真姫「素直になりたいの!」back

真姫「素直になりたいの!」


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1:
@駅前カフェ
希「で…それをウチに言っても仕方ないんとちゃう?」
真姫「それは…」
真姫「そうだけど…」
希「うーん、でもウチもどちらかというと。」
希「素直というより偏屈やからな…」
希「…」
希「ここはもういっそ、ことりちゃんでどう?」
真姫「な、なんでよりによってことりなのよ!!」
2:
希「だって。」
希「ことりちゃん以上に素直な子、おる?」
真姫「う、それは…」
希「そ・れ・に♡」
真姫「な、なによ…?」
希「ついでにことりちゃんと笑顔の練習したらええやん♪」
真姫「顔については大きなお世話よっ!!」
3:
@真姫's room
真姫「…とは言った物の。」
真姫「ことりに頼るしかないのかしら…」
真姫「にこちゃんや凛だと、おもしろがるし…」
真姫「海未やエリーも、なにか違うのよね…」
真姫「そもそも、こう考えた原因が…」
アイシテルーバンザーイ
真姫「電話…?」チラッ
真姫「…あのスピリチュアルバカね」
真姫「全く、人のいないとこで勝手に…」プンスカ
pi
真姫「…もしもし?」
4:
『私は誰でしょう??』
真姫「誰って、ナンバー出てるじゃない、ことり。」
ことり『もうちょっと、乗ってくれてもいいかな??って。』クスクス
真姫「…で。」
真姫「希の事だから全部伝わってるんでしょ?」
ことり『うん♪』
ことり『ことりが真姫ちゃんを。』
ことり『素直ないい子に変身させちゃいまーす♪』
真姫「…」
真姫(こうやって一番ノリノリになるから嫌だったのに…)
真姫(希のやつ?)
6:
真姫「で、まず私は何をすればいいのかしら?」
ことり『そ?ですね?。』
ことり『色々考えてはいるんだけど?。』
ことり『とりあえず今から、穂むらに来てください♪』
真姫「今から!?」
真姫「もう、夕方よ!?」
ことり『お待ちしておりま?す♪』
pi
真姫「一体…どういうことなのよ。」
9:
16:30@穂むら
ことり「それでは!」
ことり「こちらが真姫ちゃんの先生の穂乃果ちゃんです♪」
穂乃果「いや?。どうもどうも。」
真姫「いきなりだけどイミワカンナイ!!」
真姫「ことりが教えてくれるんじゃないの!?」
ことり「ことりは考えてみたのです!」
ことり「なぜ、真姫ちゃんが素直になれないのか…」
真姫「な、なぜなのよ…」
ことり「それはズバリ!」
真姫「…」ゴクッ
10:
ことり「恥ずかしさからですっ!!」
真姫「…」
ことり「あれ?真姫ちゃん?」
真姫「そのまんまね。」
ことり「え??もっと驚いてよ?。」ヤンヤン
真姫「だから、それをどうにかする方法を教えてほしいんでしょ?」
真姫「どうして穂むらなのよ…」
穂乃果「だからだよ!真姫ちゃん!!」
真姫「…どういうこと?」
11:
穂乃果「ここ、穂むらで接客の練習をして。」
穂乃果「その恥ずかしい気持ちを改善しちゃおう!」
穂乃果「…って、計画だよ!」
真姫「な、なにそれ…」
真姫「ほんとにそんなので効果あるの?」
穂乃果「もちろん!」
穂乃果「接客は笑顔が第一だからね!」
穂乃果「真姫ちゃんも笑顔になれば、素直になれるよ!」
真姫「ここでも、顔なのね…」
ことり「穂むらが嫌なら。」
ことり「ことりのバイト先もあるけど…?」
真姫「バッ…バカ言わないでよね!」
真姫「メイドなんて…出来るわけないじゃない!」
13:
穂乃果「そこで、穂むらだよ!」
穂乃果「来るのはおばあちゃんや主婦のひとだし!」
穂乃果「みんな優しいから、真姫ちゃんでも出来るよ!」
真姫「まあ、メイド喫茶よりはましだけど…」
穂乃果「てことで早、笑顔の練習!」
穂乃果「はいっ!にこ?♪」
ことり「にこ?♪」
真姫「なんか、にこちゃんみたいね…」
穂乃果「真姫ちゃん!ちゃんとやらなきゃダメだよ!」
真姫「わ、分かってるけど…」
穂乃果「にこ?♪」
真姫「に、にこぉ…」ニヤッ
14:
穂乃果「それじゃ怪しい人だよっ!」
真姫「誰が怪しいですって!!」
ことり「ふ、ふたりとも?…」
穂乃果「とりあえず真姫ちゃんは、笑顔の練習ね!」
真姫「分かったわよ…」
ことり「ことりも付き合うから、一緒に頑張ろう?」
真姫(…)
真姫「うん、やってみる。」
穂乃果「それじゃ真姫ちゃん!にこ?♪」
真姫「に、にこ?」ヒキツリ
穂乃果「もう一回!!」
真姫「に、にこ?…」
15:
@屋上
真姫「って事があったのよ…」
絵里「それは…災難?なのかしら。」
海未「確かに、私も笑顔は苦手ですからね…」
真姫「でしょ!?」
真姫「もう、どうしたらいいのよ…」
海未「…ふむ。真姫は、素直になりたいんですよね?」
真姫「そうだけど…?」
海未「なら、常にことりのそばにいてはどうですか?」
真姫「なっ…///」
真姫「なんでよ…」
16:
海未「いえ、そんなに難しい事ではないのですが。」
海未「ことりの雰囲気といいますか…」
海未「彼女のまとっている空気は、人を素直にさせるので。」
真姫「…本気で言ってる?」
海未「ええ、いたって真面目ですよ。」
海未「ことりはどんな話でも楽しそうに聞いてくれますからね。」
海未「私も、何でも話してしまうのです。」
海未「ですから、ことりのそばにいれば。」
海未「なにか、きっかけが掴めるかもしれません。」
絵里「確かに、ことりはいつも楽しそうね。」
絵里「真姫…試してみる価値は、あるんじゃないかしら?」
17:
真姫「でも…そんなの、なんて言えばいいのよ…」
絵里「…あながち、ことりの言ってる事は正しいのかもね。」
真姫「?」
絵里「真姫、今海未がこの話をした時。」
絵里「貴女真っ先に。」
絵里「『そんなの、恥ずかしくて頼めるワケないじゃないっ!』」
絵里「って思ったでしょう?」
海未「絵里、意外と物真似うまいですね…」
真姫「海未はだまってて!」
海未「…」シュン
真姫「でも…確かにそうね。」
真姫「いいわ…やってやろうじゃない。」
真姫「真姫ちゃん変身計画よ!!」
18:
@渡り廊下
…………………
海未「ではまず、ことりにその話をしてください。」
海未「ちゃんと伝えるのですよ?」
海未「でないと、スタートから進めませんから。」
…………………
真姫「分かってるけど…」
真姫「なんて言ったらいいのよ。」
真姫「ていうか、それが言えた時点で素直になってるじゃないの…」
真姫「…まずは、ことりを探さないとね。」
ことり「呼んだ?真姫ちゃん♪」ヒョコッ
真姫「ことり!?」
ことり「はぁーい、ことりです♪」
19:
真姫「えっと…その…」
真姫(がんばりなさい、真姫…)
真姫(これが言えないと、ずっとこのままよ…)
真姫「ことり…あのね?」
ことり「はい!」
真姫「あの…その…」
ことり「?」
真姫「わ、私に…」
真姫(言うのよ、真姫!!)
真姫「わ、私と付き合って!!」
真姫(い、言えたわ!!……あれ?)
20:
生徒1「ザワザワ…」
生徒2「エ、コクハク?」
生徒3「コンナトコロデ…??」
ことり「ま、真姫ちゃん!!みんなみてるよぅ?///」
真姫「え?あの、その…え!?///」
生徒4「ダ、ダイタンネ…」
生徒3「コンナトコロデ…??」
真姫「あ!あの!違うのよ!!///」アタフタ
真姫「こ、告白じゃなくって…」
ことり「え、真姫ちゃん違うの…?」ウルッ
真姫「ええ!?」
真姫「ちょ…ちょっと…」
真姫「ダレカタスケテー…」
<…チョットマッテテー
21:
@教室
凛「かよちん、いきなり叫んでどうしたにゃ?」
花陽「あれ!?何だろう、身体が勝手に…」
………………………
@空き教室
真姫「…」
ことり「…」
真姫「…」
ことり「…」
真姫「…」
真姫(ど、どうすればいいのよ!)
真姫(こんなの、海未たちに教えてもらってない!)
真姫(っていうか、頼む事よりすごい事言っちゃったし…)
真姫(ことり…巻き込んでごめんなさい…)
真姫(いやいや!今のを声に出しなさいよ、私!)
真姫(ああ、この空気が重いわ…)
22:
真姫(もう、誰でも良いから助けなさいよ!!)
ガラッ
にこ「にっこにっこに?♪あなたのはー…」
にこ「って!アンタ達押さないでよ!!」
凛「真姫ちゃん!真姫ちゃん!!」
凛「ことりちゃんに告白したってほんとなの!?」
真姫(ああ…分かったわ。)
真姫(私は今日、呪われてるのね…)
希「はいはーい、通して?♪」
花陽「希ちゃん!?」
23:
希「よっ!お二人さん♪」
真姫「のぞみ…」
希「なんかすごい事になってるやん?」
希「今、海未ちゃんとえりちが沈静化してくれてるから。」
希「もうちょっと待っててな…?」
真姫「希…ありがとう。」
希「んー。ウチより、ことりちゃんが…」
真姫「…え?」
希「放心状態なってるんや…」
ことり「…」コテッ…
真姫「ことり!!」
24:
@保健室
ことり「…あれ?ことりは…」
真姫「…」
ことり「真姫ちゃん…そうだ!」ガバッ
ことり「真姫ちゃん、告白って本当なの!?」
真姫「う…。」
真姫「違うのよ…」
真姫「ことりに、お願いしたい事があって…」
ことり「お願いしたいこと?」
真姫「海未に言われたんだけど、ことりといると素直になれるって。」
真姫「だから、ことりにお願いして。」
真姫「少し、一緒にいてくれたら…なんて。」
真姫「なにか、素直になるきっかけが作れたら嬉しいし…」
ことり「それで、ことりに告白したの?」
真姫「あ、あれはその!」
真姫「なんて言おうか考えてたら口から出ちゃって!」
真姫「それで…///」
25:
ことり「ことりも、まさかいきなり告白されるとは思ってなかったので…」
ことり「ビックリしちゃいました…」
真姫「ごめんなさい…。」
ことり(…)
ことり「クスッ」
真姫「…ことり?」
ことり「真姫ちゃん、今は普通に話せてるね♪」
真姫「え!?…あ、ほんとだ…」
真姫「海未の言ってた事、合ってるのかしら…」
ことり「…」
ことり「そうだなあ?。」
ことり「じゃあ真姫ちゃん!」
真姫「な、なによ…」
ことり「ことりを恥ずかしくさせた罰として。」
ことり「今日はことりのお家にお泊まりです♪」
真姫「ええっ!?」
26:
19:00@ことり's house
ことり「と、いうわけで…」
ことり「真姫ちゃん、お帰りなさい♪」
真姫「!…」
真姫「た、ただいま…?///」
ことり「もうっ恥ずかしがっちゃダメだよぉ?」
真姫「いくらなんでも恥ずかしすぎよ!!」
ことり「えへへ?♪」
ことり「ではでは!ことりの部屋にどうぞ?。」
真姫「お、お邪魔します…」
ことり「もうすぐお母さん帰ってくるから。」
ことり「そうしたら、ご飯にしようねっ♪」
27:
……………………
ことり「そっか、にこちゃんが?♪」
真姫「ええ…。ほんとにこちゃんといると問題ばかりよ。」
ことり(…)
ガチャッ…
ことり「あ!お母さん帰ってきた♪」
真姫「あ…じゃあ、挨拶を…」
ことり「うんっ♪」
理事長「あらことり、帰ってたの。」
理事長「そちらは…西木野さんね。」
真姫「はい、お邪魔してます…」
理事長「ことりから話は聞いてるわ。」
理事長「素直になりたいんですってね♪」クスッ
真姫「!!ちょっとことり、話したの!?」
ことり「お、お母さんのばかっ!」
ことり「言わないって言ったのに?」ポカポカ
理事長「ふふっ…ごめんなさい。」
ことり「真姫ちゃん、ごめんなさぁい…」
ことり「ことりの事、嫌いになった…?」
真姫「べっ別に…嫌いじゃないわ。」カミノケクルクル
理事長「…クスッ」
28:
ことり's room
ことり「真姫ちゃん、まだ起きてる…?」
真姫「ええ…どうしたの?」
ことり「無理矢理付き合わせちゃったみたいで、ごめんね?」
真姫「気にしてないわ…」
真姫「それに、私も…」
真姫「た、楽しかったし?」
ことり「ふふっ。真姫ちゃん大好きっ♡」ギュッ
真姫「ちょ、ちょっとことり…///」
ことり「今日はこのままで寝ます♪」
真姫「え、ちょっと…本気?」
ことり「真姫ちゃんは、イヤ…?」ウルウル
真姫「も、もう…今日だけだからね…」
ことり「ありがとう、真姫ちゃん♪」
真姫「お、おやすみ!」
ことり「おやすみなさ?い。」
30:
数日後
@廊下
海未「おや、真姫。」
海未「あれから、成果はどうですか?」
真姫「そうね…」
真姫「少しずつだけど、マシにはなった…のかな。」
海未「ふふっ。ええ、そのようですね。」
海未「今日も、ことりの家ですか?」
真姫「ええ、私の練習がてら、衣装作りの手伝いね。」
海未「そうですか…」
真姫「ことりって…すごいのね。」
真姫「ちゃんと宿題もして、私にも付き合ってくれて。」
真姫「それなのに、衣装つくってバイトもして…」
真姫「あんなに頑張ってるのを見ると。」
真姫「頭があがらないわ。」
海未「ええ、そうですね…」
海未「いつも普通にしてますけど。」
海未「ことりほどの努力家はそういないですよ。」
海未「では、私はこれで失礼します。」
真姫「ええ、またね。」
31:
真姫「…ふふっ。」
真姫(いつのまにか、喋れるようになってきてる。)
真姫(ことりのおかげね。)
真姫(いつか、恩返ししなくっちゃ♪)
真姫(それに…)
真姫「……あれ、ことりと…穂乃果?」
………………
穂乃果「へえ?。真姫ちゃん、素直になってきたんだ!」
ことり「うん♪いま、二人で衣装作ってるんだよ♪」
穂乃果「いつの間に仲良くなって…このこのっ。」
ことり「く、くすぐったいよ穂乃果ちゃん…」
穂乃果「…でも、穂乃果の事も忘れないでね?」
ことり「もちろん♪」
穂乃果「ことりちゃん、大好きっ♡」ギューッ
ことり「穂乃果ちゃぁん…」
穂乃果「…あれっ?真姫ちゃんだ!」
穂乃果「おーい!真姫ちゃーん!!」
真姫「…」スッ
穂乃果「あれ?気づかなかったのかな?」
ことり(真姫ちゃん…?)
33:
…………………………
ことり「真姫ちゃ?ん!」
真姫「!…」
ことり「さっき、穂乃果ちゃん呼んでたの気づいた?」
真姫「…いいえ。」
ことり「…真姫ちゃん?」
真姫「今日…行くのやめておくわ。」
ことり「え…?」
ことり「どうして?」
ことり「ことり、何かしちゃった…?」ウルッ
ことり「ねえ、真姫ちゃ「いい加減にして!!」
ことり「真姫ちゃん…?」
真姫「もう、練習はこれで終わり。」
真姫「今までありがとう。」
ことり「…どうして!?どうしてそんなこと言うの!?」
真姫「ことりなんて…」
真姫「ことりなんて、大っ嫌い!」タッ
ことり「まき…ちゃん…」グスッ…
34:
次の日
ことり「!あ…真姫ちゃん…」
真姫「…」スッ…
海未「真姫…」
…………………
海未「真姫!」
真姫「…海未。」
海未「どうしたのですか?」
真姫「なにがよ…」
海未「ことりとの事です!!」
真姫「何だって良いでしょ…」
海未「よくありません、真姫。」
真姫「もう、ほっといてよ!!」ダッ
海未「真姫、何があったんですか…」
35:
ことり's house
ことり「真姫ちゃん…」ウルッ
ガチャッ…
理事長「ことり…何かあったの?」
ことり「お母さん…」
…………………
理事長「そう…そんな事が…」
ことり「ことりには、なんで真姫ちゃんが怒ったのか分からなくて…」
理事長「そうね…」
理事長「もしかしたら、ことりが悪いのかもしれない。」
理事長「西木野さんが原因かもしれないけどね。」
理事長「…でもね、ことり。」
理事長「人生の先輩として言っておくけど。」
理事長「本来素直じゃない人からしたら…」
理事長「『嫌いじゃない』は最高の愛情表現なのよ?」
ことり「お母さん…」
『べっ別に…嫌いじゃないわ。』
ことり「…!」
ことり「お母さん、ありがとう!」タタッ
理事長「ええ、頑張りなさい。」
37:
@真姫's room
真姫「…」
コンコン
真姫ママ「真姫、入るわよ。」
ガチャッ
真姫「ママ…なに?」
真姫ママ「最近、あんなに楽しそうだったのに…」
真姫ママ「何があったの?」
真姫「友達と…けんか。」
真姫ママ「それは、友達が悪いの?」
真姫「…」
真姫ママ「もう少し、貴女は素直に…」
真姫「素直って何よ!」
真姫「こんな性格じゃ無理よ!!」
真姫「簡単にごめんなさいなんて言える訳ないじゃない!!」
真姫「全部この性格のせいよ!!」
真姫「もう…ほっといてよ。」
38:
真姫ママ「…じゃあ、そんな貴女をμ'sのみんなは放っておいたの?」
真姫ママ「貴女がパパにスクールアイドルをやめさせられそうになった時」
真姫ママ「あの子たちは何をしてくれた?」
真姫「…」
真姫ママ「貴女のそれは、ただ逃げてるだけよ。」
真姫「…」
真姫「でも…面と向かってなんて言えないわよ。」
真姫ママ「貴女にとって、気持ちを伝える方法はそれだけ?」
真姫ママ「自分に何が出来るのか。」
真姫ママ「真姫が何をしたいのか。」
真姫ママ「もう一度、よく考えてみなさい?」
真姫「…」
真姫ママ「クスッ…今日のご飯はトマトリゾットよ。」
真姫ママ「待ってるからね。」
ガチャッ
真姫「…」
真姫「…!」
カチャッ
pipipi…
39:
@ことり's room
ことり「とりあえず、真姫ちゃんにメール…」
ウワサーノチョコレートオーイシー
ことり「ひゃあっ!?」
ことり「真姫ちゃんからメール…?」
============
From:真姫ちゃん
To:ことり
------------------------
明日、放課後音楽室に来て
============
ことり「真姫ちゃん…」
40:
翌日
@音楽室
ガラッ…
ことり「真姫ちゃん…」
真姫「座って?」
ことり「うん…」
真姫「…」
ことり「…」
ことり「あ、あの、真姫ちゃ「ことり…」
真姫「この間は、ごめんなさい。」
真姫「いろいろ、伝えたい事はあるのだけれど…」
真姫「今の私じゃ、素直にまだ言えないの。」
真姫「だから…この歌を、聞いてほしいの。」
ことり「うた…?」
真姫「ええ…カバーソングだけど…」
真姫「私の想いを、歌に込めたから。」
ことり「はいっ。」
41:
キィ…
パタン
真姫「…」
真姫「すぅ…」
僕は知ってるよ ちゃんとみてるよ
頑張ってる君のこと
ずっと守ってあげるから
君のために歌おう
当たり前と言うけど
当たり前じゃない
頑張ってる君のこと
ちゃんと分かってあげたいから
君のためのラブソング
真姫(ちゃんと…届いてくれるかしら?)
真姫(今はまだ、口では言えないけれど…)
真姫(お願い…)
真姫(ことりに、届いて…)
たまにはけんかもしちゃうけど
すぐに泣いちゃう君だけど
ことり(真姫ちゃん…)
幸せって意味を教えてくれた
君に感謝したいから
ちょっとてれくさいけれど
君のために歌おう
この広い世界で君に会えたなんて
奇跡だと思うのさ
ずっと大切にしたいから
君のためのラブソング
43:
真姫(ことり…笑ってる)
真姫(私の気持ち…)
真姫(本当の気持ちを、知ってほしい)
たまには会えない日もあるけど
寂しがりやの君だけど
ことり(真姫ちゃん)
ことり(ちゃんと…伝わってるよ?)
僕は知ってるよ ちゃんとみてるよ
頑張ってる君のこと
ずっと守ってあげるから
君のために歌おう
僕も君もいつか老いていくだろう
おじいちゃんおばあちゃんになっても
ずっと守ってあげたいから
君のためのラブソング
真姫「君のために歌おう?♪」
45:
カタンッ…
ことり「真姫ちゃん…」
真姫「…ことり。」
真姫「私に付き合ってくれて、ありがとう。」
真姫「素直になれたかは微妙だけど…」
真姫「何よりも、あたたかい気持ちになれた。」
ことり「…」ウルッ
真姫「…」
真姫「私ね?このままの自分でもいいかなって。」
真姫「そう…思うようになったの。」
ことり「え…?」
真姫「だって、世界に一人だけ。」
真姫「私のことをちゃんと見てくれる人がいたら。」
真姫「このままでも…十分かなって。」
ことり「…」
真姫「…私には、この方が合ってる気がするわ。」
真姫「だから…これは、素直になれない私が。」
真姫「たった一つ、素直に言えること。」
真姫「アナタが好きよ、ことり。」
48:
ことり「え…?」
真姫「…もともとは。」
真姫「アナタにこの想いを伝えたくて、希に相談したんだけれど。」
真姫「…まさか、伝えたい人に教えてもらうなんて。」
真姫「思ってもみなかったわ。」クスクス
真姫「…だけど、これで良かったのかもしれない。」
真姫「近くで見ることりは、思ってたよりも。」
真姫「いいえ、思ってた以上に、魅力的だったから。」
真姫「あのときの告白は予想外だったけどね。」クスッ
真姫「…大好きよ、ことり。」
真姫「手を取っては…もらえないかしら?」スッ
ことり「ことりは…」
ことり「ことりは、好きでもない人のことで悩んだりなんかしません!」
ことり「好きでもない人とくっついて寝たりしません!」
ことり「返事は…『はい』以外ありえません!!」ギュッ
真姫「ことり…」
49:
ガラァッ
「うわっ、ちょっと…」
ガシャンッ…
真姫「…どういうこと?」イラッ
にこ「…に、にっこにっこにー♪」
真姫「はあ…全部聞かれてたのね…」
海未「すみません、真姫。」
海未「止めたのですが…」
絵里「何言ってるのよ、海未。」
絵里「貴女が一番そわそわしてたくせに…」
海未「え、絵里!!」
真姫「全く…これじゃあ台無しじゃない…」
ことり「えへへ…///」
凛「ねーねー真姫ちゃん!」
凛「さっきの曲、凛たちにも教えてほしいにゃー!」
穂乃果「うん!すっごい良かった!!」
穂乃果「やっぱり真姫ちゃんの歌はうまいよ!!」
真姫「穂乃果…」
希「まーまー真姫ちゃん?」
希「上手いこといったやん?」
真姫「ま、まあね…」
50:
にこ「ねえ、真姫ちゃん。」
真姫「なあに、にこちゃん?」
にこ「アンタさっき、世界に一人だけ自分を分かってくれたら良いって言ってたけど…」
にこ「ここにいるみんなは、そのつもりみたいよ?」
真姫「え…」
真姫「みんな…」
穂乃果「そうだよ、真姫ちゃん!」
穂乃果「穂乃果たちみんな、真姫ちゃんのこと大好きなんだから!!」
穂乃果「ね?海未ちゃん♪」
海未「そうですね…」
海未「どうやら、そうみたいですよ、真姫?」
真姫「穂乃果…海未…」グスッ
花陽「ま、真姫ちゃん!?」
真姫「大丈夫よ、花陽…」
真姫「そうね…私も。」
真姫「みんなのことは…」
真姫「嫌いじゃないわ。」
ことり「真姫ちゃん…」クスッ
ことり(この言葉の秘密は、ことりだけの物なのです♪)
ことり(真姫ちゃん、だぁ?いすきっ♡)
おわり。
51:
おつおつ
甘々空間でよかったよ
5

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1秒1,000億フレーム、鏡で反射する光をハイスピードカメラがとらえた

嫁と出かけると男女の能力差を感じて衝撃を受ける

意識高い系とかいう嫉妬心を隠せる便利ワード

【画像】安室奈美恵(37)の現在wwwwwwwwww

どの車会社のもセダンとなると本当におっさん臭いデザインの車しかないよな

【驚愕】1秒間に1000億フレームの撮影が可能で光が飛ぶ様子も撮影できるカメラが誕生

読んで「ああ、やっぱり俺は漫画家にはなれないな」と実感させられた漫画ある?

凄まじいほど馬鹿な姉がDQNネームつけようとしている・・・

んとね、山火事みたいなタイトル

ヤフオクで詐欺られてしまったんだが・・・orz

妹が飼った犬(シーズー)の世話を午前中だけ全部、俺がやれって言ってくるんだが

年末ジャンボ7億とかよく考えたらマジキチだよなwwwwwww

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