【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話しを集めてみない?『駄菓子屋のおばあさん』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話しを集めてみない?『駄菓子屋のおばあさん』


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7:
通勤電車の女の子
三年前の話。当時21歳の俺は、高卒で就職して3年目に突入していた。
その会社がいわゆるブラック企業で、技術系に配属された俺は
月1?2休暇の毎日が8時出勤、殆ど毎日終電帰りという状態でかなり疲れていたので
今思うと、幻覚、幻聴の類だったのかもしれないと思う。
その日も、現場での仕事を終えて会社で資料を整理。
結局資料はまとめきれず、しかし家には帰りたかったので終電で帰宅しようとした。
するとその日は遅延が発生していたらしく終電ではなかった。
人のまばらな電車で毎日同じ時間、同じ車両に乗り続けていると
有る程度見知った顔ぶれというものができる。目が合っても会釈もしない関係だが
「この人も毎日遅くまで大変だな」くらいにはお互い思っている事だろう。
その日も座っている客が少なく、いつも座っている場所が空いていたので
腰を下ろした。気付いたら眠っていたようだ。
体が揺さぶられている気がして目を覚ました。
まだそんなに時間が経っているとは思えなかったが
いつも俺が降りる前の駅で降りている若いサラリーマンの男性が車両に乗っていなかった為
やってしまった。と思った。他にも見知った顔はいなくなっていたので
かなり遠くまで来てしまったかもしれない。
すると、また作業着を引っ張られた。
振り向くとそこには小学生くらいの女の子が座っていた。
電車は走り続けていて相変わらず人のまばらな電車の車内ではポツリポツリと
座って眠っている人がいた。
18:
「おじさん、どこの人?」
女の子が話しかけてきた。
こんな時間にこんな小さい子がいるなんて。と思いつつ
「○○だよ。」過ぎたであろう駅名を言った。
次は何駅なんだろう。
電光掲示板は無いし、電車が止まりそうな気配も無い。
とにかく次で降りよう。
「ねぇ。おじさんは何でここにいるの?」
続いて女の子はこう尋ねてきた。
変な女の子だなぁと思いつつ
「乗り過ごしちゃったみたいだね。」と言った
「ふーん。」
それきり女の子は黙った。
それから10分くらい経過したが、一向に電車が止まる様子は無かった。
イライラしながらも窓の外を眺めていると、段々と白い霧に覆われていった。
俺は隣にいる小学生に聞いた。
「ねぇ、この電車はいつ止まるの?」
「わかんない」
「君はどこで降りるの?」
「わかんない」
元々イライラしていたのが、この会話で恐怖に変わった。気付いていない。声をあげても誰もこちらに興味を示さなかった。
19:
これ、ヤバイ。何か変なことに巻き込まれてる。と
俺が席を立ち上がろうとすると女の子は俺を掴んできた。
尋常じゃないほどの力で
「どこに行くの?どこにも行けないよ?」と言ってきた
俺は「ひっ」と情けない声を上げると
ポツンと座っている大人に目線を送った。
しかし誰もこちらに気付いていない。声をあげても誰もこちらに興味を示さなかった。
「お兄さんは、ずっと私と一緒だよ」
小学生は俺にそういうと、無理矢理俺を椅子に座らせようとした。
が、そこで急に電車が止まった。
停車駅のようだった。死に物狂いで外に出ようとするが、小学生は俺の体をガッチリガードしていた
「俺を降ろしてくれ!!」と叫ぶが、女の子は「いいや、駄目だよ」
と言って動かしてくれない。
電車のドアが閉まる警笛音が鳴った時、俺はもう人生の終了だと感じた。
しかしその瞬間に手を差し伸べてくれた人がいた。
咄嗟のことで顔をしっかり見ることはできなかったが
服装からいつも同じ電車に座っているOLさんだとわかった。。
20:
意表をつかれたのか俺の体はするりと小学生から抜け、OLさんと一緒に電車から降りた
と、同時にドアが閉まる。恨めしそうな顔をして小学生がこちらを睨んでいた。
そこで確信した。人の形相ではなかった。
その後ろに、一緒に下りたはずのOLさんも乗っていた。
相変わらず顔は見えなかったが、手を振ってくれていた。
そこまでは覚えているが、そこで気を失ってしまったらしい。
次に目を覚ましたのは病院のベッドだった。
なんでも、俺がいつも降りる駅の二つ後の駅で倒れていたようだった。
原因は過労。会社に連絡するとその日は休むようにと言われた。
夢だったのか・・・?と思いつつ
その次の日からは、会社の命令も有りもう仕事に復帰していた。
その後、3日間終電でOLの姿を見かけなかった。
どうしてもその人の事が気になったので
俺はいつも同じ電車に乗っているサラリーマンに思い切って話しかけた
21:
「あの、すみません。」
「え、ああ。お疲れ様です」
お互い顔見知りではあったので、特に不振がられもしなかった。
多少の雑談をして、OLさんの話題に触れた。
すると、サラリーマンから思いがけない話を聞いた。
サラリーマンはその日、仕事が少しだけ早く終わり
数本前の電車に乗ろうとしたそうだ。
その日はたまたまOLさんも電車待ちをしていたらしく
こんな事もあるんだなぁと感じたそうです。
その後は、来た電車にサラリーマンの目の前でOLさんが飛び込み自殺
その為、結局いつもの終電に乗る事になったそうだ。
幻覚、幻聴の類であったのかもしれないし
非常に後味の悪い話ではありますが、俺からの話は以上です。
長文失礼致しました。
23:
虫殺し
トラウマになった話の一つ。
今考えればあの頃から俺は何かに取り憑かれてたのでは無いかと思う。
小学生の時、俺は虫を捕まえる事にハマっていた。
しかし、捕まえるだけでは無く、捕まえた虫の大半は虐殺してた。
トンボの羽根を両側から引きちぎったり、蝶の羽根をハサミで切って、小石と一緒にテープで巻いて川に沈めたり。
1番多かったのが、バッタ等の虫をカマキリの口に無理やり押し付けて食い殺させる事。
当時の俺にとってこれは娯楽の一環だった。
そんなある日、おかしな事が起こった。
学校に行く支度をして家を出ると、そこにはバラバラになった虫の死骸が大量に転がっていた。
気持ち悪かったから全て拾い上げ(当時虫の死骸を素手で触る事に抵抗がなかった)川に全部捨てた。
それ以降同じ事は無かったが、数日後の夜にそれは起こった。
真夜中にふと目が覚め(親が寝付くのが12時過ぎだから恐らくそれより後)ふと目を開いた。
すると頭上に何か黒い塊が見えた。
暗いのでよく見えなかったが俺はそれを見た瞬間ヤバいものだと思った(本能で悟ったんだと思う)
隣で寝てる親を起こそうかと思ったが、声は出ない体は動かない。所謂金縛りって奴にかかっていた。
気が付いた時には、それは俺の顔の目の前まで迫って、俺の顔を覗き込むような形になっていた。
それは体の無い生首のような人の顔で、目や口には虫の死骸がぎっしり詰まっていたね。
それから記憶がない。
気が付いたら朝になっていた。
以来虫は殺してないし、トラウマになって仰向けで寝ることができなくなった。
後日談とかは無い。
あまり怖くなかったらスマソ。
ただ俺にとっては洒落にならないほど怖かった。
24:
カマキリVSキリギリスとかやってたやついたなぁ。虫かごにカナブンぎゅうぎゅう詰めにしてたり。
なんでガキのころって虫平気なんだろ。
27:
病院清掃
怖いか怖くないかは置いといて、友人から風邪が長引いてるからどこか良い病院を知らないかと
聞かれて、飲み屋のオバチャンの話を思い出したわ
飲み屋も不景気らしく昼間病院で清掃のアルバイトをしててたまにオペ後の清掃もやるらしく
その現場を見て愕然としたらしい辺りが血の海でまるでホラー映画に出てくる様な有様で
壁や天井にまで血が付いてたらしい、清掃を終え後から看護婦の婦長さんから何かしら
口止めされたとの事、後で色々探りを入れてみたら、担当医が若い先生らしく
オペしてみるも遺族には手遅れだったと言うことで決着して
真実はミスオペで誤って動脈を傷つけたんじゃないかと・・・・
オバチャンいわく若いときに看護婦の経験があるから何となく解ったと言ってたわ
その病院もかなり大きなところで内部告発でもない限りもみ消してなかった事にしてると
まぁ、ありがちな話だよな気づかない内にお前らの身内とかも病院に殺されてたりしたな。
28:
似たような話で某有名企業の系列工場で何年か前に車体と呼ばれてる部所で機械に挟まれて氏んだ派遣のやつがいたんだけど
上の連中が遺族と派遣会社にかなりの額払ってうやむやにしたらしい
当時2ちゃんでも結構話題になったみたいだから知ってるかも知れないけど
32:
医療ミスの時は身内の看護士だけで掃除するよ
それでも怖くなって告発する奴は居るけど、だいたい表にでる前に消される
68:
地獄絵図
家の近所の神社に彼女と散歩に行った時、境内の隅の方に、ゴザひいてその上に古い書物がたくさん並べてあった。
二人でなになに? 虫干し?? とかって、興味本位で一際デカイの広げて見て見ると、描いてあるのが地獄絵図みたいなの。
しかも、フルカラーで鮮明。 特に赤色が。
男も女も半裸でガリガリ、鳥さんからつつくられたり、犬から食われたり、人からも食われたり......。
人焼いてる周りに人が歯剥き出して群がってんだぜ......。
やなもんみゃったなぁ、おい、と二人で顔見合わせて、帰ろうとした時に俺気付いちゃったんだよね。
風景がさ、その神社なのよ。
特徴的な千年杉といい、そこから続く本殿への門といい。
たぶん、アレって大昔にこの辺が飢饉かなんかにあった時の記録絵なんだろうなぁ、と。
いつも何の気無しにベンチで昼寝したり、ハトにご飯あげてのほほんとしてた場所でそんなことがあったと思うと、何だか、ね......。
70:
浮浪者
俺が働いている百貨店でたまに、店内を浮浪者が彷徨いているから何とかしてくれ、と言うクレームが入る。
皆、慣れたものでおいおい、またか、と。
だいたい出入口から各階警備員で固めているので、そんな輩が入り込めるはずがない。
口を揃えて、見える人にはやはり見えるもんなんだな、と。
うちの百貨店は戦後の復興期に隣に新館を建てて今に至るのだが、以前は旧館に三人の浮浪者が住み着いていたらしい。
何度追い出しても戻ってくるし、その頃は浮浪者も一般人も大して変わらない風体だったしで、さほど問題とはされなかった様だ。
そればかりか、ある程度、店の連中とも仲良くし、ごみ拾いなんかの仕事もして順応していた様だ。
しかし、ある程度街が復興し、隣に新館を建てる予定が出てくる頃となると、少々話が違ってくる。
今まで通り、店内に居住させるのは如何なものか、と言う意見が多数となる、実際に汚らしい、などと言うクレームめいたものも客から出る様になって来た。
そのうちに新館の建設とともに旧館も全改装となり、主だった従業員は休みをとる。
従業員が改装終えた旧館に戻った時にはもう、三人の浮浪者は消えていたと言うことだ。
何処に行ったのか知るものはいない。
語るものもいない。
今よりも人が消え易い時代だったのだ。
しかし、それから現在に至るまで、年に何度か客からのクレームが入る。
浮浪者を何とかしてくれ、と。
決まって旧館だ。
俺達はこう言うしかないじゃあないか。
見える人にはやはり見えるもんなんだな、と。
134:
末吉
自分的には死ぬ程洒落にならない怖い話。
と言うのも、この話は自分の名字の由来に関する話です。
田舎の方に行くと、地域に同じ苗字の家が密集してる集落なんてのは割とよくあるんじゃないかと思う。
そんで俺の住んでた地域も2,3種類の名字が大半を占めていてました。
あ、申し遅れましたが俺の名字は「末吉」です。
よく「すえきち」と呼ばれますが「すえよし」です。
九州の方に割と多い苗字みたいですが九州出身ではないです。
ほんで、周りの家は同じ苗字ばっかりなのに自分んちだけ末吉。
小さい頃は郵便物が間違えて配達されたりせんで便利だなー、とか
割と最近になって引っ越してきたんかなー?ぐらいにしか思っていなかった。
135:
そして中学生ぐらいの頃、名字の由来やに関するテレビ番組を見た。
名字に「藤」が付く人は藤原氏の家系だ、とか
全国の珍しい名字とその由来なんかを紹介する番組だった。
その番組を見て自分の名字の由来が気になった俺はじぃちゃんに、
「うちの名字に由来ってあるん?」と何の気なしに聞いてみました。
するとじぃちゃんは何故か少し困った様な顔をしました。
そしてしばらく考えた後、「お前にも関係のある話だから・・・」と少しずつ話し始めてくれました。
136:
昔々、まだ農民が苗字を持っていなかった頃
住んでいるこの集落は山間部のため農作物の育ちのあまり良くない地域だったが、
自分達が食べていく分ぐらいは何とかなっていたらしい。
しかし、ある年から凶作が続き次第に飢餓で亡くなる者が出てくるようになった。
そこで集落の人達は藁にもすがる思いで祈祷師(占い師?)に豊作の祈願をしてもらうことにした。
その祈祷師は「豊作を望むのであればこの集落で家で嫡子(長男)となる子が生まれたらその子の首をはね、
体を集落にある一番高い木のできるだけ高いところへくくりつけ、頭は根元の土を掘り埋めなさい」と人々に告げた。
祈祷師は続けて「一度この生贄を始めるとその家系は代々嫡子を生贄にしなけばならない、
もし途中で止めてしまうと再びひどい凶作になるだろう」と警告をした。
そしてその後、間もなくして嫡子が生まれたのが我が家のご先祖様夫婦、という訳らしい。
137:
ご先祖様は当然、我が子を生贄にすることに最初は渋っていた。
しかし、翌年も凶作が続くようなことがあれば集落の多くの人が飢餓で亡くなるような状況であり、
集落の人達からの説得もあって渋々承諾したようです。
そして翌年、集落では今までになく豊作に恵まれ、その後飢餓で亡くなる者もなかった。
またご先祖様夫婦には新しい跡取り(次男)も生まれ、集落の人達から感謝されながら暮らしたそうだ。
やがてその夫婦の次男も結婚し、嫁が妊娠した頃。
祈祷師が再びやってきて集落の人達に「忘れてはいないだろうな、代々続けなければならん」と伝えた。
そして、そのご先祖様夫婦も集落の人達に説得され、生まれてきた長男の首をはね、体を木に吊るし、頭を埋めた。
138:
その後、何代にも渡ってこの生贄は続いたらしいが、幸か不幸か家系は途絶えることはなかった。
そして何代か後のご先祖様の頃、この生贄を止めようと言う人があらわれた。
集落の人々はなんとか説得して続けさせようとしたが、このご先祖様は承諾しなかった。
集落の人々も何代にも渡って犠牲になってきた家系にこれ以上負担を負わせるのに引け目を感じたのか、
このご先祖様の言う通り生贄は止めることになった。
しかし、祈祷師の警告も無視できなかった集落の人々は生贄を止めるにあたって別の祈祷師を呼び助言を求めた。
その祈祷師が言うには「この儀式の呪は非常に強く簡単には解くことはできない。
解けたとしても、生贄のことを忘れることはこれまで生贄になってきた子供達の怨念で家系に不幸が起きる」とのことだった。
その後、祈祷師はひと通りの祈祷を行い、生贄を吊っていた木は切り倒された。
そしてその翌年、集落では凶作とはならなかったが、ご先祖様夫婦のもとに生まれた長男は死んだ。
139:
その後、何代かに渡ってうちの家系は本来嫡子となるべき長男は死産、もしくは若くして亡くなり次男が家を継いできた。
実はじぃちゃんも父も次男で、長男となるはずだった兄がいたがどちらも幼少のころ亡くなっている。
ちなみに俺は長男ですがまだ生きています。
が、いい歳して結婚もできず、弟は既に結婚して子供もいることから呪はまだ続いているのか?
小さい頃、ちょっと過保護気味に育てられたのはこのせいかもしれんと今更になって思う。
それはそれとして名字の由来の話に戻ります。
140:
人々が名字を名乗るようになった頃、
ご先祖様は生贄のことを忘れないようにと名字を「末吉」にしました。
木の上に体を吊るして「末」
土の下に頭を埋めて「吉」
これが我が家に伝わる名字の由来です。
151:
学校前の公衆電話
これは、俺が高校生だった八年ほど前に体験した話だ。
学校の正門前には1台の公衆電話のボックスがあった。
それ自体には何の曰くもないし既に携帯電話の全盛期だ、使ってる奴もほとんど見たこともなかった。
それはちょうど今くらいの時期、雨のうっとおしい梅雨時の話だ
部活帰りの俺と友人が正門を抜けた時、公衆電話から「ルルルルルルー」って呼び出し音が鳴ってたんだ。
結構怖いもの知らずだった友人は、何かの都市伝説的なあれか!ってなことを言いつつ出てみると言い出した。
友人は普通に「もしもしー」なんて言いつつ電話をとったんだが特に相手の反応もなく無音だと言って俺にも聞いてみろよとボックスから出てきた。
俺も「NTTの保守作業か何かあるんじゃね」っと試しにボックスに入って受話器の音を聞いてみた。
するとさ、サーって感じのノイズっぽい音とカサカカって何かの擦れるような音、そして小さくてよく分からないが声っぽいものが聞こえる。
その時点では特に怖くも感じなかったがこっちの音は聞かせたくなかったのでマイク側を押える様にしてこっそりと音を聞いてた。
152:
段々声は更に不鮮明になっていったんだが カリ、カリ、とゆっくりと受話器を爪でひっかくような音と人の息遣いっぽいノイズ音がする。
相手もこっちをうかがってる!これは、やばいんじゃって思った時だ、急にバン!っとボックスが叩かれた。
相当びっくりして振り向くと叩いたのは友人だったんだがひどく驚いたよな顔で更にボックスを叩いてくる。
すると、受話器から「カリカリカリカリカリ……」ってすごい勢いでひっかく音が聞こえる。
俺もびびって受話器を投げてボックスから出ようとするがドアが少し開いたら何かにひっかかる感じできちんと開いてくれない。
もうボックスを破壊するつもりで蹴り飛ばしたりしてたがどうにもならない、その上カリカリって音がするんだよ、後ろから。
それは電話機のボタンを引っ掻くような音だ、それが元は電話の向こうにいてこっちに来てしまったのか元々そこにいたのかは分からない
ただ、カリカリって音は段々早くなり息遣いを後ろから感じた。
絶対に後ろは見られない、そう思った。
153:
そんな時だった。
学校から部活の外部顧問(当時神主さんとだけ聞いていたじいちゃん)が弓もって突っ走ってきて弦を打った。
途端にボックスのドアは何も無かったかのように開いて俺は外に飛び出した。
俺はつい振り返りそうになったんだが
顧問に「見るな!」と言われ「次のどこかにいくまでそこに居るから近づくな」と言われた。
それ以降、その公衆電話を使ったことはない。
後にあれが何だったのか聞いたが顧問は「悪いもの」とだけしか言わず友人は「大量の手が生えた球体で髪の毛が貞子みたいにたれ下がってた」と言っていた。
もうその公衆電話も撤去されてしまったがそれは今もどこかの公衆電話を移動しているのだろうか。
386:
古井戸
法律的に少し気になる話を最近母から聞いたのですが
少し前のことですが、実家の母から「隣の家でちょっと困った事が起きたらしいよ」と電話があった
隣の家の奥さんに全く知らない方から連絡が来て、話を聞いてみると
「貴方の妹さん夫婦の家を中古で買ったのだが、古い箇所をリフォームしようと台所の床を剥がしてみたら
古井戸が出て来て、中から遺体(白骨化)が出て来た。
お祓い代はそちらが出して欲しい」とのことだったそうです。
実は隣の奥さんの妹さん夫婦は、その家を中古物件として購入したらしいのですが
引っ越してからというもの悪い事が続き、旦那さんが亡くなり…
そして妹さんも暫くしてまだそこまで年じゃない(50代)のに亡くなってしまい
家人のいなくなったその家を親戚が売りに出したという訳だそうです。
びっくり仰天したけど古井戸や遺体の話を聞いて
「あぁ、妹夫婦はこの古井戸の人の影響で死んでしまったのかもしれない」と思ったらしい。
問題は誰もその古井戸ことを知らずに売っているので
親戚も「私のせいじゃない」と責任の押し付け合いに…
この場合責任はどうなるのでしょうか…………争いが起きそう…
これも古井戸の人の影響なんでしょうか?
387:
骨残ってたらDNA鑑定はできそうなものだな
まあ 次は持ち込んだ施設の人間が死にそうだけど
388:
もとより中古物件なんだから妹夫婦に売った奴に責任転嫁すりゃええな。
399:
井戸の事を書いた者です
井戸の存在は不動産屋ももしかしたら知らなかったかもしれません
と言うのも実家は田舎で、家の床下から井戸自体は珍しい事ではなく
解体してみたら井戸が出て来たとか結構あるので…
古い家なら割と良くある事なので驚きはなかったのですが
確かに皆さんがおっしゃる通り相手が嘘をついてるなら詐欺
本当の事なら殺人事件になる案件ですよね
ちなみに古井戸が見つかった場合は蓋だけをしてそのまま残すか、お祓いをして完全に埋めてしまいます。
その場合は下から順に詰め物をしていき
神聖な場所なので最後に神様用の息抜きに井戸から外へパイプを通します
その埋める段階で遺体が見つかったんだろうと推測しています
妹さん夫婦は病死で、家を購入して割と数年で亡くなってる様です。
「家を買ってから悪い事ばかり起きる」と生前に隣の奥さんに話してたらしいので
この井戸が関係しているのであれば霊障かなと…
母に「隣の奥さんに詳細聞いてみて」とは言ってみたのですが
「他人のお家の事にそんな根掘り葉掘り聞けないよ??」とのことでした…
自分の親族の事なら詳細も分かるのですが
お隣のお家の事なので詳細分からずすみません…
問題の物件自体は熊本にあるらしいです
検索をかけても引っかからないので事件にはなってないのかなぁ
もし詳細が聞けたらご報告したいと思います
400:
>>399
いや井戸って届け出しないといけないものだから、代々住んでて忘れてたじゃない限りは売買する時にわかるものなのね
井戸を作った地面って地下から水分が上がってくるからただ封印しただけじゃ駄目だし売買の時に井戸ありとか過去に井戸ありって記録にある
地下水汚染が問題になった時代もあって厳しいんだわ
その家の爺さんが管理してて相続した息子がど忘れしてたとかはありえるけど
他人への売買は業者が入るからリフォーム時に気付いたとかありえないんだわ
しかも井戸の土は水を通すから死体があったと言う事実から同じ水脈にあった井戸も汚染のおそれもあるから
警察は自転車の窃盗とかのレベルじゃなく動くわけだ
蓋だけしてそのまま残すのは(お金がかかるから)自分の家だからできる事で、そんな家は不動産屋は売買しないのね
床が腐るの確定なのはわかる?
あと古井戸をお祓いって何かいわくがあるならともかく普通はしないんだわ
オカルト知識で井戸の処分方法を知ったんだろうけど無理があるかな
後出しするなら完璧な知識か知らないが一番
下手に語るからバレバレになる
俺も九州だから色んな作法知ってるけど何もない井戸にお祓いしないからね
井戸が神聖だったと言うかそう言う扱いだったのは子供には危険な場所だから
子供に注意をさせる為だよ
川岸とか危ない場所で怪談が多いのはそう言う理由
あと埋めてる途中で死体見つかったなら最近の殺人だよねw
井戸に蓋があって開けたら死体ならわかるけどさ
井戸に蓋の場合は中に水があるか深さがある場合だから白骨死体になるほどの期間存在してたなら
なおさら水質問題になるから地域全域で細菌検査なのも忘れずに
401:
>>400
詳しくありがとうございます。
それでは妹さん夫婦は井戸の事はご存知だったかもしれませんね。
白骨遺体が出て来てるので事件は確実ですよね。
私もその後の詳細を聞きたいものです。
お祓いに関しては私の周りでは埋める際は
清めるためにお祓いをするのでそれが普通なんだと思ってました。
神聖な場所と言うのも子供は近づいたら危険という意味と
私の実家の場合は神道なので毎年年末に井戸の神様にお神酒を捧げたりしますし
そういう考えの元にそう言っていたのだと思います。
あ、私の知人が最近中古を買ってリフォームで解体したら井戸が出て来きたので
神主さんにお払いしてもらって埋めてもらうって言ってたのですが
購入の際、井戸の存在はまったく知らなかったそうです。
この場合は不動産屋が知ってたのに説明をしなかったって事なのかな…
432:
呼ぶ声
俺には弟がいるんだが、これがちょっと変わり者でな。
なにもない空間に酷く怯えたり、辺りに水気はなにもないのになぜかびしょ濡れだったりと
とにかく不思議な奴だった。
そしてこの弟も関わる、とある事件をきっかけに俺は友人を失った。
これは俺の、今でも後悔してる話だ。
弟が小学5年生だった頃の話。
仲間内で夏休みを利用して、自転車で少し遠くの方へ冒険に行こうという計画があった。
俺の田舎はそこまで過疎という訳でもなく、自転車さえあれば
普通に賑わってる所には行けるし、買い物や娯楽に特別不便があるという訳でもない。
だが都会と言われる所からの転校生が来た事をきっかけに、
田舎の子供達は「都会」に憧れを持つようになったのだ。
特に俺がその影響をモロに受け、今回の計画も俺が発案した事だったので
道案内役も買って出た。
メンバーは4人。俺と友人2人と俺の弟。
なぜ弟を連れてきたのかメンバーは疑問に思っていただろうが
そこは俺に計画があったからである。
433:
表向きは冒険と言っても、実は心霊スポット(っぽい)所を回る秘密のツアーを計画してた訳で、
弟を用意したのは、つまりは保険である。
薄々だが弟には本当になにか得体の知れない物が見えてるんじゃないか?という疑問を抱いてた時であり、
なにかあったら弟が反応して盛り上げてくれるだろうという勝手な考えで、弟を騙して連れて来た訳だ。
そんな裏計画を知らずに都会への憧れに自転車を漕ぎながらはしゃぐ2人の馬鹿共。
弟は俺の邪悪な笑顔に気が付いていただろうが自転車の後ろという事もあり、なにも言えないでいた。
辺りが暗くなるまで自転車を漕ぎ続け
ここが目的地だ、とボロボロの大きな廃病院を紹介するとそれぞれ上々の反応を示してくれた。
その後の自分達の運命を悟ったのか、馬事雑言がそこら辺に飛び散る。
それらを跳ね除け泣きそうな弟をひっぱり入り口前に立ちこの病院がなぜ潰れたのかを語った。
『この病院はな、ある少女を医療ミスという形で死なせてしまったんだ。だが当時それに関わった医者は全員それを認めなかった。』
急に語りだした俺を見て友人達は静かになり、
入り口のドアをこじ開け中に押し入る俺の後に渋々ついて来た。
『その事件以来、病室、トイレ、待合室、どこにいても彼等は誰かの声が聞こえるようになった。』
暗い廊下に散らばったゴミなどを押しのけ、語りながら歩いてる俺の懐中電灯の光を頼りに皆進む。
434:
『四六時中聞こえてくるその声にだんだん耐えれなくなった医者達は次第におかしくなっていったんだ。』
割れたガラスを踏む音や友人の息使いなどが妙に雰囲気を醸し出す。
『その医者達も自責の念はあったみたいでね、最後はその医療ミスを認めたんだ。』
2階のとある病室の扉の前で立ち止まる。
『最後は?』
『そう、最後。集団自殺の集団遺書という形でね。』
きっとそのドアの中がその現場だという事を悟ったのだろう。
暗くてあまり見えないが友人達は恐怖に顔を引きつらせている。
弟は入り口付近からすでに泣いている。
『ただね、』
『どうもおかしいんだ、その遺書。』
『少女の声が聞こえていたのなら遺書にはそう書く筈じゃない?でも』
そう言い掛けて扉を開ける。
『書かれていたのは彼等が呼んでる、彼等がついて来てる、彼等がすぐ後ろにいる。そんな事ばかりだった。』
435:
部屋一面に広がる焼けた後。
焼身自殺を想像してなかったのか皆いっせいに黙って息を呑む音が聞こえた。
まぁ殆どが俺が事前に考えた嘘なんだがな。
『そんな事がこの病院で・・・。』
友人がまんまと引っかかって声を震わせて喋ってる。
素直な友人がいると人生が楽しいよなぁとか考えてると
ヒタッ
 ヒタッ
と遠くで足音が聞こえてきた。
管理人かなにかいるのか?と思っていたが
急に弟が大声で叫びだした。
『来たよおにぃ! 逃げよう!』
なにが?とか思ってたが、とにかくすごい剣幕だったので皆一斉に出口に向かって走り出した。
だが一階に降りた所でそれは起きた。
「赤ん坊」の泣き声がすぐ後ろの階段の上で聞こえた。
というかすぐ耳元で聞こえた気がした。
その声を聞いた友人2人は手が付けられないほどパニックになり、我先にと入り口まで駆け出した。
その途中で一人が転んだ。
436:
病院の表に出てからはそれぞれの自転車に乗りペダルを漕げるだけ漕いで全力で逃げた。
だがある程度離れて安心したのか、転んだ友人が泣きだした。
そんなにビビッてたのか、と笑いながら近づくと見事なまで腕が曲がっちゃいけない方向に曲がってたのである。
あれには流石に俺もビビッた。
友人の搬送先にまで迎えに来た父親が、友人2人の両親に土下座してる時こっそり弟に聞いたのだが、
あの赤ん坊は入り口に入った付近で既に友人の背中に張り付いてたらしい。
その子を探して母親が来てた、との事だが俺が聞いた足音は知らないという。
あれは一体なんだったのだろうか。
この後に来る親父の恐怖から逃げるためどうでもいい事を必死に考えてた気がする。
結局俺は親父に殴られ友人には絶交を言い渡され後悔しか残らない最悪の夏休みになったのだった。
438:
釈迦堂
うちの田舎に伝わる怖い話です。
うちの田舎の墓地には釈迦堂があって、そこには石彫りの仏様がある。
その仏様を彫ったのが近所でも尊敬されてる、元・学校の先生。今と違って、当時は学校の先生というと、そりゃ偉い存在でしたよ。
まぁ、その先生が在所の人から依頼されて、仏様を彫り出した。2メートルほどの石を彫る訳で、何年もかかってようやく、完成間近というところで、その先生が病気になり、死んでしまった。
未完成の石仏はそのまま釈迦堂へ納められた。未完成の石仏には、目が彫られてなかった。
ほどなく、釈迦堂からカツンカツンと石を彫るような音が聞こえるという噂がたちはじめた。在所の人たちは、亡くなった先生が仏様を完成させようと夜な夜な、石仏を彫っているのだと噂した。
そして、先生が亡くなってから、49日後、石仏は完成し、釈迦堂から石を彫る音は聞こえなくなった。
今もその釈迦堂も石仏も存在している。お盆には釈迦堂が開けられ、その石仏を拝む事ができる。
447:
結構長い話を投稿したいんだがここでいいかな?実体験なんだけどやっと書き溜められたから
448:
霊場
じゃあ書き込みするだけするね
うちの大学はA県のT市にある。ボロいF欄大だから購買にもロクな物が無くて、昼休みになるとみんな近くにあるショッピングモール(イオンより全然小さい感じ)に食料調達に行くのね。
大学が山の上にあるから、そのショッピングモールに行くにはボロっちい家に囲まれた結構急勾配の坂を下ったり登ったりして行く。
でその日俺もいつも通り昼休みにショッピングモールに行こうとしたんだけど、講義がちょっと押してしまって近道しようと思っていつもと違う道で行ったんだよ。
そしたら⚪︎⚪︎霊場って看板が見えた。
あとで知ったけどこの地方は四国八十八ケ所巡礼みたいに地域地域に沢山の霊場がある。四国みたいに巡礼に訪れる人も多いから案内用の看板が立ってる。
449:
それでスルーしようと思ったんだけどもともと散歩するの好きなタチだし、ちょっと急いでるとはいえ一目見るくらいはしようと思って看板に従って見にいったのね。
さも凄い霊場があるのかと思ったら道路挟んでポツンと石碑が立ってるだけ。なんだと思って先を急ごうとしたんだけど、そしたらどこからともなく現れた赤と黄色と青のストライプの着物来た婆さんがなんか念仏唱えながら石碑を掃除しだしたんだわ。
うわっ変な婆さんだなって思っただけでその日は普通に昼飯買って帰ったんだ。
で次の日も例によって昼飯買いに行くわけなんだけど、なんか引っかかってその日もその霊場がある場所に歩いて行った。
そしたら案の定こないだの着物来たストライプ婆さんが石碑掃除してる。
相変わらずダサい婆さんだなあって思いながらしばらく眺めてまた帰ったんだよ。
あまりのダサさと異様さに気になって次の日も次の日も行ったんだけど、やっぱりずっと掃除してるわけ、その婆さん。
もう毎日見るもんだからどういう人なのかどうしても気になってきて、すれ違い様に「こんにちはぁー」って言ってみたんだよ。
そしたら「こんにちは、⚪︎⚪︎大学の学生さん?」って返事が返ってきて、そのあとは天気がいいねとかちょっと寒くなってきたねとか他愛もない話を少しだけしてその日は別れた。元気で感じの良い婆さんだった、服は相変わらずダサかったけど。
で次の日は土日休みだから行かなくて、月曜日また道を通ったら当然掃除してたからお話した。
それからもう婆さんと話すのが昼の日課になってきて、2、3週間くらい昼は婆さんと話す生活が続いた。
450:
それである日婆さんが「あんた毎日毎日ご飯買ってるけど、お金あるの?うちでご飯食べてき?」って誘ってくれた。
俺はお金もなかったっていうのもあるし、相変わらずストライプの婆さんに興味があったので次の授業が始まる1時間くらいなら...という理由で婆さんについて行った。
霊場がある場所から5分くらい、また急勾配の坂を登ったり下ったりしたところに婆さんの家があった。意外に大学から近い場所だった。
家は本当に普通のおばあちゃん家って感じで、木造で畳があって、簡素な庭があった。おばあちゃんは家に帰るとストライプの服からTシャツとダボダボのフリースに着替えていた。
俺はせっかくだし気になった事をきこうと思って、「なぜ霊場を掃除してるのか」と「ストライプの服はなんなのか」の2つをきいた。
おばあちゃんは霊場について話してくれた、巡礼が行われているとか、T市の出来た所以とか。
ストライプの服については教えてくれなかった。
おばあちゃんが作ってくれた煮物と人参煮詰めたスープ?みたいなのも美味しかった。
他愛もない話をして30分くらい経ったところで良い時間になったので帰ろうかと思い周りを見渡すとリビングから見える別の部屋に大きめの仏壇があった。
白くて大きい立派な仏壇だったので手を合わせて帰ろうと思い仏壇に近づいて手を合わせた瞬間お婆さんが信じられないくらい大きい声で
「拝 む な !!!!」
って叫んだ。
手を合わせたまま硬直してる俺を睨みつけた婆さんはしばらく考え込んだあと「電話番号だけここに書いて帰れ、
どうなってもしらん」って言い放って紙をよこしてきた。
なんで怒られたのかもよく理解していなかった俺はそそくさと携帯の電話番号を書いて謝って家を出た。
一体なにが悪いのかよく分からなかった俺は改めて謝ったあと理由を聞こうと思って翌日も霊場に向かった。婆さんはいなかった。
451:
婆さんの家まで行って謝ろうかと思ったけど、昨日の婆さんの声と形相を思い出したらとてもじゃないがあいに行く気にはならなかった。
その日を境に婆さんはあの霊場には一切姿を現さなくなってしまった。
3週間後俺の携帯に知らない番号から電話がかかってきた。
霊場で出会った婆さんからだった。
こないだは怒鳴ったりして申し訳なかった。お詫びがてら家に来てくれないか?という内容。
俺はかねてから謝ろうと思っていたこともあり、次の日は大学も無い土曜日だったが、婆さんの家に向かうことにした。
翌日訪ねた婆さんの家にはこないだ行った時とは違って人気があった。
恐る恐るインターホンを鳴らすと出てきたのは若い男。30歳くらいのガタイのいい兄ちゃんが優しい声で居間に通してくれた。
居間には7人くらいの老若男女と、ストライプの婆さんがいた。全員神妙な面持ちで机を囲んでこっちを見ている。
俺はとりあえず謝ろうと思って婆さんに向かって「こないだはすみません」と頭を下げた。婆さん無言。
「とりあえず座って」と男の1人が言った。
以下その男が言ったことを覚え書き
・お婆さんの一族は代々あそこの霊場を管理してる
・霊場に祀られているのは神様本体でなく、神様を媒介?するためのもの。薄まったもの?
・霊場に祀られるものの本体は力が大き過ぎて祀ることができない。
・白い仏壇にいるものが本体
・拝んでしまうと力が大き過ぎて拝んだものに不幸が訪れる
・霊場の石碑には拝んでもよい
こんなことを男は俺に説明したけど、正直意味がわからなかった。
だまって「はぁ、すいません」ってずっと言ってた気がする。
一通り説明聞いた後、ストライプのお婆さんが「一族意外にキンキ?を行ったもんは一族が責任をとることになってるから今から言うことを実行してもらう」
というようなことをいった。もう日が沈み始めてたと思う。
452:
俺はストライプの着物に着替えさせられて(めちゃめちゃダサかった)大勢の大人に囲まれて霊場まで連れてかれた。
大人は互いにブツブツ間接ガー直接ガーどうのこうの言ってたきがする。
また5分くらい歩いて霊場の前に着いた。俺はもう正直ストライプの着物で歩いてる時点で恥ずかしすぎて不幸だったが、7人のうちの最初に出迎えてくれた男が俺にこう言った
「いまからこの⚪︎⚪︎ユエ?(聞き取れなかった、石碑のこと)に月が天上を折り返すまで触ってもらう、なにがあっても手を離しちゃいけない」
俺はもう意味がわからなかったが、この恥ずかしい着物を早く脱ぎたい一心で承諾した。
お婆さんはずっとうつむいてた。
6人の人たちは石碑に俺の右手をガムテープかなんかでキッチリ止めて、絶対なにがあっても触らないように念を押して解散した。
霊場にクソダサいストライプで取り残された俺はもうそれだけで顔から火が出るほど恥ずかしかったが、もう冬が近く月がもう大分上まで出てきたので耐えることにした。
霊場には異様に人気がなかった。
「月が天上を折り返すまで」が具体的に何時なのかわからないまま俺は石碑の裏に隠れるようにして身を潜めていた。
30分くらい経つとガムテープで固定された腕がうっ血してきた。
あまりにもキッチリ止めてあるもんだから血が止まったんだ。
緩めようと思ってガムテープに手をかけた。
瞬間霊場の裏の藪の中から
「ブォ!!ブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォ」って
破裂音が聞こえてきた。ビックリしてガムテープから手を離すと音は止まった。
心臓がバクバク言うのがわかった、今の音は人為的なものじゃないのも何故かわかった。
それでもガムテープでキツキツにされた手はどんどん冷たくなってきて、痺れてくる。
サッと緩めてまた隠れようと思い止められてる方の手首を動かすとまた
「ブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォブォ」って四方八方から聞こえる。地獄だった。
453:
しかも今度はなりやまない、声は直接聞こえてくるんじゃなくて反響して聞こえてくる感じがする。
そのうちこの意味がわからない現象が死ぬほど怖くなってきて、ガムテープを思いっきり引っぺがして逃げ返った。
2度とあそこに近づこうとは思わない。大学もやめてしまった。3年前の10月の話。
昨日水曜どうでしょうの四国観てたまたま思い出した。長文ごめんなさい。以上です。
488:
留守番電話
ついこないだあった話なんだが聞いて欲しい。
実家住みか、家に固定電話があるやつなら経験あると思うんだけど、家のどっかに携帯置いて場所わかんなくなった時に、固定電話でならして場所特定することあると思うんだけど、
つい先日携帯の場所わからなくなって固定電話で
鳴らしたのよ、そしたら2階で携帯が鳴ってて、受話器あげたまま2階に上がったのよ、そしたらおそらく自分の部屋で鳴っているらしく、部屋の目の前に着いたところで鳴り止んだのよ。
それで、無事に携帯は枕下にあったんだけど、受話器あげたままだったから、自動的に留守番電話がはいってたのよ、で、iPhoneだと留守番電話入ってますっていうマークを消すのに、一回留守番電話を聞かないといけないんだけど、聞いてみると
「.....ザッザッザッ....アァ....アァ....」っていう何かを引きずってる音とすごい低い男の人の声が入ってて気持ち悪くなりました。
一度聞いたメッセージは保存しない限り、削除されてしまうので、もう聞けないのですが一瞬で鳥肌が立った。
490:
教習合宿
ありきたりではあるけど、初めてかなしばりにあった話
18歳の頃に友人と二人で自動車の運転免許を取るため、東北の自動車教習所に短期合宿しに行った。
二人同室のツインルームで予約をしたはずだったんだが、到着して早々に管理人から「5日ほど3名の相部屋でいいですか?」を言われた。
どうやら先客がいて少し卒業が長引いているとのこと。
友達と「ヤンキーだったらこええなw」とかいう話をヒソヒソして扉を開けたら案の定ヤンキーだった。(それもどうやらヤクザの息子らしい)
ヤンキー「あ?誰だてめーら」みたいなことを言われたので、軽く自己紹介。(割愛します)
初日の夜。なんだかんだ部屋で飯を一緒に食べていたら仲良くなれたんだが、
ヤンキー「あー、ここの寮、出るからね。カーテン開けんなよ」と言ってきた。
どういう霊なのか詳しくは話してくれなかったが、そもそも幽霊なんて信じていなかった自分はまったく怖くなかった。
その後5日間、ヤンキーがいた間はなんにも起こらなかったんだ。
ヤンキーがいなくなった初日の夜、寝ていた自分は目が覚めた。
テレビの下にあるビデオデッキの時間を確認したら2時22分。
変な時間に目が覚めるもんだな?やだな?怖いな?なんて思い、すぐ寝た。その日は寝つけた。
その翌日の夜。
491:
夜中に目が覚めた。
今度は体が動かない。眼は開けているのに。かなしばりだ。
はじめてのかなしばりにものすごくビビっていると、どこからか子供?と女性の笑い声が聞こえた。というより頭中に響いてきた。
うわわわわわ!とパニックになったが、しばらくしたら体が動けるようになった。そしてあたりを見渡したが何もいない。
その後時間を確認。2時22分。
ものすごくビビッた僕は友達をゆすり起こしたが、爆睡していて起きなかったw
どうしても小便が漏れそうだったから嫌々トイレに行ったら天井から複数の走り回る足音が鳴り響く。
もうとんでもなく怖かった。
その後トイレから急いで戻り、布団をかぶってガクブルしていて気づいたら朝になっていました。
友達に言っても信じてもらえなかったんで翌朝、管理人に相談してみた。
自分「ここって幽霊とか出るんですか?」
管理人「あ?でますよ。2回の廊下を深夜に子供?が走り回るみたいで…何人か目撃した人がいるみたいでして」
2週間の宿泊プランでしたが、その後の日数は2時22分に起きることもなく、何事もないまま無事卒業することができました。
ありきたりな話でしたが、唯一の霊体験なので数年経ったいまでもよく覚えている。
あんな体験はもうしたくない。
20歳までに霊体験をしたらその後も遭遇すると誰かに聞いたが、そうなのだろうか。
そしてあの女性の笑い声はなんだったのか
ヤンキーはどんな体験したのだろう。退寮時はやけに喜んでいたのが印象に残っている。
539:
雑居ビルの非常階段
俺は現在小さいながら、安定した会社で働いてるんだけど
前の会社が倒産した後、就職がなかなか決まらず、つなぎでバイトすることにしたんだ。
ポスティングのバイトなんだけど、普通の家とかに配ったりするのではなく、
雑居ビル(スナックとかキャバクラとかホストクラブが多い)を中心に出前のチラシを配るというものだった。
雑居ビルってのは、大抵非常階段と中の階段の2個ついてるビルが多く、廊下が長いので、イメージで言うと学校の配置を
考えてもらって、お店(教室)がずらーと並んでいて、階段が端と端にある感じを思い浮かべてくれるといいかと思う。
配り方は、ビルに入ると最初はエレベーターで最上階まで上がって、各階のお店にビラを配って、非常階段か中の階段で 1階ずつ
おりて1階まで降りていくのを延々と繰り返す。
540:
ポスティングするのは、お店が閉まってる朝9時ごろから、昼の4時ごろまでなんだけど、
昼過ぎて、暑くなってきたので汗だらだらで配っていた。
もちろん電気のついてるビルもあるんだが大概は薄暗いビルが多かった。
そんな中、○六ビルってのに入って配ってたんだが、9階から8階へ非常階段で降りたんだけど8階のドアが開かなかった。
こういうのはたまにあるから、戻って中の階段から降りようと思ったんだけど、下から
「がさがさ」という音が聞こえた。
階段って、真ん中の部分から下が見える形状の階段があるんだけど、そこから見ると、
ソバージュというか、ごわごわした髪の毛のおばさんが何か下向いてがりがり音を立てながらなんかしてた。
こういう時は、マニュアルで「こんにちわ」と挨拶することになっていたので、
俺が「こんにちわ」と言ったんだ。
すると、おばさんがすごいさでこっちを振り向いた時に、
俺の目に飛び込んだのは、子猫みたいな大きさの毛のついた塊にかぶりついてるおばさんだった。
やばいと思って、逃げようとしたがその前におばさんが走って下に逃げた。
おばさんが逃げると同時に、俺も上の階へ逃げた。
エレベーターまでダッシュで行って飛び乗り、1階を連打した。
すると4階で止まったから、おばさんがいたら殴ってでも逃げようと思ったが、
普通の料理人みたいな人が乗ってきて助かった。
その日でバイトは辞めた。
俺の人生で怖い思いをしたのはこれだけなんだが、
これからの人生で雑居ビルの非常階段を使うことは、2度とないと思う。
怖くなくてごめんね。
643:

長いが吐き出したいので書く。
俺が小学6年の頃、両親が離婚した。
そこから高校生までは親父と祖父母、そして親父が再婚した義母と暮らしていて15歳下の異母兄妹が出来た。
高2の時、大嫌いだった親父の元を離れて母親に引き取られた。
親父が居ない時、たまに祖父母に顔見せに行っていて18歳下の異母兄弟が出来たのを知った。
そのうち祖父が認知症になって亡くなり、間も無く祖母も認知症になってしまった。
それから十年近く親父に会うこともなかった。
そして数年前、俺が一人暮らしをしているアパートに突然義母が訪ねてきた。
正直驚いた。
同じ市内に住んでいるのだから居場所なんか調べればすぐわかると思うが、今更俺に何の用があるのか。
玄関先で何かと尋ねると義母は助けて欲しいと言う。
金かと思ったが親父は会社の社長だ。
俺なんかより金に困る事など無いはずだ。
仕方ないと思いながら部屋にあげ話を聞くと俺に申し訳ないだの親父の代わりに謝りたいだの言い出した。
644:
鬼2
両親の離婚の原因は親父の浮気で相手は再婚した義母だった。
しかし俺は義母を恨んでも無いしどうでも良かった。
むしろ古傷に触られる様でイライラした。
「それだけなら帰ってもらえますか?」
もう聞きたくなかった俺は義母にそう言った。
すると義母は泣きそうな顔で妹と弟を助けて欲しいと言う。
意味が分からない。
臓器提供か何かかと聞いたが違った。
義母から聞いた話を纏めると祖母が亡くなってから家に祖父母の霊が出るようになった。
最初は月に一度あるか無いか程度で恐ろしかったが、何かしてくる訳でもなく放置していた。
しかし、月日が経つごとに現れる頻度が多くなり祖父母の形相も変わって来た。
無表情だった顔は般若の様に歪み、普通だった服もいつの間にか死装束になった。
お寺に供養をお願いしたが全く効果が無かった。
そして数ヶ月前、寝ている弟が泣き出したので様子を見に行くと、今度は妹の部屋から苦しそうに呻く声が聞こえた。
慌てて部屋に入るともう人か獣か分からないまでに変貌したそれが妹の首を絞めていたそうだ。
義母が必死に引き剥がそうとすると消えた。
親父にも話したが視えない親父に馬鹿な事をと一蹴された。
645:
鬼3
それ以降、霊は妹と弟が寝ている時に近くに出るようになってしまった。
そしてもうひとつ、弟の落書き帳を何気無く見ていた義母はあるページに俺の名前が書いてあるのを見つけた。
弟は俺のことを知らない。
まあまあ珍しい名前なので偶然書いたとは考えにくいし、弟が赤ん坊の時に新築の家を建て引っ越したので俺の名前が書いてある物も家に無い。
弟に聞くと夜中に誰かがこの名前を呟くらしい。
「おまえは◯◯(俺の名前)じゃない。◯◯はどこだ。」と。
このままでは子供が殺されると思った義母は俺の住所を調べて来たのだった。
一度、家に来てくれと泣きつく義母の頼みを俺はは断った。
それは親父に会いたくないから。
すぐ殴る傲慢で嫌味な、しかし外面だけは良い親父は成人するまでいつか殺してやろうと思う程嫌いだったからだ。
しかし、妹や弟に罪はない。
「墓参りには行きますよ。」
そういってお墓の場所と連絡先を聞いて義母に帰って貰った。
次の休みに祖父母の墓にお参りに行った。
俺の母親とは折り合いが悪く、親父とも仲が悪かった祖父母だったが初孫の俺は可愛がってくれた優しいじいちゃんとばあちゃんだった。
線香をあげ手を併せると涙が出た。
帰ろうと水を汲んだ桶や柄杓を片付けていると、目の前で線香がボキッと折れた。
風のせいと思ったが嫌な感じがして、俺の顔は青ざめていたのかも知れない。
646:
鬼 終
お寺に借りた桶を返しに行くとお寺のお坊さんがどこのお参りですか?と声を掛けてきた。
◯◯の墓ですと言うとちょっと上がってお茶でも飲んで行きなさいと言われ、さっきの線香の事もあったので素直に頂く事にした。
お茶を飲みながら色々聞かれた。
義母が何度か供養を頼んだので、お坊さんも気にかけていたらしい。
俺は義母に聞いた事をそのまま話した。
お坊さんは否定も肯定もせず、そうでしたかと言って帰りにお守りをひとつくれた。
義母に電話して墓参りに行ったとだけ伝えた。
その夜、夢に祖父母が出てきた。
襤褸の白い着物を着て乱れた白髪、目は爛々とし口は大きく裂けるその姿はまるで鬼だった。
俺は子供で何処かに隠れていて、祖父母は俺を探している様だった。
そのうち、どこからか「見つけた…」
「違う…」
「死ね…死ね…」
と言う低い声と子供の泣き声が聞こえて来て目が覚めた。
汗で体が冷え震えが止まらなかった。
翌日、仕事を休み坊さんになった同級生に連絡して会うと全部話した。
そいつは霊感持ちで高野山からスカウトされて坊さんになったという奴だった。
彼は黙って聞いて、話が終わるとぽつりぽつりと言った。
祖父母は俺の事が可愛くて仕方が無く、もう会えないのが心残りのまま亡くなったんだろう。
それは霊になった後も続いてだんだん心残りが怨みに変わり狂っていったのかも。
異母姉弟が死ねば、跡取りの俺が帰ってくると思ってるのかも知れないが、もうまともな理屈も思考も出来ないからただ祟るだけの鬼になったんだと思うと。
俺はどうしたらいいんだ?と聞くと
「おまえは大丈夫。血は繋がってるが母親の家系に入った時から母方の先祖に守られてるから。でも妹と弟は知らん。」
それは…と言うと彼はちょっと黙ってこう言った。
「なぁ…触らぬ神に祟りなしって言うだろ?」
俺が黙ると彼は気休めかも知れないが経を上げておくと言ってくれた。
その後、仕事の都合で引っ越した俺に変わった事は無く義母と連絡も取っていない。
668:
メール
1/2
友達と遊んだ時の話なんだけど
暫く会ってなかった友達と久しぶりに飯でも行こうとなって居酒屋で待ち合わせした。
俺は仕事で少し遅れそうだとメールすると先に飲んでると返信が来た。
約束の時間から30分くらい遅れて店に入り、店員に待ち合わせと伝えると仕切りのあるボックス席の方へ案内された。
あいつはどこかなときょろきょろすると手前の席は頭が二つ見える。
あ、違うなと思って奥へ行ったら後ろからここだよ!と声を掛けられた。
振り返るとさっき頭が二つ見えた席で友達が俺を呼んでた。
不思議に思いながら悪い悪いと席に入ると、やはり友達一人しか居ない。
見間違えたかと気にせず飲みはじめた。
暫く飲んでると友達がこないだナンパしてさーと話出した。
ちょっと変わってる子なんだけど今度おまえも一緒に遊ぼうぜと誘って来た。
俺は彼女居たし、うーんとか言ってお茶を濁してると友達がちょっと小便ってトイレに立った。
669:
2/2
一人でたまには遊ぼうかなとか折角誘ってくれてるから行こうかなとか考えてると
「ダメだよ」
後ろから急に聞こえた。
えっ?っと思い振り向くと後ろの席で女の子三人組が楽しそうに話をしている。
なんだ…偶然聞こえただけかと思い、また遊び行こうかと思った瞬間
「行くなよ」
今度は横から聞こえた。横には若い男四人組がげらげらと大声で笑いながら騒いでいる。タイミングが良すぎるなと一人で苦笑いしてしまった。
そこで友達がトイレから戻って来て座ろうと屈んだ。その一瞬、友達の後ろに誰かが立っていた。
茶髪のギャルっぽい女の子。普通なら可愛いのかも知れないが…目が白目だった。
咄嗟に目を逸らし、もう一度見直したが女の子はもう居なかった。
「さっき言ってた子からメールきてさ。」
何も気づいてない友達がにこにこしながら言う。
「この後、合流しないかって」
呆然としていた俺がわかったと言おうと口を開きかけた時
「絶対いくな!」
何人かが同時に叫んだような声だった。はっとして周りを見回すと女の子三人組、男四人組の全員が無表情でこっちを見ていた。
それはほんの一瞬だけですぐまたこっちを気にする風でもなく楽しそうに盛り上がりだした。
「何きょろきょろしてんの?大丈夫か?」
友達は怪訝そうな顔でこっちを見ている。
あぁ大丈夫と言って平静を装ったが手の震えが止まらなかった。
「で、行くだろ?この後。」
友達が聞いてくる。俺が彼女から呼び出しが来たから帰ると言うとそうかーと残念そうだったがそれ以上は誘ってこなかった。
酔いも醒めてしまったのでそろそろ帰ろうと言って席を立った。
わーパチパチパチ
と周りの席が何故か同時に拍手していた。
もうそれも気味が悪くて足早に店を出た。
すると友達の携帯が鳴った。
あ、メールだ。と携帯を見た友達が変な顔をしている。
どうした?と聞くと
「ナンパした女からメールなんだけど意味わかんなくね?これ。」
と俺に携帯を見せた。
そこには"もうひけない"とだけ書いてあった。その後、その女とは連絡が取れなくなったそうだ。
711:
駄菓子屋のおばあさん
12年前、100円のアーケードゲームが主流の中で、10円でゲームができる駄菓子屋があった。
駄菓子屋の店主のおばあさんは、無口な人だった。
私は、おばあさんのことがあまり好きではなかったが、その駄菓子屋に毎日通った。
おばあさんは、いつも少し離れたテーブルでタバコを吹かしながら、ゲームをしている子供達を見ていた。
そのおばあさんが、駄菓子屋のすぐ近くで車に轢かれた。即死だったと。
おばあさんは独り身だったので、葬式もなく、そして駄菓子屋はつぶされることになった。
それから数日ほどたって、小学校内では噂が流れた。
空き家の駄菓子屋で、おばあさんの幽霊が出るという。
様子が気になった私は、駄菓子屋の窓から中の様子をみてみることにした。
駄菓子屋の内部は、整理された様子はなく、ダンボールが散乱していた。
そんな中で、白い”もや”がおばあさんの椅子の上に浮かんでいた。
”もや”は私のほうを見ているように思えた。
あるとき、小学校の子が交通事故で死んだ。
その子も駄菓子屋の常連だった。
轢かれる前に、その子は駄菓子屋の中で肝試しをしていたらしい。
駄菓子屋では電気がいまだに生きていて、ゲームがまだ使えたそうだ。
肝試しは、一人ががアーケードゲームに10円を入れて、ゲームをするという内容だ。
その肝試しの一番手が轢かれた子で、仲間は外の窓から様子を見ていた。
轢かれた子が中に入って、ゲームを始めた。
このときは、なにも変わった様子はなかったようだ。
そしてゲームを終え、部屋から出ようとしたとき、椅子の上にもやが現れて、その子に重なったらしい。
それからおばあさんの行動をなぞる様に、ふらふらと道路に飛び出していったという。
いまだに、駄菓子屋は残っている。私は今でもこの駄菓子屋の前を通る。
窓から中を覗こうとしても、ダンボールが窓の前に積まれていて、内部を見ることは出来ない。
だけれど、裏口の引き戸に手をかけると、簡単に開く。
中では、二つの”もや”が私を見ている。
768:
母の説、父の説
なんだかスレが乱立していますね・・・
こっちでも吐き出させてください
1/3
母親の友人が精神疾患に罹って、母と私が手を焼いていた時期がある。その時のお話。
その友人(以下Y子とする)は母の古くからの友達で、よく私達の家に遊びに来ていた。
遊びに来たときは、彼女はいつも玄関を開けて「遊びに来たわよ???。母子いる??」と言う。
決まって母は「いるよ?。」と返事した。
Y子さんは気分屋だけど気さくで、私もそのY子さんが大好きだった。
あるときを境に、Y子さんの様子が変わった。彼女の夫の浮気が発覚したのだ。
Y子さんが離婚をすることが決まると、病気の症状が現れた。
突然泣き出したと思うと、いきなり激昂したり。話も飛び飛びで、何を話しているのかが分からない。
Y子さんの親に相談し、彼女を病院に連れて行ってもらった。
するとやはり、彼女が精神の病気に罹っていることが分かった。
原因が原因なだけに、私達も出来る限りいままでどおりの付き合い方で彼女に接した。
情緒が不安定なので、彼女はちょっとしたことで暴れだし、家が滅茶苦茶にされることもあった。
そして、さすがに病気の症状が酷くなったので、ついにY子さんは鉄格子のついた病院に入院することになってしまった。
入院によってY子さんが遊びにこなくなるのは寂しかったけれど、反面ほっとしたところもあった。
そしてそれから何ヶ月か経ったとき、おかしなことが起こった。
769:
2/3
「遊びに来たわよ???。母子いる??」
母と2人でテレビを見ていると、玄関からこの声が聞こえてきた。
「お母さん、返事したらいかんばい。」
「今の聞こえたやろ。Y子よね。」
確かに私達は2人その声を聞いた。
でも、その声は、マスクをした時の声みたいに篭っていて、
とても生身の人間が発しているようには思えない感じだった。
「私、玄関を見てくる。」
母を行かせるわけにはいかない。母を見たY子は、何をするか分からない。
ならば私が行こう、そう思った。恐る恐る玄関に続くドアの戸を開き、玄関を覗き込んだ。
そこには誰も無く、また玄関の戸に影が映っている様子もない。
Y子がいてもらっても困るが、いないのも気味が悪かった。
770:
3/3
母にこのことを伝えると、
「Y子も寂しかったのよ。もしかすると狐に化かされたのかもね。怖い話で、昔から狐憑きとかあるやろ。」
と言った。いまどき狐に化かされるのか。、、
夜、父にも相談してみた。
「必ずしも全ての空間に同じ時間が流れているとは限らないんじゃないのか?
たまたま過去の時間にあった玄関の空間と、その時の玄関の空間が入れ替わったんだよ。
幽霊とかもそうなんじゃないかな。怪奇っていうのは過去の空間に一瞬繋がって、その時の映像が見えるだけだ。」
と、父はそんな感じのことを言った。
父の説明だと、この不思議な出来事にも納得がいく。でも、本当にそうだと疑問は尽きない。
この時間の入れ替わった場所を人間が通ると、何が起こるか。
もしかすると、その空間を通ることで、Y子の精神は現在に飛ばされてしまったのではないか。
そして体は精神を失ったままの状態なんじゃないか。現在、精神はY子の体を探して彷徨っているかもしれない。
でも父の説を考えてもしかたがない気がした。とりあえず我が家では母の説を採用した。
もう二度と変なものが入りこまないように、今では柴犬が、私の家の玄関前で待ち構えている。
771:
なんというか…
凄い許容力のあるお父さんですねw
776:
車に写りこむ顔
昔全面ガラス張りの店で働いてる時に、外に路駐されてた赤い車の後ろのタイヤ付近のボディに子供の顔のようなものが写ってるのに気づいたんだ
しばらく店内からガラス越しに真偽を確かめるべく数分凝視して何処からの映り込みか考察したけどさっぱり分からんかって、思い切って店外に出て確かめようとしたら車の持ち主が帰ってきて車に乗り込んでしまったんだ
すると瞬間に子供の顔が笑顔に見えてしまって驚いて近づけなかった
霊的なものは信じてないけど、もしいるのならあれは嬉しかったんかなぁとか思った
827:
トンネルの男の子
福島県天栄村のどこかの林道の小さなトンネルで起こったと言われてる話
 
ある事務員の女性が午後1時過ぎぐらいに、車で木々に囲まれた小さな自動車道を走って、とある短めのトンネルに差しかかった。 
トンネルに入り、抜けようとしたらトンネル内の道路の中央に、小学生、4から6学年くらいの男の子が立っていた。
女性が車を停止させると男の子は微笑みながら女性に向けて手招きをはじめた。
なんだろうと思った女性は車から降りて男の子の方に歩みより、
「どうしたの僕?・・・
と言いかけたそのとき
男の子は手招きを止め、手を降ろした。
男の子の足元に何かが落ちた。一瞬の見間違えかと思った。だが確かだった。
男の子の頭が、もぎ取れたように地面に落ちて揺れていた。
女性はあまりの出来事に立ちすくんだ。男の子の頭の揺れが止まった。頭に目をやっていたら、ゆっくり回転してこっちに顔を向けたので、視線が合ってしまった。
ぞっとしたのも束の間、
男の子の首は女性のほうに転がり出した。
女性は小さな悲鳴を上げ、20mは離れていた男の子の立つ地点から、その首が5mぐらいまでに近づいてきたとき、後ろに向いて走り出して車に戻った。
急いでバックさせ、トンネルを出ると元来た道を戻って本来休日に遊びにいった帰りの近道になるはずだったその道を避け、町中を遠回りして無事帰宅した。   
828:
女性は周りの人たちにその出来事を話した。見間違えなどではなかった。
数週間たった明るい日に、親しい同僚たちに車に同乗してもらい、そのトンネルを再び訪れた。
トンネルに入ったがその時はなにも起こらず通り抜けることができた。
出口から数mの地点で一時停止し、トンネルを見返したが誰もいなかった。
車を再び走らせた。
「さすがに二人以上じゃねえ」 
なんとなく気になって来てみたが最後の訪問で、もうこの場には行かないだろう、運転しながら気がふっきれようとしたその時 
ミラーに映る離れていくトンネルの中に手招きして立っている男の子が、距離につれて小さくなっていくのが見えた。
833:
これは紹介した自分自身の見解なんだが
母親が地元の福島県伊達市で幼い時に他の男子が自動車にかすられて頭の後ろをごっそりもっていかれて、
飛び散った肉をその母親らしき人が拾って閉口してるのを見てしまったことがあるらしい。
正体は言及されていないが
トンネルに出た男の子もそういった交通事故で首が離れた被害者の霊だったのかもしれないと考えている。 伊達市には他にも、「魔のT字」と呼ばれる交差点が有って、ある一家の奥さんがその場所で事故死した3年後に、
旦那さんも同じ場所で事故死していて、地元の知る人の間では、奥さんに連れていってもらったのではないかと冗談混じりにうわさされている。
自分の母方のひいおばあさんも天寿ではなく、理不尽な交通事故で亡くなっていて、母親が連絡を聞いたあとぼろ泣きしていたのを覚えている。
福島市の周辺には交通事故のいわくが異様に多く、遺憾と同時に不気味なものを感じた。 
835:
>>833
ケネディが狙撃されたときに、車の後ろの方に飛び散ったもの(頭骨の破片か脳)を
隣の奥さんがあわてて拾いにいってた。それを思い出しました、リアルですね。
最近youtubeで見たんだけど何とも言えない気分。
837:
>>835
ケネディ夫人は咄嗟に逃げ出そうとしたのを美談化されただけ
83

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ファミリーマートの誤字クソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwww

最近、帰りが遅くなってるし、服に家族のじゃない毛がついていることが多い。

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