雪歩「どうしよう、事務所のトイレに間に合わずプロデューサーの椅子にう○こしちゃった……」back

雪歩「どうしよう、事務所のトイレに間に合わずプロデューサーの椅子にう○こしちゃった……」


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1:
雪歩「まだ奇跡的に事務所の誰にも気づかれてない」
雪歩「でもうんこが見つかるのも時間の問題だよぉ……」オロオロ
P「ただいまー……ん? なんか臭くないか?」
美希「そう?」
春香「言われてみれば……」
千早「どこからのニオイでしょうか」
雪歩(ま、ま、ま、まずーーーい)
雪歩(ここは>>4と言って誤魔化さなくちゃ!)
4:
ぎんなん
7:
雪歩「あ、あの……銀杏じゃないですか?」
P「銀杏? ……あーっ、確かにそんなニオイな気もするな」
美希「ギンナンってナニ?」
千早「イチョウの種のことよ。中身が食べられるけどにおいがきついのが特徴ね」
春香「でも銀杏はこんなところにないと思うけど……」
雪歩「え、えーと、この時期いっぱい落ちてるから誰か踏んできた、とかぁ」
春香「あ、それはありうるね」
雪歩(助かりましたぁ……)
美希「でもなんかオナラみたいなニオイがするんだね、ギンナンて」
P「オナラというか……下品だが、犬のフンのニオイともよく言われてるな」
千早「やだ……」
P「す、すまんすまん」
10:
春香「……ちょ、ちょっと靴の裏確認しますね」
P「ん? なんでだ?」
春香「だって、銀杏が犬のアレのニオイってことは……踏んだのは銀杏じゃないかもしれないわけで」
美希「た、確かに踏んでたらサイアクなのー! ……あ、ミキは踏んでないみたい!」
千早「私は……ほっ、私も踏んでいなかったわ」
春香「みんな踏んでないみたいだね……アイドルが犬のアレ踏んで歩くってちょっとやだよね」
P「ははは……ん? どうした雪歩?」
雪歩「い、いえ……(なぜかうんこの方向に話が行ってしまいましたぁ……)」
美希「もーっ、ハニーがキタナイ話するからなの!」
P「わ、悪かったよ……」
雪歩(ほっ、話題がそれましたぁ)
律子「きゃっ!? ぷ、プロデューサーの椅子に……何か乗ってますけど、これって……」
雪歩(あわあわあわ)
11:
P「ん? どうした? ……なんだこりゃ、まさか……うわっ、ニオイはここからだ!」
春香「なんですか?」
P「見るな見るな! 女の子の見るもんじゃない!」
美希「何をそんなに……キャーーーッ! は、ハニー最低なの!」
千早「ひっ! ……こ、これは……な、なんですか。どういうことですか?」
P「違う俺じゃない! 俺は今戻ったばっかりだろ!」
雪歩(え、えーと、ここは>>13って言えば怪しくないはずですぅ)
13:
響の動物
16:
雪歩「あ、あのぉ……」
P「うわっ、雪歩には得に見せられんぞ!」
雪歩「いえっ、あの、なにがあったかは会話の流れから……」
P「そ……そうか……それでどうしたんだ?」
雪歩「も、もしかしてなんですけどぉ……響ちゃんの家族のなんじゃないかなって……」
P「動物たちってことか? なるほど、確かに動物といえば納得できる……響はどこだ?」
響「はいさーい、おはよーございまーす」ガチャ
P「あれ? 響、今来たばかりか?」
響「え? うん、今日は午後から仕事だから……」
雪歩(ぐぬぬ……あのデカ犬のせいにできると思ったのに失敗しましたぁ)
17:
響「……ん? なんかうんちのニオイがするさ」
P「こ、こらこら! アイドルがうんちなんて言ったら……」
響「でも動物と一緒に暮らしてるとうんちごときで狼狽えてるヒマなくなるぞ?」
P「そういうもの……なのか……。あ、そうそう、響の動物が俺の椅子にフンをしたのかと思ったんだが」
響「ええ? そんなことはないはずだぞ! 皆ちゃんとトイレでしかしないし、そもそも今来たばっかりだし……」
響「それに……」
響「そんなに大きいフンをする肉食動物はうちにはいないさー」
雪歩(な、な……なんてことを! お、大きいフンなんかしてないですぅ!)
雪歩(くちださないほうが怪しまれないのはわかってるけど、つい言ってしまいますぅ!)
雪歩「>>20」
20:
冷静に考えたらプロデューサーのうんこしかありえませんよね?
24:
雪歩「あの! 冷静に考えたらプロデューサーのうんこしかありえませんよね?」
響「ええっ?」
P「はっ!?」
千早「…………」
春香「……えー……」
美希「……」ムッ
P「違う違う! 俺じゃない俺じゃない! 俺が外から戻ってきてすぐ見つけたの見てただろ!?」
雪歩「そ、それがわざとらしいと思うんですぅ!」
雪歩「『誰かオナラしたー?』って最初に言った人が実はオナラしてたの法則にもあてはまりますよぉ!」
P「わざとらしいって……それにしたって俺がする時間なんてなかったろ?」
雪歩「じゃ、じゃあ……アイドルの誰かがしたとでも言うんですかぁ!」
P「えっ!?」
雪歩「はぁ、はぁ……うぅ……」
25:
P(確かに俺が頑なに否定すれば必然的にアイドルか小鳥さんがしたことになる……)
P(社長? 社長は今日は熱が出て休んでたはずだ……女の子のせいになってしまう)
P(アイドルがうんこしたと告発することになってしまう!?)
P(仮にアイドルでない小鳥さんがしたとしても、未婚の女性にとっては自殺ものの事実を暴かれたことになるし……)
P(それなら……響の動物のせいにするのがいいのか?)
P(いや、いくら動物といっても響にとっては家族同然だ。家族が人の椅子にうんこしたなんて濡れ衣を着せられたら……)
P(ということは……)
P(俺がしたと言ったほうがいい……のか……?)
雪歩(ゆきほほほ、悩んでます悩んでますぅ)
雪歩(ここで追い討ちをかけます!)
雪歩「>>29」
29:
うんこする男性なんて最低ですぅ!
32:
雪歩「うんこする男性なんて! 最低ですぅ!!」
P「……い、いや……」
春香「あ、あの……プロデューサーさんじゃない、ですよね?」
千早「……臭いわ。私、外に出てますから」
春香「千早ちゃん! ……ごめんなさい、私も出てます……」
P「あっ、ああ……」
雪歩(これできっと場の険悪さに耐えきれず『自白』してくれるはずですぅ)
美希「……なの」
P「え?」
美希「なんなの! 雪歩は言い過ぎなの! ハニーがしたなんて証拠はどこにもないでしょ!?」
37:
雪歩「ひっ! な、なに、急に……」
美希「さっきから聞いてれば、なんなの!? ハニーは今さっき帰ったばっかりなの雪歩も見てたのに!」
雪歩「でも……プロデューサーの椅子だよ? プロデューサー以外がどうしてプロデューサーの椅子で……」
美希「そんなの知らないの! 誰の椅子だろーが誰も見張ってなかった以上誰だって座れたしうんちもできたの!」
美希「っていうか雪歩、いつもはボソボソ喋るくせにさっきのはなんなの?」
美希「ミキ的にはなーんかハニーのせいにしたくて必死に見えるな?」
雪歩「え……ちがうよ……」
美希「ふーん」
雪歩「……な、なに……?」
美希「ミキはハニーがしてない証拠は呈示したよ。時間がなかったって」
美希「雪歩はハニーがしたっていう証拠、出せるの!?」
雪歩(ひ、ひえー、なにこいついきなりキレてるんですかぁ……)
雪歩(証拠って……あるわけないですぅ。プロデューサーうんこ説、ごり押しするか引っ込めるかどうしよう……)
雪歩「>>40」
40:
検便
42:
雪歩「け、検便……」
美希「は? なに?」
雪歩「検便、すれば、証拠になる……よ」
美希「なに? ケンベン?」
P「え、えーと、便……うんちのことだな、それを検査する健康調査が昔あったんだ。検尿のうんちバージョンだ……」
美希「ふーん、それをやればそこにあるのが誰のかわかるの?」
P「え、いや、どうだろうな……」
雪歩「でもこれなら時間がどうのより決定的な証拠になりますぅ」
雪歩(完璧すぎますぅ)
雪歩(……?)
雪歩(あああ! 決定的な証拠になったらダメですぅ! 私のだってバレちゃうよぉ!)
44:
美希「わかったの。じゃあそれしよ? 病院とかに持ってけばいいの?」
P「い……いやいや、いきなりうんち持ってって検査してくださいは無理だろ」
美希「でもこのままじゃハニーのせいにされちゃうの!」
雪歩「そ、そ、そうですぅ。プロデューサーのだって、し、し、証明するんですぅ」
雪歩(えーん、引っ込みがつかないよぉ)
P「……なぁ、もういいだろ二人とも。誰のだなんて重要じゃない」
雪歩(!?)
P「とにかく臭くて誰も仕事できないだろ。片付けるのが先決じゃないのか?」
美希「でも……でも、ハニー、雪歩に言われっぱなしなの……」
P「うん、でも美希がかばってくれたから俺は大丈夫だ」
雪歩「ぷ、プロデューサー……」
P「雪歩ももう気にするな。本当は誰のかなんてどうでもいいじゃないか」
美希「ハニーが、そういうなら……」
雪歩「>>46」
46:
そうですね、つい言い過ぎてしまいました。すいません……
48:
雪歩「そうですね、つい言い過ぎてしまいました。すいません……」
雪歩(ここは折れるのが得策ですぅ。これでうやむやにできましたぁ)
美希「……雪歩、その、ごめんなの。ハニーがいじめられてると思って」
雪歩「ううん、私こそ、確たる証拠もないのに……」
P「……うん、じゃあ片付けるぞ。美希、ティッシュ持ってきてくれ。雪歩はビニール袋頼む」
美希「はいなの!」
雪歩「はいですぅ」
雪歩(ふぅ、バレなくてよかった……)
小鳥「ただ今戻りましたー。さーてプロデューサーさんの机に仕掛けた監視カメラでもチェックするかな……」コソコソ
雪歩「えっ!?」
50:
小鳥「えぇえ? な、なにかしら?」
雪歩「いいいいま、あの、か、監視カメラ、プロデューサーの机って、ほ、ほほほんとですか」
美希「えっ? 今ハニーの机に監視カメラって言った?」
P「なんだって? 小鳥さん……」
小鳥「いえあの違うんです、そのー警備目的で! プロデューサーさんの机はほら、窓に近いですから」
美希「……いつからいつまでつけてたの?」
小鳥「えと、昨日の夜から今の今までです……」
雪歩「!?」
雪歩(……こ、これはまずーーーい)
53:
美希「……雪歩、聞いたの?」
雪歩「え、あ、や、あ、」
美希「証拠なの、確たる証拠があったの!」
雪歩「そ、そうかな、そんな都合よく写ってるかな……」
P「待てお前ら、犯人探しはしないって言ったろ!」
小鳥「犯人? 何のことですか?」
P「ええ、その……女性に言うような話じゃないですけど、かくかくしかじか」
雪歩(うえーん)
55:
P「とにかく犯人探しは禁止だ!」
美希「でも、ハニーの潔白が証明できるよ!」
小鳥「あの、まずは大人である私達から確認するというのはどうでしょう?」
P「小鳥さんまで……そもそもそれは盗撮ですよね、消してくれないと困ります」
小鳥「え、えーとそれはー」
美希「消す前にハニーかハニーじゃないかだけでも知りたいのー!」
雪歩(見られたら私の人生おわりますぅ)
雪歩(起死回生の一言を言わないと)
雪歩「>>59」
59:
盗撮するなんてプロデューサーが可哀想です!
60:
雪歩「盗撮するなんてプロデューサーが可哀想です!」
P「雪歩……」
雪歩「その、さっきはプロデューサーのこと責めましたけど……」
雪歩「でもだからってこんなのひどすぎます……プロデューサーに謝ってください!」
小鳥「う……そ、そうよね、反省してます……ごめんなさい」
雪歩「仕事中の光景とはいえ、人の行動を監視した動画なんて……」
雪歩「小鳥さん、そんなの……見るつもりなんですか……?」
小鳥「うぅっ……で、でも、犯人が写ってるかもって……そこだけ見たら消すわ」
美希「そうなの、ハニーがやってないって証明……」
雪歩「犯人探しはしないって約束ですぅ! ぷ、プロデューサーを信じるなら、そんなの不要なはずだよ……!」
美希「っ! …………それは……そうだけど」
P「……うん、じゃあ小鳥さん、録画したものを消してください」
小鳥「ほ、ほんとに消すんですか」
P「消して」
小鳥「ぴよぉ……」
62:
雪歩(よかったぁ……これでなんとか凌ぎきっ……)
響「ん? 雪歩ー、裾んとこドロついてるぞー!」
雪歩(うっそーん!?)
雪歩(ま、まさかそこについてるなんて……気づかなかったですぅ)
雪歩(なんとか誤魔化さなくちゃ)
雪歩「>>65」
65:
うんこです
69:
雪歩「うんこです!!」
美希「え?」
P「ん?」
響「は?」
雪歩「………………」
雪歩(ししししまったぁ?これじゃあそのままですぅ!!)
雪歩「ち、ちが、その、うんこじゃないですって言おうとして」
雪歩「そ、そう、椅子に近寄ったときについたのかも……」
美希「……雪歩がしたの?」
雪歩「し、し、してませんっ」
P「やめろ美希、犯人探しはしない約束だ」
美希「でも今自白したの! ハニーになすりつけようとしたくせに……」
雪歩「い、言い間違いなんですぅう……」
72:
雪歩「うんこじゃないです……うんこじゃ……」ジワァ
美希「泣いても許されないの!」
P「待て! 雪歩がしたと決めつけるんじゃない!」
美希「スカートにうんちつけてる人がなに言っても信用できないの!!」
響「……」オロオロ
小鳥「雪歩ちゃん、本当に雪歩ちゃんじゃないのね?」
雪歩「違いますぅ!!!」
小鳥「それじゃあ……この動画で確認しましょう。消す直前で良かったわ」
雪歩「………………え」
小鳥「プロデューサーさん、こうなっては仕方ないわ。雪歩ちゃんが可哀想よ」
76:
P「ですが、他の女の子のことも考えたらその動画を確認するわけには……」
雪歩「あ、あうあう……」
小鳥「ではこうしませんか? プロデューサーさんだけが一人で確認する」
小鳥「雪歩ちゃんじゃないことだけを、ここにいる人間だけに教える」
小鳥「ここでの話は誰にも言ってはいけない、墓まで持ってくことにする」
小鳥「……それならいいでしょう?」
P「……ですが」
美希「雪歩がしてたら、雪歩だったって言ってくれるならそれでいいよ」
響「じ、自分は……その、ごめん。雪歩の潔白を証明してほしいさ……」
P「……」
雪歩「>>80」
78:
すみませんでした私がしました
80:
>>78
83:
雪歩「す、すみませんでした……私がしました」
P「!?」
小鳥「ゆ、雪歩ちゃ……」
雪歩(男の人にウンチングを見られるくらいならバレたほうがマシですぅ……)
美希「ほんとに雪歩なの?」
雪歩「…………ぐすっ」
P「ま、まあ待て美希。他の女の子の恥ずかしい姿が俺に見られると思って言ったんだよな?」
雪歩「…………めそっ」
小鳥「ご、ごめんね雪歩ちゃん、私ったら配慮が足りなくて……」
美希「……雪歩、泣いてないでなんとか言うの」
P「こら、美希!」
美希「ほんとーーに雪歩がしたんだね?」
雪歩(二度言わせようとするとかしつこいですぅ)
雪歩「>>86」
86:
でも私の前にもう誰かしてあったんですそれに釣られて
91:
雪歩「でも私の前にもう誰かしてあったんですぅ……それに釣られて……」
小鳥「ふ、二人分あったってこと?」
美希「でも雪歩がしたのにはかわりないの、なのにハニーのせいに……」
雪歩「だから! プロデューサーのうんこの上に私がしたんだと思って……」
美希「な、なんなのそれ! だいたい何のためなの!?」
雪歩「え、えーと……」
雪歩(それっぽい理由は……そうだ、あれがいいですぅ)
雪歩「ぷ、プロデューサーのことが好きだったから……プロデューサーのうんこだと思ったら、その上にしたくなって……」
P「!?」
美希「…………なっ、なに言い出すの……?」
95:
雪歩「で、でも全然出なくて……ほんの少しだけ、ううん、オナラしか出なかったかも……」
雪歩「裾にうんこがついたのはきっとその時ですぅ……」
雪歩「ごめんなさいプロデューサー、動転してプロデューサーだけのせいにしようとしちゃいました……」
P「あ、いや、ああ……ええ?」
美希「……じゃ、じゃあハニーがしたの? ……違うよね?」
P「ああ……俺ではない。違う」
雪歩「そんなぁ……」
雪歩(変態っぽくなってしまいましたが……セーフですぅ)
98:
小鳥「その……どうします?」
P「……みんな、今ここで聞いた話は誰にも言ってはいけない」
響「う、うん!」
P「雪歩のこともだ。この件には今後も絶対に触れるな」
美希「ハニーがそれでいいなら……」
P「動画も消して、カメラは全撤去」
小鳥「ひーん」
P「それから……それから、雪歩は着替えるんだ。とりあえずジャージでいい」
雪歩「わ、わかりましたぁ」
10

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