳ですね!
| ___'___ |
\ ` n´ ,/
/ | | \
.. ノ .ュ
{ ..ニj
. | "ツ
149
_____
/.::::::::::::::::::::::::::.:ヽ
|.::::γ⌒ Y ⌒ヽ::::::|
|::::/ ⌒ ⌒ |:::| ┌──────────┐
|:::〉 (●) (●) 〈:::| │そして、しばらくすると ..│
(@ ⌒(__人__)⌒ @) │ ..│
| |r┬-| |. │【八阿哥】は 輿論の │
\ `ー'´ / │ ..│
>'1ミ二彡^ヽ、. │一番人気となり・・・ ....│
/ 个 ー イ 彡ヽ. └──────────┘
/ i ト/ミy@┬ ヘ
/| ̄|ヘ / ,h /| ̄ |
7|> ' /n `タ._k |
ゝ _ /彡イ `? 、...,,_} ┌────────────┐
__ >彡 '_ゞ_ゝニゝ、_ │「仏のいく夫」と呼ばれ │
< ミ三三彡彡へ r‐ァニ三彡ハ. │ │
〉ーニ二三彡彡1 l キニ三二?ヲ │後継者候補のトップと │
f⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒ハ. │ │
f⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒ 〉. │みなされるようになる。 .│
ゝ⌒X⌒ヽ?‐-<⌒⌒ メ⌒Y / ヘ . └────────────┘
( \ \ 〉-‐rく ,.-く ノ
`丶 _ へ ハ ) / //
, --───- 、.
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\ いく夫様こそ、
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ. 皇帝にしたい皇子ナンバー1ですね
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ. /´\__
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐ _,,/`ヽー/ \  ̄`ー‐-.、__
| l.、, -一 | ー─- lL_ ,イ´/ ∨ ∧ `ヽ、
| / \./ | ー-./ !. / / ,ィ::ヘ ,イ::::V:: ヘ:::..\ `ヽ `ヽ、
、 ' l. /\_ | _/ /\ / / |::γ´`'"´"|ヘ、. }ヘ:: ヘ ヘ、 \
ヽ X  ̄ ̄ /. / / i |'´ /` | } | ∨::. ヘ. ∧_ \
/、二二二二二二二二 く j / | j ,/ |. |.| ∨::: i:: ヘ`ヽ、\
/ / ( 〒)\ ヽ. | j , |:. | | || __∨: ,ハ::: ::. ハ \. {
! / / } !. { | | :;|: .| ___ || ┳━|:;/┥:: | :: | `|
∨ j ,| ::|:| ;┳━━ゝ |j ┃ ´ | ::: | :: | そのとおりや!
∨ ,| ./| ::|:| |┃ ' 、 ,'.ハ::: ト、: |
∨|/ :| ::|:|人 ,' `ー‐' ハ.}:: / \|
〈:( .r| ::ト、 `ー-‐' { j;人
`ゝ-,ヘ :|. \、 ノ ヾ、、
/::::::| |ヽ、ヾ、、 `ー-- ,..イ }}
/:::::::;;| |;;;;;`>}}‐-、-.-r-τ'´;;;::::::\ リ
〈::::::::::;;ヽ、|;;;;;/ ||`ヽ、 {、::〉ヽ;;;;;;::::::::/
\::::::;;;;;;;;;;;;ノ\ リ ,ヘ\./ ヘ_〉 ̄ メ、_漢人大臣【馬斉】
\:::;;;/ \,,/ヽム-‐'::::/ `ヽ
150
┌─────────────────┐
│ところが、これが逆に │
│ .│
│父・康熙帝の怒りをかってしまい・・・ ....│
└─────────────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ. < いく夫よ、いいかげんにしろ!
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
151
┌────────────────────────┐
│皇太子の地位を狙う陰謀の張本人と決め付けられ .│
│ │
│ 【八阿哥】は拘禁を申し渡されてしまうのだった │
└────────────────────────┘
/ ̄\
| | _,..ィ=z.、
\_/ /.三三三\
| / ニ三三三三ト、 < しばらく頭を冷やせ!
_|_\ ̄ ¨¨ ―- _ ン ! V三三三三.Vヽ- 、
.-´ ``ヽ  ̄ ー . / il { ー――-ミニ|三三ヽ < 馬鹿者めがっ!!
/::::::::::|:::::: `ヽ `ヽ/ i ! \ ノ三三./
/:::\::::::::<● > ノし `ヽ ,. _∠ ノ ヽ ` ー┬ァ 千三三/{__
/ <●>::::::::::⌒ ⌒ ,.r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ ‐ ´ \. {/ ニ三三ム三`ヽ
| ⌒(_人__) r-'γヽ `三 } ニ三三|三三 {
ヽ )vvノ: ノレ'"! /`ー- ..__ ,.、 < __...z==ニ三.,イ ヽ. ニ三/三三ハ
ヽ (__ン: ,// ! /三/l:i {{  ̄ーォ  ̄ ̄ ̄/┌────────────┐
ヽ_ .,/イ/ ! /三/ !{ |:! ヽ ,ィ′....│ _____ .│
⌒`、?ー-__ フ"/::::{ j ! / / ヽ.l:! i:l `ー- ._/´. │ ,r':::::::::::::::::::::::::::.\ │
ゝ、__,,.r'''",、 1/.::::ノ Y / ヾ.ヾ、 〈r 、 _.│ |.::,r'⌒Y^⌒γ:::::::.| │
:::...::: / 、( /:::} {::::::::.| ゙、/ \ヽ、 イ´ `ー ¨¨ │ | \:::/::::: ゝ::::::::| │
:::::....ノ//::::\.::::....\:::::| ゙、 ヽ≧z -- イ´ ー‐ァ ¨´..│<ー>:::::<一>。 )::::::| ..│
│j゚~(__人__)~゚。 :::.: @) .│
│゜\;,`⌒ ´.゜; u ,. | ..│
│ ゚;)`゛'゛' ゚,r'⌒j:゚ \ ...│
│ / /\/ / _, ゙i ...│
│;.と_ッ_;_と_,r'_(___つ ..│
└────────────┘
152
___
/ \
/_,ノ \ \ やれやれ、【八阿哥】は
/ (ー) (ー) \ ちょっと露骨すぎましたかね。
| ' |
,'⌒ _ \ ⊂ニニ⊃ / ┌──────────────┐
ヽ_ノ / \. │ちなみに、 │
│ │
│十四阿哥【できる夫】には・・・ ...│
└──────────────┘
_ - ―包 、
イ.::::::: -――-\
/ /.::::/ ヽ \
/ __〈::::ノ { { ヽ. } | :lハ ┌──────────────────┐
/<_ 小、> | \ーヽ \ ノlノィノ | │四阿哥 やる夫という │
/ </|_」 | f=ミヽ ィ7| / │ .│
/ | ヽ 、 || || レ'ィカ │同じく【徳妃】が生んだ ...│
/ 人 \_> r‐ ?ィ''〔 ノノ │ .│
/ ≧==≧\ \ | /{ 7 く__つ │十歳年上の同母兄がいるのだが・・・ │
/ ∠三三三三>ー一'´:.:.:.:..\>┤ └──────────────────┘
./ / ≧三三了.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,、<\| |
/ / /三三三∧:.:.:.:.:.:.:>ヘ {?}:l: ,-―、
| / : ::: ∨ /ニ>=イ: ̄ ̄ ̄`ヽ. |
| / : : :./: / /彡ヘ/ ─ ─`、_丿
| l | /: : / ∠斗―/ (●) (●) \
ヽ |/..: :/: .人:.:.:_ | (__人__) |
/..:.:.:.:../: : : ∧::::::\ ` ⌒´ /
ー―― : : :/ |::::::/ \【四阿哥 やる夫】
┌──────────────────┐
│盟友である【八阿哥】と違い、 .│
____ │ │
/ \ │【できる夫】は この兄が大嫌いであった。 ..│
. / _,ノ ⌒ \ └──────────────────┘
l^l^ln (●) (●) \
ヽ L 、 ` | あのキモ兄貴がなにか!?
ゝ ノ  ̄ ̄ /
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
十四阿哥【できる夫】
153
/ 'r‐、) l l ┌─────────────────────┐
/ `ー ' l l. │成績優秀・スポーツ万能・積極果敢 .│
/ ヽ l l 、_.. │ │
/ 、_ l | >二ヽ │性格もストレートで社交的という │
/ ー、 > ` ーz」斗'´ r ニヽj}..│ │
. / ___ ⌒ヽミ ^ー '7.....│少女マンガの王子様のような【できる夫】と .│
,/ / \ /\ , -' x┬┐ フィ/. └─────────────────────┘
// ( ●) (●)、 / {_j二} j′
. / :::::: __´___ \/ └r‐ } ホントに皇子様なんですけどねw
_,:ニ- ┐ `ー'´ i /l 丁
. / 下 、 _/ / 匸{
/ /ノ イ L.] ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..::..:
| T´ l | l :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. ゝ _ .ィ" / | | ┌────────────────────┐:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::
 ̄ / \ | |. │頭だけはいいけど スポーツは苦手、 │.::::::::::/ \: . :::
│ ....│::::::;/ ヽ、_ .ヽ.::::
│趣味はコスプレと聖地巡礼、 ...│:: /(●)) (( ●)) .ヽ
│ ....│.:::| (__人__)' i:
│何考えてるのかわからん半ヒキニートという │:::::\_`⌒´ .⌒ゞ'´
│ ....│.:::::::::::~'/⌒/⌒/ / |::::
│ラノベの主人公のような【やる夫】では・・・ .│.::::::::::::(つ/_/ /\.|::::
└────────────────────┘.:::::::::::(____/ .ヽ::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;/ / \ ._丿
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(__(___):: ̄: :: .:
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :::::
154
┌─────────────────────┐
│あまりに、住む世界が 違いすぎたのである。 ..│
└─────────────────────┘
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ __
/ \ /..::::::::::::::..\
/ " ̄ ̄` \ /..:::::::::::::::::::::::::.\
l '´ ̄` ( ●);;::: ヽ /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
l ;::( ●) "''"´ l | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
| ´"', | \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
l ヽ i ,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...`丶、
\ 、__,__, 丿 ノ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
\ / ↑
r- 、 ,-‐ ‐- 、_,,i-'"i`i、 ‐ /_,,| ヘ、 _ . -‐ 、 自分のコスプレ画像集出してる
ヽ、 \__ /:::::::::::::::::::::::::/::;;;;| ヘ、 ー',, / i;;;;;ヽ`' ̄::::::::::::::::::::: ヘ __
{ヽ、!゙`、.ゝr、 l`Y\:::::::::::::::::::::/:::::::::;i rゝ"、 !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i ,.、r-ィ'ヽ }ィヽ
.| | ll Y´ l ! ヽ-、 ::::::\:::_/! , '!::::::::入 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ィ´f i l i´ i l
.ヽ、゙、 ゙i ヘ | i ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:、:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f | } }´ l ! ,! i
`゙、. ヘ `"ヘ `l_ !、_r 、::::::::l Y:::::::l V/ 、/::::::::::::::::r´ ! ! ! | ソ .|' /
`ー'‐―、_ ! //´:` 、i /:::::::::| /:::::::`` 、::::::::::rr|::::.....r'゙ |'´ /´ //
┌─────────────────┐
│同じ母親から生まれながら、 ..│
│ .│
│兄弟の仲は昔からひどく悪かった。 │
└─────────────────┘
155
┌────────────────┐
│しかしながら .│
│ .│
│そんなキモオタ【やる夫】でも .│
│ .│
│皇子様だから3次元の嫁がいる。 │
└────────────────┘
(二二二ニ/二二ニ/二|二二ヽ二ヽ二ニニ)
//_/__//_/__//_/| |ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__| |_ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽ
二二二ニ/二二ニ/二二二//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ
//_/__//_/__//_/__///_/_//_/__//_/_ | |___ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__//○====○====○======.○=====○===○===○===○ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__//_| |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|__|_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
○====○====○====○===.| |││││││││││││││││|| .||===○===○===○===○===○
| |││││││││││││││││|| 雍 ||
| |┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴|| 親 ||
| |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|| 王 ||
___________| |││││││││││││││││|| 府 ||____________
\/\/\/\/\/\| |││││││││││││││││|| .||\/\/\/\/\/\/
/\/\/\/\/\/| |││││││││││││││││| ̄ ̄|/\/\/\/\/\/\
""" ̄ ̄ ̄'''''''''''''''""""" ̄""" ̄ ̄''''''''''""""""""""""""""""""""""""" ̄ ̄'''''''''"""" ̄ ̄ ̄ ̄"""""""""
156
┌────────────────┐
___. │それも、たいへん腹の立つことに .....│
/ ⌒ ⌒\. │ .│
/ (⌒) (⌒) \ │たくさんの嫁が居る。 .│
/ ///(__人__)/// \ └────────────────┘
| `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/ こう見えても、やる夫は皇族だから当然だお!
/ヽ ー‐ ィ⌒ヽ
rー'ゝ 〆ヽ .).
ノヾ ,> ヾ_ノ,ヽ}
ヽ ヽ| ヽ_ノ
雍親王【やる夫】
/ ̄ヽ-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、´ ̄ヽ/ ̄ヽ-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、´ ̄ヽ/ ̄ヽ-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、´ ̄ヽ
ヽ__/:::::::::::::::::::::::::::::::::\ノヽ__/:::::::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ__/:::::::::::::::::::::::::::::::::\ノ
//::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::ヽ...//::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::ヽ. //::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::ヽ
〃::从::从::从::从::从:l::|::: i|〃::从::从::从::从::从:l::|::: i.〃::从::从::从::从::从:l::|::: i
レ!小l( ●) (●)从:::|;::i|..レ!小l( ●) (●)从:::|;::i| レ!小l( ●) (●)从:::|;::i|
レ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::|ノ/ レ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::|ノ/.....レ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::|ノ/
ヽ、 ∩ノ ⊃ j::// ヽ、 ∩ノ ⊃ j::// ヽ、 ∩ノ ⊃ j:://
/ _ノ イシ丿. / _ノ イシ丿 / _ノ イシ丿
::::/ /|ヽy/::1ー::ヽ、 ,::::/ /|ヽy/::1ー::ヽ、... ,::::/ /|ヽy/::1ー::ヽ、
正福晋 側福晋 側福晋
○'´ ̄ ̄`ヽ○ ○'´ ̄ ̄`ヽ○ ○'´ ̄ ̄`ヽ○ ○'´ ̄ ̄`ヽ○ ○'´ ̄ ̄`ヽ○
//:::::::::::::::::::::::、:::ヽ... //:::::::::::::::::::::::、:::ヽ... //:::::::::::::::::::::::、:::ヽ... //:::::::::::::::::::::::、:::ヽ... //:::::::::::::::::::::::、:::ヽ
〃::从::从::从:l::|::: i| . 〃::从::从::从:l::|::: i| . 〃::从::从::从:l::|::: i| . 〃::从::从::从:l::|::: i| . 〃::从::从::从:l::|::: i|
レ!小l(●)(●)从i| . レ!小l(●)(●)从i| . レ!小l(●)(●)从i| . レ!小l(●)(●)从i| . レ!小l(●)(●)从i|
レ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|ノ......レ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|ノ......レ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|ノ......レ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|ノ......レ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|ノ
ヘ,、 __, イ ヘ,、 __, イ ヘ,、 __, イ ヘ,、 __, イ ヘ,、 __, イ
格格 格格 格格 格格 格格
157
┌──────────────┐
│しかし、2次ならともかく .│
│ │
│リアルに それだと .│
│ │
│けっこう たいへんである。 .│
└──────────────┘
\ ヽ | j /ー-、L -、ヽ./
_ ヽ \ ヽ{、 / ,. ‐ヘ/`ー'ー 、-_--
 ̄ /フー-. ._ヽ、ヽ _j 〉 フ´ l ヽ\  ̄
//: : : : : : : :`丶ト\ { 〈 / l , l l | lヽ
. /./‐: : / . : : . ! !:ヽj! ヽ ヽ ト、| / / /,レ ノl ! !l jト ヽ
/':. : : :/:/: . . : j: ト:. :}丶 l ヽト、 _| レ、_{ ! / /-j/ !/ /リ/ }
:.: : : :/:/: : : /l、ハ:.ト、 :\ー' lト、 /rK / /-‐ ' /┴_-、
:.: : : l{ {:.:/ ス' \ノ , ! /ヽ´ { } `ヾ! ,. へ、 ´r_‐'く1
:.:. :. :{ヽ´ _{:}` jく _〈 l く / 勹 ´<ゝ!
、:.:.:.:..\ / 7 j ヽ <_ - ´ ̄ ´ ノ'
` ー, ´ ----- 、 ,′/へ / \ `
∧ィ- _ / / r/ ヽ rー' ` _ー------‐ ´
/ -‐  ̄ / jl l { ` へヽ
,. '´_ = ' }l } ト
---┬‐‐ ´ /´ j! \ヽ
l:!: :| | !| lハ ヽ \、-、
ヽl:j!:| /' ヽ \ \ー\、
____ ┌─────────────┐
/_ノ ヽ、\ │当たり前だが、 .│
/( ●) (●).\ │ │
/ (__人__) u. \. │嫁がたくさん居ると ..│
|ni 7 ` ⌒´ . |n. │ │
l^l | | l ,/) U l^l.| | /). │それだけトラブルも多いのだ .│
', U ! レ' / . . | U レ'//)... └─────────────┘
{ 〈 ノ /
..i, ."⊃ rニ /
."'""⌒´ `''""''''
158
┌──────────────┐
│さらに、 .│
│ .....│
│嫁どうしの争いにくわえて ....│
│ .....│
│息子たちのゴタゴタもある。 ...│
└──────────────┘
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ やる夫にも息子が居るんだお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
┃
━━━┳━┻━━━━┳━━━━━━┳━━━━
┃ ┃ ┃
,. -― 、 , ─ 、 i
/ (● ●). / ノ 、 ヽ. , ┘ノ 、
ゝ {トェェェイノ | (● ●) |. l ・ ・ ※長男・二男は早死にした
` ̄´ ヽ(_人_)ノ |@ (__人)
三男【弘時】 四男【弘暦】 ヽ ノ
DQN 神童 五男【弘昼】?
┌──────────────────┐
│雍親王府には それぞれ母親の違う .│
│ .│
│3人の息子が育っていたのだが・・・ ...│
└──────────────────┘
159
┌─────────────────────┐
│比較的地位の高い母親から生まれた三男は ..│
│ ..│
│かなりのDQNだったので・・・ ......│
└─────────────────────┘
____
/ \ ┌─────────────┐
/ \.. │弟たちを いじめないかと │
/ U _ノ ヽ_ \. │ │
| (一)|lil|(ー) | │心配である ....│
/ ∩ノ ⊃_) / . └─────────────┘
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| | ┌────────────────────┐
\ /___ / │特に四男【弘暦】は 母の地位が低いうえ .│
│ │
│優秀な子だったから、目をつけられやすかった │
└────────────────────┘
┌───────────────────────┐
│ ____ .│
│ / \ ....│
│ / \ ......│
│ / (●) (●) \ ....│
│ | (トェェェェェェェェイ) | ......│
│ \ \ェェェェェ/ / │
│ | | ....│
│ || / | │
│ || ./ || ...│
│ (_| r / (_)=|三三ラ │
│ ヽ |/ │
│ >__ノ;三男 ......│
│ │
│ | ..│
│ /  ̄ ̄ \ / ̄ ̄\ │
│ / _ノ ヽ、. \ /::::::: /( ;:;:;) ....│
│ | ・ ・ |. /:::::::::o゚((;:;:;:;)(●))゚o .│
│ |@〈〈(__人__)〉〉@| .|::::::u::: (__人__) .│
│. l 〉〉|!!il|!|!l|〈〈 }... .|::::::::::::: `⌒||| .│
│ | 〈〈 .|!!il|!|!l| 〉〉 .} . ヽ::::u::::::: メ / │
│ ヽ 〉〉|ェェェェ|〈〈 /.. /::ヽ::::::::::: ノ .....│
│ __ヽ ノ__ /:::: く ....│
│ 五男 四男【弘暦】 ...│
└───────────────────────┘
160
┌─────────────┐
│と、そこに助け舟が現れる! ..│
└─────────────┘
|┃三 / ̄\
|┃ | |
|┃ \_/
ガラッ. |┃ __|__
|┃ ノ// ./:::\:::/:::\
|┃三 / <●>::::::<●> \ おう、やる夫
|┃ / (__人__) \ 元気だったか!
|┃ | l;;;;;;;l |
|┃三 \ l;;;;;;;l /
|┃三 / ̄ ̄ヽ`ー'ノ ̄ ̄ ̄\
┌───────────┐
│父帝・康熙帝である ....│
└───────────┘
161
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \
/ \ / \ おまえの四男は、ずいぶんと見所があるのう。
/ ⌒ ⌒ \
| (__人__) | あの孫は 将来が楽しみじゃ!
\ ` ー´ /
/ ̄ ̄ ̄ (:::) ̄ ̄ \
/ ,-| |、. \
/ ,三) 【康熙帝】
___
/ \
/ \ はい、でも・・・いろいろあって
/ ノ ヽ、_ \ 十分な教育ができるかどうか 悩んでますお
| ( ●) (● ). |
\ l^l^ln__人__) /
/ヽ L⌒ ´
ゝ ノ康熙帝の4男【やる夫】
162
/ ̄\
| |
\_/
__|__
/ ::\:::/::\
/ ⌒ ::::: ⌒ \ ならば どうじゃ。
/ (__人__) \ あの子を宮廷で学ばせては どうかのう
| `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/ 宮廷なら、レベルの高い教育も ほどこせるぞ!
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
____
/⌒ ⌒\
。o(゜>) (<゜)o 。 ぜひ お願いしますお!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| | て
\ `ー'´ /( `´) そ
/ \ノ ノミ
|\ \・ ・ \____ノ
163
┌────────────────┐
│というわけで【弘暦】は │
│ .│
│母の身分が低かったために・・・ .│
└────────────────┘
┌──────────────────────┐
│父【やる夫】と同じように、 │
│ │
│子供時代を 清朝宮廷で 暮らすこととなった .│
└──────────────────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
n
l^l.| | /)
| U レ'//)
___ ノ /
/ ⌒ ⌒\ rニ |
/ (⌒) (⌒)\ ヽ /
/ ///(__人__)///\ / ` / 義母上、お久しぶりですお
| `Y⌒y'´ | /
\. ゙ー ′ ,/ /
/⌒ヽ ー‐ ィ /
/ rー'ゝ /
/,ノヾ ,> イ
| ヽ〆 |
雍親王【やる夫】
_ _
/  ̄∨).,.:::<三>/:::\_/:::ヽ
/ )ゝ<ニ/:::/:::::::::r:、:::::l
/ ( く二ニ/:::/:::::::://∧:!::::i
! __て三::///:::::://// l:::/ あら!【やる夫】ちゃん・・・
__i ん三三:/ /::::::メメノ .|∧
/ /ゝ>てク;⌒>"´/ |::::;ヾ?.ュミ`/ 丿 じゃなかった、雍親王殿下。
\ / トヾト{ (( |:/ ` ┴′/ヾfj
\\ノヾ;ヘ;ヽこ |' / , / お久しぶりね!
/ ヾ7 i:!ヽ \◯ }
/___し i i ヘ ヽ二ア ′
/ //! __」__ `、 ゝ /
/ // | 〉ー─` ミ 、> ._ ,′
/__7 レ:::::::::::::::::::::ヽヽ、:::::>.、 ノ
/ ソ:::::::::::::::::::((__) ヽ/:::}
/ /ー-:::、:::::::::::::( (⌒) レリ 【康熙帝の貴妃 イ冬妹】
164
____
/ \ かくかくしかじか。
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ こういうわけで やる夫の息子を
| (__人__) | 預かってほしいんだお
/ ∩ノ ⊃ // ∩ノ ⊃
( \ / _ノ \/ _ノ
.\ “ / . \ “ / __
\ / /\/ / ◎ \
\ \ . ヽニニニノ
\ \ \ ./ ─ ─ .\
> > >. / (●) (●) .ヽ よろしくお願いしますぅ
/ / /. .| (__人__) |
/^) `⌒´ |
/ / .ヽ /
( ' ̄. ヽ ノ ̄丶
 ̄ ̄| = ̄// | |
| // | |
__ ,,,,,_ ___
_.,、r=<:::/:::::::? `ヽ
,.r‐ク´::::::::::`:ヽノ\:/:::i:::iヘ ',
/ {ト、::::/ヽ-イ::::::::ヽソハノト, j
{ {ヽ:::/::::::::::!::::::ト;:::! '!}< __ わかったわ。
ヽ ∨/|::! |::|::|:!::::| |::| l\/
く>rヘ::::|::! |::|::|ヘ::::l !:i. __ ├メ でも さすがに私はもう 年を取りすぎてるから
/ !r‐i:||丁|::ト、ヾ!i/´__ l ム 【グワルギャ氏】ちゃんに お世話させるわね!
く !ヾヘリ r==、 { ´ ̄` l/ |
\/! l ヾ〉 〉 ,! :!
l ! !Oヘ ____ /|| .!
,' l/ i 、 ` ー´ / !l'´
/ i! 「二ヽ> イ「i |l
,..r:ー-く..__/|___ノ::::::((入 人::| !| ___
/:::::::::::::::::::::l !:::::::::ヽ::::::::((::Υ:))::ヽ|.l、___/´::::::::::`ヽ、
/:::::::::::::::::::::::l i:::::::i::::::\::::::::::||:::::/:::::!.|::::::ヾ:::::::::::::::::::::'.,
,':::::::::::::::::::::::::| |:::::::';:::::::::::'、::::::!|::/:::::::| l:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::',
【康熙帝の貴妃 イ冬妹】
165
_」ヽ /|
/ ゙V´∠イz‐ 、_
/ , ヘ,_/ ヽヽヽマ´
// // ^´  ̄ `^`ヽ\ ゝ
_,// 〃 , , 、 \ヽ、
,ノイ| l/ //,ハ| .l | .,ハ,l lハ|`
小| l/ .⌒ |,| ⌒ | l |
l从 | (●)\l(●),ルリ よろしく!
ノハ小 l〃 (__人__)..l,/
//ヽゝ n.lr┬|n ,イi 私を本当の母親だと思って
|!〃lヽ>l ^)ー(^|_ リ なんでも言ってね
γ::::lヽlムレl:::ヽ
l:::::,l::::|∞|::::!::::l
ヽ::::;ノ ゝ;:::ノ
ノ , , 八
/ / ハ ヽ
【康熙帝の嬪 グワルギャ氏】
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (<) \ よろしくお願いしますお!
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/_∩ ー‐ \
(____) |、 \
| |/ /
| ⊂ / / ̄ ̄\
| し'. ./ ⌒ ⌒\
\ 、/ / / (⌒) (⌒) ヽ お願いしますぅ
\/ / .| (__人__) |
_/ /``l .| `⌒´ |.
(____/(_/ ヽ ./
ヽ ノ
166
┌───────────────────┐
│こうして 【弘暦】は ...│
│ │
│【イ冬妹】の庇護のもと、 │
│ │
│【グワルギャ氏】に養育され 育つのだった。 ..│
└───────────────────┘
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~ ~ 紫 禁 城 ~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒.. ミミ::l
三三, ,,三三 三三, ,三三 ,三三 三三 ミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ?
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ |彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
167
┌────────────┐
│そして、一流の官僚に ....│
│ │
, ─── 、 │学問を教わり・・・ .│
/ /⌒ ⌒ヽ \ └────────────┘
/ , -| ・|・ |‐、ヽ
/ / `ー ●ー ヽ / ̄ ̄\
l | 三 | 三 |. / ─ ─\
| l \ | / l / (●) (●)ヽ
ヽヽ ヽ、 ____|___/ /_ .| (__人__) | __
>━━━,-、━━━ ( _ ).. .|. `ー'/ ̄ ̄⌒/⌒ /
/ / ヽフ ヽ / (⌒\ / 四書 / /
i\ \ ,(つ 五経 / ⊂)
.| \ y(つ /,__⊆)
┌────────────────┐
/ ̄ ̄\ │また、皇子たち(やる夫の弟)に .│
/ 「 \ │ .│
| ( ●)(●) │武術を習ったりして成長する。 ....│
| | | └────────────────┘
| __´___ノ
| `ー'´} / ̄ ̄\
ヽ }. / ヽ \
ヽ ノ mm / ( ●)ヽ
/  ̄ ̄ ̄ つノ.... | (__人_)
| | ̄ ̄ ̄. | `⌒ノ
十六阿哥【できない夫】 ヽ ./
/´ヽ ノ \
/ _____\__r、_______ r、
| |-f二≫ =ニニコニ |l三r‐iiiiiiiiiiiiiiiiii―-、lニニニニ仁li
. r‐fココココ\ \'~ ⊃)‐ュi====ュ!=「_,,!!!!mm||,,___,,,゙ゥ-――┘
. |_ |l \__丿‐-'~ ~\_ノ  ̄
. !「 || l|三:(
. ゙゙===''  ̄
168
* ./ ̄ ̄\ + 。
+ 。./ ⌒ ⌒\ + 。* ┌───────────────────┐
/ (●) (●) ヽ │で、さすが神童。 │
*..| ⊂⊃(__人__)⊂つ+ 。 │ ..│
+ 。 .| `ー´ .| + 。 │【弘暦】は学問・武術に優れるだけでなく .│
ヽ / │ │
/ ヽ /\ │性格もよく、度胸もあり .│
/ :::i \ . │ │
/ / ::::|_/. │父と違って 可愛げもあったので・・・ │
\/ ::| . └───────────────────┘
| ::::|
.. i \ ::::/
,、-'. \ | ::/.'-、
/ |\__/ / \
/. \___/ i
l ア イ ド ル /
゙'-、, _______ ,、 -
┌────────────────┐
│あっというまに清朝宮廷の .....│
\. │ .│ ..../
\. │アイドルに なってしまうのである ....│./
\.. └────────────────┘
,r=ヽ、 r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、 / _,r'´
j。 。゙L゙i rニ二`ヽ. Y",,..、ーt;;;;;;;;;;;) _,r'´
r-=、 l≦ ノ6)_ l_,.、ヾ;r、゙t lヲ '・= )rテ-┴- 、 _,r'´
`゙ゝヽ、`ー! ノ::::::`ヽ、 L、゚゙ tノ`ゾ`ー ゙iー' ,r"彡彡三ミミ`ヽ _,r'´
にー `ヾヽ'":::::::::::: ィ"^゙iフ _,,ノ , ゙tフ ゙ゞ''"´ ゙ifrミソヘ,
,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ ゝ-‐,i ,,.,...、 ヾミく::::::l _
ゝヽ、__l::::ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ヽ,/ / lヲ ェ。、 〉:,r-、::リ ___,.--―――' ''''"""
W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i / ,, 、 '"fっ)ノ::l
 ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,-ゝ、'″ /,/`ヽl : :`i- 、ヽ ,.:゙''" )'^`''ー- :、
lミ、 / f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:イ`i /i、?i .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙
! ヾ .il l l;;;ト、つノ,ノ / /:ト-"ノ゙i ,,.:ィ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. l ハ. l l;;;;i _,,.:イ / / ,レ''";;;;`゙゙" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; _
人 ヾニ゙i ヽ.l yt,;ヽ ゙v'′ ,:ィ" /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ̄ ̄――- _
r'"::::ゝ、_ノ ゙i_,/ l ヽ ゙':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ̄ ̄――- _
` ̄´ / l ヽ ヾ"/ `゙''ーハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ l ゙t `' /^t;\ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;
169
┌──────────────┐
│そして康熙帝も ....│
/ ̄\ │ .....│
| | │このかわいい孫には ...│
\_/. │ .....│
__|___ │格別に 目をかけるのだった ..│
/ \. └──────────────┘
/ ─ ─ \
/ <⌒> <⌒> \ わしは良い孫をもったわい!
| :::::: (__人__) :::::: |
\. `ー'´ /ヽ
(ヽ、 / ̄) |
| ``ー――‐''| ヽ、. |
ゝ ノ ヽ ノ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__ ,,,,,_ ___
_.,、r=<:::/:::::::? `ヽ
,.r‐ク´::::::::::`:ヽノ\:/:::i:::iヘ ',
/ {ト、::::/ヽ-イ::::::::ヽソハノト, j
{ {ヽ:::/::::::::::!::::::ト;:::! '!}< __
ヽ ∨/|::! |::|::|:!::::| |::| l\/
く>rヘ::::|::! |::|::|ヘ::::l !:i. __ ├メ
/ !r‐i:||丁|::ト、ヾ!i/´__ l ム 【弘暦】ちゃんって、
く !ヾヘリ r==、 { ´ ̄` l/ | ホントすごいわね?
\/! l ヾ〉 '''' 〉 "" ,! :!
l ! !Oヘ ____ /|| .!
,' l/ i 、 ` ー´ / !l'´
/ i! 「二ヽ> イ「i |l
,..r:ー-く..__/|___ノ::::::((入 人::| !| ___
/:::::::::::::::::::::l !:::::::::ヽ::::::::((::Υ:))::ヽ|.l、___/´::::::::::`ヽ、
/:::::::::::::::::::::::l i:::::::i::::::\::::::::::||:::::/:::::!.|::::::ヾ:::::::::::::::::::::'.,
,':::::::::::::::::::::::::| |:::::::';:::::::::::'、::::::!|::/:::::::| l:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::',
,_ _
、-ー'`Y <,___
r-、 __≦ー`___ _二z<_
/て ) > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
( _ノ <之′Y´/ \ はい、持ってますよ!
ゝ、 〈 >{ ,' | 、 , ,. ,.l , ゙i
./ ハ::::ヽ|.!.、{ | 寸寸T ハT7} ィ, l あの子は間違いなく、
/〃 ヘ::::ヽJ゙i, ゙i ゙i (>) (<)| ハ| 何か特別なものを 持ってますよ!!
i ! \::::::゙i|゙i'(1 ,,,(__人__),,,|
丶丶 _ >゙iTィ.,_ lr┬| _ノ
ゝ'´-::、_::::::y-、:::::::ヽ`二´::::\
〈::::::::::::::::: ̄ う ´  ̄ ̄`i、::::::ヽ
`ー― ?、__ノ j >:::::/
/ r'^ヽ'´:::/
,′ `く__ノ 【和嬪 瓜爾佳(グワルギャ)氏】
170
●
●
┌─────────────┐
│いうまでもないが .│
│ │
│この【やる夫】の四男・・・ ....│
└─────────────┘
●
●
●
::::::::::l ';::::::::
' ― ―‐ -- 」 L_:::::
【愛新覚羅 弘暦】こそ  ̄ ̄ ̄
__,. -┐
_ ,. -‐ '' ´ :::::::::', やる夫の後を継ぐ .r::- _
:::::::::'、 /:::::::: ´` '
::::::::':、. 清朝六代目・・・ ,.:':::::::
::::::::ヽ /:::::::
::::::::丶 ,.::'::::::::::
::::/ ,:、 / ̄ ̄\ _,..:'::::::::::
/ ,..':::::::> / \ /.\ ... く::::::::::
/ ,.:::::::: / (●) (●) ヽ、 \
/ ,.∩ | (__人__) |.`、 ∩
/ , ' l ヽ∩ | |il!il!il| |. ∩ノ j
/ , ヽ ノ ヽ. |ェェェェ| / ヽ ノ \
/ , ' | ヽ ヽ ノ / j \
/ , ' \  ̄ ̄  ̄ ̄ / `、 \
./ , ' \ / `、 \
before
↓
↓
↓
171
↓
↓
↓
after
マ=-` `ヽ ∧|ヘ
V `ヽ ヘ ∧ ゙.} } /
乂ゝ、 \ヘ|ヽ,、 .} / レ
マ ゝr^ヽ>´ ヽ ヽ/ / ┌─────────────┐
V { r ヾ ヽ y │すなわち、 ..│
/ :ヽY´ ゝ `弋ゞ`ノ │ │
_ / :::::::/ L _ 」 、 f´. │【乾隆帝(けんりゅうてい)】 │
r ≦¨ ≧``'' 、`丶\ ,゙-‐ `,,,,_ │ │
_ 」_,,..-一=-、., `ヽ`ヽ<;;;/、;;;r ´ ヘ,,,_ │である。 │
/ ヘ 、 ヘ;;Vヘ{ ヽ. └─────────────┘
/ ハ `ヽVVヘ }
. { ハ \Vヘ l
. .{ }==- 、ヽ/V l
V } _,,.;;;;;=ヘ ノ
ヽ _,,..-一=- ..,,__ノ.''"~´ }}ヽ ヽ= ゝ
ヽ- ,,..-≦ ヘ;;/ }} } ;;;{_ { ←「やる夫は蒼穹のスバルを掴むようです」様より
V _,,..-≦ / /、_ _,,..-一='''"ヽ>、}
ヘ >´ /;;;;ヽ`''=-、`丶、 ̄ヽ} }ヘ=- ,
ゝ=´ ./;;;;;;;;;;} ヘ ≧丶、`丶/ ノー 〈
ヽ /;;;;;;;;;/ }、 >´ };}ヽ\ ハ
やる夫の四男 【六代皇帝 弘暦】
172
|
|
,--────-- 、 ┌───────────────┐
,′ `、 │ちなみに五男のほうも │
,′ `、. │ ...│
,′ _ノ \ `、... │のちに立派な阿呆に成長し .│
| ● ● |. └───────────────┘
| @ @ |
| / .! ヽ | 何を隠そう、荒唐王爺【和親王】とは オレのことだっ!
| ヽ__/ \__/ |
| ヽ二ノ /
ゝ /! ┌─────────────────┐
ヘ、 / | │中国におけるバカ殿の代名詞として ....│
ノ\ / | │ .│
_,..-ー''"´ ` -- ' `ー-、_/`). │名を残すのであった。 .│
(`ヽ、/:;:;:;:;:;,-、:;:;| |「ヽ:;:;/:::/\. └─────────────────┘
\:::\:;:;:;/::::|:;:;:;:;| ||:::..∨::/:;:;:;:;`V´}
(`ヽ、 />::::`ヽ' :::.!;:;:;:;| ||::::::::::^ヽ、__/:::ノ、
\:::\r'´::::<>:::::::::..ヽ、;| /:::::::::::<>::`ヽ::/:;:;l
\::::::<>:::::::::::::::::::::...\ /:::::::::::::::::::<>::::/:;:;:;|
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\ /:::::::::::::::::::::::::::::/:;:;:;/
l \::::::::::::::::::::::::::::::::::....> , ヘ、:::::::::::::::::..__..::'´:;:;:;/
ヽ、 ` ─-- ..::::::::./ \/ \::::::::./:;:;:;:;:;:;:;/
\:;:;:;:;:;:;:;:;:;\/ \ >、/:;:;:;:;:;:;:;:;/ ←バカのふりしてたとの説もある
\:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ \ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/
やる夫の五男 【和親王 弘昼】
173
ζ / ̄\
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ | |
. / \ |\ .\_/ /|
/||| へ.__, ,_ノ |||| \\ _.|__ //_
||||| (・) (・) ||||| // \\
6|----◯⌒○----|9 //___ __\\
|/ _|||||||_\| // \(●)\ /(●)/ \\
\ \_/ / | | / ̄(__人__) ̄\ ||
\____/ \ \/ ` ⌒´ .\//
┏━━━━━━━━┓ 《ゝ ___ "` ___ ィ∠》
┃初代 【ヌルハチ】...┃ ∧ __|――|__ /\
┗━━━━━━━━┛ 【イ冬養正(とうようせい)】
┃ ┃
/ ̄\
(⌒Y⌒Y⌒) | |
/\__/ \_/
./ / \ /\ _|__/ヽ
./ / ⌒ ⌒ \ /\ /::::\
(⌒ / (・) (・) | . |(●) (●)、.:|
( (6 つ | | ,(__人__), ::::|
( | ____ | | .|r┬-| .:::::::|
.\ \_/ / \ `ニ´ :::::/
\____/ /`ー‐--‐‐―´\
┏━━━━━━━━┓ 【イ冬図頼(とうずらい)】
┃二代.【ホンタイジ】...┃ ┃
┗━━━━━━━━┛ ┃
┃ ┏━━━┻━━━━━━┓
┃ / ̄\ ┃
┃ | | / ̄\
_____ \_/....ー-く | |
/ \\\\\ _, -‐'´: : ` | 7: : : : : l| \_/
/ \\\\\ {「: :`ヽ: : : ;r-トヘrィZ_: :ソ /\ _|__/ヽ
/ /  ̄ ̄ ̄ ̄\ 〉: : :{レィ^ー'′ ヽ \ /'''''' '''''':::::::\
|/ | ∠,ニ_/ / l| l lト、 V |(●), 、(●)、.:|
(6 ´ っ` | / | l ,」-ト H|、! l| | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
| ___ | / ー- 、」l 乂托ミヽノ抃!レヘ./ | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ \_/ / 了二___}仝八_ソ ,ヾ' に_〉 \ `ニニ´ .:::::/
\___/  ̄{二ニZにZ_ ー ' 乂 /`ー‐--‐‐―´\
┏━━━━━━━┓ `ヽフ ーュ-イ-、 【イ冬國維(とうこくい)】
┃ 三代..【順治帝】 ┣━━━┳━━━━ 【イ冬氏】 ┃
┗━━━━━━━┛ ┃ ┃
┃ ┃
┃
┃ ┏━━┻━━━┳━━━━━━┓
┃ ┃ ┃ 【ロンコド】
/ ̄\ ,,..-‐::''''''::ー:.、
| | .,r"::::::::ハ::::∧:::::::`.、 _ _,. -‐<⌒ヽ、
\_/ /::::::::::/,/'レ' 'ヽi、::::::', / }: : :_: : :_;≧、!
| i::::::::::/ ⌒ ⌒ヽ、::i { ,イ/: ;∠Vコ: :l: : ヽ
/  ̄  ̄ \ !::::::::::i (●), (●) i':::i.... `オヲ/,ィ ,厶 /.:,ム: l: :|
/ ::\:::/:: \ |:::::::::::| ,ノ(、_,)ヽ、 i::::i.. // //-|: ,仮丁 Zィfリ川V
/ .<●>::::::<●> \ |:::::::::::i ト‐=‐ァ' |:::i.. レ' / ヽ、」/,,,`´ `´!′
| (__人__) |━━━ i::::::::::::i `ニニ´ ノ::::i V ,.ニ=ミュ- 二..ノ
\ ` ⌒´ /. i::::::::::::i|`ー-- r-一'"::::::::i 【イ冬妹】
┏━━━━━━━┓ 【イ冬姉】 乾隆帝の保護者
┃ 四代..【康熙帝】 ┃ 雍正帝の育ての親
┗━━━━━━━┛
┃
┃
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
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┏━━━━━━━┓
┃ 五代..【雍正帝】 ┃
┗━━━━━━━┛
┃
┃
/ ̄ ̄\
/ ─ ─\
/ (●) (●) ヽ
.| (__人__) |
| `⌒´ .|
ヽ /
ヽ ___/
┏━━━━━━━┓
┃ 六代..【乾隆帝】 ┃
┗━━━━━━━┛
175
本日は以上です
ありがとうございました
次回は未定です
177
乙です
やる夫の続きが待ち遠しい
180
乾隆帝は最初から目をかけられてたのか。後半はやる気なくしちゃったんだっけ?
182
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