提督・夕立・時雨「「「いつまでも三人で」」」back

提督・夕立・時雨「「「いつまでも三人で」」」


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1:
【過去作】
提督・不知火「「不知火(司令)は俺(不知火)のことを嫌っている」」
曙「クソ提督がクソ過ぎる」
鳳翔「名前を呼んでください」
木曾「悪くない」
2:
夕立「て、い、と、く、さーーーーーーーーーーーん!!!」ダイブ
提督「ぐふっ!?」
夕立「提督さん、夕立起こしにきたっぽい!」
提督「もう少し寝かせてくれー……」モグリ
夕立「もう朝っぽい!起きて、起きて?♪」ピョンピョン
提督「ちょ……わかっ……分かったから、俺の上で跳ねるのはやめてくれ………」
夕立「はーい」
提督「ありがとう」
3:
提督「それじゃ、起き―――」フトンハガシ
提督「あ、これ駄目だ」マルマリ
夕立「提督さん、どうしたの?」
提督「あまりの寒さに心が折れた。夕立はよく起きれたな……」
夕立「夕立は平気っぽい!」
提督「そうか……どうやら俺は猫らしいから、こたつで丸くなるよ」
夕立「こたつならこの前3人で仕舞ったよ?」
提督「………そうだった」
4:
提督「だとしたら、俺はこのまま過ごすしかないな」ズリズリ
夕立「提督さんホットドッグみたい!」
提督「食べないでね?」
夕立「流石に人は食べれないっぽい!」
提督「そうだよな?」ハハハ
夕立「………………美味しそう」ジュルリ
提督「さて、時雨が待ってるから早く行こうか」スタスタ
夕立「待って!今のは冗談っぽい?!」タッタッタ
5:
提督・夕立「いただきます」
時雨「召し上がれ」
提督「………」パクパク
夕立「………」モグモグ
時雨「………どうかな?」
提督「うん、美味しい」
夕立「時雨の料理にはずれはないっぽい!」
時雨「そうかい?それなら良かったよ」ホッ
6:
提督「うんうん。毎日食べたいくらいだ!」
時雨「え………?」ドキッ
時雨「……………て、提督が望むなら、僕は構わないよ」
提督「いや、流石にそれは大変だろうから遠慮するよ」
時雨「……………」ションボリ
提督「…………でもそうだな……時雨がいいなら、負担にならない頻度で食べさせてもらいたいな」
時雨「—――っ!」パァア
時雨「うん、任せてよ!」
提督「楽しみにしてるよ」
7:
夕立「……………夕立仲間はずれっぽい」ムスッ
提督「もちろん、夕立も一緒にな」
夕立「………そんな取って付けたような言葉じゃ納得できないっぽい」
提督「悪かったよ。これで機嫌を直してくれ」ナデナデ
夕立「んっ………」
提督「ダメか?」ナデナデ
夕立「しょうがないから許してあげるっぽい!」
提督「ありがとう…………って、時雨?」
時雨「…………………」ソデヒッパリ
提督「ほら、時雨もおいで」
時雨「…………………」スススッ
提督「」ナデナデ
時雨「………やっぱりこれは落ち着くね」ニコニコ
夕立「提督さんの魔力っぽい!」ニコニコ
提督「………まあ、お前達が喜んでくれるなら何でもいいよ」ナデナデ
夕立「ぽい?♪」
時雨「ふふっ♪」
8:
提督「………………」
夕立「…………ZZZ」
時雨「提督、この書類に………って、手が止まってるよ?」
提督「寒い………」
提督「こたつ……こたつが無いと死んでしまう………」
時雨「大丈夫、このくらいの気温じゃ死なないよ」
提督「…………時雨のいじわる」
時雨「いつまでもこたつを出してるわけにはいかないでしょ?」
提督「それはそうだけどさ……もう少し後でも良かったんじゃないか………?」
時雨「ダメだよ。そう言ってると仕舞わなくなるのがオチだからね」
提督「うぅ………まだ寒いのに…………」
9:
夕立「ふわぁ………提督さん、寒いっぽい?」ムクッ
提督「ん?夕立起きたのか。そうなんだよ。こたつがないから寒く感じるんだよ……」
夕立「ふ?ん……じゃあ、夕立が暖めてあげるっぽい!」ダキッ
提督「お?…暖かい。けど、まだ逆側が寒いなぁ……」
時雨「………それは僕にもくっつけってことかい?」
提督「ダメかな?」
時雨「………まあいいよ。その代り、仕事はきちんとしてね」ギュッ
提督「ありがとう。これなら仕事も捗るよ」カキカキ
10:
天気予報『今日の夜は真冬並みに冷え込むでしょう………』
提督「あー、どうしようかなー……」
時雨「どうしたんだい、提督?」
提督「んー…今日の夜寒いらしいんだけどさ、冬用の布団仕舞っちゃったんだよな……」
時雨「あー…僕達も仕舞っちゃったなぁ……」
提督「どうするかねぇ……体調崩すのは嫌だし、面倒だけど布団出すか………」
時雨「そうするしかないね………」
夕立「…………!夕立、良いこと思いついたっぽい!」
11:
提督「………で、どうしてこうなった」
提督の部屋。布団は一枚、三人川の字。
時雨「僕は夕立に連れてこられて……」
夕立「みんなで集まって寝れば暖かいっぽい!」
提督「確かに暖かいけど……これはこれで色々と問題が………」
夕立「問題?」フニッ
時雨「流石に三人で一つの布団は狭いよね……」フニッ
提督「ああ………」
提督(両側に柔らかい感触が………)
提督(それに良い匂いがする………)
12:
提督「……俺はソファで寝るよ」
夕立「それはダメ!」
時雨「ソファなんかで寝たら風邪引いちゃうからね」
提督「でも、これじゃ寝れなくないか?」
夕立「夕立は平気っぽい!」
時雨「うーん……まあ、一日だけだから」
提督「……まあ、二人がいいなら俺もいいけどさ」
提督「それじゃ、明日もあるし寝ようか」
夕立「おやすみなさいっぽい!」
時雨「おやすみ夕立、提督」
提督「おやすみ」
提督(寝れねぇ………)
23:
【雨はいつか止む】
提督「雨だな……」
時雨「雨だね……」
夕立「雨っぽい……」
窓の外に降る雨を見つめながら、それぞれ似たような言葉を零す。
今日ばかりは時雨も「いい雨」とは思えないようだ。
それも当然だろう。だって今日は――――
夕立「これじゃお花見出来ないっぽい……」
三人で花見をする予定だったのだから。
24:
ある程度平和な辺境の海域とはいえ、警備や護衛等任務はある。
この鎮守府の三人全員で休みを取って、遠出する機会なんて早々ない。
だから三人とも楽しみにしていたのだが、この天気では厳しそうだ。
時雨「折角三人でお弁当作ったのに、無駄になっちゃったね………」
夕立「ぽい………」
久しぶりの遠出ということで張り切っていた分、悲しみも倍のようだ。
彼女達の顔にいつものような明るさは見られない。
だからこそ、二人を元気づけるように口を開く。
提督「まだ分からないさ」
夕立「でも……」
時雨「……残念だけど、この雨じゃ花見は無理じゃないかな」
いつも元気な二人が暗いと、こっちまで気が滅入りそうになる。
25:
暗い気持ちを出さないように堪えつつ、笑顔を作る。
提督「雨はいつか止む………だろ?」
時雨「そうだけど……今日止むとは限らないよ?」
提督「それはどうかな」
提督「こんなに可愛い子達が願ってるんだ。きっと神様も応えてくれるさ」
夕立「………それなら、夕立いっぱいお願いするっぽい!」
時雨「………提督がそう言うなら、僕もお願いしてみるよ。お花見出来ないのは悲しいからね」
空に向かって晴れて晴れてとお願いする夕立と、祈りを捧げる時雨。
なんとも可愛らしい光景に、こういう状況じゃなければと思わなくもない。
頭を軽く振ってそんな雑念を振り払い、二人の横に並ぶ。
どうかこの子達の楽しみを奪わないでください
26:
「………ほら、言った通りだろ?」
29:
【中破・夕立の場合】
夕立「提督さん、夕立結構頑張ったっぽい!」
夕立「褒めて褒めて?♪」
提督「そんなになって大丈夫か!?すぐにドックへ……」
夕立「も?…提督さんは心配し過ぎっぽい!」
夕立「夕立は大丈夫だから、褒めてほしいっぽい!」ピョンピョン
提督「」
夕立「提督さん、聞いてるの!?」ピョンピョン
時雨「………夕立、自分の格好をよく見なよ」
夕立「?別に問題は―――――」
夕立「—―――っ!!///」
30:
夕立「て、提督さんのバカーーーーーーーっ!!」ダダダダダッ
提督「………………時雨」
時雨「なんだい?」
提督「どうすれば許してもらえるだろうか………」
時雨「さあね。土下座でもしたらいいんじゃないかな」
時雨(提督は何も悪くないし、夕立の事だから土下座までする必要はないだろうけど………)
時雨(夕立のを見て、鼻の下を伸ばした罰でこれくらいはいいよね?)
時雨(………………………)
時雨(僕の大きさじゃダメかな……?)
この後無茶苦茶土下座した
31:
【中破・時雨の場合】
時雨「提督、戦闘が終わったよ」
提督『被害は?』
時雨「僕自身は問題ないけど、装備が少し破損しちゃったかな」
提督『分かった。すぐに帰投してくれ。帰りも油断するなよ?』
時雨「うん、気を付けるよ」
32:
時雨「提督、もうすぐで鎮守府に着くよ」
提督『了解。それじゃ、母港で待ってるぞ』
時雨「提督は中にいていいよ?」
提督『いや、もう近いんだろ?』
時雨「そうだけど、万が一ってこともあるじゃないか」
提督『迎えくらいはさせてくれよ。いざとなったら緊急信号もあるしな』
時雨「……春とはいえまだまだ冷えるし、体調を崩さないためにも中で待っててよ」
提督『それなら尚更寒い中頑張ってくれた時雨を労わないとな。何か暖かい物を持っていくよ』
33:
時雨「……………僕、さっき装備が破損したって言ったよね?」
提督『ああ、言ったな』
時雨「その影響でちょっと提督と会うのが恥ずかしいんだけど……」
提督『?……………あっ』
時雨「それでも迎えに来てくれるのかい?」
提督『……………夕立に暖かい物を届けさせるよ』
時雨「……そうしてくれると助かるかな」
提督『そ、それじゃ!ドックの準備は出来てるから!』
時雨「うん。ありがとう」
時雨(……………もし断らなかったらどうなってたんだろう)
38:
【春うらら】
夕立「提督さん、遊んで遊んで!」
提督「おう、いいぞ?」
時雨「………提督」
提督「分かってるって。少しだから、な?」
時雨「もう……ちょっとだけだからね?」
提督「ありがとう、時雨」
提督「で、何するんだ?」
夕立「うーん………考えてなかったっぽい!」
提督「夕立らしいな……」
提督「今日は天気もいいし、散歩でもするか?」
夕立「お散歩!!するっぽい!!」キラキラ
提督「時雨はどうする?」
時雨「うーん……僕はいいかな。時間になったら戻ってきてね?」
提督「了解。行ってくる」
夕立「行ってきまーす!」
時雨「うん。行ってらっしゃい」
39:
夕立「お散歩、お散歩♪提督さんとお散歩♪」
提督「ご機嫌だな?」
夕立「だって、提督さんとお散歩なんて久しぶりっぽい!」
提督「あー……最近寒くてあまり外出なかったからなー………」
夕立「夕立は寒くても雪合戦とかしたいっぽい!」
提督「積もったらな」
夕立「ぽい!」
提督「じゃ、ここの芝生で一休みしようか。お茶とお菓子を持って来たんだ」
夕立「お菓子!!」
夕立「お外でするお茶は格別っぽい!」
提督「ちょうどいい天気だしな?」
夕立「ポカポカして気持ちいいっぽいー………」
提督「そうだなー…偶にはこうしてのんびりするのもいいなー………」
夕立「ぽいー………」
40:
時雨「で、何か言い訳はあるかい?」
提督・夕立「「ごめんなさい」」
43:
【温もり】
44:
「今夜は曇りか……」
「靄も立ち込めていて、視界不良です」
「こんなに視界が悪い夜は珍しいな………」
ああ……嫌な予感がする……
45:
「右舷前方、敵艦隊見ゆ!」
「探照灯照射!砲撃開始!!」
…………………
46:
「敵の集中砲火を浴びています!このままでは……」
「司令官からの指示はどうなっている!?」
「応答ありません!」
「………止むを得ん。反転、撤退する!」
他の皆は大丈夫かな……
47:
「………他の艦はどうなった?」
「………………第一遊撃部隊第二部隊はこの時雨を除いて、全滅です」
そんな………なんで僕だけが……………
やめてよ………置いていかないで……………
僕を………独りにしないで……………
48:
大丈夫だ。時雨は一人じゃない
49:
 あの優しい声に身を委ねてどれくらい経ったのだろう。
 あれは一体なんだったのだろうか。
 ぼーっとする頭でそんなことを考えながら、身を起そうとすると額から何かがずり落ちてきた。
時雨「これは……タオル…………?」
時雨「一体誰が…………」
 その疑問はすぐに解決することになる。
 段々と頭が働きだしたのか、右手に感じる違和感に気づく。
 ゆっくりと頭を傾け目をやると、そこには愛しい人の寝顔があった。
時雨「………………てい……とく………?」
時雨「……………提督?」
時雨「って、提督!?」
 驚いて飛び起きると、まだ調子が悪いのか眩暈が襲う。
 それでも状況を整理しようと、クラクラする頭を回転させる。
 何故提督がここに。いつの間に。今は何時なのか。今日の仕事は終わったのか。
 答えを出さないまま疑問を羅列していく。
50:
提督「…………時雨………大丈夫だぞ……………」
 寝起きの頭でも、この一言と右手に感じる温もりで全てを理解するには十分だった。
時雨「そっか……さっきのは提督だったんだね………」
 空いている左手で、提督の顔を優しく撫でる。
時雨「看病しててくれたんだ。ありがとう……」
時雨「………なんて、寝てる間に言っても意味ないか」
時雨「………………じゃあ、今はこれで」
 そう呟くと、そっと自分の顔を提督の顔に近づけ―――――
51:
夕立「提督さん、時雨もう起きたっぽい?」
 ―――――残り数センチのところで世界が止まった。
52:
夕立「お邪魔しましたっぽい!」
時雨「ああ!ちがっ、違うんだ夕立!!僕の話を聞いて!!!
57:
【誘惑】
時雨「?♪」グツグツ
提督「おー、美味そうな匂いだな?」
時雨「あ、提督。仕事はもういいのかい?」
提督「おう、一段落したよ」
時雨「そっか。じゃあ、夕立を呼んできてもらえるかな?」
提督「分かった」
58:
―――――コンコン
提督「夕立―、ご飯だぞー」
提督「……………夕立?」コンコン
提督「いないのか?入るぞー」
―――――ガチャ
夕立「……………ZZZ」
提督「あー、寝てたのか」
夕立「ぽぃ…………」
提督「………それにしても幸せそうな寝顔だなー」ツンツン
提督「さて、さっさと起こして―――」
59:
夕立「提督さぁん………そんなに強いと痛いっぽぃ……………」ムニャムニャ
提督「」ピタッ
夕立「うぅん………もうちょっと下っぽぃ……………」
提督「………まあ、料理が出来るまでまだ時間はあるからな、うん」
夕立「そこ気持ちいいっぽぃ………」
提督「………………」
夕立「んっ………提督さん激しいっぽぃ……………」
提督「………………」
夕立「ぁっ………提督さんの硬いの当たってるっぽぃ………」
提督「うん。ここから先を聞くと、後に引けなくなる気がするからやめよう」
60:
提督「夕立ーご飯だぞー」ユサユサ
夕立「ぅん………提督さん……………?」ムクッ
提督「おう、顔洗っておいで」
夕立「ぽぃ……」
提督(流石にどんな夢を見てたかは聞けないな……)
夕立「………………」
61:
青葉「この前渡した、司令官ともっと仲良くなる方法はどうでした?」
夕立「うーん……台本通りにやったけど失敗しちゃったっぽい?」
青葉「それは残念ですねぇ………」
青葉(折角いい記事になると思ったんですが………)
夕立「もっと提督さんと仲良くなる方法教えてほしいっぽい!」
青葉「そうですねぇ……次はもっとダイレクトに……」
???「僕もその話に興味があるから、混ぜてくれないかな?」
青葉「ん?ああ、いいですよ!」
青葉(いやー、これでまたネタが増え………僕?)
青葉「………………」クルッ
時雨「」ニコッ
この日、青葉の提督これくしょんから写真が数枚減った。
75:
【金の週】
時雨「今日からはゴールデンウィークだね」
提督「あぁ、もうそんな時期か」
夕立「夕立お出かけしたいっぽい!」
提督「GWって言われても、俺達は実質いつもと変わらないからなー……」
夕立「えー…つまんないっぽい……」
時雨「まあまあ、仕方無いよ。敵はいつ来るか分からないんだし…」
夕立「はーい……」
提督「………………」
76:
―翌日―
提督「今日は二人とも休みだ」
夕立・時雨「「……………え?」」
提督「本当はもう少し後に出来ればよかったんだが、むこうの鎮守府の都合でこうなった。すまない」
夕立「休み!?じゃあ、お出かけできるっぽい!?」
提督「ああ、好きなところへ行っておいで」
夕立「提督さんも一緒に行くっぽい!」
提督「ん?ああ、俺は仕事があるから二人で楽しんできな」
夕立「……………」
時雨「……………提督はそういう人だったね」
提督「?」
時雨「なんでもないよ。それじゃ、僕たちは早出かけてくるよ」
提督「気をつけてな?」
77:
夕立「三人じゃないと意味がないっぽい………」
時雨「そうだね………だから―――――」
78:
―その夜―
提督「……………二人とも遅いな」
提督「普段ならもうとっくに帰ってくるはずなんだが………」
提督「……………」
――――プルルプルル
提督「……………出ない」
提督「…………………………」ダッ
提督(あいつらの身に何かあったら俺は……俺は………)
提督「夕立ーーーーーー!!時雨ーーーーーー!!」
79:
夕立「はーい!」
時雨「あれ、提督。そんなに慌ててどうしたんだい?」
提督「…………夕立?時雨?」
夕立「そうっぽい!」
提督「どうしたんだ、こんな遅くまで!心配したんだぞ!?」
時雨「ごめんよ。準備に思ったより時間がかかったんだ」
提督「準備?」
夕立「三人でお花見っぽい!」
提督「お花見……?この前したじゃないか」
夕立「夜桜はまた違うっぽい!」
時雨「それに、僕たちは三人で過ごす時間が一番好きだからね。遠くないし、少しくらいならと思ったんだけど………ダメかな?」
提督「……………いや、俺も同じだ。ただ、今度遅くなる時は事前に連絡しろよ?」
時雨「分かったよ」
夕立「ぽい!」
提督「じゃあ、行こうか」
夕立「三人でお花見、楽しみっぽい?♪」ニコニコ
時雨「そうだね」ニコニコ
提督(……………夏休みはしっかり取らないとな)
84:
【衣替え】
提督「あ?……段々暑くなってきたな?………」グデー
夕立「ぽぃ?………」グデー
時雨「二人ともしゃきっとしなよ」
提督「でも、時雨も暑いだろ??」
時雨「それはまあそうだけど……」
提督「………よし、夏服を出そう」
夕立「賛成っぽい!」
時雨「まだ少し早くないかな?」
提督「暑いと思った日が衣替えの日だ。というわけで、各自着替えてまた集合な!」
夕立「ぽい!」
時雨「はぁ………まあ、いいけどさ」
85:
提督「これで多少はマシになったかな」
夕立「提督さん、半袖も似合ってるっぽい!」
提督「そうか?ありがとう」ナデナデ
時雨「でも、僕達はあまり変わらないんだよね」
提督「元々半袖だしな。というより、夏と冬で生地の厚さしか違わないっていうのがおかしいよな……」
時雨「艤装を付ければ気温は関係なくなるからね」
提督「それでも、普段生活する分には気になるだろ?夏はともかく、冬はどうにかならないかな?」
夕立「寒くなったらまた三人くっつけばいいっぽい!」
提督「あー……///」
時雨「…………///」
提督「ま、まあ冬の事はまたその時に考えよう」
時雨「そ、そうだね」
89:
【冷たいの】
提督「あっつい………」ダラダラ
提督「あー、蝉の声で暑さが倍増したように感じる………」
時雨「はい、コーラ」
提督「ありがとう…………ぷはぁ!キンキンに冷えてやがるっ……!」
夕立「うぅー……衣替えしてもまだ暑いっぽい…………」
提督「…………なあ、時雨」
時雨「なんだい?」
提督「クーラーを」
時雨「ダメだよ」
提督「なんで……」
時雨「まだ6月だよ?それに、エアコンはお金がかかるじゃないか」
提督「うち別にお金に困ってるわけじゃ………」
時雨「貯めれるときに貯めておかないと、いざというとき困るでしょ?」
提督「ごもっともです………仕方ない、扇風機で我慢しよう。ちょっと倉庫に行ってくる」
夕立「夕立も手伝うっぽい」
提督「俺一人で大丈夫だよ。んじゃ、ちょっと行ってくる」
90:
提督「ただいまー………」ドサッ
夕立「提督さん遅いっぽい!」
時雨「あれ、その袋は?」
提督「夏と言えばこれだろ!」シャキーン
夕立「アイス!!」
提督「扇風機付けて食べよう」ポチッ
夕立「ぽいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
時雨「もう、夕立。そんなに扇風機に顔近づけたら危ないよ?」
提督「昔よくやったな?アイスどれにする?」
時雨「んー……スイカバーで」
夕立「ジャイアントコーン!」
提督「はいよ。じゃあ、俺はビスケットサンドか」
91:
夕立「美味しいっぽい!」パリパリ
提督「あ?……冷たくていいなぁ………」
時雨「あれ?これいつものと違うね」
夕立「白いのがかかってるっぽい!」
提督「どれどれ……『杏仁!?かけちゃったスイカバー』だって」
時雨「……………あ、本当だ。杏仁豆腐の味がする」
夕立「一口ちょーだい!」
時雨「はい」アーン
夕立「あーん………杏仁豆腐っぽい!」
提督「それは美味しいの?美味しくないの?」
時雨「うーん………杏仁豆腐だなーって感じ」
夕立「それしか感じないっぽい」
92:
提督「えー、気になるな?」
時雨「提督も一口食べるかい?」
提督「いいのか?」
時雨「うん。はい」アーン
提督「あ、あーん………………杏仁豆腐だ」
時雨「でしょ?」
提督「ああ……なんというか………それ以外言葉が出てこない」
夕立「ぽい………って、提督さんのアイス溶けかけてるっぽい!」
提督「うおっ!?急いで食べないと!」
時雨(……………………これって間接キスだよね///)
93:
【夏の音】
ミーンミンミンミンミーーーーン
提督「……はぁ、この暑さどうにかならないかな?」
夕立「心頭滅却すれば火もまた涼しっぽい!」
提督「俺は無念無想の境地には辿り着けてないんだよ」
夕立「うーん……じゃあ、提督さんも艤装付ければいいっぽい?」
提督「それが出来たら俺も戦えるし最高だな……ただ、燃料の消費的に常時装着は無理だろうけど」
夕立「………時雨が許してくれないっぽい」
提督「だな……海上はどうなんだ?涼しいのか?」
夕立「艤装のおかげで暑くはないっぽい。けど、照り返しが眩しいっぽい」
提督「あー照り返しかー……そういえば、お前達って日焼けしないな?それも艤装の効果なのか?」
夕立「出撃前に、時雨に日焼け止め(明石製)を塗られてるからっぽい」
提督「へぇ、そんな物があったのか……」
夕立「提督さんも使うっぽい?」
提督「今度出かけるとき一回試させてくれ」
夕立「分かったっぽい!」
94:
時雨「ただいま」
提督「おかえり、時雨」
夕立「おかえりっぽい」
時雨「何の話をしてたんだい?」
提督「話題が暑さから日焼け止めに変わったところだ」
時雨「ああ、明石さんの日焼け止めかい?あれは艦娘のほぼ全員が使ってるよ」
提督「そんなに凄いのか?」
時雨「うん。普通の日焼け止めより効果があるし、水で落ちにくいようになってるからね」
提督「流石明石だな……」
夕立「あ!明石さんに暑さを和らげる物を作ってもらえばいいっぽい!」
時雨「明石さんに?うーん……やってくれるかな?」
提督「……………やってはもらえるだろうが、嫌な予感しかしないな」
時雨「あはは、明石さんの発明は当たりはずれが大きいからね」
時雨「あ、そうだ。明石さんの発明には遠く及ばないけど、少しでも涼しくするためにこれを買ってきたよ」チリンチリン
提督「お、風鈴か!」
夕立「これなら涼しく感じるっぽい!」
時雨「早窓に飾るよ」
提督「セミの声がかき消されれば大分マシになるな!」
夕立「ぽい!」
95:
時雨「……………風吹かないね」
提督・夕立「……………………………」
100:
【祭り 導入編】
提督「準備出来たか??」
夕立「ぽい!」
時雨「うん」
提督「おお……二人ともよく似合ってるぞ!」
提督「夕立は薄いピンクか。夕立らしい明るさで可愛いよ」
夕立「えへへ?♪」
提督「対照的に、時雨は青だな。落ち着いた雰囲気が出て綺麗だよ」
時雨「そ、そうかな?」
提督「うんうん、両手に花だよ」
時雨「……提督、花はしっかり持たないとね?」ギュッ
夕立「ぽい!」ギュッ
提督「……ははっ、これは周囲の視線が痛そうだ」
101:
 近所の公園で毎年行われる夏祭り。
 毎年行われるといっても去年は忙しくて行けなかったから、夕立と時雨にとっては初めてのお祭りだ。
夕立「ぽい?♪」
時雨「これは……凄いね………」
 人ごみの中でも多種多様な屋台に目を輝かせる二人。
 その姿はどう贔屓目に見ても可愛い。
提督(知り合いの提督に無理言って予定を空けた甲斐あったな……)
夕立「提督さん!夕立たこ焼き食べたいっぽい!」
提督「分かったからそんなに引っ張らないでくれ!」
時雨「夕立、そんなに急いだら危ないよ」
 夕立はグイグイと俺の手を引き、一直線に屋台へ向かう。
 それを注意する時雨もどこか落ち着かない様子で、半歩先を進む。
 俺は二人に引っ張られながら後ろをついていくのだが………
提督(……………まるで、散歩で喜ぶ犬みたいだな)
時雨「提督、今何か失礼な事を考えなかったかい?」
提督「な、何も考えてないぞ!」
108:
【祭り 食べ物編】
夕立「いっただきま?す!」
 夕立は待ちきれなかったのか、受け取ってすぐにたこ焼きを頬張ろうとする。
 そう、すぐに。
提督「待った夕立!出来立てなんだから――――」
夕立「っ!!はふっ、はふっ……は、はふひっほぃ!!」
提督「あー……間に合わなかったか………」
 先程まで焼かれていた物をいきなり口に入れたのだ、熱いのも無理はない。
 そんな夕立とは対照的に、時雨はきちんと冷ましてから食べている。
時雨「……うん。ちょっと熱いけど美味しいよ。提督も食べるかい?」
 時雨はそう言って爪楊枝を差し出してくる。
提督「いいのか?じゃあ、一つ貰おうかな」
 爪楊枝を受け取り、少し冷ましてからたこ焼きを口に入れる。
 ソースとマヨネーズの平凡な味。
 それでも普段より美味しく感じるのは雰囲気の為せる業だろうか。
提督「うん、美味い」
 感想を述べていると、たこ焼きと格闘していた夕立が口を開いた。
109:
夕立「提督さん、夕立のも食べて!」
提督「え?熱さはもういいのか?……というか、食べてってそれ時雨のと同じだろ?」
夕立「いいから!」
 こういうときの夕立は中々折れないことは、何度も経験済みだ。
 特に断る理由もないので素直に貰うことにする。
提督「じゃあ、ありがたくいただこうかな。爪楊枝を」
夕立「ふーっ、ふーっ……はい!」
提督「」
 前言撤回、断る理由が出来た。
 鎮守府内ならともかく、ここは外だ。
 仮にも軍人で、ここら一帯の海域を任されている俺達が「あーん」なんてしていたら、住人の方々は不安になるだろう。
 だからここは慎重に言葉を選んで―――――
110:
夕立「嫌っぽい………?」
提督「あーん」
 涙目で見上げられて断れるはずがなかった。
夕立「提督さん、美味しい?」
提督「ああ、美味しいよ」
夕立「良かったっぽい!」
 自分が作ったわけでもないのに喜ぶ夕立。
 見ている俺も自然と口角が上がる。
提督(まあ、一回くらいなら見間違いかもしれないしな。大丈夫、大丈夫)
 自分に言い聞かせるように頭の中で繰り返していると、クイクイと控えめに袖を引っ張られた。
時雨「て、提督……もう一個、食べないかい?」
提督「貰おう」
 世間体?なにそれ?美味しいの?
114:
ふと思いついたので。
【艦娘×スーパーマリオRPG】
多摩「2だニャ。かなりやる気ニャ。つぶすニャ」
提督「最後が怖い」
天龍「ふむといたいよ。ふんでみ。ホレ。こわいか」
提督「フフ怖からホレ怖になったのか」
吹雪「たまには、ひなたぼっこしたいなぁ‥‥」
提督「そうだな。平和になったらずーっとしような」
那珂「こいのエクスプロージョン」
提督「曲名変わってるぞ」
綾波「こんなとき、どんな顔すればいいのかわからない」
提督「その元ネタはお前じゃないから!別の綾波さんだから!」
金剛「ワクワクします。 バーニングハートです」
提督「口調どうした」
加古「いい気分で ねていたのに、起こすんだもんなぁ?」
提督「それ素じゃないのか?」
摩耶「見てんじゃねえよ!!」
提督「いやだからそれ素だろ!」
木曾「弱い、よわすぎるんだよ!」
提督「だから(ry」
陸奥「ばくはつするほか のうが無い」
提督「……………」
陸奥「ちょっと!なんで私だけツッコんでくれないのよ!!」
124:
【いつまでも三人で】
夕立「お祭り楽しかったっぽい!」
時雨「そうだね、楽しかったよ」
提督「そうか、楽しんでくれたか。休みを取った甲斐があったよ」
 三人横並びになって、人気のなくなった道を歩く。
 —――――全員、両手に様々な景品を持って。
時雨「……でも、さっきの射的の人泣いてたけどいいのかな?」
提督「いや……うん………そっとしておこう……………」
125:
―数分前―
射的屋のおっちゃん『お、そこの可愛いお嬢ちゃんたち!どうだい、挑戦してみないかい?』
時雨『お嬢さんって……僕達のことかな?』
提督『い、いや……きっと別の人で………』
夕立『夕立に何かご用事っぽい?』
的屋『そうそう!どうだい?そっちの青い浴衣のお嬢ちゃんも、連れのあんちゃんもやってかないかい?』
時雨『僕達のことだったみたいだね』
提督『あぁ………』
126:
夕立『ソロモンの悪夢、見せてあげる!』パパパン
時雨『提督、これ訓練みたいだね』パパパン
提督『あ、ああ……そうだな………』チラッ
的屋『』
127:
………………………………………………
提督「そ、そんなことより!まだ今日のメインが終わってないぞ!」
 無理矢理話題を変えようとした俺の言葉に、いち早く反応したのは夕立だった。
夕立「まだ何かあるっぽい!?」
時雨「でも、もう鎮守府に着いちゃうよ?」
 確かにもう祭りの喧騒は聞こえなくなり、良く知る鎮守府の門がすぐそこに見えていた。
提督「いいんだよ。母港からの方が見やすいしな……っと、時間だ」
128:
時雨「時間ってなんの………」
 時雨が言葉を言い終わる前に、後方で音が弾けた。
 聞きなれない轟音に、二人は少し身を強張らせて振り向き―――
夕立・時雨「「わぁっ………」」
 —――目を奪われていた。
提督「さあ、こんな道のど真ん中じゃなんだし、母港へ行こう」
131:
 夕立、俺、時雨。自然とそんな並びで港に腰かけ、花火を見つめる。
 夜空に咲く大輪の花。
 幾重にも重なる赤、黄、橙の光が間断なく開き、闇を照らす。
 その輝きは一瞬だが、美しい。
 いや、儚いからこそ美しいのかもしれない。
132:
時雨「綺麗だね………」
夕立「ぽい………」
 見れば、二人はその美しさに釘付けになっているようだ。
 普段なら、『二人が喜んでいるならいい』と思うところだが、今回ばかりはそうはいかない。
 俺には、まだ二人に伝えなければならないことが二つもあるのだから。
133:
提督「夕立、時雨。お前達に伝言を預かってる」
夕立「伝言?」
時雨「誰からだい?」
提督「全員だ」
夕立・時雨「「全員?」」
134:
提督「ああ。このお祭りさ、去年とは屋台の数も、来ている人も段違いらしい。それに加えて、今年は花火まで上げている」
提督「こうやって心置きなく祭りを楽しめるのは、この辺の海域が安全になったからだ」
提督「だから、この付近の住人や、花火師、お偉いさんまで………誇張じゃなく、全員に言われたよ」
提督「—――――『ありがとう』ってな」
135:
 これが、一つ目。
 自分達のやってきたことが無駄じゃない。
 言葉で言われてきたことが、形となってこうして表れている。
 その事実を噛みしめながら、俺は二つ目の目的を果たすべく、感動と照れくささが混じった顔つきの二人に切り出す。
136:
提督「あー……その………だな……………」
時雨「どうしたんだい、提督?歯切れが悪いね?」
夕立「まだ何かあるっぽい?」
提督「……心の準備はしてきたつもりだったが、いざとなると緊張するものだな………」
夕立・時雨「「?」」
137:
 何を言ってるのか分からない、という表情を浮かべる二人。
 そんな二人に想いを伝えるべく、ボケットの中の感触を確かめ、立ち会がる。
 そのまま一歩下がり、同じく立ち上がった二人の正面に立つ。
138:
提督「俺は、この先もずっとこうして三人でこの光景を見たいと思ってる」
夕立「夕立もっぽい!」
時雨「僕もだよ」
提督「そうか、ありがとう。それで、だな……二人とも、目をつぶって左手を出してくれないか?」
夕立「こうっぽい?」
時雨「こうかな?」
提督「ああ」
139:
 俺は一つ深呼吸をして、ポケットから小さな箱を二つ取り出し、中の指輪をそれぞれの手に嵌める。
提督「目、開けていいぞ」
夕立「これって………」
時雨「これは………」
提督「それは、艦娘の能力を向上させる装備だ」
 二人の驚きの表情が、微かに翳る。
140:
提督「だが、まあ、なんだ………堂々と二股させてくれって言ってるもんだから、情けないんだが………」
 二人が顔を上げ、こちらに視線を向ける。
 俺は二人の視線を真正面から受け止め、言葉を紡いでいく。
提督「俺はその指輪―――ケッコン指輪に、それ以上の意味を込めて贈りたい」
141:
提督「夕立、時雨。俺は、お前達二人が好きだ。これからも一緒にいてくれないか?」
142:
 ………………………………………沈黙。
提督(まあ、そんな都合のいい話を許してくれるわけないか………)
 そう結論付け、指輪を回収しようと手を伸ばした瞬間、二人が口を開いた。
夕立・時雨「「なんでそんな当たり前のこと言うの(言うんだい)?」」
提督「へ………?」
143:
夕立「夕立達はずーっと前から提督さんのことが好きっぽい!」
時雨「僕たちが提督の傍を離れるとでも思ってたのかい?」
提督「……それじゃあ、二人ともこれからも一緒にいてくれるのか?」
夕立・時雨「「もちろん!!」」
 行き場を無くした右手で頬を掻く。
 どうやら、俺の心配は杞憂だったようだ。
14

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