【モバマス】ありす「大人になるという事」back

【モバマス】ありす「大人になるという事」


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23: 以下、
んじゃ、莉嘉で
24: 以下、
お嬢
25: 以下、

26: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/29(木) 23:15:46.85 ID:lkRxxl5x0
雪美「……」
加蓮「どうしたの、雪美ちゃん?」
雪美「……加蓮さん」
加蓮「何か悩み事?」
雪美「……Pは大人が……好き?」
加蓮「え、プロデューサーが? うーん、どうなんだろ……」
雪美「……私はまだ……子供だから」
加蓮「別に、子供でもいいんじゃないかな?」
加蓮「逆に、子供だから良い事もあるしね!」フフッ
雪美「……?」
加蓮「ちょっとアレ見てみ?」
27: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/29(木) 23:16:28.02 ID:lkRxxl5x0
奈緒「……なあ、Pさん」
P「おお、奈緒お疲れ」
奈緒「そのさ、最近忙しくなったな」
P「やっとトライアドも売れてきた事だしな、今が有名になる絶好のチャンスだな」
奈緒「そ、それはそうだよなっ」
P「で、どうしたんだ? 忙しくて疲れたか?」
奈緒「いや、その違くて……だんだん売れて来てるのは嬉しいよ。ただ……」
奈緒「ま、前より……Pさんと一緒の時間が……」
P「何って? 前より何?」
奈緒「や、やっぱりなんでも無い!」ダッ
P「どうしたんだ?」
28: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/29(木) 23:17:29.94 ID:lkRxxl5x0
加蓮「……とまあ、あんな感じだね」
雪美「……」
加蓮「まあ、ちょっと極端な例かもしれないけど」
加蓮「アレと比べたら子供、っていう方が甘えやすいんじゃないかな?」
雪美「……」コクリ
加蓮「まあ、大人には大人の、子供には子供の武器があるんじゃないかな?」フフッ
雪美「……ありがとう」
加蓮「どういたしまして」フフッ
雪美「……でも……負けない……から」
加蓮「……勝負、だからね。それじゃあね?♪」
29: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/29(木) 23:18:48.76 ID:lkRxxl5x0
雪美「……P」
P「どうした雪美?」
雪美「……Pは子供が……好き?」
P「なっ……何を言い出すんだ急に」
雪美「……私は……まだ子供……だから」
P「別に大人の真似をしなくてもいいんじゃないか? 雪美は雪美のままで大丈夫だよ」
雪美「……やっぱり……そう言うと思った」ニコ
雪美「……P……膝」
P「おう、いいぞー」ヨイショット
雪美「……P……私は……」
雪美「……Pの為にも……まだ子供の……ままで良い」
32: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 09:04:23.09 ID:aBgVqn9E0
薫「むー……」
楓「ぎゅー……」
P「楓さん、後ろからくっ付かないで下さい。パソコン打ちにくいです」
留美「P君、ちょっといいかしら。この書類は……」
P「これはですね……留美さん、顔が近いです」
早苗「さあ、P君今日は飲むわよ!」グイッ
P「早苗さん、俺はまだ仕事終わってませんって」
瑞樹「うふふ、私、ちょっと酔っちゃったかも」ピト
P「川島さん、よりかからないで下さい。書類が書きにくいです」
薫「せんせぇ、かおる、大人になる!」
P「どうしたんだ急に?」
33: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 09:05:35.19 ID:aBgVqn9E0
薫「せんせぇは大人の人とばっかり話してる!」
P「そんな事を言われてもな……」
薫「せんせぇは大人のお姉さんが好きなの?」
P「そりゃあ大人の方が好きだよ。普通は『子供が好きだ』なんて答えないだろ」
P「でも、少なくともウチの大人組とはそんな関係じゃないよ」
薫「じゃあ胸が大きい人が好きなの?」
P「あんまりそういう話すると早苗さんが来るから……」
薫「せんせぇは、かおるのこと好き?」
P「ああ、もちろん好きだぞ」
34: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 09:06:29.42 ID:aBgVqn9E0
薫「かおるは……もっとかおるの事見てほしいの!」
薫「大人になったら、もっとせんせぇに見てもらえるの?」
P「薫……薫はそのままで良いんだよ」
P「ファンも俺も、そのままの薫が好きだからさ」
薫「うん……」
P「それに、毎日少しずつ成長して大人になっていってるさ」
薫「ホント?」
P「ああ、ホントさ。だから心配しなくて良いって」ナデナデ
薫「うん……分かった! ありがとうせんせぇ!」ニコッ
35: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 09:07:37.80 ID:aBgVqn9E0
薫「むー……」
雪美「……」
P「雪美、そろそろ膝から降りてくれないか?」
ありす「Pさん、ちょっとこれ見て下さい」
P「どうした……って、ありす顔が近い近い」
こずえ「くー……くー……」
P「こずえー、俺の腕に抱き着いたまま寝ないでくれー」
莉嘉「ねえねえ、PクンPクン!」
P「莉嘉、あんまり引っ張らないでくれって」ユサユサ
薫「せんせぇ、かおる、子供のままで良い!」
P「えぇー……」
40: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 16:54:57.58 ID:aBgVqn9E0
美嘉「?♪」
莉嘉「お姉ちゃん、今日の服決まってるね?」
美嘉「そう? ありがと?」
莉嘉「アタシも早く、お姉ちゃんみたいなカッコイーギャルになりた?い!」
美嘉「莉嘉にはまだ早いよ?だ。へへへ」
莉嘉「もうっ、お姉ちゃんそーやってバカにして!」
莉嘉「アタシだって大人になってるんだからね!」
美嘉「そーゆうのは1人で寝れるようになってから言ってよね」フフッ
莉嘉「い、今そのことはカンケーないじゃん!」
41: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 16:58:17.66 ID:aBgVqn9E0
P「おはよう、2人とも」
美嘉「おっはよー、プロデューサー★」
莉嘉「Pクンおはー☆」
莉嘉「ねえPクン、アタシはまだ大人じゃないの?」
P「どうした? まあ、莉嘉はまだ子供だろ」
美嘉「ほーらね、まだ莉嘉はお子様なんだよ?」ヘヘヘ
莉嘉「むー……」
P「まあ、今日は現場まで着いて行ってやるからさ」
莉嘉「Pクン来てくれるの? やったー!」
美嘉「えっ!」
42: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 16:59:18.42 ID:aBgVqn9E0
美嘉「な、なんで莉嘉だけ着いてくの!」
P「まあ、さすがに子供の莉嘉1人で仕事に行かせる訳にはいかないだろ」
莉嘉「アタシはまだ中学生の子供だからねー」ヘヘ?
美嘉「こ、高校生だってまだ子供だよ!」
莉嘉「ちょっとお姉ちゃん! それはズルいよ!」
美嘉「莉嘉、さっき大人になりたいって言ってたでしょ!?」
莉嘉「今はもういーの!」
莉嘉「アタシはまだ子供のままでいーの☆」
43: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 17:02:50.47 ID:aBgVqn9E0
巴「うーむ……」
巴(大人の色気を出すには、どうしたらええんか……)
巴「……この目で見るしかないのう」
巴「……」コソコソ
礼子「ねぇ、Pクン?」
P「ちょっと礼子さん……」
巴(う、後ろから首に手ぇ回しとる!)
44: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 17:03:47.16 ID:aBgVqn9E0
巴(ああゆう風にやるんか……)
礼子「この前、よさそうなお店見つけたのよぉ」
礼子「今度、一緒にいかない?」
P「あんまりそういうのは……それに、近いですって」
礼子「いいじゃない、スキンシップは大事よ?」ウフ
巴(あ、あんなに耳のちこぉでっ!)
P「いやいや、アイドルとスキンシップって……」
礼子「もう、細かい事はいいのよ?」ムギュッ
P「ちょっ!」
巴(!)
45: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 17:06:23.44 ID:aBgVqn9E0
巴(む、胸押し付けて!)カアァ
P「分かりました、分かりましたから!」
礼子「うふふ……予定の空いてる日、教えてね?」
巴「……」
巴「大人の女はあがぁな事するんか……」カアァ
巴「あがぁな恥ずかしい事するんじゃったら……」
巴「ウチはまだ子供のままでええや……」
46: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 17:08:47.53 ID:aBgVqn9E0
P「大人の女になりたい?」
葵「あたしも、いずれは実家の料亭で働くと思うじゃき」
葵「だから、日本人の女として綺麗な大人の女、大和撫子を目指したいっちゃ!」
P「でも俺、男なんだけど」
葵「そこはほら、相談役として、ね?」
P「じゃあさ例えば、どんな感じになりたいんだ?」
葵「う?ん、事務所でいうと……茄子さんかな?」
47: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 17:09:54.32 ID:aBgVqn9E0
P「確かに、大和撫子って感じではあるな」
葵「そう、まさにあたしの理想っちゃ!」
P「じゃあ、人間福笑いでもやるか?」※デレ劇440話参照
葵「……」
葵「……やっぱり、そういう事もしなきゃあかんの?」
P「まあ、あそこまで過激なのはいいけど……」
P「でも、アイドルとしても大人としても時として無茶振りにも答えないといけないかな?」
葵「つまり空気を読む、ってことっちゃね」
P「まあ、そういう事だな」
葵「私にはまだ荷が重いっちゃ……」
P「……まあ、まだ今のままでもいいんじゃないか?」
葵「どういう事?」
48: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/30(金) 17:12:07.68 ID:aBgVqn9E0
P「別に、無理に大人になる前に色々した方が良いんじゃないかな?」
葵「色々?」
P「子供の間にしか感じれない事とか、一杯あと思うんだ」
P「大人になった後の時間は長いけど、子供だった時の時間は短いんだよ」
葵「へえー……」
P「子供目線で物が見れるのは子供の内だしな」
葵「今しか見れないP……」ポツリ
P「ん?」
葵「な、なんでもないっちゃ!」
葵「……でも、ひとつだけ決めたっちゃ」
葵「あたし、まだまだ子供のままでいい!」ニコッ
52: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:26:08.33 ID:TqHkDpF80
悠貴「どうやったらもっと、大人っぽくなれるんだろう……」
悠貴「事務所の人は、どんな感じなんだろ?」
悠貴「…うん、参考にしてみようっ」
菜々「……それでなんで菜々の所に来たんですか」
悠貴「いえ、その……私としては大人かなと思いましてっ」
菜々「菜々はまだヤングなJKなんですからね!」
菜々「キャハッ! ウサミンはラブリー17歳☆」グギ
菜々「か、肩が……」ガクガク
悠貴「な、菜々さん? プ、プロデューサーさんっ!!」ダッ
53: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:28:43.25 ID:TqHkDpF80
悠貴「……気を取り直して、今度は遠くから見よう」
悠貴「あれは……友紀さんだね」
友紀「いけーそこだー!」バンバン
悠貴(もうお酒飲んでる……)
友紀「あーっ! 何で今の見逃したのー!」
友紀「あ! ちょっとプロデューサー、見てよこれ!」
悠貴(ああ、プロデューサーさんが……)
友紀「……ね? 信じらんないでしょ!?」バシバシ
悠貴(痛そう……)
54: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:30:19.06 ID:TqHkDpF80
悠貴(……今度こそは誰かお手本になるような人を)
瑞樹「……」スタスタ
悠貴(あ、川島さんだ)
瑞樹「……うーん」
悠貴(鏡の前で……綺麗な髪だなぁ)
瑞樹「……そうだわ」ゴソゴソ
悠貴(あっ、何かカバンか……ら……)
瑞樹(ウサミミ)「うんうん、いけるわよね!」キメポーズ
悠貴「……」
55: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:31:55.59 ID:TqHkDpF80
瑞樹「やっぱり、まだまだ若い子には負けてないんじゃない?」ウフフ
瑞樹「今度、P君にバニーガールの仕事も大丈夫って言わなきゃ☆」キャピッ
悠貴「……アイドル、ってやっぱり個性なのかな」
悠貴「他の人とは違う、私は私らしくなのかな……」
悠貴「……だから、私はまだこのままでいいよね」
56: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:34:17.74 ID:TqHkDpF80
桃華「わたくしとPちゃまが出会って、もう長くなりますわね」
桃華「果たして、わたくしはPちゃまに相応しい美しい大人のレディになれているのでしょうか……」
桃華「……いえ、違いますわね。日々、自分を磨き上げてこそレディなのですわ!」
桃華「わたくしにまだ足りないものを探しに、いざ参りましょう!」
留美「……」カキカキ
桃華(まずは、留美さんのあの落ち着いた雰囲気、クールさですわね)コソコソ
留美「……」テキパキ
桃華(苦労を顔に出さずに仕事をこなす……流石ですわね)
留美「……」ピタッ
桃華(……? 動きが止まって……)
留美「……今日はどの書類に仕込もうかしら」
桃華(……何を仕込むのでしょうか?)
57: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:35:17.31 ID:TqHkDpF80
留美「いえ……今日はストレートに一番上に」
桃華(……意見書か何かですわよね?)
桃華(そう思いましょう……)
桃華「……とりあえず、何も見なかった事にしますの」
桃華「おや、あの人は……」
時子「……」ピリッ
桃華「!」ビクゥッ!
桃華(あ、あの雰囲気は真似しなくても……)
時子「……何か用?」ジロ
桃華「な、何でもないですの……」ガタガタ
桃華(……真似できそうにも無いですの)グスッ
58: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:38:48.52 ID:TqHkDpF80
桃華「……次はどういたしましょう」
桃華「そういえば、レディには少し謎な所がある位が丁度いい、と聞いた事がありますの」
桃華「ミステリアスといえば……のあさんですわね」
のあ「……何かようかしら?」
桃華「!」ビクゥッ!
桃華(いつの間に後ろに……)
のあ「……」
桃華「い、いえ、その……」
のあ「……」
桃華「……」
桃華「……なんでもないですわ」
59: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:39:43.86 ID:TqHkDpF80
のあ「……そう、ならいいわ……貴方がそう決めるのなら」
桃華「ええ……」
のあ「……貴方の選択を、貴方以外……決める者はいないのだから」スタスタ
桃華「……」ポカーン
桃華「一流の大人のレディになるのは大変ですわね……」
桃華「……というより、あれは本当に大人のレディなのでして?」
桃華「……わたくしも、まだまだ子供の様ですわね」
60: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/01/31(土) 01:47:30.73 ID:TqHkDpF80
これで出た子は全員終わりましたね。
最初は短い予定だったのに、どうしてこうなった…
大人組が酷い扱いですが、一応言っておくと嫌いじゃないですよ?
ウサミンの「(アイドル楽しい…ヤバい)」にやられた内の一人です。
そもそもモバマスだと楓Pですしね。
ともあれ、ここまで見て下さった方がいたなら、
ありがとうございました。
61: 以下、

63: 以下、

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