希「絵里ちの金玉をマフラーにしたいんやけど」 Part2back

希「絵里ちの金玉をマフラーにしたいんやけど」 Part2


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4:
第二部『逃亡』
希「はぁ……はぁ……!」
絵里「の、希、ちょっと待って……!」
希「絵里ち、もっとスピードあげて! 追ってきてる!」
絵里「だっ、だって……」
「グオオオオオオオオッ!」
絵里「ひいっ!」
希(ウチらは逃げている)
希(何から? 人間からや)
希(いや、あれを人間と呼ぶのは正確じゃないかもしれない)
「オオオオオオッ!」
希(腕がねじれ、頭から脳がはみ出ているのに尚追ってくるようなそれを、人間とは思えない!)
希「なんでこんなことに……!」
45:
回想
希「街が……滅んでる……!?」
絵里「昨日の隕石が原因なの? こんな酷いことになるなんて……」
希「そ、そうや皆は!? 皆はどうなったんや!?」
希「圏外や……電波塔が壊れたんかもしれんな」
絵里「……ええと、この辺に」
希「絵里ち、瓦礫に登って何してるん?」
絵里「ああ、あった……本よ、本。昨日図書館から借りた」
希「この非常時に本なんて、何言ってるんや!?」
絵里「え、ご、ごめんなさい……」
希(現状に混乱しすぎて、冷静な判断が出来なくなってるみたいやな……ウチがしっかりしないと)
46:
希「本は持ってきてええけど……一先ず、皆の家に行ってみよう」
希「皆の無事も確認したいし、絵里ちも家族が心配やろ?」
絵里「家族……そ、そうよ! パパやママは無事なの!? アリサは!?」
希「今からそれを確認しに行くんや! 絵里ち、頼むから落ち着いてや!」
絵里「ご、ごめんなさい……私……」
希「丁度、一番近いのは絵里ちの家やし……大丈夫やって。皆無事やよ」
絵里「……」
希「さ、行こう。途中で人に会ったら、何があったのか聞けばいいんや」
48:
希(街を歩いてみても、無事な家はほとんど無いな……)
希(あ、あそこの高層マンションも潰れとる。これじゃウチの家も潰れとるやろうな)
希(家族は遠くにいるからどの道連絡取れんし……あの人らなら心配するだけ無駄やな)
希(家具とかはまた買い直せばいいけど、アルバムとか燃えてたら嫌やな……)
絵里「の、希。ここまで全部潰れてるけど、私の家本当に大丈夫かしら」
希「うーん……保証は出来へんな」
絵里「そんな……」
希「家が潰れてるからって、家族が死んでるとは限らんよ」
希「きっと公民館とかに逃げてると思うで」
絵里「希望を捨てちゃ駄目よね……」
50:
希「……ん、あ、ほら絵里ち! 人がおる!」
絵里「えっ、あ……本当!」
希「ほら、街の人間が全滅したってわけでもないやろ? こうして生きてる人もいるんやから」
希(けど、じっと崩れた家を見てるな。この家の人なんかな)
希(結構年齢いってそうやし、自分で建てた家なんかもしれん。そら、ショック大きいわな……)
絵里「あの、すみません。お聞きしたいことが――」
希(そこまで言って、絵里ちの言葉が止まる)
希(ウチも開きかけていた口もそのままに、言葉が止まる)
希(此方を向いたその男性は、目が血走っていた。全身に血管が浮き、顔中が蚯蚓腫れのようになっている)
希(右腕はおかしな方向を向き、肉を突き破って飛び出した骨をしたって黒く濁った血が流れ出ている)
希(何よりその男の頭――禿げあがったその頭から、ピンク色の脳が頭蓋骨を抉り零れ落ちていた)
絵里「え、何なの……これ……何かの撮影です、か?」
「アアアアアアアアアアアアッ!」
絵里「ひっ!」
希「む、向かってくる! 絵里ち逃げるで!」
52:
現在
「ガアアアアアアアアアアッ!」
絵里「はっ、はっ……」
希(くそっ、絵里ちももう限界みたいやな)
希(というか、こっちが必死で走ってるのに何なんやあれは!? スタミナ無尽蔵なんか!?)
希「どこかに逃げ場はないんか……!」
絵里「ッあ!」ガッ
希「絵里ち!」
希(絵里ちが転んで……足がもつれたんか!? 相手との距離は五十メートル程……すぐに追いつかれる!)
希「絵里ち、早く立って! 来てる!」
絵里「も、もう……はぁ……走れ、ない……」
希「あんなんに捕まったら殺されてまう! そんなこと言ってる場合やない!」
絵里「……」ハァハァ
希(……逃げるか? 絵里ちを置いて。そうすればあれが絵里ちの相手してる間にウチは逃げ切れる)
希(ないな。幸い瓦礫に紛れて木の棒なんかも転がっとるし……)
希「……」スッ
希「来いや化け物。絵里ちには指一つ触れさせんで!」
53:
「ウガアアアアアアアアアア!」
希「うらぁ!」ブンッ
希(こういうゾンビっぽいのは、大概殴り倒せるんや! 映画とかで見たで!)
「グウッ!」
希(肩に一撃……どうや!?)
「……ウオォォルオォォォォォ!」
希「き、効いてるんか効いてないんか全然分からん……! 絵里ち、今のうちに安全な場所へ!」
絵里「希、私も戦えるわ……」
希「スタミナ切れ起こしとるやろ!? 回復してから言い!」
「グバアァッ!」
希「遅いわァ!」ブンッ
「ガ……」
希(首が折れたと同時に、男性は動かなくなった)
希(ウチが人を殺した……い、いやこれは人間ちゃう。ウチは人殺しやない!)
54:
カラン
希「……終わったで、絵里ち」
絵里「何だったの、その人……?」
希「分からん、人間に近い見た目やけど化け物にしか見えへんし……」
絵里「脳が出てるのに走れる人間なんていないわよね、流石に。ゾンビ? お化け……?」
希(……世界はどうなってもたんや? まさか皆、あんな化け物になって……)
絵里「希! 後ろ!」
希「へ?」
「ガアアアアアアアアッ!」
希(ウチに飛び掛かってくる、首の折れた男性。開いた口内には、鋭い牙が見えている)
希(あ、これは。ウチ、死んだ――)
希(いつまで待っても、予想していた痛みは来なかった。代わりに耳に飛び込む、ぐちゃり、と肉の潰れる嫌な音)
希(ウチは閉じていた目を、恐る恐る開ける)
「希ちゃん駄目にゃー。こいつら、頭を潰さないといつまでも起き上がってくるから」
56:
希(木材によって男性の顔が潰され、地面に黒い染みを作っている)
希(男性の顔を潰した本人――星空凛は、得意そうに私に向かってそう言ったのだ)
希「ありがとう、凛ちゃん。無事やったんやな」
凛「希ちゃん達が見つかって良かったよ、皆とも連絡取れないし……かよちん、絵里ちゃん達いたよ!」
絵里「花陽も一緒なの?」
凛「家が近いから、いの一番に無事か確認しにいったんだよ」
希(瓦礫の陰から、おどおどとしたように花陽ちゃんが顔を出す)
希(そのまま此方にゆっくりと歩いてくる……)
凛「いやー、良かったねかよちん! 二人も仲間が増えて!」
花陽「う、うん……」ビクッ
希(ん? 花陽ちゃん、何だか凛ちゃんに怯えてる……?)
花陽「二人が無事で良かったです……私、心配で心配で」
希「ああ、ウチらも心配してたところやから……会えて良かったわ」
希(いや、気のせいか。二人は親友やもんな、怯えるなんてことないやろ)
57:
凛「二人は何処に向かってたの?」
絵里「皆が無事か確認しようと思って……まず、一番近い私の家を見に」
凛「あー……絵里ちゃんの家ならここまで来るときに見たけど」
花陽「潰れてましたね……」
絵里「……! わ、私の家族は!? アリサ達は無事なの!?」ガッ
花陽「痛っ……!」
絵里「ご、ごめんなさい……」
凛「かよちんは、崩れた屋根のせいでちょっと肩怪我してるんだ。あまり触らないであげて」
希「凛ちゃんは怪我はないんか?」
凛「凛は怪我一つないよ! ……パパが、命を懸けて庇ってくれたから」
希「ごめんな……」
凛「ううん! いいよ、今は悲しんでる場合じゃないから!」
5

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