幼馴染「あなたって私が居てあげないと何にもできないわね」」back

幼馴染「あなたって私が居てあげないと何にもできないわね」」


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1:
幼馴染「こら!あんた、また宿題終わらせてないの?」
男「う、うるせーな宿題くらい何とでもなるだろ」
幼「駄目よ!日ごろだらしない行動は習慣になるんだから」
男「良いんだよ。俺はそんなキッチリした人間になろうとなんて思ってないし」
男「いや、むしろ少しだらしない方が格好良くない?」
幼「何をトンチンカンな事言ってるのよ?いいからほら!」
幼「しょうがないわね。私の写させてあげるわ」
男「母ちゃんみたいに世話焼きが好きなやつだな」
幼「か・・・母ちゃん!?」
元スレ
幼馴染「あなたって私が居てあげないと何にもできないわね」」
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3:
男友「相変わらずお前らって仲良いよな」
男「おう。そうだろ?」
幼「はぁ?私はね、仲が良い物同士っていうのは似た物同士がなるものだと思うの」
幼「だから私はこんな奴と仲良しなわけない」
男「何でさ?似た物同士だろ?俺ら」
幼「そ、そんなわけないでしょ!?」
男「あはは」
幼「何を笑ってるのよ」ボカ
男「い、痛い痛い」
男友「仲良いなぁ」
4:
男「なぁ幼」
幼「何よ」
男「俺今日親が家にいないんだよ」
幼「だから何?ハッキリ言いなさいよ」
幼「ん」
幼「・・・・・・・あ、あ、あんたまさか!?」
男「何考えてるのか知らないけど、きっとそんな事じゃないよ」
幼「む」
6:
男「いやさ、飯なんだけど金渡されて」
男「買っても良いんだけど」
男「たまには作ってみようかなって」
幼「ふーん。いいんじゃない?」
幼「得意なものを増やすのは良い事だし」
男「だろ?俺は向上心に満ちあふれてるんだ」
幼「で?」
男「それでさ俺の好物のシチュー作ろうかなって」
幼「あんた好きだもんね。覚えたらずっとシチュー作るんじゃないの」
男「そうかも」
7:
幼「そうなのね。筋金入りじゃない」
男「で、お前上手いじゃん。シチュー作るの」
男「俺お前の作るシチュー好きなんだ」
男「ほかの奴が作るのとは何か違うんだよな」
幼「そ、そう?」
幼「まぁね。工夫してるからそりゃあね」
幼「・・・・」ニヤニヤ
男「どうした?ニヤニヤして。気味が悪いな」
幼「何でもないわよ」
8:
男「それでお前に教えて欲しい訳。作り方を」
男「材料から知りたいし、帰り一緒にスーパーよろうぜ」
幼「えー」
男「なんだよ」
幼「うーん・・・ふふ」
幼「どうしよーかなー・・・って」
男「なんだ?用事でもあるのか?」
幼「そうではないんだけどーうーん」
男「じゃあいいじゃん」
幼「でもなー」
男「何だよ」
9:
幼「ま、わかったわ。考えておいてあげる」
男「?」
幼「ふふ」
男「何でニヤニヤしてるんだよ」
幼「うるさいわね。何でもないって言ってるでしょ」バシ
男「あいた」
男「なんて馬鹿力だ」
幼「人をアマゾネスみたいに言わないで」
男「じゃあ放課後俺掃除あるから待ってて」
幼「何よ、私が待つの?」
幼「どうしよーかなー・・・帰ろっかなぁー」
男「・・・」
10:
女友「あ、幼ちゃーん」
幼「女友ちゃん。何?」
女友「うん!幼ちゃんさ、今日暇?」
幼「何で?」
女友「今日ねA学校のイケメン君達と遊ぶんだ」
女友「知ってるでしょ?イケメン君」
幼「イケメン君?」
幼「ああ、知ってる。確か三国一のイケメンって噂の」
女友「うん!視線が合っただけで蕩けてしまう目力の持ち主のイケメン君」
男友3「メスが盛ってんじゃねーよ」
11:
幼「良かったじゃん。前から彼氏欲しいって言ってたもんね」
女友「うん・・・そうなんだけどね。その」
幼「?」
女友「イケメン君、幼ちゃんに会いたいって言ってるんだよね」
幼「私?何で?」
女友「イケメン君が幼ちゃんと同じ中学だった子の卒業アルバム見て」
女友「幼ちゃんと知り合いになりたいって」
幼「・・・」
12:
女友「イケメン君、幼ちゃんの事気に入ったんだってさ」
幼「卒業アルバム見ただけで気に入られたの?」
女友「そうみたいだよ」
幼「・・・私は三国1の男前に気に入られる女って事なんだ」
女友「でね、今日の5時から駅前集合なんだよね」
女友「私たちはそのまま行くけど、幼ちゃんも来るでしょ?」
幼「・・・」
幼「私は行かないかな」
13:
女友「ええ!?どうして?イケメン君だよ?」
幼「うーん・・・用事があるから」
女友「よ、用事って・・・親が危篤なの?」
幼「何よそれ」
女友「だってイケメン君だよ?」
女友「そのイケメン君の誘いを断るなんてぇ!」
女友「それくらいの理由がなかったら考えられないよ」
幼「・・・アナタ普通じゃないわね」
15:
男「掃除終わったー」
幼「遅い」
男「思ったより手間取ったわ」
幼「ほら、じゃあとっと行くわよ」
幼「もう寒くなって日も短いんだし」
男「おうおう」
男「えっとジャンパーは・・・着てきてないか」
幼「ボケてるんじゃないわよ。ほらさっさとマフラーも巻いて」グイグイ
男「おお」
18:
男「何かもう夕方だなー。日が短いともったいない気がする」
幼「そうよねー。少し寒いし」
男「寒いの苦手だよね、幼って」
幼「うん。そうなのよ。この時期はいつも風邪引くの」
男「女子はスカートだもんな。ほとんど短パンだよな、それ」
幼「まぁスパッツとかはくけど、確かにね」
幼「寒いからいっそ腹巻でもして学校行こうかなって思った時もあったわね」
幼「さすがにやめたけど」
男「・・・俺も嫌だなそれ」
19:
幼「何か沢山買っちゃったわね。予算大丈夫だった?」
男「お金大目にもらってたし。大丈夫でしょ」
男「あの親も子供残しての旅行だから罪悪感あるんだよ」
幼「どの位いないの?」
男「世界一周って行ってたから数週間?」
幼「そんなに?」
男「はは、でもエア一人暮らしみたいで、ちょっとワクワクしてる」
幼「・・・心配だわ」
男「大丈夫だって、毎日掃除だってするつもりだし」
幼「毎日起きたり歯磨きとかできるのかしら?お米炊いたり洗濯は・・・」
男「赤ちゃんじゃないんだよ俺は」
21:
幼「赤ちゃんも何も、時々起こしに行ってるでしょ?」
男「ん・・・そんな事もあったような」
幼「相変わらず都合の悪い事は忘れる便利な頭してんのね」
男「人生楽しまなきゃ損でしょ」
男「楽しかったことは記憶してるよ」
幼「楽しむのも大事だけど、戸締りと、そっちもね」
幼「あと洗濯は小まめにしておかないと、以外に溜まるんだから」
幼「ご飯だって、毎回毎回買いに行ってたらお金もかかるし」
男「う、うん」
22:
幼「さーて帰ったらしっかり私が指導してあげるから!覚悟しておきなさい」
男「うーん・・・」
男「・・・何かもう幼に作るの頼もうかな。なんちゃって」
幼「駄目!一度決めたら最後まで」
幼「男でしょ?」
男「男女差別だ」
幼「女々しいこと言わない」
幼「私みたいなかわいい女の子が」
幼「帰り道が暗くなるまで買い物付き合ってあげたんだから」
男「お前なら誰か襲ってきても返り討ちでしょ」
幼「私の事を普段どういう風におもっているのか問い詰めたいわ」
23:
男の家
男「まずジャガイモの皮を切ってっと」
幼「あんた・・・ジャガイモの皮むいてジャガイモの大きさが3分1になるってどういう事なの」
男「肉もいためて」
幼「冷凍品はまず解凍してから!ていうか油を引いて!」
男「そして牛乳と水を」
幼「軽量カップは使わないの?」
男「大体で大丈夫っしょ!!」
男「おらぁ」ドボドボ
幼「・・・何か頭が痛くなってきた」
24:
男「って事があったんだよー」
男「あいつ口は悪いけど、料理は上手いんだよなぁ」
男「昔から俺と食べ物の話をするから俺の好物も知ってるし」

男「そういや俺の好物があいつの得意料理だな・・・?偶然って良いな」
後輩「・・・あの、ウザいんですけど」
男「だってただ委員の作業するだけじゃ暇でしょ」
後輩「・・・確かに単純作業は退屈ですけど、それでもウザい物はウザいです」
後輩「他人のノロケ話なんて聞いても面白くないですし」
男「別にノロケじゃない」
25:
男「じゃあ何の話ならいいんだ」
後輩「私、基本先輩と話ししたくなんですよね」
後輩「仲良く話して付き合ってるとも思われたくないですし」
男「あれ・・・・俺お前から嫌われてる?」
後輩「今頃ですか?」
後輩「私、会った時からそういう雰囲気出してたじゃないですか。あーあ」
男「会った時って委員の顔合わせで話すらしなかったじゃん」
後輩「知ってますけど?」
男「・・・」
26:
後輩「私、物事はハッキリ言うタイプなんです」
男「知ってるけどさ」
男「ま、いいや」
男「それでな、その後風呂入るって言ったら着替えまで用意してくれてさ」
男「でも俺としてはね?年頃だから何かそこまでされるとさ」
後輩「何自然に話し続けてるんですか?」
男「?」
後輩「いや、そんな顔しても正解なのは私です」
男「何だよ、聞きたいだろ?続き」
後輩「先輩頭おかしいんですね」
後輩「初めて見たときから知ってましたけど」
男「・・・」
27:
男「そうかいそうかい」
男(もう物事をハッキリ言うとかじゃなくて暴言じゃん)
後輩「急に黙られてもウザいです」
男「・・・」
男「頭おかしいって言うじゃん」
男「でも普通の人と考え方が違うって思われるのって少し嬉しい」
後輩「うわ。キモ」
男「ていうけど、実際喋ってる俺より作業遅いじゃん」
後輩「う」
28:
男「あははーやーいやーい」
後輩「先輩がウザイ話ばっかするから!だから!」
男「人のせいにするなよな」
後輩「う、むかつく」
後輩「やっぱり先輩って腹立ちます」
男「はは。自分の力のなさを呪え」
男「作業が早ければ、こんなことにはなってないんだ」
後輩「先輩より早く作業できるようになって先輩の鼻をへし折ってあげます」
後輩「・・・」モクモク
男(めっちゃ真剣になってる。そんなに嫌だったのか)
29:
後輩「む・・・」
男「はぁ・・・ほら、ここはそうじゃなくて」
後輩「あ」
男「貸してみろって、こっちのほうが効率いいだろ?」
後輩「・・・・むかつく」
男「お前ね」
男「確かにお前のやり方は丁寧だけど」
男「一々そういうやり方じゃあ何日たっても終わらないって」
後輩「う」
男「俺も終わるまで手伝うから、ちゃっちゃとやろうぜ」
後輩「先輩が?」
34:
男「おう」
後輩「何で?」
男「なんでって、そりゃ優しさだよ」
後輩「うわ、キモイ偽善者だ」
男「手伝ってもらう奴の態度かよ」
男「だから友達少ないんじゃない?」
後輩「うるさい」
男「本当に少ないんだ」
後輩「先輩?うるさいってさっき言いましたよね」
男「はいはい」
後輩「他人の傷をえぐる様な行為はやめてください」
男「お前なぁ、そやってツンケンするから友達できないんだぞ」
35:
後輩「わかってますよ。でも友達なんていらないんです」
男「お、できない言い訳か?」
後輩「次同じセリフ言ったら」ギロ
男「・・・」
後輩「・・・私知ってるんです。優しさや愛なんて錯覚だって」
男「錯覚?」
後輩「はい。そんな物この世にはないんです」
男「突拍子もない事いうなぁ。またどうして?」
後輩「親が離婚したからです」
36:
男「そなんだ」
後輩「はい、ものすごい仲の良い父母でした」
後輩「どちらも私の事可愛がってくれて、私も大好きでした」
後輩「なんて私は幸せな家に生まれたんだろうって。子供ながらに思っていました」
後輩「でも違ったんです」
男「・・・」
後輩「お父さん。女の人と浮気してて」
後輩「しかも発覚してから何年も前からそういう関係だったみたいです」
男「・・・」
37:
後輩「それからは思い出したくもない位、ひどい有様でした」
後輩「あれだけ仲がよかった父と母が毎日のように怒鳴りあって」
後輩「それからすぐは離婚しなかったんですけど」
後輩「今思えば、その時間が一番苦痛でした」
後輩「最初はお互い再構築しようとしてたんですけど」
後輩「やっぱり再構築なんて無理で、怒鳴って泣いて」
後輩「離婚する一月前なんてお互いに用があるときは私が伝言係でした」
男「・・・」
男「だから友達を作らないの?」
後輩「そうですよ」
38:
後輩「私はあんな風にはなりたくない」
後輩「人を好きになって、嫌いになるような人生は送りたくないんです」
後輩「極論自分は自分を裏切らないですから」
後輩「だから私の味方は私だけです」
男「いろいろあったんだな」
後輩「そうですよ。先輩みたいにノンノンと生きてきてません」
後輩「だからもう、こういう事もしなくていいです」
男「こういう事?」
後輩「こういう・・・私の手伝いみたいな事です」
後輩「自分の作業が終わったらもう、かえって下さい」
40:
男「お前が断る!って強く言うなら俺だって無理にはしないけどさ」
後輩「それが良いですよ。私に哀れみはいらないんです」
男「別に哀れみじゃないよ」
後輩「じゃあ何ですか?」
男「俺は自己中なんだ」
後輩「知ってますけど。それと今の状況に関係あるんですか?」
男「うん」
男「俺はさ、他人にしたことは自分に帰ってくると思うんだ」
後輩「はぁ」
男「優しく接してきた相手には、自分も優しく接しようとか思うだろ?」
後輩「うーん・・・どうでしょ」
男「だから俺は他人に優しくした後の見返りを期待してるわけ」
後輩「見返り?」
41:
男「優しくしたら、される。って事」
後輩「・・・私が先輩にって事ですか?」
男「そんな直接的な事でもないけどな」
男「こう、どこかの誰かにされるかなって思う」
男「だから、哀れんでたとかって訳じゃないよ」
後輩「・・・」
男「黙ってるなよ」
後輩「いや、意外と打算的なんだなって」
男「性格悪いからなぁ俺」
後輩「そうですよね」
男「同意を求められてもさ」
後輩「・・・」
42:
男「終わったけど遅くなったな」
後輩「はい」
男「もう暗いな」
後輩「はい」
男「送っていこうか?」
後輩「え、単純にキモ」
男「いや、だって真っ暗じゃん?」
後輩「暗闇と先輩の両方を相手取れって事ですか?」
男「ひねくれすぎだろーが」
後輩「わかってますよ。私はこういう風にしか接する事ができないんです」
43:
後輩「別にどうでも良いんですけど」
後輩「先輩は・・・その」
後輩「嫌ですか?」
男「は?」
後輩「こういう、生意気な私は」
男「うーん」
後輩「嫌でしょ?絶対嫌だって言うんだ」
男「何だよお前。まだ答えてないだろ」
後輩「・・・じゃあどうなんです?」
44:
男「そんなに嫌じゃない・・・」
男「・・・かも」
後輩「先輩マゾ?」
男「お前が言わせたよな?」
後輩「いえ、だって普通は、嫌じゃないですか?」
後輩「私、いっつも先輩のこと悪く言うし」
後輩「先輩に嫌な思いさせてばかりだし」
男「わかっててやってるのか」
45:
後輩「はい。だから、先輩は私の事なんて嫌いなんです」
後輩「そうですよね!?そうにきまってるんだ」
男「さっき嫌じゃないって言ったでしょ?」
男「まぁあれだ、可愛い後輩が先輩に甘えてきてる」
男「そんな感じに俺は捉えてるよ」
後輩「・・・・」
後輩「・・・偽善だ。私の事傷つけないように嘘を言ってるんだ」
男「何ウジウジしてるんだよ!ほら帰るぞ」グイ
後輩「うわ」
46:
男「お前俺と同じ方向なんだなぁ家」
後輩「それを知らないで手を引っ張ってたなんて衝撃ですよ」
男「ごめんごめん」
後輩「あ、でも先輩に私の家の方向知られた」
男「何だよ」
後輩「・・・何か嫌だなって」
男「そか。年賀状でも送ってやろうか」
後輩「気持ち悪」
男「はは」
後輩「今の発言、先輩じゃなかったら逃走してましたよ私」
男「俺じゃなかったら?」
後輩「・・・あ」
48:
男「どういう事?」
後輩「・・・」プイ
男「・・・俺もお前から一応信頼はされてるんだなぁ」
後輩「・・・フン」
男「あはは。可愛いやつ」
後輩「可愛いとか・・・キモい嘘つかないでください」
男「いや嘘じゃないけど」
後輩「嘘です!絶対嘘!」
後輩「本当は私の事気持ち悪いとか思ってるくせに!」
男「卑屈なやつだなぁ」
49:
後輩「大体・・・大体いいんですか?そういう事言って」
男「何の話だよ」
後輩「その、幼先輩?って人。いっつも話てる」
男「ああ、幼な!・・・ん?何が?」
幼「何がって、それは・・・」
幼「・・・」
男「?」
男(たまに黙っちゃうんだよなぁ)
50:
後輩「だから・・・彼女がいるのに・・・そうやって」
後輩「ほかの女の人の事・・・なんていうか」ブツブツ
男「幼が俺の彼女?」
後輩「付き合ってるんでしょ?」
男「んな訳ないじゃん!お前そんな風に思ってたのか?」
後輩「・・・作業中ずっと幼先輩の話をしてたじゃないですか」
男「したけど、何か問題あった?」
後輩「普通なら付き合ってると思いますよ」
男「・・・確かに、そうかも。でも付き合ってないよ」
後輩「付き合ってないんですか?本当に??」
男「う、うん」
51:
後輩「・・・そうなんだ」スタスタ
男「?」
後輩「あ、先輩」
後輩「私の家、ここです」
男「おお。お疲れさん」
男「って結構でかいな家」
後輩「あんまりジロジロ見られると何か不快なんですけど」
男「はは、ごめんごめん」
後輩「別に良いですけど」
後輩「もうちょっと」
男「どした?」
後輩「何でもないです」
52:
後輩「先輩」
男「はい」
後輩「さよならです」
男「お、おう」
後輩「・・・私、初めてなんですよ。高校の人にさようならなんて言ったの」
男「そうかそうか。それも俺の人徳だな」
後輩「・・・そうですね」
男「やっと俺を認めたか」
後輩「先輩、またこういう機会があったら・・・なんていうか」
後輩「一緒に帰ってもいいですか?」
53:
幼「お帰りー」
男「ただいま」
男「あれ、違和感」
幼「どうしたの?玄関で棒立ちして。やじろべぇにでもなった?」
男「今のつまんな」
幼「何よ?」ギロリ
男「なんでもねぇよ」
男「いやいやいや!おかしいでしょ!何で俺の家に幼がいるんだよ」
男「しかも俺より先にいるって、どういう事だよ!」
60:
幼「だって鍵とか閉まってなかったし」
男「泥棒みたいな事言うな」
幼「泥棒?失礼な事言うのねー」
幼「私はあんたが心配だから手伝いに来てあげたっていうのに」
男「手伝い?」
幼「そうよ。あんた一人で生活なんて無理よ」
幼「どうせ、お菓子ばっかり食べて栄養失調で死ぬのが落ちなんでしょ」
男「お菓子にも栄養はあるわい」
幼「そういう答えが返ってくる時点で心配なの」
61:
幼「じゃあ、そういう事だから。お風呂沸いてるわ」
男「はーい」
男「む?・・・うーん」
幼「何?珍しく考え事してる顔なんかして」
男「・・・」
男「いや、良いのかなって。やっぱ何か親に黙ってこういう」
幼「ああ、男のおばさまには、もう連絡してあるわよ」
幼「だらしない息子をよろしく〜だって」
幼「あんた信用されてないのねぇ」
男「うっさいわい」
62:
幼「はい、ご飯ね」
男「おー!お風呂の後にはご飯が出来てる」
男「お金持ちになった気分だ」
男「おい娘。飲み物を持ってこい」
幼「・・・殴られたいの?」
男「へいへい」
幼「はぁ・・・良いわよ。持ってきてあげる」
幼「何が良いの?」
男「えっとなぁ・・・」
63:
男「うまーい」モグモグ
幼「ふふ。そうでしょ?私特訓してるのよ」
男「特訓?」
幼「うん。私料理が作れるって行ってもレパートリーが少なかったし」
幼「だから良い機会だと思ってね」
男「それで俺のお手伝いさんになってくれることにしたんだ」
幼「うん。下僕にご飯を恵んであげてるの」
男「ご主人!おかわり!」
幼「ああ言えばこう言う」
幼「はいはい。わかったわよ」
64:
男「あはは」
幼「私テレビってあんまり見ないけど久々に見ると面白いわね」
男「そうなの?何か以外」
幼「どういう意味?」
男「好きなアイドルの話とかよく女子同士でしてるじゃん」
幼「あー。まぁ好きなアイドルが居ないわけでもないけど」
幼「話を合わせるために見てる面を大きいから」
男「そうなのか」
幼「男はさ、好きな女の子のアイドルとかいないの?」
男「いない事もないかな」
65:
幼「へー男ってああ言う子が好みなんだ」
幼「どういう所が好きなの?優しい所とか?」
男「あのおっぱいが大きい所」
幼「はぁ・・・」
幼「女をそんな胸だけで評価するのは失礼よ」
男「ああ、お前貧乳だもんな」ケタケタ
幼「・・・」ボカ
男「痛って」
男「はは・・・冗談冗談」
幼「・・・・」ギロ
66:
男「もちろん実際に付き合うとかってなったら、重要視する所は色々あるぜ?」
幼「ふーん。た、例えば?」
男「えっとぉ、優しくて、可愛くて、俺の事好きでいてくれてー」
幼「はいはい。わかったわかった」
男「そういえばお前って彼氏って作らないよな」
幼「・・・そういうあんたこそ作らないじゃない彼女」
男「うっさい!俺は作ろうと思えばいつでも作れるの」
幼「ふふ、実績が無い奴の虚勢は聞くに堪えないわね」
男「お前も同じだろ」
幼「わ、私は良いのよ!女の子だから」
68:
男「お前今日泊まっていくの?」
幼「ううん。帰るわ。さすがに年頃の女が泊まっちゃマズイでしょ」
男「年頃の女?はて・・・それはどこに」
幼「殴られたら無いみたいね」
男「冗談だよ・・・拳を固めるなよ」
幼「でも、どうせ明日の朝あんたの事起こしに来るからね」
男「お、全自動の生きた目覚まし時計だ」
幼「あのねぇ・・・ま、あんまり夜更かししてたら駄目よ?」
男「はいはい。わかったよ。母ちゃんかよ」
幼「・・・」ピキピキ
69:

幼「男ー」
男「zzz」
幼「あーやっぱ寝てるか。昨日あのまま寝る訳無いと思ってたけど」
幼「予想通りね。全くお腹だして寝て」
男「zzz」
幼「・・・ふふ」ジー
幼「何だ。寝てると子供みたいじゃない」
幼「つんつん」
男「んん・・・zzz」
幼「あはは」
70:
幼「・・・」
男「zzz」
幼「えーい」ツンツン
男「ん」
幼「ふふ」
幼「こしょこしょ」サワサワ
男「ん・・・うう」
幼「あはは」
幼「・・・全く寝てる時は黙ってて可愛いのに」
幼「・・・」
男「おう可愛いか」
幼「!!」
71:
幼「あ、あ、あんた!いつから起きてたの!?」
男「お前に寝込みを襲われてるとき」
幼「ひ、人聞きの悪いこと言わない!」
幼「私はただ起こしに来ただけなんだから!」
男「寝てる人間の脇腹を触るのが起こして?」
幼「そ、そうよ」
男「友達にメールで聞いてみよ」
幼「やめーーー」バシ
72:
男「痛いなぁ殴る事ないだろ」
幼「あんたが私をさらし者にしようとするからでしょ」
男「先に襲ってきたのはそっちなのに」
幼「だーかーら!襲ってない!」
幼「はぁ、本当頭痛くなってきた」
男「朝から大変だなぁ」
男「生理かな?」
幼「静かにしててよ」イライラ
男「・・・はい」
73:
男「って事もあったんだよ」
後輩「それって同棲じゃん」
男「同棲って・・・何か人聞き悪いなぁ」
男「ただ手伝ってくれてるだけだよ」
男「それに泊まってないしな」
後輩「泊まって無くても一緒だよ。朝来てるなら」
後輩「・・・先輩、やっぱり付き合ってるんじゃないの?」
男「なんで話がそうなる」
後輩「普通はそう思うと思うけど」
74:
後輩「それに先輩、幼先輩の事を喋ってる時ってなんか楽しそうだし」
男「あーあるかも。アイツとは長い事一緒にいるからな」
男「フィーリングが会うんだよ」
後輩「やっぱり・・・そういう関係なんだ」
男「はは。何か卑屈だなぁ。そんなに俺と幼とくっつけたいのか」
後輩「そんなんじゃないです」
男「じゃあなんでそんな事言うんだよ」
後輩「・・・・もうしらない」プイ
75:
男「俺はお前と喋ってる時も楽しいんだよ」
後輩「はいはい。そうですか。どうせ思ってないくせに」
男「嘘じゃねーよ」
後輩「私と喋ってて楽しいなんてあり得ないです」
男「俺は楽しいけど?」
後輩「・・・そういうお世辞、うざいですね」
後輩「だって、私の事みんなどうせ嫌ってるんですよ」
男「ナチュラルに暗いなー」
76:
委員友「おー男ー順調?」
男「おっすー。まぁそこそこな」
委員友「・・・お前その仕事の担当だっけ?」
男「いや、後輩の手伝い」
委員友「え、お前等って付き合ってんの?」
男「付き合ってねーよ」
委員友「そかそか、悪い悪い」
後輩「・・・」
77:
後輩「先輩、ここの担当じゃなかったんですか?」
男「まーな」
後輩「じゃ、じゃあ何でここに居るんですか?」
男「いや・・・お前の手伝いだけど」
後輩「ス、ストーカー?」
男「違うわい」
男「優しさだよ」
後輩「・・・優しさって」
78:
男「まぁぶっちゃけ、ここの作業が一番遅れてるってのもある」
後輩「あ、すいません・・・そうですよね」
後輩「私なんかに優しさをくれても、返す事なんて出来ないですし」
後輩「早く終わらせます。そうすれば先輩も私といなくて済みます」
男「・・・お前が何考えてるのか知らないけどさ」
男「さっきも言ったけど、俺はお前と話してるのが楽しいんだよ」
男「だから手伝ってるってのもあんの」
後輩「・・・楽しいんですか?」
男「うん」
79:
後輩「変わり者ですね」
後輩「私みたいな暗い女と一緒にいるのが楽しいなんて」
男「まぁ確かに根暗だよな」
後輩「そうですよ・・・私なんて根暗で嫌な女なんです」
後輩「本当にマゾなんじゃないですか?」
男「だから違うって」
男「お前と喋ってるとボールが帰ってくる感じで楽しんだよ」
後輩「何ですかそれ」
80:
男「終わったなぁ」
後輩「はい・・・」
男「どうした?」
後輩「・・・」
後輩「先輩。今日はありがとございました」
男「おう、もっと崇めろ」
後輩「む」
後輩「・・・でも、はい」
後輩「先輩のおかげでく終わりました」
81:
男「はは。俺も暇だし」
男「でも、これで作業も終わりだなぁ」
男「終わってみるとあっという間というか」
後輩「あ」
後輩(もう、先輩とこうやって話せないんだ)
後輩「・・・・」
男「まぁ、やりがいはあったなー」
後輩「せ、先輩!」
男「うわ、急に血相変えてどうした?」
後輩「いや、あの・・・」
後輩「メ、メール・・・」
男「うん?」
86:
男「まさか赤外線を知らない奴がいたなんて」
後輩「・・・うるさいです」
後輩「だって誰とも交換したことなかったんですよ」
男「親とかは?」
後輩「直接打ち込みました」
後輩「というか親は私に興味がないので、基本やりとりはしません」
男「そっかそっか。でも赤外線くらいしらないと困るぞ」
後輩「困るって?例えばなんです?」
87:
男「だから、何て言うか」
男「友達とアドレス交換ってなった時とかさ」
後輩「友達なんていらないって言いましたよね」
男「じゃあなんで俺と交換したんだよ」
後輩「!」
後輩「そ、それは・・・その」
男「ん〜なんでなんで?」
後輩「ウ、ウザ!ウザいウザい!やっぱ先輩キモいです!」
男「あはは」
88:
男「ごめんごめん。俺達もう友達だよな」
後輩「友達・・・・」
後輩「・・・」
男「ほら握手握手。友情の握手だ」
後輩「何ですかそれ」
男「手を出せ」
後輩「・・・はい」ス
男「ん」ギュウ
後輩「・・・・」
男「・・・・」
90:
後輩「先輩」
男「何?」
後輩「これ、恥ずかしいんですけど」
男「実は俺も少し思ってた」
後輩「まだここ学校ですし」
後輩「・・・誰かに見られてたら先輩と私が」
後輩「先輩と・・・私が・・・」
男「はは、付き合ってるかと思われたかもなぁ」
後輩「・・・・」
92:
後輩「今日も送ってくれてありがとうございました」ペコリ
男「あいあい。どうせ一緒だしな方向」
後輩「家を覚えられてしまったんですね」
男「何だよ?」
後輩「何でも無いです。メール送りますね」
男「おっけー」
後輩「じゃあ・・・・さよならです」
男「はい、さようなら」
93:
後輩宅
後輩「先輩にメール・・・」
後輩「何て打ち込めば良いのかな」
後輩「これは・・・」ポチポチ
後輩「うーん・・・馴れ馴れしくてキモい思われるかな」
後輩「じゃあこれは・・・」
後輩「少しよそよそしいかな?」ポチポチ
後輩「んー」
後輩「もうこれで送っちゃえ」
94:
後輩「あ、帰ってきた」
後輩「・・・」
後輩「あはは・・・先輩やっぱウザいな」
後輩「えっと・・・」ポチポチ
後輩母「アンタが携帯なんて弄るなんて珍しいじゃない」」
後輩「・・・」
後輩母「って、何かやけに嬉しそう。学校で良い事でもあった?」
後輩「別に・・・何でも無い」
後輩母「ふーん・・・あ、私出かけてくるからぁ」
後輩「・・・」
96:
男「ただいまー」
幼「お帰りー少し遅かったわね」
男「・・・うん。委員の仕事でね」
男(そういえば幼が居るんだったな)
幼「ご飯とお風呂用意してるわよ」
幼「どっち先にする?ほら上着貸して」
男「腹減ってるだろ?」
幼「お腹が減ってない訳じゃないけど、あんたが決めなさいよ」
幼「今更少し待っても変わらないし」
男「そっか」
男(確かに今19時だもんな。結構待たせちゃってたか)
97:
幼「あれ・・・制服少し汚れてるじゃない?何これ?ペンキ?」
男「あーうん。委員の仕事のせいだ多分」
幼「これ落とすの結構骨がいりそう」
男「いいよ。そんな大きく汚れてる訳じゃないし」
男「そんな目立たないでしょ」
幼「駄目。確かに目立たないけど」
幼「こういうので、だらしないとか思われたら損でしょ?」
幼「そういうちょっとした事で、人間の第一印象が決まるんだから」
幼「ペンキごときで評価下げられたら損よ」
幼「貸しなさい。私が洗っておくから」
男「まぁ、お前がそういうなら」
98:
男「今日は魚か」
幼「うん。お肉も良いけど、たまにはこう言うの食べないとね」
幼「あんた、肉が好きだから、ほっといたら肉ばっかり食べそうだし」
男「肉食わないと元気でないでしょ」
幼「肉ばっかりでも元気はでなくなるのよ」
幼「栄養が偏らないように品数を多くしておいたんだから」
男(もの凄い気合いの入れようだな。本当にレパートリー少ないのか?)
100:
男「でも幼の料理はあれだな」モグモグ
幼「何よ?」
幼「あ、お味噌汁はおかわりあるからね」モグモグ
男「ああ、うん」
幼「もう少ないわね。おかわりする?」
男「じゃあ、頼む」
幼「うん。お椀かして」
男「頼むぞメイド」
幼「何が悲しくて男のメイドなんかするのよ」
101:
男「誰のメイドならいいんだ?」
幼「そうねぇ」
幼「どうせメイドするなら大きい家の大金持ちのメイドになりたいわね」
幼「こう、大きな噴水に、シャンデリアがあって」
男「お前も俺と変わらないじゃん」
男「後、ずっとお椀持ってると疲れるんだけど」
幼「あ、そうね、ごめんごめん」
102:
男「そうそう、で料理の話だけど」
幼「あ、もしかして不味いのあった?」
幼「嫌なら無理しないで言って。次から味付けを変えるから」
男「そうじゃなくて」
男「料理が上手いのもそうだけど、品数が多いから」
男「何か豪勢にみえる」
幼「あー・・・ふふ、そうでしょ?」
幼「手間かかってるんだから。感謝して食べなさいよ」
男「あいあい」
RRR
男「?、メールだ」
103:
男「何々?」
後輩『メール送りました』
後輩『先輩も嫌じゃなかったら登録して下さい』
男「はは、嫌じゃなかったらって」
男「嫌だったらアドレス交換しないでしょ」
男「えっと」ポチポチ
幼「ちょっと食べてる時に携帯?」
幼「行儀悪いわよ?」
男「良いんだよ。お前と俺しか居ないんだから」
幼「そうだとしても、そういうのは習慣になるの」
幼「気を抜いたときに普段の習慣って言うのはポロって出ちゃうもんなんだから」
男「うるさいなぁ」
幼「う、うるさい・・・・」
105:
幼「うるさいって何よぉ!」
幼「私の言うこと間違ってないでしょ?男のために言ってるのよ?」
男「あーもう返信したよ」
男「わかったわかった。弄らなきゃ良いんでしょ」
男「おっかない奴。顔真っ赤にして」
幼「真っ赤にしてません!」
幼「はぁ・・・何か腹立つわねぇ」
男「落ち着け落ち着け」
幼「アンタが原因なの!」
107:
男「ふー風呂気持ちよかった」
男「やっぱ少し熱めが好み」
幼「うん。あんたの好み知ってるから、そうしたのよ」
男「お、幼ちゃんは良いお嫁さんになるよ」
幼「え・・・あ、ありがと」
幼「・・・」
男「?」
男(何だ顔真っ赤にして黙っちゃって」
幼「あのさ、男さ」
男「ん−?」
RRR
男「あ、またメールきた」
幼「・・・」
108:
男「えっとぉ・・・」ポチポチ
幼「・・・」
幼「男がそんなに携帯を弄ってるなんて珍しいじゃない」
男「うん・・・面白い奴が居てさ」
男「その人とアドレス交換してな」
男「それでメールしてるの」
幼「ふーん。面白い奴ねぇ」
男「あはは」ポチポチ
幼「・・・本当に楽しそう」
109:
幼「・・・」
幼「そのメールの相手ってさ、もしかして委員の人?」
男「そうだよー。よくわかったなぁ」ポチポチ
幼「うん・・・最近ずっと委員の活動だしね」
男「そうだぞ。俺は頑張ってるんだ」ポチポチ
幼「・・・それって、男子?」
男「んーん女だよー」
幼「お、女!?へ、へー・・・・」
111:
幼「い、意外だね。男が女の子とメールするなんて」
男「そっかー?」
男「はは」ポチポチ
幼「・・・ねぇ、その子ってどんな子なの?」
男「ん・・・どんな子って年下の委員の子だよ」ポチポチ
幼「・・・」
幼「最近そ、その子とはよく話すんだ?」
男「まぁな」ポチポチ
男「今日もそいつの事手伝ってて遅くなったし」ポチポチ
幼「手伝ったって、みんなで?」
男「みんな?いや、その子と二人で作業してた」
幼「何よそれ・・・」
113:
男「お、こいつメールだと意外に饒舌だなぁ」
幼「・・・ねぇ」
男「♪〜」ポチポチ
幼「ねぇってば!」
男「ん?何?」
幼「その」
幼「・・・」
幼「もう、夜遅いよ?」
男「だから?」
幼「だから・・・メールとか」
幼「明日も平日だしさ」
男「?」
114:
幼「もう、辞めた方が良いんじゃない?」
男「どういう意味だ?」
幼「だから、メール・・・」
幼「相手も夜更かししちゃう訳でしょ?」
男「なんだそりゃ?ていうかまだ9時じゃん」
幼「・・・それは、そうだけど」
男「はは、苦しい事言って」
男「そんなに俺にメル友ができたのがいやかぁ」
幼「そんなんじゃないわよ・・・」
115:
幼「あ、男!そういえば宿題でてたよね!?」
男「宿題?」ポチポチ
幼「化学の宿題よ」
幼「今やっちゃわない?二人で」
男「えー・・・嫌だよ」ポチポチ
幼「い、嫌だって・・・じゃあ宿題はどうすの?」
男「ん・・・明日の休み時間にやっても大丈夫な量でしょ」ポチポチ
幼「だ、駄目!さっきも言ったでしょ!?」
幼「行動は習慣になるの!だから」
男「うるさいなぁ。お前なんか変だぞ?」
幼「!」
116:
幼「へ、変なんかじゃないわよ!!!」
男「ま、マジでどうしたんだよ・・・大きい声だして」
男「何かあったの?」
幼「うるさいうるさい!何にもない!」
幼「もー頭来る!!!」
男「なんなんだ?」
幼「うるさい!!」
男「?」
118:
男「だから、ど、どうした?」
幼「はぁ?何にもないって言ってるでしょ?」
幼「何よ!?私にはメールなんて、そんなにくれない癖にー!」
男「そりゃあ、俺達は家も近いし」
幼「家が近いとか関係ない!」
幼「ふんだ!」
幼「あんたなんてずっと、その子とメールしてれば良いじゃない」
男「は?は?」
幼「私もう帰るから!」
120:
男「結局帰っちゃったよ」
男「・・・まぁ時間も遅いし帰ってもおかしくない時間だけど」
男「にしても、何怒ってるんだアイツ。メールもするなってか?」
RRR
男「?」
後輩『次の休日に駅前の大きい本屋さんに行くんですが』
後輩『一人で行くのも何なので、もし良かったら一緒に来ませんか?』
後輩『別に用事があるとか行きたくないなら全然来なくていいですけど』
男「・・・次の休日、次の休日」
男「大丈夫か」
122:
学校
幼「男〜」
男「あん?」
幼「休日に買い出しに行きたいんだけど荷物持ちで付いてきてくれない?」
男「休日?・・・ごめんその日は無理だ」
幼「えーそうなの?荷物持ちが欲しかったんだけどなぁ」
幼「用事があるならしょうがないか・・・」
男「いや幼には世話になってるから、別の日なら良いよ」
幼「そう?助かるわ。一人じゃ持ちきれるか心配だったし」
幼「ところで休日ってどこに行くの?」
男「何で?」
男(幼の奴もう昨日の事は怒ってないみたいだな)
男(朝も起こしに来てくれたし)
124:
幼「いや、あんたが休日に出かけるって珍しいなって」
男「ああ、ほら昨日話した委員の子いるだろ?」
幼「委員?」
男「うん」
幼「ああ・・・・昨日メールしてた子ね」
男「そう、その子」
幼「その子が何なの?」
男(何だあからさまに暗くなって)
125:
男「その子がさ、休日に本屋にいくからついて行ってくれないかって」
男「昨日そういう話になったんだよね」
男「だから休日は無理。スマン」
幼「え・・・」
幼「じゃあ男、休日はその子と出かけって事?」
男「うん」
幼「・・・・」
幼「へ、へ、へぇ〜〜」
127:
幼「良かったじゃん」
男「は?」
男「良かった?」
幼「あんた、モテないからねぇ〜ようやく春が来たんじゃない?」
男「何だよ。モテないって。何の話だ?」
幼「良かった良かった」
幼「これでアンタの世話も私がしなくて済むって訳だ」
男「世話って、俺は犬じゃないんだから」
128:
男「それに何で後輩が俺の世話するって話になるんだよ」
幼「・・・」
幼「うるさいわね!」
男「うるさいって・・・」
幼「これから全部その子にしてもらえば良いじゃない!フン」
幼「何よ、料理も洗濯も私がしてるんだから」
男「お、お前声がでかいよ」
男友「喧嘩か?」ゴニョゴニョ
女友「きゃー痴話喧嘩ぁ?」ゴニョゴニョ
男友2「うわー」
男友3「ったはははは愉快愉快」ケタケタ
130:
休日
後輩「先輩」
男「おっす」
後輩「先輩。早いですね」
男「うん。10分前行動」
後輩「・・・」
後輩「私なんてほっとけば良かったのに、付いてくる何て物好きですね」
男「自分から誘ったんだろ?」
後輩「そうですけど」
132:
男(これが後輩の私服かぁ・・・)
男(小柄で童顔だから中学生にみえるな)
男「・・・」ジー
後輩「・・・何ですか?人の事ジロジロ見て」
後輩「ハッキリ言って、そうとうキモいですよ」
男「いや可愛いなって」
後輩「か、かわ!!!!??」
男「うわ、顔がトマトみたくなった」
後輩「な、な、な、な、な、なってない!」
144:
男「にしても何で本屋なんか行くの?」
後輩「そりゃあ勉強ですよ」
後輩「私、先輩みたいに勉強諦めてないんで」
男「勉強の本買いに行くの?はー偉いね」
男「俺にそんな金あったら漫画でも買っちゃうけど」
後輩「先輩、来年受験ですよね?」
男「まぁ何とかなるでしょ」
男「高校受験の時も何とかなったしね」
後輩「・・・」
145:
後輩「何とかって・・・高校受験と大学受験は違うんですよ?」
男「あーあー休みの日に勉強の話なんてやめてくれよ」
後輩「先輩?休みの日こそ勉強するチャンスなんですよ」
男「何だよ幼みたいな奴だなぁ」
男「そんな小言を俺に言うのはアイツだけで十分だよ」
後輩「幼先輩・・・」
後輩「先輩・・・幼先輩とはどんな仲なんですか?」
男「どんな仲?」
146:
後輩「・・・だって何時も一緒にいるのに付き合ってないんでしょ?」」
男「うん。付き合ってないよ」
後輩「私、ずっと幼先輩と先輩が付き合ってると思ってたんです」
男「そんなに仲良く見えるかなぁ」
男「どんな仲も何も、普通だよ」
男「普通の昔なじみ」
後輩「普通の昔なじみ?」
男「そうそう。普通普通」
147:
後輩「へぇー・・・」
後輩「私は普通って言われても幼馴染みなんて居ないからわかんないけど」
男「あはは」
男「そりゃ昔からの友達が居たらお前はそんな根暗じゃないよな」
後輩「・・・むかつく」
後輩「先輩のこと。やっぱ嫌いです」プイ
男「はは・・・そういえば、勉強って」
男「受験するのか?」
後輩「先輩はしないんですか?」
148:
男「うーん。わかんない・・・」
男「専門学校とかになら行こうかなって思ってるけど」
後輩「専門学校ですか?結構忙しいって聞きますよ」
男「そうなの?」
後輩「ええ。大学と違って2年間で卒業ですし」
後輩「一日中授業みたいです」
男「ええ、まじか。じゃあ大学行こうかな」
後輩「・・・そんな動機で入れる大学なんてあるんですか?」
149:
男「後輩は勉強できんの?」
後輩「できるんじゃないですか?先輩よりは」
男「そりゃあ俺より勉強できないで大学行くなんて無謀だよ」
後輩「・・・先輩どんだけ頭悪いの?」
後輩「私は大学に行きたいと言うより早く一人暮らししたいんです」
男「一人暮らしか?確かに楽しそうだな」
後輩「楽しい・・・というより」
後輩「あの家族と離れていたいんです」
男「・・・・」
150:
男「そんなに嫌な物なのか?嫌なら答えなくて良いけど」
後輩「何で先輩にそんな事言わなきゃならないんですか?」
後輩「先輩生意気です。私の秘密を先輩に言う必要はないですよね」
男「そりゃあ、そうだけど」
男「でもほら、お前の力になれるかもしれないだろ?」
男「幸せは倍。不幸は半分みたいな」
後輩「・・・別に先輩の助けなんていらないです」
男「まぁお前が良いなら良いけどな」
後輩「・・・」
151:
後輩「・・・居場所がないんです」
男「?」
後輩「家族って、聖域なんですよ」
後輩「注意する事はできても、よほどの事が無いと誰も手出しできません」
男「そうなのかな?」
後輩「ええ」
後輩「だから、誰も助けてくれないし、家に帰っても嫌だし」
後輩「なので早く一人暮らしをしたいんだです」
後輩「理由はそれだけです。先輩じゃあどうする事もできません」
男「居場所かぁ」
152:
男「でもさ、俺はお前と話してたら楽しい」
後輩「それが何ですか?訳わかんない事急に言わないで下さい」
男「だから、居場所ならあるだろって」
男「俺と話しててお前は楽しくないか?」
後輩「え?」
男「だから、楽しくないかって?」
後輩「な、な、何が?」
男「居場所ならあるだろ?俺等友達じゃん」
男「俺はお前といたら楽しいぞ?」
153:
後輩「・・・」
後輩「先輩?」
男「何だ感激したか?」
後輩「・・・・も、もしかしてそれって」
男「?」
後輩「せ、先輩・・・わ、私の事」
男「大事な友達同士だろ?」
後輩「・・・・」
154:
後輩「ここです」
男「おーデカい本屋だなぁ」
後輩「ここら辺では、ここが一番大きいですから」
男「おおー」
後輩「受験のコーナーは・・・っと」
男「うわ、勉強の本が沢山」
男「今二次関数と三次関数を習ってるんだけどさ」
男「一次関数もわかんないのに、どう覚えろって言うんだろうな?はは」
後輩「・・・一次関数って中学内容じゃなかったですか?」
155:
後輩「ん〜・・・先輩」
男「何だ?」
後輩「今やってる内容で難しいなって思う内容はありますか?」
男「何で?」
後輩「いや、難しい内容があるならそこが重点的に載っている参考書を」
後輩「買っておこうかなって」
男「んー」
男「ていうか話聞いてないから何が難しいとかってすらわからない」
男「あはは」
後輩「・・・先輩に聞いた私がバカだった」
156:
後輩「ふー」
男「結構買ったな」
後輩「はい。中途半端に数冊買っても意味ないんで」
男「勉強の本ってさ買っただけで頭良くなった気がするよな」
後輩「・・・気持ちはわかりますけど。買った参考書って」
後輩「早い内に終わらせないと、結局最後までやらなかったりしますよ」
後輩「買う事があったら、早めにやっておいた方がいいです」
男「はは。参考書なんて買うことあるのかな?」
後輩「もう大学行くとか言わないで下さいね」
157:
男「飯でも食っていかないか?」
後輩「ご飯・・・」
後輩「まぁ、そうですね」
男「何だよ?」
後輩「・・・私友達とご飯とか食べたことないんです」
男「あはは。ウケる」ケタケタ
後輩「う、うるさい!私に友達いないの知ってるじゃないですか!」
男「じゃあ、俺のオススメはぁ・・・」
男「うーん・・・」
158:
後輩「お好み焼きってあんまり食べたことない・・・」
男「そうなの?旨いのに」
後輩「う、何かこれグロテスク」
男「はは、ゲ○みたいだよな」
後輩「先輩、そういう事、普通の人に言ったらどん引きされますよ」
男「あ、そうかな」
男「てかお前って普通の人じゃないの?」
後輩「変な揚げ足取らないで下さい!」
男「あはは」
159:
男「で、これをここに広げて焼くんだ」
後輩「広げるんですか?」
男「そうそう。綺麗な円にするの」
後輩「何か難易度高そうですね・・・」
男「気をつけろよ」
後輩「わかってますよ・・・んと」
後輩「うわ!」ドロドロ
男「はは。危なっかしいな」
160:
後輩「何か凄いですけど、これってちゃんと焼けてるんですか?」
男「焼けてるとな?」
後輩「よく見えないから不安なんですけど」
男「焼けてるよ。ひっくり返すか。そろそろ」
後輩「・・・これひっくり返すの?」
男「当たり前だろホットケーキとかと同じだよ」
後輩「・・・ホットケーキと違って具が沢山ありますよ」
男「そうだなぁ、ホットケーキよりは難しいかも」
後輩「何でこんな難易度高い食べ物を選択したんですか?もう」
男「いや楽しいかなって」
161:
男「何ならひっくり返すのは俺がやってやろうか?」
後輩「・・・私始めてだし・・・先輩に頼むのは不安だけど・・・」
後輩「じゃあお願いします」
男「信用無いなぁ」
後輩「先輩、私綺麗に広げたんですよ」
男「わかってるわかってる」
後輩「先輩本当にわかってます?汚くしないで下さいよ」
男「わかったわかった注文の多い奴だ」
男「ほい」ベチャ
後輩「あ」
162:
男「・・・」
後輩「・・・」
男「まぁ、失敗ではないな」
後輩「ど、何処がですか?!何か割れてるじゃないですか」
後輩「やっぱ先輩、私の事嫌いだから意地悪してる?」
男「いやいや、技術の問題だよ」
男「えっと、俺のもやろう」
男「ほい」ベチャ
後輩「ホントだ。技術の問題・・・」
163:
男「こうやって、マヨネーズと青のりを・・・」
男「ほら食え」
後輩「うん」
男「本当に食べたことないのか?」
後輩「・・・子供の頃お祭りに行ったときに食べた以来」
後輩「あ」
後輩「お祭り・・・お父さんとお母さんが」
後輩「・・・」
男「チョップ」バキ
後輩「い、痛い!」
164:
後輩「な、何するんですか・・・」
後輩「私、親に殴られたりとかはないんですよ?」
男「暗い顔するからだよ」
男「ほらお好み焼きが泣いてるぞ」
後輩「泣いてる??」
男「早く食べないと冷めちゃうぞっ〜〜って」
男「な?」
後輩「何言ってんの?気持ち悪」
男「・・・」
165:
後輩「ん・・・」モグモグ
男「どだ?」
後輩「・・・美味しい」
男「でしょ?」
男「お好み焼きは最初の一口美味しいよな」モグモグ
後輩「うん。」モグモグ
男「おお、すっかりお気に入りだな」
後輩「・・・私は飼い犬や飼い猫じゃないんですから」
後輩「そういう言い方辞めて下さい。ムカつきます」
男「ごめんごめん」
166:
男「あ、もう若干暗いな」
後輩「そうですね。少しもの悲しいです」
男「そうだよなー俺って寒い季節あんま好きじゃない」
男「それにすぐ暗くなって一日が勿体なく感じるんだよなぁ」
後輩「はい」
後輩「・・・両親が離婚したのも冬でした・・・」
後輩「・・・」
男「・・・」
167:
男「暗いなぁ」
後輩「そういう人なんです」
後輩「嫌だったら先に走って帰って下さい」
後輩「どうせ私なんて根暗で嫌味な女なんですから」
男「あれ、お前歯にさっきの青のりついてるよ」
後輩「え!」
後輩「ど、どこですか?あ、見ちゃ駄目です!」
男「あはは。冗談付いてないよ」
168:
後輩「・・・キック!」ドカ
男「いった」
男「ちょっとした冗談だろ?」
後輩「先輩?」
後輩「私だって怒らない仏様じゃないんですよ?」
後輩「言って良いことと悪い事があるんです」
後輩「私だって女なんですから」ゴニョゴニョ
男「お前が仏様だった瞬間なんてあったか?」
169:
男「お、着いた着いた。じゃあな?」
後輩「・・・はい」
後輩「あ、あの!」
男「ん?」
後輩「今日」
後輩「あ、ありがとうございました」
男「うん。いいよ俺も楽しかったし」
後輩「は、はい・・・」
男「じゃ、」
後輩「あ、あ、あの!!」
170:
男「な、何?」
後輩「きょ、今日も・・・」
後輩「メールして・・・良いですか?」
男「良いよ?なんで?」
後輩「え?」
男「友達なんだから一々断るなよ」
後輩「友達・・・・」
男「うん。友達」
後輩「・・・」
後輩「はい」
171:
幼「随分遅かったわね」
男「お前いたの?」
幼「居たら悪いって言うの?」
男「別に悪くないけど」
幼「・・・今日、楽しかった?」
男「うん。楽しかったよー」
男「あいつ勉強の本沢山買っててさ」
男「凄いよなーあんなに勉強して」
幼「わ、私だって参考書位買ってるんだから」
幼「それに、成績だって上の方だし?」
男「何で張り合ってるんだよ」
208:
男「後輩のお好み焼きをひっくり返した時なんだけどさ」
幼「ひ、ひっくり返したって!?」
幼「あんた二人でご飯も食べたんだ?」
男「食べたよ?」
幼「そ、それって・・・もう殆ど・・・」ゴニョゴニョ
男「?」
幼「もーーーー!!!」バン
男「う、うわわ」
209:
幼「アンタ!」
男「な、何?」
幼「これから私の言うことにハッキリ答えること!」
男「はぁ?」
幼「返事!!!」
男「お、おう」
男(何だよ情緒不安定だな)
幼「ア、アンタはその子の・・・・事どう思ってるの?」
210:
男「後輩のこと?」
幼「そう!その後輩って子の事!」
男「どうって・・・良い友達だけど」
幼「友達・・・?」
幼「うーーん・・・」
幼「次の質問!!」
男「何問もあるのか」
幼「その子の事は・・・その」
幼「す、好きなの!?」
男「へ?好き?」
211:
男「そりゃあ、嫌いなわけないけど」
幼「う・・・」
幼「じゃ、じゃあ第三問!!」
男「・・・」
幼「じゃあ、その子とはつ、つ、つ」
男「?」
幼「付き合ってる、の・・・・?」
男「は?」
幼「ど、どうなのよ!?」
212:
男「付き合ってるって恋人の仲って事?」
幼「そ、そうよ・・・それしかないじゃない」
男「・・・」
男「んな事はない友達だよ」
幼「・・・なるほど、なるほど」
幼「付き合ってはいないのね」ゴニョゴニョ
男「?」
幼「最後の問題!!!」
男「おう」
213:
幼「私!!」
男「幼?」
幼「私・・・と」
幼「私と・・・私とその子!」
男「お前と後輩が?」
幼「そうよ・・・私とその子」
幼「ど、ど、どっちが・・・その・・・好き?」
男「・・・」
男「え?」
214:
男「どっちがって?どういう意味だ?」
幼「こ、言葉通りの意味よ!」
幼「・・・その後輩って子どっちが好きなの?ア、アンタはさ」
男「急にそんな事言われても・・・」
男「大体さ、お前・・・」
幼「そういう言い訳とかは良い!」
幼「とにかく、私の質問に答えなさいよ!」
幼「ハッキリ答える事!」
男「こ、困ったな」
215:
男「んな事言われてもなぁ・・・」
幼「何よ・・・・アンタ私の事好きじゃないって言うの?」
男「そ、そんな事ないぞ!」
男「嫌いだったら家に上げたりしないし」
幼「じゃ、じゃあ!」
男「・・・俺が言いたいのはさ」
幼「・・・」
幼「じょ、冗談!」
男「は?」
幼「い、今のは、アンタを驚かせようとして冗談で言ったの!」
男「冗談?」
216:
幼「そうよ。アンタが楽しそうにしてたからムカついたの」
幼「それだけよ・・・」
男「・・・・あのさ、逆に聞くけど」
幼「何?」
男「うん・・・お前は俺の事好きなの?」
幼「私が・・・アンタの事?」
幼「な、何でよ?」
男「いや、そうなのかなって」
幼「それは・・・・」
男「顔真っ赤だよ」
幼「真っ赤じゃない!」バキ
男「痛!」
217:
男「殴るなよぉ」
幼「あ、アンタがアリもしない事言うからでしょ」
男(まだ顔赤いけど・・・)
幼「私は、別に・・・アンタなんか」
幼「だってアンタ、だらしないし、怠け者だし」
幼「恩知らずで、高校生になっても一人で起きられなくて」
男「好きじゃないの?」
幼「・・・・」
幼「も、黙秘権を行使するわ!!弁護士が来るまでしゃべらない」
男「黙秘権って」
221:
幼「大体アンタが・・・アンタがアンタがアンタが」
幼「あー!もうムシャクシャする!」
幼「私帰る!」
男「え、帰るの?」
幼「ご飯はそこ!お風呂もある!」
幼「掃除は茶の間だけ!」
幼「じゃあね!」バタン
男「・・・怒ってるなぁアイツ」
男「・・・」
222:
学校
男友「おっす、男ー昨日のテレビ見た?」
男「昨日見逃した」
男友「えー面白かったのになぁ」
女友「うんうん!面白かった」
女友「幼ちゃんは見た?」
幼「・・・見てないわ」
女友「?何か幼ちゃん今日暗くない」
男「・・・」
223:
幼「別にー暗くないわよ」
女友「ちょっと男君。幼ちゃんなんかあったの?」ヒソヒソ
男「何で俺に聞くんだよ」
女友「だって仲良しじゃん」
男「仲良しって」
女友「幼ちゃーん男君と何かあったの?」
男「あ、こいつそういうことを」
男友「何?喧嘩ぁ?」ニヤニヤ
男友2「お前嬉しそうだな」
男友3「ったははははは喧嘩喧嘩」ケタケタ
225:
幼「別にー何にも無いわ」
幼「男はある女の子の事で頭がいっぱいみたいだし」
幼「ふん」プイ
女友「え、えー?男君誰かと付き合ってるの?」
男友3「お前こらぁぁ!!」
男友2「躁鬱病かよお前」
男「い、いや俺は・・・」
男「おいお前、変な事言うなよ」
幼「・・・何よ?ふん」
幼「話しかけないで」
男「・・・」
226:
昼休み
後輩「先輩」
男「おお!学校で委員以外で会うなんて珍しいな」
後輩「先輩、ここでなにやってるの?」
男「昼飯を買いに学食にね」
後輩「学食って、先輩学食派だっけ?」
後輩「私は学食派だけど先輩の事見かけた事ないな」
男「お前いっつも俺の事探してるの?」
後輩「・・・そういう意味じゃないって」
男「わかってるよ」
後輩「あっそ」
227:
男「よかったら一緒に食うか?」
後輩「え」
男「良いだろ?どうせいつも一人で食ってるんだから」
後輩「・・・ウザ」
後輩「まぁ良いですけど」
男「おう、じゃあちょっと待ってろ」
後輩「あんまり遅いと先に座ってますからね?席埋まっちゃうし」
男「あいあい」
228:
後輩「先輩昼からそんなに食べるんですか?」
男「うん。だって力でないでしょ」
後輩「そんなに食べたら逆に消化に力を持って行かれそうじゃない?」
男「俺は丈夫だから」
後輩「何ですか丈夫って。変なの」
女子「あれー後輩ちゃん?」
後輩「あ・・・女子ちゃん」
女子2「後輩ちゃん、学食で食べるなんて珍しいね」
女子「うん。いつも学食で何か買って教室で食べてるのに」
後輩「・・・うん」
男「?」
229:
男「誰だ?」ヒソヒソ
後輩「クラスの子」ヒソヒソ
女子「あれ・・・多分年上ですよね?」
男「そうだよ。2年」
女子2「後輩ちゃん彼氏いるの?」
後輩「か、彼氏!?」
女子「えー良いなー彼氏とお昼ご飯?」
後輩「べ、べ、べ、別に!付き合ってる訳じゃない!!」
後輩「勘違いしないでよ!!この人はただの知り合い!」
男「そんな強く否定しなくても」
230:
女子「じゃあ?」
男「普通に友達だよ。委員が一緒なの」
女子2「なーんだ」
女子「その言い方何?」
女子2「だって後輩ちゃん可愛いからもう彼氏がいるなら」
女子2「狙ってる男子とか諦めるかなって思ったのに」
女子「あーアイツの事でしょ?狙ってんの?」
女子2「別に狙ってないし」
後輩「・・・あの、用がないなら」
男「・・・そうだ」
232:
男「一緒に食べる?」
女子「え、良いんですか?」
女子2「じゃあご一緒しまーす」
後輩「ちょ、ちょっと先輩!?」
男「まぁ良いじゃん」
後輩「良いって・・・私仲が良い訳じゃないんですよ」ヒソヒソ
男「知ってるよ友達居ないことくらい」
後輩「先輩怒りますよ」ヒソヒソ
男「・・・まぁまぁ」
234:
女子「後輩ちゃんってうどん好きなの?」
後輩「・・・別に特別好きって訳じゃない」
女子2「うどんって時々食べたくならない?」
女子「わかるけど、ランク的にはソバとかラーメンの方が上だわ」
女子2「ランクって何よ」
後輩「・・・」
男「てか後輩ってまずラーメンとか知ってるの?」
後輩「は、はぁ!?」
235:
男「だってお前お好み焼きも知らなかったじゃん」
後輩「そ、それはカンケーない!」
女友「後輩ちゃんお好み焼き知らないの−?」
男「この前食べにいったら全くわかんないって。変わってるよね」
後輩「こ、子供の時食べたことあるって言わなかった?」ギロ
女友2「でもお好み焼きって意外に食べ無くない?」
女友「うそー?私メッチャ食う」
女友2「いや、知らないとまでは言わないけど」
後輩「だ、だから私は知らない訳じゃない!」
男「あはは」
279:
女友「いつもどんなの食べてるの?後輩ちゃんって」
後輩「別に・・・普通だよ」
後輩「ご飯と、魚とか」
女友2「普通すぎでしょwww」
女友「はぁ、バカにすんなし!魚美味しいから」
女友「私サンマとか好き」
後輩「あ、私も」
女友「だよねー美味しいよねー!」
女友「アンタだけ仲間外れー」
女友2「はぁ?じゃあ私は先輩と仲間だから」
男「いや、俺もサンマ旨いと思うし」
280:
女友「いえー仲間はずれー」
女友2「もーウザいんですけどー」
女友「あ、そういえばこの後体育じゃん」
女友2「グラウンドかぁ・・・じゃあ急がないとねぇ」
女友「後輩ちゃんってあれだよね、運動」
後輩「・・・うん、苦手」
男「ああ、苦手そうだよな」
後輩「う、うっさい!」
女友2「アレ、後輩ちゃんの走り幅跳び」 クスクス
後輩「や、やめてよ」
男「何々?」
281:
後輩「せ、先輩は聞かなくて良いから!」
女友「後輩ちゃん、走り幅跳びでジャンプしようとして」
女友「踏切で転んで、顔から砂に突っ込んでいったの」
女友2「やばーいwいま思い出してもウケるww」ケタケタ
女友「ちょっと、女友2笑いすぎー」
女友2「ごめんごめん」
男「あはは、そこまで鈍くさいのか」
後輩「・・・もう、やめてよ鈍くさいと思われるじゃん」カァァ
282:
女友「てかそろそろ行かない?」
女友2「何で?まだ早いでしょ?」
女友「いや、トイレとか行きたい」
女友2「おっけー」
女友「じゃ、男先輩、後輩ちゃん先行きますねー」
男「はーい」
女友2「後輩ちゃん。また後でねー」
後輩「・・・うん」
男「・・・」
284:
後輩「・・・何であんな事したんですか」
男「お前に友達増えるかなって」
男「実際、席もそんなに空いてなかったしな」
後輩「私、言いましたよね」
後輩「友達なんていらないんです」
男「俺も本当にお前が嫌そうならこんな事しないよ」
男「でも後輩、俺と居て楽しかっただろ?」
後輩「た、楽しかったって」
男「・・・一緒に居てさ、俺思ったんだ」
男「お前は友達が本当に欲しくないわけじゃないんだなって」
後輩「・・・私は、本当に・・・」
286:
後輩「・・・と、友達なんていらないって・・・言ってるんじゃん」
男「・・・俺言ったでしょ?お前と居たら楽しいって」
後輩「・・・はい」
男「そして俺にはさ、一緒にいるお前も」
男「十分楽しんでるように見えたよ」
後輩「・・・」
男「わかっただろ?俺と居て」
男「俺はお前の気持ちは完全にはわからないよ」
男「でも居場所がないなら作れば良いんじゃないか?」
後輩「でも作ったって、パパとママみたいに・・」
男「壊れたらまた新しいのを作れば良いじゃん」
288:
男「最初から居場所を必要ないって切り捨てるんじゃなくて」
男「まず自分で作ってみて確かめろよ」
男「俺には、後輩がそれをできないようには思えないけど」
後輩「・・・」
男「あくまでアドバイスだけど」
男「そんな重く考えなくても良いと思うけどな。」
男「それこそ友達は結婚とは違うしさ」
後輩「・・・」
289:
後輩「・・・先輩」
男「うん?」
後輩「先輩、私が先輩と一緒に居るとき楽しそうに見えたって言いましたよね」
男「うん」
後輩「じゃあ・・・」
後輩「・・・」ムグ
後輩「そ、それが・・・もし・・・先輩を友達として見ていなかったら?」
後輩「どう思いますか?」
男「友達じゃない?」
男「俺達は友達だろ?」
後輩「・・・・仮定の話ですよ」
290:
後輩「私が・・・もし」
後輩「先輩の事・・・」
後輩「友達、じゃなくて好きな異性、だとして見ていたら」
後輩「ど、どう思いますか?」
男「好きな異性?」
後輩「・・・あくまでも仮定の話です」
後輩「教えて下さい。教えてほしい・・・」
男「・・・」
293:
後輩「私は先輩の事が好きで」
後輩「先輩の事が大好きで大好きで」
後輩「先輩の事を考えると・・・む、胸が痛くなって」
後輩「だから、先輩と恋人同士になりたいって」
後輩「そう・・・想ってて」
後輩「だから先輩の目には私が楽しそうに見えてて」
後輩「そして今、私がもし」
後輩「先輩に友達・・・じゃなくて恋人になってほしいって言ったら」
後輩「どうなりますか?」
男「・・・」
294:
男「断るだろうな」
男「俺はお前を友達としては好きだけど。異性としては意識してないからさ」
男「でも俺の目には友達が出来ないようには見えないから」
男「お前の助けになるような事があれば助けるけど」
後輩「・・・・付き合あえない、異性として興味がない相手でも」
後輩「先輩は私を助けるんですか?」
男「おう」
男「だって、初めから、お前を異性として意識してたから助けたわけじゃない」
男「友達だろ?」
後輩「・・・」
295:
後輩「わかりました」
後輩「先輩。ありがとうございます」
男「・・・次体育じゃなかったけ?」
後輩「そうですね。行かないと」
後輩「・・・」
後輩「先輩」
男「何だ?」
後輩「さっきの、嘘です」
後輩「これからも、良い友達で居ましょう」
男「おう!」
後輩「では・・・」
296:
後輩「・・・・」
後輩「初めからわかってたじゃない」
後輩「先輩が私の事・・・興味ないって」
後輩(それでも私に構ってくれて優しくしてくれる先輩が・・・)
後輩(とっても好きになって)
後輩(無駄だとわかってたのに)
後輩(でも無駄じゃなかった)
後輩(だって友達と一緒に居ると楽しくて暖かいって事がわかったから)
後輩(たとえ友達としての関係でも先輩と過ごす時間は楽しかったから)
女友「後輩ちゃーん!もう整列するよー」
女友2「後輩ちゃん遅くない?」
後輩「・・・うん!今行く!」
299:
男「屋上に呼び出すって決闘でもするのか?」
幼「・・・」
男「何だよ?」
男(黙っちゃって変な奴だな)
幼「・・・黙って私の話聞いて」
男「?おう」
幼「私ね、男と私はずっと一緒だと思ってた・・・のよ」
男「?」
幼「こう、漠然としてるけどずっと一緒なのかなって」
幼「で、ね」
幼「今回男がさ、女の子と仲良くなっていくのを見てハッキリ思ったの」
男「何?」
幼「私・・・その」
幼「アンタの事・・・す、好きなんだなって」
301:
男「え?」
幼「・・・恥ずかしくて言えなかったけど」
幼「き、昨日の答え」
幼「私変だったよね。勝手に怒って機嫌悪くして」
幼「でも男が女の子と仲良くなっていくのを見てさ」
幼「もの凄い怖くなっちゃって」
幼「もう、男は私なんかいらないんじゃないかって」
幼「男は私と一緒にいてくれないんじゃないかって」
男「別にそんな事ないよ」
幼「それでね、わかったというか」
幼「私アンタに惚れてるんだってさ」
302:
幼「でも、ほら、私正直に自分の気持ちを言えないって言うか」
幼「まぁ、そういう所があるから」
幼「で、このまま・・・」
幼「言えないままじゃ男が遠くに行っちゃう気がして」
男「幼」
幼「負けても良いんだ」
幼「ただ、言わないで男が他の女の子と一緒になるのがしゃくなだけ」
幼「嫌だったら、こうバサ!って振っても良いから」
男「・・・」
304:
幼「男」
男「・・・」
幼「私と・・・付き合って下さい」
男「・・・」
男「いいよ」
幼「え」
男「何だよ自分から言ったのに、意外そうな顔をして」
幼「・・・・男、後輩ちゃんって子の事好きなのかなって」
男「はは。そんな風に見てたのか」
男「友達だよ」
幼「じゃ、じゃあ後輩ちゃんのこと異性として好きって訳じゃなかったの?」
男「うん」
305:
幼「なーんだ」グテ
幼「私が一人で焦っただけかぁ」
幼「告白して損したぁ」
男「自分からしておいて、ずいぶんな態度だなぁ」
幼「うるさい」ポカ
男「イタタ・・・殴んなよ」
幼「アンタが悪いんだから」
男「俺が悪いのか」
307:
幼「そうよ、アンタが悪い」
幼「さっきのはなし!」
男「な、なし?」
幼「付き合って欲しいならアンタから言いなさいよ」
男「お前さっき言ってることバラバラだぞ」
幼「うるさい!私と付き合いたいなら日本男児らしく自分から言うこと!」
幼「ふふ、じゃないと付き合って何てあげないから」プイ
男「じゃあ、しばらくいいかな」
幼「な、な、何ですってーーー」
end
309:
ID変わってるけど>>1だよ
終わり
315:
おつ
31

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アニメ史上最も鬼畜なシーンと言えば?

バックが上手くできないんだけどちょっとコツ教えて

モバP「郷愁の想起」

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