【閲覧注意】後味の悪い話『御殿場事件』back

【閲覧注意】後味の悪い話『御殿場事件』


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0:
童話の「赤い靴」の話を知ってる人いますか?
自分はあまり覚えていなんですが
主人公は貧乏でいつも素足で生活していたところ、母親が死に葬式の時
にはく靴を買いに町に行くとどうしてもきれいな赤い靴がほしくて買っ
てしまった。そこから忘れてしまったんですが、
主人公はお金持ちに育てられることになり、ある日舞踏会にその靴を履いて
行くと、勝手に足が踊りだして、ついには自分の意思では踊りを止める
ことができなくなり、足を切ってしまう話だったような・・・?
後味も悪いし、意味がわからなかったような・・・
34:
>>30
私の記憶でも、「葬式用の黒い靴を買ってきなさい」と言われたのに、店先で見つけた赤い色の靴がどうしても欲しくてたまらない。
そして結局赤い靴を履いて参列。不謹慎な!と怒る周囲の人間だったが、少女はかえって自慢げに振舞う。
しかしその靴は呪われていて……というような内容だったような気がしてた。
子供向けのかわいい絵柄の、今もよく見る童話のシリーズ絵本だったので、>33の言うように
日本の子供たちでも理解しやすいよう葬式ってことにしたのかな。
32:
「赤い靴」、wikiから転載。
少女カーレンは、自分の赤い靴がはきたくてたまらない。
戒律上無彩色の服装で出席しなければならない筈の教会にも赤い靴を履いて行き、養い親の老婦人にたしなめられる。
それでもまたカーレンは教会に赤い靴を履いていく。老婦人が死の床についているときにさえ、カーレンはその靴を履いて舞踏会に出かけてしまう。
すると不思議なことにカーレンの足は勝手に踊り続け、靴を脱ぐことも出来なくなる。カーレンは死ぬまで踊り続ける呪いをかけられたのだった。
夜も昼もカーレンは踊り続けなくてはならなかった。とうとう呪いを免れるため首斬り役人に依頼して両足首を切断してもらう。
すると切り離された両足と赤い靴はカーレンを置いて、踊りながら遠くへ去ってしまった。
心を入れ替えたカーレンは不自由な体で教会のボランティアに励む毎日を送る。
ある日、眼前に天使が顕現し、罪を赦されたことを知ったカーレンは、法悦のうちに天へ召されていった。
50:
ある日、卵かけご飯を食っていると、母親が来て一言
「アンタ、卵アレルギーだったのよ」と…
長年謎だった痒みの原因が判明した。
53:
>>50
『だったのよ』ってw
こういうの好きだw
74:
子供の頃読んだ「水滸伝」がちょっと後味悪かった。
胸のすく活躍を見せた主人公たち後半次々と死んでいき、
最後には謀略にかけられ全滅。
マンガで読んだけど「なんだこれ?」って感じだった。
75:
>>74
ああいうのって、中国人は好きなのかもね。あえて正義がやられることへの悲しみとか
憤懣とか。
ブルースリーとかデビュー時のジャッキーとかの映画も、悪いやつらを倒しても
結局、最後は敵の援軍が銃を持ってやってきて、撃たれつつ「劇終」だったりする
もんね。
その敵ってのが日本軍だったりするから、思想を植えつける意味合いもあるんだろうけども。
81:
>>74
スレ違いになってしまうけど…
『水滸後伝』というその後のお話もあるから興味があったら読んでみ
中国人も主人公たちの大半が死んでしまうのが嫌だったのかどうかは知らないけど
生き残りの好漢たちが外国に渡って、そこで幸せに暮らすという話だから
82:
野田たみ樹のデビュー漫画「影忍」て後味悪かったよ。
忍者の重太は、残酷で人情の通わない忍者世界に嫌気がさし、抜け忍者となる。
抜ける時、自らを犠牲にして見逃してくれたのは、小さい時から
一緒に修行してきた親友。重太は心に傷を負いつつ、逃亡の旅へ。
ある時、追っ手から逃れながら隠れた古い堂で、重太は阿九という少年と知り合う。
阿九も、追われる身だった。武器は長槍。小さい時から恵まれない人生を強いられ、
生きるためにスリにかっぱらい、殺しに強盗、何でもしてきて、
今では幼いながら賞金首だという。重太はあきれつつ、旅路をともにする事になる。
助けたり助け合ったりしながら、あての無い二人の旅は続く。
時にはどっちかの追っ手が襲ってくるが、協力してかわしたりする。
だがある日、今までとはケタ違いの忍者の一団がやってくる。
足をいためていた阿九は次第にピンチとなり、追いつめられる。
その時、重太は今まで絶対しなかった事をする。
自分だけなら逃げられたのに、引き返し、ためらう事なく阿九を背中でかばった。
気が付くと、重太の心臓を槍が貫いていた。それは阿九の槍だった。
すっくと立ち上がる阿九。その周りに集まり、ひかえる忍者たち…。
「おらは、11代目影忍がしら 影の阿九……」
阿九は手強い重太を倒すため、自ら賞金首となった。
似た境遇が相手を油断させ、いつかスキを見せるのを待っていたのだ。
刺された重太はもう何もしなかった。ただ、悲しい目で懐から爆薬を出した。
「俺は…そんな事、思いもしないで…」導線に火をつける重太。
「ただずっと、お前と一緒に旅をしたい…なんて…」
爆薬は、正確に重太の頭部だけを吹き飛ばした。佇み、涙を流す阿九。
「お互い、悲しい世界に生まれつきましただヤ…重…太…」
その声が、忍者たちに聞こえたかどうかは判らない。
その後、時代が動くにつれ、闇の世界の住人である影忍たちも次第に忘れられ、
歴史の中にその姿を消して行ったのであった。
少年マガジンの新人賞受賞作で、なかなか読ませる人だったんだけど
後で改名してラブコメとか描いてた。
今どうしてるのかな。
85:
作者はかわちゆかり。タイトルは失念。掲載されてたのは異様に分厚い少女漫画雑誌。
ストーリーはこんな感じ↓(半うろ)
主人公は厨房か工房。
自分の家のマンソンの屋上は花火大会を見るのに丁度いい。
そこでこの夏転校してしまう友達と一緒に花火をみる約束をした。
その当日、待ち合わせに遅刻しそうになった主人公は、前方不注意で、
階段で近所のお姉さんとぶつかってしまう。
数年後、ファミレスでバイトをする主人公。
いつもご飯を食べにくる男性に惹かれ、手作り弁当を渡すなどしてアピール。
男性も主人公に惹かれていくが、どこか暗く、主人公を拒絶する。
過去、男性は結婚をしていた。
奥さんは彼の子供を妊娠していたが、ある出来事で流産してしまい、
自殺してしまっていた。
以来、自分を責め続ける男性は、女性と交際できずにいたのだ。
察しがよい人はわかると思うけど、ある出来事とは、
主人公が花火大会の日、階段でお姉さん(=元奥)とぶつかったこと。
真実を知った主人公は自分を責めてみたり、
奥さんが生きていた頃「許す」ような発言をしていたことがわかったり、
なんだかんだと主人公と男性はくっつくのだが、
なをだかそれ違うやろ!て感じ
110:
>>85
かわちゆかり著
出会わなければよかった
2004年10月13日 発行
【19歳。愛をつらぬくために】の中に収録。
94:
「何でも鑑定団」は始まってからよその局でも「お宝鑑定モノ」番組が始まったが、
福留が司会を務めた番組が後味悪かった。
ゲストが二組、世界中を飛び回り与えられた予算内で値打ちの有りそうなモノを買ってきて、
スタジオで鑑定をしてもらい、高かった方がその品を貰えるのだけど、
行った先で元の持ち主って大切なものだってのに、金積んでしつこく頼んで、断られても断られても
居座って「売ってくれ売ってくれ」と粘着するの。
日本人の恥さらしだ。
96:
>>94
その番組ってさ「絶対大切にしますから」と騙して譲り受けた貴重な品を
視聴者プレゼントにしちゃってたんだよね。
すぐに批判がいっぱい来て博物館や美術館に寄付する方針に変更したけど。
最初のいくつかは価値も分からない素人の手に渡ってしまったわけで
大事な品を譲ってくれた人の気持ちを考えると胸がイタイよ…。
105:
昨年TVで見たドキュメンタリーの話
冒頭は、裁判所に向かう4人の青年達とその家族の映像。
彼らには数年前に発生した集団暴行事件の容疑がかかっており、これからその判決を受けに行くのだ。
事件が起こったのは2001年9月16日、場所は御殿場駅近くの公園。
その日、近所に住む女子高生が深夜に帰宅した際「知り合いの高校生に集団で暴行された」と両親に訴えた。
少女の証言は
 ・学校帰りの駅で少年達に会い、「帰宅が遅くなる」と自宅に電話させられた。
 ・その直後、両腕を掴まれて駅近くの公園へ連れて行かれた。
 ・そこで1時間ほど彼らと話をするが、その後集団暴行を受けた。
当然両親は警察に通報。
警察は少女の証言に基づき、男子中高生10人を逮捕した。
厳しい取調べに少年達は次々と犯行を自供し、少女の証言通りの自白調書が作成された。
106:
ところがその後、少年達は全員証言を翻した。
自白は警察に強要されたもので、事件には全く身に覚えがないと言い始めたのだ。
その裏には、少年達の家族の必死の調査があった。
彼らの調査により、事件の時刻には少年達全員にアリバイがあることが分かったのだ。
 ・少年達の一人はアルバイト先におり、タイムカードにも記録が残っていた。
 ・他の少年達は同時刻にファミレスにおり、店員もそれを憶えていた。
しかし、警察は家族が結託して証拠をでっち上げているとしてまったく取り合わず、少年達は刑事裁判にかけられる。
だが、ついに決定的な証拠が見つかった。
少女の携帯の通話記録には、自宅へ電話した数分後に別の所へ電話している事が記録されていたのだ。
(その時刻には、少女は両手を掴まれて公園へと連行される途中のはず。)
電話の相手は違う町に住む会社員。
彼はいわゆる出会い系サイトで少女と知り合い、事件の日の夜は少女とデートしていたと証言。
しかも少女は「帰宅が遅くなる言い訳として何か理由をでっち上げる」とも話していたという。
この証言で少女の話の信憑性は一気に失墜し、事件は一転して警察が強要した冤罪の可能性が濃厚になってきたのだが・・・
ここで前代未聞のことが起こる。
107:
突然、少女が以下のように証言内容を変えたのだ。
 ・暴行を受けたのは最初に言った日の一週間前、つまり9月9日だった。
 ・デートした会社員に迷惑をかけたくなかったので事件の日を偽ったが、暴行は確かに受けた。
 ・無理やり公園に連れて行かれたというのも嘘で、声をかけられたのが嬉しくて自分からついて行った。
 ・暴行された時刻も最初の証言とは違っていた。
普通なら、こんないい加減なことをすれば裁判自体が成り立つはずがない。
だが、なんと裁判所はその前代未聞の訴因の変更を認めてしまった!!
これで、少年達の家族が必死に集めたアリバイはすべて無駄になってしまうことに・・・
しかしその後、9月9日はとても暴行など行える日ではなかったことが判明する。
 ・この日は台風の影響で朝から断続的に雨が降っており、事件の時刻にも1時間当たり3mm程度の雨が降っていた。
 ・この雨は現場近くの複数の雨量計で観測されていた。
 ・同時刻に現場付近で交通事故にあった人がおり、その人も傘が無ければ出歩けない状態だったことを証言。
しかし公園の芝生に押し倒されたはずの少女は、事前に「服が濡れた記憶は無く、傘も差していなかった」と証言していたのだ。
この雨については番組内でも検証を行い、2?3mmの雨の中で傘も差さずに1時間も外にいれば服はビショビショに濡れ、芝生に倒されれば服は草だらけになることを実証した。
そして少年達は、この日にもアリバイがあったことを主張し、事件自体が架空のものと訴えた。
108:
ここで冒頭へつながる。
逮捕当時は高校生だった彼らも二十歳を過ぎ、青年になっていた。
事件のために高校は辞めされられて就職もできず、数年間を棒に振ってきた彼ら。
「だがそれも今日で終わり。信憑性の欠片も無い少女の証言を裁判所が信じるはずがない。無罪判決は間違いない。」
そう確信なかがら青年達は裁判へ臨んだ。
結果は・・・・懲役2年の実刑判決。
裁判長(ちなみに女性)は、少年達のアリバイを完全無視し、雨についても「付近の雨量計で観測したからといって、現場で降っていたとは限らない」と、よく分からん理由で一蹴。
(番組内で気象の専門家が「科学的根拠を無視している」と憤慨していた)
裁判官は、物証が皆無の中で唯一と言っていい検察側の武器・・・少年達の自白調書を「一貫性がある」として採用し、判決を下したのだ。
しかし、自白調書は少女が証言を変える前に作られたもので、事件日という最も基本的な事柄をはじめ、少女の「変更後の」証言と違っている所が幾つもあるのだが・・・
判決後、収監される青年達を乗せたバスを、家族が泣き叫びながら追いかける・・・
ここで終わり。
----------------------
どう見ても、自己中の馬鹿女が適当にでっち上げた与太話を鵜呑みにして手抜きの恐喝捜査を行った警察が、メンツを守るために検察や裁判所に裏から手を回して・・・・としか思えない。
これが我が国の裁判の現状だと思うと、後味の悪さもひとしおです。
まあ、自分が同じ立場にならないよう祈るしかないですね・・・
112:
>>108
本当の話か?これ・・・。
数年間棒に振ったって言っても高校生?20前半ってのは人生の中で一番貴重な時期だし、
高校中退なんてのは一生ついて回るからな・・・。
>裁判長(ちなみに女性)は、少年達のアリバイを完全無視し、
「付近の雨量計で観測したからといって、現場で降っていたとは限らない」
えーと、つまり裁判長は木の下か公衆トイレで暴行したとでも言いたいんだろうか。
ってかアリバイ完全無視なんて可能なんですか?
それにしても痴漢冤罪とか、特に後味が悪いよな、満員電車なんか
怖くて乗れねぇよ・・・。
574:
>>108
これって実話なの?番組的に都合よく歪めたんじゃなく?
こんなの有り?
つか判決下した裁判官を訴えることはできないんだろうか。
そんな基地害にこれからも裁判させるってヤバすぎる。
2001年の話なら今でも過った判決乱発してそうだ。
118:
静岡の事件だよね
県内ニュースでは結構特集されてたな
125:
ちょっとぐぐったらこの裁判長いろいろ問題ありみたいだね。
沼津支部の高橋祥子裁判長
126:
御殿場事件だっけ?
http://ja.wikipedia.org/wiki/御殿場事件
158:
物語の主人公は小学生の少年。あまり仲の良くない姉がいる。
ある日、2人は何者かに拉致されてしまう。
気付くと、窓1つない狭苦しい部屋に2人一緒に閉じこめられていた。
ドアには鍵がかかっており出られない。
部屋の中にはなぜか汚い水が流れる溝があり、時折、人間の
バラバラ死体のようなものが流れてきて、それに怯える2人。
ある時弟は小柄な体を生かし、溝を通って隣の部屋に行く。
その部屋も自分たちのいる部屋と全く同じ構造で、女性が
閉じこめられていた。
何だかんだで姉弟は、このような部屋が全部で7つあり、
それぞれに1人ずつ拉致された女性が閉じこめられている、
そしてある順番で毎日1人ずつ殺されている(死体は溝に流される)、
空いた部屋には新しく拉致された女性が補充される、
というルールが存在することを発見する。
翌日は自分たちが殺される番だという日、
脱出する方法を考えながら、2人は初めて心を通わせる。
160:
訪れる、2人の殺される日。
殺人鬼がチェーンソーを持って部屋に入ってくる。
姉がタックルを仕掛け、殺人鬼が怯んだ隙に
弟が外に出てドアに外から鍵をかけてしまう。
そして、他の部屋に閉じこめられた人たちを救出する。
姉は救い出せない。
姉を救い出そうとドアを開けてしまうと、殺人鬼も
出てきてしまうからだ。
殺人鬼のチェーンソーのうなる音と、姉の勝利の高笑いが
ドアの向こうから聞こえてくる。
弟は脱出しながら考える。
姉はとんでもなく残虐な方法で殺されるだろう。
全ての計画を狂わせてしまったのだから…と。
乙一の「Seven Rooms」。
殺人鬼の正体も目的も明らかになっていないうえ、
最後の後味の悪さと来たら('A`)
178:
「この子の七つのお祝いに」
最後のどんでん返しがなんともいえない脱力感になった。
180:
>>178
くわしく教えて欲しい。
すごい気になる作品なんだよね。ネタバレとかも全然おkなのでお願いします。
184:
>>180
うろおぼえながらオチの部分だけ…。
舞台はたぶん終戦直後。
奥さんと生き別れになった男が別の女との子供を授かるものの、これが流産。
そんな中、男は生き別れの奥さんと再会して女の元を去ってしまう。
男と奥さんの間には女の子が生まれるが、男への復讐に燃える女が
赤ん坊を誘拐。その赤ん坊(主役)は女(母親だと思ってる)から
男への復讐を徹底的に叩き込まれつつ育てられる。
そしてラスト。ついに男と対峙した主人公だが、自分の本当の素性を明かされ、
驚愕のあまり半狂乱となり泣き叫ぶ…。
とかそんな感じ。
血なまぐさい映画で、自分の中ではホラーに分類されます。
188:
「この子の七つのお祝いに」は、何が後味悪いって
主演の岩下志摩本人が主人公の若い頃も演じていたことだ。
三つ編みにセーラー服、白いソックスの岩下志摩。
見てはいけないものを見てしまった気にさせられるw
主人公が母親と信じていた女性を演じていたのは岸田今日子で
あの声で、「お父さんを恨むのよ…」という台詞は
一度聞いたら忘れられない。
幼女時代の(これはさすがに岩下志摩が演じているわけではない)
主人公の顔に焼け火箸を押しつけながら「お父さんを恨むのよ」
そして、主人公が七歳になった時に、一緒に寝ていた布団の中で手首を切って自殺。
血塗れで目覚める幼女時代の主人公。
愛しすぎた男を憎むあまり、その子供を誘拐し
その子にトラウマを植え付けるという復讐方法が非常に恐ろしい。
後味が悪いというよりひたすら恐ろしい映画だった。
実は、あまりにもはまりすぎて原作本まで読んでしまったのだが
原作本の方は、最初に事件を調べていた人が語り手として物語りが始まるのだが
その人、途中で死んじゃうんだよ。
引きこまれる文章で、感情移入しながら読んでいたからゾーッとした。
映画も原作もトラウマ度高い逸品だと思う。
189:
>>188
あれ、岩下志摩のセーラー服って、これにもあったのか。
おいらは「悪霊島」で、三つ編みセーラー服の
岩下志摩の写真が出てきたシーンで、うわっと思った記憶があるよ。
なんか、そういう趣味だった時期でもあるんかな?
218:
今日のブラックジャックも無理やりハッピーエンドにしてて後味悪かったなー。
227:
>>218
詳細よろ。
タイトルだけ見たんだが、ピノコが高校受験する話?
このスレでも何度か出てるけど、原作を無理矢理ハッピーエンドにするのは、
また別の後味悪さがあるよね…
230:
>>227
受験失敗して、幼稚園も「二度とくんな」までは原作と同じ。
しかしその後、和登さんのはからいで週一回、一時間だけ
あのドンドラキュラみたいな先生呼んで特別授業してもらえることに。
わーよかったねーピノコちゃんってな絵に描いたハッピーエンド。
238:
>>230
詳細を有難う。
しかし、何なんだその絵に描いた様なハッピーエンドは…
原作では、ハッスルピノコってな題のやつだよね。
最後、BJの何ともいえないヒトコマが印象的で、
畸形嚢腫を人間として再生させたことに対する僅かな苦悩っていうか、
普通の女の子の人生を、困難なしには歩めないピノコに対する生みの親としての煩悶?(うまく言えないけど)みたいなのが感じられたが…
そういう余韻は全部吹っ飛んだ訳か。後味悪。
BJに限らず、アニメ化ってのはどうしてこう、下手に手を加えたがるのか…。
259:
東京伝説の「プリンのおじちゃん」というのが後味最悪だった。
主人公は家賃の滞納を回収する仕事をしていた。
あるワンルームマンションの家賃を一年近く滞納している女の回収をまかされ、
主人公はそこに何度も通うがその女に会うことすらできないでいた。
ある日、部屋に電気がついているのをみて、部屋のドアをしつこくノックしていると
ようやくドアが開いた。しかし、そこにいたのは女ではなく三つか四つの男の子だった。
「開けてはいけない」といわれていたのにドアを開けてしまったことに泣き出す男の子。
慰めながら入った部屋はゴミだらけ、おまけに部屋の真ん中に引かれたタオルケットには
小さな赤ん坊が猫とともにノミにたかられながら寝ていた。ともかく男の子から
母親のいそうな時間帯を聞き出すと、主人公はその部屋を後にする。
翌日、再び訪れるが母親はいなかった。食事すらまともに食べていないのか、お土産にと
買ってきたプリンを「おいしい、おいしい」とひどく喜んで食べる男の子。
主人公はそんな男の子に同情しながらも、「お母さんにここに電話してと言って」と
電話番号を書いたメモを渡し、さらにわかりやすいところに伝言を残して去っていく。
しかし翌日「住居侵入罪で告訴する」と母親から電話があり、主人公は会社から叱責され
その担当を外されてしまう。それでも気になった主人公は何度かその家を訪れたが、
もう二度と扉が開くことはなかった。
季節がかわったころ、偶然、その傍を通りかかった主人公は部屋に行ってみた。
ノックをしたがやはり応答はない。たまたま出てきた隣の部屋の人に会った主人公は
その部屋は空き部屋になったことを聞かされる。「引っ越したのか?」と聞くと隣の人は
「母親は捕まった。子供を死なせたから。上の子供がプリンのおじちゃんを待つんだって
ベランダによじ登って外を眺めているうちに落ちてしまった。それから母親は色々と調べられ
捕まってしまったからもういないんだ」と教えてくれる。
後味が悪いっていうか、切ないっていうか、読んだあと何とも言えない気分になった。
281:
実際に生き埋めになった人の体験談を読んだが
埋まってる人からは外の声が聞こえてるのに、助けようとしてる人達からは中の人の声が聞こえてない。
何が嫌って外にいる親や兄弟の
「○○(埋まってる本人の名)はもうあかん、諦めよ」って声が聞こえてきた時だとか。
298:
>>281
聴覚だけは最後まで残ってるって言うし、
危篤状態でも変なことしゃべったらだめだよね・・・
293:
つのだじろうの恐怖新聞も後味悪かった。
主人公の鬼形礼が最後に天国へ行ったと見せかけて、
ラストは新聞配ってた。
295:
>>293
天国じゃなくて、地獄に落とされそうになったところを守護霊に助けられたんじゃなかったっけ?
それから鬼形は霊になって恐怖新聞を配るようになったと記憶しているんだが。
まあ、鬼形自身は何も悪いことをしていないのに無残な死に方をしたんだから、後味は決してよくないのだが。
299:
うん。以前、母が内臓の病気で手術した時、
麻酔が効きすぎて、手術の後なかなか目が覚めなかった。
看護婦さんに、もう脳は起きてるはずだから、いろいろ話しかけるように言われた。
それで、手術は成功したよ、とかみんな待ってるよとか言ってたんだが
3時間もすると話が尽きた。同じ事言ってもどうかと思ったので、
最近実は付き合ってる子がいる事とか、母の財布から子供の時500円取ったとか、
面会時間終わるまで、思いつく事しゃべりまくった。
翌日、行ってみると目覚めた母が点滴をしていた。ああ良かったと思ったら、
「言ってた事はぜーんぶ聞こえてたヨ」とムスっとされた。
いや、目覚めたから良いんだけどさ。笑い話でいいけどさ。ああ後味悪かった。
313:
スレが後味悪くなりそうなのでので投下。ガイシュツぽいけど。
「魔法使いのチョモチョモ」寺村輝夫
おうさまシリーズの長編。
ある日王様のところに魔法使いのチョモチョモがやってきて、
遊び足りない王様のために王様を霊体にしてしまう。
翌朝、魔法が解けるはずが何故か解けず王様は幽体離脱状態。
眠ったままの王様を起こそうと大臣たちは看病して、そして
王様の霊体が体に入っていないのに王様の身体が復活。
しかしその王様はとても乱暴で、大臣たちを困らせた。
それで大臣は王様の身体を殺そうとするけれど、そうすると王様の本体が……。
最後にはチョモチョモがうるさい大臣とか王様とか消しちゃって終わり、みたいな話。
うろ覚えだけど、結局問題は何一つ解決しないで終わるところで後味悪い。
他の「おうさまシリーズ」も結構悪いの多いよね。
314:
>>313
えっ王様とか大臣死んだん?
王様シリーズ好きだったけど、その話は知らんかった。
315:
>>314
王さまシリーズは好きだった。(今でも好きだが)
大臣は消えたには消えたけど、それぞれの話はつながらないから大した問題じゃない。(王さまが一人で進める話を除いて、大臣が登場しない話はない)
王さまシリーズは
・王さまが無茶をする→問題発生→平和解決
・王さまが不思議なもの(物/者)に遭遇→不思議な体験→ぼんやりと夢オチのように終わり
の2パターンがあるよな。(融合型もあり)
前者は「木の上にベッド」「王さまタクシー」「算数の時間です」など。
後者は「魔法使いのチョモチョモ」「王さま消防隊」「夢の中で夢」。
融合型としては「王さまレストラン」がある。
工房になってから読むと、結構面白いな。
321:
王様シリーズって読んだことないけど
つまりバカ殿みたいなモンですか。
326:
>>321
まあ「わがままな王さまが、毎回色々なことに挑戦する話」だな。そこから話が発展していく、と。
ただし王さまは「権力を使って何もかも支配する暴君」ではなく、「まるで子供のような王さま」と言うのが正しい。
家来達も一応敬語は使うが、大人として子供に接するような態度をとることもある。
バカ殿よりものんびりした話。
327:
>>326
王様は耳かきが大好きで、いろんな人の耳かきをするの。
あまりに耳かきをするので大臣も召使も左右の耳が繋がっちゃうくらい。
…とそこまでしか覚えてない。何の事件が起こってどう解決したんだったかな???
とにかく「耳が繋がっちゃうのかよ!!コエーガクブル」と思った印象しかないw
332:
今、後味の悪い思いをした。
スーファミのロマンシングサガ3で大体こんな話。
主人公がある村の村長に、生贄を差し出したくないので洞窟に居る怪物を倒して欲しいと頼まれる。
洞窟へ案内される主人公。しかし入ったとたん村長に閉じ込められてしまう。
出たければ怪物を倒すか自分たちが生贄になるか…
最深部まで行くと怪物の正体はネズミたちの群れと判明。
大量のネズミたちに勝てるわけもなく入り口へ戻ると村の娘が岩をどけてくれる。
「私には冒険者を目指して旅に出た彼が居るんです。彼のことを考えるとこんなことはどうしてもできない…」
その後村を再び訪れるとその彼女が生贄になっていた。
333:
>>332
せっかくの生贄を逃がしたから身代わりにされるんだよね。
後味悪いのは、その彼が盗賊の下っ端に成り下がってしまって村に帰るに帰れなくなっていることだな。
350:
2300年未来への旅 
70年代によく作られたディストピア物映画(理想郷が実は・・・って奴)のひとつ
過去スレにあった年齢制限社会ネタのひとつでもあるんで書いてみます
1/3
23世紀、汚染やら何やらで絶滅しかけていた人類の生き残りは「ドーム」を造り
出生から死まで完全に管理されたハイテク社会に引きこもって楽しく暮らしていた。
制約はただ一つ、人口調整のため30歳までしか生きられない事。
住人の手の平にはランプが埋め込まれていて、これが点滅しだすとタイムリミット。
そうなると「新生の儀式」を受けて消滅しないといけない。
みんな儀式で消滅した人間はまた生まれ変わると信じている。
もちろんそれに疑問を抱いてドームから逃亡を図る者も出てくるが、
逃亡者はサンドマンという特殊警察に抹殺される掟になっている。
新生を信じている側からすれば、生まれ変わりの可能性をむざむざ捨てる
逃亡者は理解できない存在だ。
主人公はサンドマンの一人。逃亡者狩りをスポーツみたいに楽しむ一方で
新生の儀式に多少の疑いも持っていて、それを同僚にたしなめられたりもする。
ある時、始末した逃亡者が持っていた奇妙なアンクをコンピュータに見せると、
これは「隠れ逃亡者」のシンボルで、大勢の逃亡者が彼らの手引きで
ドームの外にある「聖域」という場所に逃げていると告げられる。
新生せずに生きているらしい人間の存在や、
何もないと教えられてきたドームの外にあるという場所に驚く主人公に、
更にコンピュータは逃亡者のふりをして聖域に潜入し破壊しろとの極秘命令を下す。
主人公がまだ30歳になってないので逃亡する理由がないと返すと
「調整します」のひとことでいきなりランプが点滅を始める。
任務が終わったら戻してくれますよね?と尋ねても答えは無し。
351:
2/3
主人公は偶然出会っていた女性が逃亡者と同じアンクを身に着けていた事を思い出し、
彼女に会って逃亡の手引きを頼む。
女性はサンドマンが逃亡するはずがないと最初は拒むが、
主人公が逃亡者を見逃すのを見て信用する。
一方それを目撃した同僚は、逃亡者を殺し主人公を追い始める(任務の事は知らない)。
ドームの地下にある隠れ逃亡者のアジト(聖域ではない)に案内され来た主人公。
主人公がこっそり場所を知らせていたせいでサンドマン部隊が突入してきて
アジトは阿鼻叫喚地獄になるが、主人公と女性だけは逃げ延びる。同僚は後を追う。
地下通路を渡ってエレベーターを上るとそこは氷の洞窟。
寒さに凍えていると一体のロボットがやって来る。
ロボットに案内されて洞窟の奥に行くとそこでは逃亡者たちがみんな氷漬けにされていた。
ロボットは魚やプランクトンを獲って貯蔵していたんだが、それらがいなくなって
困っていた所に逃亡者たちがやって来たので替わりにしていたらしい。
主人公たちも氷漬けにしようとするロボットを倒して外に出るとそこは一面の荒れ野。
手の平のランプを見ると光が消えている。ドームのコントロールの外にいる…自由だ!
山を越え川を渡り歩いていくと遠くに高い塔や街らしいものが見えたので、
あれが聖域に違いないとそこに向かう二人。辿り着くとそこはワシントン市の廃墟。
リンカーンの像を見て「これが老人と言うものか」なんて感心したりする一行だが、
そこにはドームの外で生き延びていた人間の最後の生き残りらしい独りの老人と
大勢のネコがいるだけだった。聖域なんて存在しなかったと悟る主人公。
追ってきた同僚を返り討ちにした後、みんなに事実を知らせようと決意する。
道中、老人からは建物からネズミがいなくなった事や川に魚がいなくなった事、
結婚や埋葬などドームでは失われていた制度の事などを聞かされる。
352:
3/3
ドームに戻った主人公はあっさり捕まり、コンピュータに尋問を受ける。
しかし聖域は無い、逃亡者はみんな氷漬け、等等の事実を受け入れられない
コンピュータは何故か暴走、隙を見て戒めを解いた主人公はコンピュータを破壊。
すると機能の狂ったドームが崩壊し始める(脆っ)。
爆発するドームから逃げ出した住人たちは外で待っていた老人に出会い、
これから新しい世界が始まるんだって感じで終わり。
最初に書いた通りディストピア物なんで、似非ユートピアをぶっ壊して
人間本来の姿を取り戻してハッピーエンド・・・と言いたいんだろうけど、
魚も獣もガンガン絶滅していってるらしい世界で
管理されて暮らしてきた数千の住人が生きていく事なんて出来るのか?
主人公は「30歳を過ぎても生きられるんだ!」ってアジってたが
病気や飢餓で多くが30歳前に死んでしまうんじゃないか?
とあまりに能天気な投げ出し方が後味悪かった訳ですよ。
調べてみるとどうもドームは汚染された世界が回復するまで人類を隔離する施設らしくて
そうすると漫画版ナウシカに近い展開(影響与えてる?)なのかもしれない。
あれも予定された未来を全部ぶち壊して、絶滅のリスクを犯してでも
自分らの力で生きていく、みたいなラストだもんな。
でも自分のやってる事の残酷さを理解してたナウシカと違って
こっちの主人公はその辺を全然悩まないんだよな・・・
以上長文スマソでした
452:
「仄暗い水の底から」はラスト5分がなければ名作なのになぁ。
団地に住む母子が子供の鞄を見つけることが事件の発端で、いろいろな怪奇現象に会う。
実はその鞄の持ち主の少女は屋上の貯水タンクに沈んで亡くなっており、
最後に母が貯水タンクまで行って少女の遺体を見つけてハッピーエンドかと思ったら
エレベータの中で少女の霊?に捕まって自分の子供の目の前でアッチの世界に引きずり込まれてしまう。
この、少女の霊ってのはちょっと笑えるんだけど目の前で母親を失った子供の叫びがなかなか悲しくて
そこで終わればナイスな後味悪いホラーだったのに、そのあと高校生に成長した娘が偶然廃墟になった
この団地に戻ってきて、そこで時空の歪みみたいな場所に入り込んで母の霊と対話するんだ
物語的には救いがあるのかもしれないけど安っぽくてイラネーと思った。
単純に娘が大きくなって一人でも強く生きているシーンがあればよかったんじゃないかと思う。
468:
>>452
あの最後の5分は、さらに救いなくしてるんだよー。
「主人公とお母さんが話せて良かった良かった」じゃなくて
少女の霊にまだお母さんが縛られてて成仏できないってやつ。
576:
小林泰三の短編
高地に行くほど時間の流れが早くなり、
低地にいくほど時間の流れが遅くなるという世界の話。
上の村から下の村を望遠鏡で見ると、
下の村の人はめちゃくちゃのろのろと行動してるように見える。
上の村の少年は、年に一回の祭の見物にやってきた
下の村の少女と恋に落ちる。
また一年経ったらくるねと少女は言うが、
下の村にとっての一年とは上の村での100年。
もうあの子には会えないんだろうなと少年は思う。
経緯は忘れたが、少女は下の村の崖から落ちてしまう。
低地に行くほど時間の流れは遅くなる。
上の村から望遠鏡で少年は崖を見る。
落ちて行く少女はまるで空中で静止しているかのように見えた。
そして、少年が老人となった今でも
崖から落ちつづける少女の姿が見えていた。
これ見た夜に、映画風に小説が夢の中に出てきてうなされた
永遠に浮いてるように見えても本人にとっては一瞬なのかな、
それともやっぱり永遠に落ちていくような感じなのかなとか妄想したら恐かった
577:
「海を見る人」だな
581:
勝手に補足
墜落死じゃないんよ
崖じゃなくて運河からの墜落
で、下が海なんだが、海面(特異点)に近づくほど時間の流れがゼロに近くなるので、
観測者からは永遠にその少女がゆっくり落ち続けてどんどん引き伸ばされて見える
うーん、もどかしい
「玩具修理者」「肉食屋敷」の小林泰三が書いたなんて信じられないくらい切ない話
583:
星新一のショートショート。
仕事一筋に生きてきた資産家の男が、理想の女性を求め幼い少女を引き取る。
少女は美しい花の咲き乱れる温室から出ることもなく、嘘を言う言葉も知らず
男だけを見て愛情を捧げ、妖精のように育っていく。
しかし、幸せな2人だけの日々は男の病死により突然終わる。
執事が男の替わりに食事を運ぶが、言葉を知らない少女は見知らぬ人に怯え、
食事を取ろうともしない。
執事の努力も空しく、少女は日に日に衰弱し、男の死も理解しないまま眠る
ようにこの世を去る。
星さんのショートショートは結構後味の悪いモノが多いけど、自分的にはこ
の話が一番嫌かも知れん。
純粋な愛を求めた末の行いが監禁育成つーのはなんか納得いかん。
584:
>>583
まあそれを淡々と書けたことが星新一のすごい所なんだけど。
後で思い返すと胸糞なんだけど、読了感はえらくあっさりしてるから平気で数冊読める。
I.アシモフの「夜来たる」より
ある惑星、そこは夜が来ない惑星だった。
その惑星には、いくつかの太陽が有って、そのために夜が来ない。
一方、その惑星から発掘される史跡には、不思議な周期性があった。
2000年ごとに大きな文明が灰になっている層がある。
その原因は何か?黙示録のように伝わる聖書では、
「暗闇」が来て、「星々」が現れるためだと言う。
また一方で、暗闇を走るジェットコースターが、いくつかの精神異常者を生み出し、
そのために閉鎖になったと言う事件があった。
400年かけて万有引力の法則を生み出した天文学者たちは、聖書のことと、
月による惑星の摂動、それらから、20049年に一度、唯一つだけ太陽が出ているときに、
その太陽に月による短時間の日食が訪れるために、この惑星に「夜」と呼ぶべき
光が無い時間が訪れると考えた。それが人を狂わせ、光を求めた群集は文明を燃やしてしまうのだと。
しかし、その解釈はカルト化した宗教に受け入れられず、二つの勢力は衝突する。
それに、その解釈は暗闇を走るジェットコースターにおいても、狂わない人間もいたということにより少数派となる。
「たいまつ」を発明し、いくつかの避難所は作ることに成功したが。
そして衝突の中、日食は起こり、暗闇が訪れる…
が、人々が狂ったのはその暗闇の所為ではなかった。
空中に、地球から見える量の数倍の星が瞬く所為であった。
常に昼であったその星は、「星」と言うものを全く知らなかった。
故にそれは彼らにとって、それはとても大きなダメージを与えたのだ。
さらに真の「夜」の暗さ、恐ろしさはジェットコースターの比ではなかった。
そして燃やされる文明…狂いつつある科学者が松明の火を落としてしまう所で話は終わる。
586:
>>584
オチがいまいちどういうことなのかわからないが、
惹かれる話だ。
ジェットコースターは夜ほどには暗くなかったっていうこと?
587:
>>586
つまり、夜が訪れた時の暗闇が、想定の範囲外で、予想以上に押さえつけられるようであった。
さらに伝説の脚色だと思っていた星々の光が、とんでもなく恐怖と畏怖を与えるものであった…ってこと。
その気が狂ってくる描写がものすごく後味を悪くしてくれる。
597:
>>583
星といえば小学生の時読んだボッコちゃんは後味悪かったな・・・
知ってる人多いと思うけど一応内容は、
あるバーのマスターが美しいロボット「ボッコちゃん」を作る。ボッコちゃんの返事は「そうですね」とか「はい」(ここらへんうろおぼえ)
しかできないが、お酒を飲んでそれを取り出して再利用できる。
つまり店の客の相手をさせて儲けることができるという仕組みだった。
ある日鬱な男が薬を持ってバーにくる。男はボッコちゃんに一緒に死んで欲しいという。
もちろんボッコちゃんの答えはイエス。喜んだ男はボッコちゃんの酒に薬を入れ、それを飲むボッコちゃん。
バーのマスターも他の客に誘われ一緒に酒を飲んでいた。
数時間後、人気が全く無くなったバーの中でボッコちゃんだけが動いていた。
担任が星好きでマジオヌヌメ言うから読んだが、小学生にはショックが大きかったよ・・・・
585:
建物に入ってりゃ大丈夫じゃね?
587:
なんか難しいな、行数以内にまとめるって。
このスレに書き込んでる人、文才あるよ。
>>585
話の舞台になっているのは、天文台。科学者は日食の観測記録を取ろうとしてるわけ。
だから避難所はそのまま残るような印象を与える終わり方だけど、
そこに伝わる伝承が、次の世代のカルトになるような感じを与える。
こればっかりは読んでもらわないと伝えきれない。
色々文明崩壊物を読んだけど、一番破滅的で絶望的で、後味が悪かった。
588:
海外ドラマ『サード・ウオッチ』
一応レスキュードラマなんですが、警察・消防・救急の主人公9名が原因で
窮地に陥る人や死亡する人が多すぎる。
第11話「孤独との戦い」から、救急隊員の後味悪い話。
救急隊員のドクとカルロスは通報を受けて、ある中国人一家のアパートへ向かう。
到着した隊員が見たものは、民族色豊か(もの凄く怪しげ)な部屋のベットに寝かされた少女。
高熱に苦しむ少女の顔面には、針治療用の針が何本も突き立てられている。
(顔面針千本状態の異様な光景に、救急隊員のドクとカルロスはドン引き)
すぐに搬送しようとする救急隊員を、なぜか引き止める少女の母親。
母親は英語が話せないので、隣人が何とか片言の英語で通訳するには
「父親が帰ってこないと病院には連れていけない」と言う。
(通訳した隣人は、英語も中国語も片言レベルだったと思う)
娘が苦しんでいるのに、母親は「病院は駄目」「父親が帰るまで待て」と
病院への搬送を頑なに拒否し続ける。
救急隊員の二人は少女の病状から「父親が帰宅するまで待てない」と判断。
母親が「連れて行くのは駄目ーー!」と泣き叫ぶのを振り切り、救急病院に搬送する。
589:
これで少女はまともな処置を受けられると、病院の廊下で安心するドクとカルロス。
ところが処置を始めた少女の容体が急変。
あっという間に心肺停止状態に陥った少女は亡くなってしまう。
投与された抗生物質に激しいアナフィラキシーショックを起こしたらしい。
少女が亡くなった直後に病院に駆けつけた少女の父親は、
「どうして娘のアレルギーについて説明できる自分を待たずに治療したんだ!」
と泣き崩れる。(父親は英語が話せたと思う)
母親は娘の体質が分かっていたから、父親が帰るまでの応急処置として針治療を施していた。
母親は東洋医学の信奉者でも、父親の言いなりになっている訳でもなかった。
英語が話せないから、救急隊員に説明する事が出来なかっただけ。(だから必死に搬送を拒んだ)
自分達の『正しい判断』が少女の死を招いた事に、ドクとカルロスはショックを受ける。
観ていた自分も「母親ヤバすぎ」とか思っちゃったから、後味悪かった…。
590:
父親も英語で娘の症状を書いたお守りとかドッグタグみたいなものを
娘の首からぶら下げるとか、母親や隣人に英語で書いた説明文を
手渡しといたらいいだけの話にみえるんだが。
599:
星はね……後味悪いのも多いけどいいのもいっぱいある。
特に「壁の穴」とかはオススメ(スレチなのでこれ以上は書かないけど)。
自分的に後味悪かった星の話は、
地球型惑星で知性体とあえた人類は、地球式の挨拶としてキスを教える。
その星の人は皆しっぽを持っていて、人類を歓迎してくれた。
歓迎会場に行く途中、嘔吐している人が多いと思う地球人。
そして会場について乾杯の音頭をとると、皆酒を尻尾につけて飲み始めた。
最初何が後味悪いのかわからなかったが、よーく考えると……。
ってとこが後味悪かった。
608:
>>599
最初?だったがようやく分かったw
さぞかし後味の悪い酒だったろうにw
611:
>>599
口だと思ってたのが肛門だったってこと?
679:
じゃ燃料投下。
山下和美の「不思議な少年」から。
南極大陸に冒険に出かけた船が故障して、乗組員はほぼ凍死して
生き残ったのは船長と密航者のみ。
貴族出の船長は密航者を忌み嫌うが、密航者は傷ついた船長の手当てをする。
そして回復した船長と密航者は助かるために
ボートを改良したソリで海沿いを彷徨うことに。
実は片足になった船長を気遣う密航者の顔に船長は見覚えがあった。
子どものとき近所にいた嫌われ者の浮浪者の親子にそっくりなのだ。
どうせ嫌われ者だし、自分も嫌っているからと船長は石を投げて
浮浪者の父の方を殺していたのだ。しかも子どもは生きていれば密航者くらいの年ごろ。
罪の意識に苛まれる一方、軽蔑するべき密航者に優しくされ戸惑う船長。
それから半年間、二人は南極を旅するがある時ボートが嵐で沈みそうになる。
そこで船長が「もし最後までとっておくとしたら何を残す」と密航者に尋ねる。
船長はこの時密航者の首にかかっている十字架がお前の父の形見だろうと
揺さぶりをかけるが、密航者の父は生きているという。
しかも、密航者の答えは「強いて言えば、船長だべか」。
生き残るためには密航者を捨てる気でいた船長は悔い改め、難を乗り切る。
そしてある時、イギリスの船が二人の目の前を通り過ぎる。
「助かった」と喜び勇んで手を振る船長を背後から密航者は銃で撃ちぬく。
やはり密航者はあの時の子どもで、幸せの絶頂の船長を殺すほど
激しく船長を憎んでいたのだった。
読み終わって激しく「そりゃねぇよ……」って思った。
694:
個人的に後味わるい。PSのゲーム「moon」。
ストーリーは主人公が夜中にゲーム「Fake Moon」をしているシーンからはじまる。
ゲームの舞台はドラゴンの呪いで月が輝きを失った世界。
しかしさすがに夜中ということもあって母親に怒られる主人公。
しぶしぶゲームをやめるとなにやらテレビの画面が光り、ゲームの中に吸い込まれてしまう。
わけのわからないままゲームの世界を歩き回ると、
さっきまでの自分が罪のないモンスターを殺しまわって旅をしているのを見つける。
ゲームの外側からと内側から見える勇者の違いに驚く。
疲れた主人公は眠りにつき、夢の中で月の女王に出会う。
月の女王から月の光を取り戻すために「ラブ」をあつめてほしいとたのまれる主人公。
いわれるとおりに様々な「ラブ」を探し、集めていく主人公。
ラブを集めて数日、今度は夢の中に「扉をあけて」と口々にいうゲームの人々が登場する。
わけもわからないまま、夢はゆがみ・・・主人公は何もわからないまま目がさめる。
695:
そしてやがて主人公は研究者ヘイガーに協力し、ロケットをつくる。
つくったロケットで月の女王に会いに月へ。
しかしロケットには勇者も乗り込んでおり、月の女王、月にいた罪のないドラゴンもろともきりつけてしまう。
画面には
「GAME OVER
continue YESorNO」
の文字が。
ここからがこのゲームのかわったところで、
YESを選ぶとそのままゲームは終了。
NOを選び、部屋の扉をあけるとゲームのなかの住人たちが解放され、現実世界にときはなたれる。
「扉をあけて」の意味はゲームの世界からの開放を意味していたもの。
こうして、最後には町の中に開放されたキャラクターがうつされエンディング。
ラストのメッセージは「ゲームばっかりしてないで外にでなよ」みたいな意味に取れる。
何が後味わるいって、住人のなかに自分がゲームの中の人間だと気付いてる人間がいるっていうこと。
気付いているのに何もできない。
それを知ってからゲームをやると、ゲーム全体が哀しげな感じがした・・・
また、「ラブ」を集める過程も後味の悪い話が多いのが印象的だった。
696:
タイトルは忘れたが短編少女漫画。
老人が飲み屋で酔っぱらっている。
彼はしきりに一人の女優の話を繰り返す。
彼女がどんなに美しかったか、どんなに素晴らしい女優だったか、彼女はどこへ行ってしまったのか。
手当たり次第に人に絡んで彼女の行方を尋ねている。
付き合いが長い女将の話によると、彼は有名なカメラマンだった。
有名な大女優と恋仲であり、仕事でもパートナーだった。
しかし女優はある日急に引退し、姿を消してしまった。
以降の彼は仕事への意欲も失い、ただ彼女を追い求める廃人となってしまった。
そして奇跡が起こる。
彼女が姿を現したのだ。かつての若く美しい姿のままで。
彼女は老人との再開を喜んだ後、去っていく。
老人はその姿に向けて、必ずまた会いに来てくれと懇願する。
697:
場面が変わって。
彼女が飲み屋の女将と会話をしている。
実は、彼女は女将の娘だった。
女将こそが、本当の女優だった。
過去を捨てた女将は老人にその事を告げずにいたが、
今でも自分を捜してくれる気持ちに打たれ、娘に身代わりを頼んだのだ。
娘も時を越えたロマンスに感激し、これからも老人を支えてあげたいと言う。
明日はお弁当を作って出掛けると、娘は張り切る。
698:
老人は一人、彼女の訪問を待っている。
女優との過去は、散々なものだった。
彼女はとても我が儘で傲慢だった。
付き合いきれなくなって別れを切り出したところ、怒り狂ってカメラマンの仕事も取り上げられた。
業界全体から干された彼は、仕事の当てもなく落ちぶれていった。
だから彼は彼女を捜していた。
美しかった女が、醜く老いて恥をさらしていれば鬱憤も晴れる。
年老いた姿をあざ笑ってやりたかった。
しかし女は今でも美しかった。
そんなことは許さない。絶対に、許さない。
------------------------------------------------------------
飲み屋の女将と老人の思い出の食い違いが、現実にありそうで後味悪い。
都合悪い話は忘れて思い出を美化するってありそうだ。
全く罪のない娘が可哀相。最後のシーン、あからさまに殺されそうだった。
720:
世界の中心で愛を叫ぶ(小説版)が後味悪い。
まとめるの苦手だから箇条書きで
全体的には主人公の朔太郎とヒロインの亜紀の純愛話。
朔太郎と亜紀はひょんな事で付き合いだし、色々と青春を謳歌する。
爺さんの頼みを聞いたりなんなりと二人の時間を楽しんでいるが、物語中盤頃、亜紀は白血病が発症して入院してしまう。
だが、白血病で亜紀が弱っても朔太郎はかわらず愛し続けていた。
その後も朔太郎は亜紀に愛を注ぎ続けていたが、しばらくするとついに亜紀にも限界がきてしまう。
今際の際で亜紀は「私が死んだら骨の粉をオーストラリア(うる覚え)に撒いてほしい」と、朔太郎に告げる。
物語終盤、亜紀の死後にも朔太郎は名残惜しくて粉を撒けないでいる。
話の流れ的には、朔太郎は亜紀の粉をずっと持ち続けるかのように書かれる。
だが、最後の1行は「朔太郎は新しい彼女ができたので粉を校庭に撒く」な事が書かれて終わり。
なんか最後で裏切られた感があって後味が悪かった。
わかりにくくてスマン。
興味をもったら原作を読んでみてくれ。
731:
>>720
なんだそのオチ…。
映画やドラマの方もそんな終わり方してんのかな。
736:
>>731
テレビは見てないが、映画は小説とほとんど別物。
映画は大人になった朔太郎が結婚前に故郷を訪れて、小説の頃(学生時代)を思い出していくようなストーリー。
小説にまったくでてこないキャラとかも出てくる。
オチは個人的には後味悪くないと思う。
後味悪くしたい(あるいは虚しくなりたい)なら小説版、単純に泣きたいなら映画版かな?
まぁ、人それぞれだが。
747:
オイディプスの刃 赤江瀑
主人公は三人兄弟の次男。父は資産家で刀の収集家、母は元調香師で今も趣味の範囲で香水を作っている。
父と母は再婚で、長男は父の、次男は母の連れ子、三男だけが二人の間の子供だった。家には出戻りの
叔母(父の妹)も同居していて、両親よりも兄弟達に口うるさかった。
毎年夏には家に研ぎ師の青年がやってくる。ひと夏滞在して、父の刀の手入れをするのだ。今年は特に妖刀
ともいわれる名品「次吉」が加わって、父も研ぎ師もその刀に夢中だった。
まだ小学生の主人公と三男は、逞しい研ぎ師の青年を兄のように慕っていた。母と青年がいつからか惹かれ
あうようになっていたのも知っていたが、その関係は男女の仲と呼ぶには余りにも繊細でプラトニックなもので、
不思議と嫌悪感を催す事はなかった。
しかしある晩、主人公は夜中に青年が叔母と絡み合っているのを目撃し、ひどく幻滅する。
翌日、昼寝の最中に悪夢にうなされた主人公が目覚めると、三男が庭で眠っていた青年の腹を次吉で
切り裂いていた。それを見た母は発作的に次吉を手に取り、胸を突いて死ぬ。更に父は三男を庇うため、
自分が二人を殺したという遺書を残し、割腹自殺する。なぜ三男がそんな事をしたのか、三男自身も混乱して
殺していないと繰り返すばかりで、結局要領を得ないままだった。
葬儀の席で、叔母は血の繋がらない主人公の引取りを拒否する。母の実家に引き取られた主人公は、
程なくして三男が姿を消したと聞く。
十数年後、小さなバーを経営する主人公の元に、長男から手紙が届く。調香師となってフランスに行った折、
大物調香師と一緒に居る三男を見た、顔も声も違っていたが、あれは間違いなく三男だった、という。来日した
調香師の愛弟子として付き従う男は、確かに三男を思い起こさせた。
748:
長男に会いに行った主人公は、そこで次吉を見て驚く。凶器として警察に押収されたはずの次吉が何故ここに
あるのか。実は名刀次吉を手放したくなかった父は、死ぬ前に凶器を他の刀にすり替えていたのだった。衝撃と
怒りで取り乱した主人公は、強引に長男から次吉を奪い去る。
主人公が次吉を手にしているのを見て、バーの従業員の青年もまた血相を変える。青年は研ぎ師の弟だった。
兄の死に不審を抱いた彼は、それを探るために主人公に近づいたのだが、今では心から主人公を慕っていた。
そんな折、長男が長年開発していた香水が発売直前に、全く同じ物が他社から発売されるという事件が起こる。
その事で長男は非難を浴びる。他社の製品を開発したのは、あの三男と思われる男だった。
主人公は彼にホテルの一室に呼び出される。彼はやはり三男だった。
主人公の前で三男は、顔を変えて渡仏して調香師になるためなら、身体を売る事は勿論、どんな汚い事でも
やった、自分は汚れた人間だと泣きながら語った。長男も三男も、かつて母が作っていた香水を再現したくて
調香の道に進んだのだった。同じ物が出来上がったのはそのためだった。
そして三男は、あの日、研ぎ師の青年を殺したのは主人公だったと告げる。
次吉を持ち出し、青年の腹に突き立てたのは主人公だった。物陰で見ていた三男は主人公が去った後、刀を
引き抜こうと柄を掴んだが、青年は自分で刃を横に引いたのだ。
主人公は混乱しながらも、次第にあの日の記憶が蘇える。次吉の刃の光に気が遠くなり、自分を見上げる青年に
「殺せ」と促された事・・・。人を催眠状態にする刀、それが次吉が妖刀と謂われる由縁だった。
749:3/

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