サトシ「すげーことに気がついた」 Part2back

サトシ「すげーことに気がついた」 Part2


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4:
その後、サトシは順調にバッジを集めていった。
現在バッジはクリムゾン、グリーン、グレー、ブルー、オレンジ、レインボーの6つ。そのどれもが圧勝だった。
戦闘が無敵のサトシにとってダンジョンは酷く面倒だった。
個体値最悪のグレンだったがそのタイプの前にはどのポケモンも足元にも及ばず、敵はまったくのダメージを与えられないままだった。
育てていくうちにこのポケモンはサトシタイプの技しか覚えないことも分かった。
グレンLV40、いまだにノーダメージ。弱点はPPという伝説になりつつあった。
98:
サトシ「さて、次はこのヤマブキジムだ。いくぜ、グレン」
グレン「・・・」
全てのトレーナーを避け、テレポートブロックをわたり、サトシはナツメの目の前に立った。
ナツメ「わかってたわ。あなたが来ること・・・」
サトシ「あぁそうかい。だったらどうなんだ?負ける未来がわかってるほど詰まんねぇもんはないだろ?」
ナツメ「たとえ負けるとわかっていても私は戦う!一人のポケモントレーナーとして!」
そういうとナツメはモンスターボールを構えた。
サトシ「フフ・・・来いよぉ!嬢ちゃん!!」
お互いにモンスターボールをフィールドに投げる。戦いが始まった。
106:
サトシにはわからなかった。。相手は本当に勝つ気でいるのだろうか?タイプを超越した最高のポケモンに?
それとも勝つ気はなく、トレーナーとしてプライドで戦っているのか?
自分なら負ける勝負は絶対にしない。いや、絶対に負けることはないのだが
先攻はやはりナツメだった。これはまぁ仕方ない。
ナツメ「ユンゲラー!サイケこうせん!」
サトシ「グレン!40式だ!」
グレンがLV40で覚えたわざ「紅蓮40式」。威力は80。既存の技にはなかったので技名はサトシが命名したものだ
グレンは未知の技を覚える。それもLVが1上がる度にだ。だからそのレベルで覚えた技にその番号をつけたのだ。
40式はみらいよち同様未来に攻撃する技だ。その未来とは1、2、3ターン。つまり、3ターン後には毎回3回の攻撃が当たるのだ。
初回こそ動けないものの基礎攻撃力がラッキー並みに低いグレン向きの技であると言える。
110:
こうかはばつぐんだ!!
ナツメのポケモンが次々と倒れていく。もうグレンの勢いは止まらない。
サトシ「これでとどめだ!!32式!!」
ナツメの最後のポケモン、フーディンが倒れた。
勝負は決した。バトルはサトシの勝利に終わった。いつも通りパーフェクト勝ちだった。
ナツメ「負けた・・・」
サトシ「さぁ、早くバッジをよこしな!」
しかしナツメは負けたショックからかひざをついたまま立ち上がろうとしない。
負けがわかっていたとはいえやはりこの戦いはナツメにとってはつらいものだった。
サトシ「おい!早く渡せよ!!聞いてんのかてめぇ!!」
サトシはナツメの胸倉をつかみ無理やりつかみ取った。そしていつも通り、ジムリーダー・ナツメの顔にぐいと近づき唾を盛大に飛ばしながらこう叫んだ。
サトシ「ゴールドバッジゲットだぜ!!」
114:
ヤマブキジムからでたサトシは大きく深呼吸をしながら“のび”をした。
サトシ「さてと、次のジム最後だな。えっと、セキチクか。」
胸にはバッジが7つ。これこそが力の象徴である。
バッジ一つ一つに戦いがあった。だがその戦いもサトシにしてみればただの作業だった。
サトシは最後のジムがあるセキチクに向かう。
しかしそのころポケモン協会ではある異変が起きていた。
136:
ポケモン協会ポケモン世界最大の機関である。
ポリゴン・ミュウツーなどのポケモンを認めてきた協会。今回のグレンの件も今現在は一応認めている。
サトシがグレンを使い始めて半年、グレンの余りのチートぶりにポケモントレーナーを引退するものが現われ始めた。
結果、多くのトレーナーがコンテストに流れるようになりリーグは衰退。
トレーナー総人口が減るということによりシルフカンパニーなどのポケモングッズ企業のバトル用品が売れなくなり経営も悪くなっていった。
ポケモンリーグは事態を重く見て協会にグレンの抹殺を依頼した。
しかし、協会が下した結論はとりあえず静観せよだった。
このままではまずいと判断したリーグ側は旧ロケット団に協力を依頼。
同じく経営不振のシルフカンパニーがロケット団のバックに回った。
ポケモンリーグはグレンを鹵獲したのちにロケット団にそれを譲渡すると約束。
今、利害の一致により、リーグ・シルフ・ロケット団が手を取りあったのだった。
245:
ポケモンリーグは元トキワジムリーダーのサカキとのつながりを利用しロケット団を動かしていた。
リーグの力の前ではサカキ無きロケット団を操ることなど造作もなかった。
ロケット団はグレンの情報を収集するために諜報員としてエリート団員、ムサシ・コジロウをセキチクに派遣。
水面下で動き始めたのであった。
サトシ「ここがセキチクジムか。こいつを倒せば俺も晴れてポケモンリーグへの出場権を得れるわけだ。」
そんなサトシを遠くから見つめる3人の影があった。
247:
コジロウ「わかってるよな、今回の任務は偵察だ。しっかりアイツのポケモンを観察しろ。」
ムサシ「あんたに言われなくてもわかってるわよ。」
ニャース「ニャー達は静かにバトルを見守るのにゃ。」
サトシはジムに入っていく。2人と1匹はその様子をじっと見ている。
ジムの仕掛けに翻弄されながらも、サトシはジムリーダーであるアンズの目の前まで来た。
セキチクジムリーダー・アンズ。彼女は四天王キョウの娘であり、4年前に父からこのジムを引き継いだ女だ。
249:
アンズ「よくきたね。セキチクジムの仕掛けはどうだった!?」
サトシ「正直面倒なだけだな、こんなクズ屋敷。さっさとリーダーと闘わせろって思ったね」
クズ屋敷の一言でアンズの表情が変わった。
アンズ「父上からもらったこの屋敷を馬鹿にすんなー!!」
サトシ「バトルで勝ったら好きなだけ謝ってやんよ!さぁこいや!!」
最後のジムバトルが始まった。
252:
サトシのポケモンは全ての攻撃を受け付けない。しかもすべてのタイプに効果抜群だ。
グレンは同タイプの技を使っているので1.5倍。そして効果は抜群となるので2倍。
そう、グレンの攻撃には常に3倍の力が働いているのだ。
そして、“むし・どく”など、タイプ2を多く持つ毒タイプはグレンとの相性が最悪だった。
攻撃が全てのタイプに対して効果抜群。つまり、タイプを二つ持つポケモンに取ってサトシタイプの技の威力は6倍にまで跳ね上がる。
この相性の悪さを覆せるポケモンなど存在しなかった。
アンズ「あ、私のポケモンが・・・」
サトシ「おら!早く次のポケモンを出しなァ!」
アンズは涙を拭き最後のポケモンを繰り出す。
アンズ「く・・・!行け、モルフォン」
257:
サトシ「いけ!50式!!」
グレン50式。現在の主力となっている技だ。威力は60。特に何の変哲もないよくある技。
たが一つ、付加効果で急所に当たりやすい点を除いて。
サトシタイプの急所は12倍を意味する。
サトシが命令するとグレンは標準を定める。そして敵の正面にある立方体の角から黒い光が照射される。
きゅうしょにあたった!こうかはばつぐんだ!
攻撃はモルフォンに直撃した。モルフォンに地面に堕ちた。それはサトシの勝利を意味していた。
260:
投稿日:2010/03/07(日) 14:49:25.48 ID:XP0LLVvs0
サトシ「さぁ、ピンクバッジを。」
アンズ「く・・・」
アンズはピンクバッジをサトシに渡した。
サトシ「へへっ。これでバッジは8つ。俺もポケモンリーグに進めるぜ!」
そして、サトシはアンズの顔にぐいと近づき唾を盛大に飛ばしながらこう叫んだ。
サトシ「ピンクバッジゲットだぜ!!」
アンズは何も言わずに顔を拭く。だが拭いたのはなぜかこみあげてきた熱い涙だった。
262:
そのようすを見ていたのはジムトレーナーだけではなかった。
ムサシ「あのジャリボーイ酷過ぎじゃない!?」
ニャース「ニャー達も悪党として見習うべきだニャ」
コジロウ「あんなポケモン・・・だれも勝てねぇじゃねえか!」
ニャース「とりあえず本部に報告だニャ。ニャー達の任務は偵察。もう任務は終わったのニャ。」
コジロウ「あぁ、わかってる。わかってるさ・・・」
ムサシ「コジロウ・・・」
266:
ロケット団本部に戻った2人と1匹は事の一部始終を報告した。
すぐさま上層部でグレン殲滅のための話し合いが行われた。
シルフカンパニー社長。ポケモンリーグ会長。そしてロケット団の現在のボス。
ポケモン社会の3強のトップの話し合いである。
シルフ「グレンを倒すことなどできんよ。初期のころなら何とかなったかしれないが今の奴のLVでは・・・」
リーグ「なぁに簡単なことです。向こうがグレン以外の弱点を突くというならこちらは全ポケモンの弱点を突けばいい。」
ロケット「つまり・・・?」
リーグ「PPですよ。どのポケモンにも共通する弱点です。グレンもポケモン。PPさえ切れれば悪あがきしかできません。」
シルフ「なるほど・・・しかし相手のPPを全て使い切らせることなんてできるのでしょうか・・・?」
267:
会議は続く。
ロケット「そこは人海戦術ですよ。休む暇もなく戦っていけばいずれPPも無くなります。」
シルフ「・・・フェアじゃないですね」
リーグ「今さら何を言っているんです?我々の目標はグレンの捕獲。手段なんて選べませんよ。」
ロケット「そのとおり。戦闘が終わると同時に次の戦闘を仕掛けていきます。」
リーグ「PPエイドなどの回復系アイテムにも備えてできるだけ大勢で責めた方がいいでしょう。」
ロケット「戦闘用の人員は我々が用意します。サカキのためといえば団員も喜んで参加してくれるでしょう。」
リーグ「何人ぐらい用意できますか?」
ロケット「関東中のロケット団を収集します。おそらくは100人は余裕でしょう。」
273:
トキワシティに戻ったサトシは23番道路を目指す。23番道路はポケモンリーグに通じる道“チャンピオンロード”への入り口である。
チャンピオンロードにはポケモンリーグへ挑戦しようとするトレーナーの才最後の関門である。
そこにいるトレーナーはみな強者揃いである。
サトシにとってこの関門もただの作業にすぎなかった。作業的にポケモンを倒し、作業的にトレーナーを倒す。
そうしている間に出口付近まで来ていた。
サトシ「なんか・・・楽勝だったな。」
もう出口は目の前である。ここを抜ければ四天王戦だ。
サトシは特に感慨深いような感情を抱くことも無く歩き続ける。するとそのとき
「なんだおせえな!ゴールドはまだこねえのかよ!」
・・・声が聞こえた。
275:
現れたのは赤髪の少年だった。歳はトキワジムであったあの少年と同じぐらいか?
シルバー「暇だ。お前ポケモンバトルしろよ」
愚かとしか言えなかった。誰かは知らないが身の程もしらずにこの俺に挑戦してくるなど。
俺はこういう生意気なタイプは嫌いだ。昔のシゲルもそうだった。なぜこうも自信満々でいられる?
まったく馬鹿馬鹿しい。こう言うのを見ると徹底的に叩きのめしたくなる。
サトシ「いいですよ。でもお手柔らかにお願いしますね?」
シルバー「俺は手加減なんかしねぇ!全力で行くぜ!行け!バクフーン!!」
サトシ「よろしくお願いします。」
愚かとしか言えなかった。
277:
シルバー「あ・・・あ・・・」
サトシ「・・・」
威勢の良かったさっきまでの目は今や恐怖で満ち溢れている。そしてその瞳には黒き結晶が映っていた。
シルバー「なんだよ・・・なんなんだよこれは!?」
サトシ「ポケモンに決まってるだろ。わかりきったこと聞くんじゃねぇ」
シルバー「俺の育て方は間違ってなかった・・・愛情を持って接した・・・それ以上何がいるっていうんだ!」
サトシ「そんなこともわからないのか?」
サトシはシルバーの顔にぐいと近づき唾を盛大に飛ばしながら叫んだ。
280:
・・・はずだった。シルバーの前には“ひかりのかべ”が張られていた。
サトシ「な、なんだ!?」
ムサシ「なんだかんだと聞かれたら」
コジロウ「応えてあげるが世の情け」
サトシ「・・・ロケット団か!」
ムサシ「あんたのグレン、頂いてくわよ!」
コジロウ「今日ばかりは容赦ねぇぞ!」
サトシ「ふふ・・・身の程知らずが・・・」
サトシ「できるもんならやってみやがれ!!!」
283:
結果はグレンの圧勝だった。
サトシ「大したことねぇな。俺は先に進ませてもらうぜ」
そう言ってサトシはチャンピオンロードから出た。光が眩しい。
しかし、ロケット団の攻撃はまだ終わっていなかった。
R幹部「ドーブル隊、攻撃開始せよ!!」
サトシ「な・・・!?」
286:
よく見ると視界全体にロケット団員がいる。おそらく光学迷彩の類いで隠れていたのだろう。
振り返るとチャンピオンロードの洞窟の上は黒一色で染められている。
上から次々団員が降りチャンピオンロードの入り口をふさいでいく。
100人どころではない。サトシが見る限りざっと300人はいた。
すでにサトシは完全に包囲されていた。
サトシ「しまった、罠か・・・」
団員「まずは俺からだ!!こい!少年トレーナー!!」
287:
次から次へとドーブルが出てくる。おそらく全団員がドーブル6匹なのだろう。
サトシタイプの弱点はサトシタイプ。そこを点かれたのだ。
しかしグレンも一筋縄ではいかない。いくら向こうがサトシタイプの弱点を突こうとも所詮は2倍。こちらは常に3倍が確定しているのだ。
サトシ「ドーブル風情がグレンの真似事など!!舐めるな!!!」
団員「倒してくれたって構いませんよ。痛くもかゆくもありませんから!」
消耗戦となってはこちらが不利だ。いくらグレンといえどPPが無くなれば何もできない。
持っているPP回復アイテムはチャンピオンロードで拾ったPPマックスのみ。
あとはLVをあげて使いきったわざと入れ替えていくこと。
ロケット団はグレンを頂いていくといった。負けるわけにはいかない。
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