ナルト「未だにヒナタとセ○クスできてねぇ……」back

ナルト「未だにヒナタとセ○クスできてねぇ……」


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1:
映画のネタバレは多分ないです
ジャンプの最終回のネタバレはあります
26:
一度目はなにしたんだ・・・・
30:
>>26
あ、映画のネタです
なんやかんやでちょくちょく映画ネタ入ってました
2:
一楽にて
キバ「ところでナルト。お前、ヒナタの奴とは最近どうなんだよ?」
ナルト「どうって……何が?」
キバ「とぼけんじゃねぇよ! アツアツなんだろぉ? んー?」
ナルト「へへっ……そりゃまぁ、な」
シカマル「オイオイ、んなこと聞いてどうするんだよキバ。
 俺は新婚夫婦のノロケ話なんかにゃあ興味ねぇぞ」
キバ「俺だってんなもん興味ねぇよ! 俺が知りたいのはだなぁ……アッチの話だよ」
3:
ナルト「アッチ? アッチって?」
キバ「だーかーら! ヒナタとはもう子作りしてんのかって聞いてんだっての!」
ナルト「子づっ……!?」
シカマル「そういうことかよ……」
キバ「な? な? どうなんだよオイ。もうヤッちまってんのか? なぁ?」
ナルト「お、おおおおお前なぁああ……!」
キバ「ん? なんだ顔真っ赤にしちまって。その反応まさか……」
4:
ナルト「な……なんでそんなことお前に言わなきゃなんねぇんだよ!
 俺はもう帰るかんな! ごちそうさん! じゃあな!」
キバ「あっ!? オイ待てよナルト……ちっ。行っちまいやがった」
シカマル「あーあーわかりやすい奴だなホント」
キバ「あの反応……シカマル、お前はどう分析する?」
シカマル「分析とかそういうレベルの問題じゃねぇだろ。
  まだヤッちゃいねぇってことくらい、誰だってわかる」
キバ「だよな! しっかしまさかまだだったとはよ。流石に意外っつーか……。
 エロ忍術とかやってた割にはあいつもウブだったってことか?」
5:
シカマル「さぁな。ってかお前、また随分興味津津だな」
キバ「そりゃ気になるだろ! お前は気にならねぇのかよ?」
シカマル「まぁまったく気にならねぇと言やあ嘘になるが……」
キバ「だろだろ!? だったら……」
シノ「キバ……。あまり他人の事情に首を突っ込むべきではない。何故なら」
シカマル「うおっ!?」
キバ「シノ!? お前いつからここに!」
シノ「……最初からだ」
6:
シカマル(マジで全然気付かなかった……)
シノ「キバ。お前は俺の存在に気付いていなければおかしいはずだ。
 何故ならお前には鋭い鼻があるからだ」
キバ「いや、だってほら、ここラーメンのにおいが強くてよ……」
シノ「それでもだ。何故なら、お前と俺は同班で付き合いが長いからだ」
キバ「わ、悪かったって……」
シノ「……まぁいい、その話はあとだ。それよりさっきも言った通り、
 他人の事情にあまり首を突っ込むべきではない」
7:
キバ「いや、でもよぉ。あのヒナタとナルトだぜ?
 あいつらのさ……アッチの方、お前も気になるだろ?
 ちゃんと上手くいってんのかどうかとかもさ」
シノ「気になるかならないかは問題ではない」
シカマル(否定はしねぇのか……)
シノ「とにかく、俺たちはそっと応援してやることに徹するべきだ。
 何故なら、本当に仲間のことを思うのならそうするのが一番だからだ」
キバ「ちぇっ、ハイハイわかったよ。ま、あいつらの普段を見てりゃ子作りも時間の問題だろ」
シカマル「……子作りねぇ」
シカマル(俺もそろそろテマリに切り出してみっかな)
8:



ナルト「はぁ?、ちくしょう。なんだってんだキバの奴!
 なんで他人に夜の事情なんて……」
ナルト(でもマジで……どうすっかなぁ。
 オレもそろそろ覚悟決めねぇととは思ってんだけどなぁ……)
サイ「ん? やぁ、ナルト。どうしたんだい浮かない顔して」
ナルト「サイ……なんでもないってばよ」
サイ「もしかして、ヒナタとまだセ○クスできていないことと関係してるのかな」
ナルト「ぶーーーーっ!?」
9:
サイ「もしヒナタとのセ○クスで悩んでるのなら、相談に乗るよ」
ナルト「ななな何言ってんだお前!?」
サイ「あれっ、違ったかい? ボクはてっきりヒナタとの初セ○クスで悩んでいるのかとばかり……」
ナルト「だから! 街中でセ○クスセ○クス言うんじゃねぇってばよ!
 誰かに聞かれたらどうすんだ!」
サイ「? ヒナタとのセ○クスの話題は聞かれたらまずいの?
 奥さんであるヒナタとセ○クスしてないのは確かに不自然かも知れないけど、
 でもヒナタとセ○クスしてないからと言って、ヒナタとのセ○クス……」
ナルト「やめろォ!!」
15:



ナルト「お前さぁ、もうちょっとさぁ、そういうとこさぁ……」
サイ「そうか……夫婦間のセ○クスの話題はあまり公言することじゃないんだね。覚えておくよ」
ナルト「分かればいいってばよ……。
 ってか大体な! なんでお前がそのこと知ってんだよ!」
サイ「キバに聞いたんだよ」
ナルト「あんにゃろうぜってぇぶっ飛ばす」
サイ「それにしても意外だよ。君たちがまさかまだセ○クスしてなかったなんて」
ナルト「そ、そんなにか……?」
16:
サイ「だって結婚式を挙げたのはもうずっと前の話だし、それ以前からすごく仲が良かったじゃないか。
 お互いが結ばれたその日に外で堂々とキスするくらいだし」
ナルト「え!? お、お前見てたの!?」
サイ「綺麗だったよ。月明かりに照らされて」
ナルト「いや、あんときはなんつーか、その場の雰囲気っつーか勢いっつーか……」
サイ「集落でもまるでデートみたいだったしね。
 ナルトの手から直接水飲ませたりもしてただろ?」
ナルト「それも見てたのかよ!?」
サイ「君が気絶してる時にうわ言で言ってたんだよ。
 『髪をかき上げながら口を少しすぼめて顔を寄せるのすっげぇ可愛かったってばよ』って」
ナルト「やめろォ!!」
17:
サイ「とにかくボクが言いたいのは、それだけのことを自然にできる2人なのに、
 どうして未だにセ○クスできていないのかが不思議だっていうことだよ」
ナルト「いや、そりゃまぁ確かに今考えりゃあ結構大胆なことしてたとは思うけどさ……。
 でもやっぱ、それとこれとは話が別っつーか……無理にやって嫌われでもしたら……」
サイ「ナルトはヒナタとセ○クスしたくないの?」
ナルト「ぶっ!? だ、だからお前……!」
サイ「……」
ナルト「ぅ……し、してぇに決まってんだろ。好きなんだから……」
サイ「だよね。きっとヒナタも同じ気持ちだよ」
ナルト「!」
18:
ナルト「そうか……そう、かもな。ヒナタもオレと同じように……」
サイ「……ナルト。君にこの本をプレゼントするよ」
ナルト「? これは……?」
サイ「夫婦間のセ○クスについてためになることが書いてある。
 ボクも色々と勉強したんだ。いのとのセ○クスのためにね」
ナルト「お、おう。そうか……」
サイ「上手く行くことを祈ってるよ。それじゃあね」
ナルト「……あぁ。サンキューな! 頑張ってみるってばよ!」
20:



ナルト(いっけねー! サイに貰った本読んでたら遅くなっちまった!
 もう真っ暗だってばよ! ヒナタの奴、心配してっかな)
ナルト「ただいまー! 遅くなっ……ん?」
ヒナタ「! ナルトくん……!」
ナルト「ヒナタ、なんで玄関に……どっか出かけんのか?」
ヒナタ「ううん、もういいの。ナルトくんを探しに行こうとしてたところだから……」
ナルト「ヒナタ……。悪い、次からはちゃんと遅くなる時は連絡するってばよ」
21:
ヒナタ「あはは、そうしてくれると助かるかな」
ナルト「心配かけちまったな。さ、部屋に入ろうぜ。
 家ん中っつっても玄関は結構冷え……ヒエックショイ!」
ヒナタ「! 大丈夫? 外で体冷えちゃった?」
ナルト「まぁ、ちょっとな……」
ヒナタ「じゃあしっかり温まらなきゃね。今日はお鍋だよ。
 お腹も空いてるでしょ? 早く食べよっ」
ナルト「おう!」
22:
ナルト「ん! こりゃあ美味そうな匂いだってばよ。
 あぁー、余計に腹が減って来たような気がするぜ!」
ヒナタ「そろそろ煮えてきたかな。蓋、開けるね」
ナルト「よっしゃあ! 待ってました……んんっ!?
 な、なんだ? なんかでっかい黒い塊が……」
ヒナタ「ふふっ……びっくりした? これはね、甲羅なの」
ナルト「甲羅?」
ヒナタ「すっぽん鍋っていうのにしてみたんだ。健康に良いんだって」
ナルト「す……すっぽん!?」
23:
ヒナタ「どうしたの? あっ、もしかして……すっぽん、苦手だった?」
ナルト「えっ! あ、あぁいや!? そんなことはないってばよ!?」
ヒナタ「? そう?」
ナルト(すっぽん……。あ、あの本に書いてあったってばよ。
 すっぽんには精力増強の効果……つまり、男のすっぽん♂を元気にする効果があるって!)
ヒナタ「はい、どうぞ。ナルトくんの分」
ナルト「サ、サンキュ、ヒナタ」
ナルト(すっぽんの肉がこんなにたくさん入ってる……。
 まさかヒナタの奴……誘ってんのか!?)
25:
ナルト(い、いや落ち着け! 決め付けるのはまだ早いってばよ!
 あの本にはこうも書いてあった!
 妻にその気があるのかどうかを上手く見極めることが重要だって!)
ヒナタ「? ナルトくん、食べないの?」
ナルト「ん!? あ、あぁ! 食べるってばよ!?」
ナルト(妻にその気がないのに夫が無理にやっちまう……。
 それが原因で離婚なんてことが結構あるらしいじゃねぇか!
 も、もしヒナタに無理に迫っちまって、オレの勘違いだったら……)
ヒナタ『そう、ナルトくんは私の体が目当てだったのね……。ナルトくん、さようなら』
ナルト(うおぉおおおお! それだけはダメだ! 
 ヒナタのあんな、養豚場の豚を見るような目は二度と見たくねぇ!)
27:
ナルト(あぁ、考えただけで凹むってばよ……)
ナルト「うぐぐ……」
ヒナタ「ナ……ナルトくん? 本当にどうしたの? 具合悪いの?」
ナルト「! ヒナタ……!?」
ナルト(い、いつの間にかヒナタがこんな近くに!)
ヒナタ「大丈夫? 今日は早めに寝る?」
ナルト「は……早めに寝る!?」
ナルト(あ、あの本に書いてあった。寝るってのはつまり、セ○クスのことだって。
 早く寝るってことはだから、子供が早く欲しいってことで……。
 まさかヒナタの奴……誘ってんのか!?)
31:
ナルト「はぁ、はぁ、ヒナタ……はぁ、はぁ……」
ヒナタ「や、やっぱり変だよナルトくん。息も荒いし……」
ナルト「はっ……!」
ナルト(な、何考えてんだオレ! ヒナタは真剣にオレのことを心配してくれてんじゃねぇか!)
ナルト「あ、あぁ、悪い……。ちょ、ちょっと疲れてんのかもしんねぇってばよ」
ヒナタ「そっか……。じゃあ、無理しないで。お鍋は冷凍すれば大丈夫だから。
 今日はもう早く寝よう? お風呂はどうする?」
ナルト「お……お風呂はどうする!?」
ナルト(それってばつまり、一緒に入るかどうかを聞いてるのか?
 まさかヒナタの奴……誘ってんのか!?)
32:
ナルト「はぁはぁ、ヒナタはぁはぁ……」
ヒナタ「ナ、ナルトくん……目もちょっと充血してるよ。本当に大丈夫?」
ナルト(うっ……まずい、これじゃあ余計にヒナタに心配かけるだけだってばよ)
ナルト「わ、悪い、大丈夫だ。でも風呂はやめとくってばよ……」
ヒナタ「そ、そう……。どこか体調の悪いところとかない?
 外で冷えたって言ってたし、もしかして風邪かな……。
 大丈夫? 風邪だったら体、温めた方が良いよね……」
ナルト「か……体を温める!?」
ナルト(それってつまり、人肌でってことか!?
 まさかヒナタの奴……誘ってんのか!?)
33:
ヒナタ「ちょっと待っててね! 今体を温めてくれるようなの持ってくるから。
 湯たんぽは確かあそこで……そうだ、それより風邪薬も……」
ナルト(くっ……また馬鹿なこと考えちまった。
 ヒナタは本気で心配してくれてるってのに……)
ヒナタ「えっと、それでこっちにはカイロとか温かいアイマスクとかが……」
ナルト「ヒナタ……そんなにあちこち探しまわらなくてもいいってばよ。
 あんまりアレコレ出してると片付けが大変だろ?」
ヒナタ「あ、本当……。でも大丈夫だよ。重いものはないし、小物ばっかりだから」
ナルト「まぁな。電池に耳かき、筆記具メモ帳爪切り……爪切り!?」
ナルト(確かセ○クスの時は爪を切って置かないと傷付けちまうこともあるって……。
 爪切りを出したってことは、オレにセ○クスの準備をしとけってことか!?
 まさかヒナタの奴……誘ってんのか!?)
34:
ヒナタ「えっと、耳かきはここで、爪切りはここ……」
ナルト(……だよな。片付けるよな。
 くそっ……爪切りだけでセ○クスに結びつけるなんてマジでどうかしてるぞ!)
ヒナタ「あ、そうだ……。ナルトくん、ティッシュは大丈夫?
 枕元に置いておいた方が良いかな」
ナルト「ま……枕元にティッシュ!?」
ナルト(これもあの本に書いてあったってばよ!
 まさかヒナタの奴……誘ってんのか!?)
35:
ヒナタ「あ、でも鼻水はそんなに出てなさそうだね。だったら大丈夫かな……」
ナルト(くそっ……! そうだよ、話の流れ的に鼻水用のティッシュに決まってんだろ!
 枕元にティッシュってだけでセ○クスを連想するなんて頭のおかしい奴のすることだ!)
ナルト「あ、あぁ。鼻水は別に平気だってばよ……。じゃあオレ、そろそろ寝るな……」
ヒナタ「うん……。お大事にね」
ナルト「悪いな、心配かけちまって。でも一晩寝れば元通りだからさ!
 すっぽん鍋、楽しみにしてるってばよ!」
ヒナタ「! ナルトくん……うん!
 私、ナルトくんが美味しく食べられるように、ちゃんと準備しておくからね!」
ナルト「お……美味しく食べられるように準備!?」
ナルト(それって、ヒナタを美味しく食べられるようにってことか!?
 まさかヒナタの奴……誘ってんのか!?)
37:
ナルト(ってんなわけねぇだろ……すっぽん鍋の準備に決まってんじゃねぇか!
 何言ってんだオレ……)
ナルト「じゃ、じゃあもう寝るってばよ。おやすみ、ヒナタ」
ヒナタ「あ、うん……。大丈夫? お布団まで一緒に行こうか?」
ナルト「ははっ……大丈夫だってばよ。お前はゆっくりしててくれ」
ヒナタ「そ、そう?」
ヒナタ(ナルトくん……どうしちゃったんだろ)
39:



翌朝
ナルト「ん……朝か」
ヒナタ「すー……すー……」
ナルト「……」
ヒナタ「……ん……あれ? ナ、ナルトくん?」
ナルト「! 起きたかヒナタ」
ヒナタ「い、今何時? ごめんなさい、私、寝坊……!」
ナルト「あははっ、大丈夫だってばよ。今日は休日だろ?」
40:
ヒナタ「あっ、そっか……」
ナルト「それにしても、ヒナタがオレより遅くに目が覚めるなんて珍しいな。
 昨日は結構遅くまで起きてたのか?」
ヒナタ「あ、うん。ちょっとだけ……」
ナルト「もしかして……オレの看病してた、とか?」
ヒナタ「……夜中に具合が悪くなったらって思うと、なかなか寝られなくて……」
ナルト「ヒナタ……ありがとな。お前のおかげでもう完全復活だってばよ!」
ヒナタ「良かった……」
41:
ナルト(……完全に目ぇ覚めたってばよ。昨日のオレはやっぱおかしかったんだ。
 ヒナタとセ○クスしたいのは本心だけど、何も焦ることはねぇ。
 オレたちのペースでじっくり行けばいいんだよな)
ナルト「よっし、んじゃあそろそろ朝食にすっか。
 今日はお前、出かける用事があるんだよな?」
ヒナタ「あ、うん。サクラさんたちとお買いものに」
ナルト「そっか。女の子同士、楽しんでくるといいってばよ」
ヒナタ「ふふっ、ありがとう。そうするね。夕飯までには帰るから」
ナルト「オレも今日は木の葉丸に1日付き合うことになってけっど、
 夕飯には帰るってばよ! 今日は遅くならねぇからさ!」
ヒナタ「うん!」
49:



テンテン「あっ、来た来た! おーい、こっちこっちー!」
サクラ「ごめんなさーい、遅くなっちゃいましたー!」
いの「ほんと、遅いわよサクラ! ヒナタなんか15分前には着いてたんだからね!」
サクラ「うそっ! ごめんヒナタ!」
ヒナタ「ううん、いいよそんなの。気にしないで?」
テンテン「よーっし! それじゃあみんな揃ったし行きますか!」
ヒナタ(ふふっ……。みんなでこんな風にお買い物なんて、すごく楽しみ。
 何買おうかな、お洋服とか、アクセサリーとか買っちゃおうかな)
50:
数十分後
サクラ「あーっ、見て見てこれ! か?わいい?!」
いの「本当! サクラ、あんたなかなか良いセンスしてんじゃない!
 ほらヒナタも! こっち来て見なさいよ!」
ヒナタ「えっ? あ、う、うん……」
テンテン「わっ、すごぉーい見て見てぇ! こんなのもある?!」
サクラ「きゃーっ、かわいい?! ね、ね、こういうのどう? ヒナタ!」
ヒナタ「う、うん。いいんじゃないかな……」
51:
いの「も?、なぁにその反応。みんなあんたのために選んでるんだからね?」
サクラ「そうよヒナタぁ。なんだかんだ言って、最終的に決めるのはヒナタなんだから」
ヒナタ「えっと、でも私……」
テンテン「しっかしすごいねぇ?。最近はこういうのもあるんだぁ」
サクラ「テンテンさん、こういうのにはあんまり詳しくないんですか?」
テンテン「まぁ私は忍具専門だし……。ベビー用品っていうのは全然かなぁ。
  でも結構いい勉強になるかも! ヒナタのおかげだね!」
ヒナタ「あはは……どういたしまして……」
ヒナタ(な、なんでこんなことに……)
52:
ヒナタ(途中までは普通にお洋服とか見てたのに、
 私の赤ちゃんのためのお買い物になっちゃうなんて……)
サクラ「ほーら、何してんのヒナタ! あんたもちゃんと見るの!」
いの「お腹の赤ちゃんのためなんだから!」
ヒナタ(えぇっ!? い、いつの間にかもう妊娠してることになってる!?)
テンテン「そうそう、お腹が大きくなる前の今のうちに自分の足でしっかり……」
ヒナタ「ま、待ってください! 私まだ、お腹に赤ちゃんなんて……!」
53:
サクラ「へっ? そ、そうなの?」
いの「うそっ。だって結婚式やったのってもうかなり前でしょ?」
テンテン「ちゃんと検査したの?」
ヒナタ「いや、えっと、検査はしてないですけど……」
テンテン「えーっ! ダメだよ、ちゃんと検査しなきゃ!」
サクラ「いい病院紹介してあげようか? なんならあたしがやってあげても良いわよ!」
ヒナタ「い、いいよ! 大丈夫だから! だって、検査しても意味なんて……」
54:
いの「え、それってどういう……。まさか、どっちかに何か問題が……!」
ヒナタ「えっ!? ち、違うの! そうじゃなくて……!」
サクラ「そうじゃなくて?」
ヒナタ「え、えっと、だから、その……」
テンテン「……もしかして」
ヒナタ「ま、まだ、その……し、したこと、ないんです」
3人「……マジで!?」
55:
サクラ「ま、まだしてないってあんた! ナルトと結婚してるんでしょ!? してるわよね!?」
ヒナタ「う、うん」
いの「じゃあなんで!? 式からもうどんだけ経ってる!?」
テンテン「や、やっぱりどっちかに何か問題があるんじゃ……」
ヒナタ「そ、そんなこと! 無いと、思いますけど……あうぅ……」
サクラ「はっ……! い、いけない、想定外過ぎてつい大声で……。
 いのもテンテンさんも落ち着いて。ヒナタが昔みたいになってるわ」
いの「おっと……そ、そうね。少なくとも外で大声で話すようなことじゃなかったわ」
テンテン「場所を移しましょうか」
56:



サクラ「ここなら周りに聞かれる心配はないわね」
いの「で、ナルトとはどうなわけ? 手くらいは繋いでるでしょ? たまに見かけるし」
ヒナタ「う、うん……」
テンテン「キスは? 普段はしてるの?」
ヒナタ「はぇっ!? え、えっと……それは、その……」
サクラ「恥ずかしがらなくていいのよ。結婚式でみんなあんたたちのキス見てんだから」
サクラ(まぁ私は初キスも見ちゃったわけだけど)
58:
いの「で、キスは普段してるの? してないの?」
ヒナタ「し、してる……」
テンテン「どのくらいの頻度で?」
ヒナタ「い、一応、毎日……」
サクラ「1日1回?」
ヒナタ「お……おはようと、おやすみと……。
 行ってきますの時と、おかえりなさいの時と……」
3人(めっちゃラブラブじゃないの……)
59:
いの「そんだけキスしててなんでエッチはできないのよ!?」
テンテン「何? 何がダメなの? 何なの?」
ヒナタ「だ、だって、やっぱり恥ずかしい……」
いの「布団は一緒じゃないの? まさか別々なの!?」
ヒナタ「い、一緒だけど、でも……」
サクラ「ヒナタはナルトとの子供欲しくないの?」
ヒナタ「欲しいよ!」
3人(そこは即答なのか……)
60:
いの「だったらどんどんアプローチかけちゃえばイイのよ!
 ナルトも男なんだから、ちょっと誘惑したら獣になっちゃうって!」
サクラ「そうそう、ヒナタがその気になればあいつの中の獣を呼び覚ますのなんて簡単よ!」
ヒナタ「えっ? でも九喇嘛はもうずっと前から……」
テンテン「いや、そうじゃなくて……。
  えっと、つまり……ナルトに、『ヒナタとエッチしたい!』って思わせなきゃってこと」
ヒナタ「えっ……ええっ!? そ、そんな……。でもそんなの、どうしたら……」
いの「ストレートに誘ってみたら? 『ナルトくん、セ○クスしよ!』って感じで」
ヒナタ「そ、そんなの無理だよぉ?!」
62:
サクラ「いの、あんた極端すぎ。ヒナタがそんなオープンに迫ってきたらまず幻術を疑うわよ!
 それかドン引きされるかのどっちかね」
ヒナタ「ド、ドン引き……」
 ナルト『うわぁ……大声でセ○クスとか、それは無いってばよ……』
ヒナタ「やだよぉそんなの!」
テンテン「じゃあじゃあ、雰囲気でその気にさせるとか! 裸エプロンとかどう!?」
ヒナタ「裸エプロン……?」
いの「素っ裸にエプロンだけ着るのよ! それで帰ってきたナルトをびっくりさせるの!」
ヒナタ「えぇ!?」
63:
テンテン「そしてあのセリフね! 『お風呂にする? ご飯にする? それともわ・た・し?』」
ヒナタ「あわわわわ……」
サクラ「ちょっ……テンテンさんまで! ヒナタがパンク寸前じゃないですか!
 それにヒナタが突然そんなこと言い出したら下手すると余計ドン引きですよ!」
ヒナタ「よ、余計ドン引き……」
 ナルト『ヒナタ……お前ってばそういう奴だったんだな。幻滅したってばよ……』
ヒナタ「や、やだ、ナルトくん嫌いにならないで……ぐすっ……」
サクラ「わーわー! 泣かないでヒナタ! ほら2人も見てないで!」
いの「ご、ごめんヒナタ! つい悪ノリしちゃって!」
テンテン「大丈夫だよ! ナルトはヒナタのこと大好き! だから泣かないで! ね!」
64:
サクラ「――だ、大丈夫? もう落ち着いた?」
ヒナタ「うん……」
いの「よし、じゃあ真面目に考えるか」
サクラ「最初から真面目に考えなさいよ!」
テンテン「でもそうは言ってもなかなか難しいよねぇ……。サクラは何かアイデアないの?」
サクラ「へっ? 私ですか? うーん……やっぱり、雰囲気は大事かなと」
いの「ってことは裸エプ」
サクラ「あ?」
いの「うそうそ、ごめん」
65:
サクラ「ったく、ほんと真面目に考えなさいよね」
テンテン「いののとこはどんな感じなわけ? そっちも結構仲いいでしょ?」
いの「あぁいや……私はその、本当に裸エプロンとかしてるんで……」
サクラ「マジかあんた」
ヒナタ「じゃ、じゃあやっぱり、裸エプロンをした方が……」
サクラ「いやいやいや! こいつは参考にしちゃダメよ!
 ヒナタにはヒナタらしいやり方があるんだからそれをまず考えましょ!
 裸エプロンとかそういうのは、仮にするとしてももっと慣れてから! 」
いの「えー? 私は最初からやったけどなぁ」
サクラ「黙れ!!」
67:



ヒナタ「サ、サクラさん大丈夫? 顔色がちょっと……」
サクラ「へ、平気平気。慣れないツッコミの連発で疲れただけだから……。
 それよりごめんね。結局何もいいアイデア出せなくて」
ヒナタ「ううん、気にしないで。私のために色々考えてくれただけで十分嬉しいよ」
サクラ「ヒナタ……ほんと良い子よね、あんた。
 でもどうするの? まさか一生子供を作らないってわけにはいかないし……。
 いつかはどっちかが言い出さないといけないでしょ?」
ヒナタ「……そうだよね。自分から言うのは恥ずかしいけど……頑張ってみる」
68:
ヒナタ「でももうちょっと、心の準備をさせて。
 それでもし、ちゃんとできたら……サクラさんに一番に報告するね」
サクラ「……『できたら』って、何が……?」
ヒナタ「え? だから、その……せ、セック……」
サクラ「い、いいわよそんなの! 子供ができた時に報告してくれればいいから!」
ヒナタ「でも……」
サクラ「律儀なのはあんたの良いとこだけど、そういうとこまで律儀じゃなくていいの!」
ヒナタ「う、うん。ごめんなさい……」
サクラ「別に謝らなくても……。っていうか、本当ならヒナタは怒ってもいいくらいだと思うんだけど」
ヒナタ「え……?」
69:
サクラ「今更だけど、ごめんね。人様の夜の事情に首突っ込んだりして。
 色々無理に聞き出したり、勝手に盛り上がったり……」
ヒナタ「そんな……。さっきも言ったけど、私は嬉しかったよ。だから謝らないで?」
サクラ「……もう、あんた良い子過ぎ。ま、とにかく!
 私たちのことなんか気にせずに、あんたたちのタイミングで、
 あんたのやり方でやればいいんだから! それだけ最後に言わせて!」
ヒナタ「うん……ありがとう」
サクラ「それじゃ私はここで! じゃあね、バイバイ!」
サクラ(……頑張れ、ヒナタ! 私も頑張るからね!)
70:



ヒナタ(私たちのペースで、か……。そうだよね、焦っちゃダメだよね。
 私はナルトくんと、そ、そういうこと、してみたいけど……。
 恥ずかしいけど、でもやっぱり、ナルトくんの裸……)
ヒナタ「はっ……! も、もう、私ってば何考えてるの!」
ヒナタ(そう、焦っちゃダメよヒナタ。ナルトくんはまだそんな気分になれないかも知れないんだし……。
 エッチな子だって思われて、嫌われちゃったらイヤだもんね……)
ヒナタ「……ただいまー……あれ」
ヒナタ(なんだ、まだ帰ってなかったみたい。もうすぐ帰ってくるかな。
 じゃあ帰ってくるまでにお夕飯の準備と……それから軽くお掃除もしておこうかな)
71:
ヒナタ「――さて、お夕飯はこれでよし。次はお掃除だね」
ヒナタ(どこから始めようかな。やっぱり最初にナルトくんの身の回りを綺麗に……)
ヒナタ「……ん?」
ヒナタ(なんだろ。ナルトくんの鞄のからはみ出てる……本?
 あ、タイトルもちょっと見えて……え?)
ヒナタ「えっ、えっ? こ、このタイトル、うそっ……」
ヒナタ(ど、どうしよう。み、見ても、いいかな。ちょっとだけ、読んじゃっても……)
77:



木の葉丸「――じゃあな、ナルトの兄ちゃん! また修行付き合ってくれよなコレ!」
ナルト「おう! またいつかな!」
ナルト(よっし! 今日は遅くならずに済んだぜ! 早く帰ってヒナタと飯を食うってばよ!)
ナルト「とか言ってる間に到着! ただいま、ヒナター!」
 ガチャッ
ヒナタ「えっ!? きゃああっ!」
ナルト「なっ!?」
ナルト(ヒ、ヒナタ!? なんで……なんで下着姿なんだってばよ!?)
78:
ナルト「わ、悪い! 着替え中だったのか!」
ヒナタ「ご、ごめんなさい! ごめんなさい!」
ナルト「オレ、外で待ってるからさ! 終わったら声かけてくれ!」
 バタン!
ナルト「はぁ?。タイミング悪いよな、オレってば……」
ナルト(……でもなんでヒナタの奴、あんなとこで着替えてたんだ?
 あいつが謝るのも変だし……それになんか、手にエプロンっぽいの持ってたような……)
ナルト「……いや、流石に見間違いだよな」
79:
ヒナタ「ナ、ナルトくん。ごめんね、もう着替え終わったから……」
ナルト「! ヒナタ……」
ナルト(うん、だよな。ちゃんと普通の服だ)
ヒナタ「ご……ご飯、できてるよ! さ、食べよ食べよ!」
ナルト「お、おう! オレってばもう腹ペコで死にそうだってばよ!
 すっぽん食べて、元気出さねぇとな!」
ヒナタ「す、すっぽんで元気に……!?」
ナルト「ん? どうかしたか?」
ヒナタ「あっ……う、ううん! なんでもない、なんでもないの」
81:



ナルト「いやー、鍋ってのはこのグツグツしてる間がいいよな!
 音と匂いで余計腹が減ってくるっつーかさ!」
ヒナタ「う、うん。そうだね……」
ナルト「……? ヒナタ、なんか顔赤くねぇか?」
ヒナタ「へっ!? そ、そうかな? きっと、体が火照っちゃって……。
 あっ! ほ、火照ってるっていうのは、えっと、だから、暑いからってことで、その……!」
ナルト「?」
ヒナタ「お、お鍋の火で暑いから、だよ……。だから大丈夫、気にしないで……」
ナルト「そっか? ならいいんだけどさ……」
82:
ナルト(とは言ったものの……やっぱなんか変だってばよ。
 なんつーか、モジモジしてるよな。まるで昔のヒナタに戻っちまったみてーな……)
ヒナタ「あ、あの、ナルト、くん……」
ナルト「ん、どうした?」
ヒナタ「えと、その……と、隣に座っても、いいかな」
ナルト「へ? お、おう」
ナルト(なんだ? ヒナタってば、なんで突然そんな……)
ヒナタ「……」
83:
ナルト「……えーっと、ヒナタ? そりゃあ隣に来てくれるのは嬉しいけどさ、
 ちょっと椅子が近すぎじゃねぇか? これじゃお互い食べづらいような……」
ヒナタ「あ、えっと、えっと……」
ナルト「……?」
ヒナタ「ナ……ナルトくん」
 ギュッ
ナルト「んん!?」
ナルト(な、なんだ? 急にヒナタの奴、オレの腕に片腕を絡めて密着して……)
ヒナタ「あ、あーん……」
84:
ナルト(ち……近い! 確かに今まで何度も食べさせ合いはしてきたけど、
 こんなに密着してするのは初めてだってばよ!)
ヒナタ「……ナルトくん……」
ナルト「はっ! あ、あぁ、悪い! あ……あーん……むぐ」
ヒナタ「お、美味しい?」
ナルト「お、おう!」
ヒナタ「……」
ナルト「ヒ、ヒナタ……?」
ヒナタ「わ……私も、あーん、して欲しいな……」
85:
ナルト「……! そ、そっか、わかったってばよ。ほ、ほら。あーん……」
ヒナタ「あ、あーん……」
ナルト(べ、別に初めてでもねぇのになんか……すげぇ緊張する。
 ヒナタの雰囲気がいつもと違うせいか……?)
ヒナタ「……んむ。……」
ナルト「う、美味いか?」
ヒナタ「う……うん。とっても」
ナルト「そ、そっか。そりゃ良かった……」
86:



ヒナタ「ご、ごちそうさま」
ナルト「ごちそうさま……」
ナルト(まさかこんなに気を張った夕食になるとは……。
 いや、ヒナタと仲良く出来るのは嬉しいんだけど、でも妙にドキドキしちまって……)
ヒナタ「ど、どうだった? すっぽんなんて、初めてだったけど……」
ナルト「あ……あぁ! すっげー美味かったってばよ!
 やっぱヒナタに食べさせてもらうと格別だぜ! なんつってな! ははっ、はははっ!」
ヒナタ「そ、そう? えへへ……」
87:
ヒナタ「私も、ナルトくんに食べさせてもらったすっぽん、すごく美味しか……はっ!
 あ、あの! す、すっぽんっていうのはだから、食べ物で、鍋のすっぽんで!」
ナルト「? お、おう、わかってるってばよ?」
ヒナタ「ご……ごめんなさい……」
ナルト「なんで謝って……。そうだ、そういや風呂入れねぇとな。
 今日はオレが入れるからさ、ヒナタはのんびりしててくれ。
 ついでに飯の片付けもオレがやっとくからさ」
ヒナタ「えっ? い、いいよ、私がやるよ」
ナルト「いつもしてもらってるし、たまにはオレにもさせてくれ。な!」
ヒナタ「ナルトくん……ありがとう」
88:



ナルト「――おっ、もう風呂入ったみたいだな。ヒナタ、先に入ってきていいぞ」
ヒナタ「ううん。ナルトくんが入れてくれたんだもの。ナルトくんが先に入って」
ナルト「んなこと気にしなくていいのに……。
 ま、あんまり譲り合うのも変だしな。んじゃお言葉に甘えるとすっか」
ヒナタ「ふふっ。うん、ごゆっくりどうぞ。……あっ」
ナルト「ん? なんだ、どうかしたか?」
ヒナタ「う……ううん! なんでもないの、気にしないで!」
ナルト「……?」
89:
ナルト「――ふー……いいお湯だってばよ」
ナルト(それにしても、夕飯の時のヒナタの様子は一体なんだったんだ?
 なんつーかいつもより大胆っつーか積極的っつーか……。
 そのくせモジモジしてて昔のヒナタみたいっつーか……。
 それにさっきも、急に何か思い出したような思い付いたような声出して……)
ナルト「……なんか嫌な予感がするってばよ」
ヒナタ「ナ……ナルトくん?」
ナルト「おぶっ!? ヒ、ヒナタ!? 何か用か!?」
ヒナタ「え、えっと……戸、開けてもいい?」
ナルト「はい!? なんで!?」
90:
ヒナタ「えと、その……せ、背中……な、流してあげようかな、って……」
ナルト「せっ、背中! 流す!? なんで流す!?」
ヒナタ「そ、それはその……お風呂、入れてくれたし、ご飯の後片付けも……」
ナルト「そ、そんなの大したことねぇってばよ! だから別に背中とか……!」
ヒナタ「あ、開けるね……お邪魔します……」
ナルト「だはーーっ! ま、待ってくれってばよ! 目のやり場に……ありっ?」
ヒナタ「……」
ナルト(な、なんだ。Tシャツに短パンか……。安心したような、がっかりしたような……)
91:
ヒナタ「……」ゴシゴシ
ナルト(あぁ……こうしてると、背中に傷薬塗ってもらったこと思い出すってばよ……。
 みたいな感傷に浸る余裕なんかねーっつーの!
 今のオレってば、腰にタオル一枚巻いてるだけなんだぞ!)
ヒナタ「……お、終わったよ。ナルトくん……」
ナルト「おぉ、そうか!? あ、ありがと、お疲れだってばよ!」
ヒナタ「……」
ナルト「ヒ……ヒナタ?」
ヒナタ「あ、あの、その、えっと……」
92:
ナルト「な、なんだってばよ……?」
ヒナタ「せ、背中終わった、から……ま、まま……まっ……」
ナルト「『ま』……?」
ヒナタ「前っ……!」
ナルト「『前』!?」
ヒナタ「ぁっ、ぅ……ず、ずっと前……き、傷薬塗ったこと、お、思い出すね……」
ナルト「お……おぉ、そうだな……」
ヒナタ「……じゃ、じゃあ私、出るね。ごゆっくり……」
ナルト(な……なんだったんだ……)
103:



ナルト「上がったぞ、ヒナタ」
ヒナタ「あっ、うん……。……」
ナルト「……おい、ヒナタ?」
ヒナタ「えっ? あ、ご、ごめんね。それじゃ、入ってくるね……」
ナルト「お、おう。ゆっくり浸かってこいってばよ」
ナルト(……あ?、大して湯船に浸かってもねぇのにのぼせそうだったってばよ……。
 っつか、やっぱ変だヒナタの奴。今までこんなこと一度もなかったってのに……)
104:
ナルト(前に1回、1回だけ、ちょっと風呂に誘ってみた時なんか……)
 ヒナタ『ナルトくん、お風呂もう大丈夫だよ』
 ナルト『おっ、そうか? だったら、えーっと……ヒ、ヒナタも一緒に入るか! なんつって!』
 ヒナタ『……え? あ……え、えっと、あ、その、あの、わ、わた、私……』
 ナルト『あ、あぁー! じょ、冗談だってばよ! んじゃ、入ってくるから!』
ナルト(って感じだったのに。今日なんか突然あんな……)
ナルト「はっ! まさか、また幻術なのか!? マダラの時の限定月読みてぇな……!」
ナルト(……って、流石にそりゃねぇか。
 やってることは変でも、それでもヒナタ自身は変わってねぇと思うしな……)
105:



ヒナタ「わ、私も上がったよ、ナルトくん」
ナルト「お、おう。そんじゃ、えっと……ちょっとゆっくりしたら寝るか」
ヒナタ「あ、うん……」
ナルト「……」
ヒナタ「……」
ナルト「……」
ヒナタ「ナ、ナルトくん」
ナルト「なんだってばよ!?」
106:
ヒナタ「きゃっ! び、びっくりした……」
ナルト「あ、あぁ悪い、大声出して」
ナルト(くそっ、冷静でいようとしてたのに過剰に反応しちまった!)
ナルト「そ……それで、なんだ?」
ヒナタ「え、えっと、えっとね、その……」
ナルト(嫌な予感しかしねぇ……)
ヒナタ「ね……寝る前に、マッサージ……し、してあげるね……」
108:



ナルト(おかしい。絶対変だ……。いや、マッサージくらいなら何回かしてもらったことあるけど、
 でもだからこそ、マッサージするだけであんなにモジモジするなんてぜってぇおかしい!)
ヒナタ「じゃ、じゃあ始めるね」
ナルト「お、おう。頼むってばよ……」
ヒナタ「よいしょ、よいしょ……ど、どう? 気持ちいい?」
ナルト「あ、あぁ……」
ナルト(マッサージ自体はいつも通りみたいだ……安心したぜ)
ヒナタ「……」
109:
ナルト(あー……なんか、いつものマッサージでやっとリラックスしてきたっつーか……。
 眠くなってきたってばよ……。
 できればこのまま寝ちまって、起きたらいつも通りのヒナタに……)
ヒナタ「……ナ、ナルトくん」
ナルト「うぇっ!?」
ヒナタ「も……もう、大丈夫……? マ、マッサージ、背中……」
ナルト「あ、あぁ! すっげー気持ちよかったってばよ! ありがとな、ヒナタ!」
ヒナタ「そ、そっか……じゃあ、次は……」
ナルト「『次は』!?」
ヒナタ「次は、あ、仰向け、で……」
110:
ナルト「仰向け!? なんで!? 仰向けなんで!?」
ヒナタ「あ、いや、えっと……お、表側も、し、した方がいいかなって……」
ナルト(そ、そういうもんなのか? そういうもんなのか!?
 わ、わかんねぇけどなんか、断っちまったらヒナタに悪い気がする……)
ナルト「わ、わかったってばよ……」
ヒナタ「う、うん……」
ナルト「……」
ヒナタ「……」
ナルト(なんだこの体勢!?)
111:
ナルト(仰向けに寝てるオレに、太もも辺りに、ヒナタが跨って……!?)
ナルト「ヒ、ヒナタ? 表側って、どこをマッサージするつもりなんだってばよ……?」
ヒナタ「え、えと……お、お腹、とか……」
ナルト「あ、あぁ?! 腹筋、腹筋ね! なんか聞いたことあるってばよ!」
ヒナタ「う、うん。じゃあ、始める、ね……」
ナルト「……」
ナルト(……フツーに気持ちいい……。けどこれ、なんつーか……。
 ま、跨ってるヒナタを下から見上げるって、なんか……)
112:
ヒナタ「ナ、ナルトくん……リ、リラックス、してね……」
ナルト「そ、そうだな!」
ナルト(やべっ、気付いたらじっと見ちまってた……。
 もうこうなったら目ぇ瞑ってこの時間をやり過ごすっきゃねぇ!)
ヒナタ「……」
ナルト「……」
ヒナタ「……あ……」
ナルト「うん!?」
ヒナタ「あ……暑くっ! な、なって、きちゃったなぁ?……!」
113:
ナルト「は……? あ、暑く……?」
ヒナタ「マっ、マッサージ、してっ、て……あ、暑くなっ、なって……」
ナルト「ヒ、ヒナタ?」
ヒナタ「ふっ、服っ、ぬい、脱いじゃ、脱いじゃおっ、か、なぁ?っ……」
ナルト(お、おい、ヒナタ……お前なんで……)
ヒナタ「ふ、服、よ、よいしょっ……あ、あれっ……て、手が、う、上手く……」
ナルト「ど……どうしちまったんだよヒナタ!!」
ヒナタ「きゃっ! ナ、ナルト、くん……?」
114:
ナルト「もう無視できねぇ……! お前、やっぱ変だぞ!?
 そんな震えて、泣きそうで! 何があったんだよ!?」
ヒナタ「あっ、あの、あれっ? え、えっと、えっと……」
ナルト「!」
ナルト(今一瞬、ヒナタの視線が……。一体何を見て……。っ!? あ、あれは!)
ナルト「まさかお前、あの本……!」
ヒナタ「え、あっ……!」
ナルト「……そっか。そういうことだったのか……」
ヒナタ「ご、ごめんなさい! 勝手に見て、私……!」
ナルト「いや……謝るのは、オレの方だ。
 オレのせいで、嫌々あんなことさせちまったんだよな。ごめんな、ほんと」
115:
ヒナタ「い、嫌々だなんて、そんな……」
ナルト「お前って、ほんと優しいからさ。
 オレがそういうことしたがってると思って、無理してたんだろ?」
ヒナタ「そ、そんなことないよ! 私……!」
ナルト「いいんだ。確かにさ、ヒナタとそういうこと、したくねぇって言ったら嘘になるけど……
 お前にあんな辛そうな顔させるくらいなら、オレは一生できなくたっていい。
 オレはお前の笑顔をさ、ずっと見ていたいんだ」
ヒナタ「ナ……ナルトくん……」
ナルト「……辛い思いさせて、ごめんな。今日はもう寝よう。
 明日はオレも1日空いてるからさ。2人でいつも通り、のんびり過ごそうぜ」
116:



ヒナタ「……」
ナルトくんに言われるまま、私たちはそのまま布団に入って、寝ることにした。
電気はもう消しちゃってて、2人とも黙ってからどのくらい経ったか分からない。
ナルトくんの方を向いて、寝られない。
……どうしてこうなっちゃったんだろう。
私はただ、ナルトくんに喜んで欲しくて。
だからあの本に書いてあったこと、色々考えて、頑張って……。
117:
確かにすごく恥ずかしかった。
ナルトくんの言う通り、無理もしてたかも知れない。
でも、嫌々だなんて、そんなことない。
ナルトくんとするのが嫌だなんて、そんなこと絶対にない。
私は、私だって、ナルトくんと……。
なのに……どうして、こうなっちゃったんだろう。
 『ヒナタにはヒナタらしいやり方があるんだからそれをまず考えましょ!』
 『あんたたちのタイミングで、あんたのやり方でやればいいんだから!』
ヒナタ「……!」
118:
そっか……そうだ。
私、忘れてた。
あの本のことばっかり考えてて、こんな簡単な、だけど大事なことを忘れてた。
私には私のやり方が。
私らしいやり方があるはずなんだ。
……まっすぐ、自分の言葉は曲げない。
それが私の忍道。
でも、そうなんだ。
まずは『自分の言葉』が大事なんだ。
自分の思いを、言葉にすることが大事だったんだ……!
ヒナタ「……ナルトくん、起きてる?」
119:
ナルト「……!」
返事はない……でもわかる。
ナルトくんは、ちゃんと私の話を聞いてくれる。
気付けば私はナルトくんの方を向いて、ナルトくんの背中に、しがみついてた。
ヒナタ「ごめんなさい……。私、ナルトくんの言う通り無理してた。
 恥ずかしくて、本当だったらできないようなこと、無理にしてた。
 恥ずかしくて死んじゃいそうだった……でも、それでもできたのは……」
ナルト「……オレのためだから……」
ヒナタ「うん……それももちろんある。でもそれだけじゃないの」
ナルト「え……?」
ヒナタ「私、ナルトくんとの子供が欲しい。ナルトくんと、したい。
 だから、ナルトくん。私と……してください」
120:
……ちゃんと、言えた。
声は震えてたけど、ちゃんと最後まで言えた。
あとはこの想いを、ナルトくんが受け入れて……
ナルト「……ヒナタ!!」
ヒナタ「……!」
目の前の背中が急に動いたと思ったら次の瞬間、
私は大好きな匂いと温かさに包まれてた。
ちょっとびっくりして、ちょっとだけ息苦しいけど……それでも……。
ナルト「ごめんヒナタ……! オレも、同じだ! 
 オレもヒナタとの子供が欲しい! オレもお前と同じ気持ちだ!!」
ヒナタ「っ……ぅん、うんっ……ナルトくん、ナルトくん……!」
私は何回も、何回も、ナルトくんの胸の中で名前を呼んで、
そして目を合わせて……唇を重ねた。
129:



ナルト『ってことでさ……九喇嘛』
九喇嘛『言われなくても寝ててやるよ。ワシにはそんな趣味はねぇ』
ナルト『悪い、ありがとな』
ナルト「そ……それじゃあ、ヒナタ。今から……」
ヒナタ「う、うん……」
131:
ナルトとヒナタは向かい合い、互いに囁くように言った。
先程までは横になっていた二人だが今は体を起こし、布団の上に座っている。
ついにこの時が来た。
両者共に……特にナルトは、かつてないほど緊張していた。
心臓の音が相手に聞こえてしまうのではないかと、
以前はヒナタが覚えていたような緊張感が、今度はナルトをも包んでいた。
ナルト「えっと……ふ、服、脱がなきゃな……」
ヒナタ「う……うん」
……しかしそう言ったまま、どちらも動こうとしない。
互いに相手が先に脱ぎ出すのを待とうとした結果だった。
132:
まずい、とナルトは思った。
一秒でも早くどちらかがアクションを起こさねばこの拮抗状態が長引くのは必至。
最悪の場合そのままお流れになりかねない、と。
そう判断したナルトは、師の仇の胸ぐらを掴むかの如き勢いで、自らの服に手をかけた。
そのまま勢いに任せてズボンも脱ぎ去り、あっという間に下着一枚へと姿を変えた。
ナルト「ぬ……脱いだってばよ!」
ヒナタ「……!」
ヒナタはしばし、月明かりに照らされたナルトの半裸に目を奪われた。
半裸程度なら過去にも何度か目にしたことはあったが、状況が違う。
これから体を重ね合わせる相手の裸は、より逞しく、魅力的に映った。
133:
ヒナタ「あ……う、うんっ……」
数秒後、ふと我に帰ったヒナタは絞り出すように返事をし、服に手をかける。
しかし……覚悟を決めたとは言えやはり、脱衣を目の前で見られるのは恥ずかしい。
だから少し後ろを向いていて欲しい。
ヒナタがそう口にしようとしたのより僅かに早く、
ナルト「……オレに、脱がさせてくれねぇか」
ヒナタ「え……」
ナルト「あっ……も、もちろん、ヒナタが嫌じゃなければ、だけどさ!」
134:
ナルト自身、この提案には覚悟を要していた。
以前ナルトからヒナタに告白した直後の、冷徹なヒナタの目。
後に理由があったとわかったとは言え、あの視線はナルトの心にトラウマを刻みつけた。
ナルトはヒナタに傷つけられることを恐れ、また傷つけることを恐れた。
それゆえに、必要以上に慎重になる傾向にあった。
しかしナルトは決めていた。
自分の気持ちに嘘はつかないと。
ヒナタの意思を尊重しつつ、自分の意思も相手に伝えるのだと。
自分の手でヒナタの服を脱がせたい。
それが今のナルトの率直な気持ちだった。
そしてヒナタにとって、この提案は想定外だった。
驚き、また恥じらいゆえに少し躊躇いもした。
しかし……
ヒナタ「い……いいよ。ナルトくん、脱がせて……」
135:
ヒナタの承諾を得て、思わずごくりと唾を飲むナルト。
うつむき気味のヒナタに向かって恐る恐る手を伸ばし、裾に手をかけた。
そしてゆっくりと下から上に持ち上げ、それに合わせてヒナタも手を上げる。
と、シャツの裾が腹を過ぎた辺りで止まった。
ヒナタの豊かな胸に、引っかかったのだ。
一瞬不思議そうな表情を浮かべたナルトだったが、次の瞬間には鼻血が吹き出んばかりに赤面した。
ヒナタも同じだった。
ナルトは慌てて裾の持ち上げ方を調整し、少々強引にヒナタの頭から一気に引き抜いた。
ヒナタ「わぷっ……」
ナルト「……! わ、悪い、ヒナタ! 大丈夫か……!?」
136:
ヒナタ「う、うん。大丈夫だよ、気にしないで……」
そう言って乱れた髪を整えるヒナタを見てナルトは、
興奮するやら情けないやらでまた顔を赤くした。
正直この時点でもう色々限界を迎えそうだが、そうはいかない。
まだ下もある。
ナルトはそう考えながら、震えを抑えきれない手を再びヒナタの方へと伸ばした。
この時に、同じように真っ赤になっているヒナタの顔を見ていれば、
緊張しているのは自分だけではない、と多少は気も安らいだかも知れない。
しかしとてもじゃないが今のナルトに視線を上げる余裕はなかった。
ナルトの視界と思考は、今や完全にヒナタの下半身に支配されていた。
137:
ナルトがヒナタのウエストに手を伸ばすのと同時に、ヒナタは体を背側に傾けて両手を後ろに付く。
そしてズボンが下ろされ始めるのに合わせて腰を浮かせた。
ナルトが脱がせやすくするための気遣いだったが、それにも今のナルトは気付かなかった。
それほどまでに今のナルトには余裕がなかった。
ただそれはヒナタも同じだった。
自分が先ほど、『脱がされるための気遣い』……つまり『セ○クスのための気遣い』をしたという事実。
それに気付いた途端、昔のように一瞬気絶しかけた。
そんなヒナタの意識を支えたのは、ナルトとの子が欲しいというただ一心。
そしてヒナタは心に決めた。
開き直ったというべきかも知れない。
例えどれだけ恥ずかしくても、ナルトとセ○クスするために最善を尽くそう、と。
138:
ナルト「……」
そうして下着姿になったヒナタを見、ナルトは硬直した。
初め数秒の硬直は、ヒナタの半裸に目を奪われてのものだった。
しかし数秒後の今の硬直は、
ナルト(やべぇ、ブラジャーってどう外すんだっけ……)
という困惑からのものだった。
ヒナタはナルトのその困惑をすぐに察した。
就寝時にもブラを外さない自分の習慣をほんの少し後悔した。
だが今は後悔などしている場合ではない。
と、覚悟を決めたヒナタは口を開いた。
ヒナタ「えと……こ、ここからは、自分で……」
ナルト「! あ、あぁ。そうだな、そうするってばよ!」
139:
ヒナタのその一言に心の中でほっと胸を撫で下ろすナルト。
しかしその安堵も束の間、次の一瞬でナルトの鼓動は、より激しさを増した。
ヒナタ「……」
さすがに正面から向き合ったままなのは抵抗があったらしく、背を向けてから下着に手をかけるヒナタ。
ナルトはその一挙手一投足に目を奪われた。
そしてほんの一瞬とも何時間とも感じられるような時間が過ぎ……
今ナルトの目の前には、月明かりに照らされた一糸まとわぬヒナタの後ろ姿があった。
140:
主張の激しい胸が隠されているおかげで、ナルトの視線はヒナタの全身を泳ぐ。
白く美しい肌、ほどよく筋肉が付きつつも丸みを帯びたシルエット。
それらはこの上なくナルトを魅了した。
そのまままた数秒が経ち……ヒナタはうつむき気味に、恐る恐るといった様子で
肩ごしにチラリと背後のナルトを振り向いた。
ヒナタ「ナ……ナルトくんも……」
ナルト「えっ? あ……そ、そうだな! 悪い!」
ヒナタの脱衣に目を奪われ、ナルトは未だに最後の一枚を身につけたままだった。
それを指摘され、大慌てで下着に手をかける。
ヒナタは慌てて顔を正面に向けて目を逸らした。
141:
背後で今、想い人が全裸になる。
それを思うだけで幻術にかけられたかのように体が硬直する思いがした。
このまま何もなければ恐らく、ナルトの方を振り向くまで更に時間を要しただろう。
しかし、
ナルト「ぬ、脱いだぞ、ヒナ……」
ナルトの呼びかけが、何かに気付いたかのように途切れた。
その声色に混ざった感情をヒナタは図りかねた。
が、ナルトにとって想定外の何かが起きたのは明らか。
そしてナルトを慮る優しさが、ヒナタを全裸のナルトに向き合わせた。
ヒナタが振り向いた時、ナルトはあぐらをかいて座っていた。
その両手は……股間辺りに、その奥を隠すように置かれている。
142:
しかし完全には隠れていない。
ヒナタはほとんど無意識にナルトの股間に目をやった。
しかしすぐに視線をナルトの顔へと移す。
この時のヒナタの顔はやはり真っ赤になっていたのだが、
ナルトはと言うと逆に、少し赤みが治まっていた。
ナルト「……ははっ。わ、悪い、ヒナタ。オレ、緊張しすぎてるみたいでさ……」
ヒナタ「わ……私もだよ。す、すごく、緊張してる……」
ナルト「ん、あぁ……うん……」
煮え切らないような、言葉を濁すような、ナルトの返事。
そんなナルトの様子を見てヒナタの恥じらいは影を潜め、心配が上回った。
143:
ヒナタ「ナ……ナルトくん、どうしたの? なんだか元気が……」
ナルト「いや、オレは全然元気なんだけどさ、その……」
ヒナタ「……?」
相も変わらず、心配そうな、また不思議そうな表情でナルトの顔を見つめるヒナタ。
ヒナタのこの反応を見てナルトは、ものすごく複雑な気分になった。
ナルト「あ、あのさ、ヒナタ。お前……やり方は、知ってんのか?」
ヒナタ「やり方? 何の……?」
ナルト「いや、だからさ、その……セ○クスの、やり方……」
144:
ヒナタ「はぇっ!? え、えと、そ、それは……し、知ってる、けど……」
突然のナルトの質問に慌てふためくヒナタ。
両者の平静さは、脱衣の時とは完全に逆転していた。
ナルト「ど……どのくらい、知ってるんだ?」
ヒナタ「ぁえっ、え、あの、えっと……
 お、男の人の……を、お、女の人の……に、い、入れ、入れて……」
ナルト「……」
ヒナタ「そ、それで……せ……せ、せ、いし、を……」
ナルト「あ、いや! そこまででいいってばよ!」
ヒナタ「あっ、う、うん……?」
145:
ヒナタには図りかねた。
ナルトは何を意図してこんな質問をしてきたのか。
セ○クスのやり方くらい、この年になればもちろん知ってる。
ナルトくんだって知ってるはず。
なのにどうして……。
そんな疑問を口にしようとしたのとほとんど同時に、ナルトがぼそりと呟いた。
ナルト「お前さ……さっき、オレの、見ただろ?」
ヒナタ「へっ?」
ナルト「オレの……あそこ、一瞬だけど見た、よな?」
その途端、限界知らずかと思うほどに赤みを増すヒナタの顔。
それが何よりの返事だった。
146:
確かに見た。
ナルトの両手の奥に見えるソレを、確かに見た。
幼い頃に一度だけ風呂場で見た父のものとよく似ていた。
しかしなぜ今、そんな……。
羞恥と困惑に目を回すヒナタだが、次のナルトの一言が意識を呼び戻した。
ナルト「……立ってないとさ、できねぇんだよ」
ヒナタ「えっ……?」
ナルト「セ○クスってさ……あそこが、立ってないとできねぇんだよ……」
とてもとても悲しそうな表情と声で、消え入るようにナルトは呟いた。
そう。
ナルトのソレは、幼いヒナタが見た父のものと変わらない形……。
つまり、○起していなかった。
147:
ヒナタ「た……立つ? 立つって、どういう……」
顔を赤くしつつも、やはり不思議そうな表情を浮かべるヒナタ。
それを見てナルトは、やっぱり知らなかったのかと思った。
ナルト「男のここはさ……固くなるんだってばよ。
 そうじゃねぇと、ほら……い、入れられねぇだろ?」
ヒナタ「か、固く……」
ナルト「それが緊張しすぎたりすると、そうならねぇこともあるって……
 確かに本にはそう書いてたけど、まさかマジでそうだったとは……」
ヒナタ「あ、あの、えっと……」
ナルト「……ヒナタもあの本、読んだんだよな? なのに知らなかったのか?」
ヒナタ「そ……そういうとこは、読み飛ばしちゃって……」
ナルト「そっか……」
148:
ナルトは本当に、本当に悲しそうな顔で目線を下に向ける。
今までにない落ち込みようを見せるナルトに、ヒナタは動揺した。
……が、その動揺に勝る感情も同時に生まれた。
ナルトくんが落ち込んでる。
だったら、それを支えるのが私の役目。
それに私はさっき覚悟を決めたじゃないか。
ナルトくんとの子供を作るためなら、どんなことだってしてみせる、って……!
改めて強い決意を顕にし、ヒナタはナルトに声をかけた。
ヒナタ「……どうすれば、固くなるの?」
ナルト「え……」
ヒナタ「わ……私に手伝えること、ないかな。
 私が、ナルトくんの……か、固くしてあげたいの!」
158:
ナルト「ヒナタ……」
ヒナタの顔はやはり真っ赤だ。
しかしその目線はしっかりとナルトの目を見据えていた。
そんなヒナタを見てナルトは、無理するな、とは言えなかった。
ナルト「……ありがとな、ヒナタ。じゃあ……た、頼んでもいいか?」
ヒナタ「う、うん! なんでも言って!」
ナルト「それじゃ……まず、その……触って欲しいってばよ」
ヒナタ「! わ……わかった」
頷き、ヒナタはナルトとの距離を詰める。
あぐらをかくナルトの足に、膝が触れるか触れないかの距離で正座し、
そしてゆっくり、両手を前に伸ばした。
160:
ヒナタの視線は、ナルトの胸元に固定されている。
直視はせずに視界の端で目標物を捉え、両手を徐々に近づける。
そしてついに……指先が触れた。
ナルト「っ……!」
瞬間、ナルトの体が震えたが、そのことに気付く余裕はヒナタにはなかった。
目は開いているものの、既に本来の機能をまったく果たしていない。
ただただナルトの胸元辺りの虚空を見つめ、全神経は両手の触覚へと集中していた。
……柔らかくて、温かい……。
自分が今触れているものは、とても繊細で傷つきやすいもの。
そう認識しているヒナタは、そっと、優しく、両の手のひらでソレを包み込んだ。
162:
ヒナタ「ナ……ナルトくん、次は……?」
未知の感覚に耐えるように沈黙していたナルトに、ヒナタは声をかけた。
その声に意識を呼び戻されたかのように、ナルトは視線を落としたまま答える。
ナルト「あ、そ、そうだな、じゃあ……こ、擦ってみてくれ」
ヒナタ「こ、こする……?」
ヒナタは指示に従い、片手で下側を支えるようにして持ち、
もう片方の手で上側を撫でるようにして擦り始めた。
これはこれで気持ちいいがそうじゃない、とナルトは正直に言うことにした。
ナルト「そ……それも悪くないけどさ、その……。
 掴んで、根元と先っぽの方を往復する感じで……」
ヒナタ「え、あっ、ご、ごめんね。わかった、そうするね……!」
163:
やり方が間違っていたことに恥じらいを感じつつ、ヒナタはナルトの指示通りに手を動かす。
両手で優しく掴み、まずは根元から先の方へ。
そして次に、先から根元の方へ。
ゆっくり、ゆっくりと動かす。
ナルト「そ、そう、そういう感じで……もうちょっと強く掴んでも大丈夫だってばよ」
ヒナタ「えっ……わ、わかった」
ナルト「さも、もうちょっとく……」
ヒナタ「う、うん」
注文を聞き、ほとんどただ触れているだけだった両手に、きゅっと力を入れる。
そしてリズムを感じられる程度に度を上げた。
……が、長くは続かなかった。
164:
要因は何だっただろうか。
あまりに長く激しい興奮状態にあったためか。
それまでの愛撫が焦らすようなものであったためか。
調整後の力加減と度が絶妙だったためか。
あるいはその全てか。
それはわからない。
わからないがしかし、結果としてただ一つはっきりとわかることは……
ナルト「ぅあっ!? ヒ、ヒナタ、ちょっと待っ……くっ!!」
ヒナタ「え……きゃっ!?」
ナルトの自身は……固くならないまま、ヒナタの両手に精を吐き出してしまった。
165:
ヒナタは手のひらに広がった違和感に驚いて、手を離してしまいそうになった。
しかしそれも一瞬のこと。
何が起きたのかすぐに理解して、寧ろ両手で包み込むようにし、全てを受け止めた。
その表情は頬が紅潮してはいるものの、とても穏やかなもの。
しかし、ナルトはまったく対照的だった。
悔しさからか、情けなさからか、恥ずかしさからか。
眉をひそめて下唇を噛み、呻くように呟いた。
ナルト「ッ……ごめん、ヒナタ」
ヒナタ「え……?」
ナルト「すぐ、拭くもん持ってくるから……」
166:
ナルトは立ち上がり、背を向けて寝室を出る。
その後ろ姿をヒナタははっきりしない頭で見送ってから、視線を手元に落とす。
その両手はナルトが吐き出したものでべっとりと濡れていた。
指を少し動かすと粘り気を感じた。
しかし嫌な気持ちはしなかった。
それがナルトのものだからというのもあるが、それだけでない。
今自分の手を濡らしているものは、性的な興奮と快感によるものである。
その程度の知識ならヒナタは持っていた。
つまりこれは、ナルトが自分に興奮して、自分の手で快感を覚えてくれたということの証。
ヒナタにとってはそれが何より嬉しかった。
ヒナタはぼんやりと、熱に浮かされたような表情で両手を見つめ続ける。
変わった匂いが鼻をつき、それもまた思考を曇らせた。
167:
そうしてしばらく後、ナルトが戻ってきた。
ナルト「ちり紙、持ってきたからさ。これで手ぇ拭い……」
そこまでいいかけて、ナルトの口はそのままの形で固まった。
寝室に戻ったナルトの目に映ったのは、それほどまでに想定外の光景だった。
一人布団の上に座るヒナタ。
彼女はべっとりと濡れたその両手を……赤く上気した顔に寄せていた。
まるで匂いを嗅ぐか、舐めとろうかしているように……。
ヒナタ「あっ……!? お、お帰りなさい、ナルトくん!」
ナルト「あ、あぁ、ただいま……」
168:
ナルトに気付いたヒナタは慌てて、両手を膝元へと下ろし俯く。
そのままの姿勢でまったく動かないヒナタの正面に、ナルトは腰を下ろした。
ナルト「……手、拭くよな……?」
ヒナタ「っ……」
ヒナタは視線を落としたまま、差し出されたちり紙を黙って受け取って手を拭いた。
ナルトはその間の沈黙が気まずく、また気になることもあった。
先ほどの失態で、ナルトは本当に心の底から落ち込んだ。
男として自分が情けないというのもあるが、
何よりヒナタを失望させてしまったのではないか、と。
だからこそナルトは、寝室に戻った時のあの光景について確認したかった。
169:
ナルト「あ……あのさ、ヒナタ。さっき……」
ナルトがそう話しかけた瞬間、びくんとヒナタの方が大きく跳ねた。
そして続いて口にしようとした質問を飲み込ませたのは……
ヒナタの、嗚咽だった。
ヒナタ「っ……ひっ、ぇぐっ……」
ナルト「……!」
ヒナタ「ご、ごめんなさい、ごめんなさい……!」
突然の謝罪。
一体何を謝っているのか、ナルトにはまったくわからなかった。
それゆえに困惑し、続くヒナタの謝罪をただ聞くことしかできなかった。
170:
ヒナタ「ご、ごめんなさい……へ、変、だよね、あんな……おかしいよね……」
繰り返される謝罪に、次第に独白が混ざり始めた。
ヒナタは、性についての知識が乏しかった。
しかしと言うべきか、だからこそと言うべきか……。
先ほどの自分の行動が……とてつもなく異常であると、ヒナタはそう自覚していた。
ヒナタ「わ、私、嬉しくて……ナ、ナルトくんが、私で、気持ち、よくなって、くれて……。
 そ、それで、気付いたら、あんな……あんな、こと……」
下を向いたまま、震えながら独白するヒナタ。
その声は怯えているようでもあり、また自嘲的であり、自虐的でもあった。
ヒナタ「で、でも、お……おかしいよね、あんなの……。
 き、気持ち悪いよね……軽蔑、しちゃうよね……」
172:
自分を貶める言葉が次から次へと溢れ出す。
体の震えが止まらない。
こんな自分が、好かれるわけなんかない。
結ばれていいはずがない。
当然だ。
だって自分はどうしようもなく異常で、変質的で、気持ち悪い、穢れた……
ナルト「そんなことねぇ!!」
ヒナタ「っ……!」
……一瞬だった。
悲観に染まり始めた心を力強い言葉が、
震える体を力強い温もりが包み込み……その一瞬で全身の震えが、ぴたりと治まった。
173:
ナルト「オレは、嬉しかったんだ!! 安心したんだ!!」
ヒナタ「ナルト、くん……」
ナルト「あんな情けないとこ見せちまって、ヒナタの手まで汚しちまって……!
 ヒナタを失望させちまったと思った! 軽蔑されたと思った! 嫌われたと思った!
 男として、お前の夫として、自信をなくしかけてた!
 でもさっきのヒナタを見て、オレは安心したんだ……!」
ヒナタ「あ……安心、って……」
ナルト「ヒナタが……お前が、あんなカッコ悪いオレでもまだ、
 好きでいてくれてるんだ、って……」
174:
ヒナタ「……それじゃあ……」
ナルト「気持ち悪くなんてねぇ。軽蔑なんて、絶対にしねぇ……!
 嫌いになんて、なるわけねぇだろ!!
 オレは、お前のこと……大好きなんだから!!」
ヒナタ「……!」
ナルト「わっ!?」
ナルトの言葉を聞き、ヒナタは思い切りナルトに飛びついた。
二人は勢い余って布団に倒れこむ。
そしてそのまましばらく、愛情を、温もりを確かめるように互いを抱きしめ合い、そして笑いあった。
嫌われるのではないか、軽蔑されるのではないか……。
そんな不安を感じることは、もはやない。
二人が互いの愛情を心の底から確信した瞬間だった。
175:



数分後。
嬉し泣きの涙が収まった頃、
ナルトは頭を撫でながら、胸の中のヒナタに声をかけた。
ナルト「あのさ、ヒナタ……」
ヒナタ「うん……なぁに、ナルトくん」
ナルト「答えたくなかったら答えなくてもいいけどさ……。
 さっき、オレの出したやつ……どうしようとしてたんだ?」
ヒナタ「ふえっ!?」
ナルト「匂い嗅いでるように見えたけど、
 ひょっとしたら、舐めちゃったりしてたのかなー、なんて……」
176:
ヒナタ「なっ、舐めてなんかないよぉ!」
ナルト「そ、そっか。んじゃあ、匂いは?」
ヒナタ「に、匂いは……うぅ」
ナルト「やっぱ嗅いでたよな! な!」
ヒナタ「も、もうっ! 知らないもん!」
ナルト「あはははっ、悪い悪い! いやー、でもなんつーか、今思い出してみると……うん」
ヒナタ「? ナルトくん?」
ナルト「あんときのヒナタ、すっげーエロかったってばよ!」
ヒナタ「えろっ……! ナ……ナルトくんのエッチ……」
177:
ナルトにからかわれ、赤い顔をナルトの胸板に隠すようにうずめるヒナタ。
そんなヒナタを愛おしく思いながらも、ナルトは例の光景を思い返していた。
月明かりに照らされ陰影がはっきりついた、ヒナタの豊満な体。
両手に寄せられる顔、薄められた目、上気した頬。
そのすべてが目に焼き付き、瞼を下ろせばはっきりと浮かび上がる。
あの時は驚きが優ってそれどころではなかったが、こうして思い返すと本当に……
と、その時だった。
まずはナルト、そして次にヒナタが、違和感に気付いた。
ヒナタ「? 太ももに何か……」
ナルト「ま、まさか……!」
178:
ナルトはこの現象を知っていたが、ヒナタはそうではない。
突如自分の太ももに何かが触れ、ただただ単純に疑問に思った。
そしてその正体を確認すべく、ナルトから少し体を離して目線をやり……そして、固まった。
ナルト「ついに、やっと……! やっと来たってばよォ!!」
ヒナタ「ぁ……っ」
歓喜の声を上げるナルトとは対照的に、ヒナタは声を発することができなかった。
両手は口元を抑え、目は大きく見開かれ一点を凝視し、
もう何度目かわからないがその顔は真っ赤に染まっている。
その目線の先には、もう一つの『男性』の姿。
サイズは数回り大きく膨らみ、力強く反り返る……ヒナタが初めて見る姿があった。
179:
ナルト「やったぞヒナタ! これで……これでお前と出来る!!」
そう言い、ヒナタの肩を掴むナルト。
そこで初めてヒナタは我に返ったように目線を上げた。
ヒナタ「こ……これが、か、固くなるっていう……?」
ナルト「あぁそうだ! やっと立ってくれた! お前のおかげだぞヒナタ!」
自分のおかげ、というのはよく分からなかったが、それでもはっきりとわかった。
今からついに、セ○クスが始まるのだと。
と、ここでナルトは気付いた。
初めて見る屹立した男性器に、ヒナタが困惑しているということに。
180:
ナルト「……ヒナタ、大丈夫か?」
ヒナタ「えっ? あ、う、うん! 大丈夫だよ!」
そうは言っているが、多少なりとも強がっているのは痛いほど伝わってきた。
ナルトはほんの少しだけ悩んだ。
性欲と愛情がほんの少しだけ戦おうとした。
……が、戦うまでもなく愛情の圧勝だった。
ナルト「もし心の準備が必要だってんなら……別に焦る必要はねぇ。
 オレはお前の意思を一番に尊重するってばよ」
雄々しく反り返った男性器を股間に携えたまま、ナルトはまっすぐにそう言い切った。
それは男として、そして夫として、これ以上ないほど立派な姿だった。
181:
そしてそんな姿を見て、ヒナタは胸が大きく跳ねるのを感じた。
逞しく、そして何より自分を心の底から愛してくれている。
大切にしてくれている。
そう、だから……
ヒナタ「……大丈夫。強がりなんかじゃない。
 ちょっとだけ怖いのは本当だけど、でもそれ以上に……。
 私はナルトくんと、一つになりたいから」
ナルト「ヒナタ……」
ヒナタ「私、ナルトくんと一緒になりたい。
 ナルトくんと繋がりたい。だから……来て、ナルトくん」
182:
ナルト「……あぁ」
たった一言そう呟き、ナルトはゆっくりとヒナタを押し倒した。
仰向けに倒れるヒナタに覆いかぶさり、手を重ねる。
もう片方の手で自身の根元を掴み、先端を入口にあてがう。
入口はもう十分すぎるほどに濡れていた。
ナルトはそれを確認し、そして……
ヒナタ「っ、ぁくッ……」
ほんの一瞬、うめき声を漏らしたヒナタだったが、すぐに押し殺して笑顔を向ける。
そんなヒナタの心を想い、ナルトは進行を止めなかった。
ゆっくり、ゆっくりと進んでいき、ついに……
ナルト「……全部、入ったぞ」
ヒナタ「はぁ、はぁ……うんっ……」
183:
ナルト「平気か、ヒナタ?」
根元まで入れ、そこで初めてナルトはヒナタを案じる声をかけた。
訓練を受けた忍とは言え、額に脂汗を浮かべるヒナタの様子からはその痛みの強さが伺えた。
それでもなお、ナルトを心配させまいと笑顔を浮かべ続けるヒナタ。
そしてそのままナルトを安心させる言葉をかけようと口を開く。
が、その言葉は喉でつっかえた。
ヒナタ「ぁっ……ぅ、く……」
ナルト「……!」
ヒナタ「っひ、ぇうっ……ぐすっ……ひぐっ……」
184:
突如嗚咽を漏らし、泣き出したヒナタ。
想像を絶する痛みだったのか、それともまた何か……とナルトは慌てて声をかける。
ナルト「だ、大丈夫かヒナタ! 抜いたほうがいいか!? いや、動かない方が……!?」
ヒナタに覆いかぶさり、腕を突っ張ったままで困惑するナルト。
しかしヒナタはそんなナルトの首に手を回し……そっと、抱き寄せた。
ナルト「ヒ……ヒナタ?」
ヒナタ「……うれ、しいっ……私、やっと、ナルトくんと……。
 一つになれた……ナルトくんと、一緒に……ナルトくん、ナルトくんっ……!」
その嗚咽も涙も、痛みによるものではなかった。
それを知ったナルトは……同じように目に涙を浮かべ、力強くヒナタを抱きしめた。
185:
二人は体を重ね、唇を重ね、そして、ゆっくりと動き出す。
獣のような激しさなどまるで感じさせない、ゆっくりと、ゆっくりとした動き。
だがそれでも、徐々に二人の手には力が入り始める。
呼吸も徐々に激しくなる。
息を荒げ、互いを強く、強く抱きしめ、そしてついに……。
ナルト「っ……くっ! ……はぁ、はぁっ……」
ヒナタ「んぅっ……!」
体を震わせ、動きが止まる。
数秒後ほんの少し体を離し、見つめ合う二人。
ナルトは少し照れくさそうな笑顔を浮かべ、
そしてヒナタは……
ヒナタ「……ありがとう、ナルトくん」
本当に、本当に嬉しそうな、幸せそうな笑顔に、また一筋雫が伝った。
186:



チョウジ「いやーお腹空いた。お昼どうする? 焼肉?」
シカマル「そうだな。最近行ってなかったし……ん?」
キバ「なんだ、どうした?」
シカマル「いや、あそこに居るのって……」
キバ「ありゃあ……ナルトとリーじゃねぇか。休日だってのに二人揃って修行か?」
赤丸「わんわん!」
チョウジ「せっかくだし二人もお昼誘おうよ! オーイ!」
187:
リー「495、496、497……」
ナルト「498、499、500……っと。ふー……」
リー「いやー、それにしてもまさか先客が居るとは思いませんでした」
ナルト「まぁな。もっとしっかり体力付けねぇとと思ってよ。……ん?」
チョウジ「オーイ、二人ともー! 今からみんなで焼肉行こうよー!」
リー「焼肉ですか……。せっかくですが、ボクはもう少しやりたいことがあるので、
 どうぞナルトくんだけでも……」
ナルト「……!」
リー「って、行ってしまいました……。あんなに走って、余程お腹が空いていたんでしょうね」
188:
シカマル「おっ、来た来た……って、なんかすげぇ走って来てるぞ」
チョウジ「きっとナルトもお腹空いてるんだよ」
キバ「へっ、だからってあそこまですげぇ形相になるかよ。あいつも大概食い意地張って……」
ナルト「てめーキバこんにゃろーーー!!!」
キバ「ぎゃーーーーーーーっ!?」
赤丸「きゃいん!?」
チョウジ「うわーっ、思い切りグーで殴ったね。でもなんで?」
シカマル「あぁ……まぁ大体察しは付くな」
189:
キバ「いっ……てぇなナルトこらぁ!! いきなり何しやがんだ!」
ナルト「オレとヒナタのことべらべら喋ってんじゃねぇよバカ!
 おかげで街のみんなに色々知られるとこだったんだぞバカ!」
キバ「えっ! あ、あぁ?……そ、そんな喋ってねぇよ! サイくらいだっての!」
ナルト「そういうこと言ってんじゃねぇよ! 人数の問題じゃねぇだろバカ!」
キバ「くっ……さっきから聞いてりゃバカバカ連発しやがって……」
赤丸「くぅ?ん」
シカマル「諦めろ。今回に関しちゃお前が悪い」
チョウジ「あー、ナルトとヒナタがまだ子作りしてないっていう話ね」
ナルト「チョウジにも喋ってんじゃねぇかバカ!!」
190:
キバ「わ、悪かったって! でも喋ったのはその二人だけだ! マジで!」
ナルト「あとそれからもう一個言っとくけどなぁ!!」
キバ「まだあんのかよ!?」
ナルト「今日の昼オレに奢らせやがれ! わかったな!」
キバ「わ、わかった! わかったからもう勘弁……え?」
チョウジ「『奢らせろ』? 『奢れ』じゃなくて? だったらボクも奢って欲しいなー」
ナルト「わりぃけど今日はキバだけ! そうだ、あとサイも呼ばねぇと。お前らはまた今度な!」
キバ「な……なんだ? ナルトの奴……?」
シカマル(へっ……良かったじゃねぇかナルト。おめでとさん)
191:



サクラ「ん……? あ、ヒナタじゃない!」
ヒナタ「! サクラさん!」
サクラ「今日は一人? ナルトは一緒じゃないの?」
ヒナタ「うん、お昼過ぎくらいには一緒に家に居たけどそれ以外は朝からずっと出かけてるの」
サクラ「出かけてるって、なんで?」
ヒナタ「修行するって。体をもっと鍛えるんだ、って」
サクラ「へ?っ、あいつも相変わらずの努力家ねぇ」
192:
サクラ「ところでヒナタは夕飯の買い物? 何買ったの?」
ヒナタ「えっと……こんな感じ」
サクラ「おおっ、すごい! ウナギなんて豪勢に行くのね?!」
ヒナタ「う、うん。えへへ……」
サクラ「んんっ? その嬉しそうな顔、もしかして何か良いことあった?
 ……はは?ん、さてはナルトと進展があったわね!」
ヒナタ「! う、うん、実は……。昨日、えっと……で、できたの」
サクラ「へっ?」
193:
サクラ「できたってまさか……」
ヒナタ「……」
サクラ「うそっ、ほんとに?」
ヒナタ「……うん」
サクラ「わーっ! やったじゃない! おめでとうヒナタ!
 昨日の今日なんて、やっぱあんた、やる時はやるのね!」
ヒナタ「あ、ありがとう……サクラさんのおかげだよ」
サクラ「え? いや、私なんてそんな……別に何もしてないでしょ?」
ヒナタ「そんなことない……。サクラさんが、言ってくれた言葉があったから。
 私なりのやり方でいいって、そう言ってくれたから……」
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