花陽「真姫ちゃんちょろいなたちつてと!」back

花陽「真姫ちゃんちょろいなたちつてと!」


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1:
真姫「花陽?どうしたのよ?」
花陽「真姫ちゃんちょろいなたちつてと!」
真姫「ちょっと!ちょろいってどういう意味よ!?」
花陽「真姫ちゃんちょろいなたちつてと!」
真姫「もう!壊れたレコードみたいに繰り返さないでよ!イミワカンナイ!」
花陽「真姫ちゃんちょろいなたちつ真姫ちゃんちょろろろろまきちゃままままま
まきちゃん」
真姫「まったく!ふざけるのも大概にしてよね!」
花陽「まきちゃん」
真姫「花陽!」
花陽「まきちゃん」
凛「おっはようにゃー!真姫ちゃん、かよちん!」
真姫「おはよう、凛」
花陽「まきちゃん」
凛「かよちん?凛を無視するなんて酷いにゃ」
真姫「ずっとこの調子なのよ。どうしちゃったのかしら?」
凛「もしかして、真姫ちゃんがかよちんを洗脳したの?」
真姫「はぁ!?そんなわけないじゃない!洗脳なんかして私に何のメリットがあるのよ!」
花陽「まきちゃん」
凛「凛のかよちんを……。西木野さんなんてもう知らな……
まきちゃん」
真姫「ちょっと!凛!?……嘘」
真姫「どうすればいいのよ!」
希「ここはウチに任せとけばいいやん?」
真姫「希!」
3:
希「カードが告げてるんや。海未ちゃんが何とかしてくれるって」
真姫「なによ、人任せじゃない。イミワカンナイ」
希「けど、カードは今まで間違ったことないんや」
真姫「でも花陽と凛をどうにか出来るなら信じてみる価値はありそうね」
希「せやろ」
真姫「それで、海未はどこに?」
希「海未ちゃんは昨日、世界が闇に包まれたから対抗できる能力を身につけるべく修行するって昨日から海未ちゃんの自作の滝で修行してるやん?」
真姫「そうだったわ。うっかり忘れてた」
希「ほな、そういうわけやから海未ちゃんとこへ行こか」
真姫「そうね」
花陽「まきちゃん」
凛「まきちゃん」
真姫「二人も一緒に着いて来て。必ず元に戻してみせるわ」
花陽「まきちゃん」
凛「まきちゃん」
真姫「おーい!海未ー!?」
海未「………」ドドドド
希「だめやな、滝に打たれているのと集中しているので全然聞こえてへんわ」
真姫「ちょっと!このとびきり可愛くて凛々しい真姫ちゃんの呼びかけを無視するんじゃないわよ!」
希「もっと近くで声掛けなあかんようやね」
真姫「もう、苦労掛けさせないでよね」
真姫「海未ー?」
海未「………」ドドドド
真姫「ちょっと!海未!聞きなさいよ!」
海未「……真姫?どうしたのですか?」
真姫「やっと気づいたまったく何回も呼ばせないでよね!」
海未「すみません。修行していたもので。なにか御用でしたか?」
希「実は」
真姫「二人を見てくれたら早いわ」
4:
花陽「まきちゃん」
凛「まきちゃん」
真姫「こういうことなのよ」
海未「なるほど」
希「え?今のでわかったん?」
真姫「ちょっと希?それどういう意味?」
海未「真姫の説明というよりは、似たような例に心当たりがあったもので」
海未「実際に見ていただいた方が早いかもしれませんね」
穂乃果「うみちゃん」
ことり「うみちゃん」
真姫「なるほど、ね」
海未「私の現世から離脱した神聖なる闇に潜む映像にて導かれた結論によると、デウス・エクス・マキナの力を込めた大いなる雨に打たれる事により困難はたち消えるそうなのです」
希「なるほど、夢で滝に打たれたら穂乃果ちゃん達を助けられるって聞いたんやな」
海未「まぁこの世界の人間の言葉に翻訳するとそういうことになります」
真姫「夢のお告げって、また根拠もないじゃない」
希「いや、それは違うで、真姫ちゃん」
真姫「違う?」
希「夢っていうのは結構深い意味があるんや」
希「例えば身に迫る危険から己を遠ざけてくれたり、あるいは危険の対処法を教えてくれたり」
希「現に海未ちゃんは、こうして対処法を身につける修行をしているわけやん?」
真姫「イミワカンナイ」
海未「まぁ、真姫もまだ能力-ちから-を手に入れて居ないですからね。デウス・エクス・マキナ、いわゆる神の賜り物を理解するのは難しいかもしれません」
真姫「こ、こんな意味のわからないことで馬鹿にされるなんて……」
海未「ですが、真姫。安心して下さい。必ず私が真姫を救ってみせますよ」
海未「すぐに能力-ちから-を手に入れますから」
希「まあここまで自信たっぷりなら期待できそうやん?」
花陽「まきちゃん」
凛「まきちゃん」
真姫「まぁ今のところは海未に頼るしかないみたいだから仕方ないわね」
6:
真姫「大丈夫かしら?」
希「海未ちゃんを信じてみよう?」
絵里「もう!どういうことなのよ!」
希「えりち?」
にこ「まきちゃん」
絵里「真姫は関係ないってば!」
にこ「まきちゃん」
希「これは」
真姫「間違いないわね」
にこ「まきちゃん」
絵里「まきちゃん」
希「あ、感染した」
真姫「かしこくない」
穂乃果「うみちゃん」
ことり「うみちゃん」
花陽「まきちゃん」
凛「まきちゃん」
にこ「まきちゃん」
絵里「まきちゃん」
「まきちゃん」「うみちゃん」
「うみちゃん」「まきちゃん」
「まきちゃん」「うみちゃん」
真姫「もう、ごちゃごちゃね」
希「でも、まきちゃん以外にも話せるようになったみたいやで?」
真姫「本当!?もしかして治ったのかしら?」
花陽「うみちゃん」
凛「うみちゃん」
にこ「まきちゃん」
絵里「うみちゃん」
穂乃果「まきちゃん」
ことり「まきちゃん」
8:
真姫「入れ替わっただけじゃない!」
海未「入れ替わった?なるほど。わかりました」
希「何か手がかりが見つかったんやな?」
海未「えぇ」
真姫「本当!?」
海未「私は大きな勘違いをしていたみたいです」
海未「所詮、弱小な人間の身体など魂の器にすぎない」
海未「私みたいな神の力を宿している選ばれし少女なら話は違いますが」
海未「穂乃果もことりも」
海未「花陽も凛も」
海未「にこも絵里も」
海未「人間の領域にしか居られないのです」
海未「だから、器を乗っ取られた。神に魂を吸われてしまったのです」
真姫「なんですって?」
希「そんな!じゃあえりちは?にこっちは?μ'sのみんなは元に戻ることはできへんの?」
海未「いえ、元に戻る方法はあります」
真姫「じゃあ戻してよ!みんなを元に」
海未「右手が疼く。久しぶりですね。この感覚は」ペロ
真姫「……海未、頼んだわよ」
希「もうウチラの希望は海未ちゃんしかいないんや」
海未「闇の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ」
海未「契約の元、海未が命じる!」
海未「封印解除-レリーズ-」
希「わぁ!ウチのカードが!!!」パラララ
真姫「カードが、踊っている?」
希「どうなってるんや?」
海未「はああああああああああ」
---------------------------------
穂乃果「海未ちゃーん!」
ことり「おねがぁい」
花陽「私達を」
凛「開放してほしいにゃ」
10:
にこ「海未、あなたが最後の希望なの」
絵里「頼むわ、海未」
------------------------------------
真姫「ねぇ!今の!」
希「あぁ、ウチも見えた。はっきりと」
真姫「あれがみんなの本当の魂なの?」
海未「はああああ……はぁ…はぁ……」
真姫「!?」
希「なんやて!?みんなの魂が」
真姫「消えた」
海未「そんな……」
希「もう、終わりなんか?」
真姫「嘘、諦めるしかないっていうの?」
真姫「嫌よ!私、このままなんて!」
希「ウチだって嫌や!」
真姫「海未!なんで途中で止めるのよ!」
海未「す、すみません。魔力が、私の修行が足りなかったせいで……」
真姫「なんでこうなっちゃうのよ……海未……」
希「もうやめとき」
真姫「でも!」
希「真姫ちゃんだってわかってるんやろ?」
真姫「……」
希「海未ちゃんだって海未ちゃんなりの方法で解決しようとしてたんや」
真姫「……そうね」
真姫「確かにこの件で海未を責めるのはお門違いだわ」
真姫「それどころか、私なんて海未に頼るだけで何も出来なかった」
真姫「希はタロットの力を海未に与えたのに、私はそれを横で見ていただけ」
希「真姫ちゃん」
真姫「なんでよ!」
真姫「なんで私にはみんなを救う力がないのよ」
希「真姫ちゃん……」
12:
ヒデコ「嘘でしょ」
フミコ「海未ちゃんの能力でも足りなかったなんて」
ミカ「これはもう最後の手段しか……」
真姫「あ、あれは!」
希「いつも裏方さんしてくれてる人達やん!」
海未「ヒデコ、フミコ、ミカさん!……最後の手段?」
ヒデコ「えぇ、海未の血で魔法陣を書いて魂の神を召喚するの。でもこれを使ったら海未はもしかしたら記憶を失っちゃうかもしれない」
フミコ「あるいは人格が書き換わってしまうか」
ミカ「それに、魂を吸われた娘が本当の意味で元に戻るかもわからない」
ヒデコ「だから、私は海未にやって欲しくない。穂乃果もことりも大切な友達だけど、海未だって友達だもん。もう失いたくない」
海未「それでも、やらせてください」
真姫「海未……」
ヒデコ「海未が海未じゃなくなっちゃうかもしれないのよ!?元に戻るかもわからないのよ!」
海未「大丈夫ですよ。だって、私は『神に選ばれし少女』なのですから」
海未「それに、通学の時に隣に穂乃果もことりもいないのは寂しすぎます」
海未「この数日間で嫌というほど身にしみました」
ヒデコ「その目、本気なのね」
海未「はい」
ヒデコ「海未、ちょっと痛いよ?」
海未「覚悟の上です」
グサッ
海未「ッ……」
ヒデコ「魔法陣を書いて、呪文!真姫ちゃんちょろいなたちつてと!」
パアア
真姫「なに!光が!!!」
希「目を開けられないくらいの眩しさや」
デウス・エクス・マキナ「我を呼んだか?鍵の契約者は汝か?」
海未「ええ私です」
デウス・エクス・マキナ「ハッハッハ!我の愛する海未ではないか!何が望みだ、申し上げてみよ」
海未「魂を吸われたみんなを……元に戻して下さい」
13:
デウス・エクス・マキナ「なんだと!?」
デウス・エクス・マキナ「吸った魂を戻せだと!?」
海未「はい」
デウス・エクス・マキナ「残念だ、海未。汝のことは気に入っているが、それはできぬ」
海未「そんな」
デウス・エクス・マキナ「少女の魂は私の栄養。ただ、一つだけ譲歩がないこともない」
海未「譲歩とは?」
デウス・エクス・マキナ「汝の魂をいただこう」
真姫「そんな!なんてこと!」
海未「真姫、いえ、いいんです」
真姫「ダメよ!μ'sは9人でμ's、花陽や凛はもちろん!海未だって欠けちゃダメなのよ!」
デウス・エクス・マキナ「なに、別に全部吸い取るわけじゃない。ただ我が与えすぎた魂の量を頂くだけだ」
海未「わかりました。それで穂乃果たちが戻るなら、お好きにどうぞ」
真姫「海未!!!」
デウス・エクス・マキナ「ふんっ」ピカッ
海未「あっ……んっ…いやぁ……はぁん…」
海未「」
真姫「海未!」
希「海未ちゃん!」
ヒフミ「海未……」
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