穂乃果「高校卒業後の進路？園田家に嫁ぎます！！」
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6：
海未｢ほんとに三者面談でそう言ったんですか？｣
穂乃果｢うん！｣
海未｢はあ｣
穂乃果｢？ため息なんかついてどうしたの？｣
海未｢私たちはもう高三なんですよ！？いつまでそうやってふざけているつもりなんですか！？｣
これは俺じゃないか
8：
穂乃果｢え？べつにふざけて言ったわけじゃないよ？｣
海未｢・・・先生はなんておっしゃいましたか？｣
穂乃果｢はは、まあ頑張れよって｣
海未｢・・・穂乃果の親はなんと？｣
穂乃果｢しっかり玉の輿しなさいよって｣
12：
海未｢はあ、まともな人はいないのですか？｣
穂乃果｢そんな変なこと言ってるかなぁ｣
海未｢あなたはちゃんとわかっているのですか？私のうちに嫁ぐということは私の了承をとる必要があると思わなかったのですか？｣
穂乃果｢じゃあ嫁ぎに行くのはだめなの？｣
海未｢そんなことは言ってないです。私は小学校のころから穂乃果と結婚することは決めていましたから｣
15：
穂乃果｢じゃあなにが問題なの？｣
海未｢高校をでたら嫁ぎにくる、というところです｣
海未｢私は大学には進学しようと思っています。たしかに、少しでも早く結婚したいという気持ちはありますが、私は穂乃果とのキャンパスライフをどれほど夢見ていたと思いますか？｣
穂乃果｢あ、そうだったんだ。ごめんね｣
海未｢それにです。私は将来的には園田の日舞や道場を継ぎますが、まだ当主ではないのです。もし、大学在学中に子供ができてしまったとき、私は大学を休学しなければならないどころか、子供を育てる見込みもたてられないのですよ｣
穂乃果｢やっぱり海未ちゃんはちゃんと私たちの将来について考えてたんだね｣
21：
海未｢希と絵里は大学にはいると同時に籍をいれました。たしかに穂乃果が焦る気持ちはわかります｣
穂乃果｢･･･｣
海未｢ですが、私たちには私たちの進むスピードがあると思うのです｣
穂乃果｢うん｣
24：
海未｢私は十年以上前からあなたのことを愛していました。そして、その気持ちは日に日に小さくなるどころか、大きくなっていくばかりでした｣
穂乃果｢そ、そんな風に言われると恥ずかしい///｣
海未｢わ、私だって恥ずかしいですよ///。でも、穂乃果は私が他のだれかに取られてしまわないかと、この感情が真実の愛なのかと不安なのでしょう？｣
海未｢だから、私の気持ちをちゃんと伝えておきたいのです。私は穂乃果を愛しています。これまでも、そして、これからの毎日ももっともっとあなたのことが好きになっていく。そう、私は思うのです｣
穂乃果｢海未ちゃん･･･｣
27：
海未｢それより、穂乃果の方は大丈夫なんですか？｣
穂乃果｢当たり前だよ！私も海未ちゃんのこと大好きだもん！えーっと、海未ちゃんみたいにしっかり伝えることはできないけど、海未ちゃんの好きよりも私の好きの方が大きい自信もあるよ！｣
海未｢ふふ、なら、結婚式は大学卒業までお預けですが、誓いは済ませておきましょうか｣
穂乃果｢うん！｣
穂乃果｢ことりちゃん！お願いしていい？｣
32：
ことり｢・・・うん！いいよ！｣ﾆｺﾆｺ
ことり｢健やかなるときも病めるときも・・・誓いますか？｣ﾆｺﾆｺ
ほのうみ｢｢はい！誓います！｣｣
ほのうみ｢｢ふふ｣｣
海未｢これで、私たちは永遠ですね｣
穂乃果｢うん！もちろんだよ！｣
ことり｢･･･｣ﾆｺﾆｺ
33：
終わりが決められない
>>34のひと頼む
1:NTR
2:真実の愛
36：
安価近かったな
>>37
43：
1
47：
ー卒業式ー
穂乃果｢私はこの三年間で、海未ちゃんという大切な人を見つけることができました。本当にこの学校に通っていてよかったと思います。卒業生代表、高坂穂乃果｣
海未｢うぅっ、ほ、ほのかぁ｣ｸﾞｽｯ
ことり｢ふふっ、二年連続で卒業生代表が公開告白なんて。来年も、かな？｣
凛｢え、ええー！？さすがに恥ずかしいにゃー｣
花陽｢うぅ、ほんとに、みんな卒業しちゃうんですね｣ｸﾞｽｯ
穂乃果｢ばな"よ"ぢゃーん"｣ｸﾞｽｯ
海未｢ま、まったく、あなたが一番泣いてどうするんですか？｣ｸﾞｽｯ
真姫｢まったく、最後までみっともないわねー｣ｸﾙｯ
凛｢真姫ちゃんも泣いてるにゃー？｣
真姫｢な、泣いてるわけ、ないじゃない！｣ｸﾞｽｯ
49：
海未｢さて、それでは私は下宿先にいってきますね｣
穂乃果｢うん･･･｣
海未｢そんな寂しそうな顔をしないでください。大学にはいかず、園田に嫁ぐまでの間、できる限りの親孝行をすると決めたのでしょう？｣
穂乃果｢うん･･･｣
海未｢ことりに私のいない間の穂乃果の監視を頼みましたから、しっかりとお義母様
に親孝行をしていなければ、私は怒りますよ？｣
穂乃果｢はは、気が抜けないね｣
海未｢当然です！｣
海未｢それではもう行きますね｣
穂乃果｢うん！」
ﾁｭ
海未｢いってきます！｣
穂乃果｢いってらっしゃい！｣
53：
海未｢ふう、この街も懐かしいですね｣
穂乃果｢うーみちゃーん！｣
海未｢穂乃果！わざわざ迎えにきてくれたのですか？｣
穂乃果｢当然だよ！｣
ことり｢海未ちゃん！｣
海未｢あ、ことりもきてくれたのですね！ありがとうございます！｣
ことり｢もちろんだよ！｣
55：
穂乃果｢さあさあ、こんなところで立ち話もなんだし、うちおいでよ｣
穂乃果｢ほら、これ見せてなかったよね。希ちゃんと絵里ちゃんの子供だよ。ほんと、かわいいよねー｣
海未｢おや、あの二人はもう子供ができたのですか。二人に似て美人になりそうですね｣
穂乃果｢あ、ごめん海未ちゃん。そろそろ店が混む時間だから、ちょっと手伝いにいってくるね｣
海未｢はい｣
57：
ことり｢･･･｣
海未｢そういえばことり、私がいない間穂乃果はどうでしたか？｣
ことり｢･･･｣
海未｢ことり？｣
ことり｢私、実は海未ちゃんのことずっと嫌いだったんだよね｣
海未｢え？｣
ことり｢ずーっと穂乃果ちゃんのこと我がもの顔で独占して、今もなに？穂乃果ちゃんがどうだったか教えて？ほんとにおこがましい｣
ことり｢せっかく穂乃果ちゃんのこと独り占めできてたのに、海未ちゃんなんか帰って来なかったらよかったのにな｣
63：
海未｢な、なにを、言ってるのですか？｣
ことり｢ちょっと、喋らないで？海未ちゃんの吐いた空気を、吸いたくないの｣
海未｢ことり・・・あなたという人は｣
ことり｢なあに？喋らないでって言ってるのがわからないの？｣
海未｢ことり！あなたは！｣
ことり｢ひぃぃ、ごめ、ごめんなさい、私が悪かったから、許して、海未ちゃん｣
海未｢え？｣
穂乃果｢う、海未ちゃん？なにしてるの？｣
ことり｢穂乃果ちゃん、助けて！私はね、普通にしてたのに、私のことが気に入らないって海未ちゃんが私に怒鳴ってきたの！｣
海未｢は？な、なにを｣
67：
海未｢ま、待ってください！穂乃果、今ことりの言ったことは嘘です！｣
ことり｢穂乃果ちゃん、信じて！｣
穂乃果｢・・・ねえ、海未ちゃん。海未ちゃんがいない間、ことりちゃんがどれだけ海未ちゃんのこと心配してたかわかる？｣
穂乃果｢そんなことりちゃんが、海未ちゃんになにかするわけないよ！｣
穂乃果｢海未ちゃん、しばらく会ってない間に変わっちゃったの？｣
海未｢っ！こ、ことり･･･｣ｷﾞﾘ
ことり｢ぴぃっ！｣
穂乃果｢海未ちゃん！｣
69：
穂乃果｢海未ちゃん、ごめん。今日はちょっと帰って｣
海未｢･･･わかりました。ただ、穂乃果。信じてください｣
ﾊﾞﾀﾝ
ことり｢ほらね？言った通りでしょ？大学に行ったら人が変わったようになる人もいるって｣
穂乃果｢う、うん。でも海未ちゃんがまさか｣
ことり｢海未ちゃんだって例外じゃないよ。むしろ今まで音の木しか知らなかったんだから、もっと変化は大きくなるんじゃないかな｣
穂乃果｢・・・もう一回、海未ちゃんとしっかり話そう｣
71：
ことり｢ねえ、穂乃果ちゃん。もしかしたら私にも悪いところがあったかもしれないの。だから、一緒に海未ちゃんに謝りに言ってくれる？｣
穂乃果｢うん！もちろん！｣
73：
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
海未｢穂乃果！｣
穂乃果｢おはよう、海未ちゃん｣
ことり｢おはよう、海未ちゃん｣
海未｢と、ことりも一緒ですか｣
ことり｢今日はね、謝りにきたの｣
海未｢え？｣
ことり｢もしかしたら、海未ちゃんが怒ったのは私もせいかもしれないと思って｣
海未(もしかしたら？)
ことり｢ねえ、私に悪かったところがあったなら、言ってほしいの｣
海未(は？は？なんですか、この状況？どうして、ことりが被害者のような)
74：
海未｢･･･｣
穂乃果｢海未ちゃん。やっぱりなにも言えないんだね｣
穂乃果｢私も、ことりちゃんから話を聞いた時、ことりちゃんに悪いところなんてないように思ったし｣
穂乃果｢私の知ってる海未ちゃんはこんなことなかったし、少なくとも理不尽に人を責めたときは、必ずあとで謝ってくれた｣
穂乃果｢海未ちゃん。残念だよ｣
穂乃果｢いこ、ことりちゃん｣
78：
海未(意味が、わからない。なにが、起こったのですか？)
ことり｢｣ｷﾞｭｯ
海未(あの女を穂乃果の腕に)
海未｢・・・ことり、穂乃果の腕から離れなさい｣
ことり｢｣ﾆﾔﾆﾔ
海未｢ことり！あなたは一体･･･｣
穂乃果｢｣ｼﾞｯ
海未(え？なんで？なんでそのような目を、私に向けるのですか？)
海未(あ、ああ、そうか。今のが、決まり手)
81：
ことり｢穂乃果ちゃん。私ね。海未ちゃんのことずっと好きだったの｣
穂乃果｢うん｣
ことり｢なのに、あんな、あんなこと･･･｣
穂乃果｢大丈夫。穂乃果は、ことりちゃんのこと、大好きだよ｣
ことり｢ありがとう、穂乃果ちゃん｣
ことり｢でも、穂乃果ちゃんもツライでしょ？穂乃果ちゃんにも、私がいるからね？｣
穂乃果｢ことりちゃん。ありがとう｣
87：
希｢いやぁ、凛ちゃんと花陽ちゃんの子供も可愛いなぁ｣
絵里｢でも、私たちの次女と同じ年に生まれるなんて、なんだかスピリチュアルね｣
花陽｢でも、二人ともペース早いよね｣
凛｢ほんとにゃー、今三人目がお腹にいるって｣
希｢えりちがお盛んやから｣
絵里｢こら｣ｽﾞﾋﾞｼ
にこ｢二人は変わらないわね｣
真姫｢ほんとに、全然成長してないんだから｣
四人｢･･･｣ﾆﾔﾆﾔ
にこまき｢｢な、なによ｣｣
四人｢べっつにー｣ﾆﾔﾆﾔ
89：
穂乃果｢ごめん！みんな遅れちゃった！｣
にこ｢遅いわよ！穂乃果、ことり！｣
ことり｢ごめんね。子供がこんなときに限ってぐずり始めちゃって｣
絵里｢あとは、海未だけね｣
ことり｢・・・海未ちゃんは、来ないんじゃないかな？だって・・・｣
海未｢すいません！遅れました！｣
ことり｢え？｣
希｢海未ちゃんが遅れるなんて珍しいなぁ｣
海未｢日舞があったので｣
海未｢で？ことり、どうして私が来ないと？｣
ことり｢あ、それは｣
海未｢ああ、ことり、私もこれからの一生をかけてでもあなたのことを愛しようと思いますので。どうぞ、これから長い付き合いになりますが、よろしくお願いします｣
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