シンジ「うあああっ!中に出すよ!綾波!!」冬月「えっ!?」back

シンジ「うあああっ!中に出すよ!綾波!!」冬月「えっ!?」


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4:
シンジ「えっ?」
冬月「第三の少年…今なにか言わなかったか…?」
シンジ「え…な、何も言ってませんよ…ね?」
冬月「聞いているのはこちらなんだが」
シンジ「あ…ごめんなさい…何も言ってません」
冬月「そうか…すまなかった」
シンジ「…失礼します」
冬月「(空耳か…? 歳かな)」
アスカ「んほおおおおお!シンジの○○○しゅごいいいいいい!」
冬月「えっ!?」
5:
冬月「おい!」
アスカ「! な、何よ!」
冬月「今第三の少年と…」
アスカ「さっきからずっと私一人よ! …悪い?」
冬月「いや…何か聞こえたような」
アスカ「一人だったって言ってるでしょ!」
冬月「そうだったな、すまんすまん…それではな」
冬月「(ネルフに耳鼻科ってあったか?)…! む、葛城三佐、この辺りに耳鼻科h…」
ミサト「しまったー、寝坊してバ○ブ取らずに出勤しちゃったー…まぁいいか」
冬月「おい」
6:
ミサト「はい」
冬月「はいじゃない」
ミサト「何でしょうか」
冬月「君は仕事をなんだと思っておるのだ! 寝坊したからといって…その…」
ミサト「確かに本日は遅刻しましたが、それについての始末書は提出済みです」
冬月「そうじゃない プライベートに口出しするつもりはないが、なんというか、その、区切りは付けてもらわないとな」
ミサト「はぁ…仕事は仕事と割り切っておりますが」
冬月「…まだ敏感な年齢の子もいるのだから、そういうのはナシで頼むよ」
ミサト「」キョトン
冬月「え…まぁ、うん、もう行ってよろしい」
ミサト「失礼します」
冬月「(…疲れか?)」
青葉・日向「マヤprpr」
冬月「こら」
7:
冬月「貴様ら何やってる」
青葉「書類整理ですが」
日向「伝票打ち込みですが」
冬月「騙されんぞ」
青葉「え…どうなさったんですか」
冬月「今二人でマヤ君を舐めまわしてただろう」
日向「えっ…」
冬月「ドン引きしたいのはこっちだよ! で、そのマヤ君はどこに隠したんだね!」
青葉「彼女なら今日は半給取ってますけど」
冬月「…そうなの?」
日向「勤務記録、ご覧になりますか?」
冬月「いや…結構、失礼した…」
冬月「(何なんだ一体…)」
リツコ「髪の毛切るのに失敗して、ショートヘアーで無理やり誤魔化す夢見たわー、つれーわー」
冬月「あのさぁ」
9:
リツコ「何でしょう」
冬月「仕事中なんだから」
リツコ「タバコですか? いつも吸ってますが」
冬月「いや、そうじゃなくて独り言…」
リツコ「タバコを吸いながら独り言を喋るとヤケドしますよ?」
冬月「」
リツコ「MAGIに計算させましょうか、タバコを吸いながら喋るとどうなるか…」
冬月「いやいい」
リツコ「ならば」
冬月「もういい」トボトボ
リツコ「?」
冬月「(上層に戻ろう…)」
冬月「碇、私も歳かな」
ゲンドウ「ユイユイユイユイユイユイユイユイユイユイユイユイユイユイ」
冬月「何だこいつ」
12:
冬月「碇…さすがにちょっと引くわ…」
ゲンドウ「何の話だユイ」
冬月「ん?」
ゲンドウ「ん?」
冬月「…いや、今ユイ君を」
ゲンドウ「何を言ってるんだユイ」
冬月「語尾につけるな腹立つ」
ゲンドウ「冬月ユイ…大丈夫かユイ?」
冬月「それはこっちのセリフじゃコラァァァ!」
ゲンドウ「!? し、静かにしたまえユイ」
冬月「あああどいつもこいつもゴチャゴチャと!」
ゲンドウ「…第二種戦闘態勢、冬月を取り押さえるんだユイ」
13:
冬月「そうはいくか!」ダッ
ゲンドウ「待て冬月ユイ! どこに行くんだユイ!」
ミサト「何事!?」
リツコ「司令は冬月が逃げた、と」
ミサト「…はぁ?」
青葉「よくわかりませんが、捕まえろってことですね」
日向「どうします? さすがのエヴァも、基地内の個人には手も足も出ませんよ?」
ミサト「とりあえずパイロットはエバーに乗って待機、現状を整理しましょう」
リツコ「そういえば彼、何だか様子が変だったわね」
一同「そう言われれば確かに…」
14:
日向「疲れてただけなのでは?」
ミサト「それを表に出すような人かしら?」
日向「うーん…とにかく見つけないと」
青葉「新手の使徒による精神汚染の可能性は…」
リツコ「可能性はゼロではないわね」
ミサト「え…その場合はどうするの?」
ゲンドウ「簡単だユイ、殲滅すればよいユイ」
ミサト「司令!? いつからそこに!?」
ゲンドウ「最初からいたユイ」
青葉「(語尾にツッコんだら負けだろうか)」
リツコ「司令、殲滅とは?」
ゲンドウ「適当にエヴァで踏んでしまえばいいユイ」
冬月「おいいいいふざけるな!」
青葉「いたぞあそこだ!」
16:
冬月「お前には人の心がないのか! エヴァなんぞで人間を踏んでみろ! どうなると思う!」
日向「ミンチですね」
冬月「冷静に答えるんじゃないよお前!」
青葉「コイツ…大人しくしろ! 誰か! 縄持ってないか!」
冬月「やめろ組みつくんじゃない!」
ミサト「確かに…いつもと言葉づかいも違うし、元気が良すぎるわね」
冬月「元気があって何が悪い! こちとら巨人に踏まれるかどうかの瀬戸際なんじゃ!」
リツコ「新たな使徒の可能性…否定できないわね」
日向「パターンでました! オレンジデス」
ミサト「使徒ね」
冬月「お前今聞こえただろうが! オレンジって言ってんだろうがァ! 」
日向「橙デス」
ミサト「使徒ね」
冬月「残念同じですね! だから使徒じゃないの!」
19:
リツコ「まぁ待ちなさい」
日向「どうしたんですか、これからどのエヴァで踏むか決めるところなのに」
冬月「お前は真顔で何を口走ってんだコラァ!」
リツコ「この混乱こそが使徒の狙いかもしれないわ」
一同「確かに…」
冬月「おぉ、リツコ君…」
リツコ「だから彼が使徒かどうか、MAGOに判断してもらいましょう」
冬月「MAGOって何だお前おい! それじゃあ正月に老人から年金を奪う可愛い使徒じゃねぇか!」
MAGO「おこづかいちょうだい」
冬月「あぁほらMAGO出てきちゃったよホラ! どうすんのこれ!」
ゲンドウ「ほら…これで好きなもの買うといいユイ」
冬月「碇ィィィ! MAGOに愛情そそぐなら息子に分けてやれ!」
日向「何号機と何号機で四肢を掴んで引っ張るか決めてるんでちょっと静かにしてもらっていいですか」
冬月「増えてるよ! 殺生に使うエヴァの数が確実に増えてるからね!」
25:
アスカ「ちょっとぉ! 私たちいつまで待機してればいいのよ!」
日向「もうすぐ引っ張る部位が決まるからちょっと待って…何で人間の部位って3じゃ割り切れないんだよ…」
冬月「全機出撃させる気じゃねぇか!」
シンジ「そんな…そんなこと…」
冬月「おっ…第三の少年! わかってくれるか!」
シンジ「そんなことのためにエヴァを全機出撃なんておかしいですよ!」
冬月「お前は主張の方向性がおかしいからね!」
レイ「私は…私は碇君を守ればいいのね」
冬月「もっと守るべきか弱い人間がここにいます! 声を大にして助けを求めたい」
アスカ「全機って…私の才能を認めないわけ!?」
冬月「何の才能でしょう!」
28:
アスカ「大体踏むとか引っ張るとかって何よ! 私の弐号機が汚れるじゃない!」
リツコ「それもそうね…」
冬月「あ、それは納得するんだ…」
日向「ATフィールドで押し潰しましょう」
冬月「お前はもう喋るんじゃない!」
ミサト「(ドッキリを仕掛けたら以外に副指令が粘ったでござる)」
リツコ「(ネタバラしのタイミングが伸びちゃったわね…どうする?)」
ゲンドウ「冬月ユイ…もういいんだユイ」
冬月「この命を諦めろというのか!」
ゲンドウ「これを見ろユイ」スッ っ[ドッキリ]
冬月「な…に…?」
31:
ミサト「副指令はあまり我々と接点がなかったので…」
冬月「それでドッキリか?」
リツコ「はい、副指令に思考が読み取れる使徒が寄生した、という設定です」
冬月「そうか…ならばあれは空耳ではなく…」
ゲンドウ「全て実際に喋っていたわけだユイ」
冬月「碇…その語尾気に入ったのか」
ミサト「まぁそういう事なので…ごめんなさい!」
冬月「いや、いいんだ、私が使徒でないとわかってくれたなら…」
32:
マヤ「お疲れ様でーす、半休ありがとうございました」
冬月「マヤ君の半休は本当か…まぁこれで普段通り仕事に戻r」
マヤ「くさっ」
冬月「えっ」
リツコ「どうされました?」
冬月「今くさっって言われたんだけど」
一同「え?」キョトン
マヤ「イッテマセンヨ(やば…言葉に出しちゃったかな)」
冬月「あれ…あれ…?」
リツコ「ひょっとして…」
ミサト「こいつ本物の使徒だっ」
青葉「待て逃げるな!」
日向「プログレッシブナイフに跨らせて…」
冬月「」

33:

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