厳しい上司の下で働いていたら大変な事になったback

厳しい上司の下で働いていたら大変な事になった


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1:
立ったら書く。

8:
今から10年前の話です。
当時の俺。
26歳。リーマン。駆け出し営業マン4年目の春だった。
そこに新しい上司が転勤してきた。
この上司。最恐だった。
まず見た目。身長は180cmは軽く超えており肩幅も異様に広い。
リーゼント風の前髪の下には鷹のような鋭い視線を放つ目があった。
しゃくれたアゴはいつもセブンスターをくわていた。
年齢は40歳。
例えるならアントニオ猪木に似ている。
名前をA所長としよう。
9:
A所長の性格は見た目を裏切らずケンカっ早くて何かにつけてすぐに
怒鳴り散らす。
ミスをすると容赦無く張り手やゲンコツが飛んできた。握力は80kgあった。
しかも頭の回転が早く、気に入らない人間には巧みな根回しと執拗な
追い込みを掛ける精神攻撃も得意技としていた。
10:
おまけにこの上司は俺の直属の上司となった。
俺は「とんでもない奴がやって来た…」と言いようの無い不安を
感じ始めていた。
この不安は後に的中する。
12:
ほおww
13:
A所長はとにかく仕事に厳しかった。
仕事に対してはストイックなまでの真面目さがあり妥協は一切許さなかった。
結果、客からの評判はすこぶる良く、前任であるK県の担当だった頃の
売り上げ最高金額は未だに破られていない。
営業マンとしては超一級だ。
しかし、今度は部下である俺たちにも同じレベルを強要した。
A所長の部下には俺を含め同世代の若者が6人居た。
この部下には所長から「ほとんど怒られない奴」「よく怒られる奴」
「目の敵にされている奴」の3種類が居た。
俺は「目の敵にされている奴」だった。w
19:
ある日の朝、俺と同じ「目の敵にされている奴」のY下君が所長に
物凄い剣幕で怒鳴られていた。
客からクレームが入りその対応が十分でなかった事を、その客が
A所長に報告したのだ。
確かにY下君も悪いが30分以上も怒鳴られ続けた彼は次第に目を
真っ赤にしながら肩をプルプルと震わせていた。
彼はずっと耐えていたが感極まったのか、「ちょっと一言」所長に
「言い返し」をしてしまったのだ。
21:
「一言の言い返し」という反撃をしたY下君に対し、A所長は百倍返し
の攻撃に出た。
A所長の顔が鬼のような形相となり
「貴様っ!!ちょっと来いやああああーー!」
と叫ぶとY下君の胸倉を掴む否や、そのままカタログ室に引きずって行ってしまった。
23:
カタログ室からガッシャーン!とかドスンッドスンッ!といった音が
事務所に聞こえて来た。
しばらくしてY君は目を腫らせて事務所に帰って来たのだがスーツ姿
では無く、何故か作業着に着替えさせられていた。
営業の本業である「外回り」を禁じられ、替わりに「倉庫の片付け」
を命じられたのである。
よく「あ、キミ明日から来なくて良いからww」って言われた(泣)
なんていう話はよく聞くが、がそんな生易しい物ではない。
A所長は「明日から一切外には出さん!しかし絶対会社に来い!」
と営業の本業を剥奪したうえに「さらしもの」にさせるのが目的だった。
22:
その所長 更年期障害ってわかってんのオマエ? もっと労ってやれや
優しくしてやれ 障害者には特にな
24:
>>22 
ん?・・どうなんだろ。若い頃からずっとそんな感じだったんだよね。w
俺たち他の若い連中は「くわばらくわばら」と横目でY下君の作業着姿を
眺めながら、今度は自分にその魔の手が伸びないよう祈るばかりだった。
しかしこの後、これにも勝る災難が我が身に起きようとはまだ知る由も
なかったのである。
29:
秋になった。俺らの業界は繁忙期を迎える。
俺らはとにかく毎日忙しく仕事が深夜に及ぶ事もしょっちゅうだった。
仕事がさばけない、というのが前提にあるが、それよりも仕事を残すと
所長に怒鳴りつけられるからだ。
遅くなって朝帰りもいとわない。あの怒号から逃れる事が優先だったからだ。
とは言え、体も限界がある。皆ボロボロになって来ていた。
ある時、耐えかねた同僚のK崎がA所長の余りの傍若無人な振る舞いを、その上の
「M部長」に密かにチクったのだった。
「やった!すごい!K崎でかした!」「これでAも少しはマトモになるだろう!」
などと俺らはK崎のファインプレーを賞賛し将来に安堵した。
しかし、そう思った俺らは浅はかだった。
30:
やってはならん事を。
25:
それパワハラじゃないの?
31:
>>25  
そそ!「パワハラ」なんて言葉さえ、その当時は無かったのよ!w
相談した相手がマズかった。M部長は普段は本当に人当たりが良く
菩薩のように誰に対しても優しく好意的だった人なのだが本社からの
「天下り社員」だったのだ。
K崎はM部長の人柄に掛けて決死の密告を行った訳だが、定年近いM部長の
心の奥底には「面倒な事は避けたい」という気持ちがあったのであろう
A所長を「かるぅ??く注意」した後は二度と俺らの相談に乗ろうとは
しなかった。
 次の日からA所長によるK崎へのイジメが火蓋を切ってスタートした。
28:
完璧主義者か、メンドクサイねえ(´・ω・`)
32:
正義感の強いK崎は事あるたびにA所長のイジメに抵抗した。
日本の会社というのは良くも悪くも規律正しい。
その規律正しさがあるからこそ世界で通用する技術を持つことが出来た。
のも事実。(最近は危ういけどね)
 部下は上司に敵わないように出来ているのだ。
A所長はK崎の抵抗に百倍返しで攻撃し返していた。
K崎の領収書には難癖を付けて印鑑を押さない=清算できない。
=K先の自腹となる。
K崎が出張しないといけない⇒所長が出張させない⇒
K崎、客からの信用を失う⇒K先の成績ダウン。など。
 K崎が事務所で大声を張り上げようが「職位」には逆らえなかった。
34:
冬になった。
恐れていた事が遂に起きた。
俺は年末に配らないといけないカレンダーを、仕事がさばけない事から
配布出来ず大量に余らせてしまっていたのだ。
1月も終わる頃、カレンダーの置き場に困った俺は営業者のトランクに
カレンダー放り込みを隠したのだった。
2月下旬、そんな事も忘れかけていたある朝、会社に行くと
A所長の机の上に見覚えのあるカレンダーが大量に積んであった。
あ・・あれ…、俺が隠してたヤツだ・・・(^o^)/オワタ
33:
読んでると胃が痛くなってきた
もう寝るわ お先にw
35:
>>33 おやすみ?/
 実は所長は部下の営業者の中を抜き打ちでチェックしていたのだ!
周囲の目もお構い無しに所長の怒号と灰皿が俺に飛んできた。
次の日から、イジメの照準は俺になった。
37:
春になった。A所長が来てから怒涛の一年が過ぎようとしていた。
同時期に俺と一緒にイジメのターゲットになっていた同期のS井が
限界に達し遂に会社を辞めてしまった。
そうすると残された俺への風当たりは強まる一方だった。
当時俺はN県を担当していた。N県は車で片道180km、高を使って
2時間はかかるところに位置していた。
ある日の昼下がり、N県に出張していると所長から電話が掛かって来た。
恐る恐る電話を取ると所長が不機嫌なのが電話越しにもはっきり伝わって来た。
俺「は、はい、所長、何でしょうか?」
所長「お前…、まだあの報告書、入れてないな…?」
俺「…!!!(汗だく)すすす、すみません!そそそ、その・・」
 俺は報告書の提出期限を勘違いしていて未提出だったのだ。
 所長「今すぐ戻ってきて、書けや。」
 俺は耳を疑った。
 俺「・・・は?今、出張先なんですけど・・・??」
 所長「出張先がなんじゃゴルァ!!今すぐ戻って書けって言いよるんじゃーー!」
 俺「は、はいいいいいい!!!!!!!」
 
俺は出張中にもかかわらず、猛スピードで会社に戻る事になったのだ。
36:
何この世界怖い
働きたくない働きたくない・・・(´Д`)
38:
>>36 
大丈夫、(^^)仕事って周りの人間次第でどうにでもなるよ!
 実はここまでが序章なんです。
 見てくれてる人ありがとう! 
これからクライマックスに向かって行きますが、
いろいろあって一旦落ちようと思うんですが良いですか?
39:
いろいろあってなんじゃーーーー!!!!!面白いから今すぐ書け言いよるんじゃーーー!!!!!
42:
>>39 ワロタww
じゃ、もうちょっとだけ続けるんじゃw
会社に戻って来た俺に待っていたのは「所長の怒号」と「過去最の
報告書作成業務」だった。
なんとか報告書を夕方6時頃に提出し、一息ついていた俺に所長から
浴びせられた一言は強烈なものだった。
 所長「よし、じゃあ、お前もう一回N県行って来い。」
 俺「・・・・・・・・は、はい??!!」
またもや俺は耳を疑った。
 所長「お前は今日一日移動ばっかりで何もしとらんやろが!!
 今日の日銭(ひぜに)を稼いでこんかいやああああーーーー!!」
 俺「は、はいいいいいいーーーーーー!!(てか、あんたに
 呼び戻されて移動しかしてないし。しかももう夕方だぜ?!)」
心の叫びもむなしく俺は再びN県へ車を走らせたのだった。
これが「人生最悪の1日」の幕開けだった事を当時の俺は
 まだ知らない。
43:
業界だけ教えてくれ!大手!?
県ごとって事は証券では無さそうだが。
53:
>>43 
建築業界、とだけ。w
46:
良く耐えたね、その上司が就任してどのくらい耐えたの?
私の前の会社の上司らもちょっとあれだった。
同じことでも命令できる人と出来ない人がいるというか、人によって言うことを
変える人たちだった。
例えば、私とAさんがいて同じ内容で注意しないといけないことがあったんだけど
私にだけ注意してAさんには注意しないってな人たちばかりだったから、私もその上司
たちをあまり信用していなかった。
んで私が退職後に聞いた話なんだが、在職当時は私に振っていた誰もしたがらない雑用を
今はその上司がしているそうだ。部下たちは何かしら理由をつけてその仕事を断ったらしく
本来は役職がつくような上司がする仕事ではないのだが強く言ったり、諌めることも出来ないから
結局、自分にまわってくるだよね。
48:
これタカラス○ンダードじゃないか?
53:
>>48 
違いますよ。でも建材ってところは当たってる。鋭いな!
 それから車を飛ばしてN県に着いたのは夜の8時を回った頃だった。
俺は身も心もクタクタだった。そのまま何もせず帰りたかったが
後でバレとまずいので重い体を引きずって得意先を廻った。
この業界は夜遅くまで働くのが慣例だったのだ。
54:
客先の店を出た後、お昼ご飯を食べてれなかったのもあってとにかく
腹が減っていた。
直ぐにコンビニに駆け込むとカップラーメンと肉まんを頬張った。
これは陳健一が作った高級中華料理並みに美味しかった。
腹を満たした俺はこれから会社への帰路へと出発した。
午後10時を過ぎていた。
55:
走り出してからしばらくして体の異変に気づく。
・・・・・・・・・眠い。すごく・・ねむいです。
かつて感じた事の無い程の猛烈な睡魔が襲ってきたのだ。
途中で仮眠を取ろうかとも考えたが、その日は金曜日だったので
「ゆっくり自宅で寝たい願望」がそれをさせなかった。
俺は飛び飛びの意識の中でギリギリの運転を続けていた。
次第に周りの音が小さくなってきては鉛のように重たいまぶたが
視界をさえぎる。ハッと目を見開き直したかと思うとまたふわふわ
とした感覚に陥る。
まさに「ふわふわ時間(タイム)」
56:
そんな時全長2kmのながーいトンネルを通過した。
経験した人が居るなら分かると思うがトンネルというのは構造上
カーブが少ない、視界が単調で閉鎖的、音がこもる等の理由で意外と眠くなる。
 そのトンネルを走行中俺は一瞬、完全に意識を失った。
 トンネルを抜けた直後、ハッと気が付くと目の前には前方を走る
超接近していたトラックの後姿があった!!
 「いやあああああーーーーー!!」と叫びながら渾身の力を込めて
急ブレーキを踏みながらハンドルを命一杯右に切った。
61:
キキキーーーーーーーッ!! ガッシャアアーーーーン!!!
ゴゴゴーーん。ゴーん。
 まるで稲妻が突き抜けたような音と衝撃を全身に感じた。
車は程なく停止した。
 俺はどういう状況なのか全く理解が出来ていなかった。
真っ暗闇の中から目が少しずつ慣れてくるとハンドルのエアバッグが
開いた事はとりあえず確認出来た。
 車外に出ようとしたがドアが開かない。
命一杯力を込めてドアを開けるとギ・ギ・ギ・・・と鈍い音をたてて
ドアが何とか開いた。
58:
右?
65:
>>58
そそ。「遅い車は追い越し車線に避ける」を反射的にした。
 この「右」がこの後の状況を悪化させていくのよ。
 月明かりに照らされたランサー4ドアセダンは車の前と後ろの
部分がぺっしゃんこに潰れていて、軽のワンボックスみたいに
「まんまるい形」に成り果てていた。
ついでにタイヤも1個どっかに消えていた。
どうやら車はコマのように回転しながら右に連続して衝突したようだった。
59:
え?こわいこわい
64:
右ってことは対向車線に突っ込んだの?
67:
>>64 
この高は片側2車線で中央分離帯にはガードレールがある。
 よって反対車線には行かなかったのね。
俺はフラフラをした足取りで呆然と周りを見渡していると道路の200m
くらい前の方にさっきのトラックが止まっていた。
トラックは左端に車を止めていたが運転手のおっちゃんが俺に気づくと
「おーーい!大丈夫か?!?」と窓から顔を出し手を振っていた。
 俺「だ、、大丈夫で?す・・・(たぶん)」と力なく返事をしたその瞬間、
俺は背筋に何か悪い気配を感じた。
69:
その時点で俺の車は電気系統が全て息絶えておりハザードランプすら付かない
状態だった。
 免許を持っている人なら「暗順応」という言葉を知ってるかもしれない。
明るい所から急に暗い所へ行くと視力が著しく低下し、その回復に時間が
掛かる、というものである。
あろうことか、明るいトンネルから出た真っ暗な道の先には俺の車が真っ黒な
トカゲのように寝そべっていた。しかもこのトカゲ足が一本取れているので
全く動く気配すらない。
これはとてつもなく危険な状態であった。
72:
 悪い気配は「後続車」だった。夜の高道路の右車線を走る車は
多分120km/h以上は出しているだろう。
 トンネルの奥から「ぅぉぉぉおおおおおーーーーん!!!」と後続車の
エンジン音が近づいて来ていたのだった。
 
 俺は身の危険を感じ、すぐさまガードレールによじ登った。
後続車は俺の車の直前でその存在に気づき、俺の車のすぐそばギリギリ
をかすめ衝突を免れた。
がしかし、急ハンドルが祟ったのか今度は逆方向に向きを変え
キキキーーーー!っというスキール音を上げながら蛇行し続け
最終的にはゴッシャーンン!と右のガードレールに激突して
その動きを止めた。
 俺はその様子を目の当たりにして一気に全身から血の気が引いた。
このままでは大惨事になってしまう。何とかしなければ・・・。
73:
そうだ!!発炎筒が助手席の下にあった筈だ。あれを点けて後続車に
危険を知らせよう!
 しかし発炎筒を入手するには再び車道に降りて、あのグシャグシャの
黒いトカゲ(車)の中に入らなければならない。
 もしも車の中で発炎筒を探している時に、さっきみたいな車が衝突
してきたら・・・
 俺は間違い無く、死ぬ。
そんな葛藤が頭の中でずっとグルグル回っていたが気が付くと俺は
再び車道へ降り、あの黒いトカゲへと向かって行った。
74:
心臓のドクドクとした鼓動が、こめかみを伝うのがはっきり分かる。
緊張し過ぎてさっき食べたラーメンと肉まんが胃から飛び出してきそうだ。
車に駆け寄り汗でびしょびしょの手でドアを開ける。
 ギ・ギ・ギ・・・
車内は荷物が滅茶苦茶に散乱していた。携帯電話の明かりを頼りに
発炎筒を見つける作業は困難を極めた。
 無い・・・発炎筒が見つからない。
その時また一台の後続車が近づいて来た気配に気づき、慌てて車外に
逃げ出すと後続車は俺の顔の横を猛スピードでかすめて行った。
76:
その後続車は、あろうことか先程から前方に止まってた、
あの親切なトラッック目掛けて突っ込んで行ってしまった。
 ゴワッ・シャーーーーッン!!
この後続車、「ハイエース」といってワンボックスタイプなのだが
車の前の部分が極端に短く、衝突した際のダメージが普通車に比べ
やや大きいタイプの車だった。
 しばらくしてハイエースの運転席から「たぁすけてくれーーーっ!」
という悲鳴が聞こえてきた。
 どうやらハンドルに体が挟まれて身動きが出来なくなっているようだった。
俺は極度の緊張と絶望で大量の嘔吐物をビチャビチャと撒き散らした。
ラーメンと肉まんが変わり果てた姿で戻って来た。
 もはや素人ではどうしようもないレベルの事故の域に達してしまったのであった。
77:
考えただけでもぞっとするな・・・
78:
ニュースになりそうな事故だな
((((;゚Д゚)))))))
79:
 今更ながらに我に返った俺は携帯で119番に通報した。
119「はい、119番です。どうされましたか?」
だが口元が震えて声が出ない。
やっとの思いで喋ろうともまともな会話が出来ない。
「助けて!」とか「車が大変なことに!」とか「人が車に挟まって」
とかしか断片的にしか喋る事が本当に出来ないのだ。
そんな時、またもや一台の後続車が俺の体の真横を猛スピードで
駆け抜けたかと思うと、左のガードレールにガガガガガッ・・
ガアガガァァァ・・と火花を散らしながら激突した。
 俺「あばばばばば・・・もうやめてぇぇぇぇーーー!!(涙&ゲロ)」
そう叫ぶと、先程切った筈の携帯に119番から折り返し電話が
掛かって来てくれた。
ながら
80:
ここまで5台…
なんてこった
81:
119番「大丈夫ですか?!運転手さん。あなたの現在地はもう特定しました
のでご安心ください!!」
 
 GPSも無い時代にどういうシステムでこの現場が分かったのか、
今でも謎である。
 程なくして事故現場には パトカー、消防車、救急車、特殊車両
が数台ずつ、合計10台以上の緊急車両が大集結した。
 
 それはさながらテレビでやってる「交通機動隊24時!」の映像
そのものの地獄絵図が目の前に広がっていた。
 俺は「ああ、赤いランプがぴかぴか光って・・なんか綺麗だ・・」
 などと、ぼんやり強制現実逃避を味わっていた。
これから2時間。N自動車道上り線は完全通行止めとなったのである。
83:
>>81
なんで特定出来たんだろう?
トラックの運ちゃんが通報したとしても>>1だとは分からないよね。
携帯の基地局から割り出したにしては早いような…。
85:
>>83
従兄弟が高で働いてるけど常に監視してるって言ってたから
カメラに映ってたんじゃないかな
90:
>>85
なるほど。
トンネルの出入り口付近ならカメラもあるか。
91:
>>85 が正解! すげー!
94:
>>91
おぉ良かったな。
気づいたのは、俺がいろんなパターンでオカマ掘ってるからだよ…orz
82:
これで帰ったら上司待ってるんだろ
胸熱すぎるw
87:
気になったんだけど、最初のトラックにはぶつかったの?
ぶつかってないなら、後から後続車にぶつけられた運ちゃんは本当にかわいそうだね。
88:
俺を含む事故関係者は救急車やパトカーに乗せられ最寄りの高機動隊
駐在所へ移送された。
 取調室で各人、実況見分が行われた。これには1時間を要した。
俺は交通刑務所行きを覚悟した。
ああ・・・、もう人生全て終わりだと。会社もクビ。
今後はその償いに全てを捧げなければならない・・・と。
 しかし警察官のその後の発言は意外なものであった。
警察官「えー・・・。今回の事故関係者の皆様、よく聞いてください。」
事故関係者達「ざわ・・・ざわ・・・。」
91:
警察官「簡易実況見分の結果ッ!全員、自損事故としますッ!
 因みに、一番の加害者は・・・トラックに追突した
 ハイエースさんです!あ、ハイエースさんはさっき油圧カッター
 の特殊車両で無事に救出され病院に搬送されたようです。テヘペロ。」
 どういうことだってばよ!?
 つまり、最初にトラックに衝突していた、と思っていたのは俺の
勘違いであり、衝突していなかったのだ。
 また、俺の車に接触した車はゼロ。
5台にも及ぶ大事故で最大の加害者は「前方不注意」のあの
ハイエースの運転手だ、(法的には)というのである。 
97:
 深夜3時。
 俺は恐る恐る事故状況の報告をA所長にするべく電話をした。
 こんな深夜に電話に出るかどうか疑問だった。というか大迷惑を
発生させてしまった事に半端ない緊張が走った。
 以前、営業車のバンパーに傷を付けただけでゲンコツを食らった事を
考えると今回はキン肉バスターを100回食らってもおかしくは無い。
 ところが所長はすぐに電話に出てくれて、またその反応は意外なものだった。
98:
居眠り運転で死ぬとおもってたのに
何で生きてるの?
とか
92:
死人とか重傷者は出なかったってことか?
そうじゃないと後味悪すぎるだろうし。
101:
>>92 
奇跡的に皆軽症!
A所長は俺の話をただ黙って聞いてくれていた。
 その後「体は本当に大丈夫だったんだな?」と聞いてきたので「はい」
と答えると
 「分かった。今からすぐそっちへ行くからゆっくりしていろ」と言ってきた。
その声に怒りは全く感じられず、むしろ安堵にも似た優しささえ感じられた。
 それと俺はもう一つしなければならないことがあった。
 
 俺自身の「身元引受人」を呼ばなければならなかった。
 通常これは肉親がやるのだが当時両親との確執があったおれは
頭を悩ませた。
104:
>>101
所長さん良い人そう
93:
>>1は自損事故ってことか。
95:
あと1ヶ月で営業まじこわい
106:
>>95 
がんばれ!大丈夫だよ!
96:
でも過失とはいえ大きく邪魔な物体を
道路上に置いたことは何もならんの?
106:
>>96 前方不注意ってことらしい。
 坂道頂上で徐行義務があるのもういう理由らしい。
 俺はダメもとで当時付き合っていた彼女にメールをした。
 するとすぐに電話が掛かって来て二つ返事で迎えに来てくれると言い
俺の体を泣きそうな声で心配してくれた。
 俺も泣きそうになった。
1時間後、先に来てくれたのはA所長だった。
所長の自宅からの距離を考えると有り得ないさだった。
所長の顔は相変わらずいつのもしかめっ面だったが「あんまり無理するなよ」
というと途中のコンビニで買って来てくれたのであろう肉まんを俺に
差し出した。
「無理をさせたのはアンタじゃんかよーーーーーっ!!」と「日常」の
みおちゃんばりの突っ込みを入れたくなったが少し嬉しくて我慢した。w
114:
 その後、しばらくして彼女が到着した。彼女は表の駐車場に
停めてあった俺のグシャグシャの車を見て、実は本当はもう俺は
もう死んでしまったんじゃないか?と真剣に思ったらしい。
 彼女をアヤとしよう。アヤは俺の一つ年下。慎重150?のちょっとぽっちゃり巨乳で
あまりしゃべりが上手じゃない女の子だった。
いつも「あたし、ばかだからねぇww」が口癖だった。
 そんな彼女とA所長が対面した時、アヤは意外な対応を見せた。
113:
所長が来た時点で何時になってたん?
117:
>>113 
もう朝の4時になろうかとしていたよ。
アヤは普段はいつも「ふにゃ?」としているのだが、A所長が
俺の上司である事を知ると凛とした表情で、背筋をピンと伸ばし
 「い、いつも俺さんがお世話になってますっ!!」
と饒舌に挨拶をかましたのだった。
 いろいろあって今日も落ちるけどいい?
119:
>>117
だめ
126:
>>119 
分かりました。ではもうちょっと続くんじゃ!w
 所長は「んん!?今時珍しく謙虚で礼儀正しい子だな。
 お前とは大違いじゃないか!!がっはっはっは!!」
 と、所長は初めて俺の前で大笑いをした。
 (所長は既婚者なので寝取られルートは無いよ!w)
 また、内向的なアヤの初めて見せた「外交的な真面目な一面」だった。
この時、なんとなく「ああ、この人なら結婚しても良いな…」と感じた。
 アヤもまた差し入れと言って肉まんを持ってきてくれていた。w
 
 (肉まんもういいよーーーー!!いらねーよーーーーww!)
 その後、所長のおごりでファミレスで飯を食って分かれた。
 朝の5時近く。もう空はすっかり白くなり始めて来ていた。
128:
それから所長はあの事件に関して俺に一切詫びる事もなく、いつもと
変わらず厳しかった。
 しかし俺はあの事件以来、少しだけ所長の事を尊敬するようになった。
よくよく考えると所長の説教は間違った事は一切言っておらず
スジもきちんと通っていた。
言われた事に対して仕事をキチンとこなすと
 
 「まあまあだな」とか「この程度で満足スンナよ」などと辛口では
あるが必ずリアクションをして(褒めて?)くれた。
 また、一旦仕事を離れると仕事の話は一切しなくてサッパリした
人だった。
 この人は不器用だけど、案外いい人である事に間違いは無かった。
 
 いつしか俺はA所長を心の底で尊敬するようになっていた。
 また秋がやって来た。
 そんな毎日に決定的な転機が訪れたのだ。
132:
秋の異動で部長が交代したのだ。
 今度来たI部長は、今までの「くたびれた天下り」とは違い
正義感とやる気に溢れる改革派だった。
 I部長はA所長の傍若無人っぷりをかねてから薄々知っており
、所長を除いた若手達との飲み会を実施し、所長への所員の不満を
あぶりだしたのだった。
 そこで俺のあの事件(周りのみんなは全員知っていた。)も赤裸々
に暴露され、所長の更迭はほぼ確実なものになってしまった。
 翌年の春、A所長はA県への転勤が決まり長かったA所長の帝国は
遂に終焉の時を迎えたのだった。
133:
oh...そろそろアッー展開かと思ったら…
134:
もうエピローグなのか、さらに何かあるのかw
138:
A所長の失脚に若手所員達は歓喜の雄叫びを上げていた。
が、俺は心の隅で何とも言えない寂しさを感じていた。
 とうとう翌年の春が来た。
A所長の勤務最後の日、所員達は見送りの為に博多駅に集結した。
最後の見送りは駅のホームでの万歳三唱が会社のしきたりだった。
俺は号令役を買って出た。
俺「A所長のぉーーー!!今後の健康と健勝を願ってぇぇーーーー!」
俺&所員「ばんざーーい!ばんざーーーい!ばんざーーーーい!!」
俺は昔こっそりと最長老のM顧問さんから「A所長はどうしたら部下達が
早く一人前になれるかということを毎日真剣になやんでいたんだよ」
「でもこんな性格だから優しくなんて出来ないのがつらいんだ」
って聞いた話を密かに思い出していた。
俺は「今後もし俺があなたの部下にまたなる事があれば、その時は
本音で褒め言葉を吐かせるような一人前の人間になってみせますよ!
このツンデレ野郎っ!!」
そう心の中で叫びながら小さくなっていく新幹線を
 いつまでも、いつまでも見つめていた・・・。
3月にしてはあたたかい風が吹いていた。
 
 因みに俺は未だに仕事がさばけないダメ社員です。はい。ww
   
      ?おわりー
139:
九州かw
141:
博多かよwwww
142:
すまん!眠くて思わず書いちまったが忘れてくれ。www
お前ら何でもすぐ特定しちゃうからなw
 実は今度の4月から昔A所長が勤務していた営業所の所長に
俺がなることになったんだ。
 時間が経つのは早いもんだ。
んで、今回これを機にスレを立てようと思ったんだ。
A所長みたいに俺も出来るかなwww
 この話は基本実話なんで知ってる人はスレばれしちゃうかもねw
でももーいーかってw
 みんな遅い時間まで付き合ってくれてありがとう?!!
144:
>>142

いい所長だったんだな
こういうのは後からわかるんだよな
A所長が転勤になって1が所長ってことはもうだいぶ前の話なのか?
146:
>>144
10年前の話だよ
ちゃんと嫁
150:
有能ではあるけど上に立って人を使うタイプじゃない
って感じだったんだな
かっこよく肉まん買ってやれる所長になれよ
151:
なんだろう・・・
働きたいような働きなくないような不思議な気持ち
153:
会社の規模にもよるけど36で所長って出世頭じゃね
154:
こんなことがあるから俺は働かないんだ
162:
・後日談・
結局その彼女とは結婚して現在俺の嫁さんです。
しかしあんなに大人しくおしとやかった嫁は一体どこに行ってしまったのだろうか?
謎は深まるばかりである。
165:
>>162
1は誤字脱字が多いから、嫁の選定にもそれがただいに影響してるんだろうね
167:
>>165 オフッ!まさにご指摘どおりッ。w
これにて終わります。
みんなありがとうごさいました。
(了)
168:
その上司がずるい人間や悪い人間で無いのは分かるけれど、それ故にやっかいな人間だと思うよ
体育会系の人間にありがちだけど、「人間はみんな同じポテンシャルを持っていて努力すれば出来る様になる!」って信仰
結果オーライで1は生きていたから良かったけど、オーバーワークで他人巻き込んだ事故起こした訳だしさあ
何の為の労基法だって話で
16

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