祐巳「最近小笠原祥子お姉さまがおかしい」back

祐巳「最近小笠原祥子お姉さまがおかしい」


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1:
由乃「いつものことじゃない」
祐巳「うん……って同意してどうする私」
志摩子さん「祥子さまのどういうところがおかしいのかしら?」
祐「うん、例えばね……」
2:
……
祥「ごきげ(クッチャ)んよう、祐巳」
祐「ごきげんよう、祥子お姉さま」
祥「クッチャクッチャ」
祐「あのぅ……お姉さま?」
祥「なにかしら?(クッチャクッチャ)」
祐(どうしよう……お姉さまが学園内でガム噛んでるなんて……突っ込みたいけど……)
祥「祐巳?」
祐「は!?」
祥「どうしたの? ガムでも噛んで落ち着きなさい」
祐「はぁ……」
祐(どうしよう……ガム貰っちゃったよう……)
3:
……
由「確かに、優等生で通ってる祥子さまがあろうことか学園内でガムを噛むとは……おかしいわね」
志「祐巳さん」
祐「なに?」
志「そのガムは、今どこに?」
祐「どこって……私のポケットに(ゴソゴソ)」
志「学園にお菓子を持ってくるなんていけないわ。私が処分しておきますね」
祐「あっ」
祐(家宝にしようと思ってたのに……ていうか私たちも薔薇の館で散々お菓子食べてる気が)
由「ところで、他に変な祥子さまの話はないの?」
祐「えっ、えっとね」
4:
……
祥「祐巳」
祐「なんでしょうお姉さま」
祥「この字、なんて読むかしら?」
祐「え……『たましい』、ですか?」
祥「はぁ……(ヤレヤレ)」
祐「えっ、じゃあ、『ソウル』でしょうか?」
祥「違うわ、祐巳」
祐「えー……じゃ、『ハート』とか」
祥「……」
祐「違うんですかっ? えー、じゃあなんて読むんだろう……うーん……」
祥「祐巳……もういいわ」
5:
……
祐「……とか」
由「祐巳さん、ちなみにその字って」
祐「え? 『魂』だけど」
由「……」
志「それは確かにおかしいわね。だってその字は確かに祐巳さんが言った通り『たましい』って読むもの」
祐「普通はそうなんだろうけど……っていうか、これまでお姉さまにこんな変ななぞなぞ出されたことないよ」
由「他には?」
6:
……
?昼休み?
真美「でさー、こないだ私和歌山に行ってきたんだけどね」
祐「うん」
真「そこでイルカの肉が売ってたんだよね?」
祐「へぇー、イルカって食べられるんだ」
真「うん、私もイルカの肉が売ってるスーパーに行くまで知らなかったんだけどさ」
真「そのイルカの煮物をお弁当のおかずに持ってきたんだけど、ちょっと食べてみない?」
祐「いいの? じゃ、ちょっと
祥「祐巳!」
真「うわっ」
祐「さっ、祥子お姉さま」
祥「いい? 祐巳。イルカはとても知能が高くて利口な生き物なのよ。そんな生き物を殺して食べるなんて、あってはいけないことなのよ」
祐「えっ、でも、牛とか豚は
祥「そんなことどうでもいいわ。ほら、こっちに来なさい」
祥「それと、新聞部のあなた」
真「はっ……ご、ごきげんよう祥子さま」
祥「ごきげんよう。今後祐巳にイルカを食べさせようとするなんて野蛮なことをしたら、新聞部とのお付き合いを考えさせていただきますからね」
真「は、はぁ……」
祐(お姉さま、どこからイルカの風船を持ってきたんですか? そしてなぜ振り回しているんですか?)
8:
……
由「……」
祐「ってことが」
志「まぁ」
志「ところで、結局祐巳さんはイルカの肉は食べたの?」
祐「え……食べてないけど」
志「そう……私もちょっと食べてみたいわ」
祐「そ、そう……」
由「……分かったわ!」
祐「うわっ、急になに? 由乃さん」
祥「何が分かったのかしら?」
祐「うわっ、お姉さま。ご、ごきげんよう」
祥「ごきげんよう祐巳。で、由乃ちゃん、何が分かったの?」
9:
由「……祥子さま、ずばりあなたは虚カスファンですね。特にカッスの」
祐「えっ」
志「えっ」
祥「……バレてはしょうがないわね。そうよ。いかにも私は読売巨人軍ファンよ」
11:
祐「ねぇ由乃さん、虚カスってなに? あとカッスって?」
由「それはもちろん、金にものを言わせて他球団から選手を引き抜きまくり、審判を買収してあからさまにおかしな判定をさせ、」
志「そして空調を調節して自チームの選手だけにドームランを連発させる汚い集団、読売ジャイアンツのことよ」
祐「えっ、志摩子さんも知ってるの?」
祥「おだまり! いくら我がジャイアンツに勝てないからって、僻みが過ぎてよ」
祐「お姉さま……」
祥「それとカッスなどと呼ばないでいただける? カッスじゃなくてガッツよ。我がジャイアンツが誇る名スラッガー、小笠原道大よ」
祐(小笠原だから小笠原のファンなのか……わかりやすい)
13:
祥「だいたい好き勝手なこと言ってるけど、あなたたちは一体どちらの信者なのかしら? さしずめ犯珍(笑)か味噌か……」
由「んまっ! 邪異暗痛ファンにそんな、犯珍呼ばわりなんて真っ平御免だわ」
祥「ムキーッ! あなた、いくら令の妹で、これまでずっと優遇されてきたからって言っていいことと悪いことがあってよ!」
由「令ちゃんは関係ないでしょ!」
祐「あのー……お姉さま?」
祥「何かしら?」
祐「何の話ですか? 新聞ならうちは毎日……」
由「聞いて分からないの?! 野球の話に決まってるでしょ!」
祐「ひっ、……そ、そうなんだ」
祐(今日の由乃さんも、なんか変だよう)
15:
祐「野球の話かぁ……ところで志摩子さんはどこのファンなの?」
志「私はヤクルトファンよ」
祐「へー」
祐(微妙だなぁ……犬ルトかぁ……)
乃梨子「ごきげんよう、お姉さまがたって……どうしたんですか?」
志「あぁ乃梨子、実はね」
祐「巨人ファンのお姉さまと、阪神ファンの由乃さんが喧嘩を始めちゃったの」
乃「まぁ。それでこんな……」
20:
祐「ちなみに乃梨子ちゃんはどこファンなの? やっぱりヤクルト?」
乃「やだなぁー祐巳さま、ロッテファンですよ。そんな犬球団と一緒にしないでくださいよー」
祐「えっ」
乃「そういう祐巳さまは……って、志摩子さん?」
志「……」メソメソ
祐(うわぁ……ちょっと自分が応援してる球団を馬鹿されただけで、志摩子さんが半ベソかいてる……)
祐「ちょっと乃梨子ちゃん!」
乃「え? 何? 何ですか祐巳さま?」
祐「志摩子さんはヤクルトファンなのよ」ボソボソ
乃「えぇ! それを早く言ってくださいよ!」ボソボソ
祐「し、志摩子さん! 乃梨子ちゃん、実はヤクルトファンらしいよ!」
志「えっ 本当に?」パァァ
乃「そっ、そうなんですよー。ヤクルトっていい球団ですよねー」
志「乃梨子っ!」ガシッ
乃「志摩子さんっ!」ガシッ
祐(うわぁ……ノロケ始まったよ……早く死なないかなこの人達……)
24:
蔦子さん「炎を散らす紅薔薇と黄薔薇のつぼみ、そして愛を深める白薔薇姉妹っ……と。いやーいい画が撮れたね」
祐「あ、蔦子さん」
蔦「ごきげんよう。このいつもにまして混沌としている薔薇の館は何ごと?」
祐「あぁ、それはかくかくしかじか」
蔦「ふーん、祥子さまが巨人ファンかぁ……ドームに張り付いていれば、面白い画が撮れるかもね」
祐「そ、そうだね。(これ以上状況をめんどくさくしないでくれ……)時に、蔦子さんはどこのファン?」
蔦「私? 私は楽天よ」
祐「そうなんだぁ……」
祐(蔦子さんが地方の弱小球団ファンだなんて、ちょっと意外)
蔦「いやー、それにしても白薔薇が揃ってヤクルトファンとはね」
祐「珍しいよねーヤクルトファンとか」
蔦「いやいや。ヤクルトにも魅力的な選手はいたじゃん。ラミレスとか、グライシンガーとか、ペタジーニとか」
乃「あっ」
祐「あっ」
26:
志「……」メソメソメソメソ
祐(うわぁ……ちょっと自分が応援してる球団から引き抜かれた選手の話題になっただけで、志摩子さんが半ベソかいてる……)
乃「志摩子さん(;´Д`)ハァハァ」
祐「ちょっと蔦子さん!」
蔦「えっ」
祐「志摩子さんはヤクルトを愛してやまないのよ。そんなこと言っちゃダメじゃない」ボソボソ
蔦「うーん……でも実際ヤクルトから移籍して一層活躍しだしたわけだし……」
祥「そうよ! ラミちゃんだって今シーズンは首位打者確実じゃない! やっぱり巨人はいいチームなのよ!」
祐(うわっ)
由「そんなの金をちらつかせてもともといい選手を引き抜いただけじゃない!」
祥「キーッ!」
祐「まためんどくさいことに……」
28:
蔦「まさか祥子さまの口から『ラミちゃん』なんて言葉が出て来るとは思わなかった……」
祐「そんなことより! 蔦子さん、ヤクルトと志摩子さんにごめんなさいして」
蔦「えっ……いやほら、今のヤクルトにもいい選手いるじゃん! ほら、青木とか……」
志「そうよね。ヤクルトはやればできる球団よね。ありがとう蔦子さん」
祐「ほっ……」
瞳子「……ごきげんよう、お姉さま」
祐「うわっ。瞳子、いつからいたの?」
瞳「白薔薇さまがぐずつき始めた頃からです」
祐「そ、そう……(気付かなかった……)」
瞳「野球の話ですか?」
祐「うん」
瞳「そうですか……私はホークス一筋ですね」
祐「そうなんだ……(よかった、これならめんどくさいことにはならなそうだ)」
29:
由「ホークス……小久保……無償トレード……」
瞳「その話はなかったことに」
祥「そうよ。だいたいそれはホークスのフロントが暴走して……」
祐「……」
祐(……なんで山百合会の人たちって、みんな野球好きなんだろう……)
令「お、みんないるわね」
祐「ごきげんよう、黄薔薇さま」
令「ごきげんよう、祐巳ちゃん。ところで、どうして祥子とうちのつぼみがいがみ合ってるのかしら?」
祐「それは……かくかくしかじか」
令「……そっか。それは、もちろん虚塵ファン(笑)の祥子が悪いわね」
祐「えっ」
令「どしたの? 祐巳ちゃん」
祐「まさか、令さまも……」
令「そりゃもちろん、阪神ファンよ。リリアン猛虎会の会長やってるくらいだからね」
祐(うわぁ……黄薔薇だから阪神って……わかりやすすぎる)
32:
江「(ピクッ)……令。今、私のことをアニキと呼ぼうとしたわね?」
令「えっ……は、はい」
江「あなた、まだ阪神ファンなんてやってたの? 阪神ファンなんかやめちゃいなさい」
令「えっ!? ……リリアン猛虎会初代会長のアニキが、なぜそんなことを!」
江「令。これからはね、オリックスの時代よ」
令「!!!」
祐(よりによってオリッ鉄……!)
31:
令「讀賣(笑)」
祐「そんな大人げないこと言ってないで、二人の間に入って喧嘩を止めさせてくださいよう」
令「えー、だってー、そんなの虚カスファンの祥子が悪いんじゃーん」
祐(ホントにこの人黄薔薇さまかな……)
コンコン
祐「はーい(来客かな?)」
江利子「ごきげんよう。元気にやってる?」
令「アニk……江利子お姉さま!」
33:
祐「って、そんなことはどうだっていいんですよ、江利子さま」
江「あら祐巳ちゃん。ごきげんよう」
祐「……ごきげんよう。実は江利子さま、かくかくしかじか……」
江「ふむ。そんなことで困っていたのね祐巳ちゃん」
祐「そんなことって……今、薔薇の館は野球のおかげでちょっとした乱闘事件……ってほどじゃないですけど、大変なんですよ」
江「こんな揉め事、簡単に解決できるわ」
祐「へっ、本当ですか!? 流石江利子さま!」
江「そんなもの、実際にやらせてみればいいじゃない」
祐「…………は?」
江「だから、ファン同士に野球をやらせてみれば、その球団の強さは自ずとはっきりするわ」
祐(だめだ……オリッ鉄ファンに期待した私が馬鹿だった……)
34:
祐「お姉さま……あと由乃さん……」
祥「だいたいアニキアニキって……何かしら祐巳。今珍ヲタを論破するのに忙しいのだけれど」
祐「今江利子さまが……山百合会のメンバーで野球をすれば、どのチームが強いかわかるって」
祥「…………」
祐(うわぁ……やっぱりこんなこと言わない方がよかったかなぁ……)
由「いいわね。やりましょう」
祐「へ?」
祥「そうね。話を聞かせて分からない人には実力でもって分からせるしかないわね」
祐「そ、そんな……」
志「私もやるわ」
乃「私も」
瞳「もちろん私も」
蔦「山百合野球娘。ハァハァ」
祐(え……何この人たち……)
35:
祐「……で、でも皆さん。知ってますか? 野球って18人いないとできないスポーツなんですよ?」
祥「何を今更。そんなことみんな知ってるわよ」
祐「でも、今薔薇の館にいるメンバーじゃどう考えても足りないでしょう」
祥「そんなこと。あなたたちにも友達の一人や二人いるでしょう? その人たちを呼んで一緒にやらせればいいじゃない」
祐「は、はぁ……(そんな、ジャイアンとスネ夫みたいなメンバーの集め方しなくても……)」
37:
祥「とにかく。そうと決まったらメンバーを大至急集めましょう」
一同「はーい」
……かくして、元はと言えば巨人ファンと阪神ファンのいがみ合いから生まれた、山百合会主催の野球大会(1戦限り)、
題してLBC(リリアン・ベースボール・クラシック)のためのメンバー集めが始まった。
以下がそのスターティングオーダーである。
38:
紅薔薇ジャイアンツ
1 遊 笙子ちゃん
2 右 志摩子さん
3 三 祥子(キャプテン)
4 一 桂さん
5 二 蔦子さん
6 中 聖さま
7 捕 祐巳
8 左 蓉子さま
9 投 瞳子
黄薔薇タイガース
1 中 真美
2 二 江利子
3 捕 令
4 投 由乃
5 一 ちさと
6 三 三奈子
7 遊 菜々
8 右 ユキチ
9 左 柏木
負けられない戦いが、今、始まる……
第一部 完
で、とりあえずひと句切つきましたけど、やりますか?
まだ見てる人がいれば続けますけど、あんまりいなかったり、もう寝たいって人が多数だったらまた明日にやりますが
41:
やべぇww乃梨子とかまぁまぁ重要メンバーがいないwwww
ということでやっぱりこっちで↓
紅薔薇ジャイアンツ
1 遊 笙子ちゃん
2 右 志摩子さん
3 三 祥子(キャプテン)
4 一 乃梨子
5 二 蔦子さん
6 中 聖さま
7 捕 祐巳
8 左 栞
9 投 瞳子
黄薔薇タイガース
1 中 可南子
2 二 江利子
3 捕 令
4 投 由乃
5 一 蓉子さま
6 三 三奈子
7 遊 菜々
8 右 真美
9 左 ちさと
43:
いいぞもっとやれ
44:
おk
じゃ出来る限り続けます
途中で止まったら寝落ちしたと思ってくらはい
祥「それじゃ、メンバーも決まったことだし早やりましょうか」
令「そうね」
祐「はぁ……じゃ、とりあえず各自教室に戻って体操着を……って蔦子さん?」
蔦「はい?」
祐「手に持ってる眼レフを机に置こうか?」
蔦「…………どうしても、ダメ?」
祐「ダメです。お着替え中の薔薇たち!とかやろうとしてるんだろうけどゼッタイダメです」
蔦「いやマジでお願いします。あっじゃあカメラ跨ぐだけでいいんで」
祐「…………」
45:
?グラウンド?
由「よーし、じゃあ祥子さま、先攻後攻を決めるじゃんけんを」
祥「いいわ。……せーのっ」
由・祥「「せんここっこジャス!」」
由「フッ……じゃ、先攻」
祐(普通、こういう時って後攻取るんじゃないのかなあ)
祥「それじゃ、私たちが後攻ね。みなさん、守りについてください」
G一同「はーい」
46:
?1回表?
無死無走
可「……」
瞳「……」
祐(うわぁ……この二人って仲直りしたんじゃないのかなぁ……なんか喋ってよ……)
瞳子、初球でいきなり当ててしまう
可南子、瞳子を睨みながら一塁へ
祐(やだなぁ……キャッチャーって)
48:
?1回表?
無死一塁
祐(江利子さまかぁ? この人何してくるか分かんないからなぁ?)
瞳子一球目投げる、高めに入ってボール
江利子はバントの構えを見せる。二球目、アウトコース高めに投げボール
祐(きっちり送ってくのかな)
三球目、低めの玉を江利子はセーフティーバント
一塁の方へうまく転がり、ベースカバーが間に合わない
可南子を二塁に送りつつ江利子も一塁セーフ
50:
?1回表?
無死一二塁
祐(黄薔薇さま……多分バコスコ売ってくるんだろうなぁ)
一球目、ストライク
二球目、微妙だがボール
しかし三球目、低めの玉をライト前に弾き返す
外野で銀杏を拾っていた志摩子さんが処理にもたつきタイムリースリーベース
由2-0祥
52:
?1回表?
無死三塁、打者由乃
祐(あっさり2点入っちゃった……お姉さまが瞳子のことすごく睨んでるよ……)
由「一発ホームランでも打ってやるわ!」
しかし初球を打ちピッチャーゴロ
最悪のホームゲッツーで二死ランナー無し
53:
?1回表?
二死無塁、打者蓉子さま
祐(由乃さんが由乃さんでよかった……)
一球目、ボール
二球目、ボール
三球目、甘く入った玉をレフト線ギリギリのところへ持っていくが栞が飛んでキャッチ
スリーアウトチェンジ
54:
祥「…………」
瞳「…………」
祐「さ、さぁ、次は私たちが攻撃の番ですよ! 締まっていきましょう!」
一同(祥子・瞳子以外)「おー……」
祐(うわぁ……)
祐巳「さ、祥子お姉さま」
祥「何かしら? 祐巳」
祐「相手が悪かったんですよ。令さまなら打たれたってしょうがありません」
祥「でもね、祐巳、初回に2点も取られたのよ? 幸先悪いったら……」
祐「…………」
56:
?1回裏?
無死無走、打者笙子ちゃん
しかし由乃にピッチャーが務まる訳がなく、一球目でいきなり笙子ちゃんのお腹に当ててしまう
訳も分からず野球に参加させられ、しかもいきなりデッドボールを食らってしまった笙子ちゃんは泣きだしてしまう
ベンチからは蔦子さんが飛び出し、乱闘騒ぎに
両チームのメンバーが冷静になって考えた結果、やはり由乃にピッチャーは務まらず、これからもデッドボールを連発するに違いないという結論に至った
というわけで、特別に黄薔薇タイガースのみDH制を導入し、4番DH由乃、ピッチャー代わってユキチとなる
55:
一番重圧がかかりそうな審判誰がやってんだw
57:
>>55
マリア様がみてる
?1回裏?
無死一塁、打者志摩子さん
一球目、ボール
二球目、空振りストライク
三球目、バントで上手くピッチャー前に転がし送りバント成功、一死二塁
祐(よく考えてみればユキチと瞳子ってうちがめちゃくちゃ不利のような)
58:
?1回裏?
一死二塁、打者祥子
祐(うわぁ……お姉さまが頑張ってガッツのバッティングフォームを真似してる……)
一球目、見逃しストライク
二球目、ファール
三球目、ボール
四球目、ファール
五球目、右中間を破る痛烈なタイムリーヒット
しかし笙子ちゃんは足がそこまでくないので三塁止まり
なぜ一番打者になった
59:
?1回裏?
一死二塁三塁、打者乃梨子
打つ気満々の乃梨子
一球目、ボール
二球目、空振りストライク
三球目、ボール
四球目、ボール
五球目、フォアボールで出塁
60:
?1回裏?
一死満塁、打者蔦子さん
笙子ちゃんに当てられた怨みを晴らすべく殺気立ちながら打席に立つ蔦子さん
一球目、空振りストライク
二球目、またも空振りストライク
三球目、ファウル
四球目、ボール
五球目、ファウル
六球目、ど真ん中のボールを叩きバックスクリーン直撃の満塁ホームラン
そんな馬鹿なと目を見張る黄薔薇チームをよそに悠々とダイヤモンドを回る蔦子さん
ホームでは笙子ちゃんが待ち受けており感極まった蔦子さんはスールの申し込みを……
もちろん笙子ちゃんはOKしみんな祝福
そしてゲーム再開
61:
?1回裏?
一死無走、打者聖さま
由2-4祥
飛び入り参加した聖さまがどんな活躍を見せるのかと期待していた一同であったが、あっけなく三球三振
みんながっかり
62:
?1回裏?
二死無走、打者祐巳
由2-4祥
祐巳があまりにもビクビクして打席に立つものだから、ユキチが手加減して超スローボールを投げてやるものの、一回もバットを振らずに見逃し三振
スリーアウトチェンジ
ととりあえず1回が終わりましたが、ぼちぼち限界です
一旦終了させてください
起きた時にまだスレが残ってればそこで続きを、残ってなければまた立て直して最初からやりなおします
これまで読んでくだすったみなさまありがとうございました
それではノシ
67:
ユキチ可哀想すぎるwww
審判は柏木さんだと勝手に思ってる。あの人なら空気読まずに飄々とやるにちがいない
69:
>外野で銀杏を拾っていた志摩子さんが処理にもたつきタイムリースリーベース
なんでだれもこれにつっこまないんだよwww
70:
    _,.. ----- 、_
      ,. ‐''´   `丶、
   , '" _,. -―‐--、ヽ ヽ、
   / /  ,. '´ ,. ---`,r=、 ヽ
   ,:' /  // /  i `丶、    ヽ
        / / / , ' / / l!    、ヽ    ',
  / / / / ,イ       / /||  ', ヽヽ    !
  ! i l  i /  // /, ' l '、 ',  ヽ',  |
    ! | ! l| ! //  ,ィ´∠∠',,,,,,,_', ヽ ヽ   ',! |
    ! l !''7|!',´i`!/'//'´_,,......._ ヾ`ヽヽ  l!|  !
    | ', !ノ''ラ∀、、 '´  ,r'''ラ""''ヽヽ、 ヾ、 リ / |
  ', ヽ{i {_)::::::i   !_)::::::::!ヽヽ }__//   !
   ', !ヾ、 !__:::::}         |::::::::___:} ノ、 !',  ヽ   !  うるうる
    ', | | !(___)-'     ゝ(____)、  ノ l ノ ノ /
      ',', ',',       // ,ィ´ /
     ',', ',丶、 r--、        /'  ̄/ {
      ',ヽ',  `丶、 ` ´ _,.. ィ´'´ i   !  ヽ
      ノ ヽ  | }`T;ーr '´ // /! ', ',
  i  |',  // /'/! , -‐! ! ノ ',  ',  ノ
          ',   ! ! /'  // //'´,..ノノ´=ヽ ヽ   ! , '
        ヽ | ノ !  / !|/',イ //':::::::::::::! ', ! /
   |!{ ヽ ! イノヽ:{ !{::i::::::::::::::::|  !/ {
     'ヾ ! |{ |::| }:! ',::|:::::::::::::::| / i、',-‐ァ
    ヽ ノ∧|::| /'":::l!|:::::::::::::::|, /', }  ̄
    }ノ |:::'":ヽニノ:!::::::::::::::|i、{_ ! ノ
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68:
なんでこの時期にマリみてなんだと思ってたけどちょっと面白かった
6

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