希「もしもし?ごめんな〜、急な用事で行けなくなったんよ」にこ「えっ」絵里「……………?」back

希「もしもし?ごめんな〜、急な用事で行けなくなったんよ」にこ「えっ」絵里「……………?」


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1:
にこ「ちょ、待ちなさ」ガチャプープー
にこ「…………え、もしもーし、もしもーし!」
絵里「どうかしたの?にこ」
にこ「希これないって…」
絵里「えっ」
にこ「………………………………」
絵里「………………………………」
にこ「えっ、どうする」
2:
絵里「…………帰る?」
にこ「いやいやいや!ここまで来てありえないし!せっかくの日曜よ!?」
絵里「そ、それもそうね……でも元々希が行きたいとこに付き合うって予定だったし……どうしようかしら」
にこ「とりあえずそこの喫茶店に行きましょ。今日の予定はそこで立て直せばいいじゃない」
絵里「ええ」
5:
絵里「こじゃれた店ね。おしゃれだわ」
にこ「ふふ?ん!そうでしょ?アイドルならこういう店の一つや二つ知ってて当然にこ!」
絵里「ハラショー」
にこ「………………………………………」
絵里「………………………………………」
にこ「……………アンタの方がおしゃれな店知ってそうだけど」
絵里「…え?なに?ごめん、なんて?」
にこ「…………………いや、なんでもないわ」
絵里「……………………………………………」
にこ「…………………(あれ、話すことなくね?)」
6:
?一方その頃?
希「ほな、ごめんなー!」ガチャ
穂乃果「誰と電話してたの?」
希「ん?いや、ちょっとね」
真姫「ねぇ、用事って言ってたけど……今はただ皆で部室にいるだけじゃない。どういうこと?」
希「ん??だからこうしていることが用事なんよ?皆と部室にいることが、ウチにとっての優先事項やん」
真姫「イミワカンナイ」
希「そのうち分かるよ」
8:
?一方喫茶店?
にこ「アイスティーで」
絵里「えーっと私は……うーん………」
絵里「…コーヒーで!」
絵里「え?…ああ、えっと……アイスコーヒーの方で!はい」
にこ「…アンタって意外と優柔不断なのね」
絵里「あら、にこもそう思うの?この前希にも同じことを言われたわ」
にこ「……………………ふ?ん」
絵里「………………………………」
にこ「(本当に話題がない…どうしよ)」
絵里「…………………………でも珍しいわよね、にこと二人きりなんて」
にこ「ほえ!?」
11:
絵里「ほら、私たち二人っきりで遊んだこととかないじゃない?それに遊ぶときだって大体は希も一緒だったし…」
にこ「まあ、そうね…」
絵里「それにこの前思ったのよ。学年というくくりで言うなら、私たち3年生は『皆が仲良し』って訳でもないな、って」
にこ「(ふ、触れづらいことズバズバ言うわね)」
絵里「だからにことはゆっくり話してみたかったのよ。いい機会だわ」
にこ「……………まあ、そうね。思えばアンタとは……『友達の友達』って感じはしてたわ」
絵里「えっ、そうなの!?」
にこ「はあ!?」
15:
絵里「にこって私のことそんな風に思ってたの…?」
にこ「え、ちょっ、なに!?あ、あんたが今そう言ったんじゃない!」
絵里「そんなことは言ってないわ……私はにこのこと友達だと思ってたのに…」
にこ(め、めんどくさい………)
にこ「ちがうわよ!そうじゃなくて!……私も友達だと思ってるわ!ただ『そういう感じ』がちょっとするかも、ってだけよ!」
絵里「本当…?私だいぶ傷ついたわよ」
にこ「ご、ごめんにこ」
にこ(半べそかいてる………)
16:
絵里「えっ、そうなの!?」
にこ「はあ!?」
これはにこが正しい
20:
?一方その頃?
凛「おっはよーにゃ!………ってあれ?希ちゃん?あれれ?今日は絵里ちゃんにこちゃんとお出かけじゃなかったかにゃ?」
花陽「そう言ってたよね」
希「まあ、そういうことやったな」
穂乃果「えぇ?じゃあさっき電話してたのは…」
希「まあ、そういうことやな」
真姫「なんでそんなことしてんのよ、イミワカンナイ」
希「なんでって…………………」
希「めっちゃおもしろそうやん」
22:
?そして喫茶店?
にこ「んでどうするのよ?今日一日」
絵里「そうね……にこはどこか行きたい場所ないかしら」
にこ「あるっちゃあるけど…多分あんた興味ないわよ、そこ」
絵里「あら、アイドルショップ?」
にこ「当たらずとも遠からずね」
にこ「……いいわ、行けば分かるだろうし…とりあえず付いてきなさい」
絵里「ハラショー」
にこ「じゃあ、そろそろ店でるわよ」
絵里「あ!ちょっと待って!……このデラックスいちごパフェっていうの…」
にこ「………………………………………………」
絵里「食べてみたいんだけど………」
にこ(意外と面白いわねこいつ)
24:
?そして部室?
希「あの二人はな、あんまり仲が良くない」
穂乃果「言い切った!」
真姫「そう?別に特別仲が良いってわけじゃないけど……気にするほどでもないじゃない。普通よ」
希「そうやろなぁ……少なくとも『にこっち』はそのつもりやろな」
花陽「?」
希「問題はエリチの方なんよ。だから二人っきりにさせてみたかったんや」
凛「…?でもさっき面白そうだから、って言ってたにゃー」
希「それもあるんやけどな」
26:
?一方?
絵里「なるほど…にこが来たかったところってここね…」
にこ「じゃあ入るわよ!」ガチャ
絵里「待って、ここって…」
ことり「おかえりなさいませ♪ご主人様…………?」
ことり「に、にこちゃん!?」
にこ「相変わらずやってるわね、ミナリンスキー」
絵里「ハラショー」
ことり「絵里ちゃんまで……遊びに来てくれたの?」
にこ「別にあんたに会いに来たわけじゃないわ。今日ここでイベントやるでしょ?」
ことり「あ、うん!アイドルの人が来て…」
絵里「なるほど………それ目当てだったのね」
ことり「でも珍しいね……にこちゃんと絵里ちゃんが二人きりなんて」
にこ「ま、まあね」
27:
ことり「デート?」
絵里「え…………?」
にこ(こいつはこいつで………)
にこ「い、いいから接客しなさい!メイド喫茶でしょここは!」
ことり「あ、そうだね♪…ではこちらの席へどうぞ♪」
絵里「様になってるわねぇ………」
にこ「伝説のメイドミナリンスキーがあの娘だなんてね……サインまで持ってたのに」
絵里「にこはアイドルが好きなのね」
にこ「…昔からの憧れだからね。将来は絶対にアイドルになってやるんだから」
絵里「………私はにこのそういう一途なところ……………素敵だと思うわ」
にこ「はぁ!?なによ急に!」
28:
絵里「私はずっとそう思ってたわよ……にこのそういうところ、ずっと尊敬してたわ」
にこ「な、なんなのよ……別にそんな持ち上げなくたって…」
絵里「………………私ね、にこにずっと言いたかったことがあって………今日もずっと、そのことばかり考えていたの」
にこ(は!?な、なに!?なんなのよこれ!)
絵里「………………私たちが一年の頃、あの時すでに、私はにこのことを知っていたわ」
にこ「…ん?」
絵里「にこがその時していたアイドル活動、一度だけだけど見にもいってた」
31:
にこ「…あぁ、してたわね。そんなことも」
絵里「あの時私はアイドルになんて興味がなかったし……別に何か理由があって見に行ったわけでもない。ただ、なんとなくだったのよ」
にこ「……………………すいてたでしょ」
絵里「そうね。すいてたわ」
にこ「……………なに、その話が一体どうしたってわけ?」
絵里「……………………私はあの時から、ずっとにこのファンよ」
ことり「いちごパフェ、お待たせしましたー♪」
絵里「あの時のライブ…客こそ入ってなかったし、正直言って踊りも歌も拙かった」
ことり「あのね、これ店長がサービスだって♪絵里ちゃん甘いもの好きだよね!」
絵里「でもね…それでもにこは『やりたいこと』をやってる、って。私にはそう感じたの。その姿が私にとって、凄く羨ましかったのを覚えてる」
ことり「にこちゃんにはこれ♪マカロンケーキ?!!ことりが考案したメニューなんだよ♪」
絵里「私はあの時すでに生徒会に入っていて……………ちょ、ことりうるさい」
33:
絵里「………………………なんだっけ」
にこ「いや、知らないし」
絵里「…あ、そう!それでにこのこと知ってはいたのよ、わたし」
にこ「私もあんたのことは知ってたわ。生徒会長だったし…希の友達、って認識もしてたわね」
絵里「………いまは私たち普通に友達よね?」
にこ「まだそこ引っかかってんのかい」
絵里「……まあそれで、何度か声を掛けようかな、って時もあったんだけど…」
にこ「μ'sで初対面だったわね」
絵里「ええ。だから正直、一緒にアイドルをやるってなった時は嬉しかったわ」
にこ「な、なによ…!///」
絵里「でも…少しだけ複雑でもあったの」
35:
絵里「にこは私のこと…嫌ってるんじゃないかな、って」
にこ「……あんたそんな風に思ってたの?意味がわからないわ」
絵里「…………………嫌ってなかったの?」
にこ(正直アイドル活動邪魔してきたときはうざかったけど………)
にこ(いまそれ言うのはやめとこう)
にこ「…なんでそう思うのよ」
絵里「………わたし今まで、にこが困ってたとき………なにもしてあげられなかったから…………」
にこ「…………………………………!」
39:
絵里「だから………………………………」
にこ「………………………………嫌いよ」
絵里「え………………………………?」
にこ「あんたのそういうところ、嫌いよ」
絵里「……………………………………………」
にこ「……………………………………………」
にこ「……………あんたは私が思ってるほど弱くないの。私を誰だと思ってるの?」
にこ「…私は、宇宙ナンバーワンアイドルにこよ!」
絵里「にこ………………」
にこ「だからあんたが私に手を差し伸べようがどうだっていいの!にこはどんな逆境にも負けないアイドル!いつだって皆を笑顔にするんだから!」
にこ「にっこにっこにー!」
絵里「…………………………………くすっ」
にこ「笑顔になったにこ」
43:
絵里「ええそうね……そうだったわね」
にこ「…だからあんたはそんなこと気にしなくていいの。もう同じμ'sの仲間でしょ?」
にこ「それに……友達よ」
絵里「にこ…………………」
にこ「…………………………」
絵里「…………………………」
にこ「な、なに黙ってんのよ!それより早くそれ、食べちゃいなさいよ!」
絵里「え?…あ!アイスが溶けてる!」
にこ(……………本当に賢いのか?)
絵里「ハラショー!こっちの店のほうが美味しいわ!」
にこ(まあなんにしても……意外と面白い奴ね、絵里)
絵里「…………………ねえ、もう一回聞くけど、本当に私たち友達よね?友達の友達じゃないわよね?」
にこ「しつこいにこ」
終わり
44:
乙!
にこえりの距離感が活かされてて凄く良かった
45:
ハラショー!
4

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