希「つまりー、穂乃果ちゃんは今回の結果が八百長やった。って言いたいってこと?」back

希「つまりー、穂乃果ちゃんは今回の結果が八百長やった。って言いたいってこと?」


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1:
穂乃果「....」
真姫「そ、そんなことあるわけないでしょ!?ラブライブよ!?
 全国規模で行っているスクールアイドルの大会よ?
 そんなところで八百長なんて考えられないわ!!」
海未「わ、私もさすがにそれはないと思いますが...」
穂乃果「そうだよねぇ。
 でも前にさネットでスクールアイドルのこと調べてたときに出てきたんだよね
 前回の優勝者A-RISEはギャンブルで勝利して優勝を獲得したって。」
4:
――少し前――
海未「終わりましたか..終わりましたか...!!」
絵里「まだよ...」
海未「誰か答えてください!!」
真姫「それじゃ聞こえないでしょ!!」
にこ「そそそ、そうよ!!予備予選くらいで、な、なにそんな緊張してるのよ..」
希「そうやね...カードによると.....」
穂乃果「よると..??」
希「....」
穂乃果「だあぁぁぁぁ!!やっぱりぃぃ聞きたくなぁぁi」
花陽「きました!!!!」
5:
花陽「最終予選進出、1チーム目は....A?RISE!!」
 「2チーム目は...eAst heArt!!」
 「3チーム目は...みぃぃ...」
みんな「みぃぃ??」
花陽「Midnight cats!!」
みんな「あぁぁぁぁ...」
絵里「最後は!?」
花陽「4チーム目は........
 みゅううううぅぅぅぅ....」
みんな「みゅうううぅぅぅぅぅ???」
花陽「みゅうぅぅぅぅぅ
 
 タントガールズ!!」
6:
穂乃果「.....」
希「う、うそやろ...」
凛「凛たち、、、、これで終わりだにゃ...」
ことり「穂乃果ちゃぁぁん..」
海未「穂乃果....」
みんな「.......」グスン
絵里「....しょ、しょうがないわよ!私たち誰もが精一杯やってきた!!
 誰も後悔はしてないはずよ!!」
希「エリチ....」
花陽「そ、そうだよね...頑張ってやってきたよね!!
 ラブライブに出場できなくてもまだμ'sは終わりじゃないよね..」グスン
7:
にこ「...そ、そうよ!別にラブライブがなんだっていうのよ!!μ'sはμ'sじゃない!」
凛「で、でもぉぉ今回が..さ、最後のラブライブだったのに」
バシッ!!
凛「い、痛いにゃぁぁ!!真姫ちゃん何するにゃああ!!」
真姫「今のにこちゃん達の言葉聞いてなかったの!?
 今回確かに私たちはラブライブに出れなかったわ!
 でもそれだけじゃないでしょ!!
 μ'sは今まで通り活動するんだから!!落ち込んでる暇なんてないのよ!!」
凛「真姫ちゃん...」
にこ「そそ、そうよ!!全くラブライブくらいで騒いでるなんてまだまだね!!」
希「あれぇ?その割にはにこっち涙目になっとるでぇ?」
にこ「そ、そういう希だって目赤いわよ!!」
9:
絵里「そうね、真姫の言うとおりだわ。μ'sが終わったわけじゃないんだから!!
 ラブライブに出なくてもまたLIVEをやって少しずつμ'sを知ってもらいましょう!」
希「そうやね!!
 ほら花陽ちゃんも涙拭いて!」
花陽「...うん。ありがとう。。
 また練習頑張ればきっと大丈夫だもんね!!!」
凛「そうだにゃああ!!そのためにも練習するにゃああああ!」
にこ「まったく!落ち込んだりはしゃいだり騒がしい連中ねぇ」
凛「にこちゃんに言われたくないにゃあ!!」
にこ「ちょっとぉ!!」
海未「そうですね...ここでみんなで落ち込んでも結果は変わらないですし..
 ほら、穂乃果も元気だしてください!!」
穂乃果「」
ことり「穂乃果ちゃぁぁん(・8・)??」
穂乃果「....」
10:
絵里「穂乃果...?」
にこ「全く...出れなかったのは悔しいし落ち込むのもわかるけどもう結果は変わんないのよ!?
 さっさと切り替えて練習行くわよ!!」
穂乃果「そうだけど..こんなに頑張ってきたのに...
 出れないなんて..悔しいよ..うぇええええん」
ことり「穂乃果ちゃぁぁん(・8・)」
絵里「悔しいのはみんな同じよ。私たちもたくさん努力した、でも出れなかった。
 他のチームも私たちと同じようにきっと努力してきたんだと思う。
 私たちの努力が足りなかったとは思わないけど、他のチームのほうが
 私たちよりほんの少しだけ頑張ってきたのかもしれない。
 今はそう考えて気持ちを切り替えましょう。
 この間にも他のチームは練習してるのよ?」
凛「穂乃果ちゃん」
海未「穂乃果..」
穂乃果「本当に...そうかなぁ?」
みんな「えぇええ!?」
真姫「ど、どういうこと?」
11:
穂乃果「確かに絵里ちゃんが言ったように他のチームも頑張ってきた。
 それは間違いないと思う。
 でもさぁ、この間UTXでやらせてもらったLIVEの時私たちの評価はA-RISEに匹敵してた
 別に他のチームにいちゃもんつける訳じゃないけど何か引っかかるんだよね。。。」
希「つまりー、、穂乃果ちゃんは今回の結果が八百長やった。って言いたいってこと?」
穂乃果「....」
真姫「そ、そんなことあるわけないでしょ!?ラブライブよ!?
 全国規模で行っているスクールアイドルの大会よ?
 そんなところで八百長なんて考えられないわ!!」
海未「わ、私もさすがにそれはないと思いますが...」
穂乃果「そうだよねぇ。
 でも前にさネットでスクールアイドルのこと調べてたときに出てきたんだよね
 前回の優勝者A-RISEはギャンブルで勝利して優勝を獲得したって。」
凛「ギャンブルー!?」
絵里「ハラショォォ...何を言い出すかと思えば、、まさか今回の結果もA-RISEが
 ギャンブルで勝ったからって言いたい訳?」
12:
穂乃果「...うん、おかしいと思うかもしれないけど。。
 アイドルだけじゃない実際に世の中こういう大事なことも裏では賭け事とかで
 決めることがあるって。」
真姫「ナニソレ!!イミワカンナイ!!!
 大体仮にもしそうだったとしてももう結果は出てるんだしそれを証明しようがないわ!
 にこちゃんも何か言ってあげてよ!リーダーがこの様子じゃまともに練習もできないわ!」
にこ「...」
真姫「にこちゃん?」
にこ「あるのよ..実際にそういうの。。」
みんな「え?」
にこ「私みんながスクールアイドルやってるより長くやってるでしょ?
 だからそういう情報も昔からよく聞いていたのよ...」
絵里「でもさすがにそれだけじゃ..今回の穂乃果みたいにネットか何かで出回って
 噂になっているだけかもしれないわ..」
凛「凛もさすがにその情報は嘘だと思うにゃ..」
花陽「でも、、じ、実は私もよく聞くことがあるんだ..」
凛「か、かよちん!?」
海未「いい加減にしてください!もうやめましょう!この話は!!
 そんなの本当にある訳がないじゃないですか!」
31:
にこ「私が実際に賭け事で勝ったおかげで人気になっている知り合いを知ってるとしたら..?」
海未「えっ?」
にこ「Upricotってスクールアイドル知ってるかしら」
みんな「....??」
花陽「和歌山のスクールアイドルだよね??」
にこ「そう」
みんな「(さすが花陽..)」
にこ「私ねそのUpricotのメンバーの1人と小学生の頃から知り合いなのよ。
 彼女昔はこっち居たんだけど中学の途中で引っ越しちゃったから」
にこ「それから向こうでスクールアイドルとして有名になったんだけどね
 高2くらいの頃だったかしら....1度久しぶりに会ったのよ」
花陽「えぇえぇぇぇあのUpricotのメンバーと会えるなんて.....!!」
にこ「まぁ中学の頃は同じアイドル好き同士だったし仲がよかったのよ。
 それでね向こうが有名になってメディアに取り上げられてきた頃だったかしら
 どうやってそんな有名になったのか聞いてみたのよ...
 そしたら彼女は...」
32:
――高2の頃――
Upricot「もちろん練習よ!!毎日毎日頑張ったわ!!少しずつネットにPVとか上げて!!
 本当大変だったんだからぁ!!」
にこ「やっぱりそうよね..!!練習して少しずつ頑張るしかないわよね!!
 楽に有名になんてなれっこないし変なこと聞いちゃったわね!!」
Upricot「う、ううん....」
にこ「どうしたのよ、急に静かになっちゃって」
Upricot「.......」
にこ「なに黙ってるのよ!!アイドルならもっと元気にならなきゃ!!
 はい!にっこにっk」
Upricot「にこちゃんごめん!!」
にこ「え...?」
Upricot「実は私たちが有名になったのは実力じゃないの...」
にこ「.......はぁ?....どういうこと?」
Upricot「私たちが有名になったのは元々有名だった和歌山のスクールアイドルがなくなったからなの」
33:
にこ「はぁぁ........なーんだ!そんなことね!!別にだからズルだ!とか言うとでも思った?そこまでいったのは
 あんたが努力したからなんだし!ほら運も実力のu」
Upricot「違うの!!その有名だったスクールアイドルをなくしたのは私たちなの!!」
にこ「....」
Upricot「もちろん努力はしたよ?それで和歌山でも少しずつ有名になってきた...
 でも限界があったんだよ、いくら練習したって私たちはどこのメディアにも目を付けられない。。
 それだけじゃない、私たちよりあとに始めたスクールアイドルだって私たち何かより先にいっちゃうし...」
Upricot「それで偶然耳に入ってきたのよ、ギャンブルで勝てばもっと簡単に有名になれるって...
 最初は嘘だと思ってたの....でも....
 最後は和歌山で1番有名なスクールアイドルと勝負したわ...グループの解散を賭けて....」
にこ「あんたおちょくってんの!?そんなアホみたいな話聞いて、えぇそうだったんだ!!とでも言うと思った?」
Upricot「でもにこちゃんもスクールアイドルやってるなら聞いたことあるはずだよ
  A-RISEもギャンブルで有名になったって.....」
にこ「・・・・・っ!!!」
Upricot「にこちゃん、確かに練習を頑張って努力してそれでも確かに有名になれるかもしれない
 いや、本当にそうやって努力が実って有名なスクールアイドルもたくさんいる!!
 でも、、、実際、現実は・・・・」
にこ「・・・・・もういい」
Upricot「・・・ごめん」
34:
??????????????
海未「そ、そんなことが....」
希「な、何か信じがたい話やね....」
みんな「・・・・・・・」
絵里「........訴えましょう」
みんな「えぇ!?」
絵里「だってそうでしょ?メディアとかが関わってて、、それに今回のラブライブだって!!
 笑って済まされる話じゃないわ!!」
にこ「無駄よ....
 私だって最初に話を聞いたとき色々行動したわ...学校にも電話したし...脅迫まがいな事もした...
 でもそんなのすぐなかったことにされるのよ....メディアが関わってるだけじゃない
 これにはもう国が関わってしまってるのよ....」
海未「そ、そんな...」
絵里「・・・・・」
穂乃果「ならさぁ!私たちもA-RISEと勝負しようよ!!そのギャンブルで!!」
みんな「えぇぇぇ!?」
35:
花陽「それはいくらなんでも...」
ことり「ほのかちゃぁぁん」
絵里「それをするのは穂乃果が最初に言っていた八百長と同じことよ!!」
穂乃果「そうだけど。。でも私やっぱり諦めきれない!!
 これからギャンブルで有名になろうとかそういうことじゃない!
 確かにギャンブルをする時点でみんなと同じかもしれない・・・・
 でも私たちがA?RISEと勝負して更正させてあげようよ!
 こんなの絶対間違ってる!!だから私たちで変えよう!!」
真姫「ナニソレ!?本当にイミワカンナイ!!」
海未「穂乃果は考えが甘すぎます!!そもそも勝負するということはこちらにも何かしら代償があるんです!
 それにA?RISEが勝負を引き受けてくれるとも思いません!!」
花陽「そ、それに、仮に勝っても、、さっき真姫ちゃんが言ってたようにもう結果は出てるんだし
 変えられないんじゃ・・・・」
にこ「いや、、、もしかしたらできるかもしれないわ....」
花陽「えぇぇ!?」
にこ「さっき国が関わっているって言ったのはあくまで私の見解.....
 その国を動かすような大きな組織があるらしいのよ...
 政治家や芸能、警察からメディアまで色々なところまで手を伸ばしていて。。
 だからそこの会員になれれば今からであろうと賭けでA-RISEに勝てば最終予選にいけるわ・・・・
 まぁその組織もネットの噂だけどね!!」
36:
絵里「そんな組織ほんとにあるの??さっきから信じられない話ばっかだわ・・・」
にこ「本当にあるかどうかは別としてネットではこう言われていたわ....
 賭郎(かけろう)・・・・・」
真姫「・・・・・ッ!!??」
凛「あぁ!!あのあっつーい日とかに道路でぐにゃぐにゃしてる・・・!!」
花陽「そ、それは陽炎じゃ...」
穂乃果「じゃあ、あの有名な野球選手の!!」
希「それはイチロー!」
ことり「というかもう「ろう」しかあってないような・・・・」
にこ「かけろうよ!!か・け・ろ・う!!」
絵里「・・・・・」ジィーー
希「エリチどしたん?さっきから真姫ちゃんのこと見つめて...」
42:
絵里「いや、さっきから真姫が“賭郎”って言葉を聞いてから何か様子がおかしい気がするのよね」
真姫「ヴェエエ!?」
海未「私も思ってました、何か変ですよ?」
真姫「な、なな、何よ二人とも!私はいつも通りよ!!」
絵里「なーんだ、てっきり私は真姫が賭郎を知っているのかと思ったわ。」
真姫「・・・・・っ!!」ビクッ
真姫「イ、イミワカンナイ.....」
みんな「・・・・・・」ジィー
真姫「あぁぁ!もうわかったわよ!!話すわよ!!」
真姫「にこちゃんがさっき言っていた賭郎は本当にある賭博組織だわ」
絵里「賭博!?」
43:
真姫「そうよ。。賭郎は賭博のときに完璧に取り立ててくれる組織のこと
 賭ける内容がどんな内容でも賭郎は必ず取り立てるわ。もちろん世にはばれないように完璧にね
 それが例え人の死であっても。。。権力も暴力も国家レベルなの。
 そして賭郎の会員数は48人、、そこの会員であれば立会人というのを呼べるのよ。」
希「立会人?」
真姫「そう。賭郎でのギャンブルを行う際に進行、取り決め、取立てなど全てを管理してくれる人間のことよ。
 実際に大金を賭けて負けた人が賭け額を全額払えなかったために立会人がその人の人体を売りさばいて
 資金を立て替えたなんて話も聞いたことがあるわ・・・・」
穂乃果「ほえ?何かすごい世界だねぇ」
凛「でも真姫ちゃんよくそんな詳しくしってるにゃ!!さすがお医者様の娘だにゃ!!」
真姫「ヴェェェ....そ、それは.....」
希「で、真姫ちゃんはその賭郎の会員なん?」
真姫「い、いやべ、別に」
にこ「あんたねぇ、こんだけベラベラ話されてたら普通わかるわよ!
 賭郎の会員なんてそんな一般人が手に入るものじゃないって聞いたことあるけど
 真姫ちゃん家なら納得だわ!」
44:
希「でもそこの会員ってこんな女子高生なんかが簡単に持てるもんなん?」
真姫「昔にパパからその会員を譲り受けたのよ....そのときは何のことだかわからなかったけど...
 1度その立会人っていうのにあって細かく説明してもらったってわけ」
穂乃果「なぁんだ!!真姫ちゃんさっきからすっごい細かく話し始めるからてっきり普段からその
 賭郎を使ってギャンブルしてるのかと思ってたよー!!」
真姫「そんなわけないでしょ!!しないわよ!ギャンブルなんて!!」
花陽「でもやっぱり真姫ちゃんの家すごいんだね!!48人しか居ないところの会員なんて!!」
真姫「あ、当たり前でしょ!!」
にこ「まぁ、にこもネットで見てて真姫ちゃん何かより本当はもっと詳しく知ってたk..」
希「とりあえずどうするん?揃えなきゃいけないものは揃ったみたいやけど....」
45:
絵里「そうね、、みんなよく考えましょう!
 確かに世の中ギャンブルで色々と動いてるかもしれないわ。
 でもだからといって私たちがギャンブルをやる理由にはならない」
海未「そうですね。あまり安易に考えていいものではないかもしれません。」
にこ「私は賛成だけどね!A-RISEにこんなことやられといて黙ってられないわ!!」
希「まぁ仮にもしギャンブルやることになっても、にこっちには絶対にやらせないけどねぇ」
凛「たしかに!にこちゃんがギャンブルやったらすぐ負けそうだにゃああ!!」
にこ「あんたたちねぇ・・・」
穂乃果「私は絶対にやりたい!!このまま終われるわけないよ!!」
花陽「私はちょっと、、、怖いなぁ....」
絵里「もう話がまとまらないわ!みんなそれぞれ考えてきて明日意見を出し合いましょう!!」
46:
    
????帰り道?????
海未「何だかすごい方向に話が行ってしまいましたね...」
穂乃果「だねぇぇ、何かごめんね。私がへんなこと言い出したばっかりに・・・」
ことり「ううん!!穂乃果ちゃんのせいじゃないよ!!
 でもぉ?・・・・世の中そんなにギャンブルで動いているなんて・・・・」ウルウル
海未「そうですね...確かに驚きです。。。って何でことりは泣きそうになってるんですか!?」
穂乃果「こ、ことりちゃんどしたの!?」
47:
ことり「世の中こんなにギャンブルで物事決めてるんだったら・・・・
 音乃木坂が廃校になりかけたのもうちのお母さんが負けたからじゃ・・・・」ウルウル
海未「・・・・・・」
穂乃果「・・・・・・」
海未「だ、大丈夫ですよ!ことりのお母さんに限ってそんなことはありません!!」
ことり「で、でもぉぉ・・・うち国立なんだよ・・・??
 いきなり廃校って・・・・」
海未「・・・・・・」
穂乃果「・・・・・・」
ことり「うぇええええん!!穂乃果ちゃぁぁん!!」
穂乃果「大丈夫だよ!!そ、それにもう廃校の危機は去ったんだから
 今はラブライブのこと考えよう!!」
海未「そ、そうですよ!!ことり!!」
ことり「う、うん。。。ごめんね。」
49:
   
   
――翌日――
絵里「みんな考えはまとまった?」
海未「実際話しが大きすぎて一晩でまとまるような感じではなさそうですね・・・」
希「そうやねぇ.....うちはやってみてもいいと思ったけど」
凛「凛も賛成にゃー!!何か楽しそうにゃ!!」
にこ「私も賛成だわ!!昨日も言ったようにこのままじゃ気がすまないもの!!」
ことり「でも・・・どうするかによってμ'sの未来が決まっちゃうんだよね」
真姫「そうね。。最終予選の出場権を賭けるってなるんだったらやっぱりグループの解散
 とかを賭けないとそもそも勝負にならなさそうだわ」
花陽「私は、、挑戦してみてもいいかもって少し思い始めたけど解散は・・・・」
みんな「うーん・・・・」
海未「穂乃果はどうですか?」
絵里「穂乃果・・・あなたはμ'sのリーダー。あなたの意見でこれからのμ'sは変わるわ。
 だから真剣に考えてほしい。
 穂乃果はA-RISEとギャンブルするべきだと思う??」
50:
穂乃果「私は........やっぱり挑戦するべきだと思う!!
 賭け事で出場を決めるなんてしちゃいけないことだからこのままA-RISEを見過ごせないよ!!
 何よりこの間のUTXでのLIVEでせっかくたくさんのお客さんに見てもらったのに
 こんなことじゃ申し訳ないし諦めたくない!!!」
絵里「ふふっ・・・穂乃果らしいわね」
絵里「μ'sのリーダーはこう言ってるけどみんなも賛成でいいの?」
にこ「当ったり前よ!!」
凛「もちろんにゃー!」
花陽「うん!私も挑戦してみたい!」
真姫「しょうがないわねぇ」
希「カードも勝負するべきって言ってるで!」
海未「まったく今回も穂乃果に付き合ってあげます」
ことり「うん(・8・)!!!」
絵里「決まりね!!」
56:
希「決まったのはいいとしてまずどうするん?」
絵里「そうねぇ・・・・」
海未「そもそもギャンブルというのは私たち全員参加するのでしょうか?」
真姫「別にチーム同士とかでならできると思うけどA-RISEは3人しか居ないんだし
 私たちも3人しか出れないわよ」
花陽「う?ん、何か迷っちゃうね......」
ことり「誰が向いてるのかなぁ?」
凛「やっぱり普段からトランプとかやってそうな希ちゃんにゃー!!」
希「えぇ!?ウチ!?そうやなぁ・・・・」
海未「というか、凛、希が持ってるのはトランプじゃなくタロットです・・・・」
穂乃果「う?ん、迷っちゃうねぇ・・・」
にこ「あんたは絶対出なさいよ!!」
穂乃果「えぇ!?」
にこ「当たり前でしょ!!誰のせいでこうなってると思うのよ!!」
穂乃果「でも結局にこちゃんだって「気がすまないわ!」とか言ってノリノリだったよ?」
にこ「そ、それは別に・・・!!」
57:
        
絵里「ねぇ!まずは今回のギャンブルの話を持ち出した、μ'sのリーダーでもある穂乃果と
 裏のことに詳しそうなにこ
 そして、賭郎の会員の真姫!!
 この3人がいいんじゃないかしら!」
海未「そうですね、、、、私もその3人がいいと思ってました」
穂乃果「そうだね!!私は言いだしっぺだしがんばるよ!!」
真姫「ヴェェェェ!?私も出るの!?」
希「そもそも真姫ちゃんが賭郎の会員なんやから真姫ちゃんが出るのは当たり前じゃない?」
真姫「そうだけど・・・・・
 まぁいいわ・・・!!」
にこ「そ、そそそそそうね!!ま、まぁこの宇宙No,1アイドルにこちゃんが居れば簡単よ!!」
みんな「・・・・・・・」
凛「何か一気に不安になってきたにゃ・・・」
にこ「ぬぁんでよ!!」
絵里「とりあえずこの3人で大丈夫そうね!!」
希「あとはどうやってA-RISEに接触するかやなぁ・・・」
58:
   
みんな「う?ん・・・・・」
真姫「そもそも向こうは最終予選も決まって忙しそうだし話す機会がないんじゃない?」
絵里「そうねぇ・・・・」
ことち「直接UTXに行く!!って訳にもいかないよねぇ・・・・」
みんな「・・・・・・う?ん・・・」
花陽「どうしよう・・・・」
穂乃果「っていうか普通に呼び出せばいいだけじゃないの??」
にこ「その呼び出す手段がないからこうやって考えてるんでしょ!!」
穂乃果「??」
 「だって私ツバサさんの連絡先知ってるよ?」
みんな「・・・・・・えぇ!?」
59:
   
にこ「それを先に言いなさいよ!!」
絵里「もう、こんな考える必要なかったじゃない・・・」
真姫「はぁぁ......本当にこんなんで大丈夫なわけ・・・・」
ことり「ほ、ほのかちゃぁぁん・・・・」
海未「とりあえずまずは穂乃果がツバサさんを呼び出しましょう」
絵里「そうね。それが確実だわ・・・・
 穂乃果、あなたにはツバサを呼び出してまずは交渉しないといけないわ!」
穂乃果「こ、交渉!?」
絵里「えぇ、まずはギャンブルで勝負をしてもらうこと。
 そもそも断られたら終わりなんだから。。」
穂乃果「が、がんばるよぉ・・・・」
希「まぁ具体的にどうするかはまた明日みんなで決めるから大丈夫や」
絵里「そうね、そしてあとは賭ける内容よ!!
 私たちが勝ったら最終予選の出場権を譲ってもらう!!
 私たちが負けたら・・・・・
 ま、負けたら・・・・・」
60:
   
穂乃果「負けたら解散・・・・だよね・・・・
 わかったよ!!がんばる!!」
絵里「ありがとう。穂乃果にばっか負担をかけてしまう形になって申し訳ないわね」
穂乃果「ううん!!大丈夫!!
 みんなで必ず乗り切って見せよう!!!」
みんな「うん!!」
希「それじゃ明日も作戦会議な訳だし勝利祈願にみんなでパフェでも食べいこかー!!」
61:
  
――帰り道――
穂乃果「らんららんらら?ん♪
 何のパフェにしーようーかなぁ!!」
海未「もうこんなときだっていうのに、、もうパフェのこと考えて・・・
 太っても知りませんよ!!」
希「まぁまぁ海未ちゃん!昨日今日ってずーっと難しい話してたんやし!!
 たまにはええやん!!
 それに糖分はしっかりとっとかんと頭働かんよ!!」
海未「ですが・・・・」
希「海未ちゃんが不安がるのもわかる!!
 けど今は信用せんと!!
 それにうちらはただ間違ってるA-RISEと勝負するだけ・・・・
 仮に解散しても9人バラバラになるわけやないんやから!!」
海未「そうですね・・・・」
???「・・・・・さん!!」
62:
穂乃果「・・・・・ぇ?」
???「高坂さん!!」
みんな「(あ、あ、ああA-RISE!!!!???)」
ツバサ「みなさんもお久しぶりね!!」
絵里「そ、そうですね・・・」
穂乃果「ツ、ツバサさんは何でここに?」
ツバサ「あなたに会いにきたのよ!!」
穂乃果「わ、私に?」
ツバサ「まずは、、、今回のラブライブ、、
 最終予選はあなたちμ'sとぶつかると思ってたけど・・・・
 残念だわ・・・」
63:
  
穂乃果「い、いえ。。。。
 せっかく会場まで貸してくださったのに、こちらこそすみません・・・・」
ツバサ「いや、私のほうこそ無理矢理誘ってしまったみたいで悪かったわ・・
 でもこれだけは言いたいの!! 
 あなた達のLIVEは本当に素敵だった!! 
 ライバルながら本当に目を惹かれたわ!!だからこそ、、、
 高坂さん!!そしてμ'sのみなさんあなたたちにはこんなところで諦めてほしくはないの!!」
みんな「・・・・・・・・」
にこ「なによ。。白々しい・・・」ポツリ
絵里「ちょっとにこ!!」
ツバサ「????
 ごめんなさい、何か余計なお世話だったかしら・・」
海未「い、いえ!!こっちの話です!!わざわざすみません!!」
ツバサ「そう、、それならいいけど・・・・」
64:
穂乃果「あの、私たち。。。。。。
 スクールアイドルを辞める気はありません。」
ツバサ「そう、それを聞いて安心したわ!
 もし、よかったらだけど、今度私たちのLIVEにこないかしら?
 UTXで200名限定のLIVEをやるんだけど。
 落ち込んでるかもしれないけど、きっと元気になるわ!!いいえ!
 私たちのLIVEで必ず元気にしてみせるわ。」
ツバサ「はい!高坂さん!これチケット!!」
穂乃果「あ、ありがとうございます。。。。」
ツバサ「よかったら他のみんなも!!」
にこ「もう我慢できないわ・・・」ボソッ
凛「ちょっとにこちゃん!!だめにゃ!!」
にこ「いいからどきなさい!!」
ツバサ「ぁ、矢澤さん!!よかったら!きてね!!」
65:
  
ビリビリッ
にこ「いらないわよ!!こんなもの!!」
つばさ「・・・・・・・・・・」
にこ「・・・・・・・・・・」
みんな「・・・・・・・・・」
66:
絵里「ちょ・・・ちょ、ちょっとにこ!!
 すみませんツバサさん!!ラブライブにで、出れなくてにこもイライラしてたから・・・」
ツバサ「い、、、いえ大丈夫よ・・・」
真姫「別にもう隠さなくたっていいんじゃない!?」
花陽「ちょっと真姫ちゃんまで!!」
ツバサ「な、なんか変よあなたたち・・・気を悪くさせたなら誤るわ」
にこ「はぁ!?謝る!?そんなんで済む問題じゃないのよ!!」
ツバサ「ちょっとよくわからないんだけど、何のことを言ってるの・・・?」
にこ「あんたたちが八百長してたことを言ってるのよ!!」
ツバサ「・・・・・・・ッ!!!」
にこ「気づかないとでも思った?賭博でラブライブに出場とはおめでたい連中ね!!」
ツバサ「・・・・・・・・・・・・」
真姫「黙ってないで何か言ったら・・・?」
67:
ツバサ「・・・・・フフッ・・・アハハハハハハハハ!!」
穂乃果「つ、ツバサ....さん......??」
ツバサ「そっかぁ気づいてたんだぁ!!
 ふーん、、それで?」
にこ「それでってあんたねぇ・・・・」
ツバサ「なに?賭博してたから何なの?それで出場しちゃいけないの?」
絵里「当たり前よ!!そんなの許されるわけないわ!!」
ツバサ「本当あなたたち面白いわ!!愉快な連中ね!!
 現実を知らなすぎるのよ!!
 いい?世の中に出てるアイドルの大半は枕か賭博よ!!
 そんなのも知らないでまじめに練習してがんばってるアイドルも居るみたいだけどね!
 あなたたちもそうよ!!」
海未「仮にそうだとしてもそんなの絶対許されません!!」
ツバサ「別にあなたたちに許してもらおうだ何て思ってないわよ!!
 今回のラブライブだってあなたたちは真面目に練習して、それなのに
 かなりいい線まで行ってた・・・・だから私が現実を見せてあげたのよ!!
 練習だけではどうにもならないってね!!感謝しなさいよね!!アハハハハ!!」
真姫「こっちが本当の顔ってわけね・・・・・・・・・」
68:
穂乃果「ツバサさん、私たちのことはいいです。
 でももう他のスクールアイドルにこういうことはやめてください。」
ツバサ「無理に決まってるじゃない!!何度も言ってるでしょ?これが現実なのよ。」
穂乃果「・・・・・・・・」
穂乃果「ならツバサさん、、、私たちとギャンブルで勝負してください!!」
ツバサ「・・・・・・・あなた正気?」
穂乃果「もちろんです!!
 それで私たちが勝ったらラブライブの最終予選、もう1度ちゃんと行ってください!!」
ツバサ「フフフフ、、、もう笑いすぎてお腹痛くなってきちゃったじゃない!!
 本当面白いわ!でもね、もう結果はでてるのよ!!」
穂乃果「ツバサさん、賭郎って知ってますか?」
ツバサ「・・・・・・・!?
 まさか、あなたの口からその言葉が出てくるとは思わなかったわ・・・」
真姫「私がそこの会員なのよ・・・」
ツバサ「へぇ?あなたがねぇ・・・・
 まぁ確かに賭郎の力を借りれば今からでも何とかなるかもねぇ・・・」
穂乃果「はい、なのでお願いします!!」
69:
 
ツバサ「で、あなたたちは何を賭けてくれるの?」
穂乃果「わ、、私たちは・・・・」
ツバサ「あぁ、別に解散とかそういうのはいらないわよ?
 そんなの求めてないから・・・・」
みんな「・・・・!?」
ツバサ「そうねぇ・・・・・・
 あ、そうだ!!ねぇ高坂さん!!
 もし私たちが勝ったらあなたA-RISEに入ってよ!!
 UTXに転校しなさい!!」
みんな「・・・・!?」
海未「そ、そんなのできるわないでしょ!!」
ことり「そ、そうだよぉぉ・・・」
ツバサ「私は高坂さんに聞いてるのよ!!
 ねぇ、どう??大体あんな古い学校より絶対いいわよ!!
 私あなたのことは個人的に気に入ってるからA-RISEでセンターもやらせてあげるわよ!!」
穂乃果「・・・・・・・・・・わかりました。それでいいです。」
絵里「穂乃果!?」
真姫「ちょっと!?正気!?」
70:
穂乃果「しょうがないよ!それしかないんだし・・・・
 勝てばいいんだしね!!!
 その代わりツバサさん勝ったら必ず最終予選をもう1度やり直してください!!」
ツバサ「もう1度やり直すなんて面倒なことしないわよ!!
 私たちが負けたら最終予選は譲るしA-RISEも解散してあげるわ!!
 そうだ、賭郎使って私たちのことメディアにもばらしていいわよ!!」
穂乃果「そ、そこまでは別に・・・」
ツバサ「大丈夫よ・・・あなたたちが勝つことは絶対にないから!!」
にこ「くっ・・・・・」
ツバサ「それじゃあ明日18時にUTXでいいかしら!!」
穂乃果「はい、大丈夫です。」
71:
ツバサ「フフフ、楽しみだわ・・・・
 あなたたちが現実を知って絶望する姿をしっかりとこの目に焼き付けておかないとね!!」
ツバサ「ぁ、それともう1つ!勝負を見に来るのはかまわないけど実際に勝負をするのは
 私と高坂さんだけにしてもらうわ!!」
絵里「い、いやあのA-RISEも3人いるので私たちも3人....」
ツバサ「いや、私と高坂さんの1対1よ!!
 嫌なら今回の件はなしにさせてもらうわ。」
穂乃果「・・・・・・わかりました。」
ツバサ「そう!それはよかったわ!!
 それじゃ明日楽しみにしてるわね!!
 こ・う・さ・か・さん☆」
72:
 
  
 
花陽「・・・・・いった??」
希「ぽいねぇ・・・・
 なんや、、ほんま怖かったで・・・・」
凛「ちょっとキャラ変わりすぎにゃ?・・・・・」
ことり「ほのかちゃぁぁぁん・・・」
にこ「あんたたちほとんど話してなかったわね・・・」
絵里「それよりどうするつもりよ!!成り行きで明日になっちゃったじゃないのよ!!」
海未「そうですね、結局、穂乃果とツバサさんの1対1になりそうですし・・・
 何か対応策を考えなければなりませんね・・・・・」
真姫「どーせUTXで行うんだからイカサマしてくるに決まってるわ!!」
希「そうやねぇ、そもそも何のゲームをするか決めてないしねぇ」
絵里「おそらく会場を指定されたということはゲーム内容も向こうが決めてくるわ。
 あらかじめ対策をとるのは無理そうね・・・・」
73:
 
凛「と、とにかくポーカアーフェイスにゃー!!」
海未「そうですね・・・それくらいしかなさそうですね・・・
 普段から武道をやってる私は精神が鍛えられているので
 ポーカーフェイスくらい容易いですが・・・・
 穂乃果はできるか心配です・・・・」
穂乃果「まぁ、大丈夫じゃないかな!!
 とにかくファイトだよ!!」
にこ「ファイトだよってねぇ、あんたμ'sの解散とかいうレベルじゃないのよ?
 あんた転校させられちょうのよ・・・?」
穂乃果「負けなければ大丈夫だよ!!」
絵里「はぁ、何か穂乃果見てたら真剣に考えるのが馬鹿らしくなってきたわ。
 とりあえず明日で全てが決まるわ!!みんなで乗り切りましょう!!」
みんな「おぉ??!!!」
84:
   
――勝負当日――
絵里「・・・・・遅い」
にこ「ちょっと!!大丈夫なの!?」
海未「んんんんんんん・・・・」
ことり「う、海未ちゃん・・大丈夫だよ!!」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん、18時からってわかってるよね・・・」
真姫「ちょっと!!あれだけ宣戦布告しといて遅刻しました!!
 なんて恥ずかしすぎるわよ!!」
85:
   
   
   
  
  
???「おーーーーい!!」
凛「あ、あれ穂乃果ちゃんにゃ!!」
穂乃果「ごめんごめん!!遅れちゃったぁ!!」
にこ「ごめんごめんじゃないわよ!!全く!!」
海未「また、遅刻ですか・・・・」
穂乃果「いやぁ、ごめんごめん!!」
絵里「本当、気が抜けるわね......」
希「まぁ緊張してないのはええことなんじゃない?」
絵里「まぁ、そうね・・・・行きましょ!!」
86:
――UTX――
ツバサ「あら、いらっしゃい・・・・」
穂乃果「こんにちわ!!」
ツバサ「その様子だと緊張はしてないみたいね!!」
穂乃果「はい!!」
英玲奈「間に合ってよかった・・・」
絵里「すいません、ギリギリで・・・」
あんじゅ「いいのよぉ?!!」
ツバサ「さ!とりあえず早く行きましょう!!
 さすがに夜になると他校の人を招くのにも申請が必要でね!!
 はい!!μ'sのみなさんはこれ首から下げて!!」
絵里「あ、ありがとうございます。。。」
87:
真姫「どうしてそんなもの下げなきゃいけないのよ!!怪しすぎるわ!!」
にこ「そうよ!!これでイカサマでもされたらたまったもんじゃないわ!!」
ツバサ「これは、本当に他校の生徒招くのに必要なのよ。
 ほら、私たちも付けてるでしょ??」
にこ「ぐぬぬ・・・・」
希「別に大丈夫やろ、見た感じそんな特別変なものでもなさそうやで?」
ツバサ「まぁ。嫌なら中に入ってから外してくれて構わないわ!!
 はい!!高坂さんの分!!」
穂乃果「あ、ありがとうございます!!」
ツバサ「さ、行きましょ!!」
ピピッ
穂乃果「ほえ?扉開くのにもこれが必要なんだぁすごいなぁ!!」
ツバサ「高坂さんも今のうちにここの作りを覚えといたほうがいいわよ?
 明日から通うことになるんだから!!アハハハ!」
穂乃果「・・・・・・・」
凛「・・・・いきなりキャラ変わるのは心臓に悪いしやめてほしいにゃ?......」ボソ
花陽「う、うん。何か怖くなってきたよぉ・・・」
88:
 
ツバサ「場所はここの空き教室を使うわ・・・・
 悪いけど私と高坂さん以外はモニター室に移動してもらうわね・・・
 あちらからカメラで私たちのことを確認できるわ。」
絵里「わかりました・・・・
 いい、穂乃果、相手がどんな手を使ってくるかわからないわ!!相手のペースに飲まれちゃだめよ!!」
希「穂乃果ちゃんはいつも通り元気出してがんばり!!」
にこ「あんたが負けたらμ'sはA-RISEに本当に負けとことになるわ!!
 絶対勝ちなさいよ!!」
花陽「が、がんばって!!」
凛「とにかくポーカーフェイスだにゃー!!!」
海未「穂乃果・・・・・・
 あなたなら勝てると信じています。」
ことり「ほのかちゃぁぁぁぁぁん!!」
89:
穂乃果「みんなありがとう!!!
 絶対勝ってくるよ!!!
 絶対にμ'sを最終予選に導いてみせる!!!」
穂乃果「1」
ことり「2」
海未「3」
真姫「4」
凛「5」
花陽「6」
にこ「7」
希「8」
絵里「9」
みんな「μ's!!music!!START!!」
90:
ツバサ「ふふ、相変わらず元気なおめでたい人たち・・・
 さ、高坂さん行きましょう!!」
穂乃果「あ、はい!!
 ・・・・あれ?真姫ちゃん、立会人さんは???」
真姫「さっきちゃんと連絡しといたわよー!場所も伝えといたはずだけど。。。」
穂乃果「そっか!!ありがとう!!
 じゃあいってくる!!」
キィィィィィ
バタン
――空き教室――
???「お待ちしておりました・・・・」
???「高坂穂乃果さんと綺羅ツバサさんでよろしいでしょうか」
ツバサ「えぇ」
穂乃果「は、はい・・・」
立会人「始めまして、私拾陸號(じゅうろくごう)立会人・・・・
 門倉 雄大と申します・・・」
ツバサ「あなたが西木野さんの専属立会人ね・・・」
立会人「はい、一応そうなってます。呼ばれたことはありませんが」
ツバサ「そう、ゲームの内容っていうのは立会人が決めにゃいけないわけ・・・?」
立会人「いえ、そんなことはありません。ご依頼されればこちらで決めさせてはいただきますが」
ツバサ「そう・・・・・ねぇ高坂さん
 ゲームはもちろんこちらで決めさせてもらうわよ?」
穂乃果「え、えぇえっと・・・・・
 (どうしよう・・・絵里ちゃんたちも多分向こうがゲーム決めるみたいなこといってたし...
  大丈夫だよね.....)」
穂乃果「はい!!!」
91:
  
――モニター室――
にこ「あ、あのアホ!!なにすんなり了承してるのよ!!
 せめてもうちょっと粘りなさいよぉぉ!!!」
絵里「どうせ交渉しても無駄だったと思うわよ・・・
 とりあえずこちらから穂乃果にコンタクトは取れないし見守るしかないわね・・・」
海未「穂乃果・・・・・」
――空き教室――
ツバサ「それじゃあゲームを説明させてもらうわ!!
 ちょっと複雑だけど。
 今回行うゲームは、ポイントナインというゲームよ」
穂乃果「ポイントナイン??聞いたことないなぁ・・・・
 神経衰弱とかがいいなぁ?・・・・」
ツバサ「・・・・・ゲームの説明はいらない?」
穂乃果「うわわわわ!ごめんなさい!!
 お願いします!!」
ツバサ「まずは机にタッチパネルあるわね。」
穂乃果「はい。」
ツバサ「まず操作は全てそこで行うわ!もちろんこちらからあなたのタッチパネルは見えないし
 あなたからも私のは見えないはず・・・」
穂乃果「はい!」
ツバサ「では基本的なことを説明させてもらうわね!!
 まずお互いに???までのボールを所有してるわ。
 そして各ボールごとにポイント(P)がついている、ついているポイントは500Pか1000Pの
 どちらかになるわ。もちろんお互い各番号に対するPはバラバラよ。
 私の?が500Pでもあなたの?は1000Pかもしれないってことね。
 そしてこのPには組み合わせがあるわ。
 
 9個のボールのうち
 500Pが5つ、1000Pが4つの合計6500Pと
 500Pが4つ、1000Pが5つの合計7000Pの組み合わせよ。
 
 これは始める直前までどちらにどの組み合わせが行くかはわからないし
 お互いが同じ組み合わせになることはないわ。
 ここまでは大丈夫?」
穂乃果「・・・・・・は、はい。。。
 (うわあああああどうしよう!!全然わかんないいいい!!)」
ツバサ「まぁあとは先攻(攻め)、後攻(守り)を決めて勝負するだけよ
 先攻がボールを提示するから後攻はそのボールの合計Pを回答すればいいの!
 当たればあなたにPが入る外したら相手にPが入る!それだけよ!」
穂乃果「は、はぁ・・・・」
94:
――モニター室――
真姫「ねぇ、、穂乃果大丈夫かしら・・あの顔明らかにわかってないわよ・・・」
凛「凛ももうわかんないにゃあああ!!!」
絵里「(もっとポーカーとかにすればいいのに・・・なんでこんな複雑なのかしら・・・)」
英玲奈「この紙を見るといい、ルールが全て書いてある。」
海未「あ、ありがとうございます。」
あんじゅ「別にいいわよぉ、それよりあなた達が何を思って私たちに勝負を挑んでるのかわからないけど
  後悔してもしらないわよぉ」
にこ「ふん!!あんたたちだって後悔しても知らないわよ!!」
英玲奈「フッ・・」
――空き教室――
ツバサ「ひとまずさっき話したのが大まかな流れだけど
 もう少しだけ細かいルールがあるわ。
 最初に言った組み合わせの話。
 6500Pと7000Pのことね。
 勝負に勝つとこの組み合わせのPに加算されていくのよ。」
穂乃果「ぇ!じゃあ最初っから7000Pのほうが有利なんじゃ・・・・」
ツバサ「えぇ、そうならないために組み合わせごとに若干異なるルールが存在するわ。
 まぁそこらへんはあとで確認してもらうとして。
 ひとまずPの流れについて説明するわ。
 例えば、
 私が先攻で1000Pのボールを3つ選択したとするわ。
 そのあとあなたは私が何P分のボールを選択したか考えるの。
 仮にあなたが2500Pと予想したとするわね。
 そうすると正解は3000Pに対しあなたの予想は2500P
 ここで500Pの差分がでるわね。。
 ここのPが私に加算されるわ。」
穂乃果「じゃあもし穂乃果がピッタリ成功させたらどうなるの??」
ツバサ「正解した場合は特に差分とかも発生しないから、必ず正解者に300P入るルールになっているわ。」
穂乃果「ほえ?」
ツバサ「とりあえず細かく書いてあげたからこの紙を確認しなさい!!」
95:
穂乃果「な、なるほど・・・(なにこれえええ余計わかんなくなったよぉぉぉ)」
ツバサ「理解してくれたようでうれしいわ!!
 立会人さんもよろしいかしら?」
立会人「はい。問題ありません。」
立会人「では、高坂穂乃果が勝利した場合A-RISEの代わりに最終予選進出、
 そしてA-RISEの解散及び八百長の公表。
 綺羅ツバサが勝利した場合、高坂穂乃果がA-RISEに加入そしてUTXへの転入。
 お互いそれでよろしいですね?」
ツバサ「えぇ」
穂乃果「は、はい。。。」
ツバサ「ぁ、先攻、後攻はどうしましょうか?
 高坂さん希望ある??」
穂乃果「え!!えぇ?っと・・・・(どっちがいいんだろ・・・・別にどっちもやる回数に変わりはないし
 変わらないよね!!というかあんまわからないし最初はツバサさんの見たほうがよさそうだしなぁ)」
穂乃果「特には・・・・」
ツバサ「そう、じゃあ私が後半でもいいかしら?」
穂乃果「はい・・・・(いや、昨日海未ちゃんにも散々言われたんだった。ツバサさんは信用しちゃだめなんだ!
 どうしよう、私がバカだと思ってる。。流されてるだけだと思われてる。。。負けないぞ!!)」
ツバサ「じゃあs」
穂乃果「あの!!ごめんなさい!!やっぱり私後半にしてください!!
 だめー・・・ですか?」
ツバサ「・・・・・・・・・・・」
ツバサ「いえ、別にいいわよ!!!」ニヤッ
98:
立会人「それではこの門倉・・・・つつがなく勝負を行うことを約束します
 始めましょう!!」
――モニター室――
真姫「始まったわ!!」
海未「穂乃果は大丈夫でしょうか・・・」
にこ「明らかに誘導されてたわね・・・・
 ルールの質問すらしないうちに始まっちゃったわよ・・・」
絵里「というか、、、これ穂乃果は先攻にしとくべきだったかもね・・・・」
――空き教室――
穂乃果「(よし、まずはツバサさんの提示するボールを確認してPを当てればいいんだよね!!
  ちょっとわかってきたぞぉ!!)」
ツバサ「高坂さん、ボールはここのタッチパネルで選択すると上のモニターに移るわ。」
穂乃果「あ!わかりました!!」
ツバサ「それじゃいいわね?」
穂乃果「はい!!!!」
ツバサ「入力したわ!!あとはあなたがPを決めるだけよ」
穂乃果「はい!!(よーし当ててやるー!!)」
穂乃果「ぇ!?」
――モニター室――
凛「え!?どういうことにゃ・・・」
にこ「やられたわね・・・・・」
絵里「全く、穂乃果・・・・・ちゃんとルールの用紙読んでれば・・・」
海未「そこも全て計算済みでしょう・・・会話から何から何まで明らかに計算されています。」
ことり「で、でもルールの説明がなかったならズルじゃないの?」
にこ「別に紙に書いてあるしちゃんと渡してあるんだから、確認しない穂乃果が悪いだけよ・・・・
 本当にこれがギャンブルってことわかってるのかしら・・・」
海未「穂乃果・・・・・・・」
100:
 
――空き教室――
モニター《? ? ? ? ? ? ? ? ?》
穂乃果「ぜ、全部!?(どういうこと・・・だってボールは全て合わせて6500Pか7000Pしかないはず
 だったら二択だよね....)」
101:
――モニター室――
花陽「全部って・・・・穂乃果ちゃんが自分のPの数確認すればいいだけじゃ・・・・」
海未「いえ、ルールの紙にきちんと書いてあります。“自分のターンになるまでどちらの組み合わせになるかわからない”と。」
花陽「えぇぇぇぇぇぇぇぇ」
凛「でも結局はただの二択にゃー!!」
にこ「違うわよ!!」
凛「どういうことにゃ!?」
にこ「そもそもこのゲームは一番最初の先攻が有利なのよ。
 ツバサはここで全てを提示した、その時点で6500Pか7000Pは決定してるわ。」
希「けど、穂乃果ちゃんは自分のPがまだわからないんやろ?結局二択しかないんじゃ」
にこ「そうじゃない、この4ターンしか行わないゲームの中で1番最初のこのゲームだけ一切情報を漏らすことなく
 ターンを終了できるのよ・・・・」
花陽「ど、どういうこと?」
にこ「?=500
 ?=500
 ?=500
 ?=500
 ?=1000
 ?=1000
 ?=1000
 ?=1000
 ?=1000
 
 この組み合わせ、持っていたときにさっきのツバサと似たように???まで出したらどう?」
希「う?ん、まぁ結局は全部足して7000Pだとしたらその???までだと6000Pか6500Pしかないなぁ」
にこ「そう、例えば私がこれを提示して希が6500Pと答える、答えは6000Pだとする。
 私は500P獲得できる代わりに希に?は1000Pだとばれてしまうわ。」
希「あぁ、なるほど!!」
にこ「たった4ターンしかないしひとつのボールのPがどうなるとも思えないけど
 全く情報を漏らさないのは大きいわ」
真姫「ま、にこちゃんは難しく説明しようとしてるけど結局2択だし穂乃果が当てれば何も問題ないわよ!!」
にこ「なによぉぉぉ!!せっかく頭いい振りしたのにぃぃぃぃぃ」
希「あれ?もしかしてウチ騙されてたん??」
絵里「にこ・・・・・」
凛「にこちゃんはこんなときでも変わらないにゃ・・・・」
111:
 
――空き教室――
ツバサ「さぁ、高坂さん早く答えてちょうだい」
穂乃果「え、えぇっと・・・・(しまった・・・迂闊だった。。。
 自分のターンになるまでPがどっちかわからないなんて・・・・
 ど、どうしよう・・・・)」
穂乃果「(こういう時はまず揺さぶりをかけてみれば何かわかるはず・・・・)」
穂乃果「ねぇ!!立会人さん!!これってさ、お互いのPは6500Pか7..」
ツバサ「高坂さん!!」
穂乃果「は、はい!!!」
ツバサ「今更ルールの確認?私が答えてあげる、Pは6500Pか7000Pのどちらしかなわよ?」ニコッ
穂乃果「あ、ありがとうございます・・・(今明らかに7000Pの前で止めたよね・・・・
 い、いやでもそれが演技って事も・・・・・
 いやいや!この状況で演技なんてできる人いないよね!!
 でも、相手はツバサさんだし・・・どーしよぉぉぉぉ!!)」
ツバサ「・・・・・・・・・」
立会人「さぁ、決まりましたでしょうか?そろそろ入力をお願いします。」
穂乃果「えぇっと?(きっとツバサさんのことだからワザと7000Pの前で焦った振りをせてたに違いない!!
 正直もう全然わかんないけどもう当てずっぽうだぁぁぁ!!)」
穂乃果「(よし....入力っと....)」
立会人「答えがでました。」
立会人「綺羅様の選択Pは.......7000P
 高坂様の回答は........6500Pです!!」
穂乃果「そ、そんなぁぁ!!」
ツバサ「アハハハハハハ!!
 ねぇ、高坂さん!
 あなたギャンブルには向いてないわね!!
 大体私、あなたがPの組み合わせを立会人に確認するときビックリして反応ちゃったのに!!
 もっと人を信用しないとだめよ....?高坂さん....??」
穂乃果「ぐぬぬ・・・・・・」
 
――モニター室――
にこ「あんのバカァァ!!そこの二択を外すなっての!」
真姫「まぁ、しょうがないわね・・・・
 まだ1ターン目だしチャンスはあるわ・・・・・」
凛「なんだか心臓に悪いにゃー・・・・」
112:
――空き教室――
立会人「では、綺羅様に500P追加。
 攻守交替です」
穂乃果「(よし!!今度は私がボールを選択すればいいんだよね!!
  私は6500Pってことは最低でもボールを2個以上選択、そして4ターンの間に全て使い切らなきゃいけないんだよね!!
  どうしよう....なるべく多く使わなきゃならないし....
  でも、500Pと1000Pがばれないようにしないとな・・・・・)」
ツバサ「はぁ・・・・高坂さん、、、まだ?」
穂乃果「す、すみません!今決めます!!!
 (と、とりあえず5個くらい選択しとこう!!うん!!)」
穂乃果「すいません!!決めました!!」
モニター《? ? ? ? ?》
立会人「では綺羅様、回答をお願いします。」
113:
――モニター室――
絵里「焦ってた割りにいい選択ね。」
真姫「どうせ適当に5個選んだだけでしょー」
凛「何で5個なんだにゃ?
 全部使わないといけないならいっきに出しちゃえばいいのに!!」
真姫「さっき、にこちゃんが言っていたのと同じよ!!
 9個のうち、8個を選択した場合回答によって残りのひとつがわかるわ!!
 仮に7個でもかなりのヒントを与えてしまう!!
 穂乃果は“2個以上選択”って決められているから1個は選択できない。」
凛「なら2個選択すればいいにゃー!!」
真姫「それも同じよ!!そもそもPは500Pか1000Pしかないんだから!!」
凛「さ、さっぱりにゃぁぁぁ?・・・・」
希「凛ちゃんが2個選択したとするやろ?
 凛ちゃんの答えが2個で1000Pだったとするやろ?
 ウチが回答する番で2000Pって選択する!
 それが正解ならその二つは1000Pと1000P
 不正解なら500Pと1000P、それか500Pと500Pや」
凛「なるほどぉ・・・けどなーんかにゃ?」
希「まぁ、さっきにこっちが言うてたように、要は情報をなるべく盗まれないようにすればええんよ!!」
凛「じゃあにこちゃんのさっきの話も結局あってたんだにゃ!!」
にこ「ふふん!!当たり前じゃない!!私を誰だと思ってるの!!」
真姫「別に得意がることじゃないでしょー。
 こんなのわかって当然よ・・・・」
凛「うぅぅぅぅ、凛はわからなかったにゃ?!!」
真姫「知らないわよ!!普段から勉強しないからよ!!」
花陽「ちょっと真姫ちゃん!!凛ちゃんは確かに英語は苦手だけど体育は凄いし、それ以外は普通だよ!!」
希「・・・・・・普通なんやね.....」
114:
――空き教室――
モニター《? ? ? ? ?》
立会人「では綺羅様、回答をお願いします。」
ツバサ「もう入力してるわ・・・」
穂乃果「えぇ!?(早すぎだよぉぉ、もうちょっと悩んでよ・・・・)」
立会人「答えがでました。」
立会人「高坂様の選択P.......3500P
 綺羅様の回答........3500Pです!!」
穂乃果「・・・・・・・・・う、うそぉぉ」
ツバサ「あら、当たっちゃった!!マグレって怖いわね!!高坂さん!!」
穂乃果「・・・・・・・・・・」
ツバサ「もうそんなに黙ってないで!何か話したら?アイドルは笑顔が大事よ??」
――モニター室――
にこ「な.......!?」
絵里「悩みもせずに・・・・・」
真姫「こんなの明らかにイカサマじゃない・・・・」
――空き教室――
 
立会人「見事、綺羅様が正解したため200P追加。
 1ターン目獲得Pは綺羅様700P、高坂様0Pです」
立会人「では2ターン目に入ります。
 綺羅様の選択からです。」
119:
ツバサ「そうねぇ、何番にしようかしら・・・・・
 私は別に何個でもいいんだけどねぇ・・・・
 高坂さん予想以上にギャンブル向いてなさそうだし・・」
穂乃果「ぐぬぬ・・・・」
ツバサ「おまけに表情に出やすいしねぇ・・・・
 簡単なのにしてあげようかなぁ・・・」
120:
――空き教室――
にこ「なによ!!イカサマしてるくせに!!偉そうなやつ!!」
あんじゅ「別に最初にイカサマ禁止とは言ってないわよぉ?」
海未「だとしても!!卑怯です!!」
英玲奈「そっちこそ、何も準備していないほうが悪い」
海未「そ、それは・・・・」
絵里「イカサマを見抜けばいいだけよ!!」
あんじゅ「うふふ、そう、頑張ってねぇ・・・・
  別にゲーム自体がツバサちゃんに勝てるようにできてもないし
  モニターを監視してるとかもないわよぉ?
  あの机やパネルからデータがツバサちゃんのところに送られていることもないしねぇ・・・
  まぁ、考えてもわからないと思うけどねぇ。。」
英玲奈「あんじゅヒントを与えすぎだ、戻るぞ・・・・」
あんじゅ「うふふ・・・・」
希「単純にカメラとかちゃう?
 穂乃果ちゃんの近くにあるとか。。。」
真姫「でもモニターを監視してないんでしょー」
絵里「そうねぇ。。。1つ1つのボールのPを全て把握しているってことはさすがになさそうだし
 穂乃果が入力した総Pがわかっているのかもね・・・」
海未「だとしても、どうやって・・・」
にこ「例えば入力した情報、合計のPだけを何かを通して送っているとか?」
ことり「どういうこと・・・?」
にこ「穂乃果が番号を入力すると穂乃果のほうからモニターに番号のデータが送られるわよね。
 それと同時に立会人のもとには合計Pのデータが送られているはずよ・・・
 さっきから立会人も回答を合わせるとき、所持している端末を見て結果を言っているんだから。。。」
海未「そうすると、穂乃果のところから立会人に送っている合計Pのデータだけツバサさんの
 ところに送られているということでしょうか・・・・」
にこ「そうねぇ考えられるけど、さっきあんじゅは“机やパネルからデータが送られていることはない”って言ってたわ
 そうすると考えられるのは、立会人の持っている端末。それか穂乃果の周りにあるものよ・・・」
真姫「多分立会人ってことはないと思うわ・・・さすがに始めて会う賭郎の人たちにイカサマを
 仕掛けるなんてことはしないはず・・・」
絵里「だとすると、穂乃果の周りのもの・・・
 立会人に合計Pを送ると同時にどこか違うところに送信、そこからツバサのパネルに送られるとかそういうことかしら。」
真姫「ま、いくら考えても向こうの穂乃果が気づかなきゃ無理ね・・・・」
121:
 
――空き教室――
ツバサ「きーめたっ!!
 頑張ってね!高坂さん!!」
モニター《? ? ? ? ?》
穂乃果「げっ!!5個も・・・・」
立会人「では高坂様、回答をお願いします。」
穂乃果「(5個か・・・・
 一見多いように見えるけど、、、考えられるパターンは5通りのはず・・・・)」
ツバサ「そんな怖い顔しないでもっと気軽に考えたら?」
穂乃果「は、はい!!!(ツバサさんは500Pが4個だから少なくとも3000P以上・・・
 最大は5000Pか・・・・
 だから、考えられるPは
 3000P、3500P、4000P、4500P、5000Pのどれか....)」
穂乃果「(500P全て選択する合計2000Pと
  1000P全てを使う合計5000Pはないと思う・・・・・
  だとすると3500P、4000P、4500Pか・・・・
  ツバサさんは500P4個だし1000P5個、その中で1番情報を与えにくいのは
  500P2個、1000P3個の合計4000Pのはず・・・)」
ツバサ「こーさかさーーん!!」
穂乃果「はい!!」
ツバサ「相変わらず長いのね・・・・」
穂乃果「えへへ・・・・(もう!!何でこんな急かしてくるの!考えまとまらないよぉぉ
 もういいや!!一番確立的に高い4000Pでいこう!)」
立会人「答えがでました。」
ツバサ「もう、やっと決めてくれたのねえ」
立会人「綺羅様の選択P.......4500P
 高坂様の回答........4000Pです!!」
ツバサ「あらぁ!!惜しかったわねぇ!!
 ちゃんと色々考えてたみたいで関心するわ!!
 でもね、そんなセオリー通りじゃギャンブルはできないわよ??」
穂乃果「はぁ・・・・(えぇぇぇぇ、どーしよー・・・)」
122:
――モニター室――
絵里「惜しかったわね・・・」
にこ「そうね!!!穂乃果にしてはちゃんと考えてくれたみたい!!」
海未「穂乃果もやっとギャンブルということに気づいてくれたのでしょうか・・・」
凛「???
 何か穂乃果ちゃん凄いことしたの??」
海未「いえ、凄いことではないですが、ちゃんと考えて選択してくれたんです。」
凛「にゃ???」
海未「凛が所持しているPは500Pが4つ、1000Pが5つの合計7000Pだとした場合、
 5個のボールを選択したときはどんなパターンが考えられると思いますか?」
凛「む、むずかしいにゃ・・・」
花陽「1.500Pが4つ1000Pが1つの合計3000P
 2.500Pが3つ1000Pが2つの合計3500P
 3.500Pが2つ1000Pが3つの合計4000P
 4.500Pが1つ1000Pが4つの合計4500P
 5.500Pが0個1000Pが5つの合計5000P
 だよね・・・??」
海未「そのとおりです!」
凛「おぉ??かよちんすごいにゃ?!!」
花陽「えへへ・・・」
海未「ではこの中で凛だったらどのパターンはないと思いますか?」
凛「う?ん・・・・ぁ!1000P5つは持ってる1000P全部使っちゃうからだめにゃ!」
海未「そうですね!!他にもありますよ?」
凛「う?・・・・あ、500P4つも全部使っちゃうにゃ!!」
海未「はい、そのとおりです!そうすると残りは3つ。
 この中で1番情報を与えにくいものはどれだと思いますか?」
凛「あ!!4000Pにゃー!!」
海未「そうです!!実際には3500、4000、4500のどれかが多いですが
 穂乃果が4000Pを選択して外しても今回のターンはしょうがなかったとしか言いようがありません。」
凛「なるほどぉ、穂乃果ちゃんすごいにゃ!!」
希「なんか、さっきから凛ちゃんは解説されてばかりやね・・・・・」
126:
 
――空き教室――
 
立会人「では綺羅様が守り切ったため500P追加。
 攻守交替、高坂様の選択です。」
穂乃果「う?ん(どうしよう・・・何から選択しよう・・・・
 さっき?????は当てられてるし・・・・
 でもすべての番号を選択しなきゃいけないのか・・・)」
ツバサ「ねぇ、高坂さん・・・・」
穂乃果「はい?」
ツバサ「悪いんだけど、いくら考えても無駄だと思うわよ??」
穂乃果「は、はぁ・・・・」
ツバサ「うふふ・・・」
穂乃果「(惑わされちゃだめだ!!平常心平常心!!
  とりあえずさっき選択していないものでいこう。
  よし、?と?だ!!
  1/3の確率だしいけるはず.....)」
立会人「高坂様の選択が終わりました。
 綺羅様回答をお願いします。」
モニター《? ?》
ツバサ「ふふっ・・・ねぇ高坂さん?」
穂乃果「はい・・・」
ツバサ「私ね、さっきいくら考えても無駄って言ったわよね?
 どうしてだと思う?」
穂乃果「・・・・・・イカサマ、、とか、ですか?」
ツバサ「アハハ!!本当面白いこというわね!!
 けどそれはないわ!!」
立会人「失礼ながら私のほうでも先ほど自分の端末とタッチパネル、この部屋の周りは簡単に調べさせてもらいましたが
 特に不自然なところは見当たりませんでした。」
ツバサ「ね?」
穂乃果「は、はい・・・」
127:
――モニター室――
にこ「と、なると・・・」
絵里「えぇ、穂乃果が身につけているものから何か送られているわね・・・」
凛「でも、いま不自然なところはなかったっていってたにゃ」
にこ「馬鹿ね、そんな簡単に調べたくらいでデータの送り先までわかるわけないでしょ。」
海未「そうですね、まず間違いありません。
 穂乃果の身につけているものからツバサさんのタッチパネルに合計Pのデータが送られています。」
あんじゅ「うふふ・・・よく少ないヒントでそこまでわかったわねぇ・・・・」
にこ「認めるのね!!!」
英玲奈「確かにお前たちの言うとおりだが実際にギャンブルをしている高坂穂乃果が気づかなければ意味はない・・・」
にこ「ぐぬぬ・・・・」
129:
――空き教室――
ツバサ「いくら考えてもなぜ無駄か・・・・・
 それはね・・・・・私、人の心が読めるのよ・・・」
穂乃果「・・・・・・」
ツバサ「ごめんなさいね、いきなりこんなこと言っても信じてもらえないわよね・・・・
 けど悪いけど本当なの。
 あなたはさっき、2つの選択でも確立は1/3だし大丈夫!とか考えてたでしょう?」
穂乃果「・・・・・・・」
ツバサ「あら、あまり信用されていないかしらぁ?
 本当に人の心が読めるっていうのに・・・・」
穂乃果「さすがにそれだけでは・・・・」
ツバサ「あなたの考えてることなどは全てわかるわ・・・
 例えばさっきのゲームでも、あなたは私が選択をしたのに対して
 早すぎだよぉ!!!とか思っていたでしょ?
 ぜ?んぶ私に聞こえてるわよ?」
穂乃果「(ま、まさか・・・・ありえない・・・・嘘に決まってる・・・)」
ツバサ「本当よ??(本当、顔にでやすい子・・・)」
穂乃果「ぇ・・・・・な、なんで・・・・」
ツバサ「だからぜ?んぶ聞こえちゃうの!ごめんなさいね!!
 ぁ!そうだ、ついでにあなたの選択したPも当ててあげるわ!!
 1000Pでしょ??」
穂乃果「.......ッ!!!!」
ツバサ「立会人さん?正解は?」
立会人「高坂様の選択P.......1000P
 綺羅様正解です。」
ツバサ「ね!?うふふ・・・」
穂乃果「そ、そんな・・・・(嘘だ。。。そんなこと・・・・
 あるわけない・・・・)」
――モニター室――
にこ「な?にが、「私、人の心が読めるのよ」よ!!
 ただ、イカサマしてP知ってるだけじゃない!!」
花陽「でも、実際に穂乃果ちゃんの心の中読んでる風だったよ?」
絵里「あんなの本当に読めてるわけないじゃない!!
 穂乃果が顔に出やすいだけでそれっぽいこと言ってるだけよ
 確かに人の表情から内面を読み取ることには、たけてるみたいだけど」
真姫「問題は、穂乃果があれを信じちゃってることだわ・・・・」
絵里「無理もないわ・・・あれだけ連続で正解を出されて・・・
 あの場にいたら信じてしまうでしょうね・・・
 穂乃果が一刻も早くイカサマに気付かないと。」
130:
――空き教室――
 
立会人「見事、綺羅様が正解したため200P追加。
 2ターン目獲得Pは綺羅様700P、高坂様0Pです」
立会人「では3ターン目に入ります。
 綺羅様の選択からです。」
131:
ツバサ「高坂さん大丈夫?もう大分ポイントが付いたわよ??」
穂乃果「は、はい(どうしよう・・・どうしよう・・・・)」
ツバサ「うふふ・・・・」
立会人「綺羅様の選択が終わりました。
 高坂様回答をお願いします。」
穂乃果「えぇ!もう!?」
ツバサ「ごめんなさいねぇ、私あんまり悩むの嫌いだからすぐ決めちゃった!!
 ぁ、しょうがないから答え教えてあげようかしら?」
穂乃果「・・・・ぇ?」
ツバサ「答えよ!こ・た・え!!
 知りたくない?」
――モニター室――
海未「穂乃果だめです!!耳を貸してはいけません!!」
ことり「ほのかちゃぁぁぁぁん・・・・」
――空き教室――
ツバサ「知りたい??」
穂乃果「い、いえ大丈夫です・・・」
ツバサ「うふふ、知りたいくせに・・・
 答えはね?1500Pよ?」
穂乃果「・・・・(1500P.....)」
――モニター室――
にこ「か、完璧信じちゃってるじゃないの・・・・」
希「穂乃果ちゃん大丈夫やろか・・・・」
132:
――空き教室――
立会人「回答が出ました。」
立会人「綺羅様の選択P.......1500P
 
 
 高坂様の回答........1500Pです。」
穂乃果「え!」
ツバサ「ほ?ら!言ったでしょ?
 もう少し私のこと信用しなきゃ!!」
――モニター室――
希「あれ・・・当たっちゃったみたいやね・・・」
にこ「完璧舐められてるわ・・・・」
134:
――空き教室――
立会人「高坂様が正解したため
 高坂様に600P追加です。」
ツバサ「よかったわねぇ!私のこと信用して!!
 それにほらあなた合計Pが6500Pだから獲得Pが全部3倍になるのよ?
 これで差が縮まったわね!」
穂乃果「は、はい(もう、何がしたいの・・・ツバサさんは・・・わからない・・・)」
ツバサ「私はただ、あなたともっとギリギリの勝負がしたいのよ!!
 圧勝なんてつまらないじゃない?
 ぁ、ごめんなさい、やだ私ったらまた勝手に心読んじゃったわ!!」
穂乃果「・・・・・ッ!!」
立会人「では、攻守交替です。
 高坂様、選択をお願いします。」
穂乃果「はい・・・・(どうしよう・・・どうしよう・・・・)」
ツバサ「大丈夫?顔色悪いわよ?そんなに心配しなくてもいいのに?」
穂乃果「・・・・(どうしようどうしようどうしよう・・・
 何番選択すれば・・・・ツバサさんには全部読まれてしまっているし・・・・・)」
――モニター室――
海未「穂乃果の様子が何か変です。」
絵里「えぇ、完璧相手のペースにはまってるわ。。」
真姫「絶対信じ込んでしまっているわね・・・」
――空き教室――
穂乃果「どうしよう・・・・どうしよう・・・どうしよう・・・・」ブツブツ
ツバサ「お?い、高坂さん?声に出ちゃってるわよ??」
穂乃果「どうしよう・・・・どうしよう・・・どうしよう・・・・」ブツブツ
135:
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・ 
  ・
  ・
  ・
 ――40分後――
穂乃果「どうしよう・・・・・」
ツバサ「はぁ・・・・」
――モニター室――
海未「穂乃果・・・・もう長いことあのままですね・・・・」
にこ「・・・」ガタッ!!
絵里「にこ!?どこ行くの!?」
にこ「もう見てられないわよ!!こんな勝負やめにさせるわ!!
 このままじゃ穂乃果がおかしくなっちゃう!!」
立会人2「そういうわけにはいきません。」
にこ「な、なによ!!どきなさいよ!!」
立会人2「これは、賭郎を通して行われているギャンブルです。
 高坂様が降参するのならまだしも第三者が勝手にゲームを中断させることはできません。」
にこ「そ、それでも!このままじゃ、穂乃果が!!」
真姫「にこちゃん!!」
にこ「.....ッ!!」
絵里「にこ耐えましょう・・・・
 私たちだって覚悟を決めてここまできたはずだわ。
 もちろん穂乃果だって。
 今は穂乃果を信じましょう・・・・」
にこ「くっ・・・・」
136:
 
――空き教室――
穂乃果「どうしよう・・・・」
ツバサ「はぁぁ・・・・ねぇ高坂さん?
 いい加減にしてくれる?そろそろ決めてくれるかしら。」
穂乃果「どうしよう・・・・」
ツバサ「立会人さん、悪いけどこれじゃ拉致があかないわ。。。」
立会人「そうですね。高坂さん、回答をお願いします。」
穂乃果「・・・・・・」
ツバサ「もう勝負やめにする・・・・?」
穂乃果「・・・・・!?」
穂乃果「ま、待ってください!!!」
立会人「では高坂様回答を。」
ツバサ「もう待てない、人生そんな甘くないよ!あと5秒与えるわ・・・
 それまでに決めないようならここで終わりよ・・・」
ツバサ「・・・・5」
穂乃果「いやぁ、待ってください!!まだ全然考えが!!どうしよう!どうしよう!!」
ツバサ「・・・・4」
穂乃果「・・・・・ハァハァ・・・(どうしようどうしよう)」
ツバサ「・・・・3」
穂乃果「・・・・・・」
ツバサ「・・・・2」
立会人「高坂様の回答が出ました。」
モニター《? ?》
ツバサ「はぁ・・・やっと・・・」
――モニター室――
ことり「ほのかちゃぁぁぁん!!」
希「穂乃果ちゃん・・・・・」
花陽「もう見てられないよ・・・・」
にこ「穂乃果・・・・・」
海未「よりにもよって選択してしまった番号がさっきと被ってしまっています・・・・」
真姫「穂乃果・・・・」
137:
 
――空き教室――
ツバサ「はぁ・・・」
穂乃果「・・・・・・」
ツバサ「大体、そんな悩まなくてもどっちにしろ私は心が読めるんだから関係ないのに・・・
 (この子、本当に顔に出やすいうえに簡単にこっちの思い通りにさせてくれるわ・・・
  本当面白いわね・・・・)」
立会人「綺羅様の回答がでました。」
穂乃果「・・・・・・ッ!!」
立会人「高坂様の選択P.......1500P
 綺羅様の回答........1500Pです。」
穂乃果「そんな・・・・」
ツバサ「だから言ったでしょう?」
――モニター室――
真姫「まずいわね・・・・」
凛「穂乃果ちゃん大丈夫かなぁ・・・」
絵里「勝負的には次のPを穂乃果が当てればまだ勝てる可能性があるわ。」
希「それまでに....イカサマの元を見つけないとねぇ・・」
凛「凛ずーっと思ってんだけど・・・・
 最初にもらったこのセキュリティカードみたいのが1番怪しくないかにゃ?」
みんな「・・・・・・・・・」
みんな「そ、それだぁぁぁぁ!!」
海未「な、なんで気付かなかったのでしょう・・・」
にこ「確かに普通に考えればそれしかなかったわね・・・」
希「というかにこっちカード渡されたときにイカサマされたらたまったもんじゃない!とか
 自分でいうてたけどなぁ・・・・・」
真姫「ま!私は気付いてたけどね・・・・」
138:
――空き教室――
穂乃果「こ、、ここ、こんなのイカサマです!!
 絶対におかしいです!!!!」
ツバサ「あら?つまらない言いがかりはよしてくれるかしら?」
穂乃果「だ、大体こんなのも元々怪しかったんです!!
 何がセキュリティカードですか!!こんなもの!!」バキッ!!
ツバサ「・・・・・」
穂乃果「おかしい!!おかしいよ!!」バンッバンッ!!
ツバサ「こ、高坂さん・・・物に当たらないで・・・」
ツバサ「大体そのカードだってお金がかかっているのよ?
 あなた弁償してくれるの?」
穂乃果「・・・・・・」
ツバサ「はぁ・・まぁいいわ。あなたは明日からウチの生徒だし!うふふ!!」
――モニター室――
絵里「やったわ!!穂乃果カードを折ったわよ!!」
凛「やったにゃー!!これで対等だにゃー!!」
希「でもおかしくなぁい?
 何か嫌に落ち着いているけど・・・・」
真姫「そうね・・・・」
にこ「まさか。。。カードじゃないの?」
139:
――空き教室――
立会人「綺羅様が見事正解したため200P追加
 3ターン目獲得Pは綺羅様200P、高坂600Pです」
立会人「では、4ターン目、最後のターンに入ります。
 綺羅様の選択からです。」
141:
 
穂乃果「・・・・・・・」
ツバサ「はぁ・・・ようやく落ち着いたかしら・・・
 まぁ悪いけど、とっとと決めさせてもらうわね。」
立会人「綺羅様の選択が終わりました。
 高坂様、回答をお願いします。」
モニター《 ? 》
穂乃果「ぇ・・・・」
ツバサ「あら?簡単でしょう?
 答えは2択よ??500Pか1000P!
 まぁ答えは500Pだけどねぇ・・・」
穂乃果「(また、、、、どうしよう。
  さっきはツバサさんの答えであってたし・・・・)」
穂乃果「500Pか.....1000P......」
ツバサ「そうよ!早くしなさい・・・」
穂乃果「・・・・・・・・・」
立会人「高坂様の回答が出ました。」
立会人「綺羅様の選択P.......1000P
 綺羅様の回答........1000Pです。」
穂乃果「・・・・!!」
穂乃果「や、やったぁ!!!」
ツバサ「へぇ、偶然もあるものね・・・・
 (ふふふ、まぁ次のゲームであなたは終わりだけどね・・・)」
――モニター室――
凛「やったにゃー!!」
絵里「えぇ、これでひとまず射程圏内よ!
 次でツバサが外してさえくれば勝てるわ!!」
真姫「でも結局どこがカードが違ったとなると・・・・・」
海未「そうですね・・・・
 どちらにしろピンチには変わりません・・・・・」
143:
――空き教室――
立会人「高坂様が正解したため600P追加
 最終ゲーム、高坂様の選択です。」
穂乃果「よぉ?し!!」
ツバサ「あら、ようやく元気が出てきたわね・・・・
 (高坂さん、あなたカードがイカサマの原因だと思って折ったみたいだけれど
  残念...それはハズレよ・・・フェイクなのよ・・・アハハハハハ)」
穂乃果「最後か・・・どうしよう・・・・」
ツバサ「しょうがないから最後くらいゆっくり考えてもいいわよぉ?
 (駄目、笑っちゃうわ、もうすぐ絶望に満ち溢れた顔が見えると考えちゃうとどうしても...
  ププッ...だめよ・・・落ち着きましょう・・・)」
穂乃果「決めました!!」
ツバサ「あら?思った以上に早かったわね!!
 (だめ?まだ笑うのは我慢!こらえないと!)」ニヤニヤ
立会人「高坂様の選択が出ました。
 綺羅様回答をお願いします。」
ツバサ「は?い!!」
モニター《 ? ? ? ? ? ? ? ? 》
ツバサ「あら?ここにきてそんな選択?
 (笑いをこらえるのがこんなに辛いなんて...アハハハハ)」
ツバサ「すぐに絶望させてあげ............ッ!!!!」
ツバサ「(え!なんでどうして?どうして表示されないの!?!?)」
穂乃果「あれ?ツバサさんどうしたんですか?」ニヤッ
ツバサ「い、いえ・・・大丈夫よ。。すぐ決めるわ・・・・」
――モニター室――
海未「ツバサさんの様子が・・・」
希「どうやら・・・穂乃果ちゃん、イカサマの原因を突き止めたらしいね。」
絵里「セキュリティカード以外に何があったのかしら・・・」
145:
――空き教室――
ツバサ「あ、あなた!!
 こ、ここ、高坂さん!!!何をしたの!!!!!」
穂乃果「はい?何がってなんですか?」
ツバサ「い、いえ・・・その!!」
穂乃果「ぁ!!ごめんなさ?い!!そういえばさっき暴れたときに
 これも間違えて折っちゃったんですよ?」
ツバサ「・・・・・・・・・ッ!!!!!!!!」
――モニター室――
海未「あ、あれは・・・・・」
にこ「A-RISEのLIVEチケット!?!?!?」
絵里「そうよ!!考えたら昨日ツバサはLIVEのチケットを渡しにきたわ!!」
真姫「確かにあの時、「はい、高坂さん!これチケット!」とか言って
 穂乃果には先に渡してたわね・・・
 その他のはにこちゃんが破いてたけど。。」
にこ「そうよ!!だからツバサは今回のギャンブルを穂乃果一人との勝負に限定したんだわ!!
 本来3対3で行ってもいいはずが私がチケットを駄目にしたせいで所持していたのは穂乃果だけだったもの!!」
凛「でもLIVEチケットでイカサマなんて可能なの??」
希「別に、小型のチップみたいのをくっつければええだけやろ??
 何か言われても当日のLIVEのセキュリティだとか何とでもいいようがあったんちゃう?」
凛「にこちゃんがあそこでチケットを破いた時点で気付いてればよかったにゃ?」
にこ「しょ、しょうがないでしょ!!あの時はかなりイライラしてたし、それに
 8枚もチケットがあったのよ?ちょっとくらい、分厚くても気にならないし
 少し破っただけだもの・・・」
海未「とりあえず、イカサマの原因はわかったとして、あとは、、、
 本当のギャンブルです・・・・・」
ことり「穂乃果ちゃぁぁぁん・・・・」
146:
――空き教室――
ツバサ「くっ・・・・・・」
穂乃果「ごめんなさ?い、ツバサさん。」
ツバサ「あなた、人のLIVEチケット折るとはいい度胸してるわね・・・」
穂乃果「いや、偶然なんです!ごめんなさい!ちゃんとチケットは買いますから!!
 それよりツバサさん何か様子が変ですよ??」
ツバサ「あら、そう?(大丈夫・・・どちらにしろ2択のはず・・・・)」
穂乃果「そうですよ!!どっちにしろ二択ですから大丈夫です!」ニコッ
ツバサ「なっ・・・・・!!」
穂乃果「そんなことより早く決めてくださいよ??
 私のことも散々急かしたじゃないですか?・・・・」
ツバサ「・・・・・(???までということは5500Pか6000P・・・・
 一体どっちなの....?)」
ツバサ「(こういうときは....)」
ツバサ「あなたのPは全部で6500Pよね?ということは2択に絞られるわ・・・
 そう、55...」
穂乃果「5500Pと6000Pですよね?」
穂乃果「そんなわざわざ口に出さなくてもいいのい?、何か最初の私みたいですよ!!」
ツバサ「くっ・・・・」
穂乃果「ぁ、答え教えてあげましょうか??
 6000Pですよ!!6000P!!!」
ツバサ「6000.....P....」
穂乃果「はい、そうです!!」ニヤッ
ツバサ「.......!! (どっちを信じればいいの!!もうどうすれば!!)」
穂乃果「ほらほら!ツバサさん!!そんな怖い顔しないでくださいよ!!
 アイドルは笑顔が大事ですよ!!」ニコッ
ツバサ「う、うるさい!!ちょっと黙って!!!」
穂乃果「そ、そんな、怒らなくても・・・・」
ツバサ「....(落ち着きましょう・・・・)
 .........私、6000Pにするわね!高坂さん!!」
穂乃果「・・・・・・ッ!!」
ツバサ「あれ?だってそれが当たってるんでしょう?
 ありがとう、それを信じるわ!!」
立会人「綺羅様の回答が出ました。」
149:
 
――モニター室――
英玲奈「ツバサ・・・・」
あんじゅ「つばさちゃん・・・・・」
にこ「これで全てが決まるわね・・・・・」
絵里「えぇ・・・・穂乃果・・・・」
花陽「穂乃果ちゃん・・・・・」
凛「穂乃果ちゃん・・・」
真姫「穂乃果・・・・・」
希「穂乃果ちゃん・・・」
海未「穂乃果・・・・」
ことり「穂乃果ちゃぁぁぁん・・・・・」
――空き教室――
立会人「では回答を発表します。」
立会人「高坂様の選択P.......6000P
 
 綺羅様の回答.......5500Pです。」
150:
――モニター室――
海未「や、やりました!!!穂乃果!!」
絵里「やったわ!!!!」
凛「やったにゃ?????!!!!!」
ことり「穂乃果ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
にこ「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
――空き教室――
ツバサ「な、なんで・・・・」
穂乃果「私、素直に言ったのに・・・・
 ツバサさん信用しないから・・・・」
ツバサ「そ、そんな・・・・」ガタッ
穂乃果「あ?あ、でも人の心が読めるかぁ・・・
 私後半、ず?っとラブライブのこと考えてたんだけどなぁ・・・
 やっぱり読めないみたいですね!」
ツバサ「くっ・・・・」
穂乃果「ツバサさん、あなた・・・・・・」
ビリッ
穂乃果「嘘つきだね!!」パクッ
――モニター室――
にこ「なんで穂乃果はパンなんて食べてるのよ・・・」
海未「さぁ、、、よっぽどうれしかったんでしょうか・・・」
151:
――空き教室――
立会人「では、最終ゲームの獲得Pは
 綺羅様0P、高坂様2100P
 最終Pは
 
 綺羅様8600P
 高坂様9200P
 
 高坂様の勝利とし、ポイントナインは終了します。」
152:
――空き教室――
ガチャッ!!
みんな「穂乃果?!!!!」
穂乃果「みんな!!私勝ったよ!!勝てたよ!!」
絵里「ふふ、向こうで見てて何度もヒヤヒヤしたわよ・・・」
にこ「ほんとよ・・・・」
凛「でも穂乃果ちゃんすごいにゃ?!!」
穂乃果「えへへ!!」
ツバサ「・・・・英玲奈、あんじゅ、ごめんなさい。。。
 私。。。。」
英玲奈「終わってしまったものはしょうがない・・・」
あんじゅ「そうそう。。。」
穂乃果「A-RISEのみなさん!!」
穂乃果「ありがとうございました!!
 そしてこれからも一緒にアイドルとして一生に頑張りましょう!」
ツバサ「アイドルとしてってあなた、私たちはもう・・・・
 解散よ・・・・」
穂乃果「いえ!!やめました!!」
ツバサ「え?」
穂乃果「私たちA-RISEにそんなことまでしてほしくありません!!別にこのままでももういいです!!
 でも、もうこんなことはしないと誓ってください!!」
ツバサ「こ、高坂さん・・・・」ウルウル
ツバサ「えぇ、もうしないわ・・・・・・
 ごめんなさい・・・・・・・」
穂乃果「はい!それならよかったです」ニコッ
絵里「ハラショー!!」
ツバサ「あんじゅ、英玲奈、これからはギャンブルなしでラブライブを勝って見せましょう!
 目の前にいるライバルに、いいえ、最高の仲間に私たちの思いを見せてあげましょう!」
あんじゅ「そうね!」
英玲奈「あぁ」
立会人「残念ながらそういうわけにはいきません・・・・・」
153:
みんな「え・・・・・・?」
立会人「これは賭郎を交えたギャンブルです。
 高坂様が勝利した以上、最初に決めた通り
 μ'sがA-RISEの代わりに最終予選進出、
 そしてA-RISEの解散及び八百長の公表。
 この3つを取り立てさせていただきます。」
穂乃果「ちょ、ちょっと待ってください!!
 私たちはもう!!別にそんなこと!!」
立会人「いえ、ギャンブルに賭郎を入れた以上これはもう決まりです。」
絵里「ちょっと待って!!私たちはそんなこと求めていないし、
 A-RISEだってもう改心しているわ!!」
ツバサ「か、勝手なのはわかってるけど、まだアイドルやりたいんです。。。
 μ'sのみなさんが許してくれるなら・・・・私・・・」
立会人「許す、許さないの問題ではありません。
 これは決まりです。」
真姫「あんたも聞き分けわるいわね!!!
 勝ったあたしたちがいいって言ってるんだからいいでしょう!?」
立会人「もう既に高坂様の勝利が確定した時点で賭郎は動き出しています。」
穂乃果「そ、そんな・・・・
 私、そんなつもりじゃ・・・・」
ガチャッ
警察「綺羅ツバサ!!統堂英玲奈!!優木あんじゅ!!
 こい!!」
穂乃果「な、なんで警察!?」
立会人「私が呼びました。賭博についてもメディアに報道済みですし当然かと・・・」
穂乃果「そ、そんな・・・・」
立会人「心配しなくてもμ'sの方々は賭郎がお守りするため捕まる心配はございません。」
穂乃果「そ、そんなこと私たち望んでない!!」
立会人「しかし、メディアへの通報をした時点でこうなることはわかっていたはずです。」
ツバサ「いやだ!!やめて!!私まだつかまりたくない!!アイドルやりたいの!!
 離して!!!!」
ツバサ「高坂さん!!!!」
穂乃果「ツバサさん!!!!」
ツバサ「助けて!!いや、いや・・・・・
 いやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
154:
 
?翌日?
TV『えー、昨夜UTX高校のスクールアイドルでおなじみのA-RISEが解散し、賭博の容疑で.....』
穂乃果「・・・・・・おはよう...」
雪穂「ちょっと!!!お姉ちゃんこれ見た!?!?
 A-RISE解散だって!?それに賭博してたかもしれないって捕まっちゃってるよ!?」
穂乃果「う、うん・・・」
雪穂「あれ、お姉ちゃん知ってた?
 それにしても元気ないねぇ・・・」
穂乃果「ちょ、ちょっと調子悪くてね・・・えへへ。
 学校行って来るね!!」
雪穂「あ!ちょ!!お姉ちゃん!!
 んもうっ・・・せっかく今日の朝ご飯、イチゴあったのに・・・・
 もーらっちゃおう!」
――空き教室――
みんな「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
海未「やはり今日のニュースでも報道されてしまいましたね・・・・」
絵里「私たちやり方が間違ってたのかしら・・・・」
にこ「そんなことないわ!!対等の賭けだったわよ!!こっちだって負けたら
 穂乃果は転校させられそうだったんだから・・・」
凛「でも、、なんかかわいそうにゃ・・・」
希「そうやね・・・・何か勝ったけどあまりいい気持ちじゃないのは確かやね。」
花陽「うん・・・・」
ことり「どうすれば・・・・」
真姫「もうA-RISEはどうしようもないわよ!賭郎が関わっているんだから・・・」
海未「穂乃果はどうすればいいと思いますか・・・?」
穂乃果「私は・・・・・・」
155:
穂乃果「私は・・・・・・・・」
穂乃果「もう1度、ギャンブルをしようと思う。」
みんな「え?」
穂乃果「賭郎を使って!!警察と勝負したい!!
 A-RISEを助けようよ!!
 A-RISEだけ捕まるなんて間違ってるよ!!!」
にこ「はぁ!?あんた正気??」
海未「さすがに、警察とギャンブルというのは・・・・」
穂乃果「できる!!私たちならできるよ!!!!!!」
穂乃果「A-RISEとの勝負のときもそうだった!!!
 何度もできないかも!って思ったけど最終的に私たちはA-RISEにも勝てたんだよ!!」
真姫「ま、リーダーがそこまで言うならしょうがないわね・・・」
絵里「そうね・・・今回の勝利は穂乃果が掴み取ったんだし、
 穂乃果に任せるわ・・・」
156:
穂乃果「よぉぉぉぉぉぉし!!!!!!!!
 じゃあみんなでA-RISEを助けよう!!!!!!!!!」
みんな「おぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー!!!!!!!!」
穂乃果「.................っていう夢をみたんだよ!!!」
みんな「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
みんな「夢なんかーーーーーーい!!!!!」
???END???
160:
本編につながるようにしたのかw上手いなあ
面白かった?
161:
面白かった!!おつ!
16

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